JP2000215852A - 蛍光ランプ - Google Patents

蛍光ランプ

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JP2000215852A
JP2000215852A JP11053082A JP5308299A JP2000215852A JP 2000215852 A JP2000215852 A JP 2000215852A JP 11053082 A JP11053082 A JP 11053082A JP 5308299 A JP5308299 A JP 5308299A JP 2000215852 A JP2000215852 A JP 2000215852A
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修二 田窪
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Abstract

(57)【要約】 [課題] ガラスバルブ内に両外部電極の内側に亘たり
半導体特製を備えた物質層を設けることにより、始動電
圧を低下せしめ放電遅れを解消せしめることにより、放
電特性の向上を図る。 [解決手段] 管状ガラスバルブの外面に管軸方向に沿
って1対の外部電極が形成され、このガラスバルブの管
軸方向に沿った開口部(アパーチャ)を有してガラスバ
ルブの内面に蛍光体被膜を形成し、前記ガラスバルブ内
にはキセノンガスを含む希ガスが封入された蛍光ランプ
において、前記ガラスバルブ1の内面のうち管軸方向の
何れか一端若しくは両端の蛍光体被膜2非形成部で、且
つ前記外部電極4、5間に挟まれた位置であって、前記
開口部(アパーチャ)3の開口端縁を管軸方向に延長し
た線の範囲に於いて、半導体特性を備えた物質層7を周
方向に沿って帯状に形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージスキャナ、複
写機、ファクシミリ等のOA機器に使用される原稿読取
用光源や、液晶ディスプレイパネルのバックライト等の
用途に使用される外部電極を有するアパーチャ形の蛍光
ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外部電極を有する蛍光ランプは、
例えば特開平4−87249号公報、特開平3−225
745号公報、特開平6−188087号公報、特開平
9−92226号公報、特開平9−92227号公報等
に開示されているように、ガラスバルブの内部に電極を
設けないで、両端を封止した細長い管状ガラスバルブの
外面にバルブ軸に沿って一対の帯状の外部電極を形成
し、ガラスバルブの内面にはバルブ軸に沿って光投射窓
である開口部を残して蛍光体被膜を形成し、内部にはキ
セノンガスを主成分とする希ガスを200Torr以下
の封入圧で封入されてなるアパーチャ形の蛍光ランプが
提案されている。このアパーチャ形の蛍光ランプは、前
記外部電極間に高周波電力を供給してガラスバルブ内に
高周波放電を発生させ、ガラスバルブ内に封入されてい
るキセノンガス等の希ガスを電離、励起させて蛍光体を
発光させる。発光した蛍光体被膜の可視光と、この可視
光が反射膜を兼用する帯状の外部電極により反射した光
とが、ガラスバルブの透明な光投射窓である開口部(ア
パーチャ)から外部に放射される。
【0003】又、上記公報中特開平9−92227号公
報開示の発明は、発光特性の向上のために外部電極を透
光性を有する部材により形成し、この外部電極及び光投
射窓である開口部(アパーチャ)の両者から可視光を外
部に放射させるように構成している。
【0004】これらのようなアパーチャ形の蛍光ランプ
は、光束の立ち上がり特性に優れ、光投射窓である開口
部(アパーチャ)が管(バルブ)軸方向に沿って形成さ
れているためバルブ端部まで照度分布が均一化し、外部
電極を大きくすることにより放電電流を大きくし、光出
力を増加させることができる。
【0005】しかし、前記従来の外部電極を有する蛍光
ランプは高い光出力を得ることができ、日中の明るい場
所での使用には不都合はないが、夜間等の暗黒状態下で
の使用においては始動開始に時間を要するという不具合
があった。
【0006】前記不具合を解消するために、放電空間内
に導電性物質を設け、外部電極に外部より電力を供給す
ると放電空間が短絡されて外部電極間に部分的に高電界
が発生し、放電が起こり紫外線を発生させるようにした
ものが提案されている。その具体例として、例えば特開
平8−329903号公報において、外部電極を有する
アパーチャ形蛍光ランプの内部に導電性物質を点状に設
け、始動特性の向上を図った蛍光ランプがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
8−329903号公報開示の発明は、暗黒状態下での
始動特性が改善されるという長所がある反面、ガラスバ
ルブ内に導電性物質を設けているので消費電力量が増加
し、省エネルギー化に反し、不経済であるという問題点
があった。
【0008】そこで、本発明は上記従来例の欠点を除去
するために、ガラスバルブ内に両外部電極の内側に亘た
り半導体特性を備えた物質を設けることにより、始動電
圧を低下せしめ放電遅れを解消せしめることにより、放
電特性の向上を図った蛍光ランプを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、管状ガラスバ
ルブの外面に管軸方向に沿って1対の外部電極が形成さ
れ、このガラスバルブの管軸方向に沿った開口部(アパ
ーチャ)を有してガラスバルブの内面に蛍光体被膜を形
成し、前記ガラスバルブ内にはキセノンガスを含む希ガ
スが封入された蛍光ランプにおいて、前記ガラスバルブ
の内面のうち管軸方向の何れか一端若しくは両端の蛍光
体被膜非形成部で、且つ前記外部電極間に挟まれた位置
であって、前記開口部(アパーチャ)の開口端縁を管軸
方向に延長した線の範囲に於いて、半導体特性を備えた
物質層を周方向に沿って帯状に形成したことを特徴とす
る。
【0010】本発明のうち請求項2記載の発明は、管状
ガラスバルブの外面に管軸方向に沿って1対の外部電極
が形成され、このガラスバルブの管軸方向に沿った開口
部(アパーチャ)を有してガラスバルブの内面に蛍光体
被膜を形成し、前記ガラスバルブ内にはキセノンガスを
含む希ガスが封入された蛍光ランプにおいて、前記外部
電極間に挟まれた位置で、前記開口部(アパーチャ)の
開口端縁間の範囲に於いて、前記蛍光体被膜の一端若し
くは両端の内面に半導体特性を備えた物質層を周方向に
沿って帯状に形成したことを特徴とする。
【0011】本発明のうち請求項3記載の発明は、管状
ガラスバルブの外面に管軸方向に沿って1対の外部電極
が形成され、このガラスバルブの管軸方向に沿った開口
部(アパーチャ)を有してガラスバルブの内面に蛍光体
被膜を形成し、前記ガラスバルブ内にはキセノンガスを
含む希ガスが封入された蛍光ランプにおいて、前記外部
電極間に挟まれた位置で、前記開口部(アパーチャ)の
開口端縁間の範囲に於いて、前記蛍光体被膜の一端若し
くは両端の内面及びガラスバルブの内面に亘って半導体
特性を備えた物質層を周方向に沿って帯状に形成したこ
とを特徴とする。
【0012】本発明のうち請求項4記載の発明は、上記
半導体特性を備えた物質層には、上記ガラスバルブの軸
方向に沿うスリットを設けてなることを特徴とする。
【0013】本発明のうち請求項5記載の発明は、上記
スリットにより分断される半導体特性を備えた物質層
を、該半導体特性を備えた物質層の横幅よりも幅狭に形
成された半導体特性を備えた物質層で連設したことを特
徴とする。
【0014】本発明のうち請求項6記載の発明は、上記
スリットが、上記開口部(アパーチャ)と対向する電極
非形成部の内側に設けていることを特徴とする。
【0015】本発明のうち請求項7記載の発明は、上記
スリットが、1対の外部電極のうち、何れか一方の電極
の内側に設けていることを特徴とする。
【0016】本発明のうち請求項8記載の発明は、上記
スリットが、スリット幅の最短部がガラスバルブの周方
向に沿う曲線距離で2mm以下であることを特徴とす
る。
【0017】本発明のうち請求項9記載の発明は、上記
半導体特性を備えた物質が、酸化亜鉛であることを特徴
とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図を参照にして本発明の実
施の形態について説明する。
【0019】図1は蛍光ランプの一部切欠正面図、図2
は図1のA−A線断面図である。符号1は、直管状の透
明なガラスバルブで、両端は気密に閉塞されている。2
はガラスバルブ1の内面に形成されている蛍光体被膜
で、管軸に沿って蛍光体被膜のない光投射用の開口部
(アパーチャ)3が設けられている。また、このガラス
バルブ1の内部にはキセノン(Xe)ガスを主成分とす
る希ガスが13.3KPaの封入圧で封入されている。
【0020】ガラスバルブ1の外面には1対の帯状電極
4、5が、ガラスバルブ1の管軸に沿って平行に形成さ
れている。電極4、5は、導電性、光高反射特性を有す
る例えばアルミニウム(Al)等よりなり、詳しくはガ
ラスバルブ1の略全長に亘る長さのアルミニウムテープ
を貼着等の手段によりガラスバルブ1の外面に取り付け
て反射膜を兼用している。この帯状電極4、5は、アル
ミニウムテープの他にも銅テープに反射性のメッキ処理
をしたものを貼着手段により取り付けたものや、銀ペー
スト等の導電性、光高反射特性を有する物質を帯状に塗
布したものであってもよい。また、電極4、5は図2に
明示するように、ガラスバルブ1の上面側と下面側に離
間して設けられており、かつ電極4、5の対向する2対
のエッジのうち1対のエッジが開口部(アパーチャ)3
の開口縁に一致して沿うように形成されている。電極
4、5には、点灯装置(図示せず)と電気的に接続する
ためのリード線(図示せず)が夫々接続されている。こ
れら電極4、5を含むガラスバルブ1の全外周面には、
シリコンレジン等からなる透明な電気絶縁層6を形成
し、湿気の付着し易いガラスバルブ1の絶縁低下を防止
し、両外部電極4、5間の短絡事故を防いでいる。
【0021】ガラスバルブ1の一端方内面のうち蛍光体
被膜2を形成していない部分であって、ガラスバルブ1
の端部(封止部)内側面から20mm以内の範囲に、半
導体特性を備えた物質層7を電極4、5を繋ぐようにガ
ラスバルブ1の周方向に沿って帯状に設けている。この
半導体特性を備えた物質層7は、酸化亜鉛、若しくは酸
化亜鉛と結合剤との混合物質よりなり、これらの物質の
いずれかを適宜使用する。ガラスバルブ1の電極4の内
側位置と、電極5の内側位置では、半導体特性を備えた
物質層7の占有面積は異なる。本実施の形態において
は、電極4の内側位置に於ける占有面積は、電極5の内
側位置に於ける占有面積よりも狭く形成されている。つ
まり半導体特性を備えた物質層7は電極5の内側に於い
て帯状に形成されており、且つ開口部(アパーチャ)3
の反対側に延設されて電極4の内側に於いて電極4に僅
かばかり対応するように形成されている。半導体特性を
備えた物質層7は、ガラスバルブ1の内面に直接溶着す
るか、塗着するか、接着剤等により接着する等の手段に
より、ガラスバルブ1の一端内面に取り付けている。
【0022】この構成の蛍光ランプは、外部電極4、5
を介し、高周波点灯回路装置(図示せず)に接続して点
灯される。高周波電力を外部電極4、5に印加すると、
ガラスバルブ1内で高周波電界による放電が発生し、こ
の放電によりキセノンガスが電離及び励起されて紫外線
を放射し、この紫外線が蛍光体被膜2により可視光に変
換される。この可視光は直接に開口部(アパーチャ)3
のガラスバルブ1の透明部分を通過して外部に放射さ
れ、かつ可視光がガラスバルブ1内に於いて光反射特性
を有する電極4、5の内面により反射した光も開口部
(アパーチャ)3を通過して外部に放射される。このア
パーチャ形の蛍光ランプからの光放射は、ガラスバルブ
1に蛍光体被膜2の形成されていない光投射用の開口部
(アパーチャ)3が形成されているため、光の大部分は
透明な開口部(アパーチャ)3より放射される。尚、開
口部(アパーチャ)3以外の部分、例えば開口部(アパ
ーチャ)3の対向位置で、かつ電極4、5が形成されて
いない部分からも微量ではあるが光の放射がある。
【0023】図3及び図4は本発明に係わる他の蛍光ラ
ンプの実施の形態を示す図である。図中、図1及び図2
と同一作用をなす部分は同一符号を付してその説明は省
略する。図3及び図4に示される蛍光ランプは、ガラス
バルブ1の一端方内面のうち蛍光体被膜2を形成してい
ない部分であって、ガラスバルブ1の端部(封止部)内
側面から20mm以内の範囲に半導体特性を備えた物質
層7を、ガラスバルブ1の周方向に沿って開口部(アパ
ーチャ)3の開口端縁間に亘たり、且つスリット8を設
けて帯状に形成している。このスリット8は、開口部
(アパーチャ)3と対向する電極4、5の非形成部に於
いて、周方向に沿う最短部の曲線距離が0.5mmとな
るように形成されている。半導体特性を備えた物質層7
は、前述の図1及び図2に示される実施の形態と同様に
酸化亜鉛、若しくは酸化亜鉛と結合剤との混合物質であ
って、いずれかを適宜使用する。他の構成は前述の図1
及び図2に示される実施の形態と同様である。
【0024】図5及び図6は本発明に係わる他の蛍光ラ
ンプの実施の形態を示す図である。図5及び図6に示さ
れる蛍光ランプで上記図3及び図4の蛍光ランプと異な
る点は、帯状に形成された半導体特性を備えた物質層7
のスリット8が、ガラスバルブ1の電極4の内側に位置
するように設けられている点である。スリット8は、周
方向に沿う最短部の曲線距離が0.5mmとなるように
形成されている。スリット8により分けられた半導体特
性を備えた物質層7のうち電極4、5を繋ぐように設け
られた半導体特性を備えた物質層7は電極4の内部側位
置に於ける占有面積よりも電極5の内部側位置に於ける
占有面積のほうが広い。尚、スリット8は、ガラスバル
ブ1の電極5の内側に設けてもよい。
【0025】図7及び図8は本発明に係わる他の蛍光ラ
ンプの実施の形態を示す図である。ガラスバルブ1の内
面に形成されている蛍光体被膜2の一端内周面には、半
導体特性を備えた物質層7がガラスバルブ1の一端内側
壁面より20mm以内の範囲に電極5と電極4の一部分
の内側位置に亘たりガラスバルブ1の周方向に沿って帯
状に設けられている。そのため、電極4の内側位置に於
ける半導体特性を備えた物質層7の占有面積は、電極5
の内側位置に於ける占有面積よりも狭い。半導体特性を
備えた物質層7は、酸化亜鉛若しくは酸化亜鉛と結合剤
との混合物質よりなり、これらの物質の何れかを適宜使
用する。
【0026】図9は本発明に係わる他の蛍光ランプの実
施の形態を示す図である。ガラスバルブ1の内面に形成
されている蛍光体被膜2の一端内周面とこの一端と隣り
合うガラスバルブ1の内周面とに亘たり、半導体特性を
備えた物質層7が、ガラスバルブ1の一端内側壁面(封
止部内側壁面)より20mm以内の範囲に電極5と電極
4の一部分の内側位置にガラスバルブ1の周方向に沿っ
て帯状に設けられている。他の構成は、前述の図7及び
図8に示される実施の形態と同様である。
【0027】図10及び図11は本発明に係わる他の蛍
光ランプの実施の形態を示す図である。ガラスバルブ1
の一端(封止部)内側壁面より20mm以内の範囲であ
って、蛍光体被膜2の内周面には周方向に沿ってスリッ
ト8を設けた帯状の半導体特性を備えた物質層7を開口
部(アパーチャ)3の開口端縁間に亘たり形成してい
る。スリット8は開口部(アパーチャ)3の反対側に対
向する電極非形成部内側位置に於いて、ガラスバルブ1
の曲面形状に沿って最短部の曲線距離が0.5mmとな
るように形成されている。他の構成は前述の図7及び図
8に示される実施の形態と同様である。
【0028】図12及び図13は本発明に係わる他の蛍
光ランプの実施の形態を示す図である。図12及び図1
3に示される蛍光ランプにおいては、スリット8が電極
4の内側位置に形成されている。そのため、電極4の内
側位置における半導体特性を備えた物質層7の占有面積
は、電極5の内側位置における半導体特性を備えた物質
層7の占有面積よりも狭い。スリット8は電極5の内側
位置に設け、スリット8により分けられた半導体特性を
備えた物質層7のうち電極4、5を繋ぐように設けられ
た半導体特性を備えた物質層7は電極4の内部側位置に
於ける占有面積よりも電極5の内側位置に於ける占有面
積の方を狭くしてもよい。他の構成は前述の図10及び
図11に示される実施の形態と同様である。
【0029】図14は本発明に係わる他の蛍光ランプの
実施の形態を示す図である。図14に示される蛍光ラン
プにおいては、スリット8により分けられた半導体特性
を備えた物質層7、7をこの半導体特性を備えた物質層
7、7の横幅よりも幅狭に形成された半導体特性を備え
た物質層9で連続的に形成されている。
【0030】前述の図7及び図8、図10乃至図14に
示される蛍光ランプは、半導体特性を備えた物質層7の
全部が蛍光体被膜2の内面に重ねて形成されている場合
を例に説明したが、本発明はこれに限定せず、半導体特
性を備えた物質層7がガラスバルブ1の一端内側壁面よ
り20mm以内の範囲であれば、図9に示すように蛍光
体被膜2及びガラスバルブ1の双方の内面に亘たって形
成されているものも包含する。又、半導体特性を備えた
物質層7は、ガラスバルブ1の一端内面に形成する場合
に限定せず、ガラスバルブ1の両端内面に形成するもの
も含まれる。
【0031】又、電極4、5は帯状のものに限定せず、
図15乃至図17に示すような側縁部異形タイプ、波形
タイプ及び透光性タイプ等如何なる形状のものであって
もよい。
【0033】上記実施の形態に係る蛍光ランプの点灯ま
でに要する時間を測定した。本発明の全ての蛍光ランプ
の点灯までに要する時間は、昼光下で0.005秒以下
であり、暗黒中でも0.005秒以下であった。これに
対し、帯状電極、ガラスバルブ及び蛍光体被膜よりなる
従来の外部電極形蛍光ランプの点灯までに要する時間
は、昼光下で0.01秒以下、暗黒中で10秒以下であ
った。この測定結果より本発明の蛍光ランプは、始動開
始に要する時間が短縮するということが判明した。
【0034】
【発明の効果】本発明は、酸化亜鉛よりなる半導体特性
を備えた物質層をガラスバルブの一方の端部若しくは両
端の内面に設けることにより、始動電圧が低下し、暗黒
中においても遅滞なく放電が開始し、始動特性の向上を
図ることが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における蛍光ランプの一部
切欠正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の実施の形態における蛍光ランプの一部
切欠正面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】本発明の実施の形態における蛍光ランプの一部
切欠正面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】本発明の実施の形態における蛍光ランプの一部
切欠正面図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】本発明の実施の形態における蛍光ランプの一部
切欠正面図である。
【図10】本発明の実施の形態における蛍光ランプの一
部切欠正面図である。
【図11】図10のE−E線断面図である。
【図12】本発明の実施の形態における蛍光ランプの一
部切欠正面図である。
【図13】図12のF−F線断面図である。
【図14】本発明の実施の形態における蛍光ランプの一
部切欠正面図である。
【図15】蛍光ランプに適用する電極の形状を示す説明
図である。
【図16】蛍光ランプに適用する電極の形状を示す説明
図である。
【図17】蛍光ランプに適用する電極の形状を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ガラスバルブ 2 蛍光体被膜 3 開口部(アパーチャ) 4、5 電極 7、9 半導体特性を備えた物質層 8 スリット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状ガラスバルブの外面に管軸方向に沿
    って1対の外部電極が形成され、このガラスバルブの管
    軸方向に沿った開口部(アパーチャ)を有してガラスバ
    ルブの内面に蛍光体被膜を形成し、前記ガラスバルブ内
    にはキセノンガスを含む希ガスが封入された蛍光ランプ
    において、前記ガラスバルブの内面のうち管軸方向の何
    れか一端若しくは両端の蛍光体被膜非形成部で、且つ前
    記外部電極間に挟まれた位置であって、前記開口部(ア
    パーチャ)の開口端縁を管軸方向に延長した線の範囲に
    於いて、半導体特性を備えた物質層を周方向に沿って帯
    状に形成したことを特徴とする蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 管状ガラスバルブの外面に管軸方向に沿
    って1対の外部電極が形成され、このガラスバルブの管
    軸方向に沿った開口部(アパーチャ)を有してガラスバ
    ルブの内面に蛍光体被膜を形成し、前記ガラスバルブ内
    にはキセノンガスを含む希ガスが封入された蛍光ランプ
    において、前記外部電極間に挟まれた位置で、前記開口
    部(アパーチャ)の開口端縁間の範囲に於いて、前記蛍
    光体被膜の一端若しくは両端の内面に半導体特性を備え
    た物質層を周方向に沿って帯状に形成したことを特徴と
    する蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 管状ガラスバルブの外面に管軸方向に沿
    って1対の外部電極が形成され、このガラスバルブの管
    軸方向に沿った開口部(アパーチャ)を有してガラスバ
    ルブの内面に蛍光体被膜を形成し、前記ガラスバルブ内
    にはキセノンガスを含む希ガスが封入された蛍光ランプ
    において、前記外部電極間に挟まれた位置で、前記開口
    部(アパーチャ)の開口端縁間の範囲に於いて、前記蛍
    光体被膜の一端若しくは両端の内面及びガラスバルブの
    内面に亘って半導体特性を備えた物質層を周方向に沿っ
    て帯状に形成したことを特徴とする蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 上記半導体特性を備えた物質層には、上
    記ガラスバルブの軸方向に沿うスリットを設けてなるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】 上記スリットにより分断される半導体特
    性を備えた物質層を、該半導体特性を備えた物質層の横
    幅よりも幅狭に形成された半導体特性を備えた物質層で
    連設したことを特徴とする請求項4記載の蛍光ランプ。
  6. 【請求項6】 上記スリットは、上記開口部(アパーチ
    ャ)と対向する電極非形成部の内側に設けていることを
    特徴とする請求項4又は5記載の蛍光ランプ。
  7. 【請求項7】 上記スリットは、1対の外部電極のう
    ち、何れか一方の電極の内側に設けていることを特徴と
    する請求項4又は5記載の蛍光ランプ。
  8. 【請求項8】 上記スリットは、スリット幅の最短部が
    ガラスバルブの周方向に沿う曲線距離で2mm以下であ
    ることを特徴とする請求項4、5、6又は7記載の蛍光
    ランプ。
  9. 【請求項9】 上記半導体特性を備えた物質は、酸化亜
    鉛であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7又は8記載の蛍光ランプ。
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