JP2000213767A - 空気調和ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井埋め込みタイプの空気調和ユニットで、
限られたスペースを充分有効に活用し、小型化でかつ低
騒音であり、かつ施工性にも優れた空気調和ユニットを
提供することを目的とする。 【解決手段】 熱交換器２を、ユニットの吹き出し口７
側とは別の吸い込み面を覆うようにＵ字状に配設し、熱
交換器２よりも下流側にシロッコファン６を配置し、熱
交換器２を、ユニット本体１の吸い込み面内側にほぼ内
接させて、吸い込み口１１をユニット本体１よりも外に
配設した。吸い込み口１１からの吸い込み空気Ａを、ユ
ニット本体１に外側から通し、そして熱交換器２を通過
させる構成により、熱交換器２の大きさ（長さ）を大き
くとることができ、熱交換性能を大幅に向上させること
ができ、低騒音化が図れ、且つ施工性に優れた空気調和
ユニットを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、主として天井埋め
込みタイプの空気調和ユニットの吸い込み構造に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の空気調和ユニットとして
は、たとえば、図１４、図１５に示すような構成が提供
されている。

【０００３】すなわち、ユニット本体１内に、熱交換器
２、水受け皿３、ファン装置４を配設するとともに、こ
のファン装置４を、両軸に形成したファンモータ５と、
各軸にそれぞれ取り付けたシロッコファン６と、吹き出
し口７や吸い込み口８を形成したケーシング９などによ
り構成している。前記熱交換器２を、本ユニットの吹き
出し口７側とは別の３面を覆うようにＵ字状に配設する
とともに、この熱交換器２よりも下流側に前記シロッコ
ファン６を配置し、そして後据え付けの化粧パネル１０
に吸い込み口１１を形成している。

【０００４】このような従来構成によると、グリルの吸
い込み口１１から吸い込まれた吸い込み空気Ａは、熱交
換器２を通過し、次いでケーシング９の吸い込み口８を
通り、そしてシロッコファン６により、吹き出し口７か
ら室内に吹き出し空気Ｂとして吹き出される。その際
に、シロッコファン６は熱交換器２よりも下流側にある
ため、吸い込み口１１で極端な抵抗差がない限り、吸い
込み空気Ａはほぼ均一の風速で熱交換器２を通過するこ
とになる。したがって、熱交換器２の幅が増加した分だ
け熱交換性能が向上するとともに、必要な風量を減少し
て低騒音化を図れる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、室内空気の吸い込み口１１がユニット本
体１の内側にあるため、天井埋め込みタイプの空気調和
機のような場合、施工上及び景観上の観点より、本体寸
法及び天井の開口部に制限が加わる。すなわち、施工上
の観点からは、天井の開口部は大きいほうがより施工し
易いのであるが、その場合、化粧パネル１０が必然的に
大きくなり景観的には問題である。逆に言えば、景観上
の観点からパネル寸法が決まれば本体寸法が決まり、熱
交換器２の配置と大きさ（長さ）もその制約内で決まる
ことになる。

【０００６】本発明は、上記従来の問題点を解消し、主
として天井埋め込みタイプの空気調和ユニットの限られ
たスペースを充分有効に活用し、小型化でかつ低騒音で
あり、かつ施工性にも優れた空気調和ユニットを提供す
ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項１記載の空気調和ユニッ
トは、吸い込み面と吹き出し口を有するユニット本体内
に、熱交換器、水受け皿、ファン装置を配設するととも
に、このファン装置を、両軸に形成したファンモータ
と、各軸にそれぞれ取り付けたシロッコファンとにより
構成し、前記熱交換器を、本ユニットの吹き出し口側と
は別の吸い込み面を覆うようにＵ字状に配設するととも
に、この熱交換器よりも下流側に前記シロッコファンを
配置し、前記熱交換器を、ユニット本体の吸い込み面内
側にほぼ内接させて配設したことを特徴としたものであ
る。

【０００８】したがって請求項１の発明によると、吸い
込み口からの吸い込み空気を、ユニット本体に外側から
通し、そして熱交換器を通過させる構成により、熱交換
器の大きさ（長さ）を大きくとることができ、熱交換性
能を大幅に向上させることができ、低騒音化が図れ、且
つ施工性に優れた空気調和ユニットを提供できることに
なる。

【０００９】また本発明の請求項２記載の空気調和ユニ
ットは、上記した請求項１記載の構成において、ユニッ
ト本体側に対して後据え付けの化粧パネルに吸い込み口
と吹き出し口を設け、前記吸い込み口の本体中央より外
側に外壁を設け、化粧パネルを設置した際、外壁と熱交
換器との間にほぼ閉じられた空間が生じるように構成し
たことを特徴としたものである。

【００１０】したがって請求項２の発明によると、吸い
込み口からの吸い込み空気を、外壁による誘導により、
ユニット本体の外側に形成した空間内を通したのち、熱
交換器を通過させる構成により、熱交換器の大きさ（長
さ）を大きくとることができ、熱交換性能を大幅に向上
させることができ、低騒音化が図れ、且つ施工性に優れ
た空気調和ユニットを提供できることになる。

【００１１】そして本発明の請求項３記載の空気調和ユ
ニットは、上記した請求項１記載の構成において、ユニ
ット本体の吹き出し口側を手前とした時の左右面または
背面の少なくとも２面の吸い込み面に対応して、ユニッ
ト本体の外壁に凸状の空間を設け、後据え付けの化粧パ
ネルに吸い込み口と吹き出し口を設けるとともに、前記
空間へ空気を導く位置に吸い込み口が配設されるように
構成したことを特徴としたものである。

【００１２】したがって請求項３の発明によると、吸い
込み口からの吸い込み空気を、凸状の外壁による誘導に
より、ユニット本体の外側に形成した空間内を通したの
ち、熱交換器を通過させる構成により、熱交換器の大き
さ（長さ）を大きくとることができ、熱交換性能を大幅
に向上させることができ、低騒音化が図れ、且つ施工性
に優れた空気調和ユニットを提供できることになる。

【００１３】さらに本発明の請求項４記載の空気調和ユ
ニットは、上記した請求項１記載の構成において、ユニ
ット本体の吹き出し口側を手前とした時の左右面または
背面の少なくとも２面の吸い込み面に対応して、ユニッ
ト本体側に、開閉自在でかつ開時に凸状の空間を生じる
部材を設け、後据え付けの化粧パネルに吸い込み口と吹
き出し口を設けるとともに、前記空間へ空気を導く位置
に吸い込み口が配設されているように構成したことを特
徴としたものである。

【００１４】したがって請求項４の発明によると、吸い
込み口からの吸い込み空気を、ユニット本体に対して開
動された部材による誘導により、ユニット本体の外側に
形成した凸状の空間内を通したのち、熱交換器を通過さ
せる構成により、熱交換器の大きさ（長さ）を大きくと
ることができ、熱交換性能を大幅に向上させることがで
き、低騒音化が図れ、且つ施工性に優れた空気調和ユニ
ットを提供できることになる。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図１〜図１３に基づいて説明する。なお、従来例と同一
またはほぼ同一の構成物については、同じ符号を付して
詳細な説明を省略する。すなわち図１〜図１３におい
て、１はユニット本体、２は熱交換器、３は水受け皿、
４はファン装置、５はファンモータ、６はシロッコファ
ン、７は吹き出し口、８はケーシングの吸い込み口、９
はケーシング、１０は化粧パネル、１１はグリルの吸い
込み口、Ａは吸い込み空気、Ｂは吹き出し空気をそれぞ
れ示している。 （第１の実施例）図１〜図３により、本発明の第１の実
施例について説明する。

【００１６】図１〜図３において、前記熱交換器２を、
ユニット本体１の内側にほぼ内接させて配設している。
ここでユニット本体１は、そのユニット本体側板１ａ及
びユニット本体背板１ｂを、吸い込み空気Ａの流入が可
能な穴あき構造または桟構造などにより吸い込み面に構
成するとともに、これらユニット本体側板１ａ及びユニ
ット本体背板１ｂと熱交換器２との間にフィルター１２
を設けている。

【００１７】したがって第１の実施例によると、グリル
の吸い込み口１１から吸い込まれた吸い込み空気Ａは、
天井内の空間を経て、ユニット本体側板１ａ及びユニッ
ト本体背板１ｂからフィルター１２を通り、そして熱交
換器２を通過し、次いでケーシング９の吸い込み口８を
通り、そしてシロッコファン６により、吹き出し口７か
ら室内に吹き出し空気Ｂとして吹き出される。その際
に、シロッコファン６は熱交換器２よりも下流側にある
ため、吸い込み口１１で極端な抵抗差がない限り、吸い
込み空気Ａはほぼ均一の風速で熱交換器２を通過するこ
とになる。

【００１８】この第１の実施例のように、ユニット本体
１内に、ユニット本体側板１ａあるいはユニット本体背
板１ｂよりも小さな面積で熱交換器２よりも離れた位置
に設けられた特定された吸い込み口を設けない構造であ
れば、熱交換器２の幅（面積）を大幅に増加することが
でき、その分、熱交換性能が大きく向上するとともに、
必要な風量が減少して低騒音化が図れる。 （第２の実施例）図４〜図６により、本発明の第２の実
施例について説明する。

【００１９】図４〜図６において、ユニット本体１側に
対して後据え付けの化粧パネル１０に、吸い込み口１１
と吹き出し口７を設けている。そして、前記吸い込み口
１１の本体中央より外側に外壁１３を設け、この外壁１
３は、側面外壁部１３ａと背面外壁部１３ｂとにより構
成している。前記熱交換器２の外面に先の実施例と同様
の吸い込み面に相当するフィルター１２を設け、前記化
粧パネル１０を設置した際、外壁１３とフィルター１２
（熱交換器２）との間に、ほぼ閉じられた空間１４が生
じるように構成している。

【００２０】したがって第２の実施例によると、グリル
の吸い込み口１１から空間１４に吸い込まれた吸い込み
空気Ａは、化粧パネル１０に取り付けられた外壁１３に
より誘導され、フィルター１２を通ったのち熱交換器２
を通過し、次いでケーシング９の吸い込み口８を通り、
そしてシロッコファン６により、吹き出し口７から室内
に吹き出し空気Ｂとして吹き出される。その際に、シロ
ッコファン６は熱交換器２よりも下流側にあるため、吸
い込み口１１で極端な抵抗差がない限り、吸い込み空気
Ａはほぼ均一の風速で熱交換器２を通過することにな
る。

【００２１】この第２の実施例についても、先の第１の
実施例と同様に、ユニット本体１内に特定された吸い込
み口を設けない構造となり、熱交換器２の幅（面積）を
大幅に増加することができ、その分、熱交換性能が大き
く向上するとともに、必要な風量が減少して低騒音化が
図れる。

【００２２】ここで第２の実施例では、前述したよう
に、化粧パネル１０に外壁１３が所定の位置で固定され
ており、化粧パネル１０を取り付けると同時に、風回路
を含んだ広義の意味でのユニット本体が形成されること
になる。なお外壁１３は、吸い込み空気Ａの流入が可能
な穴あき構造または桟構造であっても、開口箇所のない
板状のものであっても良い。前者の場合は、天井面から
吸い込むことも可能であり、高気密住宅などが当てはま
る場合であり、後者の場合は、室内空気のみを純粋に吸
い込む一般住宅の場合である。 （第３の実施例）図７〜図９により、本発明の第３の実
施例について説明する。

【００２３】図７〜図９において、ユニット本体１の吹
き出し口側を手前とした時の左右面または背面の少なく
とも２面の吸い込み面に対応して、ユニット本体１に凸
状の外壁１５ａ，１５ｂを取り付けることで凸状の空間
１６ａ，１６ｂを設けている。そして、後据え付けの化
粧パネル１０に吸い込み口１１ａ，１１ｂと吹き出し口
７を設けるとともに、吸い込み口１１ａ，１１ｂを、前
記凸状の空間１６ａ，１６ｂへ空気を導く位置に配設し
ている。なお吸い込み口１１ａ，１１ｂに対向して、化
粧パネル１０にフィルター１２を設けている。

【００２４】したがって第３の実施例によると、グリル
の吸い込み口１１ａ，１１ｂから吸い込まれた吸い込み
空気Ａは、フィルター１２を通り、凸状の外壁１５ａ，
１５ｂにより誘導されて空間１６ａ，１６ｂを通り、そ
して熱交換器２を通過し、次いでケーシング９の吸い込
み口８を通り、そしてシロッコファン６により、吹き出
し口７から室内に吹き出し空気Ｂとして吹き出される。
その際に、シロッコファン６は熱交換器２よりも下流側
にあるため、吸い込み口１１ａ，１１ｂで極端な抵抗差
がない限り、吸い込み空気Ａはほぼ均一の風速で熱交換
器２を通過することになる。

【００２５】この第３の実施例のように、ユニット本体
１内に、先の各実施例と同様に、特定された吸い込み口
を設けない構造であれば、熱交換器２の幅を大幅に増加
することができ、その分、熱交換性能が大きく向上する
とともに、必要な風量が減少して低騒音化が図れる。

【００２６】ここで第３の実施例では、前述したよう
に、ユニット本体１に凸状の外壁１５ａ，１５ｂが所定
の位置で配設されており、フィルター１２は化粧パネル
１０に取り付けられているが、熱交換器２の上流側であ
ればユニット本体１に取り付けてもかまわない。その際
に、凸状の吸い込み口１１ａ，１１ｂ以外の空間を施工
用として有効利用できる。また凸状の外壁１５ａ，１５
ｂは、吸い込み空気Ａの流入が可能な穴あき構造または
桟構造であっても、開口箇所のない板状のものであって
も良い。前者の場合は、天井面から吸い込むことも可能
であり、高気密住宅などが当てはまる場合であり、後者
の場合は、室内空気のみを純粋に吸い込む一般住宅の場
合である。 （第４の実施例）図１０〜図１３により、本発明の第４
の実施例について説明する。

【００２７】図１０〜図１３において、ユニット本体１
の吹き出し口側を手前とした時の左右面または背面の少
なくとも２面の吸い込み面に対応して、ユニット本体１
側に、開閉自在でかつ開時に凸状の空間１８ａ，１８ｂ
を生じる部材（外壁）１７ａ，１７ｂを設けている。そ
して、後据え付けの化粧パネル１０に吸い込み口１１
ａ，１１ｂと吹き出し口７を設けるとともに、吸い込み
口１１ａ，１１ｂを、前記凸状の空間１８ａ，１８ｂへ
空気を導く位置に配設している。なお吸い込み口１１
ａ，１１ｂに対向して、化粧パネル１０にフィルター１
２を設けている。

【００２８】ここで、図１２は側面側の部材１７ａが閉
時の状態であり、また図１３は側面側の部材１７ａが開
時の状態である。

【００２９】したがって第４の実施例によると、グリル
の吸い込み口１１ａ，１１ｂから吸い込まれた吸い込み
空気Ａは、吸い込み面に相当するフィルター１２を通
り、ユニット本体１に対して開動された部材１７ａ，１
７ｂにより誘導されて凸状の空間１８ａ，１８ｂを通
り、そして熱交換器２を通過し、次いでケーシング９の
吸い込み口８を通り、そしてシロッコファン６により、
吹き出し口７から室内に吹き出し空気Ｂとして吹き出さ
れる。その際に、シロッコファン６は熱交換器２よりも
下流側にあるため、吸い込み口１１ａ，１１ｂで極端な
抵抗差がない限り、吸い込み空気Ａはほぼ均一の風速で
熱交換器２を通過することになる。

【００３０】この第４の実施例のように、ユニット本体
１内に吸い込み口を設けない構造であれば、熱交換器２
の幅（面積）を大幅に増加することができ、その分、熱
交換性能が大きく向上するとともに、必要な風量が減少
して低騒音化が図れる。

【００３１】ここで第４の実施例では、前述したよう
に、ユニット本体１側に開閉可能な部材１７ａ，１７ｂ
が所定の位置で配設されており、フィルター１２は化粧
パネル１０に取り付けられているが、熱交換器２の上流
側であればユニット本体１に取り付けてもかまわない。
その際に、凸状の吸い込み口１１ａ，１１ｂ以外の空間
を施工用として有効利用できる。また開閉可能な部材１
７ａ，１７ｂは、吸い込み空気Ａの流入が可能な穴あき
構造または桟構造であっても、開口箇所のない板状のも
のであっても良い。前者の場合は、天井面から吸い込む
ことも可能であり、高気密住宅などが当てはまる場合で
あり、後者の場合は、室内空気のみを純粋に吸い込む一
般住宅の場合である。

【００３２】

【発明の効果】上記した本発明のように、天井埋め込み
タイプの空気調和ユニットの熱交換器を、ユニットの吹
き出し口側とは別の吸い込み面を覆うようにＵ字状に配
設するとともに、この熱交換器よりも下流側にシロッコ
ファンを配設し、前記熱交換器を、ユニット本体の内側
にほぼ内接させた構成により、吸い込み口をユニット本
体の外側に位置できて、熱交換器の大きさ（長さ）を大
きくとることができ、熱交換性能を大幅に向上させるこ
とができ、低騒音化を図れ、かつ施工性に優れた空気調
和ユニットを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例における空気調和ユニッ
トの横断平面図

【図２】同縦断側面図

【図３】同縦断正面図

【図４】本発明の第２の実施例における空気調和ユニッ
トの横断平面図

【図５】同縦断側面図

【図６】同縦断正面図

【図７】本発明の第３の実施例における空気調和ユニッ
トの横断平面図

【図８】同縦断側面図

【図９】同縦断正面図

【図１０】本発明の第４の実施例における空気調和ユニ
ットの横断平面図

【図１１】同縦断側面図

【図１２】同部材閉時の縦断正面図

【図１３】同部材開時の縦断正面図

【図１４】従来例における空気調和ユニットの横断平面
図

【図１５】同縦断側面図

【符号の説明】

１ ユニット本体 １ａ ユニット本体側板（吸い込み面） １ｂ ユニット本体背板（吸い込み面） ２ 熱交換器 ３ 水受け皿 ４ ファン装置 ５ ファンモータ ６ シロッコファン ７ 吹き出し口 ８ ケーシングの吸い込み口 ９ ケーシング １０ 化粧パネル １１ グリルの吸い込み口 １１ａ グリルの吸い込み口 １１ｂ グリルの吸い込み口 １２ フィルター（吸い込み面） １３ 外壁 １３ａ 側面側外壁部 １３ｂ 背面側外壁部 １４ 空間 １５ａ 凸状の外壁 １５ｂ 凸状の外壁 １６ａ 凸状の空間 １６ｂ 凸状の空間 １７ａ 側面側の部材 １７ｂ 背面側の部材 １８ａ 凸状の空間 １８ｂ 凸状の空間 Ａ 吸い込み空気 Ｂ 吹き出し空気

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 啓二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 酒井 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 3L049 BB08 BB10 BB11 BC01 BD01 BD05 3L051 BE07 BG06 BH01

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 吸い込み面と吹き出し口を有するユニッ
   ト本体内に、熱交換器、水受け皿、ファン装置を配設す
   るとともに、このファン装置を、両軸に形成したファン
   モータと、各軸にそれぞれ取り付けたシロッコファンと
   により構成し、前記熱交換器を、本ユニットの吹き出し
   口側とは別の吸い込み面を覆うようにＵ字状に配設する
   とともに、この熱交換器よりも下流側に前記シロッコフ
   ァンを配置し、前記熱交換器を、ユニット本体の吸い込
   み面内側にほぼ内接させて配設したことを特徴とする空
   気調和ユニット。
2. 【請求項２】 ユニット本体側に対して後据え付けの化
   粧パネルに吸い込み口と吹き出し口を設け、前記吸い込
   み口の本体中央より外側に外壁を設け、化粧パネルを設
   置した際、外壁と熱交換器との間にほぼ閉じられた空間
   が生じるように構成したことを特徴とする請求項１記載
   の空気調和ユニット。
3. 【請求項３】 ユニット本体の吹き出し口側を手前とし
   た時の左右面または背面の少なくとも２面の吸い込み面
   に対応して、ユニット本体の外壁に凸状の空間を設け、
   後据え付けの化粧パネルに吸い込み口と吹き出し口を設
   けるとともに、前記空間へ空気を導く位置に吸い込み口
   が配設されるように構成したことを特徴とする請求項１
   記載の空気調和ユニット。
4. 【請求項４】 ユニット本体の吹き出し口側を手前とし
   た時の左右面または背面の少なくとも２面の吸い込み面
   に対応して、ユニット本体側に、開閉自在でかつ開時に
   凸状の空間を生じる部材を設け、後据え付けの化粧パネ
   ルに吸い込み口と吹き出し口を設けるとともに、前記空
   間へ空気を導く位置に吸い込み口が配設されるように構
   成したことを特徴とする請求項１記載の空気調和ユニッ
   ト。