JP2000213367A - 自動車用エンジンの吸気系統及び燃焼室の洗浄方法 - Google Patents
自動車用エンジンの吸気系統及び燃焼室の洗浄方法Info
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- JP2000213367A JP2000213367A JP11015783A JP1578399A JP2000213367A JP 2000213367 A JP2000213367 A JP 2000213367A JP 11015783 A JP11015783 A JP 11015783A JP 1578399 A JP1578399 A JP 1578399A JP 2000213367 A JP2000213367 A JP 2000213367A
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- Japan
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- intake manifold
- engine
- cleaning
- cleaning agent
- combustion chamber
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンの分解、組立て等の手間を要するこ
となく、操作が簡単で、かつ、エンジンに有害なノッキ
ングを起こさずに、良好な洗浄効果を有する、ディーゼ
ル自動車エンジンの吸気系統及び燃焼室の洗浄方法を提
供すること。 【解決手段】 インテークマニホールド１とエアクリー
ナーの間に設けられたエアダクトをインテークマニホー
ルド１より外し、エンジンをかけた状態で、インテーク
マニホールド１の内部に向けて、洗浄剤容器６につなが
るチューブ状ノズル４の出口に取付けられたメカニカル
ブレークアップチップ５を経て、洗浄剤を、微細でかつ
インテークマニホールド内部に均一に広がるような広が
りをもった霧状で注入する。注入された洗浄剤はエンジ
ン内で燃焼される。
となく、操作が簡単で、かつ、エンジンに有害なノッキ
ングを起こさずに、良好な洗浄効果を有する、ディーゼ
ル自動車エンジンの吸気系統及び燃焼室の洗浄方法を提
供すること。 【解決手段】 インテークマニホールド１とエアクリー
ナーの間に設けられたエアダクトをインテークマニホー
ルド１より外し、エンジンをかけた状態で、インテーク
マニホールド１の内部に向けて、洗浄剤容器６につなが
るチューブ状ノズル４の出口に取付けられたメカニカル
ブレークアップチップ５を経て、洗浄剤を、微細でかつ
インテークマニホールド内部に均一に広がるような広が
りをもった霧状で注入する。注入された洗浄剤はエンジ
ン内で燃焼される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼル自動車
エンジンの吸気系統及び燃焼室を洗浄する洗浄方法に関
する。
エンジンの吸気系統及び燃焼室を洗浄する洗浄方法に関
する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ディーゼル自動車エンジンの吸
気系統及び燃焼室は、長期間の使用によって、油汚れ、
カーボン、ごみ、埃等が付着するおそれがある。これら
の付着物は、ディーゼル自動車エンジンの燃料の燃焼条
件を悪化させ、排気ガス中の黒煙の増加や、エンジン出
力の低下を引き起こす。従って、これらの障害なく機能
させるためには、洗浄を行う必要がある。
気系統及び燃焼室は、長期間の使用によって、油汚れ、
カーボン、ごみ、埃等が付着するおそれがある。これら
の付着物は、ディーゼル自動車エンジンの燃料の燃焼条
件を悪化させ、排気ガス中の黒煙の増加や、エンジン出
力の低下を引き起こす。従って、これらの障害なく機能
させるためには、洗浄を行う必要がある。
【０００３】このようなディーゼル自動車エンジンの吸
気系統及び燃焼室を洗浄する方法として、エンジンを分
解して洗浄する方法が知られている。この洗浄方法は、
吸気系統及び燃焼室を十分に洗浄することができる反
面、エンジンの分解、組立てなどに、熟練技術と多大な
手間が必要である。
気系統及び燃焼室を洗浄する方法として、エンジンを分
解して洗浄する方法が知られている。この洗浄方法は、
吸気系統及び燃焼室を十分に洗浄することができる反
面、エンジンの分解、組立てなどに、熟練技術と多大な
手間が必要である。
【０００４】また、別の洗浄方法としては、次のような
ものがある。図１は、本発明に係わるディーゼル自動車
エンジンの要部の説明図であり、図３は、従来例の洗浄
方法を実施する一実施装置の説明図である。なお、図１
から図３に記載した符号で同一の符号は同一部分を示す
ものとする。
ものがある。図１は、本発明に係わるディーゼル自動車
エンジンの要部の説明図であり、図３は、従来例の洗浄
方法を実施する一実施装置の説明図である。なお、図１
から図３に記載した符号で同一の符号は同一部分を示す
ものとする。
【０００５】（イ）インテークマニホールド１とエアク
リーナー２との間に設けられたエアダクト３をインテー
クマニホールド１より外し、エンジンをかけた状態で、
図３に示すように、インテークマニホールド１の入口よ
り、洗浄剤容器６に取付けられたチューブ状ノズル４を
用いて、洗浄剤を注入する洗浄方法。
リーナー２との間に設けられたエアダクト３をインテー
クマニホールド１より外し、エンジンをかけた状態で、
図３に示すように、インテークマニホールド１の入口よ
り、洗浄剤容器６に取付けられたチューブ状ノズル４を
用いて、洗浄剤を注入する洗浄方法。
【０００６】（ロ）燃料の流入を遮断し、燃料噴射ノズ
ルより燃料を抜き取った後に、エアダクト３をインテー
クマニホールド１より外し、クランキングしながら、図
３で示すように、インテークマニホールド１の入口よ
り、洗浄剤容器６に取付けられたチューブ状ノズル４を
用いて、洗浄剤を注入する洗浄方法。
ルより燃料を抜き取った後に、エアダクト３をインテー
クマニホールド１より外し、クランキングしながら、図
３で示すように、インテークマニホールド１の入口よ
り、洗浄剤容器６に取付けられたチューブ状ノズル４を
用いて、洗浄剤を注入する洗浄方法。
【０００７】なお、上記したいずれの方法も、注入さ
れ、もしくは洗浄後吸気系統及び燃焼室に残った洗浄剤
は、エンジン内で燃焼される。
れ、もしくは洗浄後吸気系統及び燃焼室に残った洗浄剤
は、エンジン内で燃焼される。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディー
ゼル自動車エンジンは、燃料の着火が、空気の圧縮によ
る温度上昇のための自然発火によるため、圧縮時の燃料
・空気の混合気の状態により、着火に遅れが生じ、激し
いノッキングを起こすことがあり、このノッキングはエ
ンジンの損傷を引き起こすことがある。そのため、前記
従来の方法は、次のような問題を生ずる。
ゼル自動車エンジンは、燃料の着火が、空気の圧縮によ
る温度上昇のための自然発火によるため、圧縮時の燃料
・空気の混合気の状態により、着火に遅れが生じ、激し
いノッキングを起こすことがあり、このノッキングはエ
ンジンの損傷を引き起こすことがある。そのため、前記
従来の方法は、次のような問題を生ずる。
【０００９】（イ）の方法では、チューブ状ノズル４を
用いるため、洗浄剤が、棒状、棒状に近い霧状、もしく
は泡状で噴射されるため、複数ある燃焼室Ａ〜Ｄに、均
一に洗浄剤を注入することが困難である。そのため、特
定の燃焼室に片寄って過剰に注入された洗浄剤によっ
て、燃料の着火性が悪化し、激しいノッキングを起こ
す。
用いるため、洗浄剤が、棒状、棒状に近い霧状、もしく
は泡状で噴射されるため、複数ある燃焼室Ａ〜Ｄに、均
一に洗浄剤を注入することが困難である。そのため、特
定の燃焼室に片寄って過剰に注入された洗浄剤によっ
て、燃料の着火性が悪化し、激しいノッキングを起こ
す。
【００１０】（ロ）の方法では、ノッキング発生のおそ
れはないが、燃料の流入を遮断し、噴射ノズルより燃料
を抜き取るために、燃料ホースを取り外さねばならず、
取り外しや取り付けの各作業に、熟練技術が必要であ
り、手間がかかって面倒である。
れはないが、燃料の流入を遮断し、噴射ノズルより燃料
を抜き取るために、燃料ホースを取り外さねばならず、
取り外しや取り付けの各作業に、熟練技術が必要であ
り、手間がかかって面倒である。
【００１１】したがって、一般には、ディーゼル自動車
エンジンの吸気系統及び燃焼室の洗浄は、ほとんど行わ
れていないのが実情である。
エンジンの吸気系統及び燃焼室の洗浄は、ほとんど行わ
れていないのが実情である。
【００１２】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、ディーゼル自動車エンジンを、より安全かつ簡
便に洗浄する方法を提供することを課題としている。
であり、ディーゼル自動車エンジンを、より安全かつ簡
便に洗浄する方法を提供することを課題としている。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する洗浄
方法として、本発明の採った手段は、インテークマニホ
ールドとエアクリーナーとの間に設けられたエアダクト
をインテークマニホールドより外し、エンジンをかけた
状態で、インテークマニホールド入口より内部に向け
て、洗浄剤を、微細でかつインテークマニホールド内部
に均一に広がるような広がりをもった霧状で注入するこ
とを特徴としている。
方法として、本発明の採った手段は、インテークマニホ
ールドとエアクリーナーとの間に設けられたエアダクト
をインテークマニホールドより外し、エンジンをかけた
状態で、インテークマニホールド入口より内部に向け
て、洗浄剤を、微細でかつインテークマニホールド内部
に均一に広がるような広がりをもった霧状で注入するこ
とを特徴としている。
【００１４】エンジンをかけた状態で、洗浄剤を、微細
かつインテークマニホールド内部に均一に広がるような
広がりをもった霧状で注入することにより、洗浄剤を複
数ある燃焼室に均一に注入することができる。このこと
により、特定の燃焼室に、片寄って過剰の洗浄剤が入る
ことによって起こる、激しいノッキングを防ぐことがで
きる。
かつインテークマニホールド内部に均一に広がるような
広がりをもった霧状で注入することにより、洗浄剤を複
数ある燃焼室に均一に注入することができる。このこと
により、特定の燃焼室に、片寄って過剰の洗浄剤が入る
ことによって起こる、激しいノッキングを防ぐことがで
きる。
【００１５】微細でかつインテークマニホールド内部に
均一に広がるような広がりをもった霧状にする方法は、
エアゾールや霧吹き、エアレスガン、超音波による方法
等が考えられる。霧の状態は細かいほどよく、また、噴
霧の広がりは、インテークマニホールド内部に均一に広
がって充満するようにある程度の広がりが必要である。
また、単位時間あたりの洗浄剤の注入量が、あまりに過
剰であるとノッキングが発生する。
均一に広がるような広がりをもった霧状にする方法は、
エアゾールや霧吹き、エアレスガン、超音波による方法
等が考えられる。霧の状態は細かいほどよく、また、噴
霧の広がりは、インテークマニホールド内部に均一に広
がって充満するようにある程度の広がりが必要である。
また、単位時間あたりの洗浄剤の注入量が、あまりに過
剰であるとノッキングが発生する。
【００１６】また、エアゾールとした場合、噴射剤とし
てはＬＰＧが好ましいが、ＬＰＧの発火点が燃料に比べ
て高いため、ノッキングの発生する要因の一つとなって
いる。しかし、微細な霧状で注入した場合、ＬＰＧと同
時に存在する微細な霧状の洗浄剤が、速やかに気化し、
混合気全体の発火点を下げるため、ノッキングを抑制す
る効果がある。洗浄剤に３−ペンタノールのようなセタ
ン価向上剤を添加することも、ノッキングの抑制に効果
的である。また、圧縮ガス等により、圧力の調整をして
もよい。
てはＬＰＧが好ましいが、ＬＰＧの発火点が燃料に比べ
て高いため、ノッキングの発生する要因の一つとなって
いる。しかし、微細な霧状で注入した場合、ＬＰＧと同
時に存在する微細な霧状の洗浄剤が、速やかに気化し、
混合気全体の発火点を下げるため、ノッキングを抑制す
る効果がある。洗浄剤に３−ペンタノールのようなセタ
ン価向上剤を添加することも、ノッキングの抑制に効果
的である。また、圧縮ガス等により、圧力の調整をして
もよい。
【００１７】
【実施例】次に、本発明の方法の一実施例を、図面に記
載した実施装置によって説明する。図２は、請求項１に
係わる本発明の方法を実施する一つの実施装置の説明図
である。図において、エアダクト３（図１）を取り外し
たインテークマニホールド１の入口から、洗浄剤容器６
に取付けられたチューブ状ノズル４を介して、洗浄剤を
注入し、次いで、注入された洗浄剤が図示されていない
燃焼室へ向かうことは、従来例（図３）と変わりはな
い。
載した実施装置によって説明する。図２は、請求項１に
係わる本発明の方法を実施する一つの実施装置の説明図
である。図において、エアダクト３（図１）を取り外し
たインテークマニホールド１の入口から、洗浄剤容器６
に取付けられたチューブ状ノズル４を介して、洗浄剤を
注入し、次いで、注入された洗浄剤が図示されていない
燃焼室へ向かうことは、従来例（図３）と変わりはな
い。
【００１８】本発明では、チューブ状ノズル４の先端
に、メカニカルブレークアップチップ５が取り付けられ
ている。このメカニカルブレークアップチップ５は、チ
ップ内部を液が通過する際に、複数の溝により渦巻回転
力を生じさせ、噴霧を微細化させる機構となっている。
このメカニカルブレークアップチップ５によって、チュ
ーブ状ノズル４を介して洗浄剤容器６より送られてきた
洗浄液が、微細でかつインテークマニホールド内部に均
一に広がるような広がりをもった霧状で放出されるよう
にしたものである。
に、メカニカルブレークアップチップ５が取り付けられ
ている。このメカニカルブレークアップチップ５は、チ
ップ内部を液が通過する際に、複数の溝により渦巻回転
力を生じさせ、噴霧を微細化させる機構となっている。
このメカニカルブレークアップチップ５によって、チュ
ーブ状ノズル４を介して洗浄剤容器６より送られてきた
洗浄液が、微細でかつインテークマニホールド内部に均
一に広がるような広がりをもった霧状で放出されるよう
にしたものである。
【００１９】上記のように微細でかつインテークマニホ
ールド内部に均一に広がるような広がりをもった霧状で
注入された洗浄剤は、インテークマニホールド内部を洗
浄しつつ、複数ある燃焼室Ａ〜Ｄに均一に吸入され、さ
らに、各燃焼室を洗浄後燃焼される。
ールド内部に均一に広がるような広がりをもった霧状で
注入された洗浄剤は、インテークマニホールド内部を洗
浄しつつ、複数ある燃焼室Ａ〜Ｄに均一に吸入され、さ
らに、各燃焼室を洗浄後燃焼される。
【００２０】洗浄剤を注入終了後は、白い排煙がなくな
るまで、断続的に空ふかしを行い、エンジン内部に残っ
た洗浄剤を燃焼させて終了する。
るまで、断続的に空ふかしを行い、エンジン内部に残っ
た洗浄剤を燃焼させて終了する。
【００２１】なお、エンジンが冷えているときは、洗浄
剤を注入する前に、アイドリングで、エンジンを暖機し
ておくとなおよい。
剤を注入する前に、アイドリングで、エンジンを暖機し
ておくとなおよい。
【００２２】なお、上記した実施例において、洗浄剤容
器６に接続されたチューブ状ノズル４の先端に、メカニ
カルブレークアップチップ５を取付けた実施装置につい
て説明したが、洗浄剤容器６としてエアゾールを用いる
外、導管中の絞り部の空気の流速の増加により生じる負
圧で洗浄剤（液状）を吸い出し霧状化する霧吹きや、容
器内の液に圧力を加えて洗浄液を押し出すようにしたエ
アレスガンや、液の出口で超音波をかけて霧状化する等
の方法を用いて、洗浄剤を、微細でかつインテークマニ
ホールド内部に均一に広がる広がりをもった霧状で注入
することも可能である。
器６に接続されたチューブ状ノズル４の先端に、メカニ
カルブレークアップチップ５を取付けた実施装置につい
て説明したが、洗浄剤容器６としてエアゾールを用いる
外、導管中の絞り部の空気の流速の増加により生じる負
圧で洗浄剤（液状）を吸い出し霧状化する霧吹きや、容
器内の液に圧力を加えて洗浄液を押し出すようにしたエ
アレスガンや、液の出口で超音波をかけて霧状化する等
の方法を用いて、洗浄剤を、微細でかつインテークマニ
ホールド内部に均一に広がる広がりをもった霧状で注入
することも可能である。
【００２３】次に、本発明の効果を、上記した実施例と
前記従来例とを比較した比較試験結果によって説明す
る。
前記従来例とを比較した比較試験結果によって説明す
る。
【００２４】（試験方法）試験は、１４万３千ｋｍ走行
したトヨタ２Ｃエンジン搭載車と、１５万２千ｋｍ走行
した日産ＣＤ１７エンジン搭載車を、実施例による方法
で洗浄し、洗浄効果と注入時のノッキングの有無を確認
した後、従来例の方法で洗浄剤を注入し、ノッキングの
有無を確認した。
したトヨタ２Ｃエンジン搭載車と、１５万２千ｋｍ走行
した日産ＣＤ１７エンジン搭載車を、実施例による方法
で洗浄し、洗浄効果と注入時のノッキングの有無を確認
した後、従来例の方法で洗浄剤を注入し、ノッキングの
有無を確認した。
【００２５】洗浄効果の確認は、洗浄剤の使用前後にエ
ンジンを分解し、インテークマニホールド及び燃焼室の
汚れの状態の変化を目視で確認した。
ンジンを分解し、インテークマニホールド及び燃焼室の
汚れの状態の変化を目視で確認した。
【００２６】洗浄剤としては、エンジンコンディショナ
ー（ガソリン自動車用エンジン用吸気系統・燃焼室洗浄
剤 日本バーズ製）の原液９６ｍｌ及び噴射剤としてプ
ロパン２４ｍｌをエアゾール容器に充填し、実施例及び
従来例とも、１０秒あたり６．５〜７．５ｇの噴射量に
調整したものを使用した。
ー（ガソリン自動車用エンジン用吸気系統・燃焼室洗浄
剤 日本バーズ製）の原液９６ｍｌ及び噴射剤としてプ
ロパン２４ｍｌをエアゾール容器に充填し、実施例及び
従来例とも、１０秒あたり６．５〜７．５ｇの噴射量に
調整したものを使用した。
【００２７】（実施例の洗浄効果）実施例の洗浄効果を
表１に示す。 ◎…付着していた汚れが除去されている ○…付着していた汚れがかなり除去されている
表１に示す。 ◎…付着していた汚れが除去されている ○…付着していた汚れがかなり除去されている
【００２８】（実施例及び従来例の注入時のノッキング
の有無）実施例及び従来例の注入時のノッキングの有無
を表２に示す。 ○…ノッキングはなかった ×…激しいノッキングがあった
の有無）実施例及び従来例の注入時のノッキングの有無
を表２に示す。 ○…ノッキングはなかった ×…激しいノッキングがあった
【００２９】上記の表１、表２から明らかなように、本
発明の洗浄方法で行った洗浄においては、エンジンに有
害なノッキングを防ぐことができ、かつ、良好な洗浄効
果を得ることができた。
発明の洗浄方法で行った洗浄においては、エンジンに有
害なノッキングを防ぐことができ、かつ、良好な洗浄効
果を得ることができた。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディーゼル自動車エンジンのインテークマニホールド内
部に、洗浄剤を注入して、吸気系統及び燃焼室を洗浄す
る洗浄方法において、インテークマニホールドとエアク
リーナーの間に設けられたエアダクトをインテークマニ
ホールドより外し、エンジンをかけた状態で、インテー
クマニホールド内部に向けて、洗浄剤を、微細でかつイ
ンテークマニホールド内部に均一に広がるような広がり
をもった霧状で注入することにより、ディーゼル自動車
エンジンを、エンジンを分解、組立てをする手間をかけ
ずに、エンジンに有害なノッキングを起こさずに、良好
に洗浄することができる。
ディーゼル自動車エンジンのインテークマニホールド内
部に、洗浄剤を注入して、吸気系統及び燃焼室を洗浄す
る洗浄方法において、インテークマニホールドとエアク
リーナーの間に設けられたエアダクトをインテークマニ
ホールドより外し、エンジンをかけた状態で、インテー
クマニホールド内部に向けて、洗浄剤を、微細でかつイ
ンテークマニホールド内部に均一に広がるような広がり
をもった霧状で注入することにより、ディーゼル自動車
エンジンを、エンジンを分解、組立てをする手間をかけ
ずに、エンジンに有害なノッキングを起こさずに、良好
に洗浄することができる。
【図１】本発明に係わるでディーゼル自動車エンジンの
要部の説明図である。
要部の説明図である。
【図２】本発明の洗浄方法を実施する一実施装置の説明
図である。
図である。
【図３】従来例の洗浄方法を実施する一実施装置の説明
図である。
図である。
１ インテークマニホールド ２ エアクリーナー ３ エアダクト ４ チューブ状ノズル ５ メカニカルブレークアップチップ ６ 洗浄剤容器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年２月８日（１９９９．２．８）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１４】エンジンをかけた状態で、洗浄剤を、微細
でかつインテークマニホールド内部に均一に広がるよう
な広がりをもった霧状で注入することにより、洗浄剤を
複数ある燃焼室に均一に注入することができる。このこ
とにより、特定の燃焼室に、片寄って過剰の洗浄剤が入
ることによって起こる、激しいノッキングを防ぐことが
できる。
でかつインテークマニホールド内部に均一に広がるよう
な広がりをもった霧状で注入することにより、洗浄剤を
複数ある燃焼室に均一に注入することができる。このこ
とにより、特定の燃焼室に、片寄って過剰の洗浄剤が入
ることによって起こる、激しいノッキングを防ぐことが
できる。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係わるディーゼル自動車エンジンの要
部の説明図である。
部の説明図である。
【図２】本発明の洗浄方法を実施する一実施装置の説明
図である。
図である。
【図３】従来例の洗浄方法を実施する一実施装置の説明
図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項１】 ディーゼル自動車エンジンのインテーク
マニホールド内部に、洗浄剤を注入して、吸気系統及び
燃焼室を洗浄する洗浄方法において、インテークマニホ
ールドとエアクリーナーの間に設けられたエアダクトを
インテークマニホールドより外し、エンジンをかけた状
態で、インテークマニホールド内部に向けて、洗浄剤
を、微細でかつインテークマニホールド内部に均一に広
がるような広がりをもった霧状で注入することを特徴と
する、自動車用エンジンの吸気系統及び燃焼室の洗浄方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11015783A JP2000213367A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 自動車用エンジンの吸気系統及び燃焼室の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11015783A JP2000213367A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 自動車用エンジンの吸気系統及び燃焼室の洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000213367A true JP2000213367A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11898435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11015783A Pending JP2000213367A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 自動車用エンジンの吸気系統及び燃焼室の洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000213367A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004515684A (ja) * | 2000-12-07 | 2004-05-27 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | エンジンクリーナ組成物を用いた内燃機関の洗浄方法および同方法において用いるための流体分散装置 |
| KR100896315B1 (ko) | 2002-11-06 | 2009-05-07 | 셰브런 오로나이트 컴퍼니 엘엘씨 | 왕복 내연기관의 엔진 증착물 제거방법 |
| WO2013150678A1 (ja) | 2012-04-02 | 2013-10-10 | Ogawa Osamu | ディーゼルエンジン用内部洗浄剤及びこれを用いた洗浄システム |
| CN104295384A (zh) * | 2014-09-29 | 2015-01-21 | 日立汽车***(苏州）有限公司 | 自清洁进气***及其控制方法以及包括该***的发动机 |
| CN106050413A (zh) * | 2016-06-11 | 2016-10-26 | 陈庆新 | 一种用于汽车免拆清洗汽车进排气除碳方法 |
-
1999
- 1999-01-25 JP JP11015783A patent/JP2000213367A/ja active Pending
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