JP2000211434A - リアシェルフ用リトラクタ― - Google Patents

リアシェルフ用リトラクタ―

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JP2000211434A
JP2000211434A JP11011418A JP1141899A JP2000211434A JP 2000211434 A JP2000211434 A JP 2000211434A JP 11011418 A JP11011418 A JP 11011418A JP 1141899 A JP1141899 A JP 1141899A JP 2000211434 A JP2000211434 A JP 2000211434A
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escutcheon
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JP11011418A
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Takeshi Nakajima
武司 中島
Masahiro Monma
正宏 門馬
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Piolax Inc
Kasai Kogyo Co Ltd
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Piolax Inc
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エスカッションがリアシェルフの取付孔から
抜け外れる心配のないリアシェルフ用リトラクターの提
供。 【解決手段】 紐3を案内するエスカッション5の取付
孔32を有するリアシェルフ31の後部下面に取り付け
られるリトラクターであって、エスカッションは、紐を
挿通する挿通孔15と、リアシェルフの上面側に当接す
るフランジ部13と、取付孔の孔縁に係止する係止爪を
形成した弾性脚部14を備え、リアシェルフの後部下面
側に取り付けられるケースに弾性脚部の内側に嵌合して
弾性脚部の内側への撓みを阻止するストッパー片8を形
成することにより、リアシェルフの取付孔に係着された
エスカッションは、例え、その挿通孔内で紐が移動した
としても、その弾性脚部自体はストッパー片の存在によ
って内側に撓むことが阻止されるので、リアシェルフの
取付孔から上方へ抜け外れる心配がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハッチバック車の
テールゲートの開閉と連動して、後部荷室側に設けられ
ているリアシェルフを紐を介して上下動させるリアシェ
ルフ用リトラクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種リトラクターとして、実開
昭59−6545号公報に示すものが存する。該従来の
リトラクターは、具体的には図示しないが、上記したリ
アシェルフの後端部下面に配設されるコイルばね等の弾
性収縮部材に紐の一端部を連結する一方、リアシェルフ
側に穿設された取付孔に紐の方向を変換するエスカッシ
ョンを係着して、このエスカッションの内部に紐を挿通
しながら、当該紐の他端部をテールゲート側に止着する
構成となっている。
【0003】依って、従来のリトラクターの下では、ハ
ッチバック車のテールゲートを開けると、紐の張力で、
後部荷室側に設けられているリアシェルフの後端部が上
動して、後部荷室に対する荷物の出し入れを許容し、逆
に、テールゲートを閉じると、リアシェルフは自重で下
動して再び元の水平状態に復帰することとなるが、この
時には、紐が弾性収縮部材の収縮力で弾性収縮部材側に
引き戻されることとなるので、紐の存在が邪魔となるこ
とはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のリトラ
クターにあっては、テールゲートの開閉と連動してリア
シェルフを自動的に上下動させることが可能となる訳で
あるが、反面、紐の方向を変換するエスカッションは、
例え、自身の係止脚片をリアシェルフの取付孔の孔縁に
係止していると雖も、リアシェルフの上下動に伴い紐が
その内部で移動すると、上記係止脚片が内側に撓んで、
エスカッションがリアシェルフの取付孔から容易に上方
へ抜け外れてしまう恐れを有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯かる従来の
課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項
1記載の発明は、紐を案内するエスカッションの取付孔
を有するリアシェルフの後部下面に取り付けられるリト
ラクターであって、上記エスカッションは、紐を挿通す
る挿通孔と、リアシェルフの上面側に当接するフランジ
部と、取付孔の孔縁に係止する係止爪を形成した弾性脚
部を備え、リアシェルフの後部下面側に取り付けられる
ケースに上記弾性脚部の内側に嵌合して弾性脚部の内側
への撓みを阻止するストッパー片を形成する構成を採用
した。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1を前提と
して、ケースは、紐の巻取りリールを支承する第一ケー
スと、紐の巻取りリールを支承しない第二ケースとから
成り、第二ケース側にストッパー片を紐を内部に挿通す
る筒状に形成する構成を採用した。
【0007】請求項3記載の発明は、紐を案内するエス
カッションの取付孔を有するリアシェルフの後部下面に
取り付けられるリトラクターであって、リアシェルフの
取付孔の同心円上に一対の係止溝を形成する一方、上記
エスカッションは、紐を挿通する挿通孔と、リアシェル
フの上面側に当接するフランジ部と、取付孔内に差し込
まれる弾性脚部を備え、フランジ部下面に上記各係止溝
の溝縁に回転して下面側から係止する一対の係止片を形
成し、且つ、リアシェルフの後部下面側に取り付けられ
るケースに上記弾性脚部の内側に嵌合してエスカッショ
ンの回転を阻止するストッパー片を形成する構成を採用
した。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項3を前提と
して、エスカッションの弾性脚部又はケースのストッパ
ー片のいずれか一方に凹部を形成し、他方に該凹部に係
合する凸部を形成する構成を採用した。
【0009】依って、請求項1記載の発明にあっては、
エスカッションの係止爪を形成した弾性脚部内にケース
側に形成されたストッパー片を嵌合する関係で、リアシ
ェルフの取付孔に係着されたエスカッションは、例え、
自身の挿通孔内で紐が移動したとしても、その弾性脚部
自体はストッパー片の存在によって内側に撓むことが阻
止されるので、リアシェルフの取付孔から上方へ抜け外
れる心配がない。請求項2記載の発明にあっては、これ
に加えて、紐の巻取りリールを支承しない第二ケース側
にストッパー片を形成した関係で、紐の巻取りリールを
支承する第一ケースをそのままリアシェルフの後部下面
に取り付けておいて、第二ケースのみをリアシェルフ側
から取り外して、エスカッション側の紐のガイド部分の
チェックが可能となる。
【0010】請求項3記載の発明にあっては、リアシェ
ルフの取付孔の同心円上に一対の係止溝を形成して、該
各係止溝にエスカッションのフランジ部の下面に形成さ
れた係止片を回転させながら係止させ、且つ、ケースに
エスカッションの弾性脚部の内側に嵌合してその回転を
阻止するストッパー片を形成した関係で、やはり、例
え、自身の挿通孔内で紐が移動したとしても、エスカッ
ションがリアシェルフの取付孔から上方へ抜け外れる心
配は全くない。請求項4記載の発明にあっては、これに
加えて、エスカッション側の弾性脚部とケース側のスト
ッパー片とを凹部と凸部の係合で位置決めする関係で、
ストッパー片の回転阻止機能が一層確実となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する各好適な
実施の形態に基づいて詳述する。まず、第一実施の形態
に係るリトラクターは、図1に示す如く、リトラクター
自体のケースを構成する第一ケース1と第二ケース2に
加えて、紐3の巻取りリール4と紐3の方向を変換する
エスカッション5とから成る。
【0012】そして、第一ケース1は、一側面と上面が
開放する箱形状に成形されて、その略中央部に上記紐3
の巻取りリール4を回転可能に支承する軸部6を形成す
ると共に、開放端部と対向する端部側にネジSを挿入す
る1個の挿入孔7を形成する構成となっており、又、第
二ケース2は、その開放端部寄りにストッパー片となる
円筒状にストッパー筒8を形成すると共に、開放端部と
対向する端部に同じくネジSを挿入する1個の挿入孔9
を形成する構成となっているが、特に、ストッパー筒8
に関しては、図示する如く、開放端部側に紐3を案内す
る溝8aを形成すると共に、対向する外周面に一対の凸
部10を形成する構成となっている。
【0013】紐3の巻取りリール4は、その内側に渦巻
きばね11を装着して、当該渦巻きばね11の外端を巻
取りリール4側に固定し、同渦巻きばね11の内端を上
記軸部6側に固定することにより、軸部6に回転可能に
支承された状態では、常時、紐3を巻き取る方向に回転
付勢される構成となっている。尚、この巻取りリール4
に巻き取られる紐3の自由端部にはテールゲート側に止
着されるフック12を設けるものとする。
【0014】エスカッション5は、図2にも示す如く、
円盤状のフランジ部13と円筒状の弾性脚部14とから
成り、フランジ部13と弾性脚部14の中心にスリット
16を介して外部と連通する挿通孔15を画成する一
方、弾性脚部14に関しては、スリット16側の半分が
フランジ部13の下面から切り離されており、スリット
16の両側外周縁に後述するリアシェルフの取付孔の孔
縁に係止する係止爪17を形成すると共に、スリット1
6と対向する反対側の外周面に紐3を挿通孔15内に導
く切欠口18を形成して、当該切欠口18の上端縁に紐
3のガイドを良好となす曲面形状19を積極的に付与
し、且つ、弾性脚部14の対向する内周面に上記ストッ
パー筒8の各凸部10と係合する一対の凹部20を形成
する構成となっている。
【0015】尚、リアシェルフ31に関しては、図示す
る如く、その後端部に上記エスカッション5の弾性脚部
14を上面側から係着する丸状の取付孔32を穿設する
と共に、下面にネジSを捻じ込む2個のボス孔33を形
成する構成となっている。上記取付孔32は、完全な孔
形状のものに限定されるものではなく、リアシェルフ3
1の上下面に亘って貫通するものであれば、外部と連通
する切欠形状のものであっても良い。
【0016】依って、第一実施の形態に係るリトラクタ
ーをリアシェルフ31側に取り付ける場合には、まず、
第一ケース1の軸部6に巻取りリール4を回転可能に支
承しながら、巻取りリール4に巻き取られている紐3の
フック12をリアシェルフ31の取付孔32から上面側
に引き出すと同時に、当該紐3をエスカッション5の挿
通孔15内にスリット16を介して挿通して、フランジ
部13のリアシェルフ31の上面に対する当接状態を得
て、エスカッション5の弾性脚部14をその係止爪17
を介してリアシェルフ31の取付孔32に係着する一
方、第一ケース1の挿入孔7がリアシェルフ31の対応
するボス孔33と一致するように、第一ケース1をリア
シェルフ31の後端部下面に押し付けて、第一ケース1
の挿入孔7からネジSをエスカッション5のボス孔33
に捻じ込めば、これにより、図3に示す如く、第一ケー
ス1が巻取りリール4と一緒にリアシェルフ31側に先
付けされる。
【0017】そこで、今度は、第二ケース2のストッパ
ー筒8をエスカッション5の弾性脚部14内に緊密に嵌
合しながら、同様に、第二ケース2の挿入孔9がリアシ
ェルフ31の対応するボス孔33と一致するように、第
二ケース2をリアシェルフ31の後端部下面に押し付け
て、第二ケース2の挿入孔9からネジSをエスカッショ
ン5のボス孔33に捻じ込めば、第二ケース2がリアシ
ェルフ31側に固定されるので、これにより、図4に示
す如く、リトラクターがリアシェルフ31の後端部下面
に取り付けられることとなるが、最後に、エスカッショ
ン5を取付孔32内で所定方向に回転させて、その弾性
脚部14の内周面に形成されている凹部20とストッパ
ー筒8の外周面に形成されている凸部10を係合させる
と、巻取りリール4から引き出される紐3側に曲面形状
19が付与された切欠口18が対峙する状態をもって、
エスカッション5が位置決めされることとなる。
【0018】従って、後は、具体的には図示しないが、
紐3の自由端部に設けられているフック12をハッチバ
ック車のテールゲート側に止着して、従来と同様に、ハ
ッチバック車のテールゲートを開けると、巻取りリール
4から引き出された紐3の張力で、後部荷室側に設けら
れているリアシェルフ31の後端部が上動して、後部荷
室に対する荷物の出し入れを許容し、逆に、テールゲー
トを閉じると、リアシェルフ31は自重で再び元の水平
状態に復帰することとなる訳であるが、この時には、紐
3は巻取りリール4にその渦巻きばね11のばね圧を介
して自動的に巻き取られるので、紐3の存在が邪魔とな
ることはない。
【0019】又、斯かる状態にあっては、エスカッショ
ン5の弾性脚部14内に凹凸係合状態を得て第二ケース
2のストッパー筒8が緊密に嵌合することとなるので、
リアシェルフ31の取付孔32に係着されたエスカッシ
ョン5自体は、例え、自身の挿通孔15内で紐3が移動
したとしても、その弾性脚部14自体はストッパー筒8
の存在によって内側に撓むことが完全に阻止されるの
で、係止爪17が取付孔32の孔縁から外れて、リアシ
ェルフ31の取付孔32から上方へ抜け外れる心配が全
くない。
【0020】次に、第二実施の形態に係るリトラクター
を説明すると、当該第二実施の形態のものは、基本的に
は、第一実施の形態を踏襲するものであるが、異なると
ころは、図5に示す如く、リアシェルフ31の取付孔3
2の同心円上両側に弧状をもって対向する一対の係止溝
34を形成して、該各係止溝34の溝縁に後述するエス
カッション5のフランジ部13に形成された係止片を回
転して下面側から係止することにより、エスカッション
5をリアシェルフ31の取付孔32側に一層確実に係着
するように構成した点にある。尚、各係止溝34は、エ
スカッション5の回転方向に沿って一端開口側のみが巾
広となっている。
【0021】又、第一ケース1に対しては、巻取りリー
ル4を回転可能に支承する軸部6を形成すると共に、ネ
ジSを挿入する1個の挿入孔7を形成し、第二ケース2
に対しては、紐3を案内する溝8aを有する円筒状のス
トッパー筒8を形成すると共に、ネジSを挿入する1個
の挿入孔9を形成する構成となっているが、特に、スト
ッパー筒8に関しては、第一実施の形態と同様に、その
対向する外周面に一対の凸部10を形成するものとす
る。
【0022】エスカッション5は、図6にも示す如く、
角盤状のフランジ部13と円筒状の弾性脚部14とから
成り、フランジ部13と弾性脚部14の中心にスリット
16を介して外部と連通する挿通孔15を画成する一
方、弾性脚部14に関しては、スリット16と対向する
反対側の外周面に紐3を挿通孔15内に導く切欠口18
を形成して、当該切欠口18内に曲面形状が積極的に付
与されたガイド片21を臨ましめ、且つ、弾性脚部14
の内周面に上記ストッパー筒8の各凸部10と係合する
一対の凹部20を形成すると共に、フランジ部13の下
面に上記リアシェルフ31側の各係止溝34に係止する
先端部22aが外方に折曲した一対の係止片22を形成
する構成となっている。
【0023】依って、第二実施の形態に係るリトラクタ
ーをリアシェルフ31側に取り付ける場合には、第一実
施の形態と同様に、第一ケース1の軸部6に巻取りリー
ル4を回転可能に支承しながら、巻取りリール4に巻き
取られている紐3のフック12をリアシェルフ31の取
付孔32から上面側に引き出すと同時に、当該紐3をエ
スカッション5の挿通孔15内にスリット16を介して
挿通して、エスカッション5の弾性脚部14をリアシェ
ルフ31の取付孔32に差し込みながら、各係止片22
をリアシェルフ31の対応する係止溝34の巾広な一端
開口から嵌入して、エスカッション5を回転させると、
図7に示す如く、各係止片22の折曲先端部22aが係
止溝34の他端溝縁に下面側から係止する。
【0024】そこで、今度は、第一実施の形態と同様
に、第一ケース1の挿入孔7がリアシェルフ31の対応
するボス孔33と一致するように、第一ケース1をリア
シェルフ31の後端部下面に押し付けて、第一ケース1
の挿入孔7からネジSをエスカッション5のボス孔33
に捻じ込めば、これにより、第一ケース1が巻取りリー
ル4と一緒にリアシェルフ31側に先付けされる。
【0025】そして、最後に、第二ケース2のストッパ
ー筒8をエスカッション5の弾性脚部14内に緊密に嵌
合しながら、同様に、第二ケース2の挿入孔9がリアシ
ェルフ31の対応するボス孔33と一致するように、第
二ケース2をリアシェルフ31の後端部下面に押し付け
て、第二ケース2の挿入孔9からネジSをエスカッショ
ン5のボス孔33に捻じ込めば、第二ケース2がリアシ
ェルフ31側に固定されるので、これにより、図8に示
す如く、リトラクターがリアシェルフ31側に取り付け
られることとなる。尚、この時には、図9に示す如く、
エスカッション5の弾性脚部14の内周面に形成されて
いる凹部20とストッパー筒8の外周面に形成されてい
る凸部10とが係合するので、エスカッション5が逆方
向に回転することが阻止される。
【0026】従って、第二実施の形態にあっては、リア
シェルフ31側の係止溝34にエスカッション5の係止
片22が回転しながら係止することとなるので、これだ
けでも、エスカッション5の上方への抜け外れを有効に
阻止できることは言うまでもないが、これに加えて、エ
スカッション5の弾性脚部14の内周面に形成されてい
る凹部20とストッパー筒8の外周面に形成されている
凸部10とが係合して、エスカッション5の逆方向の回
転を阻止するので、エスカッション5が誤って回転し
て、自身の係止片22を係止溝34の巾広な一端開口側
に移動させる心配がない。
【0027】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、請求項1の下では、エスカッションの係止爪を
形成した弾性脚部内にケース側に形成されたストッパー
片を嵌合する関係で、リアシェルフの取付孔に係着され
たエスカッションは、例え、自身の挿通孔内で紐が移動
したとしても、その弾性脚部自体はストッパー片の存在
によって内側に撓むことが阻止されるので、リアシェル
フの取付孔から上方へ抜け外れる心配がない。請求項2
の下では、これに加えて、紐の巻取りリールを支承しな
い第二ケース側にストッパー片を形成した関係で、紐の
巻取りリールを支承する第一ケースをそのままリアシェ
ルフの後部下面に取り付けておいて、第二ケースのみを
リアシェルフ側から取り外して、エスカッション側の紐
のガイド部分のチェックが可能となる。
【0028】請求項3の下では、リアシェルフの取付孔
の同心円上に一対の係止溝を形成して、該各係止溝にエ
スカッションのフランジ部の下面に形成された係止片を
回転させながら係止させ、且つ、ケースにエスカッショ
ンの弾性脚部の内側に嵌合してその回転を阻止するスト
ッパー片を形成した関係で、やはり、例え、自身の挿通
孔内で紐が移動したとしても、エスカッションがリアシ
ェルフの取付孔から上方へ抜け外れる心配は全くない。
請求項4の下では、これに加えて、エスカッション側の
弾性脚部とケース側のストッパー片とを凹部と凸部の係
合で位置決めする関係で、ストッパー片の回転阻止機能
が一層確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態に係るリトラクターを
リアシェルフとの関係をもって示す分解斜視図である。
【図2】(A)はエスカッションを底面側から示す斜視
図、(B)は同縦断面図、(C)は図2BのA−A線断
面図である。
【図3】第一ケースをリアシェルフ側に取り付けた状態
を示す断面図である。
【図4】第一実施の形態に係るリトラクターをリアシェ
ルフ側に取り付けた状態を示す断面図である。
【図5】第二実施の形態に係るリトラクターをリアシェ
ルフとの関係をもって示す分解斜視図である。
【図6】(A)はエスカッションを底面側から示す斜視
図、(B)は同縦断面図、(C)は図6BのB−B線断
面図である。
【図7】エスカッション側の係止片をリアシェルフ側の
係止溝に係止した状態を一部切欠して説明する要部平面
図である。
【図8】第二実施の形態に係るリトラクターをリアシェ
ルフ側に取り付けた状態を示す断面図である。
【図9】エスカッションの弾性脚部に形成された凹部と
第二ケースのストッパー筒に形成された凸部とが係合し
た状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 第一ケース 2 第二ケース 3 紐 4 巻取りリール 5 エスカッション 6 軸部 7 挿入孔 8 ストッパー筒(ストッパー片) 9 挿入孔 10 凸部 11 渦巻きばね 12 フック 13 フランジ部 14 弾性脚部 15 挿通孔 16 スリット 17 係止爪 18 切欠口 19 曲面形状 20 凹部 21 ガイド片 22 係止片 31 リアシェルフ 32 取付孔 33 ボス孔 34 係止溝 S ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門馬 正宏 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河西 工業株式会社内 Fターム(参考) 3D022 BA11 BB03 BC12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紐を案内するエスカッションの取付孔を
    有するリアシェルフの後部下面に取り付けられるリトラ
    クターであって、上記エスカッションは、紐を挿通する
    挿通孔と、リアシェルフの上面側に当接するフランジ部
    と、取付孔の孔縁に係止する係止爪を形成した弾性脚部
    を備え、リアシェルフの後部下面側に取り付けられるケ
    ースに上記弾性脚部の内側に嵌合して弾性脚部の内側へ
    の撓みを阻止するストッパー片を形成したことを特徴と
    するリアシェルフ用リトラクター。
  2. 【請求項2】 ケースは、紐の巻取りリールを支承する
    第一ケースと、紐の巻取りリールを支承しない第二ケー
    スとから成り、第二ケース側にストッパー片を紐を内部
    に挿通する筒状に形成したことを特徴とする請求項1記
    載のリアシェルフ用リトラクター。
  3. 【請求項3】 紐を案内するエスカッションの取付孔を
    有するリアシェルフの後部下面に取り付けられるリトラ
    クターであって、リアシェルフの取付孔の同心円上に一
    対の係止溝を形成する一方、上記エスカッションは、紐
    を挿通する挿通孔と、リアシェルフの上面側に当接する
    フランジ部と、取付孔内に差し込まれる弾性脚部を備
    え、フランジ部下面に上記各係止溝の溝縁に回転して下
    面側から係止する一対の係止片を形成し、且つ、リアシ
    ェルフの後部下面側に取り付けられるケースに上記弾性
    脚部の内側に嵌合してエスカッションの回転を阻止する
    ストッパー片を形成したことを特徴とするリアシェルフ
    用リトラクター。
  4. 【請求項4】 エスカッションの弾性脚部又はケースの
    ストッパー片のいずれか一方に凹部を形成し、他方に該
    凹部に係合する凸部を形成したことを特徴とする請求項
    3記載のリアシェルフ用リトラクター。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001042049A1 (fr) * 1999-12-10 2001-06-14 Piolax, Inc. Dispositif de tirage de corde

Cited By (2)

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