JP2000208400A - 露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置およびデバイス製造方法

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JP2000208400A JP11006834A JP683499A JP2000208400A JP 2000208400 A JP2000208400 A JP 2000208400A JP 11006834 A JP11006834 A JP 11006834A JP 683499 A JP683499 A JP 683499A JP 2000208400 A JP2000208400 A JP 2000208400A
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exposure
purity
reticle
exposure apparatus
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Teruya Sato
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤った設定や放電灯の特性変化による意図し
ない結像性能の変化を回避する。 【解決手段】 放電灯1を露光光源として用い、与えら
れるジョブに従って露光を行なう露光装置において、ジ
ョブの設定内容に放電灯の制御方法が含まれており、そ
の制御方法に従って放電灯の制御を行なう。また、放電
灯を露光光源として用いる露光装置において、放電灯の
純度を計測する純度計測手段20、21、71と、この
純度計測結果に基づいて放電灯への投入電力を制御する
電力制御手段71とを設け、放電灯の純度を計測し、こ
の純度計測結果に基づいて放電灯への投入電力を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電灯を光源に用い
た露光装置およびこれを用いることができるデバイス製
造方法に関し、特に、露光波長を管理する機能を有する
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体露光装置では、その光源の
1つとして放電灯を使用している。放電灯のうちで現
在、主に使用されているのはi線ランプである。このi
線ランプの分光出力は、一般に、図4に示すようなもの
であり、半導体露光装置は、通常、i線(365nm)
近辺の数nm幅の波長の光を峡帯域i線フィルタで抜き
出して露光光として使用している。ここで、図4で示し
た分光出力において、i線波長±数nm程度の領域に存
在している光エネルギに対して、i線波長±10nm程
度の領域に存在している光エネルギの比率を、i線ラン
プの純度と表現しており、この値は半導体露光装置の解
像性能と密接な関係がある。また、この純度はi線ラン
プへの投入電力と、図8に示すような関係をもってい
る。
【0003】従来の半導体露光装置では、このi線ラン
プを、定入力モードまたは定照度モードで使用してい
る。定入力モードとは、i線ランプに一定電力を投入す
るモードであり、このモードでは、i線ランプの光放射
エネルギの減衰とともに像面照度が低下する。定照度モ
ードとは、照明系内のレチクル面と共役な位置に光検出
器を設け、この検出器の出力値がいつも一定になるよう
に、i線ランプに対する投入電力を制御するモードであ
る。このモードでは、i線ランプの寿命末期での光放射
エネルギの減衰があっても像面照度を一定に保つため
に、初期投入電力を低くして使用を開始しなければなら
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の半
導体露光装置では、上記どちらかのモードでi線ランプ
を使用しているが、いずれのモードも、ジョブもしくは
照明モードと連動していない。そのために、ある照明モ
ードでの使用中に、定入力モードにおける投入電力指令
値を変更した場合、像性能が変化してしまうことがあ
る。また、定照度モードを使用した場合には、放電灯の
放射照度の減衰に伴って、この減衰を相殺する目的で投
入電力を上昇させているため、やはり像性能が変化して
しまうことがある。
【0005】そこで、本発明の目的は、露光装置および
デバイス製造方法において、上記意図しない結像性能の
変化を回避することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の露光装置は、放電灯を露光光源として用い、与
えられるジョブに従って露光を行なう露光装置におい
て、前記ジョブの設定内容に前記放電灯の制御方法が含
まれており、その制御方法に従って前記放電灯の制御を
行なうことを特徴とする。また、本発明のデバイス製造
方法は、放電灯を露光光源として用い、与えられるジョ
ブに従って露光を行なうことによりデバイスを製造する
方法において、前記ジョブの設定内容に前記放電灯の制
御方法をあらかじめ含めておき、露光に際しては、与え
られたジョブに設定されている前記制御方法に従って前
記放電灯の制御を行なうことを特徴とする。
【0007】これによれば、放電灯の純度等を決定する
大きな要素である制御方法を、ジョブの設定内容に含
め、ジョブ内において管理するようにしたため、誤った
設定により光学性能が不安定になるのが防止される。
【0008】また、本発明の別の露光装置は、放電灯を
露光光源として用いる露光装置において、前記放電灯の
純度を計測する純度計測手段と、この純度計測結果に基
づいて前記放電灯への投入電力を制御する電力制御手段
とを具備することを特徴とする。また、本発明の別のデ
バイス製造方法は、放電灯を露光光源として用いて露光
を行なうことによってデバイスを製造する方法におい
て、露光時に、前記放電灯の純度を計測し、この純度計
測結果に基づいて前記放電灯への投入電力を制御するこ
とを特徴とする。
【0009】これによれば、定純度モードの使用を可能
としたため、このモードの使用により、放電灯の特性変
化があっても、安定した光学性能が維持される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の露光装置の好ましい実施
形態においては、前記放電灯の制御には、従来の制御モ
ードである、定入力モードや定照度モードに加え、放電
灯の純度を一定に保つ、定純度モードが含まれる。
【0011】また、前記本発明の別の露光装置では、純
度計測手段は、放電灯からの所定の光束のうち露光波長
の帯域を含む所定の帯域の波長の光を検出する光検出器
と、前記所定の光束のうち前記露光波長と同一の帯域の
光を検出する光検出器とを備え、この2つの光検出器の
検出値から放電灯の純度を得る。
【0012】また、前記本発明の別のデバイス製造方法
では、純度の計測は、放電灯からの所定の光束のうち露
光波長の帯域を含む所定の帯域の波長の光を検出し、ま
た、前記所定の光束のうち前記露光波長と同一の帯域の
光を検出し、この2つの検出値から放電灯の純度を得る
ことにより行なう。
【0013】具体的には、照明系内に、365nm付近
の全体光束を計測する光検出器と、峡帯域フィルタで抜
き出す帯域の光束を計測する光検出器とを設け、この2
つの光検出器の計測比率から、放電灯であるi線ランプ
の純度を計測し、この純度が所定許容値内であることを
確認可能とする。以下、本発明の実施形態を、実施例を
通じてより具体的に説明する。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る半導体露光
装置の全体図である。同図において、1は放電灯であっ
て図4のような分光出力特性を有するi線ランプ、2は
i線ランプ1の電源である点灯装置、3は放電灯1の光
束を集光するための楕円ミラー、4は半導体露光装置の
停止中に光束を遮断するための遮閉板、5は遮閉板4を
駆動するモータ、6は数10nm程度の中帯域i線フィ
ルタ、7は通常露光動作時に1ショット露光動作毎に開
閉動作を行なう高速露光シャッタ、8はアークモニタ結
像レンズ、9〜12はハーフミラー、13はミラー、1
4と15は峡帯域i線フィルタ、16は中帯域i線フィ
ルタ、17は峡帯域g線フィルタ、18は楕円ミラー3
の分光反射率とほぼ同等な分光透過率を有する広帯域フ
ィルタ、19はアーク形状を計測するためのCCDカメ
ラである。20〜23はそれぞれ峡帯域i線フィルタ1
5、中帯域i線フィルタ16、峡帯域g線フィルタ1
7、広帯域フィルタ18を透過してきた光エネルギを計
測するための光検出器であり、それぞれ峡帯域i線検出
器、中帯域i線検出器、峡帯域g線検出器、広帯域検出
器ということとする。24は高速露光シャッタ7からの
反射光を計測するための光検出器、25は要素1〜24
を内部に保持しているランプハウスである。
【0015】また、30はi線ランプ1のアーク形状を
最適な大きさでハエノ目34の前端に結像するための第
1ズームレンズ、31はズームレンズ30を駆動するた
めのモータ、32は最終的に露光波長を決定している帯
域幅が数nmの峡帯域i線フィルタ、33はミラー、3
4はハエノ目、35は照明系のシグマ値を設定するため
の絞り、36はレチクル面における中心部と周囲部の照
度分布を調整するための第2ズームレンズ、37は第2
ズームレンズ36を駆動するためのモータ、38は第2
ズームレンズ36からの光束の約1%程度を光検出器3
9に導入する平行平板、39はレチクル面中央部と共役
位置に配置されているレチクル面照度検出器、40はレ
チクル面からの反射光を集光するための集光レンズ、4
1は集光レンズ40によって集光されたレチクル反射光
を計測するためのレチクル反射光検出器、42は矢印5
7方向に移動可能な、レチクル上の露光領域をスキャン
方向に制限するマスキングブレード、43はレチクル上
のスリット状の露光領域を形成するためのスリット、4
4と46はコンデンサレンズ、そして45はミラーであ
る。
【0016】また、47はレチクル面およびウエハ面の
パターン画像を計測するための顕微鏡であり、露光光束
位置外に退避移動可能なようになっている。ここで、4
8は結像レンズ、49はCCDカメラである。50はレ
チクル、51はレチクルと同じ厚さのダミーレチクル、
52はレチクル50およびダミーレチクル51を搭載し
て矢印59の方向にスキャン動作可能なレチクルステー
ジである。60はレチクル50内のパターンをウエハ6
1の上面位置に縮小投影する投影レンズ、61はウエ
ハ、62はウエハを真空吸着して保持するためのウエハ
チャック、63はウエハチャック62を垂直方向および
チルト方向に駆動してウエハ61の上面を投影レンズ6
0の像面に一致させるためのθZステージ、64はθZ
ステージ63上に取付け可能な照度ムラ測定器、65は
θZステージ63上に取り付けられている基準マークブ
ロック、66はθZステージ63上に取り付けられてい
るレチクル回折光センサ、67はθZステージ63をス
キャン方向(矢印58方向)およびスキャン方向と直行
な方向に移動可能なウエハステージである。
【0017】また、70はi線ランプ1のアーク形状を
計測する画像処理装置、71は照明系制御部、72は半
導体露光装置の全体制御部、73は半導体露光装置の全
体制御部72から駆動指令を受けてレチクルステージ5
2、θZステージ63、ウエハステージ67を駆動する
ためのドライバ部、74はレチクル面およびウエハ面の
パターン画像を計測するための画像処理装置、75は半
導体露光装置の操作部であるコンソールである。
【0018】図2は高速露光シャッタ7の詳細図であ
る。同図において、80は回転駆動により露光光束を遮
断および開放するための、導電性を有する金属材料のシ
ャッタ羽根、81はシャッタ羽根80の回転軸、82
(斜線部)は露光光束、83はシャッタ羽根80を回転
駆動するためのACサーボモータ、84はモータ固定
板、85と86はシャッタ羽根80を挟むように配置さ
れている、導電性を有する金属材料の遮閉板、87、8
8および89は遮閉板85と86をモータ固定板84か
ら電気的に絶縁して保持するためのスペーサ、90は非
接触型温度計である。
【0019】図3は可変スリット部43の詳細図であ
る。100a〜100kおよび101a〜101kは矢
印方向に駆動可能な上部スリット板および下部スリット
板、102a〜102kおよび103a〜103kは上
記スリット板のガイド部、104a〜l04kおよび1
05a〜105kは上記スリット板と一体で移動する回
転可能突起部、106と107は上記回転可能突起部を
貫通して各スリットを連結しているバネ板、110〜1
13および120〜123は特定のスリット板を駆動す
るモータである。
【0020】図4はi線ランプ1の分光出力を示すグラ
フである。本実施例では、図4の分光出力中、365n
m付近の、図示してあるi線部分のみを、峡帯域i線フ
ィルタ32により抜き出して使用している。なお、図示
してある、436nm付近の分光出力をg線という。
【0021】図5は楕円ミラー3の分光反射率を示すグ
ラフである。楕円ミラー3は320nm〜400nm程
度の光束のみ反射するような特性をもっている。
【0022】図6の波線および実線は、各々中帯域i線
フィルタ6および峡帯域i線フィルタ32のカット特性
であり、中帯域i線フィルタ6のカット特性は、峡帯域
i線フィルタ32のカット特性を数十nm広げたものに
なっている。
【0023】図7はレチクル回折光センサ66を示す斜
視図であり、130は投影レンズ60の像面にθZステ
ージ63により駆動可能なスリット板、131は露光ス
リットとほぼ同じ長さを有する幅0.3mm程度のスリ
ット、132〜136はレチクル回折光を検出するため
の光検出器である。
【0024】図8は一般的なi線ランプの投入電力と純
度の関係を示すグラフである。同図にも示すように、i
線ランプは投入電力を増やすと、純度は減少する。
【0025】図9(a)は従来の半導体露光装置のスリ
ット内照度分布であり、理想的にはスリット方向の全て
の位置におけるスキャン方向の照度分布が全て同じにな
るようにしている(図中の斜線部分Sa、Sb、Scの
形状が全て同一)。
【0026】図9(b)は、本実施例におけるスリット
内照度分布であり、第2ズームレンズ36と可変スリッ
ト43により、投影レンズ60内で露光中に発生する露
光非点収差を軽減するために必要なスリット形状および
照度分布を形成可能にしている。
【0027】図10(a)および(b)はi線ランプ1
の半径方向および電極方向のi線強度分布であり、本実
施例の照明系では、図10(a)で示す半径方向のi線
強度分布がハエノ目34の入射側にズームレンズ30に
より投影されるようになっている。
【0028】本実施例の半導体露光装置は従来の半導体
露光装置に下記の機能を追加したものである。 A.i線ランプの異常検出 B.i線ランプのアーク形状補正機能 C.峡帯域i線フィルタおよび高速露光シャッタの耐久
性向上 D.i線ランプの純度管理 E.露光シャッタ羽根の反射率検出 F.露光シャッタ羽根の変形検出 G.非点収差低減 H.高精度積算露光量制御
【0029】以下に各機能毎に説明を行なう。 A.i線ランプの異常検出 本実施例の半導体露光装置は、図1に示すように、峡帯
域i線検出器20と峡帯域g線検出器22をランプハウ
ス25内に備えており、照明系制御部71の内部のCP
U(図示せず)の動作により、i線ランプ1の点灯後、
i線ランプ1の放電が安定してから、各検出器のアナロ
グ信号出力を数mSec毎に取り込み、ADコンバータ
(図示せず)でディジタル化して、メモリ(図示せず)
内に計測データとして記憶していく。CPUは、上記動
作と並行して、メモリ内に記憶した各検出器の計測デー
タについて、以下の判断を常時行なっている。
【0030】各検出器の計測データが所定許容範囲内
に入っているか 各検出器の計測データの変動が所定許容範囲に入って
いるか 各検出器の計測データの比率が所定許容範囲に入って
いるか 上記確認の結果、CPUが異常の発生を確認をした場合
には、即時、点灯装置2にi線ランプ1の消灯指令を出
し、かつ、全体制御部72にこの異常を通知する。全体
制御部72はこの異常通知を受け取ると、装置の運転を
停止し、警報と表示を行なう。以上の動作により、不完
全な露光プロセスを続行する可能性をなくし、また、i
線ランプ1の破裂等の事故も回避可能となる。
【0031】B.i線ランプのアーク形状補正機能 従来の半導体露光装置は、本実施例の半導体露光装置と
同様に、その照明系内部に開口径を変更可能な可変絞り
35を有しており、この絞りの大きさに対応するハエノ
目34の一部に、i線ランプ1のアークをズームレンズ
30により最適な大きさにして投影するようにしてい
る。ところが、図10(a)および(b)で表現される
ような、i線ランプ1のアーク形状および大きさは、ラ
ンプメーカ差、部品差(製造誤差)、投入電力差により
常に一定のものではなく、従来の方法では、常にi線ラ
ンプ1の光束を有効に、かつ安定して活用しているとは
言えない。
【0032】そこで、本実施例の半導体露光装置では、
図1に示すように、CCDカメラ19をランプハウス2
5内に備え、i線ランプ1のアーク形状を水平方向から
計測可能なようにしており、i線ランプ1の点灯後、放
電が安定してから、アーク形状および大きさの計測を行
なっている。この実際の計測は、画像処理装置70によ
り行なわれており、画像処理装置70はアーク画像をC
CDカメラ19から入力すると、この画像の中で最大輝
点の位置を特定し、この位置における水平方向の強度分
布を求める。この強度分布は図10(a)に示すような
形状のものである。次に画像処理装置70は、この強度
分布の半値幅(ピークの半分の幅)を求め、アーク半径
値として照明系制御部71に送り込む。照明系制御部7
1内のCPU(図示せず)は、上記アーク半径値を受け
取ると、基準i線ランプのアーク半径値と比較し、最適
でないと判断した場合には、これが最適な大きさで、ハ
エノ目34の入射部に投影されるように、ズームレンズ
30の駆動を行なう。
【0033】また、本実施例の半導体露光装置は、上記
動作を常時行なっており、定照度モード等で、i線ラン
プ1に対する投入電力が変わり、アーク形状が変わった
場合でも、自動的に最適なアーク形状をハエノ目34の
入射部に投影するようになっている。
【0034】C.峡帯域i線フィルタおよび高速露光シ
ャッタの耐久性向上 本実施例の半導体露光装置では、実際の露光光は、図4
の分光出力特性を有するi線ランプ1の光束から、図5
に示すような、長波長カット特性を有する楕円ミラー3
を用いて、320〜400nmの範囲の光束を抜き出
し、さらに、図6の波線で示す特性の、中帯域i線フィ
ルタ6により、i線付近の数十nm幅の光束を抜き出
し、さらに、図6の実線で示す特性の、峡帯域i線フィ
ルタ32により、i線付近の数nm幅の光束を抜き出す
ようにしている。このため、実際の露光光に極めて近い
波長帯域の光束のみがシャッタ羽根80または峡帯域i
線フィルタ32に入射するようになっている。
【0035】D.i線ランプの純度管理 本実施例の半導体露光装置では、従来、ジョブとは独立
であったi線ランプ1の電力制御方法を、コンソール7
5から、ジョブ毎に設定可能にしている。具体的な電力
制御方法は下記の通りである。
【0036】1.定入力モード 従来の定入力モードと同様、i線ランプ1に対する投入
電力を指定する。ほぼ純度一定となるが、純度計測等は
実行しない。
【0037】2.定照度モード 従来の定照度モードと同様、像面照度を指定する。但
し、照度が一定になるように、i線ランプ1に対する投
入電力を制御しているため、純度は変化してしまう。投
入電力を変更するタイミングは、ウエハ毎、ジョブ毎の
指定が可能である。
【0038】3.定純度モード 本実施例で追加したモードであり、i線ランプ1の純度
を指定する。純度計測により投入電力を制御して指定純
度を保つ。投入電力を変更するタイミングは、ウエハ
毎、ジョブ毎の指定が可能である。
【0039】以下に本実施例で追加した、上記「3.定
純度モード」について説明を行なう。本実施例の半導体
露光装置では、図1に示すように、i線波長±10nm
程度の光束を計測する中帯域i線検出器21と、i線波
長±数nm程度の光束を計測する峡帯域i線検出器20
とを設けており、照明系制御部71の内部のCPU(図
示せず)の動作により、i線ランプ1の点灯後、i線ラ
ンプ1の放電が安定してから、各検出器のアナログ信号
出力を数mSec毎に取り込んで、ADコンバータ(図
示せず)でディジタル化してから、各検出器の計測デー
タの比率計算、つまり純度の計算を行なっている。この
純度計算結果が所定純度に対して許容範囲を超えた場合
には、指定タイミングにおいて、投入電力許容範囲を超
えない範囲でi線ランプ1に対する投入電力を制御する
ことにより、目標純度を達成するようにしている。
【0040】なお、指定純度を達成するための投入電力
が、投入電力許容範囲を超える場合には、全体制御部7
2に露光動作続行不能を通知する。全体制御部72はこ
の通知を受け取ると、装置の運転を停止し、警報と表示
を行なう。
【0041】E.露光シャッタ羽根の反射率検出 本実施例の半導体露光装置では「C.峡帯域i線フィル
タおよび高速露光シャッタの耐久性向上」で示したよう
な露光シャッタ保護対策を実施しているが、これだけで
は完全な保護になっているとは言えない。何故ならば、
シャッタ羽根80の冷却エアに不純物が混入し、これが
シャッタ羽根80の表面に付着してシャッタ羽根80の
表面反射率を下げ、熱吸収の増加が起きる可能性がある
からである。
【0042】そこで、本実施例の半導体露光装置では、
図1に示すように、楕円ミラー3で集光される光束と同
じ帯域の波長を直接検出する広帯域検出器23と、シャ
ッタ羽根80からの反射光を検出する光検出器24とを
設け、i線ランプ1の点灯後、i線ランプ1の放電が安
定してから、遮閉板4が開放状態の時に、照明系制御部
71内部のCPU(図示せず)の動作により、各検出器
のアナログ信号出力を数mSec毎に取り込んでADコ
ンバータ(図示せず)でディジタル化してから、各検出
器の計測データの比率計算、つまりシャッタ羽根80の
表面反射率の計算を行なっている。この反射率の計算結
果が所定値に対して許容範囲を超えた場合には、即時、
点灯装置2にi線ランプ1の消灯指令を出し、かつ全体
制御部72にこの異常を通知する。全体制御部72はこ
の異常通知を受け取ると、装置の運転を停止し、警報と
表示を行なう。
【0043】F.露光シャッタ羽根の変形検出 また、本実施例の半導体露光装置では、露光シャッタ7
に対し、上記対策以外に、シャッタ羽根80と周囲部材
との接触検出を行なっている。これは、シャッタ羽根8
0の変形を起こす原因としては、前述の熱変形以外に、
ユーザ若くはサービスマンの誤ったメインテナンス、製
造ミス、輸送時の機械的なダメージ等が想定されるから
である。
【0044】そこで、本実施例では、図2に示すよう
に、シャッタ羽根80を導電性の金属材料とし、かつ開
口部周辺の遮閉板85と86も導電性の金属材料とし、
これらを絶縁材のスペーサ87、88および89で電気
的に絶縁した状態で保持している。一方、照明系制御部
71の内部のCPU(図示せず)は、シャッタ羽根80
と遮閉板85および86の電気的な接触を常時監視して
おり、もし、電気的な接触が検出された場合には、即
時、点灯装置2にi線ランプ1の消灯指令を出し、か
つ、全体制御部72にこの異常を通知する。全体制御部
72はこの異常通知を受け取ると、装置の運転を停止
し、警報と表示を行なう。
【0045】なお、本実施例ではシャッタ羽根80と直
接に電気的接続をするのが困難であるため、図2に示す
ACサーボモータ83の匡体と、遮閉板85および86
との間の電気的な接触を検出するようにしている。
【0046】G.露光非点収差軽減 本実施例の半導体露光装置は露光中に発生する非点収差
を軽減する機能を有している。本実施例は投影レンズ設
計段階において、各照明モード毎に、露光による非点収
差発生を最小にするスリット形状およびスリット形状内
照度分布を求めておき、これを半導体露光装置上で実現
するものである。
【0047】従来の半導体露光装置のスリット形状およ
びスリット形状内照度分布の例を図9(a)に示す。こ
の図からも明らかなように、従来の半導体露光装置で
は、スリット方向の積算露光量を均一化する目的で、ス
リット上の各点における、スキャン方向の照度分布が同
じになるようにしている。つまり、図9(a)における
斜線部分Sa、Sb、Scの形状がほぼ同じになるよう
にしている。また、従来の半導体露光装置では、スリッ
ト方向の照度分布が均一でない場合に、スリット方向の
積算露光量を均一化する目的で、スリット上の各点にお
けるスリット幅を可変にすることにより、スキャン方向
の照度積算量が同じになるように工夫されたものもあ
る。つまり、この場合には、図9(a)における、斜線
部分Sa、Sb、Scの面積がほぼ同じになるようにし
ている。
【0048】本実施例の半導体露光装置は、上記従来例
と類似の構成を有しているが、その目的は全く違うもの
である。本実施例の半導体露光装置では、スリット形
状、およびスリット形状内照度分布が任意に設定可能に
なっており、この機能により、露光中に発生する非点収
差等を軽減するものである。
【0049】図9(b)は、ある照明モードに対する、
露光非点収差を軽減するために最適なスリット形状およ
びスリット形状内照度分布の例を示す。同図のスリット
照明は、レチクルやウエハに近いレンズにおいて、レン
ズ中心付近を通過する光束の光エネルギ密度を下げ、光
束が通過する領域内において、レンズ中心付近と周辺部
との温度差が大きくならないようにしている。また、上
記露光非点収差の発生は当然、レチクル面照度、レチク
ル透過率、レチクル平均回折率に依存するものであるた
め、本実施例では、これらの計測結果も、スリット形状
およびスリット形状内照度分布の決定に使用している。
この様子を以下に述べる。
【0050】図7は本実施例の半導体露光装置のθZス
テージ63上に搭載されているレチクル回折センサ66
を示す。レチクル回折センサ66はスキャン方向のレチ
クル回折の程度を計測するものである。同図において、
131は露光スリット長と同等の長さを有する幅0.3
mm程度のスリットであり、132〜136は各々光検
出部である。ここで、レチクル上の露光パターンに微細
なパターンが多いほど周辺の光検出器への入射光エネル
ギが多くなる。
【0051】本実施例の半導体露光装置では、レチクル
50が最初にレチクルステージ52上に設定されると、
レチクル平均回折率、およびレチクル透過率の測定が行
なわれる。この測定は実際の露光と同じ照明モード(照
明系σ設定または変形照明)で行なわれる。この時、レ
チクル回折センサ66は、露光光束のほぼ中央位置で静
止して、レチクル50をスキャン動作している間に入射
してくる光エネルギを積分計測する。このレチクル回折
センサ66の各センサ132〜136の積分計測値の比
率から、設定されているレチクルの平均回折率が計算さ
れる。
【0052】また、上記計測中、照明系内のレチクル面
照度検出器39も積分計測を行なっており、レチクル回
折センサ66の各センサ132〜136の積分出力の総
和と、レチクル面照度検出器39の積分計測値の比率か
ら、レチクル透過率も算出される。以上の計測により、
レチクル平均回折率とレチクル透過率が求められる。本
実施例の半導体露光装置では、実際のウエハの露光動作
に入る直前にレチクル面照度検出器39により、レチク
ル面照度の計測も行なうようにしている。
【0053】以上の動作により、設定されたレチクル5
0のレチクル平均回折率、レチクル透過率、および現在
設定している照明モードでのレチクル面照度が解るた
め、露光非点収差を最小にするためのスリット形状およ
びスリット形状内照度分布の算出が可能となる。なお、
この決定のための計算量は膨大なものとなるため、本実
施例の半導体露光装置では、本体制御部72内のメモリ
上に、設計段階において各照明モード毎に計算した、レ
チクル平均回折率、レチクル透過率、レチクル面照度
と、最適スリット形状およびスリット形状内照度分布の
代表的なデータを予め用意しておき、前述のレチクル平
均回折率、レチクル透過率、レチクル面照度の計測値か
ら補間計算により、容易に最適スリット形状およびスリ
ット形状内照度分布が求められるようにしている。
【0054】前記最適スリット形状およびスリット形状
内照度分布が決定されると、これらのデータは、本体制
御部72から照明系制御部71に送られ、照明系制御部
71は、図3の可変スリット43のモータ110〜11
3および120〜123を駆動することにより、最適ス
リット形状を実現し、また、第2ズームレンズ36のモ
ータ37を駆動することにより、最適スリット形状内照
度分布を実現する。
【0055】本実施例の半導体露光装置は上記動作後、
レチクルステージ52を移動することにより、透明なダ
ミーレチクル51を照明領域に移動させ、最適スリット
形状およびスリット形状内照度分布が実現されているか
を、照度ムラ測定器64を用いて計測する。この照度ム
ラ測定器64は、スキャン方向に長い計測範囲を有する
リニアCCDセンサであり、これを像面位置に移動させ
て、スリット上の1点のスキャン方向の光エネルギ分布
を計測する。この後、上記計測をスリット上の複数点で
実施し、最適値が実現されていることの確認を行ない、
もし、誤差がある場合には、可変スリット43および第
2ズームレンズ36の微調整を実施する。なお、当然、
スリット方向の積算露光量の均一化のため、ここで実現
されたスキャン方向の光エネルギ分布は、スキャン方向
に積分すると、どのスリット位置においても同じ値にな
るべきものである。
【0056】以上の設定が完了すると、本実施例の半導
体露光装置は、レチクルステージ52をスキャンスター
ト位置に戻し、次に示す「H.高精度積算露光量制御」
のためのレチクル反射率計測に移る。
【0057】なお、本実施例では、露光非点収差の変化
をさらに最小にするために、露光中においても、投影レ
ンズ60に入射する総光エネルギを光検出器39の出力
値とレチクル透過率とから計算し、露光中に最適スリッ
ト照明形状および光エネルギ分布の微調整を自動的に実
行するようにしている。また、本実施例の半導体露光装
置では、一定時間毎に、図1で示す顕微鏡47を露光領
域に挿入し、θZステージ63上に取り付けられている
基準マークブロック上の縦、横パターンをCCDカメラ
49で計測し、露光非点収差が確実に許容範囲に収まっ
ていることを確認可能なようにしている。
【0058】H.高精度積算露光量制御 本実施例の半導体露光装置では、前記「G.露光非点収
差軽減」のためのスリット形状およびスリット形状内照
度分布の決定後、積算露光量制御をより高精度に実施す
るのに必要なレチクル反射計測に入る。以下に、レチク
ル反射計測および実際の露光動作の説明を行なう。
【0059】(1)照明系制御部71から点灯装置2に
対してi線ランプ1に投入する指令電力を伝え、点灯装
置2はこの指令電力をi線ランプ1に投入する。
【0060】(2)次に、レチクルステージ52をスキ
ャンスタート位置に移動させ、この時のレチクル面照度
検出器39の計測値を基準照度として記憶しておく。な
お、レチクルステージ52がスキャンスタート位置にあ
る場合には、照明系からの光束は照明系に戻らないよう
になっている。すなわち、レチクル反射光が全くレチク
ル面照度検出器39に戻っていない状態である。
【0061】(3)レチクルステージ52を、通常露光
時よりも十分遅いスピードで全露光領域についてスキャ
ン動作させ、各レチクル位置毎のレチクル面照度検出器
39の計測値を、照明系制御部71内のメモリに記憶す
る。
【0062】(4)照明系制御部71内のCPUは、上
記計測後、レチクル各位置におけるレチクル面照度検出
器39の計測値から、上記(2)で計測した計測値の引
き算を実行し、これをレチクル反射計測値として、レチ
クル各位置毎にメモリに記憶する。
【0063】(5)以上の計測後、本実施例の半導体露
光装置は、実際のウエハ処理動作に入る。実際のウエハ
処理では、まず、ウエハの搬入と並行して、上記(2)
と同様の動作を実行し、現在のレチクル面照度を計測
し、このレチクル面照度から、目標露光量を達成するた
めに必要なスキャンスピードを決定する。また、このレ
チクル面照度と、上記(2)で求めた基準照度の比率を
計算し、この比率から、上記(4)で求めたレチクル反
射計測値を補正計算し、現在のレチクル反射計測値とし
て、レチクル各位置毎にメモリに記憶する。
【0064】(6)上記動作後、本実施例の半導体露光
装置は、プリアライメント計測、ファインアライメント
計測、フォーカス計測等を実行した後、レチクル50お
よびウエハ61を投影系60の縮小比率と同じ速度比率
で、矢印59および58のように、互いに逆方向にスキ
ャンさせながら、レチクル50の全面のパターンをウエ
ハ61上の1チップ領域に転写していくスキャン露光動
作をスタートする。
【0065】(7)スキャン露光動作がスタートし、各
ステージが露光領域の直前に来た時に、高速露光シャッ
タ7を開放させる。
【0066】(8)高速露光シャッタ7を開放させる
と、レチクル面照度検出器39でレチクル面照度が計測
可能になる。ここで、本実施例の半導体露光装置では、
上記レチクル面照度検出器39の計測値をレチクル面照
度とはせず、この計測値から、上記(5)で求めた、現
在のレチクル位置毎のレチクル反射計測値を引き算した
値をレチクル面照度とし、この値が常に上記(5)で記
憶した現在のレチクル面照度と同じになるように点灯装
置2の電力制御を行なう。この動作はスキャン露光動作
中続行する。
【0067】(9)スキャン露光動作が完了すると、点
灯装置2に対する電力指令値を上記(1)で指令した投
入電力指令値に固定し、高速露光シャッタ7を閉じる。
【0068】以上の動作により1ショット分の露光動作
が完了し、同様な動作を繰り返すことによりウエハ全面
へのスキャン露光を完了させる。
【0069】なお、本発明は上述実施例に限定されるこ
となく、適宜変形して実施することができる。たとえ
ば、2つの光検出器の計測比率から放電灯の純度を算出
する代わりに、分光器による、より精密な計測方法を用
いてもよい。また、上述実施例では、i線ランプの場合
について記述したが、本発明は、g線ランプ等の他の放
電灯を用いた半導体露光装置にも容易に適用可能なもの
である。
【0070】<デバイス製造方法の実施例>次に上記説
明した露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を
説明する。図11は微小デバイス(ICやLSI等の半
導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マ
イクロマシン等)の製造のフローを示す。ステップ1
(回路設計)ではデバイスのパターン設計を行なう。ス
テップ2(マスク製作)では設計したパターンを形成し
たマスクを製作する。一方、ステップ3(ウエハ製造)
ではシリコンやガラス等の材料を用いてウエハを製造す
る。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、
上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技
術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステ
ップ5(組立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によっ
て作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程で
あり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含
む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半
導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査
を行なう。こうした工程を経て、半導体デバイスが完成
し、これが出荷(ステップ7)される。
【0071】図12は上記ウエハプロセス(ステップ
4)の詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)では
ウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)で
はウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極
形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ス
テップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち
込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハにレジ
ストを塗布する。ステップ16(露光)では上記説明し
た露光装置または露光方法によってマスクの回路パター
ンをウエハの複数のショット領域に並べて焼付露光す
る。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像す
る。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト
像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥
離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取
り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによっ
て、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0072】本実施例の生産方法を用いれば、従来は製
造が難しかった大型のデバイスを低コストに製造するこ
とができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、放
電灯の純度等を決定する大きな要素である制御方法を、
ジョブ設定内容に含め、ジョブ内において管理できるよ
うにしたため、誤った設定により光学性能を不安定にす
るのを防止することができる。
【0074】また定純度モードを使用可能としたため、
このモードを使用することにより、放電灯の特性変化が
あっても、安定した光学性能を維持することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る半導体露光装置の全
体図である。
【図2】 図1の装置における高速露光シャッタの詳細
図である。
【図3】 図1の装置における可変スリット部の詳細図
である。
【図4】 図1の装置におけるi線ランプの分光出力を
示すグラフである。
【図5】 図1の装置における楕円ミラーの分光反射率
を示すグラフである。
【図6】 図1の装置における中帯域i線フィルタおよ
び峡帯域i線フィルタのカット特性を示すグラフであ
る。
【図7】 図1の装置におけるθZステージ上に搭載さ
れているレチクル回折センサを示す斜視図である。
【図8】 i線ランプの投入電力と純度の関係を示すグ
ラフである。
【図9】 従来および図1の半導体露光装置におけるス
リット内照度分布の説明図である。
【図10】 図1の装置におけるi線ランプの半径方向
および電極方向のi線強度分布を示すグラフである。
【図11】 本発明の露光装置を利用できるデバイス製
造方法を示すフローチャートである。
【図12】 図11中のウエハプロセスの詳細なフロー
チャートである。
【図13】 従来の半導体露光装置の説明図である。
【符号の説明】
1:i線ランプ、2:点灯装置、3:楕円ミラー、4:
遮閉板、5:モータ、6:中帯域i線フィルタ、7:高
速露光シャッタ、8:アークモニタ結像レンズ、9〜1
2:ハーフミラー、13:ミラー、14,15:峡帯域
i線フィルタ、16:中帯域i線フィルタ、17:峡帯
域g線フィルタ、18:広帯域フィルタ、19:CCD
カメラ、20:峡帯域i線検出器、21:中帯域i線検
出器、22:峡帯域g線検出器、23:広帯域検出器、
24:光検出器、25:ランプハウス、30:第1ズー
ムレンズ、31:モータ、32:峡帯域i線フィルタ、
33:ミラー、34:ハエノ目、35:絞り、36:第
2ズームレンズ、37:モータ、38:平行平板、3
9:レチクル面照度検出器、40:集光レンズ、41:
レチクル反射光検出器、42:マスキングブレード、4
3:スリット、44,46:コンデンサレンズ、45:
ミラー、47:顕微鏡、48:結像レンズ、49:CC
Dカメラ、50:レチクル、51:ダミーレチクル、5
2:レチクルステージ、60:投影レンズ、61:ウエ
ハ、62:ウエハチャック、63:θZステージ、6
4:照度ムラ測定器、65:基準マークブロック、6
6:レチクル回折光センサ、67:ウエハステージ、7
0:画像処理装置、71:照明系制御部、72:全体制
御部、73:ドライバ部、74:画像処理装置、75:
コンソール、80:シャッタ羽根、81:シャッタ羽根
の回転軸、82(斜線部):露光光束、83:ACサー
ボモータ、84:モータ固定板、85,86:遮閉板、
87〜89:スペーサ、90:非接触型温度計、100
a〜100k:上部スリット板、101a〜101k:
下部スリット板、102a〜102k,103a〜10
3k:ガイド部、104a〜104k,105a〜10
5k:回転可能突起部、106,107:バネ板、11
0〜113,120〜123:モータ、200:パター
ン、201:スリット状照明。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電灯を露光光源として用い、与えられ
    るジョブに従って露光を行なう露光装置において、前記
    ジョブの設定内容に前記放電灯の制御方法が含まれてお
    り、その制御方法に従って前記放電灯の制御を行なうこ
    とを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記放電灯の制御には、前記放電灯の純
    度を所定の値に維持する制御が含まれることを特徴とす
    る請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 放電灯を露光光源として用いる露光装置
    において、前記放電灯の純度を計測する純度計測手段
    と、この純度計測結果に基づいて前記放電灯への投入電
    力を制御する電力制御手段とを具備することを特徴とす
    る露光装置。
  4. 【請求項4】 前記純度計測手段は、前記放電灯からの
    所定の光束のうち露光波長の帯域を含む所定の帯域の波
    長の光を検出する光検出器と、前記所定の光束のうち前
    記露光波長と同一の帯域の光を検出する光検出器とを備
    え、この2つの光検出器の検出値から前記放電灯の純度
    を得るものであることを特徴とする請求項3に記載の露
    光装置。
  5. 【請求項5】 放電灯を露光光源として用い、与えられ
    るジョブに従って露光を行なうことによりデバイスを製
    造する方法において、前記ジョブの設定内容に前記放電
    灯の制御方法をあらかじめ含めておき、露光に際して
    は、与えられたジョブに設定されている前記制御方法に
    従って前記放電灯の制御を行なうことを特徴とするデバ
    イス製造方法。
  6. 【請求項6】 放電灯を露光光源として用いて露光を行
    なうことによってデバイスを製造する方法において、露
    光時に、前記放電灯の純度を計測し、この純度計測結果
    に基づいて前記放電灯への投入電力を制御することを特
    徴とするデバイス製造方法。
  7. 【請求項7】 前記純度の計測は、前記放電灯からの所
    定の光束のうち露光波長の帯域を含む所定の帯域の波長
    の光を検出し、また、前記所定の光束のうち前記露光波
    長と同一の帯域の光を検出し、この2つの検出値から前
    記放電灯の純度を得ることにより行なうことを特徴とす
    る請求項6に記載のデバイス製造方法。
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