JP2000208110A - 扁平電池 - Google Patents

扁平電池

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JP2000208110A JP11006626A JP662699A JP2000208110A JP 2000208110 A JP2000208110 A JP 2000208110A JP 11006626 A JP11006626 A JP 11006626A JP 662699 A JP662699 A JP 662699A JP 2000208110 A JP2000208110 A JP 2000208110A
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浩 竹林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂フィルム主体のラミネートシートからな
る外装ケース内に、積層電極を無駄な空間を生じること
なく収容でき、電池の外形縦横寸法をコンパクトにした
扁平電池を提供する。 【解決手段】 フィルム状またはシート状の正極板1と
セパレータ3と負極板2を積層一体化した扁平な積層電
極4を、外装ケース7を構成する樹脂フィルム主体のラ
ミネートシートの一方に設けた、電極4と形状的に対応
した電極収容凹部11に収容し、この一方のシートと他
方のシートの重なった周囲を熱溶着することにより電極
4を外装ケース内に密封した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池とくに、電解
質をポリマーに保持させたリチウムポリマー二次電池等
の薄型、扁平な電池に適した、樹脂フィルム主体のラミ
ネートシートを外装ケースとする扁平電池に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】2枚の樹脂フィルム間に金属箔を配し、
全体を積層一体化したラミネートシートを外装ケースと
して用いる電池は、例えば特開平10−157008号
などでこれまでから知られている。この場合、外装され
る発電要素は、通常フィルム状またはシート状の正極
板、セパレータおよび負極板を積層した扁平な積層電極
である。これは、2枚あるいは1対のラミネートシート
の重なり合った周囲を熱溶着などで袋状にシールするこ
とで得られる外装ケース内に封入されることが、例えば
特願平10−28838号で開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような袋
状のラミネートシートを外装ケースとする電池では、扁
平な積層電極の外装ケース内への封入にあたって、ラミ
ネートシート周囲のシール部とその内部に収容される積
層電極との間に、断面が三角形状の取り巻き空間が形成
されることがさけられない。この取り巻き空間が無駄な
空間となり、結果として積層電極寸法に準ずる以上に電
池の外形縦横寸法が大きくなってしまうという問題があ
る。
【0004】また、外装ケース内へ扁平な積層電極を挿
入する際に、袋状にシールされることで密着状態にある
2枚の、あるいは上下のラミネートシート間を開いて積
層電極を挿入しうる空間を作らなければならない。この
シート間の口開き作業と積層電極挿入作業が手数のかか
るものであって、これがこの電池の生産効率を低下させ
る原因となっていた。
【0005】本発明はこのような従来の問題点を解消
し、コンパクトで生産効率の向上を図ることができる、
樹脂フィルム主体のラミネートシートを外装ケースとす
る扁平電池を提供することを主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の扁平電池は、上
記目的を達成するため、それぞれフィルム状またはシー
ト状の正極板、セパレータおよび負極板を積層一体化し
た扁平な積層電極と、1対の樹脂フィルム主体のラミネ
ートシートで構成され、前記積層電極を内部に収容する
とともにシートの周囲をシールした外装ケースとからな
り、1対のラミネートシートのうち一方は平板状部と
し、他方は前記積層電極を収容する電極収容凹部を有し
た皿状容器部として両シートの周囲を熱溶着でシールし
たことを特徴とする。
【0007】また、この電池の生産効率を高める上から
は、ラミネートシートは長さ方向の中央部で2つ折さ
れ、一方が平板状部、他方が電極収容凹部をもった皿状
容器部とした1枚のラミネートシートから構成するとよ
い。
【0008】電池のコンパクト化の面から、電極収容凹
部は、その外観形状が矩形で扁平な積層電極に対応して
矩形形状をしており、その開口部コーナーの曲率半径R
1の寸法は5mm≧R1≧0.5mm、容器の深さDの
寸法は10mm≧D≧2mm、凹部の側壁と底壁とで構
成される底部コーナーの曲率半径R2の寸法は1mm≧
R1≧0.3mmが好ましい。
【0009】さらに樹脂フィルム主体のラミネートシー
トは、少なくとも3層のフィルムを一体化したものであ
り、第1の樹脂フィルムと第2の樹脂フィルムとの間に
金属箔を配し、シール時に互いに重なり合う第2の樹脂
フィルムは熱溶着性に優れた樹脂で構成することが好ま
しい。
【0010】本発明の最も好ましい構成は、それぞれフ
ィルム状またはシート状の正極板、セパレータおよび負
極板を積層一体化した扁平な積層電極と、樹脂フィルム
主体で3層以上のフィルムを一体化した1枚のラミネー
トシートで構成され、かつ前記積層電極を内部に収容し
て密閉化された外装ケースとからなり、1枚のラミネー
トシートは、長さ方向の中央部で2つ折される一方を平
板状部とし、他方を前記積層電極が収容される矩形の電
極収容凹部を有した皿状容器部として、重なったシート
周囲を熱溶着で一体化することである。
【0011】本発明によれば、扁平な積層電極に対応し
てラミネートシートにはこれを収容する電極収容凹部を
形成しているので、この電極収容凹部と積層電極との間
に無駄な空間が殆どなく、結果として電池の外形縦横寸
法を小さくでき、コンパクトな電池とすることができ
る。
【0012】また、本発明によれば、扁平で矩形形状の
積層電極とラミネートシートに設けた電極収容凹部とは
形状的に対応しているので、案内冶具等を用いて作業性
良く積層電極を凹部に収容することができる。
【0013】さらに凹部の開放側の一辺に傾斜面を設け
て、この傾斜面を積層電極の凹部への挿入案内とする
と、凹部内に積層電極を容易に収容することができる。
この後2つ折されて重なったシートの周囲をシールして
電池を封入した外装ケースを製作することができるの
で、電池生産の自動化も容易であり、生産効率の大幅な
向上を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をリチウムポリマー
二次電池に適用した実施形態を、図1〜図6により説明
する。
【0015】図3、図4に示すように、それぞれフィル
ム状あるいはシート状の正極板1、負極板2がセパレー
タ3を介して対向するよう積層一体化した積層電極4を
用意した。これは前記の従来例と同様に構成されたもの
である。詳しくは、正極板1は集電体であるアルミニウ
ムシート1aの片面にコバルト酸リチウムを含む正極合
剤ペースト1bを塗着乾燥したものであり、負極板2は
同じく集電体である銅シート2aの両面に球状黒鉛を含
む負極合剤ペースト2bを塗着乾燥したものである。セ
パレータ3は非水電解質を保持してゲル状を呈するポリ
マーシートからなる。
【0016】扁平な積層電極4は、図4に示すように、
負極板2の上側の合剤ペースト2bにセパレータ3を介
してその上方の正極板1の合剤ペースト1bを対向させ
ると共に、負極板2の下側の負極合剤ペースト2bにも
セパレータ3を介してその下方の正極板1の正極合剤ペ
ースト1bを対向させた積層状態で、加熱加圧により一
体化したものである。ここでのアルミニウムシート1a
および銅シート2aは、箔や薄いシートに切れ目を入れ
て展開したラスシートやエキスパンドシート、さらには
箔やシートに多数の孔をあけたパンチングシートが、ペ
ーストとの密着およびその保持の上から好ましい。
【0017】上下それぞれの正極板1のアルミニウムシ
ート1aには、図2に示すように、左右方向(図2では
上下方向)の一方に偏位した位置に正極側のリード接続
部1cが延出して形成されている。他方に偏位した位置
には、負極板2の銅シート2aから負極側のリード接続
部2cが延出形成されている。これらリード接続部は図
4に示すように、扁平な積層電極4の頂部とほぼ一致す
る高さ位置まで引き出されて、アルミニウムシート片か
らなる正極リード8および銅シート片からなる負極リー
ド9と、超音波溶接Sによってそれぞれ接合されてい
る。このリード接続部とリードとの接合は、電気抵抗溶
接によって行ってもよい。
【0018】この実施形態では、積層電極4は2枚の正
極側のリード接続部1cと1枚の負極側のリード接続部
2cを有する構成となっているため、これらを積層電極
4の頂部とほぼ一致する高さ位置でリード8、9と接合
するために、下側の正極のリード接続部1cと負極側の
リード接続部2cとを、図4に示すように容器側壁に沿
うよう折曲げている。しかし、より多くの正極板1およ
び負極板2を積層した積層電極4の場合には、この積層
電極4の頂部とほぼ一致する高さ位置で各リード接続部
1c、2cをそれぞれ重ね合わせるために、より多くの
リード接続部1c、2cを折曲げることになる。
【0019】外装ケース7は、この扁平な積層電極4の
凹部11内への収容と、注入電解液が電極部分に含浸保
持されるまでの容器の役割を果たす。この外装ケース7
は、図5、図6に示すように1枚の樹脂フィルム主体の
ラミネートシート10を長さ方向中央の折曲げ線Tで2
つ折にし、この折曲げ線Tの左右に位置する平板状部5
と、皿状容器部6とを重ね合わせ、図2に示すように、
その周辺部の3辺P1、P2 、P3のシート最内側の熱融
着性樹脂フィルムどうしを熱溶着させてシールしたもの
である。周辺部P1 、P2 、P3 の接合には加熱加圧に
よる樹脂フィルムどうしの熱接合が最も一般的である
が、シール部分の長期信頼性を高めるにはラミネートシ
ート10の1構成要素である金属箔どうしを直接接合す
ることが望ましい。この場合、シート最内側の熱融着性
樹脂フィルムは、シート周辺部で金属箔どうしを突き合
わせるために部分的に除去する必要があり、突き合わせ
た金属箔どうしを接合するには超音波溶着を用いるのが
好ましい。
【0020】皿状容器部6には前記積層電極4を内部に
収容するための電極収容凹部11を成形によって設けて
いる。この電極収容凹部11は、外観形状が矩形の積層
電極4の外形寸法よりもわずかに大きい矩形形状をして
いて、その開口部コーナーの曲率半径R1と底部コーナ
ーの曲率半径R2は、積層電極4の凹部への入れ易さと
凹部の成形性とを考慮してそれぞれ5〜0.5mm、1
〜0.3mmの範囲内で設けられている。また、収容凹
部11の深さDは、積層電極4の厚みに応じて10〜2
mmの範囲に形成されている。
【0021】なお、図6に示す電極収容凹部11の側壁
と上面平坦部との間で設定される開口部の角度θも、凹
部の成形性と積層電極4の凹部11への入れ易さから8
0〜90°が好ましい。
【0022】凹部11への積層電極4の入れ易さを考え
ると、矩形の4辺を同じ角度にするのではなく、図5に
示す開放側の一辺例えばP2の辺は30〜60°、好ま
しくはおよそ45°の角度で傾斜面として、積層電極の
挿入案内部とすると、積層電極の凹部11への挿入を容
易にすることができる。この場合、傾斜面と凹部底面と
が交わる傾斜コーナーの曲率半径R3は1.5〜0.3
mm、傾斜面と上面平坦部との間で設定される開口部コ
ーナーの曲率半径はR1と同じかあるいはやや大きくす
ると、電極を傾斜面に滑り込ませやすく、凹部への挿入
案内が容易となって好ましい。
【0023】また、厚さ3〜4mm程度の積層電極4
で、非水電解質を保持するポリマーシートからなるセパ
レータ3を、正極板1、負極板2よりも寸法的に若干大
きく構成した場合、はみ出たセパレータ3に弾力性があ
るので、図5に示す電極収容凹部11の開口部コーナー
の曲率半径R1 は1〜2mm、図6に示す電極収容凹部
11の底部コーナーの曲率半径R2 は0.4〜0.6m
mとすると、凹部開口部でのセパレータ角部の位置決め
が容易となり、電極を収容した後の凹部と積層電極4周
囲の間の無駄な空間をより少なくできる。
【0024】樹脂フィルム主体のラミネートシート10
は、耐熱性のある第1の樹脂フィルムとしてPETフィ
ルムおよび/またはナイロンフィルムを、熱融着性に富
む第2の樹脂フィルムとしてポリエチレンフィルムおよ
び/またはポリプロピレンフィルムを用い、この間に金
属箔としてアルミニウム箔を配し、総厚さ80〜180
μmで一体に接合したものである。そして1枚の矩形状
をしたラミネートシートの長さ方向の中央部で2つ折さ
れる片方に、深絞り加工を施すことで電極収容凹部11
を成形した。
【0025】図1、図2、図4において、12はリード
8、9のそれぞれを取り囲むように被覆したポリプロピ
レンまたはポリエチレン製の絶縁フィルムであり、これ
らは平板状部5と皿状容器部6とのシール部の一辺P2
からリードを外部に引き出す際、リードとラミネートシ
ート中のアルミニウム箔との間の電気的絶縁を図るため
のものである。
【0026】なお、外装ケース7内にはその周辺部分の
シール以前に、エチレンカーボネートとエチルメチルカ
ーボネートの混合溶媒に6フッ化リン酸リチウムを溶解
した非水電解質が所定量注入され、積層電極4の電極お
よびセパレータ部分に保持される。
【0027】
【実施例】次に本発明の扁平電池の具体例について説明
する。
【0028】ポリプロピレンフィルムからなる絶縁フィ
ルム12で中央部が被覆されたリード8,9の一端を、
正極板および負極板のリード接続部にそれぞれ溶接す
る。この正極板および負極板の間にポリマーシートから
なるセパレータを配して全体を積層一体化して総厚さ4
mm弱、大きさ約38X60mmの積層電極4とする。
この積層電極4は、変性ナイロンフィルム、アルミニウ
ム箔、ポリプロピレンフィルムを一体化したラミネート
シート10に設けた矩形の電極収容凹部11内に収容さ
れる。その際電極収容凹部11は、積層電極4の外観形
状に応じて設けられていて、その開口部コーナーの曲率
半径R1は1.5mm、底部コーナーの同R2は0.5
mm、傾斜角度θは85°、深さDは4mm弱に設定さ
れているので、両者の間には無駄な空間が殆ど生じない
ように電極4を容易に収容することができる。
【0029】次いでラミネートシート10の左側半分の
平板状部5が、シート中央の折曲げ線T部分で右側に折
返され、皿状容器部6に重ね合わされる。そして両部
5、6の両側辺P1 、P3 が熱溶着によりシールされ
る。その後、開いている一辺P2から電極収容凹部11
内に所定量の電解質を注入し、一辺P2を熱溶着により
シールする。この際、リード8、9の一部を被覆する絶
縁フィルム12も、ラミネートシート10最内側のポリ
プロピレンフィルムと同材質であるので、フィルム相互
は良好に熱溶着され、正負極のリード8、9の先端部の
みが外装ケース7の一辺P2より外部に突出する。
【0030】本発明は上記の実施例に示すほかに、種々
の態様に外装ケースを構成することができる。例えば上
記例では1枚のラミネートシート10に平板状部5と皿
状容器部6を連なって設け、その長さ方向中央部で2つ
折して重なった周辺の3辺をシールした。しかし、平板
状部5と皿状容器部6を別体に形成し、その重なった周
辺の4辺すべてをシールして外装ケース7を構成しても
よい。
【0031】また、前記のように、電極収容凹部の一辺
に傾斜面を設けてここを積層電極の凹部への挿入案内と
すれば、凹部へ電極を円滑に収容することができ、電池
の組立生産性を高めることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、扁平な積層電極を、樹
脂フィルム主体の外装ケースの電極収容凹部内に無駄な
空間を生じることなしに収容でき、電池の外形縦横寸法
のコンパクト化を図ることができる。さらに、積層電極
の電極収容凹部内への収容作業を円滑容易に行うことが
でき、電池の生産効率の向上を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における電池を示す正面図
【図2】同電池の上面図
【図3】図2のIII―III線に沿った横断面図
【図4】図2のIV―IV線に沿った拡大縦断面図
【図5】外装ケースを構成するラミネートシートの平面
【図6】同縦断面図
【符号の説明】
1 正極板 2 負極板 3 セパレータ 4 積層電極 5 平板状部 6 皿状容器部 7 外装ケース 8 リード 9 リード 10 1枚のラミネートシート 11 電極収容凹部
フロントページの続き (72)発明者 小川 昌彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式 会社内 (72)発明者 吉尾 英明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式 会社内 Fターム(参考) 5H011 AA09 CC02 CC06 CC10 DD05 DD06 DD13 GG01 HH02 JJ12 KK00 KK01 KK03 5H029 AJ14 AK03 AL07 AM00 AM16 BJ04 CJ03 CJ05 DJ02 DJ03 EJ01 EJ12 HJ00 HJ04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれフィルム状またはシート状の正
    極板、セパレータおよび負極板を積層一体化した扁平な
    積層電極と、1対の樹脂フィルム主体のラミネートシー
    トで構成され、前記積層電極を内部に収容するとともに
    シートの重なった周囲をシールした外装ケースとからな
    り、 1対のラミネートシートのうち一方は平板状部とし、他
    方は前記積層電極を収容する電極収容凹部を有した皿状
    容器部として両シートの周囲を熱溶着でシールしたこと
    を特徴とする扁平電池。
  2. 【請求項2】 それぞれフィルム状またはシート状の正
    極板、セパレータおよび負極板を積層一体化した扁平な
    積層電極と、長さ方向の中央部で2つ折される1枚の樹
    脂フィルム主体のラミネートシートで構成され、前記積
    層電極を内部に収容するとともにシートの重なった周囲
    を熱溶着した外装ケースとからなり、 2つ折されるラミネートシートのうち一方を平板状部、
    他方を前記積層電極が収容される矩形の電極収容凹部を
    有した浅い皿状容器部とし、矩形の電極収容凹部の開口
    部コーナーの曲率半径R1は5mm≧R1≧0.5m
    m、凹部の深さDは10mm≧D≧2mm、凹部の側壁
    と底壁とで構成される底部コーナーの曲率半径R2は1
    mm≧R2≧0.3mmである扁平電池。
  3. 【請求項3】 樹脂フィルム主体のラミネートシート
    は、少なくとも3層のフィルムを一体化したものであ
    り、第1の樹脂フィルムと第2の樹脂フィルムとの間に
    金属箔を配し、重なり合う第2の樹脂フィルムは熱溶着
    性に優れた樹脂で構成されている請求項1または2に記
    載の扁平電池。
  4. 【請求項4】 それぞれフィルム状またはシート状の正
    極板、セパレータおよび負極板を積層一体化した扁平な
    積層電極と、長さ方向の中央部で2つ折される1枚の樹
    脂フィルム主体で3層以上を一体化したラミネートシー
    トで構成され、かつ前記積層電極を内部に収容して周囲
    が密閉される外装ケースとからなり、 2つ折されるラミネートシートのうち一方は平板状部、
    他方は前記積層電極を収容する矩形の電極収容凹部を有
    した皿状容器部とし、前記電極収容凹部の開放側の一辺
    を傾斜面とするとともに、凹部の開口部コーナーの曲率
    半径R1は5mm≧R1≧0.5mm、凹部の深さDは
    10mm≧D≧2mm、凹部の側壁と底壁とが交わる底
    部コーナーの曲率半径R2は1mm≧R2≧0.3m
    m、前記傾斜面と底壁とが交わる傾斜コーナーの曲率半
    径R3は1.5mm≧R3≧0.3mmである扁平電
    池。
  5. 【請求項5】 電極収容凹部の傾斜面と凹部底面との間
    の傾斜角を、30〜60°とした請求項4記載の扁平電
    池。
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