JP6045987B2 - 角形二次電池 - Google Patents

角形二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP6045987B2
JP6045987B2 JP2013137214A JP2013137214A JP6045987B2 JP 6045987 B2 JP6045987 B2 JP 6045987B2 JP 2013137214 A JP2013137214 A JP 2013137214A JP 2013137214 A JP2013137214 A JP 2013137214A JP 6045987 B2 JP6045987 B2 JP 6045987B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode body
wound electrode
flat surface
separator
surface facing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013137214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015011895A (ja
Inventor
佳佑 澤田
佳佑 澤田
卓 渡司
卓 渡司
龍彦 川崎
龍彦 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2013137214A priority Critical patent/JP6045987B2/ja
Publication of JP2015011895A publication Critical patent/JP2015011895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6045987B2 publication Critical patent/JP6045987B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Cell Separators (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Description

本発明は、例えば車載用途等に使用される角形二次電池に関する。
近年、電気自動車等の動力源として、エネルギー密度の高い角形のリチウムイオン二次電池の開発が進められている。車載用途の二次電池では、携帯電話用などと比較して大容量が必要であるために、複数の二次電池を搭載する場合がある。角形電池は、角形の電池容器に、発電要素である偏平の捲回電極体を収容している。捲回電極体は、正極板と負極板を、間にセパレータを介して絶縁された状態で重ねて捲回することによって構成されている。捲回電極体の捲回軸方向一方側には、正極未塗工部が束ねられた正極集電体積層部が設けられ、捲回軸方向他方側には、負極未塗工部が束ねられた負極集電体積層部が設けられており、正極集電体積層部には正極接続端子が接合され、また、負極集電体積層部には負極接続端子が接合されている。正極接続端子および負極接続端子は、例えば電池容器の外側で電池蓋などの電池容器の同一面上に配置された正極外部端子および負極外部端子にそれぞれ導通接続されており、電池容器が電気的に中立から成る構造、すなわち、電池容器が捲回電極体から絶縁された構造を有している。
この種の角形電池において、電池内部に位置する捲回電極体の正極集電体積層部、負極集電体積層部、及びこれらに接続される正極接続端子、負極接続端子が、電池容器の内壁を通じて短絡しないようにするために、また、捲回電極体を電池容器に挿入する際に捲回電極体の表面に傷がつかないようにするために、捲回電極体と電池容器の内壁との間に絶縁性の保護シートないしフィルムを介在させて保護しているものが種々提案されている。
たとえば、絶縁材シートが、捲回電極体の扁平面に対向する一対の幅広面を形成する一対の幅広面形成部と、その一対の幅広面形成部の間に存在する部分であって電池ケースの底面に対向する底面を形成する底面形成部と、上記一対の幅広面形成部の両側にそれぞれ存在する部分であって電池ケースの幅広面間の狭側面を形成する二対の狭側面形成部とを有しており、袋状に折り曲げられた内側に配置される狭側面形成部が、外側に配置される狭側面形成部よりも小さく形成されており、電池外装缶に挿入が容易になるように工夫されたものが知られている(例えば特許文献1を参照)。
特開2010−287456号公報
車載用途では複数の角形二次電池を搭載するために、個々の角形二次電池は極力小型化されることが望ましい。
本発明は、角形二次電池の厚さに着目し、厚さ方向の寸法を小さくすることができる角形二次電池の提供を目的としている。
上記課題を解決する本発明の角形二次電池は、正極体及び負極体が間にセパレータを介在させて捲回された扁平状の捲回電極体と、該捲回電極体を収容する有底の電池缶と、該電池缶の缶底に対向して開口する開口部を封止する蓋と、前記電池缶と前記捲回電極体との間に介在される絶縁保護フィルムを有する角形二次電池であって、前記捲回電極体は、前記捲回電極体の一対の湾曲面が蓋側と缶底側に分かれて配置され、最外周に捲回されている前記セパレータの捲き終わり端部が前記捲回電極体の一方の扁平面上で蓋側から缶底側に向かう向きに配置された姿勢状態で前記電池缶内に収容されており、前記絶縁保護フィルムは、前記捲回電極体の他方の扁平面に対向する第1扁平面対向部と、該第1扁平面対向部に連続して前記捲回電極体の缶底側の湾曲面に対向する湾曲面対向部と、該湾曲面対向部に連続して前記捲回電極体の一方の扁平面に対向する折り返し片部とを有しており、前記折り返し片部の先端部が前記セパレータの捲き終わり端部に対して缶底側に所定距離だけ離間した位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、捲回電極体と絶縁保護フィルムとの重なりによって局所的に電池厚さ方向の厚みが厚くなる箇所を少なくして、捲回電極体の扁平面をフラット化することができる。したがって、厚さ方向の寸法が小さい角形二次電池を提供することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
角形二次電池の外観斜視図。 角形二次電池の分解斜視図。 捲回電極体の分解斜視図。 発電要素組立体の斜視図。 絶縁保護フィルムの展開図。 絶縁保護フィルムと捲回電極体の位置関係を示す斜視図。 捲回電極体に絶縁保護フィルムの側面カバー部を巻き付けた状態を示す斜視図。 捲回電極体に絶縁保護フィルムの底面カバー部を巻き付けた状態を示す斜視図。 図8のA−A線断面図。 絶縁保護フィルムを粘着テープで固定した状態を示す斜視図。 粘着テープの貼付位置の他の実施例を示す斜視図。 絶縁保護フィルムの他の実施例を示す斜視図。 絶縁保護フィルムの他の実施例を示す斜視図。
次に、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態では、角形二次電池の一例として、ハイブリッド自動車や電気自動車で使用されるリチウムイオン二次電池の場合について説明する。
<第1実施の形態>
図1は、本実施の形態に係わる角形二次電池の外観斜視図、図2は、本実施形態に係わる角形二次電池の分解斜視図である。
角形二次電池C1は、電池缶1および蓋(電池蓋)6を備える。電池缶1内には、捲回電極体3が収納され、電池缶1の開口部1aが蓋6によって封止されている。蓋6は、電池缶1にレーザ溶接により接合されて、これら電池缶1と蓋6によって密閉された電池容器が構成される。蓋6には、正極外部端子8Aと、負極外部端子8Bが設けられている。
角形二次電池C1は、正極外部端子8Aと負極外部端子8Bを介して捲回電極体3に充電され、また外部負荷に電力を供給する。蓋6には、ガス排出弁10が一体的に設けられており、電池容器内の圧力が上昇すると、ガス排出弁10が開いて内部からガスが排出され、電池容器内の圧力が低減され、角形二次電池C1の安全性が確保されるようになっている。
角形二次電池C1の電池缶1は、いわゆる角形であり、長方形の缶底22と、缶底22の四辺からセル高さ方向(+Y方向)に立ち上がる角筒状の側壁部21と、側壁部21の上端でセル高さ方向に向かって開放された開口部1aとを有している。電池缶1の側壁部21は、セル厚さ方向(+Z方向)に離間して互いに対向する一対の幅広面部と、セル幅方向(+X方向)に離間して互いに対向する一対の幅狭面部とを有している。
捲回電極体3は、電池缶1内に絶縁保護フィルム2に包まれた状態で収容されている。捲回電極体3は、扁平形状を有しており、一対の扁平面と、これら一対の扁平面を間に介して互いに対向する断面円弧状の一対の湾曲面とを有している。捲回電極体3は、一方の湾曲面側から電池缶1内に挿入され、捲回軸方向がセル幅方向(+X方向)に沿う横向きの姿勢状態で電池缶1内に収容される。
捲回電極体3の電極箔露出部である正極箔接続部31dと負極箔接続部32dは、少なくとも一部が扁平厚さ方向に束ねられて平板状とされており、それぞれ正極集電板(集電端子)4Aの正極側接続端部42Aと負極集電板(集電端子)4Bの負極側接続端部42Bに超音波溶接により接合されている。正極集電板4Aと負極集電板4Bの各基端は、正極外部端子8Aと負極外部端子8Bにそれぞれ接続されている。蓋6にはガスケット5および絶縁板7が設けられており、正極集電板4Aと負極集電板4B、及び、正極外部端子8Aと負極外部端子8Bを、それぞれ蓋6から電気的に絶縁している。
電池缶1及び蓋6の材料には、金属製材料であるアルミニウムまたはアルミニウム合金が用いられる。正極集電板4A及び正極外部端子8Aの材料には、アルミニウムまたはアルミニウム合金が用いられている。負極集電板4B及び負極外部端子8Bの材料には、銅または銅合金が用いられている。
正極外部端子8A、負極外部端子8Bは、図示していないバスバー等に溶接接合される溶接接合部を有している。溶接接合部は、蓋6から上方に突出する直方体のブロック形状を有しており、下面が蓋6の表面に対向し、上面が所定高さ位置で蓋6と平行になるように配置されている。
正極接続部12A、負極接続部12Bは、正極外部端子8A、負極外部端子8Bの下面からそれぞれ突出して先端が蓋6の正極側貫通孔6A、負極側貫通孔6Bに挿入可能な円柱形状を有している。正極接続部12A、負極接続部12Bは、蓋6を貫通して正極集電板4A、負極集電板4Bの正極集電板基部41A、負極集電板基部41Bよりも電池缶1の内部側に突出しており、先端がかしめられて、正極外部端子8A、負極外部端子8Bと、正極集電板4A、負極集電板4Bを蓋6に一体に固定している。正極外部端子8A、負極外部端子8Bと蓋6との間には、ガスケット5が介在されており、正極集電板4A、負極集電板4Bと蓋6との間には、絶縁板7が介在されている。
正極集電板4A、負極集電板4Bは、蓋6の下面に対向して配置される矩形板状の正極集電板基部41A、負極集電板基部41Bと、正極集電板基部41A、負極集電板基部41Bの側端で折曲されて、電池缶1の幅広側面に沿って缶底22側に延出し、捲回電極体3の正極箔接続部31d、負極箔接続部32dに対向して重ね合わされた状態で接続される正極側接続端部42A、負極側接続端部42Bを有している。正極集電板基部41A、負極集電板基部41Bには、正極接続部12A、負極接続部12Bが挿通される正極側開口穴43A、負極側開口穴43Bがそれぞれ形成されている。
上記した正極外部端子8A及び正極集電板4Aにより正極側端子構成部が構成され、負極外部端子8B及び負極集電板4Bにより負極側端子構成部が構成されている。そして、これらの正極側端子構成部及び負極側端子構成部がガスケット5及び絶縁板7を介して蓋6に一体に組み付けられることにより蓋組立体が構成される。そして、蓋組立体に、捲回電極体3を組み付けることによって発電要素組立体(図4を参照)が構成される。
捲回電極体3は、蓋組立体の正極集電板4Aと負極集電板4Bとの間に支持されて、捲回軸方向が蓋6に平行に延在し、かつ扁平面が蓋6の下面に直交する方向に沿って延在し、捲回電極体3の一対の湾曲面が蓋6側と電池缶1の缶底22側に分かれて配置されている。
絶縁保護フィルム2は、蓋組立体に組み付けられている捲回電極体3を、正極集電板4A及び負極集電板4Bごと外側から覆い、電池缶1内で側壁部21との間及び缶底22との間にそれぞれ介在される。絶縁保護フィルム2は、絶縁性の合成樹脂製材料からなり、電池缶1と、捲回電極体3、正極集電板4A、負極集電板4Bとの間を絶縁し、また、角形二次電池C1に対して外部から衝撃や振動が作用した際に、捲回電極体3、正極集電板4A、負極集電板4Bが電池缶1に直接接触しないように、捲回電極体3、正極集電板4A、負極集電板4Bを保護する。絶縁保護フィルム2の構成及び作用効果については、後で詳細に説明する。
電池缶1は、捲回電極体3の周囲を絶縁保護フィルム2で覆った状態で開口部1aから電池缶1内に捲回電極体3を挿入した場合に、捲回電極体3の一対の扁平面と電池缶1の側壁部21の幅広側面とが間に絶縁保護フィルム2を挟み込んだ状態で当接し、若干の押圧力で押圧することによって挿入することができる寸法形状を有しており、捲回電極体3の捲回軸方向両側の端面と電池缶1の側壁部21の幅狭側面との間には、若干の間隙が形成されるようになっている。
電池缶1の開口部1aは、蓋6によって閉塞され、蓋6を電池缶1にレーザ溶接することによって封止される。そして、その後、電池缶1内に電解液が充填される。電解液は、蓋6の注液口9から電池缶1内に注入される。注液口9は、電解液の注入後に、注液栓11によって閉塞され、注液栓11を電池蓋6にレーザ溶接することによって封止される。
図3は、捲回電極体の一部を展開した状態を示す分解斜視図である。
捲回電極体3は、セパレータ33を間に挟んで正極体31と負極体32を重ね合わせて扁平形状に捲回した電極体であり、捲回軸方向の両側の端面には、正極合剤層31bおよび負極合剤層32bが塗布されていない正極電極箔露出部31c、負極電極箔露出部32cがそれぞれ配設されている。捲回電極体3は、最外周の電極体が負極体32であり、さらにその外側にセパレータ33が捲回されている。
セパレータ33は、捲回電極体3の一方の扁平面上に捲き終わり端部33a(図4を参照)が配置されて、セパレータ固定テープである粘着テープ20a(図4を参照)により捲き終わり端部33aを固定することによって、捲回状態に保持されている。捲回電極体3では、2枚のセパレータ33を用いており、それぞれの捲き終わり端部33aが同じ位置に重なり合って配置されている(図9のB部拡大図を参照)。
セパレータ33の捲き終わり端部33aは、捲回電極体3の一方の扁平面上で一方の湾曲面側から他方の湾曲面側に向かっており、捲回電極体3の中央位置よりも他方の湾曲面側に偏倚した位置に配置されている。
セパレータ33は、正極体31と負極体32との間を絶縁する役割を有している。負極体32の負極合剤層32bは、正極体31の正極合剤層31bよりも幅方向に大きく形成されている。そして、正極体31と負極体32は、正極合剤層31bの表面全体が必ず負極合剤31bに対向するように、負極合剤層32bの両端部よりも内側に正極合剤層31bの両端部が配置されるように重ね合わされる。セパレータ33は、厚さが20〜30μmの多孔質のポリエチレン樹脂である。セパレータ33の厚さは、0.01mmから0.50mmが好ましく、更に、0.03mmから0.20mmがより好ましい。
正極体31は、正極箔31aの両面に正極合剤層31bを塗布したものであり、正極箔31aの幅方向一方側には、未塗布の正極箔露出部31cを持つ。負極体32は、負極箔32aの両面に負極合剤層32bを塗布したものであり、負極箔32aの幅方向他方側には、未塗布の負極箔露出部32cを持つ。正極箔露出部31cと負極箔露出部32cは、それぞれ捲回軸方向において反対側に配置される。
正極箔31aは、厚さが20〜30μm程度のアルミニウム合金箔であり、負極箔32aは、厚さが15〜20μm程度の銅合金箔である。正極活物質は、マンガン酸リチウム等のリチウム含有遷移金属複酸化物であり、負極活物質は、リチウムイオンを可逆に吸蔵、放出可能な黒鉛等の炭素材である。
図4は、発電要素組立体の斜視図である。
捲回電極体3は、正極箔露出部31cおよび負極箔露出部32cがそれぞれ厚さ方向に予め押し潰されて形成された正極箔接続部31d及び負極箔接続部32dを、蓋組立体の正極集電板4Aおよび負極集電板4Bにそれぞれ超音波溶接により接合することによって、発電要素組立体として組み立てられる。
発電要素組立体では、捲回電極体3は、一方の扁平面上、すなわち、図中で+Z方向で示される正面側の扁平面3a上で、セパレータ33の捲き終わり端部33aが蓋6側から電池缶1の缶底22側に向かう向きに配置された姿勢状態で電池缶1内に収容されるように取り付けられている。
セパレータ33の捲き終わり端部33aは、捲回電極体3の中央位置よりも缶底側に偏倚した位置に配置されている。粘着テープ20aは、捲回電極体3の表側の扁平面3a上でセパレータ33の捲き終わり端部33aよりも蓋側から缶底側に亘るように貼着されている。例えば組電池を構成する角形二次電池C1の電池缶1が膨張した場合に、電池缶1において最も膨らむ箇所である側壁部21の幅広側面の中央位置は、固縛により押圧されるので、なるべく凹凸がなく平坦であることが好ましい。したがって、セパレータ33の捲き終わり端部33aを捲回電極体3の中央位置よりも他方の湾曲面側に偏倚した位置に配置することにより、捲き終わり端部33aの段差による凹凸が側壁部21の幅広側面の中央位置に形成されるのを防ぐことができる。
次に、絶縁保護フィルムの構成について詳細に説明する。
図5は、絶縁保護フィルムの展開図である。なお、以下では絶縁保護フィルムは不透明な部材からなるものとして示しているが、不透明に限定されるものではなく、透明であってもよい。
絶縁保護フィルム2は、捲回電極体3の側面を覆う側面カバー部51と、捲回電極体3の缶底側の湾曲面を覆う底面カバー部52を有している。側面カバー部51は、捲回電極体3の捲回軸方向に直交する方向を中心軸方向として捲回電極体3の周囲に捲き付けられて捲回電極体3の側面を正極集電板4A及び負極集電板4Bごと外側から覆う構成を有し、底面カバー部52は、側面カバー部51に連続して捲回電極体3の捲回軸方向に沿う方向を中心軸方向として捲回電極体3に捲き付けられて缶底側の湾曲面を覆う構成を有する。絶縁保護フィルム2は、図5に示すように、上部の横長矩形部分が側面カバー部51を形成し、側面カバー部51に連続して突出する下部の部分が底面カバー部52を形成する。
側面カバー部51は、一定幅で延在する帯形状を有しており、捲回電極体3の背面側の扁平面(他方の扁平面)に全面に亘って対向する背面対向部51a(第1扁平面対向部)と、背面対向部51aから長辺方向に沿って互いに離間する方向に連続して突出して捲回電極体3の正面側の扁平面3a(一方の扁平面)にそれぞれ対向する一対の正面対向部51b、51c(一対の第2扁平面対向部)とを有している。なお、背面対向部51aと正面対向部51b、51cとの間には、捲回電極体3の両側の端面にそれぞれ対向する一対の端面対向部51d、51eが設けられている。
一対の正面対向部51b、51cは、側面カバー部51の長辺方向一方側と他方側に分かれており、側面カバー部51を捲回電極体3に巻き付けた場合に捲回電極体3の正面側の扁平面3aに重ね合わされて部分的に覆い、扁平面3a上で長辺方向一方側の側端部51gと、長辺方向他方側の側端部51fとが互いに捲回電極体3の捲回軸方向に所定距離d1(図7を参照)だけ離間した位置に配置されて、側端部51gと側端部51fとの間に隙間が形成される。
一対の正面対向部51b、51cは、粘着テープ20b(第2絶縁保護フィルム固定テープ)によって互いに固定されている。粘着テープ20bは、一方の側端部51gから他方の側端部51fに亘って貼着されている。
側面カバー部51の正面対向部51b、51cは、長辺方向の長さが互いに異なっており、本実施の形態では、正面対向部51cの方が51bよりも長く、側端部51f、51gが捲回電極体3の扁平面3a上で且つ扁平面3aの中央位置よりも捲回軸方向一方側に偏倚した位置に配置されるようになっている。
正面対向部51b、51cの側端部51f、51gを捲回電極体3の中央位置よりも捲回軸方向一方側に偏倚した位置に配置することにより、角形二次電池C1の膨張時に側端部51f、51gの段差による凹凸が側壁部21の幅広側面の中央位置に形成されるのを防ぐことができ、側壁部21の幅広側面をなるべく平坦にすることができる。
また、側端部51f、51gを偏倚した位置に配置することによって、側端部51f、51gを固定する粘着テープ20bも偏倚した位置に配置することができ、捲回電極体3の捲回軸方向中央位置でセパレータ33の捲き終わり端部33aを固定する粘着テープ20aの位置に粘着テープ20bが重なって配置されて捲回電極体3の厚さが厚くなるのを防ぐことができる。
底面カバー部52は、側面カバー部51の背面対向部51aの下端に連続して側面カバー部51の長辺方向に直交する方向に突出して設けられている。底面カバー部52は、捲回電極体3の缶底側の湾曲面に巻き付けた場合に、捲回電極体3の缶底側の湾曲面に対向する湾曲面対向部52aと、湾曲面対向部52aに連続して捲回電極体3の正面側の扁平面3aに対向する折り返し片部52bと、湾曲面対向部52aに連続して捲回電極体3の端面にそれぞれ対向する一対のフラップ部52cを有している。
湾曲面対向部52aは、捲回電極体3の捲回軸方向の長さにほぼ等しい長さと、捲回電極体3の湾曲面に沿って湾曲して湾曲面全面を覆う幅とを有している。折り返し片部52bは、湾曲面対向部52aに連続して突出して形成されている。一対のフラップ部52cは、底面カバー部52の両側端に連続して互いに離反する方向にそれぞれ突出しており、電池缶1内への挿入により折り曲げられて、捲回電極体3の捲回軸方向両側の端面と電池缶1の側壁部21の幅狭面部との間にそれぞれ介在される。
折り返し片部52bは、底面カバー部52を捲回電極体3の缶底側の湾曲面に捲き付けた際に、正面対向部51b、51cに重ね合わされて、捲回電極体3の正面側の扁平面3aを部分的に覆う。そして、電池缶1内に挿入された際に、捲回電極体3の正面側の扁平面3aと電池缶1の側壁部21の幅広面部との間に介在されて、扁平面3a上で折り返し片部52bの先端部52dがセパレータ33の捲き終わり端部33aに対して缶底側に所定距離d2(図9を参照)だけ離間した位置に配置される。
絶縁保護フィルム2は、例えばPP(ポリプロピレン)などの合成樹脂製の一枚のシートまたはフィルム部材からなる。絶縁保護フィルム2の厚さは、セパレータ33の1枚分の厚さよりも厚く、3枚分の厚さよりも薄い厚さに設定されており、本実施の形態では、セパレータ33は、1枚分の厚さが20〜30μmに設定されており、絶縁保護フィルム2の厚さは、その約2倍である50μmに設定されている。
なお、絶縁保護フィルム2の材料としてPPを使用した場合を例に示したが、これに限定されるものではなく、例えば、PFA(ポリテトラフルオロエチレン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)や、電解液により反応や変質しない素材の合成樹脂であれば用いることができる。
次に、絶縁保護フィルムの取り付け方法について図6〜図8を用いて説明する。
図6は、絶縁保護フィルムと捲回電極体の位置関係を示す斜視図、図7は、捲回電極体に絶縁保護フィルムの側面カバー部を巻き付けた状態を示す斜視図、図8は、捲回電極体に絶縁保護フィルムの底面カバー部を巻き付けた状態を示す斜視図である。
まず、図6に示すように、蓋6の下面に絶縁保護フィルム2の上端部を沿わせて、発電要素組立体に対して絶縁保護フィルム2を配置する。そして、捲回電極体3の背面側の扁平面に、絶縁保護フィルム2の側面カバー部51の背面対向部51aを対向して配置させ、側面カバー部51と底面カバー部52との境界部分が捲回電極体3の背面側の扁平面の下端部に配置されるように位置合わせをする。
次に、絶縁保護フィルム2の側面カバー部51の両端部を、図6の矢印I、IIで示すように、捲回電極体3の外側から正極集電板4A及び負極集電板4Bごと覆うように巻き付ける。絶縁保護フィルム2は、図7に示すように、捲回電極体3の側面に側面カバー部51を巻き付けると、正面対向部51bの側端部51fと、他方の正面対向部51cの側端部51gとが互いに捲回電極体3の捲回軸方向に所定距離d1だけ離間した位置に配置されて側端部51gと側端部51fとの間に隙間が形成される。
この隙間d1は、1mm〜10mm程度であり、3mm〜5mmが望ましい。このように、隙間d1を設けて、一方の正面対向部51bの側端部51fと他方の正面対向部51cの側端部51gとが重なり合うのを防ぐことにより、電池厚さ方向の寸法が、絶縁保護フィルム2の重なり分だけ大きくなるのを防ぐことができる。
そして、側面カバー部51を巻き付けた後に底面カバー部52を、図7の矢印IIIに示すように、捲回電極体3の缶底側の湾曲面に沿って巻き付ける。底面カバー部52の湾曲面対向部52aは、捲回電極体3の缶底側の湾曲部に沿って湾曲した形状とされる。そして、折り返し片部52bは、一方の正面対向部51bおよび他方の正面対向部51cの外側に重ねて配置される。
捲回電極体3は、図8に示すように、缶底側の湾曲部の端面部分と、正面対向部51bの側端部51fと正面対向部51cの側端部51gとの間に設けられる隙間d1の部分とを除いて、絶縁保護フィルム2に覆われた状態とされる。
図9は、図8のA−A線断面図である。
捲回電極体3は、セパレータ33の捲き終わり端部33aが蓋6側から電池缶1の缶底22に向かう向きで正面側の扁平面3a上に配置されている。そして、絶縁保護フィルム2は、底面カバー部52の折り返し片部52bの先端部52dが捲回電極体3の缶底側の湾曲面から蓋6側の湾曲面に向かう向きで正面側の扁平面3a上に配置されている。図9のB部拡大図に示すように、折り返し片部52bの先端部52dは、セパレータ33の捲き終わり端部33aに対して缶底側に所定距離d2だけ離間した位置に配置されて、折り返し片部52bの先端部52dとセパレータ33の捲き終わり端部33aとが隙間d2を介して対向しており、互いに重ならないように配置されている。
このように、セパレータ33の捲き終わり端部33aと絶縁保護フィルム2の折り返し片部52bの先端部52dとが互いに重ならないようにすることで、電池厚さ方向の寸法が、絶縁保護フィルム2の重なり分だけ大きくなるのを防ぐことができ、角形二次電池C1の厚さ方向の小型化を図ることができる。
本実施の形態では、折り返し片部52bを有する絶縁保護フィルム2は、約50μmの厚さを有しており、セパレータ33は、約20〜30μmの厚さを有している。そして、図9のB部拡大図に示すように、セパレータ33は、2枚重ねされているので、その厚さは、合計で40〜60μmとなり、絶縁保護フィルム2とほぼ同じ厚さとなる。
したがって、折り返し片部52bの表面と、正面対向部51b、51cの表面とをほぼ面一の高さに揃えて平滑な面とすることができ、段差が形成されるのを防ぐことができる。したがって、電池缶1に挿入する際に段差が引っかかるのを防いで、角形二次電池C1の組立作業の円滑化を図ることができる。
図10は、絶縁保護フィルムを粘着テープで固定した状態を示す斜視図である。
絶縁保護フィルム2は、図10に示すように、捲回電極体3に巻き付けた後、粘着テープ20b及び粘着テープ20cで固定される。粘着テープ20b(第2絶縁保護フィルム固定テープ)は、正面対向部51bの一方の側端部51fから正面対向部51cの他方の側端部51gに亘って貼着されている。粘着テープ20c(第1絶縁保護フィルム固定テープ)は、底面カバー部52の折り返し片部52bから正面対向部51cに亘って貼着されている。
粘着テープ20a、20b、20cは、捲回電極体3の扁平面3aに沿う方向でそれぞれ離間した位置に配置されている。粘着テープ20b、20cの配置位置は、扁平面3aの中央位置よりもセル高さ方向あるいはセル幅方向に偏倚した位置が好ましい。本実施の形態では、粘着テープ20bは、扁平面3aの中央位置よりも捲回電極体3のセル高さ方向下側に偏倚した位置に貼着されており、粘着テープ20cは、捲回電極体3のセル幅方向中央位置よりも正極側に偏倚した位置に貼着されている。
そして、粘着テープ20bは、隙間d1から露出するセパレータ33の捲き終わり端部33aを覆う位置に貼り付けられている。したがって、捲き終わり端部33aを保護し、電池缶1内への挿入時に捲き終わり端部33aが電池缶1の開口部1aに引っ掛かるのを防ぐことができる。
図11は、粘着テープの貼付位置の他の実施例を示す斜視図である。
貼着テープ20dは、正面対向部51bの側端部51fと正面対向部51bの側端部51gとが接近し、かつ底面カバー部52の折り返し片部52bの先端部52dが接近する箇所に1箇所だけ貼り付けられており、捲回電極体3に絶縁保護フィルム2を固定している。すなわち、粘着テープ20dは、折り返し片部52から一対の正面対向部51b、51cの両方に亘って貼着されている。粘着テープ20aと20dは、捲回電極体3の扁平面3aに沿う方向で互いに離間した位置に設けられている。この実施例によれば、図10の構成と同様に、厚さ方向の寸法を小さくすることができ、さらに図10の構成と比較して貼着テープ20の数を少なくすることができる。
固定方法としては、粘着テープ20b,20c,20d等で留める方法の他に、接着剤で留めてもよい。また、例えば一方のフィルム面に電解液によって反応や変質しない粘着材が塗布されたシール状の粘着フィルムを用いてもよく、粘着テープや接着剤を用いた場合よりも、容易に固定することができる。図10に示す実施例では、粘着テープ20b、20cの2箇所で固定しているが、これに限定されるものではなく、絶縁保護フィルム2の巻き付けを保持できるのであれば1箇所としてもよい。
本実施の形態に係わる角形二次電池C1によれば、扁平面3a上で折り返し片部52bの先端部52dがセパレータ33の捲き終わり端部33aに対して缶底側に所定距離d2だけ離間した位置に配置されており、互いに重ならないように配置されている。そして、側面カバー部51の正面対向部51bの側端部51fと他方の正面対向部51cの側端部51gとが互いに捲回電極体3の捲回軸方向に所定距離d1(図7を参照)だけ離間した位置に配置されており、互いに重ならないように配置されている。
したがって、電池厚さ方向の寸法が絶縁保護フィルム2の重なり分だけ大きくなるのを防ぐことができる。すなわち、捲回電極体3と絶縁保護フィルム2との重なりによって局所的に電池厚さ方向の厚みが厚くなる箇所を少なくして、捲回電極体3の扁平面3aをフラット化することができ、電池の小型化、あるいは、容量増大を図ることができる。
なお、折り返し片部52bの先端部52dとセパレータ33の捲き終わり端部33aの配置位置、側面カバー部51の正面対向部51bの側端部51fと他方の正面対向部51cの側端部51gの配置位置、粘着テープ20a〜20cの配置位置は、上記した実施の形態で示した位置、すなわち、扁平面3aの中央位置から捲回軸方向あるいはセル高さ方向に偏位した位置に限定されるものではなく、かかる位置に配置するとより好ましいというものであり、捲回軸方向中央位置に配置することを排除するものではない。
図12、図13は、絶縁保護フィルムの他の実施例を示す図である。
図12、図13は、捲回電極体に絶縁保護フィルムの側面カバー部を巻き付けた状態を示す斜視図であり、図7に対応する図である。
図12に示す絶縁保護フィルム2は、側面カバー部51の正面対向部51bと51cの長さが等しくなっている。例えば上述のように正面対向部51bと51cのうち、いずれか一方のみが極端に長いと、捲回電極体3の周りに捲き付けた際に、側端部51g、51fのセル高さ方向のズレ量が大きくなる可能性があり、捲き付け作業に注意を要する。これに対して、捲回軸方向の長さをほぼ等しくすると、いずれか一方のセル高さ方向のズレ量が大きくなるのを防ぐことができ、側面カバー部51を正規の位置に精度良く配置することができる。
また、図12に示す例では、粘着テープ20aを、正面対向部51bの側端部51fと、正面対向部51cの側端部51gとの間の隙間d1に配置している。したがって、粘着テープ20aと正面対向部51b又は51cとが重なり合って電池厚さ方向の寸法が大きくなるのを防ぎ、角形二次電池の小型化を図ることができる。
図13に示す絶縁保護フィルム2は、粘着テープ20aに沿って、正面対向部51cの側端部51gに切り欠き51hが設けられている。切り欠き部51hは、正面対向部51cの側端部51gを矩形に切り欠くことによって形成されている。切り欠き部51hは、捲回電極体3のセパレータ33の捲き終わり端部33aを留める粘着テープ20aから離間する位置に配置されており、相互に重なるのを避けるようになっている。
図13に示す絶縁保護フィルム2によれば、正面対向部51bの側端部51fと正面対向部51cの側端部51gとの間の隙間d1は、第2実施の形態と比較して狭くなっている。したがって、電池の厚さ方向の寸法が大きくなるのを防ぎつつ、捲回電極体3の表面をできるだけ多く覆うことができ、捲回電極体3の扁平面3aが露出する面積をより少なくすることができる。
したがって、例えば電池缶1に挿入する際に、捲回電極体3のセパレータ33を傷つけるのを防止することができる。また、絶縁保護フィルム2よりも摩擦係数が高いセパレータ33と電池缶1との接触面積を少なくすることができ、容易に電池缶1に挿入することができる。
なお、上記した実施例では、正面対向部51cの側端部51gにのみ切り欠き部51hを設けた場合について説明したが、正面対向部51bの側端部51fにのみ切り欠き部を設けてもよく、また、側端部51gと51fの両方に切り欠き部を設けてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
C1 角形二次電池
1 電池缶
1a 開口部
2 絶縁保護フィルム
3 捲回電極体
3a 正面側の扁平面(一方の扁平面)
4A 正極集電板
4B 負極集電板
5 ガスケット
6 蓋
6A 正極側貫通孔
6B 負極側貫通孔
7 絶縁板
8A 正極外部端子
8B 負極外部端子
9 注液口
10 ガス排出弁
11 注液栓
12A 正極接続部
12B 負極接続部
20a 粘着テープ(セパレータ固定テープ)
20b 粘着テープ(第2絶縁保護フィルム固定テープ)
20c 粘着テープ(第1絶縁保護フィルム固定テープ)
20d 粘着テープ(第1絶縁保護フィルム固定テープ)
21 側壁部
22 缶底
31 正極体
31a 正極箔
31b 正極合剤
31c 正極箔露出部
31d 正極箔接続部
32 負極体
32a 負極箔
32b 負極合剤
32c 負極箔露出部
32d 負極箔接続部
33 セパレータ
33a 捲き終わり端部
51 側面カバー部
51a 扁平面対向部
51b、51c 正面対向部
51f、51g 側端部
52 底面カバー部
52a 湾曲面対向部
52b 折り返し片部
52c フラップ部
52d 先端部

Claims (10)

  1. 正極体及び負極体が間にセパレータを介在させて捲回された扁平状の捲回電極体と、該捲回電極体を収容する有底の電池缶と、該電池缶の缶底に対向して開口する開口部を封止する蓋と、前記電池缶と前記捲回電極体との間に介在される絶縁保護フィルムを有する角形二次電池であって、
    前記捲回電極体は、前記捲回電極体の一対の湾曲面が蓋側と缶底側に分かれて配置され、最外周に捲回されている前記セパレータの捲き終わり端部が前記捲回電極体の一方の扁平面上で蓋側から缶底側に向かう向きに配置された姿勢状態で前記電池缶内に収容されており、
    前記絶縁保護フィルムは、前記捲回電極体の他方の扁平面に対向する第1扁平面対向部と、該第1扁平面対向部に連続して前記捲回電極体の缶底側の湾曲面に対向する湾曲面対向部と、該湾曲面対向部に連続して前記捲回電極体の一方の扁平面に対向する折り返し片部とを有しており、前記折り返し片部の先端部が前記セパレータの捲き終わり端部に対して缶底側に離間した位置に配置されており、
    前記絶縁保護フィルムは、前記捲回電極体の捲回軸方向に直交する方向を中心軸方向として前記捲回電極体に捲き付けられて前記捲回電極体の側面を覆う側面カバー部と、該側面カバー部に連続して前記捲回電極体の捲回軸方向に沿う方向を中心軸方向として前記捲回電極体に捲き付けられて缶底側の湾曲面を覆う底面カバー部と、を有しており、前記側面カバー部が前記第1扁平面対向部を有し、前記底面カバー部が前記湾曲面対向部と前記折り返し片部とを有することを特徴とする角形二次電池。
  2. 前記側面カバー部は、前記第1扁平面対向部から互いに離間する方向に連続して前記捲回電極体の一方の扁平面にそれぞれ対向する一対の第2扁平面対向部を有しており、前記一対の第2扁平面対向部の各側端部が互いに前記捲回電極体の捲回軸方向に離間した位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の角形二次電池。
  3. 前記捲回電極体の一方の扁平面に対して、前記一対の第2扁平面対向部のそれぞれが重ね合わされておりかつ前記一対の第2扁平面対向部同士は重なり合っておらず、前記一対の第2扁平面対向部に前記折り返し片部が重ね合わされていることを特徴とする請求項2に記載の角形二次電池。
  4. 該捲回電極体の一方の扁平面上で前記セパレータの捲き終わり端部よりも蓋側から缶底側に亘って貼着されて前記セパレータの捲き終わり端部を固定するセパレータ固定テープと、
    前記折り返し片部から前記一対の第2扁平面対向部のうちの少なくとも一方の第2扁平面対向部に亘って貼着されて前記折り返し片部を前記第2扁平面対向部に固定する第1絶縁保護フィルム固定テープと、を有し、
    前記セパレータ固定テープと、前記第1絶縁保護フィルム固定テープは、前記捲回電極体の一方の扁平面に沿う方向で互いに離間した位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の角形二次電池。
  5. 前記一対の第2扁平面対向部の一方の側端部から他方の側端部に亘って貼着されて前記一対の第2扁平面対向部を固定する第2絶縁保護フィルム固定テープを有し、
    前記セパレータ固定テープと、前記第1絶縁保護フィルム固定テープと、前記第2絶縁保護フィルム固定テープは、前記捲回電極体の一方の扁平面に沿う方向でそれぞれ離間した位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の角形二次電池。
  6. 前記セパレータ固定テープは、前記一対の第2扁平面対向部の一方の側端部と他方の側端部との間に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の角形二次電池。
  7. 前記一対の第2扁平面対向部の少なくともいずれか一方の側端部には、前記セパレータ固定テープから離間する切り欠き部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の角形二次電池。
  8. 前記第1絶縁保護フィルム固定テープは、前記折り返し片部から前記一対の第2扁平面対向部のそれぞれに亘って貼着されて前記折り返し片部と前記一対の第2扁平面対向部を互いに固定していることを特徴とする請求項4に記載の角形二次電池。
  9. 前記絶縁保護フィルムは、前記セパレータの1枚分の厚さよりも厚く、3枚分の厚さよりも薄い厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の角形二次電池。
  10. 前記セパレータの捲き終わり端部は、前記捲回電極体の扁平面の中央位置よりも缶底側の湾曲面に接近する方向に偏倚した位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の角形二次電池。
JP2013137214A 2013-06-28 2013-06-28 角形二次電池 Active JP6045987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013137214A JP6045987B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 角形二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013137214A JP6045987B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 角形二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015011895A JP2015011895A (ja) 2015-01-19
JP6045987B2 true JP6045987B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=52304887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013137214A Active JP6045987B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 角形二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6045987B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6210336B2 (ja) * 2015-05-15 2017-10-11 トヨタ自動車株式会社 二次電池
KR102214359B1 (ko) 2016-08-25 2021-02-08 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지
JP6975381B2 (ja) * 2017-10-02 2021-12-01 トヨタ自動車株式会社 非水電解液二次電池
JP7004206B2 (ja) * 2017-12-22 2022-01-21 トヨタ自動車株式会社 組電池
KR20200108719A (ko) * 2019-03-11 2020-09-21 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지
CN113287222B (zh) * 2019-03-20 2024-03-19 日本汽车能源株式会社 二次电池

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4806270B2 (ja) * 2006-02-21 2011-11-02 三洋電機株式会社 角形電池
KR100876270B1 (ko) * 2007-03-19 2008-12-26 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지
KR101050533B1 (ko) * 2008-06-18 2011-07-20 삼성에스디아이 주식회사 전극 조립체 및 이를 구비한 이차 전지
JP5257697B2 (ja) * 2009-06-12 2013-08-07 トヨタ自動車株式会社 電池
KR101100948B1 (ko) * 2010-07-29 2011-12-29 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지
JP2012074287A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Hitachi Vehicle Energy Ltd 角形二次電池
JP5527147B2 (ja) * 2010-09-30 2014-06-18 株式会社Gsユアサ 電池
JP5966297B2 (ja) * 2011-09-28 2016-08-10 株式会社Gsユアサ 蓄電素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015011895A (ja) 2015-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9837642B2 (en) Electric storage device
KR100891383B1 (ko) 파우치형 이차 전지
JP5336024B1 (ja) 二次電池
KR101216422B1 (ko) 실링부의 절연성이 향상된 이차전지
JP6045987B2 (ja) 角形二次電池
WO2011099224A1 (ja) 積層型二次電池
JP5841571B2 (ja) 二次電池
JP5558262B2 (ja) 電池
JP6270613B2 (ja) 角形二次電池
JP6682758B2 (ja) 蓄電素子
JP2016100046A (ja) 角形二次電池
JP2006351361A (ja) フィルム外装型蓄電装置
KR20140035249A (ko) 축전 소자
JP5975854B2 (ja) 角形二次電池
KR101261243B1 (ko) 변형된 구조의 보호테이프를 포함하는 전지셀 및 이를 포함하고 있는 전지모듈
EP2429012A1 (en) Secondary battery
KR101821488B1 (ko) 전지
JP2018107054A (ja) 角形二次電池
JP2009181899A (ja) 積層式電池
JP6235422B2 (ja) 二次電池
JP5942366B2 (ja) 蓄電素子
JP6360305B2 (ja) 角形二次電池
JP2015046217A (ja) 薄型二次電池
US20230118792A1 (en) Secondary battery
WO2022196460A1 (ja) 電気化学セル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6045987

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250