JP2000207998A - 押しボタン装置 - Google Patents

押しボタン装置

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JP2000207998A
JP2000207998A JP11010550A JP1055099A JP2000207998A JP 2000207998 A JP2000207998 A JP 2000207998A JP 11010550 A JP11010550 A JP 11010550A JP 1055099 A JP1055099 A JP 1055099A JP 2000207998 A JP2000207998 A JP 2000207998A
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JP
Japan
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guide
push button
lever
button
fast
Prior art date
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Application number
JP11010550A
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English (en)
Inventor
Yukio Matsumoto
幸雄 松本
Akira Ishihara
明 石原
Takeshi Sano
武史 佐野
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押しボタン装置全体の押し方向の寸法を短
く構成可能とし、押しボタンの配置位置を適正に保持可
能とし、押し動作上の誤差を小さくする。 【解決手段】押しボタン72の先端側に渡って移動動作
を案内するよう案内手段90、98、126を配設す
る。押しボタン72から離間した位置に押しボタン72
の移動動作を案内する案内手段120、128を配設す
る。これにより、押しボタン72付レバー部材110の
全体の寸法が同じでもレバー部材110側に配設された
案内手段120、128に対し、押しボタン72側の案
内手段90、98、126を押しボタン72の先端側に
寄せて構成しただけ遠くに離す。そして、押しボタン7
2自体を直接的にガイドし配置位置を適正に保持し配置
位置の誤差や動作上の振れを削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機構部を機械的
に操作するための押しボタン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、押しボタン装置を利用し、各種機
構を機械的に操作するものとして、図12及び図13に
例示するようなカセットレコーダ10が用いられてい
る。
【0003】このカセットレコーダ10は、蓋12付の
ハウジング14内の底側から図示しない電気回路を設け
たプリント基板と動作機構を設置したいわゆるメカシャ
ーシ16とを納め、その上をカバーすると共にハウジン
グと相俟ってカセットテープの収容部を形成するいわゆ
るセンターフレーム18を設置して構成する。
【0004】このようなカセットレコーダに用いられる
メカシャーシ16は、略矩形状の金属平板を段付け加
工、打抜き開口穿設加工、縁曲げ加工及び絞り加工等の
加工が多用され複雑な形状に形成されている。
【0005】メカシャーシ16の長手方向の一方の自由
端側部には、折曲加工及び絞り加工によって曲げ起され
た折曲端辺部20が形成されている。
【0006】図13に示すようにメカシャーシ16に
は、4個の押しボタン装置22、24、26、28と図
示しないフライホイル、ピンチレバー、リール台及び回
転伝達ギヤ等の部品とを装着するためのガイドや軸受
部、支持部等をアウトサート成形するため、又は案内開
口用に、多数の開口、溝又は穴が打抜きプレス加工等に
より高密度で形成されている。そして、メカシャーシ1
6には、アウトサート成形により、ガイド構造、軸受、
支持部、位置決めピン等の各種構造物を一体成形する。
【0007】このように構成されたメカシャーシ16の
上側には、化粧カバーとしてのセンターフレーム18が
配置される。センターフレーム18は、ABS樹脂等の
成形部品であり、カセットレコーダ10におけるカセッ
トテープを収納する収納室の底面を構成する平板部30
の周囲に、カセットレコーダ10の外周側部の一部を構
成する周壁部32を一体に設けて構成されている。
【0008】センターフレーム18の平板部30部分に
は、収納したカセットテープの磁気テープを露呈させる
側辺近くの突出側面部を入れるよう設けられた略台形状
の逃げ開口34と、リール台を貫通して突出させるため
の長円状の通し開口36、38が穿設されている。
【0009】さらにセンターフレーム18の周壁部32
の所定部には、4個のプッシュボタン付スライドレバー
22、24、26、28の各プッシュボタン部22A、
24A、26A、28Aをそれぞれ挿通するための挿通
穴40、42、44、46と、操作レバー挿通用の通し
穴48とが穿設されている。
【0010】そして、センターフレーム18には、その
裏側へ逃げ開口34部分にセンターフレーム18の一部
が露呈した状態となるようメカシャーシ16を一体的に
取り付ける。
【0011】上述のように一体化されたメカシャーシ1
6とセンターフレーム18に対して、カセットレコーダ
10の動作機構を操作する押しボタン装置であるプレイ
ボタン付スライドレバー22、ストップボタン付スライ
ドレバー24、巻き戻しボタン付スライドレバー26及
び早送りボタン付スライドレバー28がそれぞれ押し込
み又は突出動作可能に装着される。
【0012】このプレイボタン付スライドレバー22
は、矩形平板状のレバー部22Bの一方の長辺に押しボ
タン22Aが設けられ、この押しボタン22Aから遠く
離れるように他方の長辺から矩形突片状で長溝に形成し
た案内溝50を穿設した案内部52が突設されている。
このプレイボタン付スライドレバー22は、その矩形平
板状のレバー部22Bにおけるボタン押し込み方向に沿
った案内辺部54と、案内溝50とをメカシャーシ16
の図示しないガイド部材で押し込み又は突出動作が案内
され、かつ押しボタン22Aが挿通穴40に挿通される
状態に装着されている。
【0013】図13に示すように、ストップボタン付ス
ライドレバー24、巻き戻しボタン付スライドレバー2
6及び早送りボタン付スライドレバー28は、それぞれ
変形板状の各レバー部24B、26B、28Bにおける
各々の押しボタン24A、26A、28A近くの基端側
平板部分へ穿設したT字状の各ガイド溝56にメカシャ
ーシ16の折曲端辺部20部分の各所定位置にT字状に
突設した各ガイド片58を各々摺動自在に挿通する。
【0014】これとともに、各レバー部24B、26
B、28Bは、その長く延出した先端部のガイド部60
をメカシャーシ16上の各種支受構造部へ摺動自在に支
受させることにより押し込み又は突出動作が案内され、
かつ各押しボタン24A、26A、28Aが各対応する
挿通穴42、44、46に挿通されるよう装着されてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の押
しボタン装置では、その取付状態において押し方向に向
って上下左右の方向へ揺れ動いたり、位置がずれたりし
ないように支受する必要がある。特に、複数の押しボタ
ン22A、24A、26A、28Aを相互に接近して並
べて配置する場合には、各ボタン22A、24A、26
A、28Aの配置位置がずれると一部のボタンだけが列
から突出したり、相互間で当って動作を防げたりするの
で、これを防止するため誤差の少ない適正状態に配置す
る必要がある。
【0016】このため、押しボタン装置としてのストッ
プボタン付スライドレバー24、巻き戻しボタン付スラ
イドレバー26及び早送りボタン付スライドレバー28
では、各々押しボタン24A、26A、28A側の基端
側のガイド溝56と、これから離れた先端側のガイド部
60との距離をできるだけ長く設定し、基端側のガイド
溝56の支受部分又は先端側のガイド部60の支受部分
に多少の組立誤差を生じても各押しボタン24A、26
A、28Aの配置位置に大きな誤差が生じないように構
成せねばならない。
【0017】また、プレイボタン付スライドレバー22
では、案内辺部54と案内溝50との距離を長くして押
しボタン22Aの配置位置が適正となるよう構成せねば
ならない。
【0018】しかし、前述のようにして基端側のガイド
溝56から先端側のガイド部60までの支受部間距離を
長く設定し、案内辺部54から案内溝50までの支受部
間距離を長く設定する場合には、ストップボタン付スラ
イドレバー24、巻き戻しボタン付スライドレバー2
6、早送りボタン付スライドレバー28及びプレイボタ
ン付スライドレバー22を各ボタン部24A、26A、
28A、22Aから先端にかけて長尺に大型化せねばな
らず、これらのガイド部60と案内溝50との部分を支
受するためにメカシャーシ16もそのガイド片58を設
けた側部から各ガイド部60と案内溝50とをそれぞれ
支受するための各種支受構造部までの奥行きを広くし、
大型に構成せねばならなくなる。
【0019】本発明は上記事実を考慮し、押しボタン装
置全体の押し方向の寸法を短く構成可能とするととも
に、押しボタンの配置位置を適正にし、押し操作の動作
上の誤差を小さくできる押しボタン装置を新たに提供す
ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の押しボタン装置は、押しボタンを一体的に設けたレバ
ー部材と、押しボタンの先端側に渡って配設され、押し
ボタンの移動動作を案内するよう構成された案内手段
と、レバー部材における、押しボタンから離間した位置
に配設され、押しボタンの移動動作を案内するよう構成
された案内手段と、を有することを特徴とする。
【0021】上述のように構成することにより、押しボ
タンの一部において、押しボタンの移動動作が案内され
るので、押しボタン自体を直接的にガイドするよう支持
し、その配置位置を適正に保持することができる。ま
た、押しボタン付レバー部材の全体の寸法が同じでもレ
バー部材側に配設された案内手段に対し、押しボタン側
の案内手段を押しボタンの先端側に寄せて構成しただけ
遠くに離すことができ、案内手段での組み付け誤差や遊
びによって生ずる押しボタンの配置位置の誤差や動作上
の振れを削減することができる。
【0022】本発明の請求項2に記載の押しボタン装置
は、支持部材の端部から延出されたガイド片と、ガイド
片を内部に挿入可能なようにスリットに挿通して移動動
作が案内されるよう構成された押しボタン部分と、押し
ボタン部分に一体的に設けられ、ガイド片から離間した
位置に押しボタン部分の移動動作をガイドする案内手段
を設けたレバー部分と、を有することを特徴とする。
【0023】上述のように構成することにより、請求項
1記載の発明の作用及び効果に加えて、ガイド片をスリ
ットが挟んでいる方向に対し振れや変位を生じないよう
押しボタン部分を良好に案内できる。
【0024】請求項3に記載の発明は請求項2に記載の
押しボタン装置において、ガイド片における押しボタン
部分の内部へ挿入される位置に渡って穿設された案内溝
内に対し、押しボタンの近傍から突設されたガイドピン
を摺動自在に挿通することにより、案内溝に沿って押し
ボタン部分の移動動作をガイドする案内手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0025】上述のように構成することにより、請求項
1及び2に記載の発明の作用及び効果に加えて、押しボ
タン部分を案内溝に沿って良好にガイドできる。
【0026】請求項4に記載の発明は請求項2に記載の
押しボタン装置において、ガイド片の延出方向の側部に
対し、押しボタン部分の一部を摺接させることにより、
押しボタン部分の移動動作をガイドする案内手段を設け
たことを特徴とする。
【0027】上述のように構成することにより、請求項
1及び2に記載の発明の作用及び効果に加えて、押しボ
タン部分がこれに摺接されるガイド片の側部に沿って良
好にガイドされる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の押しボタン装置の実施の
形態を図1乃至図11を参照しながら説明する。図8は
本実施の形態に係る押しボタン装置を備えたカセットレ
コーダの外観を示す全体斜視図である。図示するように
カセットレコーダ70には押しボタン装置の一部を構成
する早送りボタン72、プレイボタン74、巻き戻しボ
タン76、ストップボタン78が装着されている。
【0029】またカセットレコーダ70は図9に示すよ
うに、上平面部分が開放した略矩形箱状のハウジング8
0の内部に、プリント基板82を配置し、さらにその上
に、支持部材としてのメカシャーシ84をセンターフレ
ーム86に一体的に組み付けるとともに図示しな機構部
が構成されたものを配置し、センターフレーム86に蓋
体88を開閉可能に装着して、図8に例示する如きカセ
ットレコーダ70が構成される。
【0030】図9に示すようにメカシャーシ84は、セ
ンターフレーム86における通常規格のカセットテープ
(図示せず)の本体側面部より肉厚の厚い突出側面部部
分に対応した部分から端辺にかけての部分に渡って穿設
された開口部91に取り付けるよう小形に形成されてい
る。また、メカシャーシ84は略小矩形の金属平板に、
各種形状の開口を多数穿設するとともに、外周辺部に各
種形状の凹凸を設けて構成されている。
【0031】図11に示すように、メカシャーシ84の
長手方向の一方の側部には、案内手段を構成するための
4個の矩形突片状の第1、第2、第3及び第4ガイド片
90、92、94、96が突設されている。さらに、第
1、第3及び第4ガイド片90、92、96には、それ
ぞれ長溝である案内溝98、100、102が穿設され
ている。
【0032】図1乃至図10に示すところから理解でき
るように、第1ガイド片90部分には、早送りボタン7
2付の早送りレバー110が摺動可能に装着される。
【0033】また、第2ガイド片92には、プレイボタ
ン74付プレイレバー112が装着されている。
【0034】第3ガイド片94には、巻き戻しボタン7
6付の巻き戻しレバー114が装着されている。
【0035】第4ガイド片96には、ストップボタン7
8付のストップレバー116が装着されている。
【0036】なお、第1、第2、第3及び第4ガイド片
90、92、94、96をメカシャーシ84の平面部と
面一で延出できるのは、メカシャーシ84の端部を折り
曲げた従来のような折曲端辺部を設けていないためであ
る。
【0037】さらに図11に示すように、メカシャーシ
84における第3ガイド片94のある側辺と対向する他
側面寄りの奥側所定位置には、プレイレバー112の案
内手段を構成するための長溝である案内溝104が穿設
されている。
【0038】また、メカシャーシ84における第1ガイ
ド片90の近辺で、これと図11に向って左側の側辺と
の間の所定位置には案内手段を構成するため先端を第1
ガイド片90側(図に向って右側)へ鉤形に折曲した早
送りレバー110用の第1ガイド支持部材118をアウ
トサート成形により立設する。
【0039】さらに、メカシャーシ84の一方の側部の
第1ガイド片90と第2ガイド片92との間からメカシ
ャーシ84の他方の側部へかけての奥側に寄った所定位
置には先端を図に向って右側へ鉤形に折曲した早送りレ
バー110用の第2ガイド支持部材120をアウトサー
ト成形により立設する。
【0040】メカシャーシ84における第3ガイド片9
4と第4ガイド片96との中間の側辺近くの所定位置に
は、ガイド保持部材122をアウトサート成形により立
設する。
【0041】メカシャーシ84における第4ガイド片9
6の案内溝102の奥側近傍の所定位置には、先端を案
内溝102側(図に向って左側)へ鉤形に折曲したスト
ップレバー116用のガイド支持部材124をアウトサ
ート成形により立設する。なお、メカシャーシ84に
は、軸受部、その他図示しない種々の部材構造をアウト
サート成形により一体に設ける。
【0042】図1及び図2に示すようにメカシャーシ8
4に案内手段を介して装着される早送りボタン72付の
早送りレバー110は、平面視略矩形状で、図1に向っ
て左下側部分に早送りボタン72が取り付けられてい
る。この早送りレバー110には案内手段の一部として
早送りボタン72の付け根部分の位置に、早送りレバー
110の押し込み又は引き出し動作を案内するためにメ
カシャーシ84の案内溝98へ摺動自在に挿入されるガ
イドピン126が突設されている。
【0043】さらに、早送りレバー110の早送りボタ
ン72と反対側の所定位置には、その動作を案内するた
め第2ガイド支持部材120を摺動自在に挿入するガイ
ド開口128が穿設されている。加えて、早送りレバー
110の早送りボタン72の外側部にはガイド突片13
0が突設され、このガイド突片130がメカシャーシ8
4の第1ガイド支持部材118に摺接して移動動作を案
内可能とされている。
【0044】図2に示すように早送りボタン72には、
その早送りレバー110への取付け端部に、第1ガイド
片90の肉厚より若干広いガイドスリット132が穿設
されている。このガイドスリット132は、第1ガイド
片90に摺接した状態で入出動作をさせることにより、
第1ガイド片90の肉厚方向へ振れ動かないようガイド
する。なお、ガイドスリット132は、図2に想像線で
示す如き早送りボタン72の先端側から基端側までの全
体に渡るスリットとして形成し、ガイド方向の指向性を
高めても良い。
【0045】図1に示すように早送りレバー110に
は、その中央を所定位置に、これとメカシャーシ84と
の間に配置される相互連動部材134の早送りレバー用
カム穴136内へ臨むよう平面台形で柱状の操作部材1
38が突設されている。さらに、早送りレバー110の
図1に向って右下角部には、ガイド保持部材122にコ
イル部を挿通して取り付けられるねじりコイルばね14
0の一端部を係止する係止部142が設けられている。
【0046】上述のように構成された早送りボタン72
付早送りレバー110は、案内手段として図1に示すよ
うにガイドピン126を案内溝98に挿入し、ガイド開
口128に第2ガイド支持部材120を装着し、ガイド
突片130に第1ガイド支持部材118を摺接して案内
させ、さらに早送りボタン72のガイドスリット132
へ第1ガイド片90を挿通させる状態に取り付けること
により、メカシャーシ84に対して矢印Aで示す押し込
み方向、又は矢印Bで示す引き出し方向へ各案内手段に
案内されて所定距離移動自在となるように装着する。
【0047】このように装着された早送りボタン72付
早送りレバー110は、メカシャーシ84に対して振れ
動くことなく安定して移動するよう案内される。さら
に、早送りボタン72の突出時、又は引き込み時の位置
を、確実に所定位置に設定できる。
【0048】すなわち、この早送りレバー110では、
第2支持部材120からガイドピン126までの距離
を、メカシャーシ84のボタン側端辺84Aから第1ガ
イド片90が突出した長さ分だけ長く設定できる。よっ
て、ガイドピン126部分でのいわゆるがた付きを、長
い距離を離した第2支持部材120を支持部としての揺
動動作として早送りボタン72のがた付きを軽減し、早
送りレバー110の配置位置の誤差を削減することがで
きる。
【0049】さらに、早送りレバー110の係止部14
2にばね140の一端部を係止させて早送りレバー11
0を早送りボタン72が突出する位置まで移動するよう
付勢する。
【0050】また、早送りレバー110は、その操作部
材138をカム穴136内のカム辺部144に当接させ
て、早送りレバー110を矢印A方向へ押し込む動作に
よって、操作部材138がカム辺部144上を摺動する
ことにより相互連動部材134を矢印C方向へ押してか
ら矢印D方向へ戻しながら図1に想像線で示す位置に係
止されて早送りレバー110が押し込まれた状態を保持
可能に構成されている。
【0051】なお押し込み状態にある早送りレバー11
0は、相互連動部材134を矢印C方向へ移動してカム
辺部144から操作部材138を離脱させると、ばね1
40の付勢力によって矢印B方向へ突出し図1の状態に
自動的に復帰する。また、相互連動部材134は、その
図に向って左端部分に架設されたねじりコイルばね14
6によって矢印D方向へ付勢されている。上述した第1
ガイド片90と早送りボタン72のスリットにより構成
される案内手段から離間して配置される各案内手段はメ
カシャーシ84以外のセンターフレーム86上等に配置
しても良い。
【0052】図4の裏面図に示すように、プレイボタン
74付のプレイレバー112は、平面視大形の変形板状
で図4に向って左下側にプレイボタン74が取り付けら
れており、図4においてメカシャーシ84の下方に装着
されている。このためプレイレバー112では、そのプ
レイボタン74に接近した所定位置に立設された長円の
一部を矩形状に延出させた平面形状のガイドピン148
がメカシャーシ84の案内溝100内に摺動可能に挿入
されている。
【0053】また、プレイレバー112では、そのプレ
イボタン74と反対の側部の所定位置に立設されたガイ
ドピン150がメカシャーシ84の案内溝104内に摺
動可能に挿入されている。
【0054】さらに、プレイレバー112では、図3に
向って右側の上部と下部とにそれぞれガイド溝152、
154が穿設され、これらにそれぞれガイドピン15
6、158が摺動可能に挿通されている。加えてプレイ
レバー112では、図3に向って左下の側部と、右下の
突片の側部とに形成されたガイド側辺部160、162
に、それぞれ対応するガイドピン164、166が摺動
可能に当接されている。
【0055】プレイボタン74には、図示しないスリッ
トを穿設し、このスリットにメカシャーシ84の第2ガ
イド片92を挿通して、プレイレバー112の移動動作
を案内させるよう構成されている。
【0056】上述のように、メカシャーシ84へ摺動可
能に装着されたプレイボタン74付のプレイレバー11
2によれば、メカシャーシ84のボタン側端辺84Aよ
りガイドピン148を離間させた距離だけ、このガイド
ピン148に対する他のガイドピン150、156、1
58、164、166との距離を延長し、プレイレバー
112の動作上の誤差やがた付きを軽減でき、その配置
位置の誤差を削減できる。
【0057】なお、プレイレバー112は、そのボタン
側端辺84Aと反対側の突出端部をねじりコイルばね1
68で付勢することによりプレイレバー112を矢印B
で示す突出方向へ付勢する。
【0058】また、プレイレバー112の中央部に立設
された操作部材170を相互連動部材134のカム穴1
72のカム辺部174に臨ませ、プレイレバー112の
押し込み操作によって相互連動部材134を移動させ、
操作部材170が図4に想像線で示す位置に係止されて
プレイレバー112を押し込み状態に保持可能とする。
【0059】なお、プレイレバー112が移動して想像
線で示す操作部材170とカム辺部174との係止が外
れるとばね168の付勢力にってプレイボタン74付の
プレイレバー112は突出位置に自動的に復帰する。プ
レイボタン74付プレイレバー112におけるガイドピ
ン156、158及びスリット等の案内手段の以上説明
した以外の構成は前述した早送りボタン72付早送りレ
バー110と同様であるので、その詳細な説明を省略す
る。
【0060】図5の裏面図に示すように、巻き戻しボタ
ン76付の巻き戻しレバー114は、平面視矩形状で、
図5に向って下側端部分に巻き戻しボタン76が取り付
けられており、図5においてメカシャーシ84の上方側
に相互連動部材134を中間に介して装着されている。
【0061】このため巻き戻しレバー114には、その
中央部に矩形状のガイド開口176を穿設し、このガイ
ド開口176内にガイド保持部材122を挿通し、メカ
シャーシ84に固定されたガイド保持部材122に対し
ガイド開口176の開口周部を摺接させて巻き戻しレバ
ー114の押し込み又は引き出し動作が案内されるよう
にする。また、巻き戻しレバー114は、その図5に向
って右側所定部所にガイド側部178を形成し、このガ
イド側部178にメカシャーシ84に立設されたガイド
ピン179を摺動可能に当接させることにより、巻き戻
しレバー114の動作が案内されるようにする。
【0062】巻き戻しボタン76付巻き戻しレバー11
4における、図5に向って右側の側部は滑らかな摺接平
面に形成され、メカシャーシ84の第4ガイド片96に
おける図5に向って左側の側辺に摺接して案内されるよ
う構成されている。なお、巻き戻しボタン76部分に、
図5に想像線76Aで示した矩形状に形成されメカシャ
ーシ84の第3ガイド片94と第4ガイド片96との側
部間に挟まれるよう摺動自在に介在して、この巻き戻し
ボタン76付巻き戻しレバー114の押し込み又は引き
出し動作をガイドする部分を設けても良い。
【0063】また、巻き戻しボタン76には、図示しな
スリットを穿設し、このスリットにメカシャーシ84の
第3ガイド片94を挿通して、巻き戻しレバー114の
移動動作を案内させるよう構成されている。
【0064】上述のように、メカシャーシ84へ図5に
示す突出位置と図6に示す押し込み位置との間を摺動可
能に装着された巻き戻しボタン76付巻き戻しレバー1
14によれば、メカシャーシ84のボタン側端辺84A
より第3、第4ガイド片94、96を離間するよう延出
させた距離だけ、これら第3、第4ガイド片94、96
のガイド部位に対する他の案内手段としてのガイド保持
部材122やガイドピン179、との距離を延長し、巻
き戻しレバー114の動作上の誤差やがた付を軽減で
き、その配置位置の誤差を削減できる。
【0065】特に第3、第4ガイド片94、96の間に
挟まれるようにしてその動作が案内される場合には、巻
き戻しレバー114等をより安定して高精度で、しかも
強固に案内されるようにできる。
【0066】なお、巻き戻しレバー114は、ガイド保
持部材122に取り付けられた前述したねじりコイルば
ね140の他端部を、係止部180に係止することによ
って、この巻き戻しレバー114を矢印Bで示す突出方
向へ付勢する。
【0067】また、巻き戻しレバー114の所定位置に
立設された操作部材182を相互連動部材134のカム
辺部184に臨ませ、巻き戻しレバー114の押し込み
操作によって相互連動部材134を移動させ、操作部材
182が図4に想像線で示す位置に係止されて巻き戻し
レバー114を押し込み状態に保持可能とする。さら
に、巻き戻しレバー114が移動して想像線で示す操作
部材182とカム辺部184との係止が外れると、ばね
140の付勢力によって巻き戻しボタン76付巻き戻し
レバー114は突出位置に自動的に復帰する。
【0068】なお、巻き戻しボタン76付巻き戻しレバ
ー114におけるガイドピン178及びスリット等の案
内手段の以上説明した以外の構成は、前述した早送りボ
タン72付早送りレバー110と同様であるので、その
詳細な説明を省略する。
【0069】図7の裏面図に示すように、ストップボタ
ン78付のストップレバー116は、図7に向って下側
に位置するストップボタン78から複雑板片形状のスト
ップレバー116が一体的に構成されており、図7にお
いてメカシャーシ84の上方側面に沿って装着されてい
る。
【0070】このため、ストップレバー116には、図
7に向って左側部におけるストップボタン78の近傍に
立設された角柱状のガイドピン186がメカシャーシ8
4の案内溝102内に摺動可能に挿入されている。
【0071】さらに、ストップレバー116では、その
ストップボタン78と反対側へ延出した部分の中央部に
ガイド溝188が穿設されこのガイド溝188内にメカ
シャーシ84側のガイド支持部材124が摺動可能に挿
通されている。
【0072】また、ストップレバー116では、図7に
向って右横側部に形成されたガイド側辺部190に、メ
カシャーシ84に立設されたガイドピン192が摺動可
能に当接されている。
【0073】ストップボタン78には、図示しないスリ
ットを穿設し、このスリットにメカシャーシ84の第4
ガイド片96を挿通して、ストップレバー116の移動
動作を案内させるよう構成されている。
【0074】上述のように、メカシャーシ84へ摺動可
能に装着されたストップボタン78付のストップレバー
116によれば、メカシャーシ84のボタン側端辺84
Aよりガイドピン186を離間させた距離だけ、このガ
イドピン186に対するガイド支持部材124や他のガ
イドピン192との距離を延長できる。
【0075】特に、図7に示すように小形化されたスト
ップレバー116の場合には、ガイド支持部材124と
ガイドピン192とがボタン側端辺84Aに接近して配
置されるので、ガイドピン186を離間させる効果が大
きくなる。よって、ストップレバー116の動作上の誤
差やがた付きを軽減でき、その配置位置の誤差を削減で
きる。
【0076】図7に示すように、ストップレバー116
では、そのストップボタン78と反対側の端部から、弾
性変形が可能なように略コ字状に形成した変形ばね部1
94を一体的に延設する。そして変形ばね部194の自
由端をガイド支持部材124から鉤形状に一体的に延設
された部分に係留させることにより、この変形ばね部1
94の弾性変形による付勢力でストップレバー116を
矢印Bで示す突出方向へ付勢する。
【0077】また、ストップレバー116における図7
に向って左側の上端(ストップボタン78と反対側の端
部)に設けた台状の当接部196を相互連動部材134
の被動辺部198に臨ませ、ストップレバー116の押
し込み操作に連動して相互連動部材134を矢印C方向
へ移動させるようにする。
【0078】なお、ストップレバー116は押されてい
たストップボタン78を押す力が解除されると、ストッ
プレバー116が変形ばね部194の付勢力によって矢
印B方向へ移動して突出位置に自動的に復帰する。この
ストップレバー116の復帰動作に連動して、相互連動
部材134も矢印D方向へ移動し当初の位置に復帰す
る。ストップボタン78付ストップレバー116におけ
るガイド支持部材124、ガイドピン192及びスリッ
ト等の案内手段の以上説明した以外の構成は、前述した
早送りボタン72付早送りレバー110と同様であるの
でその詳細な説明は省略する。
【0079】前述のような早送りボタン72、プレイボ
タン74、巻き戻しボタン76、ストップボタン78が
装着されたカセットレコーダ70の内部には、図10に
示すようにメカシャーシ84からセンターフレーム86
にかけての側面部分に、駆動モータ200にベルト巻掛
機構によって回動されるオートリバース用に2個設けら
れたキャプスタンのフライホイール202、204と、
2個のリール台206、208を回動するための切換え
歯車機構210等が装着されている。
【0080】そして、早送りボタン72、プレイボタン
74、巻き戻しボタン76、ストップボタン78は、こ
れらが使用者に押し操作されるとベルト巻掛機構や切換
え歯車機構210等の機構部の切換え操作、及び駆動モ
ータ200や図示しない信号の記録再生回路等の電気系
統のスイッチング操作を行い、所望の動作状態を設定す
るよう構成されている。
【0081】
【発明の効果】本発明の押しボタン装置は、押しボタン
の先端側へかけて案内手段の一部を配置することによ
り、押しボタン装置全体の押し方向の寸法を短く構成可
能とし、さらに押しボタンの部分で移動動作が案内され
るようにして押しボタンの配置位置を適正に保持可能と
し、押し操作の動作上の誤差を小さくできるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押しボタン装置の実施の形態に係るカ
セットレコーダの早送りボタン部分の装着状態を示す要
部概略裏面図である。
【図2】図1のII−II線に対応する要部断面図であ
る。
【図3】本発明の押しボタン装置の実施の形態に係るカ
セットレコーダの押し操作時の早送りボタン部分の装着
状態を示す要部概略裏面図である。
【図4】本発明の押しボタン装置の実施の形態に係るカ
セットレコーダのプレイボタン部分の装着状態を示す要
部概略裏面図である。
【図5】本発明の押しボタン装置の実施の形態に係るカ
セットレコーダの巻き戻しボタン部分の装着状態を示す
要部概略裏面図である。
【図6】本発明の押しボタン装置の実施の形態に係るカ
セットレコーダの押し操作時の巻き戻しボタン部分の装
着状態を示す要部概略裏面図である。
【図7】本発明の押しボタン装置の実施の形態に係るカ
セットレコーダのストップボタン部分の装着状態を示す
要部概略裏面図である。
【図8】本発明の押しボタン装置の実施の形態に係るカ
セットレコーダの本体外観を例示する全体斜視図であ
る。
【図9】本発明の押しボタン装置の実施の形態に係るカ
セットレコーダの主要構成部品を示す分解斜視図であ
る。
【図10】本発明の押しボタン装置の実施の形態に係る
カセットレコーダの内部の主要な機構を示す概略裏面図
である。
【図11】本発明の押しボタン装置の実施の形態に係る
カセットレコーダにおけるメカシャーシ部分を取り出し
て示す拡大裏面図である。
【図12】従来の押しボタン装置を備えたカセットレコ
ーダを例示する全体斜視図である。
【図13】従来の押しボタン装置を備えたカセットレコ
ーダにおける押しボタン装置を装着する部分を取り出し
て示す要部分解斜視図である。
【符号の説明】
70 カセットレコーダ 72 早送りボタン 74 プレイボタン 76 巻き戻しボタン 78 ストップボタン 84 メカシャーシ 84A ボタン側端辺 86 センターフレーム 90 第1ガイド片 92 第2ガイド片 94 第3ガイド片 96 第4ガイド片 98、100、102、104 案内溝 110 早送りレバー 112 プレイレバー 114 巻き戻しレバー 116 ストップレバー 118 第1ガイド支持部材 120 第2ガイド支持部材 122 ガイド保持部材 124 ガイド支持部材 126 ガイドピン 128 ガイド開口 130 ガイド突片 132 ガイドスリット 134 相互連動部材 148、150 ガイドピン 152、154 ガイド溝 156、158 ガイドピン 160、162 ガイド側辺部 164、166 ガイドピン 176 ガイド開口 178 ガイドピン 186 ガイドピン 188 ガイド溝 190 ガイド側辺部 192 ガイドピン 196 当接部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押しボタンを一体的に設けたレバー部材
    と、 前記押しボタンの先端側に渡って配設され、前記押しボ
    タンの移動動作を案内するよう構成された案内手段と、 前記レバー部材における、前記押しボタンから離間した
    位置に配設され、前記押しボタンの移動動作を案内する
    よう構成された案内手段と、 を有することを特徴とする押しボタン装置。
  2. 【請求項2】 支持部材の端部から延出されたガイド片
    と、 前記ガイド片を内部に挿入可能なようにスリットに挿通
    して移動動作が案内されるよう構成された押しボタン部
    分と、 前記押しボタン部分に一体的に設けられ、前記ガイド片
    から離間した位置に前記押しボタン部分の移動動作をガ
    イドする案内手段を設けたレバー部分と、 を有することを特徴とする押しボタン装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド片における前記押しボタン
    部分の内部へ挿入される位置に渡って穿設された案内溝
    内に対し、前記押しボタンの近傍から突設されたガイド
    ピンを摺動自在に挿通することにより、前記案内溝に沿
    って前記押しボタン部分の移動動作をガイドする案内手
    段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の押しボタ
    ン装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド片の延出方向の側部に対
    し、前記押しボタン部分の一部を摺接させることによ
    り、前記押しボタン部分の移動動作をガイドする案内手
    段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の押しボタ
    ン装置。
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