JP2000203762A - 線状体組立用補助具 - Google Patents

線状体組立用補助具

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JP2000203762A
JP2000203762A JP11005146A JP514699A JP2000203762A JP 2000203762 A JP2000203762 A JP 2000203762A JP 11005146 A JP11005146 A JP 11005146A JP 514699 A JP514699 A JP 514699A JP 2000203762 A JP2000203762 A JP 2000203762A
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JP
Japan
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linear body
reference position
assembling
jig
holding
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Application number
JP11005146A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Kimura
哲雄 木村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、線状体組立用補助具に関し、詳し
くは、基準位置から所定間隔で離隔する位置の線状体に
機能部品等の取付作業などを行う際に、線状体のたるま
ない状態を維持しつつ作業できるようにして、作業性お
よび組立精度の向上を図ることを目的とする。 【解決手段】 ボードP上に、電線EをU字部11a、
12aで保持するU治具11、12をコネクタC1、C
2間よりも短い間隔Lで立設するとともに、クリップA
付き結束バンドBを保持する位置決め治具13をU治具
11(基準位置)から間隔L1、L2で立設する組立図
番10において、U字部12aのU治具11から離隔す
る側に、一対のスプリング14を介して対面するU字部
材12bを設け、保持する電線EのコネクタC2をU字
部材12bによりU字部11aから離隔する方向に付勢
するとともにコネクタC1をそのU字部11aで衝止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線状体組立用補助
具に関し、詳しくは、基準位置から所定間隔で離隔する
位置の線状体に機能部品等の取付作業などを行う際に、
該作業を正確な位置で作業することができるようにする
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両などのように配索する経
路を予め決められている電線等(線状体)は、例えば図
4に示すように、その配索経路に沿った形状に束ねて電
装品との接続用のコネクタC1、C2やボディへの固定
用のクリップAなどを取り付けたワイヤーハーネスWに
予め作製するのが一般的である。
【0003】具体的には、まず、図4(a)に示すよう
に、電線Eを束ねたワイヤーハーネスWの配索経路をパ
ネルボードPなどの上に再現して、電線Eを保持するU
治具(保持具)1、2と、電線Eを結束する結束バンド
Bに一体成形されているクリップAの取付位置を指示す
る位置決め治具3と、をそのボードPの経路上の設計位
置に立設して所謂、組立図板(線状体組立用補助具)4
を作製しておく。この後に、図4(b)に示すように、
結束バンドBのクリップAを位置決め治具3に取り付け
ると共にコネクタC1、C2を接続した電線EをU字具
1、2のU字部1a、2aに保持させ、この状態で、図
4(c)に示すように、結束バンドBで電線Eを結束す
ると共にコネクタC1、C2との間を適宜テープTを巻
いて、図4(d)に示すワイヤーハーネスWを作製す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の線状体組立用補助具にあっては、ワイヤーハ
ーネスWの配索経路として、U治具1(コネクタC1)
からU治具2に向かって間隔L1、L2の位置にクリッ
プAを取り付けるように設計(設定)されるのが一般的
であり、U治具1、2の間隔Lは電線Eをセットできる
ようにコネクタC1、C2間の距離よりも短めに設定さ
れているとともに、電線E自体も切断作業の関係などの
ために公差の範囲内で長めに作製されている。
【0005】このため、図4(b)に示すように、電線
Eは、コネクタC1、C2がU治具1、2により衝止さ
れて脱落してしまうことはないが、自重によって中間部
がたるんだ状態でクリップA付き結束バンドBの結束作
業やテープ巻き作業をしなければならず、コネクタC2
側を引っ張りつつの作業はし辛いと共に、場合によって
は、クリップAの取付位置が間隔L1、L2の公差の範
囲外となってしまうおそれもあった。
【0006】そこで、本発明は、線状体のたるまない状
態を維持しつつ作業できるようにして、作業性および組
立精度の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、基準位置から設定間隔で離隔す
る位置において組立作業を施す線状体を保持する線状体
組立用補助具であって、前記基準位置の線状体を固持す
ると共に該基準位置に対して組立作業位置よりも外方の
位置の線状体を該基準位置から離隔する方向に付勢する
位置決め付勢機構を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0008】この請求項1に記載の発明では、線状体
は、固持される基準位置から離隔する方向に組立作業位
置よりも外方の位置を付勢される。したがって、基準位
置から少なくとも組立作業位置を超える位置まで線状体
を張った状態で維持することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記位置決め付勢機構として、付
勢位置付近の線状体を保持する第1保持具と、線状体の
付勢位置付近に取り付けられる部品の内方側に当接する
当接部材と、該当接部材を線状体の基準位置から離隔す
る方向に付勢する付勢手段と、基準位置付近の線状体を
保持すると共に該線状体の基準位置に取り付けられる部
品の内方側に当接して該部品を衝止する第2保持具と、
を設けたことを特徴とするものである。
【0010】この請求項2に記載の発明では、線状体
は、基準位置付近と付勢位置付近を第1、第2保持具に
より保持された状態で、組立作業位置よりも外方に取り
付けられた部品の内方側(基準位置側)に当接部材が当
接して基準位置から離隔する方向に付勢されることによ
り、基準位置付近に取り付けられた部品が内方側(組立
作業位置側)を第2保持具に当接衝止(固持)され、部
品間が張った状態に維持される。したがって、一方の部
品の内面側を基準位置にして組立作業位置を超える位置
まで線状体を張った状態に維持することができる。
【0011】ここで、請求項2に記載の発明における当
接部材と第1保持具は、別体または同一の手段してもよ
く、例えば、線状体の保持と付勢を別々に行うようにし
たり、同時に行うようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図3は本発明に係る線状体組立用補助具
の一実施形態を示す図である。
【0013】図1において、10は組立図板であり、組
立図板10は、車両などの電装品との接続用コネクタC
1、C2を両端部に接続された電線E束をクリップA付
き結束バンドBにより結束するとともにテープTを巻き
付ける、ワイヤーハーネスWの組立作業を行う際に使用
する線状体組立用補助具として設計されており、コネク
タC1、C2を接続された電線E束をU字部11a、1
2aで保持するU治具(保持具)11、12と、結束バ
ンドBに一体成形されている車両のボディに固定するク
リップAを保持して結束バンドBの結束位置を位置決め
しクリップAの取付位置を指示する位置決め治具13
と、をボードPにネジ止め固定して立設されている。
【0014】この組立図板10は、コネクタC1、C2
を外方に位置させて電線E束を保持可能にそのコネクタ
C1、C2間の距離よりも短い間隔LでU治具11、1
2を立設されているとともに、ワイヤーハーネスWがコ
ネクタC1の背面(基準位置)から連続する間隔L1、
L2の位置(組立作業位置)にクリップAを取り付ける
ように設計されているため、U治具11からの距離L1
の位置と、更に距離L2を加えた位置とに2つの位置決
め治具13を立設して、ワイヤーハーネスWのクリップ
Aによる取付位置を含む配索経路を再現されている。
【0015】U治具12には、図2に示すように、U字
部12aのU治具11に対する離隔側に同一形状のU字
部材12bが配置されて、これらU字部12aとU字部
材12bは、両端部をこれらの対照の位置に固設した一
対のスプリング14により対面するように連結されてお
り、使用前(自然状態時)にはU字部材12bがコネク
タC1、C2の間隔よりもU治具11から離隔する位置
となるようにスプリング14により支持されている。
【0016】このため、結束バンドBのクリップAを位
置決め治具13に取り付けた組立図板10には、図3
(a)に示すように、コネクタC1、C2を接続した電
線Eを、そのコネクタC2がU字具12の外方に位置す
るように、コネクタC2側からU字具12のU字部12
aとU字部材12bとに保持させた後に、図3(b)に
示すように、電線EをU治具11側に引いてU字部11
aに電線Eを保持させるように構築されており、このと
きには、コネクタC2の内面側がU字部材12bに当接
してスプリング14を弾性力に抗して縮めた状態にし、
コネクタC1、C2を外方にしてU治具11、12に電
線Eを保持させる。
【0017】したがって、電線Eは、U治具11、12
に保持させた状態では、U字部材12bがコネクタC2
の内方側をU治具11から離隔する方向にスプリング1
4の弾性力により付勢することにより、U字部11aも
コネクタC1の内方側に当接衝止してコネクタC1を基
準位置に固持するとともに、位置決め治具13のクリッ
プAを保持する結束バンドBの位置を含めてコネクタC
1、C2間の電線Eを張った状態にすることができる。
すなわち、U治具12が第1保持具、U治具11が第2
保持具、U字部材12bが当接部材、スプリング14が
付勢手段を構成する。
【0018】このように本実施形態においては、コネク
タC1を基準位置に固持しつつコネクタC2を離隔する
方向に付勢してU治具11、12が保持する電線Eを張
った状態に維持することができる。したがって、電線E
を引っ張りつつ手で支えるなどすることなく、位置決め
治具13が保持する結束バンドBを電線Eに巻き掛けて
緊締結束するとともに、テープTを巻き付けることがで
き、コネクタC1、C2間の基準位置から間隔L1、L
2で離隔する正確な位置にクリップAを取り付けること
ができる。
【0019】なお、本実施形態では、U治具12のU字
部12aとU字部材12bとに電線Eを保持させて、U
字部材12bが圧縮されたスプリング14により外方に
付勢される構成としているが、これに限るものではな
く、U治具12のU字部12aとU字部材12bとの位
置関係を逆にして、U字部材12bのみに電線Eを保持
させるとともにU字部材12bを伸長されたスプリング
14により外方に付勢(牽引)する構成としてもよい。
また、本実施形態では、コネクタC1、C2を付勢・衝
止して電線Eを張った状態にするが、両端に取り付ける
部材に限らず、また、直接電線Eを固持・把持してもよ
いことはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、線状体の基準位置を固
持しつつ組立作業位置よりも外方を離隔する方向に付勢
するので、線状体を張った状態で結束などの組立をする
ことができ、例えば、線状体に取り付けた一の部材を基
準位置として衝止しつつ、線状体の離隔する位置に取り
付けた二の部材を該基準位置から離隔するように付勢す
ることにより、当該部材間の線状体がたるんだ状態にな
ることなく、基準位置からの設定位置に他の部品を組み
付けるなどの作業をすることができる。したがって、線
状体を張った状態を維持しつつ正確な設定位置での組立
作業を行うことができ、組立作業の作業性および組立精
度を向上させることができる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線状体組立用補助具の一実施形態
を示す図であり、その全体構成を示す斜視図である。
【図2】その要部を示す図であり、(a)は斜視図、
(b)は上面図である。
【図3】その使用を説明する図であり、(a)、(b)
はその手順に従ったときの上面図である。
【図4】その従来技術を説明する図であり、(a)〜
(d)はその手順に従ったときの斜視図である。
【符号の説明】
10 組立図板(線状体組立用補助具) 11、12 U治具(保持具) 12a U字部 12b U字部材(当接部材) 13 位置決め治具 14 スプリング(付勢手段) A クリップ B 結束バンド C1 コネクタ C2 コネクタ E 電線 W ワイヤーハーネス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準位置から設定間隔で離隔する位置にお
    いて組立作業を施す線状体を保持する線状体組立用補助
    具であって、 前記基準位置の線状体を固持すると共に該基準位置に対
    して組立作業位置よりも外方の位置の線状体を該基準位
    置から離隔する方向に付勢する位置決め付勢機構を設け
    たことを特徴とする線状体組立用補助具。
  2. 【請求項2】前記位置決め付勢機構として、付勢位置付
    近の線状体を保持する第1保持具と、線状体の付勢位置
    付近に取り付けられる部品の内方側に当接する当接部材
    と、該当接部材を線状体の基準位置から離隔する方向に
    付勢する付勢手段と、基準位置付近の線状体を保持する
    と共に該線状体の基準位置に取り付けられる部品の内方
    側に当接して該部品を衝止する第2保持具と、を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の線状体組立用補助
    具。
JP11005146A 1999-01-12 1999-01-12 線状体組立用補助具 Pending JP2000203762A (ja)

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