JP2000201808A - 自動洗米装置 - Google Patents

自動洗米装置

Info

Publication number
JP2000201808A
JP2000201808A JP11009658A JP965899A JP2000201808A JP 2000201808 A JP2000201808 A JP 2000201808A JP 11009658 A JP11009658 A JP 11009658A JP 965899 A JP965899 A JP 965899A JP 2000201808 A JP2000201808 A JP 2000201808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
tank
storage tank
cooling
rice washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11009658A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Matsumoto
好央 松本
Keiichi Mihira
恵一 三平
Koji Yamauchi
浩二 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP11009658A priority Critical patent/JP2000201808A/ja
Publication of JP2000201808A publication Critical patent/JP2000201808A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Commercial Cooking Devices (AREA)
  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 計量・洗米・水加減・炊飯等をマイコン制御
によって自動的に行うようにした自動炊飯機において、
米を貯蔵する貯米タンク内の温度上昇を防止して、米の
脂肪酸化や、洗米時の米の亀裂を防止する。 【解決手段】 貯米タンク11内に貯蔵された米を、計
量機12によって所定量計量して洗米タンク4へと供給
し、該洗米タンク4で米を洗米して排出するようにした
自動洗米装置において、貯米タンク11内の米を冷却す
る冷却装置23を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯米タンク内に貯
蔵された米を所定量計量して洗米タンクへと供給し、こ
こで洗米した後、水加減して炊飯器へと供給し、該炊飯
器で自動炊飯するようにした全自動炊飯機、又は、貯米
タンク内に貯蔵された米を所定量計量して洗米タンクへ
と供給し、ここで洗米した後、容器又は炊飯器の内釜へ
と供給するようにした全自動洗米機等に採用される自動
洗米装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貯米タンク内に貯蔵された米を所
定量計量して洗米タンクに投入し、その後、洗米タンク
に給水すると共に、攪拌手段によって米を攪拌すること
によって洗米し、その後、水加減をし、洗米タンク下端
の排米弁を下降させて排米孔を開口させることによっ
て、洗米タンク下方に位置する炊飯器の内釜に水加減が
された米を落下供給し、該炊飯器によって炊飯するとい
う一連の動作をマイコン制御によって自動的に行うよう
にした自動炊飯機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記自動炊飯機は、通
常、厨房内に設置されるが、熱源を多く使用する厨房内
は非常に温度が高くなり、この厨房内の熱が熱伝導、熱
伝達により貯米タンクにまで達し、貯米タンク内の温度
を上昇させる。貯米タンク内の温度が上昇すると、貯米
タンク内に貯蔵された米を脂肪酸化させることとなる。
また、貯米タンク内の温度は、炊飯器や、貯米タンク周
辺の、自動炊飯機に必要な電気機器からの熱によっても
上昇する。
【0004】さらに、熱くなった米を洗米タンク内で洗
米する時において、洗米タンクに給水された水(水道
水)と、熱くなった米との温度差により米に亀裂が入
り、澱粉質が流出する惧れがある。そして、米が脂肪酸
化したり、米から澱粉質が流出することにより、米の食
味を低下させるという問題がある。そこで、本発明は、
前記問題点に鑑みて、貯米タンク内の温度上昇を防止し
て、米の脂肪酸化や、米の亀裂を防止することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が前記技術的課題
を解決するために講じた技術的手段は、貯米タンク内に
貯蔵された米を、計量機によって所定量計量して洗米タ
ンクへと供給し、該洗米タンクで米を洗米して排出する
ようにした自動洗米装置において、貯米タンク内の米を
冷却する冷却装置を備えたことを特徴とする。また、貯
米タンク内の空気を吸引して冷却装置によって冷却し、
この冷却した空気を貯米タンク内にもどすようにしても
よい。
【0006】また、貯米タンクを断熱材で主構成しても
よい。また、貯米タンク下部に設けられた計量機を断熱
材で囲むようにしてもよい。また、貯米タンクの下方に
配置された電気機器を断熱材で囲むようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明する。図2及び図3は米の計量
から炊飯までをマイコン制御により自動的に行う業務用
(又は家庭用であってもよい)の全自動炊飯機1の概略
全体構成図を示す。この自動炊飯機1のメインフレーム
2の上部には貯米庫3が固定され、この貯米庫3の下端
側には洗米タンク4が取付固定され、この洗米タンク4
の下方には、炊飯器5が配置可能なスペースが設けら
れ、メインフレーム2の下端側には炊飯器5が載置され
且つ前方に引出し自在とされた載置台6が設けられてい
る。
【0008】メインフレーム2は、下端部の平面視矩形
状のベース部材7の後端側の左右両側に支柱部材8を立
設すると共に、これら左右支柱部材8を上下の連結部材
9で相互に連結して主構成されている。図2〜図4に示
すように、貯米庫3は箱形のケース10と、このケース
10内に収納された貯米タンク11とから主構成されて
いる。ケース10は、前面側10A及び上面側10Bが
開閉自在とされており、貯米タンク11は、ケース10
内の上部側に配置されて該ケース10に取付固定されて
おり、ケース10内の貯米タンク11下方側は機器収納
空間21とされている。
【0009】この貯米タンク11は胴部11Aと、上壁
部11Bとから主構成され、胴部11Aの上部側は上下
開口状の四角筒状に形成されると共に、上端開口が上壁
部11Bで閉塞され、胴部11Aの下部側は、下方に向
かうにしたがって先窄まり状に形成されると共に、その
下端部には下方開口状の米の排出口22が形成されてい
る。また、貯米タンク11の上壁部11Bは開閉自在と
され、この上壁部11Bを開くことで貯米タンク11内
に米を補給できるように構成される。
【0010】この貯米タンク11の胴部11A及び上壁
部11Bは、それぞれ断熱材で主構成されており、外部
からの熱の侵入が遮断されるように構成されている。な
お、貯米タンク11は、内側を金属性の薄板で形成し、
その外側を断熱材で形成してもよく、貯米タンク1内へ
の外部からの熱の侵入が遮断されるように構成されてい
ればよい。また、上壁部11Bに開口を形成すると共
に、該開口を断熱性を有する蓋体で開閉自在に閉塞する
ように構成し、前記開口から米を補給するようにしても
よい。
【0011】貯米タンク11の胴部11Aの上部側壁に
は、貯米タンク11内を冷却する冷却装置23が設けら
れている。この冷却装置23は、異種の導体(金属又は
半導体)を接合すると共に、接点に電流を流すと一側面
では吸熱し、他側面では発熱する熱電素子モジュール
(ペルチェ効果)を利用した電子冷却方式が採用されて
おり、図1に示すように、前記熱電素子モジュール31
と、電源装置32と、送風機33と、冷却ジャケット3
4と、放熱パイプ35(放熱器)と、冷却フィン36等
とを備えて構成されている。
【0012】熱電素子モジュール31は、貯米タンク1
1の胴部11Aの内面側に設けられており、該熱電素子
モジュール31の内面側(貯米タンク11内側)が吸熱
側とされ、熱電素子モジュール31の外面側(貯米タン
ク11外側)が発熱側とされており、冷却フィン36は
熱電素子モジュール31の吸熱側に配置され、冷却ジャ
ケット34は熱電素子モジュール31の発熱側に配置さ
れている。また、熱電素子モジュール31の吸熱側に
は、冷却ジャケット34を取り囲む防熱板37によって
冷気流通路38が上下方向に形成され、この冷気流通路
38の上端側は上方に開口した空気取入れ口39とさ
れ、防熱板37の下部には、冷気流通路38の下部側に
連通する冷気吹出口40が形成されている。
【0013】送風機33は、熱電素子モジュール31の
上方側に配置され、側面側に空気取入れ口33aが形成
されると共に、下端側に空気排出口33bが形成されて
おり、この送風機33の空気排出口33bと冷気流通路
38とは、貯米タンク11の胴部11Aと隔壁41とで
形成されたダクト42によって連通されている。したが
って、送風機33を作動させると、貯米タンク11内の
空気が、送風機33によって吸引されてダクト42へと
排出され、該ダクト42を通って冷気流通路38へと流
れる。
【0014】この送風機33によって吸引された貯米タ
ンク11内の空気は、冷気流通路38を下方へと流れる
間に、冷却フィン36を介して熱電素子モジュール31
の吸熱側面との間で熱交換が行われて冷却される。そし
て、この冷却された空気は冷気吹出口40から貯米タン
ク11内に送り込まれて戻される。以上のようにして、
貯米タンク11内の空気を循環させることにより、貯米
タンク11内(及び貯米タンク11内の米)が冷却され
ると共に、所定の低温(例えば15℃以下)に保たれる
ようになっている。
【0015】これにより、貯米タンク内の温度上昇に起
因する、米の脂肪酸化や、洗米時の米の亀裂発生を防止
できると共に、虫の発生も防止できる。なお、貯米タン
ク11内に温度検出センサを設け、送風機33をオン・
オフ制御することにより、貯米タンク11内の温度が一
定温度となるように温度管理するのが好ましい。冷却ジ
ャケット34内には、水等の冷媒が充填されており、こ
の冷媒と熱電素子モジュール31の発熱側面との間で熱
交換が行われて、冷却ジャケット34の発熱側面から熱
が奪われる。
【0016】放熱パイプ35は、貯米タンク11(及び
ケース10)の外面側で且つ冷却ジャケット34の外面
側に配置され、図示省略のポンプによって、冷媒が、冷
却ジャケット34から放熱パイプ35内を流通した後、
冷却ジャケット34内に戻るように循環される。そし
て、この放熱パイプ35内を流通する間に熱が放散され
るように構成されている。なお、放熱ファンによって冷
却パイプ35に風をあてる(又は冷却パイプ35周囲の
空気を吸引する)ことにより、冷却パイプ35での放熱
を促進するようにしてもよい。
【0017】また、冷気流通路38の下端側には、スト
リップヒータ43が設けられ、このストリップヒータ4
3に通電することにより、冷却フィン36等に付いた霜
を取り除くことができるようになっている。また、冷気
流通路38の下端側には、貯米タンク11の内側から外
側に向かうにしたがって下方に移行するように傾斜状と
され、且つ貯米タンク11を貫通するドレンパイプ44
が連通されており、ストリップヒータ43によって解か
された霜をドレンパイプ44を介して貯米タンク11外
部にドレンさせるように構成されている。
【0018】なお、ドレンパイプ44の排水口には、ド
レンホースが接続され、該ドレンホースによって、ドレ
ン水を自動炊飯機1の設置面又は排水溝等に案内される
よう構成される。電源装置32は貯米タンク11(及び
ケース10)の外面側に配置され、熱電素子モジュール
31、送風機33、ストリップヒータ43(冷媒を循環
させるポンプ)等に電力を供給する。貯米タンク11の
下端側には、貯米タンク11内の米を所望量計量して下
方に排出する計量機12が貯米タンク11の米排出口2
2を塞ぐように設けられている。この計量機12はケー
ス10の機器収納空間21内に位置する。
【0019】計量機12は、貯米タンク11の米排出口
22の下方に位置する計量ドラム45と、該計量ドラム
45を収納する収納ケース46と、計量ドラム45を回
転させるモータ48等とから構成されている。計量ドラ
ム45は、図5に示すように、略円筒状に形成されると
共に、軸心方向が前後方向に一致するように横向きに配
置され、収納ケース46に軸心回りに回転自在に支持さ
れている。また、計量ドラム45には、その周壁の一部
に軸心方向にわたる開口が形成されており、この開口が
米投入口47とされている。したがって、計量ドラム4
5を米投入口47が上方に向くように位置させることに
より、貯米タンク11内の米が米投入口47を通って計
量ドラム45内に落下供給される。
【0020】そして、計量ドラム45を180°回転さ
せることにより、米投入口47が下向きとなって洗米タ
ンク4に米が落下供給される。したがって、計量ドラム
45によって、該計量ドラム45の容量を一単位とし
て、貯米タンク11内の米が計量できるようになってい
る(例えば、計量ドラム45の容量が1升(1.5K
g)である場合、計量ドラム45の1回転で1升、計量
ドラム45の2回転で2升である)。洗米タンク4は、
上部が円筒状で下部が漏斗状に形成されて上下に開口状
とされており、タンク支持体14を介してケース10の
下壁に取り付けられている。
【0021】タンク支持体14は、貯米庫3のケース1
0下壁を貫通する上下開口状の円筒状筒部14aと、こ
の筒部14aの上端開口を閉塞する蓋部14bとから構
成され、蓋部14bがケース10下壁上面に取付固定さ
れている。そして、この筒部14aの下部に下方から洗
米タンク4を外嵌し、洗米タンク4を筒部14aに複数
の固定具16によって着脱自在に取付固定することによ
って、洗米タンク4が筒部14aに下方側に取外し可能
に取付けられている。洗米タンク4内には、槽内の米を
攪拌するための攪拌棒17等からなる攪拌部材が設けら
れており、この攪拌棒17は、タンク支持体14の蓋部
14bに固定された支持筒18に上下方向の軸心廻りに
回転自在に支持されると共に、ケース10内下部の機器
収納空間21内に設けられたモータ15によって回転駆
動される筒状回転軸19に固定されている。
【0022】洗米タンク4の下端部には下端開口からの
水を排水するための排水ジャケット20が設けられてい
る。この排水ジャケット20は筒状に形成され、上下開
口状とされており、洗米タンク4の下端側に下方から係
合する。排水ジャケット20の下端開口は排米口25と
され、この排米口25は円錐状の排米弁26で閉塞さ
れ、排米弁26は前記回転軸19を挿通する弁棒27の
下端部に取付けられている。排水ジャケット20内に
は、洗米タンク4の下端開口と排米口25との間の空間
を取り囲むように截頭円錐筒状に形成された分離板28
が設けられ、この分離板28は水は通すが米は通さない
小孔が多数形成されており、米の研ぎ汁を小さな不純物
と共に排水できるようになっている。
【0023】排水ジャケット20には排水パイプ29が
一体形成され、この排水パイプ29は排水箱30に接続
され、ここから下水等に排水される。排水箱30の上面
側には縦排水パイプ57が接続され、この縦排水パイプ
57はタンク支持体14の筒部14aに設けられたオー
バーフロー口58に接続されている。なお、排水箱30
内には排水パイプ29の排水口を開閉自在に閉塞する開
閉弁が設けられており、この開閉弁はケース10内下部
の機器収納空間21に配置されたモータによって開閉動
作されるように構成されている。
【0024】弁棒27の上部はケース10内下部の機器
収納空間21に設けられた昇降手段50によって昇降自
在に支持されている。昇降手段50は、支持部材51に
上下揺動自在に支持された昇降アーム53と、モータ5
4によって駆動されて昇降アーム53を昇降させるカム
55とから主構成されており、昇降アーム53によって
弁棒27を昇降することによって、排米口25が開閉さ
れる。なお、洗米タンク4には、水道に接続された給水
管から水が給水され、この給水管には、洗米タンク4へ
の水の供給を制御する電磁開閉弁と、給水管内を流れる
水の流量を検出する流量計と、手動の止水弁等とが設け
られている。
【0025】また、タンク支持体14の蓋部14bに
は、前記計量機12と洗米タンク4とを連通して計量機
12から洗米タンク4内に米を落下供給するための米通
過孔56が形成されている。貯米庫3のケース10の下
部内面側には断熱材69が設けられており、これら断熱
材69によって機器収納空間21の前後左右及び下方が
覆われている。したがって、これら断熱材69によっ
て、機器収納空間21内に収められた、計量機12及び
その他の各種電気機器が覆われることとなる。
【0026】前記計量機12が断熱材69によって覆わ
れることにより、ケース10外部からの熱伝達が遮断さ
れ、計量機12を介しての、ケース10外部から貯米タ
ンク11内部に至る熱伝導、熱伝達が遮断される。ま
た、機器収納空間21内の熱源から、ケース10を介し
ての貯米タンク11内部への熱伝導も遮断される。な
お、機器収納空間21内には熱源があるので、計量機1
2の外面も断熱材で覆うか、又は、計量機12の収納ケ
ース46を断熱性を有する材料で形成するのが好まし
い。
【0027】貯米庫3のケース10の前面側には、操作
パネル78を備えた制御装置79が設けられている。操
作パネル78には、自動炊飯機1を始動させるスタート
スイッチの他、炊飯する米の量を入力する米量入力スイ
ッチ、米の洗い方の程度(軽く〜念入り)を選定する洗
い方選定スイッチ、炊き加減(軟〜硬)を選定するかた
さ選定スイッチ、炊き方の種類(通常の白米、玄米、お
こわ、おかゆ等)を選定するスイッチ等が設けられてお
り、これら各スイッチにより入力された条件によって、
米の量に応じた、給水量、洗い方で洗米され、水加減さ
れ、炊飯されるように、前記制御装置79により自動運
転される。
【0028】すなわち、運転がスタートされると、先
ず、選定した量の米が計量されて洗米タンク4内に落下
供給されると共に、給水管洗米タンク4内に給水しなが
ら攪拌棒14により米を攪拌することによって、洗米タ
ンク4内の米が洗米される。このとき給水しながら同時
に濁水等を排水ジャケット20から排水するようにする
か、又は、所定量の洗米水を供給すると共に排水ジャケ
ット20からの排水を停止して洗米動作を行う。この洗
米動作を所定時間行った後、給水を停止すると共に水を
切り、米を攪拌棒14により攪拌することにより研米動
作が行われ、これら洗米動作と研米動作とを数回行った
後、排水ジャケット20からの排水を停止し、攪拌しな
がら洗米タンク4内に給水して、オーバーフロー口58
から濁水等を排水させる。以上によって洗米が終了す
る。
【0029】洗米が終了すると、洗米タンク4内の水が
排水ジャケット20から一旦全部排水され、ざる上げさ
れ、その後、選定された米量及び炊き方に対応する量の
水加減がなされた後、排米弁26が下降され、排米口2
5から水加減水と共に米が炊飯器5の内釜5A内に落下
供給され、制御装置79によって炊飯器5が起動され、
炊飯される。なお、前記給水管に設けられた電磁開閉弁
及び流量計は制御装置79に接続されており、流量計か
らの信号によって洗米タンク4内に供給される水量が演
算されると共に、電磁開閉弁によって、必要量の水が供
給されるよう給水・止水制御される。
【0030】炊飯器5は前記内釜5Aと、この内釜5A
を装着する外釜5Bと、内釜5Aの上端開口を閉塞する
上蓋5Cとから構成されている。なお、外釜5Bの下部
には前記制御装置79又は炊飯器5に備えた制御装置に
よって制御される電器コンロ又はガスコンロが備えられ
ている。また、上蓋5Cの上壁中央部には洗米した米を
通過させる円形状の米投入口が開口形成され、この米投
入口は上蓋5C上面に配置したシャッタによって開閉自
在に閉塞される。
【0031】洗米タンク4と炊飯器5との間には上蓋5
Cを昇降させて開閉動作させるための昇降装置90が設
けられており、炊飯後、上蓋5Cを上方移動させ、把手
150を把持して載置台6を前方に引出すことにより内
釜5Aが取り出せるようになっている。図6及び図7は
他の実施の形態を示す。この実施の形態のものは、貯米
タンク11の外部に冷却装置23が取り付けられ、冷却
装置23として、冷媒を圧縮するコンプレッサー60
と、このコンプレッサー60で圧縮された冷媒を放熱さ
せながら凝縮・液化させる放熱器(コンデンサー)61
と、この放熱器61で液化された冷媒を減圧して気化し
易い状態とする膨張弁62と、この膨張弁62で減圧さ
れた冷媒を気化させて周囲から熱を奪って周囲を低温状
態とする冷却器(エバポレータ)63等とから構成され
る方式のものが採用されている。
【0032】この冷却装置23においても、送風機64
等によって貯米タンク11内の空気を吸引すると共に、
この吸引した空気を冷却器63に送って冷却し、この冷
却した空気を貯米タンク11内に戻すように構成され
る。その他の構成は、前記実施の形態と同様である。前
記自動炊飯機1による米の炊飯量は、計量ドラム45の
容量によって段階的に決定されるので、使用者が望む炊
飯量で米を炊飯することができない場合があり、使用者
が機械の計量単位に合わせることとなっている。
【0033】そこで、計量ドラム45の容量を変えるこ
とができるようにすることにより、使用者が望む計量単
位(1合、2合、5合等、又は1Kg、2Kg、1.4
Kg等)とすることができるように構成するのが好まし
く、図8〜図10に、米の計量単位を自由に変えること
のできる計量機12を示す。図8(a)〜(d)に示す
ものは、計量ドラム45に詰め物66をすることによ
り、計量ドラム45の容量を変えるように構成したもの
である。前記のものにあっては、大きさの異なる詰め物
66を複数個用意して所望のものに交換するか、又は、
同じ大きさ或いは異なる大きさの詰め物66を複数個用
意しておき、計量ドラム45内に装着する詰め物66の
数を変えることにより、計量ドラム45の容量が変えら
れる。
【0034】なお、詰め物66の代わりに仕切り板によ
って計量ドラム45の容量を変化させるようにしてもよ
い。図9(a)、(b)に示すものは、計量ドラム45
内に、計量ドラム45の内径の半径に相当する幅で且つ
計量ドラム45の軸心方向の長さに一致する長さに形成
された一対の仕切り板68を、回転軸67回りに回転・
固定自在に設け、一対の仕切り板68の開き角度θを変
えることにより、計量ドラム45の容量を変え得るよう
に構成したものである。
【0035】図10(a)〜(d)に示すものは、容量
の異なる計量ドラム45を複数用意しておき、所望の容
量の計量ドラム45に交換することができるようにした
ものである。なお、計量ドラムの容量を変えたときに
は、その計量単位に応じた、洗米給水量、水加減等に設
定変更できるモードが付加される。なお、前記実施の形
態は、本発明を前記自動炊飯機1に採用したものを例示
したが、計量から洗米(及び水加減)までをマイコン制
御等によって自動的に行う自動洗米機に採用してもよ
い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、貯米タンク内に貯蔵さ
れた米を、計量機によって所定量計量して洗米タンクへ
と供給し、該洗米タンクで米を洗米して排出するように
した自動洗米装置において、貯米タンク内の米を冷却す
る冷却装置を設けることにより、貯米タンク内の温度上
昇を防止でき、貯米タンク内の米の脂肪酸化や、該米の
洗米時の亀裂発生を防止することができる。また、貯米
タンク内の空気を吸引して冷却装置によって冷却し、こ
の冷却した空気を貯米タンク内にもどすようにすること
により、貯米タンク内の米を効率よく冷却することがで
きると共に、貯米タンク内に補給された米を速やかに冷
却することができ、しかも、貯米タンク内に米を補給す
る際に侵入した湿気を取り除くことができ、貯米タンク
内の結露発生を防止することができる。
【0037】また、貯米タンクを断熱材で主構成するこ
とにより、冷却効果を向上することができる。また、貯
米タンク下部に設けられた計量機を断熱材で囲むことに
より、計量機を介しての貯米タンク内部への熱伝導が遮
断され、さらに、冷却効果を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の断面図である。
【図2】本発明が採用される自動炊飯機の正面図であ
る。
【図3】本発明が採用される自動炊飯機の側面図であ
る。
【図4】貯米庫及び洗米タンク等の正面図である。
【図5】計量機の斜視図である。
【図6】他の実施の形態を示す正面図である。
【図7】他の実施の形態に係る冷却装置の概略構成図で
ある。
【図8】計量機の変形例を示す構成図である。
【図9】計量機の変形例を示す構成図である。
【図10】計量機の変形例を示す図である。
【符号の説明】
4 洗米タンク 11 貯米タンク 12 計量機 23 冷却装置 69 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 浩二 大阪府東大阪市水走2丁目2番27号 大和 精工株式会社内 Fターム(参考) 4B054 AA02 AB01 AC02 CC02 CD02 CE04 CE19 4B055 AA07 BA02 BA14 BA25 BA51 CA62 CA75 CB20 CD27 CD60 EA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯米タンク内に貯蔵された米を、計量機
    によって所定量計量して洗米タンクへと供給し、該洗米
    タンクで米を洗米して排出するようにした自動洗米装置
    において、 貯米タンク内の米を冷却する冷却装置を備えたことを特
    徴とする自動洗米装置。
  2. 【請求項2】 貯米タンク内の空気を吸引して冷却装置
    によって冷却し、この冷却した空気を貯米タンク内にも
    どすようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動洗
    米装置。
  3. 【請求項3】 貯米タンクを断熱材で主構成したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の自動洗米装置。
  4. 【請求項4】 貯米タンク下部に設けられた計量機を断
    熱材で囲むように構成したことを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の自動洗米装置。
  5. 【請求項5】 貯米タンクの下方に配置された電気機器
    を断熱材で囲むように構成したことを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載の自動洗米装置。
JP11009658A 1999-01-18 1999-01-18 自動洗米装置 Pending JP2000201808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11009658A JP2000201808A (ja) 1999-01-18 1999-01-18 自動洗米装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11009658A JP2000201808A (ja) 1999-01-18 1999-01-18 自動洗米装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000201808A true JP2000201808A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11726323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11009658A Pending JP2000201808A (ja) 1999-01-18 1999-01-18 自動洗米装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000201808A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100856952B1 (ko) 2004-07-29 2008-09-04 목영래 쌀 냉장고가 결합된 자동밥솥
WO2020147618A1 (zh) * 2019-01-18 2020-07-23 陈礼松 智能电饭锅

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100856952B1 (ko) 2004-07-29 2008-09-04 목영래 쌀 냉장고가 결합된 자동밥솥
WO2020147618A1 (zh) * 2019-01-18 2020-07-23 陈礼松 智能电饭锅

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018137695A1 (zh) 一种智能炒菜设备
KR101995676B1 (ko) 하부면에 증기 수용 격실이 형성된 조리용기를 포함하는 고압 증기솥
JP2000201808A (ja) 自動洗米装置
JP3768062B2 (ja) 飲料ディスペンサ
KR101217087B1 (ko) 곡물 로스터 및 로스팅 제어방법
JP2020031710A (ja) 飲料製造装置
JP2004008469A (ja) 全自動炊飯方法とその全自動炊飯装置
JP3525092B2 (ja) スープジャー
JPH0642579Y2 (ja) 湯ざまし器
KR100600085B1 (ko) 전자동 전기밥솥
US11236940B2 (en) Egg boiler device for a refrigerator appliance
US11666075B2 (en) Defrosting apparatus
JPH09324973A (ja) 冷却装置
KR20140054709A (ko) 튀김장치
US2803952A (en) Refrigerated storage tank
US20150362247A1 (en) Defrost appliance
US20190242637A1 (en) Defrosting Apparatus
JPH0647325Y2 (ja) 貯氷式陳列台
JP2663791B2 (ja) 貯湯容器(5)
JP2647030B2 (ja) 炊飯装置
JPH0299011A (ja) 全自動炊飯装置
JP2647031B2 (ja) 炊飯装置
JP2647032B2 (ja) 炊飯装置
JPH05296634A (ja) 温・冷水機
KR200435010Y1 (ko) 팝콘기가 장착된 음료 냉각 테이블