JP2000201235A - 通信方法及び通信端末装置 - Google Patents

通信方法及び通信端末装置

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JP2000201235A JP2000007964A JP2000007964A JP2000201235A JP 2000201235 A JP2000201235 A JP 2000201235A JP 2000007964 A JP2000007964 A JP 2000007964A JP 2000007964 A JP2000007964 A JP 2000007964A JP 2000201235 A JP2000201235 A JP 2000201235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全二重通信方式で通信が開始されたとき、発呼
側が全二重通信機能を備えていない通信端末装置の場合
でも、その発呼側との間の通信動作に支障を生じるおそ
れをなくす。 【解決手段】ITU−Tの勧告V.8に従って通信を行
う場合、回線接続後、ANSam信号の送出を開始してか
ら所定時間内に発呼側からのCM信号が検出された場合
には、発呼側がV.8通信機能を備えていると判断し
て、発呼側との間でV.8通信手順を実行する。一方、
前記ANSam信号の送出開始から所定時間内にCM信号
が検出されない場合には、発呼側がV.8通信機能を備
えていないファクシミリ装置であると判断して、DIS
信号を送出する。従って、発呼側ではこのDIS信号の
検出に基づきDCS信号を送出し、被呼側でそのDCS
信号を受けることにより、両者間でファクシミリ通信手
順が支障なく実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばITU−T
(International Telecommunication Union) の勧告V.
8等の全二重通信方式に従って通信を行う通信方法及び
通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信端末装置において、ITU−
Tの勧告V.8に従った通信が可能なものが提案されて
いる。この勧告V.8による通信においては、図3
(a)に示すように、回線接続後、被呼側が発呼側に対
してANSam信号(変形応答トーン信号)を送出する。
そして、発呼側は被呼側からのANSam信号を検出する
と、期間Teの無音を送出した後にCM信号(起呼メニ
ュー信号)を送出して、自身の機能、例えば自身がファ
クシミリ装置であるか電話であるか或いはデータモデム
であるか等の情報を被呼側に表示する。一方、被呼側は
ANSam信号の送出中にCM信号を検出すると、そのC
M信号に応答して自身の機能を示すJM信号(共通メニ
ュー信号)を発呼側に送出する。又、これらCM信号及
びJM信号の交換により、発呼側と被呼側との間におけ
る変調モードが決定される。
【0003】そして、発呼側はJM信号を検出すると、
その確認及びCM信号の終了を示すCJ信号(CM終端
子信号)を送出し、CJ信号の送出終了後、75±5m
sの無音を送出してからV.8通信手順を実行する。
又、被呼側はCJ信号を検出すると、JM信号の送出を
終了し、75±5msの無音を送出してからV.8通信
手順を実行する。
【0004】このように、V.8通信では、発呼側及び
被呼側において、それぞれ1つの回線上にファクシミリ
装置、電話及びデータモデム等の異なった通信動作モー
ドを有するものが接続されていても、CM信号及びJM
信号等の交換により、両者間における通信動作モードが
適正なモードに自動的に決定される。このため、V.8
通信は、各種の通信端末装置が使用される近年におい
て、発呼側と被呼側との間における通信動作モードを決
定する上で、非常に有効な通信手順である。尚、この
V.8通信は信号の送出中に相手側からの信号も検出で
きるといったように、信号を双方向に同時に伝送できる
全二重通信である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
G3ファクシミリ装置における通信では、前記V.8通
信とは異なり、回線接続後、発呼側が被呼側に対してC
NG信号(1100Hzの呼出音)を送出する。そし
て、被呼側はCNG信号を検出すると、CED信号(被
呼局識別信号)及びDIS信号(デジタル識別信号)を
発呼側に送出する。又、発呼側はDIS信号を検出する
と、そのDIS信号に応答してDCS信号(デジタル命
令信号)を被呼側に送出し、その後、発呼側と被呼側と
の間でG3通信手順が実行される。尚、このファクシミ
リ通信は相手側との間で信号が交互に伝送されるといっ
たように、信号を片方向ずつ伝送する半二重通信であ
る。
【0006】このため、発呼側がV.8通信機能を備え
ていないG3ファクシミリ装置の場合には、V.8通信
機能を備えた被呼側からANSam信号を送出しても、発
呼側ではそのANSam信号を検出することができず、両
者間において通信が不可能になるという問題が生じる。
言い換えれば、発呼側が全二重通信機能を備えていない
通信端末装置の場合には、全二重通信機能を備えた被呼
側から全二重通信方式に従った所定の応答信号を送出し
ても、発呼側ではその応答信号を検出することができ
ず、両者間における通信が不可能になる。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、全二重通信方式で通信
が開始されたとき、発呼側が全二重通信機能を備えてい
ない通信端末装置の場合でも、その発呼側との間の通信
動作に支障を生じるおそれがない通信方法及び通信端末
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、ITU−T勧告の
V.8に従って通信を行う通信方法において、回線接続
後、変形応答トーン信号の送出を開始してから所定時間
内に、発呼側からの起呼メニュー信号が検出されない場
合には、デジタル識別信号を送出し、起呼メニュー信号
を検出することなく、デジタル命令信号を検出するもの
である。
【0009】請求項2に記載の発明では、ITU−T勧
告のV.8に従って通信を行う通信端末装置において、
回線接続後に変形応答トーン信号を送出する信号送出手
段と、その信号の送出を開始してから所定時間内に、発
呼側からの起呼メニュー信号が検出されない場合には、
デジタル識別信号を送出し、起呼メニュー信号を検出す
ることなく、デジタル命令信号を検出する制御手段とを
設けたものである。
【0010】請求項3に記載の発明では、ITU−T勧
告のV.8に従って通信を行う通信方法において、回線
接続後、変形応答トーン信号の送出を開始してから所定
時間内に、発呼側からの起呼信号が検出された場合に
は、デジタル識別信号を送出するものである。
【0011】請求項4に記載の発明では、ITU−T勧
告のV.8に従って通信を行う通信端末装置において、
回線接続後に変形応答トーン信号を送出する信号送出手
段と、その信号の送出を開始してから所定時間内に、発
呼側からの起呼信号が検出された場合には、デジタル識
別信号を送出する制御手段とを設けたものである。
【0012】請求項5に記載の発明では、ITU−T勧
告のV.8に従って通信を行う通信方法において、回線
接続後、変形応答トーン信号の送出を開始してから所定
時間内に、発呼側からの起呼信号が検出された場合に
は、デジタル識別信号を送出し、起呼メニュー信号を検
出することなく、デジタル命令信号を検出するものであ
る。
【0013】請求項6に記載の発明では、ITU−T勧
告のV.8に従って通信を行う通信端末装置において、
回線接続後に変形応答トーン信号を送出する信号送出手
段と、その信号の送出を開始してから所定時間内に、発
呼側からの起呼信号が検出された場合には、デジタル識
別信号を送出し、起呼メニュー信号を検出することな
く、デジタル命令信号を検出する制御手段とを設けたも
のである。
【0014】請求項7に記載の発明では、ITU−T勧
告のV.8に従って通信を行う通信方法において、回線
接続後、変形応答トーン信号の送出を開始してから所定
時間内に、発呼側からの起呼メニュー信号が検出されな
い場合、又は、発呼側からの起呼信号が検出された場合
には、デジタル識別信号を送出するものである。
【0015】請求項8に記載の発明では、ITU−T勧
告のV.8に従って通信を行う通信端末装置において、
回線接続後に変形応答トーン信号を送出する信号送出手
段と、その信号の送出を開始してから所定時間内に、発
呼側からの起呼メニュー信号が検出されない場合、又
は、発呼側からの起呼信号が検出された場合には、デジ
タル識別信号を送出する制御手段とを設けたものであ
る。
【0016】請求項9に記載の発明では、ITU−T勧
告のV.8に従って通信を行う通信方法において、回線
接続後、変形応答トーン信号の送出を開始してから所定
時間内に、発呼側からの起呼メニュー信号が検出されな
い場合、又は、発呼側からの起呼信号が検出された場合
には、デジタル識別信号を送出し、起呼メニュー信号を
検出することなく、デジタル命令信号を検出するもので
ある。
【0017】請求項10に記載の発明では、ITU−T
勧告のV.8に従って通信を行う通信端末装置におい
て、回線接続後に変形応答トーン信号を送出する信号送
出手段と、その信号の送出を開始してから所定時間内
に、発呼側からの起呼メニュー信号が検出されない場
合、又は、発呼側からの起呼信号が検出された場合に
は、デジタル識別信号を送出し、起呼メニュー信号を検
出することなく、デジタル命令信号を検出する制御手段
とを設けたものである。
【0018】請求項11に記載の発明では、請求項2、
請求項4、請求項6、請求項8、請求項10のいずれか
1項に記載の通信端末装置において、信号送出手段は、
モデムであり、制御手段は、回線接続後に、モデムが変
形応答トーン信号の送出を行っている状態で発呼側から
の信号の検出も可能な状態にすべく、同モデムを双方向
モードに設定するとともに、起呼メニュー信号が検出さ
れなかった場合には、ファクシミリ通信手順に対応すべ
く、モデムを片方向モードに設定するものである。
【0019】(作用)従って、請求項1〜請求項10に
記載の発明によれば、発呼側が全二重通信機能を備えて
いる場合には、回線接続後、変形応答トーン信号に応答
して、発呼側から起呼メニュー信号が送出されてくるの
で、その起呼メニュー信号の検出に基づき、発呼側との
間で全二重通信手順が支障なく実行される。一方、発呼
側が全二重通信機能を備えていない場合には、回線接続
後、変形応答トーン信号を送出しても、発呼側ではその
変形応答トーン信号に応答することができず、その発呼
側から起呼メニュー信号が送出されてこない。しかし、
このような場合でも、変形応答トーン信号の送出開始か
ら所定時間内に発呼側からの起呼メニュー信号が検出さ
れない場合には、発呼側が全二重通信機能を備えていな
い通信端末装置であると判断されて、デジタル識別信号
が送出される。そのため、発呼側ではこのデジタル識別
信号の検出に基づき、デジタル命令信号を送出し、被呼
側でそのデジタル命令信号を受けることにより、両者間
で半二重通信手順が支障なく実行される。
【0020】また、請求項11に記載の発明によれば、
請求項2、請求項4、請求項6、請求項8、請求項10
に記載の発明の作用に加えて、モデムは双方向モードに
設定される。又、起呼メニュー信号が検出されない場合
には、モデムが片方向モードに設定される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明をファクシミリ装置
に具体化した一実施例を図面に基づいて説明する。
【0022】図1に、この実施例のファクシミリ装置の
回路構成を示す。CPU(中央処理装置)11には、装
置全体の動作を制御するためのプログラム等を記憶した
ROM(リードオンリメモリ)12、及び各種情報を一
時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)13
が接続されている。本実施例では、CPU11、ROM
12及びRAM13により制御手段が構成されている。
【0023】NCU(ネットワークコントロールユニッ
ト)14は、電話回線との接続を制御するとともに、相
手先のファックス番号に対応したダイヤルパルスの送
出、及び着信を検出する機能等を備えている。信号送出
手段としてのモデム15は送受信データの変調、復調を
行う。又、本実施例において、モデム15は、ファクシ
ミリ通信におけるG3通信手順を可能とするための機能
及びV.8通信手順を可能とするための機能を備えてい
るとともに、発呼側から送出されてくるCNG信号を検
出するためのCNG検出部15aを備えている。即ち、
本実施例におけるモデム15は、ファクシミリ通信時に
おいて半二重通信動作を可能とするための片方向モード
と、V.8通信時において全二重通信動作を可能とする
ための双方向モードとに切替設定されるようになってい
る。
【0024】読取部16は原稿上の画像を読み取る。記
録部17は受信された画データや読取部16にて読み取
られた画データ等に基づいて記録紙上に印字を行う。操
作部18は、電話番号等を入力するためのダイヤルキ
ー、ファクシミリ通信動作を開始させるためのスタート
キー、及び後述する設定キー18a等の各種操作キーを
備えている。表示部19は、各種情報を表示するための
ものである。
【0025】次に、本実施例のファクシミリ装置が被呼
側となった場合において、前記CPU11の制御のもと
で行われる通信動作を、図2に示すフローチャートに従
って説明する。尚、この説明は、図3の説明図を参照し
ながら行う。
【0026】さて、図2に示すように、CPU11は、
ステップS1において、発呼側の発呼に基づく電話交換
機からの呼出信号をNCU14を介して検出すると、ス
テップS2に移行し、NCU14を制御して発呼側との
間の回線を接続させる。次に、CPU11は、ステップ
S3において、全二重通信動作を可能とすべく、モデム
15を双方向モードに設定し、ステップS4において、
モデム15にANSam信号の送出を開始させる。つま
り、このANSam信号は、全二重通信方式に従った所定
の応答信号である。又、モデム15は双方向モードに設
定されることにより、ANSam信号の送出を行っている
状態で、発呼側からの信号の検出も可能な状態となる。
【0027】次に、CPU11は、ステップS5におい
て、モデム15により発呼側からのCM信号が検出され
たか否かを判断する。つまり、このCM信号は、全二重
通信方式に従った所定の制御信号である。ここで、CM
信号が検出されない場合には、CPU11は、ステップ
S6に移行して、モデム15のCNG検出部15aによ
り発呼側からのCNG信号が検出されたか否かを判断す
る。ここで、CNG信号が検出されない場合には、CP
U11は、ステップS7に移行して、前記ANSam信号
の送出開始から所定時間経過したか否かを判断し、所定
時間経過していない場合には、前記ステップS5に戻っ
て、CM信号及びCNG信号が検出されるのを待つ。
【0028】そして、前記ステップS5において、所定
時間内にCM信号が検出された場合には、CPU11
は、発呼側がV.8通信機能を備えていると判断し、ス
テップS8に移行して、V.8通信手順を実行し、処理
を終了する。即ち、図3(a)に示すように、被呼側
は、発呼側からのCM信号に応答してJM信号を送出す
るとともに、発呼側からのCJ信号を検出した後、75
±5msの無音期間を経て、V.8通信手順に従った所
定の通信動作を実行する。
【0029】又、前記ステップS6において、所定時間
内にCNG信号が検出された場合には、CPU11は、
ステップS9に移行して、操作部18の設定キー18a
がオンされているか否かを判断する。ここで、CPU1
1は、設定キー18aがオフされている場合には、CN
G信号の検出を無視して前記ステップS7に移行し、オ
ンされている場合には、図3(b)に示すように、発呼
側がV.8通信機能を備えていない通常のG3ファクシ
ミリ装置であると判断して、後述するステップS10に
移行する。
【0030】即ち、図3(a)に示すように、発呼側が
V.8通信機能を備えているV.8機の場合、その発呼
側は回線接続後に、自身の機能を示すために、オプショ
ン信号としてCI信号(起呼表示信号)を送出してくる
場合がある。しかし、ITU−Tの勧告V.8において
は、CI信号の代わりにCNG信号を送出することも可
能となっている。このため、発呼側からのCNG信号を
検出した場合でも、その発呼側が必ずしもファクシミリ
装置であるとは断定できない。従って、CNG信号が検
出されたときに発呼側をファクシミリ装置であると判断
するか否かを、設定キー18aにより任意に設定できる
ようにすれば、幅広い対応が可能となり、装置の誤判断
にも容易に対処することができる。
【0031】一方、前記ステップS7において、CM信
号及びCNG信号が検出されることなく(或いはCNG
信号の検出が無視された状態で)所定時間が経過した場
合にも、CPU11は、発呼側がV.8通信機能を備え
ていない通常のG3ファクシミリ装置であると判断し
て、ステップS10に移行する。即ち、発呼側がファク
シミリ装置である場合、CM信号が送出されてこないの
は勿論、発呼側が手動送信の場合にはCNG信号も送出
されてこない。従って、このような場合にも対処できる
ようにするため、所定時間内にCNG信号が検出されな
い場合でも、発呼側をV.8通信機能を備えていないフ
ァクシミリ装置であると判断するようにしている。
【0032】そして、CPU11は、ステップS10に
おいて、半二重通信動作に移行すべく、モデム15を片
方向モードに設定する。即ち、ファクシミリ通信におい
ては、発呼側と被呼側との間において信号が交互に送受
されるので、それに対応して、モデム15が片方向モー
ドに設定される。次に、図3(b)にも示すように、C
PU11は、ステップS11において、モデム15によ
りDIS信号を送出させる。つまり、このDIS信号
は、半二重通信方式に従った所定の応答信号である。
尚、このDIS信号の送出前に、CED信号を送出して
もよい。そして、CPU11は、モデム15により発呼
側からのDCS信号を検出した後、ステップS12にお
いて、G3通信手順に従ったファクシミリ通信動作を実
行し、処理を終了する。
【0033】以上のように、本実施例では、発呼側が
V.8通信機能を備えている場合には、回線接続後、A
NSam信号の送出に応答して、発呼側からCM信号が送
出されてくるので、そのCM信号の検出に基づき、発呼
側との間でV.8通信手順を支障無く実行することがで
きる。
【0034】一方、発呼側がV.8通信機能を備えてい
ないファクシミリ装置の場合には、回線接続後、ANS
am信号を送出しても、発呼側からCM信号が送出されて
こない。しかし、このような場合でも、本実施例では、
ANSam信号の送出開始から所定時間内にCM信号が検
出されない場合には、発呼側がV.8通信機能を備えて
いないファクシミリ装置であると判断されて、DIS信
号が送出される。そのため、発呼側ではこのDIS信号
の検出に基づきDCS信号を送出し、被呼側でそのDC
S信号を受けることにより、両者間でファクシミリ通信
手順を支障なく実行することができる。
【0035】従って、本実施例のファクシミリ装置で
は、発呼側がV.8通信機能を備えている装置であって
も、G3通信機能しか備えていない装置であっても、そ
の発呼側との間で何ら支障を生じることなく通信動作を
行うことができる。言い換えれば、発呼側が全二重通信
機能を備えている装置であっても、半二重通信機能しか
備えていない装置であっても、その発呼側との間での通
信に支障はない。
【0036】又、本実施例では、ANSam信号の送出開
始後、発呼側からのCNG信号が検出された場合にも、
発呼側がファクシミリ装置であると判断されて、発呼側
にDIS信号が送出される。従って、発呼側との間でフ
ァクシミリ通信手順を支障なく実行することができ、発
呼側がV.8通信機能を備えていないファクシミリ装置
の場合でも、その発呼側との間の通信動作に支障を生じ
るおそれがない。
【0037】又、CNG信号が検出されたときに発呼側
をファクシミリ装置であると判断するか否かを、設定キ
ー18aにより任意に設定できるようにすれば、V.8
機である発呼側がCNG信号を送出するか否かに応じ
て、装置の設定を容易に変更することができ、幅広い対
応が可能となって、装置の誤判断にも容易に対処するこ
とができる。
【0038】加えて、この実施例において、モデム15
は、回線接続後に双方向モードに設定されるとともに、
その後、発呼側がファクシミリ装置であると判断された
場合に片方向モードに設定される。このため、モデム1
5は、回線接続後にANSam信号の送出を行っている状
態でも、発呼側からのCM信号等を確実に検出できる。
又、その後、発呼側がファクシミリ装置であると判断さ
れた場合には、モデム15が片方向モードに設定される
ことにより、その後のファクシミリ通信手順を適正に実
行できる。
【0039】尚、この発明は次のように変更して具体化
してもよい。 (1) 回線接続後、発呼側からのCI信号を検出した
ら、直ちにV.8通信手順に移行するように構成するこ
と。
【0040】(2) CNG信号の検出を行うことな
く、ANSam信号の送出開始から所定時間内にCM信号
が検出されない場合にのみ、DIS信号を送出するよう
にすること。
【0041】(3) 本発明を、パソコン通信等、各種
のデータ通信を行う場合について応用すること。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば次
のような優れた効果を奏する。請求項1〜請求項10の
発明によれば、ITU−T勧告のV.8による全二重通
信方式に従って通信が開始されたとき、発呼側がその全
二重通信機能を備えていない例えばファクシミリ装置等
の通信端末装置の場合でも、その発呼側との間の通信動
作に支障を生じるおそれがない。
【0043】より具体的に言えば、発呼側がV.8通信
機能を備えている場合には、回線接続後、変形応答トー
ン信号の送出に応答して、発呼側から起呼メニュー信号
が送出されてくるので、その起呼メニュー信号の検出に
基づき、発呼側との間でV.8通信手順が支障無く実行
される。一方、発呼側がV.8通信機能を備えていない
ファクシミリ装置の場合には、回線接続後、変形応答ト
ーン信号を送出しても、発呼側から起呼メニュー信号が
送出されてこない。しかし、このような場合でも、変形
応答トーン信号の送出開始から所定時間内に起呼メニュ
ー信号が検出されない場合には、発呼側がV.8通信機
能を備えていないファクシミリ装置であると判断され
て、デジタル識別信号が送出される。その結果、発呼側
ではこのデジタル識別信号の検出に基づきデジタル命令
信号を送出し、被呼側でそのデジタル命令信号を受ける
ことにより、両者間でファクシミリ通信手順を支障なく
実行することができる。
【0044】請求項11に記載の発明によれば、請求項
4、請求項6、請求項8、請求項10に記載の発明の効
果に加えて、モデムが双方向モードに設定されるため、
変形応答トーン信号の送出を行っている状態でも、発呼
側からの起呼メニュー信号を確実に検出できる。又、起
呼メニュー信号が検出されなかった場合でも、モデムが
片方向モードに設定されるため、その後のファクシミリ
通信手順を適正に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるファクシミリ装置の
ブロック回路図。
【図2】ファクシミリ装置の通信動作を示すフローチャ
ート。
【図3】(a)は発呼側がV.8機の場合における通信
動作を示す説明図、(b)は発呼側がG3機の場合にお
ける通信動作を示す説明図。
【符号の説明】
11…制御手段を構成するCPU、12…制御手段を構
成するROM、13…制御手段を構成するRAM、15
…信号送出手段としてのモデム、15a…CNG検出
部、18…設定キー。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−T勧告のV.8に従って通信を
    行う通信方法において、回線接続後、変形応答トーン信
    号の送出を開始してから所定時間内に、発呼側からの起
    呼メニュー信号が検出されない場合には、デジタル識別
    信号を送出し、起呼メニュー信号を検出することなく、
    デジタル命令信号を検出する通信方法。
  2. 【請求項2】 ITU−T勧告のV.8に従って通信を
    行う通信端末装置において、回線接続後に変形応答トー
    ン信号を送出する信号送出手段と、その信号の送出を開
    始してから所定時間内に、発呼側からの起呼メニュー信
    号が検出されない場合には、デジタル識別信号を送出
    し、起呼メニュー信号を検出することなく、デジタル命
    令信号を検出する制御手段とを設けた通信端末装置。
  3. 【請求項3】 ITU−T勧告のV.8に従って通信を
    行う通信方法において、回線接続後、変形応答トーン信
    号の送出を開始してから所定時間内に、発呼側からの起
    呼信号が検出された場合には、デジタル識別信号を送出
    する通信方法。
  4. 【請求項4】 ITU−T勧告のV.8に従って通信を
    行う通信端末装置において、回線接続後に変形応答トー
    ン信号を送出する信号送出手段と、その信号の送出を開
    始してから所定時間内に、発呼側からの起呼信号が検出
    された場合には、デジタル識別信号を送出する制御手段
    とを設けた通信端末装置。
  5. 【請求項5】 ITU−T勧告のV.8に従って通信を
    行う通信方法において、回線接続後、変形応答トーン信
    号の送出を開始してから所定時間内に、発呼側からの起
    呼信号が検出された場合には、デジタル識別信号を送出
    し、起呼メニュー信号を検出することなく、デジタル命
    令信号を検出する通信方法。
  6. 【請求項6】 ITU−T勧告のV.8に従って通信を
    行う通信端末装置において、回線接続後に変形応答トー
    ン信号を送出する信号送出手段と、その信号の送出を開
    始してから所定時間内に、発呼側からの起呼信号が検出
    された場合には、デジタル識別信号を送出し、起呼メニ
    ュー信号を検出することなく、デジタル命令信号を検出
    する制御手段とを設けた通信端末装置。
  7. 【請求項7】 ITU−T勧告のV.8に従って通信を
    行う通信方法において、回線接続後、変形応答トーン信
    号の送出を開始してから所定時間内に、発呼側からの起
    呼メニュー信号が検出されない場合、又は、発呼側から
    の起呼信号が検出された場合には、デジタル識別信号を
    送出する通信方法。
  8. 【請求項8】 ITU−T勧告のV.8に従って通信を
    行う通信端末装置において、回線接続後に変形応答トー
    ン信号を送出する信号送出手段と、その信号の送出を開
    始してから所定時間内に、発呼側からの起呼メニュー信
    号が検出されない場合、又は、発呼側からの起呼信号が
    検出された場合には、デジタル識別信号を送出する制御
    手段とを設けた通信端末装置。
  9. 【請求項9】 ITU−T勧告のV.8に従って通信を
    行う通信方法において、回線接続後、変形応答トーン信
    号の送出を開始してから所定時間内に、発呼側からの起
    呼メニュー信号が検出されない場合、又は、発呼側から
    の起呼信号が検出された場合には、デジタル識別信号を
    送出し、起呼メニュー信号を検出することなく、デジタ
    ル命令信号を検出する通信方法。
  10. 【請求項10】 ITU−T勧告のV.8に従って通信
    を行う通信端末装置において、回線接続後に変形応答ト
    ーン信号を送出する信号送出手段と、その信号の送出を
    開始してから所定時間内に、発呼側からの起呼メニュー
    信号が検出されない場合、又は、発呼側からの起呼信号
    が検出された場合には、デジタル識別信号を送出し、起
    呼メニュー信号を検出することなく、デジタル命令信号
    を検出する制御手段とを設けた通信端末装置。
  11. 【請求項11】 請求項2、請求項4、請求項6、請求
    項8、請求項10のいずれか1項に記載の通信端末装置
    において、信号送出手段は、モデムであり、制御手段
    は、回線接続後に、モデムが変形応答トーン信号の送出
    を行っている状態で発呼側からの信号の検出も可能な状
    態にすべく、同モデムを双方向モードに設定するととも
    に、起呼メニュー信号が検出されなかった場合には、フ
    ァクシミリ通信手順に対応すべく、モデムを片方向モー
    ドに設定する通信端末装置。
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