JP2000200892A - ホトダイオード内蔵半導体装置 - Google Patents

ホトダイオード内蔵半導体装置

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JP2000200892A
JP2000200892A JP7335063A JP33506395A JP2000200892A JP 2000200892 A JP2000200892 A JP 2000200892A JP 7335063 A JP7335063 A JP 7335063A JP 33506395 A JP33506395 A JP 33506395A JP 2000200892 A JP2000200892 A JP 2000200892A
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JP
Japan
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wiring
light
photodiode
electrode
shielding film
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JP7335063A
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English (en)
Inventor
Osamu Shiroma
修 城間
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路素子を遮光膜で被覆したホトダイオード
内蔵半導体装置の、多層配線の層の数を増加することな
く、遮光膜と交差配線とを共存させる。 【解決手段】ホトダイオード部14と回路素子部15を
形成した半導体チップ11の前記ホトダイオード部14
を除く部分をアルミ配線層による遮光膜12で被覆す
る。回路素子部15の遮光膜12の一部を開口して交差
配線部16とし、遮光膜12と同じレベルの配線層で交
差電極18を形成し、層間接続により第1層目の電極配
線17a、17cと電極配線17bとのクロス配線を実
現する。交差配線部16の下部にはダミーのホトダイオ
ードD−PDを配置して余分な光入射を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号受光用のホ
トダイオードを内蔵し不要な光を遮蔽する遮光膜を持つ
半導体装置の、多層配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線などによる光信号伝達手段の受信
側、又は光ピックアップ装置の光信号読み取り装置など
では、受光用のホトダイオードをその周辺回路と共に集
積化した半導体装置が用いられるようになってきた。I
C化した装置は、個別部品でハイブリッド化したものに
比べてコストダウンが期待でき、また外部電磁界による
雑音に対して強いというメリットを有する。
【0003】上記ホトダイオード内蔵半導体装置は、ホ
トダイオードとNPNトランジスタ等とが共存するた
め、周辺回路への光入射による余分な光電流が生じない
よう、ホトダイオード部分以外の領域を入射光から遮断
する必要がある。このような遮光手段としては、半導体
集積回路の多層配線技術を利用して、最上層のアルミ配
線で前記周辺回路部分を被覆する方法が最も簡便である
(例えば特願平4ー287582号)。
【0004】図5にその半導体装置を示す。同図におい
て、1は半導体チップ、2は遮光膜、3は電極パッド
部、4はホトダイオード部、5は回路素子部である。回
路素子部5の全ては遮光膜2により覆われ、ホトダイオ
ード部4は光入射のために開口されている。電極パッド
部3内には遮光膜3と短絡しないように互い違いに重な
り合うようにして外部接続用の電極パッドが配置されて
いる。遮光膜2は多層配線構造の最上層の配線層からな
り、遮光膜の下部で、遮光膜より下層の配線層により回
路素子部5の各素子の電気的接続が成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遮光膜
2が多層配線構造の最上層を占有することにより、電極
配線に利用できる配線層が少なくなる。その顕著な例が
2層配線構造であり、第2層目を遮光膜2の形成に消費
することは、第1層目の配線層だけで素子間接続を行わ
なければならないことを意味する。すると多層配線特有
のクロス接続ができなくなり、パターン設計が困難にな
ると言う欠点があった。
【0006】単純に配線層の数を3層、4層と多くすれ
ば問題解決にはなるが、内蔵する素子数とチップサイズ
に見合った配線層の数があり、これらに対して配線層の
数を増加することは、それだけコスト高になる欠点があ
る。また、高不純物濃度の拡散領域を配線の一部として
用いることである程度のクロス配線が可能ではあるが、
配線抵抗が大きいために限界がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
に鑑みなされたもので、回路素子部の一部に遮光膜を開
口した交差配線部を形成し、該交差配線部で遮光膜と同
じ配線層を利用してクロス配線を行うと共に、前記開口
を通して入射する不要光を、前記交差配線部の下部に設
けたダミーホトダイオードで吸収することにより他の回
路素子への悪影響をも排除したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の半導体
装置のチップの一部を示す拡大平面図、図2は図1のA
A線断面図、図3は半導体チップの全体を示す平面図で
ある。先ず図3を参照して、11はホトダイオード素子
と他の周辺回路素子とを一体化した半導体チップ、12
はアルミ電極配線で形成した遮光膜、13は電極パッド
部、14はホトダイオード部、15は回路素子部であ
る。遮光膜12は回路素子部15の略全部を被覆し、半
導体チップ11最外周のスクライブライン近傍まで拡張
され、ホトダイオード部4は光入射のために開口されて
いる。電極パッド部13は、詳細に図示していないが、
その内部にアルミ電極配線によって外部接続用のボンデ
ィングパッドが設けられ、ボンディングパッドと遮光膜
とが短絡しないよう、そして半導体チップ11表面を露
出しないよう、多層配線構造を用いて互いの端部が重な
り合うようになっている。
【0009】回路素子部15にはNPNトランジスタ、
抵抗などの能動素子、受動素子が多数形成されており、
遮光膜12の下部で、遮光膜12より下層の配線層によ
り(遮光膜が第2層目であれば第1層目の配線層によ
り)周辺回路を構成すべく各素子間の電気的接続を行っ
ている。そして、回路素子部15を被覆する遮光膜12
の一部を開口することにより交差配線部16を形成す
る。
【0010】交差配線部16の拡大平面図が図1であ
る。図1を参照して、遮光膜12を開口したことにより
第1層目の配線層で形成した電極配線17a、17b、
17cが露見し、遮光膜12と同じく第2層目の配線層
で形成した交差電極18が層間絶縁膜に形成したスルー
ホールを介して電極配線17a、17cに層間接続され
ている。そして、交差電極18が電極配線17bと層間
絶縁膜を介してクロスすることにより、電極配線17
a、17cと電極配線17bとのクロス配線が行われ
る。各電極配線17a、17b、17cは絶縁膜上を延
在して所望の回路素子と接続されている。
【0011】交差配線部16の下部には、それより大き
な面積のダミーのホトダイオードDーPDを配置してい
る。図2は図1のAA線断面図である。図2を参照し
て、21はP型のシリコン半導体基板、22は基板21
の上に気相成長により形成したN型のエピタキシャル層
を貫通するP+型の分離領域、23は分離領域により形
成された島領域である。ダミーのホトダイオードDーP
Dは、P型のシリコン半導体基板21とP+分離領域2
2をアノード、島領域23のN型層(N+埋め込み層2
7を含め)をカソードとして構成するものである。分離
領域22の表面にはアノード電極24を配置して接地電
位GNDを、島領域23にはN+コンタクト領域25を
介してカソード電極26により+5Vの如き電源電位V
CCを印加する。この電位印加で前記ダミーホトダイオ
ードD−PDを逆バイアスして空乏層を発生させる。
尚、27はN+埋め込み層、28aはシリコン酸化膜な
どの絶縁膜、28bはシリコン酸化膜、シリコン窒化膜
等の層間絶縁膜、28cは同じくシリコン酸化膜、シリ
コン窒化膜等のパッシベーション皮膜である。第2層目
の配線層で遮光膜12と交差電極18が形成され、交差
電極18が層間絶縁膜のスルーホールを介して電極配線
17a、17cを接続し、そして電極配線17bとクロ
スしている。各絶縁膜28a、28b、28cは透光性
であり、この半導体チップ11は透光性の樹脂でモール
ドされる。アルミ製の遮光膜12は遮光性である。
【0012】遮光膜に12に交差配線部16という開口
部を設けたことにより遮光できない光は、その下部の島
領域23に入射される。入射された光は、ダミーホトダ
イオードD−PDが形成する空乏層、あるいは空乏層両
側のN型又はP型半導体層で光電流に変換され、該光電
流は拡散によりアノード電極24またはカソード電極2
6に回収される。従って前記光電流が他の回路素子へ流
れ込むことによる誤動作やラッチアップを防止できる。
【0013】遮光膜12は接地するので、場合によって
はアノード電極24と層間接続しても良い。またアノー
ド電極24は島領域23周囲の分離領域24に沿ってで
きるだけ延在させる。この時遮光膜12と層間接続しな
がら延在させると、交差配線部16から入射した光がシ
リコン表面と遮光膜12の裏面とで反射を繰り返す多重
反射光を遮光できる。但し第1層目の電極配線17の延
在を妨げることはしない。尚、遮光膜12はダミーホト
ダイオードを形成する島領域23の、分離領域22の端
より内側まで延在させて、分離領域22を露見させな
い。
【0014】図4は、回路素子の代表としてのNPNト
ランジスタと、ホトダイオード部14に形成したホトダ
イオード素子PDの構造を示す断面図である。同図にお
いて、30は島領域23の表面に形成したP型のベース
領域、31はベース領域30の表面に形成したN+型の
エミッタ領域、32は島領域23の表面に形成したN+
型のコレクタコンタクト領域である。図2と同じ部分に
は同じ符号を伏して説明を省略する。ホトダイオードP
Dの上部の遮光膜12だけが開口され、回路素子上は遮
光膜12が延在する。遮光膜12の下で第1層目の電極
配線17が素子間接続を行っている。ホトダイオードP
Dの構造は基本的にダミーホトダイオードPDと全く同
一である。
【0015】以上に説明した本発明の半導体装置によれ
ば、遮光膜12と同じレベルのアルミ配線層を交差電極
18として利用するので、第1層目の電極配線17のク
ロス接続を行うことができる。従って配線のパターン設
計が容易になる。また多層配線の層の数を増加せずに済
むので、コストダウンが可能である。そして、交差配線
部16の下部にダミーホトダイオードDーPDを配置す
ることにより、交差配線部16を通過した入射光を回収
し、他の回路素子へ流さないようにすることで回路素子
の誤動作を防止する。
【0016】尚、ホドダイオードPD、ダミーホトダイ
オードDーPDの構造は上記実施例に限られるものでは
なく、例えば島領域23表面にベース領域30と同じく
P型のアノード領域を拡散形成し、該アノード領域と島
領域23とのPN接合をホトダイオードとした構成でも
良い。
【0017】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明によれば遮
光膜12と同レベルの配線層を交差電極18に利用する
ので、クロス配線のために配線層を1つ増加せずに済む
という利点を有する。従って電極配線のパターン設計が
容易になり、且つコスト高を招かないという利点を持
つ。
【0018】更に交差配線部16の下部にダミーホトダ
イオードD−PDを配置することにより、余分な光入射
による光電流を回収し、他の回路素子の誤動作を防止で
きる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための平面図である。
【図2】本発明を説明するための断面図である。
【図3】本発明を説明するための平面図である。
【図4】本発明を説明するための断面図である。
【図5】従来例を説明するための平面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップの一部に形成したホトダイオ
    ード部と、 前記半導体チップの他の部分に形成した回路素子部と、 前記回路素子部の各々の素子を接続する多層配線層と、 前記ホトダイオード部を除くように前記半導体チップの
    表面を被覆する遮光膜と、 前記遮光膜の一部に前記遮光膜を除去して形成した、交
    差配線部と、 前記交差配線部で、前記多層配線により交差する電極配
    線と、 前記交差配線部の下部に設けたダミーのホトダイオード
    と、を具備することを特徴とするホトダイオード内蔵半
    導体装置。
  2. 【請求項2】前記多層配線が2層構造であり、前記遮光
    膜が第2層目の配線層で形成したことを特徴とする請求
    項1記載のホトダイオード内蔵半導体装置。
JP7335063A 1995-12-22 1995-12-22 ホトダイオード内蔵半導体装置 Pending JP2000200892A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006318947A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Rohm Co Ltd 受光装置およびそれを用いた電子機器
JP2007027318A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Fujifilm Holdings Corp 固体撮像装置及び内視鏡
JP2008182214A (ja) * 2006-12-27 2008-08-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2021097208A (ja) * 2019-12-13 2021-06-24 コーデンシ株式会社 半導体集積回路装置及び光センサ

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