JP2000200429A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2000200429A
JP2000200429A JP8345866A JP34586696A JP2000200429A JP 2000200429 A JP2000200429 A JP 2000200429A JP 8345866 A JP8345866 A JP 8345866A JP 34586696 A JP34586696 A JP 34586696A JP 2000200429 A JP2000200429 A JP 2000200429A
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Koichi Tada
浩一 多田
直之 ▲高▼木
Naoyuki Takagi
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の層に情報が記録された光ディスクの再
生において、層間距離が一定でない2つの層の間におい
ても適正なフォーカスジャンプを実現する光ディスク装
置を提供する。 【解決手段】 片面読み取りDVD2層ディスク1の内
周、中周、外周などにおいて予めピックアップ5でフォ
ーカスエラー信号FEを検出し、これにより得られた2
層間距離データをDSP15を介してRAM19に記憶
する。第1層を再生中に第2層にビームを合焦させるフ
ォーカスジャンプにおいて、予めRAM19に記憶され
たデータに基づいてDSP15で現再生時の2層間距離
を計算し、この結果によりドライバ23から加速および
減速パルスをフォーカスアクチュエータ7に供給して、
適正なピックアップ5の制御を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の信号層を有
する光ディスク(Digital Video Disc-DVD)を再生(記
録)する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、片面読み取り2層ディスクの
構造の概略を示す断面図である。
【0003】図10に示されるように、この2層ディス
クは、アルミニウムを材料とし70%以上の反射率を有
する反射形記録層Bと、金などを材料とし30%程度の
反射率を有する半透明形記録層Aとを含み、これら2層
の間には、中間層Cとして40μm程度の厚さの紫外線
硬化樹脂が挟込まれている。
【0004】ここで、半透明形記録層Aと反射形記録層
Bとには、それぞれ、図11に示されるような情報が記
録されている。すなわち、情報として具体的にはデータ
およびIDがあり、IDにはアドレス(トラック番号)
と層情報(レイヤーナンバー)とトラック情報(トラッ
クフォーマット情報、エリア情報、トラック方式、反射
率)が含まれる。
【0005】また、この2層ディスクは、一方の層が半
透明形とされるため、片面方向からレーザ光(ビーム)
を照射しそれぞれの層に合焦させることによりその層の
情報をピックアップ(P.U)を通して読取ることので
きるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
層ディスクにおいてその2層間の距離は実際上ディスク
全体にわたって均一ではなく、そのことから以下のよう
な問題が生じる。
【0007】図12は、実際に製造される2層ディスク
の構造を示す断面図である。なお、この断面図は、円板
形の2層ディスクにおいて、中心から外周までの半径に
沿った構造を示すものである。図12に示されるよう
に、製造方法によっては内周における紫外線硬化樹脂
(中間層C)の厚さは40μmであるのに対し、外周に
いくほどその厚さを増して外周では60〜70μmにな
る2層ディスクもある。また、製造方法によっては、デ
ィスクの中間層Cの厚さが40〜70μmの間でばらつ
くものもある。
【0008】ところで、2層ディスクにおいては、片方
の層を再生中に他方の層にビームを合焦させ直しその他
方の層の再生を行なうためピックアップを移動させるこ
とがある(これをフォーカスジャンプという)。
【0009】ここで、このピックアップは、その中に含
まれるフォーカスアクチュエータに加速パルスが与えら
れることによって移動が開始され、減速パルスが与えら
れることによりその移動が制止される。
【0010】図13は、従来のフォーカスジャンプにお
けるピックアップの制御方法を説明するためのタイミン
グ図である。
【0011】図13に示されるように、図13(a)に
示されるフォーカスエラー信号FE(S字カーブとも呼
ばれる)においてピーク値の差(P2−P1)の20%
の大きさにしきい値が設定され、このしきい値を超える
時点(もしくは位置)で、ピックアップのフォーカスア
クチュエータに供給する信号が図13(b)に示される
加速パルスから図13(c)に示される減速パルスに切
換えられる。
【0012】ところが、上記のように、実際の2層ディ
スクは内周より外周での層間距離が大きいので、加速パ
ルスから減速パルスへの上記切換点が原点(第1層再生
時)から遠ざかるため、減速パルスの大きさが一定のと
き面積A2が面積A1より小さくなる。
【0013】この面積A1,A2は、ピックアップの駆
動量に対応するものであるため、面積A2が面積A1よ
り小さいものである場合にはピックアップが十分制止さ
れず暴走してしまうこととなる。
【0014】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、2つの層の間の距離が一定でない
光ディスクの再生において、適正なフォーカスジャンプ
を実現する光ディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る光ディス
ク装置は、複数の層に情報が記録された光ディスクを再
生する装置であって、光ディスクにビームを照射しその
反射光を検出することによって情報を読出す情報読出手
段と、光ディスクの中心からの距離が異なる複数の点
で、装着された光ディスクの層の第1の間隔を検出する
層間距離検出手段と、層間距離検出手段によって検出さ
れた第1の間隔を記憶する記憶手段と、光ディスクの第
1の層の再生時に第2の層の再生を行なう場合、記憶手
段に記憶された第1の間隔に基づいて再生時の第1の層
と第2の層との第2の間隔を計算し、第2の層上にビー
ムを合焦させるよう情報読出手段を制御する制御手段と
を備えるものである。
【0016】請求項2に係る光ディスク装置は、請求項
1に記載の光ディスク装置であって、その制御手段は、
さらに、情報読出手段を光ディスクからの距離が変わる
ように移動させるための加速信号を生成して情報読出手
段に供給する加速手段と、第2の層上にビームを合焦さ
せるための位置に情報読出手段を制止するための大きさ
が可変な減速信号を生成して情報読出手段に供給する減
速手段とを含むものである。
【0017】請求項3に係る光ディスク装置は、請求項
1に記載の光ディスク装置であって、その制御手段は、
さらに、情報読出手段を光ディスクからの距離が変わる
ように移動させるための大きさが可変な加速信号を生成
して情報読出手段に供給する加速手段と、第2の層上に
ビームを合焦させるための位置に情報読出手段を制止す
るための減速信号を生成して情報読出手段に供給する減
速手段とを含むものである。
【0018】請求項4に係る光ディスク装置は、請求項
1に記載の光ディスク装置であって、その制御手段は、
さらに、情報読出手段を光ディスクからの距離が変わる
ように移動させるための大きさが可変な加速信号を生成
して情報読出手段に供給する加速手段と、第2の層上に
ビームを合焦させるための位置に情報読出手段を制止す
るための大きさが可変な減速信号を生成して情報読出手
段に供給する減速手段とを含むものである。
【0019】請求項5に係る光ディスク装置は、請求項
1に記載の光ディスク装置であって、その層間距離検出
手段は、極性の異なる2つのピークを有するフォーカス
エラー信号を得るものであり、制御手段は、情報読出手
段を光ディスクからの距離が変わるように移動させるた
めの加速信号を生成して情報読出手段に供給するととも
に、第2の層上にビームを合焦させるための位置に情報
読出手段を制止するための減速信号を生成して情報読出
手段に供給し、2つのピークの間の任意の時点で情報読
出手段に供給する加速信号を減速信号へ切換えるもので
ある。
【0020】請求項6に係る光ディスク装置は、請求項
1に記載の光ディスク装置であって、その層間距離検出
手段は、極性の異なる2つのピークを有するフォーカス
エラー信号を得るものであり、また、その制御手段は、
情報読出手段を光ディスクからの距離が変わるように移
動させるための加速信号を生成して2つのピークの中間
時点まで情報読出手段に供給するとともに、第2の層上
にビームを合焦させるための位置に情報読出手段を制止
するための減速信号を生成して中間時点から情報読出手
段に供給するものである。
【0021】請求項7に係る光ディスク装置は、複数の
層に情報が記録された光ディスクを再生する装置であっ
て、光ディスクにビームを照射しその反射光を検出する
ことによって情報を読出す情報読出手段と、情報読出手
段を光ディスクからの距離が変わるように移動させるた
めの加速信号を生成して情報読出手段に供給する加速手
段と、所望の層上にビームを合焦させるための位置に情
報読出手段を制止するための大きさが可変な減速信号を
生成し情報読出手段に供給する減速手段とを備えるもの
である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一
または相当部分を示す。
【0023】図1は、本発明の実施の形態に係る光ディ
スク装置の構成を示すブロック図である。
【0024】図1に示されるように、この光ディスク装
置は、装着された片面読み取りDVD2層ディスク(以
下単に、「2層ディスク」とも記す)1を回転させるス
ピンドルモータ3と、2層ディスク1にレーザビームを
照射しその反射光を検出することによって2層ディスク
1に記録された情報を読取り、内蔵するフォーカスアク
チュエータ7によって2層ディスク1までの垂直距離が
制御されるピックアップ(P.U)5と、ピックアップ
5から出力されるフォーカスエラー信号FEなどの信号
を増幅するヘッドアンプ11と、ヘッドアンプ11から
出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
D変換部13と、2層ディスク1から得られた情報を記
憶するランダムアクセスメモリ(RAM)19と、A/
D変換部13から出力されたデジタル信号による情報を
RAM19に記憶させるとともに、RAM19に記憶さ
れた情報に基づいてピックアップ5の位置を指定するデ
ジタル信号を生成するデジタルシグナルプロセッサ(D
SP)15と、DSP15を制御するためのプログラム
が記憶される読出専用メモリ(ROM)17と、DSP
15から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換
するD/A変換部21と、D/A変換部21から出力さ
れる信号に基づいて加速信号および減速信号を生成し、
加速信号をフォーカスアクチュエータ7に供給すること
によりピックアップ5を移動させるとともに減速信号を
フォーカスアクチュエータ7に供給することによりピッ
クアップ5の移動を制止させるドライバ23とを備え
る。
【0025】次に、本発明の実施の形態に係る光ディス
ク装置の動作を説明する。まず、この光ディスク装置
は、装着された2層ディスクにおいて、中心からの距離
の異なる複数の点で情報が記録された2層間の距離を検
出する。
【0026】図2は、2層間距離の検出を説明するため
の図である。図2に示されるように、ピックアップ5
は、たとえば、片面読み取りDVD2層ディスク1の内
周、中周、外周に順次移動され、それぞれの点でフォー
カスエラー信号FEを検出する。ここで、フォーカスエ
ラー信号FEの正のピークP3,P4間の距離(時間)
は、図2に示されるように2層間の距離が離れる外周ほ
ど大きくなる。
【0027】以下に、図3のフローチャートを参照し
て、2層間距離の検出動作を具体的に説明する。
【0028】まず、ステップS1で、装着された光ディ
スクの種類を判別する。次に、ステップS2では、装着
された光ディスクが2層式デジタルビデオディスク(D
VD−Dual)か否か判断しDVD−Dualであればステッ
プS3へ進行する。
【0029】ステップS3では2層ディスク1の内周に
ピックアップ5を移動させ、ステップS4でピックアッ
プ5と2層ディスク1の距離を変えながらレーザビーム
を2層ディスク1に照射しその反射光を測定するフォー
カスサーチを開始する。
【0030】ステップS5では、ステップS4での測定
により得られたフォーカスエラー信号FEに基づいて第
1層と第2層の間の距離がDSP15で算出される。
【0031】ステップS6では、DSP15で算出され
た距離を測定位置を示すアドレス情報とともにRAM1
9に記憶(格納)する。
【0032】ステップS7でフォーカスサーチを終了
し、ステップS8で、装着された2層ディスク1の中周
にピックアップ5を移動する。
【0033】ステップS9では、測定位置を変えながら
上記ステップS4からステップS7の動作を繰返し、ス
テップS10で、装着された2層ディスク1の外周にピ
ックアップ5を移動する。
【0034】以下、ステップS11からステップS14
においては、再度ステップS4からステップS7までの
動作を繰返し、ステップS15で外周における2層間の
距離を検出するルーチンを終了する。
【0035】このようにして、DSP15とそれを制御
するROM17は、装着された2層ディスク1の中心か
らの距離が異なる複数の点で、2層間距離を検出する。
【0036】なお、上記説明は2層ディスク1において
その内周、中周、外周の3点で2層間距離を検出する場
合についてのものであるが、34点にわたって2層間距
離を検出し、RAM19に記憶する場合の具体的情報の
一例を以下の表1に示す。
【0037】
【表1】 この表1において、半径とは、装着された2層ディスク
1の中心から2層間距離の測定点までの距離をいう。
【0038】次に、2層ディスク1の第1層を再生中に
第2層の再生を行なうフォーカスジャンプ動作の第1の
例を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0039】まずステップS1で、ピックアップ5は、
現在再生を行なっている層を示す層情報と、今その層の
どこを再生しているかを示すアドレス(トラック番号)
情報を2層ディスク1から取得する。
【0040】次にステップS2で、DSP15は上記ア
ドレス情報に基づいてその位置における層間距離を、先
にRAM19に記憶されたデータから比例配分により計
算し、所望の層にビームを合焦させるようピックアップ
5を移動させるための加速パルスおよびその移動を制止
するための減速パルスのそれぞれのゲインを計算する。
【0041】ステップS3では、ステップS2での計算
結果に基づいてDSP15からD/A変換部21へデジ
タル信号が出力され、ドライバ23よりステップS2で
計算されたゲインを有する加速パルスがピックアップ5
のフォーカスアクチュエータ7に与えられる。
【0042】ステップS4では、ピックアップ5の移動
に伴うフォーカスエラー信号FEの変動が測定されフォ
ーカスエラー信号FEの大きさがしきい値を超えるか否
かを判断する。
【0043】ここで、しきい値を超える場合は次のステ
ップS5へ進行する。ステップS5では、ステップS2
での計算結果に基づいてDSP15からD/A変換部2
1へデジタル信号が出力され、ドライバ23よりステッ
プS2で計算されたゲインを有する減速パルスがピック
アップ5のフォーカスアクチュエータ7に与えられる。
【0044】ステップS6では、ピックアップ5により
得られるフォーカスエラー信号FEが0レベルとなるか
否かを判断する。ここで、フォーカスエラー信号FEが
0レベルとなる点(ゼロクロス点)が検出された場合は
次のステップS7へ進行し、ピックアップ5の移動にお
ける減速が終了する。
【0045】図5および図6は、それぞれ2層ディスク
1の内周および外周におけるフォーカスジャンプを説明
するための図である。
【0046】図5に示されるように、2層ディスク1の
内周においては、フォーカスエラー信号FEが、フォー
カスエラー信号FEの極性の異なる2つのピーク値の差
(P6−P5)の20%の大きさに設定されたしきい値
を超える時点(もしくは位置)T1でフォーカスアクチ
ュエータ7に供給される信号が加速パルスから減速パル
スへ切換えられる。
【0047】すなわち、図5において原点からT1まで
は加速パルスが、T1からT2までは減速パルスがフォ
ーカスアクチュエータ7に供給される。ここで、この両
パルスの振幅は同じで、ピックアップ5の駆動量に対応
する面積A3と面積A4は等しいものとされる。
【0048】これに対し、図6に示されるように、2層
ディスク1の外周においては、情報の記録された2層間
の距離が内周に比して大きいため、フォーカスエラー信
号FEのピークP5からピークP6までの時間(距離)
は大きくなる。そして、フォーカスエラー信号FEがし
きい値を超える時点T3も図5に示されたT1より遅く
なる。
【0049】したがって、加速パルスのピックアップ5
に対する駆動量に対応する面積A5は、図5(b)に示
される場合と加速パルスの振幅が同じであるため面積A
3より大きくなる。この場合に図5に示される内周の場
合と同様に、フォーカスエラー信号FEがしきい値を超
えるT3からゼロクロス点T4まで、加速パルスと同じ
振幅を有する減速パルスをフォーカスアクチュエータ7
に供給するのみでは、加速パルスによる駆動量と同じだ
けの制止駆動量が減速パルスによってピックアップ5に
与えられないことになる。これより、図6(c)に示さ
れるように、T3からT4の間に面積A5と同じ大きさ
の面積A6を減速パルスが形成するようDSP15で計
算された大きさに減速パルスをゲインアップさせる。こ
の結果、加速パルスによって加速されたピックアップ5
は、減速パルスによって確実に減速され暴走することな
く適正に制止される。ここで、減速パルスの大きさを変
えることはピックアップ5を減速させる加速度を変える
ことに対応する。
【0050】なお、加速パルスの大きさを変えることに
よって、ピックアップ5を加速させる加速度を変えるこ
とも同様に考えられる。
【0051】次に、フォーカスジャンプ動作の第2の例
を図7のフローチャートを参照して説明する。
【0052】ステップS1で、ピックアップ5が現在再
生している位置を示す現在値アドレス情報と層情報を取
得する点は、上記フォーカスジャンプ動作の第1の例と
同様である。
【0053】次に、ステップS2ではピックアップ5で
取得されたアドレス情報により、DSP15で予めRA
M19に記憶された2層間距離データに基づいて比例配
分により加速減速切換ポイント(以下単に「切換ポイン
ト」ともいう)を計算する。ここで、切換ポイントと
は、フォーカスアクチュエータ7に供給する信号を加速
パルスから減速パルスへ切換える時点(位置)をいい、
具体的には、計算により求められたフォーカスエラー信
号FEの極性の異なる2つのピークの中間点とされる。
【0054】ステップS3では、ドライバ23からフォ
ーカスアクチュエータ7へ加速パルスが加えられる。
【0055】ステップS4では、ピックアップ5の移動
開始後切換ポイントに到達したかどうかが判断され、到
達した場合にはステップS5に進行する。
【0056】ステップS5では、加速パルスのフォーカ
スアクチュエータ7への供給が止められると同時に減速
パルスがフォーカスアクチュエータ7へ供給される。
【0057】ステップS6では、フォーカスエラー信号
FEの大きさが設定されたしきい値に到達したか否かが
検出され、しきい値に到達した場合には、ステップS7
に進行する。
【0058】ステップS7では、フォーカスエラー信号
FEの大きさが再度0になったか否かを判断する(ゼロ
クロス点を検出する)。ゼロクロス点を検出した場合に
は、ステップS8で減速パルスのフォーカスアクチュエ
ータ7への供給を終了させ、ピックアップ5を制止させ
る。
【0059】図8および図9は、それぞれ2層ディスク
1の内周および外周での上記フォーカスジャンプ動作を
説明するための図である。
【0060】図8に示されるように、フォーカスエラー
信号FEが極性の異なる2つのピークP7,P8を有す
る時点T5,T7の中間時点T6でフォーカスアクチュ
エータ7に供給される信号が加速パルスから減速パルス
へ切換えられ、図8(b),(c)にそれぞれ示される
面積A7と面積A8が等しくされる。また、外周におい
ても、図9に示されるように、フォーカスエラー信号F
Eにおいて極性の異なる2つのピークP7,P8間の時
間(距離)T9〜T11が図8に示される内周の場合の
時間(距離)T5〜T7に比して大きくなるという相違
点を除いては同様である。
【0061】すなわち、フォーカスエラー信号FEの極
性の異なる2つのピークP7,P8の中間点T10でフ
ォーカスアクチュエータ7にドライバ23から供給され
る信号が加速パルスから減速パルスに切換えられ、図9
(b),(c)にそれぞれ示される面積A9と面積A1
0が等しいものとされる。
【0062】なお、ドライバ23からフォーカスアクチ
ュエータ7に供給される信号の加速パルスから減速パル
スへの切換えは、それらのパルスの大きさを適切に変え
ることで、フォーカスエラー信号FEの極性の異なる2
つのピークP7,P8の間の任意の時点で行なわれるこ
とも同様に考えられる。
【0063】また、上記図5,6,8,9,13および
それらの説明における加速または減速パルスの極性は、
ピックアップ5の2層ディスク1に対する移動方向によ
って決められているものである。
【0064】また、上記説明における、2層ディスク1
は、より一般的に、複数の層に情報が記録された多層デ
ィスクであっても同様に説明できることはいうまでもな
い。
【0065】
【発明の効果】請求項1に係る光ディスク装置によれ
ば、複数の層に情報が記録された光ディスクにおいて、
層間距離が一定でない場合であっても、異なる層の再生
のための焦点の合わせ直し(フォーカスジャンプ)を適
正に実現することができる。
【0066】請求項2から請求項6に係る光ディスク装
置によれば、請求項1に係る発明と同様な効果を奏する
とともに、情報読出手段の移動における暴走を回避する
ことができる。
【0067】請求項7に係る光ディスク装置によれば、
情報読出手段の移動を可変な速度で制止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】光ディスクの2層間距離の検出を説明するため
の図である。
【図3】光ディスクの2層間距離の検出動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】フォーカスジャンプ動作の第1の例を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図4に示される動作において2層ディスクの内
周におけるフォーカスジャンプを説明するための図であ
る。
【図6】図4に示される動作において2層ディスクの外
周におけるフォーカスジャンプを説明するための図であ
る。
【図7】フォーカスジャンプ動作の第2の例を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図7に示される動作において2層ディスクの内
周におけるフォーカスジャンプを説明するための図であ
る。
【図9】図7に示される動作において2層ディスクの外
周におけるフォーカスジャンプを説明するための図であ
る。
【図10】片面読み取り2層ディスクの構造の概略を示
す断面図である。
【図11】図10に示される片面読み取り2層ディスク
に記録される情報を示す図である。
【図12】実際に製造される片面読み取り2層ディスク
の構造を示す断面図である。
【図13】従来のフォーカスジャンプにおけるピックア
ップの制御方法を説明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
5 ピックアップ(P.U) 7 フォーカスアクチュエータ 11 ヘッドアンプ 13 A/D変換部 15 デジタルシグナルプロセッサ(DSP) 17 読出専用メモリ(ROM) 19 ランダムアクセスメモリ(RAM) 21 D/A変換部 23 ドライバ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の層に情報が記録された光ディスク
    を再生する装置であって、 前記光ディスクにビームを照射しその反射光を検出する
    ことによって前記情報を読出す情報読出手段と、 前記光ディスクの中心からの距離が異なる複数の点で、
    装着された前記光ディスクの前記層の第1の間隔を検出
    する層間距離検出手段と、 前記層間距離検出手段によって検出された前記第1の間
    隔を記憶する記憶手段と、 前記光ディスクの第1の層の再生時に第2の層の再生を
    行なう場合、前記記憶手段に記憶された前記第1の間隔
    に基づいて前記再生時の前記第1の層と前記第2の層と
    の第2の間隔を計算し、前記第2の層上に前記ビームを
    合焦させるよう前記情報読出手段を制御する制御手段と
    を備える光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、さらに、 前記情報読出手段を前記光ディスクからの距離が変わる
    ように移動させるための加速信号を生成して前記情報読
    出手段に供給する加速手段と、 前記第2の層上に前記ビームを合焦させるための位置に
    前記情報読出手段を制止するための大きさが可変な減速
    信号を生成して前記情報読出手段に供給する減速手段と
    を含む、請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、さらに、 前記情報読出手段を前記光ディスクからの距離が変わる
    ように移動させるための大きさが可変な加速信号を生成
    して前記情報読出手段に供給する加速手段と、 前記第2の層上に前記ビームを合焦させるための位置に
    前記情報読出手段を制止するための減速信号を生成して
    前記情報読出手段に供給する減速手段とを含む、請求項
    1に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、さらに、 前記情報読出手段を前記光ディスクからの距離が変わる
    ように移動させるための大きさが可変な加速信号を生成
    して前記情報読出手段に供給する加速手段と、 前記第2の層上に前記ビームを合焦させるための位置に
    前記情報読出手段を制止するための大きさが可変な減速
    信号を生成して前記情報読出手段に供給する減速手段と
    を含む、請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記層間距離検出手段は、極性の異なる
    2つのピークを有するフォーカスエラー信号を得るもの
    であり、 前記制御手段は、前記情報読出手段を前記光ディスクか
    らの距離が変わるように移動させるための加速信号を生
    成して前記情報読出手段に供給するとともに、前記第2
    の層上に前記ビームを合焦させるための位置に前記情報
    読出手段を制止するための減速信号を生成して前記情報
    読出手段に供給し、前記2つのピークの間の任意の時点
    で前記情報読出手段に供給する前記加速信号を前記減速
    信号へ切換える、請求項1に記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記層間距離検出手段は、極性の異なる
    2つのピークを有するフォーカスエラー信号を得るもの
    であり、 前記制御手段は、前記情報読出手段を前記光ディスクか
    らの距離が変わるように移動させるための加速信号を生
    成して前記2つのピークの中間時点まで前記情報読出手
    段に供給するとともに、前記第2の層上に前記ビームを
    合焦させるための位置に前記情報読出手段を制止するた
    めの減速信号を生成して前記中間時点から前記情報読出
    手段に供給する、請求項1に記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 複数の層に情報が記録された光ディスク
    を再生する装置であって、 前記光ディスクにビームを照射しその反射光を検出する
    ことによって前記情報を読出す情報読出手段と、 前記情報読出手段を前記光ディスクからの距離が変わる
    ように移動させるための加速信号を生成して前記情報読
    出手段に供給する加速手段と、 所望の層上に前記ビームを合焦させるための位置に前記
    情報読出手段を制止するための大きさが可変な減速信号
    を生成し前記情報読出手段に供給する減速手段とを備え
    る光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007049605A1 (ja) * 2005-10-27 2007-05-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 多層光ディスク及び光ディスク装置
US7983120B2 (en) 2006-01-26 2011-07-19 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disk apparatus, focus control method and optical disk

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