JP2000192493A - スコップ又はシャベル - Google Patents
スコップ又はシャベルInfo
- Publication number
- JP2000192493A JP2000192493A JP10332154A JP33215498A JP2000192493A JP 2000192493 A JP2000192493 A JP 2000192493A JP 10332154 A JP10332154 A JP 10332154A JP 33215498 A JP33215498 A JP 33215498A JP 2000192493 A JP2000192493 A JP 2000192493A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scoop
- shovel
- layer
- steel
- inner layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】割れや変形が起こりにくいスコップ又はシャベ
ルを提供する。 【解決手段】材質が３層グラッド鋼よりなるスコップ又
はシャベルであって、前記３層グラッド鋼は、外層が炭
素０．６０〜０．８９ｗｔ％でかつグラッド比５〜１９
ｗｔ％であり、内層が炭素０．１０ｗｔ％以下でかつグ
ラッド比２０〜８９ｗｔ％よりなる。
ルを提供する。 【解決手段】材質が３層グラッド鋼よりなるスコップ又
はシャベルであって、前記３層グラッド鋼は、外層が炭
素０．６０〜０．８９ｗｔ％でかつグラッド比５〜１９
ｗｔ％であり、内層が炭素０．１０ｗｔ％以下でかつグ
ラッド比２０〜８９ｗｔ％よりなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はスコップ又はシャベ
ルに関する。
ルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のスコップ及びシャベルは、材質が
単一層の鋼板よりなり、掬い面は滑らかな面となってい
る。
単一層の鋼板よりなり、掬い面は滑らかな面となってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】スコップ及びシャベル
には耐磨耗性性が要求され、耐磨耗性を向上させるには
硬度を上げることが必要である。従来のスコップ及びシ
ャベルは、単一層の鋼板よりなるので、表面の硬度を上
げるために急冷による焼入れをした場合、割れが発生し
易く脆くなるため、硬度アップに限界があった。
には耐磨耗性性が要求され、耐磨耗性を向上させるには
硬度を上げることが必要である。従来のスコップ及びシ
ャベルは、単一層の鋼板よりなるので、表面の硬度を上
げるために急冷による焼入れをした場合、割れが発生し
易く脆くなるため、硬度アップに限界があった。
【０００４】また掬い面は滑らかな面となっているの
で、土等が掬い面に付着し易い。この問題を解決したも
のとして、例えば実開平５−４２３３７号公報に示すよ
うに、先端より一定距離離れた掬い面の位置に突起を設
けたスコップ又はシャベルが知られている。
で、土等が掬い面に付着し易い。この問題を解決したも
のとして、例えば実開平５−４２３３７号公報に示すよ
うに、先端より一定距離離れた掬い面の位置に突起を設
けたスコップ又はシャベルが知られている。
【０００５】本発明の課題は、割れや変形が起こりにく
いスコップ又はシャベルを提供することにある。
いスコップ又はシャベルを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の第１の手段は、材質が３層グラッド鋼よりな
るスコップ又はシャベルであって、前記３層グラッド鋼
は、外層が炭素０．６０〜０．８９ｗｔ％でかつグラッ
ド比５〜１９ｗｔ％であり、内層が炭素０．１０ｗｔ％
以下でかつグラッド比２０〜８９ｗｔ％よりなることを
特徴とする。
の本発明の第１の手段は、材質が３層グラッド鋼よりな
るスコップ又はシャベルであって、前記３層グラッド鋼
は、外層が炭素０．６０〜０．８９ｗｔ％でかつグラッ
ド比５〜１９ｗｔ％であり、内層が炭素０．１０ｗｔ％
以下でかつグラッド比２０〜８９ｗｔ％よりなることを
特徴とする。
【０００７】上記課題を解決するための本発明の第２の
手段は、上記第１の手段において、先端より一定距離離
れた掬い面の位置に突起を設けたことを特徴とする。
手段は、上記第１の手段において、先端より一定距離離
れた掬い面の位置に突起を設けたことを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について説
明する。スコップ及びシャベルを３層グラッド鋼により
製作した。この３層グラッド鋼は、外層が炭素０．６０
〜０．８９ｗｔ％でかつグラッド比５〜１９ｗｔ％であ
り、内層が炭素０．１０ｗｔ％以下でかつグラッド比２
０〜８９ｗｔ％よりなっている。
明する。スコップ及びシャベルを３層グラッド鋼により
製作した。この３層グラッド鋼は、外層が炭素０．６０
〜０．８９ｗｔ％でかつグラッド比５〜１９ｗｔ％であ
り、内層が炭素０．１０ｗｔ％以下でかつグラッド比２
０〜８９ｗｔ％よりなっている。
【０００９】ここで、外層が炭素０．６０〜０．８９ｗ
ｔ％でかつグラッド比５〜１９ｗｔ％としたのは、これ
らの成分がグラッド鋼の場合、最も土離れ性及び耐磨耗
性が良く、またグラッド比も５ｗｔ％未満では耐久性が
悪く、２０ｗｔ％以上では内部の靭性が不足する。この
成分系のグラッド比を使用した場合は、熱間圧延のまま
でも使用は可能であるが、熱処理をすれば、更に良い耐
磨耗性性を持たせることができる。
ｔ％でかつグラッド比５〜１９ｗｔ％としたのは、これ
らの成分がグラッド鋼の場合、最も土離れ性及び耐磨耗
性が良く、またグラッド比も５ｗｔ％未満では耐久性が
悪く、２０ｗｔ％以上では内部の靭性が不足する。この
成分系のグラッド比を使用した場合は、熱間圧延のまま
でも使用は可能であるが、熱処理をすれば、更に良い耐
磨耗性性を持たせることができる。
【００１０】このような３層グラッド鋼を使用した場
合、内層（内部）は軟鋼のため、焼入れが可能であり、
かつ外層（表面）は硬く、内部が軟らかくて靭性があ
り、割れや変形が起こりにくい。一実施例として表１の
成分系のグラッド鋼でスコップ及びシャベルを製作した
ところ、非常に良好な結果が得られた。なお、表１にお
ける単位は、ｗｔ％である。
合、内層（内部）は軟鋼のため、焼入れが可能であり、
かつ外層（表面）は硬く、内部が軟らかくて靭性があ
り、割れや変形が起こりにくい。一実施例として表１の
成分系のグラッド鋼でスコップ及びシャベルを製作した
ところ、非常に良好な結果が得られた。なお、表１にお
ける単位は、ｗｔ％である。
【表１】
【００１１】なお、本実施の形態は、実開平５−４２３
３７号公報に示すように、先端より一定距離離れた掬い
面の位置に突起を設けたものに限定されるものではな
い。しかし、実開平５−４２３３７号公報に示すように
突起を設けたものに適用すると、土離れ性及び耐磨耗性
も更に向上する。
３７号公報に示すように、先端より一定距離離れた掬い
面の位置に突起を設けたものに限定されるものではな
い。しかし、実開平５−４２３３７号公報に示すように
突起を設けたものに適用すると、土離れ性及び耐磨耗性
も更に向上する。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、材質が３層グラッド鋼
よりなるスコップ又はシャベルであって、前記３層グラ
ッド鋼は、外層が炭素０．６０〜０．８９ｗｔ％でかつ
グラッド比５〜１９ｗｔ％であり、内層が炭素０．１０
ｗｔ％以下でかつグラッド比２０〜８９ｗｔ％よりなる
ので、割れや変形が起こりにくい。
よりなるスコップ又はシャベルであって、前記３層グラ
ッド鋼は、外層が炭素０．６０〜０．８９ｗｔ％でかつ
グラッド比５〜１９ｗｔ％であり、内層が炭素０．１０
ｗｔ％以下でかつグラッド比２０〜８９ｗｔ％よりなる
ので、割れや変形が起こりにくい。
Claims (2)
- 【請求項１】 材質が３層グラッド鋼よりなるスコップ
又はシャベルであって、前記３層グラッド鋼は、外層が
炭素０．６０〜０．８９ｗｔ％でかつグラッド比５〜１
９ｗｔ％であり、内層が炭素０．１０ｗｔ％以下でかつ
グラッド比２０〜８９ｗｔ％よりなることを特徴とする
スコップ又はシャベル。 - 【請求項２】 先端より一定距離離れた掬い面の位置に
突起を設けたことを特徴とする請求項１記載のスコップ
又はシャベル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10332154A JP2000192493A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | スコップ又はシャベル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10332154A JP2000192493A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | スコップ又はシャベル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000192493A true JP2000192493A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18251764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10332154A Pending JP2000192493A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | スコップ又はシャベル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000192493A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005320758A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Nikko Co Ltd | ショベル・スコップ |
| US20100323216A1 (en) * | 2007-05-10 | 2010-12-23 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Multi-layered composite part made of steel having optimized paint adhesion |
| US20110111252A1 (en) * | 2008-05-07 | 2011-05-12 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Use of a Metal Composite Material in a Vehicle Structure |
-
1998
- 1998-11-24 JP JP10332154A patent/JP2000192493A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005320758A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Nikko Co Ltd | ショベル・スコップ |
| US20100323216A1 (en) * | 2007-05-10 | 2010-12-23 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Multi-layered composite part made of steel having optimized paint adhesion |
| US8221898B2 (en) * | 2007-05-10 | 2012-07-17 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Multi-layered composite part made of steel having optimized paint adhesion |
| US20110111252A1 (en) * | 2008-05-07 | 2011-05-12 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Use of a Metal Composite Material in a Vehicle Structure |
| US8535813B2 (en) * | 2008-05-07 | 2013-09-17 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Use of a metal composite material in a vehicle structure |
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