JP2000192241A - 薄膜堆積装置及び薄膜堆積装置の運用方法 - Google Patents

薄膜堆積装置及び薄膜堆積装置の運用方法

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JP2000192241A
JP2000192241A JP10366468A JP36646898A JP2000192241A JP 2000192241 A JP2000192241 A JP 2000192241A JP 10366468 A JP10366468 A JP 10366468A JP 36646898 A JP36646898 A JP 36646898A JP 2000192241 A JP2000192241 A JP 2000192241A
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reaction chamber
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JP10366468A
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Kimito Nishikawa
公人 西川
Toru Amamiya
亨 雨宮
Toru Matsunami
徹 松浪
Tsukasa Hayashi
司 林
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶液気化法を用いた高誘電率薄膜の形成装置
はアニールが不可欠であるが、成膜とアニールを異なる
チャンバで行っていたので、冷却してから搬送しなけれ
ばならず、搬送に時間が掛かるし、装置据え付け面積も
大きくなる。搬送時の事故もある。よりスループットの
高い装置を提供することが目的である。 【解決手段】 溶液気化法を用いたシャワーヘッドを有
するCVD装置において、反応室内に搬送位置、加熱位
置、成膜位置を縦方向に設け、それぞれの位置へサセプ
タを昇降させる事により、ウエハーを移動させ、各種処
理を行うと共にウエハー冷却のための冷却ステージを反
応室とは別のチャンバに設ける。運用方法は、反応室で
ウエハー受取(搬送位置)、予備加熱(加熱位
置)、成膜(成膜位置)、アニール(加熱位置)、
ウエハー受け出し(搬送位置)、ウエハー冷却(冷
却ステージ)の手順で行われる。成膜時以外は、シャワ
ーヘッドをクリーニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶液気化法を用いた
CVD装置及び運用方法に関する。CVD法は気体の原
料を、加熱した基板に吹き付けて化学反応を起こさせて
反応生成物を基板の上に堆積させる方法である。多結晶
薄膜、単結晶薄膜を生成するための方法である。化学反
応を伴うから基板は加熱される。気体原料は、1種類の
こともあるが、2種類の場合もある。それは生成すべき
薄膜によって異なる。
【0002】Siウエハーの上にSi薄膜を生成する場
合は、シランのようなSiの水素化物を原料とする。こ
れはガス状であって熱分解してSi薄膜となる。GaA
s基板にGaAs薄膜を付ける場合は、トリメチルGa
のような有機金属をバブリングして気体にしたものと、
AsHのような気体を原料とする。Gaのように原料
ガスがない場合は有機金属液体を無理にガス化して用い
る。トリメチルGaやトリメチルInなどは常温で液体
となるから、不活性ガスによってバブリングするとガス
に変化させることができる。CVD法はこのように原料
がガスでなければならない。
【0003】DRAMの集積度がますます高まりつつあ
る。16メガビット、64メガビットなどのDRAMが
製造販売されている。3年程度で4倍に増えるといった
急激なテンポで集積度が増加してきている。メモリであ
るから一つの単位は、トランジスタとキャパシタと配線
とからなる。キャパシタ(C)は電荷の存在非存在によ
って情報を保持する。現在はSiO、やSiNなどの
誘電体膜がキャパシタのために使われている。集積化を
進めるには、個々のコンデンサ(キャパシタ)の容量を
保ちつつ面積を減らす必要がある。コンデンサの容量は
面積、誘電率に比例し膜厚に反比例する。キャパシタの
容量を落とさないで面積を減らすには、膜厚を減らすか
誘電率を上げる必要がある。膜厚は極限まで薄くなって
いるからさらに薄くする余地はない。新しい誘電率の高
い物質が必要である。
【0004】高誘電率物質としたタンタル酸化物(Ta
)が着目される。タンタルコンデンサとして単体
のキャパシタには古くから使われている。これをDRA
Mのキャパシタとして使おうというものである。タンタ
ル酸化膜のDRAMが研究されている。まだ実現されて
いないが、やがてタンタル誘電体キャパシタの生産装置
ができることであろう。しかし、これとてなお誘電率は
不十分である。1ギガビットの1世代だけしか役に立た
ない。
【0005】次の世代の4ギガビット、16ギガビット
となるとタンタルでも誘電率が足りない。そこで次の次
の世代を狙ってバリウム(Ba)、ストロンチウム(S
r)、チタン(Ti)の酸化物薄膜BST{(Ba,S
r)TiO}を使うキャパシタが試みられている。こ
の材料は誘電率が数百〜数千であり、現在のSiの酸化
物、窒化物の数十倍である。狭い面積で高い静電容量を
もつキャパシタを作る事ができる筈である。ところがこ
れらの高誘電率の材料は薄膜を作るのが難しい。
【0006】従来BSTの成膜手段として真空蒸着法や
スパッタリング法が考えられていた。しかしBSTを蒸
発材料あるいはターゲット材料として真空蒸着或いはス
パッタリングしても成分が変化して劣悪な性質の膜しか
できない。真空蒸着法、スパッタリング法では所望の性
質の誘電体膜を作ることはできない。それでCVD法が
試みられる。しかし原料のβ―ジケトン錯体は固体原料
であるからそのままではCVD法の原料とすることが出
来ない。
【0007】そこでこの固体原料を使用する溶液気化法
という方法が近年使われている。この方法に使用するβ
−ジケトン系錯体固体原料を溶かす溶媒が存在する。T
HF(テトラヒドロフラン)などである。溶媒に前記固
体原料をとかすと溶液になる。溶液であるから配管系に
よって圧力を掛けて輸送することができる。溶液気化法
は、飽和状態の溶液を配管系を使って反応室の直前まで
輸送し、気化器によって気化し、反応室にはガスとして
供給するというものである。気化器というのは溶液を急
速加熱して気化する装置である。溶液気化法の要諦は気
化器にある。極めて巧妙な構造の気化器が考案されてい
る。
【0008】例えば米国特許第5,361,800号によ
って提案された気化器を用いることができる。中心に通
し穴のあるインコネル製の極めて薄い円板を99枚重ね
て1.2mmの厚みにする。99枚のディスクの間には
狭い空隙(数μm)ができる。このディスクは加熱して
ある。室温から250℃までの範囲で±1℃の精度で温
度設定可能である。中心の通し穴に液体原料を17kg
/cmもの高圧を掛けてディスク間の隙間に送り込
む。
【0009】強い圧力のために液体はディスク間の狭い
隙間を放射状に通過する。粘性の高い液体原料を狭い流
路に高速で通すので、このような高圧を掛ける必要があ
る。ディスクが99枚もあるので流路の表面積が広い。
互いに接触し、ディスクと液体は瞬時に熱交換すること
ができる。ディスクの外周に至ったときは熱によって気
化している。気化したものは溶媒と溶質を含むが、瞬時
に気化するので2相に分離しない。気化の時間が短いの
で相分離せず溶液のまま気化できる。
【0010】つまり厚み1.2mmのディスク群の中心
では液体で、外殻部では気体になっている。しかもディ
スク中心は高圧の液体状態で、外周部では真空である。
ディスクの間で液体から気体への状態変換と高圧から真
空への圧力減少を実現している。極めて巧みな構成の気
化器である。気化器で気化した原料がCVD反応室に供
給される。溶液気化法+CVD法によって高誘電率の薄
膜を作製するときに、もう一つの問題は薄膜をアニール
しなければならない、ということである。本発明は気化
器ではなくて、アニールを問題にする。アニールの問題
について次に説明する。
【0011】
【従来の技術】溶液気化法は1ギガビット以上の集積度
を見越した未来技術であるから、広く生産技術に応用さ
れた従来技術というほどのものはない。本出願人が以前
に製作した溶液気化法による薄膜形成装置を図1に示
す。これは成膜室1、搬送室2、アニール炉3を横に並
べたものである。搬送室2にはこの流れに直交する方向
に搬入室と、搬出室がある。ここでは図示を略してい
る。
【0012】成膜室1で加熱した基板上に薄膜を形成す
る。成膜室1には下方のサセプタ4があり、その上に基
板5が乗せられる。サセプタ4にはヒータ6があって内
部加熱することができる。成膜室1の上方にはシャワー
ヘッド7がある。これは多数の穴を穿孔した円盤状の空
間である。シャワーヘッド7はガス配管8につながり、
前記の気化器は配管8の前段にある。気化器で気化した
原料ガスはガス配管8の内部を通りシャワーヘッド7の
細孔から原料ガスが下方に向けて噴射される。これが加
熱された基板5に薄膜を生成する。成膜室1と搬送室2
とは搬送路9によってつながれる。搬送路9の途中には
ゲートバルブ10がある。搬送室2にはフォークをもつ
搬送機構11が設けられる。搬送室2とアニール炉3の
間も搬送路12によって接続される。搬送路12の途中
にゲートバルブ13がある。アニール炉3にはランプ加
熱のための赤外線ランプ14が設けられる。
【0013】搬入室(図示しない)からウエハーが挿入
され、搬送機構11に乗せられる。搬送室2と成膜室1
の真空度または不活性ガスの濃度を合わせゲートバルブ
10を開いて、ウエハーを成膜室1のサセプタ6に乗せ
る。ヒータ6によって基板を成膜に適した温度に加熱す
る。たとえば500℃〜600℃である。その状態で原
料ガスをシャワーヘッド7から吹き付け、基板にBST
の薄膜を堆積する。そのままでは搬送機構を痛めるので
冷却する。冷却してからゲートバルブ10を開いて、搬
送機構11のアームを延ばしてサセプタ4の上の処理済
みウエハーを取り出す。ゲートバルブ10を閉じる。
【0014】アニール炉3と搬送室2の真空度、ガス圧
力を合わせてからゲートバルブ13を開く。搬送機構1
1の腕を反対側に延ばしてアニール炉3の中の何らかの
支持機構(図示しない)に乗せる。搬送機構11を後退
させ、ゲートバルブ13を閉じる。赤外線ランプ14に
よってウエハーを加熱して薄膜をアニールする。アニー
ル温度は700℃〜900℃である。BSTのような高
誘電率薄膜は、CVD法によって薄膜形成(500℃〜
600℃)したあと、さらに高温でアニール(700℃
〜900℃)しなければならない。これが、Si、Ga
As、AlNなどのCVD法とは違うところである。ア
ニールの必要性が装置構造を複雑にしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】装置の全体が横に広が
っているから装置の設置面積が広くなる。設置面積をフ
ットプリントという。これが大きいというのは装置の欠
点である。これらの装置はクリーンルーム内に設置する
必要がある。クリーンルームは設備建設費も高いし、清
浄空気を絶えず循環させるための運転費も高い。クリー
ンルームの面積を広く占有する装置というのは好ましい
ものではない。つまりフットプリントのより小さい装置
が望まれる。
【0016】次に水平方向にいくつもの部屋があるので
搬送頻度が高くて搬送トラブルが起こる可能性がある。
成膜室で成膜してから別の場所にあるアニール炉に運ば
なくてはいけない。実際には、搬送室2の前後に搬入
室、搬出室があるから、搬送機構はつぎのような忙しい
基板運搬をする。搬入室−搬送室−成膜室−搬送室−ア
ニール炉−搬送室−搬出室という動きである。
【0017】もう一つの問題は処理時間が長いというこ
とである。ウエハーを成膜室1、搬送室2、アニール炉
3の間で往復させるのであるが、そのままの温度で搬送
できない。それぞれの室内で冷却、加熱しなければいけ
ない。それに時間がかかってしまう。ためにスループッ
トが低い。
【0018】温度変化を一括して述べるとつぎのように
なる。 (1) 成膜室で…ウエハー受け取り−昇温−成膜−冷
却−成膜室からウエハー取り出し (2)アニール炉で…ウエハー受け取り−昇温−アニー
ル−冷却−アニール炉からウエハー取り出し
【0019】図示していないが、搬送室の側方には、搬
入室、搬出室がある。搬入室と搬出室を兼ねた構造の搬
入搬出室となっているものもある。搬入室からウエハー
が導入される。搬送機構がこれを成膜室1に運ぶ、成膜
室1でサセプタ4の上にウエハーが乗せられる。ヒータ
6によって抵抗加熱(昇温)される。基板温度500℃
〜600℃になると気化器からの原料が基板に吹き付け
られてCVD反応がおこり、基板上に薄膜が形成(成
膜)される。そのままの高温では搬送機構を損傷させる
しウエハーにも良くないから、冷却する。これに時間が
かかる。ウエハーの大きさや初めの温度にもよるが、1
時間〜2時間程度の冷却時間がかかる。
【0020】冷却してからゲートバルブ10を開き、搬
送機構によってウエハー(基板)5を運び出し、アニー
ル炉3に入れる。アニール炉では低い温度から昇温しな
ければいけない。これにも30分〜1時間かかる。アニ
ール温度は700℃〜900℃必要だからである。アニ
ールしたあとも直ちに取り出すという訳には行かない。
冷却して搬送機構に負担を与えない温度にしてからアニ
ール炉から取り出す。その冷却にも時間がかかる。
【0021】最後に指摘したいのはシャワーヘッドの清
掃頻度である。図1の装置ではシャワーヘッドのクリー
ニングはパーティクルの発生や堆積物の付着状況に応じ
て随時或いは定期的に実施されていた。成膜室を開いて
シャワーヘッドの下面をアセトンなどをつけたガーゼな
どで拭いて汚れをとる。人手によって行わなければなら
ないから煩労である。また有害物も含まれるから衛生上
も問題がある。装置を大気にさらすから運転を再開する
までの立ち上げに時間がかかる。より簡単により高頻度
でシャワーヘッドの清掃ができるようにしたい。
【0022】まとめると従来例の欠点として挙げられる
ものは以下のようである。 搬送機構の両側に成膜室とアニール炉とがあり、装置
が大きくなる。フットプリントが広いということであ
る。 搬送頻度が多く、搬送トラブルの可能性が高い。アニ
ール室と成膜室の間を基板が往復するからである。 成膜やアニール前後の昇温過程や冷却過程に時間が掛
かり、スループットが稼げない。 シャワーヘッドの清掃が面倒である。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜堆積装置
は、真空排気装置を備えた縦長の反応室に、成膜位置、
アニール位置、搬送位置を上から下に3段階に設定し、
上方に原料ガスを吹き出すシャワーヘッドを、中位にア
ニール装置を水平方向進退自在に設け、これらの3段階
位置を昇降できるようにサセプタを設け、最下の搬送位
置において基板を搬送機構によって搬送できるようにし
ている。同一の装置内で上下に基板を移動させるだけで
あるからアームのある搬送装置は用いない。サセプタは
昇降軸の上下によって昇降させる。ウエハーの運動が水
平長距離から垂直短距離に変わるという長所がある。
【0024】成膜、アニール、搬送は次のような手順に
よって行う。搬送室から搬送機構によって基板を、反応
室の最下位置にあるサセプタに運ぶ。サセプタを持ち上
げて最上段の成膜位置まで基板を上昇させる。サセプタ
の抵抗加熱ヒータによって基板を適当な温度に昇温す
る。シャワーヘッドから原料ガス(溶液を気化器によっ
て気化したもの)を基板に吹き付ける。これによって高
誘電率の薄膜を生成する。サセプタを中段まで下げて横
方向からアニール装置を押し出す。成膜過程からアニー
ル過程までに冷却の必要はない。搬送機構による搬送が
不要だからである。だから冷却と再加熱が省ける。これ
によって処理時間を大幅に削減できる。電力費の点でも
有利である。アニール装置によって基板を囲み、基板を
さらに加熱しアニールする。
【0025】アニールが終わると最下位置にサセプタを
下ろし冷却する。適当な温度にさがってからゲートバル
ブを開いて搬送機構のアームを延ばして基板を運び去
る。搬送室または別異の専用の冷却室のステージ、冷却
カセットに基板を乗せて冷却する。初めの基板が冷却し
ている間に、次の基板を搬送機構によって反応室に運ん
で成膜、アニールすることができる。
【0026】成膜時以外においてはシャワーヘッドの下
方に電極を引き出しておき、プラズマを発生させシャワ
ーヘッドを清掃する。これにより目詰まりなどをなく
す。毎回シャワーヘッドを清掃するから成膜室を開き大
気開放して清掃する必要がない。
【0027】
【実施例】本発明の実施例にかかる装置構成及び動作を
図2〜図4によって説明する。成膜とアニールを行う共
通の空間として縦長の反応室20を設ける。反応室20
の外部に搬送チャンバ21を設ける。反応室20は上方
から下方にかけ3段階の部位に分けられる。最上段が成
膜位置Aである。中段がアニール位置Bである。最下段
が搬送位置Cである。反応室20の外部に搬送室21が
ある。図1は3つの空間があったが、本発明ではアニー
ル炉が成膜室に合体しているので必要な空間は2つしか
ない。
【0028】反応室20内部上方にはシャワーヘッド2
2が設けられる。外部の気化器とシャワーヘッド22は
配管23でつながっている。シャワーヘッド22は広い
円板型の中空容器である。皿型の断面を有し周囲には筒
体24があってガスの飛散を防ぐ。シャワーヘッド22
の中空容器下面に細孔が穿たれる。下面の細孔を通して
気化した原料が下方に噴出するようになっている。広い
基板に一様に原料ガスが吹き付けるようにするためヘッ
ド下面に細孔が均等になるよう分布させる。シャワーヘ
ッド22は反応室20の最上部にあり固定されている。
基板の方が上下に移動できるようになっている。基板を
動かすものが昇降軸25である。
【0029】A、B、Cの3つの位置を昇降することの
できる昇降軸25が反応室20の中心部に設けられる。
昇降軸25は軸穴44の中を上下に動く事が出来る。昇
降軸25は単に上昇下降できるだけの軸であってもよ
い。また上昇下降に加えて回転する軸であっても良い。
軸25が回転すれば基板の角度方向の膜質が均一にな
る。昇降軸25の頂部にはサセプタ26が取り付けられ
る。サセプタ26はカーボン(C)、モリブデン(M
o)など耐熱材料で作られる。サセプタ26の内部には
抵抗加熱ヒータ27が設けられる。サセプタに乗せられ
た基板43を加熱するためである。
【0030】昇降軸25が最上位置にあるばあい、基板
43は成膜処理(400℃〜600℃)を受ける。昇降
軸25が中間位置にある場合、基板は加熱処理(アニー
ル;700℃〜900℃)を受ける。昇降軸が最下位置
にあるとき基板は搬送可能な状態にある。
【0031】昇降軸25は昇降軸鍔板50を上方に有
し、その上にサセプタ26が固定される。鍔板50はサ
セプタを把持する機能の他に、気密を保持する作用もあ
る。
【0032】中間の位置Bが加熱位置である。この高さ
において、加熱機構28が水平に進退自在に設けられ
る。加熱機構28は基板を成膜時より高温の700℃〜
900℃に加熱するものである。ここではランプ加熱の
機構を示すが、そのほかの加熱機構であっても良い。加
熱機構28は加熱機構カバー30によって覆われさらに
外壁29によって支持される。加熱機構28は反応室2
0の軸線の上に進出できるが、ふだんは側方の退避室3
3の中に退避している。加熱機構28を反応室20の中
心(B位置)と退避室33の間で水平に動かす加熱機構
移動装置46があるが詳細は略す。加熱機構外壁29の
上方には、プラズマ電極32がある。これはシャワーヘ
ッド22との間に電圧を掛けてプラズマを発生させるも
のである。
【0033】退避位置にある加熱機構28と、成膜室2
0の内部を隔離するために、仕切板31が設けられる。
仕切板31を閉じてしまえば成膜過程で生ずるパーティ
クルなどが加熱機構を汚染しない。反対に加熱機構28
からの汚染物質が、反応室に入らない。
【0034】昇降軸25が取り得る最下位置Cが搬送位
置である。その側方には、連絡管34があって搬送チャ
ンバ21につながっている。連絡管34の途中にゲート
バルブ35がある。搬送チャンバ21には搬送機構36
が設けられる。搬送機構36はアーム37をもち、これ
に基板43を乗せて運ぶようになっている。搬送チャン
バ21の両側には搬入室、搬出室(図に現れない)があ
る。搬送機構36のアーム37は、搬入室、搬出室、反
応室のいずれにも伸長していき基板を運搬することがで
きる。
【0035】搬送室21の一隅には冷却ステージ38が
設けられる。これはカセットを収納できるようになって
いる。成膜、アニールを終えた基板を冷却するための空
間である。基板冷却はサセプタの上でなくて搬送チャン
バ21の一角で行われる。そのため装置全体の利用効率
が上がりスループットがさらに向上する。これに限らず
搬送室以外に別異の冷却室を設け、そこで冷却するよう
にもできる。
【0036】反応室20の下方はガス排出口49があり
真空排気される。昇降軸25の内部もポンプ40につな
がり排気される。この例では昇降軸25の上昇下降する
軸穴44がガス排出口49になっているがこれに限らな
い。側方にガス排出口を別に設けても良い。
【0037】以上の構成においてその作用を説明する。
反応室20は下から搬送エリア(搬送位置)C、加熱エ
リア(アニール位置)B、成膜エリア(成膜位置)Aに
割り当てられる。基板43はSiウエハーなどである。
6インチ径〜8インチ径のSiウエハーを基板とするこ
ともできる。基板43は搬入室(図示しないが搬送チャ
ンバ21に接している)から導入される。それが搬送機
構36のアーム37によって搬送チャンバ21に運ばれ
る。反応室20では昇降軸25を下げておく。搬送チャ
ンバ室21を反応室20と同じ圧力にしてからゲートバ
ルブ35を開き、搬送機構36によって、搬送位置Cに
あるサセプタ26の上に基板43を乗せる。
【0038】この状態を図2に示している。サセプタ2
6の中の抵抗加熱ヒータ27に通電して基板43を加熱
する。成膜時の温度は400℃〜600℃であるからそ
の温度まで加熱する。加熱機構28は退避位置にある。
これが邪魔にならないので、サセプタ26、昇降軸2
5、基板43を上昇させることができる。
【0039】このときふたつの選択肢がある。加熱機構
28を予備加熱に使わない場合と、予備加熱に利用する
場合である。予備加熱する場合は、図3のように加熱機
構28を横方向に迫り出して待機させ、昇降軸25を上
げる。加熱機構によって適正な温度まで予備加熱する。
その後、最上位置Aまで昇降軸25、サセプタ26を持
ち上げる。これが成膜時の基板の高さである。予備加熱
しない場合は、加熱機構28は側方に退避させたまま、
昇降軸を一気にA位置まで上げる。
【0040】成膜位置にある基板に対し、成膜のためシ
ャワーヘッド22から原料ガスが噴霧状で供給される。
原料ガスは溶液を気化器によって霧状にしたものであ
る。溶液中の原料が化学反応し、生成物が加熱された基
板43の上に堆積して行く。例えばSrTiOの薄膜
である。これが図4に示す成膜過程である。成膜過程に
よって高誘電率の薄膜(BST、PZT、SBTなど)
が形成される。基板温度は先述のように400℃〜60
0℃の程度である。膜厚によって成膜に当てる時間は相
違するが、大体10分〜20分程度である。これで成膜
過程を終わる。
【0041】ついで基板を冷却することなくサセプタ2
6を下げ、アニール位置Bより少し下へ移す。加熱機構
28が側方から迫り出してくる。加熱機構28が水平の
適正な位置に停止すると、昇降軸25を上げて、昇降軸
鍔板50を加熱機構外壁29の底面に押しつける。間に
シールリング48があるから加熱機構28の内部が遮断
される。ランプ加熱であるからランプに通電し、基板を
所望の温度(700℃〜900℃)に加熱して保持す
る。このアニール過程はBST、SBT、PZTなどの
高誘電率の薄膜の場合不可欠の工程である。アニール時
間は5分〜10分程度である。予備加熱する場合は、加
熱機構を2回利用することになる。予備加熱しない場合
は、加熱機構は成膜のあとアニールに一度使う。
【0042】アニールが終わると昇降軸25を下げる。
図2の搬送位置Cまで下げると、昇降軸鍔板50と反応
室底板51がシールリング39を介して接触する。連絡
管34のゲートバルブ35が開く。搬送チャンバ21の
搬送機構36のアーム37が伸びて、サセプタ26の上
の基板43を把持する。実際には基板は何らかのトレイ
に乗せておく事が多いので、アームの先はトレイを把持
することになる。搬送機構36のアーム37は基板43
を乗せて縮退し、搬送チャンバ21の冷却ステージ38
の棚に、基板43を乗せる。基板43はここで放冷され
る。例えば冷却ステージとしてAl製のカセットを使う
ことができる。
【0043】搬送機構は次の基板を搬入室から取り込ん
で、搬送位置Cにあるサセプタ26の上に乗せる。これ
から同じ過程が新しい基板に対して繰り返される。
【0044】溶液気化法の問題の一つはシャワーヘッド
の目詰まりである。原料がもともと固体であってこれを
溶液によって無理に溶かし、さらに気化器によってガス
状にしている。だからシャワーヘッドの細孔に詰まるこ
とがある。これを防ぐために、次のような改善策を採用
できる。成膜時以外の時に、原料を含まない溶液だけを
シャワーヘッドに供給する。溶液を細孔に通すことによ
って細孔を洗う。原料を含まない溶液であるから細孔に
堆積している原料固体を溶解除去できる。また溶液によ
ってプラズマを生成し、これによっても目詰まりを防
ぐ。
【0045】そのために、プラズマ電極32が加熱機構
28の位置に進退自在に設けられる。図3のようにプラ
ズマ電極がシャワーヘッド22の直下に出ているとき
に、プラズマ電極32とシャワーヘッド22の間に、電
圧を印加して溶液のプラズマ47を生成する。プラズマ
47がシャワーヘッドの面に当たり、細孔をえぐるから
目詰まりを防ぐことができる。シャワーヘッドのクリー
ニングは溶液とプラズマによる洗浄を含む。
【0046】シャワーヘッドのクリーニングは、成膜時
以外の時に行うことができるので、サセプタ上昇、予備
加熱、アニール、サセプタ下降、搬出などのときに平行
して行う。図5に現在の基板の処理工程、直前の基板の
処理工程、シャワーヘッドのクリーニングの工程を時系
列によって示す。前回の基板がサセプタから搬出され、
冷却ステージにおかれる。いまから処理を受ける基板が
搬入され、サセプタに置かれる。サセプタが上昇し予備
加熱位置に運ばれる。前回処理を受けた基板は冷却ステ
ージで冷却されている。シャワーヘッドはクリーニング
処理を受けている。
【0047】予備加熱が終わると、サセプタがさらに上
昇し成膜位置にあがる。シャワーヘッドから原料ガスが
吹き出し、成膜が開始される。前回処理の基板は依然と
して冷却されている。シャワーヘッドはクリーニングを
中止し、原料を噴出している。成膜が終わるとサセプタ
が下降する。アニール位置でアニールされる。シャワー
ヘッドはクリーニングを再開する。さらにサセプタが下
降する。搬送位置で基板が搬出される。1行目と2行目
を比較すると、冷却をサセプタ上で行う従来型(図1)
のものに比較してスループットが高揚することがわか
る。またシャワーヘッドが常時洗浄されるから固まり易
い原料であってもシャワーヘッド細孔が目詰まりしない
ということがわかる。
【0048】
【発明の効果】各プロセス(成膜、アニール、搬送)
を処理する位置を垂直に配置している。これによって装
置サイズを小さくすることができる。クリーンルーム内
でのフットプリント(装置設置面積)を節減することが
できる。
【0049】成膜、アニール、搬送のプロセス間の移
動はサセプタを昇降させて行う。反応室内のサセプタの
昇降運動によって行い、搬送機構によらない。搬送機構
による搬送頻度を少なくすることができる。搬送トラブ
ルを減らす事が出来る。
【0050】成膜前に加熱位置でウエハーの予備加熱
を行いアニールする。アニールのための昇温時間を短縮
することができる。成膜とアニールを同一反応室内で行
うのでプロセスが安定する。
【0051】ウエハー冷却のための冷却ステージを反
応室とは別チャンバに設けることにより冷却のために占
有されるサセプタを解放できる。速やかに次の成膜処理
に移動できるためスループットを稼げる。
【0052】一連のプロセスの中で、成膜ごとにシャ
ワーヘッドのクリーニングを行うことができる。煩労で
時間がかかる定期メンテナンスの必要がなくなる。
【0053】成膜後直ちにシャワープレートから高温
のサセプタを遠ざけることができる。そのため輻射熱に
よるシャワープレートの昇温が回避できた。その結果シ
ャワープレートに熱分解による副生成物が付着しなくな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願人がかつて製造した溶液気化法CVD装
置の概略構成図。
【図2】本発明の実施例にかかる溶液気化法CVD装置
の搬送時の概略構成図。
【図3】本発明の実施例にかかる溶液気化法CVD装置
の予備加熱・アニール時の概略構成図。
【図4】本発明の実施例にかかる溶液気化法CVD装置
の成膜時の概略構成図。
【図5】成膜処理している基板と、その前に成膜処理し
た基板とシャワーヘッドの処理を時系列的にしめす時系
列図。
【符号の説明】
1成膜室 2搬送室 3アニール炉 4サセプタ 5基板 6ヒータ 7シャワーヘッド 8配管 9搬送路 10ゲートバルブ 11搬送機構 12搬送路 13ゲートバルブ 14赤外線ランプ 20反応室 21搬送チャンバ 22シャワーヘッド 23配管 24シャワーヘッド筒体 25昇降軸 26サセプタ 27ヒータ 28加熱機構 29加熱機構外壁 30加熱機構カバー 31仕切板 32プラズマ電極 33退避室 34連絡管 35ゲートバルブ 36搬送機構 37アーム 38冷却ステージ 39シールリング 40ポンプ 41中間板 42通し穴 43基板 44軸昇降穴 45シールリング 46加熱機構移動装置 47プラズマ 48シールリング 49排気口 50昇降軸鍔板 51反応室底板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浪 徹 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地日新 電機株式会社内 (72)発明者 林 司 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地日新 電機株式会社内 Fターム(参考) 4K030 BA18 BA42 DA02 DA06 DA09 EA01 EA06 FA03 GA02 GA04 GA12 KA04 KA11 KA23 KA26 KA30 KA46 LA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に薄膜を成膜しアニールするための
    縦長の反応室と、基板を搬送するための搬送チャンバ
    と、反応室と搬送チャンバを連絡する連絡管と、連絡管
    に設けられたゲートバルブと、搬送チャンバの内部に設
    けられアームによって基板を搬送する搬送機構と、搬送
    チャンバの内部に設けられる冷却ステージと、反応室の
    上方に設けられ高誘電率材料を溶液に溶かし気化した溶
    液気化法による気体原料をガス状に吹き出すシャワーヘ
    ッドと、反応室の半ばの高さにおいて側方に進退自在に
    設けられる加熱機構と、反応室の加熱機構の上に進退自
    在に設けられシャワーヘッドとの間に電圧を掛けて溶液
    をプラズマにするプラズマ電極と、反応室の内部に昇降
    自在に設けられる昇降軸と、昇降軸の上頂部に取り付け
    られ基板を乗せるべきサセプタと、サセプタの内部に設
    けられるヒータと、反応室内部を排気する真空排気装置
    とを有し、サセプタを下げた位置で、基板を搬送機構に
    よって搬送し、サセプタを中位の高さに上げた状態で基
    板を予備加熱あるいはアニールし、サセプタを最上位に
    上げた状態でシャワーヘッドから原料気体を吹き付けて
    高誘電率薄膜を基板上に生成し、搬送チャンバの冷却ス
    テージに基板を搬送して冷却するようにしたことを特徴
    とする薄膜堆積装置。
  2. 【請求項2】 基板に薄膜を成膜しアニールするための
    縦長の反応室と、基板を搬送するための搬送チャンバ
    と、反応室と搬送チャンバを連絡する連絡管と、連絡管
    に設けられたゲートバルブと、搬送チャンバの内部に設
    けられアームによって基板を搬送する搬送機構と、搬送
    チャンバの内部に設けられる冷却ステージと、反応室の
    上方に設けられ高誘電率材料を溶液に溶かし気化した溶
    液気化法による気体原料をガス状に吹き出すシャワーヘ
    ッドと、反応室の半ばの高さにおいて側方に進退自在に
    設けられる加熱機構と、反応室の加熱機構の上に進退自
    在に設けられシャワーヘッドとの間に電圧を掛けて溶液
    をプラズマにするプラズマ電極と、反応室の内部に昇降
    自在に設けられる昇降軸と、昇降軸の上頂部に取り付け
    られ基板を乗せるべきサセプタと、サセプタの内部に設
    けられるヒータと、反応室内部を排気する真空排気装置
    とを有する薄膜堆積装置において、搬送機構によって基
    板を搬送チャンバに搬入し、昇降軸を下げておき、搬送
    機構によって基板を運び、下方の搬送位置にある反応室
    のサセプタに基板を乗せ、昇降軸を上げて直接にシャワ
    ーヘッドの直下までサセプタを持ち上げるか、あるいは
    加熱機構を側方から反応室中央に移動させ基板を上げて
    予備加熱しさらに昇降軸を上げてシャワーヘッドの直下
    までサセプタを持ち上げ、シャワーヘッドから気化原料
    を噴出して加熱した基板に高誘電率薄膜を成膜し、昇降
    軸を下げ、加熱機構を反応室中央に移動させ、基板を加
    熱機構によってアニールし、さらに昇降軸をさげて基板
    を搬送位置に戻し、搬送機構によって基板を搬送チャン
    バの冷却ステージに運び、基板を冷却し、冷却した基板
    を搬送機構によって搬出するようにした事を特徴とする
    薄膜堆積装置の運用方法。
  3. 【請求項3】 成膜時以外の、搬送時、アニール時、の
    何れか或いは両方の時にシャワーヘッドから原料を含ま
    ない溶液を噴出させ、シャワーヘッドとプラズマ電極の
    間に電圧を掛けてプラズマを生成し、シャワーヘッドを
    洗浄するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の
    薄膜堆積装置の運用方法。
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