JP2000190313A - 透水性ブロックの製造方法及び透水性ブロック - Google Patents

透水性ブロックの製造方法及び透水性ブロック

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JP2000190313A
JP2000190313A JP10377010A JP37701098A JP2000190313A JP 2000190313 A JP2000190313 A JP 2000190313A JP 10377010 A JP10377010 A JP 10377010A JP 37701098 A JP37701098 A JP 37701098A JP 2000190313 A JP2000190313 A JP 2000190313A
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base
mold
water
molding
permeable block
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Takeshige Shimonohara
武茂 下ノ原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透水性ブロックの目地空間より雨水が吸収さ
れ、透水性ブロックの施工後に目詰まりを生じること無
く、雨水を地盤に吸収或いは所定の場所に流出させるこ
とが出来る透水性ブロックの製造方法及び透水性ブロッ
クを提供する。更に、植栽の根元が直接車や歩行者によ
って踏まれることの無い透水性ブロックを提供する。 【解決手段】 透水性ブロックの製造方法として、以下
の工程より成る透水性ブロックの製造方法を創案した。 (1)可塑性材料より成る基盤材に適宜形状の被成形材
を所定深さ及び所定間隔を有してその一部を埋設する (2)該被成形材の表面側より基型枠と成る材料を流し
込み或いは押し込む (3)基型枠と成る材料の硬化後、該基型枠を脱型し反
転する (4)成形材相互を連結する連結材を必要に応じて取り
付ける (5)基型枠又は内型枠の凹部に透水性ブロックの表面
材又は下地材と成る充填材を充填する (6)成形材の硬化後、基型枠より成形材を脱型する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の車道・歩道
・公園等の舗装面、法面、河川の護岸又は護床工のブロ
ック、オフィス・住宅・工場・その他建築物の床、壁・
地下壁で地下水の浸出する壁面、地下駐車場等の地下を
利用する建築物で地上を公園とする施設の天井面等に使
用し雨水排水を必要とする面に使用する吸水・排水手段
を有する透水性ブロックの製造方法とその透水性ブロッ
クに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、床面や壁面を敷設或いは構築
する手段として、コンクリートブロック、タイル、煉瓦
等の矩形形状の部材を使用し、その部材間には所定幅の
目地を形成して施工していた。しかし、それら矩形形状
の部材には透水性が無く、且つ目地にも透水性が無いの
で雨水は他の場所に流出或いは蒸発し、その結果、その
地域の地下水位が低下し、地盤沈下等が発生し社会問題
と成っている。同様に、雨水が留まらない結果、気化熱
吸収がなく、都市のヒートアイランド現象を起こす一原
因とも成っていた。更に、雨水のみが流出し、微細土砂
・塵等が残され、その微細土砂・塵等の飛散により大気
汚染の一因と成っていた。
【0003】上記事実を踏まえ、近年、透水性のある材
料で床面全体を敷設したり、透水性のある矩形形状のブ
ロックで目地を取りながら床面を敷設している。しか
し、上記透水のための材料として、発泡部材又は多孔性
部材が使用されているが、敷設後、その気泡部分又は多
孔部分が微細土砂により目詰まりを起こし、2、3年で
透水性に支障が生じていた。また、目地部分等に都市の
美化を目的に生育土を利用した植栽ブロックが開発され
ているが、植栽の根元が車や歩行者により踏まれ、植栽
の生育が悪かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の欠点を解決するために考えられたもので、透水性ブ
ロックの目地空間より雨水が吸収され、透水性ブロック
の施工後に目詰まりを生じること無く、例え目詰まりが
生じたとしても洗浄等により容易に取り除くことがで
き、且つ雨水を地盤に吸収或いは所定の場所に流出させ
ることが出来る透水性ブロックの製造方法及び透水性ブ
ロックを提供することを目的とする。更に、植栽の根元
が直接車や歩行者によって踏まれることの無い透水性ブ
ロックを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の構成を創案した。まず、透水性ブロ
ックの製造方法として、以下の工程より成る透水性ブロ
ックの製造方法を創案した。 (1)可塑性材料より成る基盤材に適宜形状の被成形材
を所定深さ及び所定間隔を有してその一部を埋設する (2)該被成形材の表面側より基型枠と成る材料を流し
込み或いは押し込む (3)基型枠と成る材料の硬化後、該基型枠を脱型し反
転する (4)基型枠の凹部に透水性ブロックの表面材と成る成
形材を充填する (5)必要に応じて成形材の硬化前に成形材相互を連結
する連結材を取り付ける (6)成形材の硬化後、基型枠より成形材を脱型する
【0006】また、上記工程より成る透水性ブロックの
製造方法の(4)(5)の工程における成形材を上・下
の成形材に分け、その間に連結材を配設した透水性ブロ
ックの製造方法を創案した。その際、連結材をあらかじ
め上・下の成形材間に配設し、上・下の成形材を同時に
充填する方法と下成形材、連結材及び上成形材と順次に
製造していく方法とが考えられる。上記基型枠の凹部
を、充填された隣接する成形材相互が1箇所又は2箇所
以上で接触するように形成した透水性ブロックの製造方
法を創案した。また、連結材を隣接する適数個の成形材
に掛け渡した透水性ブロックの製造方法を創案した。更
に、基型材の凹部を、長尺形状で所定深さ及び適数個の
縦部材及び横部材のいずれか又は両方が連結する形状に
形成し、該凹部に成形材を充填した透水性ブロックの製
造方法を創案した。また、適数個の縦部材及び横部材の
いずれか又は両方が天然材料、加工材料等の材料を使用
した透水性ブロックの製造方法を創案した。更に、上記
形状の成形材に天然材料、加工材料等の表面材料を接着
剤等で固定した透水性ブロックの製造方法を創案した。
【0007】また、下地材付き透水性ブロックの製造方
法を創案した。以下の工程はその下地材付き透水性ブロ
ックの製造方法を示している。 (1)上面の開放した基外型枠の側壁を高く設定する (2)その基外型枠に上面に凹部の形成された基型枠を
敷設する (3)基型枠の上部に必要に応じて連結材を配設する (4)基型枠の凹部と一部又は全部と連通した孔を適宜
形成した成形材用型枠と外形寸法が下地材空間の縦・横
寸法とほぼ一致する適宜形状のかさ高ブロックより成る
下地材中型枠とを固定して内型枠とし、該内型枠を基型
枠の上部に配設する (5)基外型枠と内型枠との間に生じた成形材空間及び
下地材空間に流動性のある適宜材料を充填する (6)養生後、内型枠を撤去し、基外型枠より下地材付
き成形材を脱型する 更に、上記下地材付き透水性ブロックの製造方法に於い
て、上記工程の(3)の連結材に替えて剥離部材を配設
した方法。また、上記工程の(4)の内型枠を、基型枠
の凹部の空間と下地材空間とが一部又は全部連通するよ
うな適宜形状のかさ高ブロックを内型枠とした下地材付
き透水性ブロックの製造方法を創案した。
【0008】また、本発明は、下記の特徴を有する透水
性ブロックを創案した。透水性ブロックとして、成形材
の裏面側に該成形材に対して垂直方向に延出した適宜個
数の縦部材及び横部材のいずれか又は両方から成る形状
の下地材を構成したことを特徴とする透水性ブロックを
創案した。更に、適宜個数のかさ高の縦部材及び横部材
のいずれか又は両方から成る形状の下地材の上面を連結
材で連結した透水性ブロックを創案した。また、成形材
の裏面側に該成形材に対して垂直方向に延出した適宜個
数の縦部材及び横部材のいずれか又は両方から成る形状
の下地材を構成し、該下地材は相互が一段又は複数段以
上の連結材によって連結されている下地材付き透水性ブ
ロックを創案した。更に、成形材の裏面側に適宜厚さ又
は形状の下地材を形成し、該成形材及び/又は下地材に
連結材を構成した下地材付き透水性ブロックを創案し
た。上記成形材と下地材との間に間隔部材を介して透水
性ブロックを創案したもの。また、透水性ブロックの表
面材と成る成形材の裏面側に別体の下地材を適宜固定手
段により固定した下地材付き透水性ブロックを創案し
た。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の透水性ブロックの製造方
法の実施の形態を以下に図面に基づいて説明する。 実施形態1 図1は基盤材を配設した基盤材型枠Aを示し、該基盤材
型枠Aは矩型又は適宜の形状で上面が解放された深さの
浅い凹部を形成している。該基盤材型枠Aの材質は鉄・
非鉄金属、合成樹脂、木・竹・紙等の適宜な建築材料よ
り選定される。該基盤材型枠Aの凹部に基盤材1が配設
され、その材質は粘土、シリコン、合成樹脂、ゴム、
石、砂、寒天、トコロテン、澱粉、木、紙屑、鉄・非鉄
金属、石の粉体、モルタル、セラミックス等の材料或い
はそれら材料の混合物の有機質、無機質からなる可塑性
材料から適宜なものが選択される。上記材料は加温する
ことにより柔軟性の出る熱可塑性材料を採用しても良
い。この基盤材1の材料がその形状を保持出きる自立型
材料であれば基盤材型枠Aは不用となる。
【0010】図2は上記基盤材1に被成形材2を半埋設
した断面図を示している。円形、楕円形、方形、不規則
な形状等様々な形状の被成形材2を基盤材1に半埋設す
るに際し、隣接する被成形材2に適宜な間隔Hを取りな
がら且つ適宜な深さと成るように埋設される。上記間隔
Hは完成後目地幅となる。なお、デザイン上又は強度等
の目的で目地幅を取らないこともある。成形材の表面と
成る被成形材2の表面21は、完成品が歩道等の目的に
採用される物であれば可能なかぎり揃えて配設する事に
より敷設後歩行に支障の生じない床面が完成する。上記
被成形材2の材料として、石、竹、木、ガラス等の天然
の材料又はそれら材料を加工したもの、鉄・非鉄金属、
合成樹脂、ガラス、ゴム、革、紙等を加工して材料とし
たものが採用される。
【0011】図3は、基型枠3を製造する工程を示した
断面図である。上記基盤材1に半埋設された被成形材2
の表面側より柔軟な材料を流し込み或いは押し込み又は
真空成形等により基型枠3を完成させる。該基型枠3の
柔軟な材料としては数量の少ない単品用として粘土、砂
(鋳鉄に使用される砂でも良い)寒天等が採用される。
また、数量の多い量産用としてシリコン、合成樹脂、ゴ
ム、鋳物、鉄・非鉄金属、ガラス等が採用される。な
お、その他の材料として前記基盤材、可塑性・熱可塑性
のもの或いは従来使用されている真空成形等によって製
造されたものが採用される。
【0012】図4は、上記工程で製造された基型枠3を
反転したものの断面図で、他の外型枠B内に基型枠3を
配設している。該外型枠Bは、基盤材型枠Aと同じ材料
の鉄・非鉄金属、合成樹脂、木・竹・紙等の適宜な建築
材料より選定される。また、上記同様基型枠3がその後
の充填材の圧力に耐えることが可能であれば外型枠Bは
不用である。
【0013】図5は、基型枠3に形成された凹部3’に
流動性或いは柔軟性のある成形材4を充填した状態を示
す断面図である。必要に応じて網、打抜板、鉄筋等の有
孔部材から成る連結材5を配設する。上記成形材4の材
料としては基盤材1、被成形材2及び基型枠3の材料で
ある粘土、シリコン、合成樹脂、ゴム、ガラス、革、
石、砂、寒天、トコロテン、澱粉、木、竹、紙屑、鉄・
非鉄金属、石の粉体、モルタル、セラミックス等の材料
或いはそれら材料の混合物の有機質、無機質からなる可
塑性・熱可塑性材料から適宜なものが選択される。な
お、上記成形材4を繊維状にして混合しても良い。
【0014】図6は、上記工程で製造した成形材4を基
型枠3より取り出して反転した断面図である。連結材5
によって適数個の成形材4が連結された透水性ブロック
が示されている。連結材5としては網の他に打抜板、ラ
ス、鉄筋、有機・無機の不織布又は織布等が採用され
る。また、基型枠3に形成された凸部3”によって成形
材4間に目地6が形成される。
【0015】実施形態2 図7は、透水性ブロックを製造するための他の製造方法
を示している。以下の工程により透水性ブロックが製造
される。 (1)前記実施形態1と同様に可塑性材料より成る基盤
材1に適宜形状の被成形材2を適宜深さに埋設する なお、硬化性のない材料は被成形材2を押し込み基盤材
1にその形状を作った後に被成形材2を抜き取った基盤
材1を基型枠31とすることもある。 (2)該被成形材2の表面側より基型枠31の材料を流
し込み或いは押し込む (3)基型枠31の硬化後、該基型枠31を脱型し反転
する ここまでの工程は実施形態1と同様である。なお、硬化
しない材料は押し込み形状のまま使用する。 (4)基型枠31の凹部に下成形材41を充填する (5)下成形材41の硬化前に下成形材41上に成形材
相互を連結する連結材51を配設する (6)基型枠31の凹部に連通した空間のある上型枠C
を連結材51上に取り付ける (7)上型枠Cの空間に上成形材42を充填する (8)上下の成形材41、42の硬化後、外型枠B、上
型枠C、基型枠31より成形材を脱型する
【0016】実施形態3 上記製造方法では成形材41、42を前後二回に分けて
充填したが、他の製造方法としてあらかじめ基型枠31
上に連結材51を配設し、その後上型枠Cを設置し、該
上型枠Cから成形材を基型枠31の凹部及び上型枠Cの
空間部に充填する方法を採用することも出来る。上記実
施形態1、2、3の製造方法に於いて、基型枠或いは上
型枠の上方に適宜の形状のプレス版P,P1を配設しプ
レスにより成形材等を押圧することも可能である。図8
は上記実施形態2又は3によって製造された透水性ブロ
ックの断面図である。
【0017】実施形態4 図9は、本発明の透水性ブロックの他の製造方法を示す
断面図、図10は上記製造方法で製造した透水性ブロッ
クの平面図である。この実施形態4は上記図3の工程で
製造された基型枠32に、成形材43を充填した断面図
で、充填された適宜の形状の成形材43は隣接する成形
材43と1箇所又は2箇所以上で接触することが出来る
ように基型枠32に凹部を形成している。また、成形材
料及び該透水性ブロックの使用目的により成形材43の
引張力等により相互が分離されるのを防止するために必
要に応じて連結材52、53を成形材43相互に掛け渡
しすることもある。上記連結材は長尺連結材52と短尺
連結材53又は前記連結材5とを適宜選定して構成さ
れ、該長尺連結材52は多数の成形材43を連結し、該
短尺連結材53は数個の成形材43を連結している。上
記連結材52、53に替えて或いは併用して成形材43
相互の連結に接着剤を使用することも出来る。上記のよ
うに基型枠32は成形材43が1箇所又は2箇所以上で
接触するように凹部を形成しているが、他方、成形材4
3相互間に雨水等が透水する目地空間6が形成されるよ
うに凹部に突出目地部61を形成する。上記製造方法に
より透水性のブロックが完成する。
【0018】実施形態5 図11は、本発明の製造方法で製造した透水性ブロック
の斜視図である。この実施形態5は前記図3で示した工
程で製造された基型枠3の凹部を平面田型とし、該凹部
に成形材4を充填したものである。従って、透水性ブロ
ックと成る成形材4の形状は、縦・横方向の長尺部材に
よる適数個の縦部材4a、横部材4b及び該縦部材4
a、横部材4bで囲まれた透水間隙部7から成る平面田
型に形成されている。
【0019】実施形態6 図12は、前記同様本発明の製造方法で製造した透水性
ブロックの斜視図である。この実施形態6は前記図3で
示した工程で製造された基型枠3の凹部を平面田型と
し、該凹部の縦部材4aと成る箇所に被成形材2と同様
の既製品を配設し、横部材4bに成形材4を充填して両
者を連結して完成させたものである。この縦部材4aと
横部材4bとを逆にしても良いし、交互にして連結する
ことも可能である。
【0020】実施形態7 図13は、本発明の製造方法で製造した図11、図12
に示した平面田型のブロックに表面材料として既製品8
を接着剤等で固定した透水性ブロックの斜視図である。
既製品8は、透水間隙部7を閉塞してブロックに透水性
が無くなることを防止するために表面側から裏面側に通
じる貫通空間と成る間隙部7’を確保している。上記既
製品8は、前記被成形材2の材料と同様、石、竹、木、
ガラス等の天然の材料又はそれら材料を加工したもの、
鉄・非鉄金属、合成樹脂、ガラス、ゴム、革、紙等を加
工して材料としたものが採用される。なお、縦部材4
a、横部材4b、透水間隙部7及び既製品8の形状を前
記実施形態1〜4によって成形材4を充填して一体に作
ることも可能である。更に、図11、図12の成形材4
a、4bに図10の成形材43を載置し、相互を接着
剤、ボルト、釘等と接合しても良い。
【0021】実施形態8 図14は、本発明の製造方法で製造した透水性ブロック
を補強した下地材付き透水性ブロックの斜視図である。
下地材付き透水性ブロックは成形材44の裏面側に下地
材9を形成している。該下地材9は成形材44に対して
垂直方向に延出した縦部材10、横部材11から成る平
面田型形状をしている。従って適宜形状の縦・横部材1
0、11に囲まれた部分が下地材中空部12として形成
される。図1ー図10の製造方法で製造された透水性ブ
ロックがその使用場所等に於いて非可撓性又は耐荷重性
が求められる場合には、上記構成の下地材付き透水性ブ
ロックが採用される。該下地材9の材料はコンクリー
ト、合成樹脂、セラミックス、鉄・非鉄金属、石材等を
加工したもの、上記材料を積層して透水性としたもの、
上記材料の多孔性状(微少細孔、発泡材にしたもの)の
もの等が使用される。また、各種ハニカム材も使用する
ことが出来る。なお、下地材中空部12は矩形に限定さ
れるものではなく円形、楕円形、三角形、台形及びその
複合した適宜形状を成すこともある。従って、縦・横部
材10、11は上記形状に添った形を成すこともある。
該下地材9は成形材44と一体で製造したり或いは別体
として製造し両者を接着剤等で固定しても良い。また、
下地材9と成形材44とを同一材料で製造したり、異種
材料で製造することも可能である。
【0022】実施形態9 図15は、下地材付き透水性ブロックの製造方法を示し
た断面図である。以下に下地材付き透水性ブロックの製
造工程を示す。 (1)上面を開放し側壁を高く設定した基外型枠Dを配
置する必要に応じて基外型枠Dを有底とする (2)その基外型枠Dの底部に上面に適宜形状の目地6
2を形成しながら適数個の凹部13が形成された基型枠
33を敷設する (3)必要に応じて基型枠33の上部に連結材54を配
設する (4)基型枠33の凹部13の一部又は全部に対応した
孔14を適宜形成した成形材用型枠Eと外形の寸法が下
地材空間の縦・横寸法と一致する適宜形状のかさ高ブロ
ックより成る下地材中型枠Fとを固定して内型枠Gと
し、該内型枠Gを基型枠33の上方に設置する (5)基外型枠Dと内型枠Gとの間に生じた成形材空間
の凹部13、孔14及び下地材空間15に流動性のある
適宜材料を充填する (6)養生後、内型枠Gを撤去し、基外型枠Dより下地
材付き透水性ブロックを脱型する なお、成形材用型枠Eは、図1の基盤材1の一部を成形
して使用することも可能である。
【0023】実施形態10 以下に下地材付き透水性ブロックの他の製造工程を示
す。 (1)上面を開放した側壁を高く設定した基外型枠Dを
配置する必要に応じて基外型枠Dを有底とする (2)その基外型枠Dの底部に上面に凹部が形成された
基型枠33を敷設する (3)必要に応じて基型枠33の上部に連結材54を配
設する (4)基型枠33の凹部13の一部又は全部に対応した
孔14と下地材15空間とが連通するように適宜形状の
かさ高ブロックを内型枠Gとし、該内型枠Gを基型枠3
の上面に直接或いは間隙を取って設置する (5)基外型枠Dと内型枠Gとの間に生じた成形材空間
の凹部13、孔14及び下地材空間15に流動性のある
適宜材料を充填する (6)養生後、内型枠Gを撤去し、基外型枠Dより下地
材付き透水性ブロックを脱型する 上記工程において砂、寒天等の前記基盤材1の材料を目
地6となる基型枠33の突出部に配設し、成形材空間の
凹部13、孔14及び下地材空間15に流動性のある適
宜材料を充填養生後、脱型し該目地材料を洗い流す等し
て取り除く。或いは基盤材1の材料より適宜選択された
例えばゴム等を一部又は全部の目地6の形に対応させ、
下地材中型枠Fの底面の目地対応位置にゴム等を固定す
ることにより、目地形成部の反復使用が可能となる。
【0024】実施形態11 図16は下地材付き透水性ブロックの別の製造方法を示
した断面図で、連結材54が省略され、凹部13と下地
材15空間が一部又は全部連通し、必要に応じて孔14
が形成され、下地材中型枠Fの底面の目地形成部分の対
応位置にゴムE2、砂E3等の剥離部材が配設されてい
る。
【0025】実施形態12 図17は下地材付き透水性ブロックの別の製造方法を示
した平面図で、下地材空間15が複数の円形から構成さ
れ、下地材中型枠Fの底面の目地形成部分に対応する適
宜の位置に前記基盤材1の材料より選定されたゴムE
2、砂E3等の剥離部材が配設されている。上記剥離部材
は水洗いや風圧等によって取り除くことが出来る。な
お、実施形態9〜11に於いて、前記実施形態と同様に
予め凹部13に成形材4を充填した後、連結材54を必
要に応じて設け、内型枠Gを設置後成形材4を充填して
も良い。
【0026】実施形態13 図18は、透水性ブロックを補強した他の下地材付き透
水性ブロックの一部断面斜視図である。透水性ブロック
は成形材45の裏面側に下地材91を形成している。該
下地材91は成形材45に対して垂直方向に延出した縦
部材10’、横部材11’から成る平面田型形状をして
いる。従って縦・横部材10’、11’に囲まれた部分
が下地材中空部12’として形成されている。上記成形
材45は表面が平滑状に形成されている。図18では連
結材が使用されていない例が示されている。なお、成形
材45の目地6が一部無く、隣接する成形材45と連通
して適宜の形状を有したり、成形材45が強固であれば
縦部材10’又は横部材11’のいずれかを省略するこ
とも出来、更に折れ曲がり等の形状を有することも可能
である。
【0027】実施形態14 図19は、他の下地材付き透水性ブロックの斜視図であ
る。透水性ブロックは、縦部材10”、横部材11”か
ら成る平面田型形状をしている下地材92の上面を連結
材55のみで連結している。なお、連結材55に強度が
あれば下地材92は図18と同様な形態をとることも可
能である。
【0028】実施形態15 図20は、他の下地材付き透水性ブロックの一部断面斜
視図である。透水性ブロックは成形材46の裏面側に下
地材93を形成し、該下地材93は矩形形状の厚いブロ
ック状とされている。上記下地材93は連結材56によ
って相互に連結されている。図20では成形材46に連
結材が配設されていないが連結材を入れても良い。な
お、本発明の下地材付き透水性ブロックは、下地材93
を成形材とし、成形材46を下地材とすることも含まれ
る。この様にすると成形材46の形状によっては地盤又
は基礎への食い込みが良好と成る。また、下地材93も
前記同様に矩形に限らず円形等適宜の形状を有すること
もある。更に、この製造方法は図15〜図17に示す中
型枠Fを幅狭の箱状又は棒体として目地6に対応した目
地型枠Fを形成しその間に成形材を充填すると良い。
【0029】実施形態16 図21は、他の下地材付き透水性ブロックの断面図であ
る。透水性ブロックは成形材47の裏面側に下地材94
を形成し、上記成形材47及び下地材94の双方に連結
材56、57を配設している。この実施形態16のもの
は、成形材47の目地6と下地材94の目地6とが上下
方向で一致している。この目地の位置は上下方向で異な
っても良い。また、連結材57の位置は点線58の位置
でも良いし、連結材56は成形材47の表面で露出して
いても良い。製造方法として、連結材56、57の中間
付近又は連結材56の位置から水平方向に切断した該ブ
ロックを各々作り、後にこの部分を接着剤等で接合して
も良い。本発明の下地材付き透水性ブロックの路盤工の
一例を説明すると、該ブロックの下に不陸調整用の砂等
K1、この砂の流出防止材K2が敷設され、その下に砕石
K3が敷設される。このK1〜K3の一部又は全部が現場
の状況により省略されることもある。
【0030】実施形態17 図22は、他の下地材付き透水性ブロックの断面図であ
る。下地材付き透水性ブロックは成形材48の裏面に別
体の下地材95を接着剤等の固定手段16で固定してい
る。上記成形材48と別体の下地材95との固定は接着
剤の他、合成樹脂、モルタル、糊等の適宜のものが選定
される。また成形材48が硬化する前に下地材95を配
設して両者を固定することも可能である。更に下地材9
5間にコンクリート17等を打設し、該コンクリート1
7に固定されたアンカー18を成形材48に配設された
連結材59等に係止させることによって両者を固定する
ことが出来る。上記固定手段16は単独でも良いし必要
に応じて併用しても良い。更に固定手段として成形材4
8と下地材95間にアンカー16aを設けても良い。こ
の手段は、図21のブロック間の接着部分にも使用出来
る。
【0031】実施形態18 図23は、他の下地材付き透水性ブロックの断面図であ
る。透水性ブロックは適宜形状の成形材48aの裏面側
に下地材96を形成し、必要により上記成形材48aの
適宜位置に連結材を配設している。該連結材は一段又は
複数段配設している。下地材96は多孔性(発泡性、気
泡性又は微細孔)を有し透水可能の前記基盤材の素材よ
り選定される。成形材48aと下地材96は接着剤、ネ
ジ、釘又は前記のアンカー18等で接着している。ま
た、アンカー18は成形材48aと接着したり、接着剤
と併用しても良い。路盤工のK1〜K3は前記図21と同
様の実施例のものである。
【0032】実施形態19 図24は、他の下地材付き透水性ブロックの断面図であ
る。上記図1〜図23に示した成形材48bと下地材9
7との間に間隙材100を形成している。該間隙材10
0は前記基盤材の素材より成る既製材又は適宜加工して
作られる例えばゴム、人工芝、合成樹脂、織布、不織
布、網、打抜板、ラス等の材料が使用される。成形材4
8b、下地材97及び間隙材100は接着剤、ボルト、
釘又は前記アンカー18等で連結する。接着剤とアンカ
ーとを各々独立して使用しても良いし併用しても良い。
また、成形材48bと間隙材100は接着剤で固定し、
間隙材100と下地材97はアンカーで固定する方法を
採用することも出来る。また,成形材48bと間隙材1
00のみを接着剤又はアンカーを併用或いは単独で路盤
K1〜K3のいずれか又は全部に固定しても良い。更に地
盤と固定しても良い。
【0033】実施形態20 図25は本発明の別の透水性ブロックの平面図である。
連結材5によって適数個の成形材48Cが連結された透
水性ブロックが示されている。上記成形材48Cの全体
形状は様々なものが採用され、またその各成形材の端部
の形状も一部又は全部に凹凸を形成しても良い。上記成
形材の下方部に、該成形材の形状に一部又は全部に対応
した適宜下地材中空部12を構成しても良い。連結材は
その一部又は全部を省き、通常の目地6のみでも良い。
この透水性ブロックは図1〜図24の実施例のものに採
用することが出来る。
【0034】図26は連結材5の斜視図を示している。
本発明の透水性ブロックに使用する連結材5は、網の他
に打抜板、ラス、織布、不織布等から選定される。ま
た、適宜の形状の孔41’、アンカー41aを必要に応
じて設けることも可能である。素材は鉄、非鉄金属、合
成樹脂及び前記基盤材、成形材の中から選定される。ま
た、上記素材及び炭素、ガラス、アラミド、セラミック
ス等の繊維から成る素材から選定される織布、不織布が
採用される。
【0035】また、本発明の透水性ブロックの製造方法
及び透水性ブロックの実施形態として上記記載の通り具
体的に詳述したが、本発明はそれら実施形態にのみ限定
されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で種
々設計変更が可能である。上記実施形態の各構成要件の
ものを組み合わせて本発明の透水性ブロックとすること
が可能であることは言うまでもない。その具体的なもの
の一部を例示すると、以下のものが考えられる。その一
例を記載すると、 (1)図10に示す長尺連結材52及び短尺連結材53
は一本の連結材に限定するものではなく、長尺又は短尺
の網、格子状鉄筋等52、53でも良い。 (2)図21を例にして説明すると、上段の連結材56
が一本又は格子状の鉄筋であって、下段の連結材57が
網であっても良い。
【0036】(3)図3の項目に記述されている基型枠
3の押し込み成形の方法を説明すると、 イ、図6の成形材のタイプを例にとって説明する。 ロ、図27は基型枠3の成形方法を説明するための断面
図で、図28は完成した基型枠3の断面図である。 ハ、必要に応じて設けられた連結材5を付設した成形材
4を設置する。 ニ、前記基盤材1及び基型枠3の材料より厚さの薄い材
料を適宜選定した薄厚板の基型枠34の材料を成形材4
に当接してプレス手段又は手等によって成形材4に沿っ
て押圧又は殴打するか又は公知の真空成形の方法によっ
て基型枠34を作る。 ホ、このとき成形材4に連結材5をそのままに真空成形
するか又は前記の成形材前記の成形材用型枠の材料と適
宜選定して目地6の成形材用型枠E4とすることも可能
で、該材料E4の洗い流し等は前記の要領によって処理
すると良い。 ヘ、基型枠34の材料が薄く変形する場合は、前記基型
枠1及び基型枠3より適宜選択された例えば樹脂、モル
タル等を裏打ち材35として充填する。このとき必要に
応じて裏打ち材型枠36を設ける。なお、裏打ち材35
の充填は成形材4より脱型後でも脱型前でも良い。 ト、裏打ち材35が硬化後反転すると図28の基型枠3
の完成品が出来る。なお、連結材5に直接基型枠34を
当接すると目地枠37が形成される。
【0037】(4)図15の基外型枠Dは有底であった
り底が無かったり、一部有底としたり等適宜の形状をと
ることが出来る。上記下地材付き透水性ブロックTは図
29で示すように河川の護岸法面、堤防、河床の護床工
として使用することも出来る。
【0038】
【発明の効果】本発明の透水性ブロックの製造方法によ
れば、簡単な方法によって透水性ブロックの表面を石、
竹、木、ガラス等の天然の材料又はそれら材料を加工し
たもの、鉄・非鉄金属、合成樹脂、ガラス、ゴム、革、
紙等を加工したものの材料を成形材として得ることが出
来る。また表面材と成る適宜個数の成形材相互の連結
は、製造工程で同時に製造することが可能である。更に
使用場所に対応するべく成形材の補強手段も必要に応じ
て製造工程の中で達成することが出来る。他方、本発明
の透水性ブロックの製造方法で製造された透水性ブロッ
クは、表面材と成る成形材及び/或いは目地空間により
雨水を流入させることが出来、該雨水を地盤に吸収させ
たり、所定の場所に流出させることが可能と成り、地盤
沈下の防止、地盤の発熱の防止、微細土砂・塵等の飛散
防止が出来るように成った。
【0039】また、成形材が薄い場合でも、下地材を設
けることにより所定厚の強度のある透水性ブロックを得
ることが可能と成った。更に、透水性ブロックの施工場
所に於いて、その裏面側に植生手段を施すことにより成
形材間の目地空間より該植生手段による植物が生育し、
その施工表面を覆うことになり極めて良好な環境を得る
ことが可能と成った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透水性ブロックの製造方法の一工程を
示す一部断面斜視図。
【図2】本発明の透水性ブロックの製造方法の一工程を
示す断面図。
【図3】本発明の透水性ブロックの製造方法の一工程を
示す断面図。
【図4】本発明の透水性ブロックの製造方法の一工程を
示す断面図。
【図5】本発明の透水性ブロックの製造方法の一工程を
示す断面図。
【図6】本発明の透水性ブロックの断面図。
【図7】本発明の透水性ブロックの製造方法の一工程を
示す断面図。
【図8】本発明の透水性ブロックの断面図。
【図9】本発明の透水性ブロックの製造方法の一工程を
示す断面図。
【図10】本発明の透水性ブロックの平面図。
【図11】本発明の透水性ブロックの斜視図。
【図12】本発明の透水性ブロックの斜視図。
【図13】本発明の透水性ブロックの斜視図。
【図14】本発明の透水性ブロックの斜視図。
【図15】本発明の透水性ブロックの製造方法の一工程
を示す断面図。
【図16】本発明の透水性ブロックの製造方法の一工程
を示す断面図。
【図17】本発明の透水性ブロックの製造方法の一工程
を示す平面図。
【図18】本発明の透水性ブロックの斜視図。
【図19】本発明の透水性ブロックの斜視図。
【図20】本発明の透水性ブロックの斜視図。
【図21】本発明の透水性ブロックを路盤工に敷設した
状態の断面図。
【図22】本発明の透水性ブロックの断面図。
【図23】本発明の透水性ブロックを路盤工に敷設した
状態の断面図。
【図24】本発明の透水性ブロックを路盤工に敷設した
状態の断面図。
【図25】本発明の透水性ブロックの平面図。
【図26】本発明に使用する連結材の斜視図。
【図27】本発明の基型枠の別の成形方法を示す断面
図。
【図28】図27により完成された基型枠の断面図。
【図29】本発明の透水性ブロックの施工例の断面図。
【符号の説明】
A 基盤材型枠 B 外型枠 C 上型枠 D 基外型枠 E 成形材用型枠 E2 ゴム E3 砂 E4 成形材用型枠 F 下地材中型枠 G 内型枠 K1 砂 K2 流出防止材 K3 砕石 1 基盤材 2 被成形材 3、31、32、33、34 基型枠 3’ 凹部 3” 凸部 35 裏打ち材 36 裏打ち材型枠 4、43、44、45、46、47、48、 成形材 41 下成形材 42 上成形材 48a、48b,48c 成形材 4a 縦部材 4b 横部材 5、51、52、53、54、55、56、57、59
連結材 6 目地空間 61 突出目地部 62 目地 7 透水間隙部 7’ 間隙部 8 既製品 9、91、92、93、94、95、96、97 下地
材 10、10’、10” 縦部材 11、11’、11” 横部材 12、12’ 下地材中空部 13 凹部 14 孔 15 下地材空間 16 固定手段 17 コンクリート 16a、18 アンカー 21 表面 100 間隙材

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程より成る透水性ブロックの製
    造方法 (1)可塑性材料より成る基盤材に適宜形状の被成形材
    を所定深さ及び所定間隔を有してその一部を埋設する (2)該被成形材の表面側より基型枠と成る材料を流し
    込み或いは押し込む (3)基型枠と成る材料の硬化後、該基型枠を脱型し反
    転する (4)基型枠の凹部に成形材を充填する (5)必要に応じて成形材の硬化前に成形材相互を連結
    する連結材を取り付ける (6)成形材の硬化後、基型枠より成形材を脱型する
  2. 【請求項2】 以下の工程より成る透水性ブロックの製
    造方法 (1)可塑性材料より成る基盤材に適宜形状の被成形材
    を所定深さ及び所定間隔を有してその一部を埋設する (2)該被成形材の表面側より基型枠と成る材料を流し
    込み或いは押し込む (3)基型枠と成る材料の硬化後、該基型枠を脱型し反
    転する (4)基型枠の凹部に下成形材を充填する (5)必要に応じて下成形材の硬化前に下成形材上に成
    形材相互を連結する連結材を配設する (6)基型枠の凹部と一部又は全部と連通した空間のあ
    る上型枠を基型枠上に取り付ける (7)上型枠に上成形材を充填する (8)上下の成形材の硬化後、基型枠、上型枠より成形
    材を脱型する
  3. 【請求項3】 以下の工程より成る透水性ブロックの製
    造方法(1)可塑性材料より成る基盤材に適宜形状の被
    成形材を所定深さ及び所定間隔を有してその一部を埋設
    する (2)該被成形材の表面側より基型枠と成る材料を流し
    込み或いは押し込む (3)基型枠と成る材料の硬化後、該基型枠を脱型し反
    転する (4)必要に応じて基型枠上に連結材を配設する (5)基型枠の凹部と一部又は全部と連通した空間のあ
    る上型枠を取り付ける (6)基型枠の凹部及び上型枠の空間に成形材を充填す
    る (7)上下の成形材の硬化後、基型枠、上型枠より成形
    材を脱型する
  4. 【請求項4】 基型枠の凹部は、充填された隣接する成
    形材相互が1箇所又は2箇所以上で接触するように形成
    したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の透水性ブロックの製造方法。
  5. 【請求項5】 連結材を隣接する適数個又は全部の成形
    材に掛け渡して成ることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の透水性ブロックの製造方法。
  6. 【請求項6】 以下の工程より成る透水性ブロックの製
    造方法 (1)可塑性材料より成る基盤材に長尺形状の被成形材
    を所定深さ、所定間隔を有し且つ縦部材と横部材とが連
    結する形状に形成しその一部を埋設する (2)該被成形材の表面側より基型枠と成る材料を流し
    込み或いは押し込む (3)基型枠と成る材料の硬化後、該基型枠を脱型し反
    転する (4)基型枠の凹部に成形材を充填する (5)成形材の硬化後、基型枠より成形材を脱型する
  7. 【請求項7】 適数個の縦部材及び横部材のいずれか又
    は両方に天然材料、加工材料等の材料を使用したことを
    特徴とする請求項6に記載の透水性ブロックの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 成形材に天然材料、加工材料等の表面材
    料を接着剤等で固定したことを特徴とする請求項6又は
    7に記載の透水性ブロックの製造方法。
  9. 【請求項9】 以下の工程より成る下地材付き透水性ブ
    ロックの製造方法 (1)上面の開放した基外型枠の側壁を高く設定する (2)その基外型枠に上面に凹部の形成された基型枠を
    敷設する (3)基型枠の上部に必要に応じて連結材を配設する (4)基型枠の凹部と一部又は全部と連通した孔を適宜
    形成した成形材用型枠と外形寸法が下地材空間の縦・横
    寸法とほぼ一致する適宜形状のかさ高ブロックより成る
    下地材中型枠とを固定して内型枠とし、該内型枠を基型
    枠の上部に配設する (5)基外型枠と内型枠との間に生じた成形材空間及び
    下地材空間に流動性のある適宜材料を充填する (6)養生後、内型枠を撤去し、基外型枠より下地材付
    き成形材を脱型する
  10. 【請求項10】 以下の工程より成る下地材付き透水性
    ブロックの製造方法 (1)上面の開放した基外型枠の側壁を高く設定する (2)その基外型枠に上面に凹部の形成された基型枠を
    敷設する (3)基型枠の上部に必要に応じて連結材を配設する (4)基型枠の凹部の空間と下地材空間とが一部又は全
    部に連通するように適宜形状のかさ高ブロックを内型枠
    とし、該内型枠を基型枠の上部に直接或いは間隙を取っ
    て設置する (5)基外型枠と内型枠との間に生じた成形材空間及び
    下地材空間に流動性のある適宜材料を充填する (6)養生後、内型枠を撤去し、基外型枠より下地材付
    き成形材を脱型する
  11. 【請求項11】 以下の工程より成る下地材付き透水性
    ブロックの製造方法 (1)上面の開放した基外型枠の側壁を高く設定する (2)その基外型枠に上面に凹部の形成された基型枠を
    敷設する (3)基型枠の上部に剥離部材を配設する (4)基型枠の凹部の空間と下地材空間とが一部又は全
    部に連通するように適宜形状のかさ高ブロックを内型枠
    とし、該内型枠を剥離部材の上部に設置する (5)基外型枠と内型枠との間に生じた成形材空間及び
    下地材空間に流動性のある適宜材料を充填する (6)養生後、内型枠を撤去し、基外型枠より下地材付
    き成形材を脱型する
  12. 【請求項12】 成形材の裏面側に該成形材に対して垂
    直方向に延出した適宜個数の縦部材及び横部材のいずれ
    か又は両方から成る形状の下地材を構成したことを特徴
    とする透水性ブロック。
  13. 【請求項13】 適宜個数のかさ高の縦部材及び横部材
    のいずれか又は両方から成る形状の下地材の上面に連結
    材を構成したことを特徴とする透水性ブロック。
  14. 【請求項14】 成形材の裏面側に該成形材に対して垂
    直方向に延出した適宜個数の縦部材及び横部材のいずれ
    か又は両方から成る形状の下地材を構成し、該下地材は
    相互が一段又は複数段以上の連結材によって連結されて
    いることを特徴とする下地材付き透水性ブロック。
  15. 【請求項15】 成形材の裏面側に適宜厚さ又は適宜形
    状の下地材を形成し、該成形材及び下地材のいずれか又
    は両方に一段又は複数段の連結材を構成したことを特徴
    とする下地材付き透水性ブロック。
  16. 【請求項16】 成形材の裏面側に適宜厚さ又は適宜形
    状の下地材を間隙材を介して形成し、該成形材及び下地
    材のいずれか又は両方に一段又は複数段の連結材を構成
    したことを特徴とする下地材付き透水性ブロック。
  17. 【請求項17】 成形材の裏面側に別体の下地材を適宜
    固定手段により固定したことを特徴とする下地材付き透
    水性ブロック。
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