JP2000188805A - 分電盤の接続導体装置 - Google Patents

分電盤の接続導体装置

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JP2000188805A
JP2000188805A JP10363176A JP36317698A JP2000188805A JP 2000188805 A JP2000188805 A JP 2000188805A JP 10363176 A JP10363176 A JP 10363176A JP 36317698 A JP36317698 A JP 36317698A JP 2000188805 A JP2000188805 A JP 2000188805A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分電盤において、主遮断器とブスバーとを繋ぐ
接続導体装置の絶縁を強化するとともに、接続工数の低
減を図る。 【解決手段】各相の接続導体12,13,14を上面か
ら見て互いに重ならないようにしながら、その主端子部
12a,13a,14aを主遮断器3の負荷側端子4に
合わせて同一平面内で横一列に配列し、ブスバー5,
6,7との接続部12b,13b,14bをブスバー
5,6,7に合わせてその接続端末に向かって下降する
ように位置をずらしながら階段状に配列し、これら接続
導体12,13,14を上面が開口した絶縁ケース15
に上方から収納して固定し、その側面から挿入したブス
バー5,6,7を接続部12b,13b,14bに重ね
てねじ20で締め付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に電灯分電盤
として用いられる分電盤に関し、詳しくは主遮断器とブ
スバーとを繋ぐ接続導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電灯分電盤は単相3線式が主であるが、
その場合に主遮断器と分岐遮断器とを接続するには、分
電盤の底面に沿って幅方向に互いに平行に配列した平角
導体からなる3本の主導体(ブスバー)に主遮断器を接
続し、このブスバーに直交させてねじ接続した分岐導体
の両端に、ブスバーの両側に2列に配列した分岐遮断器
を接続する構成が一般に採用されている(実開昭59−
13006号公報など参照)。
【0003】ところが、上記構成はブスバーが平面的に
配列されるために横方向の所要スペースが大きく、また
ブスバーと分岐導体とのねじ接続及び分岐導体と分岐遮
断器とのねじ接続に手間がかかるなどの問題がある。そ
こで、その解決策として、実開昭59−44106号に
係る構成がある。これは、盤の底面に直交するように3
本のブスバーを配列する一方、分岐遮断器の取付面(底
面)に接続刃を取り付け、分岐遮断器をこの接続刃を介
してブスバーにその上方から差込み接続するものであ
る。
【0004】上記実開昭59−44106号に係る構成
は、ブスバーが盤の底面に直交するように配列されるた
め横方向の所要スペースが縮小されるとともに、分岐遮
断器がこのブスバーに上方から直に差込み接続されるた
め、分岐導体及びねじ接続が不要である点で優れてい
る。しかしながら、3本1列のブスバーには1列の分岐
遮断器しか接続できないため、主遮断器の両側に2列の
分岐遮断器を配列・接続するためには、2列のブスバー
が必要になるという問題がある。
【0005】一方、この出願の発明者らは先に、幅が25
mmのJIS協約形寸法内に2極の開閉部を収容した協約
形1極サイズ・2極式の回路遮断器(配線用遮断器及び
漏電遮断器)を開発し、これについてこの出願の出願人
により特許出願した(特願平9−147345号)。こ
の回路遮断器は単相3線回路における100V回路と200V回
路のいずれについても協約形幅寸法(25mm )の単一の回
路遮断器で配線できるようにして、分電盤内における回
路遮断器の設置スペースの縮小と配線工数の低減を図っ
たものである。
【0006】更に、この出願の発明者らは、小形で2列
の分岐遮断器が差込み接続可能な分電盤及びそれに用い
る分岐遮断器、特に上記協約形1極サイズ・2極式の回
路遮断器として好適な分岐遮断器を開発し、これについ
てもこの出願の出願人により先に特許出願した(特願平
10−076655号)。この出願に係る分電盤は、主
遮断器と分岐遮断器とを接続する平角導体からなる3本
のブスバーを絶縁ブッシュを介して平積み配置したもの
で、これにより3本のブスバーをブスバー1本分の幅寸
法内に収めて所要スペースを縮小し、またブスバーの両
側に分岐遮断器を差込み接続することにより分岐導体を
不要としたものである。
【0007】この発明は、複数相のブスバーを平積み配
置した上記分電盤に関するもので、その課題は主遮断器
とブスバーとを繋ぐ接続導体装置に工夫を講じ、導体間
の絶縁の強化を図りながら所要スペースを一層縮小し、
かつ導体接続工数の低減を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、分電盤内で主遮断器の負荷側端子とブ
スバーとの間を繋ぐために用いられ、一端に前記負荷側
端子とねじ接続される主端子部を有し、他端に前記ブス
バーと直交してねじ接続される接続部を有する前記ブス
バーと同相数の平板導体からなる接続導体を備えた分電
盤の接続導体装置において、各相の前記主端子部を前記
主遮断器の負荷側端子に合わせて同一平面内で横一列に
配列する一方、前記接続部を前記ブスバーに合わせ、か
つ相間で互いに重ならないように前記ブスバーの接続端
末側に向かって下降する階段状に配列した前記接続導体
をその相間及び前記ブスバーの相間を絶縁する隔壁を有
し、かつ上面が開口した絶縁ケースに上方から収納して
固定し、前記絶縁ケースの側面の通し穴から挿入した前
記ブスバーを前記接続導体の接続部に重ね、前記絶縁ケ
ースの上面開口からねじで締め付けるようにするもので
ある(請求項1)。
【0009】このような請求項1によれば、接続導体を
絶縁ケースに収納したことにより、相間絶縁が強化され
るとともに、それに伴って接続導体の接続部の相間距離
を短縮することができるので所要スペースも縮小する。
また、接続部を相間で互いに重ならないようにブスバー
の接続端末側に向かって下降するように階段状に配列し
た接続導体を絶縁ケースに上方から収納して固定するこ
とにより、各相の接続導体が絶縁ケースによりユニット
として一体化され、その取扱いが簡便になるとともに、
絶縁ケースに通し穴に挿入したブスバーを接続導体の接
続部に重ねて、絶縁ケースの上面開口からねじで締め付
けるようにすることにより、ブスバーが接続導体に対し
て正確に位置決めされ、かつ接続部同士が重ならないの
でねじ締め作業が容易となり、結果として接続工数が低
減する。
【0010】請求項1において、前記各接続導体には、
前記主遮断器を前記ブスバー以外の別回路に接続するた
めの分配端子部をそれぞれ一体形成するのがよく、しか
もこれらの分配端子部は同一平面内で前記ブスバーの側
面と平行に横一列に配列するのがよい(請求項2)。前
記接続導体の主端子部と接続部とを互いに直交する向き
に設けた場合には、前記分配端子部は前記接続部の延長
上に形成することができ(請求項3)、またその場合、
前記接続導体の主端子部と分配端子部の高さ位置は揃え
るのがよい(請求項4)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9に基づいてこの
発明の実施の形態を説明する。まず、図1は分電盤内の
ブスバーと回路遮断器との接続状態を示すもので、
(A)は正面図、(B)はその底面図である。図1にお
いて、鋼板からなる取付ベース1は左右両側に取付フラ
ンジ1aが折り曲げ形成され、取付穴2を通るねじによ
り図示しない分電盤本体の底面に固定される。取付ベー
ス1の上部中央には3極構成の主遮断器3がねじにより
固定され、その負荷側端子4にはそれぞれR,N,T相
を構成する3本のブスバー5,6及び7が接続導体装置
8を介して接続されている。
【0012】ブスバー5,6,7は同サイズの平角導体
からなり、長手方向の数箇所に挿入された絶縁ブッシュ
9(図1(B))を介して平積み配置、つまり分電盤の
底面と平行に上下に等間隔で積層配置され、絶縁ブッシ
ュ9を貫通するねじ10により取付ベース1に締め付け
られている。それぞれR,N及びT相となるブスバー
5,6及び7は単相3線回路を構成し、R相−T相間及
びT相−N相間が交流100V、R相−T相間が交流200Vと
なっている。ブスバー5,6,7の左右両側には2極構
成の多数の分岐遮断器11が横一列に配列され、その電
源側は図示しない端子プラグを介してブスバー5,6,
7に差し込み接続されているが、その詳細構成について
は後述する。
【0013】図2〜図5は、主遮断器3とブスバー5,
6,7とを繋ぐ接続導体装置8を示すもので、図2は平
面図、図3はその III−III 線に沿う断面図、図4は接
続導体の斜視図、図5は絶縁ケースの斜視図である。こ
れらの図において、R,N及びT相の各接続導体12,
13及び14は銅板のプレス加工により、図示形状に切
り抜き及び曲げ成形され、上面から見てL字状に形成さ
れている。ここで、各接続導体12,13,14は、主
遮断器3の負荷側端子4(図1)と接続される主端子部
12a,13a,14a、ブスバー5,6,7に接続さ
れる接続部12b,13b,14b及び主遮断器3をブ
スバー5,6,7以外の別回路に接続するための分配端
子部12c,13c,14cをそれぞれ有している。
【0014】主端子部12a,13a,14aは主遮断
器3の負荷側端子4(図1)に合わせて同一平面内で横
一列に配列され、接続部12b,13b,14bはブス
バー5,6,7に合わせて主端子部12a,13a,1
4aと直交する向きに設けられ、その際、相間で互いに
重ならないようにブスバー5,6,7の接続端末側(図
2の左側)に向かって下降する階段状に配列されてい
る。また、分配端子部12c,13c,14cは、主端
子部12a,13a,14aと同じ高さの同一平面内で
ブスバー5,6,7の側面と平行に、横一列に配列され
ている。接続導体13の主端子部13aと接続部13b
とは接続導体14の接続部14bを迂回する中継部13
dで結ばれ、接続導体12の主端子部12aと接続部1
2bとは接続導体13の接続部13b及び中継部13d
を迂回する中継部12dで結ばれている。接続導体14
の主端子部14aと接続部14bとは、接続導体12,
13と逆向きのL字状に直接繋がっている。
【0015】図5において、モールド樹脂からなる絶縁
ケース15は上面及び直交する2つの側面が開口した底
付きの箱体で、接続導体12,13,14の相間を絶縁
する隔壁15aにより、接続導体収容空間15b,15
c,15dが開口側面間に渡るように区画形成され、そ
の両端に接続導体5,6,7の主端子部12a,13
a,14a及び分配端子部12c,13c,14cが配
置される端子台15e及び15fが同一平面上にそれぞ
れが形成されている。また、接続導体収容空間15b,
15c,15dはブスバー5,6,7の相間を絶縁する
隔壁15g(図3)により上下3段に区画され、絶縁ケ
ース15の側面にブスバー5,6,7の通し穴15h,
15i,15jが各段の接続導体収容空間15b,15
c,15dに達するように設けられている。各通し穴1
5h,15i,15jは、下面が対応する接続導体1
2,13,14の接続部12b,13b,14bの上面
と同一に形成され、また断面寸法はブスバー5,6,7
の厚さ方向にはゆとりがあるが、幅方向は僅かな隙間を
介してブスバー5,6,7が嵌合するように設定されて
いる。
【0016】そこで、接続導体12,13,14は、絶
縁ケース15の上面開口から接続導体収容空間15b,
15c,15dにそれぞれ収納され、主端子部12a,
13a,14aのねじ穴16(図2)に絶縁ケース15
の裏側から貫通穴15kを通してねじ込まれた17(図
3)により固定される。図2及び図3は、このようにし
て構成された接続導体装置8を示している。この接続導
体装置8は、主端子部12a,13a,14aが貫通穴
18(図2)を通るねじ19(図3)により、主遮断器
3の負荷側端子4に締め付けられる。
【0017】一方、平積み配置されたブスバー5,6,
7の接続端末は上段から下段に向かって順次長くなって
おり、この接続端末は通し穴15h,15i,15jに
案内されて、各先端が隔壁15aに突き当たるまで絶縁
ケース15に挿入され、接続導体12,13,14の接
続部12b,13b,14bに重ねられる。これによ
り、接続部12b,13b,14bに対するブスバー
5,6,7の接続位置が前後及び左右の双方向について
自動的に決められ、次いでブスバー5,6,7の貫通穴
を通して接続部12b,13b,14bのねじ穴にねじ
込まれた各2本のねじ20の締付けにより接続導体1
2,13,14とブスバー5,6,7との接続が行われ
る。
【0018】絶縁ケース15は、隔壁15aに設けられ
た左右一対の取付穴21を通してベース1のねじ穴にね
じ込まれた取付ねじ22(図1)により固定される。主
遮断器3の主回路をブスバー5,6,7以外の回路に接
続したい場合には、図2に示すように、分配端子部12
c,13c,14cを利用し、そのねじ穴23(図4)
にねじ込んだねじ24により、他回路の接続導体25を
接続する。図1はそのようにして、接続導体装置8によ
り主遮断器3とブスバー5,6,7との間を繋いだ分電
盤を示している。
【0019】図8は分岐遮断器11のカバーを外して内
部を示した左極側の側面図である。これについて簡単に
説明すると、図示分岐遮断器11は25mmの協約形幅寸法
内に2極の開閉部が収容された漏電遮断器で、これらの
開閉部は中央隔壁を構成する本体ケース30を挟んでそ
の両側に配置され、電流は図示左極において、固定接触
子31→固定接点31a→可動接点32a→可動接触子
32→リード線33→過電流引外し装置34のバイメタ
ル34a→零相変流器36の一次導体37→負荷側端子
38の経路で流れる。図示しない右極側も同様である、
これらの通電路は本体ケース30の両側に装着される左
右一対の図示しないカバーにより覆われる。
【0020】ここで、分岐遮断器11は、電源側端部に
Ω字状の端子プラグ39を有している。端子プラグ39
は本体ケース30の上下3箇所の凹部のいずれか2個所
(図8では最上部と最下部)に装着され、上部側の端子
プラグ39はリード板40を介して図示左極側の固定接
触子31に接続され、下部の端子プラグ39は同様に図
示しない右極側の固定接触子に接続されている。なお、
端子プラグ39が装着されていない中間部の凹部には、
絶縁キャップ41装着されている。図8に示した分岐遮
断器11は後述するように、ブスバー5 ,6,7 のR相
−T相間に差し込み接続される200V仕様のもので、R相
−N相間あるいはN相−T相間に差し込み接続される10
0V仕様の場合は、端子プラグ39は最上部と中間部の凹
部あるいは中間部と最下部の凹部に装着される(なお、
分岐遮断器11の詳細な構成・動作については、特願平
9−147345号及び特願平10−076655号の
明細書を参照されたい)。
【0021】上記分岐遮断器11は、図9に示すように
ブスバー5,6,7に側方から斜めに差し込まれ、端子
プラグ39(図8)でR相ブスバー5及びT相ブスバー
7をそれぞれ挟んで電気的に接続される。その際、取付
ベース1に固定された鋼板からなる固定爪42に本体ケ
ース30の凹部30aを嵌合させ、次いで取付ベース1
に固定された板ばねからなる可動爪43を凹部30bに
弾性的に係合させて、分岐遮断器11を取付ベース1に
固定する。これにより、分岐遮断器11はR相−T相
間、つまり200V回路に差込み接続される。中段の凹部に
端子プラグ39を有する100V仕様の分岐遮断器11も同
様にして、R相−N相間あるいはN相−T相間に差し込
み接続される。
【0022】上述した実施の形態において、接続導体1
2,13,14は絶縁ケース15に収納されて固定さ
れ、接続部12b,13b,14bの相間は隔壁15a
により隔離されているため、接続部12b,13b,1
4bの相間を隔壁15aの厚さ寸法まで接近させること
ができ、従って図1において接続導体装置8の上下方向
寸法を短縮し、その分、所要スペースを縮小することが
できる。また、接続導体12,13,14及びブスバー
5,6,7の相間は絶縁ケース15内で隔壁15a及び
15gにより完全に隔離されているので、接続導体装置
全体として大きな絶縁強度が得られる。
【0023】更に、接続導体12,13,14が絶縁ケ
ース15に収納・固定された接続導体装置8は全体が1
つのユニットとして一体化されるため、接続作業時の取
扱いが簡便である一方、絶縁ケース15にブスバー5,
6,7の接続端末を挿入するだけで、通し穴15h,1
5i,15jにより、接続導体12,13,14に対す
るブスバー5,6,7の前後方向及び幅方向の位置決め
が自動的に行われるとともに、接続部12b,13b,
14bは相間で互いに重ならないようにブスバー5,
6,7の接続端末側に向かって下降する階段状に配列さ
れていて、ブスバー5,6,7の接続端末を各接続部1
2b,13b,14bに締め付けるねじ20が他相の接
続導体12,13,14やブスバー5,6,7の陰に隠
れることないので、導体接続作業の作業性がきわめて良
好である。
【0024】一方、一般に分電盤においては、分岐遮断
器11に給電するブスバー5,6,7以外にも主遮断器
3の2次側から別回路へ渡り配線を接続する場合がある
が、そのような場合には分配端子部12c,13c,1
4cを用いて渡り配線25(図1)を容易に構成するこ
とができ、しかも分配端子部12c,13c,14cは
主端子部12a,13a,14aと高さ位置が同じなの
で、渡り配線27の高さを主遮断器3の負荷側端子4と
同一のレベルに揃えることができる。
【0025】図6はユニットとして一体化された接続導
体装置8の利点を活かし、これをブスバー5,6,7の
反主遮断器側にも接続した例を示すものである。この例
のように接続導体装置8を上下逆にして盤面に取り付
け、上下3段に積まれたブスバー5,6,7を同一平面
内でブスバー5’,6’,7’が幅方向に平行配置され
た構成に戻すことにより、電源側が差込み接続化されて
いない回路遮断器44を従来一般の分岐導体45を用い
て同一分電盤内に混載することができる。
【0026】図7はこの発明の異なる実施の形態を示す
分電盤の要部正面図である。この実施の形態は、主遮断
器3の中心をブスバー5,6,7の中心から図7の左側
にずらし、接続導体装置8の接続導体12,13,14
をすべて同じ向きのL字状としたもので、その他の構成
は図1におけるものと実質的に同じである。なお、図7
において、主遮断器3をブスバー5,6,7と直交する
横向きに設置し、接続導体12〜13を直線状とするこ
とも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば以下の効
果が得られる。 (1)接続導体を絶縁ケースに収納したことにより、相
間絶縁が強化されるとともに、接続導体のブスバーとの
接続部の相間距離を短縮できるので所要スペースが縮小
し、分電盤の小形化が図れる。 (2)接続導体を絶縁ケースに上方から収納して固定す
ることにより、各相の接続導体が絶縁ケースにより単一
のユニットとして一体化され、その取扱いが簡便とな
る。 (3)接続部をブスバーの接続端末に向かって下降する
ように位置をずらしながら階段状に配列した接続導体に
絶縁ケースの通し穴から挿入したブスバーを接続導体の
接続部に重ねて、絶縁ケースの上面開口からねじで締め
付けることにより、接続導体とブスバーとの間の位置決
めが簡単に行われるとともに、接続部同士が互いに重な
ることがないのでねじ締め作業が容易となり、上記
(2)と相まって接続工数の大幅な低減が図れる。 (4)接続導体に分配端子部を一体形成したことによ
り、主遮断器の2次側からブスバーとは別の回路への渡
り配線を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す分電盤内部の要部
正面図である。
【図2】図1における接続導体装置の平面図である。
【図3】図2の III−III 線に沿う断面図である。
【図4】図1における接続導体の斜視図である。
【図5】図1における絶縁ケースの斜視図である。
【図6】図1におけるブスバーの反主遮断器側にも接続
導体装置を接続した例を示す正面図である。
【図7】この発明の異なる実施の形態を示す分電盤内部
の要部正面図である。
【図8】図1における分岐遮断器のカバーを外した状態
の側面図である。
【図9】図8の分岐遮断器の取付方法を説明する側面図
である。
【符号の説明】
1 取付ベース 3 主遮断器 4 負荷側端子 5 R相ブスバー 6 N相ブスバー 7 T相ブスバー 8 接続導体装置 9 絶縁ブッシュ 11 分岐遮断器 12 R相接続導体 13 N相接続導体 14 T相接続導体 15 絶縁ケース 25 接続導体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数相の平角導体からなるブスバーが間隔
    を介して上下に平積み配置された分電盤内で、主遮断器
    の負荷側端子と前記ブスバーとの間を繋ぐために用いら
    れ、一端に前記負荷側端子とねじ接続される主端子部を
    有し、他端に前記ブスバーと直交してねじ接続される接
    続部を有する前記ブスバーと同相数の平板導体からなる
    接続導体を備えた分電盤の接続導体装置において、 各相の前記主端子部を前記主遮断器の負荷側端子に合わ
    せて同一平面内で横一列に配列する一方、前記接続部を
    前記ブスバーに合わせ、かつ相間で互いに重ならないよ
    うに前記ブスバーの接続端末側に向かって下降する階段
    状に配列した前記接続導体をその相間及び前記ブスバー
    の相間を絶縁する隔壁を有し、かつ上面が開口した絶縁
    ケースに上方から収納して固定し、前記絶縁ケースの側
    面の通し穴から挿入した前記ブスバーを前記接続導体の
    接続部に重ね、前記絶縁ケースの上面開口からねじで締
    め付けるようにしたことを特徴とする分電盤の接続導体
    装置。
  2. 【請求項2】前記主遮断器を前記ブスバー以外の別回路
    に接続するための分配端子部を前記各接続導体にそれぞ
    れ一体形成するとともに、これらの分配端子部を同一平
    面内で前記ブスバーの側面と平行に横一列に配列したこ
    とを特徴とする請求項1記載の分電盤の接続導体装置。
  3. 【請求項3】前記接続導体の主端子部と接続部とを互い
    に直交する向きに設け、前記接続部の延長上に前記分配
    端子部を形成したことを特徴とする請求項2記載の分電
    盤の接続導体装置。
  4. 【請求項4】前記接続導体の主端子部と分配端子部の高
    さ位置を同じにしたことを特徴とする請求項3記載の分
    電盤の接続導体装置。
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