JP2000187327A - 遠紫外線露光用ポジ型フォトレジスト組成物 - Google Patents

遠紫外線露光用ポジ型フォトレジスト組成物

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JP2000187327A
JP2000187327A JP32705698A JP32705698A JP2000187327A JP 2000187327 A JP2000187327 A JP 2000187327A JP 32705698 A JP32705698 A JP 32705698A JP 32705698 A JP32705698 A JP 32705698A JP 2000187327 A JP2000187327 A JP 2000187327A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像の際の現像欠陥の問題を解消し、且つ短
波長光源に対して感度が優れたポジ型フォトレジスト組
成物を提供すること。 【解決手段】 活性光線または放射線の照射により、ス
ルホン酸を発生する化合物、特定の構造の脂環式炭化水
素を含む部分構造のうち少なくとも1つで保護されたア
ルカリ可溶性基を含み、酸の作用により分解しアルカリ
に対する溶解性が増加する樹脂、親水性官能基を有する
ナ特定の化合物を含有する遠紫外線露光用ポジ型フォト
レジスト組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超LSIや高容量
マイクロチップの製造などの超マイクロリソグラフィプ
ロセスやその他のフォトファブリケ−ションプロセスに
使用するポジ型フォトレジスト組成物に関するものであ
る。更に詳しくは、エキシマレ−ザ−光を含む遠紫外線
領域、特に250nmの波長の光を使用して高精細化し
たパターンを形成しうるポジ型フォトレジスト組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路はその集積度を益々高め
ており、超LSIなどの半導体基板の製造に於いてはハ
ーフミクロン以下の線幅から成る超微細パターンの加工
が必要とされるようになってきた。その必要性を満たす
ためにフォトリソグラフィーに用いられる露光装置の使
用波長は益々短波化し、今では、遠紫外線の中でも短波
長のエキシマレーザー光(XeCl、KrF、ArFな
ど)を用いることが検討されるまでになってきている。
この波長領域におけるリソグラフィーのパターン形成に
用いられるものとして、化学増幅系レジストがある。
【0003】一般に化学増幅系レジストは、通称2成分
系、2.5成分系、3成分系の3種類に大別することが
できる。2成分系は、光分解により酸を発生する化合物
(以後、光酸発生剤という)とバインダー樹脂とを組み
合わせている。該バインダー樹脂は、酸の作用により分
解して、樹脂のアルカリ現像液中での溶解性を増加させ
る基(酸分解性基ともいう)を分子内に有する樹脂であ
る。2.5成分系はこうした2成分系に更に酸分解性基
を有する低分子化合物を含有する。3成分系は光酸発生
剤とアルカリ可溶性樹脂と上記低分子化合物を含有する
ものである。
【0004】上記化学増幅系レジストは紫外線や遠紫外
線照射用のフォトレジストに適しているが、その中でさ
らに使用上の要求特性に対応する必要がある。例えば、
KrFエキシマレーザーの248nmの光を用いる場合
に特に光吸収の少ないヒドロキシスチレン系のポリマ−
に保護基としてアセタ−ル基やケタ−ル基を導入したポ
リマ−を用いたレジスト組成物が提案されている。特開
平2−141636、特開平2−19847、特開平4
−219757、特開平5−281745号公報などが
その例である。そのほかt−ブトキシカルボニルオキシ
基やp−テトラヒドロピラニルオキシ基を酸分解基とす
る同様の組成物が特開平2−209977、特開平3−
206458、特開平2−19847号公報などに提案
されている。これらは、KrFエキシマレーザーの24
8nmの光を用いる場合には適していても、ArFエキ
シマレーザーを光源に用いるときは、本質的になお吸光
度が大き過ぎるために感度が低い。さらにそれに付随す
るその他の欠点、例えば解像性の劣化、フォ−カス許容
度の劣化、パターンプロファイルの劣化などの問題があ
り、なお改善を要する点が多い。
【0005】したがってArF光源用のフォトレジスト
組成物としては、部分的にヒドロキシ化したスチレン系
樹脂よりもさらに吸収の少ない(メタ)アクリル系樹脂
を光によつて酸を発生する化合物と組み合わせたフォト
レジスト組成物が提案されている。例えば特開平7−1
99467号、同7−252324号などがある。中で
も特開平6−289615ではアクリル酸のカルボキシ
ル基の酸素に3級炭素有機基がエステル結合した樹脂が
開示されている。
【0006】さらに特開平7−234511号ではアク
リル酸エステルやフマル酸エステルを繰り返し単位とす
る酸分解性樹脂が開示されているが、パターンプロファ
イル、基板密着性などが不十分であり、満足な性能が得
られていないのが実情である。
【0007】更にまた、ドライエッチング耐性付与の目
的で脂環式炭化水素部位が導入された樹脂が提案されて
いるが、脂環式炭化水素部位導入の弊害として系が極め
て疎水的になるがために、従来レジスト現像液として幅
広く用いられてきたテトラメチルアンモニウムヒドロキ
シド(以下TMAH)水溶液での現像が困難となった
り、現像中に基板からレジストが剥がれてしまうなどの
現象が見られる。このようなレジストの疎水化に対応し
て、現像液にイソプロピルアルコールなどの有機溶媒を
混ぜるなどの対応が検討され、一応の成果が見られるも
のの、レジスト膜の膨潤の懸念やプロセスが煩雑になる
など必ずしも問題が解決されたとは言えない。レジスト
の改良というアプローチでは親水基の導入により疎水的
な種々の脂環式炭化水素部位を補うという施策も数多く
なされている。
【0008】一般的にはアクリル酸やメタクリル酸とい
うカルボン酸部位を有する単量体を脂環式炭化水素基を
有する単量体と共重合させるという対応を取ってきた
が、カルボン酸基の導入とともに基板密着性が向上する
方向にはあるものの、ドライエッチング耐性が劣化し、
さらにレジストの膜べりが顕著になったりするなど問題
が多く、上記課題の解決には至っていない。さらに、特
開平7−234511公報ではHEMAやアクリロニト
リルの様なカルボン酸基の代わりに水酸基やシアノ基を
分子内に有する単量体を、脂環式炭化水素基を有する単
量体と共重合させることにより現像性解決を目指した
が、全く不十分であった。
【0009】一方、前記アクリレート系単量体の側鎖に
脂環式炭化水素部位を導入する方法以外にポリマー主鎖
として脂環式炭化水素部位を活用したドライエッチング
耐性付与する方法も検討されている。但し、この系にお
いても上記問題を抱えており、類似のアプローチによる
改良が検討されている。例えば、Journal of Photopoly
mer Science and Technology, Vol.10, 1997,p529-534
やJournal of Photopolymer Science and Technology,
Vol.10, 1997,p521-528においてはノルボルネンポリマ
ー主鎖に基板密着性付与の観点から水酸基導入を検討し
ている。しかし、現像性、基板密着性とも満足のいく結
果は得られていない。また、SPIE, 3049巻、92〜105 頁
(1988)においては、ノルボルネン環を開環重合した重
合体、あるいはノルボルネン環を主鎖に有する重合体
で、カルボキシル基とt−ブチルエステル基を有する重
合体を含有する組成物が開示されている。しかし、この
技術によるときも、基板密着性および標準現像液適性の
いずれも実用的に十分でないという欠点があった。
【0010】更に、欧州特許公開第789278A2号
明細書には、ノルボルネン環を開環重合した重合体、あ
るいはノルボルネン環を主鎖に有する重合体で、酸分解
性基とカルボキシル基を含む樹脂を含有する組成物が開
示されている。また、WO97/33198号明細書に
は、酸分解性基を有するノルボルネン環を有するモノマ
ーを重合した樹脂を含有するフォトレジスト組成物が開
示されている。また、特開平9−274318号には、
さらにカルボン酸を使用するフォトレジスト組成物が開
示されている。
【0011】また、特開平9−73173号、特開平9
−90637号、特開平10−161313号公報に
は、脂環式基を含む構造で保護されたアルカリ可溶性基
と、そのアルカリ可溶性基が酸により脱離して、アルカ
リ可溶性とならしめる構造単位を含む酸感応性化合物を
用いたレジスト材料が記載されている。
【0012】以上のように、遠紫外線露光用フォトレジ
ストに用いられる、酸分解性基を含有する樹脂は、分子
内に同時に脂肪族の環状炭化水素基を含有することが一
般的である。このため樹脂が疎水性になり、それに起因
する問題点が存在した。それを改良する上記のような種
々の手段が種々検討されたが、上記の技術では未だ不十
分な点が多く、改善が望まれている。
【0013】一方、化学増幅系のフォトレジストにおい
て、遠紫外光線透過性のコントロールを十分に行うこと
ができ、定在波およびハレーションの低減が大きく、現
像性、パターン形状等の良好な、かつ十分なドライエッ
チング耐性を有する化学増幅型レジストとして好適な感
放射線性樹脂組成物として、(A)酸の作用により保護
基を脱離してアルカリ可溶性となる樹脂、(B)感放射
線性酸発生剤および(C)(イ)親水性官能基を有し且
つ炭素数5以上25以下のアリサイクリック系低分子化
合物および(ロ)炭素数10以上40以下のナフタレン
系低分子化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種
の化合物を含有する感放射線性樹脂組成物(特開平9−
274318号)が開示されている。
【0014】しかしながら、上記の遠紫外光線透過性感
放射線性樹脂組成物は、短波長の光源、例えばArFエ
キシマレーザー(193nm)を露光光源とする露光に
対しては感度がいまだ十分でなかった。即ち、ArFエ
キシマレーザーによる露光は高エネルギーであるため、
露光時間が長くなると露光エネルギーにより、高価な露
光装置の寿命が短くなるという問題が生じる。従って、
感度が不十分であると露光時間が長くなり、露光装置の
寿命が短くなる。上記組成物では、また現像欠陥の発生
などの問題点もあった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、遠紫外光、とくにArFエキシマレーザー光を使用
する上記ミクロフォトファブリケ−ション本来の性能向
上技術の課題を解決することであり、具体的には、現像
の際の現像欠陥の問題を解消し、且つ短波長光源に対し
て感度が優れたポジ型フォトレジスト組成物を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ポジ型化
学増幅系におけるレジスト組成物の構成材料を鋭意検討
した結果、特定の酸分解性樹脂と特定の添加剤を用いる
ことにより、本発明の目的が達成されることを知り、本
発明に至った。即ち、上記目的は下記構成によって達成
される。
【0017】(1)活性光線または放射線の照射により
酸を発生する化合物、下記一般式(pI)〜(pVI)
で表される脂環式炭化水素を含む部分構造のうち少なく
とも1つで保護されたアルカリ可溶性基を含み、酸の作
用により分解しアルカリに対する溶解性が増加する樹
脂、及び(i)親水性官能基および環状炭化水素基を有
する低分子化合物又は(ii)親水性官能基を有するナ
フタレン化合物を含有することを特徴とする遠紫外線露
光用ポジ型フォトレジスト組成物。
【0018】
【化2】
【0019】式中、R11は、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチ
ル基又はsec−ブチル基を表し、Zは、炭素原子とと
もに脂環式炭化水素基を形成するのに必要な原子団を表
す。R12〜R16は、各々独立に、炭素数1〜4個の、直
鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表
し、但し、R12〜R14のうち少なくとも1つ、もしくは
15、R16のいずれかは脂環式炭化水素基を表す。R17
〜R21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の、
直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を
表し、但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式
炭化水素基を表す。また、R19、R21のいずれかは炭素
数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環
式炭化水素基を表す。R22〜R25は、各々独立に、炭素
数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環
式炭化水素基を表し、但し、R22〜R25のうち少なくと
も1つは脂環式炭化水素基を表す。
【0020】(2) 前記樹脂が、下記一般式(A)で
表される、酸の作用により分解する基を含有することを
特徴とする上記(1)に記載の遠紫外線露光用ポジ型フ
ォトレジスト組成物。 一般式(A) −C(=O)−O−R0 式(A)中、R0は、3級アルキル基、1−アルコキシ
エチル基、アルコキシメチル基、テトラヒドロピラニル
基、テトラヒドロフラニル基、トリアルキルシリル基、
3−オキソシクロヘキシル基又はラクトン基を表す。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に使用する化合物に
ついて詳細に説明する。 〔1〕(i)親水性官能基および環状炭化水素基を有す
る低分子化合物〔化合物(i)と略す〕又は(ii)親
水性官能基を有するナフタレン化合物〔化合物(ii)
と略す〕
【0022】化合物(i)における親水性官能基として
は、水酸基、カルボキシル基、スルホン酸基、スルフォ
ンアミド基、N−スルフォニルアミド基、N−アミノス
ルフォニルアミド基、ジスルフォニルイミド基等が挙げ
られる。これらのうち、水酸基およびカルボキシル基が
好ましい。なお、化合物(i)における環状炭化水素基
の炭素数は5〜30個が好ましく、より好ましくは6〜
28個、更に好ましくは8〜27個、特に好ましくは1
0〜25個である。炭素数が5個未満ではレジスト性能
の必須要件であるドライエッチング耐性が劣化する傾向
にあり、炭素数が30個を越えると、現像残渣が生じた
り、本発明の効果である現像欠陥数が増加する場合など
があり、好ましくない。化合物(i)における環状炭化
水素基としては、好ましくは橋かけ部位を有する環状炭
化水素基である。橋かけ部位を有する環状炭化水素基と
しては、アダマンタン、ノルボルナン、トリシクロデカ
ン、テトラシクロウンデカン、ピネン、テルペン、ステ
ロイド等が挙げられる。
【0023】化合物(i)としては、例えばシクロヘキ
シルカルボン酸、1,2−シクロヘキシルジカルボン
酸、シクロペンチル酢酸、1−アダマンタノール、2−
アダマンタノール、1−アダマンタンメタノール、2−
アダマンタンメタノール、1,3−ジアダマンタノー
ル、1−アダマンタンカルボン酸、2−アダマンタンカ
ルボン酸、1,3−アダマンタンジカルボン酸、3−ヒ
ドロキシ−1−アダマンタンカルボン酸、3−メトキシ
−1−アダマンタンカルボン酸、3−エトキシ−1−ア
ダマンタンカルボン酸、3−ブトキシ−1−アダマンタ
ンカルボン酸、3−アセトキシ−1−アダマンタンカル
ボン酸、3−ブロモ−1−アダマンタンカルボン酸、1
−アダマンタン酢酸、2−アダマンタン酢酸、1,3−
アダマンタンジ酢酸、3−メチル−2−ノルボルナンメ
タノール、ミルタノール、カンファリックアシッド、シ
ス−ビシクロ[3.3.0]オクタン−2−カルボキシ
リックアシッド、2−ヒドロキシ−3−ピナノン、カン
ファニックアシッド、3−ヒドロキシ−4,7,7−ト
リメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−酢酸、
1,5−デカリンジオール、4,8−ビス(ヒドロキ
シ)トリシクロ[5.2.1.020]デカン、ボルネオ
ール、1−ノルアダマンタンカルボン酸、2−ノルアダ
マンタンカルボン酸、2,3−ノルボルナンジカルボン
酸、トリシクロデカンジカルボン酸、ボルナン酢酸、
2,3−ノルボルナンジオール、1,3−ノルボルナン
ジオール、2,5−ノルボルナンジオール、2,6−ノ
ルボルナンジオール、4−ペンチルビシクロ[2.2.
2]オクタン−1−カルボン酸、ピナンジオール、コー
ル酸、ケノデオキシコール酸、デヒドロコール酸、デオ
キシコール酸、リトコール酸、タウロコール酸、ウルソ
コール酸、3−アセトキシコール酸、3−アセトキシデ
オコール酸、3−ブチルカルボニロキシコール酸、3−
ブチルカルボニロキシデオキシコール酸等を挙げること
ができる。これらの化合物(i)は、単独でもしくは2
種以上一緒に使用することができる。
【0024】これらのうち、化合物(i)としては、1
−アダマンタンカルボン酸、2−アダマンタンカルボン
酸、1,3−アダマンタンジカルボン酸、3−ヒドロキ
シ−1−アダマンタンカルボン酸、3−メトキシ−1−
アダマンタンカルボン酸、3−エトキシ−1−アダマン
タンカルボン酸、3−ブトキシ−1−アダマンタンカル
ボン酸、3−アセトキシ−1−アダマンタンカルボン
酸、3−ブロモ−1−アダマンタンカルボン酸、1−ア
ダマンタン酢酸、2−アダマンタン酢酸、1,3−アダ
マンタンジ酢酸、シス−ビシクロ[3.3.0]オクタ
ン−2−カルボキシリックアシッド、トリシクロデカン
ジカルボン酸、4−ペンチルビシクロ[2.2.2]オ
クタン−1−カルボン酸、3−アセトキシコール酸、3
−アセトキシデオコール酸、3−ブチルカルボニロキシ
コール酸、3−ブチルカルボニロキシデオキシコール酸
が好ましい。
【0025】化合物(ii)におけるナフタレン化合物
の炭素数は10〜30個が好ましく、より好ましくは1
0〜28個、更に好ましくは10〜25個、特に好まし
くは10〜22個である。炭素数が10個未満ではレジ
スト性能の必須要件であるドライエッチング耐性が劣化
する傾向にあり、炭素数が30個を越えると、現像残渣
が生じたり、本発明の効果である現像欠陥数が増加する
場合などがあり、好ましくない。また、化合物(ii)
における親水性官能基としては、化合物(i)で挙げた
のと同じ基を例示することができる。
【0026】このような化合物(ii)としては、例え
ば1−ナフタレンメタノール、2−ナフタレンメタノー
ル、1−ナフトール、2−ナフトール、1−ナフタレン
カルボン酸、2−ナフタレンカルボン酸、1−ヒドロキ
シ−2−ナフタレンカルボン酸、3−ヒドロキシ−2−
ナフタレンカルボン酸、1−メトキシ−2−ナフタレン
カルボン酸、1−ブトキシ−2−ナフタレンカルボン
酸、3−メトキシ−2−ナフタレンカルボン酸、3−エ
トキシ−2−ナフタレンカルボン酸、3−ブトキシ−2
−ナフタレンカルボン酸、1−アセトキシ−2−ナフタ
レンカルボン酸、3−アセトキシ−2−ナフタレンカル
ボン酸、8−メトキシカルボニル−1−ナフタレンカル
ボン酸、8−エトキシカルボニル−1−ナフタレンカル
ボン酸、8−シクロヘキシル−1−ナフタレンカルボン
酸、8−ボロニルカルボニル−1−ナフタレンカルボン
酸、8−(1−アダマンチル)カルボニル−1−ナフタ
レンカルボン酸、4−クロロ−1−ヒドロキシ−2−ナ
フタレンカルボン酸、4−ブロモ−1−ヒドロキシ−2
−ナフタレンカルボン酸、4−クロロ−1−オキシ−2
−ナフタレンカルボン酸、1−アセトアミド−2−ナフ
タレンカルボン酸、3−スルフォニルアミド−2−ナフ
タレンカルボン酸、(1−ナフトキシ)酢酸、(2−ナ
フトキシ)酢酸、1−ナフチル酢酸、2−ナフチル酢
酸、1,2−ナフタレンジメタノール、1,3−ナフタ
レンジメタノール、1,4−ナフタレンジメタノール、
1,5−ナフタレンジメタノール、1,6−ナフタレン
ジメタノール、1,7−ナフタレンジメタノール、1,
8−ナフタレンジメタノール、2,3−ナフタレンジメ
タノール、2,6−ナフタレンジメタノール、2,7−
ナフタレンジメタノール、1,2−ジヒドロキシナフタ
レン、1,3−ジヒドロキシナフタレン,1,4−ジヒ
ドロキシナフタレン、1,5−ジヒドロキシナフタレ
ン、1,6−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒド
ロキシナフタレン、1,8−ジヒドロキシナフタレン、
2,3−ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジヒドロキ
シナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、
(1,2−ナフトキシ)ジ酢酸、(1,3−ナフトキ
シ)ジ酢酸、(1,4−ジナフトキシ)ジ酢酸、(1,
5−ナフトキシ)ジ酢酸、(1,6−ナフトキシ)ジ酢
酸、(1,7−ナフトキシ)ジ酢酸、(1,8−ナフト
キシ)ジ酢酸、(2,3−ナフトキシ)ジ酢酸、(2,
6−ナフトキシ)ジ酢酸、(2,7−ナフトキシ)ジ酢
酸、1,2−ナフタレンジカルボン酸、1,3−ナフタ
レンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、
1,5−ナフタレンジカルボン酸、1,6−ナフタレン
ジカルボン酸、1,7−ナフタレンジカルボン酸、1,
8−ナフタレンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカ
ルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−
ナフタレンジカルボン酸、1,2−ナフチルジ酢酸、
1,3−ナフチルジ酢酸、1,4−ナフチルジ酢酸、
1,5−ナフチルジ酢酸、1,6−ナフチルジ酢酸、
1,7−ナフチルジ酢酸、1,8−ナフチルジ酢酸、
2,3−ナフチルジ酢酸、2,6−ナフチルジ酢酸、
2,7−ナフチルジ酢酸;
【0027】3−ヒドロキシ−1,8−ジカルボキシナ
フタレン、4−ヒドロキシ−2−カルボキシナフタレ
ン、5−ヒドロキシ−2−カルボキシナフタレン、6−
ヒドロキシ−2−カルボキシナフタレン、7−ヒドロキ
シ−2−カルボキシナフタレン、8−ヒドロキシ−2−
カルボキシナフタレン、2−ヒドロキシカルボキシナフ
タレン、3−ヒドロキシカルボキシナフタレン、4−ヒ
ドロキシカルボキシナフタレン、5−ヒドロキシカルボ
キシナフタレン、6−ヒドロキシカルボキシナフタレ
ン、7−ヒドロキシカルボキシナフタレン、8−ヒドロ
キシカルボキシナフタレン、1−カルボキシ−2−ナフ
トキシ酢酸、3−カルボキシ−2−ナフトキシ酢酸、4
−カルボキシ−2−ナフトキシ酢酸、5−カルボキシ−
2−ナフトキシ酢酸、6−カルボキシ−2−ナフトキシ
酢酸、7−カルボキシ−2−ナフトキシ酢酸、8−カル
ボキシ−2−ナフトキシ酢酸、2−カルボキシナフトキ
シ酢酸、3−カルボキシナフトキシ酢酸、4−カルボキ
シナフトキシ酢酸、5−カルボキシナフトキシ酢酸、6
−カルボキシナフトキシ酢酸、7−カルボキシナフトキ
シ酢酸、8−カルボキシナフトキシ酢酸等を挙げること
ができる。これらの化合物(ii)は、単独でもしくは
2種以上一緒に使用することができる。
【0028】これらのうち好ましい化合物(ii)とし
ては、1−ナフトール、2−ナフトール、1−ナフタレ
ンカルボン酸、2−ナフタレンカルボン酸、1−ヒドロ
キシ−2−ナフタレンカルボン酸、3−ヒドロキシ−2
−ナフタレンカルボン酸、1−メトキシ−2−ナフタレ
ンカルボン酸、1−ブトキシ−2−ナフタレンカルボン
酸、3−メトキシ−2−ナフタレンカルボン酸、3−エ
トキシ−2−ナフタレンカルボン酸、3−ブトキシ−2
−ナフタレンカルボン酸、(1−ナフトキシ)酢酸、
(2−ナフトキシ)酢酸、1−ナフチル酢酸、2−ナフ
チル酢酸、1,2−ジヒドロキシナフタレン、1,3−
ジヒドロキシナフタレン,1,4−ジヒドロキシナフタ
レン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,6−ジヒ
ドロキシナフタレン、1,7−ジヒドロキシナフタレ
ン、1,8−ジヒドロキシナフタレン、2,3−ジヒド
ロキシナフタレン、2,6−ジヒドロキシナフタレン、
2,7−ジヒドロキシナフタレン、4−ヒドロキシ−2
−カルボキシナフタレン、5−ヒドロキシ−2−カルボ
キシナフタレン、6−ヒドロキシ−2−カルボキシナフ
タレン、7−ヒドロキシ−2−カルボキシナフタレン、
8−ヒドロキシ−2−カルボキシナフタレン、2−ヒド
ロキシカルボキシナフタレン、3−ヒドロキシカルボキ
シナフタレン、4−ヒドロキシカルボキシナフタレン、
5−ヒドロキシカルボキシナフタレン、6−ヒドロキシ
カルボキシナフタレン、7−ヒドロキシカルボキシナフ
タレン、8−ヒドロキシカルボキシナフタレンである。
【0029】本発明のポジ型フォトレジスト組成物にお
いて、前記化合物(i)および化合物(ii)からなる
化合物は、現像液に対する溶解促進剤として作用し、分
子量が1000以下の低分子化合物が好ましく、単独で
も用いられるが、2種以上を混合して用いても良い。ま
た、本発明におけるポジ型フォトレジスト組成物におい
ては、前記化合物(i)および化合物(ii)からなる
溶解促進性化合物の好ましい添加量は、本発明に係わる
樹脂に対して0.5〜40重量%であり、更に好ましく
は1〜30重量%であり、特に好ましくは2〜25重量
%である。40重量%を越えた添加量では、現像残渣が
悪化し、また現像時にパターンが変形するという新たな
欠点が発生して好ましくない。
【0030】〔2〕活性光線または放射線の照射により
酸を発生する化合物(光酸発生剤) 本発明で用いられる(A)光酸発生剤は、活性光線又は
放射線の照射により酸を発生する化合物である。本発明
で使用される活性光線または放射線の照射により分解し
て酸を発生する化合物としては、光カチオン重合の光開
始剤、光ラジカル重合の光開始剤、色素類の光消色剤、
光変色剤、あるいはマイクロレジスト等に使用されてい
る公知の光(400〜200nmの紫外線、遠紫外線、
特に好ましくは、g線、h線、i線、KrFエキシマレ
ーザー光)、ArFエキシマレーザー光、電子線、X
線、分子線又はイオンビームにより酸を発生する化合物
およびそれらの混合物を適宜に選択して使用することが
できる。
【0031】また、その他の本発明に用いられる活性光
線又は放射線の照射により酸を発生する化合物として
は、たとえば S.I.Schlesinger,Photogr.Sci.Eng.,18,3
87(1974)、T.S.Bal etal,Polymer,21,423(1980)等に記
載のジアゾニウム塩、米国特許第4,069,055号、同4,06
9,056号、同 Re 27,992号、特開平3-140140号等に記載
のアンモニウム塩、D.C.Necker etal,Macromolecules,1
7,2468(1984)、C.S.Wen etal,Teh,Proc.Conf.Rad.Curin
g ASIA,p478 Tokyo,Oct(1988)、米国特許第4,069,055
号、同4,069,056号等に記載のホスホニウム塩、J.V.Cri
vello etal,Macromorecules,10(6),1307(1977) 、Chem.
&Eng.News,Nov.28,p31(1988)、欧州特許第104,143 号、
米国特許第339,049号、同第410,201号、特開平2-150,84
8号、特開平2-296,514 号等に記載のヨードニウム塩、
J.V.Crivello etal,Polymer J.17,73 (1985)、J.V.Criv
ello etal.J.Org.Chem.,43,3055(1978)、W.R.Watt eta
l,J.Polymer Sci.,Polymer Chem.Ed.,22,1789(1984)、
J.V.Crivello etal,Polymer Bull.,14,279(1985)、J.V.
Crivello etal,Macromorecules,14(5),1141(1981)、J.
V.Crivello etal,J.PolymerSci.,Polymer Chem.Ed.,17,
2877(1979) 、欧州特許第370,693 号、同161,811号、同
410,201号、同339,049号、同233,567号、同297,443号、
同297,442号、米国特許第3,902,114号 同4,933,377号、
同4,760,013号、同4,734,444号、同2,833,827号、獨国
特許第2,904,626号、同3,604,580号、同3,604,581号、
特開平7−28237号、同8−27102号等に記載
のスルホニウム塩、J.V.Crivello etal,Macromorecule
s,10(6),1307(1977)、J.V.Crivello etal,J.PolymerSc
i.,Polymer Chem.Ed., 17,1047(1979)等に記載のセレノ
ニウム塩、C.S.Wen etal,Teh,Proc.Conf.Rad.Curing AS
IA,p478 Tokyo,Oct(1988)等に記載 のアルソニウム塩等
のオニウム塩、米国特許第3,905,815号、特公昭46-4605
号、特開昭48-36281号、特開昭55-32070号、特開昭60-2
39736号、特開昭61-169835号、特開昭61-169837号、特
開昭62-58241号、特開昭62-212401号、特開昭63-70243
号、特開昭63-298339号等に記載の有機ハロゲン化合
物、K.Meier et al,J.Rad.Curing,13(4),26(1986) 、T.
P.Gill et al,Inorg.Chem.,19,3007(1980)、D.Astruc,A
cc.Chem.Res.,19(12),377(1896)、特開平2-161445号等
に記載の有機金属/有機ハロゲン化物、S.Hayase eta
l,J.Polymer Sci.,25,753(1987)、E.Reichmanis etal,J.
Pholymer Sci.,Polymer Chem.Ed.,23,1(1985)、Q.Q.Zhu
etal,J.Photochem.,36,85,39,317(1987)、 B.Amit etal,
Tetrahedron Lett.,(24)2205(1973)、D.H.R.Barton eta
l,J.Chem Soc.,3571(1965)、P.M.Collins etal, J.Chem.
SoC.,PerkinI,1695(1975)、M.Rudinstein etal,Tetrahed
ron Lett.,(17),1445(1975)、J.W.Walker etalJ.Am.Che
m.Soc.,110,7170(1988)、S.C.Busman etal,J.Imaging Te
chnol.,11(4),191(1985)、H.M.Houlihan etal,Macormole
cules,21,2001(1988)、 P.M.Collins etal,J.Chem.Soc.,
Chem.Commun.,532(1972)、S.Hayase etal,Macromolecule
s,18,1799(1985)、E.Reichman etal,J.Electrochem.So
c.,Solid State Sci.Technol.,130(6)、F.M.Houlihan et
al,Macromolcules,21,2001(1988)、 欧州特許第0290,750
号、同046,083号、同156,535号、同271,851号、同0,38
8,343号、 米国特許第3,901,710号、同4,181,531号、特
開昭60-198538号、特開昭53-133022号等に記載の0−ニ
トロベンジル型保護基を有する光酸発生剤、M.TUNOOKA
etal,PolymerPreprints Japan,35(8)、G.Berner etal,
J.Rad.Curing,13(4)、 W.J.Mijs etal,Coating Techno
l.,55(697),45(1983),Akzo、H.Adachi etal,Polymer Pr
eprints,Japan,37(3)、欧州特許第0199,672号、同84515
号、同044,115号、同618,564号、同0101,122号、米国特
許第4,371,605号、同4,431,774 号、特開昭64-18143
号、特開平2-245756号、特開平3-140109号等に記載のイ
ミノスルフォネ−ト等に代表される光分解してスルホン
酸を発生する化合物、特開昭61-166544 号、特開平2−
71270号等に記載のジスルホン化合物、特開平3−
103854号、同3−103856号、同4−210
960号等に記載のジアゾケトスルホン、ジアゾジスル
ホン化合物を挙げることができる。
【0032】また、これらの光により酸を発生する基、
あるいは化合物をポリマーの主鎖または 側鎖に導入し
た化合物、たとえば、M.E.Woodhouse etal,J.Am.Chem.
Soc.,104,5586(1982)、S.P.Pappas etal,J.Imaging Sc
i.,30(5),218(1986)、S.Kondoetal,Makromol.Chem.,Rap
id Commun.,9,625(1988)、Y.Yamadaetal,Makromol.Che
m.,152,153,163(1972)、J.V.Crivello etal,J.PolymerS
ci.,Polymer Chem.Ed.,17,3845(1979) 、米国特許第3,8
49,137号、獨国特許第3914407、特開昭63-26653号、特
開昭55-164824号、特開昭62-69263号、特開昭63-146038
、特開昭63-163452 号、特開昭62-153853号、特開昭63
-146029号等に記載の化合物を用いることができる。
【0033】さらにV.N.R.Pillai,Synthesis,(1),1(198
0)、A.Abad etal,Tetrahedron Lett.,(47)4555(1971)、
D.H.R.Barton etal,J.Chem.Soc.,(C),329(1970)、米国
特許第3,779,778号、欧州特許第126,712号等に記載の光
により酸を発生する化合物も使用することができる。
【0034】上記活性光線または放射線の照射により分
解して酸を発生する化合物の中で、特に有効に用いられ
るものについて以下に説明する。 (1)トリハロメチル基が置換した下記一般式(PAG
1)で表されるオキサゾール誘導体または一般式(PA
G2)で表されるS−トリアジン誘導体。
【0035】
【化3】
【0036】式中、R201 は置換もしくは未置換のアリ
ール基、アルケニル基、R202 は置換もしくは未置換の
アリール基、アルケニル基、アルキル基、−C(Y)3
をしめす。Yは塩素原子または臭素原子を示す。具体的
には以下の化合物を挙げることができるがこれらに限定
されるものではない。
【0037】
【化4】
【0038】
【化5】
【0039】
【化6】
【0040】(2)下記の一般式(PAG3)で表され
るヨードニウム塩、または一般式(PAG4)で表され
るスルホニウム塩。
【0041】
【化7】
【0042】ここで式Ar1、Ar2は各々独立に置換も
しくは未置換のアリール基を示す。好ましい置換基とし
ては、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、アルコキシ基、ニトロ基、カルボキシ
ル基、アルコキシカルボニル基、ヒロドキシ基、メルカ
プト基およびハロゲン原子が挙げられる。
【0043】R203 、R204 、R205 は各々独立に、置
換もしくは未置換のアルキル基、アリール基を示す。好
ましくは、炭素数6〜14のアリール基、炭素数1〜8
のアルキル基およびそれらの置換誘導体である。好まし
い置換基としては、アリール基に対しては炭素数1〜8
のアルコキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、ニトロ
基、カルボキシル基、ヒロドキシ基およびハロゲン原子
であり、アルキル基に対しては炭素数1〜8のアルコキ
シ基、カルボキシル基、アルコシキカルボニル基であ
る。
【0044】Z-は対アニオンを示し、例えばBF4 -
AsF6 -、PF6 -、SbF6-、SiF6 2-、ClO4 -
CF3SO3 -等のパーフルオロアルカンスルホン酸アニ
オン、ペンタフルオロベンゼンスルホン酸アニオン、ナ
フタレン−1−スルホン酸アニオン等の縮合多核芳香族
スルホン酸アニオン、アントラキノンスルホン酸 アニ
オン、スルホン酸基含有染料等を挙げることができるが
これらに限定されるものではない。
【0045】またR203 、R204 、R205 のうちの2つ
およびAr1、Ar2はそれぞれの単結合または置換基を
介して結合してもよい。
【0046】具体例としては以下に示す化合物が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0047】
【化8】
【0048】
【化9】
【0049】
【化10】
【0050】
【化11】
【0051】
【化12】
【0052】
【化13】
【0053】
【化14】
【0054】
【化15】
【0055】
【化16】
【0056】
【化17】
【0057】
【化18】
【0058】
【化19】
【0059】
【化20】
【0060】一般式(PAG3)、(PAG4)で示さ
れる上記オニウム塩は公知であり、例えばJ.W.Knapczyk
etal,J.Am.Chem.Soc.,91,145(1969)、A.L.Maycok eta
l, J.Org.Chem.,35,2532,(1970)、E.Goethas etal ,Bul
l.Soc.Chem.Belg.,73,546,(1964) 、H.M.Leicester、J.A
me.Chem.Soc.,51,3587(1929)、J.V.Crivello etal,J.Po
lym.Chem.Ed.,18,2677(1980)、米国特許第2,807,648 号
および同4,247,473号、特開昭53-101,331号等に記載の
方法により合成することができる。
【0061】(3)下記一般式(PAG5)で表される
ジスルホン誘導体または一般式(PAG6)で表される
イミノスルホネート誘導体。
【0062】
【化21】
【0063】式中、Ar3、Ar4は各々独立に置換もし
くは未置換のアリール基を示す。R 206 は置換もしくは
未置換のアルキル基、アリール基を示す。Aは置換もし
くは未置換のアルキレン基、アルケニレン基、アリーレ
ン基を示す。具体例としては以下に示す化合物が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0064】
【化22】
【0065】
【化23】
【0066】
【化24】
【0067】
【化25】
【0068】
【化26】
【0069】
【化27】
【0070】これらの活性光線または放射線の照射によ
り分解して酸を発生する化合物の添加量は、レジスト組
成物の全重量(塗布溶媒を除く)を基準として通常0.
001〜40重量%の範囲で用いられ、好ましくは0.
01〜20重量%、更に好ましくは0.1〜5重量%の
範囲で使用される。活性光線または放射線の照射により
分解して酸を発生する化合物の添加量が、0.001重
量%より少ないと感度が低くなり、また添加量が40重
量%より多いとレジストの光吸収が高くなりすぎ、プロ
ファイルの悪化や、プロセス(特にベーク)マージンが
狭くなり好ましくない。
【0071】〔2〕酸の作用により分解しアルカリに対
する溶解性が増加する樹脂 一般式(pI)〜(pVI)において、R12〜R25にお
けるアルキル基としては、置換もしくは非置換のいずれ
であってもよい、1〜4個の炭素原子を有する直鎖もし
くは分岐のアルキル基を表す。そのアルキル基として
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブ
チル基、t−ブチル基等が挙げられる。また、上記アル
キル基の更なる置換基としては、炭素数1〜4個のアル
コキシ基、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素
原子、ヨウ素原子)、アシル基、アシロキシ基、シアノ
基、水酸基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、
ニトロ基等を挙げることができる。
【0072】R11〜R25における脂環式炭化水素基ある
いはZと炭素原子が形成する脂環式炭化水素基として
は、単環式でも、多環式でもよい。具体的には、炭素数
5以上のモノシクロ、ビシクロ、トリシクロ、テトラシ
クロ構造等を有する基を挙げることができる。その炭素
数は6〜30個が好ましく、特に炭素数7〜25個が好
ましい。これらの脂環式炭化水素基は置換基を有してい
てもよい。以下に、脂環式炭化水素基のうち、脂環式部
分の構造例を示す。
【0073】
【化28】
【0074】
【化29】
【0075】
【化30】
【0076】本発明においては、上記脂環式部分の好ま
しいものとしては、アダマンチル基、ノルアダマンチル
基、デカリン残基、トリシクロデカニル基、テトラシク
ロドデカニル基、ノルボルニル基、セドロール基、シク
ロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、
シクロデカニル基、シクロドデカニル基を挙げることが
できる。より好ましくは、アダマンチル基、デカリン残
基、ノルボルニル基、セドロール基、シクロヘキシル
基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロデカ
ニル基、シクロドデカニル基である。
【0077】これらの脂環式炭化水素基の置換基として
は、アルキル基、置換アルキル基、ハロゲン原子、水酸
基、アルコキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボ
ニル基が挙げられる。アルキル基としてはメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の低
級アルキル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基よりなる群から選
択された置換基を表す。置換アルキル基の置換基として
は、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基を挙げること
ができる。上記アルコキシ基としてはメトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4個
のものを挙げることができる。
【0078】上記樹脂における一般式(pI)〜(pV
I)で示される構造で保護されるアルカリ可溶性基とし
ては、この技術分野において公知の種々の基が挙げられ
る。具体的には、カルボン酸基、スルホン酸基、フェノ
ール基、チオール基などが挙げられ、好ましくはカルボ
ン酸基、スルホン酸基である。上記樹脂における一般式
(pI)〜(pVI)で示される構造で保護されたアル
カリ可溶性基としては、好ましくは下記一般式(pVI
I)〜(pXI)で表される基が挙げられる。
【0079】
【化31】
【0080】ここで、R11〜R25ならびにZは、それぞ
れ前記定義に同じである。上記樹脂において、一般式
(pI)〜(pVI)で示される構造で保護されたアル
カリ可溶性基を有する繰り返し単位としては、下記一般
式(pA)で示される繰り返し単位が好ましい。
【0081】
【化32】
【0082】ここで、Rは、水素原子、ハロゲン原子又
は1〜4個の炭素原子を有する置換もしくは非置換の直
鎖もしくは分岐のアルキル基を表す。複数のRは、各々
同じでも異なっていてもよい。Aは、単結合、アルキレ
ン基、置換アルキレン基、エーテル基、チオエーテル
基、カルボニル基、エステル基、アミド基、スルフォン
アミド基、ウレタン基、又はウレア基よりなる群から選
択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表
す。Ra は、上記式(pI)〜(pVI) のいずれかの基を表
す。以下、一般式(pA)で示される繰り返し単位に相
当するモノマーの具体例を示す。
【0083】
【化33】
【0084】
【化34】
【0085】
【化35】
【0086】
【化36】
【0087】
【化37】
【0088】
【化38】
【0089】上記樹脂において、上記一般式(pI)〜
(pVI)で示される構造で保護されたアルカリ可溶性
基を有する繰り返し単位以外に、他の繰り返し単位を含
んでもよい。このような他の繰り返し単位としては、好
ましくは下記一般式(AI)で表される繰り返し単位で
ある。
【0090】
【化39】
【0091】Rは、前記と同義である。Bは、ハロゲン
原子、シアノ基、酸の作用により分解する基、−C(=
O)−Y−A−Rc9又は−COORc11 を表す。 Y:酸素原子、硫黄原子、−NH−、−NHSO2 −、
−NHSO2 NH−から選ばれる2価の結合基、 Rc9:−COOH、−COORc10 (Rc10 はRc11
同義のもの、および下記ラクトン構造を表す。)、−C
N、水酸基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、
−CO−NH−Rc11 、−CO−NH−SO2 −Rc11
又は下記ラクトン構造を表す。
【0092】Rc11 :置換基を有していてもよいアルキ
ル基、置換基を有していてもよい環状炭化水素基、 A:単結合、アルキレン基、置換アルキレン基、エーテ
ル基、チオエーテル基、カルボニル基、エステル基、ア
ミド基、スルフォンアミド基、ウレタン基、又はウレア
基よりなる群から選択される単独あるいは2つ以上の基
の組み合わせ、を表す。
【0093】
【化40】
【0094】R29は、置換基を有していてもよい、炭素
数1〜4個の直鎖もしくは分岐アルキル基を表す。n
は、1〜4の整数を表す。上記酸の作用により分解する
基としては、好ましくは−C(=O)−X1−R0で表さ
れる基である。ここで、R0 としては、t−ブチル基、
t−アミル基等の3級アルキル基、イソボロニル基、1
−エトキシエチル基、1−ブトキシエチル基、1−イソ
ブトキシエチル基、1−シクロヘキシロキシエチル基等
の1−アルコキシエチル基、1−メトキシメチル基、1
−エトキシメチル基等のアルコキシメチル基、テトラヒ
ドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、トリアルキ
ルシリル基、3−オキソシクロヘキシル基等を挙げるこ
とができる。X1は、酸素原子、硫黄原子、−NH−、
−HNSO2−、−NHSO2HN−を表すが、好ましく
は酸素原子である。
【0095】上記アルキル基としては、炭素数1〜10
個の直鎖状あるいは分岐状アルキル基が好ましく、より
好ましくは炭素数1〜6個の直鎖状あるいは分岐状アル
キル基であり、更に好ましくはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、sec−ブチル基、t−ブチル基である。
【0096】上記環状炭化水素基としては、例えば環状
アルキル基、有橋式炭化水素であり、シクロプロピル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アダマンチ
ル基、ボロニル基、イソボロニル基、トリシクロデカニ
ル基、ジシクロペンテニル基、ノボルナンエポキシ基、
メンチル基、イソメンチル基、ネオメンチル基、テトラ
シクロドデカニル基等を挙げることができる。
【0097】上記アルコキシ基としては、メトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜
4個のものが挙げることができる。
【0098】上記アルキル基、環状アルキル基、アルコ
キシ基における更なる置換基としては、水酸基、ハロゲ
ン原子、カルボキシル基、アルコキシ基、アシル基、シ
アノ基、アシルオキシ基等を挙げることができる。アル
コキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4個のものが挙げるこ
とができ、アシル基としてはホルミル基、アセチル基等
を挙げることができ、アシルオキシ基としてはアセトキ
シ基等を挙げることができる。
【0099】上記式(AI)、(pA)におけるAのア
ルキレン基、置換アルキレン基としては、下記で示され
る基を挙げることができる。 −〔C(Ra )(Rb )〕r − 式中、 Ra 、Rb :水素原子、アルキル基、置換アルキル基、
ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基を表し、両者は同
一でも異なっていてもよく、アルキル基としてはメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基
等の低級アルキル基が好ましく、更に好ましくはメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基よりなる群
から選択された置換基を表す。置換アルキル基の置換基
としては、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基を挙げ
ることができる。アルコキシ基としてはメトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4
個のものを挙げることができる。rは1〜10の整数を
表す。上記において、ハロゲン原子としては塩素原子、
臭素原子、フッ素原子、沃素原子等を挙げることができ
る。上記Bとしては、酸分解性基、メバロニックラクト
ン基が好ましい。
【0100】本発明における酸分解性樹脂は、上記のよ
うな一般式(AI)で表される繰り返し単位等の共重合
成分に、上記一般式(pI)〜(pVI)で表される構
造で保護されたアルカリ可溶性基以外の酸分解性基を含
有することが好ましい。このような併用可能な酸分解性
基としては、上記−C(=O)−O−R0で表される基
が好ましい。
【0101】酸分解性樹脂は、上記以外に、ドライエッ
チング耐性や標準現像液適性、基板密着性、レジストプ
ロファイル、さらにレジストの一般的な必要要件である
解像力、耐熱性、感度等を調節する目的で様々な単量体
繰り返し単位との共重合体として使用することができ
る。
【0102】このような繰り返し単位としては、以下の
ような単量体に相当する繰り返し単位を挙げることがで
きるが、これらに限定されるものではない。これによ
り、前記樹脂に要求される性能、特に(1)塗布溶剤に
対する溶解性、(2)製膜性(ガラス転移点)、(3)
アルカリ現像性、(4)膜べり(親疎水性、アルカリ可
溶性基選択)、(5)未露光部の基板への密着性、
(6)ドライエッチング耐性、の微調整が可能となる。
このような共重合単量体としては、例えば、アクリル酸
エステル類、メタクリル酸エステル類、アクリルアミド
類、メタクリルアミド類、アリル化合物、ビニルエーテ
ル類、ビニルエステル類等から選ばれる付加重合性不飽
和結合を1個有する化合物などを挙げることができる。
【0103】具体的には、例えばアクリル酸エステル
類、例えばアルキル(アルキル基の炭素原子数は1〜1
0のものが好ましい)アクリレート(例えば、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、ア
クリル酸アミル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル
酸エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−
t−オクチル、クロルエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート2,2−ジメチルヒドロキシプ
ロピルアクリレート、5−ヒドロキシペンチルアクリレ
ート、トリメチロールプロパンモノアクリレート、ペン
タエリスリトールモノアクリレート、ベンジルアクリレ
ート、メトキシベンジルアクリレート、フルフリルアク
リレート、テトラヒドロフルフリルアクリレートな
ど);
【0104】メタクリル酸エステル類、例えばアルキル
(アルキル基の炭素原子数は1〜10のものが好まし
い。)メタクリレート(例えばメチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、イソ
プロピルメタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキ
シルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、
ベンジルメタクリレート、クロルベンジルメタクリレー
ト、オクチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、
5−ヒドロキシペンチルメタクリレート、2,2−ジメ
チル−3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、トリメ
チロールプロパンモノメタクリレート、ペンタエリスリ
トールモノメタクリレート、フルフリルメタクリレー
ト、テトラヒドロフルフリルメタクリレートなど);
【0105】アクリルアミド類、例えばアクリルアミ
ド、N−アルキルアクリルアミド、(アルキル基として
は炭素原子数1〜10のもの、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、t−ブチル基、ヘプチル
基、オクチル基、シクロヘキシル基、ヒドロキシエチル
基などがある。)、N,N−ジアルキルアクリルアミド
(アルキル基としては炭素原子数1〜10のもの、例え
ばメチル基、エチル基、ブチル基、イソブチル基、エチ
ルヘキシル基、シクロヘキシル基などがある。)、N−
ヒドロキシエチル−N−メチルアクリルアミド、N−2
−アセトアミドエチル−N−アセチルアクリルアミドな
ど;
【0106】メタクリルアミド類、例えばメタクリルア
ミド、N−アルキルメタクリルアミド(アルキル基とし
ては炭素原子数1〜10のもの、例えばメチル基、エチ
ル基、t−ブチル基、エチルヘキシル基、ヒドロキシエ
チル基、シクロヘキシル基などがある。)、N,N−ジ
アルキルメタクリルアミド(アルキル基としてはエチル
基、プロピル基、ブチル基などがある。)、N−ヒドロ
キシエチル−N−メチルメタクリルアミドなど;
【0107】アリル化合物、例えばアリルエステル類
(例えば酢酸アリル、カプロン酸アリル、カプリル酸ア
リル、ラウリン酸アリル、パルミチン酸アリル、ステア
リン酸アリル、安息香酸アリル、アセト酢酸アリル、乳
酸アリルなど)、アリルオキシエタノールなど;
【0108】ビニルエーテル類、例えばアルキルビニル
エーテル(例えばヘキシルビニルエーテル、オクチルビ
ニルエーテル、デシルビニルエーテル、エチルヘキシル
ビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、エト
キシエチルビニルエーテル、クロルエチルビニルエーテ
ル、1−メチル−2,2−ジメチルプロピルビニルエー
テル、2−エチルブチルビニルエーテル、ヒドロキシエ
チルビニルエーテル、ジエチレングリコールビニルエー
テル、ジメチルアミノエチルビニルエーテル、ジエチル
アミノエチルビニルエーテル、ブチルアミノエチルビニ
ルエーテル、ベンジルビニルエーテル、テトラヒドロフ
ルフリルビニルエーテルなど);
【0109】ビニルエステル類、例えばビニルブチレー
ト、ビニルイソブチレート、ビニルトリメチルアセテー
ト、ビニルジエチルアセテート、ビニルバレート、ビニ
ルカプロエート、ビニルクロルアセテート、ビニルジク
ロルアセテート、ビニルメトキシアセテート、ビニルブ
トキシアセテート、ビニルアセトアセテート、ビニルラ
クテート、ビニル−β−フェニルブチレート、ビニルシ
クロヘキシルカルボキシレートなど;
【0110】イタコン酸ジアルキル類(例えばイタコン
酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、イタコン酸ジブチル
など);フマール酸のジアルキルエステル類(例えばジ
ブチルフマレートなど)又はモノアルキルエステル類;
アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、
無水マレイン酸、マレイミド、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、マレイロニトリル等がある。その他に
も、上記種々の繰り返し単位と共重合可能である付加重
合性の不飽和化合物であればよい。
【0111】酸分解性樹脂において、各繰り返し単位の
含有モル比はレジストのドライエッチング耐性や標準現
像液適性、基板密着性、レジストプロファイル、さらに
はレジストの一般的な必要要件である解像力、耐熱性、
感度等を調節するために適宜設定される。
【0112】酸分解性樹脂中、一般式(pI)〜(pV
I)で表される部分構造で保護されたアルカリ可溶性基
を有する繰り返し単位の含有量は、全単量体繰り返し単
位中30〜70モル%であり、好ましくは35〜65モ
ル%、更に好ましくは40〜60モル%である。また、
酸分解性樹脂中、一般式(pI)〜(pVI)で表され
る部分構造で保護されたアルカリ可溶性基以外の酸分解
性基を含有する繰り返し単位の含有量は、全単量体繰り
返し単位中70モル%以下であり、好ましくは5〜65
モル%、更に好ましくは10〜60モル%である。密着
性を付与するカルボキシル基の含有量は、樹脂中2.0
ミリ当量/g以下であり、好ましくは1.8ミリ当量/
g以下、更に好ましくは1.5ミリ当量/g以下であ
る。
【0113】また、上記更なる共重合成分の単量体に基
づく繰り返し単位の樹脂中の含有量も、所望のレジスト
の性能に応じて適宜設定することができるが、一般的
に、必須繰り返し単位を合計した総モル数に対して99
モル%以下が好ましく、より好ましくは90モル%以
下、さらに好ましくは80モル%以下である。
【0114】上記のような酸分解性樹脂の分子量は、重
量平均(Mw:ポリスチレン標準)で好ましくは1,0
00〜1,000,000、より好ましくは1,500
〜500,000、更に好ましくは2,000〜20
0,000、より更に好ましくは2,500〜100,
000の範囲であり、大きい程、耐熱性等が向上する一
方で、現像性等が低下し、これらのバランスにより好ま
しい範囲に調整される。本発明に用いる酸分解性樹脂
は、常法に従って(例えばラジカル重合)合成すること
ができる。
【0115】本発明のポジ型フォトレジスト組成物にお
いて、酸分解性樹脂の組成物全体中の添加量は、全レジ
スト固形分中40〜99.99重量%が好ましく、より
好ましくは50〜99.97重量%である。
【0116】本発明のポジ型感光性組成物には、必要に
応じて更に酸分解性溶解阻止化合物、染料、可塑剤、界
面活性剤、光増感剤、有機塩基性化合物、及び上記以外
の現像液に対する溶解性を促進させる化合物等を含有さ
せることができる。
【0117】本発明の感光性組成物は、上記各成分を溶
解する溶媒に溶かして支持体上に塗布する。ここで使用
する溶媒としては、エチレンジクロライド、シクロヘキ
サノン、シクロペンタノン、2−ヘプタノン、γ−ブチ
ロラクトン、メチルエチルケトン、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、2−メトキシエチルアセテート、エチレングリ
コールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート、トルエン、酢酸エチル、乳
酸メチル、乳酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、
エトキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピル
ビン酸エチル、ピルビン酸プロピル、N,N−ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロ
リドン、テトラヒドロフラン等が好ましく、これらの溶
媒を単独あるいは混合して使用する。
【0118】上記の中でも、好ましい溶媒としては2−
ヘプタノン、γ−ブチロラクトン、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノエチルエーテル、乳酸メチル、乳
酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロ
ピオン酸エチル、N−メチルピロリドン、テトラヒドロ
フランを挙げることができる。
【0119】上記溶媒に界面活性剤を加えることもでき
る。具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル
類、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、
ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル等のポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテル類、ポリオキシ
エチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー
類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミ
テート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノ
オレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタント
リステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノパルミテ−ト、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン
ソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビ
タントリステアレート等のポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤、エフト
ップEF301,EF303,EF352(新秋田化成
(株)製)、メガファックF171,F173 (大日
本インキ(株)製)、フロラ−ドFC430,FC43
1(住友スリーエム(株)製)、アサヒガードAG71
0,サーフロンS−382,SC101,SC102,
SC103,SC104,SC105,SC106(旭
硝子(株)製)等のフッ素系界面活性剤、オルガノシロ
キサンポリマーKP341(信越化学工業(株)製)や
アクリル酸系もしくはメタクリル酸系(共)重合ポリフ
ローNo.75,No.95(共栄社油脂化学工業
(株)製)等を挙げることができる。これらの界面活性
剤の配合量は、本発明の組成物中の固形分100重量部
当たり、通常、2重量部以下、好ましくは1重量部以下
である。これらの界面活性剤は単独で添加してもよい
し、また、いくつかの組み合わせで添加することもでき
る。
【0120】本発明のこのようなポジ型フォトレジスト
組成物は基板上に塗布され、薄膜を形成する。この塗膜
の膜厚は0.4〜1.5μmが好ましい。上記感光性組
成物を精密集積回路素子の製造に使用されるような基板
(例:シリコン/二酸化シリコン被覆)上にスピナー、
コーター等の適当な塗布方法により塗布後、所定のマス
クを通して露光し、ベークを行い現像することにより良
好なレジストパターンを得ることができる。ここで露光
光としては、好ましくは250nm以下、より好ましく
は220nm以下の波長の遠紫外線である。具体的に
は、KrFエキシマレーザー(248nm)、ArFエ
キシマレーザー(193nm)、F2 エキシマレーザー
(157nm)、X線、電子ビーム等が挙げられ、特に
ArFエキシマレーザー(193nm)が好ましい。
【0121】本発明の感光性組成物の現像液としては、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア
水等の無機アルカリ類、エチルアミン、n−プロピルア
ミン等の第一アミン類、ジエチルアミン、ジ−n−ブチ
ルアミン等の第二アミン類、トリエチルアミン、メチル
ジエチルアミン等の第三アミン類、ジメチルエタノール
アミン、トリエタノールアミン等のアルコールアミン
類、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエ
チルアンモニウムヒドロキシド等の第四級アンモニウム
塩、ピロール、ピヘリジン等の環状アミン類等のアルカ
リ性水溶液を使用することができる。更に、上記アルカ
リ性水溶液にアルコール類、界面活性剤を適当量添加し
て使用することもできる。
【0122】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。 合成例1(光酸発生剤(PAG4−35)の合成) ジフェニルスルフォキシド50gをメシチレン800m
Lに溶解させ、ここに塩化アルミニウム200gを添加
し、これを24時間80℃で攪拌した。反応終了後、反
応液を氷2Lにゆっくりとそそぎ込んだ。ここに濃塩酸
400mLを加え70℃で10分加熱した。反応液を室
温まで冷却後、酢酸エチルで洗浄し、濾過した。濾液
に、ヨウ化アンモニウム200gを蒸留水400mLに
溶かしたものを加えた。析出した粉体を濾取、水洗、酢
酸エチルで洗浄、乾燥し、スルフォニウムヨージド72
gを得た。得られたスルフォニウムヨージド50gをメ
タノール300mLに溶解し、これに酸化銀31gを加
えて、4時間攪拌した。反応液を濾過した後、ヘプタデ
カフルオロオクタンスルフォン酸カリウム塩と塩交換
し、目的物である(PAG4−35)40gを回収し
た。
【0123】合成例2(樹脂Aの合成) 特開平9−73173号公報第(27)頁、例7に記載
の合成法により、樹脂Aを合成した。即ち、メタクリル
酸2−メチルアダマンチルモノマとメタクリル酸3−オ
キソシクロヘキシルモノマを4:6の割合で重合容器に
仕込み、2モル/Lのトルエン溶液とした。このトルエ
ン溶液に重合開始剤、AIBNを5モル%の量で添加
し、80℃で約8時間にわたって重合させた。重合の完
結後、メタノールを沈殿剤として精製を行った。次式に
より表される2−メチルアダマンチルメタクリレート/
3−オキソシクロヘキシルメタクリレート共重合体が得
られた。得られた共重合体は、組成比(m:n)が4
9:51、重量平均分子量(Mw)が15000、そし
て分散度(Mw/Mn)が2.4であった。樹脂A
【0124】
【化41】
【0125】合成例3(樹脂Bの合成) 特開平9−90637号公報第(18)頁例13に記載
の合成法により樹脂Bを合成した。即ち、メタクリル酸
(±)−メバロニックラクトンエステル/メタクリル酸
2−メチル−2−アダマンチル共重合体を合成した。テ
フロンTMコーティングされたスターラバーを入れた十分
に乾燥させた100mlのナス形フラスコに、4.96g
(25ミリモル)のメタクリル酸(±)−メバロニック
ラクトンエステル、5.87g(25ミリモル)のメタ
クリル酸2−メチル−2−アダマンチル、16.7mlの
ジオキサン及び1.23g(9ミリモル)のアゾビスイ
ソブチロニトリル(AIBN)を添加し、窒素雰囲気下
に80℃で8時間攪拌した。反応溶液をテトラヒドロフ
ラン(THF)で希釈した後、少量のヒドロキノンを含
む1リットルのメタノールに滴下した。生成した沈殿を
ガラスフィルターでろ別し、0.1mmHg及び45℃で1
6時間乾燥させた。得られた白色の粉末を再びTHFに
溶解させ、上記したものと同じ沈殿〜乾燥作業を2度繰
り返し、目的とする白色の共重合体粉末を得た。収量=
7.44g(68.7%)。得られた共重合体の共重合
比はラクトン:アダマンチル=46.5:53.5であ
り、重量平単分子量は、14000(標準ポリスチレン
換算)で、分散度2.0であった。
【0126】合成例4〜7(樹脂C〜Fの合成) 上記合成例9あるいは10と同様の方法で、下記モノマ
ーを下記モル比で仕込んだ樹脂を合成した。 樹脂C:前記モノマー具体例5とメバロニックラクトン
メタクリレートの共重合体(モル比50/50)(重量
平均分子量:13500) 樹脂D:前記モノマー具体例11と3−オキソシクロヘ
キシルメタクリレートとアクリル酸の共重合体(モル比
50/40/10)(重量平均分子量:13000) 樹脂E:前記モノマー具体例15とメバロニックラクト
ンメタクリレートの共重合体(モル比50/50)(重
量平均分子量:14000) 樹脂F:前記モノマー具体例33とメバロニックラクト
ンメタクリレートの共重合体(モル比50/50)(重
量平均分子量:14500)
【0127】〔実施例〕上記合成例で合成した表1に示
す樹脂をそれぞれ1.4gと、光酸発生剤0.18g、
1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕−5−ノネン
(DBN)10mgおよび低分子化合物として、表1に
示す各化合物の添加量を配合し、それぞれ固形分14重
量%の割合でプロピレングリコールモノエチルエーテル
アセテートに溶解した後、0.1μmのミクロフィルタ
ーで濾過し、実施例1〜10のポジ型フォトレジスト組
成物溶液を調製した。
【0128】
【表1】
【0129】上記表1において、PAG−1はトリフェ
ニルスルホニウムトリフレートを表し、PAG−2は、
上記合成した(PAG4−35)を表す。 〔比較例1〕上記実施例1において、低分子化合物とし
て、1−アダマンタンカルボン酸を用いなかった以外
は、実施例1と同様にしてポジ型フォトレジスト組成物
溶液を調製した。
【0130】〔比較例2〕上記実施例1の樹脂の代わり
に、特開平9−274318号公報の段落(0052)
の実施例1で用いた樹脂、トリシクロデカニルメタアク
リレートとt−ブチルメタクリレートとメタクリル酸と
の共重合体(A−1)〔樹脂R1〕を用いた以外は、実
施例1と同様にしてポジ型フォトレジスト組成物溶液を
調製した。
【0131】(評価試験)得られたポジ型フォトレジス
ト組成物溶液をスピンコータを利用してシリコンウエハ
ー上に塗布し、120℃で90秒間乾燥、約0.5μm
のポジ型フォトレジスト膜を作成し、それにArFエキ
シマレーザー(193nm)で露光した。露光後の加熱
処理を130℃で90秒間行い、2.38%のテトラメ
チルアンモニウムヒドロキシド水溶液で現像、蒸留水で
リンスし、レジストパターンプロファイルを得た。
【0132】〔感度〕:0.35μmのマスクパターン
を再現する最低露光量(mJ/cm2)をもって定義し
た。
【0133】〔現像欠陥数〕:6インチのBare S
i基板上に各レジスト膜を0.5μmに塗布し、真空吸
着式ホットプレートで130℃、60秒間乾燥した。次
に、0.35μmコンタクトホールパターン(Hole
Duty比=1:3)のテストマスクを介してNik
on ステッパーNSR−1505EXにより露光した
後、露光後加熱を130℃で90秒間行った。引き続き
2.38%TMAH(テトラメチルアンモニウムヒドロ
キシド水溶液)で60秒間のパドル現像後、純水で30
秒間水洗しスピン乾燥した。こうして得られたサンプル
をケーエルエー・テンコール(株)製KLA−2112
機により現像欠陥数を測定し、得られた1次データ値を
現像欠陥数とした。上記評価結果を表2に示す。
【0134】
【表2】
【0135】表2の結果から明らかなように、比較例は
いずれも、感度及び現像欠陥数の点で問題を含む。一
方、本発明のポジ型フォトレジスト組成物はそのすべて
について満足がいくレベルにある。すなわち、ArFエ
キシマレーザー露光を始めとする遠紫外線を用いたリソ
グラフィーに好適である。
【0136】
【発明の効果】本発明は、特に170nm〜220nmとい
う波長領域の光に対して十分好適であり、著しく向上し
た感度を有し、更に現像欠陥の改善が実現し、良好なレ
ジストパターンプロファイルが得られるポジ型フォトレ
ジスト組成物を提供できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性光線または放射線の照射により酸を
    発生する化合物、下記一般式(pI)〜(pVI)で表
    される脂環式炭化水素を含む部分構造のうち少なくとも
    1つで保護されたアルカリ可溶性基を含み、酸の作用に
    より分解しアルカリに対する溶解性が増加する樹脂、及
    び(i)親水性官能基および環状炭化水素基を有する低
    分子化合物又は(ii)親水性官能基を有するナフタレ
    ン化合物を含有することを特徴とする遠紫外線露光用ポ
    ジ型フォトレジスト組成物。 【化1】 式中、R11は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
    イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基又はse
    c−ブチル基を表し、Zは、炭素原子とともに脂環式炭
    化水素基を形成するのに必要な原子団を表す。R12〜R
    16は、各々独立に、炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分
    岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表し、但し、R
    12〜R14のうち少なくとも1つ、もしくはR15、R16
    いずれかは脂環式炭化水素基を表す。R17〜R21は、各
    々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の、直鎖もしくは
    分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表し、但し、
    17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を
    表す。また、R19、R21のいずれかは炭素数1〜4個
    の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素
    基を表す。R22〜R25は、各々独立に、炭素数1〜4個
    の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素
    基を表し、但し、R22〜R25のうち少なくとも1つは脂
    環式炭化水素基を表す。
  2. 【請求項2】 前記樹脂が、下記一般式(A)で表され
    る、酸の作用により分解する基を含有することを特徴と
    する請求項1に記載の遠紫外線露光用ポジ型フォトレジ
    スト組成物。 一般式(A) −C(=O)−O−R0 式(A)中、R0は、3級アルキル基、1−アルコキシ
    エチル基、アルコキシメチル基、テトラヒドロピラニル
    基、テトラヒドロフラニル基、トリアルキルシリル基、
    3−オキソシクロヘキシル基又はラクトン基を表す。
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