JP2000186284A - コークス炉炉上の軌条脇掃除用クリーナ - Google Patents

コークス炉炉上の軌条脇掃除用クリーナ

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JP2000186284A
JP2000186284A JP10364351A JP36435198A JP2000186284A JP 2000186284 A JP2000186284 A JP 2000186284A JP 10364351 A JP10364351 A JP 10364351A JP 36435198 A JP36435198 A JP 36435198A JP 2000186284 A JP2000186284 A JP 2000186284A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軌条脇周辺に堆積する石炭粉、余剰シール
材、塵埃などの堆積物を、他に散らすことなく、確実
に、かつ無人で除去することのできるコークス炉炉上の
軌条脇クリーナを提供することを目的とする。 【解決手段】 コークス炉炉上(F) の軌条(R) 上を走行
する装炭車(C) に搭載した軌条脇掃除用クリーナ(1) で
あり、上方側の待機位置と炉上近接位置とに移動可能な
吸引ノズル(2) と、その吸引ノズル(2) を炉上近接位置
において微昇降させるカム(3), (3)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コークス炉炉上の
装炭車軌条の脇に堆積する石炭粉、余剰シール材、塵埃
などの堆積物を確実に除去できるコークス炉炉上の軌条
脇掃除用クリーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】〈炉上クリーナによる掃除〉コークス炉
の炉上には装炭車軌条が敷設され、その装炭車軌条上を
装炭車が走行し、炭化室天井部に設けた装炭口からの炭
化室への装炭作業を自動的に行っている。そしてその装
炭車には、炉上クリーナ用の軌条が上記装炭車軌条とは
直交する方向に設置され、その軌条上を炉上クリーナが
走行するようにされている。装炭時には、炉上クリーナ
が定位置から反対位置にまで移動してから再び定位置に
戻るようにプログラムしてあり、その移動の間に、炉上
クリーナの台車下方に設けてある吸引ノズルが降下して
吸引口が炉上に密着し、炉上の掃除を行うようになって
いる。
【0003】〈圧空噴射機構を付加した炉上クリーナ〉
このように、コークス炉の炉上に堆積するカーボンや余
剰シール材などの堆積物は炉上クリーナにより除去さ
れ、炉上の美化と粉塵飛散の防止が図られるが、装炭車
軌条脇については充分な掃除を行いにくい。そこで、コ
ークス炉炉上の装炭車軌条の両側面近傍に堆積する粉塵
を掃除可能にするために、炉上クリーナに次のような圧
空噴射機構を設けることが提案されている。
【0004】たとえば、実公昭60−26108号公報
(実開昭56−126466号公報)には、装炭車上に
搭載され装炭車の走行方向に対して直角に横行する台車
に、コークス炉面と近接対向するように釣支された吸引
ノズルを有し、この吸引ノズルよりコークス炉面上の塵
埃を吸引するコークス炉上掃除装置(つまり従来の炉上
クリーナ)において、装炭車の車輪支持水平枠の下方側
部に圧空噴射ノズルを固設し、掃除中、上記吸引ノズル
が装炭車軌条に近づいてくると、これを装炭車架台上に
設けられたリミットスイッチにより検出し、一定時間上
記装炭車基部に向けて圧空を上記圧空噴射ノズルから噴
射するようにしたコークス炉炉上掃除装置が示されてい
る。
【0005】実開昭56−146745号公報には、コ
ークス炉装炭車上に装炭車軌条と直交する軌条を配設し
て台車を走行自在に載置し、該台車上に除塵機と排風機
を積載し、除塵機、排風機と吸引管、可撓管を介して連
結した吸引ノズルを有する炉上クリーナ(つまり従来の
炉上クリーナ)において、排風機の吸気側に外気取入
弁、排気側に排気弁を設け、吸引ノズルの両側面に圧縮
空気噴出ノズルを配設して排風機の排気側と二股噴出
管、可撓管を介して連結し、装炭車軌条近傍で外気取入
弁を開放し、排気弁を閉止して圧縮空気噴出ノズルより
空気を噴出せしめるようにしたコークス炉炉上クリーナ
が示されている。
【0006】実開昭59−76541号公報には、コー
クス炉装炭車上に装炭車軌条と直交する軌条を配設して
台車を走行自在に載置すると共に、この台車上に除塵機
と排風機とを積載し、これら除塵機、排風機に連結した
吸引管の先端に吸引ノズルを設けてなるコークス炉の炉
上クリーニング装置(つまり従来の炉上クリーナ)にお
いて、コークス炉上または装炭車に配管されているエア
配管に開閉弁を介して気吹管を接続し、この気吹管の先
端に前記吸引ノズルの近傍に配置される気吹ノズルを設
けるようにしたコークス炉の炉上クリーニング装置が示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、コーク
ス炉の炉上に堆積するカーボンや余剰シール材などの堆
積物は、炉上クリーナにより除去され、炉上の美化と粉
塵飛散の防止が図られるが、装炭車軌条脇については充
分な掃除を行いにくい。というのは、従来の炉上クリー
ナでは、密閉吸引方式のため密閉部分のみの吸引しか行
うことができない上、密閉吸引のみでは堆積物の除去が
充分にはできないこと、アンカーなどの障害物があると
きには炉上クリーナが接近できないので掃除可能な範囲
が減少することなどの限界があるからである。そのた
め、炉上クリーナで掃除を行うにかかわらず、装炭車軌
条脇には、こぼれ落ちた石炭粉、余剰シール材、塵埃な
どが多く堆積している。
【0008】上記3つの文献の圧空噴射機構付き炉上ク
リーナは、上述の限界を克服するために従来の炉上クリ
ーナに改良を加えたものであって、いずれも基本的には
軌条近傍ないし軌条脇にエアを噴出して粉塵を吹き飛ば
してからその粉塵を吸引除去する機構を付加している。
しかしながら、このようにエア吹き飛ばし機構を備えた
炉上クリーナも、 ・エア吹かし装置を炉上クリーナの本体内側に取り付け
ると、その分だけ軌条脇に接近できないので、炉上クリ
ーナの作動(掃除)範囲が減少すること、 ・圧空噴射方式では必ずしも清浄化を充分に行うことが
できないこと、 ・吹き飛ばした粉塵が既掃除個所に散り、掃除効率の点
で不利に作用する上、強風時には吹き飛ばした粉塵が炉
上を越えて工場内や周辺地域にまで飛び、環境汚染の原
因となるおそれがあること、などの問題点がある。
【0009】本発明は、このような背景下において、軌
条脇周辺に堆積する石炭粉、余剰シール材、塵埃などの
堆積物を、他に散らすことなく、確実に、かつ無人で除
去することのできるコークス炉炉上の軌条脇クリーナを
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のコークス炉炉上
の軌条脇掃除用クリーナは、コークス炉炉上(F) の軌条
(R) 上を走行する装炭車(C) に搭載した軌条脇掃除用ク
リーナ(1) であって、該軌条脇掃除用クリーナ(1) が、
上方側の待機位置と炉上近接位置とに移動可能な吸引ノ
ズル(2) と、その吸引ノズル(2) を炉上近接位置におい
て微昇降させるカム(3), (3)とを備えていることを特徴
とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0012】周知のように、コークス炉の炉上(F) には
装炭車軌条(R) が敷設され、その軌条(R) 上を装炭車
(C) が走行している。装炭車(C) は、炭槽から石炭を受
けて運び、シュート口(E) から炭化室に石炭を装入する
ための作業車である。そしてこの装炭車(C) には、炉上
クリーナ(X) 用の軌条を上記装炭車軌条(R) とは直交す
る方向に設置してあり、その軌条上を炉上クリーナ(X)
が走行する。炉上クリーナ(X) は、除塵機および排風機
を設けた台車から、吸引ノズルを下方に向けて延ばすよ
うに配置した構造を有する。装炭時には炉上クリーナ
(X) が装炭車(C) 上の定位置から移動して再び定位置に
戻るようにプログラムしてあり、その移動の間に、炉上
クリーナ(X) の台車下方に設けてある吸引ノズルが降下
して吸引口が炉上に密着し、炉上の掃除が行われる。
【0013】図3はコークス炉炉上(F) の軌条(R) 上を
走行する装炭車(C) に対する炉上クリーナ(X) および軌
条脇掃除用クリーナ(1) の位置関係の一例を模式的に示
した説明図である。
【0014】炉上クリーナ(X) は、装炭車(C) の一隅
(図3の左上)を定位置として、図3の左右方向に走行
する。(M) は装炭車(C) の運転室であるが、装炭車(C)
は通常は無人で運転される。(H) は装炭車(C) に搭載の
ホッパー、(E) は装炭車(C) に設けたシュート口であ
る。
【0015】本発明の軌条脇掃除用クリーナ(1) は、コ
ークス炉炉上(F) の装炭車軌条(R)上を走行する装炭車
(C) に搭載される。軌条脇掃除用クリーナ(1) の装炭車
(C)への搭載位置は、たとえばコークスサイド側の軌条
(R) の外側の脇を掃除する場合を例にとると、図3の左
下の位置である。
【0016】後述の図1〜2のように、本発明の軌条脇
掃除用クリーナ(1) は、上方側の待機位置と炉上近接位
置とに移動可能な吸引ノズル(2) と、その吸引ノズル
(2) を炉上近接位置において微昇降させるカム(3), (3)
とを備えている。軌条脇掃除用クリーナ(1) のより具体
的な構成は、次の如くである。
【0017】まず、装炭車(C) の機枠に主ガイドレール
(4), (4)を設置すると共に、支持用枠体(6) を、その主
ガイドレール(4), (4)に沿って昇降用シリンダ(5) の作
動により昇降するように配設する。
【0018】主ガイドレール(4), (4)の上部側は昇降用
シリンダ(5) を支持するようにし、主ガイドレール(4),
(4)の少なくとも下部側は軌条(R) に向けて傾斜するよ
うにすることが好ましい。昇降用シリンダ(5) は、流体
圧式(空圧式、油圧式、水圧式)とする。主ガイドレー
ル(4), (4)に沿っての支持用枠体(6) の動きを円滑に
し、確実に決められた位置に移動させるため、支持用枠
体(6) の延設部には主ガイドローラ(8), (8)を設け、そ
の主ガイドローラ(8), (8)が主ガイドレール(4),(4)に
沿って回転するようにすることが望ましい。このように
すると、吸引ノズル(2) を目的地に確実に移動させるこ
とができる。
【0019】支持用枠体(6) には、偏芯カムに代表され
るカム(3), (3)と、そのカム(3), (3)を回転させる可変
式モータ(7) とを搭載すると共に、その支持用枠体(6)
のカム(3), (3)搭載位置よりも下方側には吸引ノズル
(2) を配設する。
【0020】この場合、支持用枠体(6) に軸受け部を設
け、そこにカム(3), (3)の軸を挿通して水平方向に配置
し、その軸の両端にカム(3), (3)を配置することが好ま
しい。
【0021】吸引ノズル(2) は、支持用枠体(6) の昇降
に追随して昇降するが、カム(3), (3)の回転に連動して
微昇降するようにされる。そのため、吸引ノズル(2) は
カム(3), (3)との間で連絡部材(9) により支持され、か
つカム(3), (3)による吸引ノズル(2) の微昇降時の移動
の安定性を図るため、吸引ノズル(2) の延設部に副ガイ
ドロール(11)を設け、その副ガイドロール(11)が副ガイ
ドレール(10)に沿って回転するようにすることが望まし
い。
【0022】吸引ノズル(2) の上部は、フレキシブルホ
ース(12), (12)を介して、装炭車(C) のダクト(16)に連
絡し、吸引した塵埃等を除去するようにする。
【0023】吸引ノズル(2) の両脇には図2のように車
輪(13), (13)を設置し、吸引ノズル(2) が炉上近接位置
にあるときにその車輪(13), (13)が炉上(F) に接触する
ようにするのが通常である。この車輪(13), (13)によ
り、炉上近接位置にある吸引ノズル(2) と炉上(F) との
間に隙間が作られると共に、吸引ノズル(2) が炉上(F)
に着地するときの衝撃が和らげられる。
【0024】昇降用シリンダ(5) 、支持用枠体(6) 、吸
引ノズル(2) 、カム(3), (3)、可変式モータ(7) 、およ
びこれらに関連する一連の部材の重量を支えるため、そ
してこれらの部材が何らかの事態で不測に落下すること
を防止するため、さらには炉上(F) の凹凸にも対応可能
とするため、カウンタウエイト(14)およびワイヤ(15)を
設置することが望ましい。
【0025】上記構成とすることにより、吸引ノズル
(2) は、昇降用シリンダ(5) の作動による支持用枠体
(6) の昇降に応じて上方側の待機位置と炉上近接位置と
に移動可能にされると共に、その吸引ノズル(2) は、カ
ム(3), (3)の回転に伴なう偏芯動作により炉上近接位置
において微昇降しうるようにされる。
【0026】〈作用〉本発明の軌条脇掃除用クリーナ
(1) にあっては、上方側の待機位置と炉上近接位置とに
移動可能な吸引ノズル(2) と、その吸引ノズル(2) を炉
上近接位置において微昇降させる偏芯カム(3), (3)とを
備えている。吸引ノズル(2) は、昇降用シリンダ(5) の
作動による支持用枠体(6) の昇降に応じて上方側の待機
位置と炉上近接位置とに移動可能にされると共に、その
吸引ノズル(2) は、カム(3), (3)の回転に伴なう偏芯動
作により炉上近接位置において微昇降しうるようにされ
る。カム(3), (3)による微昇降の高さは、カムを交換す
るだけで変更することができる。またカム(3), (3)を回
転させるモータは可変式モータ(7) であるので、微昇降
の時間間隔や掃除時間等を自由に変更することができ
る。
【0027】本発明の軌条脇掃除用クリーナ(1) は、従
来の炉上クリーナ(X) とは別に装炭車(C) に搭載され、
軌条脇の掃除用に特化されたものであり、また上方から
降下するものであるのでアンカー周辺の堆積物も除去す
ることができ、従って炉上クリーナ(X) では充分には対
処できない装炭車軌条脇の掃除が確実に達成できる。
【0028】また炉上クリーナ(X) に圧空噴射機構を装
備して装炭車軌条脇にエアを噴出させることにより粉塵
を吹き飛ばすようにした改良型の炉上クリーナと比較し
ても、清浄化を確実に行うことができること、粉塵を吹
き飛ばさない方式であるので粉塵の再飛散による諸問題
を生じないことなどの点で有利である。
【0029】そして従来の炉上クリーナ(X) による吸引
方式と対比すると、カム(3), (3)の回転に伴なう偏芯動
作により吸引ノズル(2) を炉上近接位置において微昇降
しうるようにしているので、軌条脇の炉上(F) に固着し
て単なる吸引のみでは除去しがたい堆積物も、吸引ノズ
ル(2) の微昇降に基く圧力変動により炉上(F) から剥が
れて吸引され、また軌条脇の周囲に溜っている堆積物も
除去できるので掃除範囲も広がり、清浄化が格段に効率
良く達成できる。
【0030】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0031】実施例 図1は本発明の軌条脇掃除用クリーナ(1) の一例を示し
た正面図(軌条(R) の長さ方向から見た図)である。図
2は図1の軌条脇掃除用クリーナ(1) の側面図(軌条
(R) の横断方向から見た図)である。
【0032】軌条脇掃除用クリーナ(1) は、コークス炉
炉上(F) の軌条(R) 上を走行する装炭車(C) に搭載され
ている。装炭車(C) への搭載位置は、先に述べた図3の
左下の個所(運転室(M) 側の一隅)である。なおこの実
施例では、軌条脇掃除用クリーナ(1) を図1の左側(コ
ークスサイド側)の軌条(R) の外側の脇の掃除のために
1個所のみに設けてあるが、この左側の軌条(R) の内側
や、もう1つの軌条(R) (マシンサイド側の軌条)の外
側や内側にも設けることができる。
【0033】装炭車(C) の機枠には、図1のように主ガ
イドレール(4), (4)を設置してある。主ガイドレール
(4), (4)の上部側は垂直に、下部側は軌条(R) に向けて
傾斜している。主ガイドレール(4), (4)の上部側には昇
降用シリンダ(5) が支持されている。また、昇降用シリ
ンダ(5) とそれにより支持されている一連の部材(支持
用枠体(6) 、吸引ノズル(2) 、カム(3), (3)、可変式モ
ータ(7) など)の昇降移動が円滑にできるように、カウ
ンタウエイト(14)およびワイヤ(15)が設けてある。
【0034】主ガイドレール(4), (4)の下部側の傾斜部
には、それに沿って支持用枠体(6)が昇降可能に設けら
れているが、支持用枠体(6) の延設部には主ガイドロー
ラ(8), (8)を設け、その主ガイドローラ(8), (8)が主ガ
イドレール(4), (4)に沿って回転するようにしてある。
【0035】支持用枠体(6) には軸受け部が設けられて
おり、そこにカム(3), (3)の軸が水平方向に挿通してあ
り、その軸の両端にカム(3), (3)の一例としての偏芯カ
ムを配置してある。支持用枠体(6) には、カム(3), (3)
を回転させる可変式モータ(7) も搭載してある。
【0036】支持用枠体(6) のカム(3), (3)搭載位置よ
りも下方側には吸引ノズル(2) を配設してあるが、この
吸引ノズル(2) は、カム(3), (3)との間で連絡部材(9)
により支持されている。そしてカム(3), (3)による吸引
ノズル(2) の微昇降時の移動の安定を図るため、吸引ノ
ズル(2) の延設部には副ガイドローラ(11)が設けられ、
その副ガイドローラ(11)が副ガイドレール(10)に沿って
回転するようにしてある。
【0037】吸引ノズル(2) の上部は、フレキシブルホ
ース(16), (16)を介して装炭車(C)のダクト(16)に連絡
してあり、吸引した塵埃等を搬送除去できるようにして
ある。
【0038】なお吸引ノズル(2) の両脇には、図2のよ
うに車輪(8), (8)を設置してあり、吸引ノズル(2) が炉
上近接位置にあるときにその車輪(8), (8)が炉上(F) に
接触するようにしてある。
【0039】この軌条脇掃除用クリーナ(1) にあって
は、吸引ノズル(2) は、昇降用シリンダ(5) の作動によ
る支持用枠体(6) の昇降に応じて上方側の待機位置と炉
上近接位置とに移動可能にされると共に、その吸引ノズ
ル(2) は、カム(3), (3)の回転に伴なう偏芯動作により
炉上近接位置において微昇降しうるようにしてある。
【0040】図示せざる吸引ブロワを作動させながら、
昇降用シリンダ(5) により吸引ノズル(2) を炉上(F) に
まで降下させる。そして吸引ノズル(2) 降下後、可変式
モータ(7) を作動させると、偏芯カム(3), (3)により吸
引ノズル(2) が微昇降して吸引口と炉上(F) との間の隙
間を変化させながら吸引が行われる。吸引操作後は、吸
引ノズル(2) が昇降用シリンダ(5) により引き上げられ
て定位置に戻る。以上の操作は自動的に行われる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、装炭車(C) に、軌条脇掃除用
に特化した効率的な専用のクリーナを設けたものであ
る。作用の項で詳述してあるように、本発明の軌条脇掃
除用クリーナ(1) によれば、軌条脇周辺に堆積する石炭
粉、余剰シール材、塵埃などの堆積物を、他に散らすこ
となく、確実に、かつ無人で除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軌条脇掃除用クリーナ(1) の一例を示
した正面図(軌条(R) の長さ方向から見た図)である。
【図2】図1の軌条脇掃除用クリーナ(1) の側面図(軌
条(R) の横断方向から見た図)である。
【図3】コークス炉炉上(F) の軌条(R) 上を走行する装
炭車(C) に対する炉上クリーナ(A) および軌条脇掃除用
クリーナ(1) の位置関係の一例を模式的に示した説明図
である。
【符号の説明】
(F) …(コークス炉の)炉上、 (R) …(装炭車)軌条、 (C) …装炭車、 (X) …炉上クリーナ、 (M) …運転室、 (H) …ホッパー、 (E) …シュート口、 (1) …軌条脇掃除用クリーナ、 (2) …吸引ノズル、 (3) …カム、 (4) …主ガイドレール、 (5) …昇降用シリンダ、 (6) …支持用枠体、 (7) …可変式モータ、 (8) …主ガイドローラ、 (9) …連絡部材、 (10)…副ガイドレール、 (11)…副ガイドローラ、 (12)…フレキシブルホース、 (13)…車輪、 (14)…カウンタウエイト、 (15)…ワイヤ、 (16)…ダクト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コークス炉炉上(F) の軌条(R) 上を走行す
    る装炭車(C) に搭載した軌条脇掃除用クリーナ(1) であ
    って、該軌条脇掃除用クリーナ(1) が、上方側の待機位
    置と炉上近接位置とに移動可能な吸引ノズル(2) と、そ
    の吸引ノズル(2) を炉上近接位置において微昇降させる
    カム(3), (3)とを備えていることを特徴とするコークス
    炉炉上の軌条脇掃除用クリーナ。
  2. 【請求項2】コークス炉炉上(F) の軌条(R) 上を走行す
    る装炭車(C) に搭載した軌条脇掃除用クリーナ(1) であ
    って、 前記装炭車(C) の機枠に主ガイドレール(4), (4)を設置
    すると共に、支持用枠体(6) を、その主ガイドレール
    (4), (4)に沿って昇降用シリンダ(5) の作動により昇降
    するように配設し、 前記支持用枠体(6) には、カム(3), (3)と、そのカム
    (3), (3)を回転させる可変式モータ(7) とを搭載すると
    共に、その支持用枠体(6) のカム(3), (3)搭載位置より
    も下方側には吸引ノズル(2) を配設し、 このとき、吸引ノズル(2) は、カム(3), (3)の回転に連
    動して微昇降するようにし、 もって、その吸引ノズル(2) を、昇降用シリンダ(5) の
    作動による支持用枠体(6) の昇降に応じて上方側の待機
    位置と炉上近接位置とに移動可能にすると共に、その吸
    引ノズル(2) を、カム(3), (3)の回転に伴なう動作によ
    り炉上近接位置において微昇降しうるように構成したこ
    と、を特徴とする請求項1記載のコークス炉炉上の軌条
    脇掃除用クリーナ。
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