JP2000184357A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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JP2000184357A
JP2000184357A JP10351648A JP35164898A JP2000184357A JP 2000184357 A JP2000184357 A JP 2000184357A JP 10351648 A JP10351648 A JP 10351648A JP 35164898 A JP35164898 A JP 35164898A JP 2000184357 A JP2000184357 A JP 2000184357A
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敏和 川村
Takeshi Nakajo
健 中條
Jun Ikeda
旬 池田
Yoshihiro Kikuchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像処理によりプラント監視を行うことが
できる装置を、高い能力の処理装置やを用いることなく
構成して、高精度のプラント監視を可能にし、提供す
る。 【解決手段】 プラントを撮影して画像入力し、符号化
および復号化を行い、復号されたブロック毎を復号結果
からブロック内の画像が静止状態か動状態かを判定する
ブロック毎の静動判定結果から移動物体を検出し、また
特定の色について色検出を行う方法でプラント監視シス
テムを構成する。また精細な静止画像を取得し保存して
おき、必要に応じて要求により伝送し表示することによ
り、プラントの状態を詳細に点検することを可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は映像を用いたプラ
ント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像を用いたプラント監視システ
ムは、ビデオカメラの視野内に進入する物体などを検出
する場合がほとんどであり、その一部として、カメラに
よりプラントの計器盤を監視するなどの用途がある。
【0003】しかしながら、物体の進入を監視する場合
にはカメラのほかに専用のハードウェアを用意する必要
があり、処理装置には高い能力が必要であった。また計
器盤の監視は、専用のハードウェアで監視するよりも、
画像を直接に人が監視し、必要な対応をすることが行わ
れている。人による監視は継続的に神経を集中しなけれ
ばならず、長時間の監視という点では困難な面があっ
た。従ってプラントの監視を人によらずに行うことが望
ましいが、それには大がかりで高価な装置の導入が必要
となるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのようなニ
ーズとその問題点に鑑みてなされたもので、専用のハー
ドウェアを用いることなく、また高い能力の処理装置を
用いることなく、動画像処理によりプラント監視を行う
ことができる装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
プラント監視装置は、プラントのプロセスの状態または
機器の状態を表示する表示器を配列したプラント状態表
示盤を撮影して映像信号とする映像入力装置と、前記映
像信号を入力して符号化データとし伝送する動画像符号
化伝送装置と、前記符号化データを処理する動画像処理
装置と、前記動画像処理装置でデータ処理された結果を
表示する動画像表示装置とを備え、前記動画像処理装置
は、前記符号化データをブロック単位で復号化して復号
化された動画像データとする動画像復号化手段と、前記
復号化された動画像デー夕のブロック毎にブロック内の
画像が静止状態であるか動きのあった状態であるかを判
定し動きのあったブロックを検出する静動判定手段と、
前記動きのあったブロックの色データからブロックがあ
らかじめ特定された特定色であるか否かを判定し特定色
の物体を検出する特定色ブロック判定手段と、前記特定
ブロックとプラント状態表示盤における前記特定色ブロ
ックに対応する表示器を特定し表示内容の判定をする表
示器判定手段とを備え、前記プラント状態表示盤を監視
し表示器の表示内容を特定することを特徴とするもので
ある。
【0006】請求項1記載の発明によれば、多量のネッ
トワークの敷設を行なわずに、例えば警報や指示ランプ
の点灯を自動的に検知することができる。
【0007】本発明の請求項2記載のプラント監視装置
は、上記請求項1記載のプラント監視装置において、前
記表示器判定手段は、前記特定色ブロック判定手段によ
って同一の特定色と判定された隣接する特定色ブロック
の集まりを表示器一個に対応する特定色ブロックの組に
分解した上で、分解された特定色ブロックの組に対応す
る前記表示器の識別を行う特定色ブロック分解識別手段
を有することを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の発明によれば、例えば隣接
する警報が同時に点灯したときにもそれぞれを識別し、
検知をすることができる。
【0009】本発明の請求項3記載のプラント監視装置
は、上記請求項1記載のプラント監視装置において、前
記プラント状態表示盤の撮影映像射影面と前記プラント
状態表示盤の表示面とのなす角度を検出する角度検出手
段と、前記プラント状態表示盤の前記表示器配置図を射
影面に射影した配置射影図を作成する配置射影図作成手
段と、前記配置射影図の縮小率を合わせて前記の画像表
示手段の表示に重ね合わせることにより、表示された表
示器を特定する手段とを具備したことを特徴とするもの
である。
【0010】請求項3記載の発明によれば、プラント状
態表示盤を斜めの方向から撮影した映像を動画像入力と
して用いても、表示器を正しく特定することができる。
【0011】本発明の請求項4記載のプラント監視装置
は、上記請求項3記載のプラント監視装置において、特
定色が検出されたときに検出領域と前記配置射影図の表
示領域の重なりの度合を読み取って表示器を特定する表
示器特定手段を具備したことを特徴とするものである。
【0012】請求項4記載の発明によれば、設定した機
器の位置と動画像上での実際の位置に偏差が生じたとき
にも正しく特定をすることができる。
【0013】本発明の請求項5記載のプラント監視装置
は、プラントのプロセスの状態値を針の回転角で指示し
前記針の先端部と始点部が特定色に着色された針指示型
の指示器を有するプラント状態表示盤を撮影して映像信
号とする映像入力装置と、前記映像信号を入力して符号
化データとする動画像符号化伝送装置と、符号化された
動画像データを処理する動画像処理装置と、前記動画像
処理装置によって処理された結果を表示する動画像表示
装置とを有し、前記動画像処理装置は、前記動画像デー
タをブロック単位で復号化して復号化された動画像デー
タのブロック毎にブロック内の画像が静止状態であるか
動きのあった状態であるかを判定し動きのあったブロッ
クを検出する静動ブロック判定色判定手段と、前記特定
色の発生の判定されたブロックの位置から動きのあった
針指示型の表示器の針の先端部の座標と前記針の始点の
座標から前記針の角度を読取る指示角読取手段を有する
ことを特徴とするものである。
【0014】請求項5記載の発明によれば、簡便な方法
で回転式のメータの指示値の自動的確認ができる。
【0015】本発明の請求項6記載のプラント監視装置
は、プラントのプロセスの状態値を指示し指示針の移動
する領域の背景を着色した指示器を有するプラント状態
表示盤を撮影して映像信号とする映像入力装置と、前記
映像信号を入力して符号化データとする動画像符号化伝
送装置と、符号化された動画像データを処理する動画像
処理装置と、前記動画像処理装置によって処理された結
果を表示する動画像表示装置とを有し、前記動画像処理
装置は、前記動画像データをブロック単位で復号化して
復号化された動画像データのブロック毎にブロック内の
画像が静止状態であるか動きのあった状態であるかを判
定し動きのあったブロックを検出する静動ブロック判定
手段と、前記動きのあったブロックの色データから特定
色の発生を判定する特定色判定手段と、前記特定色の発
生の判定された連続したブロックのサイズから指示値を
特定する指示値特定手段とを有することを特徴とするも
のである。
【0016】請求項6記載の発明によれば、指針が直線
的に移動するメータなどの場合にも簡便な方法で指示値
を正しく監視できる。
【0017】本発明の請求項7記載のプラント監視装置
は、上記請求項1ないし6記載のプラント監視装置にお
いて、前記動画像表示装置は撮影された前記表示器及び
前記指示器に対応するグラフィックス画面のデータベー
スを有し、前記特定結果の表示を対応するグラフィック
ス画面とともに表示することによって表示内容を明瞭に
したことを特徴とするものである。
【0018】請求項7記載の発明によれば、プラント監
視装置が検出した内容をわかり易い形で把握でき、対応
が容易になる。
【0019】本発明の請求項8記載のプラント監視装置
は、プラントのプロセスの状態と機器の状態とを表示す
る表示器または指示計器の少なくともいずれかの物体を
配列したプラント状態表示盤を、撮影位置を固定して広
範囲に撮影して映像信号とする固定映像入力装置と、前
記映像信号を入力して符号化データとする動画像符号化
伝送装置と、前記符号化データを処理する動画像処理装
置と、前記動画像処理装置でデータ処理された結果を表
示する動画像表示装置とを有し、前記動画像処理装置
は、前記符号化データをブロック単位で復号化して復号
化された動画像データとする動画像復号化手段と、前記
復号化された動画像デー夕のブロック毎にブロック内の
画像が静止状態であるか動きのあった状態であるかを判
定し動きのあったブロックを検出する静動判定手段と、
前記動きのあったブロックの色データからブロックがあ
らかじめ特定された特定色であるか否かを判定し特定色
の物体を検出する特定色物体判定手段と、前記特定色ブ
ロックが連続して形成されるパターンから前記特定色物
体のサイズを特定する物体サイズ特定手段と前記特定色
物体の位置を検出する位置特定手段とを有し、さらに、
前記特定色物体のサイズと位置に基づいて、撮影する向
き、位置及び拡大率を設定し前記特定色物体の映像を鮮
明に撮影する可動映像入力装置を有することを特徴とす
るものである。請求項8記載の発明によれば、鮮明な映
像を物体の動きや色検出に追従して自動的に撮影するこ
とができる。
【0020】本発明の請求項9記載のプラント監視装置
は、上記請求項8記載のプラント監視装置において、前
記特定色物体の検出されないときは、前記固定映像入力
装置から入力され処理された画像を動画像表示装置に伝
送し、前記特定色物体が検出されたときは、前記可動映
像入力装置の映像を動画像表示装置に伝送するととも
に、固定映像入力装置から入力され処理された画像の伝
送データ量を減少させて伝送することにより、前記可動
映像入力装置による画像と固定映像入力装置から入力さ
れ処理された画像とを同時に表示できるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0021】請求項9記載の発明によれば、例えば状況
に応じて伝送する映像を切替えることができ、しかもネ
ットワーク負荷の上昇を抑制することができる。
【0022】本発明の請求項10記載のプラント監視装
置は、プラントのプロセスの状態と機器の状態とを表示
する表示器または指示計器の少なくともいずれかの物体
を配列したプラント状態表示盤を、撮影位置を固定して
広範囲に撮影して映像信号とする固定映像入力装置と、
前記映像信号を入力して符号化データとする動画像符号
化伝送装置と、前記符号化データを処理する動画像処理
装置と、前記動画像処理装置でデータ処理された結果を
表示する動画像表示装置とを有し、前記動画像処理装置
ないしは動画像表示装置は、動画像を保存する動画像保
存手段と、保存された前記動画像の中から一定周期毎に
フレームを選択して前記動画像表示装置に表示する保存
画像選択表示手段とを設け、リアルタイムで表示される
動画像表示と共に保存した前記動画像のフレーム画像を
一定時間間隔で選択し、選択された前記フレーム画像を
時間の進展に合わせてスクロール表示し、ディスプレイ
上に表示されたフレーム画像から特定のフレーム画像を
選択したときに、前記フレーム画像を拡大表示すること
を特徴とするプラント監視装置。
【0023】請求項10記載の発明によれば、例えば撮
影された重要な場面をすぐに選択い、確認することがで
きる。
【0024】本発明の請求項11記載のプラント監視装
置は、上記請求項10記載のプラント監視装置におい
て、前記動画像処理装置は、動画像データをブロック単
位で復号化して復号化されたブロック毎にブロック内の
画像が静止状態か動状態かを判定し、判定結果から移動
物体ないし色の検出を行なう手段と、検出した移動物体
ないし特定色を画像上に明示する手段を設け、一定時間
間隔のフレーム画像を表示する代わりに検出時のフレー
ムを優先して表示し、検出フレームには移動物体ないし
特定色を明示する表示を重ねて表示することを特徴とす
るものである。
【0025】請求項11記載の発明によれば、例えばシ
ステム側で重要な場面を選別するので、場面の選択、確
認が容易になる。
【0026】本発明の請求項12記載のプラント監視装
置は、上記請求項10または11記載のプラント監視装
置において、フレーム画像表示にフレーム選択モードを
設け、本モードが選択されたときにはフレームの自動順
送りを一旦停止し、選択された時点以前の全フレームな
いし短周期間隔で選択したフレームをスクロール表示す
ることを特徴とするものである。
【0027】請求項12記載の発明によれば、例えばシ
ーンの選択をきめ細かに行なうことができ、最適の場面
を選択し確認することができる。
【0028】本発明の請求項13記載のプラント監視装
置は、プラントの状態を撮影する映像入力装置と、映像
入力を符号化し伝送する動画像符号化伝送装置と、前記
符号化データを動画像処理する動画像処理装置と、前記
動画像処理装置でデータ処理された結果を表示する動画
像表示装置とを有し、前記動画像処理装置は、符号化さ
れた動画像データを復号化する復号化手段と、復号化さ
れた動画像データを処理する動画像処理手段と、動画像
データをブロック単位で復号化して復号化されたブロッ
ク毎にブロック内の画像が静止状態か動状態かを判定し
動画像の中から移動する物体を検出する移動物体検出手
段と、移動物体の判定対象とするブロックを指定した領
域内に限定し調整する判定領域調整手段とを有すること
を特徴とするものである。
【0029】請求項13の実施のプラント監視装置によ
れば、例えば移動物体の検出を、撮影した全画像領域で
なく、任意の指定した領域について行うことができ、検
出時間を短くすることができ、早い動作のものに対して
も使うことができる。
【0030】本発明の請求項14記載のプラント監視装
置は、上記請求項14記載のプラント監視装置におい
て、移動物体検出手段により検出した前記移動物体の動
きが、指定された前記領域を超えたときに、移動物体の
判定対象とするブロックの領域を移動物体の動き方向に
合わせて移動する手段を有することを特徴とするもので
ある。
【0031】請求項14記載の発明によれば、例えば指
定した領域から移動物体の移動範囲が大きくて、領域か
らが外れて行く場合にも追随することができる。
【0032】本発明の請求項15記載のプラント監視装
置は、上記請求項13記載のプラント監視装置におい
て、移動物体検出手段により検出した前記移動物体の動
きが、指定された前記領域を超えたときに、移動物体の
判定対象とするブロックの領域を移動物体の動きに合わ
せて拡大または縮小する手段を有することを特徴とする
ものである。
【0033】請求項15記載の発明によれば、例えば移
動物体の動きの変化が大きい場合でも、検出領域を追随
させることができる。
【0034】本発明の請求項16記載のプラント監視装
置は、上記請求項13ないし15記載のプラント監視装
置において、移動物体検出手段により動きを特定して針
式指示計の指示針を検出し、前記指示針によって遮蔽さ
れた指示板の指示値を特定する手段を有することを特徴
とするものである。
【0035】請求項16記載の発明によれば、例えば動
画像からメータの指示値を読みとることができる。
【0036】本発明の請求項17記載のプラント監視装
置は、プラントのプロセスの状態と機器の状態とを表示
する表示器を配列したプラント状態表示盤を撮影して映
像信号とする映像入力装置と、前記映像信号を入力して
符号化データとする動画像符号化伝送装置と、前記符号
化データを処理する動画像処理装置と、前記動画像処理
装置でデータ処理された結果を表示する動画像表示装置
とを有し、前記動画像処理装置は、前記符号化データを
ブロック単位で復号化して復号化された動画像データと
する動画像復号化手段と、前記復号化された動画像デー
夕のブロック毎にブロック内の画像が静止状態であるか
動きのあった状態であるかを輝度データから判定し動き
のあったブロックを検出する静動判定手段と、前記動き
のあったブロックの輝度データから表示内容の判定をす
る表示状態特定手段とを有することを特徴とするもので
ある。
【0037】請求項17記載の発明によれば、例えば警
報や指示ランプの状態を読みとることができる。
【0038】本発明の請求項18記載のプラント監視装
置は、上記請求項17記載のプラント監視装置におい
て、移動物体と判定したブロックの輝度データを継続的
に記録する手段と、前記移動物体と判定した前記ブロッ
クの輝度データを記録された前記輝度データと比較する
ことにより、表示器の健全性を判定する手段とを有する
ことを特徴とするものである。
【0039】本発明の請求項19記載のプラント監視装
置は、上記請求項18記載のプラント監視装置におい
て、データの比較を時間的に継続して行うことにより、
特性の時間的変遷を取得することにより、状態表示器の
健全性を判定することを特徴とするものである。
【0040】請求項18および請求項19記載の発明に
よれば、例えば警報や指示ランプの健全性が確認でき、
監視の信頼性を高めることができる。
【0041】本発明の請求項20記載のプラント監視装
置は、上記請求項1記載のプラント監視装置において、
プラントには各個所を監視する監視カメラを有し、警報
ランプおよび指示ランプを含みプラントのプロセスの状
態と機器の状態とを表示する表示器の状態を前記動画像
データブロックの前記静動判定手段から特定し、動きの
あったブロックに対応するプラントの個所の監視カメラ
の動画像を表示するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0042】請求項20記載の発明によれば、例えば警
報や指示ランプの状態に応じて自動的に該当プラント個
所の監視カメラの映像を表示することができる。
【0043】本発明の請求項21記載のプラント監視装
置は、上記請求項5または6記載のプラント監視装置に
おいて、プラントには各個所を監視する監視カメラを有
し、前記指示計の指示値が規定された範囲を外れた場合
に、前記指示計に対応するプラント個所の監視カメラの
動画像が表示されるようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0044】請求項21記載の発明によれば、例えばメ
ータの指示値から自動的に該当プラント個所の監視カメ
ラの映像を表示することができる。
【0045】本発明の請求項22記載のプラント監視装
置は、上記請求項1記載のプラントの各個所を監視する
監視カメラを有し、警報ランプまたは指示ランプの色情
報を識別して異常を判定した場合に、前記ランプに対応
するプラント個所の監視カメラによって表示できるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0046】請求項22記載の発明によれば、例えば警
報や指示ランプの色に応じて自動的に該当プラント個所
の監視カメラの映像の画質を調整して表示することがで
きる。 本発明の請求項23記載のプラント監視装置
は、上記請求項20または21記載のプラント監視装置
において、異常と判定されたプロセスまたは機器の名称
および表示された異常状態をテキストデータ化し、動画
像と重ねあわせて前記動画像表示装置に表示するように
したことを特徴とするものである。
【0047】請求項23記載の発明によれば、例えば警
報や指示ランプの状態やメータの指示値に合わせて機器
の名称や状態を動画像と重ねて表示することができる。
【0048】本発明の請求項24記載のプラント監視装
置は、上記請求こ20または21記載のプラント監視装
置において、異常と判定されたプロセスまたは機器の名
称および表示された異常状態を音声合成手段を用いて音
声化し、動画像表示と同時に音声を用いて告知するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0049】請求項24記載の発明によれば、例えば警
報や指示ランプの状態やメータの指示値に合わせて機器
の名称や状態を音声と動画像で通報することができる。
【0050】本発明の請求項25記載のプラント監視装
置は、プラントの状況を撮影する映像入力装置と、映像
入力を符号化し伝送する動画像符号化装置と、映像入力
の中から特定の画像を静止画として符号化する静止画像
符号化装置と、静止画像符号化を行うタイミングを指示
する静止画像符号化タイミング装置と、符号化された動
画像データ、静止画像データおよび制御データを双方向
に伝送する伝送装置と、符号化された動画像および静止
画像データを復号化する復号化装置と、動画像の中から
移動する物体を検出する移動物体検出装置と、動画像の
中から特定色を検出する特定色検出装置と、特定色検出
装置の検出する特定色を指定する特定色選択装置と、復
号化された動画像および静止画像データを受け取りデー
タ処理を行なう画像処理装置と、処理された動画像およ
び静止画像を表示する動画像表示装置とを有し、画像処
理装置はプラント各部における移動物体、特定色物体お
よび静止画像を検出することによってプラントの管理区
域内各部の作業内容を読取り、これとプラントの基準作
業手順とを比較して差異を検出する手段を有し、差異の
認められた場合は是正の勧告または指示を行うことを特
徴とするものである。
【0051】請求項25記載の発明によれば、例えば作
業手順書に基づいて管理区域の作業状況を点検すること
ができる。
【0052】本発明の請求項26記載のプラント監視装
置は、上記請求項25記載のプラント監視装置におい
て、画像処理装置はプラントの作業開始あるいは作業完
了時に特定の動きあるいは特定色を検出することによ
り、作業開始あるいは作業完了を判定する手段を有し、
それに引き続く作業内容に関する勧告あるいは指示を行
うことを特徴とするものである。
【0053】請求項26記載の発明によれば、作業の開
始や完了のタイミングを正しく把握することができ、勧
告や指示を出すことができる。
【0054】本発明の請求項27記載のプラント監視装
置は、上記請求項25記載のプラント監視装置におい
て、画像処理装置はプラントの立ち入り禁止区域内に作
業者の有無を判定する手段を有し、存在を判定した場合
に、警告あるいは指示を行うことを特徴とするものであ
る。
【0055】請求項27記載の発明によれば、例えば立
ち入り禁止区域における作業者の確認を行うことができ
る。
【0056】本発明の請求項28記載のプラント監視装
置は、上記請求項25に記載のプラント監視装置におい
て、画像処理装置は作業区域内における作業員の有無を
判定する手段を有し、作業員の動きが一定時間検出され
ない場合には、当該区域および周辺区域に告知を行うこ
とを特徴とするものである。
【0057】請求項28記載の発明によれば、例えば作
業員の動きを監視して作業員の安全を確保することがで
きる。
【0058】請求項29記載の発明によれば、例えば現
在の情報に過去の履歴データから必要な情報を得て、静
止画像に重ね合わせて表示することが出きる。
【0059】本発明の請求項29記載のプラント監視装
置は、上記請求項25に記載のプラント監視装置におい
て、画像処理装置は取得した静止画像の撮影場所を特定
し、撮影場所の状況の履歴を取得して、取得した静止画
に対して過去の履歴情報を重ねあわせる手段を有するこ
とを特徴とするものである。
【0060】請求項29記載の発明によれば、例えば過
去の履歴データから必要な情報を得て、静止画像に現在
の情報と重ね合わせて表示することができる。
【0061】
【発明の実施の形態】[実施の形態1] (請求項1対
応) 図1はカメラなどの映像信号を用いて警報やメータなど
のプラント状態表示器の状態を監視する本実施例の構成
図であり、映像を取り込む映像入力装置、取り込んだ映
像データの圧縮などの処理を行なうために符号化し、符
号化データを伝送する動画像符号化伝送装置、伝送され
た符号化データを復号し、データ処理を行なう動画像処
理装置、データ処理された動画像をディスプレイなどに
表示する動画像表示装置から構成される。
【0062】ここで、動画像符号化伝送装置は映像入力
装置に一体化されたものでも、映像入力装置と信号ケー
ブルで接続し動画像を取り込むようにした計算機でも良
い。また、映像入力装置と動画像処理装置が離れた場所
にあるときには動画像符号化伝送装置と動画像処理装置
の間は有線、無線の計算機ネットワークや電話線、信号
ケーブルで接続され、データが伝送される。ネットワー
クや電話線でデータを伝送する場合には動画像の更新周
期を確保するため圧縮されたデータを伝送することが必
要になる。以下、映像入力装置と動画像処理装置が離れ
た場所にあり、動画像を符号化して伝送する場合の実施
例を説明する。
【0063】図2は動画像符号化処理構成の一例を示す
ブロック図である。図2において、入力動画像信号は、
ブロック化部301 でマクロブロックに分割される。マク
ロブロックに分割された入力動画像信号は、減算器302
に入力され、予測画像信号との差分がとられて、予測残
差信号が生成される。この予測残差信号と、ブロック化
部301 からの入力動画像信号のいずれか一方を、モード
選択スイッチ303 によって選択し、DCT (離散コサイン
変換)部304 により離散コサイン変換される。DCT 部30
4 で得られDCT 係数データは、量子化部305 で量子化さ
れる。量子化器305 で量子化された信号は2 分岐され、
一方は可変長符号化部313 で可変長符号化される。一
方、量子化部305 で量子化され2 分岐された信号の他方
は、逆量子化部306 及びIDCT(逆離散コサイン変換)部
307 により量子化部305 およびDCT部304 の処理と逆の
処理を順次受けた後、加算器308 でスイッチ311 を介し
て入力される予測画像信号と加算されることにより、局
部復号信号が生成される。この局部復号信号は、フレー
ムメモリ309 に蓄えられ、動き補償部310 に入力され
る。動き補償部310 では、予測画像信号が生成されると
ともに、モード選択部に必要な情報を送る。モード選択
部312 では、マクロブロック単位に動き補償部310 から
の予測情報P に基づいて、フレーム間符号化をおこなう
マクロブロックとフレーム内符号化をおこなうマクロブ
ロックを選択する。フレーム内符号化(イントラ符号
化)をおこなう場合は、モード選択スイッチ情報M をA
とし、スイッチ情報S をA とする。フレーム間符号化
(インター符号化)をおこなう場合は、モード選択スイ
ッチ情報M をB とし、スイッチ情報S をB とする。モー
ド選択スイッチ303 ではモード選択スイッチ情報P に基
づき、スイッチを変更し、また、スイッチ311 ではスイ
ッチ情報S に基づき、スイッチを変更する。ここで、モ
ードとして、イントラモード(INTRA )、インターモー
ド(INTER )、非符号化モード(NOT_CODED )があり、
各マクロブロック毎に対応づけられ、INTRA のマクロブ
ロックはフレーム内符号化される画像領域、INTER のマ
クロブロックはフレーム間符号化される画像領域、NOT_
CODED のマクロブロックは、符号化不要の画像領域であ
る。
【0064】上述した処理により符号化された動画像デ
ータは動画像処理装置に伝送され、動画像の復号化なら
びにプラント状態表示器の監視を行なうための処理が実
行される。図3は動画像処理装置に含まれる処理の構成
であり、動画像を復号化する過程で画像の静動状態を判
定し、動判定ブロックに関して特定色判定を行ない、特
定色が検出された位置とその位置に対応するプラント状
態表示器を同定する。図4は動画像復号化部、ブロック
静動判定部、特定色物体検出部の処理構成を示したもの
であり、動画像復号化部110 においては、まず伝送路ま
たは蓄積系から受信した符号化データは、入力バッファ
101 に一度蓄えられ、多重化分離部102 により1フレー
ム毎にシンタクスに基づいて分離し、可変長復号化部10
3 に出力する。可変長復号化部103 では、各シンタクス
の情報の可変長符号の復号をおこなう。
【0065】可変長復号化部103 において、マクロブロ
ックのモードがINTRA ならば、モード切替スイッチ109
をオフに選択して、可変長復号化部103 で復号化された
量子化DCT 係数情報は、逆量子化部104 で逆量子化さ
れ、IDCT部105 で逆離散コサイン変換処理をおこなうこ
とにより、再生画像信号を生成させる。この再生画像信
号は、フレームメモリ107 に参照画像として蓄積される
一方、特定色物体検出部116 内の表示器状態判定部205
に入力される。
【0066】可変長復号化部103 において、マクロブロ
ックのモードがINTER 及びNOT_CODED ならば、モード切
替スイッチ109 をオフに選択して、可変長復号化部103
で復号化された量子化DCT 係数情報は、逆量子化部104
で逆量子化され、IDCT部105で逆離散コサイン変換処理
をおこない、可変長復号化部103 で復号化された動きベ
クトル情報に基づいて、動き補償部108 において参照画
像を動き補償し、加算器106 で足しあわせて、再生画像
信号を生成させる。この再生画像信号は、フレームメモ
リ107 に参照画像として蓄積される一方、特定色物体検
出部116 内の表示器状態判定部205 に入力される。
【0067】一方、ブロック静動判定部202 および特定
色物体検出部203 においては、図5の流れ図のように、
1 フレーム毎にマクロブロック静動判定(S101)、特定
色物体判定(S102)の2つの処理を行う。
【0068】マクロブロック静動判定部111 では、可変
長復号部103 において復号されたモード情報、動きベク
トル情報、DCT 係数情報と、減算器112 で求めたINTRA
マクロブロックの時の再生画像信号と1 フレーム前のフ
レームメモリとの差分絶対値和(SAD )から、フレーム
内のマクロブロック毎の静動判定を行う。
【0069】図6は、マクロブロック静動判定(S101)
の具体的な流れ図である。ここで、iとjは、フレーム
内の垂直方向と水平方向のマクロブロックのアドレスを
それぞれ表し、V_NMB とH_NMB はフレーム内の垂直方向
と水平方向のマクロブロック数を表している。2 次元配
列M[i][j] は、各マクロブロックが動マクロブロック
か否かの情報を蓄える配列で、TRUEならば動マクロブロ
ック、FALSE ならば静止マクロブロックを表す。
【0070】まず、マクロブロック毎に可変長復号化部
103 からのモード情報MODEの判定を行う(S203)。も
し、MODEがINTRA ならば、そのマクロブロックの再生画
像信号と1 フレーム前のフレームメモリとの差分絶対値
和(SAD )を計算し、閾値T0と比較を行う(S204)。も
し、閾値T0よりも大きい場合、そのマクロブロックは動
マクロブロックと判定し、 M[ i][j] にTRUEが代入さ
れる(S206)。もし、MODEがINTER ならば、可変長復号
化部103 からの動きベクトル情報及びDCT 係数情報か
ら、そのマクロブロックの動きベクトルの絶対値和Σ|
MV| 及び、DCT 係数の絶対値和Σ|COF| を計算し、それ
ぞれの閾値T1、T2と比較を行う(S205)。もし、動きベ
クトルの絶対値和と、DCT 係数の絶対値和が閾値以上の
場合には、そのマクロブロックは動マクロブロックと判
定し、 M[ i][j] にTRUEが代入される(S206)。
【0071】特定色物体判定部113 では、マクロブロッ
ク静動判定部112 のマクロブロック毎の静動判定情報か
ら、特定色物体の判定を行う。図7は、その具体的な流
れ図である。図7で示すように処理内容は、特定色検出
処理(S301)と特定色物体包含処理(S302)の2 つから
成り立っている。特定色検出処理(S301)では、背景画
像の小物体の揺らぎや画像取り込み時の雑音によって動
マクロブロックと誤検出されてしまう防止するために、
周囲8 マクロブロックが全て静止している動マクロブロ
ックを取り除いている。特定色物体包含処理(S302)
は、雑音を取り除いた後の静動判定結果から、隣接して
動マクロブロックが存在する領域を包含する最小の長方
形の検出する処理を行う。この処理で、特定色物体を包
含する長方形を見つけることができる。
【0072】図8は、特定色検出処理の具体的な処理内
容である。図6と同様に、iとjは、フレーム内の垂直
方向と水平方向のマクロブロックのアドレスをそれぞれ
表し、V_NMB とH_NMB はフレーム内の垂直方向と水平方
向のマクロブロック数を表している。ここでの2 次元配
列M[i][j] は、各マクロブロックが特定色マクロブロ
ックか否かの情報を蓄える配列で、TRUEならば特定色マ
クロブロックを表す。
【0073】まず、マクロブロック毎の静動判定結果を
みる。(S403)既に2 次元配列M[i][j] は、マクロブ
ロック静動判定処理(S101)によって、静動判定結果が
格納されていて、TRUEならば動マクロブロック、FALSE
ならば静止マクロブロックを表している。もし、2 次元
配列M[i][j] の値がFALSE 、つまり、静止マクロブロ
ックならば、そのマクロブロックでは何も行わず、次の
マクロブロックにいく。もし、2 次元配列M[i][j] の
値がTURE、つまり、動マクロブロックならば、そのマク
ロブロックの画素値が特定色指定部によって指定された
色空間の範囲に入っているかどうかチェックする(S40
5)。もし、入っていなければ、動マクロブロックつま
り新たに書き換わったマクロブロックには特定色はなか
ったと判定し、FALSE に書き換える(S406)。
【0074】特定色指定部114 では、検出を行う色の色
空間の範囲を指定を行う。もし、予め色が分かっている
場合は、YCbCr 色空間上で直接指定することができる。
ここで、D1〜D6は閾値である。
【0075】
【数式1】 D1<Y <D2 and D3 <Cb<D4 and D5 <Cr<D6 別の特定色の指定方法としては、ユーザにRGB 色空間上
で色の範囲をしてしてもらい、その範囲を数式2 を用い
てYCbCr に変換して決定する方法もある。
【0076】
【数式2】 EY=0.299R+0.587G+0.114B Y=219(EY)/256+16 Cb=126(B-EY)/256+128 Cr=160(R-EY)/256+128 また、別の特定色の指定方法としては、符号化を行って
いるYCbCr 色空間を数式3 を用いてRGB 空間に変換し
て、数式4 のような形で検出する方法もある。
【0077】
【数式3】 R = (298Y+408Cr-56993)/256 G = (298Y-100Cb-207Cr+34495)/256 B = (298Y+518Cb-72085)/256
【0078】
【数式4】 D1<R <D2 and D3 <G <D4 and D5 <B <D6 このように、適当な色空間上で判別できる範囲を指定す
ることができるならば、どのような方法で、指定しても
実行できる。
【0079】次に、上記処理により特定色が検出された
ブロックがどのプラント状態表示器に対応するかを求め
る。プラント状態表示器の特定では、まず最初に表示さ
れた動画像が実際のプラント現場のどこを表示している
かの設定を行なう。
【0080】図9はプラント状態表示器の位置特定の処
理の流れを示したものである。図10のような動画像が
表示されたとき、まずその画像に含まれるプラント状態
表示器を選択する。この選択は、映像入力現場の機器配
置図表示を用意し、その配置図上で画像表示されている
領域を選択することで行なう。次に、動画像表示上で特
徴のある映像の頂点、例えば警報表示エリアの頂点を選
択し、動画像上での頂点座標を取得する。このとき、機
器配置図表示上に頂点マークを表示し、動画像上で選択
した位置に頂点を移動する。同様に、動画像上で別の頂
点を選択し、機器配置図上で位置合わせを行なう。この
頂点の座標から囲まれた領域にあるプラント状態表示器
の座標を算出する。これらの初期設定を行なった後、映
像によるプラント状態表示器の監視を開始する。
【0081】プラント状態同定処理では、動画像上で特
定色が検出されたときに、その検出物体がどのプラント
状態表示器に対応するかの機器同定と、特定色からどの
状態を表すかの状態同定の2つの処理を行なう。図11
はプラント状態表示器が離れて配置されているときのプ
ラント状態同定処理の流れである。機器同定では、まず
特定色が検出されたブロックの位置とブロックサイズを
用いて検出ブロックの中心座標を求める。この処理は検
出されたブロックの固まり毎に行われる。次に、検出ブ
ロックの中心座標に位置するプラント状態表示器を初期
設定時に取得したプラント状態表示器の領域座標から求
め、表示器を同定する。
【0082】プラント状態表示器の状態同定では、特定
された色の種類から同定された表示器の状態を判断す
る。例えば、動画像上で警報の点灯色が赤で表示される
場合、赤表示が検出されたときには警報点灯、赤の検出
が終了したときは消灯、赤の検出と非検出が同じ場所で
周期的に繰り返し検出されたときにはフリッカー状態と
判断する。
【0083】ここでの同定結果と動画像は動画像表示装
置に送られ、表示される。
【0084】[実施の形態2] (請求項2対応) 警報表示のようにプラント状態表示器が隣接して配置さ
れ、同時に点灯する可能性があるときには、色検出した
ときにいっしょに検出され、1つの検出ブロックの固ま
りとして検出される可能性がある。そこで、検出物体の
ブロックサイズからブロックを分離することを行なう。
図12はプラント状態表示器が隣接して配置されている
ときの機器同定処理の流れである。まず、特定色が検出
されたブロックの位置とブロックサイズを用いて検出ブ
ロックの中心座標を求める。次に、検出ブロックの中心
座標に位置するプラント状態表示器を初期設定時に取得
したプラント状態表示器の領域座標から同定し、その表
示器が占有するブロックのサイズを求める。ここで、検
出ブロックのサイズと表示が占有するブロックのサイズ
が最小誤差以上に異なる場合には、表示器の表示領域に
該当する検出ブロック部分をその表示器の検出分として
切り出し、残りの部分については改めて機器同定処理を
行なう。
【0085】[実施の形態3] (請求項3対応) プラント状態表示器の配置や映像入力装置の設置場所の
関係から動画像とプラント状態表示器の位置関係を高い
精度で対応させる必要がある場合には、領域の簡単な選
択だけでなく、映像入力装置の位置や向きを考慮した位
置設定が必要になる。そのための手段として、映像入力
装置に磁石などの方位検出器と撮影方向の垂直角検出器
を設け、映像入力の方向を検出する。この映像入力方向
に合わせてプラント状態表示器の配置を補正し、位置設
定を行なう。図13はこのときの処理の流れを示したも
のである。通常、プラント状態表示器の配置図はある方
向から見た図面で描かれ、方位が記載される。ここで、
図14のような東西南北に対応した座標系を有する3次
元空間を用意し、配置図を実際の方位に合わせて配置す
る。次に、映像入力装置の撮影方向を方位検出器と垂直
角検出器から求め、撮影方向を法線とする撮影面を算出
する。この撮影面に対する配置図の射影図を求め、この
射影図をディスプレイ上の動画像に重ねて縮小率を合わ
せ、プラント状態表示器の位置を設定する。この方法に
より表示器に対して斜めの方向から撮影したときにも正
確に位置設定を行なうことができる。
【0086】[実施の形態4] (請求項4対応) 上記方法により、動画像とプラント状態表示器の位置補
正を行った場合にも動画像内のプラント状態表示器全部
の位置を完全に一致させることは難しい。また、映像入
力現場の環境条件により色検出ブロックのサイズとプラ
ント状態表示器のサイズにズレが生じることがある。図
15はこのときの機器同定処理の流れを示したものであ
る。まず、動画像の位置設定処理においてプラント状態
表示器の中心座標を求めておく。次に、図16のような
状態で色検出が行われたときに色検出ブロック401 の範
囲を求め、その範囲内に中心がある表示器402 、404 を
選択する。選択された表示器の設定領域と色検出ブロッ
クの領域を比較して表示器の設定領域が検出ブロック領
域に含まれる割合を求め、この割合が高いときにはその
表示器が検出されたと見なす。この処理は検出ブロック
内に中心があるすべての表示器に対して行われる。
【0087】[実施の形態5] (請求項5対応) 動画像の色検出を用いて図17のような針の回転角でプ
ロセス値を指示するメータの指示値を読み取る方法を説
明する。図17のメータではプロセス値が変化すると指
示針が回転して値を指し示す。針の動き検出により指示
値の変化を検出する方法を用いた場合には針全体の動き
が検出される。しかしながら、指示値の確認に必要な部
分は針の先端のみであり、それ以外の部分の検出は処理
を増加させるだけで役に立ってはいない。そのため、指
示針の先端のみを検出して指示値を読み取ることを行
う。その手段として、図18のような指示針の先端と始
点部に色を付けたメータを用い、動画像から色検出され
た指示針先端と始点の座標から指示針の角度を求め、角
度から指示値を読み取る。この方法では角度のみが検出
対象となるため、動画像上でのメータ位置を厳密に設定
する必要がなく、簡易的な映像入力装置の設置でも対応
することができる。
【0088】[実施の形態6] (請求項6対応) 図19は、直線方向に指示値が移動するメータに対して
動画像を用いて指示値の読み取りを行う例の説明図であ
る。ここでは、動画像で監視するメータの指示針が移動
する領域の背景に指示針の長さよりも短い幅に、指示針
と対照的な色を塗る。動画像による色検出は背景色に対
して行い、その結果指示針の移動領域全体が色検出され
ることになるが、指示針の部分は検出されないので色検
出ブロックは左右2つに分離される。この分離された色
検出ブロックのサイズからメータの指示値を読み取る。
読み取りに用いる色検出ブロックの選択と、ブロックサ
イズと指示値の関係はメータのスケールの取り方に依存
し、左端を0点とした場合には左側の色検出ブロックの
サイズが指示値を表すことになる。また、0点が移動領
域の中間にある場合には端から0点までの長さと色検出
ブロックのサイズの差分が指示値を表すことになる。
【0089】[実施の形態7] (請求項7、21対
応) 動画像の色検出により、警報の点灯検出やメータの指示
値の読み取り結果は動画像と共に動画像表示装置に送ら
れる。動画像表示装置では受け取ったデータを保存する
と共に、必要に応じてディスプレイ上にデータを表示す
る。図20はデータ表示の実施例であり、動画像表示と
共に動画像に含まれるプラント状態表示器やメータのグ
ラフィックス表示に検出データを反映させた表示と、検
出データに関連した画面を表示する。このような組み合
わせで情報を表示することにより、プラント運転員は現
場の状況と、鮮明な表示と、必要な情報を容易に確認す
ることができる。また、プラントの各個所を監視する監
視カメラを備えて、指示計の指示値が規定された範囲を
外れた場合に、指示計に対応するプラント個所の監視カ
メラの動画像が表示されるようにしてもよい。
【0090】[実施の形態8] (請求項8対応) 映像データで前周期データとの差分を用いて被写体の動
きや色を検出する場合、映像入力装置の向きや位置を動
かした場合には画像全体が動いてしまい、移動体を検出
することができない。そのため、移動する物体を自動的
に検知してその移動に追従して映像を追いかける場合や
色検出された物体を拡大して鮮明に撮影する場合には前
記検出方法では対応できない。本実施例はこのような状
況に対応できる手段を提供するものであり、動画像上で
の動きや色の検出結果を用いて別の映像入力装置の向き
や拡大率を制御し、移動物体に追従して鮮明な映像を提
供する。
【0091】図21は本実施例の構成図であり、位置、
向きを固定して映像入力を行う固定映像入力装置と、映
像入力装置の向きや拡大率を制御する映像入力制御装置
を備えた可動式映像入力装置を固定映像入力装置に隣接
して設置する。固定映像入力装置は広範囲の領域を撮影
し、その中から前記手段を用いて物体の動きや色を検出
する。図22にこのときの処理の流れを示す。まず、検
出された動画像上での座標から検出物体の水平角および
垂直角を求めるため、予め基準とする被写体の実際のサ
イズと画像上でのサイズから座標値に対する角度を算出
しておく。ここで、動きや色検出が行われたときには検
出ブロックの位置とサイズが求められ、検出ブロックの
位置から検出物体の水平角および垂直角を求め、この値
を元に可動式映像入力装置の向きを制御する信号を生成
する。また、検出ブロックのサイズから拡大率を制御す
る信号を生成する。生成された制御信号は可動式映像入
力装置の映像入力制御装置に送られ、可動式映像入力装
置の向き、拡大率を制御する。このことにより、移動物
体の動きに合わせて移動する映像や色検出された物体を
拡大した鮮明な映像を提供することができる。
【0092】上記実施例では、1台の固定映像入力装置
と可動式映像入力装置を用いた例を説明したため、可動
式映像入力装置を固定映像入力装置に隣接して設置した
が、固定映像入力装置を複数台使用したときには固定映
像入力装置の映像に映し出される検出物体の座標から奥
行きを特定できるので可動式映像入力装置を固定映像入
力装置に隣接して設置する必要はなく、また可動式映像
入力装置の位置も制御項目に含めることができる。
【0093】[実施の形態9] (請求項9対応) 固定映像入力装置の映像データと可動式映像入力装置の
映像データをネットワークを介して映像データを伝送す
る場合には、ネットワークの負荷が1つの問題となる。
そこで、必要最小限にネットワーク負荷を抑えるために
何も検出されていない状況では固定映像データのみを伝
送し、移動物体の検出や色検出が行われたときには可動
式映像データを伝送すると共に、固定映像データの圧縮
率を上げて伝送量を落として伝送する。図23はこのと
きの処理の流れを示したものであり、この処理により物
体検出時の映像データ伝送負荷の増大を抑える。
【0094】[実施の形態10] (請求項10対応) 動画像を見ながらプラントを監視するときには、必要な
シーンをより鮮明な画像で確認したいことがある。図2
4はこの要求に応えるインタフェースの実施例であり、
動画像処理装置ないし動画像表示装置に保存される動画
像のフレーム画像を動画像といっしょに表示する。そし
て、フレーム画像を選択したときに保存された動画像デ
ータの中から該当するフレームを選択し、大きなサイズ
で該当フレームの静止画を表示する。図25は、この処
理の流れを示したものである。図26は動画像処理装置
ないし動画像表示装置に保存される画像データ構造の例
であり、各フレームデータはタイムスタンプや画像デー
タといっしょに伝送されたデータを保存するヘッダデー
タと画像データで構成される。フレーム表示では、一定
間隔で選択したフレームの画像データのデータサイズを
縮小して順に表示する。表示された幾つかのフレーム画
像は時間経過に合わせてスクロール(順送り)し、常に
最新に近いデータが表示される。フレームの選択間隔は
スクロールの周期に合わせ、1秒ごとにフレーム表示が
順送りされる場合には1秒間隔でフレームが選択され
る。ここで、監視していた映像に変化が現れ、そのとき
の画像を大きく表示したいときには該当するフレームを
選択する。この選択入力に応じて、該当するフレームデ
ータが保存データから呼び出され、データサイズを縮小
せずにフレーム画像を表示する。なお、選択したいフレ
ームがすでに画面上にない場合にはフレーム表示をスク
ロールバックして選択したいフレームを表示し、選択す
る。また、スクロールバック操作を行ったときにはフレ
ーム表示の自動順送りを一時停止する。これらの処理に
より、通り過ぎてしまったシーンの画像をすぐに表示・
確認することができる。
【0095】なお、フレーム表示に対しては時刻を併記
し、オペレータの時間感覚を利用してフレームを容易に
選択できるようにしてもよい。
【0096】[実施の形態11] (請求項11対応) 上記実施例ではフレーム表示を一定時間間隔で選択する
ようにしたが、動画像上での動き検出や色検出を行う場
合には検出時のフレームを優先して表示し、容易に選択
・確認できるようにする。図27は、本実施例の処理の
流れを示したものであり、動画像上での動き検出ならび
に色検出は前記方法を用いる。図28は検出機能を併用
したときの画像保存データ構成の例であり、各フレーム
データに対して検出データが追加される。検出データが
設定されたフレームは優先的に選択され、フレーム表示
される。ここで、動きや色が検出されたときには検出ブ
ロックが特定されるので、図29に示すように検出ブロ
ックの固まりに合わせて検出位置を簡単な図形を用いて
明示し、この図形を画像上に重ね合わせた画像をフレー
ム表示に表示する。オペレータはこのフレームを選択す
るより、動画像上で自動的に検出したときの画像をすぐ
に確認することができる。
【0097】[実施の形態12] (請求項12対応) 図24のフレーム表示において、オペレータがフレーム
表示を容易に選択できるようにするため、フレームの順
送りの時間間隔はある程度開けなければならない。その
結果、コマ落ちするフレームが増えることになり、選択
したいフレームが表示されず選択できないことがある。
そのため、フレーム表示に対してフレーム選択モードを
設け、このモードが選択されたときにはフレームの自動
順送りを一旦停止し、同時にその時点から以前の全フレ
ームないし短周期間隔で選択したフレームをスクロール
表示する。この処理を用いることにより、オペレータが
選択したいフレームが必ず選択できるようになるだけで
なく、フレームの順送り間隔を短くすることができ、通
常状態でのフレーム表示のコマ落ち数を減らすことがで
きる。
【0098】[実施の形態13] (実施例13対応) 図30は本発明の構成を示すブロック図である。図31にお
いて、映像入力装置501 によって撮影された入力映像信
号は、動画像符号化伝送装置502 によって符号化された
後伝送される。伝送は例えば電話回線、無線電話回線、
LAN がある。復号化装置503 により伝送装置から送られ
てきた動画データを復号し再生画像信号を作成する。再
生画像信号は、動画像処理装置504 で信号処理された
後、動画像表示装置505 で表示される。移動物体検出手
段506 では復号化装置503 から送られてきたデータを基
に、判定領域調整手段507 で設定された判定領域の中の
移動物体の領域を検出する。
【0099】図31は判定領域調整手段507 の構成の一例
を示すブロック図である。ポインテング手段512 により
判定領域を設定し、あるいは物体の移動を追って移動手
段513 により設定し、拡大縮小手段(514) により判定領
域を設定し、判定領域決定手段511 により移動物体を検
出する領域を選定する。
【0100】図32はポインティング手段512 により設定
した判定領域を符号化のマクロブロックに対応させる方
式を示したものである。ポインティング手段により設定
した判定領域521 、522 がそれぞれマクロブロックの52
3,524 に対応されている。ここでは、領域523 は領域52
1 をすべてカバーしかつ最も小さくなる手段により決定
される。
【0101】一方、移動物体検出手段508 においては、
図33の流れ図のように、1 フレーム毎にマクロブロック
静動判定(S101)、判定領域調整(S102)、移動物体判
定(S103)の3 つの処理をそれぞれ、マクロブロック静
動判定部K111、判定領域調整手段506 、移動物体判定部
K113で行う。
【0102】マクロブロック静動判定部K111では、可変
長復号部K103において復号されたモード情報、動きベク
トル情報、DCT 係数情報と、減算器H112で求めたINTRA
マクロブロックの時の再生画像信号と1 フレーム前のフ
レームメモリとの差分絶対値和(SAD )から、フレーム
内のマクロブロック毎の静動判定を行う。
【0103】図34は、マクロブロック静動判定(S101)
の具体的な流れ図である。ここで、iとjは、フレーム
内の垂直方向と水平方向のマクロブロックのアドレスを
それぞれ表し、V_NMB とH_NMB はフレーム内の垂直方向
と水平方向のマクロブロック数を表している。2 次元配
列M[i][j] は、各マクロブロックが動マクロブロック
か否かの情報を蓄える配列で、TRUEならば動マクロブロ
ック、FALSE ならば静止マクロブロックを表す。
【0104】まず、マクロブロック毎に可変長復号化部
K103からのモード情報MODEの判定を行う(S203)。も
し、MODEがINTRA ならば、そのマクロブロックの再生画
像信号と1 フレーム前のフレームメモリとの差分絶対値
和(SAD )を計算し、閾値T0と比較を行う(S204)。も
し、閾値T0よりも大きい場合、そのマクロブロックは動
マクロブロックと判定し、 M[ i][j] にTRUEが代入さ
れる(S206)。閾値T0以下の場合、そのマクロブロック
は静止マクロブロックと判定し、 M[ i][j] にFALSE
が代入される(S207)。
【0105】もし、MODEがINTER ならば、可変長復号化
部K103からの動きベクトル情報及びDCT 係数情報から、
そのマクロブロックの動きベクトルの絶対値和Σ|MV|
及び、DCT 係数の絶対値和Σ|COF| を計算し、それぞれ
の閾値T1、T2と比較を行う。(S205)もし、動きベクト
ルの絶対値和と、DCT 係数の絶対値和が閾値よりも小さ
ければ、そのマクロブロックは静止マクロブロックと判
定し、 M[ i][j] にFALSE が代入される(S207)。そ
うでない場合には、そのマクロブロックは動マクロブロ
ックと判定し、 M[ i][j] にTRUEが代入される(S20
6)。もし、NOT_CODED ならは、そのマクロブロックは
静止マクロブロックと判定し、 M[ i][j] にFALSE が
代入される(S207)。
【0106】移動物体判定部K113では、マクロブロック
静動判定部K112のマクロブロック毎の静動判定情報か
ら、移動物体の判定を行う。図35は、その具体的な流れ
図である。図35で示すように処理内容は、判定領域数に
応じて判定回数を設定するループ部(S301)と雑音除去処
理(S302)と移動物体包含処理(S303)の3 つから成り
立っている。ループ部(S301)では、検出領域の設定数が
取り込まる。雑音除去処理(S302)では、背景画像の小
物体の揺らぎや画像取り込み時の雑音によって動マクロ
ブロックと誤検出されてしまう防止するために、周囲8
マクロブロックが全て静止している動マクロブロックを
取り除いている。移動物体包含処理(S303)は、雑音を
取り除いた後の静動判定結果から、隣接して動マクロブ
ロックが存在する領域を包含する最小の長方形の検出す
る処理を行う。この処理で、移動物体を包含する長方形
を見つけることができる。
【0107】図36は、雑音除去処理の具体的な処理内容
である。図34と同様に、iとjは、フレーム内の垂直方
向と水平方向のマクロブロックのアドレスをそれぞれ表
し、V_PBとH_PBはフレーム内の垂直方向と水平方向のマ
クロブロック数を表している。2 次元配列M[i][j]
は、各マクロブロックが動マクロブロックか否かの情報
を蓄える配列で、TRUEならば動マクロブロック、FALSE
ならば静止マクロブロックを表す。
【0108】まず、マクロブロック毎の静動判定結果を
みる(S403)。もし、2 次元配列M[i][j] の値がFALS
E 、つまり、静止マクロブロックならば、そのマクロブ
ロックでは何も行わず、次のマクロブロックにいく。も
し、2 次元配列M[i][j] の値がTURE、つまり、動マク
ロブロックならば、そのマクロブロックの周囲8マクロ
ブロックの静動判定結果をチェックし(S405)、全て、
FALSE つまり静止マクロブロックならば、そのマクロブ
ロックは、雑音であると判定し、静止マクロブロックに
書き換える(S406)。もし、周囲8 マクロブロックのう
ち一つでもTUREがあれば、雑音とは判定せず、次のマク
ロブロックに移る。なお、画面の外側については、静止
マクロブロックとして仮定している。
【0109】図37〜39は、移動物体包含処理の具体的な
処理内容である。ここで、nは、移動物体の数を示すカ
ウンタであり、S1~S4 は、移動物体を包含する長方形を
探索する範囲を示すパラメータで、S1、S2は、垂直方向
のアドレスの始点と終点であり、S3、S4は、水平方向の
アドレスの始点と終点である。
【0110】図37の流れ図は、探索範囲として検出対象
領域を指定するように、初期化を行う(S501)。次に指
定された探索範囲で移動物体を包含する最小の長方形を
探索する関数Rectangular を呼び出す(S502)。
【0111】図38、図39の流れ図は、関数Rectangular
の処理の内容を示している。関数Rectangular は、探索
範囲であるS1〜S4と移動物体の数を示すnと各マクロブ
ロックの静動判定結果の格納された2 次元配列M を入力
とし、探索結果の長方形のアドレスを格納した1 次元配
列B1〜B4と移動物体の数を示すnとを出力とする。ここ
で、1 次元配列HVは、垂直方向の動マクロブロックの数
のヒストグラムを作成するための作業配列であり、1 次
元配列HHは、水平方向の動マクロブロックの数のヒスト
グラムを作成するための作業配列である。また、変数VF
LAG は、水平方向のヒストグラムの値が0 でない状態の
時にTRUEとなり、値が0 の時にFALSE となるように変更
されるフラグであり、変数HFLAG は、垂直方向のヒスト
グラムの値が0 でない状態の時にTRUEとなり、値が0 の
時にFALSE となるように変更されるフラグである。
【0112】まず、垂直方向の動マクロブロックの数の
ヒストグラムを作成するための作業配列HVの探索範囲で
あるS1〜S2の範囲を値0 で初期化する(S601)。次のLO
OP1とLOOP2 の2重ループでは、探索範囲での垂直方向
の動マクロブロックの数のヒストグラムを作成してい
る。つまり、マクロブロック毎の静動判定結果M[i]
[j] の値を比較し(S604)、値がTURE、つまり、動マ
クロブロックならば、HV[ i] をプラス1し(S605)、
FALSE の場合は、何もしないという動作をとっている。
次に、その垂直方向のヒストグラムの中から、0 でない
連続した部分を探索する。まず、フラグVFLAG をFALSE
にセットする(S608)。次に、探索範囲S1からS2の順序
で、ヒストグラムHVが0 でなく、VFLAG がFALSE である
かをチェックする。(S610)この条件に当てはまるの
は、ヒストグラムが0 でない連続した部分の始点の部分
である。従って、探索している長方形の垂直方向の始点
の候補となるので、1 次元配列B1[n] にアドレスiを格
納し、VFLAG をTUREにセットする。(S611)次に、ヒス
トグラムHVが0 あるいは、探索範囲の終点で、VFLAG が
TUREであるかをチェックする(S612)。この条件に当て
はまるのは、ヒストグラムが0 でない連続した部分の終
点の部分である。従って、探索している長方形の垂直方
向の終点の候補となるので、もし、ヒストグラムHVが0
の場合は、1 次元配列B2[n] にアドレスi-1を格納し
(S614)、そうでない場合は、1 次元配列B2[n]にアド
レスiを格納する(S615)。そしてVFLAG を再びFALSE
にセットする(S611)。 図39は、図38の流れ図の続き
である。今度は、水平方向の動マクロブロックの数のヒ
ストグラムを作成するための作業配列HVの探索範囲であ
るS3〜S4の範囲を値0 で初期化する(S617)。次のLOOP
4 とLOOP5 の2重ループでは、探索範囲での水平方向の
動マクロブロックの数のヒストグラムを作成している。
つまり、マクロブロック毎の静動判定結果M[i][j] の
値を比較し(S604)、値がTURE、つまり、動マクロブロ
ックならば、HH[ i] をプラス1し(S605)、FALSEの
場合は、何もしないという動作をとっている。次に、そ
の水平方向のヒストグラムの中から、0 でない連続した
部分を探索する。まず、フラグHFLAG をFALSEにセット
する(S624)。次に、探索範囲S3からS4の順序で、ヒス
トグラムHHが0でなく、HFLAG がFALSE であるかをチェ
ックする(S626)。この条件に当てはまるのは、ヒスト
グラムが0 でない連続した部分の始点の部分である。従
って、探索している長方形の水平方向の始点の候補とな
るので、1 次元配列B3[n] にアドレスjを格納し、HFLA
G をTUREにセットする(S627)。次に、ヒストグラムHH
が0 あるいは、探索範囲の終点で、HFLAG がTUREである
かをチェックする(S628)。この条件に当てはまるの
は、ヒストグラムが0 でない連続した部分の終点の部分
である。従って、探索している長方形の水平方向の終点
の候補となるので、もし、ヒストグラムHHが0 の場合
は、1 次元配列B4[n] にアドレスj-1を格納し(S63
0)、そうでない場合は、1 次元配列B4[n] にアドレス
jを格納する。(S631)そして、HFLAG を再びFALSE に
セットする(S632)。
【0113】ここで、1 通りの垂直方向と水平方向のヒ
ストグラムによる探索が終了したが、探索した結果B1[
n] 〜B4[ n] が探索範囲S1〜S4と一致するかをチェッ
クして(S633)、一致する場合は、もうこれ以上探索す
る範囲がないので、最小の長方形が求まっていると判定
できる(S634)。そして移動物体の数を表すnをプラス
1 して(S635)、次の移動物体の探索に移る。探索した
結果B1[ n] 〜B4[ n] が探索範囲S1〜S4と一致しない
場合、探索した結果の範囲にまだ複数の移動物体が存在
するので、探索した結果B1[ n] 〜B4[ n] をS1〜S4に
移し替えて(S637)、再び、関数Rectangular を呼び出
す(S637)。このようにして移動物体B1[ n] 〜B4[
n] を探索することができる。
【0114】[実施の形態14] (実施例14対応) 図40は、請求項14の実施の形態を示す図である。図32
から設定したマクロブロックの検査対象領域530,531 は
それぞれH_PB[n][0],H_PB[n][1],V_PB[n][0],V_PB[n]
[1] で囲まれた領域になる。ここでn は検出対象領域の
個数である。この中に移動物体532,533 があり、それぞ
れ図40の矢印で示す方向534,535 に動いている。一定時
間経過後は、移動物体536,537 はこのままでは設定した
枠外(検出可能領域外)に出てしまうことになる。本方
式によれば、移動の大きさにより、それぞれの検出対象
領域を移動物体の移動にあわせて538,539 のようにに移
動させることができる。H_PB'[n][0],H_PB'[n][1],V_P
B'[n][0],V_PB'[n][1] は移動後のマクロブロックを示
している。
【0115】[実施の形態15] (実施例15対応) 図41は、請求項15の実施の形態を示す図である。図32
から設定したマクロブロックの検査対象領域550,551 は
それぞれH_PB[n][0],H_PB[n][1],V_PB[n][0],V_PB[n]
[1] で囲まれた領域になる。ここでn は検出対象領域の
個数である。この中に移動物体552,553 があり、それぞ
れ図41の矢印で示す方向555,556,557 に動いいる。移動
の変化が大きい移動物体556,557 はこのままでは設定し
た枠外(検出可能領域外)に出てしまうことがある。本
方式によれば、移動の変化の大きさにより、それぞれの
検出対象領域を移動物体の変化量にあわせて559 のよう
に拡大することにより移動を検出できるようにしてい
る。一方移動物体552 のように移動の変化が小さい場合
には検出対象を558 のように狭めることで検出判定時間
を短縮することができる。H_PB'[n][0],H_PB'[n][1],V_
PB'[n][0],V_PB'[n][1]は移動後のマクロブロックを示
している。
【0116】[実施の形態16] (実施例16対応) 図42-43 は、請求項16の実施の形態を示す図である。
図42は縦型のメータに対して、図43は回転型のメータに
対しての実施の形態である。図42においてメータ指針60
0 が動き601 の位置まで移動する場合、メータ指針600
により最初は、メータ板602 が遮蔽されており、移動体
検出ブロックとしては606 が該当している。メータが動
くことにより606 の輝度が変化し、移動体検出と輝度変
化は607、608 へと移動して行く。各ブロックでの元々
の輝度をL1,L2 、L3とし、メータの遮蔽によって輝度の
変化する量をMLとする。MLを一定となるように設定する
ことにより、メータによる遮蔽時の輝度はそれぞれL1-M
L 、L2-ML 、L3-ML となる。L1〜L3に検出可能な差を作
ることにより、移動体検出のマクロブロック番号からメ
ータ指示パネル即ちメータ値を読みとることができる。
図43は回転式のメータへの適用例である。基本的には縦
型と同じであるが、メータ指針に対して最も大きな輝度
変化が得られるようにメータ板を設置する。
【0117】[実施の形態17] (実施例17対応) 図44は本発明の構成を示すブロック図である。図44にお
いて、映像入力装置501 によって撮影された入力映像信
号は、動画像符号化伝送装置502 によって符号化された
後伝送される。伝送は例えば電話回線、無線電話回線、
LAN である。復号化装置503 により伝送装置から送られ
てきた動画データを復号し再生画像信号を作成する。再
生画像信号は、動画像処理装置504 で信号処理された
後、動画像表示装置505 で表示される。輝度変化検出手
段620 では復号化装置503 から送られてきたデータを基
に、輝度情報設定621 で設定された輝度からの変化を検
出する。
【0118】図45は、本発明の実施形態の動画像特定輝
度物体検出装置の構成を示すブロック図である。図45の
動画像特定色物体検出装置は、動画像復号化部K110と特
定色物体検出部K116の2 つの部分から成り立っている。
【0119】動画像復号化部K110においては、まず、伝
送路または蓄積系から受信した符号化データは、入力バ
ッファK101に一度蓄えられ、多重化分離部K102により1
フレーム毎にシンタクスに基づいて分離し、可変長復号
化部K103に出力する。可変長復号化部K103では、各シン
タクスの情報の可変長符号の復号をおこなう。
【0120】可変長復号化部K103において、マクロブロ
ックのモードがINTRA ならば、モード切替スイッチK109
をオフに選択して、可変長復号化部K103で復号化された
量子化DCT 係数情報は、逆量子化部K104で逆量子化さ
れ、IDCT部K105で逆離散コサイン変換処理をおこなうこ
とにより、再生画像信号を生成させる。この再生画像信
号は、フレームメモリK107に参照画像として蓄積される
一方、特定色物体検出部K116内の特定色物体合成表示部
K115に入力される。
【0121】可変長復号化部K103において、マクロブロ
ックのモードがINTER 及びNOT_CODED ならば、モード切
替スイッチK109をオフに選択して、可変長復号化部K103
で復号化された量子化DCT 係数情報は、逆量子化部K104
で逆量子化され、IDCT部K105で逆離散コサイン変換処理
をおこない、可変長復号化部K103で復号化された動きベ
クトル情報に基づいて、動き補償部K108において参照画
像を動き補償し、加算器K106で足しあわせて、再生画像
信号を生成させる。この再生画像信号は、フレームメモ
リK107に参照画像として蓄積される一方、特定輝度物体
検出部K116内の特定輝度物体合成表示部K115に入力され
る。
【0122】一方、特定輝度物体検出部K116において
は、1 フレーム毎にマクロブロック静動判定、特定色物
体判定、特定輝度物体合成表示の3 つの処理をそれぞ
れ、マクロブロック静動判定部K111、特定輝度物体判定
部K112、特定色物体合成表示部K115で行う。
【0123】図46は、本発明の適用例を示す模式図であ
る。ランプの消灯状態630 、点灯状態632 、中間状態63
1 、輝度マップ633 を示している。各点灯状態で輝度情
報を設定することにより、点灯の情報を得る。これを用
いてランプの点灯・消灯状態を動画像から特定する。
【0124】[実施の形態18] (請求項18対応) 図47は本発明の構成を示すブロック図である。輝度変化
検出手段から得られた輝度情報は輝度情報記録手段641
を通じて輝度情報蓄積手段644 に履歴データとして蓄積
される。また輝度情報記録手段641 からの現時点での輝
度情報と、輝度情報蓄積手段644 からの過去の輝度情報
は輝度情報比較手段642 により比較され、表示装置643
に表示される。また、輝度情報比較手段642 からの情報
は動画像処理装置504 に入力され、動画像表示装置505
に出力される。図48は健全性判定の手法を示す流れ図で
ある。現在のフレームの表示器の判定S601、過去の同一
表示器のフレームの検索S602、両者を比較するための画
面処理S603、比較処理S604から構成される。これにより
現在と過去の表示器を動画像の撮影を行いながら実施す
ることができる。
【0125】[実施の形態19] (請求項19対応) 図47の装置において、その時点での比較のみならず、特
定の瞬間(表示器の点灯等)からの比較を継続的に行う
ことにより、表示器の時間的健全性を判定することがで
きる。
【0126】図49は判定例を示すものである。現在の表
示器のデータ651 と過去の表示器のデータ652 を比較す
る事により現在の表示器の状態を推測することができ
る。例えば輝度の時間的傾きが過去の履歴データと比較
し急な場合には健全性が損なわれつつあると判断でき
る。
【0127】[実施の形態20] (請求項20対応) 以下本発明を実施例を用いて説明する。図51〜54は実施
例として用いる特願平10-231766 による遠隔監視装置を
参照して説明する図面である。図50はプラント監視装置
の構成図である。図51はプラント遠隔装置の詳細な機能
ブロック図である。図52は画像入力装置の使用状況を示
す図である。図53と図54はプラント遠隔装置で用いるメ
ッセージを説明する図である。図55は本発明による色検
出結果から監視カメラを選択するための対応表の構成例
である。図56は本発明による色検出結果から画質を決定
するための対応表の構成例を示す図である。
【0128】画像入力装置901 は監視カメラ904 で撮影
した動画像を入力し、画像圧縮手段911 で符号化し、通
信手段915 で送信する。画像入力装置901 は符号化した
動画像データを画像出力装置902 に送り、メッセージを
画像制御装置903 と相互に送受信する。画像出力装置90
2 は受信した動画像を画像伸張手段925 を用いて伸張
し、プラント監視装置の監視画面905 に動画像を表示す
る。
【0129】画像制御装置903 は各画像入力装置901 、
画像出力装置902 および上位監視システムとメッセージ
による交渉を行い、状況に応じて画像の入力、送受信、
および表示が最適化されるように、画像入力装置901 と
画像出力装置902 に指示を与える。なお画像制御装置90
3 は動画像データを受け取ることはない。また画像制御
装置903 は図52に示すテーブルを持ち、ネットワーク上
に接続されている画像入力装置901 と画像出力装置902
の状態と対応関係を管理している。
【0130】実施例のプラント遠隔装置で用いるメッセ
ージの種類を図53に、その構文を図54に示す。from文は
発信者、to文は宛先を表す。< ID> にはdirector#1や
camera#1のような装置識別名を用いる。director#1は画
像制御装置の1番、camera#1は画像入力装置の1番を意
味している。すべての画像入力装置に送信する場合はca
mera#allのように指定する。subject にはメッセージ種
類を記述する。
【0131】たとえば画像入力装置901 はメッセージを
受け取ると、メッセージ解釈実行手段914 により内容を
解釈して、動画像圧縮命令ならば画像圧縮手段911 の符
号化パラメータを変更する。あるいはカメラ動作命令な
らば、監視カメラ904 のパンニングやチルト、ズーミン
グの制御を行う。
【0132】本実施例では、メッセージと動画像データ
の送受信はイーサネットを介してTCP/IPの通信プロトコ
ルを用いて実装している。カメラを設置する際には、監
視カメラ904 と画像入力装置901 の組をネットワークに
接続する。画像入力装置901は装置の電源投入またはソ
フトウェアリセットにより自律制御手段912 が起動され
て処理を開始する。
【0133】画像出力装置902 は画像伸長手段925 の中
に請求項1による警報や指示ランプの点灯・消灯状態を
動画像から特定する手段を備える。画像出力装置902 は
どのブロックで検出したかを示すブロック番号を得て、
図55に示す表を参照する。ブロック番号が2ならば、該
当ランプに対応するプラント個所を監視しているプラン
ト監視カメラID、この場合はcamera#10 を得る。ついで
画像出力装置902 はメッセージ作成手段923 を用いて下
記例に示す動画像圧縮メッセージを作成し、通信手段92
1 により該当監視カメラにメッセージを送る。メッセー
ジを受信した画像入力手段901 は、指示内容を解釈し、
動画像の送信を開始する。また図55の表のプラント監視
カメラIDが空欄の場合はメッセージの作成と送信を行わ
ない。
【0134】[実施の形態21] (請求項22対応) 画像出力装置902 は請求項1で用いる特定色を検出する
装置を有し、特定色検出の判定結果を色インデックスと
して受け取る。そしてインデックス値をもとに図56に示
す表を参照して画質を決定する。例えば色インデックス
値が100 ならば、表を参照して画質fineを得る。
【0135】ついで画像出力装置902 はどのブロックで
検出したかを示すブロック番号を得て、図55に示す表を
参照してプラント監視カメラIDを得る。そして画像出力
装置902 はメッセージ作成手段923 を用いて下記例に示
す動画像圧縮メッセージを作成し、通信手段921 により
該当監視カメラにメッセージを送る。メッセージを受信
した画像入力手段901 は、指示内容を解釈し、画像圧縮
手段911 へのパラメータを変更して画質を変更する。
【0136】これにより、例えば赤ランプが点灯した場
合には高画質で動画像を送信、青ランプの場合には通常
画質で動画像を送信するという状況に応じた動画像の画
質制御を自動的に行うことができる。
【0137】[実施の形態22] (請求項23,24
対応) 画像出力装置902 は、文字列合成表示手段926 と文字列
バッファ928 を有し、図55を参照した際にプラント機器
名称を文字列として得て、文字列バッファ928に格納す
る。次いで画像伸長手段925 で復号した動画像に、文字
列合成表示手段926 を用いて文字列をスーパーインポー
ズして、監視装置905 に送る(図57)。また文字列バッ
ファ928の内容を音声合成手段927に送ることで音
声データに変換し、音声ラインを通して監視装置905
に送る(図57)。
【0138】[実施の形態23] (請求項25対応) 図60は本発明の構成を示すブロック図である。図60にお
いて映像入力装置701によって撮影された入力映像信号
は、動画像符号化装置702 、静止画像符号化装置703 に
よって符号化された後、伝送装置704 によって制御デー
タと共に伝送される。伝送形態には、例えば電話回線、
無線電話回線、LAN がある。復号化装置705 により伝送
装置から送られてきた動画あるいは静止画データを復号
し再生画像信号を作成する。再生画像信号は、動画像処
理装置706 で信号処理された後、動画像表示装置707 で
表示される。移動物体検出手段708 では復号化装置705
から送られてきたデータを基に移動物体の検出を行う。
また、特定色検出手段709では復号化装置705 から送ら
れてきたデータを基に特定色選択手段710 で選定した色
の検出を行う。また、静止画像符号化タイミング装置71
1 により静止画取得の制御情報を伝送装置704 により静
止画像符号化装置703 に伝送し静止画像を取得する。ま
た、映像撮影側でも静止画像取得タイミング手段712 に
より静止画像を取得する。
【0139】作業手順書入力装置713 から入力された作
業内容は作業手順書データベース714 に記録保管され、
必要に応じて画像処理装置706 との間でデータ伝送を行
う。図61は本発明の全体の構成を示す流れ図である。ま
ず、作業手順書等により感区域作業の作業内容を読み込
む。次に実際の作業に応じた作業場所を特定し、作業場
所における作業人員を判定し、作業者の作業服の色を判
定する。これらの情報と作業手順書の内容と比較し相違
がある場合には相違点を是正するための措置を講ずる。
【0140】図62はこの作用を具体的に示した流れ図で
ある。まず、作業手順書データベースから作業内容を読
み込み、作業数、作業場所、作業人数、作業服種別
(色)、作業手順の作業データの初期設定を作業毎に行
う。次に作業内容により判明した作業場所の入力映像装
置の画像から移動体の検出を行い、移動体ブロックの情
報をもちいて作業人数の判定を行う。同時に、作業服の
色情報からも特定色検出機能により作業員の検出を行
う。本装置により判定した作業員数と作業手順書の作業
員数の比較を行い、相違点がある場合は是正勧告・指示
等の措置を行う。また、作業服の色から作業内容により
定められた適正な作業服を着用しているかの検査を行
い、相違点がある場合は是正勧告・指示等の措置を行
う。このようにして作業内容に沿った適正な作業が行わ
れているかを監視することが出来る。
【0141】[実施の形態24] (請求項26対応) 図63は本発明の構成を示す流れ図である。作業毎に作業
開始時あるいは作業完了時に特定の動きを行うことで告
知する。この動きは例えば手を振るといった動作であ
る。また、特定の色を示すものを映像入力装置に示して
も良い。これは例えば作業開始時には緑を示し、完了時
には青を示すといった手法を取る。この手段をとること
により、作業員からの特別な連絡を経なくても作業の区
切りを知ることができ、作業開始時にはこれからの作業
内容を、作業完了時には実施作業の確認と次の作業内容
の指示を連絡することができる。
【0142】[実施の形態25] (請求項27対応) 図64は本発明の構成を示す流れ図である。通常ならば人
が立ち入る事の無い区域の映像を監視し、移動物体の検
出と作業服の色からの特定色を検出することにより、監
視区域における移動物体が作業員であるかの判定を行う
ことが出来る。作業員である場合には警告等の措置を講
じ、そうでない場合はその旨該当部署に連絡し、無人で
の立ち入り禁止区域の監視を行うことが出来る。本発明
は立ち入り禁止区域に関してであるが、作業区域の人数
制限監視にも適用できることは実施例25からも明らか
である。
【0143】[実施の形態26] (請求項28対応) 図66は本発明の構成を示す流れ図である。作業区域にお
ける作業員の動きを監視することにより、何らかの異常
が発生した場合において作業員が動きを失った状態にあ
ることを監視し、安全確保を行うことが出来る。作業区
域に作業員が現れた時点から監視を開始する。作業員の
動きが検出されているときは、規定の作業時間を計測
し、作業員が動きを止めた場合は最後に動きを止めた時
間から動きが止まっている時間を計測する。作業員の動
きが検出されている間に作業時間が規定時間を超過した
場合はその旨伝達する。また、作業員が動きを止めつづ
けている時間が設定時間を超過した場合は何らかの異常
が発生したものとして関連部門に連絡する。本監視装置
によれば、このようにして作業時間の監視と安全確保を
併せて行うことができる。
【0144】[実施の形態27] (請求項29対応) 図66は本発明の構成を示す流れ図である。作業区域を監
視する映像入力装置から静止画像符号化タイミング装置
711 あるいは静止画像符号化タイミング手段712 により
静止画像を取得する。取得した静止画像から場所を特定
し履歴データベースから例えば過去の線量測定値等の管
理区域情報を検索して読み込む。この読み込んだデータ
を静止画像上の該当場所にオーバーラップして貼り付け
る。この静止画像データは画像表示装置707 で表示した
り、現場に伝送して現場の携帯端末等に表示することが
できる。本監視装置によれば現場の静止画像に履歴デー
タを表示することができる。
【0145】図67に配管や盤の静止画像に前回のデータ
を表示した例を示す。
【0146】
【発明の効果】本発明のプラント監視システムによれ
ば、専用のハードウェアを用いたり、また、高い能力の
処理装置を用いることなく、簡易な手段によって監視を
自動化することができ、プラント監視の質を飛躍的に高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における動画像処理装置の
構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態における動画像符号化処理
の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態における動画像処理装置の
構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態における動画像復号化部、
ブロック静動判定部および特定色物体検出部の構成を示
す図である。
【図5】本発明の一実施形態における特定色物体検出処
理を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるマクロブロック静
動判定処理を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態における特定色物体判定処
理を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態における特定色物体検出処
理を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態におけるプラント状態表示
器の位置特定処理を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態におけるプラント状態表
示器の映像上での座標取得説明図である。
【図11】本発明の一実施形態におけるプラント状態同
定処理の流れ図である。
【図12】本発明の一実施形態における機器同定処理の
流れ図である。
【図13】本発明の一実施形態におけるプラント状態表
示器位置設定処理の流れ図である。
【図14】本発明の一実施形態におけるプラント状態表
示器位置設定方法の説明図である。
【図15】本発明の一実施形態における同定機器の位置
のズレ補正を行うときの機器同定処理を説明する図であ
る。
【図16】本発明の一実施形態における機器同定処理を
説明する図である。
【図17】本発明の一実施形態における回転式メータの
場合の処理の流れ図である。
【図18】本発明の一実施形態における回転式メータ着
色の説明図である。
【図19】本発明の一実施形態における直線方向移動式
のメータの場合の処理の流れ図である。
【図20】本発明の一実施形態における可動式映像入力
装置の画面表示を示す図である。
【図21】本発明の一実施形態における可動式映像入力
装置制御を行うときのシステム構成図である。
【図22】本発明の一実施形態における可動式映像入力
装置制御の処理の流れ図である。
【図23】本発明の一実施形態における可動式映像入力
装置を用いたときの動画像伝送処理の流れ図である。
【図24】本発明の一実施形態におけるフレームのスク
ロール表示の画面例である。
【図25】本発明の一実施形態における表示フレームの
選択処理の流れ図である。
【図26】本発明の一実施形態における動画像データ構
造を示す図である。
【図27】本発明の一実施形態における検出機能を用い
たときの表示フレームの選択処理の流れ図である。
【図28】本発明の一実施形態における検出機能を用い
たときの動画像データ構造を示す図である。
【図29】本発明の一実施形態における検出ブロックの
表示を示す図である。
【図30】本発明の実施の形態13の構成を示すブロッ
ク図である。
【図31】本発明の実施の形態13の判定領域の設定を
示すブロック図である。
【図32】本発明の実施の形態13の判定流域のマクロ
ブロックへの対応を示すブロック図である。
【図33】本発明の一実施形態における移動物体検出部
の動作を示す流れ図である。
【図34】本発明の一実施形態におけるマクロブロック
静動判定部の動作を示す流れ図である。
【図35】本発明の一実施形態における移動物体判定部
の動作を示す流れ図である。
【図36】本発明の一実施形態における移動物体判定部
の雑音処理の動作を示す流れ図である。
【図37】本発明の一実施形態における移動物体判定部
の移動物体包含処理の動作を示す流れ図である。
【図38】本発明の一実施形態における移動物体判定部
の移動物体包含処理の動作を示す流れ図である。
【図39】本発明の一実施形態における移動物体判定部
の移動物体包含処理の動作を示す流れ図である。
【図40】本発明の実施の形態14のマクロブロックへ
の変換を示す図である。
【図41】本発明の実施の形態15のマクロブロックへ
の変換を示す図である。
【図42】本発明の実施の形態16の縦型メータによる
読みとり方法を記した図である。
【図43】本発明の実施の形態の回転型メータによる読
みとり方法を記した図である。
【図44】本発明の実施の形態17の構成を示すブロッ
ク図である。
【図45】本発明の実施の形態17の輝度検出部の構成
を示すブロック図である。
【図46】本発明の実施の形態17の輝度検出を示す図
である。
【図47】本発明の第18の実施形態の輝度情報比較手段
の構成例を示すブロック図である。
【図48】本発明の実施の形態18の動作を示す流れ図
である。
【図49】本発明の実施の形態19の経年変化を示すブ
ロック図である。
【図50】本発明の一実施の形態のプラント監視装置の
システム構成を示す図である。
【図51】本発明の一実施の形態のプラント監視装置の
機能ブロック図である。
【図52】本発明の一実施の形態の画像入力装置と画像
出力装置の状態テーブルである。
【図53】本発明の一実施の形態で各装置の制御と情報
交換に用いるメッセージの一覧である。
【図54】本発明の一実施の形態で各装置の制御と情報
交換に用いるメッセージの構文である。
【図55】本発明による色検出結果から監視カメラを選
択するための対応表の構成例である。
【図56】本発明による色検出結果から画質を決定する
ための対応表の構成例である。
【図57】本発明によるプラント異常箇所の文字通知お
よび音声通知手段の構成例である。
【図58】本発明によるメータ指示値からカメラを自動
選択する仕組みを説明する図である。
【図59】本発明によるカメラを自動制御する流れを説
明する図である。
【図60】本発明の実施の形態25の構成例を示すブロ
ック図である。
【図61】本発明の実施の形態25の動作を示す流れ図
である。
【図62】本発明の実施の形態25の動作を示す流れ図
である。
【図63】本発明の実施の形態26の動作を示す流れ図
である。
【図64】本発明の実施の形態27の動作を示す流れ図
である。
【図65】本発明の実施の形態28の動作を示す流れ図
である。
【図66】本発明の実施の形態29の動作を示す流れ図
である。
【図67】本発明の実施の形態29の適用例である。
【符号の説明】
11…プラント状態表示器、 12…映像入力装置、13…動
画像符号化伝送装置、14…動画像処理装置、 15…動画
像表示装置、 21…可動式映像入力装置制御装置、 22
…可動式映像入力装置、 101 …入力バッファ、 102
…多重化分離部、 103 …可変長復号部、 104 …逆量
子化部、 105 …IDCT部、 106 …加算器、 107 …フ
レームメモリ、 108 …動き補償部、 109 …スイッ
チ、 111…マクロブロック静動判定部、 112 …減算
器、 113 …特定物体判定部、 114 …特定色指定部、
201 …動画像復号化部、 202 …ブロック静動判定
部、203 …特定色物体検出部、 204 …表示器位置設定
部、 205 …表示器状態判定部、 206 …動画符号化
部、 301 …ブロック化部、 302 …減算器、 303 …
モード選択スイッチ、 304 …DCT 部、 305 …量子化
部、 306 …逆量子化部、 307 …IDCT部、 308 …加
算器、 309 …フレームメモリ、 310 …動き補償部、
311 …スイッチ、 312 …モード選択部、 411 …動
画像表示、 412…グラフィックス表示、 413 …関連
情報表示、 421 …動画像表示、 422 …フレーム画像
表示、 S101…マクロブロック静動判定処理、 S102…
特定色物体判定処理、 S201…ループ処理、 S202…ル
ープ処理、 S203…モード判定処理、 S204…マクロブ
ロック静動判定処理、 S205…マクロブロック静動判定
処理、 S206…動マクロブロック処理 S207 …静止マク
ロブロック処理、 S208…ループ終了処理、 S209…ル
ープ終了処理、 S301…特定色検出処理、 S302…特定
色物体包含処理、 S303…撮影領域選択処理、 S304…
基準点座標取得処理、S305…座標設定処理、 S306…個
別機器座標設定処理、 S311…ブロック中心座標取得処
理、 S312…包含表示器取得処理、 S313…表示器状態
判定処理、S314…フリッカー状態判定処理、 S321…領
域サイズ比較処理、 S322…検出登録処理、 S323…ブ
ロック引き去り処理、 S324…検出登録処理、 S331
…配置図設定処理、 S332 …映像方向取得処理、 S
333 …画像表示面設定処理、S334 …射影図生成処理、
S335 …表示領域選択処理、 S336 …基準点座標取
得処理、 S337 …基準点設定処理、 S338 …表示器
座標算出処理、 S341 …領域座標取得処理、 S342
…包含表示器選択処理、 343…包含率算出処理、 S
344 …領域包含率判断処理、 S345 …検出登録処理、
S346 …選択表示器判断処理、 S351 …角度算出処
理、 S352 …検出物体角度算出処理、 S353 …拡大
率算出処理、 S354…可動式映像入力装置制御処理、
S361…検出判断処理、 S362 …圧縮率変更処理、
S363 …固定映像伝送処理、S364 …可動式映像伝送処
理、 S365 …可動式映像伝送終了処理、 S366 …固
定映像伝送処理、 S371 …動画像処理、 S372 …間
隔判定処理、 S373…フレーム表示生成処理、 S374
…間隔クリア処理、 S375 …間隔カウント処理、
S376 …フレームデータ保存処理、 S381 …動画像処
理、 S382 …間隔判定処理、 S383 …検出判断処
理、 S384 …フレーム表示生成処理、S385 …間隔ク
リア処理、 S386 …間隔カウント処理、 S387 …フ
レームデータ保存処理、 S401…ループ処理、 S402…
ループ処理、 S403…マクロブロックの静動判断処理、
S405…特定色判定処理、 S407…ループ終了処理、
S408…ループ終了処理 901 …画像入力装置、 902 …画像出力装置、 903 …
画像制御装置、 904 …監視カメラ、 905 …監視装
置、 906 …ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 敏和 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 中條 健 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 池田 旬 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 菊池 義浩 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5C054 EA01 EA03 EA05 FC08 FC13 FF02 FF03 HA02 HA03

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントのプロセスの状態または機器の
    状態を表示する表示器を配列したプラント状態表示盤を
    撮影して映像信号とする映像入力装置と、前記映像信号
    を入力して符号化データとし伝送する動画像符号化伝送
    装置と、前記符号化データを処理する動画像処理装置
    と、前記動画像処理装置でデータ処理された結果を表示
    する動画像表示装置とを備え、 前記動画像処理装置は、前記符号化データをブロック単
    位で復号化して復号化された動画像データとする動画像
    復号化手段と、前記復号化された動画像デー夕のブロッ
    ク毎にブロック内の画像が静止状態であるか動きのあっ
    た状態であるかを判定し動きのあったブロックを検出す
    る静動判定手段と、前記動きのあったブロックの色デー
    タからブロックがあらかじめ特定された特定色であるか
    否かを判定し特定色の物体を検出する特定色ブロック判
    定手段と、前記特定ブロックとブラント状態表示盤にお
    ける前記特定色ブロックに対応する表示器を特定し表示
    内容の判定をする表示器判定手段とを備え、前記プラン
    ト状態表示盤を監視し表示器の表示内容を特定すること
    を特徴とするプラント監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラント監視装置におい
    て、前記表示器判定手段は、前記特定色ブロック判定手
    段によって同一の特定色と判定された隣接する特定色ブ
    ロックの集まりを表示器一個に対応する特定色ブロック
    の組に分解した上で、分解された特定色ブロックの組に
    対応する前記表示器の識別を行う特定色ブロック分解識
    別手段を有することを特徴とするプラント監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプラント監視装置におい
    て、前記プラント状態表示盤の撮影映像射影面と前記プ
    ラント状態表示盤の表示面とのなす角度を検出する角度
    検出手段と、前記プラント状態表示盤の前記表示器配置
    図を射影面に射影した配置射影図を作成する配置射影図
    作成手段と、前記配置射影図の縮小率を合わせて前記の
    画像表示手段の表示に重ね合わせることにより、表示さ
    れた表示器を特定する手段とを具備したことを特徴とす
    るプラント監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のブラント監視装置におい
    て、特定色が検出されたときに検出領域と前記配置射影
    図の表示領域の重なりの度合を読み取って表示器を特定
    する表示器特定手段を具備したことを特徴とするプラン
    ト監視装置。
  5. 【請求項5】 プラントのプロセスの状態値を針の回転
    角で指示し前記針の先端部と始点部が特定色に着色され
    た針指示型の指示器を有するプラント状態表示盤を撮影
    して映像信号とする映像入力装置と、前記映像信号を入
    力して符号化データとする動画像符号化伝送装置と、符
    号化された動画像データを処理する動画像処理装置と、
    前記動画像処理装置によって処理された結果を表示する
    動画像表示装置とを有し、 前記動画像処理装置は、前記動画像データをブロック単
    位で復号化して復号化された動画像データのブロック毎
    にブロック内の画像が静止状態であるか動きのあった状
    態であるかを判定し動きのあったブロックを検出する静
    動ブロック判定色判定手段と、前記特定色の発生の判定
    されたブロックの位置から動きのあった針指示型の表示
    器の針の先端部の座標と前記針の始点の座標から前記針
    の角度を読取る指示角読取手段を有することを特徴とす
    るブラント監視装置。
  6. 【請求項6】 プラントのプロセスの状態値を指示し指
    示針の移動する領域の背景を着色した指示器を有するプ
    ラント状態表示盤を撮影して映像信号とする映像入力装
    置と、前記映像信号を入力して符号化データとする動画
    像符号化伝送装置と、符号化された動画像データを処理
    する動画像処理装置と、前記動画像処理装置によって処
    理された結果を表示する動画像表示装置とを有し、 前記動画像処理装置は、前記動画像データをブロック単
    位で復号化して復号化された動画像データのブロック毎
    にブロック内の画像が静止状態であるか動きのあった状
    態であるかを判定し動きのあったブロックを検出する静
    動ブロック判定手段と、前記動きのあったブロックの色
    データから特定色の発生を判定する特定色判定手段と、
    前記特定色の発生の判定された連続したブロックのサイ
    ズから指示値を特定する指示値特定手段とを有すること
    を特徴とするプラント監視装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項記載の
    プラント監視装置において、前記動画像表示装置は撮影
    された前記表示器及び前記指示器に対応するグラフィッ
    クス画面のデータベースを有し、前記特定結果の表示を
    対応するグラフィックス画面とともに表示することによ
    って表示内容を明瞭にしたことを特徴とするブラント監
    視装置。
  8. 【請求項8】 プラントのプロセスの状態と機器の状態
    とを表示する表示器または指示計器の少なくともいずれ
    かの物体を配列したプラント状態表示盤を、撮影位置を
    固定して広範囲に撮影して映像信号とする固定映像入力
    装置と、前記映像信号を入力して符号化データとする動
    画像符号化伝送装置と、前記符号化データを処理する動
    画像処理装置と、前記動画像処理装置でデータ処理され
    た結果を表示する動画像表示装置とを有し、 前記動画像処理装置は、前記符号化データをブロック単
    位で復号化して復号化された動画像データとする動画像
    復号化手段と、前記復号化された動画像デー夕のブロッ
    ク毎にブロック内の画像が静止状態であるか動きのあっ
    た状態であるかを判定し動きのあったブロックを検出す
    る静動判定手段と、前記動きのあったブロックの色デー
    タからブロックがあらかじめ特定された特定色であるか
    否かを判定し特定色の物体を検出する特定色物体判定手
    段と、前記特定色ブロックが連続して形成されるパター
    ンから前記特定色物体のサイズを特定する物体サイズ特
    定手段と前記特定色物体の位置を検出する位置特定手段
    とを有し、さらに、 前記特定色物体のサイズと位置に基づいて、撮影する向
    き、位置及び拡大率を設定し前記特定色物体の映像を鮮
    明に撮影する可動映像入力装置を有することを特徴とす
    るプラント監視装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のプラント監視装置におい
    て、前記特定色物体の検出されないときは、前記固定映
    像入力装置から入力され処理された画像を動画像表示装
    置に伝送し、前記特定色物体が検出されたときは、前記
    可動映像入力装置の映像を動画像表示装置に伝送すると
    ともに、固定映像入力装置から入力され処理された画像
    の伝送データ量を減少させて伝送することにより、前記
    可動映像入力装置による画像と固定映像入力装置から入
    力され処理された画像とを同時に表示できるようにした
    ことを特徴とするプラント監視装置。
  10. 【請求項10】 プラントのプロセスの状態と機器の状
    態とを表示する表示器または指示計器の少なくともいず
    れかの物体を配列したプラント状態表示盤を、撮影位置
    を固定して広範囲に撮影して映像信号とする固定映像入
    力装置と、前記映像信号を入力して符号化データとする
    動画像符号化伝送装置と、前記符号化データを処理する
    動画像処理装置と、前記動画像処理装置でデータ処理さ
    れた結果を表示する動画像表示装置とを有し、 前記動画像処理装置ないしほ動画像表示装置は、動画像
    を保存する動画像保存手段と、保存された前記動画像の
    中から一定周期毎にフレームを選択して前記動画像表示
    装置に表示する保存画像選択表示手段とを設け、リアル
    タイムで表示される動画像表示と共に保存した前記動画
    像のフレーム画像を一定時間間隔で選択し、選択された
    前記フレーム画像を時間の進展に合わせてスクロール表
    示し、ディスプレイ上に表示されたフレーム画像から特
    定のフレーム画像を選択したときに、前記フレーム画像
    を拡大表示することを特徴とするプラント監視装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のプラント監視装置に
    おいて、前記動画像処理装置は、動画像データをブロッ
    ク単位で復号化して復号化されたブロック毎にブロック
    内の画像が静止状態か動状態かを判定し、判定結果から
    移動物体ないし色の検出を行なう手段と、検出した移動
    物体ないし特定色を画像上に明示する手段を設け、一定
    時間間隔のフレーム画像を表示する代わりに検出時のフ
    レームを優先して表示し、検出フレームには移動物体な
    いし特定色を明示する表示を重ねて表示することを特徴
    とするプラント監視装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載のプラント
    監視装置において、フレーム画像表示にフレーム選択モ
    ードを設け、本モードが選択されたときにはフレームの
    自動順送りを一旦停止し、選択された時点以前の全フレ
    ームないし短周期間隔で選択したフレームをスクロール
    表示することを特徴とするプラント監視装置。
  13. 【請求項13】 プラント各部の状態を撮影する映像入
    力装置と、映像入力を符号化し伝送する動画像符号化伝
    送装置と、前記符号化データを動画像処理する動画像処
    理装置と、前記動画像処理装置でデータ処理された結果
    を表示する動画像表示装置とを有し、 前記動画像処理装置は、符号化された動画像データを復
    号化する復号化手段と、復号化された動画像データを処
    理する動画像処理手段と、動画像データをブロック単位
    で復号化して復号化されたブロック毎にブロック内の画
    像が静止状態か動状態かを判定し動画像の中から移動す
    る物体を検出する移動物体検出手段と、移動物体の判定
    対象とするブロックを指定した領域内に限定し調整する
    判定領域調整手段とを有することを特徴とするプラント
    監視装置
  14. 【請求項14】 請求項13記載のプラント監視装置に
    おいて、移動物体検出手段により検出した前記移動物体
    の動きが、指定された前記領域を超えたときに、移動物
    体の判定対象とするブロックの領域を移動物体の動き方
    向に合わせて移動する手段を有することを特徴とするプ
    ラント監視装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載のプラント監視装置に
    おいて、移動物体検出手段により検出した前記移動物体
    の動きが、指定された前記領域を超えたときに、移動物
    体の判定対象とするブロックの領域を移動物体の動きに
    合わせて拡大または縮小する手段を有することを特徴と
    するプラント監視装置。
  16. 【請求項16】 請求項13ないし15のいずれか1項
    記載のプラント監視装置において、移動物体検出手段に
    より動きを特定して針式指示計の指示針を検出し、前記
    指示針によって遮蔽された指示板の指示値を特定する手
    段を有することを特徴とするプラント監視装置。
  17. 【請求項17】 プラントのプロセスの状態と機器の状
    態とを表示する表示器を配列したプラント状態表示盤を
    撮影して映像信号とする映像入力装置と、前記映像信号
    を入力して符号化データとする動画像符号化伝送装置
    と、前記符号化データを処理する動画像処理装置と、前
    記動画像処理装置でデータ処理された結果を表示する動
    画像表示装置とを有し、 前記動画像処理装置は、前記符号化データをブロック単
    位で復号化して復号化された動画像データとする動画像
    復号化手段と、前記復号化された動画像デー夕のブロッ
    ク毎にブロック内の画像が静止状態であるか動きのあっ
    た状態であるかを輝度データから判定し動きのあったブ
    ロックを検出する静動判定手段と、 前記動きのあったブロックの輝度データから表示内容の
    判定をする表示状態特定手段とを有することを特徴とす
    るプラント監視装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のプラント監視装置
    において、移動物体と判定したブロックの輝度データを
    継続的に記録する手段と、前記移動物体と判定した前記
    ブロックの輝度データを記録された前記輝度データと比
    較することにより、表示器の健全性を判定する手段とを
    有することを特徴とするプラント監視装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のプラント監視装置に
    おいて、データの比較を時間的に継続して行うことによ
    り、特性の時間的変遷を取得することにより、状態表示
    器の健全性を判定することを特徴とするプラント監視装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項1記載のプラント監視装置にお
    いて、プラントには各個所を監視する監視カメラを有
    し、警報ランプおよび指示ランプを含みプラントのプロ
    セスの状態と機器の状態とを表示する表示器の状態を前
    記動画像データブロックの前記静動判定手段から特定
    し、動きのあったブロックに対応するプラントの個所の
    監視カメラの動画像を表示するようにしたことを特徴と
    するプラント監視装置。
  21. 【請求項21】 請求項5または6記載のプラント監視
    装置において、プラントには各個所を監視する監視カメ
    ラを有し、前記指示計の指示値が規定された範囲を外れ
    た場合に、前記指示計に対応するプラント個所の監視カ
    メラの動画像が表示されるようにしたことを特徴とする
    プラント監視装置。
  22. 【請求項22】 請求項1に記載のプラント監視装置に
    おいて、プラントには各個所を監視する監視カメラを有
    し、警報ランプまたは指示ランプの色情報を識別して異
    常を判定した場合に、前記ランプに対応するプラント個
    所の監視カメラによって表示できるようにしたことを特
    徴とするプラント監視装置。
  23. 【請求項23】 請求項20または21記載のプラント
    監視装置において、異常と判定されたプロセスまたは機
    器の名称および表示された異常状態をテキストデータ化
    し、動画像と重ねあわせて前記動画像表示装置に表示す
    るようにしたことを特徴とするプラント監視装置。
  24. 【請求項24】 請求項20または21記載のプラント
    監視装置において、異常と判定されたプロセスまたは機
    器の名称および表示された異常状態を音声合成手段を用
    いて音声化し、動画像表示と同時に音声を用いて告知す
    るようにしたことを特徴とするプラント監視装置。
  25. 【請求項25】 プラントの状況を撮影する映像入力装
    置と、映像入力を符号化し伝送する動画像符号化装置
    と、映像入力の中から特定の画像を静止画として符号化
    する静止画像符号化装置と、静止画像符号化を行うタイ
    ミングを指示する静止画像符号化タイミング装置と、符
    号化された動画像データ、静止画像データおよび制御デ
    ータを双方向に伝送する伝送装置と、符号化された動画
    像および静止画像データを復号化する復号化装置と、動
    画像の中から移動する物体を検出する移動物体検出装置
    と、動画像の中から特定色を検出する特定色検出装置
    と、特定色検出装置の検出する特定色を指定する特定色
    選択装置と、復号化された動画像および静止画像データ
    を受け取りデータ処理を行なう画像処理装置と、処理さ
    れた動画像および静止画像を表示する動画像表示装置と
    を有し、 画像処理装置はプラントにおける移動物体、特定色物体
    および静止画像を検出することによってプラントの管理
    区域内の作業内容を読取り、これとプラントの基準作業
    手順とを比較して差異を検出する手段を有し、差異の認
    められた場合は是正の勧告または指示を行うことを特徴
    とするプラント監視装置。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のプラント監視装置
    において、画像処理装置はプラントの作業開始あるいは
    作業完了時に特定の動きあるいは特定色を検出すること
    により、作業開始あるいは作業完了を判定する手段を有
    し、それに引き続く作業内容に関する勧告あるいは指示
    を行うことを特徴とするプラント監視装置。
  27. 【請求項27】 請求項25に記載のプラント監視装置
    において、画像処理装置はプラントの立ち入り禁止区域
    内に作業者の有無を判定する手段を有し、存在を判定し
    た場合に、警告あるいは指示を行うことを特徴とするプ
    ラント監視装置。
  28. 【請求項28】 請求項25に記載のプラント監視装置
    において、画像処理装置は作業区域内における作業員の
    有無を判定する手段を有し、作業員の動きが一定時間検
    出されない場合には、当該区域および周辺区域に告知を
    行うことを特徴とするプラント監視装置。
  29. 【請求項29】 請求項25に記載のプラント監視装置
    において、画像処理装置は取得した静止画像の撮影場所
    を特定し、撮影場所の状況の履歴を取得して、取得した
    静止画に対して過去の履歴情報を重ねあわせる手段を有
    することを特徴とするプラント監視装置。
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