JP2000183254A - 光半導体素子収納用パッケージ - Google Patents

光半導体素子収納用パッケージ

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JP2000183254A
JP2000183254A JP10361444A JP36144498A JP2000183254A JP 2000183254 A JP2000183254 A JP 2000183254A JP 10361444 A JP10361444 A JP 10361444A JP 36144498 A JP36144498 A JP 36144498A JP 2000183254 A JP2000183254 A JP 2000183254A
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JP
Japan
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optical semiconductor
semiconductor element
electronic cooling
metal frame
metal
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JP10361444A
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English (en)
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Atsushi Ogasawara
厚志 小笠原
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子冷却素子による光半導体素子の冷却にバラ
ツキが発生し光半導体素子に所定波長の光を正確に励起
させることができない。 【解決手段】光半導体素子4が電子冷却素子5を介して
載置される金属基体1と、前記金属基体1の上面に接合
され、側壁に切欠部2bを有する金属枠体2と、前記切
欠部2bに挿着され、前記金属枠体2の内側の領域に段
差部7aを有する絶縁体7及び該段差部7a上面から金
属枠体2の外側にかけて導出する複数個の配線層8、8
aとから成る端子体6と、前記金属枠体2の上面に接合
される蓋体3とから成る光半導体素子収納用パッケージ
であって、前記端子体6は段差部7aに貫通孔7bを有
しており、該貫通孔7bの内壁に電子冷却素子5の電極
が接続される配線層8aを延出させるとともに貫通孔7
a内壁において電子冷却素子5の電極に接続されている
リード線10を接続させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光半導体素子を収
容するための光半導体素子収納用パッケージに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、光半導体素子を収容するための光
半導体素子収納用パッケージは、一般に鉄ーニッケルー
コバルト合金や銅ータングステン合金等の金属材料から
成り、上面中央部に光半導体素子がペルチェ素子等の電
子冷却素子を間に挟んで載置される載置部を有する金属
基体と、前記光半導体素子載置部を囲繞するようにして
金属基体上に銀ロウ等のロウ材を介して接合され、側部
に貫通孔及び切欠部を有する鉄ーニッケルーコバルト合
金等の金属材料から成る金属枠体と、前記金属枠体の貫
通孔もしくは貫通孔周辺の金属枠体に取着され、内部に
光信号が伝達される空間を有する鉄ーニッケルーコバル
ト合金等の金属材料から成る筒状の固定部材と、前記筒
状の固定部材に融点が200〜400℃の金ー錫合金等
の低融点ロウ材を介して取着された固定部材の内部を塞
ぐ非晶質ガラス等から成る透光性部材と、前記金属枠体
の切欠部に挿着され、酸化アルミニウム質焼結体から成
る絶縁体に光半導体素子及びペルチェ素子等の電子冷却
素子の各電極がリード線を介して電気的に接続される配
線層が形成されている端子体と、前記金属枠体の上面に
取着され、光半導体素子を気密に封止する蓋部材とから
構成されており、前記金属基体の光半導体素子載置部に
光半導体素子を間にペルチェ素子等の電子冷却素子を挟
んで載置固定させるとともに該光半導体素子の各電極を
リード線を介して端子体の配線層に電気的に接続し、し
かる後、前記金属枠体の上面に蓋部材を接合させ、金属
基体と金属枠体と蓋部材とから成る容器内部に光半導体
素子を気密に収容するとともに筒状固定部材に光ファイ
バー部材を、例えば、YAG溶接等により取着すること
によって製品としての光半導体装置となる。
【0003】かかる光半導体装置はペルチェ素子等の電
子冷却素子により光半導体素子を冷却しつつ光半導体素
子に外部電気回路から供給される駆動信号によって光励
起を起こさせ、該励起した光を光信号として透光性部材
を介し光ファイバー部材に授受させるとともに該光ファ
イバー部材の光ファイバー内を伝達させることによって
高速光通信等に使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の光半導体素子収納用パッケージにおいては、端子体
に設けた配線層への電子冷却素子の接続が配線層の上面
に電子冷却素子に接続されているリード線を半田等のロ
ウ材を介し接合させることによって行われており、配線
層とリード線との接合面積が狭く、両者の接触抵抗に大
きなバラツキを有したものとなっている。そのためペル
チェ素子等の電子冷却素子で光半導体素子を冷却しつつ
光半導体素子に光を励起させた場合、電子冷却素子に印
加される電力に誤差が生じるとともに電子冷却素子によ
る光半導体素子の冷却に大きなバラツキが発生し、その
結果、光半導体素子の励起する光の波長に誤差が生じ、
光通信を正確に行うことができないという欠点を有して
いた。
【0005】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は光半導体素子が励起する光の波長を一定
として正確な光通信を行うことができる光半導体素子収
納用パッケージを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、光半導体素子
が電子冷却素子を介して載置される載置部を有する金属
基体と、前記金属基体の上面に前記載置部を囲繞するよ
うにして接合され、且つ側壁に切欠部を有する金属枠体
と、前記切欠部に挿着され、前記金属枠体の内側の領域
に段差部を有する絶縁体と、該段差部上面から金属枠体
の外側にかけて導出する光半導体素子の電極及び電子冷
却素子の電極がリード線を介して接続される複数個の配
線層とから成る端子体と、前記金属枠体の上面に接合さ
れ、光半導体素子を気密に封止する蓋体とから成る光半
導体素子収納用パッケージであって、前記端子体は絶縁
体の段差部に貫通孔を有しており、該貫通孔の内壁に電
子冷却素子の電極が接続される配線層を延出させるとと
もに貫通孔内壁において貫通孔内に挿通された電子冷却
素子の電極に接続されているリード線を接続させたこと
を特徴とするものである。
【0007】また本発明は、光半導体素子が電子冷却素
子を介して載置される載置部を有する金属基体と、前記
金属基体の上面に前記載置部を囲繞するようにして接合
され、且つ側壁に切欠部を有する金属枠体と、前記切欠
部に挿着され、前記金属枠体の内側の領域に段差部を有
する絶縁体と、該段差部上面から金属枠体の外側にかけ
て導出する光半導体素子の電極及び電子冷却素子の電極
がリード線を介して接続される複数個の配線層とから成
る端子体と、前記金属枠体の上面に接合され、光半導体
素子を気密に封止する蓋体とから成る光半導体素子収納
用パッケージであって、前記端子体は絶縁体の段差部側
面に溝部を有しており、該溝部の内壁に電子冷却素子の
電極が接続される配線層を延出させるとともに溝部内壁
において溝部内に挿通された電子冷却素子の電極に接続
されているリード線を接続させたことを特徴とするもの
である。
【0008】本発明の光半導体素子収納用パッケージに
よれば、端子体に形成されている配線層のうちペルチェ
素子等の電子冷却素子が接続される配線層を端子体の絶
縁体に設けた貫通孔もしくは溝部の内壁にまで延出さ
せ、該貫通孔もしくは溝部内において配線層と電子冷却
素子に接続されているリード線とを接合接続させるよう
になしたことから配線層とリード線とは接合面積が広
く、接触抵抗が均一な小さなものとなり、その結果、ペ
ルチェ素子等の電子冷却素子で光半導体素子を冷却しつ
つ光半導体素子に光を励起させた場合、電子冷却素子に
印加される電力も均一になるとともに電子冷却素子によ
る光半導体素子の冷却も均一となり、光半導体素子の励
起する光の波長を常に一定として光通信を正確に行うこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明を添付図面に基づき詳
細に説明する。図1及び図2は本発明の光半導体素子収
納用パッケージの一実施例を示し、1は金属基体、2は
金属枠体、3は蓋体である。この金属基体1と金属枠体
2と蓋体3とで内部に光半導体素子4を収容するための
容器が構成される。
【0010】前記金属基体1は光半導体素子4を支持す
るための支持部材として作用し、その上面の略中央部に
光半導体素子4を載置するための載置部1aを有し、該
載置部1aには光半導体素子4が間にペルチェ素子等の
電子冷却素子5を挟んで金−シリコンロウ材等の接着剤
により接着固定される。
【0011】前記金属基体1は鉄ーニッケルーコバルト
合金や銅ータングステン合金等の金属材料から成り、例
えば、鉄ーニッケルーコバルト合金から成る場合、鉄ー
ニッケルーコバルト合金のインゴット(塊)に圧延加工
法や打ち抜き加工法等、従来周知の金属加工法を施すこ
とによって製作される。
【0012】なお、前記金属基体1はその外表面に耐蝕
性に優れ、かつロウ材に対して濡れ性が良い金属、具体
的には厚さ2〜6μmのニッケル層と厚さ0.5〜5μ
mの金層を順次、メッキ法により被着させておくと、金
属基体1が酸化腐蝕するのを有効に防止することができ
るとともに金属基体1上面に光半導体素子4の下部に配
されるペルチェ素子等の電子冷却素子5を強固に接着固
定させることかできる。従って、前記金属基体1は酸化
腐蝕を有効に防止し、かつ上面に光半導体素子4の下部
に配されるペルチェ素子等の電子冷却素子5を強固に接
着固定させる場合にはその外表面に厚さ2〜6μmのニ
ッケル層と厚さ0.5〜5μmの金層を順次、メッキ法
により被着させておくことが好ましい。
【0013】また前記金属基体1の上面には、光半導体
素子4が載置される載置部1aを囲繞するようにして金
属枠体2が接合されており、該金属枠体2の内側に光半
導体素子4を収容するための空所が形成されている。
【0014】前記金属枠体2は鉄ーニッケルーコバルト
合金や鉄ーニッケル合金等の金属材料から成り、例え
ば、鉄ーニッケルーコバルト合金等のインゴット(塊)
をプレス加工により枠状とすることによって形成され、
金属基体1への取着は金属基体1上面と金属枠体2の下
面とを銀ロウ材を介しロウ付けすることによって行われ
ている。
【0015】更に前記金属枠体2はその側壁に貫通孔2
aが設けてあり、該貫通孔2aには光ファイバー部材9
が挿着され、光ファイバー部材9を容器の外部から内部
にかけて挿通させるための挿通孔として作用する。
【0016】前記金属枠体2の側壁に形成されている貫
通孔2aは金属枠体2に、例えば、ドリル孔あけ加工を
施すことによって所定形状に形成される。
【0017】前記金属枠体2の貫通孔2aに挿着されて
いる光ファイバー部材9は光半導体素子4が励起した光
を授受し、その光を内部に伝達させて光通信等に使用さ
れる。
【0018】また前記金属枠体2はその側壁に切欠部2
bが形成されており、該切欠部2bには端子体6が挿着
されている。
【0019】前記端子体6は酸化アルミニウム質焼結体
等の電気絶縁材料から成る絶縁体7と複数個の配線層
8、8aとで形成され、配線層8、8aを金属枠体2に
対し電気的絶縁をもって金属枠体2の内側から外側にか
けて配設する作用をなし、絶縁体7の側面に予め金属層
を被着させておくとともに該金属層を金属枠体2の切欠
部2b内壁面に銀ロウ等のロウ材を介し取着することに
よって金属枠体2の切欠部2へに挿着される。
【0020】前記端子体6の絶縁体7は、例えば、酸化
アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化カル
シウム等の原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合
して泥漿状となすとともにこれを従来周知のドクターブ
レード法やカレンダーロール法によりシート状に成形し
てセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を
得、しかる後、前記セラミックグリーンシートに適当な
打ち抜き加工を施すとともに上下に複数枚積層し、高温
(約1600℃)で焼成することによって製作される。
【0021】また前記端子体6の絶縁体7には金属枠体
2の内側に位置する領域に段差部7aが形成されてお
り、該段差部7aの上面から外側にかけて複数個の配線
層8、8aが形成されている。
【0022】前記配線層8、8aは光半導体素子4およ
び電子冷却素子5の各電極を外部電気回路に接続する際
の導電路として作用し、配線層8、8aのうち絶縁体7
の段差部7aに形成されている領域には光半導体素子4
及び電子冷却素子5の各電極がそれぞれリード線10を
介して電気的に接続され、また金属枠体2の外側に位置
する領域には外部電気回路と接続される外部リード端子
11がロウ材を介し取着されている。
【0023】前記配線層8、8aはタングステンやモリ
ブデン、マンガン等で形成されており、例えば、タング
ステン等の粉末に有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金
属ペーストを絶縁体7となるセラミックグリーンシート
に予め従来周知のスクリーン印刷法により所定パターン
に印刷塗布しておくことによって絶縁体7に形成され
る。
【0024】また前記端子体6の絶縁体7にはその段差
部7aに貫通孔7bが形成されており、該貫通孔7bの
内壁に電子冷却素子5の電極が接続される配線層8aが
延出されている。そして電子冷却素子5の電極と配線層
8aとの接続は、貫通孔7b内に電子冷却素子5に接続
されているリード線10を挿通させるとともに該挿通し
たリード線10と貫通孔7b内壁に形成されている配線
層8aとを半田等を介し接合接続させることによって行
われる。この場合、配線層8aとリード線10との接合
は貫通孔7bの内壁の広い面積で行われるため、両者の
接合は強固となるとともに接触抵抗が均一で小さなもの
となり、その結果、ペルチェ素子等の電子冷却素子5で
光半導体素子4を冷却しつつ光半導体素子4に光を励起
させた場合、電子冷却素子5に印加される電力が均一に
なるとともに電子冷却素子5による光半導体素子4の冷
却も均一となり、光半導体素子4の励起する光の波長を
常に一定として光通信を正確に行うことができる。
【0025】なお、前記絶縁体7の段差部7aに設ける
貫通孔7bは絶縁体7に従来周知のドリル孔あけ加工を
施すことによって、あるいは絶縁体7となるセラミック
グリーンシートに打ち抜き加工法により予め孔をあけて
おくことによって絶縁体7の段差部7aに所定形状に形
成される。
【0026】また前記絶縁体7に設けた貫通孔7bの内
壁への配線層8aの延出は金属ペーストを使用して絶縁
体7に配線層8aを形成する際、金属ペーストの一部を
貫通孔7bの内壁に塗布することによって形成される。
【0027】更に前記配線層8、8aは、その露出する
表面にニッケル、金等の耐蝕性に優れ、かつロウ材との
濡れ性に優れる金属を1μm〜20μmの厚みにメッキ
法により被着させておくと、配線層8、8aの酸化腐蝕
を有効に防止することができるとともに配線層8、8a
へのリード線10の接続を強固となすことができる。
【0028】従って、前記配線層8、8aは、その露出
する表面にニッケル、金等の耐蝕性に優れ、かつロウ材
との濡れ性に優れる金属を1μm〜20μmの厚みに被
着させておくことが好ましい。
【0029】また更に上述の例では絶縁体7の段差部7
aに貫通孔7bを設け、該貫通孔7bの内壁に配線層8
aを延出させたが、これを図3に示すごとく、段差部7
aの側面に溝部7cを設けるととも該溝部7cの内壁に
配線層8aを延出させておいてもよい。この場合、溝部
7cに電子冷却素子5に接続されているリード線10を
挿通させ、溝部7c内壁の配線層8aと電子冷却素子5
に接続されているリード線10とを半田等を介して接合
させた場合、配線層8aとリード線10との接合は溝部
7c内壁の広い面積で行われるため、両者の接合は強固
となるとともに接触抵抗が均一で小さなものとなり、そ
の結果、ペルチェ素子等の電子冷却素子5で光半導体素
子4を冷却しつつ光半導体素子4に光を励起させた場
合、電子冷却素子5に印加される電力が均一になるとと
もに電子冷却素子5による光半導体素子4の冷却も均一
となり、光半導体素子4の励起する光の波長を常に一定
として光通信を正確に行うことができる。
【0030】また一方、前記配線層8、8aには外部リ
ード端子11が銀ロウ等のロウ材を介してロウ付け取着
されており、該外部リード端子11は容器内部に収容す
る光半導体素子4及び電子冷却素子5の各電極を外部電
気回路に電気的に接続する作用をなし、外部リード端子
11を外部電気回路に接続することによって容器内部に
収容される光半導体素子4及び電子冷却素子5はリード
線10、配線層8、8a及び外部リード端子11を介し
て外部電気回路に接続されることとなる。
【0031】前記外部リード端子11は鉄ーニッケルー
コバルト合金や鉄ーニッケル合金等の金属材料から成
り、例えば、鉄ーニッケルーコバルト合金等の金属材料
から成るインゴット(塊)に圧延加工法や打ち抜き加工
法等、従来周知の金属加工法を施すことによって所定の
形状に形成される。
【0032】更に前記金属枠体2はその上面に、例え
ば、鉄ーニッケルーコバルト合金や鉄ーニツケル合金等
の金属材料から成る蓋体3が接合され、これによって金
属基体1と金属枠体2と蓋体3とからなる容器の内部に
光半導体素子4が気密に封止されることとなる。
【0033】前記蓋体3の金属枠体2上面への接合は、
例えば、シームウェルド法等の溶接によって行われる。
【0034】かくして本発明の光半導体素子収納用パッ
ケージによれば、金属基体1の光半導体素子載置部1a
に光半導件素子4を間にペルチェ素子等の電子冷却素子
5を挟んで載置固定するとともに光半導体素子4及び電
子冷却素子5の各電極をリード線10を介して外部リー
ド端子11に電気的に接続し、次に金属枠体2の上面に
蓋体3を接合させ、金属基体1と金属枠体2と蓋体3と
から成る容器内部に光半導体素子4を収容し、最後に金
属枠体2に光ファイバー部材9を挿着させることによっ
て最終製品としての光半導体装置となる。
【0035】かかる光半導体装置は電子冷却素子5によ
り光半導体素子4を冷却しつつ光半導体素子4に外部電
気回路から供給される駆動信号によって光励起を起こさ
せ、該励起した光を光ファイバー部材9に授受させると
ともに該光ファイバー部材9の光ファイバー内を伝達さ
せることによって高速通信等に使用される。
【0036】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば
種々の変更は可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明の光半導体素子収納用パッケージ
によれば、端子体に形成されている配線層のうちペルチ
ェ素子等の電子冷却素子が接続される配線層を端子体の
絶縁体に設けた貫通孔もしくは溝部の内壁にまで延出さ
せ、該貫通孔もしくは溝部内において配線層と電子冷却
素子に接続されているリード線とを接合接続させるよう
になしたことから配線層とリード線とは接合面積が広
く、接触抵抗が均一な小さなものとなり、その結果、ペ
ルチェ素子等の電子冷却素子で光半導体素子を冷却しつ
つ光半導体素子に光を励起させた場合、電子冷却素子に
印加される電力も均一になるとともに電子冷却素子によ
る光半導体素子の冷却も均一となり、光半導体素子の励
起する光の波長を常に一定として光通信を正確に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光半導体素子収納用パッケージの一実
施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す半導体素子収納用パッケージの蓋部
材を除いた平面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す半導体素子収納用パ
ッケージの蓋部材を除いた平面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・金属基体 1a・・・・・・・載置部 2・・・・・・・・金属枠体 2b・・・・・・・切欠部 3・・・・・・・・蓋体 4・・・・・・・・光半導体素子 5・・・・・・・・電子冷却素子 6・・・・・・・・端子体 7・・・・・・・・絶縁体 7a・・・・・・・段差部 7b・・・・・・・貫通孔 8、8a・・・・・配線層 9・・・・・・・・光ファイバー部材 10・・・・・・・・リード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光半導体素子が電子冷却素子を介して載置
    される載置部を有する金属基体と、前記金属基体の上面
    に前記載置部を囲繞するようにして接合され、且つ側壁
    に切欠部を有する金属枠体と、前記切欠部に挿着され、
    前記金属枠体の内側の領域に段差部を有する絶縁体と、
    該段差部上面から金属枠体の外側にかけて導出する光半
    導体素子の電極及び電子冷却素子の電極がリード線を介
    して接続される複数個の配線層とから成る端子体と、前
    記金属枠体の上面に接合され、光半導体素子を気密に封
    止する蓋体とから成る光半導体素子収納用パッケージで
    あって、前記端子体は絶縁体の段差部に貫通孔を有して
    おり、該貫通孔の内壁に電子冷却素子の電極が接続され
    る配線層を延出させるとともに貫通孔内壁において貫通
    孔内に挿通された電子冷却素子の電極に接続されている
    リード線を接続させたことを特徴とする光半導体素子収
    納用パッケージ。
  2. 【請求項2】光半導体素子が電子冷却素子を介して載置
    される載置部を有する金属基体と、前記金属基体の上面
    に前記載置部を囲繞するようにして接合され、且つ側壁
    に切欠部を有する金属枠体と、前記切欠部に挿着され、
    前記金属枠体の内側の領域に段差部を有する絶縁体と、
    該段差部上面から金属枠体の外側にかけて導出する光半
    導体素子の電極及び電子冷却素子の電極がリード線を介
    して接続される複数個の配線層とから成る端子体と、前
    記金属枠体の上面に接合され、光半導体素子を気密に封
    止する蓋体とから成る光半導体素子収納用パッケージで
    あって、前記端子体は絶縁体の段差部側面に溝部を有し
    ており、該溝部の内壁に電子冷却素子の電極が接続され
    る配線層を延出させるとともに溝部内壁において溝部内
    に挿通された電子冷却素子の電極に接続されているリー
    ド線を接続させたことを特徴とする光半導体素子収納用
    パッケージ。
JP10361444A 1998-12-18 1998-12-18 光半導体素子収納用パッケージ Pending JP2000183254A (ja)

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