JP2000180723A - デジタルスチルカメラでの使用に適応したズ―ムレンズ系 - Google Patents

デジタルスチルカメラでの使用に適応したズ―ムレンズ系

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JP2000180723A
JP2000180723A JP11352429A JP35242999A JP2000180723A JP 2000180723 A JP2000180723 A JP 2000180723A JP 11352429 A JP11352429 A JP 11352429A JP 35242999 A JP35242999 A JP 35242999A JP 2000180723 A JP2000180723 A JP 2000180723A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子式イメーシ゛センサ(26)との使用に適応したス゛ームレン
ス゛系を提供すること。 【解決手段】特に電子式イメーシ゛センサ(26)との使用に適応し
たス゛ームレンス゛系には、ス゛ーミンク゛動作中に固定位置に配置さ
れる第1の正のレンス゛要素群(10)、移動可能な第2の負のレン
ス゛要素群(12)、及びス゛ーミンク゛動作中に倍率変化の大部分
を提供する移動可能な第3の正のレンス゛要素群(14)が含ま
れている。第1のレンス゛要素群(10)の直径は比較的大き
く、従ってそのカ゛ラス要素の表面は球面のみである。第2
及び第3のレンス゛要素群(12,14)は成形されたフ゜ラスチックレンス゛
要素から成り、双方は主に収差を修正する非球面を有す
る弱いレンス゛要素(12c,14d)を備える。従来の開口絞り(1
8)を第2のレンス゛要素群(12)と第3のレンス゛要素群(14)の間に
配置する。駆動機構(31,32,35,36)を用いてス゛ーム動作を
行うために光軸(16)に沿って第2及び第3のレンス゛要素群
(12,14)を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系に関し、特
に、電子式イメージセンサにより静止画像を生成するコ
ンパクトカメラでの使用に適応したズームレンズ系に関
する。
【0002】
【従来の技術】デジタルスチルカメラは、消費者の人気
が急速に増加している。デジタルスチルカメラにより、
従来からのインクジェットプリンタまたはレーザプリン
タによって後に印刷するために、高解像度のカラー画像
を生成することが可能である。その印刷物の品質は、従
来からの銀塩写真フィルムのプリントに近づいている。
より重要なことには、デジタル画像は、フラッシュメモ
リカード、フロッピディスクおよびコンパクトディスク
等の異なる形態の媒体に格納することができ、処理を施
してパーソナルコンピュータに格納することができ、文
書処理プログラム等のコンピュータグラフィックスアプ
リケーションに挿入することができ、電子メールにより
友人や親類に送信することができ、また、ウェブページ
の一部として送信することができる。さらに、環境的な
観点からは、デジタルスチルカメラは、化学的な現像液
を使用する必要がないため魅力のあるものである。
【0003】デジタルスチルカメラには、一般に電荷結
合素子(CCD)アレイを含む電子式イメージセンサが
設けられている。また、これまで、CCDと共に固定焦
点距離レンズ系が使用されていた。このようなレンズ系
は、多くの用途において不十分である。これは、固定焦
点距離系では、広い画角と、視野内の特定の部分を詳細
に調べることが可能なほど十分な解像度とを同時に得る
ことができないためである。一方、電子式ズーミング、
すなわち、視野の一部を選択し、視野スクリーン全面に
わたって電子的に拡大されるズーミングを行うことが可
能であるが、そのようなズーミングでは、CCDによっ
て取込まれる原画像の解像度は増大しない。代案とし
て、CCDの画素数を増大させることによって原画像の
解像度を向上させることができるが、このような方法で
は、装置のコストが非常に増大し、回折効果により、画
素寸法の縮小可能な範囲が制限される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、電子撮像シス
テムに使用するための改良された変倍レンズ系が引続き
必要とされている。本技術分野で周知のように、変倍レ
ンズ系としては、例えば二重倍率系(dual power syste
m)のように、焦点距離の離散的数値を有することがで
き、画像がその焦点距離の固定位置でピントが合うも
の、または例えばズームレンズ系のように、固定位置で
ピントが合った画像を生成しながら焦点距離を連続的に
変化させることができるものがある。代案として、画像
位置を固定したままにする必要のないものもあり、その
場合、検出素子(CCD)またはレンズ系のいずれか
は、レンズ系の焦点距離が不連続にまたは連続的に変化
するに伴って移動することができる。
【0005】Ellis L. Betensky等による「VARIABLE PO
WER LENS SYSTEM FOR PRODUCING SMALL IMAGES」と題さ
れた1998年4月28日に特許が付与された米国特許
第5,745,301号では、電子撮像システム(例え
ば、CCDを採用するシステム)に使用するための変倍
レンズ系が開示されている。
【0006】デジタルスチルカメラ用のズームレンズ系
を開発する際には、従来からのレンズ設計における以下
の原則を考慮しなければならない。
【0007】1)レンズ要素の製造コストは主に、レン
ズ要素の体積およびその表面積によって決まる。この理
由により、殆どの市販用途では、レンズの設計者は一般
的に、画像寸法に対してレンズ要素の直径および厚さを
最小化するよう試みる。
【0008】2)一般的に、ズームレンズでは設計上、
ひとみの一方または両方がズーミング中に移動する。こ
れは、撮像光束全体をズーミングの範囲にわたって伝え
るために、レンズの直径を増大しなければならないこと
を意味する。レンズの直径の増大を最小化するために、
レンズの設計者は一般に、比較的大きい倍率のレンズ要
素を使用する。従って、これによって、倍率が大きいこ
とから収差の寄与(contribution)が増大することとな
り、収差の修正のためにより多くのレンズ要素を設ける
ことが必要となる。
【0009】多くのハンドヘルドビデオカメラは、ズー
ムレンズ系を備えているが、それらのレンズは、静止画
像を撮るコンパクトデジタルカメラにおいて許容できる
大きさよりも、イメージセンサの寸法に対する大きさが
かなり大きい。さらに、電子式イメージセンサのカラー
フィルタ要件を満たすために、射出ひとみを離して配置
する必要があることから、寸法を最小化するという問題
を悪化させる。コンパクトデジタルスチルカメラにおい
て、ズームレンズ系を設けることによる更なる複雑化
は、アイリス絞りの配置に関係する。理想的には、ズー
ミング中に物体とひとみとの両方に対する倍率の内部変
化によって生じる収差の変化を最小化するために、アイ
リス絞りは、ズーミングおよびピント合わせの間は独立
して移動すべきである。しかし、通常、これには、追加
の機械的なリンク機構および制御が必要である。一方
で、全く逆のものとして、ズーミングおよびピント合わ
せの間にアイリス絞りの位置と開口寸法の両方が固定さ
れたままであるという、最も簡単な設計がある。
【0010】コンパクトカメラ用のレンズ系を設計する
際の他の主な問題は、確実にレンズの直径を小さくする
と共にレンズ系の長さを短くするために、レンズの大き
い倍率が必要である、ということである。レンズの倍率
を大きくすると、望ましくない収差が大量に発生するこ
ととなり、通常、これら収差を修正するために複雑な個
々のレンズ要素群が必要となる。これにより、余分のレ
ンズ要素を適応させるために物理的空間がさらに必要と
なるため、レンズ系の寸法が増大し、望ましくない。
【0011】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の主な目
的は、特に電子式イメージセンサとの使用に適応したズ
ームレンズ系を提供することにある。
【0012】本発明によれば、特に電子式イメージセン
サとの使用に適応したズームレンズ系が提供される。ま
ず、第1の正のレンズ要素群は、ズーミング動作中には
光軸に沿った固定位置に位置している。この第1のレン
ズ要素群は、第1の複数のレンズ要素を含み、それらは
各々球面のみを有している。第2の負のレンズ要素群
は、第1のレンズ要素群の画像側で光軸に沿って移動可
能である。この第2のレンズ要素群は、少なくとも1つ
の非球面を有するレンズ要素を含む第2の複数のレンズ
要素を含んでいる。第3の正のレンズ要素群は、第2の
レンズ要素群の画像側で光軸に沿って移動可能である。
この第3のレンズ要素群は第3の複数のレンズ要素を含
み、その中には、各々が少なくとも1つの非球面を有す
る一対のレンズ要素が含まれている。上記第2のレンズ
要素群と第3のレンズ要素群との間には、光軸に沿って
開口絞りが配置されている。
【0013】本発明の別の態様によれば、ズームレンズ
系は、第1、第2および第3のレンズ要素群を含む。こ
の第1のレンズ要素群は、正であり、ズーミング動作中
は光軸に沿った固定位置に配置されている。第2のレン
ズ要素群は、負であり、第1のレンズ要素群の画像側で
光軸に沿って移動可能である。第3のレンズ要素群は、
正であり、第2のレンズ要素群の画像側で光軸に沿って
移動可能である。開口絞りは、ズーミング動作のうち広
角から標準の第1の部分までの間、通常、第2のレンズ
要素群と第3のレンズ要素群との間における光軸に沿っ
た第2の固定位置にある。この開口絞りは、ズーミング
動作のうち残りの第2の部分の間は、第3のレンズ要素
群と共に光軸に沿って移動可能である。また、第1およ
び第2のレンズ要素群は、物体の画像を電子式イメージ
センサ上に結像させるために移動可能である。さらに、
第1、第2および第3の駆動機構が、レンズ要素群を光
軸に沿って前後に移動させる。
【0014】
【発明の実施の形態】各図において、光路は、左から右
へ個々のレンズ要素を通って移動する線により図示され
ている。図1を参照して、本発明のズームレンズ系の好
ましい実施態様は、第1の正のレンズ要素群10、第2
の負のレンズ要素群12、およびズーミング中の倍率変
化の大部分を提供する第3の正のレンズ要素群14を備
えている。第1、第2および第3のレンズ要素群10、
12、14は、共通の光軸16に沿って間隔をおいて別
々に配置されている。第2のレンズ要素群12は、第1
のレンズ要素群10の画像側であって、第1のレンズ要
素群10と第3のレンズ要素群14との間に配置されて
いる。第1のレンズ要素群10は、例えば、デジタルス
チルカメラの外側のハウジングに配置されており、視野
内にある物体からの入射光を受光する。この光は、図1
において左から右へ移動して、上記3つのレンズ要素群
10、12、14の個々のレンズ要素を通過する。第1
のレンズ要素群10の直径は、第2および第3のレンズ
要素群12、14の直径よりかなり大きくなっている。
【0015】さらに図1を参照して、第1の正のレンズ
要素群10には、レンズ要素10a、10bが含まれて
いる。第2の負のレンズ要素群12には、レンズ要素1
2a、12b、12cが含まれている。第3の正のレン
ズ要素群14には、レンズ要素14a、14b、14
c、14dが含まれている。レンズ要素14b、14c
は、ダブレットを形成している。
【0016】第2のレンズ要素群12と第3のレンズ要
素群14との間には、従来の開口絞り18(図1)が配
置されている。この開口絞り18は、レンズ群を通過す
る光路を表す線上に3つのドットとして図示されてい
る。開口絞り18は、固定でも可動でもよく、また、例
えば絞りまたはシャッタを含むことができる。
【0017】第1のレンズ要素群10は、通常、ズーミ
ング動作中は固定位置にあることが理解されよう。この
ズーミング動作中、第2および第3のレンズ要素群1
2、14は、その固定された第1のレンズ要素群10に
対して、および互いを基準にして、光軸16に沿って前
後に移動可能となっている。ピント合わせは、第3のレ
ンズ要素群14を第2のレンズ要素群12とは無関係に
移動させることによって行われる。第3のレンズ要素群
14のみを移動させることにより、ズーミング範囲全体
にわたってピント合わせをするには不十分であるため、
第1のレンズ要素群10もまたピント合わせ中に少なく
とも少しは移動する。これら各レンズ要素群10、1
2、14のレンズ要素は、その群内ではほぼ固定されて
おり、互いを基準にして移動しない。
【0018】このように、本実施態様によるズームレン
ズ系は、3つのレンズ要素群、すなわち、ズーミング中
に固定されている正の第1のレンズ要素群10、ズーミ
ング中に移動する負の第2のレンズ要素群12、および
同様にズーミング中に移動する正の第3のレンズ要素群
14を有している。第1のレンズ要素群10は、概して
これら群の中で最大の直径を有しているが、ピント合わ
せ中に少量しか移動しないため、第1のレンズ要素群を
移動させるのに必要である機械系は、従来のズームレン
ズ系よりシンプルかつコンパクトである。さらに、本実
施態様によるズームレンズ系は、より多くのレンズ要素
群および/または機構を有する従来のズームレンズ系よ
り、信頼性が高くかつ製造に費用がかからない。本実施
態様によるズームレンズ系では、電子式イメージセンサ
のカラーフィルタ要件を満たすために必要な射出ひとみ
の配置の間隔を短くすることができる。これにより、ズ
ームレンズ系をよりコンパクトに製作することができ、
すなわち、光軸16に沿った最大全長を短くすることが
できる。
【0019】図2は、第1、第2および第3のレンズ要
素群10、12、14が各々の第1の位置にある時の光
路を示している。従来の固定されたビームスプリッタ2
0が、第3のレンズ要素群14を介して伝えられた光を
分割し、第1の部分をレンズ通過(TTL)ビューファ
インダ28(図5)に送り、第2の部分を電子式イメー
ジセンサ26(図5)に送る。可動ミラー等、ビームス
プリッタ20以外の他の形態の光学的ダイバータを使用
することも可能である。ここで、レンズ要素群10、1
2、14の光学的拡大力は、バックフォーカルレングス
が、光路内にダイバータを挿入するのに十分な長さであ
るよう、十分な値でなければならない。
【0020】図3において、第2のレンズ要素群12
は、第1のレンズ要素群10から離れて後方に移動して
おり、第3のレンズ要素群14は第1のレンズ要素群1
0および第2のレンズ要素群12の両方に向かって前方
に移動している。図4において、第2のレンズ要素群1
2は、第1のレンズ要素群10に向かって前方に移動し
ており、第3のレンズ要素群14は、第1のレンズ要素
群10および第2のレンズ要素群12の両方に向かって
さらに移動している。
【0021】レンズ要素群10、12、14が図2に示
す各々の第1の位置にある時、ズームレンズ系は視野の
広角を提供する。また、第2および第3のレンズ要素群
12、14が図3に示す各々の第2の位置に移動した後
は、ズームレンズ系の視野は中間の視野に変化し、視野
内の遠くの物体が拡大される。さらに、第2および第3
のレンズ群12、14が図4に示す各々の第3の位置に
移動した後は、ズームレンズの視野は狭い視野に変化
し、視野内の物体はさらに拡大される。なお、レンズ要
素群10、12、14について、図2〜図4に示す位置
間に他にも多くの位置が存在することが理解されるであ
ろう。また、本実施態様によるズームレンズ系の焦点距
離は、固定位置でピント合せされた画像を生成している
間に連続して変化させることができる。焦点距離は、広
角から望遠までのズーミングにおいて、比較的短い距離
から比較的長い距離まで変化する。視野は広い状態から
狭い状態に変化し、倍率は大きくなる。
【0022】光学系のすべてのレンズ要素が、いくらか
の収差をもたらす。そのため、光学系のいくつかのレン
ズ要素を、他のレンズ要素によってその光学系の他の場
所にもたらされる収差の幾分かを修正するという、特定
の目的のために設けることができる。本実施態様による
ズームレンズ系では、主に他の場所にもたらされる収差
を修正するという目的のために、非球面を有する個々の
レンズ要素を使用している。本実施態様によるズームレ
ンズ系では、特に、比較的弱い光学的拡大力を有するレ
ンズ要素12c、14dがこれにあたる。また、本実施
態様によるズームレンズ系で用いられている他の非球
面、すなわち、比較的強い光学的拡大力を有するレンズ
要素14aで用いられている非球面は、同等の光学的拡
大力の球面によって別にもたらされている収差を最小化
または除去するという効果を有している。
【0023】レンズ要素12a〜12cおよび14a〜
14dは、安価なカメラ用に光学系を設計し組立てる当
業者にとっては周知のように、好ましくは、透明なポリ
スチレンまたはアクリル樹脂等の適切なプラスチック材
で成形されている。第1のレンズ要素群10は最大の直
径を有しているため、その個々のレンズ要素10a、1
0bの成形が最も難しい。従って、レンズ要素10a、
10bは、好ましくは両方ともガラスで製作され、球面
のみを有する。第2のレンズ要素群12は、倍率の内部
変化を生じさせる第3のレンズ要素群14の動きによっ
て起こる画像位置の変化を補償する機能を果たす。従っ
て、第2のレンズ要素群12の負のレンズ要素12c
は、比較的弱い光学的拡大力を有し、その両面は、図1
においてアスタリスク(*)で図示するように非球面と
なっている。このレンズ要素12cは、主に収差の修正
を行う。それは、比較的弱い拡大力を有し、比較的均一
な厚さを有するため、比較的成形が容易である。
【0024】第3のレンズ要素群14(図1)は、内部
の倍率変化の大部分を提供するものであり、そのために
強い光学的拡大力を有していなければならない。また、
色補正を行うために、第3のレンズ要素群14は、負の
倍率を含んでいなければならない。負のレンズは、成形
によって製作することが困難である。従って、比較的強
い光学的拡大力を有する正のレンズ要素14aは、図1
においてアスタリスクで図示しているように、その両凸
面が非球面となるように成形されている。しかしなが
ら、レンズ要素14aは比較的小さいため、その強い凸
面は、成形プロセス中に大きく縮むことがない。一方、
負のレンズ要素14dは比較的弱く、その両面は、図1
においてアスタリスクで図示しているように、非球面と
なるように成形されている。これにより、本実施態様に
よるズームレンズ系に収差の修正のバランスが与えられ
る。
【0025】レンズ要素12c、14dが、必要な収差
の修正の度合により一面のみが非球面となるように作成
することも可能である、ということが当業者により理解
されるであろう。レンズ要素14aもまた、一面のみが
非球面となるように作成することができる。
【0026】従来の大抵のコンパクトズームレンズ系に
おいて発生する問題は、アイリス絞りの配置に関係す
る。理想的には、ズーミング中の物体とひとみとの両方
に対する倍率の内部変化によって生じる収差の変化を最
小化するために、アイリス絞りは、ズーミングおよびピ
ント合わせ中に独立して移動すべきである。しかしなが
ら、これには、追加の機械的リンク機構および制御が必
要となる。最も複雑でない設計としては、アイリス絞り
の位置が光軸に沿って固定されたままであり、ズーミン
グおよびピント合わせ中の寸法も固定で維持されてい
る。本実施態様によるズームレンズ系では、アイリス絞
りは、図1〜図4における開口絞り18によって包括的
に表されている。好ましくは、移動する正の第3のレン
ズ要素群14が開口絞り18を含み、ズーミング中の倍
率変化の大部分を提供する。この開口絞り18は、好ま
しくは、ズーミング動作の広角部分では光軸16に沿っ
て位置が固定されており(図2)、前方に移動する第3
のレンズ要素群14(図3および図4)によって押され
ると、前方にのみ移動する。このように、開口絞り18
は、ズーミング動作の広角から標準部分までの間は静止
したままであるが、ズーミング範囲の残りの間は第3の
レンズ要素群14と調和して移動する。開口絞り18
は、画像位置に対して固定の位置にとどまっているが、
第3のレンズ要素群14と共に移動する。そして、第3
のレンズ要素群14は、ズーミング中の移動している間
に、開口絞り18と接触する。なお、第2および第3の
レンズ要素群12、14を独立して移動させるためにそ
れらを保持することができると共に、第3のレンズ要素
群14の移動に伴って開口絞り18を前後に移動させる
ことができるコンパクトな構造の設計は、当業者には容
易に思い付くことであり、ここではこれ以上詳述するに
及ばない。
【0027】以下の表1は、第1、第2および第3のレ
ンズ要素群10、12、14の光学的拡大力の相対的な
比率の例を示しており、それぞれ群I、II、IIIとして
記載している。
【0028】
【表1】
【0029】図5は、図1〜図4に示す3つのレンズ要
素群10、12、14を有するズームレンズ系を組込ん
だデジタルスチルカメラ22(以下、カメラ22とす
る)のかなり簡略化したブロック図である。カメラ22
は、略長方形の外側のハウジング24を備えており、こ
のハウジング24は、その内部に3つのレンズ要素群1
0、12、14、ビームスプリッタ20および電子式イ
メージセンサ26を支持している。第1のレンズ要素群
10は、ハウジング24の前面に取付けられている。ビ
ューファインダ28は、ハウジング24の後面に固定さ
れている。撮影されている物体からの光は、レンズ要素
群10、12、14およびビームスプリッタ20を通過
する。その光の第1の部分は、ユーザがこのズームレン
ズ系を通して物体を見ることができるように、ビューフ
ァインダ28に送られる。その光の第2の部分は、電子
式イメージセンサ26に送られる。
【0030】さらに図5を参照して、第1、第2および
第3のレンズ要素群10、12、14をそれぞれ独立し
て移動させるために、駆動リンク機構34、35、36
に関連付けられたステッパモータ30、31、32の形
態をとる駆動手段が使用されている。手動で動力を供給
する機構および超音波モータを含む、広範囲の様々な駆
動手段を使用することが可能である。例えば、リンク機
構は、ウォームギヤドライブ、および回転運動を直線運
動に変換するための他の機構を含むようにしてもよい。
開口絞り18は、第2のレンズ要素群12と第3のレン
ズ要素群14との間に配置されている。開口絞り18は
また、上述したようなモータ32および駆動リンク機構
36により、前後に移動する。
【0031】カメラハウジング24内の処理回路要素3
8(図5)は、電子式イメージセンサ26から出力信号
を受信し、それらを増幅して、デジタル化し、周知の技
術によってすべての色バランスおよびコントラスト調整
機能を実行する。開口絞り18もまた、この処理回路要
素38によって制御される。また、処理回路要素38
は、ステッパモータ31、32を付勢する駆動回路も含
んでおり、これによってステッパモータ31、32が、
カメラハウジング24の上面に取付けられたロッカスイ
ッチ40の手動による作動に応答して、ズームイン(ZO
OM IN)およびズームアウト(ZOOM OUT)動作を行うこ
とができる。また、処理回路要素38は、ピント合わせ
を行うようにステッパモータ30、32を付勢する。
【0032】対象となる物体および/または風景の個々
の画像または写真を、カメラ22(図5)を用いて「撮
る」場合、カメラハウジング24の上面に取付けられた
ブッシュボタン42を押下する。そして、画像は、フラ
ッシュメモリカード44に格納される。このフラッシュ
メモリカード44は、カメラ22から取外して、パーソ
ナルコンピュータにダウンロードするために互換性のあ
る読み取り装置にプラグ挿入することができる。カメラ
22には、周囲光の弱い環境で写真を撮るためのフラッ
シュまたはストロボ(図示せず)を設けることができ
る。
【0033】図6のA、BおよびCは、表2の例示的な
ズームレンズ系の同じ3つのレンズ群の概略図であり、
それぞれ異なる相対位置にあるレンズ群を示している。
【0034】
【表2】
【0035】
【0036】図7のA、BおよびCは、表3の例示的な
ズームレンズ系の同じ3つのレンズ群の概略図であり、
それぞれ異なる相対位置にあるレンズ群を示している。
【0037】
【表3】
【0038】
【0039】図8のA、BおよびCは、表4の例示的な
ズームレンズ系の同じ3つのレンズ群の概略図であり、
それぞれ異なる相対位置にあるレンズ群を示している。
【0040】
【表4】
【0041】
【0042】図9のA、BおよびCは、表5の例示的な
ズームレンズ系の同じ3つのレンズ群の概略図であり、
それぞれ異なる相対位置にあるレンズ群を示している。
【0043】
【表5】
【0044】
【0045】デジタルスチルカメラに関連して本発明に
よる所与のズームレンズ系の好ましい実施態様について
説明し、いくつかの例示的な実施態様について詳細な技
術的な仕様を説明してきたが、当業者には、本発明によ
るズームレンズ系が他の光学的用途において使用するこ
とが可能である、ということが認められるであろう。レ
ンズ要素の特定の光学的特性は、各用途の特定の要件に
対して最適化されることができる。第1、第2および第
3のレンズ要素群の取付けおよび移動の手段は、大きく
変更が可能である。また、開口絞りは、固定としても可
動としてもよく、その構成も大きく変更することができ
る。従って、保護が与えられる本発明は、特許請求の範
囲に従ってのみ限定されるべきである。
【0046】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 1.光軸(16)に沿った第1の位置に配置され、各々
が球面のみを有する第1の複数のレンズ要素(10a、
10b)を有する第1の正のレンズ要素群(10)と、
該第1のレンズ要素群(10)の画像側で前記光軸(1
6)に沿って移動可能であり、少なくとも1つの非球面
を有するレンズ要素(12c)を含む第2の複数のレン
ズ要素(12a、12b、12c)を有する第2の負の
レンズ要素群(12)と、該第2の負のレンズ要素群
(12)の画像側で前記光軸(16)に沿って移動可能
であり、ズーミング動作中に倍率変化の大部分を提供
し、各々が少なくとも1つの非球面を有する一対のレン
ズ要素(14a、14d)を含む第3の複数のレンズ要
素(14a、14b、14c、14d)を有する第3の
正のレンズ要素群(14)と、及び前記光軸(16)に
沿って前記第2のレンズ要素群(12)と前記第3のレ
ンズ要素群(14)との間に配置された開口絞り(1
8)と、を含む、ズームレンズ系。 2.前記第1のレンズ要素群(10)のレンズ要素はガ
ラスで製作され、前記第2のレンズ要素群(12)およ
び第3のレンズ要素群(14)のレンズ要素はプラスチ
ックで製作される、上記1記載のズームレンズ系。 3.前記第2のレンズ要素群(12)および前記第3の
レンズ要素群(14)の各々は、収差を修正するために
非球面と比較的弱い光学的拡大力とを有するレンズ要素
(12c、14d)を含む、上記1記載のズームレンズ
系。 4.前記第2のレンズ要素群(12)は、3つのレンズ
要素(12a、12b、12c)を有し、前記第2のレ
ンズ要素群(12)の少なくとも1つの非球面を有する
レンズ要素(12c)は、前記第2のレンズ要素群(1
2)の画像側に配置されている、上記1記載のズームレ
ンズ系。 5.前記開口絞り(18)は、ズーミング動作のうちの
広角から標準部分までの間は静止したままであり、ズー
ミング動作の残りの部分の間では前記第3のレンズ要素
群(14)と調和して移動する、上記4記載のズームレ
ンズ系。 6.前記第2のレンズ要素群(12)の少なくとも1つ
の非球面を有する前記レンズ要素(12c)は、負であ
り、比較的弱い光学的拡大力を有し、主に収差を修正す
る、上記1記載のズームレンズ系。 7.前記第3のレンズ要素群(14)の前記第3の複数
のレンズ要素は、正および負のレンズ要素(14a、1
4d)両方を含む、上記1記載のズームレンズ系。 8.前記第3の複数のレンズ要素は、該第3のレンズ要
素群(14)の物体側に正のレンズ要素(14a)を含
み、該正のレンズ要素(14a)は、少なくとも1つの
非球面と比較的強い光学的拡大力とを有する、上記1記
載のズームレンズ系。 9.前記第3の複数のレンズ要素は、前記第3のレンズ
要素群(14)の画像側に負のレンズ要素(14d)を
さらに含み、該負のレンズ要素(14d)は、主に収差
を修正し、少なくとも1つの非球面と比較的弱い光学的
拡大力とを有する、上記8記載のズームレンズ系。 10.前記第1のレンズ要素群(10)と前記第2のレ
ンズ要素群(12)との間の光学的拡大力の比は約−
0.161であり、前記第2のレンズ要素群(12)と
前記第3のレンズ要素群(14)との間の光学的拡大力
の比は約−1.195であり、前記第1のレンズ要素群
(10)と前記第3のレンズ要素群(14)との間の光
学的拡大力の比は約0.192である、上記1記載のズ
ームレンズ系。
【0047】
【発明の効果】本発明により、電子式イメージセンサと
の使用に適応したズームレンズ系が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のズームレンズ系の好ましい実施態様で
使用される3つのレンズ群の略側面図である。
【図2】ビームスプリッタに光を透過させるレンズ群が
各々の第1の位置にある状態を示す図1と同様の図であ
る。
【図3】第2および第3のレンズ群が各々の第2の位置
に移動した後を示す図2と同様の図である。
【図4】第2および第3のレンズ群が各々の第3の位置
に移動した後を示す図3と同様の図である。
【図5】図1〜図4に示す3つのレンズ群を有するズー
ムレンズ系を組込んだデジタル・スチル・カメラの非常に
簡略化したブロック図である。
【図6】A、B、およびCは、表2の例示的なズームレ
ンズ系の同じ3つのレンズ群の概略図であり、異なる相
対位置にあるレンズ群を示している。
【図7】A、B、およびCは、表3の例示的なズームレ
ンズ系の同じ3つのレンズ群の概略図であり、異なる相
対位置にあるレンズ群を示している。
【図8】A、B、およびCは、表4の例示的なズームレ
ンズ系の同じ3つのレンズ群の概略図であり、異なる相
対位置にあるレンズ群を示している。
【図9】A、B、およびCは、表5の例示的なズームレ
ンズ系の同じ3つのレンズ群の概略図であり、異なる相
対位置にあるレンズ群を示している。
【符号の説明】
10 第1のレンズ要素群 10a、10b レンズ要素 12 第2のレンズ要素群 12a、12b、12c レンズ要素 14 第3のレンズ要素群 14a、14b、14c、14d レンズ要素 16 光軸 18 開口絞り
フロントページの続き (72)発明者 ケビン・マザーソン アメリカ合衆国コロラド州80525,フォー トコリンズ,ストーンヘブン・ドライブ・ 3003

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光軸(16)に沿った第1の位置に配置さ
    れ、各々が球面のみを有する第1の複数のレンズ要素
    (10a、10b)を有する第1の正のレンズ要素群
    (10)と、 該第1のレンズ要素群(10)の画像側で前記光軸(1
    6)に沿って移動可能であり、少なくとも1つの非球面
    を有するレンズ要素(12c)を含む第2の複数のレン
    ズ要素(12a、12b、12c)を有する第2の負の
    レンズ要素群(12)と、 該第2の負のレンズ要素群(12)の画像側で前記光軸
    (16)に沿って移動可能であり、ズーミング動作中に
    倍率変化の大部分を提供し、各々が少なくとも1つの非
    球面を有する一対のレンズ要素(14a、14d)を含
    む第3の複数のレンズ要素(14a、14b、14c、
    14d)を有する第3の正のレンズ要素群(14)と、
    及び前記光軸(16)に沿って前記第2のレンズ要素群
    (12)と前記第3のレンズ要素群(14)との間に配
    置された開口絞り(18)と、を含む、ズームレンズ
    系。
JP11352429A 1998-12-10 1999-12-10 デジタルスチルカメラでの使用に適応したズ―ムレンズ系 Withdrawn JP2000180723A (ja)

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US383454 1982-06-01
US20896898A 1998-12-10 1998-12-10
US208968 1999-08-26
US09/383,454 US6157496A (en) 1998-12-10 1999-08-26 Zoom lens system adapted for use in a digital still camera

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010145783A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Olympus Imaging Corp ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置
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JP2013088736A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Canon Inc 光学系及びそれを有する撮像装置
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JP2015138120A (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 キヤノン株式会社 光学系及びそれを有する撮像装置

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