JP2000179626A - 無段変速機用vベルト - Google Patents

無段変速機用vベルト

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JP2000179626A
JP2000179626A JP10352369A JP35236998A JP2000179626A JP 2000179626 A JP2000179626 A JP 2000179626A JP 10352369 A JP10352369 A JP 10352369A JP 35236998 A JP35236998 A JP 35236998A JP 2000179626 A JP2000179626 A JP 2000179626A
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fitting
belt
fitting hole
clearance
continuously variable
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Daisuke Kobayashi
大介 小林
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Vベルトがプーリ巻き掛け部で押し力を伝達
する際に生じるエレメントの浮き上がりを抑制し、エレ
メント及びプーリV溝側壁の磨耗の発生を抑制できる無
段変速機用Vベルトを提供すること。 【解決手段】 エレメント20の嵌合用突起20pと嵌
合用穴20hとで形成される嵌合部の下端部のクリアラ
ンスが上端部のクリアランスよりも小さく設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速機の円錐
プーリに巻き掛けられて動力を伝達するVベルトの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来提案されている一般的なVベルト式
無段変速機としては、例えば、実開昭63−72347
号公報に記載の如く、図8及び図9に概略を示す要部か
ら構成されるものが広く知られている。なお、図9は、
図8を側面から示した概念図である。無段変速機は、軸
線Oi回りに回転駆動される入力プーリ21のプーリV
溝側壁21aと、軸線Oiに並行な軸線Oo回りで回転
される出力プーリ22のプーリV溝側壁22aとの間
に、Vベルト1を巻き掛けて構成される。以上の構成か
ら、入力プーリ21の動力はVベルト1を介して出力プ
ーリ22に伝達され、この動力の伝達中に、図8に示す
如く、入出力プーリ21、22の可動フランジ21b、
22bを矢印A、Bで示すように軸線方向に変位させ、
可動フランジ21bを固定フランジ21cに接近させる
とともに、可動フランジ22bを固定フランジ22cか
ら遠ざけることにより、入出力プーリ21、22に対す
るVベルト1の巻き掛け有効半径を連続的に変化させ、
無段変速機として機能させるものである。このようなV
ベルト式無段変速機に用いられるVベルトの一つとし
て、複数の無終端状リングを積層して構成される積層リ
ングと、この積層リングの周方向に相互に当接可能に連
接配置される多数のV型のエレメントから構成されて成
るVベルトが広く知られている(例えば、特公昭55−
6783号公報等参照)。
【0003】図10及び図11には、このようなVベル
トに用いられる一般的なエレメント2の正面図と側面図
を各々示す。これを説明すると、エレメント2には入出
力プーリのV溝側壁に摩擦接触する傾斜側面2d、2d
と、凹形状のスリット2s、2sとが形成されており、
このエレメント2を環状に連接配置して形成される環状
集積体のスリットに前記積層リング3を左右より嵌着す
ることにより、Vベルト1を図8及び図9に示すように
構成する。なお、2a、2aは積層リング3との摺動面
を示す。エレメント2の前方端面2fには下側に向かっ
て肉厚が減少する傾斜面2mが形成され、この傾斜面2
mの開始位置であるロッキングエッジ2eを回転中心と
して隣接するエレメント2、2同士が相対的に屈曲する
ことにより、Vベルト1を前記入出力プーリ21、22
のプーリV溝側壁21a、22a間に巻き掛けて前記の
実用に供する。また、エレメント2の前方端面2fの上
部には円筒形状(または円錐形状)の嵌合用突起2p
と、後方端面2bの上部には嵌合用穴2hとが同心位置
に形成され、図12に示すように、先行(嵌合用突起2
pの向いている方向が進行方向)するエレメント2の嵌
合用穴2hに隣接して後行するエレメント2の嵌合用突
起2pが嵌合することにより、隣接するエレメント2、
2同士の位置が互いに規制され、環状に連接配置された
エレメント2は連続的に位置決めされる。よって、入出
力プーリ間に巻き掛けられたVベルト1の直線部におい
て、隣接するエレメント2、2相互の位置ずれが抑制さ
れるため、エレメント2の入出力プーリヘの噛み込みが
滑らかに行なわれ、Vベルトの振動や騒音が低減され
る。なお、このように嵌合用突起と嵌合用穴の嵌合によ
りエレメントを連続的に位置決めして配設する方法は、
特開昭55−100443号公報及び特開昭55−10
7147号公報等により広く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の無段変速機用Vベルトに於ては、エレメント2
の嵌合用突起2pと嵌合用穴2hとの間に、プーリ巻き
掛け部でのエレメント2の屈曲を許容するためにクリア
ランスが必要である。図13は、Vベルト1の直線部に
於て、エレメント2の嵌合用突起2pと嵌合用穴2hと
が嵌合した状態を拡大して示した図であり、X軸とY軸
は、各々エレメント2の幅(左右)方向と高さ(上下)
方向を示す。ここで、嵌合用突起2pと嵌合用穴2h
は、ともにその断面形状が真円形状であるため、嵌合用
突起2pと嵌合用穴2hとの間には、全周方向に一定の
クリアランスが存在している。なお、図13に於て、r
1とr2は、嵌合用突起と嵌合用穴とで形成される嵌合
部の上端部と下端部のクリアランスを各々示しており、
r1=r2の関係になっている。次に、図12は互いに
屈曲状態にある隣接する2つのエレメントの断面を側面
から見た図を示したものであるが、この図に於て、角度
θは、Vベルト1が最も小さい半径で入出力プーリ間に
巻き掛けられたときの隣接するエレメント2、2同士の
相対屈曲角度を示している。そして、このような最大の
屈曲状態のときに嵌合用突起2pと嵌合用穴2hとが干
渉しない(屈曲を許容できる)最小限の寸法に前記嵌合
部のクリアランスを設定することにより、隣接するエレ
メント2、2同士の位置決めは最も確実に行なわれるの
である。ところが、上記エレメント2の屈曲を許容する
ために設けられたクリアランスにより、隣接するエレメ
ント2、2同士の位置ズレが許容されるため、例えば、
入力プーリ21上でエレメント2に押し力が作用する
と、図14に示すように、エレメント2の巻き掛け半径
が理想的な半径軌跡(半径一定)よりも大きくなる浮き
上がり現象が発生する。図14に於て、色塗りされたエ
レメント2が押し力を伝達しているエレメントを示す
が、この浮き上がりは、前後のエレメントからエレメン
ト2に作用する押し力の半径方向の分力によりエレメン
ト2が半径方向外側に押し出されることで発生し、隣接
するエレメント2、2同士の相対的な浮き上がり量は、
屈曲状態に於て嵌合用突起2pと嵌合用穴2hとで形成
される嵌合部の上下方向クリアランスの和に等しくな
る。これを説明すると、例えば、図12に示すように、
隣接するエレメント2、2同士が角度θだけ相対的に屈
曲した状態に於ては、先行するエレメント2は、隣接し
て後行するエレメント2に対し、嵌合用突起2pと嵌合
用穴2hとで形成される嵌合部の下端部に存在するクリ
アランスr2(=r1)だけ浮き上がることができる
(直線状態で存在した上端部のクリアランスr1は消滅
している)ため、図14に示すように、押し力の作用す
る全てのエレメント2が連続的に(階段状に)浮き上が
り、入力プーリ21のVベルト噛み出し部に於て、最大
の浮き上がり(これをdR1とする)が発生するように
なる。このように、入力プーリ上でエレメント2が浮き
上がると、この浮き上がったエレメント2と入力プーリ
21のV溝側壁21aとの接触面圧が低下するため、一
方で押し力を伝達しないエレメント2と入力プーリ21
のV溝側壁21aとの接触面圧が増大して、この高接触
面圧部でエレメント2の傾斜端面2dと、入力プーリ2
1のV溝側壁21aの摩耗が発生し易くなるといった問
題があった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、Vベルトがプーリ巻き掛け部で押し力を伝達する際
に生じるエレメントの浮き上がりを抑制し、エレメント
及びプーリV溝側壁の磨耗の発生を抑制できる無段変速
機用Vベルトを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的のため、本発
明の請求項1に係わる無段変速機用Vベルトは、複数の
無終端状リングを積層して構成される積層リングと、こ
の積層リングの周方向に相互に当接可能に連接配置され
る多数のV型のエレメントから構成され、これら各エレ
メントの下側には板厚の減少する傾斜面が形成されて、
隣接するエレメント同士が相対的に屈曲することによ
り、入出力プーリ間に巻き掛けられて動力の伝達を行な
う無段変速機用Vベルトであって、前記各エレメントの
進行方向前面と後面のいずれか一面には少なくとも1つ
以上の嵌合用突起と他面には嵌合用穴とが形成されて、
隣接するエレメント相互の位置決めが行なわれる無段変
速機用Vベルトにおいて、前記エレメントの嵌合用突起
と嵌合用穴とで形成される嵌合部の下端部のクリアラン
スを上端部のクリアランスよりも小さく設定することを
特徴とするものである。本発明の請求項2に係わる無段
変速機用Vベルトは、請求項1記載の発明において、前
記エレメントの嵌合用突起と嵌合用穴とを各々円筒形状
または円錐形状に形成するとともに、この嵌合用突起の
上下方向中心を嵌合用穴の上下方向中心よりも下側にオ
フセットして設定することを特徴とするものである。本
発明の請求項3に係わる無段変速機用Vベルトは、請求
項1または請求項2記載の発明において、前記エレメン
トの嵌合用突起と嵌合用穴とで形成される嵌合部の下端
部のクリアランスをゼロに設定することを特徴とするも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
した図面に基づき詳細に説明する。図1及び図2は、本
発明の実施の形態1にかかるエレメント20の正面図と
側面図を各々示す。なお、このエレメント20は、前記
従来例のエレメント2に代わり配設されたものであり、
従来例と同一のものには同一の符号を付して重複説明を
省略する。
【0008】エレメント20の嵌合用突起20pと嵌合
用穴20hは、ともにその断面形状が真円の円筒形状に
形成されているが、この嵌合用突起20pの上下方向中
心は嵌合用穴20hの上下方向中心よりも下側にδだけ
オフセットしている。
【0009】図3は、エレメント20から構成されるV
ベルト10の直線部に於て、エレメント20の嵌合用突
起20pと嵌合用穴20hとが嵌合した状態を拡大して
示した図である。ここで、r1とr20は嵌合用突起2
0pと嵌合用穴20hとで形成される嵌合部の上端部と
下端部のクリアランスを各々示すが、嵌合用突起20p
と嵌合用穴20hの上下方向中心がオフセットしている
ため、本実施の形態では、r20<r1になっている。
なお、本実施の形態の上端部のクリアランスr1は、前
記従来例の上端部のクリアランスr1に等しく設定され
ている。
【0010】次に、図4は互いに屈曲状態にある隣接す
る2つのエレメントの断面を側面から見た図を示したも
のであるが、この図に於ても、角度θは、Vベルト10
が最も小さい半径で入出力プーリ21、22間に巻き掛
けられたときの隣接するエレメント20、20同士の相
対屈曲角度を示している。
【0011】以降では、上述のように構成されたエレメ
ント20の作用を説明する。図4に於て、隣接するエレ
メント20、20同士が、相互に屈曲して押し力を伝達
している状態を考えると、前記従来例と同様、先行する
エレメント20は、隣接して後行するエレメント20に
対し、嵌合用突起20pと嵌合用穴20hとで形成され
る嵌合部の下端部に存在するクリアランスr20だけ浮
き上がることができる(直線状態で存在した上端部のク
リアランスr1は消滅している)が、本実施の形態に於
けるr20は、前記従来例に於けるクリアランスr2よ
りも小さく設定されている(r20<r2=r1)た
め、前記従来例と同様、押し力の作用する全てのエレメ
ント2が連続的に(階段状に)浮き上がっても、入力プ
ーリ21の出口部に於ける最大の浮き上がり量dR0
を、図14に示す前記従来例に於ける浮き上がり量dR
1よりも小さくすることができる(図5参照)。
【0012】以上により、本実施の形態のエレメント2
0に於ては、Vベルト10のプーリ巻き掛け部に於ける
屈曲を従来のVベルトと同様に許容しながら、Vベルト
10がプーリ巻き掛け部で押し力を伝達する際に発生す
るエレメント20の浮き上がりを低減することが可能で
あり、エレメント20及びプーリV溝側壁21a、22
aの摩耗の発生を抑制することができる。
【0013】次に、図6は本発明の実施の形態2にかか
るエレメント20’の正面図を示す。なお、このエレメ
ント20’は、前記従来例のエレメント2に代わり配設
されたものであり、従来例と同一のものには同一の符号
を付して重複説明を省略する。
【0014】エレメント20’の嵌合用穴20h’は、
その断面形状が真円の円筒形状に形成されているが、こ
の嵌合用穴20h’と同心位置に形成される嵌合用突起
20p’は、上下で半径の異なる半円筒形状を組み合わ
せた形に形成されている。
【0015】図7は、エレメント20’から構成される
図示しないVベルト10’の直線部に於て、エレメント
20’の嵌合用突起20p’と嵌合用穴20h’とが嵌
合した状態を拡大して示した図である。ここで、r1と
r20’は嵌合用突起と嵌合用穴とで形成される嵌合部
の上端部と下端部のクリアランスを各々示すが、嵌合用
突起20p’の上半分の半円筒形状の半径が下半分の半
円筒形状の半径よりも小さく設定されているため、本実
施の形態では、r20’<r1になっている。
【0016】よって、実施の形態1と全く同様に、本実
施の形態のエレメント20’に於ても、Vベルト10’
のプーリ巻き掛け部に於ける屈曲を従来のVベルトと同
様に許容しながら、Vベルト10’がプーリ巻き掛け部
で押し力を伝達する際に発生するエレメント20’の浮
き上がりを低減させることが可能であり、エレメント2
0’及びプーリV溝側壁21a、22aの磨耗の発生を
抑制することができる。
【0017】また、上記実施の形態1及び実施の形態2
に於て、エレメントの嵌合用突起と嵌合用穴とで形成さ
れる嵌合部の下端部のクリアランスをゼロに設定すれ
ば、隣接するエレメントの上下方向の位置ズレを従来エ
レメントと比較して約半分に低減できるため、エレメン
ト及びプーリV溝側壁の磨耗の発生を抑制する作用と効
果を最も顕著に得ることができる。
【0018】
【発明の効果】上述したように、本発明の請求項1に係
わる無段変速機用Vベルトは、エレメントの嵌合用突起
と嵌合用穴とで形成される嵌合部の下端部のクリアラン
スを上端部のクリアランスよりも小さく設定したので、
Vベルトがプーリ巻き掛け部で押し力を伝達する際に発
生するエレメントの浮き上がりが低減され、エレメント
及びプーリV溝側壁の磨耗の発生を抑制することができ
る。本発明の請求項2に係わる無段変速機用Vベルト
は、エレメントの嵌合用突起と嵌合用穴とを各々円筒形
状または円錐形状に形成するとともに、この嵌合用突起
の上下方向中心を嵌合用穴の上下方向中心よりも下側に
オフセットさせて設定したので、請求項1記載の発明の
作用と効果を確実に得ることができる。本発明の請求項
3に係わる無段変速機用Vベルトは、エレメントの嵌合
用突起と嵌合用穴とで形成される嵌合部の下端部のクリ
アランスをゼロに設定したので、請求項1または請求項
2記載の発明の作用と効果が最も顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態1を示した正面図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】実施の形態1に於けるエレメントの嵌合用突起
と嵌合用穴との嵌合状態を示す要部拡大図である。
【図4】実施の形態1に於けるエレメントの嵌合用突起
と嵌合用穴との嵌合状態を示す側面図である。
【図5】実施の形態1に於けるエレメントのプーリ上に
於ける浮き上がりを示す概念図である。
【図6】本発明による実施の形態2を示した正面図であ
る。
【図7】実施の形態2に於けるエレメントの嵌合用突起
と嵌合用穴との嵌合状態を示す要部拡大図である。
【図8】Vベルト式無段変速機の要部を示す説明図であ
る。
【図9】図8を側面から示した概念図である。
【図10】従来のエレメントを示した正面図である。
【図11】図10の側面図である。
【図12】従来のエレメントの嵌合用突起と嵌合用穴と
の嵌合状態を示す側面図である。
【図13】従来のエレメントの嵌合用突起と嵌合用穴と
の嵌合状態を示す要部拡大図である。
【図14】従来のエレメントのプーリ上に於ける浮き上
がりを示す概念図である。
【符号の説明】
2a 摺動面 2b 後方端面 2d 傾斜側面 2e ロッキングエッジ 2f 前方端面 2h 嵌合用穴 2m 傾斜面 2p 嵌合用突起 2s スリット 3 積層リング 10 Vベルト 10’Vベルト 20 エレメント 20’エレメント 20h 嵌合用穴 20h’ 嵌合用穴 20p 嵌合用突起 20p’ 嵌合用突起 21 入力プーリ 21a プーリV溝側壁 21b 可動フランジ 21c 固定フランジ 22 出力プーリ 22a プーリV溝側壁 22b 可動フランジ 22c 固定フランジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無終端状リングを積層して構成さ
    れる積層リングと、この積層リングの周方向に相互に当
    接可能に連接配置される多数のV型のエレメントから構
    成され、これら各エレメントの下側には板厚の減少する
    傾斜面が形成されて、隣接するエレメント同士が相対的
    に屈曲することにより、入出力プーリ間に巻き掛けられ
    て動力の伝達を行なう無段変速機用Vベルトであって、
    前記各エレメントの進行方向前面と後面のいずれか一面
    には少なくとも1つ以上の嵌合用突起と他面には嵌合用
    穴とが形成されて、隣接するエレメント相互の位置決め
    が行なわれる無段変速機用Vベルトにおいて、 前記エレメントの嵌合用突起と嵌合用穴とで形成される
    嵌合部の下端部のクリアランスが上端部のクリアランス
    よりも小さく設定されていることを特徴とする無段変速
    機用Vベルト。
  2. 【請求項2】 前記エレメントの嵌合用突起と嵌合用穴
    とが、各々円筒形状または円錐形状に形成されるととも
    に、この嵌合用突起の上下方向中心が嵌合用穴の上下方
    向中心よりも下側にオフセットして設定されていること
    を特徴とする請求項1記載の無段変速機用Vベルト。
  3. 【請求項3】 前記エレメントの嵌合用突起と嵌合用穴
    とで形成される嵌合部の下端部のクリアランスがゼロに
    なるように設定されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の無段変速機用Vベルト。
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