JP2000176333A - 自動塗装方法及びその装置 - Google Patents

自動塗装方法及びその装置

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JP2000176333A JP10360958A JP36095898A JP2000176333A JP 2000176333 A JP2000176333 A JP 2000176333A JP 10360958 A JP10360958 A JP 10360958A JP 36095898 A JP36095898 A JP 36095898A JP 2000176333 A JP2000176333 A JP 2000176333A
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英嗣 松田
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    • B05B12/14Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for supplying a selected one of a plurality of liquids or other fluent materials or several in selected proportions to a spray apparatus, e.g. to a single spray outlet
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装装置に対するカートリッジの交換作業を
簡略化して、作業性、生産性を向上する。 【解決手段】 カートリッジ25を交換するときには、
予めカートリッジ把持装置100の一方の把持具101
により次色の塗料が充填された充填済みカートリッジ2
5を塗料充填装置55の充填台56から取出し、次に、
一方の把持具101によって充填済みカートリッジ25
を把持したままの状態で、他方の把持具102が塗装装
置から使用済みの空カートリッジ25を把持して取外
す。これにより、塗装装置から空カートリッジ25を取
外した直後に、他方の把持具102で把持している充填
済みカートリッジ25を塗装装置に取付けることがで
き、カートリッジ25の交換作業を簡略化することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各色毎のカートリ
ッジを塗装装置に交換可能に取付けながら順次塗装作業
を行なう自動塗装方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のボディ等の被塗物を塗
装する塗装装置としては、例えば回転霧化頭を備えた回
転霧化頭型塗装装置が用いられている。また、昨今で
は、塗装装置に、色替作業時に廃棄される塗料と溶剤の
量を削減すること、多くの塗色に対応できること等が望
まれている。
【0003】そこで、第1の従来技術は、廃棄塗料、溶
剤の削減、塗色の増大に対応した回転霧化頭型塗装装置
で、例えば特開平8−229446号公報に記載された
ものが知られている。この回転霧化頭型塗装装置は、各
色毎の塗料が充填されたカートリッジを、被塗物となる
自動車のボディ等を塗装する度に交換して取付ける構成
となっている。しかし、この塗装装置には、カートリッ
ジを交換するための装置が記載されていない。
【0004】また、塗装装置には、予め定められたプロ
グラムに従ってボディ等を自動で塗装する所謂自動塗装
装置がある(例えば特開昭63−175662号公
報)。この第2の従来技術となる自動塗装装置は、各色
毎のカートリッジを塗装用ロボット等の塗装作業機の作
業範囲内に配置し、該塗装作業機を作動することにより
当該塗装作業機自体がカートリッジ交換装置となってカ
ートリッジの交換を行なっている。このため、各カート
リッジは、塗装作業機の作業範囲内に配置する必要があ
る。しかし、塗装作業機の作業範囲内に配置することが
できるカートリッジの数には限界があるため、多くの塗
色に対応することはできない。
【0005】また、第3の従来技術として、例えば国際
公開WO97/3470号公報に示す自動塗装装置があ
る。この第3の従来技術による自動塗装装置は、塗装エ
リアに設けられた塗装用ロボット等の塗装作業機と、該
塗装作業機に取付けられ、塗料を噴霧する塗装機を有す
る塗装装置と、内部に塗料が充填され、該塗装装置に交
換可能に取付けられる各色毎に別個のカートリッジと、
各色毎のカートリッジを支持し、前記塗装装置との間で
カートリッジの交換を行なうカートリッジ交換装置とを
備えている。
【0006】ここで、カートリッジ交換装置は、多数個
のカートリッジを円環状に列設した状態で支持する円形
状の支持台を有し、この支持台を駆動モータ等によって
回転させることにより、塗装に用いるカートリッジをカ
ートリッジの取出し位置に配置する構成となっている。
【0007】このように構成された第3の従来技術によ
る自動塗装装置では、塗装装置に取付けられたカートリ
ッジから前記塗装機に塗料を供給することにより、該塗
装機から被塗物に向け塗料を噴霧する。このときには、
塗装作業機を作動させ、塗装装置を被塗物の形状に沿っ
て移動し、被塗物を塗装する。
【0008】また、色替を行なう場合には、塗装作業機
を作動して塗装装置に取付けられたカートリッジを、カ
ートリッジ交換装置によるカートリッジ交換位置に配置
する。そして、カートリッジ交換装置に設けられたカー
トリッジ把持手段を作動させ、該カートリッジ把持手段
によって塗装装置に取付けられている使用済みの空カー
トリッジを取外し、取外した空カートリッジを支持台に
戻す。次に、カートリッジ把持手段によって次色の塗料
が充填された充填済みカートリッジを支持台から取出
し、取出した充填済みカートリッジを塗装装置に取付け
ることにより色替を行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるものでは、カートリッジ交換装置は、各色
毎のカートリッジを支持した支持台を回転させることに
より、塗装に用いるカートリッジをカートリッジ交換位
置に配置し、塗装装置との間でカートリッジの交換作業
を行なっている。
【0010】しかし、支持台は、多数個のカートリッジ
を円環状に支持しているため、該支持台自体が大型化
し、その重量も重くなる。従って、支持台を回転させる
ためには、大きな駆動力を有する駆動モータ等が必要と
なるから、カートリッジ交換装置が大型化すると共に、
コストの上昇を招くという問題がある。
【0011】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、本発明の目的は、多数個のカートリッ
ジを効率よく配置し、カートリッジの交換作業を容易に
して、装置の小型化、コストの低減、作業性の向上を図
ることができるようにした自動塗装方法及びその装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する自動塗装方法は、塗
装エリアに設けられた塗装作業機と、該塗装作業機に取
付けられ、各色毎に別個のカートリッジを交換しつつ塗
装を行なう塗装装置と、空カートリッジに塗料を充填す
る塗料充填手段及びカートリッジを別個に把持する2個
の把持具からなるカートリッジ把持手段を有し、前記塗
装装置との間で空カートリッジと塗料が充填された充填
済みカートリッジとの交換を行なうカートリッジ交換装
置とを備えてなる自動塗装方法であって、前記塗装作業
機を作動し、前記塗装装置に取付けられた充填済みカー
トリッジを用いて塗装を行なう塗装工程と、前記カート
リッジ把持手段の一方の把持具によって充填済みカート
リッジを前記塗料充填手段から取出す充填済みカートリ
ッジ取出し工程と、前記カートリッジ把持手段の一方の
把持具により充填済みカートリッジを把持したままの状
態で、他方の把持具によって前記塗装工程で使用された
使用済みの空カートリッジを前記塗装装置から取外す空
カートリッジ取外し工程と、前記カートリッジ把持手段
の他方の把持具により空カートリッジを把持したままの
状態で、一方の把持具によって取出した充填済みカート
リッジを前記塗装装置に取付ける充填済みカートリッジ
取付け工程と、前記カートリッジ把持手段の他方の把持
具によって取外した空カートリッジを前記塗料充填手段
に戻す空カートリッジ戻し工程とからなる。
【0013】このように構成したことにより、塗装工程
では、塗装作業機を作動し、塗装装置に取付けられた充
填済みカートリッジを用いて塗装を行なう。そして、充
填済みカートリッジ取出し工程では、カートリッジ把持
手段の一方の把持具によって充填済みカートリッジを塗
料充填手段から取出す。次に、空カートリッジ取外し工
程では、カートリッジ把持手段の一方の把持具により充
填済みカートリッジを把持したままの状態で、他方の把
持具によって前記塗装工程で使用された使用済みの空カ
ートリッジを塗装装置から取外す。そして、充填済みカ
ートリッジ取付け工程では、カートリッジ把持手段の他
方の把持具により空カートリッジを把持したままの状態
で、一方の把持具によって取出した充填済みカートリッ
ジを塗装装置に取付ける。次に、空カートリッジ戻し工
程では、カートリッジ把持手段の他方の把持具によって
取外した空カートリッジを塗料充填手段に戻すことによ
り、塗装装置との間でカートリッジを交換することがで
きる。
【0014】本発明による自動塗装装置は、塗装エリア
に設けられた塗装作業機と、該塗装作業機に取付けら
れ、各色毎に別個のカートリッジを交換しつつ塗装を行
なう塗装装置と、前記塗装装置との間で空カートリッジ
と塗料が充填された充填済みカートリッジとの交換を行
なうカートリッジ交換装置とを備えている。
【0015】そして、上述した課題を解決するために、
請求項2の発明が採用する構成の特徴は、カートリッジ
交換装置は、各色毎のカートリッジを別個に支持し当該
カートリッジに対応する塗料を充填する各色毎の塗料充
填手段と、該塗料充填手段の上方位置に配設され、互い
に異なる3軸方向に前記カートリッジを移動するカート
リッジ移動手段と、該カートリッジ移動手段に設けら
れ、塗装装置と塗料充填手段との間でカートリッジを把
持するカートリッジ把持手段とによって構成したことに
ある。
【0016】このように構成したことにより、塗装作業
が終了し、使用済みの空カートリッジが取付けられてい
る塗装装置がカートリッジ交換位置に配置されると、カ
ートリッジ移動手段はカートリッジ把持手段を移動す
る。このときに、カートリッジ把持手段は、塗装装置と
塗料充填手段との間でカートリッジを把持し、空カート
リッジと充填済みカートリッジとを交換する。また、塗
料充填装置は、空カートリッジが塗料充填手段に取付け
られると、塗装装置による塗装作業に並行して空カート
リッジに対応する塗料を充填し、次の塗装に備える。
【0017】請求項3の発明は、塗装装置は、カートリ
ッジを交換可能に取付けるカートリッジ取付部材と、該
カートリッジ取付部材に取付けられたカートリッジから
供給される塗料を霧化する回転霧化頭を備えた塗装機と
により構成したことにある。
【0018】このように構成したことにより、カートリ
ッジ取付部材にカートリッジを取付け、該カートリッジ
から塗料を吐出すると、この塗料は塗装機の回転霧化頭
に供給されて霧化し、被塗物に向け噴霧される。
【0019】請求項4の発明は、カートリッジは、塗料
が充填されるボンベと該ボンベの軸方向に伸びたフィー
ドチューブとによって構成し、塗料充填手段は、カート
リッジのボンベ内にフィードチューブの先端から塗料を
充填する構成としたことにある。
【0020】このように構成したことにより、塗料充填
手段がカートリッジを支持すると、該塗料充填手段は、
カートリッジのフィードチューブ先端を充填口として利
用し、塗料をボンベ内に充填する。
【0021】請求項5の発明は、塗料充填手段は、カー
トリッジのフィードチューブが挿通されるフィードチュ
ーブ挿通孔が軸方向に伸びて設けられた各色毎の充填台
と、前記フィードチューブ挿通孔よりも奥部に位置して
該各充填台にそれぞれ設けられ、前記フィードチューブ
の先端を塗料供給流路に連通して接続する接続部材とに
よって構成したことにある。
【0022】このように構成したことにより、空カート
リッジを充填台に戻すときには、カートリッジのフィー
ドチューブがフィードチューブ挿通孔に挿入し、フィー
ドチューブの先端に接続部材が接続するから、該フィー
ドチューブは塗料供給流路に連通する。これにより、塗
料供給流路から供給される塗料は、接続部材、フィード
チューブを経由してボンベ内に充填することができる。
【0023】請求項6の発明は、カートリッジ移動手段
は、カートリッジ把持手段を前,後方向または左,右方
向に移動する第1の移動機構と、該第1の移動機構に設
けられ、カートリッジ把持手段を左,右方向または前,
後方向に移動する第2の移動機構と、該第2の移動機構
に設けられ、カートリッジ把持手段を上,下方向に移動
する第3の移動機構とによって構成し、カートリッジ把
持手段は第3の移動機構に取付けたことにある。
【0024】このように構成したことにより、第1の移
動機構、第2の移動機構は、第3の移動機構を前,後方
向、左,右方向に移動し、カートリッジ把持手段をカー
トリッジ交換位置または塗料充填手段に支持された任意
のカートリッジの取出し位置に配置する。そして、第3
の移動機構は、カートリッジ把持手段を上,下方向に移
動し、塗装装置または塗料充填手段に対しカートリッジ
の取付け、取外しを行なう。
【0025】請求項7の発明は、カートリッジ把持手段
は、同時に2個のカートリッジを把持するために、並設
された2個の把持具によって構成したことにある。
【0026】このように構成したことにより、カートリ
ッジを交換するときには、2個の把持具のうち、一方の
把持具が次の塗装に用いる充填済みカートリッジを把持
したままの状態で、他方の把持具は塗装装置から空カー
トリッジを取外すことができる。これにより、塗装装置
から空カートリッジを取外した直後に、一方のカートリ
ッジ把持具で把持した充填済みカートリッジを塗装装置
に取付けることができる。
【0027】請求項8の発明は、カートリッジ移動手段
とカートリッジ把持手段との間には、該カートリッジ把
持手段がカートリッジに当接したときに、該カートリッ
ジ把持手段がカートリッジ移動手段に対して変位するの
を許す緩衝手段を設けたことにある。
【0028】このように構成したことにより、カートリ
ッジ移動手段がカートリッジ把持手段をカートリッジに
向けて移動し、該カートリッジ把持手段がカートリッジ
に当接したときには、緩衝手段によってカートリッジ把
持手段が変位し、このときの衝撃を緩和する。
【0029】請求項9の発明は、カートリッジ交換装置
によるカートリッジ交換位置の近傍には、カートリッジ
を交換するときに塗装装置を洗浄する洗浄手段を設けた
ことにある。
【0030】このように構成したことにより、カートリ
ッジを交換するために塗装装置をカートリッジ交換位置
に配置したときには、洗浄装置が塗装装置に付着した前
色塗料を洗浄することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
自動塗装装置を図1ないし図19に従って詳細に説明す
る。
【0032】1は塗装作業機をなす塗装用ロボットで、
該塗装用ロボット1は、基台2と、該基台2上に回転可
能かつ揺動可能に設けられた垂直アーム3と、該垂直ア
ーム3の先端に揺動可能に設けられた水平アーム4と、
該水平アーム4の先端に設けられた手首5とにより大略
構成されている。
【0033】11は塗装用ロボット1に設けられた回転
霧化頭型塗装装置(以下、塗装装置11という)で、該
塗装装置11は、図2に示す如く、後述のハウジング1
2、フィードチューブ挿通孔17,24、塗装機18、
カートリッジ25、塗料弁35、シンナ弁43等によっ
て大略構成されている。
【0034】12は例えばPTFE、PEEK、PE
I、POM、PI、PET等の高機能樹脂材料(エンジ
ニアリングプラスチック)によって形成され、手首5の
先端に取付けられたハウジングで、該ハウジング12
は、塗装機18と一緒にカートリッジ取付部材をなすも
ので、塗装用ロボット1の手首5先端に着脱可能に取付
けられるネック部13と、該ネック部13の先端に一体
形成されたヘッド部14とにより構成されている。
【0035】ここで、ヘッド部14の前側には塗装機取
付部15が凹円筒状に形成され、また、ヘッド部14の
後側にはカートリッジ取付部16が凹円筒状に形成され
ている。さらに、カートリッジ取付部16の底部16A
には、雌接続部16Bと雄接続部16Cが別個に形成さ
れ、該雌接続部16Bには後述するボンベ26の雄接続
部26Aが嵌合し、雄接続部16Cにはボンベ26の雌
接続部26Bが嵌合する。そして、カートリッジ取付部
16の雌接続部16B、雄接続部16Cは、ボンベ26
を該カートリッジ取付部16に取付けるときに、該ボン
ベ26を周方向に位置決めするものである。
【0036】17はヘッド部14の塗装機取付部15と
カートリッジ取付部16との間に連通して設けられたハ
ウジング側フィードチューブ挿通孔で、該ハウジング側
フィードチューブ挿通孔17は、その前側が小径なフィ
ードチューブ挿通部17Aとなり、後側がテーパ状に凹
陥した円錐状凹陥部17Bとなっている。ここで、フィ
ードチューブ挿通部17Aは、後述する塗装機側フィー
ドチューブ挿通孔24と同軸に形成されている。また、
円錐状凹陥部17Bは、後述するカートリッジ25の円
錐状凸部27が当接して嵌合し、これを軸方向、径方向
に位置決めするものである。
【0037】18はヘッド部14の塗装機取付部15内
に取付けられ、ハウジング12と共にカートリッジ取付
部材をなす塗装機で、該塗装機18は、モータケース1
9A、回転軸19B、エアタービン19Cおよびエア軸
受19Dからなるエアモータ19と、該エアモータ19
によって回転せしめられ、供給された塗料を遠心霧化し
て微粒化し後述の被塗物106に向け噴霧する回転霧化
頭20と、前記エアモータ19の前端側に設けられたシ
ェーピングエアリング21とにより大略構成されてい
る。
【0038】また、回転霧化頭20は、図3に示す如
く、ベル状に形成されたベルカップ20Aと、該ベルカ
ップ20Aの前面中央に嵌着された円板状のハブ部材2
0Bと、該ハブ部材20Bよりも外周側で前記ベルカッ
プ20Aの前面に形成され、塗料を薄膜化する塗料薄膜
化面20Cと、前記ハブ部材20Bの後面側に画成され
た塗料溜り20Dと、前記ハブ部材20Bの中央側に設
けられ、ハブ部材20Bの前面側から供給される洗浄流
体を前記塗料溜り20Dに流入させる複数個の洗浄流体
流入孔20E,20E,…と、前記ハブ部材20Bの外
周側に設けられ、フィードチューブ28から吐出された
塗料を前記塗料薄膜化面20Cに導く多数個の塗料流出
孔20F,20F,…とによって構成されている。
【0039】さらに、シェーピングエアリング21に
は、外周側に多数個のシェーピングエア噴出孔21A,
21Aが前方に向け穿設されている。このシェーピング
エア噴出孔21Aは、回転霧化頭20の放出端縁に向け
てシェーピングエアを噴出し、回転霧化頭20から放出
された塗料粒子のパターン成形を行うものである。
【0040】22はハウジング12のネック部13に設
けられた高電圧発生器で、該高電圧発生器22は、例え
ばコッククロフト回路によって構成され、電源装置(図
示せず)から供給される電圧を−60ないし−120k
Vに昇圧するものである。そして、高電圧発生器22の
出力側は例えばエアモータ19に電気的に接続され、こ
れにより高電圧発生器22は、エアモータ19の回転軸
19Bを介して回転霧化頭20に高電圧を印加し、塗料
に直接帯電させる。
【0041】23はハウジング12のネック部13に設
けられ、制御エア源(図示せず)に接続された複数本の
エア通路で、該各エア通路23は、エアモータ19を制
御するためのタービンエア、軸受エア、ブレーキエア、
塗料の噴霧パターンを成形するためのシェーピングエア
等を供給するものであるが、本実施の形態では、代表的
に1本のエア通路のみを図示している。
【0042】24はエアモータ19を構成する回転軸1
9Bの軸方向に貫通して設けられた塗装機側フィードチ
ューブ挿通孔で、該塗装機側フィードチューブ挿通孔2
4の基端側は、ハウジング側フィードチューブ挿通孔1
7のフィードチューブ挿通部17Aに開口し、先端側は
回転霧化頭20の塗料溜り20Dに開口している。ま
た、塗装機側フィードチューブ挿通孔24は、ハウジン
グ側フィードチューブ挿通孔17のフィードチューブ挿
通部17Aと同軸に形成されている。そして、フィード
チューブ挿通孔17,24には、カートリッジ25のフ
ィードチューブ28が挿脱可能に挿嵌される。
【0043】25a,25b,…25nはa色,b色,
…n色の塗料を個別に貯え、回転霧化頭20に向け供給
するためのカートリッジ(以下、全体としてカートリッ
ジ25という)で、該各カートリッジ25は、図4に示
す如く、後述するボンベ26と、該ボンベ26の前端面
に設けられた円錐状凸部27と、該円錐状凸部27から
軸方向に突出して設けられたフィードチューブ28と、
前記ボンベ26内に設けられたピストン29と、押出し
液体をなすシンナを供給するカートリッジ側シンナ通路
32とによって大略構成されている。
【0044】26はカートリッジ25の本体をなすボン
ベで、該ボンベ26は、例えばハウジング12と同様の
高機能樹脂材料からなり、カートリッジ取付部16に挿
脱可能に挿嵌される径寸法をもった筒状体(シリンダ)
として形成されている。また、ボンベ26の前面には、
カートリッジ取付部16の雌接続部16Bに対応した位
置に雄接続部26Aが設けられ、カートリッジ取付部1
6の雄接続部16Cに対応した位置に雌接続部26Bが
設けられている。さらに、ボンベ26は、基端側となる
後部側が閉塞され、この後部には、カートリッジ25を
交換するときに後述のカートリッジ把持装置100によ
って把持される把持突起26Cが後側に向けて漸次拡径
して設けられている。
【0045】ここで、雄接続部26A、雌接続部26B
は、ボンベ26をカートリッジ取付部16に取付けると
きに、該ボンベ26を周方向に位置決めするものであ
る。また、雄接続部26A、雌接続部26Bは、ボンベ
26を後述する塗料充填装置55のボンベ支持部61に
取付けるときにも、該ボンベ26を周方向に位置決めす
る。
【0046】27はボンベ26の前端側に一体的に形成
された円錐状凸部で、該円錐状凸部27は、カートリッ
ジ25のボンベ26をハウジング12のカートリッジ取
付部16に取付けた状態で、円錐状凹陥部17Bに当接
して係合し、ボンベ26を軸方向、径方向に位置決めす
るものである。また、円錐状凸部27は、カートリッジ
25を塗料充填装置55のボンベ支持部61に取付けた
ときにも、充填台側フィードチューブ挿通孔60に形成
された円錐状凹陥部60Aに当接して係合し、カートリ
ッジ25のボンベ26を軸方向、径方向に位置決めす
る。
【0047】また、28は円錐状凸部27の先端側に設
けられたフィードチューブで、該フィードチューブ28
内には同軸に伸びる塗料供給路28Aが形成されてい
る。そして、塗料供給路28Aの基端側は後述の塗料収
容室30に接続され、先端側は回転霧化頭20に向け開
口している。また、フィードチューブ28の先端内周側
には、塗料供給路28Aを縮径して弁座部28Bが設け
られ、該弁座部28Bには後述する塗料弁35の弁体3
5Bが離,着座する。なお、フィードチューブ28の長
さ寸法は、カートリッジ25をハウジング12のカート
リッジ取付部16に取付けた状態で、その先端が回転霧
化頭20の塗料溜り20D内に延在する程度に設定され
ている。
【0048】ここで、フィードチューブ28は、塗料収
容室30から供給される塗料を塗料供給路28A内で流
通させ、該塗料供給路28Aの先端から回転霧化頭20
に向け流出するものである。また、フィードチューブ2
8は、塗料収容室30内に塗料を充填する場合には、そ
の先端を可動接続部材63に接続することにより、塗料
の充填口として利用される。
【0049】一方、29はボンベ26内に軸方向に摺動
可能に挿嵌されたピストンで、該ピストン29は、ボン
ベ26内をフィードチューブ28の塗料供給路28Aに
連通する塗料収容室30と、押出し液体としてのシンナ
が供給されるシンナ収容室31とに画成している。
【0050】32はカートリッジ側シンナ通路で、該カ
ートリッジ側シンナ通路32は、ボンベ26の外周側を
軸方向に伸長して設けられ、その一端はボンベ26の雄
接続部26A先端面に開口し、他端はシンナ収容室31
に連通している。そして、カートリッジ側シンナ通路3
2は、シンナ収容室31内にシンナを供給することによ
りピストン29をフィードチューブ28側に押動し、こ
れにより、ピストン29は、塗料収容室30内に充填さ
れた塗料を回転霧化頭20に向け押出す。
【0051】なお、押出し液体としてのシンナは、高電
圧発生器22による高電圧が当該シンナを通ってリーク
するのを防止するため、絶縁性または電気抵抗の高いも
のが用いられている。また、押出し液体としてシンナを
用いることにより、このシンナは、ピストン29が変位
するときに、ボンベ26の内壁に塗料が乾燥して固着す
るのを防止し、ボンベ26の内壁を常にウエット状態に
保持する。これにより、ピストン29とボンベ26の内
壁との間の摩擦抵抗が安定し、ピストン29を円滑に押
動することができる。また、ピストン29とボンベ26
の内壁との間のシール性も向上することができる。
【0052】33はボンベ26の雄接続部26A内に位
置してカートリッジ側シンナ通路32の開口端に設けら
れた急速継手で、該急速継手33は、カートリッジ取付
部16にカートリッジ25を取付け、雌接続部16Bに
雄接続部26Aを嵌合させたときに開弁し、カートリッ
ジ側シンナ通路32を後述のハウジング側シンナ通路3
7に連通させ、シンナの流通を許す。一方、急速継手3
3は、カートリッジ取付部16からボンベ26を取外
し、雌接続部16Bから雄接続部26Aを離脱させたと
きには、ばね力によってカートリッジ側シンナ通路32
を遮断し、該シンナ通路32からシンナが流出するのを
防止する。なお、この急速継手33の開,閉動作は、カ
ートリッジ25を後述する充填台56のボンベ支持部6
1に着,脱した場合も同様である。
【0053】34はボンベ26の先端側に設けられた塗
料弁収容部、35は該塗料弁収容部34に設けられた塗
料弁で、該塗料弁35は、塗料弁収容部34内に摺動可
能に挿嵌され、該塗料弁収容部34をばね室と受圧室と
に画成したピストン部35Aと、基端側が該ピストン部
35Aに取付けられ、先端側がフィードチューブ28の
塗料供給路28A内を伸び、その先端部が弁座部28B
に離,着座する長尺な弁体35Bと、前記塗料弁収容部
34のばね室内に設けられ、前記ピストン部35Aを介
して該弁体35Bが弁座部28Bに着座するように付勢
する弁ばね35Cとによってエアパイロット式切換弁と
して構成されている。
【0054】そして、塗料弁35は、常時は弁ばね35
Cの付勢力によって弁体35Bがフィードチューブ28
の弁座部28Bに着座して塗料供給路28Aを遮断し、
回転霧化頭20に対する塗料の供給を停止している。一
方、塗料弁35は、塗料弁用パイロットエア源からパイ
ロットエア配管(いずれも図示せず)、ハウジング側パ
イロットエア通路38、カートリッジ側パイロットエア
通路36を経由して塗料弁収容部34の受圧室にパイロ
ットエアが供給されたときには、弁ばね35Cに抗して
弁体35Bが弁座部28Bから離座し、回転霧化頭20
に対し塗料収容室30内の塗料の供給を行なうものであ
る。ここで、パイロットエア通路36は、一端がボンベ
26の雌接続部26B内周面に開口し、他端が塗料弁収
容室34の受圧室に連通している。
【0055】次に、37はハウジング12に設けられた
ハウジング側シンナ通路で、該シンナ通路37は、ネッ
ク部13内を軸方向に伸びて雌接続部16Bの位置で後
側に屈曲したL字状に形成されている。そして、ハウジ
ング側シンナ通路37は、一端がシンナ供給装置(図示
せず)に接続され、他端がカートリッジ取付部16の雌
接続部16B底部に開口している。また、ハウジング側
シンナ通路37の屈曲部位は、後述するシンナ弁43の
弁体43Bが離,着座する弁座部37Aとなっている。
【0056】38はハウジング12に設けられたハウジ
ング側パイロットエア通路で、該パイロットエア通路3
8は、その一端がパイロットエア配管を介して塗料弁用
パイロットエア源(いずれも図示せず)に接続されてい
る。また、パイロットエア通路38の他端は、カートリ
ッジ側パイロットエア通路36に対応するようにカート
リッジ取付部16の底部16Aに設けられた雄接続部1
6Cの周面に開口している。
【0057】39はハウジング12に設けられ、カート
リッジ取付部16の底部16Aに開口したエア吸引通路
で、該エア吸引通路39は、負圧配管を介して負圧発生
源(いずれも図示せず)に接続されている。そして、エ
ア吸引通路39は、カートリッジ取付部16の奥部に位
置してカートリッジ25のボンベ26との間で画成され
る負圧空間40のエアを吸引することにより、カートリ
ッジ25を引き付けてカートリッジ取付部16に対して
固定する。
【0058】また、41はハウジング12に設けられ、
カートリッジ取付部16の底部16Aに開口した取外し
エア供給通路で、該取外しエア供給通路41は、エア配
管を介して取外し用エア源(いずれも図示せず)に接続
されている。そして、取外しエア供給通路41は、負圧
空間40に取外しエアを供給することにより、カートリ
ッジ取付部16に対するカートリッジ25の固定状態を
解除し、カートリッジ25の取外しを許すものである。
【0059】42はハウジング12のヘッド部14に設
けられたシンナ弁収容部、43は該シンナ弁収容部42
に設けられたシンナ弁で、該シンナ弁43は、塗料弁3
5とほぼ同様に、シンナ弁収容部42内に摺動可能に挿
嵌され、該シンナ弁収容部42をばね室と受圧室とに画
成したピストン部43Aと、基端側が該ピストン部43
Aに取付けられ、先端側がハウジング側シンナ通路37
に突出し、その先端部が弁座部37Aに離,着座する弁
体43Bと、前記シンナ弁収容部42のばね室内に設け
られ、ピストン部43Aを介して該弁体43Bを着座す
るように付勢する弁ばね43Cとによってエアパイロッ
ト式切換弁として構成されている。
【0060】そして、シンナ弁43は、常時は弁ばね4
3Cの付勢力によって弁体43Bがハウジング側シンナ
通路37の弁座部37Aに着座して該シンナ通路37を
遮断し、シンナ収容室31に対するシンナの供給を停止
している。一方、シンナ弁43は、シンナ弁用パイロッ
トエア源からパイロットエア配管(いずれも図示せ
ず)、パイロットエア通路44を経由して受圧室にパイ
ロットエアが供給されたときには、弁ばね43Cに抗し
て弁体43Bが弁座部37Aから離座し、シンナ収容室
31に対しシンナの供給を行なうものである。ここで、
パイロットエア通路44は、一端がパイロットエア配管
を介してシンナ弁用パイロットエア源に接続され、他端
がシンナ弁収容部42の受圧室に連通している。
【0061】次に、各色毎のカートリッジを格納し、塗
装装置との間でカートリッジを交換するカートリッジ交
換装置について図5ないし図7に従って説明する。
【0062】51は本実施の形態によるカートリッジ交
換装置で、該カートリッジ交換装置51は、塗装用ロボ
ット1の作業範囲外で、後述する洗浄装置103の近傍
に配設されている。そして、カートリッジ交換装置51
は、後述の塗料充填装置55、カートリッジ移動装置7
7、カートリッジ把持装置100等によって大略構成さ
れている。
【0063】52はカートリッジ交換装置51の骨組を
なす架台で、該架台52は、前,後と左,右に離間して
立設された4本の脚体53,53,…と、該各脚体53
の上,下方向中間位置に設けられ、その四隅が脚体53
に固着された長方形状の板体54とにより大略構成され
ている。
【0064】55a,55b,…55nは架台52の板
体54にa色,b色,…n色の塗料毎に設けられた塗料
充填装置(以下、全体として塗料充填装置55という)
で、該塗料充填装置55は、図6に示す如く、前,後方
向と左,右方向に整列した状態で配設されている。そし
て、塗料充填装置55は、後述する充填台56、充填台
側フィードチューブ挿通孔60、可動接続部材63、充
填弁65等によって大略構成されている。
【0065】ここで、塗料充填装置55は、カートリッ
ジ移動装置77の左,右方向移動機構78と前,後方向
移動機構86の下側で、塗装用ロボット1の作業範囲外
に配置されている。そして、塗料充填装置55と塗装用
ロボット1に取付けられた塗装装置11との間は、カー
トリッジ移動装置77によって橋渡しされ、カートリッ
ジ25は上,下方向移動機構93に設けられたカートリ
ッジ把持装置100によって塗装装置11のハウジング
12に取付け、取外しされる。
【0066】56a,56b,…56nは各塗料充填装
置55を構成する充填台(以下、全体として充填台56
という)で、該充填台56は、図8に示す如く、架台5
2の板体54上にボルト止め等によって取付けられた脚
部57と、該脚部57から上,下方向に伸びた柱部58
と、該柱部58の上側を拡径して設けられた台座部59
とによって大略構成されている。
【0067】60は充填台56の柱部58内を上,下方
向に伸びて設けられた充填台側フィードチューブ挿通孔
で、該フィードチューブ挿通孔60には、カートリッジ
25のフィードチューブ28が挿通状態に嵌合される。
そして、充填台側フィードチューブ挿通孔60の先端側
は、テーパ状に凹陥した円錐状凹陥部60Aとなり、該
円錐状凹陥部60Aは、ボンベ26の前面側に設けられ
た円錐状凸部27が当接して係合することにより、ボン
ベ26を軸方向、径方向に位置決めするものである。
【0068】61は台座部59の軸方向一側(上側)に
設けられたボンベ支持部で、該ボンベ支持部61は、カ
ートリッジ25のボンベ26が取付けられるもので、充
填台側フィードチューブ挿通孔60の先端側開口に凹円
筒状に形成されている。また、ボンベ支持部61の底部
61Aには、図9に示すように、ボンベ26の雄接続部
26Aが嵌合する雌接続部61Bと、ボンベ26の雌接
続部26Bに嵌合する雄接続部61Cとが別個に形成さ
れている。そして、雌接続部61B、雄接続部61C
は、ボンベ26をボンベ支持部61に取付けるとき、該
ボンベ26を周方向に位置決めするものである。
【0069】62は充填台側フィードチューブ挿通孔6
0よりも奥所に位置して充填台56の軸方向他側に設け
られた接続部材収容穴で、該接続部材収容穴62は、フ
ィードチューブ挿通孔60を拡径するように設けられた
円形状穴として形成されている。そして、接続部材収容
穴62の下側は、段部62Aを介して縮径し、下向きに
貫通している。
【0070】63は接続部材収容穴62に上,下方向に
移動可能に設けられた可動接続部材で、該可動接続部材
63は、内部が塗料通路63Aとなる円筒状に形成さ
れ、上端部にはばね受63Bが拡径して設けられてい
る。そして、可動接続部材63は、フィードチューブ2
8の先端部が塗料通路63Aに液密に嵌合することによ
り、該フィードチューブ28を介してボンベ26内に塗
料を供給するものである。また、塗料通路63Aは、後
述の塗料ホース67を介して充填弁65に接続されてい
る。
【0071】64は可動接続部材63の外周側に設けら
れたコイルばねで、該コイルばね64は、可動接続部材
63のばね受63Bと接続部材収容穴62の段部62A
との間に配置されている。これにより、コイルばね64
は、可動接続部材63を充填台側フィードチューブ挿通
孔60の方向となる上方に向け付勢している。
【0072】このように、可動接続部材63は、上,下
方向に移動可能に配設され、コイルばね64は、該可動
接続部材63をフィードチューブ28に対抗するように
付勢している。このため、フィードチューブ28が上,
下方向に位置ずれしても、この位置ずれは可動接続部材
63の上,下方向の移動によって吸収することができ
る。さらに、フィードチューブ28は、コイルばね64
によって可動接続部材63に確実に嵌合することができ
る。
【0073】65は可動接続部材63に接続して設けら
れた充填弁で、該充填弁65は、流入側が塗料配管66
を介して塗料供給源となる塗料供給ライン(図示せず)
に接続されている。また、充填弁65の下流側は、塗料
供給流路をなす可撓性を有する塗料ホース67を介して
可動接続部材63に接続されている。そして、充填弁6
5は、常時は閉弁し、カートリッジ25に塗料を充填す
るときに開弁して塗料供給ラインからの塗料を可動接続
部材63側に流通させるものである。
【0074】次に、68は充填台56の台座部59に設
けられたシンナ排出通路で、該シンナ排出通路68は、
その一端がボンベ支持部61の雌接続部61Bに開口
し、他端がシンナ配管69を介してシンナ貯留タンク
(図示せず)に接続されている。そして、シンナ排出通
路68は、塗料を充填するときにシンナ収容室31から
流出するシンナをシンナ貯留タンクに排出するものであ
る。
【0075】70は台座部59に設けられた充填台側パ
イロットエア通路で、該パイロットエア通路70の一端
はパイロットエア配管71を介して塗料弁用パイロット
エア源(図示せず)に接続されている。また、パイロッ
トエア通路70の他端は、カートリッジ側パイロットエ
ア通路36に対応するようにボンベ支持部61の雄接続
部61Cの周面に開口している。これにより、充填台側
パイロットエア通路70は、充填台56のボンベ支持部
61にカートリッジ25を取付けたときにカートリッジ
側パイロットエア通路36に連通し、塗料弁用パイロッ
トエア源からのパイロットエアを塗料弁35に向けて供
給するものである。
【0076】72は台座部59に設けられ、ボンベ支持
部61の底部61Aに開口したエア吸引通路で、該エア
吸引通路72は、負圧配管73を介して負圧発生源(図
示せず)に接続されている。そして、エア吸引通路72
は、ボンベ支持部61の奥部に位置してカートリッジ2
5のボンベ26との間で画成される負圧空間74のエア
を吸引することにより、カートリッジ25を引き付けて
ボンベ支持部61に対して固定するものである。
【0077】また、75は台座部59に設けられ、ボン
ベ支持部61の底部61Aに開口した取外しエア供給通
路で、該取外しエア供給通路75は、エア配管76を介
して取外し用エア源(図示せず)に接続されている。そ
して、取外しエア供給通路75は、負圧空間74に取外
しエアを供給することにより、ボンベ支持部61に対す
るカートリッジ25の固定状態を解除し、充填台56か
らのカートリッジ25の取外しを許すものである。
【0078】次に、77は架台52の上側に設けられた
カートリッジ移動装置で、該カートリッジ移動装置77
は、後述のカートリッジ把持装置100を、左,右方向
と前,後方向と上,下方向との3軸方向に移動する。こ
のため、カートリッジ移動装置77は、後述の左,右方
向移動機構78、前,後方向移動機構86、上,下方向
移動機構93等によって大略構成されている。これによ
り、カートリッジ移動装置77は、塗料充填装置55と
塗装用ロボット1に取付けられた塗装装置11との間
で、カートリッジ25を受け渡しすることができる。
【0079】78は架台52の各脚体53に設けられた
第1の移動機構となる左,右方向移動機構で、該左,右
方向移動機構78は、図5ないし図7に示す如く、各塗
料充填装置55に整列されたカートリッジ25を挟んで
前,後に離間して左,右方向に伸び、左,右の脚体5
3,53に固着された2個のレール台79,79と、該
各レール台79に左,右方向に伸びて設けられた一対の
左,右方向レール80,80,…と、前記各レール台7
9上に位置して該各左,右方向レール80に移動可能に
取付けられた台座をなす2個のスライダ81,81と、
各レール台79の左側,右側に回転可能に取付けられた
プーリ82,82と、左,右方向に伸びて該各プーリ8
2に亘って巻回され、途中部位がスライダ81に固着さ
れた長尺なタイミングベルト83,83と、前,後方向
に伸びて右側のプーリ82,82を連結した連結ロッド
84と、前記各スライダ81を左,右方向レール80に
沿って移動させる駆動部85とによって大略構成されて
いる。
【0080】ここで、駆動部85は、連結ロッド84に
設けられた他のプーリ85Aと、短尺なタイミングベル
ト85Bを介して該プーリ85Aに接続された駆動モー
タ85Cとにより構成されている。
【0081】そして、左,右方向移動機構78は、駆動
部85の駆動モータ85Cを所望の回転量をもって回転
駆動することにより、タイミングベルト83,83等を
介して各スライダ81を左,右方向レール80に沿って
移動する。これにより、左,右方向移動機構78は、各
スライダ81上に搭載された前,後方向移動機構86、
上,下方向移動機構93を介してカートリッジ把持装置
100を左,右方向に移動するものである。
【0082】86は左,右方向移動機構78に設けられ
た第2の移動機構をなす前,後方向移動機構で、該前,
後方向移動機構86は、前,後方向に伸び、両端が左,
右方向移動機構78のスライダ81,81に取付けられ
たレール台87と、該レール台87に前,後方向に伸び
て設けられた一対の前,後方向レール88,88と、該
各前,後方向レール88に移動可能に取付けられた台座
をなすスライダ89と、各前,後方向レール88間を
前,後方向に伸びるようにレール台87に回転可能に取
付けられた雄ねじ90と、前記スライダ89に取付けら
れ、該雄ねじ90に多数個の鋼球(図示せず)を介して
螺合し、該雄ねじ90と共にボールねじをなす雌ねじ9
1と、前記スライダ89を前,後方向レール88に沿っ
て移動させる駆動部92とによって大略構成されてい
る。
【0083】ここで、駆動部92は、雄ねじ90の端部
に取付けられたプーリ92Aと、タイミングベルト92
Bを介して該プーリ92Aに接続された駆動モータ92
Cとによって構成されている。
【0084】そして、前,後方向移動機構86は、駆動
部92の駆動モータ92Cを所望の回転量をもって回転
駆動することにより、雌ねじ91に対し雄ねじ90を回
転させてスライダ89を前,後方向レール88に沿って
移動する。これにより、前,後方向移動機構86は、ス
ライダ89上に搭載された上,下方向移動機構93等を
介してカートリッジ把持装置100を前,後方向に移動
するものである。
【0085】93は前,後方向移動機構86に設けられ
た第3の移動機構をなす上,下方向移動機構で、該上,
下方向移動機構93は、前,後方向移動機構86のスラ
イダ89に取付けられ、上,下方向に伸長した支柱94
と、該支柱94に上,下方向に伸びて設けられた一対の
上,下方向レール95,95と、該各上,下方向レール
95に移動可能に取付けられた台座をなすスライダ96
と、該スライダ96を上,下方向レール95に沿って移
動させる駆動部97とによって大略構成されている。
【0086】ここで、駆動部97は、各上,下方向レー
ル95間に位置して支柱94に上,下方向に伸びて設け
られ、内部にフリーピストン(図示せず)が摺動可能に
挿嵌されたシリンダ97Aと、該シリンダ97Aの外周
側に設けられ、前記フリーピストンに追従して昇降する
昇降部材97Bとによって大略構成され、該昇降部材9
7Bはスライダ96に連結されている。このように、駆
動部97は、ロッドレスシリンダ装置をなし、スライダ
96を上部位置、下部位置の2位置で停止させる2位置
制御によって作動する。
【0087】そして、上,下方向移動機構93は、駆動
部97の昇降部材97Bをシリンダ97Aに沿って移動
させることにより、スライダ96を上,下方向レール9
5に沿って移動する。これにより、上,下方向移動機構
93は、スライダ96に取付けられるカートリッジ把持
装置100を上,下方向に移動するものである。
【0088】98は一方の緩衝装置で、該一方の緩衝装
置98は、図10に示すように、スライダ96に前方に
突出して設けられた方形状の上板98Aと、該各上板9
8Aから上,下方向に変位可能に垂下された4本のロッ
ド98B,98B,…と、前記上板98Aに対応して該
各ロッド98Bの下端部に固着された方形状の下板98
Cと、前記各ロッド98Bの外周側に位置して上板98
Aと下板98Cとの間に設けられたコイルばね98D,
98D,…とによって構成されている。また、下板98
Cには、カートリッジ把持装置100の一方の把持具1
01が取付けられている。
【0089】また、99は一方の緩衝装置98に並設さ
れた他方の緩衝装置で、該他方の緩衝装置99は、一方
の緩衝装置98と同様に、上板99A、ロッド99B,
99B,…、下板99C、コイルばね99D,99D,
…とによって構成され、下板99Cにはカートリッジ把
持装置100の他方の把持具102が取付けられてい
る。
【0090】そして、緩衝装置98,99は、上,下方
向移動機構93とカートリッジ把持装置100の把持具
101,102との間に設けられている。これにより、
緩衝装置98,99は、上,下方向移動機構93が把持
具101,102をカートリッジ25に向け移動し、該
把持具101,102がカートリッジ25に当接したと
きに該把持具101,102を上側に変位させ、このと
きの衝撃を緩和するものである。また、緩衝装置98,
99は、把持具101,102を上,下方向に変位可能
とすることにより、カートリッジ25の位置ずれを吸収
することができる。
【0091】100は緩衝装置98,99を介して上,
下方向移動機構93に取付けられたカートリッジ把持手
段をなすカートリッジ把持装置で、該カートリッジ把持
装置100は、2個のカートリッジ25を同時に把持す
るために、併設された2個の把持具101,102によ
って構成されている。
【0092】101はカートリッジ把持装置100の一
方の把持具で、該一方の把持具101は、一方の緩衝装
置98を介して上,下方向移動機構93に取付けられて
いる。また、一方の把持具101は、一方の緩衝装置9
8の下板98Cに取付けられ、アクチュエータ(図示せ
ず)等を内蔵した駆動部101Aと、該駆動部101A
に設けられ、アクチュエータによって互いに接近または
離間する一対の把持爪101B,101Bとによって大
略構成されている。そして、一方の把持具101は、駆
動部101A内のアクチュエータを動作させることによ
り、各把持爪101Bでカートリッジ25のボンベ26
に設けられた把持突起26Cを把持し、または開放する
ものである。
【0093】また、102は一方の把持具101に並設
された他方の把持具で、該他方の把持具102は、一方
の把持具101と同様に、他方の緩衝装置99の下板9
9Cに取付けられた駆動部102Aと、該駆動部102
Aに設けられた一対の把持爪102B,102Bとによ
って大略構成されている。
【0094】一方、103は回転霧化頭20等を洗浄す
る洗浄装置で、該洗浄装置103は、塗装用ロボット1
の作業範囲内でカートリッジ交換装置51の近傍に設け
られている。ここで、洗浄装置103は、塗装装置11
をカートリッジ交換位置に配置したときに、該塗装装置
11の下側に配設された廃液回収容器104と、該廃液
回収容器104内に設けられ、回転霧化頭20等に向け
洗浄流体を噴出する洗浄ノズル105とによって大略構
成されている。
【0095】そして、洗浄装置103は、塗装装置11
がカートリッジ交換装置51のカートリッジ交換位置に
配置され、前記廃液回収容器104内にハウジング12
が配置されると、回転霧化頭20の先端側に向け各洗浄
ノズル105から洗浄流体を噴出する。これにより、回
転霧化頭20等に付着した前色塗料を洗浄する。
【0096】本実施の形態による自動塗装装置は、上述
の如き構成を有するもので、次に、塗装動作とカートリ
ッジ交換動作(色替動作)について、図11ないし図1
8に示す動作説明図と、図19に示すタイムチャートに
従って説明する。なお、図11ないし図18に示す動作
説明図では、把持具101,102のそれぞれの動きを
説明するために、2個の把持具101,102を図示し
ている。
【0097】まず、自動塗装装置によって塗装を行なう
場合には、塗装プログラムが組まれており、塗装中には
次の塗装作業で塗装される塗色を知ることができる。こ
のため、カートリッジ交換装置51では、前色の塗装中
に、次色の塗料が充填されたカートリッジ25を取出し
ておき、カートリッジ交換作業の作業性を高めている。
【0098】まず、塗装工程では、図11に示す如く、
塗装用ロボット1のアーム3,4を動作し、例えばa色
のカートリッジ25aが取付けられた塗装装置11の回
転霧化頭20を被塗物106に向ける。この状態で、エ
アモータ19を駆動して回転霧化頭20を高速回転さ
せ、シェーピングエアリング21の各シェーピングエア
噴出孔21Aからシェーピングエアを噴出すると共に、
高電圧発生器22によって塗料に高電圧を印加する。そ
して、押出し用のシンナがボンベ26のシンナ収容室3
1内に定量供給されることにより、このシンナによって
ピストン29が変位し、塗料収容室30内のa色塗料
は、フィードチューブ28を通して回転霧化頭20に供
給され、該回転霧化頭20から被塗物106に向け噴霧
される。
【0099】次に、a色の塗料からb色の塗料に色替す
る場合について説明する。この場合には、上述したa色
塗料の塗装工程に並行して、カートリッジ交換装置51
では、b色の塗料が充填された充填済みカートリッジ2
5bの取出し工程が行なわれる。
【0100】この充填済みカートリッジ取出し工程で
は、カートリッジ交換装置51は、左,右方向移動機構
78と前,後方向移動機構86とを動作させることによ
り、上,下方向移動機構93に取付けられたカートリッ
ジ把持装置100の一方の把持具101を塗料充填装置
55bの充填台56bに支持されたb色のカートリッジ
25bの上方に配置する。そして、上,下方向移動機構
93は、スライダ96と一緒に一方の把持具101をカ
ートリッジ25bに向け下降させ、この一方の把持具1
01は、各把持爪101Bによってカートリッジ25b
の把持突起26Cを把持する。
【0101】ここで、上,下方向移動機構93がカート
リッジ把持装置100を下降させたときには、一方の把
持具101がカートリッジ25bに当接する。しかし、
この当接時には、一方の緩衝装置98は、一方の把持具
101を上側に変位し、このときの衝撃を緩和する。ま
た、前記一方の緩衝装置98は、一方の把持具101を
上,下方向に変位可能とすることにより、カートリッジ
25bの位置ずれを吸収することができる。この構成
は、他方の緩衝装置99と他方の把持具102について
も同様である。
【0102】そして、一方の把持具101がカートリッ
ジ25bを把持したら、上,下方向移動機構93は、カ
ートリッジ把持装置100を上昇させ、一方の把持具1
01によって充填済みカートリッジ25bを充填台56
bから取外す。また、図12に示す如く、左,右方向移
動機構78、前,後方向移動機構86は、一方の把持具
101によってb色の塗料が充填された充填済みカート
リッジ25bを把持したままの状態で、他方の把持具1
02を洗浄装置103の上方に移動し、この位置で待機
させる。
【0103】次に、a色塗料の塗装工程が終了すると、
図13に示す如く、塗装用ロボット1が作動し、塗装装
置11を洗浄装置103の上方に動かし、該塗装装置1
1の回転霧化頭20側を、洗浄装置103の廃液回収容
器104内に挿入する。このように、塗装装置11が洗
浄装置103の上方に配置された状態がカートリッジ交
換位置となる。
【0104】そして、塗装装置11の回転霧化頭20側
が、洗浄装置103の廃液回収容器104内に挿入され
た状態では、該回転霧化頭20等の洗浄作業が行なわれ
る。この洗浄工程では、図14に示す如く、洗浄装置1
03の各洗浄ノズル105から洗浄流体を噴出し、ハウ
ジング12の先端側、回転霧化頭20等に付着した前色
塗料となるa色の塗料を洗浄する。
【0105】この際、洗浄ノズル105から噴出された
洗浄流体は、回転霧化頭20の前面側に供給され、塗料
薄膜化面20Cに付着したa色塗料P1 ,P1 を洗浄す
る。また、洗浄流体の一部は、各洗浄流体流入孔20E
から塗料溜り20Dに流入し、ベルカップ20Aの内壁
に付着したa色塗料P2 ,P2 、フィードチューブ28
の先端等に付着したa色塗料P3 ,P3 を洗浄すること
ができる。
【0106】そして、a色塗料の洗浄工程が終了した
ら、ハウジング12とカートリッジ25aとの間の負圧
空間40に取外しエアを供給し、カートリッジ25aの
固定を解除する。
【0107】次に、使用済みの空カートリッジ25aを
取外す空カートリッジ取外し工程に移る。この空カート
リッジ取外し工程では、一方の把持具101により充填
済みカートリッジ25bを把持したままの状態で、上,
下方向移動機構93は、カートリッジ把持装置100を
下降し、他方の把持具102は、塗装装置11に取付け
られている空カートリッジ25aを把持する。この状態
で、図15に示すように、上,下方向移動機構93はカ
ートリッジ把持装置100を上昇し、他方の把持具10
2によって使用済みの空カートリッジ25aをハウジン
グ12から取外す。
【0108】このように、使用済みの空カートリッジ2
5aをハウジング12から取外したら、図16に示すよ
うに、前,後方向移動機構86は、カートリッジ把持装
置100を前,後方向に移動し、一方の把持具101に
把持された充填済みカートリッジ25bをハウジング1
2のカートリッジ取付部16上方に移動する。
【0109】次に、充填済みカートリッジ取付け工程で
は、上,下方向移動機構93は、他方の把持具102に
より空カートリッジ25aを把持したままの状態で、カ
ートリッジ把持装置100を下降させる。これにより、
図17に示す如く、一方の把持具101に把持されたカ
ートリッジ25bは、塗装装置11のカートリッジ取付
部16に嵌合し、取付けられる。このときには、負圧空
間40のエアがエア吸引通路39を介して吸引され、ハ
ウジング12に対してカートリッジ25bを固定する。
【0110】そして、塗装装置11のカートリッジ取付
部16にb色のカートリッジ25bが取付けられたら、
空カートリッジ戻し工程に移る。このカートリッジ戻し
工程は、図18に示すように、塗装装置11から取外し
た空カートリッジ25aを塗料充填装置55aの充填台
56aに戻すものである。このときには、空カートリッ
ジ25aのフィードチューブ28が充填台側フィードチ
ューブ挿通孔60に挿入され、ボンベ26がボンベ支持
部61に取付けられる。また、フィードチューブ28の
先端部は可動接続部材63に嵌合し、塗料ホース67側
と連通可能状態となる。
【0111】また、空カートリッジ戻し工程では、充填
済みカートリッジ25bが取付けられた塗装装置11に
よりb色の塗装工程が並行して行なわれている。これに
より、充填済みカートリッジ25bが取付けられた塗装
装置11は、塗装用ロボット1によって塗装待機位置に
移動され、被塗物106が搬送されてきたときに、この
被塗物106に対してb色塗料の塗装を行なう。
【0112】一方、塗料充填工程について説明する。こ
の塗料充填工程は、顔料等の分離、沈殿を防止するため
に、塗装に用いられる直前に塗料の充填を行なうもので
ある。そして、カートリッジ25に塗料を充填するタイ
ミングは、その塗色の使用頻度等によって様々である。
そこで、本実施の形態では、空カートリッジ戻し工程後
に任意の時間を置いて塗料充填工程を行なった場合を例
に挙げて説明する。
【0113】塗料充填工程では、塗料充填装置55a
は、図9に示すように、充填弁65を開弁し、a色の塗
料を塗料ホース67、可動接続部材63の塗料通路63
Aを介してフィードチューブ28の先端からカートリッ
ジ25aのボンベ26内に充填する。
【0114】このように、本実施の形態によれば、カー
トリッジ25を交換するときに、予め一方の把持具10
1は、次色となるb色の塗料が充填されたカートリッジ
25bを把持する。これにより、他方の把持具102が
塗装装置11から使用済みの空カートリッジ25aを把
持して取外した直後に、一方の把持具101によって把
持している充填済みカートリッジ25bを塗装装置11
に取付けることができる。この結果、カートリッジ移動
装置77は、カートリッジ把持装置100を塗料充填装
置55と塗装装置11との間で1往復するだけで、カー
トリッジ25の交換作業を行なうことができ、カートリ
ッジ交換作業の作業時間を短縮して、生産性を高めるこ
とができる。
【0115】また、カートリッジ交換装置51は、各色
毎のカートリッジ25a,25b,…25nを左,右方
向、前,後方向に整列して支持する各色毎の塗料充填装
置55a,55b,…55nと、該塗料充填装置55の
上方に位置して左,右方向、前,後方向、上,下方向に
カートリッジ25を移動するカートリッジ移動装置77
と、該カートリッジ移動装置77に設けられ、カートリ
ッジ25を把持するカートリッジ把持装置100とによ
って構成している。これにより、カートリッジ交換装置
51には、多数個のカートリッジ25を左,右方向と
前,後方向に効率よく配置することができ、該カートリ
ッジ交換装置51を小型化することができ、設置スペー
スを小さくすることができる。また、カートリッジ25
を把持するカートリッジ把持装置100は、カートリッ
ジ移動装置77によって移動しているから、駆動モータ
85C,92C等を小型化することができ、コストの低
減等を図ることができる。
【0116】しかも、カートリッジ交換装置51は、カ
ートリッジ25の台座として各塗料充填装置55の充填
台56を用いている。このため、使用済みの空カートリ
ッジ25をカートリッジ交換装置51に戻したときに
は、例えば別の場所に設けられた塗料充填装置にカート
リッジを移動することなく、塗料充填装置55によって
空カートリッジ25に塗料を充填することができる。
【0117】また、上,下方向移動機構93には、スラ
イダ96に緩衝装置98,99を設けているから、該緩
衝装置98,99は、カートリッジ把持装置100の把
持具101,102がカートリッジ25に当接するとき
の衝撃を緩和することができ、摩耗等の損傷を防止し
て、耐久性を高めることができる。しかも、緩衝装置9
8,99は、カートリッジ25の上,下方向の位置ずれ
を吸収することができるから、上,下方向移動機構93
の制御を簡単な2位置制御とすることができ、コストを
低減することができる。
【0118】さらに、カートリッジ交換装置51のカー
トリッジ交換位置には、塗装装置11の回転霧化頭20
等を洗浄する洗浄装置103を設けているから、カート
リッジ交換時に回転霧化頭20等に付着した前色塗料を
洗浄することができ、作業性を高めることができる。
【0119】なお、実施の形態では、回転霧化頭型塗装
装置11を塗装作業機としての塗装用ロボット1に取付
けた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限ら
ず、例えば、レシプロケータ等の他の塗装作業機に塗装
装置11を取付ける構成としてもよい。
【0120】また、実施の形態では、カートリッジ移動
装置77は、カートリッジ把持装置100を左,右方向
に移動する左,右方向移動機構78に、カートリッジ把
持装置100を前,後方向に移動する前,後方向移動機
構86を設け、該前,後方向移動機構86にカートリッ
ジ把持装置100を上,下方向に移動する上,下方向移
動機構93を設ける構成としている。しかし、本発明は
これに限るものではなく、例えば、カートリッジ移動装
置は、前,後方向移動機構に左,右方向移動機構を設
け、該左,右方向移動機構に上,下方向移動機構を設け
る構成としてもよい。
【0121】また、実施の形態では、カートリッジ25
内のピストン29を押動するのにシンナを用いた場合を
例に挙げて説明したが、塗料の種類、高電圧の印加方法
等に応じ、水等の他の押出し液体を適用してもよい。
【0122】一方、実施の形態では、同色の塗料を連続
して塗装するときの色替作業性を考慮し、カートリッジ
25を各色毎にそれぞれ2個以上設けてもよい。
【0123】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、塗装工程では、塗装作業機を作動し、塗装装置に
取付けられた充填済みカートリッジを用いて塗装を行な
い、次の充填済みカートリッジ取出し工程では、カート
リッジ把持手段の一方の把持具によって次の塗装に用い
る塗料が充填された充填済みカートリッジを塗料充填手
段から取出し、次の空カートリッジ取外し工程では、カ
ートリッジ把持手段の一方の把持具により充填済みカー
トリッジを把持したままの状態で、他方の把持具によっ
て前記塗装工程で使用された使用済みの空カートリッジ
を塗装装置から取外し、次の充填済みカートリッジ取付
け工程では、カートリッジ把持手段の他方の把持具によ
り空カートリッジを把持したままの状態で、一方の把持
具によって取出した充填済みカートリッジを塗装装置に
取付け、さらに、空カートリッジ戻し工程では、カート
リッジ把持手段の他方の把持具によって取外した空カー
トリッジを塗料充填装置に戻す構成としたので、塗装装
置と塗料充填手段との間でカートリッジ把持手段を1往
復させるだけでカートリッジを交換することができ、作
業性を向上することができる。
【0124】請求項2の発明によれば、カートリッジ交
換装置を、各色毎のカートリッジを別個に支持し当該カ
ートリッジに対応する塗料を充填する各色毎の塗料充填
手段と、該塗料充填手段の上方位置に配設され、互いに
異なる3軸方向に前記カートリッジを移動するカートリ
ッジ移動手段と、該カートリッジ移動手段に設けられ、
塗装装置と塗料充填手段との間でカートリッジを把持す
るカートリッジ把持手段とによって構成している。これ
により、塗装作業が終了し、使用済みの空カートリッジ
が取付けられている塗装装置がカートリッジ交換位置に
配置されたときには、カートリッジ移動手段はカートリ
ッジ把持手段を移動し、このときに、カートリッジ把持
手段は、塗装装置と塗料充填手段との間でカートリッジ
を把持することにより、カートリッジを交換することが
できる。また、塗料充填手段は空カートリッジを支持す
ることにより、該塗料充填手段はこの空カートリッジに
塗料を充填し、次の塗装に備えることができる。
【0125】請求項3の発明によれば、塗装装置は、カ
ートリッジを交換可能に取付けるカートリッジ取付部材
と、該カートリッジ取付部材に取付けられたカートリッ
ジから供給される塗料を霧化する回転霧化頭を備えた塗
装機とによって構成しているから、カートリッジ取付部
材にカートリッジを取付け、該カートリッジから塗料を
吐出することにより、この塗料を塗装機の回転霧化頭に
供給し、該回転霧化頭で霧化し、被塗物に向け噴霧する
ことができる。
【0126】請求項4の発明によれば、カートリッジ
は、塗料が充填されるボンベと該ボンベの軸方向に伸び
たフィードチューブとによって構成し、塗料充填手段
は、カートリッジのボンベ内にフィードチューブの先端
から塗料を充填する構成としている。これにより、カー
トリッジが塗料充填手段に取付けられたときには、該塗
料充填手段は、カートリッジのフィードチューブ先端を
充填口として利用し、塗料をボンベ内に充填することが
でき、塗料の充填作業を容易に行なうことができる。
【0127】請求項5の発明によれば、塗料充填手段
は、カートリッジのフィードチューブが挿通されるフィ
ードチューブ挿通孔が軸方向に伸びて設けられた各色毎
の充填台と、前記フィードチューブ挿通孔よりも奥部に
位置して該各充填台にそれぞれ設けられ、前記フィード
チューブの先端を塗料供給流路に連通して接続する接続
部材とによって構成している。これにより、空カートリ
ッジを充填台に戻すときには、カートリッジのフィード
チューブがフィードチューブ挿通孔に挿入し、フィード
チューブの先端には接続部材が接続するから、該フィー
ドチューブは塗料供給流路に連通し、該塗料供給流路か
ら供給される塗料は、接続部材、フィードチューブを経
由してボンベ内に充填することができ、塗料の充填作業
を容易に行なうことができる。
【0128】請求項6の発明によれば、カートリッジ移
動手段は、カートリッジ把持手段を前,後方向または
左,右方向に移動する第1の移動機構と、該第1の移動
機構に設けられ、カートリッジ把持手段を左,右方向ま
たは前,後方向に移動する第2の移動機構と、該第2の
移動機構に設けられ、カートリッジ把持手段を上,下方
向に移動する第3の移動機構とによって構成し、カート
リッジ把持手段は第3の移動機構に取付けている。これ
により、第1の移動機構、第2の移動機構は、第3の移
動機構を前,後方向、左,右方向に移動することによ
り、カートリッジ把持手段をカートリッジ交換位置また
は塗料充填手段に支持された任意のカートリッジの取出
し位置に配置することができる。そして、第3の移動機
構は、カートリッジ把持手段を上,下方向に移動し、塗
装装置または塗料充填手段に対しカートリッジの取付
け、取外しをすることができ、カートリッジの交換作業
を行なうことができる。
【0129】請求項7の発明によれば、カートリッジ把
持手段は、同時に2個のカートリッジを把持するため
に、並設された2個の把持具によって構成しているか
ら、カートリッジの交換時には、2個の把持具のうち、
一方の把持具が次の塗装に用いる充填済みカートリッジ
を把持したままの状態で、他方の把持具は塗装装置から
空カートリッジを取外すことができる。これにより、塗
装装置から空カートリッジを取外した直後に、一方のカ
ートリッジ把持具で把持している充填済みカートリッジ
を塗装装置に取付けることができ、カートリッジ交換作
業の作業時間を短縮でき、生産性を高めることができ
る。
【0130】請求項8の発明によれば、カートリッジ移
動手段とカートリッジ把持手段との間には、該カートリ
ッジ把持手段がカートリッジに当接したときに、該カー
トリッジ把持手段がカートリッジ移動手段に対して変位
するのを許す緩衝手段を設けている。これにより、カー
トリッジ移動手段がカートリッジ把持手段をカートリッ
ジに向けて移動し、該カートリッジ把持手段がカートリ
ッジに当接したときには、緩衝手段がカートリッジ把持
手段を変位させ、このときの衝撃を緩和して耐久性を高
めることができる。また、このときにはカートリッジの
上,下方向の位置ずれをカートリッジ把持手段の変位で
吸収することができ、制御を簡単にし、コストの低減を
図ることができる。
【0131】請求項9の発明によれば、カートリッジ交
換装置によるカートリッジ交換位置の近傍には、カート
リッジを交換するときに塗装装置を洗浄する洗浄手段を
設けているから、カートリッジを交換するために塗装装
置をカートリッジ交換位置に配置したときには、洗浄手
段は塗装装置に付着した前色塗料を洗浄することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるカートリッジ交換装
置を用いた自動塗装装置を示す正面図である。
【図2】図1中の回転霧化頭型塗装装置を拡大して示す
拡大縦断面図である。
【図3】図1中の回転霧化頭等を拡大して示す拡大縦断
面図である。
【図4】カートリッジを拡大して示す縦断面図である。
【図5】図1中のカートリッジ交換装置を拡大して示す
正面図である。
【図6】図5に示すカートリッジ交換装置の平面図であ
る。
【図7】図5に示すカートリッジ交換装置の左側面図で
ある。
【図8】図1中の塗料充填装置を拡大して示す縦断面図
である。
【図9】塗料充填装置をカートリッジに塗料を充填して
いる状態で示す縦断面図である。
【図10】図7中のカートリッジ把持装置等を拡大して
示す左側面図である。
【図11】塗装装置によって被塗物を塗装している状態
を示す動作説明図である。
【図12】塗料充填装置から充填済みカートリッジを取
出した状態を示す動作説明図である。
【図13】塗装装置をカートリッジ交換装置によるカー
トリッジ交換位置に配置した状態を示す動作説明図であ
る。
【図14】洗浄装置によって回転霧化頭、フィードチュ
ーブの先端等を洗浄している状態を拡大して示す動作説
明図である。
【図15】塗装装置から空カートリッジを取外した状態
を示す動作説明図である。
【図16】充填済みカートリッジを塗装装置の上方に配
置した状態を示す動作説明図である。
【図17】塗装装置に充填済みカートリッジを取付けた
状態を示す動作説明図である。
【図18】塗装装置から取外した空カートリッジを塗料
充填装置に戻す状態を示す動作説明図である。
【図19】カートリッジ交換装置の動作を示すタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
11 回転霧化頭型塗装装置 12 ハウジング(カートリッジ取付部材) 18 塗装機(カートリッジ取付部材) 19 エアモータ 20 回転霧化頭 25a,25b,…25n カートリッジ 26 ボンベ 28 フィードチューブ 51 カートリッジ交換装置 55a,55b,…55n 塗料充填装置 56a,56b,…56n 充填台 60 充填台側フィードチューブ挿通孔 61 ボンベ支持部 63 可動接続部材(接続部材) 67 塗料ホース(塗料流路) 77 カートリッジ移動装置(カートリッジ移動手段) 78 左,右方向移動機構(第1の移動機構) 86 前,後方向移動機構(第2の移動機構) 93 上,下方向移動機構(第3の移動機構) 98 一方の緩衝装置(緩衝手段) 99 他方の緩衝装置(緩衝手段) 100 カートリッジ把持装置(カートリッジ把持手
段) 101 一方の把持具 101B,102B 把持爪 102 他方の把持具 103 洗浄装置(洗浄手段) 106 被塗物
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月24日(1999.11.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、第3の従来技術として、例えば国際
公開WO97/3470号公報に示す自動塗装装置が
ある。この第3の従来技術による自動塗装装置は、塗装
エリアに設けられた塗装用ロボット等の塗装作業機と、
該塗装作業機に取付けられ、塗料を噴霧する塗装機を有
する塗装装置と、内部に塗料が充填され、該塗装装置に
交換可能に取付けられる各色毎に別個のカートリッジ
と、各色毎のカートリッジを支持し、前記塗装装置との
間でカートリッジの交換を行なうカートリッジ交換装置
とを備えている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する自動塗装方法は、塗
装エリアに設けられた塗装作業機と、該塗装作業機に取
付けられ、各色毎に別個のカートリッジを交換しつつ塗
装を行なう塗装装置と、空カートリッジに塗料を充填す
る塗料充填手段及びカートリッジを別個に把持する2個
の把持具からなるカートリッジ把持手段を有し、前記塗
装装置との間で空カートリッジと塗料が充填された充填
済みカートリッジとの交換を行なうカートリッジ交換装
置とを備え、前記塗装作業機を作動し、前記塗装装置に
取付けられた充填済みカートリッジを用いて塗装を行な
う塗装工程と、前記カートリッジ把持手段の一方の把持
具によって充填済みカートリッジを前記塗料充填手段か
ら取出す充填済みカートリッジ取出し工程と、前記カー
トリッジ把持手段の一方の把持具により充填済みカート
リッジを把持したままの状態で、他方の把持具によって
前記塗装工程で使用された使用済みの空カートリッジを
前記塗装装置から取外す空カートリッジ取外し工程と、
前記カートリッジ把持手段の他方の把持具により空カー
トリッジを把持したままの状態で、一方の把持具によっ
て取出した充填済みカートリッジを前記塗装装置に取付
ける充填済みカートリッジ取付け工程と、前記カートリ
ッジ把持手段の他方の把持具によって取外した空カート
リッジを前記塗料充填手段に戻す空カートリッジ戻し工
程とからなる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】請求項5の発明は、カートリッジは、塗料
が充填されるボンベと該ボンベの軸方向に伸びたフィー
ドチューブとによって構成し、塗料充填手段は、カート
リッジのフィードチューブが挿通されるフィードチュー
ブ挿通孔が軸方向に伸びて設けられた各色毎の充填台
と、前記フィードチューブ挿通孔よりも奥部に位置して
該各充填台にそれぞれ設けられ、前記フィードチューブ
の先端を塗料供給流路に連通して接続する接続部材とに
よって構成したことにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】17はヘッド部14の塗装機取付部15と
カートリッジ取付部16との間に連通して設けられたハ
ウジング側フィードチューブ挿通孔で、該ハウジング側
フィードチューブ挿通孔17は、その前側が小径なフィ
ードチューブ挿通部17Aとなり、後側が円錐状に縮径
した円錐状縮径部17Bとなっている。ここで、フィー
ドチューブ挿通部17Aは、後述する塗装機側フィード
チューブ挿通孔24と同軸に形成されている。また、円
錐状縮径部17Bは、後述するカートリッジ25の円錐
状凸部27が当接して嵌合し、これを軸方向、径方向に
位置決めするものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】27はボンベ26の前端側に一体的に形成
された円錐状凸部で、該円錐状凸部27は、カートリッ
ジ25のボンベ26をハウジング12のカートリッジ取
付部16に取付けた状態で、円錐状縮径部17Bに当接
して係合し、ボンベ26を軸方向、径方向に位置決めす
るものである。また、円錐状凸部27は、カートリッジ
25を塗料充填装置55のボンベ支持部61に取付けた
ときにも、充填台側フィードチューブ挿通孔60に形成
された円錐状縮径部60Aに当接して係合し、カートリ
ッジ25のボンベ26を軸方向、径方向に位置決めす
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】60は充填台56の柱部58内を上,下方
向に伸びて設けられた充填台側フィードチューブ挿通孔
で、該フィードチューブ挿通孔60には、カートリッジ
25のフィードチューブ28が挿通状態に嵌合される。
そして、充填台側フィードチューブ挿通孔60の先端側
は、円錐状に縮径した円錐状縮径部60Aとなり、該円
錐状縮径部60Aは、ボンベ26の前面側に設けられた
円錐状凸部27が当接して係合することにより、ボンベ
26を軸方向、径方向に位置決めするものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】本実施の形態による自動塗装装置は、上述
の如き構成を有するもので、次に、塗装動作とカートリ
ッジ交換動作(色替動作)について、図11ないし図1
8に示す動作説明図と、図19に示すタイムチャートに
従って説明する。なお、図11ないし図18に示す動作
説明図の状態では、把持具101,102は重なって配
置され手前側の把持具101しか見えない。しかし、2
個の把持具101,102のそれぞれの動きを説明する
ために、これらの把持具101,102を別々に図示し
ている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】まず、自動塗装装置によって塗装を行なう
場合には、塗装プログラムが組まれており、塗装中には
次の塗装作業で塗装される塗色を知ることができる。こ
のため、カートリッジ交換装置51では、前色の塗装
中に、この塗装作業と並行して次色の塗料が充填され
たカートリッジ25を塗料充填装置55から取出してお
き、カートリッジ交換作業の作業性を高めている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 敏男 東京都港区赤坂5丁目2番39号 エービー ビー・インダストリー株式会社内 Fターム(参考) 4F033 PA11 PB02 PB15 PB16 PB31 PB41 PD01 PD02 PD06 4F034 AA03 BA22 BB01 BB04 BB05 BB28 4F035 AA03 BA11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装エリアに設けられた塗装作業機と、
    該塗装作業機に取付けられ、各色毎に別個のカートリッ
    ジを交換しつつ塗装を行なう塗装装置と、空カートリッ
    ジに塗料を充填する塗料充填手段及びカートリッジを別
    個に把持する2個の把持具からなるカートリッジ把持手
    段を有し、前記塗装装置との間で空カートリッジと塗料
    が充填された充填済みカートリッジとの交換を行なうカ
    ートリッジ交換装置とを備えてなる自動塗装方法であっ
    て、 前記塗装作業機を作動し、前記塗装装置に取付けられた
    充填済みカートリッジを用いて塗装を行なう塗装工程
    と、 前記カートリッジ把持手段の一方の把持具によって充填
    済みカートリッジを前記塗料充填手段から取出す充填済
    みカートリッジ取出し工程と、 前記カートリッジ把持手段の一方の把持具により充填済
    みカートリッジを把持したままの状態で、他方の把持具
    によって前記塗装工程で使用された使用済みの空カート
    リッジを前記塗装装置から取外す空カートリッジ取外し
    工程と、 前記カートリッジ把持手段の他方の把持具により空カー
    トリッジを把持したままの状態で、一方の把持具によっ
    て取出した充填済みカートリッジを前記塗装装置に取付
    ける充填済みカートリッジ取付け工程と、 前記カートリッジ把持手段の他方の把持具によって取外
    した空カートリッジを前記塗料充填手段に戻す空カート
    リッジ戻し工程とからなる自動塗装方法。
  2. 【請求項2】 塗装エリアに設けられた塗装作業機と、
    該塗装作業機に取付けられ、各色毎に別個のカートリッ
    ジを交換しつつ塗装を行なう塗装装置と、前記塗装装置
    との間で空カートリッジと塗料が充填された充填済みカ
    ートリッジとの交換を行なうカートリッジ交換装置とを
    備えてなる自動塗装装置において、 前記カートリッジ交換装置は、各色毎のカートリッジを
    別個に支持し当該カートリッジに対応する塗料を充填す
    る各色毎の塗料充填手段と、該塗料充填手段の上方位置
    に配設され、互いに異なる3軸方向に前記カートリッジ
    を移動するカートリッジ移動手段と、該カートリッジ移
    動手段に設けられ、前記塗装装置と前記塗料充填手段と
    の間で前記カートリッジを把持するカートリッジ把持手
    段とによって構成してなる自動塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記塗装装置は、前記カートリッジを交
    換可能に取付けるカートリッジ取付部材と、該カートリ
    ッジ取付部材に取付けられたカートリッジから供給され
    る塗料を霧化する回転霧化頭を備えた塗装機とにより構
    成してなる請求項2に記載の自動塗装装置。
  4. 【請求項4】 前記カートリッジは、塗料が充填される
    ボンベと該ボンベの軸方向に伸びたフィードチューブと
    によって構成し、前記塗料充填手段は、カートリッジの
    ボンベ内にフィードチューブの先端から塗料を充填する
    構成としてなる請求項2または3に記載の自動塗装装
    置。
  5. 【請求項5】 前記塗料充填手段は、前記カートリッジ
    のフィードチューブが挿通されるフィードチューブ挿通
    孔が軸方向に伸びて設けられた各色毎の充填台と、前記
    フィードチューブ挿通孔よりも奥部に位置して該各充填
    台にそれぞれ設けられ、前記フィードチューブの先端を
    塗料供給流路に連通して接続する接続部材とによって構
    成してなる請求項4に記載の自動塗装装置。
  6. 【請求項6】 前記カートリッジ移動手段は、前記カー
    トリッジ把持手段を前,後方向または左,右方向に移動
    する第1の移動機構と、該第1の移動機構に設けられ、
    前記カートリッジ把持手段を左,右方向または前,後方
    向に移動する第2の移動機構と、該第2の移動機構に設
    けられ、前記カートリッジ把持手段を上,下方向に移動
    する第3の移動機構とによって構成し、前記カートリッ
    ジ把持手段は第3の移動機構に取付けてなる請求項2,
    3,4または5に記載の自動塗装装置。
  7. 【請求項7】 前記カートリッジ把持手段は、同時に2
    個のカートリッジを把持するために、並設された2個の
    把持具によって構成してなる2,3,4,5または6に
    記載の自動塗装装置。
  8. 【請求項8】 前記カートリッジ移動手段とカートリッ
    ジ把持手段との間には、該カートリッジ把持手段がカー
    トリッジに当接したときに、該カートリッジ把持手段が
    カートリッジ移動手段に対して変位するのを許す緩衝手
    段を設けてなる請求項2,3,4,5,6または7に記
    載の自動塗装装置。
  9. 【請求項9】 前記カートリッジ交換装置によるカート
    リッジ交換位置の近傍には、カートリッジを交換すると
    きに前記塗装装置を洗浄する洗浄手段を設けてなる請求
    項2,3,4,5,6,7または8に記載の自動塗装装
    置。
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