JP2000175562A - キノコの自動収穫装置 - Google Patents

キノコの自動収穫装置

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JP2000175562A
JP2000175562A JP10354391A JP35439198A JP2000175562A JP 2000175562 A JP2000175562 A JP 2000175562A JP 10354391 A JP10354391 A JP 10354391A JP 35439198 A JP35439198 A JP 35439198A JP 2000175562 A JP2000175562 A JP 2000175562A
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guide tube
mushrooms
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growth guide
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生育ガイド内に収容された状態で、栽培瓶から
抜き取られたキノコを生育ガイド筒から分離し、次の工
程に送る作業を自動的に行うための装置の提供。 【解決手段】開口部に上方が拡開した筒状の生育ガイド
筒2が取り付けられた栽培瓶1から、生育ガイド筒2と
ともに抜き取られたガイド筒付き収穫キノコbを、生育
ガイド筒2の外周を保持して受けるガイド筒付収穫キノ
コ受け203,204と、これに保持されたキノコbを
押し上げて生育ガイド筒2から分離させる押上棒209
と、その押上棒209によって押し上げられたキノコを
保持するキノコ保持手段220と、これによって保持し
た状態でキノコbを次工程に送る搬送手段221とを備
え、キノコ受け203,204に保持されたキノコb
を、押上棒209にて押し上げてキノコ保持手段220
にて保持させた後、ガイド筒付収穫キノコ受け203,
204による生育ガイド筒2の保持を解除し、その生育
ガイド筒2内に押上棒209を挿入させた状態で落下さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広口瓶形状をした
栽培瓶の開口部に上方が拡開した形状の生育ガイド筒を
取り付けて人工栽培した生育キノコを、その栽培瓶から
抜き取った後、自動的にキノコと生育ガイド筒とを分離
するキノコの自動収穫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シメジ等のキノコの人工栽培は、例えば
図14に示すように、広口瓶形状をした栽培瓶1内に培
地を収容し、栽培瓶1の上部の口からキノコaを伸長さ
せるようにして行われている。また、栽培瓶の開口から
伸長するキノコの形状を整えるため、栽培瓶1の開口部
に上方が拡径された形状の生育ガイド筒2を嵌合し、そ
の内部にキノコaを伸長させるようにしている。
【0003】このようにして栽培されたキノコの収穫に
際しては、人手によって栽培瓶を一個ずつ手に取り、生
育ガイド筒を引き上げることにより、キノコを栽培瓶内
の培地から分離させ、次いで生育ガイド筒内から取出
し、石突きを切り取って販売用の容器に一個づつ収容し
て梱包するようにしている。
【0004】このような従来の収穫方法では、栽培瓶か
ら生育キノコを抜き取る作業を、人手に頼っているた
め、効率が悪く、多くの人手を要すると同時に、キノコ
を損傷させずに能率よく収穫するには熟練を要する等の
問題があった。
【0005】そこで本発明者等は、キノコ生育後の栽培
瓶からのキノコを分離する収穫作業が自動的に高効率で
なしえられる自動収穫装置を開発した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図14に示す
ように、生育ガイド筒2を使用して栽培したキノコは、
上部の傘部を除き、周囲が生育ガイド筒2によって囲ま
れているため、生育ガイド筒2とともに栽培瓶から分離
せざるを得ず、この場合、キノコのみを次の石突き切断
や包装工程に自動的に送るには、生育ガイド筒2をキノ
コから分離しなければならない。
【0007】本発明の目的は、生育ガイド内に収容され
た状態で、栽培瓶から抜き取られたキノコを生育ガイド
筒から分離し、次の工程に送る作業を自動的に行うため
の装置の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、初期の目的を達成するための本発明の特徴は、
開口部に上方が拡開した筒状の生育ガイド筒が取り付け
られ、該生育ガイド筒内に生育キノコが伸長している栽
培瓶から、前記生育ガイド筒とともに抜き取られたガイ
ド筒付き収穫キノコを、前記生育ガイド筒の外周を保持
して受けるガイド筒付収穫キノコ受けと、該ガイド筒付
収穫キノコ受けに保持されたキノコを押し上げて生育ガ
イド筒から分離させる押上棒と、該押上棒によって押し
上げられたキノコを保持するキノコ保持手段と、該キノ
コ保持手段によって保持した状態で該キノコを次工程に
送る搬送手段とを備え、前記キノコ受けに保持されたキ
ノコを、前記押上棒にて押し上げてキノコ保持手段にて
保持させた後、前記ガイド筒付収穫キノコ受けによる生
育ガイド筒の保持を解除し、該生育ガイド筒内に押上棒
を挿入させた状態で落下させるようにしてなるキノコの
自動収穫装置にある。
【0009】尚、ガイド筒付収穫キノコ受けには、生育
ガイド筒内のキノコを拘束せずに該生育ガイド筒の上昇
を阻止するストッパーを備えることが好ましく、また、
キノコ保持手段は、左右に開閉する保持ハンドと、キノ
コの頂面に弾性的に当接する頂面押圧用弾性材とを備え
ることが好ましい。
【0010】更に、生育キノコと分離されて落下される
生育ガイド筒を押上棒の外周にストックさせるように
し、また、キノコ保持手段下と装置外との間を往復移動
する複数の架台上にそれぞれ押上棒を支持させ、該架台
を交互にキノコ保持手段下に送り込んで、キノコの押上
げ動作及び生育ガイドのストックを行わせることが好ま
しい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態の一例を図
面について説明する。
【0012】図14は、本発明装置によって収穫しよう
とするキノコの栽培状態を示しており、上部が開口した
広口瓶形状の栽培瓶1の開口部に、上方が拡径の生育ガ
イド筒2を嵌め付け、培地3から伸長したシメジなどの
生育キノコaを生育ガイド筒2に沿って広がりを矯正さ
せつつ伸長した状態となっている。
【0013】図中10は栽培瓶1から生育ガイド筒2と
ともに生育キノコaを抜き取るキノコ抜取部であり、2
0は本発明に係る装置を構成する抜き取られた収穫キノ
コbから生育ガイド筒2を分離させるガイド筒分離部で
ある。30は収穫キノコbから石突きを取り除く石突き
切断部、40は石突きを分離した収穫キノコbを一株ず
つ包装用容器に収容する容器入れ部である。
【0014】キノコ抜取部10には、生育キノコaが伸
長状態となった収穫しようとする栽培瓶1を順次搬送す
るベルトコンベア101を有している。このコンベア1
01上に、例えば栽培用のコンテナに多数の栽培瓶を収
容して栽培されている場合には、そのコンテナから取出
した栽培瓶1を一個ずつ一定間隔を隔てて順次搬送し、
所定の位置、即ち、生育キノコ抜取位置で停止させるよ
うになっている。
【0015】その抜取位置の両側には、間隔を隔てて送
られてくる複数の栽培瓶1,1……を直線上に並べるた
めのガイド102、103がそれぞれ上下配置に設置さ
れている。そして一方側の上下のガイド102,103
の間に、栽培瓶固定具104,104……が他方側の上
下のガイド102,103間側に向けて、エアーシリン
ダー105によって往復動作自在に設置されており、栽
培瓶1,1……が抜取位置で停止すると、栽培瓶固定具
104,104……が押し出され、各栽培瓶を他方側の
ガイド102,103に押し付けることによって固定す
るようになっている。
【0016】抜取位置の上方には、生育キノコaを生育
ガイド筒2とともに抜き取り次工程に搬送する抜取搬送
装置があり、該装置は、栽培瓶1に嵌め付けられている
生育ガイド筒2の外面を左右から挟持する抜取用掴み装
置107と、この掴み装置を移動させる抜取駆動手段1
08とからなっている。
【0017】抜取駆動手段108は2軸サーボユニット
からなり、装置本体フレーム50の上部フレーム部51
上に設置され、掴み装置吊下げアーム109を水平方向
及び垂直方向にサーボ機構によって移動させることがで
きるようになっている。
【0018】抜取用掴み装置107は本体部110が、
アーム109に対して水平軸111を中心にして左右に
揺動可能に吊下げられており、この本体部110にエア
シリンダー(図示せず)によって水平方向に出入動作す
る左右の動作軸112,113が支持され、各動作軸1
12,113の先端に垂下腕を介して左右の開閉枠11
4,115が固定されている。この各開閉枠の対向面に
互いに対をなす挟持具116、117突設されている。
【0019】この抜取搬送装置106は、ベルトコンベ
ア101上にて栽培瓶固定具104により固定状態にあ
る栽培瓶1に対し、両開閉枠114,115を開いた状
態で挟持具116,117間に生育キノコaが入るよう
に降下させ、生育ガイド筒2の上縁部稍下の高さで降下
を停止させ、次いでエアシリンダーにより開閉枠11
4,115を挟持方向に動作させて左右の挟持具11
6,117間に生育ガイド筒2を挟み込む。次いで抜取
駆動手段108を動作させて生育キノコaを生育ガイド
筒2とともに抜き取る。この時、抜取動作手段108に
より掴み装置吊下げアーム109を左右に僅かに揺動さ
せつつ上昇させる。これによって抜取用掴み装置107
は、生育キノコaの根元部分を中心にして吊下げ用の水
平軸111部分が左右に振れながら上昇することとな
り、生育キノコaは根元部の片側から交互に培地3より
剥離されて上昇する。
【0020】このようにして生育キノコaを生育ガイド
筒2内に収容した状態で抜き取った後、次工程のガイド
筒分離部20へ移動させ、所定の位置で開閉枠114,
115を開き、挟持を解除し、元の位置に戻って次の栽
培瓶1が搬入されるまで待機する。
【0021】ガイド筒分離部20には、エアシリンダー
201,202によって左右に開閉する左右の生育ガイ
ド筒支持板203,204からなるガイド筒付収穫キノ
コ受けがあり、この両支持板の対向側縁部には図4に示
すように、円弧状に切り欠いたガイド筒受け用凹部20
5,206が設けられ、この両ガイド筒受け用凹部20
5,206は支持板203,204が互いに接近した
時、生育ガイド筒2の上縁部稍下側の直径と同じ直径の
受け部が構成され、互いに離反した時には生育ガイド筒
2が両受部間から自由に落下できる間隔に開かれるよう
になっている。
【0022】両ガイド筒支持板203,204の上面に
は、生育ガイド筒2の上縁に係合して浮き上がりを阻止
する止め具207,208が固定されている。
【0023】両ガイド筒支持板203,204の中間位
置の下方には、生育ガイド筒ストッカー兼用のキノコ押
上げ棒209,210が備えられている。この押上げ棒
209,210は図3〜図6に示すように、ガイド筒支
持板203,204下の位置から装置外の位置に延長さ
れた一対のレール211,212上を移動する架台21
3,214の上に、それぞれエアシリンダー215,2
16を介して上下に移動自在に支持されており、各レー
ル211,212はそれぞれ前記中間位置と、左右何れ
かの待避位置間をエアシリンダー217,218により
それぞれ往復移動できるようになっている。
【0024】ガイド筒支持板の上方には、キノコ保持手
段である生育ガイド筒分離用掴み装置220が備えられ
ている。この生育ガイド筒分離用掴み装置220は収穫
キノコbのみを掴んで次工程に搬送するためのものであ
り、上部フレーム部51上に支持させた掴み装置移動機
構221(搬送手段)によって移動されるようになって
いる。この掴み装置移動機構には水平横方向へ伸延して
設置されたガイドレール222に沿って水平方向に移動
する水平軸サーボユニット223を有し、水平軸サーボ
ユニット223の水平スライド部224が、サーボモー
ターにより水平横方向へ移動自在に設けられている。そ
して、水平スライド部224下に、上下方向に往復動作
させるエアシリンダー225を介して上下動される水平
フレーム226が支持され、その一端側下面に生育ガイ
ド筒分離用掴み装置220が支持されている。
【0025】生育ガイド筒分離用掴み装置220は、図
7、図8に示すように、門型の支持フレーム230を有
し、その上部の水平部231の上面が前述した水平フレ
ーム232の一端側下面に固定されており、門型の両垂
下片部232,232に、上下方向に回動する回動アー
ム234,234,235,235を介して左右の開閉
枠236,237が支持されており、その両開閉枠に、
互いに対をなすキノコ挟持爪238,239が固定され
ている。各回動アーム234,235は回動型エアシリ
ンダー240によって、互いに接近、離反する方向に回
動されるようになっている。
【0026】そして、回動アーム234,235を互い
に接近する方向に回動させることによって、図7中仮線
で示すように、両開閉枠236,237に固定されたキ
ノコ挟持爪238,239が互いに水平方向に向き合っ
て、収穫キノコbの側面を掴む間隔となり、逆に互いに
離反する方向に回動させることにより、図7中実線で示
すように、向き合った状態のキノコ挟持爪232,23
3が上向き円弧状に後退し、掴みが開放状態となるよう
になっている。
【0027】このように上下方向に回動される回動アー
ムに、左右の開閉枠236,237を支持させ、これに
キノコ挟持爪238,239を設けたことにより、開設
状態時には開閉枠236,237及びキノコ挟持爪23
8,239が上方に待避することとなり、掴み時にガイ
ド筒支持板203,204に接近した位置への挟持爪2
38,239の挿入ができるとともに、ガイド筒支持板
203,204の支持及び動作機構のためのスペースを
大きくできる。
【0028】両キノコ挟持爪238,239間の上方に
はキノコ頂面押え具241が下向きに設置されている。
このキノコ頂面押え241はスポンジをもって成形さ
れ、支持フレーム230の水平部231に上下動自在に
貫通させて垂下された支軸242に固定され、下面に収
穫キノコ株の頂面の曲率に近似した曲率の凹部243が
形成されている。
【0029】このガイド筒分離部20においては、キノ
コ抜取部10にて栽培瓶1から抜き取られ、抜取用掴み
装置107に保持された収穫キノコbが、生育ガイド筒
2内に収容された状態で、互いに離反した状態にある生
育ガイド筒支持板203,204間に降下され、所定高
さ位置で停止される。
【0030】次いで、生育ガイド筒支持板203,20
4が互いに接近する方向に動作され、これによって図9
に示すように、生育ガイド筒2の上縁部稍下側がガイド
筒受部205,206に嵌り合って受けられると同時に
生育ガイド筒2の上縁に止め具207,208が位置さ
れ、これによって浮き上りが阻止される。
【0031】生育ガイド筒支持板203,204の接近
側動作完了後、抜取用掴み装置107は、生育ガイド筒
2の掴みを解除して、次の抜き取り作業に備えて元の位
置に戻って待機する。
【0032】これと同時に生育ガイド筒支持板203,
204間に保持された状態にある生育ガイド筒2内の収
穫キノコb上部をまたぐ位置に生育ガイド筒分離用掴み
装置220が開閉枠236,237が上方に開いた状態
で降下され、収穫キノコbの頂面がキノコ頂面押え具2
41の重量によって押えられる。
【0033】この状態で、キノコ押上げ棒209(又は
210、以下同じ)が上昇し、収穫キノコbをわずかに
押し上げて生育ガイド筒2から分離させ、キノコ頂面押
え具241とキノコ押上げ棒209とで上下に挟み保持
させる(図9に示す状態)。
【0034】次いで、生育ガイド筒支持板203,20
4が互いに離反方向に動作され、生育ガイド筒2の支持
を解除する。これによって生育ガイド筒2は押上げ棒2
09が貫通された状態で落下し、該棒209下部外周に
ストックされる。
【0035】生育ガイド筒支持板203,204の離反
動作の後、図10に示すように、生育ガイド筒分離用掴
み装置220の開閉枠236,237を挟み方向に動作
させ、キノコ挟持爪238,239の間に収穫キノコb
を保持し、次工程の石突き切断部30へ搬送する。
【0036】尚、押上げ棒209は、その下部外周にス
トックされた生育ガイド筒2が所定数に達すると、これ
を保持しているレール211が左(又は右)の待避位置
に平行移動し、他方のレール212がこれと入れ代わり
に所定の作動位置に移動し、他方の押上げ棒210が押
上げ動作及びストックを行う。この間に生育ガイド筒2
がストックされた先の押上げ棒209は、レール211
上を装置外方へ移動し、待機する。この待機中にストッ
クされている生育ガイド筒2を作業者によってコンテナ
等に移す。
【0037】石突き切断部30には、図3、図4に示す
ように、水平方向に向けた支持プレート301を有し、
該プレート301には上下に貫通したホッパー状の収穫
キノコ受け302が固定され、その下に水平方向に移動
するカッター303,304が設置されている。両カッ
ター303,304はエアシリンダー305によって往
復動作される移動枠306に固定されている。
【0038】この石突き切断部30の上方には石突きが
切り離された収穫キノコbを容器入れ部40へ石突き切
断用キノコ掴み装置310によって移動されるようにな
っており、該掴み装置310は前述した掴み装置移動機
構221の水平フレーム226の他端側下面に支持され
ている。
【0039】この掴み装置310は、図11、図12に
示すように、門型の支持フレーム311を有し、その上
部の水平部312の上面が前述した水平フレーム226
の他端側下面に固定されており、門型の両垂下片部31
3,314に、水平方向に動作するエアシリンダー31
5,316を介して左右の開閉枠317,318が支持
されており、その両開閉枠に、互いに対をなすキノコ挟
持爪319,320が固定されている。そして、両開閉
枠317,318を互いに接近する方向に動作させるこ
とにより、両キノコ挟持爪319,320が収穫キノコ
bの側面を掴む間隔となり、逆に互いに離反する方向に
動作させることにより、掴みが開放状態となるようにな
っている。
【0040】両キノコ挟持爪319,320間の上方に
はキノコ頂面押え具321が下向きに設置されている。
このキノコ頂面押え321はスポンジをもって成形さ
れ、支持フレーム311の水平部312に上下動自在に
貫通させて垂下された支軸322に固定され、下面に収
穫キノコ株の頂面の曲率に近似した曲率の凹部323が
形成されている。
【0041】この石突き切断部30では、生育ガイド筒
部分離部20からキノコ搬送掴み装置220によって搬
送された収穫キノコbを収穫キノコ受け302内まで移
動させて放し、該掴み装置220はガイド筒分離部20
の上方に戻る。
【0042】これによって収穫キノコbは石突き部cを
収穫キノコ受け302下に突出させた状態で保持され
る。
【0043】次いで、図13に示すように、掴み装置移
動機構221によって水平フレーム226が降下され、
生育ガイド筒分離部20における掴み装置220の降下
と同時に掴み装置310を降下させ、キノコ頂面押上3
21により収穫キノコ受け302内のキノコbの頂面を
押圧し、この状態でカッター303,304を移動させ
て、石突きcを切断する。この切断工程と同時に開閉枠
317,318を挟持方向に動作させて両挟持爪31
9,320間を収穫キノコbを挟み、次の容器入れ部4
0に移動させる。
【0044】容器入れ部40には包装用トレー401を
搬送するベルトコンベア402とトレー401を順次コ
ンベア402上に供給するトレー分離供給装置403が
あり、該装置403からコンベア402上に供給されて
停止しているトレー401内に石突きcが分離された収
穫キノコbが移動され、順次ベルトコンベア402によ
って包装部に搬送される。
【0045】
【発明の効果】上述したように本発明の装置において
は、開口部に上方が拡開した筒状の生育ガイド筒が取り
付けられ、該生育ガイド筒内に生育キノコが伸長してい
いる栽培瓶から、前記生育ガイド筒とともに抜き取られ
たガイド筒付き収穫キノコを、前記生育ガイド筒の外周
を保持して受けるガイド筒付収穫キノコ受けと、該ガイ
ド筒付収穫キノコ受けに保持されたキノコを押し上げて
生育ガイド筒から分離させる押上棒と、該押上棒によっ
て押し上げられたキノコを保持するキノコ保持手段と、
該キノコ保持手段によって保持した状態で該キノコを次
工程に送る搬送手段とを備え、前記キノコ受けに保持さ
れたキノコを、前記押上棒にて押し上げてキノコ保持手
段にて保持させた後、前記ガイド筒付収穫キノコ受けに
よる生育ガイド筒の保持を解除し、該生育ガイド筒内に
押上棒を挿入させた状態で落下させたことにより、例え
ば、自動機によって栽培瓶から分離したガイド付き収穫
キノコを、人手を要することはなく、自動的に生育ガイ
ドと分離して次の処理工程に送ることができ、また、ガ
イド筒付収穫キノコ受けには、生育ガイド筒内のキノコ
を拘束せずに該生育ガイド筒の上昇を阻止するストッパ
ーを備えることにより、押上棒による押上げの際に、生
育ガイド筒の上昇が完全に防止され、常に正常な分離状
態が得られる。
【0046】キノコ保持手段は、左右に開閉する保持ハ
ンドと、キノコの頂面に弾性的に当接する頂面押圧用弾
性材とを備えることにより、収穫キノコが側面周囲と頂
面とで保持されることとなり、保持状態がより確実にな
るとともに、生育ガイド筒が落下するまで収穫キノコを
押上棒と頂面押圧用弾性材との二点で保持されることが
でき、省スペース化できる。
【0047】更に、生育キノコと分離されて落下される
生育ガイド筒を押上棒の外周にストックさせるように
し、キノコ保持手段下と装置外との間を往復移動する複
数の架台上にそれぞれ押上棒を支持させ、該架台を交互
にキノコ保持手段下に送り込んで、キノコの押上げ動作
及び生育ガイドのストックを行わせるようにすることに
より、分離された生育ガイド筒のストック搬送が機械的
になし得られることとなり、省力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置へ生育ガイド筒付き収穫キノ
コを供給するキノコ抜取部の概略図である。
【図2】同上の栽培瓶固定具部分を示す平面図である。
【図3】本発明を実施した装置の一例を示す全体の概略
図である。
【図4】同上の掴み装置部分を除く平面図である。
【図5】同上のキノコ押上棒動作機構部分の平面図であ
る。
【図6】同上の側面図である。
【図7】同上の生育ガイド筒分離用収穫キノコ掴み装置
部分の正面図である。
【図8】同上の生育ガイド筒分離用収穫キノコ掴み装置
部分の側面図である。
【図9】同上の生育ガイド筒分離時の状態を示す断面図
である。
【図10】同上の生育ガイド筒分離後の状態を示す断面
図である。
【図11】同上の石突き切断部の収穫キノコ掴み装置を
示す縦断面図である。
【図12】同側面図である。
【図13】同石突き切断状態を示す縦断面図である。
【図14】生育ガイド付栽培瓶によるキノコの生育状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
a 生育キノコ b 収穫キノコ c 石突き部 1 栽培瓶 2 生育ガイド筒 3 培地 10 キノコ抜取部 101 ベルトコンベア 102,103 ガイド 104 栽培瓶固定具 105 エアシリンダー 107 抜取用掴み装置 108 抜取駆動手段 109 掴み装置吊り下げアーム 110 本体部 111 水平軸 112,113 動作軸 114,115 開閉枠 116,117 挟持具 20 ガイド筒分離部 201,202 エアシリンダー 203,204 生育ガイド筒支持板 205,206 ガイド筒受け用凹部 207,208 止め具 209,210 キノコ押上げ棒 211,212 レール 213,214 架台 215,216 エアシリンダー 217,218 エアシリンダー 220 生育ガイド筒分離用掴み装置 221 掴み装置移動機構 222 ガイドレール 223 水平軸サーボユニット 224 水平スライド部 225 エアシリンダー 226 水平フレーム 230 支持フレーム 231 水平部 232 垂下片部 233 キノコ挟持爪 234,235 回動アーム 236,237 開閉枠 238,239 キノコ挟持爪 240 回動型エアシリンダー 241 キノコ頂面押え具 242 支軸 243 凹部 30 石突き切断部 301 支持プレート 302 収穫キノコ受け 303,304 カッター 305 エアシリンダー 306 移動枠 310 石突き切断用キノコ掴み装置 311 支持フレーム 312 水平部 313,314 垂下片部 315,316 エアシリンダー 317,318 開閉枠 319,320 キノコ挟持爪 321 キノコ頂面押え 322 支軸 323 凹部 40 容器入れ部 401 包装用トレー 402 ベルトコンベア 403 トレー分離供給装置 50 装置本体フレーム 51 上部フレーム部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月30日(1999.11.
30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 キノコの自動収穫装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広口瓶形状をした
栽培瓶の開口部に上方が拡開した形状の生育ガイド筒を
取り付けて人工栽培した生育キノコを、その栽培瓶から
抜き取った後、自動的にキノコと生育ガイド筒とを分離
するキノコの自動収穫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シメジ等のキノコの人工栽培は、例えば
図14に示すように、広口瓶形状をした栽培瓶1内に培
地を収容し、栽培瓶1の上部の口からキノコaを伸長さ
せるようにして行われている。また、栽培瓶の開口から
伸長するキノコの形状を整えるため、栽培瓶1の開口部
に上方が拡径された形状の生育ガイド筒2を嵌合し、そ
の内部にキノコaを伸長させるようにしている。
【0003】このようにして栽培されたキノコの収穫に
際しては、人手によって栽培瓶を一個ずつ手に取り、生
育ガイド筒を引き上げることにより、キノコを栽培瓶内
の培地から分離させ、次いで生育ガイド筒内から取出
し、石突きを切り取って販売用の容器に一個づつ収容し
て梱包するようにしている。
【0004】このような従来の収穫方法では、栽培瓶か
ら生育キノコを抜き取る作業を、人手に頼っているた
め、効率が悪く、多くの人手を要すると同時に、キノコ
を損傷させずに能率よく収穫するには熟練を要する等の
問題があった。
【0005】そこで本発明者等は、キノコ生育後の栽培
瓶からのキノコを分離する収穫作業が自動的に高効率で
なしえられる自動収穫装置を開発した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図14に示す
ように、生育ガイド筒2を使用して栽培したキノコは、
上部の傘部を除き、周囲が生育ガイド筒2によって囲ま
れているため、生育ガイド筒2とともに栽培瓶から分離
せざるを得ず、この場合、キノコのみを次の石突き切断
や包装工程に自動的に送るには、生育ガイド筒2をキノ
コから分離しなければならない。
【0007】本発明の目的は、生育ガイド筒内に収容さ
れた状態で、栽培瓶から抜き取られたキノコを生育ガイ
ド筒から分離し、次の工程に送る作業を自動的に行うた
めの装置の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、初期の目的を達成するための本発明の特徴は、
開口部に上方が拡開した筒状の生育ガイド筒が取り付け
られ、該生育ガイド筒内に生育キノコが伸長している栽
培瓶から、前記生育ガイド筒とともに抜き取られたガイ
ド筒付き収穫キノコを、前記生育ガイド筒の外周を保持
して受けるガイド筒付収穫キノコ受けと、該ガイド筒付
収穫キノコ受けに保持されたキノコを押し上げて生育ガ
イド筒から分離させる押上棒と、該押上棒によって押し
上げられたキノコを保持するキノコ保持手段と、該キノ
コ保持手段によって保持した状態で該キノコを次工程に
送る搬送手段とを備え、前記キノコ受けに保持されたキ
ノコを、前記押上棒にて押し上げてキノコ保持手段にて
保持させた後、前記ガイド筒付収穫キノコ受けによる生
育ガイド筒の保持を解除し、該生育ガイド筒内に押上棒
を挿入させた状態で落下させるようにしてなるキノコの
自動収穫装置にある。
【0009】尚、ガイド筒付収穫キノコ受けには、生育
ガイド筒内のキノコを拘束せずに該生育ガイド筒の上昇
を阻止するストッパーを備えることが好ましく、また、
キノコ保持手段は、左右に開閉する保持ハンドと、キノ
コの頂面に弾性的に当接する頂面押圧用弾性材とを備え
ることが好ましい。
【0010】更に、生育キノコと分離されて落下される
生育ガイド筒を押上棒の外周にストックさせるように
し、また、キノコ保持手段下と装置外との間を往復移動
する複数の架台上にそれぞれ押上棒を支持させ、該架台
を交互にキノコ保持手段下に送り込んで、キノコの押上
げ動作及び生育ガイド筒のストックを行わせることが好
ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態の一例を図
面について説明する。
【0012】図14は、本発明装置によって収穫しよう
とするキノコの栽培状態を示しており、上部が開口した
広口瓶形状の栽培瓶1の開口部に、上方が拡径の生育ガ
イド筒2を嵌め付け、培地3から伸長したシメジなどの
生育キノコaを生育ガイド筒2に沿って広がりを矯正さ
せつつ伸長した状態となっている。
【0013】図中10は栽培瓶1から生育ガイド筒2と
ともに生育キノコaを抜き取るキノコ抜取部であり、2
0は本発明に係る装置を構成する抜き取られた収穫キノ
コbから生育ガイド筒2を分離させるガイド筒分離部で
ある。30は収穫キノコbから石突きを取り除く石突き
切断部、40は石突きを分離した収穫キノコbを一株ず
つ包装用容器に収容する容器入れ部である。
【0014】キノコ抜取部10には、生育キノコaが伸
長状態となった収穫しようとする栽培瓶1を順次搬送す
るベルトコンベア101を有している。このコンベア1
01上に、例えば栽培用のコンテナに多数の栽培瓶を収
容して栽培されている場合には、そのコンテナから取出
した栽培瓶1を一個ずつ一定間隔を隔てて順次搬送し、
所定の位置、即ち、生育キノコ抜取位置で停止させるよ
うになっている。
【0015】その抜取位置の両側には、間隔を隔てて送
られてくる複数の栽培瓶1,1……を直線上に並べるた
めのガイド102、103がそれぞれ上下配置に設置さ
れている。そして一方側の上下のガイド102,103
の間に、栽培瓶固定具104,104……が他方側の上
下のガイド102,103間側に向けて、エアーシリン
ダー105によって往復動作自在に設置されており、栽
培瓶1,1……が抜取位置で停止すると、栽培瓶固定具
104,104……が押し出され、各栽培瓶を他方側の
ガイド102,103に押し付けることによって固定す
るようになっている。
【0016】抜取位置の上方には、生育キノコaを生育
ガイド筒2とともに抜き取り次工程に搬送する抜取搬送
装置があり、該装置は、栽培瓶1に嵌め付けられている
生育ガイド筒2の外面を左右から挟持する抜取用掴み装
置107と、この掴み装置を移動させる抜取駆動手段1
08とからなっている。
【0017】抜取駆動手段108は2軸サーボユニット
からなり、装置本体フレーム50の上部フレーム部51
上に設置され、掴み装置吊下げアーム109を水平方向
及び垂直方向にサーボ機構によって移動させることがで
きるようになっている。
【0018】抜取用掴み装置107は本体部110が、
アーム109に対して水平軸111を中心にして左右に
揺動可能に吊下げられており、この本体部110にエア
シリンダー(図示せず)によって水平方向に出入動作す
る左右の動作軸112,113が支持され、各動作軸1
12,113の先端に垂下腕を介して左右の開閉枠11
4,115が固定されている。この各開閉枠の対向面に
互いに対をなす挟持具116、117突設されている。
【0019】この抜取搬送装置106は、ベルトコンベ
ア101上にて栽培瓶固定具104により固定状態にあ
る栽培瓶1に対し、両開閉枠114,115を開いた状
態で挟持具116,117間に生育キノコaが入るよう
に降下させ、生育ガイド筒2の上縁部稍下の高さで降下
を停止させ、次いでエアシリンダーにより開閉枠11
4,115を挟持方向に動作させて左右の挟持具11
6,117間に生育ガイド筒2を挟み込む。次いで抜取
駆動手段108を動作させて生育キノコaを生育ガイド
筒2とともに抜き取る。この時、抜取動作手段108に
より掴み装置吊下げアーム109を左右に僅かに揺動さ
せつつ上昇させる。これによって抜取用掴み装置107
は、生育キノコaの根元部分を中心にして吊下げ用の水
平軸111部分が左右に振れながら上昇することとな
り、生育キノコaは根元部の片側から交互に培地3より
剥離されて上昇する。
【0020】このようにして生育キノコaを生育ガイド
筒2内に収容した状態で抜き取った後、次工程のガイド
筒分離部20へ移動させ、所定の位置で開閉枠114,
115を開き、挟持を解除し、元の位置に戻って次の栽
培瓶1が搬入されるまで待機する。
【0021】ガイド筒分離部20には、エアシリンダー
201,202によって左右に開閉する左右の生育ガイ
ド筒支持板203,204からなるガイド筒付収穫キノ
コ受けがあり、この両支持板の対向側縁部には図4に示
すように、円弧状に切り欠いたガイド筒受け用凹部20
5,206が設けられ、この両ガイド筒受け用凹部20
5,206は支持板203,204が互いに接近した
時、生育ガイド筒2の上縁部稍下側の直径と同じ直径の
受け部が構成され、互いに離反した時には生育ガイド筒
2が両受部間から自由に落下できる間隔に開かれるよう
になっている。
【0022】両ガイド筒支持板203,204の上面に
は、生育ガイド筒2の上縁に係合して浮き上がりを阻止
する止め具207,208が固定されている。
【0023】両ガイド筒支持板203,204の中間位
置の下方には、生育ガイド筒ストッカー兼用のキノコ押
上げ棒209,210が備えられている。この押上げ棒
209,210は図3〜図6に示すように、ガイド筒支
持板203,204下の位置から装置外の位置に延長さ
れた一対のレール211,212上を移動する架台21
3,214の上に、それぞれエアシリンダー215,2
16を介して上下に移動自在に支持されており、各レー
ル211,212はそれぞれ前記中間位置と、左右何れ
かの待避位置間をエアシリンダー217,218により
それぞれ往復移動できるようになっている。
【0024】ガイド筒支持板の上方には、キノコ保持手
段である生育ガイド筒分離用掴み装置220が備えられ
ている。この生育ガイド筒分離用掴み装置220は収穫
キノコbのみを掴んで次工程に搬送するためのものであ
り、上部フレーム部51上に支持させた掴み装置移動機
構221(搬送手段)によって移動されるようになって
いる。この掴み装置移動機構には水平横方向へ伸延して
設置されたガイドレール222に沿って水平方向に移動
する水平軸サーボユニット223を有し、水平軸サーボ
ユニット223の水平スライド部224が、サーボモー
ターにより水平横方向へ移動自在に設けられている。そ
して、水平スライド部224下に、上下方向に往復動作
させるエアシリンダー225を介して上下動される水平
フレーム226が支持され、その一端側下面に生育ガイ
ド筒分離用掴み装置220が支持されている。
【0025】生育ガイド筒分離用掴み装置220は、図
7、図8に示すように、門型の支持フレーム230を有
し、その上部の水平部231の上面が前述した水平フレ
ーム232の一端側下面に固定されており、門型の両垂
下片部232,232に、上下方向に回動する回動アー
ム234,234,235,235を介して左右の開閉
枠236,237が支持されており、その両開閉枠に、
互いに対をなすキノコ挟持爪238,239が固定され
ている。各回動アーム234,235は回動型エアシリ
ンダー240によって、互いに接近、離反する方向に回
動されるようになっている。
【0026】そして、回動アーム234,235を互い
に接近する方向に回動させることによって、図7中仮線
で示すように、両開閉枠236,237に固定されたキ
ノコ挟持爪238,239が互いに水平方向に向き合っ
て、収穫キノコbの側面を掴む間隔となり、逆に互いに
離反する方向に回動させることにより、図7中実線で示
すように、向き合った状態のキノコ挟持爪232,23
3が上向き円弧状に後退し、掴みが開放状態となるよう
になっている。
【0027】このように上下方向に回動される回動アー
ムに、左右の開閉枠236,237を支持させ、これに
キノコ挟持爪238,239を設けたことにより、開設
状態時には開閉枠236,237及びキノコ挟持爪23
8,239が上方に待避することとなり、掴み時にガイ
ド筒支持板203,204に接近した位置への挟持爪2
38,239の挿入ができるとともに、ガイド筒支持板
203,204の支持及び動作機構のためのスペースを
大きくできる。
【0028】両キノコ挟持爪238,239間の上方に
はキノコ頂面押え具241が下向きに設置されている。
このキノコ頂面押え241はスポンジをもって成形さ
れ、支持フレーム230の水平部231に上下動自在に
貫通させて垂下された支軸242に固定され、下面に収
穫キノコ株の頂面の曲率に近似した曲率の凹部243が
形成されている。
【0029】このガイド筒分離部20においては、キノ
コ抜取部10にて栽培瓶1から抜き取られ、抜取用掴み
装置107に保持された収穫キノコbが、生育ガイド筒
2内に収容された状態で、互いに離反した状態にある生
育ガイド筒支持板203,204間に降下され、所定高
さ位置で停止される。
【0030】次いで、生育ガイド筒支持板203,20
4が互いに接近する方向に動作され、これによって図9
に示すように、生育ガイド筒2の上縁部稍下側がガイド
筒受部205,206に嵌り合って受けられると同時に
生育ガイド筒2の上縁に止め具207,208が位置さ
れ、これによって浮き上りが阻止される。
【0031】生育ガイド筒支持板203,204の接近
側動作完了後、抜取用掴み装置107は、生育ガイド筒
2の掴みを解除して、次の抜き取り作業に備えて元の位
置に戻って待機する。
【0032】これと同時に生育ガイド筒支持板203,
204間に保持された状態にある生育ガイド筒2内の収
穫キノコb上部をまたぐ位置に生育ガイド筒分離用掴み
装置220が開閉枠236,237が上方に開いた状態
で降下され、収穫キノコbの頂面がキノコ頂面押え具2
41の重量によって押えられる。
【0033】この状態で、キノコ押上げ棒209(又は
210、以下同じ)が上昇し、収穫キノコbをわずかに
押し上げて生育ガイド筒2から分離させ、キノコ頂面押
え具241とキノコ押上げ棒209とで上下に挟み保持
させる(図9に示す状態)。
【0034】次いで、生育ガイド筒支持板203,20
4が互いに離反方向に動作され、生育ガイド筒2の支持
を解除する。これによって生育ガイド筒2は押上げ棒2
09が貫通された状態で落下し、該棒209下部外周に
ストックされる。
【0035】生育ガイド筒支持板203,204の離反
動作の後、図10に示すように、生育ガイド筒分離用掴
み装置220の開閉枠236,237を挟み方向に動作
させ、キノコ挟持爪238,239の間に収穫キノコb
を保持し、次工程の石突き切断部30へ搬送する。
【0036】尚、押上げ棒209は、その下部外周にス
トックされた生育ガイド筒2が所定数に達すると、これ
を保持しているレール211が左(又は右)の待避位置
に平行移動し、他方のレール212がこれと入れ代わり
に所定の作動位置に移動し、他方の押上げ棒210が押
上げ動作及びストックを行う。この間に生育ガイド筒2
がストックされた先の押上げ棒209は、レール211
上を装置外方へ移動し、待機する。この待機中にストッ
クされている生育ガイド筒2を作業者によってコンテナ
等に移す。
【0037】石突き切断部30には、図3、図4に示す
ように、水平方向に向けた支持プレート301を有し、
該プレート301には上下に貫通したホッパー状の収穫
キノコ受け302が固定され、その下に水平方向に移動
するカッター303,304が設置されている。両カッ
ター303,304はエアシリンダー305によって往
復動作される移動枠306に固定されている。
【0038】この石突き切断部30の上方には石突きが
切り離された収穫キノコbを容器入れ部40へ石突き切
断用キノコ掴み装置310によって移動されるようにな
っており、該掴み装置310は前述した掴み装置移動機
構221の水平フレーム226の他端側下面に支持され
ている。
【0039】この掴み装置310は、図11、図12に
示すように、門型の支持フレーム311を有し、その上
部の水平部312の上面が前述した水平フレーム226
の他端側下面に固定されており、門型の両垂下片部31
3,314に、水平方向に動作するエアシリンダー31
5,316を介して左右の開閉枠317,318が支持
されており、その両開閉枠に、互いに対をなすキノコ挟
持爪319,320が固定されている。そして、両開閉
枠317,318を互いに接近する方向に動作させるこ
とにより、両キノコ挟持爪319,320が収穫キノコ
bの側面を掴む間隔となり、逆に互いに離反する方向に
動作させることにより、掴みが開放状態となるようにな
っている。
【0040】両キノコ挟持爪319,320間の上方に
はキノコ頂面押え具321が下向きに設置されている。
このキノコ頂面押え321はスポンジをもって成形さ
れ、支持フレーム311の水平部312に上下動自在に
貫通させて垂下された支軸322に固定され、下面に収
穫キノコ株の頂面の曲率に近似した曲率の凹部323が
形成されている。
【0041】この石突き切断部30では、生育ガイド筒
部分離部20からキノコ搬送掴み装置220によって搬
送された収穫キノコbを収穫キノコ受け302内まで移
動させて放し、該掴み装置220はガイド筒分離部20
の上方に戻る。
【0042】これによって収穫キノコbは石突き部cを
収穫キノコ受け302下に突出させた状態で保持され
る。
【0043】次いで、図13に示すように、掴み装置移
動機構221によって水平フレーム226が降下され、
生育ガイド筒分離部20における掴み装置220の降下
と同時に掴み装置310を降下させ、キノコ頂面押上3
21により収穫キノコ受け302内のキノコbの頂面を
押圧し、この状態でカッター303,304を移動させ
て、石突きcを切断する。この切断工程と同時に開閉枠
317,318を挟持方向に動作させて両挟持爪31
9,320間を収穫キノコbを挟み、次の容器入れ部4
0に移動させる。
【0044】容器入れ部40には包装用トレー401を
搬送するベルトコンベア402とトレー401を順次コ
ンベア402上に供給するトレー分離供給装置403が
あり、該装置403からコンベア402上に供給されて
停止しているトレー401内に石突きcが分離された収
穫キノコbが移動され、順次ベルトコンベア402によ
って包装部に搬送される。
【0045】
【発明の効果】上述したように本発明の装置において
は、開口部に上方が拡開した筒状の生育ガイド筒が取り
付けられ、該生育ガイド筒内に生育キノコが伸長してい
いる栽培瓶から、前記生育ガイド筒とともに抜き取られ
たガイド筒付き収穫キノコを、前記生育ガイド筒の外周
を保持して受けるガイド筒付収穫キノコ受けと、該ガイ
ド筒付収穫キノコ受けに保持されたキノコを押し上げて
生育ガイド筒から分離させる押上棒と、該押上棒によっ
て押し上げられたキノコを保持するキノコ保持手段と、
該キノコ保持手段によって保持した状態で該キノコを次
工程に送る搬送手段とを備え、前記キノコ受けに保持さ
れたキノコを、前記押上棒にて押し上げてキノコ保持手
段にて保持させた後、前記ガイド筒付収穫キノコ受けに
よる生育ガイド筒の保持を解除し、該生育ガイド筒内に
押上棒を挿入させた状態で落下させたことにより、例え
ば、自動機によって栽培瓶から分離したガイド付き収穫
キノコを、人手を要することはなく、自動的に生育ガイ
ド筒と分離して次の処理工程に送ることができ、また、
ガイド筒付収穫キノコ受けには、生育ガイド筒内のキノ
コを拘束せずに該生育ガイド筒の上昇を阻止するストッ
パーを備えることにより、押上棒による押上げの際に、
生育ガイド筒の上昇が完全に防止され、常に正常な分離
状態が得られる。
【0046】キノコ保持手段は、左右に開閉する保持ハ
ンドと、キノコの頂面に弾性的に当接する頂面押圧用弾
性材とを備えることにより、収穫キノコが側面周囲と頂
面とで保持されることとなり、保持状態がより確実にな
るとともに、生育ガイド筒が落下するまで収穫キノコを
押上棒と頂面押圧用弾性材との二点で保持されることが
でき、省スペース化できる。
【0047】更に、生育キノコと分離されて落下される
生育ガイド筒を押上棒の外周にストックさせるように
し、キノコ保持手段下と装置外との間を往復移動する複
数の架台上にそれぞれ押上棒を支持させ、該架台を交互
にキノコ保持手段下に送り込んで、キノコの押上げ動作
及び生育ガイド筒のストックを行わせるようにすること
により、分離された生育ガイド筒のストック搬送が機械
的になし得られることとなり、省力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置へ生育ガイド筒付き収穫キノ
コを供給するキノコ抜取部の概略図である。
【図2】同上の栽培瓶固定具部分を示す平面図である。
【図3】本発明を実施した装置の一例を示す全体の概略
図である。
【図4】同上の掴み装置部分を除く平面図である。
【図5】同上のキノコ押上棒動作機構部分の平面図であ
る。
【図6】同上の側面図である。
【図7】同上の生育ガイド筒分離用収穫キノコ掴み装置
部分の正面図である。
【図8】同上の生育ガイド筒分離用収穫キノコ掴み装置
部分の側面図である。
【図9】同上の生育ガイド筒分離時の状態を示す断面図
である。
【図10】同上の生育ガイド筒分離後の状態を示す断面
図である。
【図11】同上の石突き切断部の収穫キノコ掴み装置を
示す縦断面図である。
【図12】同側面図である。
【図13】同石突き切断状態を示す縦断面図である。
【図14】生育ガイド筒付栽培瓶によるキノコの生育状
態を示す断面図である。
【符号の説明】 a 生育キノコ b 収穫キノコ c 石突き部 1 栽培瓶 2 生育ガイド筒 3 培地 10 キノコ抜取部 101 ベルトコンベア 102,103 ガイド 104 栽培瓶固定具 105 エアシリンダー 107 抜取用掴み装置 108 抜取駆動手段 109 掴み装置吊り下げアーム 110 本体部 111 水平軸 112,113 動作軸 114,115 開閉枠 116,117 挟持具 20 ガイド筒分離部 201,202 エアシリンダー 203,204 生育ガイド筒支持板 205,206 ガイド筒受け用凹部 207,208 止め具 209,210 キノコ押上げ棒 211,212 レール 213,214 架台 215,216 エアシリンダー 217,218 エアシリンダー 220 生育ガイド筒分離用掴み装置 221 掴み装置移動機構 222 ガイドレール 223 水平軸サーボユニット 224 水平スライド部 225 エアシリンダー 226 水平フレーム 230 支持フレーム 231 水平部 232 垂下片部 233 キノコ挟持爪 234,235 回動アーム 236,237 開閉枠 238,239 キノコ挟持爪 240 回動型エアシリンダー 241 キノコ頂面押え具 242 支軸 243 凹部 30 石突き切断部 301 支持プレート 302 収穫キノコ受け 303,304 カッター 305 エアシリンダー 306 移動枠 310 石突き切断用キノコ掴み装置 311 支持フレーム 312 水平部 313,314 垂下片部 315,316 エアシリンダー 317,318 開閉枠 319,320 キノコ挟持爪 321 キノコ頂面押え 322 支軸 323 凹部 40 容器入れ部 401 包装用トレー 402 ベルトコンベア 403 トレー分離供給装置 50 装置本体フレーム 51 上部フレーム部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部に上方が拡開した筒状の生育ガイド
    筒が取り付けられ、該生育ガイド筒内に生育キノコが伸
    長している栽培瓶から、前記生育ガイド筒とともに抜き
    取られたガイド筒付き収穫キノコを、前記生育ガイド筒
    の外周を保持して受けるガイド筒付収穫キノコ受けと、
    該ガイド筒付収穫キノコ受けに保持されたキノコを押し
    上げて生育ガイド筒から分離させる押上棒と、該押上棒
    によって押し上げられたキノコを保持するキノコ保持手
    段と、該キノコ保持手段によって保持した状態で該キノ
    コを次工程に送る搬送手段とを備え、前記キノコ受けに
    保持されたキノコを、前記押上棒にて押し上げてキノコ
    保持手段にて保持させた後、前記ガイド筒付収穫キノコ
    受けによる生育ガイド筒の保持を解除し、該生育ガイド
    筒内に押上棒を挿入させた状態で落下させるようにして
    なるキノコの自動収穫装置。
  2. 【請求項2】ガイド筒付収穫キノコ受けには、生育ガイ
    ド筒内のキノコを拘束せずに該生育ガイド筒の上昇を阻
    止するストッパーを備えてなる請求項1に記載のキノコ
    の自動収穫装置。
  3. 【請求項3】キノコ保持手段は、左右に開閉する保持ハ
    ンドと、キノコの頂面に弾性的に当接する頂面押圧用弾
    性材とを備えてなる請求項1若しくは2に記載のキノコ
    の自動収穫装置。
  4. 【請求項4】生育キノコと分離されて落下される生育ガ
    イド筒を押上棒の外周にストックさせるようにしてなる
    請求項1、2若しくは3に記載のキノコの自動収穫装
    置。
  5. 【請求項5】キノコ保持手段下と装置外との間を往復移
    動する複数の架台上にそれぞれ押上棒を支持させ、該架
    台を交互にキノコ保持手段下に送り込んで、キノコの押
    上げ動作及び生育ガイドのストックを行わせる請求項1
    〜3若しくは4に記載のキノコの自動収穫装置。
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