JP2000169445A - 光学活性4−メルカプト−2−ピロリジノン誘導体の製造法 - Google Patents

光学活性4−メルカプト−2−ピロリジノン誘導体の製造法

Info

Publication number
JP2000169445A
JP2000169445A JP34860698A JP34860698A JP2000169445A JP 2000169445 A JP2000169445 A JP 2000169445A JP 34860698 A JP34860698 A JP 34860698A JP 34860698 A JP34860698 A JP 34860698A JP 2000169445 A JP2000169445 A JP 2000169445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
group
carbon atoms
solvent
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34860698A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fukuhara
浩 福原
Yoshiyuki Sugita
佳之 杉田
Ayako Tanabe
亜矢子 田辺
Toshiuji Kojima
俊氏 小島
Tadashi Soejima
正 副島
Josuke Yoda
譲介 依田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP34860698A priority Critical patent/JP2000169445A/ja
Publication of JP2000169445A publication Critical patent/JP2000169445A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pyrrole Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光学活性4−メルカプト−2−ピロリジノンの
工業的な製法を提供する。 【解決手段】一般式(1)を有する化合物と含水溶媒
中、化合物(2)と反応させ化合物(3)とし、塩基で
加水分解することを特徴とする化合物(4)の製造法。 【化1】 [式中、R1及びR2は炭素数1乃至6を有するアルキル
基、置換基を有していて模様フェニル基(該置換基は炭
素数1乃至6を有するアルキル基、炭素数1乃至6を有す
るアルコキシ基またはハロゲン原子を示す。)を示し、
Mはアルカリ金属を示す。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抗菌剤の合成中間体
として有用な光学活性な4−メルカプト−2−ピロリジ
ノン誘導体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】光学活性な(4R)−4−メルカプト−
2−ピロリジノンの製造法としては、例えば、アセトニ
トリル中、(4S)−4−メタンスルホニルオキシ−2
−ピロリジノンをチオ酢酸カリウムと反応させ、(4
R)-4-アセチルチオ−2−ピロリジノンとし、さらに
これを加水分解して、目的物を得る方法が知られている
(特開平7−165759号公報)。しかしながら、こ
の方法では、第一段階の反応で、容易に分離されない不
純物が副成し、第一段階の反応の目的物である(4R)
−4−アセチルチオ−2−ピロリジノンを煩雑な方法、
例えば、シリカゲルクロマトグラフィー等により単離精
製しなければ、高純度の光学活性な(4R)−4−メル
カプト−2−ピロリジノンを得ることができず、高純度
の目的化合物を経済的に大量に合成するためには、この
方法は、必ずしも適したものとはいえない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、高純度
の光学活性な4−メルカプト−2−ピロリジノン誘導体
の工業的製法を確立すべく鋭意検討した結果、特異な溶
剤中、光学活性な4−スルホニルオキシ−2−ピロリジ
ノン誘導体をアルカリチオ酢酸塩と反応させ、光学活性
な4-アシルチオ−2−ピロリジノン誘導体を製造し、
さらに得られたピロリジノン誘導体を塩基の存在下加水
分解することにより、簡易な精製操作のみを用いて、高
純度の目的化合物が得られることを見出し、本発明を完
成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の製造法は、R配
位もしくはS配位を有し、一般式
【0005】
【化8】 [式中、R1は炭素数1乃至6個を有するアルキル基また
は置換基を有していてもよいフェニル基(該置換基は炭
素数1乃至6個を有するアルキル基、炭素数1乃至6個
を有するアルコキシ基およびハロゲン原子からなる群か
ら選択された1乃至3個の置換基を示す。)を示す。]
で示される化合物と、一般式
【0006】
【化9】 (式中、R2は前述したR1と同意義を示し、Mはアルカ
リ金属を示す。)で示される化合物を、アルコール類、
スルホキシド類または該有機溶媒と水との混合溶媒中反
応させ、配位が反転されたR配位もしくはS配位を有
し、一般式
【0007】
【化10】 (式中、R2は前述したものと同意義を示す。)で示され
る化合物とし、塩基の存在下、加水分解することを特徴
とする、一般式
【0008】
【化11】 で示される光学活性な4−メルカプト−2−ピロリジノ
ンの製造法である。
【0009】一般式(1)、(2)および(3)で示さ
れる化合物において、R1およびR2の炭素数1乃至6個
を有するアルキル基は、例えば、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル
基、s−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソ
ペンチル基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1
−エチルプロピル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、4
−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチ
ルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチ
ルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメ
チルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジ
メチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基又は2−エ
チルブチル基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝
鎖アルキル基であり、好適には、炭素数1乃至4個を有
するアルキル基であり、更に好適には炭素数1乃至3個
を有するアルキル基であり、特に好適には、メチル基で
ある。
【0010】R1およびR2の置換基を有していてもよい
フェニル基の置換基の数は、好適には、1乃至2であ
り、更に好適には、1である。
【0011】フェニル基の置換分における、炭素数1乃
至6個を有するアルキル基は、例えば、前述したものと
同様の基であり得、好適には、炭素数1乃至4個を有す
るアルキル基であり、更に好適には、メチル基またはエ
チル基であり、特に好適には、メチル基である。
【0012】炭素数1乃至6個を有するアルコキシ基
は、前記「炭素数1乃至6個を有するアルキル基」が酸
素原子に結合した基であり、好適には、炭素数1乃至4
個を有するアルコキシ基であり、更に好適には、メトキ
シ基またはエトキシ基であり、特に好適には、メトキシ
基である。
【0013】ハロゲン原子は、弗素原子、塩素原子、臭
素原子または沃素原子であり、好適には、弗素原子、塩
素原子又は臭素原子であり、更に好適には、塩素原子又
は臭素原子であり、特に好適には、塩素原子である。
【0014】置換基を有してもよいフェニル基は、好適
には、炭素数1乃至4個を有するアルキル基、炭素数1乃
至4個を有するアルコキシ基、弗素原子、塩素原子およ
び臭素原子からなる群から選択された1乃至2個の置換
基を有していてもよいフェニル基であり、更に好適に
は、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、塩
素原子および臭素原子からなる群から選択された1乃至
2個の置換基を有していてもよいフェニル基であり、更
により好適には、メチル基、メトキシ基、塩素原子およ
び臭素原子からなる群から選択された1個の置換基を有
していてもよいフェニル基であり、更にまたより好適に
は、フェニル基、4−メチルフェニル基または4−クロ
ロフェニル基であり、特に好適には、フェニル基であ
る。
【0015】R1およびR2は、それぞれ、好適には、炭
素数1乃至4個を有するアルキル基または炭素数1乃至4
個を有するアルキル基、炭素数1乃至4個を有するアル
コキシ基、弗素原子、塩素原子および臭素原子からなる
群から選択された1乃至2個の置換基を有していてもよ
いフェニル基であり、さらに好適には、炭素数1乃至3
個を有するアルキル基またはメチル基、エチル基、メト
キシ基、エトキシ基、塩素原子および臭素原子からなる
群から選択された1乃至2個の置換基を有していてもよ
いフェニル基でありで、更に好適には、メチル基または
メチル基、メトキシ基、塩素原子および臭素原子からな
る群から選択された1個の置換基を有していてもよいフ
ェニル基であり、更により好適には、メチル基、フェニ
ル基、4−メチルフェニル基または4−クロロフェニル
基であり、特に好適には、メチル基またはフェニル基あ
る。
【0016】一般式(2)で示される化合物において、
Mのアルカリ金属は、例えば、リチウム、ナトリウム、
カリウムまたはセシウムであり、好適には、ナトリウム
またはカリウムである。
【0017】
【発明の実施の形態】第一工程において、使用される化
合物(2)の量は、化合物(1)に対して1.0〜3.
0当量である。
【0018】使用される有機溶媒のアルコール類は、例
えば、メタノール、エタノール、プロパノ−ル、2―プ
ロパノ−ル、1−ブタノール、2−ブタノール、1−ペ
ンタノ−ル、2−ペンタノ−ルまたは3−ペンタノ−ル
のような炭素数1乃至5個を有するアルコールであり、
好適には、炭素数1乃至4個を有するアルコ−ルであ
り、更に好適には、炭素数2乃至4個を有するアルコー
ルであり、特に好適にはエタノールまたは2−ブタノー
ルである。
【0019】使用される有機溶媒のスルホキシド類は、
例えば、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシ
ド、ジプロピルスルホキシドまたはジブチルスルホキシ
ドのようなジ−炭素数1乃至4個を有するアルキルスル
ホキシドであり、好適には、ジメチルスルホキシドまた
はジエチルスルホキシドであり、特に好適には、ジメチ
ルスルホキシドである。
【0020】使用される溶剤は、好適には、炭素数1乃
至4個を有するアルコ−ル、ジメチルスルホキシド、ジ
エチルスルホキシドまたはこれら有機溶剤と水との混合
溶剤であり、更に好適には、炭素数2乃至4個を有する
アルコ−ル、ジメチルスルホキシドまたはこれら有機溶
剤と水との混合溶剤であり、更により好適には、炭素数
2乃至4個を有するアルコ−ル、これらアルコールと水
との混合溶剤またはジメチルスルホキシドであり、更に
またより好適には、含水炭素数2乃至4個を有するアル
コ−ルまたはジメチルスルホキシドであり、特に好適に
は、含水エタノール、含水2−ブタノールまたはジメチ
ルスルホキシドである。
【0021】反応温度は、使用される溶剤等により異な
るが、通常、−10〜120℃であり、好適には、使用
される溶剤がアルコール類または含水アルコール類であ
る場合は、50〜100℃であり、使用される溶剤がス
ルホキシド類または含水スルホキシド類である場合は、
0〜50℃である。反応時間は反応温度、使用する化合
物(2)の量、使用される溶剤等により異なるが、通
常、30分間〜30時間であり、好適には、使用される
溶剤がアルコール類または含水アルコール類である場合
は、1〜5時間であり、使用される溶剤がスルホキシド
類または含水スルホキシド類である場合は、5〜22時
間である。
【0022】本工程において、(R)配位の化合物
(1)を用いることにより、配位が反転し、(S)配位
の化合物(2)が得られ、また、(S)配位の化合物
(1)を用いることにより、配位が反転し、(R)配位
の化合物(2)が得らる。
【0023】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って反応混合物から採取される。例えば、反応混合物
に水または食塩水を加え、適宜中和し、ジクロロメタン
もしくは2−ブタノ−ルのような有機溶媒で抽出し、溶
媒を留去することにより目的化合物を得ることができ
る。また、反応混合物をそのまま、反応混合物から溶媒
を留去した残査を、或は目的化合物の抽出液を次工程に
使用することもできる。さらに必要に応じて、常法、例
えば、再結晶、蒸留等により更に精製することもでき
る。
【0024】第二工程の加水分解工程は、好適には、水
または含水溶媒中で行われる。
【0025】使用される塩基としては、水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウ
ムのようなアルカリ金属の水酸化物、水酸化バリウム、
水酸化カルシウムのようなアルカリ土類金属の水酸化
物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金
属の炭酸塩、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムのよう
なアルカリ金属の重炭酸塩、アンモニア又はメチルアミ
ン、ジメチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミンの
ような有機アミン類があげられ、好適には、アルカリ金
属の水酸化物、アルカリ金属の炭酸塩、アンモニアまた
はメチルアミンであり、更に好適には、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムまたはアンモニアである。第一工程
の反応において、アルコール類または含水アルコール類
を使用する場合は、第二工程において使用される好適な
塩基は、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ土類金属の
水酸化物、アルカリ金属の炭酸塩、アルカリ金属の重炭
酸塩、アンモニアまたはメチルアミンであり、第一工程
の反応において、スルホキシド類または含水スルホキシ
ド類を使用する場合は、第二工程において使用される好
適な塩基は、アンモニア又は有機アミン類である。
【0026】塩基がアルカリ金属水酸化物、アルカリ土
類金属の水酸化物、アルカリ金属の炭酸塩またはアルカ
リ金属の重炭酸塩である場合、使用される塩基の量は、
化合物(1)に対して1.0〜2.2当量であり、好適
には1.0〜2.0当量であり、塩基がアンモニア又は
有機アミン類である場合、化合物(1)に対して1〜1
2当量であり、好適には1.5〜8当量である。
【0027】使用される溶剤は、例えば、水或はメタノ
ール、エタノール、プロパノ−ル、2―プロパノ−ル、
1−ブタノール、2−ブタノールのようなアルコール
類、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化
水素類、ジクロロメタン、クロロホルムのようなハロゲ
ン化炭素類またはアセトニトリルのようなニトリル類な
どの有機溶剤もしくはこれらの有機溶剤の混合溶剤と水
との混合溶剤であり、好適には、水、含水アルコール類
または含水ジクロロメタンである。
【0028】反応温度は、通常、−30〜50℃であ
り、好適には、−20〜25℃である。
【0029】反応時間は反応温度、使用する化合物
(2)の量等により異なるが、通常、30分間〜5時間
であり、好適には、1〜5時間である。
【0030】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って反応混合物から採取される。例えば、適宜、反応
混合物に水または食塩水を加え、中和し、ジクロロメタ
ンもしくは2−ブタノ−ルのような有機溶媒で抽出し、
溶媒を留去することにより目的化合物を得ることができ
る。さらに必要に応じて、常法、例えば、再結晶、蒸留
等により更に精製することもできる。
【0031】本発明の原料化合物(1)及び(2)は、
公知化合物であるか、公知の方法によって容易に製造さ
れる。(例えば、特開平7−165759号公報等) 本発明の方法により得られる光学活性なメルカプト−2
−ピロリジノン(4)は、公知の方法(例えば、特開平
7−165759号公報記載の方法等)を用いて、優れ
た抗菌活性物質、例えば、下記に示す化合物Aに導くこ
とができるため、化合物(4)は優れた抗菌活性物質の
重要合成中間体として有用である。
【0032】
【化12】 本発明をさらに具体的に説明するために以下に実施例を
示す。
【0033】
【実施例】実施例1 (4R)−4−メルカプト−2−ピロリジノン 窒素気流下、参考例1で得られた(4S)−4−メタン
スルホニルオキシ−2−ピロリジノン 215.6gの
エタノール 1940mLおよび水 216mL溶液に
チオ酢酸 カリウム 165gを加え、ついで75〜80℃
で3時間加熱攪拌した。次に、35〜40℃に冷却し水 2
16mLを加えた後、0〜10℃に冷却して10%苛性
ソーダ水溶液 480gを滴下した。その後、0〜5℃に
1〜1.5時間保ち、さらに10℃以下にして4N塩酸で反応
液のpHを6に調製した。反応混合物を濃縮し、得られ
た濃縮液をジクロロメタンで5回抽出した。合わせた抽
出液を再び濃縮し、冷却してエチルシクロヘキサンを滴
下し結晶を析出させた。このようにして得られた結晶を
含む溶液を濃縮し、冷却し攪拌して結晶析出を完結させ
た。析出した結晶をろ取し、冷却したエチルシクロヘキ
サンで洗い乾燥して粗結晶122.1gを得た。粗結晶
の酢酸エチル溶液に活性炭を加え攪拌した後、活性炭を
ろ過して除き、活性炭を酢酸エチルで洗浄した。ろ液と
洗液を合わせた溶液を濃縮し、エチルシクロヘキサンを
滴下した。このようにして得られた結晶を含む溶液を冷
却し攪拌した後、結晶をろ取した。冷却したエチルシク
ロヘキサン−酢酸エチル(9:3)混合溶媒で結晶を洗
浄した後、乾燥して目的化合物100g(参考例1の化
合物からの収率70.7%)を得た。 高速液体クロマトグラフィーの保持時間:5.5分 高速液体クロマトグラフィーを用いた内部標準法による
含量:98% 上記保持時間及び含量は次の条件で測定した。 カラム:L−column ODS(4.6mmφx250
mm)(化学品検査協会製) 移動層:水−メタノール−酢酸(850:150:0.
5) 流速:1.0 ml/分 カラム温度:35℃ 光学純度:99.8ee 上記光学純度は、(4R)−4−メルカプト−2−ピロ
リジノンとイソシアン酸フェニルとを反応させて得られ
た(4R)−4−フェニルアミノカルボニルチオ−2−
ピロリジノンの光学純度を高速液体クロマトグラフィー
を用いて、次の条件で測定した。 カラム:キラルセル OB-H(4.6mmφx250mm)
(ダイセル化学工業社製) 移動層:n−ヘキサン−イソプロパノール−エタノール
(50:7:3) 流速:1.0 ml/分 カラム温度:35℃ 保持時間:25分 赤外線吸収スペクトル νmax KBrcm-1:2539,1699,1683 実施例2 (4R)−4−メルカプト−2−ピロリジノン 窒素気流下、参考例2で得られた(4S)−4−メタン
スルホニルオキシ−2−ピロリジノン 75.26g
(乾品換算重量)の2−ブタノール 527mLおよび
水 75mL溶液にチオ酢酸 カリウム 52.76g
を加え、ついで70〜75℃で4時間加熱攪拌した。次
に、室温に戻し水 30mLついで飽和食塩水 15m
Lを加え攪拌し分液した。得られた水層に2−ブタノー
ル 226mLおよび飽和食塩水 7.5mlを加え再
び攪拌し分液した。有機層を取り、先の有機層と合わせ
た後、−10℃〜−5℃に冷却して48%苛性ソーダ水
溶液59.5gおよび水 75mLの混合物を滴下し
た。その後、−10〜−5℃に1.5時間保ち、さらに濃
塩酸で反応液のpHを4に調製した。反応液に水 29
4mLを加えた後、濃縮し、ジクロロメタンで4回抽出
した。合わせた抽出液に酢酸エチルを加え、再び濃縮し
た。濃縮液に先の合成で得られた(4R)−4−メルカ
プト−2−ピロリジノン 二次結晶5.36g(乾品換
算重量)、酢酸エチルおよび活性炭を加え攪拌した。活
性炭をろ過して除き、酢酸エチルで洗浄した。ろ液と洗
液を合わせた溶液を濃縮し、冷却して結晶析出を完結さ
せた。ろ過して得られた結晶を酢酸エチルで洗浄し、乾
燥して35.68g(参考例2の化合物からの収率7
2.5%)の目的化合物を得た。 高速液体クロマトグラフィーの保持時間:5.5分 高速液体クロマトグラフィーを用いた内部標準法による
含量:98.5% 上記保持時間及び含量は次の条件で測定した。 カラム:L−column ODS(4.6mmφx250
mm)(化学品検査協会製) 移動層:水−メタノール−酢酸(850:150:0.
5) 流速:1.0 ml/分 カラム温度:35℃ 光学純度:99.8ee 上記光学純度は、(4R)−4−メルカプト−2−ピロ
リジノンとイソシアン酸フェニルとを反応させて得られ
た(4R)−4−フェニルアミノカルボニルチオ−2−
ピロリジノンの光学純度を、高速液体クロマトグラフィ
ーを用いて、次の条件で測定した。 カラム:キラルセル OB-H(4.6mmφx250mm)
(ダイセル化学工業社製) 移動層:n−ヘキサン−イソプロパノール−エタノール
(50:7:3) 流速:1.0 ml/分 カラム温度:35℃ 保持時間:25分 赤外線吸収スペクトル νmax KBrcm-1:2539,1699,1683 一次結晶を得た際の洗液とろ液を合わせた溶液を濃縮
し、冷却して結晶を析出させた。結晶をろ取し、酢酸エ
チル洗浄し、(4R)−4−メルカプト−2−ピロリジ
ノン 二次結晶5.66g(乾品換算重量)を得た。こ
こに得られた二次結晶は次の(4R)−4−メルカプト
−2−ピロリジノン合成時に使用した。
【0034】実施例3 (4R)−4−メルカプト−2−ピロリジノン 窒素気流下、参考例2で得られた(4S)−4−メタン
スルホニルオキシ−2−ピロリジノン 82.43g
(乾品換算重量)の2−ブタノール 577mLおよび
水 82mL溶液にチオ酢酸 カリウム 57.79g
を加え、ついで70〜75℃で4時間加熱攪拌した。次
に、反応混合物の温度を35〜40℃に戻し飽和食塩水
17mLを加え攪拌し分液した。得られた水層に2−
ブタノール247mLおよび飽和食塩水 8mLを加え
再び攪拌し分液した。有機層を取り、先の有機層と合わ
せた後、−10〜−5℃に冷却して48%苛性ソーダ水
溶液65.17gおよび水 82mLの混合物を滴下し
た。その後、−10〜−5℃に1.5時間保ち、濃塩酸で
反応液のpHを4に調製し分液した。水層を取り2−ブ
タノールで2回抽出した。先の有機層および抽出液を合
わせ濃縮し、さらに酢酸エチルを加え再び減圧濃縮し
た。濃縮液に先の合成で得られた(4R)−4−メルカ
プト−2−ピロリジノン 二次結晶6.52g(乾品換
算重量)、酢酸エチルおよび活性炭を加え攪拌した。活
性炭をろ過して除き、酢酸エチルで洗浄した。ろ液と洗
液を合わせた溶液を濃縮し、冷却して結晶を析出させ
た。ろ過して得られた結晶を酢酸エチルで洗浄し、乾燥
して39.35g(参考例2の化合物からの収率73.
0%)の目的化合物を得た。 高速液体クロマトグラフィーの保持時間:5.5分 高速液体クロマトグラフィーを用いた内部標準法による
含量:94.3% 上記保持時間及び含量は次の条件で測定した。 カラム:L−column ODS(4.6mmφx250
mm)(化学品検査協会製) 移動層:水−メタノール−酢酸(850:150:0.
5) 流速:1.0 ml/分 カラム温度:35℃ 光学純度:100%ee 上記光学純度は、(4R)−4−メルカプト−2−ピロ
リジノンとイソシアン酸フェニルとを反応させて得られ
た(4R)−4−フェニルアミノカルボニルチオ−2−
ピロリジノンの光学純度を、高速液体クロマトグラフィ
ーを用いて次の条件で測定した。 カラム:キラルセル OB-H(4.6mmφx250mm)
(ダイセル化学工業社製) 移動層:n−ヘキサン−イソプロパノール−エタノール
(50:7:3) 流速:1.0 ml/分 カラム温度:35℃ 保持時間:25分 赤外線吸収スペクトル νmax KBrcm-1:2539,1699,1683 一次結晶を得た際の洗液とろ液を合わせ濃縮し、冷却し
て結晶を析出させた。結晶をろ取し、酢酸エチルで洗浄
し、(4R)−4−メルカプト−2−ピロリジノン 二
次結晶6.41g(乾品換算重量)を得た。ここに得ら
れた二次結晶は次の(4R)−4−メルカプト−2−ピ
ロリジノン合成時に使用した。
【0035】実施例4 (4R)−4−メルカプト−2−ピロリジノン 窒素気流下、参考例1で得られた(4S)−4−メタン
スルホニルオキシ−2−ピロリジノン 10gのジメチ
ルスルホキシド 6mL溶液にチオ酢酸 カリウム
9.53gを加え、20〜25℃で17時間攪拌した。
ついで、水 40mLを加え、ジクロロメタン 100
mLで抽出し、水層をジクロロメタン 100mLでさ
らに2度抽出した。得られた3つのジクロロメタン抽出液
のうち、1番目のジクロロメタン抽出液を25%食塩水
40mLで2度洗浄しジクロロメタン溶液−1を得
た。得られた2つの洗液(最初の洗液:洗液−1;後の
洗液:洗液−2)のうちの、洗液−1を2番目のジクロ
ロメタン抽出液で抽出した。このようにして得られた有
機層で洗液−2を抽出し、ジクロロメタン溶液−2を得
た。これまでの操作で得られた水層を集め、3番目のジ
クロロメタン抽出液で抽出し、ジクロロメタン溶液−3
を得た。ジクロロメタン溶液1〜3を集めて得られた溶
液を、窒素気流下、−5〜0℃に冷却し水 10mLお
よび28%アンモニア水 14mLを加え、同温度で3
時間攪拌した。分液し得られた有機層を25%食塩水
10mLで2回抽出し、先に得られた水層と合わせた。
このようにして得られた水溶液のpHを、濃塩酸を加え
てpH4にし、ジクロロメタン 100mLで3回抽出
した。抽出液を合わせ濃縮し、濃縮液にエチルシクロヘ
キサンを加え冷却して、結晶を析出させた。ろ過して得
られる結晶をジクロロメタン−エチルシクロヘキサン混
合溶媒で洗浄し乾燥して4.87g(参考例1の化合物
からの収率72%)の目的化合物を得た。 高速液体クロマトグラフィーの保持時間:5.5分 高速液体クロマトグラフィーを用いた内部標準法による
含量:96.6% 上記保持時間及び含量は次の条件で測定した。 カラム:L−column ODS(4.6mmφx250
mm)(化学品検査協会製) 移動層:水−メタノール−酢酸(850:150:0.
5) 流速:1.0 ml/分 カラム温度:35℃ 光学純度:100%ee 上記光学純度は、(4R)−4−メルカプト−2−ピロ
リジノンとイソシアン酸フェニルとを反応させて得られ
た(4R)−4−フェニルアミノカルボニルチオ−2−
ピロリジノンの光学純度を、高速液体クロマトグラフィ
ーを用いて、次の条件で測定した。 カラム:キラルセル OB-H(4.6mmφx250mm)
(ダイセル化学工業社製) 移動層:n−ヘキサン−イソプロパノール−エタノール
(50:7:3) 流速:1.0 ml/分 カラム温度:35℃ 保持時間:25分 赤外線吸収スペクトル νmax KBrcm-1:2539,1699,1683 参考例1 (4S)−4−メタンスルホニルオキシ−2−ピロリジ
ノン (4S)−4−ヒドロキシ−2−ピロリジノン 13
0.5gのアセトニトリル 653mL溶液を0〜5℃に
冷却し、N−メチルイミダゾール 137.8gを加
え、さらに10℃以下にしてメタンスルホニル クロリド
162.6gを滴下した。滴下終了後、内温を34〜36
℃に1時間保ち、ついで1−ブタノールを加えて濃縮し
た。その後濃縮液を冷却し、析出した結晶をろ取した。
結晶を冷却した1−ブタノールで洗浄し、乾燥して(4
S)−4−メタンスルホニルオキシ−2−ピロリジノン
215.6g(収率93.2%)を得た。 高速液体クロマトグラフィーの保持時間:5.1分 高速液体クロマトグラフィーを用いた内部標準法による
含量:99.3% 上記保持時間及び含量は次の条件で測定した。 カラム:TSK−gel ODS−8OTM(4.6mmφ
x250mm)(東ソー社製) 移動層:アセトニトリル−0.01M 酢酸アンモニウ
ム水溶液(10:90) 流速:1.0 ml/分 カラム温度:35℃ 赤外線吸収スペクトル νmax KBrcm-1:1719,1697,1659,
1305,1177,1171,1159,963 参考例2 (4S)−4−メタンスルホニルオキシ−2−ピロリジ
ノン (4S)−4−ヒドロキシ−2−ピロリジノン 18
2.00gのアセトニトリル 910mL溶液を0〜5
℃に冷却し、N−メチルイミダゾール 184.75g
を加え、さらに10℃以下にしてでメタンスルフォニル
クロリド 226.81gを滴下した。滴下終了後、3
0〜35℃に1時間保ち、ついで2−ブタノールを加えさ
らに濃縮した。その後濃縮液を冷却し、析出した結晶を
ろ取し、結晶を2−ブタノールで洗浄した(収率91.
5%、乾品としての値)。得られた(4S)−4−メタ
ンスルホニルオキシ−2−ピロリジノン結晶は乾燥せず
そのまま次工程で使用した。 高速液体クロマトグラフィーの保持時間:5.1分 高速液体クロマトグラフィーを用いた内部標準法による
含量:98.1%(乾品換算) 上記保持時間及び含量は次の条件で測定した。 カラム:TSK−gel ODS−8OTM(4.6mmφ
x250mm)(東ソー社製) 移動層:アセトニトリル−0.01M 酢酸アンモニウ
ム水溶液(10:90) 流速:1.0 ml/分 カラム温度:35℃ 赤外線吸収スペクトル νmax KBrcm-1:1719,1697,1659,
1305,1177,1171,1159,963
【0036】
【発明の効果】本発明は、抗生物質の重要合成中間体で
ある光学活性なメルカプト−2−ピロリジノンを、簡易
な精製操作のみを用いて、高純度に得ることができる製
造法であり、経済的に大量に合成できるため、工業的に
優れた方法である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 亜矢子 神奈川県平塚市中原上宿173 三共株式会 社内 (72)発明者 小島 俊氏 神奈川県平塚市中原上宿173 三共株式会 社内 (72)発明者 副島 正 神奈川県平塚市札場町11−15−303 (72)発明者 依田 譲介 神奈川県平塚市横内4255 三共化成富士見 寮 Fターム(参考) 4C069 AB15 BC12 BC14 BC16 CC20

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】R配位もしくはS配位を有し、一般式 【化1】 [式中、R1は炭素数1乃至6個を有するアルキル基また
    は置換基を有していてもよいフェニル基(該置換基は炭
    素数1乃至6個を有するアルキル基、炭素数1乃至6個
    を有するアルコキシ基およびハロゲン原子からなる群か
    ら選択された1乃至3個の置換基を示す。)を示す。]
    で示される化合物と、一般式 【化2】 (式中、R2は前述したR1と同意義を示し、Mはアルカ
    リ金属を示す。)で示される化合物を、アルコール類、
    スルホキシド類または該有機溶媒と水との混合溶媒中反
    応させることを特徴とする、配位が反転されたR配位も
    しくはS配位を有し、一般式 【化3】 (式中、R2は前述したものと同意義を示す。)で示され
    る化合物の製造法。
  2. 【請求項2】R配位もしくはS配位を有し、一般式 【化4】 式中、R1は炭素数1乃至6個を有するアルキル基または
    置換基を有していてもよいフェニル基(該置換基は炭素
    数1乃至6個を有するアルキル基、炭素数1乃至6個を
    有するアルコキシ基およびハロゲン原子からなる群から
    選択された1乃至3個の置換基を示す。)を示す。]で
    示される化合物と、一般式 【化5】 (式中、R2は前述したR1と同意義を示し、Mはアルカ
    リ金属を示す。)で示される化合物を、アルコール類、
    スルホキシド類または該有機溶媒と水との混合溶媒中反
    応させ、配位が反転されたR配位もしくはS配位を有
    し、一般式 【化6】 (式中、R2は前述したものと同意義を示す。)で示され
    る化合物とし、塩基の存在下、加水分解することを特徴
    とする一般式 【化7】 で示される光学活性な4−メルカプト−2−ピロリジノ
    ンの製造法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、R1
    よびR2が、同一または異なって、炭素数1乃至4個を有
    するアルキル基または炭素数1乃至4個を有するアルキ
    ル基、炭素数1乃至4個を有するアルコキシ基、弗素原
    子、塩素原子および臭素原子からなる群から選択された
    1乃至2個の置換基を有していてもよいフェニル基であ
    る製造法。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2において、R1
    よびR2が、同一または異なって、炭素数1乃至3個を有
    するアルキル基またはメチル基、エチル基、メトキシ
    基、エトキシ基、塩素原子および臭素原子からなる群か
    ら選択された1乃至2個の置換基を有していてもよいフ
    ェニル基である製造法。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2において、R1
    よびR2が、同一または異なって、メチル基またはメチ
    ル基、メトキシ基、塩素原子および臭素原子からなる群
    から選択された1個の置換基を有していてもよいフェニ
    ル基である製造法。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項2において、R1
    よびR2が、同一または異なって、メチル基、フェニル
    基、4−メチルフェニル基または4−クロロフェニル基
    である製造法。
  7. 【請求項7】請求項1または請求項2において、R1
    よびR2が、同一または異なって、メチル基またはフェ
    ニル基である製造法。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項7において、Mがカリ
    ウムまたはナトリウムである製造法。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項8において、化合物
    (1)と化合物(2)との反応に用いる溶剤が、炭素数
    1乃至4個を有するアルコ−ル、ジメチルスルホキシ
    ド、ジエチルスルホキシドまたはこれら有機溶剤と水と
    の混合溶剤である製造法。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項8において、化合物
    (1)と化合物(2)との反応に用いる溶剤が、炭素数
    2乃至4個を有するアルコ−ル、ジメチルスルホキシド
    またはこれら有機溶剤と水との混合溶剤である製造法。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項8において、化合物
    (1)と化合物(2)との反応に用いる溶剤が、炭素数
    2乃至4個を有するアルコ−ル、これらアルコールと水
    との混合溶剤またはジメチルスルホキシドである製造
    法。
  12. 【請求項12】請求項1乃至請求項8において、化合物
    (1)と化合物(2)との反応に用いる溶剤が、含水炭
    素数2乃至4個を有するアルコ−ルまたはジメチルスル
    ホキシドである製造法。
  13. 【請求項13】請求項1乃至請求項8において、化合物
    (1)と化合物(2)との反応に用いる溶剤が、含水エ
    タノール、含水2−ブタノールまたはジメチルスルホキ
    シドである製造法。
  14. 【請求項14】請求項2において、化合物(1)と化合
    物(2)との反応に用いる溶剤が、アルコール類または
    アルコール類と水との混合溶媒であり、化合物(3)の
    加水分解に使用される塩基が、アルカリ金属の水酸化
    物、アルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属の炭酸
    塩、アルカリ金属の重炭酸塩、アンモニアまたはメチル
    アミンである製造法。
  15. 【請求項15】請求項2において、化合物(1)と化合
    物(2)との反応に用いる溶剤が、スルホキシド類また
    はスルホキシド類と水との混合溶媒であり、化合物
    (3)の加水分解に使用される塩基が、アンモニアまた
    は有機アミン類である製造法。
  16. 【請求項16】請求項15において、塩基が、アンモニ
    アまたはメチルアミンである製造法。
JP34860698A 1998-12-08 1998-12-08 光学活性4−メルカプト−2−ピロリジノン誘導体の製造法 Pending JP2000169445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34860698A JP2000169445A (ja) 1998-12-08 1998-12-08 光学活性4−メルカプト−2−ピロリジノン誘導体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34860698A JP2000169445A (ja) 1998-12-08 1998-12-08 光学活性4−メルカプト−2−ピロリジノン誘導体の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000169445A true JP2000169445A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18398147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34860698A Pending JP2000169445A (ja) 1998-12-08 1998-12-08 光学活性4−メルカプト−2−ピロリジノン誘導体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000169445A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007139215A1 (en) * 2006-05-29 2007-12-06 Showa Denko K.K. Production method of heterocyclic mercapto compound
JP2008007501A (ja) * 2006-05-29 2008-01-17 Showa Denko Kk メルカプト複素環化合物の製造方法
CN114478149A (zh) * 2022-01-18 2022-05-13 吉林化工学院 一种羧酸类化合物及其制备方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007139215A1 (en) * 2006-05-29 2007-12-06 Showa Denko K.K. Production method of heterocyclic mercapto compound
JP2008007501A (ja) * 2006-05-29 2008-01-17 Showa Denko Kk メルカプト複素環化合物の製造方法
US7902383B2 (en) 2006-05-29 2011-03-08 Showa Denko K.K. Production method of heterocyclic mercapto compound
KR101056461B1 (ko) 2006-05-29 2011-08-11 쇼와 덴코 가부시키가이샤 복소환식 메르캅토 화합물의 제조 방법
CN101454282B (zh) * 2006-05-29 2012-07-04 昭和电工株式会社 杂环巯基化合物的生产方法
TWI380985B (zh) * 2006-05-29 2013-01-01 Showa Denko Kk 氫硫基雜環化合物之製造方法
CN114478149A (zh) * 2022-01-18 2022-05-13 吉林化工学院 一种羧酸类化合物及其制备方法
CN114478149B (zh) * 2022-01-18 2023-09-15 吉林化工学院 一种羧酸类化合物及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006511561A (ja) 結晶性セフジニル塩
DK155943B (da) Analogifremgangsmaade til fremstilling af 7-d-(-)-alfa-amino-alfa-(p-acetoxyphenyl)acetamidocephalosporansyrer
KR0176010B1 (ko) 1-아미노-1,2,3-트리아졸의 제법
JP2005526049A (ja) ベンゾイソキサゾールメタンスルホニルクロリドの調製及びゾニスアミドを形成するためのそのアミド化の方法
US20020193587A1 (en) Penicillin crystal and process for producing the same
CA3146869A1 (en) Process for the preparation of a nitric oxide donating prostaglandin analogue
JP2000169445A (ja) 光学活性4−メルカプト−2−ピロリジノン誘導体の製造法
CA2433067A1 (en) An improved method for preparation of cefuroxime axetil
CA3206721A1 (en) Process for the preparation of a nitric oxide donating prostaglandin analogue
KR20050065618A (ko) 신경이완 활성을 갖는 5-(2-(4-(1,2벤즈이소티아졸-3-일)-1-피페라지닐)에틸)-6-클로로-1,3-디히드로-2h-인돌-2-온의 아실 유도체
JP4616168B2 (ja) (2s,3s)−3−[[(1s)−1−イソブトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸の塩
EP0713865B1 (fr) Dérivés d'acide 2-aminobenzènesulfonique et de chlorure de 2-aminobenzènesulfonyle, leur préparation et leur utilisation comme intermédiaires de synthèse
FR2564093A1 (fr) Procede pour la preparation d'adenosine3', 5'-monophosphate cyclique n6-substitue ou des sels correspondants
CA1037467A (en) 7-(.alpha.-(2-AMINOMETHYL-1-CYCLOHEXENYL AND 1,4-CYCLOHEXADIENYL)-ACETAMIDO)-3-HETEROCYCLICTHIOMETHYL-3-CEPHEM-4-CARBOXYLIC ACIDS AND DERIVATIVES THEREOF
KR100203729B1 (ko) 3'-알킬또는아릴실릴옥시벤즈옥사지노리파마이신유도체
JP3573249B2 (ja) 2,3,4−トリフルオロ−5−ヨ−ド安息香酸、そのエステル類及びその製造法
JPH10287657A (ja) 放射線増感剤の製造方法
KR100238645B1 (ko) 세팔로스포린 유도체의 새로운 에스테르화 방법
JPS63170384A (ja) 7α置換セフアロスポリン化合物
JP4491104B2 (ja) カルボニル化合物の製造方法
KR100537385B1 (ko) 소듐 티오퓨로에이트의 제조방법
JPS58194856A (ja) 新規2−アゼチジノン誘導体
KR960011777B1 (ko) 신규한 결정성 세팔로스포린 유도체 및 그의 제조방법
GB2231049A (en) Method for producing diester compounds
JPH0616628A (ja) インドール誘導体

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20040820

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424