JP2000168966A - 記録紙パッケージ - Google Patents

記録紙パッケージ

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JP2000168966A
JP2000168966A JP10349105A JP34910598A JP2000168966A JP 2000168966 A JP2000168966 A JP 2000168966A JP 10349105 A JP10349105 A JP 10349105A JP 34910598 A JP34910598 A JP 34910598A JP 2000168966 A JP2000168966 A JP 2000168966A
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recording paper
package
holding sheet
memory card
memory
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JP10349105A
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English (en)
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Hidemi Sasaki
英美 佐々木
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル効率を高める。 【解決手段】 積層した記録紙11を保持シート12に
載せる。この記録紙11と保持シート12とを外装シー
ト13で包んで、記録紙パッケージ10を構成する。保
持シート12にメモリカード15を設ける。メモリカー
ド15は切取り連結部20により切り取り可能にする。
メモリカード15に記録紙11のサイズや種別などの情
報を記憶する。記録紙11を使用した後に、保持シート
12からメモリカード15を切り取る。このメモリカー
ド15を記憶媒体として使用する。メモリカード15を
取り出した保持シート12はプラスチック材料として再
利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙情報などを
記憶するメモリ手段を備えた記録紙パッケージに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラが急速に普及して
いる。通常は、このデジタルカメラで撮像した画像はパ
ソコンなどに取り込まれ、ここで画像処理した後に、パ
ソコンに接続された各種プリンタでプリントされる。
【0003】また、パソコンなどを間に介することな
く、デジタルカメラからの画像データを直接にプリンタ
に送り、プリントすることも行われている。同じように
してビデオムービーから映像信号を得てプリントするこ
とも行われている。
【0004】このようなプリンタにおいては、給紙を効
率良く行うために、記録紙パッケージを用いている。こ
の記録紙パッケージは、10〜20枚程度の記録紙を束
にして、これを包装体に収納して構成されている。そし
て、給紙ローラにより、包装体の給紙開口から記録紙が
1枚ずつ引き出され、これにプリントが行われる。
【0005】また、包装体の一部や記録紙の裏面に、バ
ーコード等を設けて、記録紙の特性や種類が読み取れる
ようにした記録紙パッケージが種々提案されている。し
かしながら、バーコードを設ける場合には、バーコード
ラベルを作成しこれを貼り付ける作業や、バーコードを
直接に記録する作業が必要になる。しかも、プリンタで
は、これらバーコードを読み取るために、アレイ型のセ
ンサを設けたり、このセンサを可動させる機構が必要に
なり、装置構成が複雑になるという問題がある。
【0006】ところで、近年の半導体技術の進歩によ
り、記録紙種別等を電気的に書き込み読み出しすること
ができるEEPROMなどの不揮発性半導体メモリが安
価に手に入るようになってきている。このメモリを用い
ると、バーコード等に比べて伝達可能な情報量を増やす
ことができるので、本出願人は、バーコードラベルに代
えて、メモリを内蔵させた記録紙パッケージを提案して
いる。しかも、メモリを用いたものでは、情報の読み出
しもセンサー等を用いる必要がなく、電気接点を介して
接続することで簡単に且つ確実に情報を読み取ることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】記録紙パッケージは記
録紙が使用されると、残りの包装体は不要になり、廃棄
される。しかしながら、記録紙パッケージにメモリを設
けたものでは、メモリの単価が低下したとはいえ、これ
を廃棄することは資源の無駄になり好ましくない。ま
た、使用済みの包装体はプラスチック材料として再利用
が可能である。しかし、包装体内にメモリや基板を入っ
ていると、リサイクル工数が多くなり、リサイクル効率
が低下する。
【0008】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、メモリを有する包装体のリサイクルを容易に行う
ことができるようにした記録紙パッケージを提供するこ
とを目的とする。また、本発明の他の目的は、情報を確
実に読み取ることができるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した記録紙パッケージでは、記録紙
の情報を記憶したメモリ手段を設け、このメモリ手段を
前記包装体に取り外し可能に一体的に設けている。請求
項2に記載した記録紙パッケージでは、記録紙の情報を
記憶したメモリ手段を保持シートに取り外し可能に一体
的に設けている。
【0010】なお、前記包装体又は前記保持シートを合
成樹脂から構成し、前記包装体は使用後に畳める形状に
構成することが好ましい。また、メモリ手段はスマート
メディア又はICカードに形成されており、このメモリ
手段は切取り連結部を介して包装体又は保持シートに配
置されていることが好ましい。
【0011】請求項5に記載した記録紙パッケージで
は、前記記録紙を引き出すための給紙ローラが記録紙に
押圧される方向で、給紙ローラが接触する部位と反対側
の包装体又は保持シートの部位に、外側に向けて、前記
メモリ手段の接点を配置している。なお、前記包装体ま
たは保持シートを、光崩壊性合成樹脂又は生分解性合成
樹脂により構成することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施した記録紙
パッケージを示すもので、開封された状態を下側から見
たものである。記録紙パッケージ10は、積層された記
録紙11とこれが載せられる保持シート12と外装シー
ト13とから構成されている。記録紙11は厚みに応じ
て10〜20枚が積層されている。保持シート13は、
アルミラミネート加工の防湿・遮光性の薄い矩形状シー
ト(厚み0.2mm)から構成されており、これにより、
記録紙11及び保持シート12が包まれる。
【0013】図2に示すように、外装シート13の裏面
には、開封テープ14が帯状に接着されている。開封テ
ープ14の端部14aは引き剥がし可能に切り込みが形
成されている。このテープ端部14aを引くことで、開
封テープ14の接着部分から外装シート13を破り取る
ことができる。
【0014】図3に示すように、保持シート12にはメ
モリカード15が一体に形成されている。このメモリカ
ード15は、周知のスマートメディア(小型ICカー
ド)形態とされている。図4に示すように、メモリカー
ド15内には、EEPROM16と接点パターン17と
が設けられている。図5に示すように、接点パターン1
7は、記録紙パッケージ10がカラー感熱プリンタ18
に装填されたときに、給紙ローラ19の下方位置で下向
きとなるような位置に形成されている。メモリカード1
5には出荷状態では、収納した記録紙11のサイズ情報
や、標準記録紙かシールプリント用記録紙かを区別する
種別情報などが書き込まれている。なお、メモリカード
15はスマートメディア形態に限定されることなく、通
常のICカード形態や、メモリスティックと呼ばれる別
の形態にしてもよい。
【0015】図3に示すように、メモリカード15は切
取り連結部20により保持シート12に一体的に連結さ
れており、保持シート12から簡単にメモリカード15
が切り離せるようになっている。この切取り連結部20
は、メモリカード15の周りを囲む切取り開口21に所
定の間隔で設けられている。そして、切取り連結部20
は、数回折り曲げを繰り返すことで、容易に破断するサ
イズで形成されている。なお、切取り連結部20として
は、この他に、図示は省略したが、ミシン目状にしたも
のや、切取り開口21を薄膜で覆ったものなどを用いて
もよい。図6に示すように、切取り連結部20の残り破
片22等は必要に応じてカッターで切り落とされ、整形
される。
【0016】図7は記録紙パッケージ10を用いるカラ
ー感熱プリンタ18の外観を示す斜視図である。カラー
感熱プリンタ18には、テレビ受像機などの外部ディス
プレイ32が接続されており、この外部ディスプレイ3
2にはプリント対象画像などが表示される。
【0017】カラー感熱プリンタ18の前面には、その
中央部で、記録紙パッケージ10の装填口34が設けら
れている。また、装填口34の上方には排紙口35が設
けられている。さらに、左側上部には画像データが記憶
されたスマートメディア36の挿入口37、その下側に
は電源スイッチ38が設けられている。
【0018】また、記録紙パッケージ12の装填口34
の右側には、操作キーが設けられている。操作キーは、
決定キー39と、この決定キー39の上下左右に配置さ
れる4個のカーソルキー40,41,42,43と、カ
ーソルキーの斜め上方に配置されるプリントキー45及
び取消キー46とから構成されている。カーソルキー4
0〜43は、外部ディスプレイ32に表示されたカーソ
ルを各向きに移動させるものである。決定キー39は、
カーソルで特定されたコマやプリント枚数などを確定す
る際に用いられる。プリントキー45は、各プリントモ
ードでの指定が終了した後に操作され、これによりプリ
ントが開始される。取消キー46は誤ったキー入力等を
取り消す場合に使用され、これを1回操作することで、
操作直前の状態に戻すことができる。
【0019】図5はカラー感熱プリンタ18の要部の断
面図である。ケース50のパッケージ装填口34には、
上側固定ガイド板51と下側可動ガイド板52とが配置
されている。上側固定ガイド板51は、記録紙パッケー
ジ10の挿入時に、記録紙11を給紙ローラ19に案内
する。下側可動ガイド板52は取付軸53により回動自
在に取り付けられている。取付軸53は、パッケージ装
填口34の近くに配置されている。
【0020】この下側可動ガイド板52はコイルバネ5
4により上方に付勢されている。コイルバネ54は給紙
ローラ19の下方に配置されている。記録紙パッケージ
10の挿入時には、コイルバネ54の付勢に抗して可動
ガイド板52が下方に回動し、保持シート12上の記録
紙11は給紙ローラ19の下方にセットされる。そし
て、コイルバネ54によって給紙ローラ19に最上層の
記録紙11が接触するように付勢される。
【0021】図8に示すように、可動ガイド板52の上
部には、給紙ローラ19の下方位置で、接触片56が配
置されている。図5に示すように、接触片56は、給紙
位置にセットされた保持シート12の接点パターン17
に対応する位置に配置されている。接触片56は導電性
金属板から構成されており、そのバネ性により接点パタ
ーン17に接触する。しかも、可動ガイド板52はコイ
ルバネ54で上方に付勢されているので、この付勢によ
って接点パターン17に接触片56が確実に接触する。
なお、接触片56の代わりに接触ピンを接点パターン1
7に押圧させてもよい。
【0022】図5に示すように、メモリカード15のE
EPROM16は、接触片56及び接続コード57を介
してシステムコントローラ58に接続される。システム
コントローラ58は、周知のマイクロコンピュータから
構成されており、基板58aとこれに取り付けられる電
子部品58bとからなる。このシステムコントローラ5
8は、EEPROM16からの記録紙情報の読み取りと
プリントとを行う。
【0023】図9は、システムコントローラ58におけ
るプリント手順を示すフローチャートである。電源を入
れると、まず、各部が初期化される。次に、記録紙パッ
ケージ10が装填口34にセットされているか否かが検
出される。この検出はEEPROM16からのデータ読
み出しが可能か否かにより行う他に、パッケージセンサ
を設けて行ってもよい。
【0024】記録紙パッケージ10がセットされていな
い場合には、外部ディスプレイ32にカートリッジ無し
の表示が行われ、記録紙パッケージ10のセットが促さ
れる。次に、EEPROM16から読み出したデータに
基づき、標準記録紙の場合には、標準プリントモードが
選択される。また、16分割シールプリント用記録紙の
場合には、16分割のシールプリントモードが選択され
る。
【0025】標準プリントモードでは、外部ディスプレ
イ32に、標準プリントモードのメニューが表示され
る。この状態で操作キーを操作することにより、プリン
ト対象コマの特定とプリント枚数とが入力される。次
に、プリントキー45を操作することで、ノーマルプリ
ントが行われる。ノーマルプリントでは、記録紙11の
プリントエリアの全面に1コマの画像が記録される。
【0026】16分割のシールプリントモードでは、外
部ディスプレイ32にシールプリントモードのメニュー
が表示され、同様にして、プリント対象コマの特定とプ
リント枚数とが入力される。そして、プリントキー45
が操作されることで、シールプリントが行われる。この
シールプリントでは、記録紙のプリントエリアの各シー
ルに対応する位置に縮小された画像が記録されて、マル
チプリントが行われる。
【0027】各プリントは周知の三色面順次記録により
行われる。図5に示すように、三色面順次記録では搬送
ローラ対60により記録紙11を往復動させて、同一の
記録エリアに対して三色の熱記録を順に行う。先ず、搬
送ローラ対60を回転させて記録紙11をプラテンロー
ラ61とサーマルヘッド62との間で、矢印Aで示すプ
リント方向に送る。この送り中に、記録紙11のイエロ
ー感熱発色層にイエロー画像をサーマルヘッド62によ
り熱記録する。これと同時に、イエロー定着ランプ63
を点灯させ、イエロー画像を光定着する。
【0028】次に、記録紙11を矢印Bで示す給紙方向
に送って、プリント開始位置に記録紙11を戻す。以下
イエロー画像の記録と同じようにして、マゼンタ画像を
記録する。また、マゼンタ定着ランプ64を点灯させて
マゼンタ画像を光定着する。次に、同様にしてシアン画
像の記録と漂白とを行う。漂白はマゼンタ定着ランプ6
4をマゼンタ定着と同じように点灯させることで行い、
黄色味を帯びた未発色部分を漂白する。プリントを終了
した記録紙11は排紙ローラ65により排紙口35に排
出される。給紙ローラ19の近くには分岐ガイド66が
配置されており、この分岐ガイド66は給紙後に下方に
回動してガイド位置になり、記録紙11を排紙ローラ6
5に案内する。
【0029】記録紙パッケージ10の外装シート13は
薄いシートから構成されているため、記録紙11が使用
により減ると、これに対応してつぶれるように変形す
る。したがって、外装シート13が可動ガイド板52の
回動の障害になることはなく、常に記録紙11が給紙ロ
ーラ19に当たるようにされる。これにより、最後の記
録紙11も確実に給紙される。記録紙11を全て使い切
ると、装填口34から保持シート12と外装シート13
のみになった記録紙パッケージ10を取り出す。
【0030】使用済みの記録紙パッケージ10は、外装
シート13から保持シート12が取り出される。次に、
図3に示すように、保持シート12の切取り連結部20
を破断することで、図6に示すように、保持シート12
からメモリカード15を取り出して独立させる。このメ
モリカード15は、スマートメディア形態の記憶媒体と
して利用される。また、メモリカード15を取り出した
残りの保持シート12はプラスチック材料としてリサイ
クルに供される。したがって、メモリカード15として
再利用する他に、残りの保持シート12をプラスチック
材料として再利用することができ、資源を有効に利用す
ることができる。なお、保持シート12の他に外装シー
ト13も再利用してもよい。
【0031】図10は、平板状の保持シート12の代わ
りに、後端部を折曲線71を介して90度に折り曲げた
保持シート70を用いた他の実施形態における記録紙パ
ッケージ72を示している。この実施形態では、保持シ
ート70の垂直板70aにより記録紙11の後端が揃え
られ、且つ保護される。なお、上記実施形態と同一構成
部材には同一符号を付して重複した説明を省略してい
る。以下の実施形態でも同様に同一構成部材には同一符
号が付してある。
【0032】図11は、記録紙11の後端部の上面も保
持シート73でくるむようにした他の実施形態における
記録紙パッケージ74を示している。保持シート73
は、折曲線75を介して各板73a,73b,73cに
区分けされ、これらが90度に折り曲げられて、全体が
コ字形に形成されている。このように、厚手の保持シー
ト70,73により記録紙11の後端部が揃えて保持さ
れるため、保持シート70,73や外装シート13内で
の記録紙11の動きが規制され、斜行して給紙されるこ
とがなくなる。しかも、薄い外装シート13を用いて記
録紙11を包装しても、厚手の保持シート70,73に
より記録紙11が確実に保護される。
【0033】図12は、保持シート12,70,73の
代わりに、薄型箱状のケース本体80を用いた記録紙パ
ッケージ81を示している。この場合には、ケース本体
80の上板80aには、給紙ローラが挿入されるローラ
挿入口82を設ける。また、図13に示すように、ロー
ラ挿入口82の下方で下板80bには、切取り連結部8
2を介してメモリカード83を形成する。そして、メモ
リカード83を取り外した後に、ケース本体80を折り
畳んで、廃棄容積を小さくする。このため、図13に示
すように、給紙口84と反対側の端板80cを容易に剥
離することができるように接着片80dを介して取り付
けておく。そして、折り畳むときにこれを下板80bか
ら剥離し、上板80aと下板80bとが密着するように
ケース本体80を潰し、廃棄容積を小さくする。
【0034】図14及び図15は、カットシートタイプ
の記録紙11に代えて、ロール状記録紙86を収納する
記録紙パッケージ87を示している。この場合には、合
成樹脂製のケース板88に折曲線88aを形成し、この
折曲線88aでケース板88を90度に折りまげて、角
筒に構成する。そして、両端の開口端縁にアルミラミネ
ート加工した遮光防湿性フイルム89を熱溶着して、こ
のフイルム89で開口を塞ぐ。また、ケース板88の上
板88bにはメモリプレート90を剥離自在に取り付け
ておく。メモリプレート90にはメモリカード91が切
取り連結部92により切取り自在に形成されている。
【0035】メモリカード91の接点パターン93は給
紙ローラ94により押圧される部位に形成されているの
で、記録紙パッケージ87が給紙位置にセットされる
と、給紙ローラ94が記録紙86に押し付けられるた
め、接点パターン93と接触片95との接触が確実にな
り、メモリカード91のEEPROM96から記録紙種
別情報が確実に読み取られる。
【0036】使用後は、両端部のフイルム89を剥がし
て、記録紙パッケージ87を分解する。そして、上板8
8bからメモリプレート90を取り外して、これからメ
モリカード91を切り離す。切り取ったメモリカード9
1は記憶媒体として利用することができる。また、ケー
ス板88は折曲線88aを介して折り畳まれて、メモリ
カード91が取り外されたプレート90とともに廃棄さ
れる。この廃棄された包装体はプラスチック材料として
再利用される。
【0037】上記実施形態では、使用済みの保持シート
やケース板をプラスチック材料として再利用したが、こ
の他に、生分解性合成樹脂や、光崩壊性合成樹脂から保
持シートやケース板等の包装体を構成してもよい。この
場合には、使用済みの包装体は自然に分解されるので、
環境を破壊することがなくなる。
【0038】生分解性合成樹脂としては、ポリ3−ヒド
ロキシ酪酸、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、乳酸と3−
ヒドロキシ酪酸またはグリコール酸または6ーヒドロキ
シカプロン酸のコポリマー、ポリエチレンサクシネー
ト、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンオキサレ
ートなどの脂肪族ポリエステル樹脂などが用いられる
が、この他の生分解性合成樹脂を用いてもよい。
【0039】光崩壊性合成樹脂としては、光分解性ポリ
マー及び光分解促進剤を含む樹脂組成剤、更には、この
樹脂組成剤に光非分解性ポリマーを添加した樹脂組成剤
が用いられる。光分解性ポリマーとしては、4−メチル
−1−ペンテン系重合体、ポリプロピレン、ポリブテ
ン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ンなどが用いられるが、特に4−メチル−1−ペンテン
系重合体が有用である。光分解促進剤としては、ベンゾ
フェノン、ジフェニルケトン、アントラキノンなどが用
いられる。また、光非分解性ポリマーとしては、高密度
ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレンビニ
ルアセテート共重合体などが用いられる。
【0040】上記実施形態では、メモリカード15,8
3,91を保持シート12やケース本体80,ケース板
88に切取り連結部20,82,92を介して取り外し
自在に設けたが、この他に、メモリカード15,83,
91を接着層を介して保持シート12やケース本体8
0,ケース板88に剥離可能に取り付けてもよい。ま
た、保持シート12やケース本体80,ケース板88
に、メモリカードの嵌着穴を設け、これに取り外し自在
に嵌め込むようにしてもよい。
【0041】上記実施形態では記録紙パッケージ12を
カラー感熱プリンタ18に直接に装填するようにした
が、この他に、記録紙パッケージを給紙カセットに装填
し、この給紙カセットを介して記録紙をプリンタに給紙
してもよい。この場合には、給紙カセットにメモリカー
ドの接点パターンに接触する接触片を設け、この接触片
を介してプリンタ側に記録紙情報を送る。また、給紙カ
セットに接触片を用いる代わりに、給紙カセットに接触
パターンに対応する位置で接触片挿入口を形成してお
き、プリンタ側の接触片を挿入口から挿入することで、
記録紙情報をプリンタに送ってもよい。
【0042】上記実施形態では、カラー感熱プリンタで
用いる感熱記録紙について本発明を実施したが、この他
に、他の例えば昇華型や熱溶融型のサーマルプリンタに
用いる記録紙に対して本発明を実施してもよい。さらに
は、サーマルプリント方式の他に、他のインクジェット
記録方式や、レーザー光による銀塩式プリンタなどの各
種プリンタで用いられる記録紙に対して本発明を実施し
てもよい。なお、外部ディスプレイ13を用い代わり
に、液晶パネルなどからなるディスプレイをプリンタに
内蔵させてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、記録紙の情報を記憶し
たメモリ手段を、包装体に切り取り自在に一体的に設け
たから、記録紙パッケージとして使用する際には、記録
紙情報を簡単にしかもセンサを用いることなく確実に読
み取ることができる。また、記録紙を使用した後は、メ
モリ手段を切り取って、これを他の記憶媒体として用い
ることができる。これにより、資源を有効利用すること
ができる。しかも、メモリ手段を取り出した包装体をプ
ラスチック材料として再利用することもできる。
【0044】また、メモリ手段を保持シートに切取り自
在に一体的に設けることにより、同様にして、メモリ手
段及び保持シートを効率よく再利用することができる。
また、包装体は使用後に畳める形状に構成することによ
り、嵩張ることがなく、リサイクル効率を上げることが
できる。包装体又は保持シートを、光崩壊性樹脂又は生
分解性樹脂により構成することにより、自然に放置して
おくことで崩壊又は分解するので、特別な廃棄処分を必
要とすることがなく、また廃棄処分の際に有害物質を発
生させることもない。
【0045】メモリ手段をスマートカード又はICカー
ドに構成することにより、切り取った後に、これらを汎
用の記憶媒体として用いることができる。給紙ローラが
記録紙に押圧される方向で、給紙ローラが接触する部位
と反対側の包装体又は保持シートの部位に、外側に向け
てメモリ手段の接点を配置することにより、給紙のため
の付勢を利用し、メモリ手段に接触片を確実に接触させ
ることができる。したがって、読み取りを確実に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録紙パッケージの外観を示すもの
で、開封した状態を下側から見た斜視図である。
【図2】開封前の記録紙パッケージを示す斜視図であ
る。
【図3】保持シートを示す斜視図である。
【図4】記録紙パッケージを拡大して示す縦断面図であ
る。
【図5】カラー感熱プリンタの要部を示す断面図であ
る。
【図6】使用済みの保持シートからメモリカードを取り
出した状態を示す斜視図である。
【図7】カラー感熱プリンタの使用状態を示す斜視図で
ある。
【図8】下側可動ガイド板を示す平面図である。
【図9】システムコントローラにおける処理手順を示す
フローチャートである。
【図10】保持シートを折り曲げて記録紙後端を揃える
ようにした他の実施形態における記録紙パッケージを示
す拡大した断面図である。
【図11】保持シートを折り曲げて記録紙後端部を覆う
ようにした他の実施形態における記録紙パッケージを示
す拡大した断面図である。
【図12】薄型箱状のケース本体を用いた他の実施形態
における記録紙パッケージを示す斜視図である。
【図13】同ケース本体から使用後にメモリカードを取
り出して、折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図14】ロール状記録紙を収納した他の実施形態にお
ける記録紙パッケージを示す断面図である。
【図15】同記録紙パッケージの斜視図である。
【符号の説明】
10,72,74,81,87 記録紙パッケージ 11 記録紙 12,70,73 保持シート 13 外装シート 14 開封テープ 15,83,91 メモリカード 16 EEPROM 17,92 接点パターン 18 カラー感熱プリンタ 19,94 給紙ローラ 20,82,92 切取り連結部 21 切取り開口 71 折曲線 86 ロール状記録紙 90 メモリプレート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙を包装体に収納した記録紙パッケ
    ージにおいて、 前記記録紙の情報を記憶したメモリ手段を設け、このメ
    モリ手段を前記包装体から取り外し可能に一体的に設け
    たことを特徴とする記録紙パッケージ。
  2. 【請求項2】 記録紙を保持シートに載せた記録紙パッ
    ケージにおいて、 前記記録紙の情報を記憶したメモリ手段を前記保持シー
    トに取り外し可能に一体的に設けたことを特徴とする記
    録紙パッケージ。
  3. 【請求項3】 前記包装体又は前記保持シートを合成樹
    脂から構成し、前記包装体は使用後に畳める形状に構成
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の記録紙パッ
    ケージ。
  4. 【請求項4】 前記メモリ手段はスマートメディア又は
    ICカードに形成されており、このメモリ手段は切取り
    連結部を介して包装体又は保持シートに配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記載の
    記録紙パッケージ。
  5. 【請求項5】 前記記録紙を引き出すための給紙ローラ
    が記録紙に押圧される方向で、給紙ローラが接触する部
    位と反対側の前記包装体又は前記保持シートの部位に、
    外側に向けて前記メモリ手段の接点を配置したことを特
    徴とする請求項1ないし4いずれか1つ記載の記録紙パ
    ッケージ。
  6. 【請求項6】 前記包装体又は保持シートを、光崩壊性
    合成樹脂又は生分解性合成樹脂により構成したことを特
    徴とする請求項1ないし5いずれか1つ記載の記録紙パ
    ッケージ。
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