JP2000167812A - キャビネットの組立装置 - Google Patents

キャビネットの組立装置

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JP2000167812A
JP2000167812A JP10348993A JP34899398A JP2000167812A JP 2000167812 A JP2000167812 A JP 2000167812A JP 10348993 A JP10348993 A JP 10348993A JP 34899398 A JP34899398 A JP 34899398A JP 2000167812 A JP2000167812 A JP 2000167812A
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Masahiro Fukuda
正浩 福田
Masayoshi Ito
政慶 伊藤
Akira Kakinuma
暁 柿沼
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビネット1を構成する側板同士を効率よ
く確実に接合することができる。 【解決手段】 底板3、第1の側板4、上板5及び第2
の側板6が平板状に連続し、底板3の接合端11と第2
の側板6の接合端12とが45°傾斜して形成されたキ
ャビネット1を、接合端11が略水平となるように45
°傾斜させて保持する保持機構21と、接合端11が水
平状態のとき、接合端11と接合端12とを接合する接
着剤を塗布する接着剤塗布機構22と、接合端11を接
合端12に突き当てるように第2の側板6を回動操作す
る回動操作機構23と、接合端11と接合端12との接
合部18に係合される係合部53を有し、係合部53
は、コーナ部の角が鋭角に形成され、底板3が回動操作
機構23により回動操作され、接合端11と接合端12
とが突き合わされたとき、係合部53が接合部18に近
接する方向に移動し、接合部18に係合する位置決め機
構24とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカ装置等に
用いられるキャビネットの組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スピーカ装置に用いられるキャビ
ネットは、底板と、一方の側板と、上板と、他方の側板
が連続してなる平板状の板状体を、折曲して、底板と他
方の側板とが接合されて形成される。この板状体には、
キャビネットの表面を構成する面側に、保護シートが貼
着される。また、板状体は、各板の間に折り目線となる
溝部が形成されている。この溝部は、板状体に貼着され
たシート材を残して略90°に板状体を切り欠いて形成
される。また、底板と他方の側板との接合端は、略45
°傾斜して形成され、他方の側板の底板との接合端も、
略45°に傾斜して形成される。
【0003】以上のような板状体は、上板に対して、一
対の側板が互いに対向するように折曲され、これと同時
に、前面側にキャビネットの前面を構成するバッフル板
が取り付けられ、背面にキャビネットの背面を構成する
背板とが取り付けられて組み立てられる。このとき、底
板は、一方の側板に対して折曲されておらず、一方の側
板と面一の状態にある。この後に、底板は、折曲され、
底板の接合端と他方の側板の接合端とが、短時間で接着
することができる熱可塑性接着剤により接合される。
【0004】ところで、底板を折曲してキャビネットを
組み立てる組立装置は、開放された底面が略垂直となる
ようにキャビネットを保持する保持機構と、接着剤を底
板の他方の側板との接合端に塗布する接着剤塗布機構
と、キャビネットの底面を閉塞する方向に底板を回動操
作する回動操作機構と、底板の接合端と他方の側板の接
合端との接合部に係合され、接合時に接合部の位置決め
を行う位置決め機構とを備える。
【0005】バッフル板及び背板が取り付けられ、底面
が開放された状態に組み立てられたキャビネットを保持
する保持機構は、一対の側板が対向するように折曲さ
れ、バッフル板と背板とが取り付けられ、底面が開放さ
れたキャビネットを、水平な状態で保持する。すなわ
ち、この矩形状のキャビネットは、保持機構に、開放さ
れた底面が略垂直な状態となり、一方の側板を下側にし
て、底板の接合端と接合される他方の側板の接合端が上
側に位置するように保持される。このとき、底板の他方
の側板との接合端は、45°に傾斜した状態で保持され
た状態となる。
【0006】底板の他方の側板との接合端に塗布する接
着剤塗布機構は、接着剤供給部を有する。接着剤供給部
は、上板の接合端に接着剤を塗布するときに限って、上
板の接合端に近接し、接着剤を塗布する。ここで、接着
剤は、短時間で底板と接合端と他方の側板の接合端とを
接合できるように熱可塑性接着剤が用いられる。
【0007】また、上板の接合端と他方の側板の接合端
との接合時に、接合部の位置決めを行う位置決め機構
は、接合部の位置決めを行う位置決め部材を有し、この
位置決め部材は、底板と他方の側板とが直角に接合する
ように、断面略L字状に形成される。すなわち、位置決
め部材は、底板の接合端と他方の側板とから構成される
コーナ部が係合される係合部を有し、この係合部は、底
板が当接される面と他方の側板が当接される側板とがな
す角が90°となるように形成される。
【0008】また、位置決め機構は、位置決め部材が接
合部とキャビネットの中心とを結ぶ対角線の延長線上に
配設され、位置決め部材が接合部に対して近接離間する
ように構成される。位置決め機構は、保持機構に保持さ
れるキャビネットの大きさ及び形状に合わせて、上下方
向と左右方向に位置を調整することができるように構成
されている。
【0009】以上のようなキャビネットの組立装置は、
先ず、保持機構に保持されるキャビネットの大きさ及び
形状に合わせて、上下方向及び左右方向の位置決めが行
われ、次に、保持機構にバッフル板及び背板が取り付け
られ、底面が開放された状態に組み立てられたキャビネ
ットが保持される。このとき、キャビネットは、保持機
構に、開放された底面が垂直状態となり、一方の側板を
下側にして、底板の接合端と接合される他方の側板の接
合端が上側に位置するように保持される。
【0010】この状態のときに、底板の接合端には、接
着剤塗布機構により、接着剤が塗布される。そして、接
合端に接着剤が塗布された底板は、キャビネットの底面
を閉塞するように回動操作機構により回動操作される。
同時に、位置決め機構は、位置決め部材をキャビネット
の底板の接合端と他方の接合端とで構成されるコーナ部
に近接する方向に移動され、位置決め部材の係合部にコ
ーナ部が係合される。これにより、上板の接合端と他方
の接合端とは、圧着され、キャビネットが完成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たスピーカ装置に用いるキャビネットの組立装置は、底
板の接合端と他方の側板の接合端とを突き合わせた際、
この接合部に位置決め部材の係合部を係合させ、係合部
が底板が当接される面と他方の側板が当接される側板と
がなす角が90°となるように形成されていることか
ら、接合時に底板の接合端と他方の側板の接合端とがず
れてしまうことがあった。このようなキャビネットを用
いたスピーカ装置は、音響特性が劣化してしまうことに
なる。
【0012】また、上板の接合端と他方の側板の接合端
との接合には、熱可塑性の接着剤を用いるが、この接着
剤は、耐久性が乏しいため、長時間経過すると、経年変
化等により接着力が低下し、底板の接合端と他方の側板
の接合端との接合部がずれてしまうことがある。また、
接着剤が塗布される底板の接合端は、保持機構に保持さ
れているとき、傾斜していることから、接着剤が底板の
接合端よりはみ出してしまうことがあった。
【0013】さらには、位置決め機構は、保持機構に保
持されるキャビネットの大きさ及び形状に合わせて、上
下方向と左右方向に位置を調整する必要がある。このた
め、組立装置は、その調整が面倒であり、また、調整の
ための機構を設ける必要があり、装置全体の小型化を図
ることができなかった。
【0014】そこで、本発明は、キャビネットを構成す
る側板同士を効率よく確実に接合することができるとと
もに、装置全体の小型化及び操作性の向上を図ることが
できるキャビネットの組立装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るキャビネッ
トの組立装置は、上述のような課題を解決すべく、第1
の側板、第2の側板、第3の側板及び第4の側板が平板
状に連続してなり、第3の側板に対して第2の側板と第
4の側板とが互いに対向するように折曲され、第1の側
板の第4の側板との接合端と第4の側板の第1の側板と
の接合端とが略45°傾斜して形成されたキャビネット
を、第1の側板を上側にして第1の側板の接合端が略水
平となるように全体が略45°傾斜した状態で保持する
保持機構と、第1の側板の接合端が水平状態のときに、
第1の側板の接合端と第4の側板の接合端とを接合する
接着剤を第1の側板の接合端に塗布する接着剤塗布機構
と、第1の側板の接合端を第4の側板の接合端に突き当
てるように第4の側板を回動操作する回動操作機構と、
第1の側板の接合端と第4の側板の接合端との接合部に
係合される係合部を有し、係合部は、第1の側板が当接
される面と第4の側板が当接される面とのなす角が90
°よりやや小さく、例えば87°となるように形成され
てなり、第1の側板が回動操作機構により回動操作さ
れ、第1の側板の接合端と第4の側板の接合端とが突き
合わされたとき、係合部が接合部に対して近接する方向
に直線移動し、接合部に係合する位置決め機構とを備え
る。このようなキャビネットの組立装置は、位置決め機
構の係合部が、第1の側板が当接される面と第4の側板
が当接される面とのなす角が90°よりやや小さく形成
されてなることから、側板同士を効率よく確実に接合す
ることができる。
【0016】また、接着剤塗布機構は、短時間で第1の
側板の接合端と第4の側板の接合端とを接合することで
きる第1の接着剤と、第1の側板の接合端と第4の側板
の接合端とを接合する耐久性のある第2の接着剤とを、
第1の側板の接合端に塗布することで、接合時に第1の
側板の接合端と第4の側板の接合端がずれることを防止
するとともに、長時間経過した後においても第1の側板
の接合端と第4の側板の接合端がずれることを防止する
ことができる。
【0017】また、位置決め機構の係合部は、接合部に
対応するコーナ部が曲面に形成されてなることで、確実
に第1の側板の接合端と第4の側板の接合端を接合する
ことができる。
【0018】また、この組立装置は、位置決め部材の係
合部に接合部が係合されたとき、接合部の内方から位置
決め部材の方向へ接合部を押圧する押圧機構を備えるこ
とから、第1の側板の接合端と第4の側板の接合端とが
係合部に押圧され、確実に第1の側板の接合端と第4の
側板の接合端を接合することができる。
【0019】また、位置決め機構の係合部が接合部に対
して近接する方向に直線移動可能なように、位置決め機
構を係合部の移動方向と直交する方向に直線移動させ、
位置決め機構の位置を調整する調整機構を備えること
で、位置決め機構の構成を簡素化することができるとと
もに、調整作業を容易に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたキャビ
ネットの組立装置について、図面を参照して説明する。
この組立装置20は、図1に示すように、スピーカ装置
のキャビネットを組み立てる組立装置である。先ず、こ
のキャビネットの組立装置の説明に先立って、スピーカ
装置に用いられるキャビネット1について、図2及び図
3を参照して説明する。
【0021】このキャビネット1は、矩形状の板状体2
を折曲して形成される。板状体2は、キャビネット1の
底面を構成する底板3と、キャビネット1の一方の側面
を構成する第1の側板4と、キャビネット1の上面を構
成する上板5と、キャビネット1の他方の側面を構成す
る第2の側板6とからなり、これら底板3、第1の側板
4、上板5及び第2の側板6とが平板状に形成されてな
る。板状体2には、キャビネット1の表面となる面側
に、表面の塗装等を保護するための保護シート7、例え
ば0.2mm程度の塩化ビニルシートがエケレン酢酸ビ
ニル接着剤を介して接合されている。
【0022】また、板状体2には、底板3、第1の側板
4、上板5及び第2の側板6を内側に向かって折曲する
ための折り目線となる第1乃至第3の溝8,9,10が
形成されている。第1の溝8は、第1の側板4と底板3
と内方に折曲するためのものであり、第2の溝9は、第
1の側板4と上板5とを内方に折曲するためのものであ
り、第3の溝10は、上板5と第2の側板6を内方に折
曲するためのものである。これら第1乃至第3の溝8,
9,10は、保護シート7を残して、断面略V字状に切
り欠かれ、底板3、第1の側板4、上板5及び第2の側
板6の主面と第1乃至第3の溝8,9,10を構成する
端面とがなす角θ1が略45°となり、全体で90°と
なるように形成されている。
【0023】底板3の先端と第2の側板6の先端とは、
キャビネット1の組立工程の最終工程において、突き合
わされ接合され、それぞれ接合端となる。底板3の第2
の側板との接合端11は、底板3の主面と接合端11を
構成する端面とがなす角θ2が略45°であり、傾斜し
て形成される。第2の側板6の底板3との接合端12
は、第2の側板6の主面と接合端12を構成する端面と
がなす角θ3が略45°であり、傾斜して形成される。
底板3の接合端11と第2の側板6の接合端12とは、
互いに突き合わせて接合できるように、互いに逆向きに
傾斜して形成されている。
【0024】板状体2の長手方向の一方の側には、底板
3、第1の側板4、上板5及び第2の側板6に亘って、
キャビネット1の前面を構成するとともにスピーカユニ
ット13が取り付けられるバッフル板14を取り付ける
ための第1の取付け溝15が形成され、板状体2の長手
方向の他方の側には、底板3、第1の側板4、上板5及
び第2の側板6に亘って、キャビネット1の背面を構成
する背板16を取り付けるための第2の取付け溝17が
形成されている。これら第1及び第2の取付け溝15,
17は、6mm程度、板状体2の長手方向の側縁より内
側に形成される。
【0025】以上のような板状体2は、先ず、第1の側
板4と第2の側板6とが第2及び第3の溝9,10を介
して互いに対向するように内方に向かって折曲される。
このとき、第2及び3の溝9,10には、接着力の耐久
性に優れた接着剤、例えばエケレン酢酸ビニル接着剤が
注入され、第2及び3の溝9,10を構成する端面が固
定される。第2及び第3の溝9,10は、第1の側板
4、上板5及び第2の側板6の主面と第2及び第3の溝
9,10を構成する端面とがなす角θ1が略45°とな
り、全体で90°となるように形成されていることか
ら、第1及び第2の側板4,6を上面5に対して略垂直
の状態で接合することができる。そして、第1の取付け
溝15及び第2の取付け溝17には、バッフル板14及
び背板16がそれぞれ係合される。
【0026】この後、底板3の接合端11には、短時間
で接合端11と接合端12とを接合することできる第1
の接着剤、例えば熱可塑性接着剤と、耐久性のある第2
の接着剤、例えば酢酸ビニル樹脂接着剤とが塗布され、
接合端11と接合端12とは、第1の溝部8を介して、
底板3が内方に折曲され、接合される。このとき、接合
端11と接合端12とは、瞬間的に第1の接着剤により
接合され、接合直後に、接合端11,12同士がずれる
ことを防止し、第2の接着剤により長期的に接合端1
1,12同士がずれることを防止している。また、第1
の溝8は、底板3及び第1の側板4の主面と第1の溝8
を構成する端面とがなす角θ1が略45°となり、全体
で90°となるように形成されていることから、底板3
と第2の側板6とがなす角が略90°の状態で接合する
ことができる。
【0027】以上のように組み立てられたキャビネット
1は、底板3の接合端11と第2の側板の接合端12と
の接合部18が第1の接着剤と第2の接着剤とにより接
合され、ずれることがないことから、接合部18のずれ
に伴うスピーカ装置の音響特性の劣化を防止することが
できる。キャビネット1は、底板3の接合端11と第2
の側板の接合端12との接合部18が、接地面側に設け
られることから、使用時、この接合部が目立つことな
く、見栄えを良くしている。
【0028】以上のようなキャビネット1の組立装置2
0は、図1に示すように、第1の側板4と第2の側板6
とが第2及び第3の溝9,10を介して互いに対向する
ように内方に向かって折曲され、底面が開放され、バッ
フル板14及び背板16がそれぞれ第1の取付け溝15
及び第2の取付け溝17に係合されたキャビネット1の
底板3を折曲し、底板3の接合端11と第2の側板6の
接合端12とを接合するものである。このとき、底板3
は、第1の側面4に対して折曲されておらず、第1の側
面4と面一の状態にある。
【0029】この組立装置20は、図1に示すように、
キャビネット1を保持する保持機構21と、第1の接着
剤と第2の接着剤を底板3の第2の側板との接合端11
に塗布する接着剤塗布機構22と、キャビネット1の底
面を閉塞する方向に底板3を回動操作する回動操作機構
23と、底板3の接合端11と第2の側板6の接合端1
2との接合部18が係合され、接合時に接合部18の位
置決めを行う位置決め機構と24を備える。
【0030】底面が開放されたキャビネット1を保持す
る保持機構21は、図1に示すように、キャビネット1
を保持する保持部材31を有する。保持部材31は、全
体が略L字状に形成され、キャビネット1の上板5が突
き当てられる突き当て部32と、キャビネット1の第1
の側板4を下側にしてキャビネット1が載置される載置
部33とを有する。すなわち、保持部材31には、上板
5が突き当て部32に突き当てられ、第1の側板4及び
底板3が載置部33に載置され、接合部18となる第2
の側板6の接合端12が上側に位置するように保持され
る。そして、底板3と第1の側板4とは、面一の状態で
載置部33に載置される。
【0031】また、保持部材31は、載置部33が略4
5°傾斜するように配設されている。これにより、保持
部材31に保持されたキャビネット1の底板3の接合端
11は、略水平の状態にされる。この接合端11は、略
水平状態にあることから、接着剤が塗布された場合に
も、接着剤が垂れ、はみ出ることが防止できる。
【0032】以上のような保持機構21は、保持するキ
ャビネット1の大きさ及び形状に合わせて保持部材31
の位置を調整するための調整機構34が配設されてい
る。調整機構34は、保持部材31の裏面側に配設され
る送りねじ35と、この送りねじ35を回転操作するリ
ング状のハンドルからなる操作部36とを備える。送り
ねじ35は、保持部材31と平行に略45°傾斜して配
設され、操作部36により回転操作されることにより、
保持部材31を略45°傾斜した状態で上下方向、すな
わち図1中矢印A方向に移動させる。すなわち、調整機
構34は、キャビネット1が大きいとき、下方向に保持
部材31を移動させ、キャビネット1が小さいとき、保
持部材31を上方向に移動させる。
【0033】以上のような保持機構21に保持されたキ
ャビネット1の底板3の接合端11に第1の接着剤と第
2の接着剤を塗布する接着剤塗布機構22は、図1及び
図4に示すように、第1の接着剤を接合端11に塗布す
る第1の接着剤供給部37と、第2の接着剤を接合端1
1に塗布する第2の接着剤供給部38とを備える。
【0034】第1の接着剤供給部37に供給されている
第1の接着剤39は、短時間で底板3の接合端11と第
2の側板6の接合端12とを接合することできる接着剤
であり、例えば熱可塑性接着剤である。また、第1の接
着剤39は、例えば55℃で固化する、すなわち常温で
固化する接着剤が用いられる。また、第2の接着剤供給
部38に供給されている第2の接着剤41は、接着力に
耐久性のある接着剤であり、例えば酢酸ビニル樹脂接着
剤である。すなわち、第1の接着剤39は、底板3の接
合端11と第2の側板6の接合端12が突き合わされた
とき、瞬間的に接着し、接合時に接合端11と接合端1
2とがずれることを防止するものであり、第2の接着剤
41は、接合時に接合端11と接合した後、長期間に亘
って、接合時に接合端11とを接着するものである。し
たがって、第1の接着剤39は、瞬間的に接着すること
ができるものであれば良く、必ずしも長期間接着力を持
続する接着剤である必要はなく、また、第2の接着剤4
1は、長期間接着力を持続できるものであれば、必ずし
も瞬間的に接着することができる接着剤でなくとも良
い。
【0035】第1の接着剤供給部37には、第1の接着
剤39を第1の接着剤供給部37に供給する第1の接着
剤供給ノズル42により第1の接着剤39が供給され
る。第1の接着剤供給部37には、第1の接着剤39を
底板3の接合端11へ吐出する吐出部37aが設けられ
ている。そして、底板3の接合端11には、この吐出部
37aを介して第1の接着剤39が塗布される。
【0036】第2の接着剤供給部38には、第2の接着
剤41を第2の接着剤供給部38に供給する第2の接着
剤供給ノズル43により第2の接着剤41が供給され
る。第2の接着剤供給部38には、第2の接着剤41を
底板3の接合端11へ吐出する吐出部38aが設けられ
ている。そして、底板3の接合端11には、この吐出部
38aを介して第2の接着剤41が塗布される。
【0037】そして、第1の接着剤供給部37と第2の
接着剤供給部38とは、同期して底板3の接合端11の
全体に第1の接着剤39と第2の接着剤41とを塗布す
ることができるように、移動操作機構44が設けられて
いる。移動操作機構44は、第1の接着剤供給部37と
第2の接着剤供給部38とを支持する図示しない支持部
材と、この支持部材を接合端11に沿って移動させる送
りねじ45と、送りねじ45を回転させる図示しない操
作部とを備える。ここで、第1の接着剤供給部37は、
接合端11の外側に第1の接着剤39を塗布することが
できるように支持され、第2の接着剤供給部38は、接
合端11の内側に第2の接着剤41を塗布することがで
きるように支持される。移動操作機構44は、送りねじ
45が回転操作されることで、支持部材が移動され、第
1の接着剤供給部37と第2の接着剤供給部38とを、
同期して底板3の接合端11に沿って移動させる。
【0038】以上のような接着剤塗布機構22は、保持
機構21に保持され、接合端11が水平状態にされたキ
ャビネットの接合端11に第1及び第2の接着剤39,
41を塗布する。第1の接着剤供給部37と第2の接着
剤供給部38とは、移動操作機構44により、図1中矢
印B方向に、接合端11に沿って同期して移動し、接合
端11全体に第1及び第2の接着剤39,41を塗布す
る。
【0039】キャビネット1の底面を閉塞する方向に底
板3を回動操作する回動操作機構23は、図5に示すよ
うに、例えばシリンダアクチュエータからなり、シリン
ダ47に摺動可能に嵌合されたシャフト48の先端に、
押圧部49が設けられてなる。そして、シャフト48
は、図5中C方向である水平方向に移動する。押圧部4
9は、例えば回転ローラからなり、保持機構21に保持
されたキャビネット1の底板3を押圧する。シャフト4
8は、保持部材31の略中央に設けられた長孔51に挿
通されている。
【0040】以上のような回動操作機構23は、シリン
ダアクチュエータが駆動され、シャフト48を図5中C
方向に移動させると、押圧部49に、保持機構21に保
持されたキャビネット1の底板3を押圧させる。押圧部
49は、回転ローラよりなることから、底板3の基端側
から接合端11の先端側に回転しながら底板3を押圧
し、底板3をキャビネット1の底面を閉塞する図5中矢
印D方向に回動させ、底板3の接合端11を第2の側板
6の接合端12に当接させる。
【0041】底板3の接合端11を第2の側板6の接合
端12を接合する際、接合部18の位置決めを行う位置
決め機構24は、図1及び図6に示すように、接合部1
8の位置決めを行う位置決め部材52を有する。位置決
め部材52は、全体として略L字状に形成され、接合部
18が係合される係合部53が設けられてなる。係合部
53は、保持機構21に保持されたキャビネットの底板
3が当接される第1の当接面53aと第2の側板6が当
接される第2の当接面53bとからなり、底板3の接合
端11と第2の側板6の接合端12とを圧接することが
できるように、第1の当接面53aと第2の当接面53
bとがなす角θ4が90°よりやや小さい角度、例えば
87°となるように形成される。
【0042】また、係合部53の第1の当接面53aと
第2の側板53bとから構成されるコーナ部54は、接
合端11,12の逃げとなるように、曲面となるように
形成される。また、コーナ部54は、接合端11と接合
端12とが圧着された際、はみ出した第1の接着剤39
や第2の接着剤41を吸収する。
【0043】以上のような位置決め部材52は、キャビ
ネット1の接合部18に対して近接離間する図1中矢印
E方向に移動操作される。位置決め部材52を移動させ
る昇降機構55は、図1に示すように、例えばシリンダ
アクチュエータからなり、シリンダ56に摺動可能に嵌
合されたシャフト57の先端に、位置決め部材52が配
設されてなる。そして、シャフト57は、ガイド板58
にガイドされ、保持機構21に保持されたキャビネット
1の接合部18に近接離間する図1中矢印E方向に直線
移動する。昇降機構55は、回動操作機構23により保
持機構21に保持されたキャビネット1の底板3が図5
中矢印D方向に回動され、底板3の接合端11と第2の
側板6の接合端12が突き合わされると、位置決め部材
52を接合部18に近接する方向に移動させ、係合部5
3に接合部18を係合させる。
【0044】また、位置決め部材52は、保持機構21
に保持されるキャビネット1の大きさ、形状に合わせて
移動操作される。位置決め部材52の位置を調整する調
整機構61は、ガイド板58に螺合される送りねじ62
と、送りねじ62を回転操作するリング状のハンドルか
らなる操作部63とを備える。送りねじ62は、ガイド
板58が保持機構21に保持されたキャビネット1の長
手方向に水平移動が可能なように配設される。
【0045】以上のような調整機構61は、保持機構2
1に保持されたキャビネット1の大きさや形状に合わせ
て、図1中矢印F方向に水平方向に直線移動される。す
なわち、位置決め部材52は、キャビネット1の接合部
18に近接離間する図1中矢印E方向と直交する図1中
矢印F方向に直線移動される。そして、位置決め部材5
2は、調整機構61により、図1中矢印E方向に移動可
能な位置まで移動される。調整機構61は、保持機構2
1に保持されるキャビネット1の大きさ、形状に合わせ
て位置決め部材52の位置を調整するとき、図1中矢印
F方向に位置決め部材52を直線移動させるだけでよい
ことから、調整作業が容易になるとともに、構成の簡素
化を図ることができる。
【0046】さらに、位置決め機構24は、図1に示す
ように、位置決め部材52の係合部53に係合された接
合部18を内方から押圧する押圧機構64を備える。押
圧機構64は、図7に示すように、キャビネット1の接
合部18の内側から押圧する押圧部65を有する。押圧
部65は、回転ローラよりなり、接合部18の内方側よ
り接合部18を位置決め部材52の方向に押圧すると
き、接合部18の近傍の底板3及び第2の側板6に2点
接触する。
【0047】この押圧部65は、略L字状の回動アーム
66に取り付けられている。回動アーム66は、押圧部
65が取り付けられる第1のアーム部66aと、駆動部
68に接続される第2のアーム部66bとからなる。そ
して、第1のアーム部66aには、押圧部65が押圧方
向に移動可能に取り付けられ、コイルバネ等の付勢部材
67により、接合部18を押圧する方向に付勢されてい
る。第2のアーム部66bに接続され、回動アーム66
を押圧部65に接合部18を押圧させる図7中矢印G方
向に回動させる駆動部68は、全体として略L字状の取
付け部材69に取り付けられている。取付け部材69
は、駆動機構70により押圧部65が近接離間する図7
中矢印H方向に移動する。
【0048】以上のような押圧機構64は、保持機構2
1に保持されたキャビネット1の底板3の接合端11と
第2の側板6の接合端12とが突き合わされ、位置決め
部材52の係合部53に接合部18が係合されると、押
圧部65を接合部18の内方に押圧する方向に移動さ
せ、そして、駆動部68を駆動させ、回動アーム66を
図7中G方向に回動させる。これにより、押圧部65
は、接合部18を内方側から位置決め部材52の方向
に、例えば10秒程度押圧する。
【0049】すなわち、底板3の接合端11と第2の側
板6の接合端12の各先端は、位置決め部材52の係合
部53に係合されたとき、係合部53の第1の当接面5
3aと第2の当接面53bとがなす角θ4が90°より
やや小さい角度とされていることから、互いに離間する
方向に広がることになる。このため、押圧機構64は、
押圧部65で接合部18を内方側より押圧することで、
底板3の接合端11と第2の側板6の接合端12の各先
端が互いに近接する方向に移動させ、接合端11,12
を圧着させる。
【0050】以上のように構成されるキャビネット1の
組立装置20では、先ず図1に示すように、キャビネッ
ト1が供給される前に、供給されるキャビネット1の大
きさや形状に合わせて、調整機構34により位置の調整
が行われる。すなわち、保持部材31は、調整機構34
により、キャビネット1が大きいとき、下方向に保持部
材31を移動させ、キャビネット1が小さいとき、保持
部材31を上方向に移動させる。また、位置決め機構2
4についても、位置決め部材52は、調整機構61によ
り、保持機構21に保持されるキャビネット1の大きさ
や形状に合わせて、図1中矢印F方向に水平移動され、
図1中矢印E方向に移動可能な位置まで移動される。
【0051】この状態において、保持機構21には、第
1の側板4と第2の側板6とが第2及び第3の溝9,1
0を介して互いに対向するように内方に向かって折曲さ
れ、底面が開放され、バッフル板14及び背板16がそ
れぞれ第1の取付け溝15及び第2の取付け溝17に係
合されたキャビネット1が供給される。このとき、キャ
ビネット1は、45°傾斜した状態で、底板3の接合端
11が、図4に示すように、略水平の状態になるように
保持される。したがって、底板3の接合端11からは、
接着剤が塗布された場合にも、接着剤が垂れ、はみ出る
ことが防止されている。
【0052】この後、底板3の接合端11には、移動操
作機構44により第1の接着剤供給部37と第2の接着
剤供給部38とが図1中矢印B方向に同期して移動する
ことにより、接合端11全体に第1及び第2の接着剤3
9,41が塗布される。
【0053】そして、キャビネット1の底板3は、回動
操作機構23により、キャビネット1の底面を閉塞する
図5中矢印D方向に回動される。すなわち、回動操作機
構23は、シャフト48を図5中C方向に移動させ、押
圧部49に、保持機構21に保持されたキャビネット1
の底板3を押圧させ、底板3をキャビネット1の底面を
閉塞する図5中矢印D方向に回動させ、底板3の接合端
11を第2の側板6の接合端12に当接させる。
【0054】これと同時に、位置決め部材52は、図7
に示すように、キャビネット1の接合部18に対して近
接する図1中矢印E方向に移動操作され、係合部53に
キャビネット1の接合部18が係合される。このとき、
底板3の接合端11と第2の側板6の接合端12の各先
端は、位置決め部材52の係合部53に係合されたと
き、係合部53の第1の当接面53aと第2の当接面5
3bとがなす角θ4が90°よりやや小さい角度とされ
ていることから、圧着されるとともに、互いに離間する
方向に広がる。そして、接合部18は、内側から押圧機
構64を構成する押圧部65により押圧される。これに
より、底板3の接合端11と第2の側板6の接合端12
の各先端は、互いに近接する方向に移動され、接合端1
1,12が圧着される。また、このとき、係合部53の
コーナ部54は、曲面となるように形成されていること
から、底板3の接合端11と第2の側板6の接合端12
の各先端は、互いに近接する方向に円滑に移動し、ま
た、接合部18よりはみ出した第1の接着剤39や第2
の接着剤41が吸収される。
【0055】これにより、底板3の接合端11と第2の
側板6の接合端12とは、圧着され、キャビネット1の
組立が完了する。この後、位置決め部材52及び押圧部
65がキャビネット1より離間する方向に移動し、キャ
ビネット1が保持機構21より取り出される。
【0056】以上のようなキャビネット1の組立装置2
0は、位置決め部材52が係合部53の第1の当接面5
3aと第2の側板53bとがなす角θ4が90°よりや
や小さい角度とされていることから、確実に圧着するこ
とができる。このとき、係合部53のコーナ部54は、
曲面となるように形成されていることで、底板3の接合
端11と第2の側板6の接合端12の各先端を、互いに
近接する方向に円滑に移動させることができ、また、接
合部18よりはみ出した第1の接着剤39や第2の接着
剤41を吸収することができることから、確実に接合端
11,12を接合することができ、また、仕上がりを良
くすることができる。さらに、接合端11,12の接合
時、接合部18は、内方側から押圧部65により押圧さ
れることから、更に確実に接合端11,12を接合する
ことができる。
【0057】また、底板3の接合端11に第1及び第2
の接着剤39,41を塗布するとき、底板3の接合端1
1は、水平状態にあることから、第1及び第2の接着剤
39,41が垂れ、はみ出ることを防止することができ
る。さらにまた、接合端11,12の接合には、短時間
で底板3の接合端11と第2の側板6の接合端12とを
接合することできる第1の接着剤39を用いることで、
接合端11,12の接合時に接合端11,12がずれる
ことが防止できる。これとともに、接合端11,12の
接合には、接着力に耐久性のある第1の接着剤41も用
いられることから、長期間に亘って接合状態を維持する
ことができ、スピーカ装置の音響特性の劣化を防止する
ことができる。さらに、位置決め部材52の位置の調整
を行う調整機構61は、保持機構21に保持されるキャ
ビネット1の大きさ、形状に合わせて位置決め部材52
の位置を調整するとき、図1中矢印F方向に位置決め部
材52を直線移動させるだけでよいことから、調整作業
が容易になるとともに、構成の簡素化を図ることができ
る。
【0058】以上、本発明が適用されたスピーカ装置に
用いられるキャビネットの組立装置について説明した
が、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば
テレビジョン受像機等に用いる電子機器等のキャビネッ
トの組立装置として適用することもできる。
【0059】
【発明の効果】本発明に係るキャビネットの組立装置に
よれば、位置決め機構の係合部が、第1の側板が当接さ
れる面と第4の側板が当接される面とのなす角が90°
よりやや小さく形成されてなることから、側板同士を効
率よく確実に接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたスピーカ装置に用いるキャ
ビネットの組立装置の斜視図である。
【図2】上記組立装置により組み立てられるキャビネッ
トの斜視図である。
【図3】上記組立装置により組み立てられるキャビネッ
トの展開図である。
【図4】キャビネットの底板の接合端に第1の接着剤と
第2の接着剤とが塗布される状態を示す要部側面図であ
る。
【図5】キャビネットの底板を回動操作する回動操作機
構を説明するための要部斜視図である。
【図6】位置決め機構を構成する位置決め部材の側面図
である。
【図7】キャビネットの底板と第2の側板との接合部を
内側から押圧する押圧機構を説明するための要部斜視図
である。
【符号の説明】
1 キャビネット、2 板状体、3 底板、4 第1の
側板、5 上板、6 第2の側板、7 保護シート、8
第1の溝部、9 第2の溝部、10 第3の溝部、1
1 接合端、12 接合端、14 バッフル板、16
背板、20 組立装置、21 保持機構、22 接着剤
塗布機構、23 回動操作機構、24 位置決め機構、
31 保持部材、37 第1の接着剤供給部、38 第
2の接着剤供給部、39 第1の接着剤、41 第2の
接着剤、49 押圧部、51 長孔、52 位置決め部
材、53 係合部、54 コーナ部、64 押圧機構、
65押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿沼 暁 栃木県鹿沼市武子1566番地 希望工業株式 会社内 Fターム(参考) 2B250 AA21 DA04 EA01 EA13 FA13 FA21 FA31 HA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の側板、第2の側板、第3の側板及
    び第4の側板が平板状に連続してなり、上記第3の側板
    に対して上記第2の側板と上記第4の側板とが互いに対
    向するように折曲され、上記第1の側板の第4の側板と
    の接合端と上記第4の側板の第1の側板との接合端とが
    略45°傾斜して形成されたキャビネットを、上記第1
    の側板を上側にして上記第1の側板の接合端が略水平と
    なるように全体が略45°傾斜した状態で保持する保持
    機構と、 上記第1の側板の接合端が水平状態のときに、上記第1
    の側板の接合端と上記第4の側板の接合端とを接合する
    接着剤を上記第1の側板の接合端に塗布する接着剤塗布
    機構と、 上記第1の側板の接合端を上記第4の側板の接合端に突
    き当てるように上記第4の側板を回動操作する回動操作
    機構と、 上記第1の側板の接合端と上記第4の側板の接合端との
    接合部に係合される係合部を有し、上記係合部は、上記
    第1の側板が当接される面と上記第4の側板が当接され
    る面とのなす角が90°よりやや小さく形成されてな
    り、上記第1の側板が上記回動操作機構により回動操作
    され、上記第1の側板の接合端と上記第4の側板の接合
    端とが突き合わされたとき、上記係合部が上記接合部に
    対して近接する方向に直線移動し、上記接合部に係合す
    る位置決め機構とを備えるキャビネットの組立装置。
  2. 【請求項2】 上記接着剤塗布機構は、短時間で上記第
    1の側板の接合端と上記第4の側板の接合端とを接合す
    ることできる第1の接着剤と、上記第1の側板の接合端
    と上記第4の側板の接合端とを接合する耐久性のある第
    2の接着剤とを、上記第1の側板の接合端に塗布するこ
    とを特徴とする請求項1記載のキャビネットの組立装
    置。
  3. 【請求項3】 上記位置決め機構の上記係合部は、上記
    接合部に対応するコーナ部が曲面に形成されてなること
    を特徴とする請求項1記載のキャビネットの組立装置。
  4. 【請求項4】 上記位置決め機構の上記係合部は、上記
    第1の側板が当接される面と上記第4の側板が当接され
    る面とがなす角が87°であることを特徴とする請求項
    1記載のキャビネットの組立装置。
  5. 【請求項5】 上記位置決め部材の上記係合部に接合部
    が係合されたとき、上記接合部の内方から上記位置決め
    部材の方向へ上記接合部を押圧する押圧機構を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のキャビネットの組立装
    置。
  6. 【請求項6】 上記位置決め機構の上記係合部が上記接
    合部に対して近接する方向に直線移動可能なように、上
    記位置決め機構を上記係合部の移動方向と直交する方向
    に直線移動させ、上記位置決め機構の位置を調整する調
    整機構を備えることを特徴とする請求項1記載のキャビ
    ネットの組立装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005735A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Mitsubishi Electric Corp マルチワイヤ放電加工装置
CN112318668A (zh) * 2020-11-02 2021-02-05 张�杰 一种红木家具加工***与加工方法
CN112621973A (zh) * 2021-01-18 2021-04-09 南京帝鼎数控科技有限公司 一种柜体和橱柜组合加工***

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