JP2000165120A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2000165120A
JP2000165120A JP33809698A JP33809698A JP2000165120A JP 2000165120 A JP2000165120 A JP 2000165120A JP 33809698 A JP33809698 A JP 33809698A JP 33809698 A JP33809698 A JP 33809698A JP 2000165120 A JP2000165120 A JP 2000165120A
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radio
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔制御信号受信用とラジオ放送波受信用と
で兼用させたポールアンテナを障害物やイタズラ等から
守ることのできるアンテナ装置を提供すること。 【解決手段】 車両のドア錠等のロック/アンロックを
遠隔制御するキーレスエントリーシステム用とラジオ用
とでポールアンテナ5を兼用させたアンテナ装置に、ア
ンテナ長Lを調節する駆動機構4と、車両内の有人/無
人状態を検出する第1の検出手段1と、ラジオがオン状
態であるか否かを検出する第5の検出手段2と、第1の
検出手段1及び第5の検出手段2からの検出結果に応じ
て、アンテナ長を調節するように駆動機構4を制御する
マイコン3Bを装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナ装置に関
し、より詳細には車両に装備された駆動機構部を遠隔制
御するための遠隔制御信号受信用とラジオ放送波受信用
とでアンテナを兼用させたアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に装備された駆動機構部、例
えばドア等のロック/アンロックを行なう駆動機構を遠
隔制御するキーレスエントリーシステムは、カーラジオ
とは全く独立した構成となっていたため、キーレス用の
アンテナ及び受信回路を十分な配置スペースが確保でき
ないままに車両に設置しなければならないことが多く、
設置構造の複雑化やコスト高を招くといった問題点があ
った。
【0003】そこで上記問題点を解消するために、キー
レス用のアンテナ及び受信回路の一部をカーラジオのも
のと兼用させることにより、車両機器制御設備の構成の
小型化や設置空間の縮小化を図ったシステムが提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カーラジオ用のアンテ
ナとしては、ボディ外板から金属棒を突き出させたポー
ルアンテナ等がある。ポールアンテナのアンテナ長は1
00cm前後であり、AM放送波の波長からみれば充分で
はないが、FM放送波の受信には適した長さになってい
る。またポールアンテナの構造としては、車両のボディ
内部に格納できるものとできないものとがあり、格納型
には手動式と電動式とがあり、数段に分割された細い伸
縮パイプが上下されるようになっている。
【0005】アンテナが不要のときには車両のボディ内
部に格納させることによって、障害物に当接することに
よる破損や不心得者のイタズラ等からアンテナを守るこ
とができる。特に車両停止状態でアンテナを伸ばしたま
まにしていると、イタズラされる危険性が非常に高いの
で、車両停止中にアンテナをボディ内部に格納しておく
ことは極めて有効である。
【0006】しかしながら、キーレス用とカーラジオ用
とを兼用化させたポールアンテナにおいては、ドアのロ
ック/アンロックを遠隔制御するための遠隔制御信号
(キーレス信号)を受信する必要があるので、車両停止
状態であったとしてもアンテナをボディに格納させてお
くことができず、イタズラからアンテナを守ることが難
しいといった問題がある。
【0007】ところで、キーレス用のアンテナをラジオ
用のガラスアンテナと兼用させることも考えられるが、
従来のラジオ用のガラスアンテナはリヤウインドウガラ
スに配設されているだけであるので、キーレス信号を受
信するには不充分であるという問題がある。これは、あ
らゆる方向から飛来するラジオ放送波とは異なり、車両
に対して前後左右のある限られた方向のみ略水平に送出
されるキーレス信号をリヤウインドウガラスだけに配設
されているガラスアンテナでは効率良く受信できないか
らである。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、遠隔制御信号受信用とラジオ放送波受信用とを兼
用させたポールアンテナを障害物やイタズラ等から守る
ことのできるアンテナ装置や、遠隔制御信号受信用のア
ンテナとしてガラスアンテナを採用した場合にも確実に
遠隔制御信号を受信することのできるアンテナ装置を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係るアンテナ装置(1)は、車
両に装備された駆動機構部を遠隔制御するための遠隔制
御信号受信用とラジオのラジオ放送波受信用とでアンテ
ナを兼用させたアンテナ装置において、前記車両のボデ
ィより外部へ突出させる前記アンテナの長さを調節する
調節手段と、前記車両内の有人/無人状態を検出する第
1の検出手段と、前記車両内が無人状態である場合に
は、前記アンテナの長さが遠隔制御信号の受信に適した
長さとなるように前記調節手段を制御する第1の制御手
段とを備えていることを特徴としている。
【0010】前記車両内が無人状態である場合には、前
記アンテナは遠隔制御信号受信用(以下、単に遠隔制御
用とも記す)としての必要性が高く、またラジオがオン
状態であったとしても、ラジオ放送の聞き手が存在しな
いので、前記アンテナはラジオ放送波受信用(以下、単
にラジオ用とも記す)としての必要性は低いと考えられ
る。よって、このような場合には、前記アンテナの長さ
を遠隔制御信号の受信に適した長さとなるように設定し
ておくことが望ましい。
【0011】そこで、上記アンテナ装置(1)では、前
記車両内が無人状態である場合には、前記アンテナの長
さを遠隔制御信号の受信に適した長さに調節することに
よって、障害物やイタズラ等によりアンテナが壊れる可
能性を低減した。
【0012】また本発明に係るアンテナ装置(2)は、
車両に装備された駆動機構部を遠隔制御するための遠隔
制御信号受信用とラジオのラジオ放送波受信用とでアン
テナを兼用させたアンテナ装置において、前記車両のボ
ディより外部へ突出させる前記アンテナの長さを調節す
る調節手段と、前記車両の運転席の有人/無人状態を検
出する第2の検出手段と、前記運転席が無人状態である
場合には、前記アンテナの長さが遠隔制御信号の受信に
適した長さとなるように前記調節手段を制御する第2の
制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0013】また本発明に係るアンテナ装置(3)は、
車両に装備された駆動機構部を遠隔制御するための遠隔
制御信号受信用とラジオのラジオ放送波受信用とでアン
テナを兼用させたアンテナ装置において、前記車両のボ
ディより外部へ突出させる前記アンテナの長さを調節す
る調節手段と、エンジンが稼働状態しているか否かを検
出する第3の検出手段と、前記エンジンが停止状態であ
る場合には、前記アンテナの長さが遠隔制御信号の受信
に適した長さとなるように前記調節手段を制御する第3
の制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0014】また本発明に係るアンテナ装置(4)は、
車両に装備された駆動機構部を遠隔制御するための遠隔
制御信号受信用とラジオのラジオ放送波受信用とでアン
テナを兼用させたアンテナ装置において、前記車両のボ
ディより外部へ突出させる前記アンテナの長さを調節す
る調節手段と、イグニッションスイッチがオン状態であ
るか否かを検出する第4の検出手段と、前記イグニッシ
ョンスイッチがオフ状態である場合には、前記アンテナ
の長さが遠隔制御信号の受信に適した長さとなるように
前記調節手段を制御する第4の制御手段とを備えている
ことを特徴としている。
【0015】前記運転席が無人状態である場合や、前記
エンジンが停止状態である場合や、前記イグニッション
スイッチがオフ状態である場合には、運転者が乗車して
いない可能性が高いので、前記アンテナの遠隔制御用と
しての必要性は高いと考えられる。
【0016】そこで、上記アンテナ装置(2)〜(4)
では、前記運転席が無人状態である場合や、前記エンジ
ンが停止状態である場合や、前記イグニッションスイッ
チがオフ状態である場合には、前記アンテナの長さを遠
隔制御信号の受信に適した長さに調節することによっ
て、障害物やイタズラ等によりアンテナが壊れる可能性
を低減した。
【0017】また本発明に係るアンテナ装置(5)は、
車両に装備された駆動機構部を遠隔制御するための遠隔
制御信号受信用とラジオのラジオ放送波受信用とでアン
テナを兼用させたアンテナ装置において、前記車両のボ
ディより外部へ突出させる前記アンテナの長さを調節す
る調節手段と、前記車両内の有人/無人状態を検出する
第1の検出手段と、ラジオがオン状態であるか否かを検
出する第5の検出手段と、前記第1の検出手段及び前記
第5の検出手段からの検出結果に応じて、前記アンテナ
の長さを調節するように前記調節手段を制御する第5の
制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0018】上記アンテナ装置(5)によれば、前記ア
ンテナの長さを前記車両内の有人/無人状態及びラジオ
のオン/オフ状態に応じた適切な長さに調節することに
よって、前記アンテナの長さを必要最小限の範囲内に抑
えておくことができる。
【0019】例えば、前記アンテナの最伸長が100cm
である場合に、常時その長さを100cmにしておくので
はなく、状況に応じて、前記アンテナの長さを10cm、
20cmに調節したり、ボディ内部に格納(すなわち、前
記アンテナの長さを0cmに調節)したりすることができ
る。
【0020】このように、前記アンテナの長さを状況に
応じて調節し、前記アンテナの長さを必要最小限の範囲
内に抑えておくことによって、障害物やイタズラ等から
アンテナが壊される可能性を低減することができる。
【0021】また本発明に係るアンテナ装置(6)は、
上記アンテナ装置(5)において、前記第5の制御手段
が、前記車両内が無人状態である場合には、前記アンテ
ナの長さが遠隔制御信号の受信に適した長さとなるよう
に前記調節手段を制御するものであることを特徴として
いる。
【0022】前記車両内が無人状態である場合には、前
記アンテナは遠隔制御用としての必要性が高く、またラ
ジオがオン状態であったとしても、ラジオ放送の聞き手
が存在しないので、前記アンテナはラジオ用としての必
要性は低いと考えられる。よって、このような場合に
は、前記アンテナの長さを遠隔制御信号の受信に適した
長さとなるように設定しておくことが望ましい。
【0023】キーレスの受信周波数(通常300〜40
0MHz)はラジオの受信周波数(100MHz以下)
の3〜4倍であるので、アンテナをキーレス用として使
用する場合にはラジオ用と比べて、1/4〜1/3程度
の長さで良い。例えば、1/4波長垂直接地アンテナ
(最伸長100cm)において、100MHzのラジオ信
号を受信するのに最適なアンテナ長は75cmであるが、
300MHzのキーレス信号を受信するのに最適なアン
テナ長は25cmである。
【0024】そこで、上記アンテナ装置(6)では、前
記車両内が無人状態である場合には、前記アンテナの長
さを遠隔制御信号の受信に適した長さに調節することに
よって、障害物やイタズラ等によりアンテナが壊れる可
能性を低減した。
【0025】また本発明に係るアンテナ装置(7)は、
上記アンテナ装置(5)又は(6)において、前記第5
の制御手段が、前記車両内が有人状態でありラジオがオ
ン状態である場合には、前記アンテナの長さがラジオ放
送波の受信に適した長さとなるように前記調節手段を制
御するものであることを特徴としている。
【0026】前記車両内が有人状態でありラジオがオン
状態である場合には、前記アンテナ長を略最伸長(例え
ば、70〜100cm)に設定しておいたとしても、イタ
ズラを受けることは少ないと考えられる。よって、この
ような場合には、前記アンテナをイタズラから守る必要
性が低い。
【0027】そこで、上記アンテナ装置(7)では、前
記車両内が有人状態でありラジオがオン状態である場合
には、前記アンテナの長さをラジオ放送波の受信に適し
た長さに調節することによって、ラジオ信号の受信感度
の良さを確保している。
【0028】また本発明に係るアンテナ装置(8)は、
上記アンテナ装置(5)〜(7)のいずれかにおいて、
前記第5の制御手段が、前記車両内が有人状態でありラ
ジオがオフ状態である場合には、前記アンテナを前記車
両のボディ内部に格納するように前記調節手段を制御す
るものであることを特徴としている。
【0029】前記車両内が有人状態である場合には、前
記アンテナの遠隔制御用としての必要性は低いと考えら
れ、またラジオがオフ状態である場合には、前記アンテ
ナはラジオ用としては不要である。
【0030】すなわち、前記車両内が有人状態でありラ
ジオがオフ状態である場合には、前記アンテナをボディ
内部に格納しておくことが望ましい。
【0031】そこで、上記アンテナ装置(8)では、前
記車両内が有人状態でありラジオがオフ状態である場合
には、前記アンテナをボディ内部に格納することによっ
て、障害物による破損や不心得者のイタズラ等からアン
テナを守ることができる。
【0032】また本発明に係るアンテナ装置(9)は、
車両に装備された駆動機構部を遠隔制御するための遠隔
制御信号受信用とラジオのラジオ放送波受信用とでアン
テナを兼用させたアンテナ装置において、前記車両のボ
ディより外部へ突出させる前記アンテナの長さを調節す
る調節手段と、前記車両内の有人/無人状態を検出する
第1の検出手段と、前記車両の運転席の有人/無人状態
を検出する第2の検出手段と、ラジオがオン状態である
か否かを検出する第5の検出手段と、前記第1の検出手
段、前記第2の検出手段、及び前記第5の検出手段から
の検出結果に応じて、前記アンテナの長さを調節するよ
うに前記調節手段を制御する第6の制御手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0033】上記アンテナ装置(9)によれば、前記ア
ンテナの長さを前記車両内の有人/無人状態、前記運転
席の有人/無人状態、及びラジオのオン/オフ状態に応
じた適切な長さに調節することによって、前記アンテナ
の長さをより適確に必要最小限の範囲内に抑えておくこ
とができる。
【0034】また本発明に係るアンテナ装置(10)
は、車両に装備された駆動機構部を遠隔制御するための
遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送波受信用とで
アンテナを兼用させたアンテナ装置において、前記車両
のボディより外部へ突出させる前記アンテナの長さを調
節する調節手段と、ラジオがオン状態であるか否かを検
出する第5の検出手段と、前記車両の運転席の有人/無
人状態を検出する第2の検出手段と、前記第5の検出手
段及び前記第2の検出手段からの検出結果に応じて、前
記アンテナの長さを調節するように前記調節手段を制御
する第7の制御手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0035】上記アンテナ装置(10)によれば、前記
アンテナの長さをラジオのオン/オフ状態及び前記運転
席の有人/無人状態に応じた適切な長さに調節すること
によって、前記アンテナの長さを必要最小限の範囲内に
抑えておくことができる。
【0036】また本発明に係るアンテナ装置(11)
は、車両に装備された駆動機構部を遠隔制御するための
遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送波受信用とで
アンテナを兼用させたアンテナ装置において、前記車両
のボディより外部へ突出させる前記アンテナの長さを調
節する調節手段と、ラジオがオン状態であるか否かを検
出する第5の検出手段と、エンジンが稼働しているか否
かを検出する第3の検出手段と、前記第5の検出手段及
び前記第3の検出手段からの検出結果に応じて、前記ア
ンテナの長さを調節するように前記調節手段を制御する
第8の制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0037】上記アンテナ装置(11)によれば、前記
アンテナの長さをラジオのオン/オフ状態及びエンジン
の稼働/停止状態に応じた適切な長さに調節することに
よって、前記アンテナの長さを必要最小限の範囲内に抑
えておくことができる。
【0038】また本発明に係るアンテナ装置(12)
は、車両に装備された駆動機構部を遠隔制御するための
遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送波受信用とで
アンテナを兼用させたアンテナ装置において、前記車両
のボディより外部へ突出させる前記アンテナの長さを調
節する調節手段と、ラジオがオン状態であるか否かを検
出する第5の検出手段と、イグニッションスイッチがオ
ン状態であるか否かを検出する第4の検出手段と、前記
第5の検出手段及び前記第4の検出手段からの検出結果
に応じて、前記アンテナの長さを調節するように前記調
節手段を制御する第9の制御手段とを備えていることを
特徴としている。
【0039】上記アンテナ装置(12)によれば、前記
アンテナの長さをラジオのオン/オフ状態及びイグニッ
ションスイッチのオン/オフ状態に応じた適切な長さに
調節することによって、前記アンテナの長さを必要最小
限の範囲内に抑えておくことができる。
【0040】また本発明に係るアンテナ装置(13)
は、上記アンテナ装置(10)〜(1)のいずれかにお
いて、前記第7の制御手段、前記第8の制御手段、又は
前記第9の制御手段が、ラジオがオン状態である場合に
は、前記アンテナの長さがラジオ放送波の受信に適した
長さとなるように前記調節手段を制御するものであるこ
とを特徴としている。
【0041】ラジオがオン状態である場合には、誰かが
車両に乗車している可能性が高いので、前記アンテナの
長さを略最伸長(例えば、70〜100cm)に設定して
おいたとしても、イタズラを受けることは少ないと考え
られる。よって、このような場合には、前記アンテナを
イタズラから守る必要性が低い。
【0042】そこで、上記アンテナ装置(13)では、
ラジオがオン状態である場合には、前記アンテナの長さ
をラジオ放送波の受信に適した長さに調節することによ
って、ラジオ信号の受信感度の良さを確保している。
【0043】また本発明に係るアンテナ装置(14)
は、上記アンテナ装置(10)〜(13)のいずれかに
おいて、前記第7の制御手段、前記第8の制御手段、又
は前記第9の制御手段が、ラジオがオフ状態であり、前
記運転席が有人状態、前記エンジンが稼働状態、又は前
記イグニッションスイッチがオン状態である場合には、
前記アンテナを前記車両のボディ内部に格納するように
前記調節手段を制御するものであることを特徴としてい
る。
【0044】前記運転席が有人状態である場合や、前記
エンジンが稼働している場合や、前記イグニッションス
イッチがオン状態である場合には、運転者が乗車してい
る可能性が高いので、前記アンテナの遠隔制御用として
の必要性は低いと考えられる。またラジオがオフ状態で
ある場合には、前記アンテナはラジオ用としては不要で
ある。
【0045】すなわち、ラジオがオフ状態であり、前記
運転席が有人状態、前記エンジンが稼働状態、又は前記
イグニッションスイッチがオン状態である場合には、前
記アンテナをボディ内部に格納しておくことが望まし
い。
【0046】そこで、上記アンテナ装置(14)では、
ラジオがオフ状態であり、前記運転席が有人状態、前記
エンジンが稼働状態、又は前記イグニッションスイッチ
がオン状態である場合には、前記アンテナをボディ内部
に格納することによって、障害物による破損や不心得者
のイタズラ等からアンテナを守ることができる。
【0047】また本発明に係るアンテナ装置(15)
は、上記アンテナ装置(10)〜(14)のいずれかに
おいて、前記第7の制御手段、前記第8の制御手段、又
は前記第9の制御手段が、ラジオがオフ状態であり、前
記運転席が無人状態、前記エンジンが停止状態、又は前
記イグニッションスイッチがオフ状態である場合には、
前記アンテナの長さが遠隔制御信号の受信に適した長さ
となるように前記調節手段を制御するものであることを
特徴としている。
【0048】前記運転席が無人状態である場合や、前記
エンジンが停止している場合や、前記イグニッションス
イッチがオフ状態である場合には、運転者が乗車してい
ない可能性が高いので、前記アンテナの遠隔制御用とし
ての必要性は高いと考えられる。またラジオがオフ状態
である場合には、前記アンテナはラジオ用としては不要
である。
【0049】よって、このような場合には、前記アンテ
ナの長さを遠隔制御信号の受信に適した長さとなるよう
に設定しておくことが望ましい。
【0050】そこで、上記アンテナ装置(15)では、
ラジオがオフ状態であり、前記運転席が無人状態、前記
エンジンが停止状態、又は前記イグニッションスイッチ
がオフ状態である場合には、前記アンテナの長さを遠隔
制御信号の受信に適した長さに調節することによって、
障害物やイタズラ等によりアンテナが壊れる可能性を低
減した。
【0051】また本発明に係るアンテナ装置(16)
は、車両に装備された駆動機構部を遠隔制御する遠隔制
御信号受信用のアンテナとしてガラスアンテナが採用さ
れると共に、該ガラスアンテナが前後左右のウインドウ
ガラスのうち少なくとも2つのウインドウガラスに配設
されていることを特徴としている。
【0052】上記アンテナ装置(16)によれば、前記
車両の前後左右のウインドウガラスのうち少なくとも2
つのウインドウガラスに遠隔制御用としてのガラスアン
テナが配設されているので、遠隔制御信号を確率高く受
信することができる。
【0053】また本発明に係るアンテナ装置(17)
は、上記アンテナ装置(16)において、前記遠隔制御
信号受信用のガラスアンテナの一部あるいは全部がラジ
オ放送波受信用のものと兼用されていることを特徴とし
ている。
【0054】上記アンテナ装置(17)によれば、遠隔
制御用とラジオ用とでガラスアンテナを兼用させること
によって、設置構造の簡略化や低コスト化を図ることが
できる。
【0055】また本発明に係るアンテナ装置(18)
は、上記アンテナ装置(1)〜(17)のいずれかにお
いて、前記駆動機構部が前記車両のドア等のロック/ア
ンロックを行なう駆動機構であることを特徴としてい
る。
【0056】上記アンテナ装置(18)によれば、車両
のドア等のロック/アンロックを遠隔制御するキーレス
エントリーシステムの受信機の一部を、ラジオ用の受信
機のものと兼用させることにより、車両機器制御設備の
構成の小型化や設置空間の縮小化及びローコスト化を図
ることができる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアンテナ装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0058】図1は実施の形態(1)に係るアンテナ装
置の要部を概略的に示したブロック図である。なお、こ
こでは車両のドアやトランク等のロック/アンロックを
遠隔制御するキーレスエントリーシステム用とラジオ用
とでアンテナを兼用させたアンテナ装置について説明す
る。
【0059】前記車両内の有人/無人状態を検出する第
1の検出手段1はマイコン(第1の制御手段に相当)3
Aに接続され、マイコン3Aは駆動機構(調節手段に相
当)4に接続されている。駆動機構4は車両のボディ外
板Bより突出させるポールアンテナ5を伸縮させるため
の伸縮パイプを上下動させるもので、マイコン3Aから
のパルス信号に応じ、そのパルスの長さに比例して回転
するモータからなるものである。また、第1の検出手段
1としては、赤外線センサや荷重センサ等を採用し、車
両内全席における赤外線の反射状態や車両全重量に基づ
いて車両内全席に人がいないことを判断することができ
る。
【0060】ポールアンテナ5は車両のドアやトランク
等のロック/アンロックを遠隔制御するためのキーレス
信号及びラジオ放送の電波を受信するものであり、ポー
ルアンテナ5に入力されたラジオ信号はラジオ受信部8
で信号処理が施され、スピーカ9より音声として出力さ
れる。一方、ポールアンテナ5に入力されたキーレス信
号はキーレス受信部10で信号処理が施され、キーレス
受信部10より車両のドア等のロック/アンロック駆動
機構11へ制御信号として出力される。
【0061】実施の形態(1)に係るアンテナ装置にお
けるマイコン3Aの動作について説明する。但し、ここ
ではポールアンテナ5の最伸長を100cmとし、キーレ
ス信号を受信するのに最適なアンテナ長Lを25cmとす
る。
【0062】マイコン3Aは第1の検出手段1から、車
両内の有人/無人状態を示す信号を取り込んで、前記車
両内が無人状態であると判断すれば、アンテナ長Lが2
5cmとなるように、25cmに対応したパルスの長さを有
するパルス信号を出力して駆動機構4を制御する。
【0063】前記車両内が無人状態である場合には、ポ
ールアンテナ5は遠隔制御用としての必要性が高く、ま
たラジオがオン状態であったとしても、ラジオ放送の聞
き手が存在しないので、ポールアンテナ5はラジオ用と
しての必要性は低いと考えられる。よって、このような
場合には、ポールアンテナ5の長さを遠隔制御信号の受
信に適した長さとなるように設定しておくことが望まし
い。
【0064】そこで、上記実施の形態(1)に係るアン
テナ装置では、前記車両内が無人状態である場合には、
ポールアンテナ5の長さを遠隔制御信号の受信に適した
長さに調節することによって、障害物やイタズラ等によ
りポールアンテナ5が壊れる可能性を低減した。
【0065】また、ここでは車両内の有人/無人状態に
応じて、ポールアンテナ5の長さを調節する場合につい
て説明しているが、この他に運転席の有人/無人状態や
エンジンの稼働停止状態やイグニッションスイッチのオ
ン/オフ状態を検出するものを採用して、前記運転席が
無人状態である場合や、前記エンジンが停止している場
合や、前記イグニッションスイッチがオフ状態である場
合に、ポールアンテナ5の長さを遠隔制御信号の受信に
適した長さに調節することによっても上記と同様の効果
を発揮させることができる。
【0066】なお、運転席の無人検出には、運転席に対
応した赤外線センサや荷重センサ等を採用すれば良く、
エンジンの停止状態の検出にはマイコン3Aにエンジン
回転数の情報を取り込ませれば良く(回転数が0のとき
に停止状態と判断する)、またイグニッションスイッチ
のオフ状態については該スイッチの接続状態に基づいた
オン/オフ信号をマイコン3Aに取り込ませれば良い。
【0067】図2は実施の形態(2)に係るアンテナ装
置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、こ
こでは図1に示したアンテナ装置と同様の構成について
はその説明を省略する。
【0068】ラジオの電源スイッチ2aのオン/オフ状
態を検出する第5の検出手段2と、前記車両内の有人/
無人状態を検出する第1の検出手段1とはマイコン(第
5の制御手段に相当)3Bに接続され、マイコン3Bは
駆動機構(調節手段に相当)4に接続されている。駆動
機構4は車両のボディ外板Bより突出させるポールアン
テナ5を伸縮させるための伸縮パイプを上下動させるも
ので、マイコン3Bからのパルス信号に応じ、そのパル
スの長さに比例して回転するモータからなるものであ
る。
【0069】実施の形態(2)に係るアンテナ装置にお
けるマイコン3Bの動作を図3に示したフローチャート
に基づいて説明する。但し、ここではポールアンテナ5
の最伸長を100cmとし、キーレス信号を受信するのに
最適なアンテナ長Lを25cmとする。
【0070】まずステップ1において、第1の検出手段
1及び第5の検出手段2から、車両内の有人/無人状態
及びラジオの電源スイッチ2aのオン/オフ状態を示す
信号を取り込んでステップ2へ進む。
【0071】ステップ2では、前記車両内が無人状態で
あるか否かを判断する。無人状態であると判断すればス
テップ4へ移り、アンテナ長Lが25cmとなるように、
25cmに対応したパルスの長さを有するパルス信号を出
力して駆動機構4を制御し、一方、有人状態であると判
断すればステップ3へ移る。
【0072】ステップ3では、ラジオの電源スイッチ2
aがオン状態であるか否かを判断する。オン状態である
と判断すればステップ5へ移り、アンテナ長Lが最伸長
である100cmとなるように、100cmに対応したパル
スの長さを有するパルス信号を出力して駆動機構4を制
御し、一方、オフ状態であると判断すればステップ6へ
移り、ポールアンテナ5をボディ内部に格納するよう
に、パルス信号を出力して駆動機構4を制御する。
【0073】上記実施の形態(2)に係るアンテナ装置
によれば、前記車両内の有人/無人状態及びラジオの電
源スイッチ2aのオン/オフ状態に応じて、車両ボディ
より外部へ突出させるポールアンテナ5のアンテナの長
さLを適切に調節し、アンテナ長Lを必要最小限の範囲
内に抑えておくことによって、障害物との当接やイタズ
ラ等によりアンテナが壊される可能性を低減することが
できる。
【0074】●ケース1:車両内が無人状態である場合 →ポールアンテナ5のキーレス用としての必要性が高い 従って、ケース1の場合には、ポールアンテナ5の長さ
Lを100cmにするのではなくキーレス信号の受信に最
適な長さ(25cm)にすることが望ましい。
【0075】●ケース2:車両内が有人状態であり、ラ
ジオの電源スイッチ2aがオン状態である場合 車両内が有人状態 →イタズラを受ける危険性が低い →ポールアンテナ5をイタズラから守る必要性が低い →アンテナ長Lを最伸長(100cm)に調節することが
可能 ラジオの電源スイッチ1aがオン状態 →ポールアンテナ5のラジオ用としての必要性が高い 従って、ケース2の場合には、ポールアンテナ5の長さ
Lが100cmとなるように調節することが望ましく、ラ
ジオ放送波の受信感度を確保することができる。
【0076】●ケース3:車両内が有人状態であり、ラ
ジオの電源スイッチ2aがオフ状態である場合 車両内が有人状態 →ポールアンテナ5のキーレス用としての必要性が低い →ポールアンテナ5をボディ内部に格納することが可能 ラジオの電源スイッチ2aがオフ状態 →ポールアンテナ5はラジオ用としては不要 →ポールアンテナ5をボディ内部に格納することが可能 従って、ケース3の場合には、ポールアンテナ5をボデ
ィ内部に格納することが望ましい。
【0077】なお、ここでは上記ケース1〜3に分けて
アンテナ長Lを調節しているが、これは一例にすぎず、
この場合分けは好みに応じて設定することが望ましい。
【0078】図4は実施の形態(3)に係るアンテナ装
置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、こ
こでは図1に示したアンテナ装置と同様の構成について
はその説明を省略する。
【0079】ラジオの電源スイッチ2aのオン/オフ状
態を検出する第5の検出手段2と、イグニッションスイ
ッチ12aのオン/オフ状態を検出する第4の検出手段
12とはマイコン(第9の制御手段に相当)13に接続
され、マイコン13は駆動機構4に接続されている。
【0080】実施の形態(3)に係るアンテナ装置にお
けるマイコン13の動作を図5に示したフローチャート
に基づいて説明する。
【0081】まずステップ11において、第5の検出手
段2及び第4の検出手段12から、ラジオの電源スイッ
チ2aのオン/オフ状態及びイグニッションスイッチ1
2aのオン/オフ状態を示した信号を取り込んでステッ
プ12へ進む。
【0082】ステップ12では、ラジオの電源スイッチ
2aがオン状態であるか否かを判断する。オン状態であ
ると判断すればステップ14へ移り、アンテナ長Lが最
伸長である100cmとなるように、100cmに対応した
パルスの長さを有するパルス信号を出力して駆動機構4
を制御し、一方、オフ状態であると判断すればステップ
13へ移る。
【0083】ステップ13では、イグニッションスイッ
チ12aがオン状態であるか否かを判断する。オン状態
であると判断すればステップ15へ移り、ポールアンテ
ナ5をボディ内部に格納するように、パルス信号を出力
して駆動機構4を制御し、一方、オフ状態であると判断
すればステップ16へ移り、アンテナ長Lが25cmとな
るように、25cmに対応したパルスの長さを有するパル
ス信号を出力して駆動機構4を制御する。
【0084】上記実施の形態(3)に係るアンテナ装置
によれば、ラジオの電源スイッチ2aのオン/オフ状態
及びイグニッションスイッチ12aのオン/オフ状態に
応じて、車両ボディより外部へ突出させるポールアンテ
ナ5の長さLを適切に調節し、アンテナ長Lを必要最小
限の範囲内に抑えておくことによって、障害物との当接
やイタズラ等によりアンテナが壊される可能性を低減す
ることができる。
【0085】●ケース1:ラジオの電源スイッチ2aが
オン状態である場合 →誰かが車両に乗車している可能性が高い →イタズラを受ける危険性が低い →ポールアンテナ5をイタズラから守る必要性が低い →アンテナ長Lを最伸長(100cm)に調節することが
可能 従って、ケース1の場合には、ポールアンテナ5の長さ
Lが100cmとなるように調節することが望ましく、ラ
ジオ放送波の受信感度を確保することができる。
【0086】●ケース2:ラジオの電源スイッチ2aが
オフ状態であり、イグニッションスイッチ12aがオン
状態である場合 イグニッションスイッチ12aがオン状態 →運転者が乗車している可能性が高い →ポールアンテナ5のキーレス用としての必要性が低い →ポールアンテナ5をボディ内部に格納することが可能 ラジオの電源スイッチ2aがオフ状態 →ポールアンテナ5はラジオ用としては不要 →ポールアンテナ5をボディ内部に格納することが可能 従って、ケース2の場合には、ポールアンテナ5をボデ
ィ内部に格納することが望ましい。
【0087】●ケース3:ラジオの電源スイッチ2aが
オフ状態であり、イグニッションスイッチ12aがオフ
状態である場合 →運転者が乗車していない可能性が高い →ポールアンテナ5のキーレス用としての必要性が高い 従って、ケース3の場合には、ポールアンテナ5の長さ
Lを100cmにするのではなくキーレス信号の受信に最
適な長さ(25cm)にすることが望ましい。
【0088】なお、ここでは上記ケース1〜3に分けて
アンテナ長Lを調節しているが、これは一例にすぎず、
調節の場合分けは好みに応じて設定することが望まし
い。
【0089】上記実施の形態(3)に係るアンテナ装置
では、イグニッションスイッチ12aのオン/オフ状態
を検出することによって、運転者乗車の有無状態を判断
しているが、運転席に対応した赤外線センサや荷重セン
サによる運転席の有人/無人状態やエンジンの稼働停止
状態を検出することによっても、上記と同様に運転者乗
車の有無を判断することができる。
【0090】また上記実施の形態(2)又は(3)に係
るアンテナ装置では、ラジオのオン/オフ状態と、車両
内の有人/無人状態、イグニッションスイッチのオン/
オフ状態、エンジンの稼働/停止状態、又は運転者乗車
の有無状態との2つの状態に応じて、アンテナ長Lを調
節しているが、3つ以上の状態に応じてポールアンテナ
5の長さLを調節することも当然可能である。例えば、
ポールアンテナ5の長さLをラジオのオン/オフ状態、
車両内の有人/無人状態、及び運転席の有人/無人状態
に応じた適切な長さに調節することができる。
【0091】実施の形態(2)に係るアンテナ装置で
は、車両内が有人状態であり、ラジオの電源スイッチが
オフ状態である場合には、ポールアンテナ5をボディ内
部へ格納するようにしているが、その場合に不具合が生
じることがある。
【0092】●ケースA:運転者が乗車している場合 →ポールアンテナ5のキーレス用としての必要性が低い →ポールアンテナ5をボディ内部に格納することが可能 ●ケースB:子供だけが乗車している場合 →運転者が乗車していない →ポールアンテナ5のキーレス用としての必要性が高い ケースA、ケースBのいずれの場合も、車両内は有人状
態となる。
【0093】このように車両内が有人状態であったとし
ても、ケースBのようにポールアンテナ5がキーレス用
として必要になる場合があるが、実施の形態(2)に係
るアンテナ装置では、ポールアンテナ5をボディ内部へ
格納してしまう。そこで実施の形態(2)に係るアンテ
ナ装置に、運転席の有人/無人状態を感知する赤外線セ
ンサ等を設け、運転者乗車の有無を考慮に入れること
で、ケースAとケースBとが区別できるようになり、上
記不具合を解消することができる。
【0094】また実施の形態(1)〜(3)のいずれか
に係るアンテナ装置において、受信する各ラジオ放送波
の波長に合わせて最適のアンテナ長Lが得られるよう
に、その周波数に応じて自動的に長さLを調節する機能
を持たせることもできる。
【0095】次に実施の形態(4)に係るアンテナ装置
について説明する。実施の形態(4)に係るアンテナ装
置はキーレス用のアンテナとしてガラスアンテナを採用
し、そのガラスアンテナを前後左右全てのウインドウガ
ラスに配設したものである。図6(a)(b)はガラス
アンテナ7a〜7dの配設された車両6を示している。
【0096】上記実施の形態(4)に係るアンテナ装置
によれば、車両6の前後左右の四方向にガラスアンテナ
7a〜7dが配設されているので、どの方向からキーレ
ス信号が送出されても同等の受信感度を得ることのでき
る。
【0097】また上記実施の形態(4)に係るアンテナ
装置において、キーレス用とラジオ用とでガラスアンテ
ナ7a〜7dの一部あるいは全部を兼用させることによ
って、設置構造の簡略化及び低コスト化を図ることがで
きる。
【0098】なお、ここでは駆動機構部として、車両の
ドアやトランク等のロック/アンロックを行なう場合に
ついてのみ説明しているが、前記駆動機構部としてはこ
れらに限らず、ミラーの開閉やエンジンの始動/停止を
行なうものなどに適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係るアンテナ装置
の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(2)に係るアンテナ装置の要部を
概略的に示したブロック図である。
【図3】実施の形態(2)に係るアンテナ装置における
マイコンの動作を示したフローチャートである。
【図4】実施の形態(3)に係るアンテナ装置の要部を
概略的に示したブロック図である。
【図5】実施の形態(3)に係るアンテナ装置における
マイコンの動作を示したフローチャートである。
【図6】実施の形態(4)に係るアンテナ装置における
ガラスアンテナの配設された車両を示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 第1の検出手段 2 第5の検出手段 3A、3B、13 マイコン 4 駆動機構 5 ポールアンテナ 6 車両 7a〜7d ガラスアンテナ 12 第4の検出手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 1/32 H01Q 1/32 A 9/34 9/34 Fターム(参考) 3D020 BA13 BB01 BC01 BD05 5J046 AA01 AA02 AA08 AA09 AA12 AA19 AB06 AB17 FA08 HA03 HA04 LA02 LA05 LA06 LA20 PA10 5J047 AA01 AA02 AA08 AA09 AA12 AA19 AB06 AB17 EA01 EC02 FA01 FA09 FD03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に装備された駆動機構部を遠隔制御
    するための遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送波
    受信用とでアンテナを兼用させたアンテナ装置におい
    て、 前記車両のボディより外部へ突出させる前記アンテナの
    長さを調節する調節手段と、前記車両内の有人/無人状
    態を検出する第1の検出手段と、前記車両内が無人状態
    である場合には、前記アンテナの長さが遠隔制御信号の
    受信に適した長さとなるように前記調節手段を制御する
    第1の制御手段とを備えていることを特徴とするアンテ
    ナ装置。
  2. 【請求項2】 車両に装備された駆動機構部を遠隔制御
    するための遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送波
    受信用とでアンテナを兼用させたアンテナ装置におい
    て、 前記車両のボディより外部へ突出させる前記アンテナの
    長さを調節する調節手段と、前記車両の運転席の有人/
    無人状態を検出する第2の検出手段と、前記運転席が無
    人状態である場合には、前記アンテナの長さが遠隔制御
    信号の受信に適した長さとなるように前記調節手段を制
    御する第2の制御手段とを備えていることを特徴とする
    アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 車両に装備された駆動機構部を遠隔制御
    するための遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送波
    受信用とでアンテナを兼用させたアンテナ装置におい
    て、 前記車両のボディより外部へ突出させる前記アンテナの
    長さを調節する調節手段と、エンジンが稼働状態してい
    るか否かを検出する第3の検出手段と、前記エンジンが
    停止状態である場合には、前記アンテナの長さが遠隔制
    御信号の受信に適した長さとなるように前記調節手段を
    制御する第3の制御手段とを備えていることを特徴とす
    るアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 車両に装備された駆動機構部を遠隔制御
    するための遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送波
    受信用とでアンテナを兼用させたアンテナ装置におい
    て、 前記車両のボディより外部へ突出させる前記アンテナの
    長さを調節する調節手段と、イグニッションスイッチが
    オン状態であるか否かを検出する第4の検出手段と、前
    記イグニッションスイッチがオフ状態である場合には、
    前記アンテナの長さが遠隔制御信号の受信に適した長さ
    となるように前記調節手段を制御する第4の制御手段と
    を備えていることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 車両に装備された駆動機構部を遠隔制御
    するための遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送波
    受信用とでアンテナを兼用させたアンテナ装置におい
    て、 前記車両のボディより外部へ突出させる前記アンテナの
    長さを調節する調節手段と、前記車両内の有人/無人状
    態を検出する第1の検出手段と、ラジオがオン状態であ
    るか否かを検出する第5の検出手段と、前記第1の検出
    手段及び前記第5の検出手段からの検出結果に応じて、
    前記アンテナの長さを調節するように前記調節手段を制
    御する第5の制御手段とを備えていることを特徴とする
    アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記第5の制御手段が、前記車両内が無
    人状態である場合には、前記アンテナの長さが遠隔制御
    信号の受信に適した長さとなるように前記調節手段を制
    御するものであることを特徴とする請求項5記載のアン
    テナ装置。
  7. 【請求項7】 前記第5の制御手段が、前記車両内が有
    人状態でありラジオがオン状態である場合には、前記ア
    ンテナの長さがラジオ放送波の受信に適した長さとなる
    ように前記調節手段を制御するものであることを特徴と
    する請求項5又は請求項6記載のアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 前記第5の制御手段が、前記車両内が有
    人状態でありラジオがオフ状態である場合には、前記ア
    ンテナを前記車両のボディ内部に格納するように前記調
    節手段を制御するものであることを特徴とする請求項5
    〜7のいずれかの項に記載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 車両に装備された駆動機構部を遠隔制御
    するための遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送波
    受信用とでアンテナを兼用させたアンテナ装置におい
    て、 前記車両のボディより外部へ突出させる前記アンテナの
    長さを調節する調節手段と、前記車両内の有人/無人状
    態を検出する第1の検出手段と、前記車両の運転席の有
    人/無人状態を検出する第2の検出手段と、ラジオがオ
    ン状態であるか否かを検出する第5の検出手段と、前記
    第1の検出手段、前記第2の検出手段、及び前記第5の
    検出手段からの検出結果に応じて、前記アンテナの長さ
    を調節するように前記調節手段を制御する第6の制御手
    段とを備えていることを特徴とするアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 車両に装備された駆動機構部を遠隔制
    御するための遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送
    波受信用とでアンテナを兼用させたアンテナ装置におい
    て、 前記車両のボディより外部へ突出させる前記アンテナの
    長さを調節する調節手段と、ラジオがオン状態であるか
    否かを検出する第5の検出手段と、前記車両の運転席の
    有人/無人状態を検出する第2の検出手段と、前記第5
    の検出手段及び前記第2の検出手段からの検出結果に応
    じて、前記アンテナの長さを調節するように前記調節手
    段を制御する第7の制御手段とを備えていることを特徴
    とするアンテナ装置。
  11. 【請求項11】 車両に装備された駆動機構部を遠隔制
    御するための遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送
    波受信用とでアンテナを兼用させたアンテナ装置におい
    て、 前記車両のボディより外部へ突出させる前記アンテナの
    長さを調節する調節手段と、ラジオがオン状態であるか
    否かを検出する第5の検出手段と、エンジンが稼働して
    いるか否かを検出する第3の検出手段と、前記第5の検
    出手段及び前記第3の検出手段からの検出結果に応じ
    て、前記アンテナの長さを調節するように前記調節手段
    を制御する第8の制御手段とを備えていることを特徴と
    するアンテナ装置。
  12. 【請求項12】 車両に装備された駆動機構部を遠隔制
    御するための遠隔制御信号受信用とラジオのラジオ放送
    波受信用とでアンテナを兼用させたアンテナ装置におい
    て、 前記車両のボディより外部へ突出させる前記アンテナの
    長さを調節する調節手段と、ラジオがオン状態であるか
    否かを検出する第5の検出手段と、イグニッションスイ
    ッチがオン状態であるか否かを検出する第4の検出手段
    と、前記第5の検出手段及び前記第4の検出手段からの
    検出結果に応じて、前記アンテナの長さを調節するよう
    に前記調節手段を制御する第9の制御手段とを備えてい
    ることを特徴とするアンテナ装置。
  13. 【請求項13】 前記第7の制御手段、前記第8の制御
    手段、又は前記第9の制御手段が、ラジオがオン状態で
    ある場合には、前記アンテナの長さがラジオ放送波の受
    信に適した長さとなるように前記調節手段を制御するも
    のであることを特徴とする請求項10〜12のいずれか
    の項に記載のアンテナ装置。
  14. 【請求項14】 前記第7の制御手段、前記第8の制御
    手段、又は前記第9の制御手段が、ラジオがオフ状態で
    あり、前記運転席が有人状態、前記エンジンが稼働状
    態、又は前記イグニッションスイッチがオン状態である
    場合には、前記アンテナを前記車両のボディ内部に格納
    するように前記調節手段を制御するものであることを特
    徴とする請求項10〜13のいずれかの項に記載のアン
    テナ装置。
  15. 【請求項15】 前記第7の制御手段、前記第8の制御
    手段、又は前記第9の制御手段が、ラジオがオフ状態で
    あり、前記運転席が無人状態、前記エンジンが停止状
    態、又は前記イグニッションスイッチがオフ状態である
    場合には、前記アンテナの長さが遠隔制御信号の受信に
    適した長さとなるように前記調節手段を制御するもので
    あることを特徴とする請求項10〜14のいずれかの項
    に記載のアンテナ装置。
  16. 【請求項16】 車両に装備された駆動機構部を遠隔制
    御する遠隔制御信号受信用のアンテナとしてガラスアン
    テナが採用されると共に、該ガラスアンテナが前後左右
    のウインドウガラスのうち少なくとも2つのウインドウ
    ガラスに配設されていることを特徴とするアンテナ装
    置。
  17. 【請求項17】 前記遠隔制御信号受信用のガラスアン
    テナの一部あるいは全部がラジオ放送波受信用のものと
    兼用されていることを特徴とする請求項16記載のアン
    テナ装置。
  18. 【請求項18】 前記駆動機構部が前記車両のドア等の
    ロック/アンロックを行なう駆動機構であることを特徴
    とする請求項1〜17のいずれかの項に記載の車載用受
    信機。
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CN102602363A (zh) * 2012-03-27 2012-07-25 华南理工大学 基于超宽带的车辆无钥匙进入、启动与闭锁方法及装置
DE102004008181B4 (de) 2004-02-19 2019-01-03 Volkswagen Ag Verfahren und Vorrichtung zur Warnung vor einem in einem Kraftfahrzeug zurückgelassenen Mobilgerät
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