JP2000162350A - 核融合炉の遠隔保守装置 - Google Patents

核融合炉の遠隔保守装置

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JP2000162350A
JP2000162350A JP10341839A JP34183998A JP2000162350A JP 2000162350 A JP2000162350 A JP 2000162350A JP 10341839 A JP10341839 A JP 10341839A JP 34183998 A JP34183998 A JP 34183998A JP 2000162350 A JP2000162350 A JP 2000162350A
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track
maintenance
fusion reactor
vacuum vessel
vehicle
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Shin Murakami
伸 村上
Tadashi Munakata
正 宗像
Koichi Tsuji
光一 辻
Akiko Sakurai
朗子 櫻井
Mitsunori Kondo
光昇 近藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】炉内機器を搬送する度に長大な装置全体を狭い
トーラス状スペースや保守ポート内で移動させることが
不要で、開放するポートの数が少なくて済む核融合炉の
遠隔保守装置を得る。 【解決手段】関節122で連結された複数の円弧状リン
ク121からなる軌道120と、120を真空容器10
1外の収納スペースから101の径方向に形成された保
守ポート110内を搬送し、122を固定し、101内
に展開するとともに、122の固定を解除し、110を
経て収納スペースに収納する軌道送りだし機構220
と、101内に展開された120を101の周方向に案
内するとともにスライド駆動する軌道スライド装置18
0と、120に沿って走行するビークル160と、16
0に搭載され、核融合炉内の機器の保守作業を行うマニ
ピュレータ140を備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核融合炉の炉内構
造物の交換・保守作業に使用される核融合炉の遠隔保守
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】D−T反応を行う核融合炉では、炉の運
転後は炉内が放射化されることから、核融合炉の炉内構
造物の交換・保守に関わる作業は遠隔操作により行わな
なければならない。
【0003】図19はトカマク型核融合炉の概略の構造
を示す縦断面図であり、本図に示すようにトカマク型核
融合炉1は、トーラス状スペース2の外径が約20mに
も及ぶ中空ドーナツ状の真空容器3を有し、熱負荷と中
性子の粒子負荷にさらされている。このトーラス状スペ
ース2の周りは遮蔽体4で覆われており、トロイダルコ
イル5及びポロイダルコイル6が複雑に配置されてい
る。
【0004】従って、これらの周りの機器を回避してブ
ランケット7等の炉内構造物に接近するには、炉外の収
納スペース8に収納される例えば図20または図21の
遠隔保守装置を、トーラス状スペース2に放射状に設け
られた保守ポート10を経てトーラス状スペース2内に
挿入し、さらにこの保守装置をトーラス状スペース2内
で周方向に移動する必要がある。定期的な交換作業が必
要な炉内構造物であるブランケット7は、真空容器3内
面を覆うように分割されて設置されている。
【0005】図20は、従来の遠隔保守装置の第1の例
を示す平断面図である。遠隔保守装置は炉外に基礎とな
る関節を持つ片持ち状の多関節アーム21を備え、かつ
多関節アーム21の先端にマニピューレータを備えたも
のである。該遠隔保守装置を保守ポート10よりトーラ
ス状スペース2に挿入して炉内機器の保守作業を行うも
のである。この多関節アーム21を用いる遠隔保守装置
は欧州において既に実験を実施した実績がある。
【0006】しかしながら、図20に示す多関節アーム
21を用いる保守装置は、多関節アーム21の先端にマ
ニピューレータが固定されているだけなので、炉の大型
化によって多関節アーム21が長大となるので保守装置
が大型になってしまうという問題点があった。
【0007】さらに、炉内構造物の搬出入の度に狭いト
ーラス状スペース2や、保守ポート10の中で長大な多
関節アーム21全体を動作させなければならなくなるの
で、作業効率が低いという問題があった。
【0008】図21は、このような問題点を除去するた
めに開発された従来の遠隔保守装置の第2の例(本出願
人らが先に出願した特願平3−40661号明細書)を
説明するための図であり、これはトーラス状スペース2
に軌道を敷設し、マニピュレータを装着したビークルを
その軌道に沿って走行させ、炉内構造物の交換保守作業
を行う方式の遠隔保守装置である。
【0009】図21は核融合炉部分の図を省略してある
が、遠隔保守装置は図19に示す核融合炉の内部のトー
ラス状スペースを半径方向に延びる複数の保守ポートで
外部に連通した真空容器内において、この真空容器内に
配置された機器を保全するためのものであることは言う
までもない。
【0010】軌道33は、それぞれ関節31により回動
可能に連結された複数(ここでは5個)の円弧状リンク
32から構成され、核融合炉のトーラス状スペース2内
に連続した半円状に延設されるようになっている。ビー
クル36は軌道33に沿って移動し、該保全すべき機器
を取り扱う(ブランケットなどの炉内構造物の交換作業
を行う)ための少なくとも1個のマニピュレータ39な
らびにこのマニピュレータ39の伸縮アーム39aの先
端に炉内機器をハンドリングするため揺動、回転及び把
持の自由度を有するエンドイフェクタ39bを有してい
る。
【0011】真空容器の外部に、設置されるキャスク4
5内に軌道33を収納する軌道収納手段34を備えてい
る。軌道敷設手段37は、軌道収納手段34に収納され
た軌道33を構成する各リンク32を保守ポート10か
らスペース2内に周方向に沿って順次送出し、スペース
2と同心円状に軌道33を延設するものである。
【0012】軌道33がスペース内に延設される時に
は、ビークル36は支持アーム44に支持されており、
支持アーム44は、スライドリンク40に対してスライ
ド可能に構成されたスライドリンク41の先端部に回動
自在に組み付けられており、スライドリンク40は保守
ポート内を径方向に移動可能に構成されている。スペー
ス内に延設された軌道33の最後端のリンクは旋回アー
ム43に支持され、旋回アーム43は軌道送り台車42
に支持される。
【0013】また、一つの保守ポート10に隣接する他
の保守ポート10aから挿入されてスペース2内に延設
された軌道33の中間部を支持する軌道支持装置38を
備えている。
【0014】さらに対向する保守ポート10bから同様
に180゜の軌道33が展開されて、それぞれの軌道3
3が連結されて、円環状の軌道がトーラス状スペース内
に形成される。
【0015】このように構成された保守装置は、円環状
の軌道が4つの保守ポートの位置で支持されて高い剛性
を備えており、炉内構造物の保守作業が高い剛性を備え
た軌道33上のビークル36およびマニピュレータ39
の動作によって行われるため、精度が高く、しかも炉内
構造物の搬出入も効率よく行えるという特徴を持ってい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の第2の保守装置では180゜づつ延設された半
円状の軌道33を連結して円環上として4点で支持する
ため、4つのポートを開放して軌道敷設手段37や軌道
支持装置38を挿入しなければならない。
【0017】180゜分の軌道33のみを延設して、3
点で支持することも可能であるが、この場合にも3つの
保守ポートを開放する必要がある。保守ポートを開放し
て再度閉鎖するには、真空容器の真空を維持するための
境界面や遮蔽扉の切断や再溶接、ポート先端の開口部を
塞いでいるプラグと呼ばれる構造物の撤去や再設置、撤
去されて再設置される機器の冷却配管の切断や再溶接、
再設置後の検査等様々な作業が必要になり、保守作業の
効率が低下したり、安全面の課題が増えたり、信頼性が
低下する心配があった。
【0018】また、限られた範囲にある少数の炉内機器
が損傷した場合には、開放する保守ポートの数を最小に
して、効率的に保守作業することが可能な遠隔保守装置
が求められていた。
【0019】そこで本発明の目的は、炉内機器を搬送す
る度に長大な装置全体を狭いトーラス状スペースや保守
ポート内で移動させることが不要で、開放するポートの
数が少なくて済み、作業効率、信頼性に優れ、機動性が
高く、小型で簡素な核融合炉の遠隔保守装置を提供する
ことである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明の核融合炉の遠隔保守装置
は、関節で連結された複数の円弧状リンクからなる軌道
と、該軌道を核融合炉の真空容器外の収納スペースから
該真空容器の径方向に形成された保守ポート内を搬送
し、前記関節を固定し、該真空容器内に展開するととも
に、該真空容器内に展開された該軌道の関節の固定を解
除し、保守ポートを経て前記収納スペースに収納する軌
道展開収納装置と、前記真空容器内に展開された軌道を
該真空容器の周方向に案内するとともにスライド駆動す
る軌道スライド装置と、展開された軌道に沿って走行す
るビークルと、このビークルに搭載され、核融合炉内の
機器の保守作業を行うマニピュレータを備えた核融合炉
の遠隔保守装置である。
【0021】請求項1に対応する発明によれば、真空容
器外の収納スペースに収納されていた軌道を円弧状に組
み立てながら真空容器のトーラス状スペースに展開し、
展開された軌道に沿って走行するビークルと、ビークル
に搭載されたマニピュレータによつて、核融合炉内の機
器の保守作業を行うもので、展開された軌道をトーラス
状スペース内でスライドするので、ビークル及びマニピ
ュレータで広い範囲にわたって高い機動性をもって保守
作業できるととともに、保守作業のために開放するポー
卜の数を最小にできる。
【0022】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、請求項1に記載
の核融合炉の遠隔保守装置において、分離された状態の
前記軌道の前記円弧状νンタの関節を運結する軌道関節
運結手段を前記収納スペース内と前記保守ポート内と真
空容器内とのいずれかにさらに備えたことを特徴として
いる。
【0023】請求項2に対応する発明によれば、軌道を
分割した状態で真空容器外に収納して、しかも、作業に
必要な任意の本数の軌道の円弧状リンクを円弧状に組み
立てながら真空容器のトーラス状スペースに展開するの
で、収納スペースや、軌道展開収納装置を小さくするこ
とができるとともに、作業効率を高くすることができ
る。
【0024】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、一本の円弧状リ
ンクからなる軌道と、該軌道を核融合炉の真空容器外の
収納スペースから真空容器内に搬送するとともに、真空
容器内から上記保守ポー卜を経て上記収納スペースに収
納する軌道展開収納装置と、真空容器の周方向に案内す
るとともにスライド駆動する軌道スライド装置と、展開
された軌道に沿って走行するビークルと、このビークル
に搭載され、核融合炉内の機器の保守作業を行うマニピ
ュレータを備えたことを特徴としている。
【0025】請求項3に対応する発明によれば、保守ポ
ート近傍の炉内機器の保守作業を長い軌道を炉内に展開
することなく行うことができ、保守装置のスペースを小
さくすることができるとともに、作業効率を高くするこ
とができる。
【0026】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、前記軌道には、
前記ビークルが走行する部分と前記軌道スライド装置が
案内する部分とが異なる位置に設けられていることを特
徴とする請求項1または請求項3のいずれかに記載の核
融合炉の遠隔保守装置である。
【0027】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、前記真空容器内
に展開された前記軌道の内径側に前記ビークルが走行す
る部分が設けられており、前記軌道の外径側に前記軌道
スライド装置に案内される部分が設けられていることを
特徴とする請求項4記載の核融合炉の遠隔保守装置であ
る。
【0028】前記請求項4または請求項5に対応する発
明の核融合炉の遠隔保守装置によれば、軌道のスライド
に必要なスペースとビークルの走行に必要なスぺースが
分割されるので、ビークルの走行動作と軌道のスライド
動作が相互に妨げられることなくスムーズに行え、保守
ポートの左右両側の炉内機器の保守作業が可能になる。
また、軌道のスライドとビークルの走行を独立に制御す
ることができ、高い機動性が確保できる。
【0029】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載の核融合炉の遠隔保守装置にお
いて、前記軌道が真空客器内に展開される時に前記ビー
クルは前記軌道スライド装置によつて支持されている軌
道に支持されていることを特徴としている。
【0030】請求項6に対応する発明の核融合炉の遠隔
保守装置によれば、ビークルは軌道スライド装置の位
置、姿勢によらず軌道上を走行できるため軌道が真空容
器内に挿入された状態であれば長い軌道全体が展開され
ていなくてもビークルで炉内の保守作業ができ、作業効
率が向上する。
【0031】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載の核融合炉の違隔保守装置にお
いて、前記軌道展開収納装置には前記軌道が真空容器の
周方向に送り出される時に前記ビークルを支持するビー
クル支持装置が備えられ、該ビークル支持装置は軌道を
展開させた後で前記保守ポートの外部に退避可能に構成
されていること特徴としている。
【0032】請求項7に対応する発明の核融合炉の遠隔
保守装置によれば、軌道が展開された後でピークル支持
装置のスペースを空けることができるので軌道展開に使
用したポートを多目的に効率的に使用することができ、
開放するポー卜の数を少なくできる。
【0033】前記目的を達成するため、請求項8に対応
する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、請求項7に記載
の核融合炉の遠隔保守装置において、前記ビークル支持
装置を保守ポートの外部に退避させた後の空間内で核融
合炉内機器を搬送する炉内機器搬送装置をさらに備える
ことを特徴としている。
【0034】請求項8に対応する発明によれば、軌道が
展開された後でビークル支持装置が退避して生じるスぺ
ースで炉内機器の搬送や受け渡しが可能になるので、開
放された保守ポートの限られたスペースを効率的に使用
することができ、開放するポートの数を少なくすること
ができる。
【0035】前記目的を達成するため、請求項9に対応
する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、請求項1乃至請
求項8のいずれかに記載の核融合炉の遠隔保守装置にお
いて、前記軌道を支持した状態で前記軌道スライド装置
を真空容器の半径方向に移動させるスライド装置移動手
段と水平面内に旋回させるスライド装置回転手段とをさ
らに備え、前記軌道を真空容器炉壁近傍に移動させるこ
とを可能とすることを特徴としている。
【0036】請求項9に対応する発明によれば、保守作
業時にマニピュレータやビークルに負荷されるモーメン
卜荷重を低減することができ、装置の小型化や可搬重量
の増大が可能になる。
【0037】前記目的を達成するため、請求項10に対
応する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、請求項1乃至
請求項2のいずれかに記載の核融合炉の遠隔保守装置に
おいて、真空容器内に展開された前記軌道を案内支持す
る軌道支持装置が、前記軌道が展開された保守ポートと
は異なる保守ポートに備えられていることを特徴として
いる。
【0038】請求項10に対応する発明の核融合炉の遠
隔保守装置によれば、展開された軌道及を2個所以上で
支持することにより、軌道の剛性と強度が増大するの
で、より大重量の機器を搬送することが可能になり、炉
内機器の保守作業の効率が向上する。
【0039】前記目的を達成するため、請求項11に対
応する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、請求項1乃至
請求項10のいずれかに記載の核融合炉の遠隔保守装置
の核融合炉の遠隔保守装置において、前記マニピュレー
タが真空容器内に展開された軌道の半径方向に略平行な
軸周りに回転する自由度を有することを特徴としてい
る。
【0040】請求項11に対応する発明の核融合炉の遠
隔保守装置によれば、マニピュレータの先端を軌道の上
下両側に向けることができ、広い範囲の炉内機器の保守
作業が可能になり、また、軌道まわりに回転する自由度
がなくてもよいので、軌道の断面積を大きくすることが
でき、軌道の剛性と強度を高くすることができ、作業効
率が向上する。
【0041】前記目的を達成するため、請求項12に対
応する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、請求項1乃至
請求項11のいずれかに記載の核融合炉の遠隔保守装置
を複数セットを備え、それぞれ異なる保守ポートから前
記軌道が真空客器内に展開されることを特徴としてい
る。
【0042】請求項12に対応する発明の核融合炉の遠
隔保守装置によれば、同時に2台以上のビークル及びマ
ニピュレータでより広い範囲の保守作業を行うことがで
きて作業効率が向上する。また、ビークルの走行できる
範囲や軌道のスライドできる範囲が90゜以上となるよ
うな軌道の長さとすれば、対向する2カ所の保守ポート
に本発明の核融合炉の遠隔保守装置を備えれば、炉内の
全域の炉内機器の保守が可能になり、高い作業効率が実
現できるとともに、開放するポートの数を少なくするこ
とができる。
【0043】前記目的を達成するため、請求項13に対
応する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、請求項12に
記載の核融合炉の遠隔保守装置において、それぞれの前
記軌道の端部同士が連結可能なように構成されているこ
と特徴としている。
【0044】請求項13に対応する発明の核融合炉の遠
隔保守装置によれば、同時に2台以上のビークル及びマ
ニピュレータでより広い範囲の保守作業を行うことがで
きて作業効率が向上するとともに、軌道が2カ所以上で
支持されることになるので、軌道の剛性や強度が高くな
る。
【0045】前記目的を達成するため、請求項14に対
応する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、核融合炉の遠
隔保守装置において、請求項1、請求項2、請求項1
0、請求項12、請求項13のいずれかに記載の核融合
炉の遠隔保守装置において、真空容器内に展開された前
記軌道上を走行して前記マニピュレータと保守ポートの
間で炉内機器を搬送する搬送台車をさらに備えることを
特徴としている。
【0046】請求項14に対応する発明の核融合炉の遠
隔保守装置によれば、搬送台車が炉内機器を搬送してい
る間に、ビークル及びマニピュレータで保守作業を継続
できるので、作業時間の短縮が図れる。
【0047】前記目的を達成するため、請求項15に対
応する発明の核融合炉の遠隔保守装置は、請求項1乃至
請求項14に記載の核融合炉の遠隔保守装置において、
前記軌道が展開された保守ポートとは異なる保守ポート
に炉内機器搬送装置を備えることを特徴としている。
【0048】請求項15に対応する発明の核融合炉の遠
隔保守装置によれば、マニピュレータが把持した保守対
象物や工具などは軌道が展開された保守ポートとは果な
る保守ポートに備えられた炉内搬出機器搬送装置により
炉外に搬出されるためビークルが軌道上を走行する時間
を削減することができ、効率が向上するとともに、搬出
入のスペースを大きくすることができるので、作業効率
が向上する。
【0049】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態(請求項1、
2、4、5、7、8、11に対応)>以下、本発明の実
施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の第
1の実施の形態の遠隔保守装置の構成を示す平面図であ
り、図2は該遠隔保守装置を核融合炉内に収納した状態
を示す縦断面図である。
【0050】(構成)遠隔保守装置は、概略軌道展開収
納装置を構成する例えば軌道送り出し機構220と、軌
道120と、軌道スライド装置180と、ビークル16
0と、マニピュレータ140と、ビークル支持装置20
0からなっている。
【0051】軌道120は複数(ここでは4個)の関節
122で達結された複数(ここでは5個)の断面がほぼ
H形の円弧状リンク121からなり、図1のようにトー
ラス状スペース102内では、円の120°分のみが残
された部分円弧状に展開され、保守ポート110内では
例えば図3に示すようにほぼ直線状になっている。
【0052】軌道展開収納装置は、軌道120を核融合
炉の真空容器外の収納スペースから真空容器の径方向に
形成された保守ポート内を搬送し、関節を固定し、真空
容器内に展開するとともに、真空容器内に展開された該
軌道の関節の固定を解除し、保守ポートを経て収納スペ
ースに収納するものである。具体的には、軌道送り出し
機構220は、可動側手段220aおよび固定側手段2
20bからなり、保守ポート110内を移動可能に構成
されている。具体的には、固定側手段220bは例えば
ラックであり、核融合炉の保守ポート110内周面に、
トーラス状スペース102内に連通するように配設され
ている。可動側手段220aは、例えばピニオン(ピニ
オンギア)であり、固定側手段220bのラック(セク
タギア)に噛合し、図示しない駆動装置により回転可能
に構成されている。
【0053】軌道スライド装置180は真空容器101
内のトーラス状スペース102内において、展開された
軌道120をスペース102の周方向に案内するととも
に、スライド駆動するものである。具体的には、固定側
と可動側からなり、固定側として軌道120を構成する
各円弧状リンク121の外周側に例えばセクタギア(図
示せず)が配設され、可動側として軌道120を案内す
るチャンネル状のガイドと、このガイドに回転自在に支
持されたピニオン(図示せず)が該セクタギアに噛合
し、ピニオンに対して回転駆動力を与える駆動装置から
なっている。
【0054】ビークル160は、スペース102内に展
開された軌道120の内周側に沿って走行可能に走行駆
動機構を備えている。具体的には、軌道120を構成す
る各円弧状リンク121の内周側に例えばセクタギア
(図示せず)が配設され、軌道120を案内するチャン
ネル状のビークル本体と、このビークル本体に回転自在
に支持されたピニオン(図示せず)が該セクタギアに噛
合し、ピニオンに対して回転駆動力を与える駆動装置か
らなっている。このビークル160には、図21に示す
従来例と同様に、これに搭載され、核融合炉内の機器の
保守作業を行うマニピュレータ140ならびに伸縮アー
ム142を有するエンドイフェクタ143を備えてい
る。
【0055】ビークル支持装置200は、図21に示す
支持アーム44と同様に、軌道120がスペース102
内に展開されているときに軌道120を支持しているビ
ークル160を支持するもので、展開保守ポート110
内を移動可能に構成されている支持装置台車201と、
この支持装置台車201に対して回動自在に駆動される
支持装置アーム202とからなり、支持装置台車201
は、図1においては軌道送り出し機構220の可動側手
段220aの下側にある状態になっている。支持装置台
車201は、保守ポート110内を移動可能に構成され
ており、具体的には例えば保守ポート110の内周側に
配設されたラックと、台車側に設けられ、このラックに
噛合するピニオンおよびピニオンに対して回転駆動力を
与える駆動装置とからなっている。
【0056】ビークル支持装置200は、常時は軌道1
20と共に収納スペースに収納され、保守点検時には核
融合炉の保守ポート110内に挿入され、真空容器10
1の外周と交差する開口面近くに固定され、この状態で
トーラス状スペース102内に、軌道120を送り出す
ことが可能な構成となっている。
【0057】軌道送り出し機構220は軌道120の展
開が終了した時には保守ポート110の床面や壁面によ
り強固に支持されている。また、図1においてビークル
160はビークル支持装置200によって支持された状
態となっている。軌道120の長さは、ビークル160
が90゜以上走行できる程度の長さになっている。
【0058】次に、軌道120の展開の手順について、
図3乃至図5を参照して説明する。図3は外部にある図
示しない収納スペースから保守ポート110内に軌道1
20が軌道送り出し機構220によって搬送されて直列
に並んでいる状態を示しており、先端の第1円弧状リン
ク121aにはビークル160が取付けられており、ビ
−クル160は前記ビ−クル支持装置(図示せず)に取
付けられている。
【0059】この状態から軌道120を軌道送り出し機
構220によって前方に送り出してビークル支持装置2
00を軌道120の第1円弧状リンク121aとともに
旋回させてトーラス状スペース102の周方向に第1円
弧状リンク121aを向けると図4の状態になる。
【0060】ここで、保守ポート110に沿って残りの
軌道120の円弧状リンク121を送り出すと図5に示
す状態となる。その後第1円弧状リンク121aと第2
円弧状リンク121bの間の関節122aを図示しない
関節ロック機構により固定してビークル160の走行駆
動機構を用いて第1円弧状リンク121aと第2円弧状
リンク121bをトーラス状スペース102の周方向に
送り出し、さらに保守ポート内の残りの軌道120の円
弧状リンク121を真空容器101の径方向に送り出し
て関節122を固定する動作を繰り返すことにより軌道
120の全ての円弧状リンク121の関節122を固定
した状態でトーラス状スペース102内に展開でき、図
1の状態に至る。
【0061】軌道120の展開が終了した後でビークル
160をビークル支持装置200から解放するととも
に、ピークル支持装置200を保守ポート110の外部
に退避させる。その後軌道スライド装置180を駆動し
て軌道120をスライドさせるとともにビークル160
を軌道120に沿って走行させると図6の状態になる。
【0062】図2は、本実施の形態を説明する縦断面図
であり、トーラス状スペース102の中央部に軌道12
0が展開されており、軌道120の断面形状はその上面
と下面に凹部が形成されており、略H型となっている。
軌道120の内径側にはビークル160のフレーム16
1が軌道120の上下の縁の部分を包むように案内支持
されており、前述の図示しない駆動機構により、軌道1
20に沿つて走行できる自由度を備えている。
【0063】ビークル160のフレーム161にはマニ
ピュレータ140が組み付けられており、軌道120の
半径方向の軸141aまわりに回転する自由度と、本図
において紙面に垂直な軸141bまわりに回転する自由
度と、この軸に垂直な軸141cの周りに回転する自由
度と、さらにアーム142を伸縮させる自由度とを備え
ている。
【0064】マニピュレータ140の先端部には、炉内
機器や工具を把持するエンドイフェクタ143が組み付
けられており、エンドイフェクタ143には炉内機器を
把持する自由度や向きを制御するための自由度が備えら
れている。マニピュレータの後端部にはカウンタウェイ
ト144が組み付けられている。前述の様々な自由度に
よりマニピュレータ140は同図の姿勢aの他、姿勢b
や姿勢c等の様々な姿勢にすることができる。
【0065】(作用)以上のように構成された第1実施
形態においては、真空容器101の外部の収納スペース
に収納されており、関節構造によって連結されている軌
道120がトーラス状スペース102内に搬送されて、
関節122が固定された状態で円弧状にトーラス状スペ
ース102に展開される。
【0066】軌道120が展開された後にはビークル1
60がビークル支持装置200から解放されるので、ビ
一クル160は円弧状の軌道120に沿って任意の位置
に移動できる。また、軌道スライド装置180を動作さ
せることにより、展開された軌道120を保守ポート1
10の左右両側に90゜以上の範囲で周方向にスライド
させることができる。
【0067】軌道120の内径側で案内されるビークル
160の走行動作と、軌道120の外径側で案内される
軌道スライド動作は相互に妨げられることなく、それぞ
れ独立に任意の位置に移動させることができる。ビーク
ル160を軌道120に沿って任意の位置まで走行させ
た後には、前記マニピュレータ140の様々な自由度に
より、マニピュレータ140の姿勢を制御してエンドイ
フェクタ143を炉内機器に作用させて保守作業を行
う。
【0068】マニピュレータ140の後端にカウンタウ
ェイト144が組み付けられているので、マニピュレー
タ140を図2の姿勢aのような姿勢にする時にも回転
軸141bや141cのまわりの回転駆動力を小さくす
ることができ、機構を小型にすることができる。
【0069】軌道120の展開が終了した後でビークル
支持装置200を保守ポート110の外側に退避させる
ので、軌道120を展開した保守ポート110に炉内機
器を搬送するスペースを確保することができる。
【0070】また、そのスペースを使用して炉内機器を
搬送する図示しない炉内機器搬送装置をさらに備えてお
り、マニピュレータ140のエンドイフェクタ143と
の間で、炉内機器や作業用ツールなどの受け渡しを行
う。
【0071】さらに、万一ビークル160の走行駆動機
構が故障した場合には、軌道120をスライドさせるこ
とによってビークル160を保守ポート110の正面に
移動させることができ、また、軌道スライド装置180
の駆動機構が故障した場合には、ビークル160をビー
クル支持装置200に結合させてからビークル160の
走行駆動機構を動作させて、軌道120をスライドさせ
ることができる。
【0072】(効果)以上説明したように、第1の実施
形態によれば、以下の効果が得られる。
【0073】(1)ビークル160の走行や軌道のスラ
イドなどの単純な動作で炉内機器をトーラス状スペース
102内で搬送できるので、機動性が高く、作業効率が
高い。
【0074】(2)1カ所の保守ポート110から挿入
した保守装置によって、保守ポート110の左右両側9
0゜以上の範囲で保守作業ができるので、開放する保守
ポート110を少なくでき、作業効率が高い。
【0075】(3)ビークル支持装置200を退避させ
ることによって、軌道120を展開した保守ポート11
0に炉内機器を搬送するスペースを設けることができ、
限られたスペースを効率的に使用することができ、開放
する保守ポー卜110の数を少なくすることができる。
【0076】(4)ビークル160の走行駆動機構や軌
道スライド装置180のいずれか一方が故障した場合で
も、他方の駆動機構の動作により、ビークル160の移
動や軌道のスライド動作により保守装置の回収が可能に
なり、復旧作業が容易に行え、信頼性が高い。
【0077】<第2の実施形態(請求項2、3に対応)
> (構成)以上説明した第1の実施形態においては、トー
ラス状スペース2内に展開される軌道120の円弧状リ
ンク121は保守ポート110内に搬入された時点です
でに関節122によって連結された状熊となつていた
が、軌道120の円弧状リンク121の連結はどの時点
で行つてもよい。例えば、分離された状態の軌道120
の円弧状リンク121を関節122で連結する軌道関節
連結装置を真空容器101の外部の図示しない収納スペ
ース内に設けてもよく、スぺースが許されれば、保守ポ
ート110内に設けてもよい。
【0078】あるいは、ビークル支持装置200の近傍
に設けて軌道120を真空容器101内に展開する場所
で連結してもよい。
【0079】また、第1の実施形態においては、軌道1
20は関節122で連結された複数の円弧状リンク12
1から構成されていたが、一本の円弧状リンク121か
ら構成されていてもよい。
【0080】図7に一本だけの円弧状リンクを真空容器
101内に展開した状態を示す。軌道スライド装置18
0が一本の円弧状リンク121Aからなる軌道120を
支持しており、軌道120には、マニピュレータ140
が組み付けられたビークル160が支持されている。
【0081】(作用)以上のように構成された第2の実
施形態においては、分離された状態で収納されていた軌
道が、真空容器101の外の収納スペースや保守ポート
110や真空容器101で連結されて真空容器101内
のトーラス状スペース102に円弧状に展開される。
【0082】もしくは、一本の円弧状リンク121Aか
らなる軌道120が同様にト−ラス状スペース102内
に展開される。軌道120が展開された後でのビークル
160やマニピュレータ140やエンドイフェクタ14
3や軌道スライド装置180などの作用は、既に述べた
第1の実施形態と全く同様である。
【0083】(効果)第2の実施形態おいては、軌道が
分離された状態で収納されているので、収納スペースを
小さくすることができるとともに、関節で連結された長
い軌道を順次送り出したり巻き取ったりする大型の装置
が不要になり、装置の構造を簡素化できる効果がある。
【0084】さらに、連結する円弧状リンク121Aの
数を保守作業を行う範囲に併せて任意にでき、作業効率
を向上できる効果がある。また、保守ポート110の近
傍の炉内機器の保守作業を行うときには、軌道を連結し
たり、関節を固定したりする必要がなくなり、装置を簡
素化できると共に、作業効率が向上する。
【0085】<第3の実施形態(請求項6に対応)> (構成)図8により第3の実施形態について説明する。
本実施形態においては、真空容器101のトーラス状ス
ペース102に展開された軌道120は軌道スライド装
置185にて支持されている。軌道スライド袈置185
は保守ポート110の軸方向(真空容器の径方向)の移
動が可能な直動機構221の先端部に、図8中水平面内
で回転可能な旋回機構186が取り付けられている。
【0086】本実施形態では、前の実施形態にて記述し
た軌道展開中にビークル160を固定しておくビークル
支持機構200は必要とせず、軌道120は直接軌道ス
ライド装置185により支持されながら展開される。
【0087】(作用)図8と図9により第3の実施形態
の作用を説明する。第3の実施形態では保守ポート11
0の近傍に保守筒所があり、長い軌道全体を展開する必
要がない場合が想定されている。保守ポート110から
直動機構221の前進動作により真空容器101内に挿
入された軌道120とビークル160は旋回機構186
の回転動作により旋回して図8に示すような状態にな
る。
【0088】(効果)この状態で軌道120は軌道スラ
イド装置185により支持されており、ビークル160
は軌道120上を走行可能であるからビークル160は
保守ポート110の近傍(図8、図9では一本の円弧状
リンク121Aの範囲)の任意の位置の保守箇所に接近
することが可能となる。
【0089】すなわち、軌道120の展開途中で保守作
業ができるため作業時間の短縮が図れる。軌道120の
円弧状リンク121Aが2本展開された状態でも同様に
ビークル160による保守が可能である。
【0090】<第4の実施形態(請求項9に対応)> (構成)図10により第4の実施形態について説明す
る。本実施形態の構成は、第3の実施形態の構成と同様
である。すなわち、トーラス状スペース102に展開さ
れた軌道120は軌道スライド装置185にて支持され
ている。軌道スライド装置185は保守ポート110の
軸方向(真空容器の径方向)の移動が可能な直動機構2
21の先端部に図8中水平面内で回転可能な旋回機構1
86に取り付けられている。
【0091】(作用)展開された軌道120を支持して
いる軌道スライド装置185が、直動機構221と旋回
機構186により真空容器101のトーラス状スペース
102内で移動可能であるため、展開された軌道120
及びビークル160はトーラス状スペース102内の水
平面内で径方向に位置を変化させることが可能となる。
【0092】(効果)これによりビークル160に取付
けられているマニピュレータ140により真空容器10
1の壁面を保守する際にビークル160を上記壁面に近
づけることができる。図10は、ビークル160を旋回
機構186の回転により真空容器101の内壁に接近す
るように位置決めした状態を示す。
【0093】この結果、保守対象物を把持した際にマニ
ピュレータ140や軌道120に負荷されるモーメント
を低減することができ、信頼性と機動性が向上する。
【0094】また、本実施形態によると図11に示すよ
うに保守ポート110の左側に軌道120を展開するこ
とも可能になる。保守する箇所が保守ポート110の左
側にある場合では、保守ポート110の右側への軌道1
20の全体を展開させなくてもビークル160を保守ポ
−トの左側に移動させることができ、作業時間の短縮が
図れる。
【0095】<第5の実施形態(請求項10に対応)> (構成)第5の実施形態について図12を用いて説明す
る。前述した実施形態においては、1カ所の保守ポート
110からトーラス状スペース2内に展開された軌道は
片持ち状態となつていたが、本実施形態においては、同
図に示すように展開された軌道120を案内支持する軌
道支持装置190を軌道が展開された保守ポート110
とは別の保守ポート110cに備える構成としている。
【0096】(作用と効果)このように構成された第5
の実施形態においては、軌道120を2カ所で支持する
ことができるので、軌道120の剛性と強度が増大する
とともに可搬重量も増大できるので、信頼性と作業能率
が向上する。
【0097】また、上記軌道支持装置190に軌道12
0をスライド駆動する機構を設ける構成としてもよい。
これにより、軌道120を展開した保守ポート110と
は別の保守ポート110cから軌道120やビークル1
60を収納することが可能になり、信頼性と機動性が向
上する。
【0098】<第6の実施形態(請求項12に対応)> (構成)第6の実施形態について図13を用いて説明す
る。本図に示すように、本実施の形態においては、既に
説明した本発明の実施形態と同様の保守装置をもう一組
備えて、180゜離れて対向する2カ所の保守ポート1
10、l10aから軌道120,120aをトーラス状
スペース内102に展開している。それぞれの軌道12
0、120aにはビークル160、160aが備えられ
ており、ビークル160、160aの走行範囲や軌道ス
ライド装置180、180aの動作範囲がそれぞれ90
゜以上となるのに十分な長さがあるように構成されてい
る。
【0099】(作用と効果)このように構成された本実
施の形態においては、1カ所の保守ポートから展開され
た保守装置によって、保守ポートの両側90゜以上の範
囲で保守作業が可能となるので、2カ所の保守ポートを
開放するだけで、トーラス状スペース102の全域にわ
たって保守作業ができるようになり、高い作業効率が実
現できる。
【0100】<第7の実施形態(請求項13に対応)> (構成)第7の実施形態について図14を用いて説明す
る。図14に示すように、本実施の形態においては、上
記の実施の形態と同様に2組の保守装置を備えて、12
0゜離れた保守ポート110、110bから軌道12
0,120bがトーラス状スペース内102に展開され
る。その後、それぞれの軌道の端部は軌道結合機構12
5により結合される。結合は、軌道スライド装置180
bに設けられた図示しない軌道結合機構駆動手段によっ
て行われる。それぞれの軌道120、12Obには既に
説明した実施の形態と全く同様にビークル160、16
0bが備えられている。結合された軌道120a、12
0bをスライドさせるとともにビークル160、160
bを走行させれば、例えば、図15に示す状態とするこ
ともできる。
【0101】(作用)以上のように構成された第7の実
施形態においては、軌道120,120bが2カ所以上
の保守ポート110,110bで支持された状熊でビー
クル160,160bの走行、軌道のスライド動作、マ
ニピュレータやエンドイフェクタの動作が行われる。ま
た、2カ所以上の保守ポートから軌道を展開する実施の
形態のおいては、2台以上のビークルが軌道上を走行す
ることになる。
【0102】(効果)第7の実施形態によれば、軌道を
2カ所以上で支持しているので、軌道の剛性や強度が増
大して、大重量の炉内機器の保守作業が可能になって作
業効率が向上する。また、軌道スライド装置や2台以上
のビークル160,160bを用いて広い範囲で保守作
業が行えるので、作業効率が向上する。
【0103】<第8の実施形態(請求項14に対応)> (構成)第8の実施形態について図16を用いて説明す
る。本実施形態の構成は既に説明してきた実施形態にさ
らに、軌道120上を走行する搬送台車165を追加し
た構成となつている。
【0104】(作用)図16と図17により本実施の形
熊の作用を説明する。搬送台車165は軌道120に取
り付けられた状態で真空容器101内に搬入され、軌道
120が展開されることで所定の位置に位置決めされ
る。ビークル160が保守対象物の位置に移動し、保守
作業を実施するにあたり、保守ポート110に配置され
た炉内機器搬送装置(図示せず)とビークル160との
間を搬送台車165が移動し、工具、保守対象物を搬送
する。
【0105】(効果)ビークル160は軌道120上の
保守位置から工具、保守対象物の物流のために保守ポー
ト110の位置に逐次移動する必要がなくなり、作業時
間の短縮が図れる。
【0106】<第9の実施形態(請求項15に対応)> (構成)第9の実施形態について、図18を参照して説
明する。図18に示すように軌道120の展開に使用し
ている保守ポート110の他に別の保守ポート110c
を開放し、そこに炉内機器搬送装置225を配置し、工
具、保守対象物の搬出入を保守ポー卜110cにて実施
するものである。
【0107】(作用と効果)保守ポート110,110
cのスペースを広く使用することができるので、搬出入
できる機器のサイズや量を増大することが可能になり、
作業効率が向上するとともに、保守ポート110,11
0cが小さい場合でも保守作業が行いやすくなる。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、炉内機器を搬送する度
に長大な装置全体を狭いトーラス状スペースや保守ポー
ト内で移動させることが不要で、開放するポートの数が
少なくて済み、作業効率、信頼性に優れ、機動性が高
く、小型で簡素な核融合炉の遠隔保守装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第1の実施
形態を示す平面図。
【図2】第1の実施形態を説明するための核融合炉の縦
断面図。
【図3】図1の実施形態における軌道の展開手順を示す
平面図。
【図4】図1の実施形態における軌道の展開手順を示す
平面図。
【図5】図1の実施形態における軌道の展開手順を示す
平面図。
【図6】図1の実施形態における軌道の展開手順を示す
平面図。
【図7】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第2の実施
形態を示す平面図。
【図8】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第3の実施
形態を示す平面図。
【図9】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第3の実施
形態を示す平面図。
【図10】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第4の実
施形態を示す平面図。
【図11】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第4の実
施形態を示す平面図。
【図12】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第5の実
施形態を示す平面図。
【図13】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第6の実
施形態を示す平面図。
【図14】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第7の実
施形態を示す平面図。
【図15】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第7の実
施形態を示す平面図。
【図16】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第8の実
施形態を示す平面図。
【図17】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第8の実
施形態を示す平面図。
【図18】本発明の核融合炉の遠隔保守装置の第9の実
施形態を示す平面図。
【図19】核融合炉の概略の構成を示す縦断面図。
【図20】従来の第1の核融合炉の遠隔保守装置を示す
平面図。
【図21】従来の第2の核融合炉の遠隔保守装置を示す
斜視図。
【符号の説明】
1…核融合炉、2…トーラス状スペース、3…真空容
器、4…遮蔽体、5…トロイダルコイル、6…ポロイダ
ルコイル、7…ブランケット、8…収納スペース、10
…保守ポート、21…多関節アーム、31…関節、32
…円弧状リンク、33…軌道、34…軌道収納手段、3
5…支持アーム、36…ビークル、37…軌道敷設手
段、38…軌道支持装置、39…マニピュレータ、39
a…伸縮アーム、39b…エンドイフェクタ、101…
真空容器、102…トーラス状スペース、110…保守
ポー卜、110a…保守ポート、110b…保守ポー
ト、110c…保守ポー卜、121、121A…円弧状
リンク、122…関節、140…マニピュレータ、14
0a…回転軸、141b…回転軸、141c…回転軸、
142…伸縮アーム、143…エンドイフェクタ、14
4…カウンタウェイト、160…ビークル、161…ビ
ークルのフレーム、165…搬送台車、180…軌道ス
ライド装置、181…軌道スライド装置支持アーム、1
85…軌道スライド装置、190…軌道支持装置、20
0…ビークル支持装置、220…軌道送りだし機構、2
25…炉内機器搬送装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 光一 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 櫻井 朗子 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 近藤 光昇 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 3F060 AA09 BA00 CA02 HA00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 関節で連結された複数の円弧状リンクか
    らなる軌道と、 該軌道を核融合炉の真空容器外の収納スペースから該真
    空容器の径方向に形成された保守ポート内を搬送し、前
    記関節を固定し、該真空容器内に展開するとともに、該
    真空容器内に展開された該軌道の関節の固定を解除し、
    保守ポートを経て前記収納スペースに収納する軌道展開
    収納装置と、 前記真空容器内に展開された軌道を該真空容器の周方向
    に案内するとともにスライド駆動する軌道スライド装置
    と、 展開された軌道に沿って走行するビークルと、 このビークルに搭載され、核融合炉内の機器の保守作業
    を行うマニピュレータと、 を備えたことを特徴とする核融合炉の遠隔保守装置。
  2. 【請求項2】 分離された状態の前記軌道の前記円弧状
    リンクの関節を連結する軌道関節連結手段を前記収納ス
    ぺース内と前記保守ポート内と真空容器内とのいずれか
    にさらに備えることを特徴とする請求項1記載の核融合
    炉の遠隔保守装置。
  3. 【請求項3】 一本の円弧状リンクからなる軌道と、 該軌道を核融合炉の真空容器外の収納スペースから前記
    真空容器内に搬送するとともに、該真空容器内から前記
    保守ポートを経て前記収納スペースに収納する軌道展開
    収納装置と、 前記真空容器の周方向に案内するとともにスライド駆動
    する軌道スライド装置と、 展開された軌道に沿って走行するビークルと、 このビークルに搭載され、核融合炉内の機器の保守作業
    を行うマニピュレータと、 を備えたことを特徴とする核融合炉の遠隔保守装置。
  4. 【請求項4】 前記軌道には、前記ビークルが走行する
    部分と前記軌道スライド装置が案内する部分とが異なる
    位置に設けられていることを特徴とする請求項1または
    請求項3のいずれかに記載の核融合炉の遠隔保守装置。
  5. 【請求項5】 真空容器内に展開された前記軌道の内径
    側に前記ビークルが走行する部分が設けられており、前
    記軌道の外径側に前記軌道スライド装置に案内される部
    分が設けられていることを特徴とする請求項4記載の核
    融合炉の遠隔保守装置。
  6. 【請求項6】 前記軌道が真空容器内に展開される時に
    前記軌道は前記軌道スライド装置によって支持され、前
    記ビークルは前記軌道スライド装置によって支持されて
    いる軌道に支持されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載の核融合炉の遠隔保守装
    置。
  7. 【請求項7】 前記軌道展開収納装置には前記軌道が真
    空容器の周方向に送り出される時に前記ビークルを支持
    するビークル支持装置が備えられ、該ビークル支持装置
    は軌道が展開された後には前記保守ポートの外部に退避
    できるように構成されていること特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載の核融合炉の遠隔保守装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ビークル支持装置を保守ポートの外
    部に退避させた後の空間内で核融合炉炉内機器を搬送す
    る炉内機器搬送送装置をさらに備えることを特徴とする
    請求項7に記載の核融合炉の遠隔保守装置。
  9. 【請求項9】 前記軌道を支持した状態で前記軌道スラ
    イド装置を真空容器の半怪方向に移動させるスライド装
    置移動手段と、 水平面内に旋回させるスライド装置回転手段と、をさら
    に備え、前記軌道を真空容器炉壁近傍に移動させること
    を可能とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の
    核融合炉の遠隔保守装置。
  10. 【請求項10】 真空容器内に展開された前記軌道を案
    内支持する軌道支持装置が、前記軌道が展開された保守
    ポートとは異なる保守ポートに備えられていることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の核融合炉の遠
    隔保守装置。
  11. 【請求項11】 前記マニピュレータが真空容器内に展
    開された軌道の半径方向に略平行な軸周りに回転する自
    由度を有することを特徴とする請求項1乃至請求項10
    のいずれかに記載の核融合炉の遠隔保守装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のいずれかに
    記載の核融合炉の遠隔保守装置を複数セット備え、それ
    ぞれ異なる保守ポートから前記軌道が真空容器内に展開
    されること特徴とする核融合炉の遠隔保守装置。
  13. 【請求項13】 異なる保守ポートから真空容器内に展
    開された複数の前記軌道の端部同士が連結可能なように
    構成されていること特徴とする請求項12に記載の核融
    合炉の遠隔保守装置。
  14. 【請求項14】 真空容器内に展開された前記軌道上を
    走行して前記マニピュレータと保守ポートの間で炉内機
    器を搬迭する搬送台車をさらに備えることを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項10、請求項12、請求項
    13のいずれかに記載の核融合炉の遠隔保守装置。
  15. 【請求項15】 前記軌道が展開された保守ポートとは
    異なる保守ポートに炉内機器搬送装置を備えることを特
    徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の核
    融合炉の遠隔保守装置。
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