JP2000159407A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

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JP2000159407A
JP2000159407A JP10346656A JP34665698A JP2000159407A JP 2000159407 A JP2000159407 A JP 2000159407A JP 10346656 A JP10346656 A JP 10346656A JP 34665698 A JP34665698 A JP 34665698A JP 2000159407 A JP2000159407 A JP 2000159407A
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recording medium
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pressure
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JP10346656A
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English (en)
Inventor
Takuya Hatakeyama
拓也 畠山
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、紙粉やトナーが分離爪と定着体と
の間に付着し分離爪の機能が低下することによる紙詰ま
りを防ぎ、又、分離爪と定着体との間に紙詰まりが生じ
た際に、分離爪及び定着体に負担をかけることなく分離
爪を定着体から離間し、更に、紙詰まりを起こした紙を
引き裂くことなく引き出しユニットを引き出して取り除
くことのできる定着装置及びこの定着装置を備える画像
形成装置の提供を目的とする。 【解決手段】 定着ローラ1と、転写紙を介して圧接す
る加圧ローラ2と、定着ローラ1に当接し定着ローラ1
から転写紙を分離する分離爪3とを有する定着装置12
において、定着ローラ1を正転若しくは逆転に切換自在
に回転駆動させる定着モータ19と、予め設定された規
則にしたがい定着モータ19の切り換え制御することに
より達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等の画像形成装置に備えられたローラ式定着装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に複写機等の画像形成装置に
備えられた定着装置あっては、トナー像を担持する紙等
のシート材を、定着ローラ及び加圧ローラによって形成
されるニップ部に通紙し、定着ローラ及び加圧ローラに
挟持搬送しながら圧力及び熱を付与することにより、上
記トナー像を上記シート材上に定着させる定着装置が知
られており、実用に供されている。
【0003】かかる定着装置を備える画像形成装置にあ
っては、給紙手段によって搬送されてきた転写紙が、レ
ジストローラ対によって送り出しタイミングを合わせて
から送り出され、感光ドラム上に周知の手段により形成
されたトナー像を、転写装置によって転写される。
【0004】そして、未定着のトナー像を担持した転写
紙は、搬送装置によって定着装置に搬送され、内部にヒ
ーターを備えた定着体たる定着ローラと、加圧体たる加
圧ローラとにより形成されるニップに導かれる。そし
て、転写紙上のトナーは、上記ニップから熱と圧力を受
け、融解し転写紙の繊維に浸透しトナー像が定着され
る。
【0005】更に、定着処理が施された転写紙は、定着
ローラ及び加圧ローラの回転によって搬送され、排紙ガ
イド板及び排紙ローラにより形成される受け手段たる排
紙部に送り込まれた後、プリンタ外に排出される。
【0006】排紙ローラの転写紙搬送方向下流には、排
紙センサーが設けられ、転写紙が正常に排紙されたかど
うかを検出するようになっている。
【0007】かかる画像形成装置にあっては、レジスト
ローラ、感光ドラム、転写装置、搬送装置、定着装置
が、単一の基台の上に載せられていて、基台ごとプリン
タ本体に対して引き出し可能になっていて、紙詰まり時
の処理が簡単にできるようになっている。一方、排紙部
はプリンタ本体と一体に構成されている。
【0008】かかる定着装置にあっては、定着ローラに
送り込まれた転写紙が定着ローラに付着してこれに巻き
付くことを防ぐため、所定の圧力で定着ローラに圧接す
る分離手段たる分離爪を備えている。
【0009】これにより、定着ローラ1に転写紙が付着
しても、分離爪の先端エッジによりシート材先端が引き
剥がされ、転写紙が定着ローラに巻き付くことなく排紙
部へと送られる。
【0010】又、かかる定着装置は、定着ローラに粘着
性のあるトナーが付着して汚れ、次の転写紙に移行して
汚してしまうことを防ぐための、塗布手段たるオフセッ
ト防止液塗布装置が設けられている。オフセット防止液
を塗布されることにより、定着ローラの離型性が向上
し、転写紙の巻き付きが防止されるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】かかる定着装置にあっ
ては、分離爪が鋭利な形状をし爪先端部が定着ローラに
接していることにより、定着ローラに付着する転写紙を
分離するようになっている。
【0012】しかしながら、画像形成用のシート材とし
て最も良く使われている紙を多数枚搬送していると、紙
から細かい繊維屑、いわゆる紙粉が発生することは避け
られず、これが定着ローラと分離爪の先端エッジの間に
溜まることとなる。
【0013】そして、上記紙粉がエッジと定着ローラの
間に入ることにより、エッジとローラの接触が妨げら
れ、分離爪の分離性能が低下する虞がある。
【0014】又、紙粉のみならず、転写紙からわずかに
定着ローラに移行したトナーも分離爪の先端エッジと定
着ローラの間に入り込むことがある。
【0015】そして、分離爪先端にいったん付着したト
ナーは、定着ローラの熱によって時間とともに分離爪固
着していきやすく、分離爪の性能を著しく低下させる虞
がある。
【0016】定着ローラから転写紙が分離できないと、
正常に転写紙を排紙ガイド板に導くことができず、紙詰
まりになるうえに、詰まった紙が分離爪に力を加え破損
させてしまったり、更には、詰まった紙が分離爪を定着
ローラに強く押し当て定着ローラに傷をつけてしまう虞
があった。
【0017】又、かかる従来の定着装置にあっては、詰
まった紙により定着ローラの傷がつくことをなるべく少
なくするために、紙詰まりを検知した時はなるべく早く
画像形成装置の動作を停止させ紙送りを中断していた。
【0018】しかし、紙詰まりを検知して定着ローラを
停止しても、それまでに分離爪近傍に押し込まれてしま
っ転写紙は、定着ローラに分離爪を押し付け続けたり、
分離爪にストレスを与え続けているので、定着ローラの
傷つきや分離爪の破損が起きる虞があった。
【0019】又、紙詰まりを処理するために分離爪を定
着ローラから離間させる動作をする時に、分離爪と定着
ローラの間に転写紙が押し込められたままになっていた
ので、分離爪の離間時の軌跡によっては、一時的にさら
にストレスがかかることになり、この時も、分離爪の破
損や、定着ローラの傷つきが発生する虞があった。
【0020】更にかかるが像形成装置にあっては、排紙
センサーに所定タイミングで転写紙が到達しなかった時
は、紙が分離爪の部分で紙詰まりを起こした可能性があ
るので分離爪や定着ローラの傷を防止するために、直ち
に紙送りをストップしていた。
【0021】しかし、紙が排紙センサーにくるタイミン
グが遅れた原因が分離爪部の紙詰まりによるものではな
く、別の理由での遅れだった場合は、タイミングは遅れ
ても紙が排紙部まで搬送されていることがあり、引き出
し可能な基台上にある定着装置と、本体と一体に構成さ
れている排紙部の間にまたがって紙が残ることがあっ
た。このような状態で、紙詰まりの処理をしようとし
て、基台を引き出すと紙が排紙部と定着装置の間で引き
裂かれることになり、紙片が装置内に散乱したり、装置
を破損する虞があった。
【0022】又、排紙センサーの遅延以外にも、例え
ば、排紙部の下流に周知のソーター等の後処理装置を備
えた場合、後処理装置で紙詰まりが発生すると、排紙部
に達した転写紙をそれ以上下流に排出することができ
ず、排紙部と定着装置との間にまたがって転写紙が残る
こととなり、やはり転写紙が紙詰まり処理時に引き裂か
れる虞があった。
【0023】そこで、本発明は、紙粉やトナーが分離爪
と定着体との間に付着し分離爪の機能が低下することに
よる紙詰まりを防ぎ、又、分離爪と定着体との間に紙詰
まりが生じた際に、分離爪及び定着体に負担をかけるこ
となく分離爪を定着体から離間し、更に、紙詰まりを起
こした紙を引き裂くことなく引き出しユニットを引き出
して取り除くことのできる定着装置及びこの定着装置を
備える画像形成装置の提供を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、未定着像を担持した記録媒体に熱及び圧力を付与
することにより上記未定着像を上記記録媒体に定着させ
る定着装置であって、回転自在な定着体と、上記記録媒
体を介して圧接する回転自在な加圧体と、定着体及び加
圧体の少なくとも一方に当接し定着体又は加圧体から記
録媒体を分離する分離手段とを有する定着装置におい
て、定着体を正転若しくは逆転に切換自在に回転駆動さ
せる駆動手段と、予め設定された規則にしたがい駆動手
段の切り換え制御するという第一の発明によって達成さ
れる。
【0025】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、制御手段は、定着処理に先立ち定着体の
温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動さ
せるよう設定されているという第二の発明によっても達
成される。
【0026】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、制御手段は、記録媒体
が定着処理を施され定着体と加圧体との圧接部を抜け出
てから、次の記録媒体が定着体と加圧体との圧接部へ達
するまでの期間内に定着体を逆回転駆動するよう設定さ
れているという第三の発明によっても達成される。
【0027】又、本出願によれば、上記目的は、未定着
像を担持した記録媒体に熱及び圧力を付与することによ
り上記未定着像を上記記録媒体に定着させる定着装置で
あって、回転自在な定着体と、上記記録媒体を介して圧
接する回転自在な加圧体と、定着体及び加圧体の少なく
とも一方に当接し定着体又は加圧体から記録媒体を分離
する分離手段と、定着体及び加圧体の少なくとも一方の
表面に当接されオフセット防止液を塗布する塗布手段と
を有する定着装置において、定着体を正転若しくは逆転
に切換自在に回転駆動させる駆動手段と、予め設定され
た規則にしたがい駆動手段の切り換え制御する制御手段
とを有し、制御手段が、予め設定された規則にしたが
い、定着体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、
塗布手段が当接する位置まで定着体を逆回転駆動させる
よう設定されているという第四の発明によっても達成さ
れる。
【0028】更に、本出願によれば、上記目的は、第四
の発明において、制御手段は、定着処理に先立ち定着体
の温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動
させるよう設定されているという第五の発明によっても
達成される。
【0029】又、本出願によれば、上記目的は、第四の
発明又は第五の発明において、制御手段は、記録媒体が
定着処理を施され定着体と加圧体との圧接部を抜け出て
から、次の記録媒体が定着体と加圧体との圧接部へ達す
るまでの期間内に定着体を逆回転駆動するよう設定され
ているという第六の発明によっても達成される。
【0030】更に、本出願によれば、上記目的は、未定
着像を担持した記録媒体に熱及び圧力を付与することに
より上記未定着像を上記記録媒体に定着させる定着装置
であって、回転自在な定着体と、上記記録媒体を介して
圧接する回転自在な加圧体と、定着体及び加圧体の少な
くとも一方に当接し定着体又は加圧体から記録媒体を分
離する分離手段とを有する定着装置において、定着体を
正転若しくは逆転に切換自在に回転駆動させる駆動手段
と、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する
分離手段との間に滞留する記録媒体を検知する検知手段
と、検知手段の検知結果に応じて、予め設定された規則
にしたがい駆動手段の切り換え制御する制御手段とを有
し、制御手段は、検知手段が上記滞留する記録媒体を検
知した際に、定着体を所定量逆回転させた後、定着体の
回転を停止させるという第七の発明によっても達成され
る。
【0031】又、本出願によれば、上記目的は、第七の
発明において、制御手段は、検知手段が上記滞留する記
録媒体を検知した際に、若しくは、所定時間内に検知手
段が上記滞留する記録媒体を検知する回数が予め設定さ
れた回数よりも多い際に、定着体を所定量逆回転させる
という第八の発明によっても達成される。
【0032】更に、本出願によれば、上記目的は、第七
の発明又は第八の発明において、制御手段は、検知手段
が上記滞留する記録媒体を検知した際に、若しくは、所
定時間内に検知手段が上記滞留する記録媒体を検知する
回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着体を所
定量より多く若しくは高い頻度で逆回転させるよう設定
されているという第九の発明によっても達成される。
【0033】又、本出願によれば、上記目的は、第七の
発明乃至第九の発明のいずれかにおいて、制御手段は、
定着処理に先立ち定着体の温度が所定温度となるまでの
間に定着体を逆回転駆動させるよう設定されているとい
う第十の発明によっても達成される。
【0034】更に、本出願によれば、上記目的は、第七
の発明乃至第十の発明のいずれかにおいて、制御手段
は、記録媒体が定着処理を施され定着体と加圧体との圧
接部を抜け出てから、次の記録媒体が定着体と加圧体と
の圧接部へ達するまでの期間内に定着体を逆回転駆動す
るよう設定されているという第十一の発明によっても達
成される。
【0035】又、本出願によれば、上記目的は、未定着
像を担持した記録媒体に熱及び圧力を付与することによ
り上記未定着像を上記記録媒体に定着させる定着装置で
あって、回転自在な定着体と、上記記録媒体を介して圧
接する回転自在な加圧体と、定着体及び加圧体の少なく
とも一方に当接し定着体又は加圧体から記録媒体を分離
する分離手段と、定着体及び加圧体の少なくとも一方の
表面に当接されオフセット防止液を塗布する塗布手段と
を有する定着装置において、定着体を正転若しくは逆転
に切換自在に回転駆動させる駆動手段と、定着体及び加
圧体の少なくとも一方とその当接する分離手段との間に
滞留する記録媒体を検知する検知手段と、予め設定され
た規則にしたがい駆動手段の切り換え制御する制御手段
とを有し、検知手段が上記滞留する記録媒体を検知した
際に、定着体又は加圧体に分離手段が当接する位置か
ら、塗布手段が当接する位置まで定着体を逆回転駆動さ
せるよう設定されているという第十二の発明によっても
達成される。
【0036】更に、本出願によれば、上記目的は、第十
二の発明において、制御手段は、定着処理に先立ち定着
体の温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆
動させるよう設定されているという第十三の発明によっ
ても達成される。
【0037】又、本出願によれば、上記目的は、第十二
の発明又は第十三の発明において、制御手段は、記録媒
体が定着処理を施され定着体と加圧体との圧接部を抜け
出てから、次の記録媒体が定着体と加圧体との圧接部へ
達するまでの期間内に定着体を逆回転駆動するよう設定
されているという第十四の発明によっても達成される。
【0038】更に、本出願によれば、上記目的は、第十
二の発明又は第十四の発明において、制御手段は、検知
手段が上記滞留する記録媒体を検知した際に、若しく
は、所定時間内に検知手段が上記滞留する記録媒体を検
知する回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体を所定量逆回転させるという第十五の発明によっても
達成される。
【0039】又、本出願によれば、上記目的は、第十二
の発明乃至第十五の発明のいずれかにおいて、制御手段
は、検知手段が上記滞留する記録媒体を検知した際に、
若しくは、所定時間内に検知手段が上記滞留する記録媒
体を検知する回数が予め設定された回数よりも多い際
に、定着体を所定量より多く若しくは高い頻度で逆回転
させるよう設定されているという第十六の発明によって
も達成される。
【0040】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスによって形成された画像を記録媒体
に記録する画像形成装置であって、第一の発明乃至第十
六の発明のいずれかの定着装置と、定着処理済の記録媒
体を受ける受け手段と、受け手段と定着体との間に滞留
する記録媒体を検知する検知手段とを有し、制御手段
は、検知手段が上記滞留する記録媒体を検知した際に、
定着体を所定量回転させた後、定着体の回転を停止させ
るよう駆動手段を切り換え制御するよう設定されている
という第十七の発明によっても達成される。
【0041】又、本出願によれば、上記目的は、一連の
画像形成プロセスによって形成された画像を記録媒体に
記録する画像形成装置であって、第一の発明の定着装置
を備えるという第十八の発明によっても達成される。
【0042】更に、本出願によれば、上記目的は、第十
八の発明において、制御手段は、定着処理に先立ち定着
体の温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆
動させるよう設定されているという第十九の発明によっ
ても達成される。
【0043】又、本出願によれば、上記目的は、第十八
の発明又は第十九の発明において、制御手段は、記録媒
体が定着処理を施され定着体と加圧体との圧接部を抜け
出てから、次の記録媒体が定着体と加圧体との圧接部へ
達するまでの期間内に定着体を逆回転駆動するよう設定
されているという第二十の発明によっても達成される。
【0044】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスによって形成された画像を記録媒体
に記録する画像形成装置であって、第四の発明の定着装
置を備えるという第二十一の発明によっても達成され
る。
【0045】又、本出願によれば、上記目的は、第二十
一の発明において、制御手段は、定着処理に先立ち定着
体の温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆
動させるよう設定されているという第二十二の発明によ
っても達成される。
【0046】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
十一の発明又は第二十二の発明において、制御手段は、
記録媒体が定着処理を施され定着体と加圧体との圧接部
を抜け出てから、次の記録媒体が定着体と加圧体との圧
接部へ達するまでの期間内に定着体を逆回転駆動するよ
う設定されているという第二十三の発明によっても達成
される。
【0047】又、本出願によれば、上記目的は、一連の
画像形成プロセスによって形成された画像を記録媒体に
記録する画像形成装置であって、第七の発明の定着装置
を備えるという第二十四の発明によっても達成される。
【0048】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
十四の発明において、制御手段は、検知手段が上記滞留
する記録媒体を検知した際に、若しくは、所定時間内に
検知手段が上記滞留する記録媒体を検知する回数が予め
設定された回数よりも多い際に、定着体を所定量逆回転
させるという第二十五の発明によっても達成される。
【0049】又、本出願によれば、上記目的は、第二十
四の発明又は第二十五の発明において、制御手段は、検
知手段が上記滞留する記録媒体を検知した際に、若しく
は、所定時間内に検知手段が上記滞留する記録媒体を検
知する回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体を所定量より多く若しくは高い頻度で逆回転させるよ
う設定されているという第二十六の発明によっても達成
される。
【0050】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
十四の発明又は第二十六の発明において、制御手段は、
定着処理に先立ち定着体の温度が所定温度となるまでの
間に定着体を逆回転駆動させるよう設定されているとい
う第二十七の発明によっても達成される。
【0051】又、本出願によれば、上記目的は、第二十
四の発明又は二十七の発明において、制御手段は、記録
媒体が定着処理を施され定着体と加圧体との圧接部を抜
け出てから、次の記録媒体が定着体と加圧体との圧接部
へ達するまでの期間内に定着体を逆回転駆動するよう設
定されているという第二十八の発明によっても達成され
る。
【0052】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスによって形成された画像を記録媒体
に記録する画像形成装置であって、第十二の発明の定着
装置を備えるという第二十九の発明によっても達成され
る。
【0053】又、本出願によれば、上記目的は、第二十
九の発明において、制御手段は、定着処理に先立ち定着
体の温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆
動させるよう設定されているという第三十の発明によっ
ても達成される。
【0054】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
十九の発明又は第三十の発明において、制御手段は、記
録媒体が定着処理を施され定着体と加圧体との圧接部を
抜け出てから、次の記録媒体が定着体と加圧体との圧接
部へ達するまでの期間内に定着体を逆回転駆動するよう
設定されているという第三十一の発明によっても達成さ
れる。
【0055】又、本出願によれば、上記目的は、第二十
九の発明乃至第三十一の発明において、制御手段は、検
知手段が上記滞留する記録媒体を検知した際に、若しく
は、所定時間内に検知手段が上記滞留する記録媒体を検
知する回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体を所定量逆回転させるという第三十二の発明によって
も達成される。
【0056】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
十九の発明又は第三十二の発明において、制御手段は、
検知手段が上記滞留する記録媒体を検知した際に、若し
くは、所定時間内に検知手段が上記滞留する記録媒体を
検知する回数が予め設定された回数よりも多い際に、定
着体を所定量より多く若しくは高い頻度で逆回転させる
よう設定されているという第三十三の発明によっても達
成される。
【0057】すなわち、本出願にかかる第一の発明にあ
っては、制御手段が、予め設定された規則にしたがい、
駆動手段を切り換え制御することにより、駆動手段が定
着体を正転若しくは逆転に切り換え駆動する。
【0058】又、本出願にかかる第二の発明にあって
は、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所定
温度となるまで定着体を逆転させるよう駆動手段を制御
する。
【0059】更に、本出願にかかる第三の発明にあって
は、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体と
加圧体との圧接部を抜け出てから、次に記録媒体が定着
体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着体を
逆回転駆動させる。
【0060】又、本出願にかかる第四の発明にあって
は、制御手段が、予め設定された規則にしたがい、定着
体又は加圧体に分離手段が当接する位置から塗布手段が
当接する位置まで定着体を逆回転駆動させる。
【0061】更に、本出願にかかる第五の発明にあって
は、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所定
温度となるまでの間に、定着体又は加圧体に分離手段が
当接する位置から塗布手段が当接する位置まで定着体を
逆転させるよう駆動手段を制御する。
【0062】又、本出願にかかる第六の発明にあって
は、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体と
加圧体との圧接部を抜け出てから、次に記録媒体が定着
体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に、定着体
又は加圧体に分離手段が当接する位置から塗布手段が当
接する位置まで定着体を逆回転駆動させる。
【0063】更に、本出願にかかる第七の発明にあって
は、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、定着体を所定量逆回転させた後、定着体の回転を停
止させる。
【0064】又、本出願にかかる第八の発明にあって
は、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体を所定量逆回転させる。
【0065】更に、本出願にかかる第九の発明にあって
は、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体を所定量より多く若しくは高い頻度で逆回転させる。
【0066】又、本出願にかかる第十の発明にあって
は、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所定
温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動させると共
に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する
分離手段との間に記録媒体が滞留した際に、定着体を所
定量逆回転させた後、定着体の回転を停止させる。
【0067】更に、本出願にかかる第十一の発明にあっ
ては、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体
と加圧体との圧接部と抜け出てから、次の記録媒体が定
着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着体
を逆回転駆動させると共に、定着体及び加圧体の少なく
とも一方とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞
留した際に、定着体を所定量逆回転させた後、定着体の
回転を停止させる。
【0068】又、本出願にかかる第十二の発明にあって
は、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、定着体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、
塗布手段が当接する位置まで定着体を逆回転駆動させ
る。
【0069】更に、本出願にかかる第十三の発明にあっ
ては、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所
定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動させると共
に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する
分離手段との間に記録媒体が滞留した際に、定着体又は
加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手段が当接
する位置まで定着体を逆回転駆動させる。
【0070】又、本出願にかかる第十四の発明にあって
は、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体と
加圧体との圧接部と抜け出てから、次の記録媒体が定着
体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着体を
逆回転駆動させると共に、定着体及び加圧体の少なくと
も一方とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留
した際に、定着体又は加圧体に分離手段が当接する位置
から、塗布手段が当接する位置まで定着体を逆回転駆動
させる。
【0071】更に、本出願にかかる第十五の発明にあっ
ては、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方
とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手段
が当接する位置まで定着体を逆回転駆動させる。
【0072】又、本出願にかかる第十六の発明にあって
は、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手段
が当接する位置まで所定時間より長く若しくは高い頻度
で定着体を逆回転駆動させる。
【0073】更に、本出願にかかる第十七の発明にあっ
ては、制御手段が、定着装置と受け手段との間に記録媒
体が滞留した際に、駆動手段を切り換え制御し、定着体
を所定量逆回転させる。
【0074】又、本出願にかかる第十八の発明にあって
は、制御手段が、予め設定された規則にしたがい、駆動
手段を切り換え制御することにより、駆動手段が定着体
を正転若しくは逆転に切り換え駆動する。
【0075】更に、本出願にかかる第十九の発明にあっ
ては、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所
定温度となるまで定着体を逆転させるよう駆動手段を制
御する。
【0076】又、本出願にかかる第二十の発明にあって
は、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体と
加圧体との圧接部を抜け出てから、次に記録媒体が定着
体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着体を
逆回転駆動させる。
【0077】更に、本出願にかかる第二十一の発明にあ
っては、制御手段が、予め設定された規則にしたがい、
定着体又は加圧体に分離手段が当接する位置から塗布手
段が当接する位置まで定着体を逆回転駆動させる。
【0078】又、本出願にかかる第二十二の発明にあっ
ては、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所
定温度となるまでの間に、定着体又は加圧体に分離手段
が当接する位置から塗布手段が当接する位置まで定着体
を逆転させるよう駆動手段を制御する。
【0079】更に、本出願にかかる第二十三の発明にあ
っては、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着
体と加圧体との圧接部を抜け出てから、次に記録媒体が
定着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に、定
着体又は加圧体に分離手段が当接する位置から塗布手段
が当接する位置まで定着体を逆回転駆動させる。
【0080】又、本出願にかかる第二十四の発明にあっ
ては、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方
とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、定着体を所定量逆回転させた後、定着体の回転を停
止させる。
【0081】更に、本出願にかかる第二十五の発明にあ
っては、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一
方とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した
際に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が
滞留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定
着体を所定量逆回転させる。
【0082】又、本出願にかかる第二十六の発明にあっ
ては、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方
とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体を所定量より多く若しくは高い頻度で逆回転させる。
【0083】更に、本出願にかかる第二十七の発明にあ
っては、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が
所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動させると
共に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接す
る分離手段との間に記録媒体が滞留した際に、定着体を
所定量逆回転させた後、定着体の回転を停止させる。
【0084】又、本出願にかかる第二十八の発明にあっ
ては、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体
と加圧体との圧接部と抜け出てから、次の記録媒体が定
着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着体
を逆回転駆動させると共に、定着体及び加圧体の少なく
とも一方とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞
留した際に、定着体を所定量逆回転させた後、定着体の
回転を停止させる。
【0085】更に、本出願にかかる第二十九の発明にあ
っては、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一
方とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した
際に、定着体又は加圧体に分離手段が当接する位置か
ら、塗布手段が当接する位置まで定着体を逆回転駆動さ
せる。
【0086】又、本出願にかかる第三十の発明にあって
は、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所定
温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動させると共
に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する
分離手段との間に記録媒体が滞留した際に、定着体又は
加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手段が当接
する位置まで定着体を逆回転駆動させる。
【0087】更に、本出願にかかる第三十一の発明にあ
っては、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着
体と加圧体との圧接部と抜け出てから、次の記録媒体が
定着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着
体を逆回転駆動させると共に、定着体及び加圧体の少な
くとも一方とその当接する分離手段との間に記録媒体が
滞留した際に、定着体又は加圧体に分離手段が当接する
位置から、塗布手段が当接する位置まで定着体を逆回転
駆動させる。
【0088】又、本出願にかかる第三十二の発明にあっ
ては、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方
とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手段
が当接する位置まで定着体を逆回転駆動させる。
【0089】更に、本出願にかかる第三十三の発明にあ
っては、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一
方とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した
際に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が
滞留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定
着体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手
段が当接する位置まで所定時間より長く若しくは高い頻
度で定着体を逆回転駆動させる。
【0090】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態に関し
て、添付図面の図1乃至図7に基づき説明する。
【0091】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について説明する。
【0092】図1は、本実施形態にかかる画像形成装置
の一例たる電子写真方式のプリンタの概略構成図であ
り、図2は図1のプリンタの制御系及び駆動系を説明す
るためのブロック図である。
【0093】かかるプリンタにあっては、図1に示すよ
うに、潜像担持体たる感光ドラム7と、感光ドラム7の
外周面を規定電位に帯電するための帯電ローラ(図示せ
ず)と、規定電位に帯電せしめられた上記外周面に露光
により静電潜像を形成するレーザー走査光学系(図示せ
ず)と、上記静電潜像に現像剤たるトナーを付与するこ
とにより可視画像とする現像装置(図示せず)と、上記
外周面に形成された可視画像(顕像)をシート状の記録
媒体たる転写紙に転写するための転写装置6と、定着装
置12とを備えている。
【0094】かかるプリンタにあっては、先ず、レーザ
ー走査光学系が画像情報に応じた静電潜像を感光ドラム
上に形成し、上記静電潜像に現像装置が現像剤を付与す
ることによりトナー像として可視画像化する。
【0095】給紙手段(図示せず)によって搬送されてき
た転写紙11は、レジストローラ対8によって送り出し
タイミングを合わせてから送り出され、感光ドラム7上
に形成されたトナー像が、転写装置6によって転写され
る。
【0096】定着装置12は、定着体たる定着ローラ1
と、定着ローラ1と圧接する加圧体たる加圧ローラ2
と、駆動手段たる定着モータ19とを有している。
【0097】そして、未定着のトナー像を担持した転写
紙11は、搬送装置5によって定着装置12に搬送さ
れ、内部にヒーターを備えた定着ローラ1と、加圧ロー
ラ2とにより形成されるニップに導かれる。そして、転
写紙11上のトナーは、ニップから熱と圧力を受け、融
解し転写紙11の繊維に浸透しトナー像が定着される。
【0098】更に、定着処理が施された転写紙は、定着
ローラ1及び加圧ローラ2の回転によって搬送され、排
紙ガイド板9及び排紙ローラ10により形成される排紙
部15に送り込まれた後、プリンタ外に排出される。
【0099】排紙ローラ10の転写紙搬送方向下流に
は、排紙センサー14が設けられ、転写紙が正常に排紙
されたかどうかを検出するようになっている。
【0100】かかるプリンタにあっては、レジストロー
ラ8、感光ドラム7、転写装置6、搬送装置5、定着装
置12が、単一の基台13の上に載せられていて、基台
13ごとプリンタ本体に対して引き出し可能になってい
て、紙詰まり時の処理が簡単にできるようになってい
る。一方、排紙部15はプリンタ本体と一体に構成され
ている。
【0101】定着装置12にあっては、定着ローラ1に
送り込まれた転写紙が定着ローラ1に付着してこれに巻
き付くことを防ぐため、所定の圧力で定着ローラ1に圧
接する分離爪3を備えている。
【0102】これにより、定着ローラ1に転写紙が付着
しても、分離爪3の先端エッジによりシート材先端が引
き剥がされ、転写紙が定着ローラ1に巻き付くことなく
排紙部へと送られる。
【0103】又、かかる定着装置は、定着ローラに粘着
性のあるトナーが付着して汚れ、次の転写紙に移行して
汚してしまうことを防ぐための、オフセット防止液塗布
装置4が設けられている。オフセット防止液を塗布され
ることにより、定着ローラ1の離型性が向上し、転写紙
の巻き付きが防止されるようになっている。
【0104】かかるプリンタにあっては、図2に示すよ
うに、定着体たる定着ローラ1に対し通常定着動作時の
転写紙搬送方向上流に配設された駆動手段たる定着モー
タ19が、定着ローラ1に取り付けられた定着ギア24
とかみ合って定着ローラ1を駆動するようになってい
る。尚、定着モータ19は、正転若しくは逆転に回転駆
動を切換制御可能となっている。
【0105】又、かかるプリンタにあっては、感光ドラ
ム7の転写紙搬送方向上流にレジストローラ対8が配設
され、レジストローラ対8の転写紙搬送方向上流に配設
されたレジストセンサーが、レジストローラ対8に突入
する転写紙の位置を検知するようになっている。
【0106】そして、かかるプリンタは、レジストロー
ラ対8から転写紙搬送方向下流へ、転写装置6、搬送装
置5、定着ローラ1、排紙ガイド9、排紙ローラ10が
順に配設され、順次転写紙を搬送するよう搬送経路が形
成されている。
【0107】上記搬送経路の外側に配設された搬送モー
タ18が、レジスト駆動系26を介してレジストローラ
対8、及び、搬送駆動系28を介して搬送装置を駆動す
るようになっている。
【0108】レジストローラ対8の軸方向端部に設けら
れたレジストクラッチ27が、搬送モータ18からの駆
動力を所定のタイミングでオン又はオフに切換可能とな
っている。
【0109】排紙ローラ10の転写紙搬送方向下流に設
けられた排紙センサ14が、排紙ローラ10から排紙さ
れる転写紙を検知するようになっている。
【0110】定着ローラ1は、定着ローラ1の表面に分
離爪3が定着ローラ1の軸方向に5つ当接している。
【0111】定着モータ19、搬送モータ18、レジス
トCL27は、定着装置12に備えられた制御手段たる
制御部20からの指令に基づき電源17が制御され、電
力が供給される。
【0112】定着ローラ1に当接されるサーミスタ29
が、定着ローラ1の表面温度を検知し、その検知結果情
報を制御部20へ送られるようになっている。
【0113】制御部20には、レジストセンサ16及び
排紙センサ14からの検知結果情報も入力され、転写紙
の位置情報を認識できるようになっている。
【0114】次に、かかるプリンタの動作について説明
する。
【0115】先ず、プリンタの電源(図示せず)が投入
されると、定着ローラ1に内蔵されたヒータ(図示せ
ず)により定着ローラ1が加熱を開始する。
【0116】定着ローラ1の表面温度が所定の温度に達
すると、制御部20が表示部(図示せず)にプリントが
可能となった旨の表示をする。
【0117】次いで、プリントすべき画像情報が制御部
20に送られてくると、制御部20は、給紙部(図示せ
ず)に対し給紙動作をスタートさせる。同時に、制御部
20は、レーザー走査光学系(図示せず)が潜像形成す
ることができるように、上記画像情報をレーザーのオン
又はオフに対応した2値画像化等の信号処理をする。更
に同時に、制御部20は、定着ローラ1が通常定着動作
時の回転方向と逆方向に回転駆動(以下、逆回転とい
う)されるように、定着モータ19を制御する。
【0118】よって、定着ローラ1が逆回転されると、
図3に示すように、分離手段たる分離爪3と定着ローラ
1との間に埋積した紙粉やトナー等の付着物23は、定
着ローラ1に付着して移動しながら、一部が基台13上
に落下し、他の多くがオフセット防止液塗布装置4に達
することとなる。
【0119】尚、本実施形態では、オフセット防止液塗
布装置4は、シリコンオイルを含浸させロール状に巻か
れた不織布であるウェブ31を、スポンジローラ30で
定着ローラ1上に密着させつつ、巻き取りロール32で
図示矢印方向に巻き取っていくようになっている。
【0120】従って、紙粉やトナー等の付着物23は、
シリコンを含んだウェブ31に吸着され、スポンジロー
ラ30と定着ローラ1との接触部に溜まることとなる。
【0121】そして、ウェブ31に吸着された付着物
は、ウェブ31の巻き取りにしたがって、少しずつ巻き
取りロール32側に移動するので、付着物がスポンジロ
ーラ30と定着ローラ1との接触部に溜まり過ぎて分離
爪3側に流出することのないようになっている。
【0122】次に、給紙手段(図示せず)によって転写
紙がレジセンサー16に達し、更に、わずかに転写紙が
搬送され、静止しているレジストローラ対8のニップに
突き当たり、再スタート準備可能状態となる。
【0123】一方、制御部20は、画像情報の信号処理
を完了すると、レーザー走査光学系(図示せず)によっ
て、感光ドラム7への潜像書き込みと、現像装置(図示
せず)によって潜像の現像化とを行う。
【0124】又、制御部20は、感光ドラム7上の潜像
とタイミングを合わせて、レジストクラッチ27に接続
電流を与え、レジストローラ対8の回転を開始させ転写
紙を搬送させるようになっている。
【0125】レジストローラ対8によって搬送された転
写紙11は、転写装置6により感光ドラム7上のトナー
像が転写されて、未定着像を上面に載せたまま、搬送装
置5によって定着装置12まで搬送される。
【0126】ここで、制御部20は、レジストローラ対
8のスタートから計算した紙先端位置が定着ローラ1に
達する時間の0.2秒前に定着モータ19に対して、図
1に示す定着ローラ1が通常定着動作時の回転方向に回
転駆動するよう切換制御する。尚、この0.2秒とは、
回路の反応の遅れ、定着モータ19逆回転時からの立ち
上がり時間、搬送装置5の転写紙搬送スピードのばらつ
き等を考慮して、転写紙が定着ローラ1及び加圧ローラ
2のニップに突入する前に確実に定着ローラ1を上記回
転方向に回転させるための余裕時間である。
【0127】上記未定着像を担持した転写紙は、定着ロ
ーラ1と加圧ローラ2とによって搬送されながら、熱及
び圧力を付与され上記未定着像が上記転写紙上に定着さ
れる。
【0128】定着処理を施された転写紙は、排紙ガイド
9を経由して排紙ローラ対10に達し、その直後に設け
られた排紙センサ14によって先端位置が検出される。
【0129】制御部20は、ここで検出された転写紙先
端位置と、給紙手段で給紙した際に検知した転写紙の搬
送方向長さ及び転写紙搬送速度とから計算して、転写紙
後端が定着ローラ1及び加圧ローラ2のニップを抜ける
まで搬送したら、次に、定着ローラ1を逆回転するよう
定着モータ19の回転方向を再度切換制御する。
【0130】これにより、直前に定着した転写紙から生
じたごくわずかな紙粉及びオフセットトナーが、分離爪
3の先端付近に滞留することなく定着ローラ1表面に沿
って運ばれ、ウェブ31に移行する。
【0131】ここで、プリント枚数が1枚であれば、定
着ローラ1を分離爪3からスポンジローラ30に至る角
度分だけ回転させて動作を終了する。
【0132】プリント枚数が複数枚のときには、次の転
写紙の先端が定着ローラ1と加圧ローラ2とのニップに
達する0.2秒前まで定着ローラの逆回転を続けた後、
通常定着動作時の転写紙搬送方向に切り換える。
【0133】このような動作を繰り返すことにより、転
写紙に定着処理を施す毎に、分離爪3への付着物が取り
除かれる。
【0134】尚、連続プリント時に、付着物23をウェ
ブ31に移行させるには、次の転写紙に対して定着ロー
ラ1が通常回転する前に、分離爪3と定着ローラ1との
当接位置からスポンジローラ30の位置まで定着ローラ
1が回転させられるとよい。
【0135】又、制御シーケンス上、次の転写紙が来る
のが早くして間に合わない場合には、定着ローラ1の逆
回転の速度を必要なだけ早くしてやればよい。
【0136】更に、制御タイミング上の余裕が十分にあ
る場合には、付着物が最も落ちやすいような定着ローラ
1の回転速度を求め設定すると好都合である。
【0137】このように、本実施形態にあっては、プリ
ント動作の最中に転写紙が定着ローラ1及び加圧ローラ
2に挟持されない間は、毎回定着ローラ1を逆回転させ
るようになっている。
【0138】このような制御シーケンスの他にも、分離
爪3への付着物の付き易さと、定着モータ19の寿命や
騒音、ギアの耐久性等とを勘案して、数枚のプリント
に対して一回の割合で定着ローラ1を逆回転させる、
プリント動作における最初の1枚の前だけ定着ローラ1
を逆回転させる、最終の1枚の後だけ定着ローラ1を
逆回転させる、電源投入後の定着ローラ1のウォーミ
ングアップ中だけ定着ローラ1を逆回転させる等の様々
なパターンを設定することよって、定期的に分離爪3の
清掃を行うことができる。
【0139】又、本実施形態では、定着ローラ1を正転
若しくは逆転に切換駆動するのに、定着ローラ1を駆動
する独立したモータの回転方向を正転若しくは逆転に切
り換えることで行っていたが、この方式に限るものでは
ない。例えば、定着ローラ1を正転駆動させる駆動系列
と逆転駆動させる駆動系列とをそれぞれクラッチを介し
て定着ローラギア24に結合させ、どちらか一方のクラ
ッチを接続するよう切り換える方法等の様々な方法で定
着ローラ1の正転若しくは逆転の駆動切換が可能であ
る。
【0140】よって、本実施形態によれば、制御部20
が、定着処理に先立ち定着ローラ1の温度が所定温度と
なるまで定着ローラ1を逆転させるよう定着モータ19
を制御するようになっているので、紙粉やトナーの付着
による分離爪3の機能低下を防ぐと共に、定着ローラ1
と分離爪3との間に滞留した転写紙を分離爪3に負担を
かけることなく容易に取り除くことができる。
【0141】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0142】本実施形態にあっては、その動作制御シー
ケンスのみが第一の実施形態と異なる。
【0143】図4は、本実施形態にかかる制御部20の
動作制御シーケンスを示すフローチャートである。
【0144】本実施形態にあっては、図4に示すよう
に、制御部20が、プリント動作を開始すると(S
1)、プリント動作中にジャムの発生が検知され(S
2)、ジャム処理がユーザーにより終了(S3)した時
点で、ジャム(S4)か排紙センサー14の検知遅延に
よるものかを確認する(S5)。
【0145】制御部20は、分離爪3でのジャムの際
は、転写紙が定着ローラ1に巻き付いたり、分離爪3に
引っ掛かかるので排紙センサ14の検知遅延で分離爪3
でのジャムを判断し、ジャムの種類が排紙センサ14の
検知遅延でなければ、分離爪3の汚れとは関係ないと判
断して動作終了させる(S10)。
【0146】一方、ジャムの種類が排紙遅延によるジャ
ム(以下、排紙遅延ジャムという)であった場合は、現
在のトータルカウンター値とジャムがあったこととをメ
モリーする(S6)。
【0147】次に、現在のジャムから遡って1000枚
以内のプリント中における排紙遅延ジャムの累計回数を
算出し(S7)、上記累計回数が5回以上あるか否かを
判断する(S8)。
【0148】上記累計回数が5枚より少ない場合には、
偶発的な分離不良ジャムの可能性が高いと判断して、プ
リント動作を終了する(S10)。
【0149】一方、上記累計回数が5枚より多い場合に
は、分離爪3に付着物がついたことによって、分離不良
ジャムが発生している可能性が高いので、定着ローラ1
を1分間の間逆回転させてからプリント動作を終了する
(S9)。
【0150】このような制御シーケンスを採用すること
によって、分離爪ジャムが生じたときだけ、定着ローラ
1を逆回転させ分離爪清掃動作を行うので、分離爪ジャ
ムと関係なく定着ローラ1を所定のタイミング時期に逆
回転させる制御よりも、プリントプロダクティビティが
高くなり、定着ギア24及び定着モータ19の負担が減
って寿命が伸びる。
【0151】又、ジャム直前の1000枚中に5回以上
排紙遅延ジャムが生じたときにのみ定着ローラ1が逆回
転されるので、偶発的なジャムの影響を排除して、分離
爪3の分離能力が低下しているときのみ、時間をかけて
分離爪3と定着ローラ1との当接部の付着物を除去する
ことができる。
【0152】尚、本実施形態では、1000分の5のジ
ャム率で定着ローラ1が逆回転動作するようになってい
るが、このジャム率は、プリンタの用途、特性に合わせ
て分離不良ジャム時に起こるトラブルの程度とプロダク
ティビティを勘案して、最適に設定すればよく、毎回ジ
ャムがある毎に除去動作を行ってもよい。
【0153】更に、本実施形態にあっては、第一の実施
形態で示した、ジャムの有り無しにかかわらず定期的に
定着ローラ1を逆転させ分離爪3を清掃する方法と組み
合わせてより効果をあげることも可能である。
【0154】尚、第一の実施形態のように、プリント1
枚毎に定着ローラ1を逆回転させる方法では、プリント
プロダクティビティを落とさないようにするためには、
短時間しか定着ローラ1を逆回転させることができな
い。このような場合、プリント1枚毎の清掃が不充分で
分離爪3の付着物を完全に除去しきれない場合であって
も、本実施形態と組み合わせることによって、分離爪3
に徐々に埋積していった付着物によりジャムが起こった
ときには、直後に長時間定着ローラ1を逆回転させた後
に、次のプリント動作を行うようにすれば必要なときに
のみ長時間清掃がなされるのでプリンタとしてのダウン
タイムを短くできる。
【0155】更に、本実施形態にあっては、今までジャ
ム後又はジャム頻度が高いときには、長時間定着ローラ
1を逆回転させるようになっているが、本発明はこれに
限るものではなく、定着ローラ1を逆回転させる頻度を
高くするよう制御しても同様の効果を得ることができ
る。例えば、一度、排紙センサ遅延ジャムが発生してか
ら100枚のプリント動作終了までは、定着ローラ1を
逆回転させる割合を、通常のプリント10枚につき一回
からプリント一枚毎に頻度を高くして制御する。
【0156】更に、本実施形態では、排紙センサ14に
転写紙11先端が想定された時間よりも所定量の時間以
上遅れて到達したことをもって分離爪3部での分離不良
ジャムの発生と判断していたが、分離爪3近くのわずか
に排紙側位置に専用分離センサを置くなどして、より確
実に検出することも可能である。
【0157】よって、本実施形態によれば、制御部20
が、定着ローラ1と分離爪3との間に転写紙が滞留した
際に、若しくは、定着ローラ1と分離爪3との間に所定
時間内に転写紙が滞留した回数が予め設定された回数よ
りも多い際に、定着ローラ1を所定量逆回転させるよう
になっているので、紙粉やトナーの付着による分離爪3
の機能低下を防ぐと共に、定着ローラ1と分離爪3との
間に滞留した転写紙を分離爪3に負担をかけることなく
容易に取り除くことができる。
【0158】(第三の実施形態)次に、本発明の第三の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付して図1に代えてその
説明を省略する。
【0159】本実施形態にあっては、制御部20が、図
5に示すように、定着ローラ1から送り出される転写紙
の先端の到達タイミングを検知する分離センサ33の検
知結果によって分離爪3による分離が正しく行われてい
るか判断するものである。
【0160】分離爪側板21が、回動支点22を中心に
回動自在に定着装置に取り付けられており、更に、分離
爪ユニットには分離爪3が長手方向に5箇所備えられて
おり、バネ(図示せず)等により定着ローラ1に所定の圧
力で圧接されている。
【0161】本実施形態にあっては、分離不良により転
写紙11が定着ローラ1に巻きついたり、分離爪3に先
端が引っ掛かりアコーディオン状に折りたたまれてしま
った際には、回動支点22を中心に分離爪ユニット全体
を点線で示す位置まで解除することによって、定着ロー
ラ1と加圧ローラ2とのニップ付近の空間を広く空けて
転写紙を取り除けるようになっている。
【0162】本実施形態にかかる定着装置において、転
写紙が定着ローラ1に密着して送られる際に、分離爪3
で滑らかに引き剥がされず引っ掛かってしまった場合、
制御部20が、分離センサ33への転写紙先端の到達が
ジャム検知余裕である距離b以上遅れると定着ローラ1
を駆動するための定着モータ19を直ちに停止させる。
【0163】このとき定着ローラ1と加圧ローラ2との
ニップから分離センサ33までの距離をdとすると、
(a+b+c−d)だけ転写紙は先端が引っ掛かった後
も搬送されるので、その分だけアコーディオン状に折り
たたまれて、分離爪3を圧迫し、定着ローラ1を押し付
ける。
【0164】通常、転写紙が分離爪3近傍でアコーディ
オン状に折りたたまれて、分離爪3を圧迫し、定着ロー
ラ1を押し付けられた状態が続くと、クリープ現象によ
り分離爪3の変形や、定着ローラ1のへこみが生じる。
【0165】本実施形態にあっては、制御部20が、定
着ローラ1の静止後、即座に定着モータ19を順方向回
転と同じ速度で逆回転させて、転写紙を少なくとも距離
(a+b+c−d)以上搬送部5の方向に送り出すよう
になっている。
【0166】これにより、分離爪3を圧迫していた転写
紙は、少なくとも転写紙先端がたるまないで分離爪先端
にかかる地点まで引き戻されて、分離爪を圧迫すること
はなくなる。
【0167】尚、本実施形態では、定着ローラ1を距離
(a+b+c−d)分だけ逆回転させたが、更に、逆回
転量を大きくして距離(a+b+c−d)以上戻してや
ってもよい。このように制御することによって、転写紙
の先端は、定着ローラ1と加圧ローラ2とのニップを抜
けて戻されるので、ユーザーは搬送部4の上に出てきた
ジャム紙を定着ローラ1から引き抜かないまでも取り除
くことができる。
【0168】更に、従来、図5に示すように、分離爪3
の複数の爪に対して互い違いに転写紙先端が入り込んで
ジャムが発生する場合などは、ユーザーが回動支点22
を中心にして矢印e方向に分離爪を解除しようとする
と、転写紙11は円滑に分離爪3から抜け出ることがで
きず、分離爪3にストレスを与え、変形や破損を引き起
こす虞があった。
【0169】本実施形態によれば、転写紙先端が分離爪
3から離れるまで転写紙を引き戻すようになっているの
で、上記変形や破損を引き起こすということもない。
【0170】更に、本実施形態では、定着ローラ1の逆
回転時の回転速度を通常定着動作時の回転速度と同一に
したが、本発明はこれに限られるものではない。例え
ば、分離不良ジャム直後はなるべく早く分離爪3のスト
レスを取り除くために通常定着動作時の回転速度よりも
速い回転速度で定着ローラ1を回転させてもよい。更
に、定着ローラ1及び分離爪3の強度、構成の関係上、
ストレスのかかっている時間の長さより、転写紙が与え
るストレスの大きさが問題である場合は、通常定着動作
時の回転速度よりゆっくりと逆回転させて転写紙が分離
爪3に与える力を小さくしてもよい。
【0171】よって、本実施形態によれば、制御手段
が、定着体ローラ1と分離爪3との間に転写紙が滞留し
た際に、定着ローラ1を所定量逆回転させるようになっ
ているので、紙粉やトナーの付着による分離爪3の機能
低下を防ぐと共に、定着ローラ1と分離爪3との間に滞
留した記録媒体を分離爪3に負担をかけることなく容易
に取り除くことができる。
【0172】(第四の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
に構成に関しては、同一符号を付して図1に代えてその
説明を省略する。
【0173】図7は、本実施形態にかかる画像形成装置
の一例たる電子写真方式のプリンタの概略構成断面図で
ある。
【0174】本実施形態にあっては、転写紙搬送方向の
最下流に2ビンソーター37が接続されている点が、図
1に示す第一の実施形態の構成と異なる。
【0175】2ビンソーター37は、排紙ローラ10か
ら送り出された転写紙を受け取り、上トレイ35又は下
トレイ36へ搬送経路を切換可能なフラッパー34が制
御されることにより、画像形成処理後の転写紙を所望の
トレイに分類し排出するようになっている。
【0176】本実施形態にあっては、例えば、ジャム検
知装置(図示せず)によって2ビンソーター37内の転
写紙搬送経路でのジャムを検知した場合、転写紙の衝突
を避けるため、2ビンソーター37の上流側のプリンタ
内での転写紙搬送をすぐに停止する。
【0177】次に、2ビンソーター37から定着装置1
2までの距離mの分だけ転写紙を戻すように定着ローラ
1を逆転させる。
【0178】このように、動作させると排紙部15と定
着装置12との間にまたがって転写紙が残ることなく、
ジャム処理時に基台13を引き出しても転写紙が破れる
ことなくジャム処理できるようになっている。
【0179】更に、本実施形態にあっては、搬送装置5
は、未定着トナー像を上面に担持した転写紙を運ぶ関係
上、ベルトの上に転写紙を載せて運ぶ構成になっている
ので、転写紙の上面にはガイド板等がなく、更に、ロー
ラ等の搬送用部材を押し当てることもなく、転写装置5
の上方に空間が設けてある。従って、定着ローラ1の逆
回転時に定着装置12から搬送装置5側に向けて上記空
間を有する部分に送り込まれた転写紙と、すでに搬送部
15に達していた一枚後の転写紙とは、狭い空間に折れ
て押し込められることなく、互いに衝突せず重なり合う
ようになっている。
【0180】更に、本実施形態にあっては、後処理装置
でのジャムの場合以外にも、例えば、転写装置6で転写
された転写紙が搬送装置でスリップを起こし、排紙セン
サ14に転写紙が到達するのが遅れたときに、制御部2
0は、予め設定されたジャム余裕を超えて転写紙が遅れ
ると、分離爪3部でのジャムの可能性があるので分離爪
3と定着ローラ1の破損を防ぐため定着ローラ1の回転
を停止させるようになっている。
【0181】このとき、実際は、転写紙がスリップした
だけなので先端は排紙部15に達している。ここで、排
紙センサ14から定着装置12までの距離lの分だけ定
着ローラ1を逆回転させる制御を行えば、転写紙は排紙
部15から抜けるので、ジャム処理時の転写紙破れが生
じることがない。
【0182】このように、引き出し式の定着装置12を
有するユニットと、排紙部15との間にまたがって転写
紙が残った場合、又は、またがっている可能性のある場
合に、制御部20が、必ず排紙部15から転写紙が抜け
るだけの量定着ローラ1を逆回転させるよう制御するよ
うになっているので、転写紙の破れを生じることなく定
着装置12を引き出すことができる。
【0183】よって、本実施形態によれば、制御部20
が、定着装置12と排紙部15との間に転写紙が滞留し
た際に、定着モータ19を切り換え制御し、定着ローラ
1を所定量逆回転させるようになっているので、紙粉や
トナーの付着による分離爪3の機能低下を防ぐと共に、
定着装置12と排紙部15との間に転写紙が滞留するこ
とを防ぎ、定着ローラ1とその当接する分離爪3との間
に滞留した転写紙を分離爪3に負担をかけることなく容
易に取り除くことができる。
【0184】
【発明の効果】以上にて説明したように、本出願にかか
る第一の発明によれば、制御手段が、予め設定された規
則にしたがい、駆動手段を切り換え制御することによ
り、駆動手段が定着体を正転若しくは逆転に切り換え駆
動するようになっているので、紙粉やトナーの付着によ
る分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体
の少なくとも一方とその当接する分離手段との間に滞留
した記録媒体を分離手段に負担をかけることなく容易に
取り除くことができる。
【0185】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所定温度
となるまで定着体を逆転させるよう駆動手段を制御する
ようになっているので、紙粉やトナーの付着による分離
手段の機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少な
くとも一方とその当接する分離手段との間に滞留した記
録媒体を分離手段に負担をかけることなく容易に取り除
くことができる。
【0186】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体と
加圧体との圧接部を抜け出てから、次に記録媒体が定着
体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着体を
逆回転駆動させるようになっているので、紙粉やトナー
の付着による分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着体
及び加圧体の少なくとも一方とその当接する分離手段と
の間に滞留した記録媒体を分離手段に負担をかけること
なく容易に取り除くことができる。
【0187】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
制御手段が、予め設定された規則にしたがい、定着体又
は加圧体に分離手段が当接する位置から塗布手段が当接
する位置まで定着体を逆回転駆動させるようになってい
るので、紙粉やトナーの付着による分離手段の機能低下
を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に滞留した記録媒体を分離手
段に負担をかけることなく容易に取り除くことができ
る。
【0188】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所定
温度となるまでの間に、定着体又は加圧体に分離手段が
当接する位置から塗布手段が当接する位置まで定着体を
逆転させるよう駆動手段を制御するようになっているの
で、紙粉やトナーの付着による分離手段の機能低下を防
ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当
接する分離手段との間に滞留した記録媒体を分離手段に
負担をかけることなく容易に取り除くことができる。
【0189】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体と加圧
体との圧接部を抜け出てから、次に記録媒体が定着体と
加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に、定着体又は
加圧体に分離手段が当接する位置から塗布手段が当接す
る位置まで定着体を逆回転駆動させるようになっている
ので、紙粉やトナーの付着による分離手段の機能低下を
防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその
当接する分離手段との間に滞留した記録媒体を分離手段
に負担をかけることなく容易に取り除くことができる。
【0190】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、定着体を所定量逆回転させた後、定着体の回転を停
止させるようになっているので、紙粉やトナーの付着に
よる分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧
体の少なくとも一方とその当接する分離手段との間に滞
留した記録媒体を分離手段に負担をかけることなく容易
に取り除くことができる。
【0191】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその
当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際に、若
しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接
する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞留した
回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着体を所
定量逆回転させるようになっているので、紙粉やトナー
の付着による分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着体
及び加圧体の少なくとも一方とその当接する分離手段と
の間に滞留した記録媒体を分離手段に負担をかけること
なく容易に取り除くことができる。
【0192】更に、本出願にかかる第九の発明によれ
ば、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体を所定量より多く若しくは高い頻度で逆回転させるよ
うになっているので、紙粉やトナーの付着による分離手
段の機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なく
とも一方とその当接する分離手段との間に滞留した記録
媒体を分離手段に負担をかけることなく容易に取り除く
ことができる。
【0193】又、本出願にかかる第十の発明によれば、
制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所定温度
となるまでの間に定着体を逆回転駆動させると共に、定
着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する分離手
段との間に記録媒体が滞留した際に、定着体を所定量逆
回転させた後、定着体の回転を停止させるようになって
いるので、紙粉やトナーの付着による分離手段の機能低
下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に滞留した記録媒体を分離
手段に負担をかけることなく容易に取り除くことができ
る。
【0194】更に、本出願にかかる第十一の発明によれ
ば、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体と
加圧体との圧接部と抜け出てから、次の記録媒体が定着
体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着体を
逆回転駆動させると共に、定着体及び加圧体の少なくと
も一方とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留
した際に、定着体を所定量逆回転させた後、定着体の回
転を停止させるようになっているので、紙粉やトナーの
付着による分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着体及
び加圧体の少なくとも一方とその当接する分離手段との
間に滞留した記録媒体を分離手段に負担をかけることな
く容易に取り除くことができる。
【0195】又、本出願にかかる第十二の発明によれ
ば、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、定着体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、
塗布手段が当接する位置まで定着体を逆回転駆動させる
ようになっているので、紙粉やトナーの付着による分離
手段の機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少な
くとも一方とその当接する分離手段との間に滞留した記
録媒体を分離手段に負担をかけることなく容易に取り除
くことができる。
【0196】更に、本出願にかかる第十三の発明によれ
ば、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所定
温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動させると共
に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する
分離手段との間に記録媒体が滞留した際に、定着体又は
加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手段が当接
する位置まで定着体を逆回転駆動させるようになってい
るので、紙粉やトナーの付着による分離手段の機能低下
を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に滞留した記録媒体を分離手
段に負担をかけることなく容易に取り除くことができ
る。
【0197】又、本出願にかかる第十四の発明によれ
ば、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体と
加圧体との圧接部と抜け出てから、次の記録媒体が定着
体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着体を
逆回転駆動させると共に、定着体及び加圧体の少なくと
も一方とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留
した際に、定着体又は加圧体に分離手段が当接する位置
から、塗布手段が当接する位置まで定着体を逆回転駆動
させるようになっているので、紙粉やトナーの付着によ
る分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体
の少なくとも一方とその当接する分離手段との間に滞留
した記録媒体を分離手段に負担をかけることなく容易に
取り除くことができる。
【0198】更に、本出願にかかる第十五の発明によれ
ば、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手段
が当接する位置まで定着体を逆回転駆動させるようにな
っているので、紙粉やトナーの付着による分離手段の機
能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一
方とその当接する分離手段との間に滞留した記録媒体を
分離手段に負担をかけることなく容易に取り除くことが
できる。
【0199】又、本出願にかかる第十六の発明によれ
ば、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手段
が当接する位置まで所定時間より長く若しくは高い頻度
で定着体を逆回転駆動させるようになっているので、紙
粉やトナーの付着による分離手段の機能低下を防ぐと共
に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する
分離手段との間に滞留した記録媒体を分離手段に負担を
かけることなく容易に取り除くことができる。
【0200】更に、本出願にかかる第十七の発明によれ
ば、制御手段が、定着装置と受け手段との間に記録媒体
が滞留した際に、駆動手段を切り換え制御し、定着体を
所定量逆回転させるようになっているので、紙粉やトナ
ーの付着による分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着
装置と受け手段との間に記録媒体が滞留することを防
ぎ、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する
分離手段との間に滞留した記録媒体を分離手段に負担を
かけることなく容易に取り除くことができる。
【0201】又、本出願にかかる第十八の発明によれ
ば、制御手段が、予め設定された規則にしたがい、駆動
手段を切り換え制御することにより、駆動手段が定着体
を正転若しくは逆転に切り換え駆動するようになってい
るので、紙粉やトナーの付着による分離手段の機能低下
を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に滞留した記録媒体を分離手
段に負担をかけることなく容易に取り除くことができ
る。
【0202】更に、本出願にかかる第十九の発明によれ
ば、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所定
温度となるまで定着体を逆転させるよう駆動手段を制御
するようになっているので、紙粉やトナーの付着による
分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の
少なくとも一方とその当接する分離手段との間に滞留し
た記録媒体を分離手段に負担をかけることなく容易に取
り除くことができる。
【0203】又、本出願にかかる第二十の発明によれ
ば、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体と
加圧体との圧接部を抜け出てから、次に記録媒体が定着
体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着体を
逆回転駆動させるようになっているので、紙粉やトナー
の付着による分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着体
及び加圧体の少なくとも一方とその当接する分離手段と
の間に滞留した記録媒体を分離手段に負担をかけること
なく容易に取り除くことができる。
【0204】更に、本出願にかかる第二十一の発明によ
れば、制御手段が、予め設定された規則にしたがい、定
着体又は加圧体に分離手段が当接する位置から塗布手段
が当接する位置まで定着体を逆回転駆動させるようにな
っているので、紙粉やトナーの付着による分離手段の機
能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一
方とその当接する分離手段との間に滞留した記録媒体を
分離手段に負担をかけることなく容易に取り除くことが
できる。
【0205】又、本出願にかかる第二十二の発明によれ
ば、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所定
温度となるまでの間に、定着体又は加圧体に分離手段が
当接する位置から塗布手段が当接する位置まで定着体を
逆転させるよう駆動手段を制御するようになっているの
で、紙粉やトナーの付着による分離手段の機能低下を防
ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当
接する分離手段との間に滞留した記録媒体を分離手段に
負担をかけることなく容易に取り除くことができる。
【0206】更に、本出願にかかる第二十三の発明によ
れば、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体
と加圧体との圧接部を抜け出てから、次に記録媒体が定
着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に、定着
体又は加圧体に分離手段が当接する位置から塗布手段が
当接する位置まで定着体を逆回転駆動させるようになっ
ているので、紙粉やトナーの付着による分離手段の機能
低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一方
とその当接する分離手段との間に滞留した記録媒体を分
離手段に負担をかけることなく容易に取り除くことがで
きる。
【0207】又、本出願にかかる第二十四の発明によれ
ば、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、定着体を所定量逆回転させた後、定着体の回転を停
止させるようになっているので、紙粉やトナーの付着に
よる分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧
体の少なくとも一方とその当接する分離手段との間に滞
留した記録媒体を分離手段に負担をかけることなく容易
に取り除くことができる。
【0208】更に、本出願にかかる第二十五の発明によ
れば、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方
とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体を所定量逆回転させるようになっているので、紙粉や
トナーの付着による分離手段の機能低下を防ぐと共に、
定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する分離
手段との間に滞留した記録媒体を分離手段に負担をかけ
ることなく容易に取り除くことができる。
【0209】又、本出願にかかる第二十六の発明によれ
ば、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体を所定量より多く若しくは高い頻度で逆回転させるよ
うになっているので、紙粉やトナーの付着による分離手
段の機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なく
とも一方とその当接する分離手段との間に滞留した記録
媒体を分離手段に負担をかけることなく容易に取り除く
ことができる。
【0210】更に、本出願にかかる第二十七の発明によ
れば、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所
定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動させると共
に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する
分離手段との間に記録媒体が滞留した際に、定着体を所
定量逆回転させた後、定着体の回転を停止させるように
なっているので、紙粉やトナーの付着による分離手段の
機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも
一方とその当接する分離手段との間に滞留した記録媒体
を分離手段に負担をかけることなく容易に取り除くこと
ができる。
【0211】又、本出願にかかる第二十八の発明によれ
ば、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体と
加圧体との圧接部と抜け出てから、次の記録媒体が定着
体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着体を
逆回転駆動させると共に、定着体及び加圧体の少なくと
も一方とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留
した際に、定着体を所定量逆回転させた後、定着体の回
転を停止させるようになっているので、紙粉やトナーの
付着による分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着体及
び加圧体の少なくとも一方とその当接する分離手段との
間に滞留した記録媒体を分離手段に負担をかけることな
く容易に取り除くことができる。
【0212】更に、本出願にかかる第二十九の発明によ
れば、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方
とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、定着体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、
塗布手段が当接する位置まで定着体を逆回転駆動させる
ようになっているので、紙粉やトナーの付着による分離
手段の機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少な
くとも一方とその当接する分離手段との間に滞留した記
録媒体を分離手段に負担をかけることなく容易に取り除
くことができる。
【0213】又、本出願にかかる第三十の発明によれ
ば、制御手段が、定着処理に先立ち定着体の温度が所定
温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動させると共
に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する
分離手段との間に記録媒体が滞留した際に、定着体又は
加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手段が当接
する位置まで定着体を逆回転駆動させるようになってい
るので、紙粉やトナーの付着による分離手段の機能低下
を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に滞留した記録媒体を分離手
段に負担をかけることなく容易に取り除くことができ
る。
【0214】更に、本出願にかかる第三十一の発明によ
れば、制御手段が、記録媒体が定着処理を施され定着体
と加圧体との圧接部と抜け出てから、次の記録媒体が定
着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内に定着体
を逆回転駆動させると共に、定着体及び加圧体の少なく
とも一方とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞
留した際に、定着体又は加圧体に分離手段が当接する位
置から、塗布手段が当接する位置まで定着体を逆回転駆
動させるようになっているので、紙粉やトナーの付着に
よる分離手段の機能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧
体の少なくとも一方とその当接する分離手段との間に滞
留した記録媒体を分離手段に負担をかけることなく容易
に取り除くことができる。
【0215】又、本出願にかかる第三十二の発明によれ
ば、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方と
その当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手段
が当接する位置まで定着体を逆回転駆動させるようにな
っているので、紙粉やトナーの付着による分離手段の機
能低下を防ぐと共に、定着体及び加圧体の少なくとも一
方とその当接する分離手段との間に滞留した記録媒体を
分離手段に負担をかけることなく容易に取り除くことが
できる。
【0216】更に、本出願にかかる第三十三の発明によ
れば、制御手段が、定着体及び加圧体の少なくとも一方
とその当接する分離手段との間に記録媒体が滞留した際
に、若しくは、定着体及び加圧体の少なくとも一方とそ
の当接する分離手段との間に所定時間内に記録媒体が滞
留した回数が予め設定された回数よりも多い際に、定着
体又は加圧体に分離手段が当接する位置から、塗布手段
が当接する位置まで所定時間より長く若しくは高い頻度
で定着体を逆回転駆動させるようになっているので、紙
粉やトナーの付着による分離手段の機能低下を防ぐと共
に、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当接する
分離手段との間に滞留した記録媒体を分離手段に負担を
かけることなく容易に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成図である。
【図2】図2の画像形成装置の駆動系配置及び制御系を
説明するブロック図である。
【図3】図2の画像形成装置に備えられた定着装置の概
略構成図である。
【図4】本発明の第二の実施形態にかかる画像形成装置
の制御系を説明するブロック図である。
【図5】本発明の第三の実施形態にかかる定着装置の概
略構成図である。
【図6】図5の定着装置の斜視図である。
【図7】本発明の第四の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ(定着体) 2 加圧ローラ(加圧体) 3 分離爪(分離手段) 4 オフセット防止液塗布装置(塗布手段) 12 定着装置 14,16 排紙センサ,レジセンサ(検知手段) 15 排紙部(受け手段) 19 定着モータ(駆動手段) 20 制御部(制御手段) 33 分離センサ(検知手段)

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着像を担持した記録媒体に熱及び圧
    力を付与することにより上記未定着像を上記記録媒体に
    定着させる定着装置であって、回転自在な定着体と、上
    記記録媒体を介して圧接する回転自在な加圧体と、定着
    体及び加圧体の少なくとも一方に当接し定着体又は加圧
    体から記録媒体を分離する分離手段とを有する定着装置
    において、定着体を正転若しくは逆転に切換自在に回転
    駆動させる駆動手段と、予め設定された規則にしたがい
    駆動手段の切り換え制御する制御手段とを有する定着装
    置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、定着処理に先立ち定着体の
    温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動さ
    せるよう設定されていることとする請求項1に記載の定
    着装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、記録媒体が定着処理を施さ
    れ定着体と加圧体との圧接部を抜け出てから、次の記録
    媒体が定着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内
    に定着体を逆回転駆動するよう設定されていることとす
    る請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 未定着像を担持した記録媒体に熱及び圧
    力を付与することにより上記未定着像を上記記録媒体に
    定着させる定着装置であって、回転自在な定着体と、上
    記記録媒体を介して圧接する回転自在な加圧体と、定着
    体及び加圧体の少なくとも一方に当接し定着体又は加圧
    体から記録媒体を分離する分離手段と、定着体及び加圧
    体の少なくとも一方の表面に当接されオフセット防止液
    を塗布する塗布手段とを有する定着装置において、定着
    体を正転若しくは逆転に切換自在に回転駆動させる駆動
    手段と、予め設定された規則にしたがい駆動手段の切り
    換え制御する制御手段とを有し、制御手段が、予め設定
    された規則にしたがい、定着体又は加圧体に分離手段が
    当接する位置から、塗布手段が当接する位置まで定着体
    を逆回転駆動させるよう設定されていることを特徴とす
    る定着装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、定着処理に先立ち定着体の
    温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動さ
    せるよう設定されていることとする請求項4に記載の定
    着装置。
  6. 【請求項6】 制御手段は、記録媒体が定着処理を施さ
    れ定着体と加圧体との圧接部を抜け出てから、次の記録
    媒体が定着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間内
    に定着体を逆回転駆動するよう設定されていることとす
    る請求項4又は請求項5に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 未定着像を担持した記録媒体に熱及び圧
    力を付与することにより上記未定着像を上記記録媒体に
    定着させる定着装置であって、回転自在な定着体と、上
    記記録媒体を介して圧接する回転自在な加圧体と、定着
    体及び加圧体の少なくとも一方に当接し定着体又は加圧
    体から記録媒体を分離する分離手段とを有する定着装置
    において、定着体を正転若しくは逆転に切換自在に回転
    駆動させる駆動手段と、定着体及び加圧体の少なくとも
    一方とその当接する分離手段との間に滞留する記録媒体
    を検知する検知手段と、検知手段の検知結果に応じて、
    予め設定された規則にしたがい駆動手段の切り換え制御
    する制御手段とを有し、制御手段は、検知手段が上記滞
    留する記録媒体を検知した際に、定着体を所定量逆回転
    させた後、定着体の回転を停止させるよう設定されてい
    ることを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】 制御手段は、検知手段が上記滞留する記
    録媒体を検知した際に、若しくは、所定時間内に検知手
    段が上記滞留する記録媒体を検知する回数が予め設定さ
    れた回数よりも多い際に、定着体を所定量逆回転させる
    ことととする請求項7に記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 制御手段は、検知手段が上記滞留する記
    録媒体を検知した際に、若しくは、所定時間内に検知手
    段が上記滞留する記録媒体を検知する回数が予め設定さ
    れた回数よりも多い際に、定着体を所定量より多く若し
    くは高い頻度で逆回転させるよう設定されていることと
    する請求項7又は請求項8に記載の定着装置。
  10. 【請求項10】 制御手段は、定着処理に先立ち定着体
    の温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動
    させるよう設定されていることとする請求項7乃至請求
    項9のいずれか一項に記載の定着装置。
  11. 【請求項11】 制御手段は、記録媒体が定着処理を施
    され定着体と加圧体との圧接部を抜け出てから、次の記
    録媒体が定着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間
    内に定着体を逆回転駆動するよう設定されていることと
    する請求項7乃至請求項10のいずれか一項に記載の定
    着装置。
  12. 【請求項12】 未定着像を担持した記録媒体に熱及び
    圧力を付与することにより上記未定着像を上記記録媒体
    に定着させる定着装置であって、回転自在な定着体と、
    上記記録媒体を介して圧接する回転自在な加圧体と、定
    着体及び加圧体の少なくとも一方に当接し定着体又は加
    圧体から記録媒体を分離する分離手段と、定着体及び加
    圧体の少なくとも一方の表面に当接されオフセット防止
    液を塗布する塗布手段とを有する定着装置において、定
    着体を正転若しくは逆転に切換自在に回転駆動させる駆
    動手段と、定着体及び加圧体の少なくとも一方とその当
    接する分離手段との間に滞留する記録媒体を検知する検
    知手段と、予め設定された規則にしたがい駆動手段の切
    り換え制御する制御手段とを有し、検知手段が上記滞留
    する記録媒体を検知した際に、定着体又は加圧体に分離
    手段が当接する位置から、塗布手段が当接する位置まで
    定着体を逆回転駆動させるよう設定されていることを特
    徴とする定着装置。
  13. 【請求項13】 制御手段は、定着処理に先立ち定着体
    の温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動
    させるよう設定されていることとする請求項12に記載
    の定着装置。
  14. 【請求項14】 制御手段は、記録媒体が定着処理を施
    され定着体と加圧体との圧接部を抜け出てから、次の記
    録媒体が定着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間
    内に定着体を逆回転駆動するよう設定されていることと
    する請求項12又は請求項13に記載の定着装置。
  15. 【請求項15】 制御手段は、検知手段が上記滞留する
    記録媒体を検知した際に、若しくは、所定時間内に検知
    手段が上記滞留する記録媒体を検知する回数が予め設定
    された回数よりも多い際に、定着体を所定量逆回転させ
    ることととする請求項12乃至請求項14のいずれか一
    項に記載の定着装置。
  16. 【請求項16】 制御手段は、検知手段が上記滞留する
    記録媒体を検知した際に、若しくは、所定時間内に検知
    手段が上記滞留する記録媒体を検知する回数が予め設定
    された回数よりも多い際に、定着体を所定量より多く若
    しくは高い頻度で逆回転させるよう設定されていること
    とする請求項12乃至請求項15のいずれか一項に記載
    の定着装置。
  17. 【請求項17】 一連の画像形成プロセスによって形成
    された画像を記録媒体に記録する画像形成装置であっ
    て、請求項1乃至請求項16のいずれか一項に記載の定
    着装置と、定着処理済の記録媒体を受ける受け手段と、
    受け手段と定着体との間に滞留する記録媒体を検知する
    検知手段とを有し、制御手段は、検知手段が上記滞留す
    る記録媒体を検知した際に、定着体を所定量回転させた
    後、定着体の回転を停止させるよう駆動手段を切り換え
    制御するよう設定されていることを特徴とする画像形成
    装置。
  18. 【請求項18】 一連の画像形成プロセスによって形成
    された画像を記録媒体に記録する画像形成装置であっ
    て、請求項1に記載の定着装置を備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  19. 【請求項19】 制御手段は、定着処理に先立ち定着体
    の温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動
    させるよう設定されていることとする請求項18に記載
    の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 制御手段は、記録媒体が定着処理を施
    され定着体と加圧体との圧接部を抜け出てから、次の記
    録媒体が定着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間
    内に定着体を逆回転駆動するよう設定されていることと
    する請求項18又は請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 一連の画像形成プロセスによって形成
    された画像を記録媒体に記録する画像形成装置であっ
    て、請求項4に記載の定着装置を備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  22. 【請求項22】 制御手段は、定着処理に先立ち定着体
    の温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動
    させるよう設定されていることとする請求項21に記載
    の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 制御手段は、記録媒体が定着処理を施
    され定着体と加圧体との圧接部を抜け出てから、次の記
    録媒体が定着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間
    内に定着体を逆回転駆動するよう設定されていることと
    する請求項21又は請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 一連の画像形成プロセスによって形成
    された画像を記録媒体に記録する画像形成装置であっ
    て、請求項7に記載の定着装置を備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  25. 【請求項25】 制御手段は、検知手段が上記滞留する
    記録媒体を検知した際に、若しくは、所定時間内に検知
    手段が上記滞留する記録媒体を検知する回数が予め設定
    された回数よりも多い際に、定着体を所定量逆回転させ
    ることととする請求項24に記載の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 制御手段は、検知手段が上記滞留する
    記録媒体を検知した際に、若しくは、所定時間内に検知
    手段が上記滞留する記録媒体を検知する回数が予め設定
    された回数よりも多い際に、定着体を所定量より多く若
    しくは高い頻度で逆回転させるよう設定されていること
    とする請求項24又は請求項25に記載の画像形成装
    置。
  27. 【請求項27】 制御手段は、定着処理に先立ち定着体
    の温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動
    させるよう設定されていることとする請求項24乃至請
    求項26のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 制御手段は、記録媒体が定着処理を施
    され定着体と加圧体との圧接部を抜け出てから、次の記
    録媒体が定着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間
    内に定着体を逆回転駆動するよう設定されていることと
    する請求項24乃至請求項27のいずれか一項に記載の
    画像形成装置。
  29. 【請求項29】 一連の画像形成プロセスによって形成
    された画像を記録媒体に記録する画像形成装置であっ
    て、請求項12に記載の定着装置を備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  30. 【請求項30】 制御手段は、定着処理に先立ち定着体
    の温度が所定温度となるまでの間に定着体を逆回転駆動
    させるよう設定されていることとする請求項29に記載
    の画像形成装置。
  31. 【請求項31】 制御手段は、記録媒体が定着処理を施
    され定着体と加圧体との圧接部を抜け出てから、次の記
    録媒体が定着体と加圧体との圧接部へ達するまでの期間
    内に定着体を逆回転駆動するよう設定されていることと
    する請求項29又は請求項30に記載の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 制御手段は、検知手段が上記滞留する
    記録媒体を検知した際に、若しくは、所定時間内に検知
    手段が上記滞留する記録媒体を検知する回数が予め設定
    された回数よりも多い際に、定着体を所定量逆回転させ
    ることととする請求項29乃至請求項31のいずれか一
    項に記載の画像形成装置。
  33. 【請求項33】 制御手段は、検知手段が上記滞留する
    記録媒体を検知した際に、若しくは、所定時間内に検知
    手段が上記滞留する記録媒体を検知する回数が予め設定
    された回数よりも多い際に、定着体を所定量より多く若
    しくは高い頻度で逆回転させるよう設定されていること
    とする請求項29乃至請求項32のいずれか一項に記載
    の画像形成装置。
JP10346656A 1998-11-20 1998-11-20 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 Withdrawn JP2000159407A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009288587A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Canon Inc 加熱装置
JP2010113200A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Ricoh Co Ltd 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2013228762A (ja) * 2013-08-13 2013-11-07 Ricoh Co Ltd 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2014178444A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 定着装置、及び画像形成装置

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