JP2000159043A - 衝撃吸収式電動パワーステアリング装置 - Google Patents

衝撃吸収式電動パワーステアリング装置

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JP2000159043A
JP2000159043A JP10353859A JP35385998A JP2000159043A JP 2000159043 A JP2000159043 A JP 2000159043A JP 10353859 A JP10353859 A JP 10353859A JP 35385998 A JP35385998 A JP 35385998A JP 2000159043 A JP2000159043 A JP 2000159043A
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shaft
steering
steering shaft
sensor housing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】経済的で組み立てが容易な衝撃吸収式電動パワ
ーステアリング装置を提供する。 【解決手段】ステアリングシャフト5による伝達トルク
を、コラム2よりもステアリングホイールから離れた位
置で検知するトルクセンサ20を、そのコラム2とは別体
のセンサハウジング21により覆い、検知トルクに応じた
操舵補助力発生のためモータ32がそのセンサハウジング
21に取り付けられる。そのステアリングシャフト5のコ
ラム側に支持される部材の少なくとも一部は衝撃の作用
によって変位する。そのセンサハウジング21をコラム2
に連結する連結部材51は、衝撃の作用によるコラム2の
変位によって塑性変形する。ステアリングシャフト5の
コラム側により支持される部材5bとセンサハウジング
側により支持される部材5cとの連結作業を、そのステ
アリングシャフト5の径方向外方から行うことができる
ように、その連結部位の周囲領域の中の一部領域は開放
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両衝突時にドラ
イバーに作用する衝撃を吸収するために用いられる衝撃
吸収式電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図21に示す従来の衝撃吸収式電動パワ
ーステアリング装置101は、ステアリングホイールH
に接続されるステアリングシャフト102と、そのステ
アリングシャフト102を支持するコラム103と、そ
のステアリングシャフト102により伝達されるトルク
をコラム103よりもステアリングホイールHから離れ
た位置で検知するトルクセンサ105と、その検知トル
クに応じた操舵補助力の発生用モータ106とを備え
る。そのトルクセンサ105は、車体側部材に連結され
るセンサハウジング105aにより覆われる。
【0003】そのステアリングシャフト102は、コラ
ム側に位置する部材102aとセンサハウジング側に位
置する部材102bとを有し、そのコラム側に位置する
部材102aの少なくとも一部は、ステアリングホイー
ルHとドライバーとの衝突時に作用する衝撃によりトル
クセンサ105に向かい変位可能とされている。そのコ
ラム103は第1部材103aと第2部材103bとか
ら構成される。その第2部材103bは、その第1部材
103aに一端において圧入されると共に他端において
センサハウジング105aに連結される。そのコラムの
第1部材103aは、ブラケット104を介して車体側
部材に取り付けられる。そのブラケット104は、車体
側部材に一体化された一対のガイド部材107に、ステ
アリングシャフト102の長手方向に沿って変位可能に
取り付けられる。これにより、その第1部材103aは
上記衝撃によりトルクセンサ105に向かい変位する。
その第1部材103aと第2部材103bとの間の摩擦
に抗して第1部材103aが変位することで、その衝撃
の吸収が可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのトルクセンサ10
5の性能テストのため、ステアリングシャフト102を
介して入力されるトルクが検出される。その性能テスト
でトルクセンサ105が不良品であることが確認された
場合、組み立てられたステアリング装置全体が不良品と
して処分される。しかし、トルクセンサ105が不良で
あっても他の部品に問題がない場合、装置全体を不良品
として処分するのは不経済である。
【0005】そこで、ステアリングシャフト102のコ
ラム側に位置する部材102aと、コラム103とを予
めコラム側ユニットとして組み立て、この組み立て工程
に並行して、ステアリングシャフト102のセンサハウ
ジング側に位置する部材102bと、トルクセンサ10
5と、モータ106とを予めセンサ側ユニットとして組
み立て、そのトルクセンサ105の性能テスト後に、両
ユニットを連結することが望まれる。
【0006】しかし、上記従来の構成では、ステアリン
グシャフト102のコラム側に位置する部材とセンサハ
ウジング側に位置する部材とは、コラム103の内部に
おいて連結されている。そのため、そのようなコラム側
ユニットとセンサ側ユニットとを予め組み立てた場合、
ステアリングシャフト102のコラム側に位置する部材
102aとセンサハウジング側に位置する部材102b
との連結作業を、コラム103の内部において行わなけ
ればならず困難なものになる。
【0007】本発明は、上記問題を解決することのでき
る衝撃吸収式電動パワーステアリング装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の衝撃吸収式電動
パワーステアリング装置は、ステアリングホイールに接
続されるステアリングシャフトと、そのステアリングシ
ャフトを支持するコラムと、そのステアリングシャフト
により伝達されるトルクを、そのコラムよりも前記ステ
アリングホイールから離れた位置で検知するトルクセン
サと、そのトルクセンサを覆うと共に前記コラムとは別
体のセンサハウジングを、そのコラムに連結する連結部
材と、その検知トルクに応じた操舵補助力を発生するよ
うにセンサハウジングに取り付けられるモータとを備え
る。そのコラムとセンサハウジングとは、そのステアリ
ングシャフトの軸方向における間隔をおいて互いに離間
される。そのステアリングシャフトは、コラム側により
支持される部材とセンサハウジング側により支持される
部材とを有し、この2つの部材は前記コラムとセンサハ
ウジングとの間において連結され、そのコラム側に支持
される部材の少なくとも一部は、ステアリングホイール
とドライバーとの衝突時に作用する衝撃の作用によって
変位可能とされる。そのコラムは、前記衝撃の作用によ
って変位可能とされる。その連結部材は、前記衝撃の作
用によるコラムの変位によって塑性変形可能とされる。
そのステアリングシャフトのコラム側により支持される
部材とセンサハウジング側により支持される部材との連
結作業を、そのステアリングシャフトの径方向外方から
行うことができるように、その連結部位の周囲領域の中
の一部領域は開放されている。本発明の構成によれば、
衝撃の作用によるコラムの変位によって連結部材が塑性
変形することで衝撃を吸収できる。また、ステアリング
シャフトのコラム側により支持される部材とコラムとを
予めコラム側ユニットとして組み立て、この組み立て工
程に並行して、ステアリングシャフトのセンサハウジン
グ側により支持される部材とトルクセンサとモータとを
予めセンサ側ユニットとして組み立て、そのトルクセン
サの性能テスト後に、両ユニットを連結部材を介して連
結することができる。その際、そのステアリングシャフ
トのコラム側により支持される部材とセンサハウジング
側により支持される部材との連結作業は、両部材の連結
部位の周囲領域の中の一部が開放されていることから、
他の部材により遮られることなく行うことができる。
【0009】そのステアリングシャフトのコラム側によ
り支持される部材とセンサハウジング側により支持され
る部材とは、自在継手を介して連結されているのが好ま
しい。これにより、そのステアリングシャフトのコラム
側により支持される部材とセンサハウジング側により支
持される部材とを、両部材の軸心が正確に同一軸心にな
るように一致していなくても連結できるので、組み立て
が容易になる。
【0010】その連結部材は、前記コラム側に連結され
るコラム側部分と、前記センサハウジング側に連結され
るセンサ側部分とから構成され、前記ステアリングホイ
ールの位置調節ができるように、そのコラム側部分はセ
ンサ側部分に車体の左右方向に沿う揺動軸中心に揺動可
能に連結されると共に、その揺動を阻止及び阻止解除可
能にする手段が設けられ、そのコラム側部分のセンサ側
部分に対する揺動により、前記自在継手を介してステア
リングシャフトのコラム側により支持される部材がセン
サハウジング側により支持される部材に対して揺動可能
とされているのが好ましい。これにより、その連結部材
のコラム側部分をセンサ側部分に連結するだけで、ステ
アリングホイールを位置変更のために揺動させることが
可能になる。
【0011】そのステアリングシャフトにおけるコラム
側により支持される部材は、軸方向相対移動可能に嵌め
合わされる2部材から構成され、前記センサハウジング
に一端側が固定されるガイドが設けられ、そのコラムに
ガイドの他端側が軸方向から嵌め合わされることで、そ
のステアリングシャフトにおけるコラム側により支持さ
れる2部材の径方向相対位置が設定されるのが好まし
い。これにより、ステアリングシャフトのコラム側によ
り支持される2部材の組み立て時の径方向における位置
決めを容易に行える。
【0012】そのコラムは、前記衝撃の作用により車体
の左右方向に沿う支持軸中心に揺動可能に車体側部材に
連結され、そのステアリングシャフトにおけるコラム側
により支持される部材の少なくとも一部と、前記連結部
材とが、そのコラムの揺動によって曲げ変形可能とされ
ているのが好ましい。この構成によれば、ステアリング
シャフトのコラム側により支持される部材の少なくとも
一部と連結部材は、衝撃の作用による曲げ変形する。よ
って、衝撃の作用方向とステアリングシャフトの軸方向
とがなす角度が大きい場合でも、その曲げ変形により確
実に衝撃を吸収できる。
【0013】その連結部材は、そのセンサハウジングか
らステアリングホイールに近接するに従いステアリング
シャフトの径方向一方に向かうようにステアリングシャ
フトの軸方向に対し傾斜する板状部分と、この板状部分
からステアリングホイールに近接するに従いステアリン
グシャフトの径方向他方に向かうようにステアリングシ
ャフトの軸方向に対し傾斜する板状部分とを有し、両板
状部分の境界において前記衝撃の作用によるコラムの変
位によって塑性変形可能とされているのが好ましい。こ
れにより、連結部材を確実に塑性変形させて衝撃を吸収
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明の実施形態を説明する。図1、図2に示す衝撃吸収式
電動パワーステアリング装置1は、車体側部材14に取
り付けられる円筒状のコラム2を備え、そのコラム2の
軸心は車体前方に向かうに従い下方に向かうように配置
される。
【0015】そのコラム2は、ベアリング4a、4bを
介してステアリングシャフト5を構成する筒状の第1シ
ャフト部材5aと第2シャフト部材5bとを支持する。
その第1シャフト部材5aの一端はステアリングホイー
ル(図示省略)に接続される。その一方のベアリング4
aの外輪がコラム2の端面に接し、内輪が第1シャフト
部材5aの外周の止め輪6に係合することで、ステアリ
ングホイールとドライバーとの衝突により作用する衝撃
により、第1シャフト部材5aからベアリング4aを介
してコラム2に軸方向力が伝達される。
【0016】その第1シャフト部材5aの他端に、第2
シャフト部材5bの一端が軸方向相対移動可能かつ回転
伝達可能に挿入される。例えば、第1シャフト部材5a
の内周形状と第2シャフト部材5bの外周形状とが部分
的に非円形とされたり、セレーションとされることで、
両者は互いに回転伝達可能とされる。図6に示すよう
に、その第2シャフト部5bの外周に周溝8が形成さ
れ、その周溝8に通じる通孔9が第1シャフト部5aに
形成され、その通孔9と周溝8とに樹脂60が充填され
る。これにより、第1シャフト部5aは第2シャフト部
5bに対し、上記衝撃の作用により軸方向移動可能とさ
れている。
【0017】そのステアリングシャフト5によって伝達
される操舵トルクを、上記コラム2よりもステアリング
ホイールから離れた位置で検知するトルクセンサ20が
設けられている。そのトルクセンサ20は、上記コラム
2よりもステアリングホイールから離れた位置で、ステ
アリングシャフト5を構成する第3シャフト部材5cと
第4シャフト部材5dとを支持するセンサハウジング2
1により覆われる。そのセンサハウジング21と上記コ
ラム2とは、別体とされ、ステアリングシャフト5の軸
方向における間隔をおいて互いに離間される。
【0018】図5に示すように、その第3シャフト部材
5cは筒状で、そのセンサハウジング21によりベアリ
ング28を介して支持される。その第4シャフト部材5
dは筒状で、そのセンサハウジング21によりベアリン
グ26、27を介して支持され、その第3シャフト部材
5cの外周にブッシュ25を介して相対回転可能に嵌め
合わされる。その第3シャフト部材5c、第4シャフト
部材5dの中心に沿って挿入されるトーションバー23
の一端が、第3シャフト部材5cにピン22により連結
され、他端がピン24により第4シャフト部材5dに連
結される。これにより、その第3シャフト部材5cと第
4シャフト部材5dとは、ステアリングシャフト5によ
り伝達される操舵トルクに応じて弾性的に相対回転す
る。
【0019】その第3シャフト部材5cの外周に固定さ
れた磁性材製の検出リング36と、第4シャフト部材5
dの外周に固定された磁性材製の検出リング37とに、
相対向するように歯36a、37aが周方向に沿って複
数設けられる。両リング36、37の対向間を覆うコイ
ル33がセンサハウジング21に内蔵される。その第3
シャフト部材5cと第4シャフト部材5dとの操舵トル
クに応じた相対回転により、両検出リング36、37の
歯36a、37aの対向面積が変化することで、コイル
33の発生磁束に対する磁気抵抗が変化する。その変化
に応じて検出コイル33の出力が変化することにより、
トルクセンサ20は操舵トルクに対応する信号を出力す
る。
【0020】その第4シャフト部材5dの外周にウォー
ムホイール30が圧入され、そのウォームホイール30
に噛み合うウォーム31が、センサハウジング21に取
り付けられた操舵補助力発生用モータ32の出力軸に連
結されている。そのモータ32が、そのトルクセンサ2
0により検知されたトルクに応じて制御装置(図示省
略)により駆動されることで操舵補助力が発生する。そ
の第4シャフト部材5dに、例えばラックピニオン式ス
テアリングギヤの入力軸が連結されることで、ステアリ
ングホイールHの操舵によって車輪が操舵される。
【0021】図1に示すように、上記ステアリングシャ
フト5におけるコラム2側により支持される第2シャフ
ト部材5b部材と、センサハウジング21側により支持
される第3シャフト部材5cとは、そのコラム2とセン
サハウジング21との間において連結される。その第2
シャフト部材5bと第3シャフト部材5cとは、自在継
手81を介して連結されている。本実施形態の自在継手
81は、実公平6‐652号公報において開示されたも
ので、第2シャフト部材5bの端部に一体化される第1
ヨーク81aの二股状アームと、第3シャフト部材5c
の端部に一体化される第2ヨーク81bの二股状アーム
とを、略球形を有する継手部材81cの外周に形成され
た外周溝に、球面に沿って相対摺動可能かつ取外し可能
に嵌め合わせることで構成されている。その継手部材8
1cは略半球形を有する一対の部材81c′、81c″
と、両部材81c′、81c″内に配置される圧縮コイ
ルバネ(図示省略)とを有し、そのバネの弾力により両
部材81c′、81c″の一方が第1ヨーク81aに押
し付けられ、他方が第2ヨーク81bに押し付けられる
ことで、継手部におけるガタの発生が防止されている。
なお、自在継手の種類は特に限定されない。
【0022】図1、図2に示すように、そのセンサハウ
ジング21は、ロアブラケット41を介して車体側部材
14に連結されている。そのロアブラケット41は、セ
ンサハウジング21のステアリングホイールとは反対側
の端面に、ボルト(図示省略)により一体化される連結
部41aと、この連結部41aの両端からステアリング
ホイールとは反対側に向かい延びる一対のアーム41
b、41cとを有する。両アーム41b、41cは車体
側部材14により、車体の左右方向に沿う支軸43を介
して支持される。これにより、センサハウジング21は
支軸43を中心に揺動可能とされている。その支軸43
の軸心はステアリングシャフト5の軸心に直交する。
【0023】そのセンサハウジング21は上記コラム2
に連結部材51によって連結されている。その連結部材
51は板金材から形成され、板状の第1方形部51a、
第2方形部51b、第3方形部51c、第4方形部51
d、第5方形部51eおよび第6方形部51fを有す
る。その第1〜第6方形部51a、51b、51c、5
1d、51e、51fの厚さ方向は、上記支軸43に平
行なコラム2の軸心を含む平面に対して平行とされてい
る。また、第1〜第6方形部51a、51b、51c、
51d、51e、51fにおける2辺は、上記支軸43
に直交するコラム2の軸心を含む平面に対して平行とさ
れている。その第1方形部51aは、コラム2の軸方向
に平行で支軸43に直交するセンサハウジング21の一
側面に、第2方形部51bはコラム2の軸方向に平行で
支軸43に直交するなセンサハウジング21の他側面
に、それぞれボルト52により取り付けられている。こ
れにより、連結部材51とセンサハウジング21は一体
化されている。その第3方形部51cの一辺は、第1方
形部51aにおける支軸43に直交するコラム2の軸心
を含む平面に対して平行な一辺に連なる。そこから第3
方形部51cはステアリングシャフト5の軸方向に対し
て傾斜すると共にステアリングホイールに近接する方向
に延び、ステアリングホイールに近接するに従いステア
リングシャフト5から離れる。その第4方形部51dの
一辺は、第2方形部51bにおける支軸43に直交する
コラム2の軸心を含む平面に対して平行な一辺に連な
る。そこから第4方形部51dはステアリングシャフト
5の軸方向に対して傾斜すると共にステアリングホイー
ルに近接する方向に延び、ステアリングホイールに近接
するに従いステアリングシャフト5から離れる。その第
5方形部51eの一辺は、第3方形部51cにおける支
軸43に直交するコラム2の軸心を含む平面に対して平
行な一辺に連なる。そこから第5方形部51eはステア
リングシャフト5の軸方向に対して傾斜すると共にステ
アリングホイールに近接する方向に延び、ステアリング
ホイールに近接するに従いステアリングシャフト5に近
接する。その第6方形部51fの一辺は、第4方形部5
1dにおける支軸43に直交するコラム2の軸心を含む
平面に対して平行な一辺に連なる。そこから第6方形部
51fはステアリングシャフト5の軸方向に対して傾斜
すると共にステアリングホイールに近接する方向に延
び、ステアリングホイールに近接するに従いステアリン
グシャフト5に近接する。これにより、連結部材51
は、上記ステアリングシャフト5の第2シャフト部材5
bと第3シャフト部材5cとの連結部位の周囲領域の中
の一部領域にのみ(図1における左右領域にのみ)配置
され、その連結部位の周囲領域の中の他部領域は開放さ
れるので、両シャフト部材5b、5cの連結作業をステ
アリングシャフト5の径方向外方から行うことができ
る。
【0024】図1〜図3に示すように、その連結部材5
1のステアリングホイール側の端部に、第1支持部材5
3が一体化されている。その第1支持部材53は、一対
の相対向する側壁53a、53bと連結壁53cとを有
する。一方の側壁53aは、その連結部材51の第5方
形部51eにおける支軸43に直交するコラム2の軸心
を含む平面に対して平行な一辺に連なり、そこからコラ
ム2の軸方向に沿ってステアリングホイールに近接する
方向に延びる。他方の側壁53bは、その連結部材51
の第6方形部51fにおける支軸43に直交するコラム
2の軸心を含む平面に対して平行な一辺に連なり、そこ
からコラム2の軸方向に沿ってステアリングホイールに
近接する方向に延びる。その連結壁53cは、両側壁5
3a、53bのステアリングホイール側を連結する。そ
の連結部材51と第1支持部材53は、板金材から一体
的に成形される。
【0025】図3に示すように、その第1支持部材53
の両側壁53a、53bが、コラム2の外周に溶接され
た第2支持部材54に溶接されることで、連結部材51
とコラム2とが両支持部材53、54を介して一体化さ
れている。
【0026】その第2支持部材54は、第1支持部材5
3の両側壁53a、53bの間に位置する一対の相対向
する側壁54a、54bと連結壁54cとを有し、一方
の側壁54aは、コラム2と第1支持部材53の一方の
側壁53aとに溶接され、他方の側壁54bは、コラム
2と第1支持部材53の他方の側壁53bに溶接され、
連結壁54cは両側壁54a、54bを連結する。
【0027】そのコラム2は車体側部材14にアッパー
ブラケット11を介して取り付けられている。すなわ
ち、そのアッパーブラケット11は、その厚さ方向が上
記支軸43の軸方向に平行な一対の側壁11a、11b
と、その厚さ方向が支軸43に直交するコラム2の軸心
を含む平面に対して平行な一対の支持部11d、11e
と、第1、第2接続部材11f、11gを有する。一方
の支持部11dは一方の側壁11aから、他方の支持部
11eは他方の側壁11bから、それぞれコラム2の径
方向外方に支軸43の軸方向に沿って延びる。
【0028】図2、図3に示すように、両側壁11a、
11bと両支持部11d、11eにおけるステアリング
ホイールと反対側の端部から、コラム2の径方向に平行
に延びる端面部11h、11iが形成され、両端面部1
1h、11iが第1接続部材11fにより接続される。
また、図2に示すように、両側壁11a、11bと両支
持部11d、11eにおけるステアリングホイール側の
端部から、コラム2の径方向に平行に延びる端面部11
j、11kが形成され、両端面部11j、11kが第2
接続部材11gにより接続される。
【0029】図1、図3、図4に示すように、各支持部
11d、11eに、ステアリングホイール側において開
口する切欠11d′、11e′が形成され、各切欠11
d′、11e′にガイド部材55a、55bが挿入され
る。
【0030】各ガイド部材55a、55bに、コラム軸
方向に沿う一対の溝56が形成され、各溝56に、支持
部11d、11eの切欠11d′、11e′の周縁に沿
う部分がコラム2の長手方向に沿って相対移動可能に挿
入される。
【0031】その支持部11d、11eの切欠11
d′、11e′の周縁に沿う部分に複数の通孔が形成さ
れ、この通孔に連通する通孔がガイド部材55a、55
bに形成され、両通孔に樹脂57が充填される。
【0032】各ガイド部材55a、55bのボルト通孔
58に挿通されるボルト15a、15bの頭部と車体側
部材14とでガイド部材55a、55bが挟み込まれ
る。なお、ボルト通孔58はコラム軸方向が長手方向の
長孔とされ、製作誤差による各部材相互の位置ずれに対
応可能とされている。
【0033】図3に示すように、そのアッパーブラケッ
ト11の両側壁11a、11bの間に、第1支持部材5
3の両側壁53a、53bが配置される。アッパーブラ
ケット11の両側壁11a、11bに形成された切欠1
1a′、11b′と、第1支持部材53の両側壁53
a、53bと、第2支持部材54の両側壁54a、54
bとに、ネジシャフト70が挿通されている。そのネジ
シャフト70は、そのアッパーブラケット11の側壁1
1a、11bの切欠11a′、11b′に、前記支軸4
3を中心とする円弧に沿って移動可能かつ軸中心に相対
回転不能に挿通され、その第1、第2支持部材53、5
4の側壁53a、53b、54a、54bに径方向に相
対移動不能に挿通される。そのネジシャフト70の外周
の雄ねじ70aにナット71がねじ合わされ、そのナッ
ト71にレバー72が取り付けられている。そのレバー
72の一方向への揺動操作によりナット71をネジシャ
フト70にねじ込むことで、そのナット71とネジシャ
フト70の頭部70bとで、アッパーブラケット11の
側壁11a、11bと第1、第2支持部材53、54の
側壁53a、53b、54a、54bとが挟み込まれ
る。これにより、コラム2は車体側部材14に固定され
る。そのレバー72の他方向への揺動操作によりナット
71のネジシャフト70へのねじ込みを緩めることで、
そのコラム2を支軸43の軸心を中心として揺動させ、
ステアリングホイールの位置調節が可能とされている。
そのアッパーブラケット11と第2支持部材54は、側
面視U字状の弾性部材73により連結される。その弾性
部材73は、そのナット71のネジシャフト70へのね
じ込みを緩めた際に、そのコラム2を一定位置に保持す
る弾力を作用させる。
【0034】上記構成において、ステアリングホイール
とドライバーとの衝突時に作用する衝撃に基づき樹脂5
7、60が剪断されると、アッパーブラケット11はガ
イド部材55a、55bに対してコラム2の軸方向に沿
い相対移動し、トルクセンサ20に向かい変位する。ま
た、その衝撃の作用により、そのアッパーブラケット1
1と共に、ステアリングシャフト5の第1シャフト部材
5aとコラム2がトルクセンサ20に向かい変位する。
【0035】その衝撃の作用によるコラム2の変位によ
って、連結部材51は、第3方形部51cと第5方形部
51eとの境界、第4方形部51dと第6方形部51f
との境界、第5方形部51eと第1支持部材53の一方
の側壁53aとの境界、第6方形部51fと第1支持部
材53の他方の側壁53bとの境界において、図1にお
いて2点鎖線で示すように塑性変形可能とされている。
【0036】その塑性変形時に、その連結部材51にお
いてステアリングシャフト5の軸方向に対して傾斜する
第3方形部51cと第4方形部51dが、そのステアリ
ングシャフト5の軸方向に対する傾斜の増大方向に変位
するのを抑制する一対の変位抑制部材61a、61bが
設けられている。すなわち、一方の変位抑制部材61a
は、第1方形部51aと共にセンサハウジング21の一
側面にボルト52により取り付けられ、第3方形部51
cの外側面に対向すると共にステアリングホイールに近
接するに従い第3方形部51cから離間するように湾曲
する。他方の変位抑制部材61bは、第2方形部51b
と共にセンサハウジング21の一側面にボルト52によ
り取り付けられ、第4方形部51dの外側面に対向する
と共にステアリングホイールに近接するに従い第4方形
部51dから離間するように湾曲する。
【0037】上記構成によれば、ステアリングホイール
とドライバーとの衝突時に作用する衝撃により、アッパ
ーブラケット11とガイド部材55a、55bを連結す
る樹脂57が剪断され、そのアッパーブラケット11と
共にステアリングシャフトの第1シャフト部材5aとコ
ラム2がトルクセンサ20に向かい変位し、そのコラム
2の変位により連結部材51が塑性変形することで、衝
撃を吸収できる。その衝撃吸収量は連結部材51の厚さ
や材質等により変更調節できるので、従来のようにコラ
ムを構成する2部材の間の摩擦抵抗に基づき衝撃を吸収
する場合に比べて、コラム2の変位量を大きくすること
なく充分に衝撃を吸収することが可能になる。
【0038】また、ステアリングシャフト5の第1、第
2シャフト部材5a、5bと、コラム2とを予めコラム
側ユニットとして組み立て、この組み立て工程に並行し
て、ステアリングシャフト5の第3、第4シャフト部材
5c、5dと、トルクセンサ20と、モータ32とを予
めセンサ側ユニットとして組み立て、そのトルクセンサ
20の性能テスト後に、両ユニットを連結部材51を介
して連結することができる。そのステアリングシャフト
5の第2シャフト部材5bと第3シャフト部材5cとの
連結作業は、他の部材により遮られることなくステアリ
ングシャフト5の径方向外方から行うことができるの
で、組み立てが困難になることはない。
【0039】さらに、上記ボルト52による変位抑制部
材61a、61bと連結部材51のセンサハウジング2
1への取付けを解除し、ステアリングシャフト5の第2
シャフト部材5bと第3シャフト部材5cの連結を解除
することで、コラム側ユニットとセンサ側ユニットとの
連結は解除される。すなわち、両ユニットを容易に分割
し、また、連結することができ、組み立てや保守点検等
に際しての作業を簡単化することができる。
【0040】そのステアリングシャフト5の第2シャフ
ト部材5bと第3シャフト部材5cは、自在継手81を
介して連結されているので、両シャフト部材5b、5c
の軸心が同一軸心になるように正確に一致していなくて
も連結でき、組み立てが容易になる。
【0041】また、連結部材51においてステアリング
シャフト5の軸方向に対して傾斜する第3、第4方形部
51c、51dが衝撃作用時にその傾斜の増大方向に変
位するのを変位抑制部材61a、61bにより抑制する
ので、連結部材51による衝撃の吸収が不十分になるの
を確実に防止できる。すなわち、もし変位抑制部材61
a、61bがなければ、その第3、第4方形部51c、
51dが衝撃作用時にその傾斜の増大方向に変位するた
め、コラム2の変位の増加時に衝撃に基づきコラム軸方
向に沿ってドライバーに作用する荷重が小さくなり、連
結部材51により吸収される衝撃エネルギーが減少し、
コラム2がセンサハウジング21に衝突する可能性もあ
る。これに対して、本実施形態によれば、コラム2の変
位の増加時に衝撃に基づきコラム軸方向に沿ってドライ
バーに作用する荷重が小さくなるのを防止し、連結部材
51による衝撃の吸収量の低下を防止できる。
【0042】図7、図8の(1)、(2)は第1変形例
を示す。上記実施形態との相違は、ステアリングシャフ
ト5の第2シャフト部材5bと第3シャフト部材5cと
を、自在継手81に代えて、直接に連結した点にある。
すなわち、その第2シャフト部材5bの端部を略L字形
とし、この端部から支軸43に平行に延びる圧入部5
b′を、第3シャフト部材5cに形成した通孔5c′
に、ステアリングシャフト5の径方向から圧入すること
で、両部材5b、5cを連結している。その圧入方向が
ステアリングシャフト5の径方向とされることで、トル
クセンサ20の検出リング36、37の対向間隔が変化
するのが防止され、センサ検出精度の低下が防止されて
いる。また、その通孔5c′の軸方向寸法が圧入部5
b′の軸方向寸法よりも大きくされることで、組み立て
公差や加工公差の吸収が可能とされている。他は上記実
施形態と同様で、同一部分は同一符号で示す。
【0043】図9、図10の(1)は第2変形例を示
す。上記実施形態との相違は、ステアリングシャフト5
の第2シャフト部材5bと第3シャフト部材5cとを、
自在継手81に代えて、ボルト82を介して連結した点
にある。すなわち、その第2シャフト部材5bの端部を
略L字形とし、この端部と第3シャフト部材5cの端部
とに形成した雌ねじ孔にボルト82をねじ合わせること
で、両部材5b、5cを連結している。他は上記実施形
態と同様で、同一部分は同一符号で示す。
【0044】図10の(2)は第3変形例を示す。上記
第2変形例との相違は、ステアリングシャフト5の第2
シャフト部材5bの端部を、筒状とされた第3シャフト
部材5cの端部に挿入し、両部材5b、5cの端部に挿
通したボルト83aにナット83bをねじ合わせること
で、両部材5b、5cを連結している。
【0045】図11は第4変形例を示す。上記実施形態
との相違は、ステアリングシャフト5の第2シャフト部
材5bと第3シャフト部材5cとを、自在継手81に代
えて、樹脂60′を介して連結し、さらに、第1シャフ
ト部材5aと第2シャフト部材5bとを一体化した点に
ある。すなわち、ステアリングシャフト5の第2シャフ
ト部材5bの端部を、筒状とされた第3シャフト部材5
cの端部に、軸方向相対移動可能かつ回転伝達可能に挿
入する。例えば、第2シャフト部材5bの外周形状と第
3シャフト部材5cの内周形状とが部分的に非円形とさ
れたり、セレーションとされることで、両者は互いに回
転伝達可能とされる。さらに、上記実施形態における第
1シャフト部材5aと第2シャフト部材5bとの連結と
同様に、第2シャフト部材5bの外周に形成された周溝
に通じる通孔が第3シャフト部材5cに形成され、その
通孔と周溝とに樹脂60′が充填されることで第2シャ
フト部材5bと第3シャフト部材5cとが連結される。
これにより、第1、第2シャフト部5a、5bは第3シ
ャフト部材5cに対し、上記衝撃の作用によって軸方向
移動可能とされる。他は上記実施形態と同様で、同一部
分は同一符号で示す。
【0046】図12は第5変形例を示す。上記実施形態
との相違は、まず、車体側部材14に支軸43を介して
取り付けられるロアブラケット41に代えて、車体側部
材14にボルト(図示省略)によって固定されるロアブ
ラケット41′により、センサハウジング21が車体側
部材14に固定されている。また、連結部材51は、コ
ラム2側に連結される第5、第6方形部51e、51f
からなるコラム側部分と、センサハウジング21側に連
結される第1〜第4方形部51a、51b、51c、5
1dからなるセンサ側部分とから構成される。その連結
部材51におけるコラム側部分はセンサ側部分に車体の
左右方向に沿う揺動軸43′中心に揺動可能に連結さ
れ、その揺動をレバー72の揺動操作により阻止、阻止
解除可能にする上記実施形態と同様の構成が設けられて
いる。例えば、その第3方形部51cと第5方形部51
eとがピンを介して揺動軸43′中心に相対回転可能に
連結され、第4方形部51dと第6方形部51fとがピ
ンを介して揺動軸43′中心に相対回転可能に連結され
る。その揺動軸43′は、ステアリングシャフト5の第
3シャフト部材5cに対する第2シャフト部材5bの自
在継手81を介する揺動中心を通るものとされている。
これにより、上記実施形態と同様にステアリングホイー
ルの上下方向の位置調節ができる。その連結部材51に
おけるコラム側部分のセンサ側部分に対する揺動によ
り、自在継手81を介してステアリングシャフト5の第
1、第2シャフト部材5a、5bが第3、第4シャフト
部材5c、5dに対して揺動する。これにより、その連
結部材51のコラム側部分をセンサ側部分に連結するだ
けで、ステアリングホイールを位置変更のために揺動さ
せることが可能になる。他は上記実施形態と同様で、同
一部分は同一符号で示す。
【0047】図13〜図15は第6変形例を示す。上記
実施形態との相違は、連結部材51が、板状の第1〜第
6方形部51a、51b、51c、51d、51e、5
1fに加えて、板状の第7〜第9方形部51g、51
h、51iを有する点にある。その第7〜第9方形部5
1g、51h、51iそれぞれは、支軸43の軸方向に
平行な2辺を有する。その第7方形部51gは、コラム
2の軸方向と支軸43の軸方向に平行なセンサハウジン
グ21の側面に、ボルト52′により取り付けられてい
る。その第8方形部51hは、一辺が第7方形部51g
における支軸43の軸方向に平行な一辺に連なり、そこ
からステアリングシャフト5の軸方向に対して傾斜する
と共にステアリングホイールに近接する方向に延び、ス
テアリングホイールに近接するに従いステアリングシャ
フト5から離れる。その第9方形部51iは、一辺が第
8方形部51hにおける支軸43の軸方向に平行な一辺
に連なり、そこからステアリングシャフト5の軸方向に
対して傾斜すると共にステアリングホイールに近接する
方向に延び、ステアリングホイールに近接するに従いス
テアリングシャフト5に近接する。その第9方形部51
iの端部は第1支持部材53に一体化されている。本変
形例では、第1支持部材53の連結壁53cは、両側壁
53a、53bとコラム軸方向寸法が等しくされてい
る。この第6変形例によれば、連結部材51の第7〜第
9方形部51g、51h、51iにより、衝撃作用時に
支軸43の軸方向から作用する外力に対する剛性を上記
実施形態よりも大きくし、コラム2とステアリングシャ
フト5の第1シャフト部材5aを円滑に移動させ、安定
して衝撃吸収効果を奏することができる。他は上記実施
形態と同様で、同一部分は同一符号で示す。
【0048】図16は本発明の第7変形例を示す。上記
第6変形例との相違は、連結部材51の第7方形部51
gが第1方形部51aと第2方形部51bとに一体化さ
れている点にある。他は第6変形例と同様である。
【0049】図17は第8変形例を示す。上記実施形態
との相違は、センサハウジング21に一端側が固定され
るガイド84を備えている点にある。そのガイド84
は、板状の第1、第2ガイド部材84a、84bから構
成され、ステアリングシャフト5の第2シャフト部材5
bと第3シャフト部材5cとの連結部位の周囲領域の中
の一部領域にのみ(図17における左右領域にのみ)配
置される。各ガイド部材84a、84bの一端部はセン
サハウジング21に溶接等により一体化される。各ガイ
ド部材84a、84bの他端部は、コラム2の内周面に
沿うように湾曲される。そのコラム2にガイド84の他
端側が軸方向から嵌め合わされることで、ステアリング
シャフト5の第1シャフト部材5aと第2シャフト部材
5bの径方向相対位置が設定される。なお、各ガイド部
材84a、84bは、衝撃作用時に容易に塑性変形する
ように、センサハウジング21とコラム2との間におい
て、センサハウジング21からコラム2に向かうに従い
ステアリングシャフト5に向かうように屈曲する。この
第8変形例によれば、ステアリングシャフト5の第1シ
ャフト部材5aと第2シャフト部材5bの組み立て時の
径方向における位置決めを容易に行える。他は上記実施
形態と同様で、同一部分は同一符号で示す。
【0050】図18〜図20は第9変形例を示す。上記
実施形態との相違は、先ず、コラム2にアッパーブラケ
ット11′が固定され、このアッパーブラケット11′
を介してコラム2は車体側部材14に、車体の左右方向
に沿う支持軸95中心に揺動可能に連結されている。
【0051】また、ステアリングシャフト5を構成する
第1シャフト部材5a′と第2シャフト部材5b′とは
一体化されている。その第2シャフト部材5b′は筒状
で、端部がコルゲート加工部5b″とされることで、ス
テアリングホイールとドライバーとの衝突により作用す
る衝撃により曲げ変形する。その衝撃の作用によるコル
ゲート加工部5b″の曲げ変形により第1シャフト部材
5a′は変位する。そのステアリングシャフト5の第2
シャフト部材5b′は、第3シャフト部材5cにボルト
91a、ナット91bを介して連結される。
【0052】また、センサハウジング21は、車体側部
材14にボルト43によって固定されるロアブラケット
41′を介して車体側部材14に固定されている。その
センサハウジング21とコラム2を連結する連結部材5
1′は、第1〜第6方形部51a′、51b′、51
c′、51d′、51e′、51f′から構成され、そ
の厚さ方向は、支持軸95の軸方向に直角であるコラム
2の軸心を含む平面に平行とされている。また、第1〜
第6方形部51a′、51b′、51c′、51d′、
51e′、51f′は、それぞれ支持軸95の軸方向に
平行な2辺を有する。その第1方形部51a′は、コラ
ム2の軸方向と支持軸95に平行なセンサハウジング2
1の一側面に、第2方形部51b′はコラム2の軸方向
と支持軸95に平行なセンサハウジング21の他側面
に、それぞれボルト52′により取り付けられている。
その第3方形部51c′は、一辺が第1方形部51a′
における支持軸95の軸方向に平行な一辺に連なり、そ
こからステアリングシャフト5の軸方向に対して傾斜す
ると共にステアリングホイールに近接する方向に延び、
ステアリングホイールに近接するに従いステアリングシ
ャフト5から離れる。その第4方形部51d′は、一辺
が第2方形部51b′における支持軸95の軸方向に平
行な一辺に連なり、そこからステアリングシャフト5の
軸方向に対して傾斜すると共にステアリングホイールに
近接する方向に延び、ステアリングホイールに近接する
に従いステアリングシャフト5から離れる。その第5方
形部51e′は、一辺が第3方形部51c′における支
持軸95の軸方向に平行な一辺に連なり、そこからステ
アリングシャフト5の軸方向に対して傾斜すると共にス
テアリングホイールに近接する方向に延び、ステアリン
グホイールに近接するに従いステアリングシャフト5に
近接する。その第6方形部51f′は、一辺が第4方形
部51d′における支持軸95の軸方向に平行な一辺に
連なり、そこからステアリングシャフト5の軸方向に対
して傾斜すると共にステアリングホイールに近接する方
向に延び、ステアリングホイールに近接するに従いステ
アリングシャフト5に近接する。この連結部材51′の
ステアリングホイール側の端部はコラム2に、例えば溶
接により一体化される。これにより、その連結部材5
1′は、上記ステアリングシャフト5の第2シャフト部
材5b′と第3シャフト部材5cとの連結部位の周囲領
域の中の一部領域にのみ(図19における左右領域にの
み)配置され、その連結部位の周囲領域の中の他部領域
は開放されているので、両シャフト部材5b′、5cの
連結作業をステアリングシャフト5の径方向外方から行
うことができる。他の構成は上記実施形態と同様で、同
一部分は同一符号で示す。
【0053】上記第9変形例において、ステアリングホ
イールとドライバーとの衝突により衝撃が作用すると、
図20に示すように、コラム2が支持軸95中心に揺動
し、この揺動によりステアリングシャフト5のコルゲー
ト加工部5b″と連結部材51′が曲げ変形し、そのコ
ルゲート加工部5b″と連結部材51′の曲げ変形によ
り衝撃を吸収できる。そのステアリングシャフト5の第
1、第2シャフト部材5a′、5b′と、コラム2とを
予めコラム側ユニットとして組み立て、この組み立て工
程に並行して、ステアリングシャフト5の第3、第4シ
ャフト部材5c、5dと、トルクセンサ20と、モータ
32とを予めセンサ側ユニットとして組み立て、そのト
ルクセンサ20の性能テスト後に、両ユニットを連結部
材51′を介して連結することができる。そのステアリ
ングシャフト5の第2シャフト部材5b′と第3シャフ
ト部材5cとの連結作業は、他の部材により遮られるこ
となくステアリングシャフト5の径方向外方から行うこ
とができるので、組み立てが困難になることはない。さ
らに、上記ボルト52′による連結部材51′のセンサ
ハウジング21への取付けを解除し、ステアリングシャ
フト5の第2シャフト部材5b′と第3シャフト部材5
cの連結を解除することで、コラム側ユニットとセンサ
側ユニットとの連結は解除される。すなわち、両ユニッ
トを容易に分割し、また、連結することができ、組み立
てや保守点検等に際しての作業を簡単化できる。さら
に、衝撃の作用方向とステアリングシャフト5の軸方向
とがなす角度が大きい場合でも、ステアリングシャフト
5のコルゲート加工部5b″と連結部材51′が曲げ変
形することで衝撃を吸収できる。
【0054】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、連結部材の形状は上記実施形態や変形例の
ものに限定されない。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、経済的で組み立てが容
易な衝撃吸収式電動パワーステアリング装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の衝撃吸収式電動パワーステ
アリング装置の部分破断平面図
【図2】本発明の実施形態の衝撃吸収式電動パワーステ
アリング装置の部分破断側面図
【図3】図1のIII‐III線断面図
【図4】本発明の実施形態の衝撃吸収式電動パワーステ
アリング装置の部分断面図
【図5】本発明の実施形態の衝撃吸収式電動パワーステ
アリング装置のトルクセンサの断面図
【図6】本発明の実施形態の衝撃吸収式電動パワーステ
アリング装置の部分断面図
【図7】本発明の第1変形例の衝撃吸収式電動パワース
テアリング装置の部分破断平面図
【図8】本発明の第1変形例の衝撃吸収式電動パワース
テアリング装置のステアリングシャフトにおける(1)
は部分平面図、(2)は部分側面図
【図9】本発明の第2変形例の衝撃吸収式電動パワース
テアリング装置の部分破断平面図
【図10】(1)は本発明の第2変形例の衝撃吸収式電
動パワーステアリング装置のステアリングシャフトにお
ける部分側面図、(2)は本発明の第3変形例の衝撃吸
収式電動パワーステアリング装置のステアリングシャフ
トにおける部分断面図
【図11】本発明の第4変形例の衝撃吸収式電動パワー
ステアリング装置の部分破断平面図
【図12】本発明の第5変形例の衝撃吸収式電動パワー
ステアリング装置の部分破断平面図
【図13】本発明の第6変形例の衝撃吸収式電動パワー
ステアリング装置の部分破断平面図
【図14】本発明の第6変形例の衝撃吸収式電動パワー
ステアリング装置の部分破断側面図
【図15】本発明の第6変形例の衝撃吸収式電動パワー
ステアリング装置の連結部材の斜視図
【図16】本発明の第7変形例の衝撃吸収式電動パワー
ステアリング装置の連結部材の斜視図
【図17】本発明の第8変形例の衝撃吸収式電動パワー
ステアリング装置の部分破断平面図
【図18】本発明の第9変形例の衝撃吸収式電動パワー
ステアリング装置の平面図
【図19】本発明の第9変形例の衝撃吸収式電動パワー
ステアリング装置の側面図
【図20】本発明の第9変形例の衝撃吸収式電動パワー
ステアリング装置の作用説明用側面図
【図21】従来の衝撃吸収式電動パワーステアリング装
置の平面図
【符号の説明】
2 コラム 5 ステアリングシャフト 5a 第1シャフト部材 5b 第2シャフト部材 5c 第3シャフト部材 5d 第4シャフト部材 14 車体側部材 20 トルクセンサ 21 センサハウジング 32 モータ 43′ 揺動軸 51 連結部材 81 自在継手 84 ガイド 95 支持軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールに接続されるステ
    アリングシャフトと、 そのステアリングシャフトを支持するコラムと、 そのステアリングシャフトにより伝達されるトルクを、
    そのコラムよりも前記ステアリングホイールから離れた
    位置で検知するトルクセンサと、 そのトルクセンサを覆うと共に前記コラムとは別体のセ
    ンサハウジングを、そのコラムに連結する連結部材と、 その検知トルクに応じた操舵補助力を発生するようにセ
    ンサハウジングに取り付けられるモータとを備え、 そのコラムとセンサハウジングとは、そのステアリング
    シャフトの軸方向における間隔をおいて互いに離間さ
    れ、 そのステアリングシャフトは、コラム側により支持され
    る部材とセンサハウジング側により支持される部材とを
    有し、この2つの部材は前記コラムとセンサハウジング
    との間において連結され、そのコラム側に支持される部
    材の少なくとも一部は、ステアリングホイールとドライ
    バーとの衝突時に作用する衝撃の作用によって変位可能
    とされ、 そのコラムは、前記衝撃の作用によって変位可能とさ
    れ、 その連結部材は、前記衝撃の作用によるコラムの変位に
    よって塑性変形可能とされ、 そのステアリングシャフトのコラム側により支持される
    部材とセンサハウジング側により支持される部材との連
    結作業を、そのステアリングシャフトの径方向外方から
    行うことができるように、その連結部位の周囲領域の中
    の一部領域は開放されていることを特徴とする衝撃吸収
    式電動パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 そのステアリングシャフトのコラム側に
    より支持される部材とセンサハウジング側により支持さ
    れる部材とは、自在継手を介して連結されている請求項
    1に記載の衝撃吸収式電動パワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 その連結部材は、前記コラム側に連結さ
    れるコラム側部分と、前記センサハウジング側に連結さ
    れるセンサ側部分とから構成され、 前記ステアリングホイールの位置調節ができるように、
    そのコラム側部分はセンサ側部分に車体の左右方向に沿
    う揺動軸中心に揺動可能に連結されると共に、その揺動
    を阻止及び阻止解除可能にする手段が設けられ、 そのコラム側部分のセンサ側部分に対する揺動により、
    前記自在継手を介してステアリングシャフトのコラム側
    により支持される部材がセンサハウジング側により支持
    される部材に対して揺動可能とされている請求項2に記
    載の衝撃吸収式電動パワーステアリング装置。
  4. 【請求項4】 そのステアリングシャフトにおけるコラ
    ム側により支持される部材は、軸方向相対移動可能に嵌
    め合わされる2部材から構成され、 前記センサハウジングに一端側が固定されるガイドが設
    けられ、 そのコラムにガイドの他端側が軸方向から嵌め合わされ
    ることで、そのステアリングシャフトにおけるコラム側
    により支持される2部材の径方向相対位置が設定される
    請求項1〜3の中の何れかに記載の衝撃吸収式電動パワ
    ーステアリング装置。
  5. 【請求項5】 そのコラムは、前記衝撃の作用により車
    体の左右方向に沿う支持軸中心に揺動可能に車体側部材
    に連結され、 そのステアリングシャフトにおけるコラム側により支持
    される部材の少なくとも一部と、前記連結部材とが、そ
    のコラムの揺動によって曲げ変形可能とされている請求
    項1〜4の中の何れかに記載の衝撃吸収式電動パワース
    テアリング装置。
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