JP2000153564A - エンボス製品製造設備 - Google Patents

エンボス製品製造設備

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JP2000153564A JP10328703A JP32870398A JP2000153564A JP 2000153564 A JP2000153564 A JP 2000153564A JP 10328703 A JP10328703 A JP 10328703A JP 32870398 A JP32870398 A JP 32870398A JP 2000153564 A JP2000153564 A JP 2000153564A
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embossed sheet
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体をコンパクトにして、しかも生産速度の
よいエンボス製品製造設備を提供する。 【解決手段】 エンボスシート製造機10を、加熱成形
ロール12,13からなるエンボス成形部Aと、加熱成
形ロール12上にあるエンボス紙5に糊を転写させる糊
付部Bと、エンボス紙5に表面紙3を合紙したエンボス
シート6を加熱成形ロール12との間で挟持する圧着乾
燥部Cにより構成した。エンボスシート製造機10の下
手に、エンボスシート6の幅を整えるスリッター装置4
0と、エンボスシート6からエンボス製品7を打抜く打
抜機50と、打抜き後の残紙8の巻取機70を配設し
た。エンボスシート製造機10は、エンボス成形部Aで
エンボス紙5を成形し、糊付部Bでエンボス紙5に対し
て糊を転写したのち、圧着乾燥部Cでエンボス紙5と表
面紙3からなるエンボスシート6を製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばカップ麺
などに使用されている紙製の断熱容器を得るに際して使
用されるエンボス製品の製造設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、カップ麺などに使用されてい
る断熱容器は発泡スチレンが主流であったが、環境ホル
モン、可燃ゴミなどの問題で、紙製の断熱容器に変わり
つつある。そして紙製の断熱容器を得るにはエンボス紙
を使用するのが好適とされている。
【0003】従来、この種のエンボス製品を製造するに
際して、たとえば図5に示される設備が提供されてい
る。すなわち、エンボス原紙71と印刷紙72は、各々
に巻出機73,74から繰出される。エンボス原紙71
は、まずエンボス成形機80においてエンボス成形が行
われてエンボス紙75に成形され、次いで糊付機81に
おいてエンボス紙75の凸部に糊が転写される。また印
刷紙72は、ヒーターロール82で予熱され、そして前
述したように糊付されたエンボス紙75とともに圧着乾
燥機83に入り、合紙されてエンボスシート76にな
る。
【0004】ここで圧着乾燥機83は、重しロール84
と受けロール85または熱盤86とにより案内される上
下2枚のベルト87,88でエンボスシート76を挟
み、その挟持力と熱盤86からの熱によって、エンボス
シート76の圧着乾燥を行う。
【0005】合紙されて圧着乾燥機83から出たエンボ
スシート76は、スリッター89によって幅方向で切断
されたのち、カッター90によって毎葉紙77に裁断さ
れ、そして毎葉紙77は、スローコンベヤ91などを介
して集積装置92に積上げられる。その後に毎葉紙77
は、次工程に搬送され、ここで打抜機にかけられて、1
枚づつ展開形状に打抜かれたのち、容器製造ラインに搬
送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のエンボス製品製造設備によると、 (イ)各機器、装置80,81,83,89,90,9
2などが単体のため、設置スペースが広くなる。
【0007】(ロ)ラインが長くかつ個別運転のため、
速度が上がらなくて製造能率が悪くなる。 (ハ)糊付機81においては、成形後のエンボス紙75
に糊付を行うため糊ロールの間隔調整が困難であり、ま
た、熱成形後のエンボス紙75に水分が移行して、この
エンボス紙75が軟化する恐れがある。
【0008】(ニ)圧着乾燥機83においては、糊付後
のエンボス紙75を重しロール84群により圧着しなが
ら乾燥させるため、エンボスを変形させる要因となり、
また、エンボスに空気層が有るため、熱効率が著しく低
下することになる。
【0009】(ホ)圧着乾燥機83における接着乾燥能
力が低いため、生産速度が上がらない。また、生産速度
を上げるためには、高価な速乾性の酢酸ビニール系の糊
を使用しなければならない。
【0010】(ヘ)カッター90で平板状の毎葉紙77
に裁断するため、次工程で展開形状に打抜く打抜機が必
要となる。 (ト)エンボスシート76を平板状の毎葉紙77に裁断
するため、裁断代が必要となり、エンボスシート76の
有効使用率は低いものになる。などの問題がある。
【0011】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、上記の諸問題を解決し得るエンボス製品製造設備を
提供することを目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のエンボス製品製造設備は、一対の加熱
成形ロールからなるエンボス成形部と、一方の加熱成形
ロール上にあるエンボス紙に対して糊を転写させる糊付
部と、糊付後のエンボス紙に表面紙を合紙したエンボス
シートを一方の加熱成形ロールとの間で挟持する圧着乾
燥部とによりエンボスシート製造機を構成し、このエン
ボスシート製造機の下手に、エンボスシートの幅を整え
るスリッター装置と、エンボスシートからエンボス製品
を打抜く打抜機と、打抜き後の残紙の巻取機とを、この
順で配設したことを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項1の発明によると、エン
ボスシート製造機では、エンボス成形部において一対の
加熱成形ロールによりエンボス紙を成形し得、次いで糊
付部において一方の加熱成形ロール上にあるエンボス紙
に対して糊を転写し得、そして圧着乾燥部においてエン
ボス紙に表面紙を合紙したエンボスシートを一方の加熱
成形ロールとの間で挟持してエンボスシートを製造し得
る。この製造されたエンボスシートは引き続いて、スリ
ッター装置によってその幅が整えられ、そして打抜機に
よりエンボス製品が打抜かれてエンポス製品を製造し得
るとともに、打抜き後の残紙を巻取機により連続して巻
取り得る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
印刷紙(表面紙)を下面にして移送する場合に採用した
状態として、図1〜図3に基づいて説明する。
【0015】エンボス製品製造設備は大略して、エンボ
ス原紙1を繰出すエンボス原紙巻出機2と、印刷紙(表
面紙の一例)3を繰出す印刷紙巻出機4と、エンボスシ
ート6を製造するエンボスシート製造機10と、エンボ
スシート6の幅を整えるスリッター装置40と、エンボ
スシート6の送り出し装置43と、エンボスシート6か
らエンボス製品7を打抜く打抜機50と、打抜かれたエ
ンボス製品7の集積装置68と、打抜き後の残紙8の巻
取機70とから構成され、以下に各機器、装置の詳細と
作用とを説明する。イ.エンボスシート製造機エンボス
シート製造機10は、エンボス原紙巻出機2と印刷紙巻
出機4との間に配設されるもので、共通状のフレーム1
1に、一対の加熱成形ロール(エンボスロール)12,
13を有するエンボス成形部Aと、一方の加熱成形ロー
ル12上にあるエンボス紙5に対して糊を転写させる糊
付部Bと、糊付後のエンボス紙5に印刷紙3を合紙した
エンボスシート6を一方の加熱成形ロール12との間で
挟持する圧着乾燥部Cとを配置することにより構成され
ている。
【0016】前記エンボス成形部Aにおいて、上位とな
る一方の加熱成形ロール12の周面は多数の凹部を有す
る凹形周面12aに形成され、また下位となる他方の加
熱成形ロール13の周面は多数の凸部を有する凸形周面
13aに形成され、これら凹形周面12aと凸形周面1
3aとは凹凸が噛合うように構成されている。両加熱成
形ロール12,13のロール軸14,15は、軸受1
6,17を介して回転自在に支持され、そして下位のロ
ール軸15には駆動装置18が連動連結されている。
【0017】前記ロール軸14,15の両端間には、互
いに噛合される平歯車19,20が取付けられ、以てバ
ックラッシュが調整されて両加熱成形ロール12,13
が同期回転されるように構成されている。なお両加熱成
形ロール12,13の周辺には、スチームシャワー装置
21、加圧用のシリンダー装置22、スクレーパ23な
どが配設され、そしてエンボス原紙巻出機2との間、な
らびに印刷紙巻出機4との間には、それぞれヒータロー
ル24,25が配設されている。
【0018】前記糊付部Bは、糊付ロール27、糊切り
ロール28、糊溜めタンク(図示せず。)などにより構
成されている。前記圧着乾燥部Cは、高温に加熱された
ベルトロール30、ベルトテンションロール31、ガイ
ドロール32、これらロール30,31,32間に巻回
されたプレスベルト33、ベルト蛇行修正装置(図示せ
ず。)、ベルト先進矯正装置(図示せず。)などにより
構成されている。そしてプレスベルト33の、ベルトロ
ール30とベルトテンションロール31との間に位置さ
れる部分が一方の加熱成形ロール12の上部に巻掛け状
になることで、プレスベルト形式に構成されている。
【0019】上記構成からなるエンボスシート製造機1
0によるエンボスシート6の製造は、次のようにして行
われる。すなわち、エンボス原紙1と印刷紙3は、左右
の巻出機2,4から繰出される。エンボス原紙1は、エ
ンボス成形を行うため、まずヒーターロール24で予熱
され、そしてスチームシャワー装置21で原紙の調質が
行われる。
【0020】次いでエンボス原紙1は、一方の加熱成形
ロール12の凹形周面12aと他方の加熱成形ロール1
3の凸形周面13aとの噛合によって加熱成形され、以
てエンボス紙5が成形される。このように、周面に加工
した凹凸でエンボス成形を行う際に、両加熱成形ロール
12,13は熱膨張される。これに対しては、凹凸が噛
合うため、両加熱成形ロール12,13の加熱温度(温
度コントロール)が等しくされて熱膨張が同一にされ、
そして自由側の軸受16,17で伸びを許容するように
構成されている。
【0021】またエンボス成形を行う際に両加熱成形ロ
ール12,13は、エンボス原紙1が圧縮破壊を起さぬ
よう、ロール間隔を設定し、加圧力と加熱温度によっ
て、エンボス原紙1を塑性化し、熱成形を行うように構
成されている。
【0022】前記糊付部Bにおいて、成形されたエンボ
ス紙5の凹部の頂点に対して、糊付ロール27を介して
糊が転写される。その際に糊付ロール27は移動式であ
って、一方の加熱成形ロール12に接近して糊を転写さ
せるように構成されている。
【0023】前述した加熱成形に際して、エンボス原紙
1の紙質に応じて、両加熱成形ロール12,13の間隔
が調節されるとともに、シリンダー装置22によって成
形圧力の調整が行われる。また、両加熱成形ロール1
2,13の加熱によって、成形したエンボス紙5のヒー
トセットと、糊の接着が促進されている。
【0024】ここで、上位の一方の加熱成形ロール12
には複数の吸引溝が加工されており、ロール両面端に設
置された吸引チャンバーを介して吸引力を作用させるこ
とにより、サクションブロアーでエンボス紙5を吸引し
て一方の加熱成形ロール12に密着させ、この状態で回
転し得る。
【0025】印刷紙3は、糊の接着を促進させるため、
ヒーターロール25で高温に加熱されたのち、圧着乾燥
部Cに導かれてエンボス紙5と合紙される。すなわち、
印刷紙3が圧着乾燥部Cのプレスベルト33下に通紙さ
れたのち、糊付ロール27を接触させてエンボス紙5に
糊付を行う。ここでプレスベルト33は耐熱合成繊維ベ
ルトであり、高温に加熱され、ベルトテンション装置で
張力が加えられることで、一方の加熱成形ロール12側
に分力を発生させ、また印刷面に損傷を与えることはな
い。そして糊付されたエンボス紙5と印刷紙3は、一方
の加熱成形ロール12とプレスベルト33とによる挟持
力によって加熱圧着され、以て合紙されてエンボスシー
ト6になる。
【0026】なお、一方の加熱成形ロール12の吸引溝
は、設置されているスクレーパー23によって溝のシー
ルと粕取りが行われ、さらにスクレーパー23によって
エンボス紙5の巻込みが防止される。またエンボス紙5
の凹部の頂点に糊が転写されるため、糊量は少なくな
る。そして、断熱容器を目的としたシートで印刷面に凹
マークを発生させないため、プレスベルト33の張力は
低く設定され、薄手のベルトが使用される。 ロ.スリッター装置 スリッター装置40は、冷却テーブル41、スリッター
本体42、及び送り出し装置43などにより構成されて
いる。
【0027】合紙完了後のエンボスシート6は、印刷面
からサクションコンベアー35で吸引されて、上部の冷
却テーブル41に搬送される。冷却テーブル41上に搬
送されたエンボスシート6は自然放熱され、そしてスリ
ッター本体に取付けられたマークセンサー44で、印刷
面に印刷されたマークラインの位置検出が行われたの
ち、エンボスシート6はスリッター装置40に搬送され
る。
【0028】前記マークセンサー44の検出信号はオシ
レーターに送られ、回転刃式スリッター45の位置決め
が行われた状態で、スリッター装置40において余分の
耳紙が切断され、紙幅が定寸法に整えられる。なお、切
断された耳紙は、耳紙風送装置46により損紙処理設備
に風送される。
【0029】送り出し装置43は、下部ロール47と上
部押えロール48とからなり、上部押えロール48がエ
アシリンダーにて作動されることで、加圧力の調整が行
えるように構成されている。ここで下部ロール47はゴ
ム巻ロールまたはサクションロールからなり、また上部
押えロール48には、エンボスを潰さない、軟質ゴム巻
ロールまたはノンクラッシュロールが使用される。
【0030】このように構成された送り出し装置43
は、スリッター装置40におけるシートテンションを一
定に保ちながら、エンボスシート6をシートアキューム
部51に送り出す。その際に、送り出し装置43の下方
に設けられたシートガイド37は、スリッター装置40
で定寸法に幅切りされたエンボスシート6をガイドし
て、打抜機50の基準位置に位置合せさせる。 ハ.打抜機 打抜機50は、シートアキューム部51、シートガイド
サクションブレーキ装置53、フィード装置54、ダイ
カッター装置58、及びサクションコンベアー61によ
り構成されている。
【0031】シートアキューム部51は、ダイカッター
装置58にエンボスシート6を間歇的に送り込むため
に、エンボスシート6に弛みを設けて一旦蓄えて置くた
めのものである。その際に、エンボスシート6の弛み度
合を光電センサー52で検出し、ここで光電センサー5
2は、弛み位置の上限、下限、及びフィード装置54の
加速設定位置と減速設定位置の4ヶ所に取付けられ、以
て検出に基づいてフィードロール用電動機の速度制御を
行うように構成されている。
【0032】前記シートガイドサクションブレーキ装置
53は、エンボスシート6をガイド板にてガイドして定
位置で走行させる。またシートガイドサクションブレー
キ装置53は、エンボスシート6を安定走行させるた
め、印刷面より吸引してシートブレーキをかけるもの
で、シートガイド幅や吸引幅は、紙幅に応じて位置調整
が行われる。
【0033】前記フィード装置54は、エンボスシート
6を上下のロール55,56で挟み、間歇的にかつ一定
間隔で、エンボスシート6をダイカッター装置58に送
り込むように構成されている。その際に下ロール56は
駆動ロールとされ、そして紙質により、鋼製ロール、ゴ
ム巻ロール、またはサクションロールなどが用いられ
る。また上ロール55は、下部ロール56により駆動さ
れるものとし、軟質ゴム巻ロール、またはノンクラッシ
ュロールとし、エアシリンダーにより加圧力の調整が行
われるように構成されている。
【0034】前記フィード装置54におけるロールの速
度制御は、印刷面のマークを検出するマークセンサー5
7の信号と、シートアキューム部51の加減速の位置信
号とにより、電動機の速度制御を行うことで可能とな
り、以てエンボスシート6の図柄とダイカッター装置5
8の位相合わせが行われる。
【0035】前記ダイカッター装置58は、平板形の台
刃59に印刷面の図柄と同形状の切断刃60を押し付け
て、エンボスシート6よりエンボス製品7を打抜くよう
に構成されている。その際に切断刃60の上下作動は、
エキセンカム機構を介して、電動機にて行うように構成
されている。
【0036】前記切断刃60の上下作動は、フィード装
置54によりエンボスシート6が台刃59の定位置に停
止された後、マークセンサー57の信号で下降してエン
ボス製品7を打抜き、そして切断刃60が上昇すると、
フィード装置54により再びエンボスシート6が送ら
れ、台刃59の定位置に停止して打抜き動作を繰返すよ
うに設定されている。
【0037】前述したようにダイカッター装置58にお
いて打抜かれた後のエンボスシート6は、切断刃60の
形状により、残紙8とエンボス製品7の一部分が連結し
た状態で、サクションコンベアー61に吸着されて移送
される。
【0038】製品分離装置65は、サクションコンベア
ー61の上部に取付けたブラシロール66とスクレーバ
ー67とを有する。そして前記ブラシロール66によ
り、上方に移送される残紙8に対してエンボス製品7が
下方に押し下げられるとともに、エンボス製品7の連結
部がスクレーバー67で切断され、この切断されたエン
ボス製品7は、サクションコンベアー61で吸着されて
集積装置68に搬送される。なお残紙8は、前記ブラシ
ロール66からダンサーロール69を経て、巻取機70
に巻き取られる。
【0039】次に、本発明の別の実施の形態を、印刷紙
(表面紙)3を下面にして移送する場合に採用した状態
として、図4に基づいて説明する。この別の実施の形態
によると、合紙完了後のエンボスシート6は、反転され
ることなく、印刷面からサクションコンベアー35で吸
引されて、上部の冷却テーブル41に搬送される。そし
てダイカッター装置58としては、上位の台刃59に対
して下位の切断刃60を押し付けて、エンボスシート6
からエンボス製品7を打抜くように構成されている。
【0040】
【発明の効果】上記した本発明によると、次のような効
果を期待できる。 (イ)各機器、装置を一体化するため、設置スペースを
狭くできる。
【0041】(ロ)加熱ロール、蒸気シャワーなどで、
エンボス原紙の調質を行うため、エンボス成形、及び表
面紙の合紙を容易に行うことができる。 (ハ)一方の加熱成形ロールに吸着したエンボス紙に糊
付を行うので、エンボスを潰す恐れはない。
【0042】(ニ)エンボス成形・糊付・加熱圧着を、
一方の加熱成形ロールを主体として行うため、操作、及
び制御が容易となり、生産速度を上げることができる。 (ホ)一方の加熱成形ロール上にあるエンボス紙に対し
て表面紙を加熱圧着させるので、エンボスを潰すことな
く、加圧力を上げることができる。
【0043】(ヘ)一対の加熱成形ロールを使用して熱
成形を行うので、エンボスの形状は正確で、仕上り硬度
を高くできる。 (ト)熱効率が良く、加圧力を上げることができるの
で、安価な澱粉系の糊でも接着が可能となる。
【0044】(チ)エンボス成形ラインに打抜機を装備
することにより、シートの有効使用率が向上できる。 (リ)平板式のダイカッター装置の刃物は、安価で刃物
交換を簡単にできる。
【0045】(ヌ)打抜機の残紙が連続しているので、
巻取機を装備することにより、残紙処理を容易に行うこ
とができる。 (ル)エンボスロール交換装置を装備することで、他品
種のエンボス紙の生産を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、エンボス製
品製造設備の側面図である。
【図2】同エンボス製品製造設備におけるエンボス成形
部の正面図である。
【図3】同エンボス製品製造設備におけるエンボス製品
と残紙との説明図である。
【図4】本発明の別の実施の形態を示し、エンボス製品
製造設備の側面図である。
【図5】従来例を示し、エンボス製品製造設備の側面図
である。
【符号の説明】
1 エンボス原紙 3 印刷紙(表面紙) 5 エンボス紙 6 エンボスシート 7 エンボス製品 8 残紙 10 エンボスシート製造機 12 加熱成形ロール 12a 凹形周面 13 加熱成形ロール 13a 凸形周面 18 駆動装置 21 スチームシャワー装置 23 スクレーパ 24 ヒータロール 25 ヒータロール 27 糊付ロール 33 プレスベルト 35 サクションコンベアー 40 スリッター装置 41 冷却テーブル 43 送り出し装置 45 回転刃式スリッター 46 耳紙風送装置 50 打抜機 51 シートアキューム部 53 シートガイドサクションブレーキ装置 54 フィード装置 58 ダイカッター装置 59 台刃 60 切断刃 61 サクションコンベアー 65 製品分離装置 68 集積装置 70 巻取機 A エンボス成形部 B 糊付部 C 圧着乾燥部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の加熱成形ロールからなるエンボス
    成形部と、一方の加熱成形ロール上にあるエンボス紙に
    対して糊を転写させる糊付部と、糊付後のエンボス紙に
    表面紙を合紙したエンボスシートを一方の加熱成形ロー
    ルとの間で挟持する圧着乾燥部とによりエンボスシート
    製造機を構成し、このエンボスシート製造機の下手に、
    エンボスシートの幅を整えるスリッター装置と、エンボ
    スシートからエンボス製品を打抜く打抜機と、打抜き後
    の残紙の巻取機とを、この順で配設したことを特徴とす
    るエンボス製品製造設備。
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