JP2000152989A - 注入器、カ―トリッジ及びそれらのプランジャリング - Google Patents

注入器、カ―トリッジ及びそれらのプランジャリング

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JP2000152989A JP11108287A JP10828799A JP2000152989A JP 2000152989 A JP2000152989 A JP 2000152989A JP 11108287 A JP11108287 A JP 11108287A JP 10828799 A JP10828799 A JP 10828799A JP 2000152989 A JP2000152989 A JP 2000152989A
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plunger rod
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イー. ギャバード マーク
Michelle L Robinson
エル.ロビンソン ミッチェル
Timothy J Gabbard
ジェイ. ギャバード ティモシー
John J Niedospial Jr
ジェイ. ニードスパイアル,ジュニア ジョン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エラストマープランジャを使用して、注入器
又はカートリッジにおいて要求される、始動力の低減;
駆動力の低減;確実に漏洩を防止すること;及び上記の
事項を達成するのにシリコーン処理を行わないことを達
成する。 【解決手段】 ある部位の中に流体を注入するように、
又はある部位から流体を引き出すように設計されている
注入器において、(a)内部に流体を保持するための円
筒状室の環境を定める内壁を有する注入器筒部であっ
て、i)末端部がテーパー先端になっている遠位端であ
って、それを通り抜ける穴を有し、しかも、管路を備え
た継手又は注入針をそこに取り付けることのできる遠位
端;及びii)エラストマー・プランジャリングを受ける
ための近位端を有する上記注入器筒部と、(b)エラス
トマー・プランジャリングとを備えた上記注入器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体を患者へ及び
患者から導くためのまたは引き出すための注入器(sy
ringes,注射器)及びカートリッジ(cartr
idges,小容器)の中で利用されるプランジャロッ
ド(plunger rod,プランジャ棒)及びプラ
ンジャ組合せ体に関する。
【0002】
【従来の技術】患者へ及び患者から流体を送り出すため
のガラス材料又は重合体材料で造られた注入器及びカー
トリッジは、従来技術によって提案されて利用され、高
度に改善された状態になっている。特殊な送り出し装置
に関して種々要求されるものもまた検討されてきた。患
者への及び患者からの流体の送り出しに関して特別に要
求されるものは変化するかも知れないが、送り出し手段
は本質的に同一のままであり、注入器に関する次の一般
的記述を特徴とするであろう。
【0003】注入器は、 a)プランジャから取り外すことができるようにプラン
ジャに取り付けられたプランジャロッドを備えたもしく
はそのプランジャロッドを備えていないプランジャを受
け入れるように設計された、又はプランジャと統一体を
成すように設計された近位端と、針又はルエル継手を備
えるのに適合した遠位端を有する円筒状筒部(barr
el);及び b)筒部中を滑動可能なように筒部中に備えられている
プランジャを備えている。
【0004】プランジャは注入器の近位端で筒部の中に
挿入され、次いで、流体が筒部中に入っているとき、筒
部中のプランジャを筒部の遠位端の方向に押すことによ
って流体は押し出される。或いは、注入器を用いて患者
から流体を引き出すとき、筒部の遠位端に位置している
プランジャは注入器の近位端の方向に引っ張られ、そう
することによって、流体は筒部の中に吸い出される。プ
ランジャと筒部の内壁との間には液密封(fluid−
tight seal)が必要であるので、弾性ゴムの
先端がプランジャの遠位端に配置されるか、又は典型的
にはプランジャは弾性ゴム様材料で造られる。従来技術
の注入器においては、ゴム先端は、プランジャの部品と
しての、概して平らで円状の円盤で置き換えられている
ものもあった。
【0005】注入器筒部の内壁とプランジャとの間の気
密密封を確保すべく、従来技術のプランジャは、注入器
筒部の内径よりも大きい外径を持つように造られてい
る。プランジャが注入器筒部の中に導かれるとき、プラ
ンジャは注入器内壁とプランジャとの間に十分な圧力を
与えるように押しつけられ、接触面を密封し、注入器を
用いて流体を漏洩することなく満たし注入し且つ引き出
すという攻撃(challenges,挑戦)に耐え
る。
【0006】注入器/プランジャの組合せに要求される
ものは、耐漏洩密封に加えて、注入器とプランジャの両
者の化学的安定性である。ガラス又は熱可塑性材料で造
られた注入器は、その中に入る薬剤流体及び生物製剤流
体に対して化学的に十分不活性であるが、天然ゴム又は
ブチルゴムで造られた注入器は、幾つかの望ましくない
性質を有する。ゴムは、加硫工程で導入される充填剤、
硬化促進剤等の追加の化学化合物を含有する。これら化
学化合物は、プランジャと注入器中に入っている流体と
が接触している間、プランジャ表面に出てくる傾向があ
る。注入のとき、又は血液等の生物製剤流体が検査目的
で患者から取り出されるとき、そのような滲出物は望ま
しくない。薬剤流体/生物製剤流体の内容物が注入器中
に長時間貯蔵されるとき、問題は一層深刻になる。ゴム
で造られたプランジャからの滲出物によって引き起こさ
れる汚染の問題を認識して、従来技術では、プランジャ
はゴムプランジャが含有する添加剤を含有しない熱可塑
性材料で造られた。しかし、熱可塑性材料にはゴムのよ
うな弾性はなく、熱可塑性プランジャと注入器の内壁と
の間に形成される密封は、状況によっては不十分な結果
となる。更に、熱可塑性プランジャは、一定の貯蔵時間
を越えると、圧縮段階(compression st
age)に達することがある。圧縮段階において、プラ
ンジャの外径は減少し、それによって、プランジャと、
注入器の内壁との間に気密密封を形成することはもはや
不可能となる。
【0007】熱可塑性プランジャは、漏洩する傾向があ
ることの他に、注入器筒部の中を滑らかには滑らず、筒
部中でプランジャを動かすためにはプランジャに過剰の
力を加える必要がある。プランジャロッドに過剰の力を
加えると、患者に対して不均一な送り出しをする結果と
なるか、又は血管領域もしくは組織領域の望ましくない
深さまで針が挿入される結果となる。
【0008】ゴムプランジャと熱可塑性プランジャのい
ずれの場合も、気密な耐漏洩密封を与えるためには、注
入器筒部によってそれらプランジャに比較的大きい圧縮
力を加える必要がある。しかし、この密封の属性によっ
て、プランジャの動きは困難となる。この問題を取り除
くべく、従来技術では、プランジャと、注入器筒部の内
壁との間の摩擦及び空気抵抗(drag)を低減すべ
く、潤滑油が使用された。しかし、そのような潤滑油を
使用することも、ある種の非経口流体については望まし
くない。そのような潤滑油は、非経口流体中に分散する
か又は溶解する傾向があり、それによって、非経口流体
を汚染するからである。潤滑油の使用を避けようとする
試みには、プランジャと注入器筒部の内面との間の摩擦
・空気抵抗を低減すべく筒部中の前方又は後方へ突き出
た一つ以上のリブ(ribs、突出物)を備えたプラン
ジャ等の、種々のプランジャ構造を使用することも含ま
れる。
【0009】従来技術の状況に関する具体的資料として
の幾つかの例を次に示す。 (a)米国特許第4,543,093号明細書は、プラ
ンジャロッド及び可とう性可塑性ストッパを備えた、密
封圧力を変えることのできるプランジャロッド組立て品
であって、その可塑性ストッパがプランジャロッドの遠
位端部を受けるための内側くぼみを有する上記組立て品
に関する。 (b)米国特許第4,673,396号明細書は、血液
ガスの測定に関して使用される注入器・カートリッジで
あって、その注入器・カートリッジがドーム(dom
e)62を有するプランジャピストン14を備え、その
プランジャピストンの外部に一対の密封リング65が備
えられ、そのカートリッジ内壁にぴったり合致している
上記注入器・カートリッジに関する。 (c)米国特許第5,314,416号明細書は、プラ
ンジャロッド及びプランジャ先端を備えた低摩擦の注入
器組立て品であって、それらプランジャロッド及びプラ
ンジャ先端は注入器筒部の内面に対して低摩擦抵抗を与
えるように設計されている上記組立て品を開示する。し
かし、注入器筒部は、静止しているものの、プランジャ
ロッドに加えられる圧力の大きさに比例してプランジャ
先端と注入器筒部の内面との間の密封圧力を増大させる
であろう。 (d)米国特許第5,413,563号明細書は、プラ
ンジャ、プランジャインサート及びプランジャロッドを
備えた予備充填される注入器であって、手動吸引の間、
プランジャインサート68がプランジャ30の底部リム
39に対して力を加える上記注入器に関する。 (e)米国特許第5,624,405号明細書は、予備
充填される注入器と注入器先端との組立て品であって、
プランジャ60と、プランジャロッド62と、注入器本
体1の管腔(lumen)に沿って滑動するようにプラ
ンジャロッドの頂部に備えられたガスケット61とを有
する上記組立て品に関する。
【0010】上記に挙げた全ての資料は、注入器・カー
トリッジ又はガラス瓶の筒部中でプランジャロッドとプ
ランジャの組立て品を使用し、全ての資料は、少なくと
も部分的に耐漏洩密封と滑動を容易にすることを目的と
している。これらの試みによって流体の不浸透性及び滑
動特性は改善されたものの、これらの特性の一方が改善
されれば、それに伴って他方の特性は必ず低減するよう
である。流体の不浸透性の増大は滑動特性を低減させる
結果となる傾向があり、そして、滑動特性の増大は流体
不浸透性を低減させる結果となる傾向がある。列挙した
資料のいずれにも、本発明において開示した望ましい特
徴を有する、プランジャロッドとプランジャとの組合せ
は開示も示唆もされていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、本発明によ
るエラストマープランジャを使用して、注入器又はカー
トリッジにおいて要求される次の主な事項を検討する。
【0012】始動力(breakaway force
s,分離力)の低減; 駆動力(running forces,ランニング
力)の低減; 漏洩を確実に防止されること;及び上記の事項を達成す
るのにシリコーン処理(siliconizatio
n)を行わないこと。
【0013】これらの要求事項及び他の関連する要求事
項は、次に説明される本発明によって提供される具体例
において検討される。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、注入器又はカ
ートリッジに連結して使用するために与えられる、改善
された新規なエラストマーのプランジャリングを開示す
る。このプランジャリングによって、エラストマー・プ
ランジャリングと注入器又はカートリッジの筒部の内壁
との間に低摩擦で滑動可能なかみ合い(engagem
ent,合致)であって、その注入器又はカートリッジ
を操作するための低減された始動力及び駆動力を要する
上記低摩擦で滑動可能な密封性かみ合いが可能となる。
【0015】従って、本発明の第一の面は、エラストマ
ー・プランジャリングと注入器又はカートリッジの筒部
との間に低摩擦で滑動可能な密封性かみ合いを与えるよ
うに設計され、該筒部内の寸法上の凹凸及び幾何学的凹
凸に効果的に接触して整合する該エラストマー・プラン
ジャリングであって、上記の低摩擦で滑動可能な密封性
かみ合いが注入器又はカートリッジを操作するための低
減された始動力及び駆動力を要する該エラストマー・プ
ランジャリングにおいて、注入器又はカートリッジの筒
部の中に入った流体に接触するための頂部円錐部又は頂
部平坦部;内壁と外壁とを有する円筒状側部;前記円筒
状側部の前記外壁から遠位方向、近位方向又は横方向に
突き出て、注入器又はカートリッジの筒部の内壁に接触
し、それと共に低摩擦で滑動可能な密封性かみ合いを形
成する複数のリム;及び熱可塑性の非弾性支持手段を受
けてそれと共に低摩擦で滑動不可能な密封性かみ合いを
形成する、前記プランジャリングの内壁上にある受け手
段であって、その熱可塑性の非弾性支持手段がプランジ
ャロッド先端部又はプランジャロッドと統一体を成すプ
ランジャロッド先端部である上記受け手段を備えた上記
プランジャリング。
【0016】本発明によるプランジャリングは、プラン
ジャロッド先端部を完全に密封し、プランジャロッド先
端部と注入器又はカートリッジの筒部内の内容物とを接
触させないで、注入器又はカートリッジの筒部内の内容
物に接触するように設計された種々の構造の全面形(f
ull−face)プランジャリングである。この開示
は、プランジャリングのエラストマー材料と実質的に相
互作用しない流体と共に使用されるように意図されてい
る。本明細書で使用される用語「全面形」は、流体を熱
可塑性材料で造られたプランジャロッド先端部と接触さ
せないで、注入器又はカートリッジの筒部内に入った内
容物に接触するという意味を有する。プランジャロッド
先端部は、プランジャロッドとから引き離されてもよ
く、或いはそれと共に統一体を成してもよい。
【0017】本発明は更なる面によれば、ある部位の中
に流体を注入するように、又はある部位から流体を引き
出すように設計されている注入器において、(a)内部
に流体を保持するための円筒状室の境界を定める内壁を
有する注入器筒部であって、(i)末端部がテーパー先
端になっている遠位端であって、それを通り抜ける穴
(bore)を有し、しかも、管路を備えた継手又は注入針
をそこに取り付けることのできる遠位端;及び(ii)エ
ラストマー・プランジャリングを受けるための近位端を
有する上記注入器筒部と、(b)本発明によるエラスト
マー・プランジャリングとを備えた上記注入器に関す
る。
【0018】注入器の筒部はガラス又は重合体材料で造
ることができる。
【0019】本発明は更に別の面によると、任意的に予
備充填されて、ある部位の中に流体を注入するように設
計されているカートリッジにおいて、(a)内部に流体
を保持するための円筒状室の境界を定める内壁を有する
カートリッジ筒部であって、(i)末端部がテーパー先
端になっている遠位端であって、それを通り抜ける穴を
有し、しかも、管路を備えた継手又は注入針をそこに取
り付けることのできる遠位端;及び(ii)エラストマー
・プランジャリングを受けるための近位端を有する上記
カートリッジ筒部と、(b)本発明によるエラストマー
・プランジャリングとを備えた上記カートリッジに関す
る。
【0020】カートリッジの筒部はガラス又は重合体材
料で造ることができる。
【0021】カートリッジ中に含まれる流体は、注入可
能な医療流体、好ましくは診断用造影媒体流体とするこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、図27〜図37に示す
ような全面形エラストマー・プランジャリング;並び
に、全面形エラストマー・プランジャリングを備えたカ
ートリッジ及び注入器に向けられている。本明細書に記
載の注入器及びカートリッジは、例えば、投与されるべ
き特別の投薬法により、皮下注射、筋肉注射又は静脈注
射の手段によって液状薬剤組成物及び診断用造影媒体が
哺乳動物の患者に送り出されるように、ある部位の中に
流体を送り出すために使用される。注入器の筒部は、ガ
ラス材料又は重合体材料で造られ、管路を有するルエル
継手又は針が備えられる。このルエル継手又は針は、注
入器筒部の遠位のテーパー先端で該筒部に取り付けられ
る。流体は、そのテーパー先端を通して望ましい部位の
中に送り出される。注入器及びカートリッジは、予備充
填し且つ使用前に予め殺菌してもよい。或いは、注入器
及びカートリッジは、使用直前にガラス瓶等の容器から
充填してもよい。注入器及びカートリッジは、手動で又
は周知の動力注入器に接続して使用してもよい。
【0023】本発明の注入器及びカートリッジは、検査
目的又は他の医療目的のために、患者から、血液、組織
等の生物流体を取り出すのに使用してもよい。
【0024】注入器及びカートリッジに使用される熱可
塑性プランジャロッド先端部とエラストマー・プランジ
ャリングとの組立て品の設計は、次の望ましい特性が得
られる結果となる。
【0025】始動力の低減;駆動力の低減;漏洩を確実
に防止されること;医療流体とゴムプランジャとの間の
接触領域の低減;及びシリコーン処理の排除。
【0026】本発明は今、注入器に関して説明するが、
本発明はカートリッジも同様に包含することに注目すべ
きである。今、注入器を概して説明し、熱可塑性プラン
ジャロッド先端部/エラストマー・プランジャリングの
組立て品を特に詳細に説明する添付図面に言及する。こ
れらは共に本発明を構成する。
【0027】図27〜図37は、本発明の特定の具体例
に関する。
【0028】図14、図15は、対照として使用される
従来技術の状態の具体例に関する。
【0029】図1〜図13は、本発明の具体例に共通の
部品を有する他の具体例に関する。
【0030】図1及び図2には、通常「10」で示され
る注入器であって、内壁21を有する筒部20と;末端
がテーパー先端部となっている遠位端22であって、テ
ーパー先端部を通り抜ける穴26を有する上記遠位端2
2と;プランジャリング40を受け入れる近位端28で
あって、プランジャロッド50が移動可能な状態でプラ
ンジャリング40に取り付けられているか又はプランジ
ャロッド50がプランジャリング40と統一体を成して
いる上記近位端28と;を備えた上記注入器を示す。遠
位端52及び近位端60を有するプランジャロッド50
は、注入器を操作する間、プランジャロッド50によっ
てプランジャリング40上に力を加えるのを容易にする
ハンドル62を備えている。筒部20の近位端28の周
辺にはハブ(hub)30が配置されている。プランジ
ャリング40を筒部20の遠位端22の方向に移動させ
るべくプランジャロッド50に力を加えることによっ
て、プランジャリング40が移動する間、ハブ30によ
り、筒部20の保持が容易になる。
【0031】注入器の筒部20は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、アクリル重合体、メタクリ
ル重合体等の、不活性ガスを透過させない実質的に透明
な材料で造られ、好ましくはガラスで造られる。
【0032】プランジャリング40は、天然ゴム、アク
リレート−ブタジエンゴム、シス−ポリブタジエン、ク
ロロブチルゴム、塩素化ポリエチレンエラストマー、ポ
リアルキレンオキシド重合体、エチレン酢酸ビニル、フ
ルオロシリコーンゴム、商品名「フルオレル(Fluo
rel)」及び「バイトン(Viton)」で販売され
ているようなヘキサフルオロプロピレン−フッ化ビニリ
デン−テトラフルオロエチレン三元共重合体、ブチルゴ
ム、商品名「ビスタネックス(Vistanex)」で
販売されているようなポリイソブテン、合成ポリイソプ
レンゴム、シリコーンゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、テトラフルオロエチレン−プロピレン共重合体、及
び熱可塑性コポリエステルを含む圧縮可能なエラストマ
ー材で造られる。
【0033】種々のエラストマー材のジュロメータ硬さ
は、約25〜約80ショアAの範囲である。
【0034】図1に関し、プランジャロッド50に取り
付けられたプランジャリング40は、プランジャロッド
50に加えられた手動による力によって、筒部20中に
滑動可能な状態で受け入れられる。プランジャリング4
0は、密封性であるが筒部20の内壁21と滑動可能な
かみ合いを形成する。
【0035】図2に関し、近位端60及び遠位端52を
有するプランジャロッド50は、一般に「70」で示さ
れるプランジャロッド先端部を更に備えている。キノコ
状構造を有するプランジャロッド先端部70は、円筒状
軸部(cylindrical shaft)80であ
ってその遠位端が「82」で示され、その近位端が「8
4」で示され、円筒状軸部80の遠位端82と近位端8
4との間に円筒状の凹部又は溝86が与えられている上
記円筒状軸部80と;円状フランジ92、頂点96、並
びにフランジ92及び頂点96に連結されている側部9
4を有する円錐形状頭部90と;を備えている。筒部2
0の内側にある錐形状頭部90は、筒部20の内壁21
を擦ることなく自由に移動する。頭部90は、注入器筒
部20の内容物に面している表面領域を与えるように意
図されている。そのため、頭部90は不活性な熱可塑性
組成物であるので、筒部20の内容物とプランジャロッ
ド先端部70との間に実質的な相互作用は全く生じな
い。円筒状軸部80の近位端84の近くに円筒状肩部9
4によって、プランジャロッド先端部70の具体例は完
成する。円筒状肩部94の外径は、フランジ92の外径
に少なくとも近似し、好ましくは同じ外径である。
【0036】図2に示す通り、プランジャロッド先端部
70はプランジャロッド50と統一体を構成することが
できる。或いは、その先端部70は、取り外しができる
ように、プランジャロッド50の遠位端52でプランジ
ャロッド50に取り付けることができる。
【0037】プランジャロッド先端部70が、予備充填
された注入器又はカートリッジに使用されるように意図
されているとき、その先端部70は永久的に取り付けら
れている訳ではない。即ち、その先端部70はプランジ
ャロッド50と統一体を構成しない。この具体例におい
て、プランジャロッド先端部には、その中央部分に雌ね
じが与えられるため、雄ねじを切られたプランジャロッ
ドをそこに取り付けることができる。
【0038】遠位端82、近位端84及び上に凹部86
を有する円筒状軸部80は、エラストマー・プランジャ
リング40を受け入れ、しっかり保持するように設計さ
れている。
【0039】図3(A)及び図3(B)に関し、プラン
ジャリング40は円筒形状をしており、エラストマー材
料で造られている。プランジャリング40は、内壁10
0及び外壁120を有する。内壁100は、内部リング
102を有する。このリング102は、内壁100から
リング中心の方向に僅かに突き出て、円筒状軸部80上
の円筒状凹部又は溝86とかみ合い、それによって、プ
ランジャリング40とプランジャロッド先端部70との
間に内部密封部を形成するように設計されている。内部
リング102は、凹部又は溝86によってしっかり保持
されるので、注入器の筒部20内でプランジャリング4
0が移動するとき、プランジャリング40とプランジャ
ロッド先端部70との間にかみ合い不良は全く生じな
い。本発明の全具体例において、プランジャリング40
とプランジャロッド先端部70との間に少なくとも一つ
の内部密封部が形成されなければならない。しかし、注
入器の使用目的によっては、幾つかの具体例において、
そのような内部密封部を二つ以上備えてもよい。
【0040】プランジャリング40の外壁120は、プ
ランジャリングリブ122と筒部20の内壁21との間
に第二の密封部を形成するように設計された少なくとも
一つの(好ましくは二つ以上の)プランジャリングリブ
122を備えている。リブ122(単数又は複数)の構
造は、水平面でもよいし、又はプランジャロッド先端部
70の遠位端又は近位端の方向を向いていてもよい。
【0041】図4(A)及び図4(B)に関し、上にプ
ランジャリング140を備えたプランジャロッド先端部
130の縦断面図及び上平面図が示される。それらの図
で、プランジャロッド先端部130は内側に、雄ねじを
切ったプランジャロッドに取り付けるための雌ねじ13
4を有する。
【0042】プランジャリング140は、内部リング1
42とプランジャロッド先端部130の凹部又は溝13
6との間に内部密封部を形成するための上記内部リング
142;並びに、筒部の内壁と共に第二の密封部を形成
するプランジャリングリブ144及び146を備えてい
る。図示される通り、二つの第二密封部は、プランジャ
ロッド先端部が筒部中を近位方向又は遠位方向に移動す
るとき、漏洩を確実に防ぐ複数の水平リブの存在によっ
て与えられる。
【0043】図5(A)及び図5(B)は、凹部又は溝
152の中に一つの内部密封プランジャリングを備える
ように設計されたプランジャロッド先端部150であっ
て、その内側に、雄ねじを切ったプランジャロッドに取
り付けるための雌ねじ154を有する上記先端部150
の縦断面図及び上平面図を示す。
【0044】図6(A)及び図6(B)は、凹部又は溝
162の中に一つの内部密封プランジャリングを備える
ように設計された別のプランジャロッド先端部160で
あって、その内側に、雄ねじを切ったプランジャロッド
に取り付けるための雌ねじ164を有する上記先端部1
60の縦断面図及び上平面図を示す。プランジャロッド
先端部160は、その先端部160上に整合用プランジ
ャリングを確実に保持するための、166,168,1
70,166′,168′及び170′の符号で示され
る輪郭を更に備えている。
【0045】図7(A)及び図7(B)は、凹部又は溝
184及び186の中に二つの内部密封プランジャリン
グを備えるように設計された別のプランジャロッド先端
部180であって、その内側に、雄ねじを切ったプラン
ジャロッドに取り付けるための雌ねじ182を有する上
記先端部180の縦断面図及び上平面図を示す。二つの
内部密封部の存在によって、プランジャロッド先端部と
プランジャリングとの間の境界面における漏洩防止が一
層確実になる。
【0046】図8は、図6(A)及び図6(B)に示さ
れるような整合用プランジャロッド先端部に対応する、
一つの内部密封部192を有するプランジャリング19
0の縦断面図である。
【0047】図9は、図8に示される一つの内部密封部
を有するプランジャリング190の縦断面図と、使用時
にそのリング190に加えられる圧力の方向とを示す。
【0048】プランジャリングは、筒部の内壁に対する
最小の接触領域を有する。本発明の諸具体例で説明され
る種々の設計では、使用時に圧力が増大するにつれて接
触領域を増大させるべく、水力学的作用(hydraulic ac
tion,液圧作用)を使用している。図9に示される通
り、圧力が増大するとき:領域Aは筒部Dの側面の方に
押しつけられ;領域Cはプランジャロッド先端部の方に
押しつけられ;また、領域Bは圧縮される。同じ水力学
的作用は両方向で働く、即ち、プランジャロッド先端部
が遠位方向又は近位方向に移動するように押しつけられ
るときに働く。
【0049】図10(A)及び図10(B)は、プラン
ジャロッド先端部204に適切に配置された一つの内部
密封部202を有する更に別のプランジャリング200
であって、プランジャリングリム206及び208を備
えた上記プランジャリング200の縦断面図並びに平面
図である。
【0050】図11(A)及び図11(B)は、プラン
ジャロッド先端部に適切に配置された一つの内部密封部
212を有する更に別のプランジャロッド先端部210
/プランジャリング211の組合せ体であって、そのプ
ランジャリングがプランジャリングリム214,216
及び218を有する上記組合せ体の縦断面図並びに平面
図である。これらのリムは、一方向の圧力下で耐漏洩保
護を与えるように設計されている。これらの図に示され
る通り、注入器が注入のために使用されるときのよう
に、プランジャリング/プランジャロッド先端部の組合
せ体が遠位方向に移動するように強いられるとき、耐漏
洩保護が達成される。もしくは、注入器が患者から生物
流体を取り出すのに使用されるように意図されているな
らば、プランジャリングリム/プランジャロッド先端部
の組合せ体は位置が180°変わるであろう。
【0051】図12(A)及び図12(B)は、プラン
ジャロッド先端部に適切に配置された一つの内部密封部
222を有する更に別のプランジャロッド先端部220
/プランジャリング221の組合せ体であって、そのプ
ランジャリングがプランジャリングリム224,226
及び228を有する上記組合せ体の縦断面図並びに平面
図である。
【0052】図13(A)及び図13(B)は、プラン
ジャロッド先端部/プランジャリングの結合体231に
適切に配置された一つの内部密封部232を有する更に
別のプランジャロッド先端部230であって、そのプラ
ンジャリングがプランジャリングリム234,236,
238及び240を有する上記プランジャロッド先端部
230の縦断面図並びに平面図である。本発明のこの具
体例もまた、近位方向と遠位方向の両方において耐漏洩
保護を与えるように設計されている。
【0053】図14は、典型的な従来技術の注入器、プ
ランジャ及びプランジャロッドの部分縦断面図であり、
図15は、その部分拡大断面図である。エラストマー材
料で造られているプランジャ250は、そのプランジャ
と筒部258の内壁260との間に耐漏洩密封部を与え
るように設計されている外側プランジャリム252,2
54及び256を有する。プランジャ250は、雄ねじ
を切ったプランジャロッドを受け入れるための雌ねじ2
62,264,266及び268を備えている。この従
来技術の具体例のプランジャロッド270は、軸部27
2と、雌ねじ262,264,266及び268にかみ
合わせるための雄ねじ276,278,280及び28
2を有するプランジャロッド頭部274とを備えてい
る。医療流体等の、筒部中の内容物がエラストマー・プ
ランジャと接触し、それによって、それらの間に望まし
くない相互作用を生じさせることは明白である。そのよ
うな相互作用の結果、エラストマー材料中に存在する少
なくとも少量の化学薬品が溶解することとなる。そのと
き、エラストマー材料によって医療流体は汚染される。
【0054】図1に示される本発明の具体例について、
図14及び図15に断面図で説明される従来技術の対応
デバイスに対する比較試験を行った。試験結果の概要
は、平均値(ポンド)で表わして表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】表1に示される通り、著しく小さい始動力
及び駆動力の他に、注入器の筒部中の医療流体と、本発
明のプランジャの一部を構成するエラストマー(ゴム)
材料との間の接触は約80%低減され、それによって、
医療流体中にエラストマー滲出物が存在する傾向は低減
される。
【0057】比較試験の詳細な説明は次の通りである。
【0058】各試験について三つの予備充填された注入
器を用いて試験を行った。プランジャが注入器の遠位端
の方へ移動するように押しつけられたとき、標準試験ゲ
ージを用いて注入器の筒部中の5個のポイントで測定を
行った。
【0059】試験ポイント1は、筒部の近位端であっ
た。
【0060】試験ポイント2は、筒部の近位端から約2
5%先の方であり;試験ポイント3は、筒部の近位端か
ら約50%先の方であり;試験ポイント4は、筒部の近
位端から約75%先の方であり;また、試験ポイント5
は、筒部の遠位端であり、筒部が先細りとなり先端部を
形成する位置の近くであった。
【0061】注入器の試験結果は次の図に示される。
【0062】図16は、従来技術の、シリコーンを含む
ブチルゴム・プランジャと3個の筒部の内壁との間の始
動力を示すグラフであって、筒部1、筒部2及び筒部3
はそれぞれ、4.2ポンド、4.3ポンド及び4.4ポ
ンドの始動力を示す。
【0063】図17は、従来技術の、シリコーンを含ま
ないブチルゴム・プランジャと3個の筒部の内壁との間
の始動力を示すグラフであって、筒部1、筒部2及び筒
部3はそれぞれ、14.2ポンド、10.4ポンド及び
26ポンドの始動力を示すグラフである。シリコーンを
使用しないときの始動力が実質的に増大したことは明白
である。
【0064】図18は、従来技術の、シリコーンを含む
ブチルゴム・プランジャと3個の筒部の内壁との間の駆
動力を示すグラフであって、駆動力は約0.75ポンド
から約5.2ポンドに変化することが分かる。
【0065】図19は、従来技術の、シリコーンを含ま
ないブチルゴム・プランジャと3個の筒部の内壁との間
の駆動力を示すグラフであって、駆動力は約12ポンド
から約24ポンドに変化することが分かる。また、シリ
コーンを使用しないときの駆動力が実質的に増大したこ
とは明白であり、図16及び図17に示される始動力の
場合に類似している。
【0066】図20は、[従来技術の、シリコーンを含
むブチルゴム・プランジャと筒部の内壁との間の平均始
動力]及び[本発明の、シリコーンを含むプランジャロ
ッド先端部/プランジャリングの結合体と筒部内壁との
間の平均始動力]を示すグラフである。
【0067】図21は、[従来技術の、シリコーンを含
まないブチルゴム・プランジャと筒部の内壁との間の平
均始動力]、及び[本発明のシリコーンを含まないプラ
ンジャロッド先端/プランジャリングの結合体であっ
て、プランジャリングがシリコーン(50)、ニトリア
ル(45)、バイトン(65)又はブチル(52)ゴム
で造られている上記結合体と、筒部内壁との間の平均始
動力]を示すグラフであり、それらの各々平均始動力は
そのグラフに示される。
【0068】従来技術のデバイスの始動力は本発明の始
動力よりもそれぞれ少なくとも25倍、14倍、140
倍、120倍、27倍大きい。そのデバイスはゴム材料
使用しており、プランジャリングはそのゴム材料で造ら
れている。
【0069】図22は、本発明の、シリコーンを含むプ
ランジャロッド先端部/プランジャリングの結合体と筒
部内壁との間の駆動力を示すグラフであり、3個の筒部
の各々についての結果を示している。
【0070】筒部1に対する駆動力は、約0.1ポンド
〜約0.18ポンドの範囲にあり、筒部2に対する駆動
力は、約0.13ポンド〜約0.21ポンドの範囲にあ
り、また、筒部3に対する駆動力は、約0.13ポンド
〜約0.23ポンドの範囲にある。
【0071】図23は、[従来技術の、シリコーンを含
むブチルゴムで造られたプランジャロッドと筒部の内壁
との間の駆動力]対[本発明の、シリコーンを含むブチ
ルゴムで造られたプランジャロッド先端部/プランジャ
リングの結合体と、筒部内壁との間の駆動力]を示すグ
ラフである。
【0072】図示される通り、従来技術デバイスの駆動
力は、約0.60ポンド〜約5.2ポンドの範囲にある
が、本発明の駆動力は、約0.25ポンドの範囲にあ
る。
【0073】図24は、筒部1〜3について、従来技術
の、シリコーンを含まないブチルゴムで造られたプラン
ジャと筒部の内壁との間の駆動力を示すグラフである。
【0074】筒部1についての駆動力は、約5.5ポン
ド〜約6.0ポンドの範囲にあり、筒部2についての駆
動力は、約7.0ポンド〜約12.0ポンドの範囲にあ
り、また、筒部3についての駆動力は、約24.0ポン
ド〜約18.0ポンドの範囲にある。
【0075】図25は、筒部1〜3について、本発明
の、シリコーンを含まないプランジャロッド先端部/プ
ランジャリングの組合せ体と、筒部内壁との間の駆動力
を示すグラフである。
【0076】筒部1についての駆動力は、約0.5ポン
ド〜約1.40ポンドの範囲にあり、筒部2についての
駆動力は、約0.40ポンド〜約0.65ポンドの範囲
にあり、また、筒部3についての駆動力は、約0.80
ポンド〜約0.45ポンドの範囲にある。
【0077】図26は、筒部1〜3について、[従来技
術の、シリコーンを含まないブチルゴムで造られたプラ
ンジャと筒部内壁との間の駆動力]対[本発明の、シリ
コーンを含まないブチルゴムで造られたプランジャロッ
ド先端部/プランジャリングの組合せ体と、筒部内壁と
の間の駆動力]を示すグラフである。
【0078】それら諸グラフから、シリコーンを使用し
ない従来技術に見られる駆動力は大きく、一方、シリコ
ーンを使用しない本発明に見られる駆動力は非常に小さ
いことは明白である。
【0079】従来技術では、筒部1についての駆動力
は、約5.5ポンド〜約6.0ポンドの範囲にあり、筒
部2についての駆動力は約9.0ポンド〜約11.5ポ
ンドの範囲にあり、また、筒部3についての駆動力は約
23.5ポンド〜約18.0ポンドの範囲にある。
【0080】本発明の更なる具体例において、全面形プ
ランジャリングは、プランジャロッド先端部に連結し
て、又はプランジャロッドと統一体を成すプランジャロ
ッド先端部に連結して与えられる。出願人は、多くの実
験の過程で、小さい始動力及び駆動力は、全面形プラン
ジャリングを用いて達成され、この小さい始動力及び駆
動力は、プランジャリングであって、プランジャロッド
のリングと注入器又はカートリッジの内容物との接触面
は僅かに5〜9%であり、内容物と熱可塑性プランジャ
ロッド先端部との間の残りの接触面は約95%〜約91
%である上記プランジャリングを用いて得られる始動力
及び駆動力に類似しているということを発見した。これ
らの具体例は、注入器又はカートリッジの筒部の流体内
容物と接触しているエラストマー・プランジャリングか
ら痕跡量の成分が浸出するのを避けるために、本質的に
不活性な流体を注入器又はカートリッジの筒部に入れて
使用するように意図されている。これらの具体例は、図
27〜図37に説明されており、その記載は次の通りで
ある。
【0081】図27〜図37に関する本発明の具体例の
成分(部品)の幾つかは、図1〜図15に関連して記載
されたものと同一である。
【0082】図27、図28、図29、図30、図31
及び図32には、通常「284」で表示される注入器;
通常「298」で表示される全面形プランジャリング;
通常「300」で表示されるプランジャロッド;及び通
常「302」で表示されるプランジャロッド先端部が示
される。注入器284は、 内壁288を有する筒部2
86、末端がテーパー先端部になっている遠位端290
であって、遠位端290を通り抜けて穴294を有する
上記遠位端290、及び全面形プランジャリング298
を受け入れる近位端296を備えている。
【0083】全面形プランジャリングは、プランジャロ
ッド先端部302の上に配置されていて、筒部286の
流体内容物と接触する。プランジャロッド先端部302
は、取り外し可能な状態でプランジャロッド300に取
り付けられいるか、又はプランジャロッド300と統一
体を成している。予備充填された注入器又はカートリッ
ジにおいて、全面形プランジャリング298を備えたプ
ランジャロッド先端部302は、筒部286の近位端2
96に配置されて、筒部の内容物を密封する。患者に内
容物を投与する前に、プランジャロッド300はプラン
ジャロッド先端部302に接続される。プランジャロッ
ド先端部とプランジャロッドの両者には、ねじ手段が備
えられている。一つの構造体のプランジャロッド300
とプランジャロッド先端部302とを図28に示す。図
28において、プランジャロッドは遠位端304及び近
位端306を有する。近位端にはハンドル308が備え
られている。ハンドル308はプランジャロッドの近位
端と統一体を成し、注入器を操作している間、プランジ
ャロッドに力を加えるのを容易にするように設計されて
いる。筒部286の近位端296の周辺には、フィンガ
ーハブ(finger hub)が配置されている。フィンガーハブ
は、筒部286の遠位端290の方向又は筒部286の
近位端296の方向に、全面形プランジャリング298
を移動させる間、筒部286をつかむのを容易にする。
【0084】流体の注入及び取り出しは手動で行われ
る。しかし、注入によっては、本発明の注入器を動力注
入器に連結して使用することが好ましいことがある。例
えば、腎う造影法及び血管造影法において、患者の尿
路、動脈又は静脈を不透明(opaque,放射線等に対して不
伝導性)にするために、造影媒体の静脈注射が使用され
る。次いで、コーティングされた血管構造は、診断目的
で放射線写真法によって映し出される。造影媒体を望ま
しい部位まで送り出すために、造影媒体は注入器の中に
入れられ、造影媒体が血流又は膀胱の中に入るように、
針又はカテーテルを通して押し出される。造影媒体が視
覚化されるべき部位まで注入されるとき、しばしば高い
圧力(時折、1,000psi程の高圧)に遭遇する。
このため、注入器から造影媒体を送り出すためには、プ
ランジャロッドにかなり大きな力を加える必要がある。
加えて、そのような力は、造影媒体を連続的で均一な量
で送り出すための造影方法で加えられるべきである。
【0085】操作者が、造影媒体の注入を完全に制御し
て一定速度で正確な量を送り出すのを可能にするアシス
タントへの依存を減らすために、本発明は、上記の動力
送り出し注入器と連結して使用してもよい。油圧式、空
気圧式及び電気式の動力注入器は、本発明と共に使用し
てもよい。油圧式注入器は、油圧ポンプに接続された電
気モータを有する。油圧ポンプは、造影媒体の入った注
入器に接続されたラム(ram) を駆動する。空気圧式注入
器において、動力源はタンク又はコンプレッサーから供
給される圧縮空気である。電気式注入器は、電気モータ
によって動力が供給される。電気モータでは、伝送手段
は、円状動作を直線動作に変える働きをする。直線動作
は次いでラムを駆動する。
【0086】図28(A)及び(B)に示される通り、
プランジャロッド302は、頂部330と複数の切れ込
み312及び312´とを有するキャップ部を備えてい
る。一方、図30及び図31の全面形プランジャリング
298は、複数の歯様突起物314を備えている。この
突起物314は、プランジャロッド先端部中の複数の切
れ込みとかみ合い、全面形プランジャリングが全面形プ
ランジャリングの外径の方向に移動し及び(又は)伸び
るのを防ぎ、しかも、全面形プランジャリング298の
頂部316を圧力下で適切な位置に保持する。
【0087】再び図28(A)及び(B)に関し、キノ
コ形状の構造をしているプランジャロッド先端部302
は、通常「318」で表示される円筒状軸部;通常「3
20」で表示される遠位端;及び通常「322」で表示
される近位端を更に備えており、また、円筒状軸部の遠
位端と近位端の間には、凹部又は溝324;及び通常
「326」で表示される錐状頭部が備えられている。そ
の錐状頭部は、円状フランジ328、頂部330、及び
フランジ328と頂部330とに接続された円筒状肩部
332を有する。円筒状軸部318の近位端322の近
くにある円筒状肩部332によって、プランジャロッド
先端部302の本具体例は完成する。円筒状肩部332
の外径は、円状フランジ328の外径よりも大きい。
【0088】全面形プランジャリング298は、プラン
ジャロッド先端部の円筒状軸部中の凹部又は溝324と
切れ込み312及び312´とによって、かみ合った状
態で受け入れられる。このリング298は、内壁336
及び外壁338を有する錐状頂部316と、円筒状部3
34とを備えている。円筒状部334は、内壁342及
び外壁344を有する直円筒340と;直円筒340の
外壁338から突き出ている遠位リム346と;直円筒
340の外壁344から突き出ている近位リム348と
を備えている。直円筒の内壁342は、プランジャロッ
ド先端部302の中央の方に突き出ている円状バンド(c
ircular band) 350を備えている。このバンド350
は、プランジャロッド先端部302の凹部又は溝324
とかみ合っている。全面形プランジャリングがプランジ
ャロッド先端部上に配置されるとき、切れ込み312及
び312´は複数の歯様突起物314及び314´とか
み合い、プランジャロッド先端部中の凹部又は溝324
は、全面形プランジャリング298上の円状バンド35
0とかみ合う。この特徴によって、注入器を操作する
間、二つの成分(部品)が一緒に確実に保持される。
【0089】圧力下で注入されている間、遠位リム34
6は、筒部286の内壁288の方向へ曲がり、それに
よって、遠位リム346と、筒部の内壁との間に外部密
封部が与えられる。源から流体を取り出している間、近
位リム348は筒部286の内壁288の方向へ曲が
る。流体を注入している間又は流体を取り出している間
に、リム上に加えられる力は、筒部の壁と反対方向にリ
ムを押しつけ、全面形プランジャリングが遠位端又は近
位端へ移動するときに流体内容物が漏洩するのを確実に
防止する。
【0090】プランジャロッド先端部は、プランジャロ
ッド300とかみ合うための雌ねじ354とかみ合うた
めの雄ねじ352を有する。
【0091】図33(B)は、プランジャロッド先端部
上に配置された別の全面形プランジャリング356の縦
断面図であり、図33(A)は、それの上平面図であ
る。全面形プランジャリングは、遠位リム358と、近
位リム360と、中央リム362とを有する。遠位リム
及び中央リムは遠位方向を向いている。一方、近位リム
は近位方向を向いている。これらのリムの構造によっ
て、デバイスが遠位方向に操作されるとき(即ち、注入
器が注入のために使用されるとき)、耐漏洩保護を与え
る。
【0092】図34(B)は、プランジャロッド先端部
上に配置された更に別の全面形プランジャリング364
の縦断面図であり、図34(A)は、それの上平面図で
ある。全面形プランジャリングは、遠位方向を向いてい
る遠位リム366と;近位方向を向いている近位リム3
60と;注入器又はカートリッジの筒部の内壁に水平方
向を向いている中央リム370とを有する。本発明のこ
の具体例は、近位方向と遠位方向の両方向について耐漏
洩保護を与えるように設計されている。
【0093】図35(B)は、プランジャロッド先端部
上に配置された更に別の全面形プランジャリング372
の縦断面図であり、図35(A)は、それの上平面図で
ある。全面形プランジャリングは、遠位方向を向いてい
る遠位リム372と;近位方向を向いている近位リム3
76と;二つの中央リム378及び380であって、一
方は遠位方向を向いており、他方は近位方向を向いてい
る上記二つの中央リムを有する。本発明のこの具体例も
また、近位方向と遠位方向の両方向について耐漏洩保護
を与えるように設計されている。
【0094】図36は、プランジャロッド先端部によっ
て支持されていない全面形プランジャリング382の更
なる具体例を示す。この設計は、図28(B)に示され
るプランジャロッド300と共に使用するように意図さ
れている。図36(B)は、全面形プランジャリングの
断面図である。図36(A)は、図36に示される領域
の拡大断面図である。また、図36(A)は、全面形プ
ランジャリングの上平面図である。この全面形プランジ
ャリングは、通常「384」で表示される頂部錐部と;
通常「386」で表示され、内壁388及び外壁390
を有する円筒状側部とを備えている。内壁388は、図
28(B)に示されるねじ手段354にかみ合わせるた
めのねじ手段392を有する。外壁390は、遠位リム
394及び近位リム396を有する。この設計は、ある
部位の中に流体を注入するための注入器の中で機能する
ように意図されている。
【0095】図37は、全面形プランジャリング398
であって、頂部が錐形状でなく平面である上記リング3
98の更なる具体例を示す。この全面形プランジャリン
グは、水平又は平面の頂部400と、通常「402」で
表示される側部を有する。側部は、遠位リム404及び
近位リム406を有する。この全面形プランジャリング
は、プランジャロッド先端部上に配置されている。この
設計は、注入器又はカートリッジの他の諸成分(部品)
と組合せて、ある部位に注入するのに使用するように意
図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、プランジャリング、プランジャ
ロッド及びプランジャロッド先端部を含む組立てた注入
器の斜視図である。
【図2】図1の線2−2に沿って切った、注入器から取
り外したプランジャロッドの縦断面図である。
【図3】図1に示すプランジャリングで、(A)は斜視
図、(B)は縦断面図である。
【図4】上にプランジャリングを備えたプランジャロッ
ド先端部であって、雄ねじを切ったプランジャロッドに
取り付けるための雌ねじを有する上記プランジャロッド
先端部を示し、(A)は縦断面図、(B)は平面図であ
る。
【図5】上に内部密封プランジャリングを備えるように
設計された他のプランジャロッド先端部であって、雄ね
じを切ったプランジャロッドに取り付けるための雌ねじ
を有する上記プランジャロッド先端部を示し、(A)は
縦断面図、(B)は平面図である。
【図6】上に内部シール・プランジャリングを備えるよ
うに設計され、強調された輪郭を備えた更に別個のプラ
ンジャロッド先端部であって、雄ねじを切ったプランジ
ャロッドに取り付けるための雌ねじを有する上記プラン
ジャロッド先端部を示し、(A)は縦断面図、(B)は
平面図である。
【図7】上に二つの内部シール・プランジャリングを備
えるように設計された更に別個のプランジャロッド先端
部であって、雄ねじを切ったプランジャロッドに取り付
けるための雌ねじを有する上記プランジャロッド先端部
を示し、(A)は縦断面図、(B)は平面図である。
【図8】一つの内部シールを備えたプランジャリングの
縦断面図である。
【図9】図8に示す、一つの内部シールを備えたプラン
ジャリングの縦断面図で、使用時にプランジャリング上
に加えられる種々の圧力方向を示す。
【図10】プランジャロッド先端部の上に適切に配置さ
れた一つの内部シールを備えたプランジャリングを示
し、(A)は縦断面図、(B)は平面図である。
【図11】プランジャロッド先端部の上に適切に配置さ
れた一つの内部シールを備えた更に別個のプランジャリ
ングであって、一方向に漏洩防止を与えるように設計さ
れた上記プランジャリングを示し、(A)は縦断面図、
(B)は平面図である。
【図12】一つの内部シールを備えた更に別個のプラン
ジャリングであって、二方向に漏洩防止を与えるように
設計された上記プランジャリングを示し、(A)は縦断
面図、(B)は平面図である。
【図13】プランジャロッド先端部の上に適切に配置さ
れた一つの内部シールを備えた更に別個のプランジャリ
ングであって、二方向に漏洩防止を与えるように設計さ
れた上記プランジャリングを示し、(A)は縦断面図、
(B)は平面図である。
【図14】典型的な従来技術の注入器、プランジャ及び
プランジャロッドの部分縦断面図である。
【図15】図14の、従来技術のプランジャ及びプラン
ジャロッドの部分拡大縦断面図である。
【図16】従来技術の、シリコーンを含むブチルゴム・
プランジャと筒部の内壁との間の始動力を示すグラフで
ある。
【図17】従来技術の、シリコーンを含まないブチルゴ
ム・プランジャと筒部の内壁との間の始動力を示すグラ
フである。
【図18】従来技術の、シリコーンを含むブチルゴム・
プランジャと筒部の内壁との間の駆動力を示すグラフで
ある。
【図19】従来技術の、シリコーンを含まないブチルゴ
ム・プランジャと筒部の内壁との間の駆動力を示すグラ
フである。
【図20】[従来技術の、シリコーンを含むブチルゴム
・プランジャと筒部の内壁との間の平均始動力]及び
[本発明の、シリコーンを含むプランジャロッド先端部
/プランジャリングの組合せ体と筒部内壁との間の平均
始動力]を示すグラフである。
【図21】[従来技術の、シリコーンを含まないブチル
ゴム・プランジャと筒部の内壁との間の平均始動力]、
及び[本発明のシリコーンを含まないプランジャロッド
先端部/プランジャリングの組合せ体であって、プラン
ジャリングがシリコーン(50)、ニトリアル(4
5)、バイトン(65)又はブチル(52)で造られて
いる上記組合せ体と、筒部内壁との間の平均始動力]を
示すグラフである。
【図22】本発明の、シリコーンを含むプランジャロッ
ド先端部/プランジャリングの組合せ体と筒部内壁との
間の平均駆動力を示すグラフである。
【図23】[従来技術の、シリコーンを含むブチルゴム
・プランジャと筒部の内壁との間の平均駆動力]対[本
発明の、シリコーンを含むブチルゴムで造られたプラン
ジャロッド先端部/プランジャリングの組合せ体と、筒
部内壁との間の平均駆動力]を示すグラフである。
【図24】従来技術の、シリコーンを含まないブチルゴ
ムで造られたプランジャと筒部の内壁との間の平均駆動
力を示すグラフである。
【図25】本発明の、シリコーンを含まないプランジャ
ロッド先端部/プランジャリングの組合せ体と、筒部内
壁との間の平均駆動力を示すグラフである。
【図26】[従来技術の、シリコーンを含まないブチル
ゴムで造られたプランジャと筒部内壁との間の駆動力]
対[本発明の、シリコーンを含まないブチルゴムで造ら
れたプランジャロッド先端部/プランジャリングの組合
せ体と、筒部内壁との間の駆動力]を示すグラフであ
る。
【図27】本発明の別の具体例による、全面形プランジ
ャリング、プランジャロッド及びプランジャロッド先端
部を有する組立てられた注入器を示し、(A)は斜視
図、(B)はその部分拡大斜視図である。
【図28】(A)は図27(A)の線28−28に沿っ
て切った、注入器から取り外したプランジャロッドの縦
断面図、(B)はその雌ねじを示すプランジャロッドの
断面図である。
【図29】図28に示すプランジャロッドの平面図であ
る。
【図30】図27に示す全面形プランジャリングの斜視
図である。
【図31】図30に示す全面形プランジャリングであっ
て、図30の線31−31に沿って切った、プランジャ
ロッドの上に配置されている全面形プランジャリングの
断面図である。
【図32】注入器の筒部中においてプランジャロッド先
端部なしの全面形プランジャリングの部分拡大断面図で
ある。
【図33】プランジャロッド先端部の上に配置されてい
る別の全面形プランジャリングを示し、(A)は平面
図、(B)は縦断面図である。
【図34】プランジャロッド先端部の上に配置されてい
る全面形プランジャリングの更に別の具体例を示し、
(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
【図35】プランジャロッド先端部の上に配置されてい
る全面形プランジャリングの更なる具体例を示し、
(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
【図36】上にねじ手段を有するプランジャロッドと共
に使用するように設計されている全面形プランジャリン
グの更なる具体例を示し、(A)は平面図、(B)は縦
断面図である。
【図37】内部にプランジャロッド先端部を有する全面
形プランジャリングであって、注入器の内容物と接触す
る平面又は水平の頂部である該プランジャリングの更な
る具体例を示し、(A)は平面図、(B)は縦断面図で
ある。
【符号の説明】
10 注入器 20 筒部 21 内壁 22 遠位端 26 穴 28 近位端 40 プランジャリング 50 プランジャロッド 52 遠位端 60 近位端 70 プランジャロッド先端部 80 円筒状軸部 86 溝 100 内壁 102 内部リング 120 外壁 130 プランジャロッド先端部 134 雌ねじ 136 凹部又は溝 140 プランジャリング 142 内部リング 144,146 プランジャリングリブ 150 プランジャロッド先端部 152 溝 154 雌ねじ 160 プランジャロッド先端部 162 凹部又は溝 164 雌ねじ 166,168,170,166′,168′,17
0′ 輪郭 180 プランジャロッド先端部 182 雌ねじ 190 プランジャリング 192 内部密封部 200 プランジャリング 202 内部密封部 204 プランジャロッド先端部 206,208 プランジャリングリム 210 プランジャロッド先端部 211 プランジャリング 212 内部密封部 214,216,218 プランジャリングリム 222 内部密封部 224,226,228 プランジャリングリム 230 プランジャロッド先端部 232 内部密封部 234,236,238,240 プランジャリング
リム 250 プランジャ 252,254,256 外側プランジャリム 258 筒部 260 内壁 262,264,266,268 雌ねじ 274 プランジャロッド頭部 276,278,280,282 雄ねじ 286 注入器又はカートリッジの筒部 298,356,372,382,398 プランジ
ャリング 300 プランジャロッド 302 プランジャロッド先端部 316,384 頂部円錐部又は頂部平坦部 334,386,402 円筒状側部 338 内壁 342,388 内壁 344,390 外壁 346,348,358,360,362,366,3
68,370,374,376,378,380,40
4,406 リム
フロントページの続き (72)発明者 ミッチェル エル.ロビンソン アメリカ合衆国、ニュージャージー州 08520、イースト ウィンザー、エバーグ リーン ドライブ 49 (72)発明者 ティモシー ジェイ. ギャバード アメリカ合衆国、メリーランド州 21804、 ソールズベリー、テラス ハロー ラン 3951 (72)発明者 ジョン ジェイ. ニードスパイアル,ジ ュニア アメリカ合衆国、ニュージャージー州 08016、バーリントン、イアリング ウェ イ 22 Fターム(参考) 4C066 AA09 BB01 CC01 DD08 EE06 FF05 HH13 HH14 PP02

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エラストマーのプランジャリング(29
    8,356,372,382,398)と、注入器又は
    カートリッジの筒部(286)との間に低摩擦で滑動可
    能な密閉した連結を与え、該筒部(286)内の寸法上
    の凸凹及び幾何学的凸凹に接触して整合する該プランジ
    ャリングであって、 注入器又はカートリッジの筒部(286)の中に入った
    流体に接触するための頂部円錐部又は頂部平坦部(31
    6,384);内壁(342,388)と外壁(34
    4,390)とを有する円筒状側部(334,386,
    402);前記円筒状側部の前記外壁から遠位方向、近
    位方向又は横方向に突き出て、注入器又はカートリッジ
    の筒部(286)の内壁(388)に接触し、それと共
    に低摩擦で滑動可能な密封性かみ合いを形成する複数の
    リム(346,348,358,360,362,36
    6,368,370,374,376,378,38
    0,404,406);及び支持手段を受けてそれと共
    に低摩擦で滑動不可能な密封性かみ合いを形成する、前
    記プランジャリングの内壁(338)上にある受け手段
    であって、該支持手段がプランジャロッド先端部(30
    2)又はプランジャロッド(300)と統一体を成すプ
    ランジャロッド先端部である上記受け手段を備えた上記
    プランジャリング。
  2. 【請求項2】 円筒状側部の外壁上に二つのリム(34
    6,348)を有し、その一方(346)は遠位方向に
    突き出ており、他方(348)は近位方向に突き出て、
    注入器又はカートリッジの筒部(286)の内壁(38
    8)と接触している、請求項1記載のエラストマー・プ
    ランジャリング。
  3. 【請求項3】 円筒状側部の外壁上に三つのリム(35
    8,360,362)を有し、その内の二つ(358,
    360)は遠位方向に突き出ており、三番目のもの(3
    62)は近位方向に突き出て、注入器又はカートリッジ
    の筒部(286)の内壁(288)と接触している、請
    求項1記載のプランジャリング。
  4. 【請求項4】 円筒状側部の外壁上に三つのリム(36
    6,368,370)を有し、その一つ(366)は遠
    位方向に突き出ており、他の一つ(368)は近位方向
    に突き出て、三番目のもの(370)は横方向に突き出
    ている、請求項1記載のプランジャリング。
  5. 【請求項5】 円筒状側部の外壁上に四つのリム(37
    4,376,378,380)を有し、その内の二つ
    (374,378)は遠位方向に突き出ており、他の二
    つ(376,380)は近位方向に突き出ている、請求
    項1記載のプランジャリング。
  6. 【請求項6】 支持手段を受けるための受け手段は、ね
    じ山又は歯様突起物(314,314′)である、請求
    項1記載のプランジャリング。
  7. 【請求項7】 天然ゴム、 アクリレート−ブタジエンゴム、 シス−ポリブタジエン、 クロロブチルゴム、 塩素化ポリエチレンエラストマー、 ポリアルキレンオキシド重合体、 エチレン酢酸ビニル、 フルオロシリコーンゴム、 ヘキサフルオロプロピレン−フッ化ビニリデン−テトラ
    フルオロエチレン三元共重合体、 ブチルゴム、 ポリイソブテン、 合成ポリイソプレンゴム、 シリコーンゴム、 スチレン−ブタジエンゴム、 テトラフルオロエチレン−プロピレン共重合体、及び熱
    可塑性コポリエステルからなる群から選ばれる一種のエ
    ラストマー材で造られている、請求項1記載のプランジ
    ャリング。
  8. 【請求項8】 ある部位の中に流体を注入するように、
    又はある部位から流体を引き出すように設計されている
    注入器(284)において、(a)内部に流体を保持す
    るための円筒状室の境界を定める内壁(288)を有す
    る注入器筒部(286)であって、 (i)末端部がテーパー先端(292)になっている遠
    位端(290)であって、それを通り抜ける穴(29
    4)を有し、しかも、管路を備えた継手又は注入針をそ
    こに取り付けることのできる遠位端(290);及び (ii)エラストマー・プランジャリングを受けるための
    近位端(296)を有する上記注入器筒部(286)
    と、(b)請求項1〜7のいずれか1項に記載のエラス
    トマー・プランジャリング(298,356,372,
    382,398)とを備えた上記注入器(284)。
  9. 【請求項9】 プランジャロッド先端部(302)はキ
    ャップ部及び円筒状軸部(318)を有し、該キャップ
    部はその中に複数の切れ込み(312,312′)を有
    し、円筒状軸部(318)は遠位端(320)と、近位
    端(322)と、それらの間にある一つ以上の凹所又は
    溝(324)とを有し、前記複数の切れ込みは前記エラ
    ストマー・プランジャリングの内壁(336)上の複数
    の突起物に滑動不可能な状態でかみ合うように設計さ
    れ、しかも凹所又は溝(324)はエラストマー・プラ
    ンジャリング上の受け手段に滑動不可能な状態でかみ合
    うように設計され、それによって、前記エラストマー・
    プランジャリングは前記プランジャロッド先端部に確実
    に保持されている、請求項8に記載の注入器。
  10. 【請求項10】 プランジャロッド先端部の円筒状軸部
    (318)は、プランジャロッド(300)の雌ねじ手
    段(354)を受けるための雄ねじ手段(352)を備
    えている、請求項9記載の注入器。
  11. 【請求項11】 キャップ部は錐面又は平面の構造体で
    ある、請求項8又は9に記載の注入器。
  12. 【請求項12】 プランジャロッド先端部(302)は
    プランジャロッド(300)と統一体を成している、請
    求項9〜11のいずれか1項に記載の注入器。
  13. 【請求項13】 任意的に予備充填されて、ある部位の
    中に流体を注入するように設計されているカートリッジ
    において、(a)内部に流体を保持するための円筒状室
    の境界を定める内壁(288)を有するカートリッジ筒
    部(286)であって、 (i)末端部がテーパー先端(292)になっている遠
    位端(290)であって、それを通り抜ける穴(29
    4)を有し、しかも、管路を備えた継手又は注入針をそ
    こに取り付けることのできる遠位端(290);及び (ii)エラストマー・プランジャリングを受けるための
    近位端(296)を有する上記カートリッジ筒部(28
    6)と、(b)請求項1〜7のいずれか1項に記載のエ
    ラストマー・プランジャリング(298,356,37
    2,382,398)とを備えた上記カートリッジ。
  14. 【請求項14】 プランジャロッド先端部(302)は
    キャップ部及び円筒状軸部(318)を有し、該キャッ
    プ部はその中に複数の切れ込み(312,312′)を
    有し、円筒状軸部(318)は遠位端(320)と、近
    位端(322)と、それらの間にある一つ以上の凹所又
    は溝(324)とを有し、前記複数の切れ込みはエラス
    トマー・プランジャリングの内壁(336)上の複数の
    突起物に滑動不可能な状態でかみ合うように設計され
    て、しかも、凹所又は溝(324)は前記エラストマー
    ・プランジャリング上の受け手段に滑動不可能な状態で
    かみ合うように設計され、それによって、前記エラスト
    マー・プランジャリングは前記プランジャロッド先端の
    前記内壁上に確実に保持されている、請求項13記載の
    カートリッジ。
  15. 【請求項15】 プランジャロッド先端部の円筒状軸部
    (318)は、プランジャロッド(300)の雌ねじ手
    段(354)を受けるための雄ねじ手段(352)を備
    えている、請求項14記載のカートリッジ。
  16. 【請求項16】 キャップ部は錐面又は平面の構造体で
    ある、請求項14又は15に記載のカートリッジ。
  17. 【請求項17】 プランジャロッド先端(302)はプ
    ランジャロッド(300)と統一体を成している、請求
    項14〜16のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  18. 【請求項18】 カートリッジ筒部は、ポリエチレン、
    ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル重合体及びメ
    タクリル重合体からなる群から選ばれる不活性ガス不透
    過性材料で造られている、請求項13〜17のいずれか
    1項に記載のカートリッジ。
  19. 【請求項19】 流体は注入可能な医療流体である、請
    求項13〜18のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  20. 【請求項20】 医療流体は診断用造影媒体である、請
    求項19記載のカートリッジ。
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