JP2000151541A - 多元接続通信システム、その通信制御方法、及びその通信制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

多元接続通信システム、その通信制御方法、及びその通信制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2000151541A
JP2000151541A JP10319564A JP31956498A JP2000151541A JP 2000151541 A JP2000151541 A JP 2000151541A JP 10319564 A JP10319564 A JP 10319564A JP 31956498 A JP31956498 A JP 31956498A JP 2000151541 A JP2000151541 A JP 2000151541A
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terminal
transmission
control device
unit
frame
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Osamu Tanaka
治 田中
Yasuo Nagaishi
康男 長石
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御装置及び端末での処理負荷を軽減して、
制御装置及び端末の構成を簡略化すること。 【解決手段】 複数の各端末からの送信要求を受信する
受信部、前記送信要求に対して一定期間の間、伝送路の
送信権を一つの端末に割り当て通知する割り当て通知
部、及び前記一つの端末からの送信が一定期間を経過し
た時点で終了しているかどうかについて判断する判断部
を制御装置に設けて、一つの端末からの送信が一定期間
を経過した時点で終了していないとき、割り当て通知部
がその端末に送信権を再度割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CATV(ケーブ
ルテレビ)等の有線通信や衛星通信を含んだ無線通信を
利用した多元接続通信システム、その通信制御方法、及
びその通信制御プログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多元接続通信システムは、制御装置と複
数の端末とを伝送路により接続して、相互にデータ通信
を行う通信システムである。このような多元接続通信シ
ステムでは、同軸ケーブルや光ファイバーケーブルを用
いた有線形式あるいは無線基地局や通信衛星を利用した
無線形式の伝送路が知られている。近年、多元接続通信
システムは、インターネットやVOD(ビデオオンデマ
ンド)システムの普及に例示されるように、ますます一
般的なものとなり、接続される端末の数も飛躍的に増大
している。このため、多元接続通信システムでは、端末
から制御装置への上り回線を使用したデータ通信が増加
している。具体的にいえば、パーソナルコンピュータに
代表されるデータ端末でのWWW(ワールワイドウェッ
ブ)のブラウジング操作、あるいはSTB(セットトッ
プボックス)に代表される映像端末での特殊再生(早送
り、巻き戻し、コマ送り等)のためのトリックプレイ操
作が頻繁に行われることにより、上り回線を使用したデ
ータ通信が集中している。
【0003】上記のような上り回線でのデータ通信の集
中に対して、多元接続通信システムでは、その制御装置
が伝送路を時分割、或いは周波数分割して、かつ多数の
端末からの送信が衝突しないように伝送路の送信権を割
り当てるアクセス制御を行うことが知られている。つま
り、アクセス制御では、制御装置は送信可能な期間であ
るタイムスロットや伝送路上での分割した周波数を端末
に割り当て、多数の端末からの送信が衝突することな
く、かつ伝送路を効率よく使用できるように伝送路の送
信権を管理、制御する。アクセス制御には、制御装置か
ら全ての端末に対して順番に送信権を与えていくポーリ
ング方法と、送信要求のある端末からの送信権の予約に
基づき制御装置が送信権の割り当てを行う予約割り当て
方法がある。多数の端末が頻繁に送信要求を行う多元接
続通信システムや端末数が固定された多元接続通信シス
テムでは、ポーリング方法を用いた方が伝送路を効率よ
く使用できるとされている。しかしながら、インターネ
ットのように通信頻度が特定の端末に偏る多元接続通信
システムでは、予約割り当て方法を用いた方が伝送路を
効率よく使用できる。それというのは、ポーリング方法
では、制御装置は送信要求がない端末に対しても送信権
を割り当てるため、端末が割り当てられた送信権を使用
しないことがあり、伝送路の使用率が低下する。さら
に、予約割り当て方法を用いた方がポーリング方法に比
べて端末数を容易に変更することが可能である。予約割
り当てを行う制御装置には、端末からの送信要求に対し
て、その送信が完了するまで伝送路を割り当て続ける制
御装置と、1回の送信要求に対して、一定期間、固定的
に伝送路を割り当てる制御装置とがある。
【0004】以下、従来の多元接続通信システムについ
て、図面を参照して具体的に説明する。まず、第1の従
来例の多元接続通信システムとして、送信が完了するま
で伝送路を割り当て続ける制御装置を用いた従来の多元
接続通信システムについて、図15〜図19を参照して
説明する。図15は、第1の従来例の多元接続通信シス
テムの構成を示すブロック図である。図16は図15に
示した制御装置の具体的な構成を示すブロック図であ
り、図17は図15に示した端末の具体的な構成を示す
ブロック図である。図18は図15に示した制御装置か
ら端末への下りフレームの構成を示す説明図であり、図
19は図15に示した端末から制御装置への上りフレー
ムの構成を示す説明図である。図15に示すように、第
1の従来例の多元接続通信システムでは、制御装置15
0に伝送路152を介して複数の端末1511〜151
m(mは整数)が接続されている。各端末1511〜1
51mは、伝送路152の送信権の予約を要求する送信
要求を制御装置150に送信する。各端末1511〜1
51mから制御装置150に伝送される上りフレームに
は、図19に示すように上述の送信要求を示す予約情報
を格納する予約領域190、またはデータを格納する上
り通信領域1911〜191nが設定される。尚、これ
らの端末1511〜151mは、全て同一に構成された
ものであり、以下の説明では、端末151k(kはm未
満の整数)を例示して説明する。
【0005】制御装置150は、端末151kからの予
約情報(送信要求)に基づいて、伝送路152上のタイ
ムスロットを割り当て端末151kに通知する。制御装
置150は、端末151kからのデータの送信が割り当
てたタイムスロット内で終了したかどうかについて判断
して、そのデータの送信が終了するまで端末151kに
タイムスロットを割り当て続ける。制御装置150から
各端末1511〜151mに伝送される下りフレームに
は、図18に示すように、フレーム同期情報を格納する
フレーム同期情報領域180、または割り当て情報を格
納する割り当て領域1811〜181nが設定される。
【0006】図16に示すように、制御装置150は、
伝送路152(図15)に接続され、図19に示した上
りフレームを受信するフレーム受信部160、及び前記
フレーム受信部160に接続された同期情報生成部16
1及び上りタイムスロット制御部162を備えている。
さらに、制御装置150には、伝送路152と同期情報
生成部161に接続されたフレーム送信部165、及び
上りタイムスロット制御部162に接続された割り当て
通知部163及び受信終了判断部164が設けられてい
る。フレーム受信部160は、端末151k(図17)
から当該制御装置150への上りフレームを受信する。
同期情報生成部161は、フレーム受信部160で受信
した上りフレームを用いて、各端末1511〜151m
が伝送路152上でのフレーム同期の確立を行うための
フレーム同期情報を生成する。
【0007】上りタイムスロット制御部162は、フレ
ーム受信部160で受信した上りフレームの予約領域1
90と上り通信領域1911〜191nとのタイムスロ
ットを識別する。上りタイムスロット制御部162は、
予約領域190に格納されている予約情報を抽出して、
割り当て通知部163に伝える。上りタイムスロット制
御部162は、上り通信領域1911〜191nに格納
されている端末151kからのデータ(以下、”上りデ
ータ”ともいう)を抽出して、受信終了判断部164に
出力する。割り当て通知部163は、上りタイムスロッ
ト制御部162からの予約情報に基づいて、送信要求を
行った端末151kを識別して、伝送路152上の上り
回線でのタイムスロットの割り当てを行う。具体的に
は、割り当て通知部163は、例えば上り通信領域19
11〜191nを端末151kに割り当て、それらの割
り当てた上り通信領域1911〜191n(タイムスロ
ット)を指示する割り当て情報をフレーム送信部165
に通知する。
【0008】受信終了判断部164は、端末151kに
割り当てたタイムスロットの受信終了時点で、上りタイ
ムスロット制御部162から取得した上りデータに基づ
き端末151kからの上りデータの送信が終了している
かどうかについて判断する。端末151kからの上りデ
ータの送信が終了していない場合、受信終了判断部16
4は、端末151kに引き続き、タイムスロットの割り
当てを行うよう割り当て通知部163に指示する。フレ
ーム送信部165は、同期情報生成部161で生成した
フレーム同期情報をフレーム同期情報領域180に格納
して全ての端末1511〜151mに送信する。フレー
ム送信部165は、割り当て通知部163で生成した割
り当て情報を割り当て領域1811〜181nに格納し
て端末151kに送信する。
【0009】図17に示すように、端末151kは、伝
送路152(図15)に接続され、制御装置150(図
15)からの下りフレームを受信するフレーム受信部1
70、前記フレーム受信部170に接続されたフレーム
同期検出部171とフレーム構成部172、及び送信す
るデータを記憶する送信メモリ部173を備えている。
さらに、端末151kには、送信メモリ部173に接続
された送信要求生成部174と、フレーム受信部170
と送信メモリ部173に接続されたデータ制御部175
と、伝送路152、フレーム構成部172、送信要求生
成部174、及びデータ制御部175に接続されたフレ
ーム送信部176が設けられている。フレーム受信部1
70は、受信した下りフレーム内のフレーム同期情報領
域180からフレーム同期情報を抽出して、フレーム同
期検出部171及びフレーム構成部172に伝達する。
フレーム受信部170は、受信した下りフレーム内の割
り当て領域1811〜181nから割り当て情報を抽出
してデータ制御部175に伝達する。フレーム同期検出
部171は、フレーム受信部170からのフレーム同期
情報を用いて、下りフレームでのフレーム同期の確立を
行い、確立した下りフレームでの同期確立情報をフレー
ム構成部172に通知する。フレーム構成部172は、
フレーム受信部170からのフレーム同期情報と、フレ
ーム同期検出部171からの同期確立情報を用いて、図
19に示した上りフレームの組み立てを行う。
【0010】送信要求生成部174は、送信メモリ部1
73内にデータが存在する場合、送信要求を生成してフ
レーム送信部176に出力する。データ制御部175
は、フレーム受信部170からの割り当て情報に基づい
て、上りデータの制御を行う。詳細にいえば、データ制
御部175は、送信メモリ部173に格納されているデ
ータを用いて、割り当て情報により割り当てられたタイ
ムスロットに対応した上りデータを生成しフレーム送信
部176に出力する。フレーム送信部176は、送信要
求生成部174からの送信要求を予約情報としてフレー
ム構成部172で構成した上りフレームの予約領域19
0に格納して制御装置150に送信する。フレーム送信
部176は、データ制御部175で生成した上りデータ
を上り通信領域1911〜191nに格納して制御装置
150に送信する。
【0011】以下に、第1の従来例の多元接続通信シス
テムでの動作について図15〜図19を用いて説明す
る。まず、制御装置150において、同期情報生成部1
61が、伝送路152上のフレーム同期を確立するため
に、全ての端末1511〜151mに対するフレーム同
期情報を生成し、下りフレームのフレーム同期情報領域
180に格納して全ての端末1511〜151mに対し
てフレーム送信部165から送信する。端末151kで
は、フレーム受信部170がフレーム同期情報領域18
0内のフレーム同期情報を受信し、フレーム同期検出部
171が下りフレームでのフレーム同期の確立を行い、
下りフレームでの同期確立情報をフレーム構成部172
に通知する。その後、フレーム構成部172は、フレー
ム受信部170からのフレーム同期情報、及びフレーム
同期検出部171からの同期確立情報を用いて、図19
に示した上りフレームの組み立てを行う。端末151k
は、送信メモリ部173に送信するデータがある場合、
送信要求生成部174は送信要求を生成してフレーム送
信部176に通知する。続いて、フレーム送信部176
は、送信要求生成部174からの送信要求を予約情報と
してフレーム構成部172で組み立てた上りフレームの
予約領域190に格納して制御装置150に送信する。
【0012】制御装置150では、フレーム受信部16
0が端末151kからの上りフレームを受信する。上り
タイムスロット制御部162は、受信した上りフレーム
内の予約領域190から予約情報を抽出して割り当て通
知部163に伝達する。続いて、割り当て通知部163
は、入手した予約情報に基づいて、送信要求を行った端
末151kを識別して、その端末151kに割り当てる
上り回線でのタイムスロットを決定し割り当て情報とし
てフレーム送信部165に通知する。その後、フレーム
送信部165は、割り当て情報を下りフレーム内の割り
当て領域1811〜181nに格納して端末151kに
送信する。
【0013】端末151kでは、フレーム受信部170
が制御装置150からの下りフレームを受信して、その
下りフレーム内の割り当て領域1811〜181nから
割り当て情報を抽出しデータ制御部175に伝える。そ
の後、データ制御部175は、送信メモリ部173に格
納されているデータを用いて、割り当て情報により割り
当てられたタイムスロットに対応した上りデータを生成
しフレーム送信部176に出力する。そして、フレーム
送信部176は、フレーム構成部172で組み立てた上
りフレームの上り通信領域1911〜191nに上りデ
ータを格納して制御装置150に送信する。
【0014】制御装置150では、フレーム受信部16
0が端末151kからの上りフレームを受信する。そし
て、上りタイムスロット制御部162が、受信した上り
フレームの上り通信領域1911〜191n内の上りデ
ータを抽出し受信終了判断部164に出力する。受信終
了判断部164は、入手した上りデータに基づいて、端
末151kから上りデータの送信が終了しているかどう
かについて判断する。上りデータの送信が終了していな
い場合、受信終了判断部164は端末151kに上り回
線でのタイムスロットの割り当てを継続して行うことを
割り当て通知部163に通知する。上りデータの送信が
終了している場合、端末151kへのタイムスロットの
割り当てを中止することを割り当て通知部163に通知
する。以上のように、第1の従来例の多元接続通信シス
テムでは、制御装置150は一つの端末151kからの
送信が完了するまで、その端末151kに伝送路152
(上り回線)上でのタイムスロットを割り当て続けてい
た。
【0015】次に、第2の従来例の多元接続通信システ
ムとして、一定期間、固定的に伝送路を割り当てる制御
装置を用いた従来の多元接続通信システムについて、図
20、及び図21を参照して説明する。図20は第2の
従来例の多元接続通信システムの構成を示すブロック図
であり、図21は図20に示した制御装置の具体的な構
成を示すブロック図である。尚、以下の説明では、端
末、下りフレーム、及び上りフレームは、図17、図1
8、及び図19にそれぞれ示した第1の従来例のものと
同様であるのでそれらの重複した説明は省略する。図2
0に示すように、この従来例の多元接続通信システムで
は、複数の端末1511〜151mが伝送路152を介
して制御装置200に接続されている。この制御装置2
00は、一つの端末151kからの予約情報を受信した
とき、その端末151kに一定期間、固定的に伝送路1
52の送信権を割り当てる。
【0016】図21に示すように、制御装置200は、
伝送路152(図20)に接続され、図19に示した上
りフレームを受信するフレーム受信部210、及び前記
フレーム受信部210に接続された同期情報生成部21
1及び上りタイムスロット制御部212を備えている。
さらに、制御装置200には、伝送路152と同期情報
生成部211に接続されたフレーム送信部215、及び
上りタイムスロット制御部212に接続された割り当て
通知部213及び一定期間終了判断部214が設けられ
ている。フレーム受信部210は、端末151k(図2
0)から当該制御装置200への上りフレームを受信す
る。同期情報生成部211は、フレーム受信部210で
受信した上りフレームを用いて、各端末1511〜15
1mが伝送路152上でのフレーム同期の確立を行うた
めのフレーム同期情報を生成する。
【0017】上りタイムスロット制御部212は、フレ
ーム受信部210で受信した上りフレームの予約領域1
90と上り通信領域1911〜191nとのタイムスロ
ットを識別する。上りタイムスロット制御部212は、
予約領域190に格納されている予約情報を抽出して、
割り当て通知部213に伝える。上りタイムスロット制
御部212は、上り通信領域1911〜191nに格納
されている端末151kからの上りデータを抽出して、
一定期間終了判断部214に出力する。割り当て通知部
213は、上りタイムスロット制御部212からの予約
情報に基づいて、送信要求を行った端末151kを識別
して、上り回線でのタイムスロットの割り当てを開始す
る。割り当て通知部213は、割り当てを開始した時点
から一定期間が終了するまでのタイムスロットを端末1
51kに割り当て、割り当てたタイムスロットを指示す
る割り当て情報をフレーム送信部215に通知する。こ
れにより、端末151kでは、割り当て情報によって割
り当てられたタイムスロットで規定される一定期間の
間、伝送路152の送信権が与えられる。
【0018】一定期間終了判断部214は、上りタイム
スロット制御部162から取得した上りデータに基づい
て、端末151kに割り当てた一定期間が終了したかど
うかについて判断する。一定期間が終了、経過している
場合、一定期間終了判断部214はその一定期間が終了
した時点で端末151kへのタイムスロットの割り当て
を中止するよう割り当て通知部213に指示する。フレ
ーム送信部215は、同期情報生成部211で生成した
フレーム同期情報を図18に示した下りフレームのフレ
ーム同期情報領域180に格納して、全ての端末151
1〜151mに送信する。フレーム送信部215は、割
り当て通知部213で生成した割り当て情報を下りフレ
ームの割り当て領域1811〜181nに格納して端末
151kに送信する。
【0019】以下に、第2の従来例の多元接続通信シス
テムでの動作について図17〜図21を用いて説明す
る。まず、制御装置200において、同期情報生成部2
11が、伝送路152上のフレーム同期を確立するため
に、全ての端末1511〜151mに対するフレーム同
期情報を生成し、下りフレームのフレーム同期情報領域
180に格納して全ての端末1511〜151mに対し
てフレーム送信部215から送信する。端末151kで
は、フレーム受信部170がフレーム同期情報領域18
0内のフレーム同期情報を受信し、フレーム同期検出部
171が下りフレームでのフレーム同期の確立を行い、
下りフレームでの同期確立情報をフレーム構成部172
に通知する。その後、フレーム構成部172は、フレー
ム受信部170からのフレーム同期情報、及びフレーム
同期検出部171からの同期確立情報を用いて、図19
に示した上りフレームの組み立てを行う。端末151k
は、送信メモリ部173に送信するデータがある場合、
送信要求生成部174は送信要求を生成してフレーム送
信部176に通知する。続いて、フレーム送信部176
は、送信要求生成部174からの送信要求を予約情報と
してフレーム構成部172で組み立てた上りフレームの
予約領域190に格納して制御装置200に送信する。
【0020】制御装置200では、フレーム受信部21
0が端末151kからの上りフレームを受信する。上り
タイムスロット制御部212は、受信した上りフレーム
内の予約領域190から予約情報を抽出して割り当て通
知部213に伝達する。続いて、割り当て通知部213
は、入手した予約情報に基づいて、送信要求を行った端
末151kを識別する。さらに、割り当て通知部213
は、その端末151kに対する上り回線でのタイムスロ
ットの割り当てを開始し、割り当てを開始した時点から
一定期間が終了するまでのタイムスロットを端末151
kに割り当る。割り当て通知部213は、割り当てたタ
イムスロットを指示する割り当て情報をフレーム送信部
215に通知する。その後、フレーム送信部215は、
割り当て情報を下りフレーム内の割り当て領域1811
〜181nに格納して端末151kに送信する。
【0021】端末151kでは、フレーム受信部170
が制御装置200からの下りフレームを受信して、その
下りフレーム内の割り当て領域1811〜181nから
割り当て情報を抽出しデータ制御部175に伝える。そ
の後、データ制御部175は、送信メモリ部173に格
納されているデータを用いて、割り当て情報により割り
当てられたタイムスロットに対応した上りデータを生成
しフレーム送信部176に出力する。そして、フレーム
送信部176は、フレーム構成部172で組み立てた上
りフレームの上り通信領域1911〜191nに上りデ
ータを格納して制御装置200に送信する。
【0022】制御装置200では、フレーム受信部21
0が端末151kからの上りフレームを受信する。そし
て、上りタイムスロット制御部212が、受信した上り
フレームの上り通信領域1911〜191n内の上りデ
ータを抽出し一定期間終了判断部214に出力する。一
定期間終了判断部214は、入手した上りデータに基づ
いて、端末151kに割り当てた一定期間が終了、経過
したかどうかについて判断する。一定期間が経過してい
ない場合、一定期間終了判断部214は、端末151k
に上り回線でのタイムスロットの割り当てを継続して行
うよう割り当て通知部213に指示する。一定期間が経
過していた場合、一定期間終了判断部214は、端末1
51kへのタイムスロットの割り当てを中止するよう割
り当て通知部213に指示する。以上のように、第2の
従来例の多元接続通信システムでは、制御装置200は
端末151kからの予約情報(送信要求)を受信した時
点から一定期間の間、その端末151kに伝送路152
の送信権を与えて、端末151kからのデータ送信を受
信していた。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の多
元接続通信システムでは、制御装置及び端末での処理負
荷が増大して、制御装置及び端末の構成を簡略化するこ
とができないという問題点があった。具体的にいえば、
第1の従来例の多元接続通信システムでは、制御装置は
データ送信が完了するまで伝送路を一つの端末に割り当
て続けていた。このため、この第1の従来例の多元接続
通信システムでは、端末は送信するデータが発生する毎
に送信要求を生成して、予約情報として制御装置に伝送
する必要があった。さらに、制御装置は、端末から予約
情報(送信要求)を受信する毎にタイムスロットを割り
当てる送信権の予約処理を行う必要があった。その結
果、制御装置では、それらの予約処理に要するオーバー
ヘッドが増大して、伝送路の伝送効率の低下を生じた。
このように、この第1の従来例の多元接続通信システム
では、制御装置及び端末での処理負荷が増大して、伝送
路の伝送効率が低下した。
【0024】また、第2の従来例の多元接続通信システ
ムでは、制御装置は一定期間、固定的に伝送路を一つの
端末に割り当てていた。このため、この第2の従来例の
多元接続通信システムでは、端末からのデータ送信が割
り当てられた一定期間内に終了しなかった場合、その端
末は再度、送信要求を生成し予約情報を制御装置に伝送
する必要があった。さらに、この第2の従来例の多元接
続通信システムでは、端末が再度予約情報を送信して
も、送信権がその端末に必ずしも連続して割り当てられ
なかった。このため、この第2の従来例の多元接続通信
システムでは、送信権が連続して一つの端末に割り当て
られないことを想定して、端末及び制御装置にメモリを
設ける必要があった。つまり、端末内には一定期間内で
送信できなかった未送信のデータを一時的に格納するた
めのメモリを設けることが要求され、制御装置内には端
末から全てのデータを受信するまで、その端末から一定
期間内で受信したデータを一時的に格納するためのメモ
リを設けることが要求された。このように、この第2の
従来例の多元接続通信システムでは、端末に割り当てた
一定期間内に、その端末からのデータ送信が終了しなか
った場合、端末は再度予約情報を送信する処理が必要と
なり、制御装置は上述の予約処理を行う必要が生じた。
さらに、この第2の従来例の多元接続通信システムで
は、送信権が連続して一つの端末に割り当てられないこ
とを想定した場合、上記のようなメモリを端末及び制御
装置内に設けることが要求され、制御装置及び端末の構
成を簡略化することができなかった。
【0025】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、制御装置及び端末での処
理負荷を軽減して、制御装置及び端末の構成を簡略化す
ることができる多元接続通信システム、その通信制御方
法、及びその通信制御プログラムを記録した記録媒体を
提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の多元接続通信シ
ステムは、制御装置と複数の端末とを伝送路により接続
した多元接続通信システムであって、前記制御装置は、
前記複数の各端末からの送信要求を受信する受信部、前
記送信要求に対して一定期間の間、前記伝送路の送信権
を一つの端末に割り当て通知する割り当て通知部、及び
前記一つの端末からの送信が前記一定期間を経過した時
点で終了しているかどうかについて判断する判断部を備
え、前記一つの端末からの送信が前記一定期間を経過し
た時点で終了していないとき、前記割り当て通知部がそ
の端末に前記送信権を再度割り当てている。このように
構成することにより、制御装置及び端末での処理負荷を
軽減して、制御装置及び端末の構成を簡略化することが
できる。
【0027】別の観点による発明の多元接続通信システ
ムは、制御装置と複数の端末とを伝送路により接続した
多元接続通信システムであって、前記制御装置は、前記
複数の各端末からの送信要求を受信する受信部、前記送
信要求に対して一定期間の間、前記伝送路上のタイムス
ロットを一つの端末に割り当て通知する割り当て通知
部、及び前記一つの端末からの送信が前記一定期間を経
過した時点で終了しているかどうかについて判断する判
断部を備え、前記一つの端末からの送信が前記一定期間
を経過した時点で終了していないとき、前記割り当て通
知部がその端末にタイムスロットを再度割り当ててい
る。このように構成することにより、制御装置及び端末
での処理負荷を軽減して、制御装置及び端末の構成を簡
略化することができる。
【0028】別の観点による発明の多元接続通信システ
ムでは、制御装置と複数の端末とを伝送路により接続し
た多元接続通信システムであって、前記制御装置は、前
記複数の各端末からの送信要求を受信する受信部、前記
送信要求に対して一定期間の間、前記伝送路上の通信用
周波数を一つの端末に割り当て通知する割り当て通知
部、及び前記一つの端末からの送信が前記一定期間を経
過した時点で終了しているかどうかについて判断する判
断部を備え、前記一つの端末からの送信が前記一定期間
を経過した時点で終了していないとき、前記割り当て通
知部がその端末に通信用周波数を再度割り当てている。
このように構成することにより、制御装置及び端末での
処理負荷を軽減して、制御装置及び端末の構成を簡略化
することができる。さらに、伝送路の伝送効率を容易に
向上することができる。
【0029】別の観点による発明の多元接続通信システ
ムでは、制御装置と複数の端末とを伝送路により接続し
た多元接続通信システムであって、前記制御装置は、前
記複数の各端末からの送信要求を受信する受信部、前記
送信要求に対して一定期間の間、前記伝送路上の通信用
周波数、及びタイムスロットを一つの端末に割り当て通
知する割り当て通知部、及び前記一つの端末からの送信
が前記一定期間を経過した時点で終了しているかどうか
について判断する判断部を備え、前記一つの端末からの
送信が前記一定期間を経過した時点で終了していないと
き、前記割り当て通知部がその端末に通信用周波数、及
びタイムスロットを再度割り当てている。このように構
成することにより、制御装置及び端末での処理負荷を軽
減して、制御装置及び端末の構成を簡略化することがで
きる。さらに、伝送路の伝送効率を容易に向上すること
ができる。
【0030】本発明の多元接続通信システムの通信制御
方法は、制御装置と複数の端末とを伝送路により接続し
た多元接続通信システムの通信制御方法であって、前記
制御装置が、前記複数の各端末からの送信要求を受信す
る受信ステップ、前記制御装置が、前記受信ステップで
受信した送信要求に対して一定期間の間、前記伝送路の
送信権を一つの端末に割り当て通知する割り当て通知ス
テップ、前記制御装置が、前記一つの端末からの送信が
前記一定期間を経過した時点で終了しているかどうかに
ついて判断する判断ステップ、及び前記判断ステップに
おいて、一つの端末からの送信が前記一定期間を経過し
た時点で終了していないとき、前記制御装置がその端末
に前記送信権を再度割り当てるステップを備えている。
このように構成することにより、制御装置及び端末での
処理負荷を軽減して、制御装置及び端末の構成を簡略化
することができる。
【0031】本発明の通信制御プログラムを記録した記
録媒体は、多元接続通信システムの通信制御プログラム
を記録した記録媒体であって、制御装置が、伝送路によ
り接続された複数の各端末からの送信要求を受信する受
信し、受信した送信要求に対して一定期間の間、前記伝
送路の送信権を一つの端末に割り当て通知する割り当て
通知し、前記一つの端末からの送信が前記一定期間を経
過した時点で終了しているかどうかについて判断して、
前記一つの端末からの送信が前記一定期間を経過した時
点で終了していないとき、その端末に前記送信権を再度
割り当てている。このように構成することにより、制御
装置及び端末での処理負荷を軽減して、制御装置及び端
末の構成を簡略化することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多元接続通信シス
テム、及びその通信制御方法を示す好ましい実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0033】《第1の実施例》 [多元接続通信システムの構成]図1は、本発明の第1
の実施例である多元接続通信システムの構成を示すブロ
ック図である。図2は図1に示した制御装置から端末へ
の下りフレームの構成を示す説明図であり、図3は図1
に示した端末から制御装置への上りフレームの構成を示
す説明図である。図1に示すように、本実施例の多元接
続通信システムでは、制御装置10に伝送路12を介し
て複数の端末111〜11m(mは整数)が接続されて
いる。各端末111〜11mは、伝送路12の送信権の
予約を要求する送信要求を制御装置10に送信する。こ
れらの端末111〜11mは、全て同一に構成されたも
のであり、以下の説明では、端末11k(kはm未満の
整数)を例示して説明する。制御装置10は、端末11
kからの送信要求に基づいて、その端末11kに一定期
間の間、伝送路12の送信権を与える。詳細にいえば、
制御装置10は、伝送路12上の上り回線でのタイムス
ロット(以下、”上り通信領域”ともいう)を端末11
kに割り当てる。制御装置10は、一定期間を経過した
時点で、その端末11kからデータの送信が終了したか
どうかの判断を行う。データの送信が終了していない場
合、制御装置10はその端末11kに一定期間の間、伝
送路12上のタイムスロットを再度割り当てる。これに
より、本実施例の多元接続通信システムでは、制御装置
10及び端末11kの構成を簡略化して、制御装置10
及び端末11kでの処理負荷を軽減することができる。
尚、この制御装置10には、データを格納したサーバ装
置やデータを処理するデータ処理装置が接続される。
【0034】伝送路12は、同軸ケーブルや光ファイバ
ーケーブルを含んだ有線形式あるいは通信衛星等を利用
した無線形式により構成され、制御装置10と各端末1
11〜11mとの間で双方向なデータ送信を行う。この
伝送路12上のデータ送信において、制御装置10から
各端末111〜11mに伝送される下りフレームでは、
図2に示すように、フレーム同期情報を格納するフレー
ム同期情報領域40、または割り当て情報を格納する割
り当て領域401〜40nが設定されている。また、各
端末111〜11mから制御装置10に伝送される上り
フレームでは、図3に示すように上述の送信要求を示す
予約情報を格納する予約領域50、またはデータを格納
する上り通信領域501〜50nが設定されている。
【0035】[制御装置の構成]ここで、図4を参照し
て、制御装置10について具体的に説明する。図4は、
図1に示した制御装置の具体的な構成を示すブロック図
である。図4に示すように、制御装置10は、伝送路1
2(図1)に接続され、図3に示した上りフレームを受
信するフレーム受信部20、及び前記フレーム受信部2
0に接続された同期情報生成部21及び上りタイムスロ
ット制御部22を備えている。さらに、制御装置10に
は、伝送路12と同期情報生成部21に接続されたフレ
ーム送信部25、及び上りタイムスロット制御部22に
接続された割り当て通知部23と一定期間及び受信終了
判断部24が設けられている。フレーム受信部20は、
端末11k(図1)から当該制御装置10への上りフレ
ームを受信する。同期情報生成部21は、フレーム受信
部20で受信した上りフレームを用いて、各端末111
〜11mが伝送路12上でのフレーム同期の確立を行う
ためのフレーム同期情報を生成する。
【0036】上りタイムスロット制御部22は、フレー
ム受信部20で受信した上りフレームの予約領域50と
上り通信領域501〜50nとのタイムスロットを識別
する。上りタイムスロット制御部22は、予約領域50
に格納されている予約情報を抽出して、割り当て通知部
23に伝える。上りタイムスロット制御部22は、上り
通信領域501〜50nに格納されている端末11kか
らのデータ(以下、”上りデータ”ともいう)を抽出し
て、一定期間及び受信終了判断部24に出力する。割り
当て通知部23は、上りタイムスロット制御部22から
の予約情報に基づいて、送信要求を行った端末11kを
識別して、伝送路12上の上り回線でのタイムスロット
の割り当てを開始する。割り当て通知部23は、割り当
てを開始した時点から一定期間が終了するまでのタイム
スロットを端末11kに割り当て、割り当てたタイムス
ロットを指示する割り当て情報をフレーム送信部25に
通知する。これにより、端末11kでは、割り当て情報
によって割り当てられたタイムスロットで規定される一
定期間の間、伝送路12の送信権が与えられる。また、
この割り当て情報には、端末11kを指定するため端末
情報が含まれている。端末情報の具体例には、上述の予
約情報に含まれる端末11kの識別番号がある。
【0037】一定期間及び受信終了判断部24は、上り
タイムスロット制御部22から取得した上りデータに基
づいて、端末11kに割り当てた一定期間が終了したか
どうかについて判断する。一定期間が終了、経過してい
る場合、一定期間及び受信終了判断部24は、その一定
期間を終了した時点で端末11kからの上りデータの送
信が終了しているかどうかについて判断する。端末11
kからの上りデータの送信が終了していない場合、一定
期間及び受信終了判断部24は、再度一定期間の間、端
末11kにタイムスロットの割り当てを行うよう割り当
て通知部23に指示する。これにより、端末11kは、
上りデータの送信を中断することなく全ての上りデータ
を制御装置10に送信することができる。フレーム送信
部25は、同期情報生成部21で生成したフレーム同期
情報を図2に示した下りフレームのフレーム同期情報領
域40に格納して、全ての端末111〜11mに送信す
る。フレーム送信部25は、割り当て通知部23で生成
した割り当て情報を下りフレームの割り当て領域401
〜40nに格納して端末11kに送信する。
【0038】[端末の構成]次に、図5を参照して、端
末11kについて具体的に説明する。図5は、図1に示
した端末の具体的な構成を示すブロック図である。図5
に示すように、端末11kは、伝送路12(図1)に接
続され、制御装置10(図1)からの下りフレームを受
信するフレーム受信部30、前記フレーム受信部30に
接続されたフレーム同期検出部31とフレーム構成部3
2、及び送信するデータを記憶する送信メモリ部33を
備えている。さらに、端末11kには、送信メモリ部3
3に接続された送信要求生成部34と、フレーム受信部
30と送信メモリ部33に接続されたデータ制御部35
と、伝送路12、フレーム構成部32、送信要求生成部
34、及びデータ制御部35に接続されたフレーム送信
部36が設けられている。フレーム受信部30は、受信
した下りフレーム内のフレーム同期情報領域40(図
2)からフレーム同期情報を抽出して、フレーム同期検
出部31及びフレーム構成部32に伝達する。フレーム
受信部30は、受信した下りフレーム内の割り当て領域
1811〜181n(図2)から割り当て情報を抽出し
てデータ制御部35に伝達する。
【0039】フレーム同期検出部31は、フレーム受信
部30からのフレーム同期情報を用いて、下りフレーム
でのフレーム同期の確立を行い、確立した下りフレーム
での同期確立情報をフレーム構成部32に通知する。同
期確立情報の具体的な例は、下りフレーム内の一つのタ
イムスロットの時間間隔を示す時間情報や時間軸上での
位置情報がある。フレーム構成部32は、フレーム受信
部30からのフレーム同期情報と、フレーム同期検出部
31からの同期確立情報を用いて、図3に示した上りフ
レームの組み立てを行う。つまり、当該端末11kが送
信要求を制御装置10に伝送するとき、フレーム構成部
32は上りフレームの予約領域50を設定してフレーム
送信部36に通知する。当該端末11kが上りデータを
制御装置10に伝送するとき、フレーム構成部32は上
りフレームの上り通信領域501〜50nを設定してフ
レーム送信部36に通知する。
【0040】送信要求生成部34は、送信メモリ部33
内にデータが存在する場合、送信要求を生成してフレー
ム送信部36に伝える。データ制御部35は、フレーム
受信部30からの割り当て情報に基づいて、上りデータ
の制御を行う。詳細にいえば、データ制御部35は、送
信メモリ部33に格納されているデータを用いて、割り
当て情報により割り当てられたタイムスロットに対応し
た上りデータを生成しフレーム送信部36に出力する。
フレーム送信部36は、送信要求生成部34からの送信
要求を予約情報としてフレーム構成部32で構成した上
りフレームの予約領域50に格納して制御装置10に送
信する。フレーム送信部36は、データ制御部35で生
成した上りデータを上り通信領域501〜50nに格納
して制御装置10に送信する。
【0041】[多元接続通信システムの動作]以下に、
本実施例の多元接続通信システムでの動作について、図
1〜図5を用いて説明する。まず、制御装置10におい
て、同期情報生成部21が、伝送路12上のフレーム同
期を確立するために、全ての端末111〜11mに対す
るフレーム同期情報を生成し、下りフレームのフレーム
同期情報領域40に格納して全ての端末111〜11m
に対してフレーム送信部25から送信する。端末11k
では、フレーム受信部30がフレーム同期情報領域40
内のフレーム同期情報を受信し、フレーム同期検出部3
1が下りフレームでのフレーム同期の確立を行い、下り
フレームでの同期確立情報をフレーム構成部32に通知
する。その後、フレーム構成部32は、フレーム受信部
30からのフレーム同期情報、及びフレーム同期検出部
31からの同期確立情報を用いて、図3に示した上りフ
レームの組み立てを行う。次に、端末11kは、送信メ
モリ部33に送信するデータがある場合、送信要求生成
部34は送信要求を生成してフレーム送信部36に通知
する。続いて、フレーム送信部36は、送信要求生成部
34からの送信要求を予約情報としてフレーム構成部3
2で組み立てた上りフレームの予約領域50に格納して
制御装置10に送信する。
【0042】制御装置10では、フレーム受信部20が
端末11kからの上りフレームを受信する。上りタイム
スロット制御部22は、受信した上りフレーム内の予約
領域50から予約情報を抽出して割り当て通知部23に
伝達する。続いて、割り当て通知部23は、入手した予
約情報に基づいて、送信要求を行った端末11kを識別
する。さらに、割り当て通知部23は、その端末11k
に対する上り回線でのタイムスロットの割り当てを開始
し、割り当てを開始した時点から一定期間が終了するま
でのタイムスロットを端末11kに割り当る。割り当て
通知部23は、割り当てたタイムスロットを指示する割
り当て情報をフレーム送信部25に通知する。その後、
フレーム送信部25は、割り当て情報を下りフレーム内
の割り当て領域401〜40nに格納して端末11kに
送信する。端末11kでは、フレーム受信部30が制御
装置10からの下りフレームを受信して、その下りフレ
ーム内の割り当て領域401〜40nから割り当て情報
を抽出しデータ制御部35に伝える。その後、データ制
御部35は、送信メモリ部33に格納されているデータ
を用いて、割り当て情報により割り当てられたタイムス
ロットに対応した上りデータを生成しフレーム送信部3
6に出力する。そして、フレーム送信部36は、フレー
ム構成部32で組み立てた上りフレームの上り通信領域
501〜50nに上りデータを格納して制御装置10に
送信する。
【0043】制御装置10では、フレーム受信部20が
端末11kからの上りフレームを受信する。そして、上
りタイムスロット制御部22が、受信した上りフレーム
の上り通信領域501〜50n内の上りデータを抽出し
一定期間及び受信終了判断部24に出力する。一定期間
及び受信終了判断部24は、入手した上りデータに基づ
いて、端末11kに割り当てた一定期間が終了、経過し
たかどうかについて判断する。一定期間を経過していな
い場合、一定期間及び受信終了判断部24は端末11k
に上り回線でのタイムスロットの割り当てを継続して行
うよう割り当て通知部23に指示する。一定期間を経過
していた場合、一定期間及び受信終了判断部24は端末
11kからの上りデータの送信が終了しているかどうか
について判断する。端末11kからの上りデータの送信
が終了していない場合、一定期間及び受信終了判断部2
4は端末11kに再度一定期間の間、タイムスロットの
割り当てを行うよう割り当て通知部23に指示する。一
方、上りデータの送信が終了していた場合、一定期間及
び受信終了判断部24は端末11kへのタイムスロット
の割り当てを中止するよう割り当て通知部23に指示す
る。
【0044】以上のように、本実施例の多元接続通信シ
ステムでは、制御装置が端末から送信要求(予約情報)
を受信した場合、一定期間の間、その端末に伝送路の送
信権を与えて、タイムスロットを割り当てている。さら
に、本実施例の多元接続通信システムでは、制御装置は
一定期間を経過した時点で端末からのデータ送信が終了
しているかどうかについて判断する。そのデータ送信が
終了していない場合、制御装置はその端末にタイムスロ
ットを再度割り当てえる。これにより、本実施例の多元
接続通信システムでは、端末はデータ送信を中断するこ
となく、全てのデータを制御装置に連続して送信するこ
とができる。その結果、本実施例の多元接続通信システ
ムでは、データ送信の中断によって生じる端末側での送
信要求の再送処理、及び制御装置側での予約処理を行う
必要がなく、制御装置及び端末での処理負荷を軽減する
ことができる。さらに、本実施例の多元接続通信システ
ムでは、制御装置及び端末内に受信を終了したデータ及
び未送信のデータをそれぞれ一時的に格納するためのメ
モリを省略することができ、制御装置及び端末の構成を
簡略化することができる。
【0045】また、本実施例の多元接続通信システムで
は、制御装置は一つの端末に送信権を一定期間にわたっ
て与え続けるため、その端末に新たな送信要求が生じた
場合でも、一定期間内であれば、端末は再度送信要求を
送信することなく新たな送信を開始することができる。
このため、制御装置及び端末での処理負荷を軽減するこ
とができ、制御装置での予約処理に要するオーバーヘッ
ドを低減して伝送路の伝送効率を向上できる。さらに、
本実施例の多元接続通信システムでは、制御装置は接続
される端末数に関係なく伝送路の送信権を管理すること
ができるので、端末数を容易に変更することができ、当
該多元接続通信システムの構成もまた容易に変更するこ
とが可能となる。
【0046】《第2の実施例》 [多元接続通信システムの構成]図6は、本発明の第2
の実施例である多元接続通信システムの構成を示すブロ
ック図である。図7は図6に示した制御装置から端末へ
の下りフレームの具体例を示す説明図であり、図8は図
6に示した端末から制御装置への上りフレームの具体例
を示す説明図である。この実施例では、多元接続通信シ
ステムの構成において、伝送路を周波数分割して、さら
に予約情報、及び上りデータを送信するためのデータ搬
送波の周波数を別個に設定して予約情報、及び上りデー
タを送信するよう構成した。それ以外の各部は、第1の
実施例のものと同様であるのでそれらの重複した説明は
省略する。図6に示すように、本実施例の多元接続通信
システムでは、制御装置60に伝送路62を介して複数
の端末611〜61mが接続されている。各端末611
〜61mは、伝送路62の送信権の予約を要求する送信
要求を制御装置60に送信する。これらの端末611〜
61mは、全て同一に構成されたものであり、以下の説
明では、端末61kを例示して説明する。
【0047】制御装置60は、端末61kからの送信要
求に基づいて、その端末61kに一定期間の間、伝送路
62の送信権を与える。詳細にいえば、制御装置60
は、伝送路62上での上りデータの送信に用いる通信用
周波数を端末61kに割り当てる。制御装置60は、第
1の実施例のものと同様に、一定期間を経過した時点
で、その端末61kからデータの送信が終了したかどう
かの判断を行う。データの送信が終了していない場合、
制御装置60はその端末61kに一定期間の間、上述の
通信周波数を再度割り当てる。これにより、本実施例の
多元接続通信システムでは、制御装置60及び端末61
kの構成を簡略化して、制御装置60及び端末61kで
の処理負荷を軽減することができる。伝送路62は、所
定の帯域幅(周波数帯)をもつデータ搬送波によって制
御装置60と各端末611〜61mとの間で双方向なデ
ータ送信を行う。具体的にいえば、制御装置60は、図
7に示す割り当て領域901〜90n内に割り当てた上
記通信用周波数を示す情報を含む割り当て情報を格納し
て送信要求を行った端末に送信する。また、端末611
〜61mは、予約情報を送信するための予約用周波数に
より、図8に示す予約領域1001〜100n内に予約
情報を格納して制御装置60に送信する。
【0048】[制御装置の構成]ここで、図9を参照し
て、制御装置60について具体的に説明する。図9は、
図6に示した制御装置の具体的な構成を示すブロック図
である。図9に示すように、制御装置60は、伝送路6
2(図6)に接続され、予約周波数受信部70と通信周
波数受信部71からなるフレーム受信部700、及び前
記フレーム受信部700に接続された同期情報生成部7
2と割り当て通知部73と一定期間及び受信終了判断部
74を備えている。さらに、制御装置60には、伝送路
62、同期情報生成部72、及び割り当て通知部73に
接続され、同期情報周波数送信部75と割り当て周波数
送信部76からなるフレーム送信部701が設けられて
いる。予約周波数受信部70は、予約用周波数で端末6
1kからの送信要求(予約情報)を受信する。通信周波
数受信部71は、通信用周波数で端末61kからの上り
データを受信する。同期情報生成部72は、フレーム受
信部700で受信した上りフレームを用いて、各端末6
11〜61mが伝送路62上でのフレーム同期の確立を
行うためのフレーム同期情報を生成する。割り当て通知
部73は、予約周波数受信部70からの予約情報に基づ
いて、送信要求を行った端末61kを識別して、伝送路
62の周波数帯から一つの通信用周波数を選択し端末6
1kに割り当てる。割り当て通知部73は、割り当てた
通信用周波数を示す情報、端末61kを識別するための
端末情報、及び一定期間を示すための時間情報を含んだ
割り当て情報を割り当て周波数送信部76に通知する。
これにより、端末61kでは、割り当て情報によって通
信用周波数が割り当てられ、一定期間の間、伝送路62
の送信権が与えられる。尚、上記時間情報は、例えば一
定期間の長さに等しいタイムスロットの個数により構成
される。
【0049】一定期間及び受信終了判断部74は、通信
周波数受信部71から取得した上りデータに基づいて、
端末61kに割り当てた一定期間が終了したかどうかに
ついて判断する。一定期間が終了、経過している場合、
一定期間及び受信終了判断部74は、その一定期間を終
了した時点で端末61kからの上りデータの送信が終了
しているかどうかについて判断する。端末61kからの
上りデータの送信が終了していない場合、一定期間及び
受信終了判断部74は、再度一定期間の間、端末61k
に通信用周波数を割り当てるよう割り当て通知部73に
指示する。これにより、端末61kは、上りデータの送
信を中断することなく全ての上りデータを制御装置60
に送信することができる。同期情報周波数送信部75
は、同期情報生成部72で生成したフレーム同期情報を
同期情報用周波数で全ての端末611〜61mに送信す
る。割り当て周波数送信部76は、割り当て通知部73
で生成した割り当て情報を割り当て領域901〜90n
に格納して、割り当て情報用周波数で端末61kに送信
する。
【0050】[端末の構成]次に、図10を参照して、
端末61kについて具体的に説明する。図10は、図6
に示した端末の具体的な構成を示すブロック図である。
図10に示すように、端末61kは、伝送路62(図
6)に接続され、同期情報周波数受信部80と割り当て
周波数受信部81からなるフレーム受信部800、前記
同期情報周波数受信部80に接続されたフレーム同期検
出部82とフレーム構成部83、及び送信するデータを
記憶する送信メモリ部84を備えている。さらに、端末
61kには、送信メモリ部84に接続された送信要求生
成部85と、伝送路62、割り当て周波数受信部81、
送信メモリ部84、及び送信要求生成部85に接続さ
れ、予約周波数送信部86と通信周波数送信部87から
なるフレーム送信部801が設けられている。同期情報
周波数受信部80は、制御装置60からのフレーム同期
情報を同期情報用周波数で受信する。割り当て周波数受
信部81は、制御装置60からの割り当て情報を割り当
て情報用周波数で受信する。割り当て周波数受信部81
は、制御装置60から割り当てられた通信用周波数を割
り当て情報から取得して、通信周波数送信部87に伝達
する。
【0051】フレーム同期検出部82は、同期情報周波
数受信部80からのフレーム同期情報を用いて、下りフ
レームでのフレーム同期の確立を行い、確立した下りフ
レームでの同期確立情報をフレーム構成部83に通知す
る。フレーム構成部83は、同期情報周波数受信部80
からのフレーム同期情報と、フレーム同期検出部82か
らの同期確立情報を用いて、上りフレームの組み立てを
行う。送信要求生成部85は、送信メモリ部84内にデ
ータが存在する場合、送信要求を生成して予約周波数送
信部86に伝える。予約周波数送信部86は、送信要求
生成部85からの送信要求を予約情報としてフレーム構
成部83で構成した上りフレームの予約領域1001に
格納して、予約用周波数で制御装置60に送信する。通
信周波数送信部87は、割り当て周波数受信部81から
の通信用周波数で送信メモリ部84内に記憶されている
データを上りデータとして制御装置60に送信する。
【0052】[多元接続通信システムの動作]以下に、
本実施例の多元接続通信システムでの動作について、図
6〜図10を用いて説明する。まず、制御装置60にお
いて、同期情報生成部72が、伝送路62上のフレーム
同期を確立するために、全ての端末611〜61mに対
するフレーム同期情報を生成し、下りフレームのフレー
ム同期情報領域に格納して同期情報用周波数で全ての端
末611〜61mに対して同期情報周波数送信部75か
ら送信する。端末61kでは、同期情報周波数受信部8
0がフレーム同期情報を受信し、フレーム同期検出部8
2が下りフレームでのフレーム同期の確立を行い、下り
フレームでの同期確立情報をフレーム構成部83に通知
する。その後、フレーム構成部83は、同期情報周波数
受信部80からのフレーム同期情報、及びフレーム同期
検出部31からの同期確立情報を用いて、上りフレーム
の組み立てを行う。次に、端末61kは、送信メモリ部
84に送信するデータがある場合、送信要求生成部85
は送信要求を生成して予約周波数送信部86に通知す
る。続いて、予約周波数送信部86は、送信要求生成部
85からの送信要求を予約情報としてフレーム構成部8
3で組み立てた上りフレームの予約領域1001に格納
して、予約用周波数で制御装置60に送信する。
【0053】制御装置60では、予約周波数受信部70
が端末61kからの上りフレームを受信する。割り当て
通知部73は、予約周波数受信部70からの予約情報に
基づいて、送信要求を行った端末61kを識別して、伝
送路62の周波数帯から一つの通信用周波数を選択し端
末61kに割り当てる。割り当て通知部73は、割り当
てた通信用周波数を示す情報、端末61kを識別するた
めの端末情報、及び一定期間を示すための時間情報を含
んだ割り当て情報を割り当て周波数送信部76に通知す
る。割り当て周波数送信部76は、割り当て通知部73
で生成した割り当て情報を割り当て領域901〜90n
に格納して、割り当て情報用周波数で端末61kに送信
する。端末61kでは、割り当て周波数受信部81は、
制御装置60から割り当てられた通信用周波数を割り当
て領域901〜90n内の割り当て情報から取得して、
通信周波数送信部87に伝達する。そして、通信周波数
送信部87は、割り当て周波数受信部81からの通信用
周波数で送信メモリ部84内に記憶されているデータを
上りデータとして制御装置60に送信する。
【0054】制御装置60では、通信周波数受信部71
が端末61kからの上りデータを受信して一定期間及び
受信終了判断部74に出力する。一定期間及び受信終了
判断部74は、入手した上りデータに基づいて、端末6
1kに割り当てた一定期間が終了、経過したかどうかに
ついて判断する。一定期間を経過していない場合、一定
期間及び受信終了判断部74は端末61kに通信用周波
数を引き続いて割り当てるよう割り当て通知部73に指
示する。一定期間を経過していた場合、一定期間及び受
信終了判断部74は端末61kからの上りデータの送信
が終了しているかどうかについて判断する。端末61k
からの上りデータの送信が終了していない場合、一定期
間及び受信終了判断部74は端末61kに再度一定期間
の間、端末61kに通信用周波数を割り当てるよう割り
当て通知部73に指示する。一方、上りデータの送信が
終了していた場合、一定期間及び受信終了判断部74は
端末61kへの通信用周波数の割り当てを中止するよう
割り当て通知部73に指示する。
【0055】以上のように、本実施例の多元接続通信シ
ステムでは、制御装置は第1の実施例のものと同様に、
送信要求を行った端末に一定期間の間、伝送路の送信権
を与えて、その一定期間を経過した時点でその端末から
のデータ送信が終了しているかどうかについて判断す
る。そのデータ送信が終了していない場合、制御装置は
その端末に一定期間の送信権を再度与える。これによ
り、本実施例の多元接続通信システムでは、第1の実施
例のものと同様に、制御装置及び端末での処理負荷を軽
減して、制御装置及び端末の構成を簡略化することがで
きる。さらに、本実施例の多元接続通信システムでは、
伝送路を周波数分割して、データ送信を行うよう構成し
たので、第1の実施例に比べて伝送路の伝送効率を容易
に向上することができる。また、予約用周波数と通信用
周波数とを別の周波数に設定することができるので、端
末から送信要求(予約情報)の送信後予約用周波数に障
害が発生した場合でも、通信用周波数に障害が生じてい
ない場合は通信を継続することが可能となり、伝送路の
信頼性を向上することができる。
【0056】《第3の実施例》 [多元接続通信システムの構成]図11は、本発明の第
3の実施例である多元接続通信システムの構成を示すブ
ロック図である。図12は、図11に示した制御装置か
ら端末への下りフレームの具体例を示す説明図である。
この実施例では、多元接続通信システムの構成におい
て、伝送路を周波数分割して、さらに上りデータを送信
するためのタイムスロットを送信要求を行った端末に対
して割り当てた。それ以外の各部は、第1の実施例のも
のと同様であるのでそれらの重複した説明は省略する。
図11に示すように、本実施例の多元接続通信システム
では、制御装置110に伝送路112を介して複数の端
末1111〜111mが接続されている。各端末111
1〜111mは、伝送路112の送信権の予約を要求す
る送信要求を制御装置110に送信する。これらの端末
1111〜111mは、全て同一に構成されたものであ
り、以下の説明では、端末111kを例示して説明す
る。
【0057】制御装置110は、端末111kからの送
信要求に基づいて、その端末111kに一定期間の間、
伝送路112の送信権を与える。詳細にいえば、制御装
置110は、伝送路112上での上りデータの送信に用
いる通信用周波数、及びタイムスロットを端末111k
に割り当てる。制御装置110は、第1の実施例のもの
と同様に、一定期間を経過した時点で、その端末111
kからデータの送信が終了したかどうかの判断を行う。
データの送信が終了していない場合、制御装置110は
その端末111kに一定期間の間、上述の通信周波数、
及びタイムスロットを再度割り当てる。これにより、本
実施例の多元接続通信システムでは、制御装置110及
び端末111kの構成を簡略化して、制御装置110及
び端末111kでの処理負荷を軽減することができる。
伝送路112は、所定の帯域幅(周波数帯)をもつデー
タ搬送波によって制御装置110と各端末1111〜1
11mとの間で双方向なデータ送信を行う。具体的にい
えば、制御装置110は、図712示す割り当て領域1
041〜104n内に割り当てた上記通信用周波数、及
びタイムスロットを示す情報を含む割り当て情報を格納
して送信要求を行った端末に送信する。
【0058】[制御装置の構成]ここで、図13を参照
して、制御装置110について具体的に説明する。図1
3は、図11に示した制御装置の具体的な構成を示すブ
ロック図である。図13に示すように、制御装置110
は、伝送路112(図11)に接続され、予約周波数受
信部120と通信周波数受信部121からなるフレーム
受信部1200、及び前記フレーム受信部1200に接
続された同期情報生成部122と上りタイムスロット制
御部123と割り当て通知部124を備えている。さら
に、制御装置110には、上りタイムスロット制御部1
23と割り当て通知部124に接続された一定期間及び
受信終了判断部125と、伝送路112、同期情報生成
部122、及び割り当て通知部124に接続され、同期
情報周波数送信部126と割り当て周波数送信部127
からなるフレーム送信部1201が設けられている。予
約周波数受信部120は、予約用周波数で端末111k
からの送信要求(予約情報)を受信する。通信周波数受
信部121は、通信用周波数で端末111kからの上り
フレームを受信する。同期情報生成部122は、フレー
ム受信部1200で受信した上りフレームを用いて、各
端末1111〜111mが伝送路112上でのフレーム
同期の確立を行うためのフレーム同期情報を生成する。
【0059】上りタイムスロット制御部123は、通信
周波数受信部121で受信した上りフレームの上り通信
領域(タイムスロット)に格納されている端末111k
からの上りデータを抽出して、一定期間及び受信終了判
断部125に出力する。割り当て通知部124は、予約
周波数受信部120からの予約情報に基づいて、送信要
求を行った端末111kを識別して、伝送路112の周
波数帯から一つの通信用周波数を選択し端末111kに
割り当てる。さらに、割り当て通知部124は、割り当
てを開始した時点から一定期間が終了するまでのタイム
スロットを端末111kに割り当て、割り当てた通信用
周波数を示す情報、割り当てたタイムスロットを示す情
報、及び端末111kを識別するための端末情報を含ん
だ割り当て情報を割り当て周波数送信部127に通知す
る。これにより、端末111kでは、割り当て情報によ
って通信用周波数、及びタイムスロットが割り当てら
れ、一定期間の間、伝送路112の送信権が与えられ
る。尚、第1の実施例のものと同様に、上りタイムスロ
ット制御部123が、端末111kからの予約情報を取
得して割り当て通知部124に伝える構成でもよい。
【0060】一定期間及び受信終了判断部125は、上
りタイムスロット制御部123からの上りデータに基づ
いて、端末111kに割り当てた一定期間が終了したか
どうかについて判断する。一定期間が終了、経過してい
る場合、一定期間及び受信終了判断部125は、その一
定期間を終了した時点で端末111kからの上りデータ
の送信が終了しているかどうかについて判断する。端末
111kからの上りデータの送信が終了していない場
合、一定期間及び受信終了判断部125は、再度一定期
間の間、端末111kに通信用周波数、及びタイムスロ
ットを割り当てるよう割り当て通知部124に指示す
る。これにより、端末111kは、上りデータの送信を
中断することなく全ての上りデータを制御装置110に
送信することができる。同期情報周波数送信部126
は、同期情報生成部122で生成したフレーム同期情報
をフレーム同期情報領域に格納して、同期情報用周波数
で全ての端末1111〜111mに送信する。割り当て
周波数送信部127は、割り当て通知部123で生成し
た割り当て情報を割り当て領域1041〜104nに格
納して、割り当て情報用周波数で端末111kに送信す
る。
【0061】[端末の構成]次に、図14を参照して、
端末111kについて具体的に説明する。図14は、図
11に示した端末の具体的な構成を示すブロック図であ
る。図14に示すように、端末111kは、伝送路11
2(図11)に接続され、同期情報周波数受信部130
と割り当て周波数受信部131からなるフレーム受信部
1300、前記同期情報周波数受信部130に接続され
たフレーム同期検出部132とフレーム構成部133、
及び送信するデータを記憶する送信メモリ部134を備
えている。さらに、端末111kには、送信メモリ部1
34に接続された送信要求生成部135と、割り当て周
波数受信部131及び送信メモリ部134に接続された
データ制御部136と、伝送路112、送信要求生成部
135、及びデータ制御部136に接続され、予約周波
数送信部137と通信周波数送信部138からなるフレ
ーム送信部1301が設けられている。同期情報周波数
受信部130は、制御装置110からのフレーム同期情
報を同期情報用周波数で受信する。割り当て周波数受信
部131は、制御装置110からの割り当て情報を割り
当て情報用周波数で受信する。割り当て周波数受信部1
31は、制御装置110から割り当てられた通信用周波
数、及びタイムスロットを割り当て情報から取得して、
データ制御部136に伝達する。
【0062】フレーム同期検出部132は、同期情報周
波数受信部130からのフレーム同期情報を用いて、下
りフレームでのフレーム同期の確立を行い、確立した下
りフレームでの同期確立情報をフレーム構成部133に
通知する。フレーム構成部133は、同期情報周波数受
信部130からのフレーム同期情報と、フレーム同期検
出部132からの同期確立情報を用いて、上りフレーム
の組み立てを行う。送信要求生成部135は、送信メモ
リ部134内にデータが存在する場合、送信要求を生成
して予約周波数送信部137に伝える。データ制御部1
36は、割り当て周波数受信部131からの割り当て情
報に基づいて、上りデータの制御を行う。詳細にいえ
ば、データ制御部136は、送信メモリ部134に格納
されているデータを用いて、割り当て情報により割り当
てられたタイムスロットに対応した上りデータを生成し
通信周波数送信部138に出力する。さらに、データ制
御部136は、割り当て情報により指定された通信用周
波数を通信周波数送信部138に伝える。予約周波数送
信部137は、送信要求生成部135からの送信要求を
予約情報としてフレーム構成部133で構成した上りフ
レームの予約領域に格納して、予約用周波数で制御装置
110に送信する。通信周波数送信部138は、データ
制御部136からの上りデータをフレーム構成部133
で構成した上りフレームの上り通信領域に格納して、割
り当てられた通信用周波数で制御装置110に送信す
る。
【0063】[多元接続通信システムの動作]以下に、
本実施例の多元接続通信システムでの動作について、図
11〜図14を用いて説明する。まず、制御装置110
において、同期情報生成部122が、伝送路112上の
フレーム同期を確立するために、全ての端末1111〜
111mに対するフレーム同期情報を生成し、下りフレ
ームのフレーム同期情報領域に格納して同期情報用周波
数で全ての端末1111〜111mに対して同期情報周
波数送信部125から送信する。端末111kでは、同
期情報周波数受信部130がフレーム同期情報を受信
し、フレーム同期検出部132が下りフレームでのフレ
ーム同期の確立を行い、下りフレームでの同期確立情報
をフレーム構成部133に通知する。その後、フレーム
構成部133は、同期情報周波数受信部130からのフ
レーム同期情報、及びフレーム同期検出部132からの
同期確立情報を用いて、上りフレームの組み立てを行
う。次に、端末111kは、送信メモリ部134に送信
するデータがある場合、送信要求生成部135は送信要
求を生成して予約周波数送信部136に通知する。続い
て、予約周波数送信部136は、送信要求生成部135
からの送信要求を予約情報としてフレーム構成部133
で組み立てた上りフレームの予約領域に格納して予約用
周波数で制御装置110に送信する。
【0064】制御装置110では、予約周波数受信部1
20が端末111kからの上りフレームを受信する。割
り当て通知部124は、予約周波数受信部120からの
予約情報に基づいて、送信要求を行った端末111kを
識別して、伝送路112の周波数帯から一つの通信用周
波数を選択し端末111kに割り当てる。さらに、割り
当て通知部124は、割り当てを開始した時点から一定
期間が終了するまでのタイムスロットを端末111kに
割り当て、割り当てた通信用周波数を示す情報、割り当
てたタイムスロットを示す情報、及び端末111kを識
別するための端末情報を含んだ割り当て情報を割り当て
周波数送信部127に通知する。割り当て周波数送信部
127は、割り当て通知部124で生成した割り当て情
報を割り当て領域1401〜140nに格納して、割り
当て情報用周波数で端末111kに送信する。端末11
1kでは、割り当て周波数受信部131は、制御装置1
10から割り当てられた通信用周波数、及びタイムスロ
ットを割り当て領域1401〜140n内の割り当て情
報から取得してデータ制御部136に伝える。その後、
データ制御部136は、送信メモリ部134に格納され
ているデータを用いて、割り当て情報により割り当てら
れたタイムスロットに対応した上りデータを生成し通信
周波数送信部138に出力する。さらに、データ制御部
136は、割り当て情報により指定された通信用周波数
を通信周波数送信部138に伝える。そして、通信周波
数送信部138は、データ制御部136からの上りデー
タをフレーム構成部133で構成した上りフレームの上
り通信領域に格納して、割り当てられた通信用周波数で
制御装置110に送信する。
【0065】制御装置110では、通信周波数受信部1
21が端末111kからの上りフレームを受信して、上
りタイムスロット制御部123に出力する。上りタイム
スロット制御部123は、上りフレームの上り通信領域
(タイムスロット)に格納されている端末111kから
の上りデータを抽出して、一定期間及び受信終了判断部
125に出力する。一定期間及び受信終了判断部125
は、入手した上りデータに基づいて、端末111kに割
り当てた一定期間が終了、経過したかどうかについて判
断する。一定期間を経過していない場合、一定期間及び
受信終了判断部125は端末111kに通信用周波数、
及びタイムスロットを引き続いて割り当てるよう割り当
て通知部124に指示する。一定期間を経過していた場
合、一定期間及び受信終了判断部125は端末111k
からの上りデータの送信が終了しているかどうかについ
て判断する。端末111kからの上りデータの送信が終
了していない場合、一定期間及び受信終了判断部125
は端末111kに再度一定期間の間、端末111kに通
信用周波数、及びタイムスロットを割り当てるよう割り
当て通知部124に指示する。一方、上りデータの送信
が終了していた場合、一定期間及び受信終了判断部12
5は端末111kへの通信用周波数、及びタイムスロッ
トの割り当てを中止するよう割り当て通知部124に指
示する。
【0066】以上のように、本実施例の多元接続通信シ
ステムでは、制御装置は第1の実施例のものと同様に、
送信要求を行った端末に一定期間の間、伝送路の送信権
を与えて、その一定期間を経過した時点でその端末から
のデータ送信が終了しているかどうかについて判断す
る。そのデータ送信が終了していない場合、制御装置は
その端末に一定期間の送信権を再度与える。これによ
り、本実施例の多元接続通信システムでは、第1の実施
例のものと同様に、制御装置及び端末での処理負荷を軽
減して、制御装置及び端末の構成を簡略化することがで
きる。さらに、本実施例の多元接続通信システムでは、
第2の実施例のものと同様に、伝送路を周波数分割し
て、データ送信を行うよう構成したので、第1の実施例
に比べて伝送路の伝送効率を容易に向上することができ
る。また、予約用周波数と通信用周波数とを別の周波数
に設定することができるので、端末から送信要求(予約
情報)の送信後予約用周波数に障害が発生した場合で
も、通信用周波数に障害が生じていない場合は通信を継
続することが可能である。さらに、本実施例の多元接続
通信システムでは、上りデータを送信するための通信用
周波数を一つに設定して、タイムスロット(上り通信領
域)を端末に割り当てるよう構成している。このため、
本実施例の多元接続通信システムでは、第2の実施例の
ものに比べて、制御装置及び端末の構成を簡略化するこ
とができる。
【0067】尚、上述の第1乃至第3の実施例の説明以
外に、制御装置が一つの端末からの送信要求を受信した
とき、制御装置はその端末に対して直ちに送信要求を受
信したことを通知するよう構成してもよい。このように
構成することにより、端末側で送信要求が制御装置に受
信されたことを認識することができ、割り当てられたタ
イムスロットが制御装置から端末に通知されるまでに時
間を要した場合でも、端末が同じ送信要求を制御装置に
再度送信することを確実に防止できる。その結果、制御
装置及び端末での処理負荷を軽減し、かつ伝送路の信頼
性を向上できる。
【0068】また、上述の第1乃至第3の実施例におけ
る多元接続通信システムの通信制御方法は、いずれもコ
ンピュータ・プログラム化することができるので、コン
ピュータにより実行可能な記録媒体にて本願の通信制御
方法を提供することも可能である。ここでいうところの
記録媒体とは、フロッピーディスク(登録商標)、CD
−ROM、DVD、光磁気ディスク、及びリムーバブル
・ハードディスク等である。
【0069】
【発明の効果】本発明の多元接続通信システム、及びそ
の通信制御方法では、制御装置が端末から送信要求(予
約情報)を受信した場合、一定期間の間、その端末に伝
送路の送信権を与える。さらに、本発明の多元接続通信
システムでは、制御装置は一定期間を経過した時点で端
末からのデータ送信が終了しているかどうかについて判
断する。そのデータ送信が終了していない場合、制御装
置はその端末に一定期間の送信権を再度与える。これに
より、本発明の多元接続通信システムでは、端末はデー
タ送信を中断することなく、全てのデータを制御装置に
連続して送信することができる。その結果、本発明の多
元接続通信システムでは、データ送信の中断によって生
じる端末側での送信要求の再送処理、及び制御装置側で
の予約処理を行う必要がなく、制御装置及び端末での処
理負荷を軽減することができる。さらに、本発明の多元
接続通信システムでは、制御装置及び端末内に受信を終
了したデータ及び未送信のデータをそれぞれ一時的に格
納するためのメモリを省略することができ、制御装置及
び端末の構成を簡略化することができる。また、本発明
の通信制御方法はコンピュータ・プログラム化すること
ができるので、本発明の通信制御方法をコンピュータに
より実行可能な記録媒体に記録して実施することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である多元接続通信シス
テムの構成を示すブロック図
【図2】図1に示した制御装置から端末への下りフレー
ムの構成を示す説明図
【図3】図1に示した端末から制御装置への上りフレー
ムの構成を示す説明図
【図4】図1に示した制御装置の具体的な構成を示すブ
ロック図
【図5】図1に示した端末の具体的な構成を示すブロッ
ク図
【図6】本発明の第2の実施例である多元接続通信シス
テムの構成を示すブロック図
【図7】図6に示した制御装置から端末への下りフレー
ムの具体例を示す説明図
【図8】図6に示した端末から制御装置への上りフレー
ムの具体例を示す説明図
【図9】図6に示した制御装置の具体的な構成を示すブ
ロック図
【図10】図6に示した端末の具体的な構成を示すブロ
ック図
【図11】本発明の第3の実施例である多元接続通信シ
ステムの構成を示すブロック図
【図12】図11に示した制御装置から端末への下りフ
レームの具体例を示す説明図
【図13】図11に示した制御装置の具体的な構成を示
すブロック図
【図14】図11に示した端末の具体的な構成を示すブ
ロック図
【図15】第1の従来例の多元接続通信システムの構成
を示すブロック図
【図16】図15に示した制御装置の具体的な構成を示
すブロック図
【図17】図15に示した端末の具体的な構成を示すブ
ロック図
【図18】図15に示した制御装置から端末への下りフ
レームの構成を示す説明図
【図19】図15に示した端末から制御装置への上りフ
レームの構成を示す説明図
【図20】第2の従来例の多元接続通信システムの構成
を示すブロック図
【図21】図20に示した制御装置の具体的な構成を示
すブロック図
【符号の説明】 10、60、110 制御装置 111〜11n、611〜61n、1111〜111n
端末 20、700、1200 フレーム受信部 23、73、124 割り当て通知部 24、74、125 一定期間及び受信判断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA06 AA11 BB04 CC05 DD01 DD02 HH02 LL02 LL42 5K032 AA03 CA12 CA17 CA20 CC01 CC05 CC13 CD01 DA01 DA11 DA19 5K033 AA03 CA12 CA15 CA19 CB01 CB06 CB15 CC01 DA01 DA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置と複数の端末とを伝送路により
    接続した多元接続通信システムであって、 前記制御装置は、前記複数の各端末からの送信要求を受
    信する受信部、 前記送信要求に対して一定期間の間、前記伝送路の送信
    権を一つの端末に割り当て通知する割り当て通知部、及
    び前記一つの端末からの送信が前記一定期間を経過した
    時点で終了しているかどうかについて判断する判断部を
    備え、 前記一つの端末からの送信が前記一定期間を経過した時
    点で終了していないとき、前記割り当て通知部がその端
    末に前記送信権を再度割り当てるよう構成した、 ことを特徴とする多元接続通信システム。
  2. 【請求項2】 制御装置と複数の端末とを伝送路により
    接続した多元接続通信システムであって、前記制御装置
    は、前記複数の各端末からの送信要求を受信する受信
    部、 前記送信要求に対して一定期間の間、前記伝送路上のタ
    イムスロットを一つの端末に割り当て通知する割り当て
    通知部、及び前記一つの端末からの送信が前記一定期間
    を経過した時点で終了しているかどうかについて判断す
    る判断部を備え、 前記一つの端末からの送信が前記一定期間を経過した時
    点で終了していないとき、前記割り当て通知部がその端
    末にタイムスロットを再度割り当てるよう構成した、 ことを特徴とする多元接続通信システム。
  3. 【請求項3】 制御装置と複数の端末とを伝送路により
    接続した多元接続通信システムであって、 前記制御装置は、前記複数の各端末からの送信要求を受
    信する受信部、 前記送信要求に対して一定期間の間、前記伝送路上の通
    信用周波数を一つの端末に割り当て通知する割り当て通
    知部、及び前記一つの端末からの送信が前記一定期間を
    経過した時点で終了しているかどうかについて判断する
    判断部を備え、 前記一つの端末からの送信が前記一定期間を経過した時
    点で終了していないとき、前記割り当て通知部がその端
    末に通信用周波数を再度割り当てるよう構成した、 ことを特徴とする多元接続通信システム。
  4. 【請求項4】 制御装置と複数の端末とを伝送路により
    接続した多元接続通信システムであって、 前記制御装置は、前記複数の各端末からの送信要求を受
    信する受信部、 前記送信要求に対して一定期間の間、前記伝送路上の通
    信用周波数、及びタイムスロットを一つの端末に割り当
    て通知する割り当て通知部、及び前記一つの端末からの
    送信が前記一定期間を経過した時点で終了しているかど
    うかについて判断する判断部を備え、 前記一つの端末からの送信が前記一定期間を経過した時
    点で終了していないとき、前記割り当て通知部がその端
    末に通信用周波数、及びタイムスロットを再度割り当て
    るよう構成した、 ことを特徴とする多元接続通信システム。
  5. 【請求項5】 前記通信用周波数と前記送信要求を送信
    するための予約用周波数とを別個に設定したことを特徴
    とする請求項3または請求項4に記載の多元接続通信シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記制御装置が前記送信要求を受信した
    とき、その端末に対して直ちに送信要求を受信したこと
    を通知するよう構成ことを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載の多元接続通信システム。
  7. 【請求項7】 制御装置と複数の端末とを伝送路により
    接続した多元接続通信システムの通信制御方法であっ
    て、 前記制御装置が、前記複数の各端末からの送信要求を受
    信する受信ステップ、 前記制御装置が、前記受信ステップで受信した送信要求
    に対して一定期間の間、前記伝送路の送信権を一つの端
    末に割り当て通知する割り当て通知ステップ、 前記制御装置が、前記一つの端末からの送信が前記一定
    期間を経過した時点で終了しているかどうかについて判
    断する判断ステップ、及び前記判断ステップにおいて、
    一つの端末からの送信が前記一定期間を経過した時点で
    終了していないとき、前記制御装置がその端末に前記送
    信権を再度割り当てるステップを備えた多元接続通信シ
    ステムの通信制御方法。
  8. 【請求項8】 多元接続通信システムの通信制御プログ
    ラムを記録した記録媒体であって、 制御装置が、伝送路により接続された複数の各端末から
    の送信要求を受信する受信し、受信した送信要求に対し
    て一定期間の間、前記伝送路の送信権を一つの端末に割
    り当て通知する割り当て通知し、前記一つの端末からの
    送信が前記一定期間を経過した時点で終了しているかど
    うかについて判断して、前記一つの端末からの送信が前
    記一定期間を経過した時点で終了していないとき、その
    端末に前記送信権を再度割り当てる、 ことを特徴とする通信制御プログラムを記録した記録媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505619A (ja) * 2008-10-14 2012-03-01 トムソン ライセンシング Tdmaベースプロトコルにおけるチャネル利用を向上させる方法

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