JP2000150421A - 基板のメッキ装置及びメッキ方法 - Google Patents

基板のメッキ装置及びメッキ方法

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JP2000150421A
JP2000150421A JP10323919A JP32391998A JP2000150421A JP 2000150421 A JP2000150421 A JP 2000150421A JP 10323919 A JP10323919 A JP 10323919A JP 32391998 A JP32391998 A JP 32391998A JP 2000150421 A JP2000150421 A JP 2000150421A
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Japan
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plating
substrate
jig
holding
holding means
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JP10323919A
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English (en)
Inventor
Kenichi Sasabe
憲一 笹部
Fumio Kuriyama
文夫 栗山
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハ等の基板のメッキを施す部分に
高い均一性のメッキ膜が形成でき、メッキを施さない部
分へのメッキ液の付着を防止することができるメッキ装
置及びメッキ方法を提供すること。 【解決手段】 メッキ槽10内でメッキ用治具20に保
持された基板wfと陽極電極板40を配置し、基板wf
に電解メッキを施すメッキ装置において、メッキ用治具
20には基板wfのメッキを施す面を露出する開口22
aが形成され、開口22aの周囲に第一及び第二シール
部材25、26が取り付けられ、該シール部材によりメ
ッキ液Qに触れないようにされた基板wfの表面縁部に
当接する導電部材27を設け、メッキ用治具20の外面
において電源に接続するための治具外部電極接点28を
設け、メッキ槽10の内部でメッキ用治具20を保持す
る治具保持部31を有する治具保持機構30を設け、治
具保持機構30は治具保持部に治具外部電極接点に当接
する保持具電極接点を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウエハ等の基
板にメッキ膜を形成する基板のメッキ装置及びメッキ方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハにメッキを行う場合、メッ
キ膜を形成する面は一般的に半導体ウエハの表面であ
り、裏面や外周部にメッキ金属が付着することは、金属
の半導体ウエハ中への拡散などの原因となり望ましくな
い。そこで、半導体ウエハのメッキ膜を形成しようとす
る表面部分のみをメッキ液に露出し、それ以外の部分を
シール部材によってシールしてメッキ液に触れないよう
にすることが行われている。
【0003】半導体ウエハにメッキを施す場合には、電
流密度、電流形態、メッキ液の液組成や液濃度や液温等
メッキに影響する要因が多数あるが、半導体ウエハの表
面に膜厚の均一なメッキを施すには、メッキ液に対して
半導体ウエハを相対的に移動させることも行われてい
る。
【0004】集積回路素子の配線をメッキにより形成す
る場合には、従来に増して膜厚の均一性が要求されてお
り、膜厚のより均一なメッキ膜を形成できるメッキ方法
及び基板のメッキ装置の開発が要望されている。
【0005】半導体ウエハにメッキ処理を施す場合、メ
ッキ用治具を用い、該治具に半導体ウエハを装着して、
該治具をメッキ液に浸漬してメッキを行う。銅等の半導
体ウエハ内部に拡散しやすい金属膜をメッキで形成する
場合は、メッキ終了後、基板をメッキ装置やメッキ用治
具から取り出す段階においてもメッキ液が半導体ウエハ
のメッキを施していない部分に付着しないようにしなけ
ればならない。
【0006】従来のメッキ用治具では、該治具から半導
体ウエハを取り出す段階でメッキ液を充分取り除くこと
ができないため、半導体ウエハのメッキを施さない部分
にもメッキ液が付着するという問題がある。そのため半
導体ウエハのメッキを施さない部分に前もってバリヤ層
を形成しておく等の対策が採られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、半導体ウエハ等の基板のメッキを
施す部分に高い均一性のメッキ膜が形成でき、メッキを
施さない部分へのメッキ液の付着を防止することができ
る基板のメッキ装置及びメッキ方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、メッキ液を収容したメッキ槽
内でメッキ用治具に保持された基板と陽極電極板を配置
し、該陽極電極板と該基板の間にメッキ電流を通電して
該基板にメッキを施す基板のメッキ装置において、メッ
キ用治具には基板のメッキを施す面を露出する開口が形
成され、該開口の周囲にシール部材が取り付けられ、該
シール部材によりメッキ液に触れないようにした該基板
の表面縁部に当接する導電部材を設け、当該メッキ用治
具の外面の所定の位置に該導電部材に電源を接続するた
めの治具外部電極接点を設け、メッキ槽の内部でメッキ
用治具を保持する治具保持部を有する治具保持手段を設
け、該治具保持手段は治具保持部に該メッキ用治具を保
持した状態で治具外部電極接点に当接する保持具電極接
点を具備することを特徴とする。
【0009】上記のように、メッキ用治具に基板を装着
し、該メッキ用治具を治具保持手段の治具保持部に保持
して、電解メッキを行うので、メッキ用治具に装着され
た基板は開口に露出した面しかメッキ液に触れることが
ないから、メッキ面以外にメッキ液が付着し、メッキ金
属が基板内に拡散する等の不都合がなくなる。
【0010】また、請求項1に記載の基板のメッキ装置
において、治具保持手段は保持したメッキ用治具を開口
に露出した面を上向き又は下向きにし、その状態で回転
させる回転手段及び/又は昇降させる昇降手段を具備す
ることを特徴とする。
【0011】上記のように回転手段を具備することによ
り、電解メッキが行われている間中メッキ用治具を回転
させ、基板の開口に露出した面に膜厚の均一なメッキ膜
を形成することができる。また、回転手段と昇降手段を
設けることにより、メッキ用治具をメッキ液面上に上昇
させ、ここで高速回転させることにより、基板やメッキ
用治具や治具保持部に付着したメッキ液を遠心力で飛散
除去させた後、メッキ用治具を治具保持部から取り出
し、更に基板をメッキ用治具から取り出すので、基板を
取り出す際、メッキ液が付着する恐れがない。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、基板を電
解メッキする基板のメッキ方法であって、基板をメッキ
用治具に装着する工程、該基板を装着したメッキ用治具
を治具保持手段に搭載し保持する工程、該治具保持手段
に搭載されたメッキ用治具をメッキ槽のメッキ液中の所
定の位置に配置する工程、陽極電極板をメッキ槽のメッ
キ液中の所定の位置に配置する工程、該陽極電極板と基
板の間にメッキ電流を流し電解メッキを行う工程、該陽
極電極板をメッキ槽外に移動する工程、前記治具保持手
段に搭載されたメッキ用治具をメッキ液外のメッキ用治
具取外し位置に移動する工程、該治具保持手段に搭載さ
れたメッキ用治具の保持を解除する工程、該治具保持手
段からメッキ用治具を取り除く工程、該基板をメッキ用
治具から取り出す工程からなることを特徴とする。
【0013】上記基板のメッキ方法は、基板をメッキ用
治具に装着してから、上記各工程を行うので、基板はメ
ッキ用治具でメッキ液に触れるようになっている面以外
にはメッキ液が触れることはない。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、基板をメ
ッキする基板のメッキ方法であって、基板をメッキ用治
具に装着する工程、該基板を装着したメッキ用治具を治
具保持手段に搭載し保持する工程、該治具保持手段に搭
載されたメッキ用治具をメッキ槽のメッキ液中の所定の
位置に配置する工程、該メッキ用治具から露出された基
板表面にメッキを行う工程、前記治具保持手段に搭載さ
れたメッキ用治具をメッキ液外に移動させた後回転させ
て遠心力でメッキ液を飛散させ取り除く工程、該治具保
持手段をメッキ用治具を取り外す位置に移動する工程、
該治具保持手段からメッキ用治具を取り除く工程、該メ
ッキ用治具から基板を取り出す工程からなることを特徴
とする。
【0015】上記工程からなるメッキ方法は、陽極電極
板がメッキ用治具の上方に無い場合、即ち基板のメッキ
を施す面が下向きで陽極電極板で治具保持手段より下方
にある場合又は陽極電極板が無い場合において、適用で
きるメッキ方法である。
【0016】また、請求項4に記載の発明は基板にメッ
キをする基板のメッキ方法であって、基板を保持したメ
ッキ用治具を治具保持手段に保持させてメッキを行った
後、メッキを施した基板を該メッキ用治具で保持したま
ま洗浄及び乾燥を行い、該基板のメッキを施していない
面にメッキ液が付着することが無い状態で基板をメッキ
用治具から取り外すことを特徴とする。
【0017】上記のように基板を該メッキ用治具で保持
したまま洗浄及び乾燥を行うので、基板をメッキ用治具
から取り外す際、基板にメッキ液が付着する恐れが全く
ない。
【0018】また、請求項5に記載の発明は、メッキ液
を収容したメッキ槽内に配置された基板保持手段に保持
された基板と陽極電極板の間にメッキ電流を通電して該
基板にメッキを施す基板のメッキ装置において、基板保
持手段は基板を挟持する第一保持部材と第二保持部材を
具備し、該第二保持部材は基板のメッキを施す面を露出
する開口と、該開口の周囲に取り付けたシール部材と、
該シール部材によってメッキ液に触れないように区画さ
れた基板の表面縁部に当接する導電部材を具備し、該基
板をメッキを施す面を下に向けて保持するように構成さ
れ、基板保持手段に基板を保持した状態でその面内で回
転軸回りに回転させる回転手段及び/又は該回転軸の軸
方向に移動させる移動手段をメッキ槽の上部に配置され
た上部構造体に取り付け、上部構造体を開閉駆動する構
造体開閉駆動手段を設けたことを特徴とする。
【0019】基板のメッキ装置に上記構成を採用するこ
とにより、基板は基板保持手段の第二保持部材の開口に
露出した面のみがメッキ液に触れるので、他の面はメッ
キ液に触れることなく、電解メッキを終了させ、メッキ
終了後は昇降手段で基板保持手段をメッキ液面上に上昇
させ、回転手段で高速回転させ、メッキ液を除去するこ
とができるから、基板のメッキ面以外は全くメッキ液に
触れることがない。また、メッキ期間中は基板を保持し
た基板保持手段を低速回転させるので開口に露出した基
板の面に膜厚の均一なメッキ膜を形成できる。
【0020】また、請求項6に記載の発明は、基板に電
解メッキをする基板のメッキ方法であって、基板を基板
保持手段の第一保持部材と第二保持部材の間に挟持して
保持させる工程、該基板保持手段をメッキ槽内の所定の
位置まで移動させて配置する工程、該基板の露出された
表面にメッキを行う工程、該基板保持手段をメッキ液面
上にまで移動させた後回転させてメッキ液を除去する工
程、該基板保持手段を基板の保持を解除する位置まで移
動させる工程、該基板保持手段の基板保持を解除する工
程、第二保持部材を取り除き基板を取り出す工程からな
ることを特徴とする。
【0021】上記基板のメッキ方法は、基板を基板保持
手段の第一保持部材と第二保持部材の間に挟持して保持
させてから、上記各工程を行うので、基板はメッキ用治
具でメッキ液に触れるようになっている面以外にはメッ
キ液が触れることはない。特にメッキ終了後、基板保持
手段をメッキ液面上にまで移動させ回転させてメッキ液
を除去するので、基板を基板保持手段から取り外す際
に、基板がメッキ液に触れることが全くない。
【0022】また、請求項1に記載された基板のメッキ
装置において、治具保持手段の治具保持部は軸から半径
方向に突出した少なくとも3本の腕を具備し、該腕の先
端にメッキ用治具を保持する保持手段を設けたことを特
徴とする。
【0023】また、請求項1に記載の基板のメッキ装置
において、保持手段のメッキ用治具の保持を昇降手段の
昇降と協動して解除する解除手段を設けたことを特徴と
する。
【0024】また、請求項1に記載の基板のメッキ装置
において、保持具電極接点は治具外部電極接点に当接し
た状態で該保持具電極接点と治具外部電極接点がシール
部材でメッキ液に触れないようになっていることを特徴
とする。
【0025】また、請求項1に記載された基板のメッキ
装置において、解除手段は治具保持手段の昇降手段と協
動してメッキ用治具の保持を解除する解除手段であるこ
とを特徴とする。
【0026】また、請求項1に記載された基板のメッキ
装置において、メッキ用治具の治具外部電極接点はメッ
キ用治具の基板のメッキ面を露出する開口が形成されて
いる外縁部に配置され、該治具外部電極接点に当接する
保持具電極接点は治具保持手段の治具保持部の保持爪に
配置され、該治具外部電極接点と該保持具電極接点は周
囲にシール部材が配置されメッキ液に触れないようにな
っていることを特徴とする。
【0027】また、請求項1に記載された基板のメッキ
装置において、メッキ用治具の治具外部電極接点はメッ
キ用治具の第二治具部材の外面中央部に配置され、該治
具外部電極接点に当接する保持具電極接点は治具保持手
段の軸部に配置され、該治具外部電極接点と該保持具電
極接点は周囲にシール部材が配置されメッキ液に触れな
いようになっていることを特徴とする。
【0028】また、請求項1に記載された基板のメッキ
装置において、陽極電極板を昇降させる陽極電極板昇降
手段を設け、該陽極電極板昇降手段で上昇させた該陽極
電極板の下方で陽極電極板から滴下するメッキ液を受け
る受皿を設け、該受皿をメッキ槽の外と該メッキ槽の上
方に位置する陽極電極板の下方位置の間で移動させる受
皿移動機構を設けたことを特徴とする。
【0029】また、受皿移動機構は受皿をメッキ槽の外
と該メッキ槽の上方に位置する陽極電極板の下方位置の
間で移動させると共に、該受皿と該陽極電極板を該受皿
が該陽極電極板の下方に位置した状態で同時にメッキ槽
外に移動させる移動機能を具備することを特徴とする。
【0030】また、請求項1に記載の基板のメッキ装置
において、メッキ用治具は第一治具部材及び第二治具部
材を具備し、第二治具部材には基板のメッキを施す面を
露出する開口と、該開口の周囲に取り付けられた第一シ
ール部材と、該第一シール部材の外側に取り付けられた
第二シール部材と、該第一シール部材と該第二シール部
材によってメッキ液に触れないように隔離された基板の
表面縁部に当接する導通部材と、該導通部材に電気的に
接続され当該メッキ用治具の外面に設けられた治具外部
電極接点を備えたこと特徴とする。
【0031】また、第一治具部材の外周部に第二治具部
材をバネによって該第一治具部材に結合させる複数の結
合手段を具備し、該結合手段の突出部と該第一保持部材
とを相対移動させることにより該結合手段の結合を解除
する解除手段を備えたことを特徴とする。
【0032】また、前記結合手段の突出部と第一治具部
材との相対運動が該結合手段の突起部を半径方向に移動
させることであることを特徴とする。
【0033】また、前記結合手段の結合を解除する解除
手段はメッキ槽の上部構造体に取付けられた解除部材を
具備し、該解除部材を移動させることにより、該結合手
段の突起部に当接させその結合を解除するように構成さ
れていることを特徴とする。
【0034】また、請求項2に記載の基板のメッキ方法
であって、電解メッキを行う工程の終了後、治具保持手
段に搭載されたメッキ用治具をメッキ液外に移動し、回
転させ遠心力でメッキ液を飛散させ取り除く工程を含む
ことを特徴とする。
【0035】上記のように、電解メッキの終了後、メッ
キ用治具をメッキ液外に移動し、回転させ遠心力でメッ
キ液を飛散させ取り除く工程を含むので、基板の取り出
しに際してメッキ液が付着する恐れがなくなる。
【0036】また、請求項5に記載の基板のメッキ装置
において、基板保持手段は第一保持部材の外周部に第二
保持部材をバネによって該第一保持部材と結合させる複
数の結合手段を具備し、該結合手段の突出部を第一保持
部材に対して相対的に移動させることにより結合を解除
する解除手段を具備することを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る基板のメッ
キ装置の構成例を示す図であ。図において、10はメッ
キ液Qを収容するメッキ槽、20は半導体ウエハ等の基
板wfを保持するメッキ用治具、30は該メッキ用治具
20を保持する治具保持機構、40は陽極電極板、50
は受皿である。
【0038】メッキ槽10にはメッキ液供給口11、メ
ッキ液排出口12が設けられ、メッキ液Qのメッキ槽1
0への供給及びメッキ槽10からの排出ができるように
なっている。また、メッキ槽10の上端には後述するよ
うに、治具保持機構30の治具保持部31の保持爪32
の保持を解除する複数個(ここでは4個)の解除部材1
3が設けられている。該解除部材13はそれぞれメッキ
槽の中央部に向かって矢印Bに示すように進退できるよ
うになっている。
【0039】メッキ用治具20は後に詳述するように、
基板wfをそのメッキを施す面を露出して保持するよう
になっている。治具保持機構30はメッキ用治具20を
保持する治具保持部31を具備し、後に詳述するように
該治具保持部31に少なくとも3本以上の腕31−2を
具備し、該腕31−2の先端にメッキ用治具20を保持
するための保持爪32が設けられている。
【0040】治具保持部31の中央部には回転軸33が
垂直に設けられ、該回転軸33はモータ34により歯車
35を介して回転できるようになっている。即ち、回転
軸33、モータ34及び歯車35等は治具保持部31を
水平姿勢に保持し回転させる回転機構36を構成してい
る。また、該回転機構36はモータ37及びラック・ピ
ニオンギヤ38からなる昇降機構39で昇降できるよう
になっている。
【0041】陽極電極板40はアーム41の先端に取り
付けられ、該アーム41は垂直に配置された回転軸42
に固定されている。該回転軸42はモータ43によりラ
ック・ピニオンギヤ44を介して昇降できるようになっ
ている。即ち、回転軸42、モータ43及びラック・ピ
ニオンギヤ44等は陽極電極板40を昇降させる昇降機
構45を構成している。
【0042】受皿50はアーム51の先端に取り付けら
れ、該アーム51の他端は回転軸52に固定されてい
る。該回転軸52は回転軸42の外側に同心円状に配置
され、モータ53により、歯車54を介して回転できる
ようになっている。即ち、回転軸52、モータ53及び
歯車54等で受皿50を支持するアーム51を旋回させ
る回転機構55を構成している。
【0043】図2はメッキ用治具20の構造を示す図
で、図2(a)は正面図、図2(b)は平面図、図2
(c)は断面図である。メッキ用治具20は円板状の第
一治具部材21と基板wfのメッキを施す面を露出させ
るための開口部22aが形成された円環状の第二治具部
材22を具備する。第一治具部材21の外周部には複数
個(図では4個)の結合爪23が設けられている。第一
治具部材21の基板収容凹部に基板wfを収容し、その
上に第二治具部材22を載置し、結合爪23で第二治具
部材22の縁部を挟持することにより、基板wfをその
メッキを施す面を部開口22aに露出させて、第一治具
部材21と第二治具部材22の間に挟持する。
【0044】第二治具部材22の開口部22aの外周部
には第一シール部材25が設けられ、その外側に所定の
間隔を設けて第二シール部材26が設けられている。第
一シール部材25と第二シール部材26により、基板w
fの表面縁部と裏面がメッキ液Qに触れないようになっ
ている。メッキ液Qに触れない基板wfの表面縁部に当
接する導電部材27を設け、該導電部材27は第二治具
部材22の上面外周部に複数個(図では4個)設けられ
た治具外部電極接点28に電気的に接続されている。な
お、結合爪23はバネ23aで常時支軸23bを中心に
第二治具部材22と第一治具部材21を互いに結合する
方向に付勢され、該結合爪23の後端部を押すことによ
り、支軸23bを中心にして該結合を解除する方向に回
動する。
【0045】図3は治具保持機構30の治具保持部31
の構造を示す図で、図3(a)は正面図、図3(b)は
平面図、図3(c)は保持爪を示す斜視図である。図示
するように、治具保持部31は基台31−1に取付られ
た複数本(図では4本)の腕31−2を具備し、該腕3
1−2の先端にメッキ用治具20を保持する保持爪32
が設けられている。保持爪32は図4(図1のA部分の
詳細)に示すように、腕31−2の先端部に支軸32−
1により回動自在に支承され、常時バネ32−4により
メッキ用治具20を保持する方向(矢印B方向)に付勢
している。爪解除部材32−3を押すことにより、保持
爪32はメッキ用治具20の保持を解除する方向に(反
矢印B方向)回転し、メッキ用治具20の保持を解除す
るようになっている。
【0046】保持爪32の先端部下面には上記メッキ用
治具20の第二治具部材22の上面外周部に設けられた
治具外部電極接点28に当接する保持具電極接点32−
2が設けられている。該保持具電極接点32−2は図5
に示すように、電極筐体32−2aと可動電極部材32
−2bを具備し、電極筐体32−2aと可動電極部材3
2−2bの間にバネ32−2cが介在し、可動電極部材
32−2bは上下動できる構造となっている。更に、可
動電極部材32−2bとバネ32−2cの外周に電極筐
体32−2aの外周部に密着固定されたシール部材32
−2dを設けた構造である。
【0047】保持具電極接点32−2を上記構造とする
ことにより、治具保持部31にメッキ用治具20を載置
し保持爪32で第二治具部材22の外周面を押圧して保
持した場合、シール部材32−2dの先端部が該外周面
に密接するので、治具外部電極接点28と保持具電極接
点32−2が該シール部材32−2dで囲まれ、メッキ
液に触れることはない。
【0048】上記構成の基板のメッキ装置において、基
板wfをメッキする際は、先ず、基板wfをメッキ用治
具20に装着する。即ち、第一治具部材21の基板収納
凹部に基板wfを収容し、その上に第二治具部材22を
載置し、該第二治具部材22の縁部を結合爪23で挟持
させてメッキ用治具20に基板wfを装着する。
【0049】続いて、モータ37を起動して、昇降機構
39を作動させ治具保持部31をメッキ液面W上方の解
除部材13の上まで上昇させる。この状態で、複数の解
除部材13をメッキ槽10の中央部に向かって前進さ
せ、爪解除部材32−3の下方に位置させる。この状態
で、昇降機構39により治具保持部31を下降させる
と、爪解除部材32−3の下端が解除部材13に当接
し、爪解除部材32−3が相対的に押し上げられる。こ
れにより保持爪32が支軸32−1を中心にメッキ用治
具20の保持を解除する方向(図4の反矢印B方向)に
回動する。
【0050】続いて、上記基板wfを装着したメッキ用
治具20を治具保持機構30の治具保持部31に第二治
具部材22の開口部22aを上方にして載置する。この
状態で、昇降機構39により治具保持部31を上昇させ
ると、爪解除部材32−3が解除部材13から離れ、バ
ネ32−2cにより保持爪32をメッキ用治具20を保
持する方向(図4の矢印B方向)に回動させてメッキ用
治具20を保持する。図6は治具保持機構30の治具保
持部31にメッキ用治具20を保持した状態を示す図
で、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図である。
また、治具保持部31にメッキ用治具20を保持させた
後は、解除部材13を後退させ元の位置に戻す。これに
より、治具保持部31を解除部材13に妨害されること
なく、メッキ槽10に下降させることができるようにな
る。
【0051】この状態で、昇降機構39により治具保持
部31を下降させ、メッキ槽10のメッキ液Qの中でメ
ッキを行う所定の位置まで下降させる。続いて、モータ
53を起動して回転機構55を作動させて回転軸42及
びアーム41を介して、メッキ槽10の外側に待避して
いた陽極電極板40をメッキ槽10の真上まで移動さ
る。続いてモータ43を起動し、昇降機構45を作動
し、陽極電極板40をメッキ槽10のメッキ液Qの中で
メッキを行う所定の位置まで下降させる。
【0052】次に、メッキ用電源(図示せず)の陽極を
陽極電極板40に電気的に接続(接続方法の図示は省
略)すると共に、陰極を治具保持部31の保持爪32の
保持具電極接点32−2、メッキ用治具20の治具外部
電極接点28及び導電部材27を通して基板wfの表面
の導電部に電気的に接続する。続いて、該メッキ用電源
から陽極電極板40と基板wfの間にメッキ電流を通電
し、基板wfのメッキ用治具20の開口部22aに露出
している面にメッキを施す。このメッキ期間中は、回転
機構36により、治具保持部31を低速で回転させる。
これにより、基板wfの露出面には膜厚の均一なメッキ
膜を形成できる。
【0053】上記メッキが終了したら、昇降機構45に
より、陽極電極板40をメッキ液面Wのメッキ槽10の
真上の所定の位置まで上昇させる。続いてモータ53を
起動し、回転機構55を動作させ、アーム51を介して
受皿50を陽極電極板40の真下に旋回移動させる。受
皿50は図7に示すように、縦横の寸法が陽極電極板4
0の直径より大きく、陽極電極板40から滴下するメッ
キ液を全て受けることができるようになっている。ま
た、受皿50に滴下したメッキ液は排出口56から排出
パイプ57を通ってメッキ装置外に排出される。
【0054】陽極電極板40を旋回させる回転軸42の
外周の所定の位置には、図8に示すように、突起部42
aが設けられており、受皿50を回転させる回転軸52
の内周には軸方向に2本の溝52a及び52bが設けら
れ、該溝52a及び52bに回転軸42の突起部42a
が挿入されるようになっている。該溝52aと52bは
略直角の角度間隔を設けて形成されている。
【0055】上記のように、受皿50が陽極電極板40
の真下に位置した時はアーム51はアーム41の真下と
なり、この状態でアーム41を下降させると突起部42
aは溝52aに挿入される。この状態で回転機構55に
より回転軸52を回転させると陽極電極板40は受皿5
0と連動してメッキ槽10の外側に移動し、メッキ槽1
0の上方を開放する。
【0056】続いて、昇降機構39により、治具保持部
31をメッキ液面Wの上の所定の位置まで上昇させる。
この状態で回転機構36により、治具保持部31を回転
軸33回りに高速回転させ、該回転による遠心力によ
り、基板wf、メッキ用治具20及び治具保持部31に
付着したメッキ液を飛散させ、該メッキ液を除去する。
【0057】続いて、昇降機構39により、治具保持部
31に解除部材13の上方まで移動させ、上記のように
複数の解除部材13をメッキ槽10の中央部に向かって
前進させ、爪解除部材32−3の下方に位置させる。続
いて昇降機構39により治具保持部31を下降させる
と、爪解除部材32−3の下端が解除部材13に当接
し、爪解除部材32−3は相対的に押し上げられる。こ
れにより保持爪32が支軸32−1を中心にメッキ用治
具20の保持を解除する方向に回動する。この状態で上
記基板wfを装着したメッキ用治具20を、例えばロボ
ットアームで取り出し、次の処理工程に移動させる。
【0058】なお、上記治具保持部31を回転軸33回
りに高速回転させ、該回転による遠心力によりメッキ液
を除去した後、治具保持部31から取り出したメッキ用
治具20を基板wfを装着したまま、洗浄し、乾燥させ
てから、基板wfを取り出せば、付着したメッキ液は完
全に除去される。
【0059】また、回転軸52の溝52bは陽極電極板
40をメッキを行う位置に下降する時、回転軸42の突
起部42aが挿入される溝であり、該突起部42aが溝
52bの底部に当接した時、該陽極電極板40がメッキ
槽10内のメッキを行う位置(図1に示す位置)になる
ように形成している。
【0060】上記のように陽極電極板40をメッキ槽1
0の外側に移動させるとき、真下に該陽極電極板40よ
り若干大きい受皿50を配置するので、陽極電極板40
に付着したメッキ液が受皿50の外に滴下することはな
い。また、治具保持部31を回転軸33回りに回転さ
せ、該回転による遠心力により、基板wf、メッキ用治
具20及び治具保持部31に付着したメッキ液を除去し
てから、基板wfを装着したメッキ用治具20を移動さ
せ、該メッキ用治具20を取り出すので、基板wfの取
り出しに際し、基板wfにメッキ液が付着する恐れはな
い。
【0061】図9は本発明に係る基板のメッキ装置の他
の構成例を示す図であ。図において、図1〜図9と同一
符号を付した部分は同一又は相当部分を示す(以下、他
の図面においても同様とする)。本メッキ装置はメッキ
槽10の上部に上部構造体15を設けると共に、該上部
構造体15に昇降・回転機構60を搭載している。昇降
・回転機構60には垂直下方に延びる回転軸61を設
け、該回転軸61の下端に治具保持部31を取り付けて
いる。即ち、ここでは治具保持部31、回転軸61及び
昇降・回転機構60等で治具保持機構30を構成してい
る。
【0062】治具保持機構30の治具保持部31は図3
に示す治具保持部31と略同一構造である。該治具保持
部31に保持されるメッキ用治具20は図2に示すメッ
キ用治具20と略同一構造である。ここでは治具保持部
31は上部構造体15から下向きに取り付けられ、メッ
キ用治具20はその開口部22aに露出される基板wf
の面が,下側になるように該治具保持部31に保持され
ている。また、陽極電極板40はメッキ用治具20の開
口部22aに対向して下方に配置されている。上部構造
体15の下面には治具保持部31の保持爪32を解除す
る爪解除部材32−3が当接する解除突起14が設けら
れている。
【0063】導電部材27はメッキ用治具20の第一治
具部材21の裏面(反開口部22aの側)の中央部に設
けられた、治具外部電極接点28に電気的に接続されて
いる。また、治具保持部31の基台31−1の中央部に
は該治具保持部31にメッキ用治具20を保持した場
合、上記治具外部電極接点28に当接する保持具電極接
点32−5が設けられている。
【0064】保持具電極接点32−5は図11に示すよ
うに、可動電極部材32−5bを具備し、基台31−1
の中央部に形成された凹状穴31−1aと可動電極部材
32−5bの間にバネ32−5cが介在し、可動電極部
材32−5bは上下動できる構造となっている。更に、
可動電極部材32−5bとバネ32−5cの外周に基台
31−1の中央部に形成された凸状部31−1bの外周
部に密着固定されたシール部材32−5dを設けた構造
である。
【0065】メッキ用治具20を治具保持部31に保持
した時、シール部材32−5dの先端部がメッキ用治具
20の第一治具部材21の表面に密接するから、治具外
部電極接点28と保持具電極接点32−5がメッキ液に
触れることがない。可動電極部材32−5bはメッキ電
源Eの陰極に電気的に接続され、該可動電極部材32−
5bは治具外部電極接点28を介して導電部材27に電
気的に接続されている。また、メッキ電源Eの陽極は陽
極電極板40に接続されている。
【0066】上記構成の基板のメッキ装置において、基
板wfをメッキする際は、先ず、基板wfをメッキ用治
具20に装着する。治具保持機構30の治具保持部31
は、昇降・回転機構60により回転軸61を介してメッ
キ液面Wの上方で爪解除部材32−3が解除突起14に
当接位置より若干下方位置まで上昇され、昇降・回転機
構60により回転軸61を介して高速回転することによ
り、その遠心力により、治具保持部31に付着したメッ
キ液は飛散させ除去しておく。次に、昇降・回転機構を
搭載した上部構造体15を開閉手段により、図10に示
すようにメッキ用治具20を脱着する位置に移動し、こ
の状態で、昇降・回転機構60により治具保持部31を
上昇させ、爪解除部材32−3を解除突起14に当接さ
せると、保持爪32は開放する。
【0067】この状態で、例えばロボットアームで上記
基板wfを装着したメッキ用治具20をその第一治具部
材21が治具保持部31側になるように、治具保持部3
1に当接する。この状態で、昇降・回転機構60により
治具保持部31を爪解除部材32−3が解除突起14か
ら離れるまで移動させると、保持爪32はメッキ用治具
20を保持する方向に回動し、メッキ用治具20を治具
保持部31に保持する。
【0068】次に、上部構造体を開閉手段によりメッキ
槽10上部の閉じた位置に移動し、昇降・回転機構60
により治具保持部31を下降させ、メッキ用治具20が
メッキ液Qの中でメッキを行う位置まで下降させる。こ
の状態で、メッキ電源Eより、陽極電極板40と基板w
fの間にメッキ電流を流し、メッキを行う。このメッキ
が行われている時、昇降・回転機構60により治具保持
部31を回転軸61回りに低速で回転させることによ
り、基板wfの開口部22aに露出した面に均一な膜厚
のメッキ膜を形成できる。
【0069】メッキが終了した後は、昇降・回転機構6
0により治具保持部31をメッキ液面Wの上方で爪解除
部材32−3が解除突起14に当接する位置より若干下
方位置まで上昇させ、続いて昇降・回転機構60により
回転軸61を介して高速回転する。これにより遠心力
で、基板wfやメッキ用保持具20や治具保持部31に
付着したメッキ液を飛散させ除去する。次に上部構造体
15を開いた位置に移動し、この状態で、昇降・回転機
構60により治具保持部31を若干上部構造体15側に
移動させ、爪解除部材32−3を解除突起14に当接さ
せると、保持爪32は開放される。
【0070】ロボットアームによりメッキ用治具20を
取り出し、次の工程の基板wfを取り出す位置に移送
し、そこで基板wfを、メッキ用治具20から取り出
す。このように治具保持部31を回転軸33回りに高速
回転させ、遠心力により、基板wf、メッキ用治具20
及び治具保持部31に付着したメッキ液を除去してか
ら、基板wfをメッキ用治具20を取り出すので、基板
wfの取り出しに際し該基板wfにメッキ液が付着する
恐れはない。
【0071】図12は本発明に係る基板のメッキ装置の
他の構成例を示す図である。本メッキ装置は図示するよ
うに、メッキ槽10の上部構造体16の後端部に突起部
16aが形成されると共に該後端部がメッキ槽10の側
部に設けたブラケット67の上端部に支軸65を介して
回動自在に支承されている。突起部16aには支軸64
を介してシリンダ62のピストンロッド63の先端が支
承され、ブラケット67の下端分には支軸66を介して
シリンダ62の後端が支承されている。
【0072】そしてシリンダ62を作動させてピストン
ロッド63を伸ばすことにより、上部構造体16はメッ
キ槽10の上部を覆って閉塞すると共に、ピストンロッ
ド63を縮めることにより、上部構造体16は支軸65
を中心に回動し、図13に示すような位置、即ち基板保
持手段100に基板wfを装着したり、基板保持手段1
00から基板wfを取り外す位置(上部構造体16を開
放した状態)に移動する。ここでシリンダ62、ピスト
ンロッド63は上部構造体16の開閉を行う開閉機構を
構成している。この開閉機構は図9の上部構造体15を
開閉する開閉機構と略同じ構造である。
【0073】基板保持手段100は円板状の第一保持部
材101と基板wfのメッキを施す面を露出させるため
の開口部102aが形成された円環状の第二治具保持部
材102を具備する。第一保持部材101の外周部には
複数個(ここでは3個)の保持爪103が設けられてい
る。第一保持部材101の基板収容凹部に基板wfを収
容し、その上に第二保持部材102を載置し、保持爪1
03で第二保持部材102の縁部を挟持することによ
り、基板wfをそのメッキを施す面を開口部102aに
露出させて、第一保持部材101と第二保持部材102
の間に挟持する。
【0074】第二保持部材102の開口部102aの外
周部には第一シール部材105が設けられ、その外側に
所定の間隔を設けて第二シール部材106が設けられて
いる。第一シール部材105と第二シール部材106に
より、基板wfの表面縁部と裏面がメッキ液Qに触れな
いようになっている。なお、図14に示すように、保持
爪103はバネ103aで常時支軸103bを中心に第
二保持部材102と第一保持部材101を互いに結合す
る方向に付勢され、該保持爪103の後端部を押すこと
により、支軸103bを中心にして該結合を解除する方
向に回動する。
【0075】上部構造体16の上部には移動・回転機構
80が搭載され、該移動・回転機構80から回転軸68
が延びて設けられ、該回転軸68の先端には基板保持手
段100の第一保持部材101が固定されている。即
ち、ここでは図1に示すように、治具保持機構30の治
具保持部31を介することなく、直接又は間接的に回転
軸68の先端に基板保持手段100を取り付けている。
また、第一保持部材101の外周部には複数個(ここで
は3個)の保持爪103を設けている。
【0076】図14は上記保持爪103の構造を示す斜
視図である。図示するように、保持爪103は第一保持
部材101の外周部に取り付けたブラケット101aの
端部に支軸103bで回動自在に支承され、更にバネ1
03aで第二保持部材102を第一保持部材101に押
し付ける矢印A方向(第一保持部材101と第二保持部
材102を結合させる方向)に付勢されている。保持爪
103の後端部103cを押すことにより、該保持爪1
03は反矢印A方向(第一保持部材101と第二保持部
材102の結合を解除する方向)に回動する。
【0077】上部構造体16の下面には保持爪103の
後端部103cを押す複数個(ここでは3個)の解除部
材17が設けられており、該解除部材17がメッキ槽1
0の中央部に向かって(矢印B方向)進退できるように
なっている。図15はこの解除機構の構成を示す図であ
り、シリンダ18により、解除部材17を矢印B方向に
進退させることができるようになっている。即ち、解除
部材17とシリンダ18等で保持爪103の結合を解除
する解除機構70を構成している。該解除機構70は保
持爪103の数に応じた個数(ここでは3個)が基板保
持手段100の外周に配置されている。なお、図15
(a)は平面図、図15(b)は側面図である。
【0078】図16は上記解除部材17を矢印D方向に
進退させる解除機構70の他の構成例を示す図である。
解除機構70は図示するように、回転軸68の外周に回
転可能な円板状歯車71を配置し、該円板状歯車71に
は支軸73で回転自在に支承された3個のクランク72
の一端が枢着され、該クランク72の他端にはロッド7
4が支承され、更に該ロッド74に解除部材17が取り
付けられている。円板状歯車71はモータ76によりウ
ォーム歯車75を介して矢印E方向に回動できるように
なっている。従って、モータ76により円板状歯車71
を矢印E方向に回動することにより、解除部材17は矢
印B方向に進退し、3個の保持爪103を同時に解除す
ることができる。
【0079】移動・回転機構80は回転軸68を回転さ
せて基板保持手段100を回転すると共に、該回転軸6
8を軸方向に移動させて基板保持手段100を同方向に
移動させるようになっている。図17は上記移動・回転
機構80の構成例を示す図で、図17(a)は正面図、
図17(b)は上面図(フレーム81を除いた状態)で
ある。上部構造体16のフレーム81の下面には所定の
間隔をおいて円板82が固定され、該円板82の上部に
は内歯車83がその外周を3個の案内ローラー84に案
内されて回転可能に配置されている。
【0080】85は螺子棒で、該螺子棒85は内歯車8
3の内側に3本等角度で配置され、各々の螺子棒85の
下端には内歯車83の内歯に噛み合う歯車86が設けら
れている。87は移動・回転機構80の枠体であり、該
枠体87は円筒状でその外周には上下一対ずつ計6個の
ブラケット88が取り付けられている。上下一対のブラ
ケット88はその内側に各螺子棒85に螺合する螺子溝
が形成されている。また、枠体87には回転軸68を回
転させるモータ89が搭載されている。また、内歯車8
3はモータ90により歯車91を介して回転するように
なっている。
【0081】上記構成の移動・回転機構80において、
モータ90を起動して内歯車83を回転させると、3個
の歯車86が同時に回転し、3本の螺子棒85も同時に
回転する。これによりブラケット88を介して枠体87
が昇降し、回転軸68及びこれに取り付けられた基板保
持手段100も昇降する。また、モータ89を起動する
ことにより、回転軸68及びこれに取り付けられた基板
保持手段100が回転する。
【0082】上記構成の基板のメッキ装置で基板wfに
メッキする場合は、図18に示す手順に従って行う。先
ず、シリンダ62を起動し、上部構造体16を図18
(a)に示すように、その底面が斜め上方を向くように
する。このとき図15又は図16に示す解除機構を起動
し、3個の解除部材17は同時に上部構造体16の中央
側に前進させ、各々の保持爪103の後端を同時に押
し、結合を解除する。これにより、基板保持手段100
の第二保持部材102は第一保持部材101から取り外
すことができるようになる。
【0083】この状態で、基板wfを第一保持部材10
1の基板収納用凹部にメッキを施す面を上にして載置す
る。その上に第二保持部材102を載置し、上記解除機
構により3個の解除部材17をもとの位置に戻すと、図
18(b)に示すように、第一保持部材101と第二保
持部材102の間に基板wfを挟んで、該第一保持部材
101と第二保持部材102を3個の結合爪103で結
合させる。
【0084】続いて、シリンダ62を起動し、図18
(c)に示すように、上部構造体16をメッキ槽10の
上部に被せる。この状態で移動・回転機構80により、
基板保持手段100をメッキ液Q中の所定の位置まで下
降させる。この状態で基板wfと陽極電極板40の間に
メッキ電流を通電しメッキを行う。このメッキに際し、
移動・回転機構80により図18(d)に示すように、
基板保持手段100を低速で回転させることにより、基
板wfに均一な膜厚のメッキ膜を形成できる。
【0085】メッキが終了したら、移動・回転機構80
により、基板保持手段100をメッキ液Qの液面上に上
昇させる。続いて、図18(e)に示すように、この位
置で基板保持手段100を高速回転させ、その遠心力で
基板wfや基板保持手段100に付着したメッキ液を除
去する。
【0086】続いて、シリンダ62を起動し、図18
(f)に示すように、上部構造体16の底面が斜め上方
を向く位置まで回動させる。この状態で、図18(g)
に示すように、上記解除機構70を起動し、3個の解除
部材17は同時に上部構造体16の中央側に前進させ、
各々の保持爪103の後端を同時に押し、結合を解除す
る。これにより、基板保持手段100の第二保持部材1
02は第一保持部材101から取り外し、メッキの終了
した基板wfをロボットアーム等により取り外し、次の
工程に移送する。
【0087】上記のように、基板保持手段100を高速
回転させ、遠心力により、基板wfや基板保持手段10
0に付着したメッキ液を除去してから、基板wfを基板
保持手段100を取り出すので、基板wfの取り出しに
際し該基板wfにメッキ液が付着する恐れはない。
【0088】
【発明の効果】以上、説明したように各請求項に記載の
発明によれば下記のような優れた効果が得られる。
【0089】請求項1に記載の発明によれば、メッキ用
治具に基板を装着し、該メッキ用治具を治具保持手段の
治具保持部に保持して、電解メッキを行うので、メッキ
用治具に装着された基板は開口に露出した面しかメッキ
液に触れることがないから、メッキ面以外にメッキ液が
付着し、メッキ金属が基板内に拡散する等の不都合がな
くなる。
【0090】また、請求項2に記載の発明によれば、基
板をメッキ用治具に装着してから、各工程を行うので、
基板はメッキ用治具でメッキ液に触れるようになってい
る面以外にはメッキ液が触れることはないので、メッキ
金属が基板内に拡散する等の不都合がない基板のメッキ
を行うことができる。
【0091】また、請求項3に記載の発明は、メッキ工
程が終了した後、治具保持手段に搭載されたメッキ用治
具をメッキ液外に移動させた後回転させて遠心力でメッ
キ液を飛散させ取り除くので、陽極電極板がメッキ用治
具の上方に無い場合、即ち基板のメッキを施す面が下向
きで陽極電極板で治具保持手段より下方にある場合又は
陽極電極板が無い場合においても、基板をメッキ用治具
から取り外す際、基板にメッキ液が付着する恐れが全く
ない。
【0092】また、請求項4に記載の発明によれば、基
板を該メッキ用治具で保持したまま洗浄及び乾燥を行う
ので、基板をメッキ用治具から取り外す際、基板にメッ
キ液が付着する恐れが全くない。
【0093】また、請求項5に記載の発明によれば、基
板は基板保持手段の第二保持部材の開口に露出した面の
みがメッキ液に触れるので、他の面はメッキ液に触れる
ことなく、電解メッキを終了させ、メッキ終了後は昇降
手段で基板保持手段をメッキ液面上に上昇させ、回転手
段で高速回転させ、メッキ液を除去することができるか
ら、基板のメッキ面以外は全くメッキ液に触れることが
ない。また、メッキ期間中は基板を保持した基板保持手
段を低速回転させるので開口に露出した基板の面に膜厚
の均一なメッキ膜を形成できる。
【0094】また、請求項6に記載の発明によれば、基
板を基板保持手段の第一保持部材と第二保持部材の間に
挟持して保持させてから、上記各工程を行うので、基板
はメッキ用治具でメッキ液に触れるようになっている面
以外にはメッキ液が触れることはない。特にメッキ終了
後、基板保持手段をメッキ液面上にまで移動させ回転さ
せてメッキ液を除去するので、基板を基板保持手段から
取り外す際に、基板にメッキ液が付着する恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板のメッキ装置の構成例を示す図で
ある。
【図2】本発明のメッキ装置に用いるメッキ用治具の構
造を示す図で、図2(a)は正面図、図2(b)は平面
図、図2(c)は断面図である。
【図3】本発明のメッキ装置の治具保持部の構造を示す
図で、図3(a)は正面図、図3(b)は平面図、図3
(c)は保持爪を示す斜視図である。
【図4】図1のA部分の詳細を示す図である。
【図5】本発明のメッキ装置の治具保持部の保持具電極
接点の構造を示す断面図である。
【図6】本発明のメッキ装置の治具保持部にメッキ用治
具を保持した状態を示す図で、図6(a)は正面図、図
6(b)は平面図である。
【図7】本発明のメッキ装置の陽極電極板及び受皿を示
す平面図である。
【図8】陽極電極板及び受皿を旋回させる回転軸の上部
構造を示す図である。
【図9】本発明の基板のメッキ装置の構成例を示す図で
あ。
【図10】図9に示す基板のメッキ装置の上部構造体を
開放した状態を示す図である。
【図11】本発明のメッキ装置の治具保持部の保持具電
極接点の構造を示す断面図である。
【図12】本発明の基板のメッキ装置の構成例を示す図
である。
【図13】図11に示す基板のメッキ装置の上部構造体
を開放した状態を示す図である。
【図14】本発明の基板のメッキ装置の基板保持手段の
保持爪の構造を示す斜視図である。
【図15】本発明の基板のメッキ装置の基板保持手段の
保持爪解除機構の構成例を示す図で、図15(a)は平
面図、図15(b)は側面図である。
【図16】本発明の基板のメッキ装置の基板保持手段の
保持爪解除機構の構成例を示す平面図である。
【図17】本発明の基板のメッキ装置の移動・回転機構
の構成例を示す図で、図17(a)は正面図、図17
(b)は上面図である。
【図18】図11に示す基板のメッキ装置を用いたメッ
キ手順を示す図である。
【符号の説明】
10 メッキ槽 13 解除部材 20 メッキ用治具 21 第一治具部材 22 第二治具部材 23 結合爪 25 第一シール部材 26 第二シール部材 27 導電部材 28 治具外部電極接点 30 治具保持機構 31 治具保持部 32 保持爪 33 回転軸 36 回転機構 39 昇降機構 40 陽極電極板 41 アーム 42 回転軸 45 昇降機構 50 受皿 51 アーム 52 回転軸 55 回転機構 60 昇降・回転機構 61 回転軸 62 シリンダ 68 回転軸 70 解除機構 80 移動・回転機構 100 基板保持手段 101 第一保持部材 102 第二保持部材 103 保持爪 105 第一シール部材 106 第二シール部材 107 導電部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキ液を収容したメッキ槽内でメッキ
    用治具に保持された基板と陽極電極板を配置し、該陽極
    電極板と該基板の間にメッキ電流を通電して該基板にメ
    ッキを施す基板のメッキ装置において、 前記メッキ用治具には前記基板のメッキを施す面を露出
    する開口が形成され、該開口の周囲にシール部材が取り
    付けられ、該シール部材によりメッキ液に触れないよう
    にした該基板の表面縁部に当接する導電部材を設け、当
    該メッキ用治具の外面の所定の位置に該導電部材に電源
    を接続するための治具外部電極接点を設け、 前記メッキ槽の内部で前記メッキ用治具を保持する治具
    保持部を有する治具保持手段を設け、該治具保持手段は
    治具保持部に該メッキ用治具を保持した状態で前記治具
    外部電極接点に当接する保持具電極接点を具備すること
    を特徴とする基板のメッキ装置。
  2. 【請求項2】 基板を電解メッキする基板のメッキ方法
    であって、 前記基板をメッキ用治具に装着する工程、該基板を装着
    したメッキ用治具を治具保持手段に搭載し保持する工
    程、該治具保持手段に搭載されたメッキ用治具をメッキ
    槽のメッキ液中の所定の位置に配置する工程、陽極電極
    板をメッキ槽のメッキ液中の所定の位置に配置する工
    程、該陽極電極板と基板の間にメッキ電流を流し電解メ
    ッキを行う工程、該陽極電極板をメッキ槽外に移動する
    工程、前記治具保持手段に搭載されたメッキ用治具をメ
    ッキ液外のメッキ用治具取外し位置に移動する工程、該
    治具保持手段に搭載されたメッキ用治具の保持を解除す
    る工程、該治具保持手段からメッキ用治具を取り除く工
    程、該基板をメッキ用治具から取り出す工程からなるこ
    とを特徴とする基板のメッキ方法。
  3. 【請求項3】 基板をメッキする基板のメッキ方法であ
    って、 前記基板をメッキ用治具に装着する工程、該基板を装着
    したメッキ用治具を治具保持手段に搭載し保持する工
    程、該治具保持手段に搭載されたメッキ用治具をメッキ
    槽のメッキ液中の所定の位置に配置する工程、該メッキ
    用治具から露出された基板表面にメッキを行う工程、前
    記治具保持手段に搭載されたメッキ用治具をメッキ液外
    に移動させた後回転させて遠心力でメッキ液を飛散させ
    取り除く工程、該治具保持手段をメッキ用治具を取り外
    す位置に移動する工程、該治具保持手段からメッキ用治
    具を取り除く工程、該メッキ用治具から基板を取り出す
    工程からなることを特徴とする基板のメッキ方法。
  4. 【請求項4】 基板にメッキをする基板のメッキ方法で
    あって、 前記基板を保持したメッキ用治具を治具保持手段に保持
    させてメッキを行った後、メッキを施した基板を該メッ
    キ用治具で保持したまま洗浄及び乾燥を行い、該基板の
    メッキを施していない面にメッキ液が付着することが無
    い状態で基板をメッキ用治具から取り外すことを特徴と
    する基板のメッキ方法。
  5. 【請求項5】 メッキ液を収容したメッキ槽内に配置さ
    れた基板保持手段に保持された基板と陽極電極板の間に
    メッキ電流を通電して該基板にメッキを施す基板のメッ
    キ装置において、 前記基板保持手段は基板を挟持する第一保持部材と第二
    保持部材を具備し、該第二保持部材は基板のメッキを施
    す面を露出する開口と、該開口の周囲に取り付けたシー
    ル部材と、該シール部材によってメッキ液に触れないよ
    うに区画された前記基板の表面縁部に当接する導電部材
    を具備し、該基板をメッキを施す面を下に向けて保持す
    るように構成され、 前記基板保持手段に基板を保持した状態でその面内で回
    転軸回りに回転させる回転手段及び/又は該回転軸の軸
    方向に移動させる移動手段を前記メッキ槽の上部に配置
    された上部構造体に取り付け、 前記上部構造体を開閉駆動する構造体開閉駆動手段を設
    けたことを特徴とする基板のメッキ装置。
  6. 【請求項6】 基板に電解メッキをする基板のメッキ方
    法であって、 基板を基板保持手段の第一保持部材と第二保持部材の間
    に挟持して保持させる工程、該基板保持手段をメッキ槽
    内の所定の位置まで移動させて配置する工程、該基板の
    露出された表面にメッキを行う工程、該基板保持手段を
    メッキ液面上にまで移動させた後回転させてメッキ液を
    除去する工程、該基板保持手段を基板の保持を解除する
    位置まで移動させる工程、該基板保持手段の基板保持を
    解除する工程、第二保持部材を取り除き基板を取り出す
    工程からなることを特徴とする基板のメッキ方法。
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