JP2000150394A - 基板処理装置及び基板位置合わせ装置 - Google Patents

基板処理装置及び基板位置合わせ装置

Info

Publication number
JP2000150394A
JP2000150394A JP32696298A JP32696298A JP2000150394A JP 2000150394 A JP2000150394 A JP 2000150394A JP 32696298 A JP32696298 A JP 32696298A JP 32696298 A JP32696298 A JP 32696298A JP 2000150394 A JP2000150394 A JP 2000150394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
chamber
processing
particles
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32696298A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Terai
藤雄 寺井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP32696298A priority Critical patent/JP2000150394A/ja
Publication of JP2000150394A publication Critical patent/JP2000150394A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンバ内部においてパーティクルの除去を
行うことが可能な成膜装置を提供すること。 【解決手段】 チャンバ21内部に搬送された基板27
をプラズマ処理するプラズマ処理装置20において、基
板27を保持する回転テーブル24と、回転テーブル2
4に保持された基板27の所定温度への加熱を行うヒー
タ33と、回転テーブル24の回転駆動を行う回転モー
タ26と、基板27をプラズマ処理するに先立ってチャ
ンバ21内部にガスを供給し基板27に付着したパーテ
ィクルを除去するガス供給ノズル22と、チャンバ21
内部を排気する排気口34と、を具備することを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成膜装置等の基板
処理装置に関し、特にCVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体成膜装置においては、半導体ウエ
ハ等の基板上に付着したダストが半導体装置製造の歩留
まりに影響を与えるため、成膜を行う前に別途設けられ
た、例えば枚葉式の洗浄処理装置を用いて基板表面の洗
浄を行い、基板表面からパーティクルの除去を行うと共
に、この基板をダスト管理されたクリーンルーム内に保
管管理し、次工程であるCVD(chemical v
apor deposition)処理等の成膜処理や
エッチング処理を行っている。
【0003】しかしながら、基板の洗浄を行ってから成
膜を行うまでの間が長いと、その間に基板表面にパーテ
ィクルが付着する確率が高くなるため、前工程で行った
洗浄処理が無駄になってしまい、このまま成膜処理等を
行うと、パーティクルが付着している上に成膜が為され
て回路パターンが形成されるため、不良発生の原因とな
ってしまう。
【0004】そこで、このような不良発生を防止するた
め、基板の成膜直前に洗浄することで、その間にパーテ
ィクルが付着するのを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、清浄に
洗浄された基板でも、クリーンルームの大気に触れた場
合には多少のパーティクルの付着は避けられないものと
なっている。これは、いくら清浄に管理されたクリーン
ルーム内部とはいえ、パーティクルを完全に除去するこ
とはできないためである。
【0006】このようなパーティクルの基板表面への付
着は、基板上に成膜するCVD装置等では上述の如く不
良の原因となるため、半導体装置製造の歩留まりに大き
く影響を与えるものとなっている。
【0007】ここで、従来のCVD装置等においては、
例えば枚葉式の洗浄処理装置等を用いてこの洗浄処理装
置のみで洗浄処理が為されてパーティクルが除去される
構成であり、成膜処理の直前であるCVD装置等のチャ
ンバ内部においてパーティクルの除去を行う構成は存在
しなく、そのような装置が存在すれば、より歩留まりの
向上が図られるため実現が望まれている。
【0008】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、チャンバ内部において
パーティクルの除去を行うことが可能な基板処理装置及
び基板位置合わせ装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、処理室内部に搬送された基
板を処理する基板処理装置において、上記基板を保持す
る保持手段と、上記保持手段に保持された基板の加熱を
行う加熱手段と、上記保持手段の回転駆動を行う駆動手
段と、上記基板を処理するための処理ガスを供給する処
理ガス供給手段と、上記基板に付着したパーティクルを
除去するクリーニングガスを供給するクリーニングガス
供給手段と、上記処理室内部を真空吸引する吸引手段
と、を具備することを特徴とする基板処理装置である。
【0010】請求項2記載の発明は、上記保持手段は上
記基板に対して上下方向の振動を付与する振動機構を備
えたことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置であ
る。
【0011】請求項3記載の発明は、上記基板処理装置
は成膜装置であることを特徴とする請求項1または請求
項2記載の基板処理装置である。
【0012】請求項4記載の発明は、上記基板処理装置
はエッチング装置であることを特徴とする請求項1また
は請求項2記載の基板装置である。
【0013】請求項5記載の発明は、処理室内部で基板
の位置合わせを行う基板位置合わせ装置において、上記
基板を保持する保持手段と、上記保持手段を回転駆動さ
せる駆動手段と、上記駆動手段により回転駆動される基
板の位置ずれを検出する検出手段と、上記処理室内部に
クリーニングガスを供給して上記基板に付着したパーテ
ィクルを除去するクリーニングガス供給手段と、上記処
理室内部を真空吸引する吸引手段と、を具備しているこ
とを特徴とする基板位置合わせ装置である。
【0014】請求項6記載の発明は、上記保持手段に保
持された基板の所定温度への加熱を行う加熱手段が設け
られていることを特徴とする請求項5記載の基板位置合
わせ装置である。
【0015】請求項1の発明によると、保持手段の回転
駆動を行う駆動手段が設けられたため、この保持手段に
保持された基板を回転駆動させることで、基板の上面に
付着したパーティクルに遠心力を作用させてこのパーテ
ィクルを除去することが可能となる。
【0016】また、基板を処理するに先立って処理室内
部にクリーニングガスを供給し基板に付着したパーティ
クルを除去するクリーニングガス供給手段と、この処理
室内部を真空吸引する吸引手段が設けられた構成である
ため、基板を回転させることでクリーニングガスに基板
に向かうガス流れを作り基板上面に付着したパーティク
ルを吹き流すことが可能となる。更に、吸引手段により
このチャンバ内部に供給されたガスを真空吸引により排
気することで、一層基板の上面にガスの流れが形成され
易くなり、それによって基板上面に付着したパーティク
ルの除去を一層行い易い状態にすることが可能となる。
【0017】また、保持手段に保持された基板の所定温
度への加熱を行う加熱手段が設けられているので、この
基板の上面に付着したパーティクルに伴う水分を蒸発さ
せることが可能となり、それによって水分により基板に
吸着しているパーティクルを除去し易くなる。
【0018】請求項2の発明によると、上記保持手段に
は上下方向に振動可能な振動機構が備えられており、こ
の振動機構により保持手段に保持された基板に対して上
下方向の振動が与えられるので、基板の上面に付着した
パーティクルは上述の振動機構で振動が与えられること
で、一層パーティクルの除去が行い易くなる。
【0019】請求項3の発明によると、上記基板処理装
置は成膜装置であるため、成膜前に基板の上面に付着し
ているパーティクルを除去することで、この基板に対し
ての成膜が精度良く行うことが可能となり、それによっ
て不良の発生を低減することができる。このため、製品
の歩留まりを向上させることが可能となる。
【0020】請求項4の発明によると、上記基板処理装
置はエッチング装置であるため、エッチング処理するに
先立って基板の上面に付着したパーティクルを除去すれ
ば、基板に対するエッチング処理を精度良く行うことが
できる。それによって、成膜などの次工程において不良
の原因が除かれ、基板の上面に回路パターンを形成する
場合でも、この回路パターン形成の精度が向上する。
【0021】請求項5の発明によると、基板の位置合わ
せを行う基板位置合わせ装置において、基板を保持する
保持手段と、保持手段を回転駆動させる駆動手段と、駆
動手段により回転駆動されることで基板の位置ずれを検
出する検出手段と、処理室内部にクリーニングガスを供
給して基板に付着したパーティクルを除去するクリーニ
ングガス供給手段と、チャンバ内部を真空吸引する吸引
手段を具備しているため、基板の位置ずれを検出手段に
より検出しながら、上述のガス供給手段及び吸引手段で
基板の上面に付着したパーティクルを除去することが可
能となる。それによって、例えばマルチチャンバシステ
ムなどにおいては、基板の位置ずれを検出すると共に基
板の上面に付着したパーティクルの除去を行うことがで
き、その後にロボットなどによって基板処理室に導入す
れば、基板の処理が良好に行える。
【0022】請求項6の発明によると、保持手段に保持
された基板の所定温度への加熱を行う加熱手段が設けら
れているため、基板位置合わせ装置においても水分によ
って基板の上面に吸着しているパーティクルを除去する
ことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1及び図2に基づいて説明する。基板処理装置
の一種である成膜装置としてのCVD装置20は、内部
に反応ガスを導入して成膜処理を行うためのチャンバ2
1を有している。このチャンバ21の上端面には、内部
に窒素ガス等の不活性ガスを供給するためのガス供給ノ
ズル22が取り付けられており、外部に設けられたガス
の供給源よりチャンバ21内部に、例えば窒素などの不
活性ガスを供給できる構成となっている。
【0024】上記チャンバ21内部に導入された不活性
ガスは、このチャンバ21内部を仕切るガス整流板23
に導入される。ガス整流板23は、ガス供給ノズル22
より導入された不活性ガスを均一化して下方に導入し、
それによって下方に設けられた基板27への不活性ガス
の導入の均一化を図るものである。
【0025】ガス整流板23の下方には、回転テーブル
24が位置している。回転テーブル24には、下面側に
回転軸25が取り付けられている。この回転軸25の下
端側は、チャンバ21外方に設けられた回転モータ26
に連結されている。それによって、回転モータ26の回
転駆動が直接回転テーブル24に伝達されるようになっ
ている。
【0026】回転モータ26には図2に示すような磁気
軸受モータ26aが用いられる。磁気軸受モータ26a
は、上記回転テーブル24と連結された回転軸25を中
央に有している。この回転軸25は、外周面の軸線方向
に沿って90度間隔で突出形成された突起部28を有し
ており、この突起部28がコイル(A1,A2)…と近接対
向するように設けられている。
【0027】上記コイル(A1,A2)…は、上記突起部2
8と同様に回転軸25の周囲に4組程配置されている。
すなわち、図2(b)に示すようにコイル(A1,A2),
(B1,B2),(C1,C2),(D1,D2)が、夫々90度の
間隔毎に配置されている。
【0028】また、図2(a)に示すように、同角度に
配置されているコイル(A1,A2)…においても、(A1,
B1,C1,D1)に対して(A2,B2,C2,D2)は、所定の距
離だけ離間して配置されている。
【0029】上記コイル(A1,A2)…は、互いに配線2
9により電気的に接続されている。これにより、コイル
A1とコイルA2は同電位となるように設けられている。ま
た、この配線29は、回転制御回路30と電気的に接続
されており、コイル(A1,A2)に導通させる電流を制御
している。なお、他のコイル(B1,B2),(C1,C2),
(D1,D2)においても、同様の構成であり、また夫々コ
イル(A1,A2)…が独立に回転制御回路30に電気的に
接続されている。
【0030】回転制御回路30には、電源回路31が接
続されている。この電源回路31は、外部から供給され
る交流電源を直流に変換するものであり、ここから回転
制御回路30及び振動付与制御回路32に電力が供給さ
れる。
【0031】この回転制御回路からコイル(A1,A2),
(B1,B2),(C1,C2),(D1,D2)に対して順次電流
を切り替えながら導通させることにより、回転軸25に
回転力を付与することが可能な構成である。
【0032】また、回転軸25の回転テーブル24が取
り付けられている部位とは反対側の他端(図では下端)
には、この回転軸25の端部と近接対向するようにコイ
ルEが設けられている。コイルEは、回転軸25に対し
てこの軸線方向(上下方向)に振動を付与するものであ
り、振動付与手段にこのコイルEが配線33を介して接
続されている。このコイルEには高周波電流が付与され
る構成であり、それによって回転軸25を上下方向に振
動させることを可能としている。この磁気軸受モータ2
6aを用いると、回転軸25が完全に浮いた状態、すな
わち非接触状態を保ちながら回転駆動を行うことが可能
となる。
【0033】また、コイルEが設けられ、このコイルE
に高周波を付与すると回転軸25が上下方向に振動する
構成であるため、回転軸25に付与する振動によって基
板27に付着しているパーティクルの除去を一層行い易
い構成としている。
【0034】上記回転テーブル24は、その上面で基板
27を保持可能とするために、外周部分に係止手段27
aが設けられている。この係止手段27aは、例えば上
方に所定の高さだけ突出して設けられたピン状部材等で
あり、このピン状部材が回転テーブル24の外周部分に
沿って所定間隔で配置されている。それによって、基板
27の係止が良好に為される構成となっている。
【0035】回転テーブル24の下方には、ヒータ33
が取付けられている。このヒータ33は、回転テーブル
24上に載置された基板27を所定の温度に加熱して成
膜処理に適した温度に温度調節するものであり、それに
よってpoly−Si成膜の開発を良好に行えるように
している。
【0036】チャンバ21の底部には、チャンバ21内
部の排気を行うための排気口34が設けられている。こ
の排気口34は、不図示の吸引手段に接続されており、
この吸引手段が作動することでチャンバ21内部の真空
吸引を行えるようになっている。
【0037】なお、上述のガス供給ノズル22は、チャ
ンバ21内部に不活性ガスを導入できる構成であるが、
このガス供給ノズル22は、不活性ガスを導入した後に
は成膜処理のための処理ガスをも導入できる構成であ
る。このため、ガス供給ノズル22は不図示の処理ガス
供給源にも連結されており、この不活性ガスの供給と処
理ガスの供給との切り替えは、例えば切替弁などによっ
て為される構成となっている。
【0038】また、処理ガス供給のための他のガス供給
ノズルを、上述のガス供給ノズル22とは別個に設ける
構成であっても構わない。
【0039】以上のような構成を有するCVD装置20
の作用について、以下に説明する。基板27の成膜を行
う場合には、上記チャンバ21の上端に取り付けられた
ガス供給ノズル22よりチャンバ21内部に不活性ガス
を供給する。この場合、上記チャンバ21内部への不活
性ガスの供給は、例えば不活性ガスとしての窒素ガスを
30〜50slm程度の範囲で供給している。これと共
に、このチャンバ21内部の真空吸引を行い、このチャ
ンバ21内部の圧力を数torr〜200torrの範
囲内に設定する。
【0040】このチャンバ21内部の圧力設定と共に、
上記回転テーブル24に保持された基板27の回転駆動
を行う。この基板27の回転は、パーティクルを除去す
る必要性から速ければ速いほど好ましいが、その一例と
しては略3000rpm程度で回転テーブル24の回転
駆動を行っている。
【0041】上記回転テーブル24の回転駆動を行うと
共に、上記基板27の上面に付着した水分を蒸発させる
べく、上記基板27をヒータ33で加熱する。このヒー
タ33は、上記基板27のPoly−Si成膜の開発を
行うべく650〜750度程度に加熱されるが、CVD
装置20においては400〜1200度程度が実用範囲
であり、また温度は高ければ高い程水分が蒸発されるの
で、このような範囲において適宜の温度を設定すること
が可能である。
【0042】すると、不活性ガス(クリーニングガス)
は基板27に対してその流れが整えられて吹き付けら
れ、また基板27は回転駆動されているため、回転によ
る吸引効果でウエハ面へのガス流れがより均一になる。
それに伴って不活性ガスは基板27外周側に向かう流れ
を生じる。この不活性ガスの流れにより、基板27の上
面に付着しているパーティクルが吹き飛ばされてこの基
板27表面の洗浄が図られる。なお、この不活性ガスの
基板27外周側へ向かう流れは、上記排気口34からの
不活性ガスの吸引排気によってもより流れが生じ易いも
のとなっている。
【0043】なお、上記回転テーブル24の回転数は、
この基板27の上面に付着したパーティクルを動き易く
するために、回転数は高ければ高いほど好ましい。一例
として、回転テーブル24は、略3000rpm程度に
設定され、成膜が行われている。
【0044】なお、回転テーブル24の回転駆動を行う
に際しては、回転モータ26である磁気軸受モータ26
aを作動させてこの回転テーブル24に上下方向への振
動を与えても構わない。すると、この振動の付与によっ
て基板27の表面に付着しているパーティクルの除去を
行える。
【0045】これらの基板27表面からのパーティクル
の除去が終了した後に、ガス供給ノズル22から処理ガ
スの供給を行う。それによって、清浄化が為された基板
27の表面にCVD処理が為される。
【0046】このような構成のCVD装置20による
と、ガス供給ノズル22により基板27の表面に不活性
ガスを導入してこの基板27の表面に不活性ガスの流れ
を与える構成であるため、基板27の表面に付着したパ
ーティクルを吹き流すことが可能となる。このため、基
板27表面の清浄化が為された後に、基板27の表面に
成膜処理を行えば、この基板27への成膜処理が良好に
行うことができ、また半導体製造装置の歩留まりが向上
したものとなる。
【0047】また、回転テーブル24の下方にはヒータ
33が設けられており、このヒータ33を作動させて基
板27を適宜の温度に加熱することで、パーティクルと
共に基板27の表面に付着している水分を蒸発させるこ
とが可能となる。それによって、パーティクルの付着に
粘着力を与えている水分をなくすることができ、一層基
板27の表面からのパーティクルの除去を行うことが可
能となる。
【0048】更に、回転モータ26は磁気軸受モータ2
6aであり、基板27に上下方向の振動を与えることが
可能な構成であるため、この基板27への振動の付与に
よって、一層基板27の表面からのパーティクルの除去
を行うことが可能となっている。
【0049】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となってい
る。以下それについて述べる。
【0050】上記実施の形態では、基板27に対して不
活性ガスの供給、真空吸引による基板27表面への気流
の形成、回転テーブル24の回転駆動、ヒータ33での
加熱、磁気軸受モータ26aによる上下方向の振動の付
与を夫々実現できる構成となっているが、これらのうち
いずれかを組み合わせてパーティクルの除去を行う構成
としても構わない。
【0051】また、本発明はCVD装置20に限られ
ず、例えばエッチング処理装置等の各種処理装置におい
ても本発明の構成を適用可能である。特に、エッチング
装置においては、その構成が上述のCVD装置20とほ
ぼ同等の構成となる。また、エッチング処理装置以外の
プラズマ処理装置にも適用することが可能となってい
る。
【0052】さらに、基板27に対するオリフラ51や
ノッチ合わせを行う基板位置合わせ装置47にも本発明
を適用可能である。これは、例えば図3に示すようなマ
ルチチャンバシステム40においては、通常中央に略六
角形状に形成された搬送室41を有しており、この搬送
室41に搬送ロボット42を具備している。また、基板
27が他の洗浄処理装置等から搬送されるロードロック
室43、及びCVD装置20等のプロセス室44と共
に、基板27に対するオリフラやノッチ合わせを行う図
4に示す基板位置合わせ装置47が存する基板位置合わ
せ室45が設けられてマルチチャンバシステム40を構
成している。また、プロセスの終了した基板27を冷却
するための冷却室46も有している。
【0053】この場合、基板位置合わせ装置47には、
基板27を保持するターンテーブル48が設けられてお
り、このターンテーブル48が回転機構49によって回
転駆動される構成である。そして、ターンテーブル48
上に載置された基板47の外周部分を検出すべくセンサ
50が設けられており、このセンサ50でオリフラ51
の検出を可能としている。
【0054】この場合、回転機構49を利用してセンサ
50で基板27の表面に付着したパーティクルの除去を
行うことが可能である。
【0055】また、基板位置合わせ装置47の基板位置
合わせ室45に上述の実施の形態で述べたガス供給ノズ
ルや排気口、或いはヒータ、磁気軸受モータを具備する
構成とすることで、より一層パーティクルの除去を良好
に行い得る構成となっている。その他、本発明の要旨を
変更しない範囲において、種々変形可能となっている。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
保持手段に保持された基板を回転駆動させることで、基
板の上面に付着したパーティクルを、基板の回転による
クリーニングガスの吸引効果で基板上への均一なガス流
れを形成し、この流れと遠心力を作用させてこのパーテ
ィクルを除去することが可能となる。
【0057】また、ガス供給手段によるガスの上面への
供給で基板上面に付着したパーティクルを吹き流すこと
が可能となる。さらにチャンバ内部に供給されたガスを
真空吸引により排気することで、一層基板の上面にガス
の流れが形成され易くなり、それによって基板上面に付
着したパーティクルの除去を一層行い易い状態にするこ
とが可能となる。
【0058】また、加熱手段により基板の上面に付着し
たパーティクルに伴う水分を蒸発させることが可能とな
り、それによって水分により基板に吸着しているパーテ
ィクルを除去し易くなる。
【0059】また、振動機構を具備すれば、保持手段に
保持された基板に対して上下方向の振動が与えられるた
め、基板の上面に付着したパーティクルの除去を一層良
好に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わるCVD装置の構
成を示す側断面図。
【図2】同実施の形態に係わる磁気軸受モータの構成を
示す図であり、(a)は磁気軸受モータの側面からの構
成を示す図、(b)は磁気軸受モータの上面から見た構
成を示す図。
【図3】本発明の変形例に係わるマルチチャンバシステ
ム及び基板位置合わせ装置の構成を示す平面図。
【図4】本発明の変形例に係わる基板位置合わせ装置及
び搬送ロボットの構成を示す図。
【符号の説明】
20…CVD装置 21…チャンバ 22…ガス供給ノズル 24…回転テーブル 25…回転軸 26…回転モータ 27…基板 33…ヒータ 34…排気口 40…マルチチャンバシステム 47…基板位置合わせ装置
フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 DA06 EA03 EA11 GA04 GA06 KA12 KA23 KA28 4M104 DD44 HH20 5F004 AA14 BA19 BB18 BB21 BB26 BC06 BC08 BD04 CA09 5F031 HA37 JA27 KA13 KA14 LA07 MA04 MA28 MA32 NA02 NA04 NA16 PA26 5F045 AB03 AD10 AD11 BB14 DP03 DP28 DQ17 EB08 EB13 EE20 EF05 EF14 EK07 EM10 EN04 EN06 HA25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内部に搬送された基板を処理する
    基板処理装置において、 上記基板を保持する保持手段と、 上記保持手段に保持された基板の加熱を行う加熱手段
    と、 上記保持手段の回転駆動を行う駆動手段と、 上記基板を処理するための処理ガスを供給する処理ガス
    供給手段と、 上記基板に付着したパーティクルを除去するクリーニン
    グガスを供給するクリーニングガス供給手段と、 上記処理室内部を真空吸引する吸引手段と、 を具備することを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 上記保持手段は上記基板に対して上下方
    向の振動を付与する振動機構を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 上記基板処理装置は成膜装置であること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の基板処理装
    置。
  4. 【請求項4】 上記基板処理装置はエッチング装置であ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の基板
    装置。
  5. 【請求項5】 処理室内部で基板の位置合わせを行う基
    板位置合わせ装置において、 上記基板を保持する保持手段と、 上記保持手段を回転駆動させる駆動手段と、 上記駆動手段により回転駆動される基板の位置ずれを検
    出する検出手段と、 上記処理室内部にクリーニングガスを供給して上記基板
    に付着したパーティクルを除去するクリーニングガス供
    給手段と、 上記処理室内部を真空吸引する吸引手段と、 を具備していることを特徴とする基板位置合わせ装置。
  6. 【請求項6】 上記保持手段に保持された基板の所定温
    度への加熱を行う加熱手段が設けられていることを特徴
    とする請求項5記載の基板位置合わせ装置。
JP32696298A 1998-11-17 1998-11-17 基板処理装置及び基板位置合わせ装置 Pending JP2000150394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32696298A JP2000150394A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 基板処理装置及び基板位置合わせ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32696298A JP2000150394A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 基板処理装置及び基板位置合わせ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000150394A true JP2000150394A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18193743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32696298A Pending JP2000150394A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 基板処理装置及び基板位置合わせ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000150394A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG90254A1 (en) * 2000-06-22 2002-07-23 Matsushita Electric Works Ltd Appartus for and method of vacuum vapor deposition and organic electroluminescent device
JP2010206025A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Tokyo Electron Ltd 成膜装置、成膜方法、プログラム、およびコンピュータ可読記憶媒体
JP2010212627A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Tokyo Electron Ltd 成膜装置、成膜方法及び記憶媒体
JP2011097068A (ja) * 2003-08-25 2011-05-12 Tokyo Electron Ltd 減圧処理室内の部材清浄化方法および基板処理装置
JP2017502514A (ja) * 2013-12-18 2017-01-19 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 回転可能な被加熱静電チャック
WO2019044392A1 (ja) * 2017-08-30 2019-03-07 株式会社ニューフレアテクノロジー 気相成長方法
CN110629200A (zh) * 2019-09-20 2019-12-31 理想晶延半导体设备(上海)有限公司 半导体处理设备
JP2021005629A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社アルバック プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
WO2022027347A1 (zh) * 2020-08-05 2022-02-10 重庆康佳光电技术研究院有限公司 金属镓去除装置及金属镓去除方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG90254A1 (en) * 2000-06-22 2002-07-23 Matsushita Electric Works Ltd Appartus for and method of vacuum vapor deposition and organic electroluminescent device
US6696096B2 (en) 2000-06-22 2004-02-24 Matsushita Electric Works, Ltd. Apparatus for and method of vacuum vapor deposition and organic electroluminescent device
CN100422380C (zh) * 2000-06-22 2008-10-01 松下电工株式会社 真空蒸镀设备、真空蒸镀多种材料的方法和有机电荧光器件
JP2011097068A (ja) * 2003-08-25 2011-05-12 Tokyo Electron Ltd 減圧処理室内の部材清浄化方法および基板処理装置
JP2010206025A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Tokyo Electron Ltd 成膜装置、成膜方法、プログラム、およびコンピュータ可読記憶媒体
JP2010212627A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Tokyo Electron Ltd 成膜装置、成膜方法及び記憶媒体
JP2017502514A (ja) * 2013-12-18 2017-01-19 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 回転可能な被加熱静電チャック
JP2019046855A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 株式会社ニューフレアテクノロジー 気相成長方法
WO2019044392A1 (ja) * 2017-08-30 2019-03-07 株式会社ニューフレアテクノロジー 気相成長方法
TWI681070B (zh) * 2017-08-30 2020-01-01 日商紐富來科技股份有限公司 氣相成長方法
CN111033692A (zh) * 2017-08-30 2020-04-17 纽富来科技股份有限公司 气相生长方法
EP3678165A4 (en) * 2017-08-30 2021-06-30 NuFlare Technology, Inc. VAPOR PHASE DEPOSITION PROCESS
US11482416B2 (en) 2017-08-30 2022-10-25 Nuflare Technology, Inc. Vapor phase growth method
CN111033692B (zh) * 2017-08-30 2023-11-10 纽富来科技股份有限公司 气相生长方法
JP2021005629A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社アルバック プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JP7389573B2 (ja) 2019-06-26 2023-11-30 株式会社アルバック プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
CN110629200A (zh) * 2019-09-20 2019-12-31 理想晶延半导体设备(上海)有限公司 半导体处理设备
WO2022027347A1 (zh) * 2020-08-05 2022-02-10 重庆康佳光电技术研究院有限公司 金属镓去除装置及金属镓去除方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5496834B2 (ja) センサ基板
JP2720420B2 (ja) 成膜/エッチング装置
JP2008004879A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2000150440A (ja) 進行メガソニック波を用いたウェハ洗浄システム
JP2001102428A (ja) 加工チャンバにまたは加工チャンバからウェーハを移送するためのウェーハ搬送装置
JP2007242869A (ja) 基板処理システム
KR20190104073A (ko) 프로세스 챔버에서 기판을 회전 및 병진시키기 위한 시스템 및 방법
JP2000150394A (ja) 基板処理装置及び基板位置合わせ装置
JP2001232250A (ja) 膜形成装置
US7279431B2 (en) Vapor phase etching MEMS devices
JP4771845B2 (ja) 基板処理方法及び記憶媒体
JP6811675B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP3948930B2 (ja) 薄膜形成装置および薄膜形成方法
TWI753380B (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
JPH05175162A (ja) ドライエッチング装置
US20040003829A1 (en) Substrate cleaning apparatus and substrate cleaning method
JPH09106980A (ja) 塗布膜形成装置及び塗布膜形成方法
JP3098494B2 (ja) 基板の洗浄装置及び洗浄方法
JP2000156363A (ja) 基板乾燥装置
JPH11330056A (ja) 電極のクリーニング方法
US20040025901A1 (en) Stationary wafer spin/spray processor
JP3356654B2 (ja) 半導体ウエハ成膜装置
JPH06151405A (ja) 基板乾燥方法
JPH03227554A (ja) 静電チャック
JP2001110787A (ja) 前処理エッチング装置及び薄膜作成装置