JP2000148747A - 変換候補表示方法,およびこの方法によるかな漢字変換用のプログラムの記録媒体ならびにかな漢字変換装置 - Google Patents

変換候補表示方法,およびこの方法によるかな漢字変換用のプログラムの記録媒体ならびにかな漢字変換装置

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JP2000148747A
JP2000148747A JP10321743A JP32174398A JP2000148747A JP 2000148747 A JP2000148747 A JP 2000148747A JP 10321743 A JP10321743 A JP 10321743A JP 32174398 A JP32174398 A JP 32174398A JP 2000148747 A JP2000148747 A JP 2000148747A
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JP10321743A
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Junichi Shinohara
淳一 篠原
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Omron Corp
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的とする変換候補を迅速に選択して、かな
漢字変換処理にかかる効率を大幅に向上する。 【解決手段】 入力部6よりかな文字によるテキスト列
が入力されると、形態素解析部1による形態素解析、要
素分離部2による調整処理を経て、文節毎に、その文節
のテキスト列に対する変換候補として、自立語と付属語
との組み合わせが抽出される。抽出された各変換候補
は、同音語テーブル5内に、自立語と付属語とを切り分
けた状態で記憶される。配置決定部4は、表示部7上に
候補表示ウィンドウを設定するとともに、同音語テーブ
ル5に記憶された各変換候補を読み出し、各変換候補
を、自立語と付属語との区切り位置が一列になるように
揃えて、ウィンドウ内に一覧表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、かな漢字変換の技術
分野に属するもので、特に、変換対象のテキスト列につ
いて、選択すべき複数の変換候補がある場合に、各候補
を一覧表示するための技術に関連する。
【0002】
【従来の技術】従来のかな漢字変換処理では、入力され
たテキスト列に形態素解析を施して、そのテキスト列
を、語彙の最小単位である形態素毎に切り分けて、各形
態素毎に品詞の種類や活用情報などを認識した後、その
認識結果に基づき、一文節分など所定単位のテキスト列
毎に、対応する変換候補を表示する。この表示の段階で
複数の変換候補が存在する場合、過去の使用頻度や履歴
などに基づき各変換候補に順位付けが行われて、まず最
も順位の高い候補が第一候補として表示される。しかし
ながらこの第一候補が目的とするものでない場合には、
残りの変換候補が前記順位付けの順に一覧表示される。
この後、ユーザが一覧表示された候補の中から目的とす
る候補を探して選択すると、その選択された変換候補に
よりテキスト列が置き換えられて、変換処理が完了する
ことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、一つの文節
は、名詞のようにそれ自体で意味をなす自立語と、助
詞,活用語尾などの付属語とをもって構成される。また
多くの場合、複数のかな文字から成る一文節分のテキス
ト列には、自立語と付属語との区切り位置を複数通り設
定でき、しかも各区切り位置毎に複数の変換候補が抽出
されることが多々ある。このような場合に、一文節分の
テキスト列に対する変換候補の表示を、従来の方法によ
り行うと、各変換候補は、自立語と付属語との区切り位
置がまちまちな状態で表示されるようになる。
【0004】図6は、「かきに」というテキスト列に対
する変換候補の表示例であって、前記テキスト列中の
「かき」の部分を自立語とする変換候補と、「か」の部
分のみを自立語とする変換候補とが複数組ずつ存在し、
しかも各候補が混在して表示されている。したがってユ
ーザは、各変換候補の自立語の部分を切り分けて認識し
づらくなり、目的とする候補を即座に選択するのは、大
変困難となる。このように従来の変換候補の表示方法に
よれば、ユーザが目的とする候補を見つけるのに時間が
かかり、変換作業の効率が著しく悪くなる、という問題
が発生する。
【0005】この発明は上記問題点に着目してなされた
もので、複数の変換候補を、自立語と目的語との区切り
位置が一列になるように揃えて一覧表示することによ
り、目的とする変換候補を迅速に選択して、かな漢字変
換処理にかかる効率を大幅に向上することを、技術課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
変換候補表示方法では、自立語と付属語との組合せによ
る複数組の変換候補が抽出されたテキスト列について、
各変換候補を、自立語と付属語との区切り位置が一列に
なるように揃えて一覧表示するようにしている。
【0007】請求項2の発明にかかる変換候補表示方法
は、さらに各変換候補が一覧表示された段階で自立語と
付属語との区切り位置の指定を受け付けて、前記一覧表
示の対象を、前記指定された位置で自立語と付属語とが
区切られている変換候補のみに絞り込むようにしてい
る。
【0008】請求項3の発明にかかるかな漢字変換用の
プログラムの記録媒体は、少なくとも一文節分のテキス
ト列の入力を受け付けるステップ、前記入力されたテキ
スト列を、自立語と付属語との組合せによる文節単位に
切り分けた後に、各文節毎にその文節内のテキスト列に
対応する変換候補を抽出するステップ、各文節毎に、抽
出された変換候補を自立語と付属語との区切り位置が一
列になるように揃えて一覧表示する処理と、表示された
いずれかの変換候補の選択を受け付けて、選択された変
換候補により文節内のテキスト列を置き換える処理と
を、順次、実行するステップ、の各ステップを実施する
ためのプログラムが記録される。
【0009】請求項4の発明にかかるかな漢字変換用の
プログラムの記録媒体では、前記第3のステップを実行
するためのプログラムに、各変換候補が一覧表示された
状態下で自立語と付属語との区切り位置の指定を受け付
けて、前記一覧表示の対象を、前記指定された位置で自
立語と付属語とが区切られている変換候補のみに絞り込
むためのプログラムが含まれている。
【0010】請求項5の発明にかかるかな漢字変換装置
は、少なくとも一文節分のテキスト列を入力するための
入力手段と、前記入力手段より入力されたテキスト列
を、自立語と付属語との組合せによる文節単位に切り分
けた後に、各文節毎にその文節内のテキスト列に対応す
る変換候補を抽出する変換候補抽出手段と、抽出された
変換候補を表示するための表示手段と、前記表示手段に
表示された変換候補のうちのいずれかを選択するための
選択手段と、一文節分のテキスト列に対応する変換候補
を、自立語と付属語との区切り位置が一列になるように
揃えて前記表示手段に一覧表示する表示制御手段と、表
示されたいずれかの変換候補が前記選択手段により選択
されたとき、対応するテキスト列をその変換候補により
置き換える変換手段と、前記入力手段より入力されたテ
キスト列より切り分けられた各文節毎に、前記表示制御
手段による変換候補の一覧表示と変換手段による変換処
理とを実行する制御手段とを具備する。
【0011】請求項6の発明にかかるかな漢字変換装置
は、上記構成に加え、さらに変換候補の一覧表示に応じ
て自立語と付属語との区切り位置を指定するための指定
手段を具備するとともに、前記表示制御手段に、各変換
候補が一覧表示された状態下で指定手段による区切り位
置の指定がなされたとき、前記一覧表示の対象を、指定
された位置で自立語と付属語とが区切られている変換候
補のみに絞り込む絞込み手段を含ませている。
【0012】
【作用】請求項1,3,5の各発明では、テキスト列よ
り抽出された複数の変換候補を、自立語と付属語との区
切り位置が一列になるように揃えて一覧表示するので、
表示画面上で、各変換候補の自立語の部分と従属語の部
分とが、明確に切り分けられる。自立語は、名詞や、動
詞,形容詞の語幹など単独で意味をなす単語であるの
で、ユーザは、各変換候補の自立語の部分に含まれる情
報を用いて目的とする変換候補を容易に見つけることが
できる。
【0013】請求項2,4,6の各発明では、さらに自
立語と従属語との区切り位置の指定を受け付けて、前記
一覧表示の対象を、指定された区切り位置で自立語と従
属語とが区切られている変換候補のみに絞り込むので、
目的とする変換候補を確実に選択対象として絞り込むこ
とが可能となる。
【0014】
【実施例】図1は、この発明が導入されたかな漢字変換
装置の構成を示す。この装置は、複数のかなによるテキ
スト列の入力を受け付けて、このテキスト列を漢字混じ
りのテキスト列に変換するためのもので、形態素解析部
1,要素分離部2,絞り込み処理部3,配置決定部4,
同音語テーブル5,入力部6,表示部7などにより構成
される。
【0015】上記のかな漢字変換装置は、具体的には、
図2に示すようなCPU8,ROM9,RAM10を制
御主体とするコンピュータにより実現する。すなわちこ
の種コンピュータのCD−ROMドライブ12に前記形
態素解析部1,要素分離部2,絞り込み処理部3,配置
決定部4の各部の機能を実現するための制御プログラム
が記録されたCD−ROMをセットして、その記憶内容
をハードディスク装置11にインストールすることによ
り、CPU8は各処理部の機能を具備することになる。
また同音語テーブル5は、処理の過程で作成されるもの
で、ハードディスク装置11またはRAM10内に記憶
され、CPU8により適宜読み書きされる。
【0016】なお入力部6はテキスト列を入力するため
のキーボードや、変換候補の選択操作に用いるマウスな
どにより構成される。また表示部7は、CRTや液晶表
示板によるディスプレイ装置であって、後記する候補表
示ウィンドウやテキスト列の変換結果、上位アプリケー
ションの表示画面などが表示される。
【0017】前記ハードディスク装置11には、前記し
たかな漢字変換装置用の制御プログラムのほかに、ワー
ドプロセッサや表計算などのアプリケーションを実行す
るための制御プログラムが記憶されている。CPU8
は、これらのアプリケーションにおけるデータ入力の過
程で、かな漢字変換用のテキスト列が入力されたとき、
前記かな漢字変換装置の機能を用いて、入力されたかな
文字によるテキスト列を漢字混じりのテキスト列に変換
する。その変換結果は、アプリケーション側で作成中の
作業ファイルに出力されるとともに、表示部7上のデー
タ入力位置に表示される。
【0018】ここで図1に戻って、この発明のかな漢字
変換装置を実現するための各部の構成を説明する。形態
素解析部1は、前記入力部6より入力された複数のかな
文字より成るテキスト列(以下単に「テキスト列」とい
う)に形態素解析を施して、前記テキスト列を語彙情報
の最小単位である形態素毎に分割し、各形態素にあたる
単語の品詞や活用情報などを認識する。
【0019】前記の形態素解析によれば、独立して意味
をなす自立語と、自立語の前後に付随する付属語とが切
り分けて抽出されるが、この段階での自立語と付属語と
の切り分けは、形態素解析の手法によって若干異なって
くる。そこでつぎの要素分離部2は、名詞または活用語
の語幹を自立語、助詞や活用語尾など自立語の要件にあ
てはまらない単語を付属語として、前記形態素解析の結
果を調整する。さらに要素分離部2は、前記入力された
テキスト列を、自立語と付属語との組み合わせから成る
文節単位に切り分け、各文節に対応する自立語,付属語
の組み合わせを、それぞれその文節内のテキスト列の変
換候補として設定する。
【0020】なお、形態素解析の過程では、前記テキス
ト列が複数とおりの方法で分割される上、同じ発音を有
する複数の単語が抽出されることが多い。この場合、要
素分離部2においても、抽出された単語毎に前記調整処
理や文節単位での切り分け処理が行われるので、最終的
に、一文節分のテキスト列につき自立語と付属語との組
み合わせによる複数の変換候補が設定されることにな
る。
【0021】同音語テーブル5は、前記要素分離部2に
より設定された各変換候補を、自立語と付属語とに切り
分けて記憶するためのものである。図3は、「かきに」
という一文節分のテキスト列についての同音語テーブル
5の設定例であって、設定された各変換候補は、その構
成要素である自立語と付属語とに分離されて記憶されて
いる。
【0022】図示例では、自立語として「下記」「柿」
「夏期」などの名詞,「書き」「描」などの動詞の語
幹,ならびに無変換形のかなによる「か」などが設定さ
れるとともに、「かき」の発音に対応する自立語には付
属語として「に」が、また「か」の発音に対応する自立
語には付属語として「きに」が、それぞれ対応づけられ
ている。
【0023】再び図1に戻って、配置決定部4は、表示
部7上の所定位置に候補表示ウィンドウを設定するとと
もに、このウィンドウ内における各変換候補の配置を、
同音語テーブル5内の情報に基づいて制御する。この実
施例では、各変換候補は、候補表示ウィンドウ内におい
て、使用頻度順などに基づき縦並びに配置されるととも
に、自立語と付属語との区切り位置が一列になるよう
に、各候補の左右の配置位置が調整される。
【0024】さらに絞り込み処理部3は、表示用ウィン
ドウ内に表示された各変換候補を、自立語と付属語との
区切り位置に基づいて絞り込む処理を実行する。この場
合の絞り込み条件は、入力部6より入力された絞り込み
条件に基づいて行われるもので、絞り込み処理部3は、
前記同音語テーブル5内の各変換候補を、入力された条
件に基づいて絞り込むとともに、絞り込みから漏れた候
補を同音語テーブル5から削除する。この更新処理に応
じて配置決定部4が作動することにより、前記表示ウィ
ンドウ内には、入力された絞り込み条件に応じた変換候
補のみが表示されるようになる。
【0025】図4(1)は、候補表示ウィンドウ15内
に、前記図3に示した同音語テーブル5に基づき各変換
候補を配置した例であって、各変換候補は、ウィンドウ
15内に、自立語と付属語との区切り位置が一列になる
ように縦並びに揃えられて配置されている。またこの実
施例では、区切り位置を明確化するために、自立語の表
示領域と付属語の表示領域との各背景部分15a,15
bを、異なる色彩で表している。
【0026】なお図中、16はスクロールバー、17
a,17bは頁繰り用のバーであって、マウスを用いて
これらのバー16,17a,17bを操作することによ
り、ウィンドウ15の表示枠外にある変換候補を表示す
ることができる。また各変換候補の左側には、数字によ
る選択肢が表示されており、キーボードを用いた数字の
入力、もしくはウィンドウ15内の変換候補にカーソル
を合わせて確定する操作のいずれかにより、所定の変換
候補を選択し、この選択された候補をもって変換対象と
なる一文節分のテキスト列を変換することができる。図
示例では、選択用のカーソルを傍線により表すととも
に、このカーソルが合わせられた変換候補(「書き
に」)を他の候補よりも太字で示してある。
【0027】図4(2)は、前記図4(1)の候補表示
ウィンドウに絞り込み処理がされた後の表示例であっ
て、テキスト列中の「か」と「き」との間が区切り位置
として指定された場合の表示例を示してある。ここでの
絞り込み条件の入力は、初期状態の候補表示ウィンドウ
15上で、条件にあてはまる任意の変換候補を選択する
ことにより行われる。例えば、ユーザが所望の条件に応
じた変換候補にカーソルを合わせて、所定のキー(例え
ばコントロールキー)を操作すると、その候補における
区切り位置が取り込まれて、絞り込み処理部3に与えら
れる。よってこの区切り位置による絞り込み処理が行わ
れた後に、前記配置決定部4により絞り込まれた各候補
を候補表示ウィンドウ15内に再配置することにより、
候補表示ウィンドウ15内には、前記カーソルを合わせ
られた変換候補と同様の位置で自立語と付属語とが区切
られた変換候補のみが表示されることになる。
【0028】図5は、図2に示した具体的な装置構成に
おいて、一連のテキスト列の入力に対するCPU8の手
順を示す。なお図中の「ST」は各手順を示す。この手
順を実行するためのプログラムは、所定のアプリケーシ
ョンを実行する過程で、テキスト列の入力と変換操作が
なされることにより起動するもので、まずST1で、入
力部6からのテキスト列の入力が受け付けられると、つ
ぎのST2で、このテキスト列に対し形態素解析が施さ
れて、テキスト列が形態素単位に分割され、複数の単語
が抽出される。
【0029】ついでST3では、前記要素分離部2の機
能により、前記形態素解析による抽出結果が調整され、
一文節単位で、自立語と付属語とから成る変換候補が抽
出される。そして文節毎に、前記図3に示したような同
音語テーブル5が作成され、ハードディスク装置11ま
たはRAM10内に格納される。
【0030】つぎのST4では、表示画面上の所定位置
に候補表示ウィンドウ15が設定され、そのウィンドウ
15内に、テキスト列の最初の文節に対応する各変換候
補が、自立語と付属語との区切り位置が一列に揃えられ
た状態で一覧表示される。この状態下で、ユーザにより
いずれかの変換候補が選択されると、ST5が「YE
S」となってST9に移行し、変換対象となる文節内の
テキスト列は選択された変換候補に置き換えられる。ま
たこれに応じて、実行中のアプリケーションの表示画面
上のデータ入力位置には、変換処理後のテキスト列が表
示される。
【0031】一方、前記ST4で表示された候補表示ウ
ィンドウにおいて、前記絞り込み条件となる区切り位置
の指定操作がなされた場合は、ST6が「YES」とな
ってST7へと移行する。このST7では、同音語テー
ブル5内の変換候補が、自立語と付属語とが指定された
位置で区切られている候補のみに絞り込まれるととも
に、前記候補表示ウィンドウ内の表示が、絞り込まれた
各候補のみから成る一覧表示に更新される。この更新処
理後の候補表示ウィンドウ内でいずれかの候補が選択さ
れると、ST8が「YES」となり、前記したST9に
おいて、変換対象のテキスト列を選択された変換候補に
置き換える処理が行われる。
【0032】以下、入力されたテキスト列を構成する各
文節毎に、上記ST4〜9の処理が行われて、順次、漢
字混じりのテキスト列への変換が行われるもので、すべ
ての変換処理が終了すると、ST10が「YES」とな
って、文字データの入力処理は完了する。
【0033】このように一文節分のテキスト列につい
て、複数の変換候補が抽出された場合も、各変換候補
は、自立語と付属語との区切り位置が一列になるように
揃えられて一覧表示されるので、ユーザは、各変換候補
の自立語と付属語とを、容易に切り分けて認識すること
ができる。またこの種の入力処理においては、殆どの場
合、ユーザは、目的とする単語の長さ、自立語と付属語
との区切り位置、自立語にあてはめられる漢字の種類な
どの情報を認識しているので、自立語と付属語との区切
り位置を基準とする一覧表示により、目的とする変換候
補を、簡単かつ素早く見つけることができる。
【0034】また目的とする変換候補がすぐに見つけら
れない場合も、ユーザは、探している変換候補と同一の
位置を区切り位置とする他の変換候補を用いて、絞り込
み条件を入力し、表示ウィンドウ内の変換候補を絞り込
むことができるので、絞り込み条件の入力を簡単に行っ
て、目的とする変換候補を確実に絞り込むことができ
る。
【0035】また従来の方法で変換候補を選択する場合
は、多数の変換候補が区切り位置が整列しない状態で表
示されている中から目的とする変換候補を検索する必要
があるので、候補を見落としたり、検索に時間がかかる
という問題があった。これに対し、この実施例の絞り込
み処理によれば、自立語と付属語とが同じ区切り位置で
区切られている候補のみが表示されるので、検索対象が
大幅に削減される上、自立語,付属語の各文字数が整然
と揃って見やすくなり、目的とする変換候補を短時間で
検索することが可能となる。
【0036】さらに上記の変換処理によれば、複数個の
文節に対応するテキスト列を入力して、文節毎に変換処
理を行うことができるので、いわゆる連文節の変換処理
を簡単かつ高速で行うことができ、文字データの入力に
かかる処理効率は、格段に向上する。
【0037】
【発明の効果】請求項1,3,5の各発明では、テキス
ト列より抽出された複数の変換候補を、自立語と付属語
との区切り位置が一列になるように揃えて一覧表示する
ので、表示画面上で、各変換候補の自立語の部分と従属
語の部分とが、明確に切り分けられ、ユーザは、各変換
候補の自立語の長さや、自立語に割り当てられる漢字の
種類などの情報を基に、目的とする変換候補を容易に見
つけることができる。よって、かな漢字変換処理に要す
る処理時間が大幅に削減され、効率の良い変換処理を行
うことができる。
【0038】加えて請求項3,5の発明では、複数の文
節に対応するテキスト列を入力して、各文節毎に、上記
の方式により変換候補を表示してユーザの選択を受け付
け、変換処理を実行するので、いわゆる連文節の変換処
理を簡単かつ高速で行うことができ、文字データの入力
にかかる処理効率を、格段に向上することができる。
【0039】請求項2,4,6の各発明では、各変換候
補が一覧表示された段階で、自立語と従属語との区切り
位置の指定を受け付けて、前記一覧表示の対象を、指定
された区切り位置で自立語と従属語とが区切られている
変換候補のみに絞り込むので、目的とする変換候補を、
簡単かつ確実に絞り込むことが可能となる。またこの絞
り込み処理により表示される変換候補の数が削減され、
しかも自立語,従属語ともテキスト数を揃えて表示され
るので、変換候補を見落す可能性が低くなり、目的とす
る変換候補を探す時間を、大幅に削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるかな漢字変換装置
を示す機能ブロック図である。
【図2】図1のかな漢字変換装置を実現するための具体
的な装置構成を示すブロック図である。
【図3】同音語テーブルのデータ構成を示す説明図であ
る。
【図4】初期状態および絞り込み処理後の候補表示ウィ
ンドウの具体例を示す説明図である。
【図5】かな漢字変換処理の手順を示すフローチャート
である。
【図6】従来の候補表示ウィンドウを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 形態素解析部 2 要素分離部 3 絞り込み処理部 4 配置決定部 5 同音語テーブル 6 入力部 7 表示部 8 CPU 15 候補表示ウィンドウ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自立語と付属語との組合せによる複数組
    の変換候補が抽出されたテキスト列について、各変換候
    補を、自立語と付属語との区切り位置が一列になるよう
    に揃えて一覧表示することを特徴とする変換候補表示方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された変換候補表示方法
    において、 さらに各変換候補が一覧表示された段階で自立語と付属
    語との区切り位置の指定を受け付けて、前記一覧表示の
    対象を、前記指定された位置で自立語と付属語とが区切
    られている変換候補のみに絞り込むことを特徴とする変
    換候補表示方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも一文節分のテキスト列の入力
    を受け付けるステップ、 前記入力されたテキスト列を、自立語と付属語との組合
    せによる文節単位に切り分けた後に、各文節毎にその文
    節内のテキスト列に対応する変換候補を抽出するステッ
    プ、 各文節毎に、抽出された変換候補を自立語と付属語との
    区切り位置が一列になるように揃えて一覧表示する処理
    と、表示されたいずれかの変換候補の選択を受け付け
    て、選択された変換候補により文節内のテキスト列を置
    き換える処理とを、順次、実行するステップ、の各ステ
    ップを実施するためのプログラムが記録されたかな漢字
    変換用のプログラムの記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたかな漢字変換用の
    プログラムの記録媒体において、 さらに前記第3のステップを実行するためのプログラム
    には、各変換候補が一覧表示された状態下で自立語と付
    属語との区切り位置の指定を受け付けて、前記一覧表示
    の対象を、前記指定された位置で自立語と付属語とが区
    切られている変換候補のみに絞り込むためのプログラム
    が含まれて成るかな漢字変換用のプログラムの記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 少なくとも一文節分のテキスト列を入力
    するための入力手段と、 前記入力手段より入力されたテキスト列を、自立語と付
    属語との組合せによる文節単位に切り分けた後に、各文
    節毎にその文節内のテキスト列に対応する変換候補を抽
    出する変換候補抽出手段と、 抽出された変換候補を表示するための表示手段と、 前記表示手段に表示された変換候補のうちのいずれかを
    選択するための選択手段と、 一文節分のテキスト列に対応する変換候補を、自立語と
    付属語との区切り位置が一列になるように揃えて前記表
    示手段に一覧表示する表示制御手段と、 表示されたいずれかの変換候補が前記選択手段により選
    択されたとき、対応するテキスト列をその変換候補によ
    り置き換える変換手段と、 前記入力手段より入力されたテキスト列より切り分けら
    れた各文節毎に、前記表示制御手段による変換候補の一
    覧表示と変換手段による変換処理とを実行する制御手段
    とを具備して成るかな漢字変換装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載されたかな漢字変換装置
    において、 さらに変換候補の一覧表示に応じて自立語と付属語との
    区切り位置を指定するための指定手段を具備するととも
    に、前記表示制御手段は、各変換候補が一覧表示された
    状態下で指定手段による区切り位置の指定がなされたと
    き、前記一覧表示の対象を、指定された位置で自立語と
    付属語とが区切られている変換候補のみに絞り込む絞込
    み手段を含んで成るかな漢字変換装置。
JP10321743A 1998-11-12 1998-11-12 変換候補表示方法,およびこの方法によるかな漢字変換用のプログラムの記録媒体ならびにかな漢字変換装置 Pending JP2000148747A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005165573A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 入力補助装置
KR100956087B1 (ko) 2003-01-30 2010-05-07 후지쯔 가부시끼가이샤 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체, 문자 입력 편집 방법, 서버 장치, 및 서버
JP2014178567A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Yahoo Japan Corp 音声認識装置、音声認識方法、およびプログラム

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