JP2000148220A - Camシステム用加工残り部位検査装置 - Google Patents

Camシステム用加工残り部位検査装置

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JP2000148220A
JP2000148220A JP10322330A JP32233098A JP2000148220A JP 2000148220 A JP2000148220 A JP 2000148220A JP 10322330 A JP10322330 A JP 10322330A JP 32233098 A JP32233098 A JP 32233098A JP 2000148220 A JP2000148220 A JP 2000148220A
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Kengo Tamura
謙吾 田村
Hiroaki Suenaga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 持つべきデータ量を少量にするとともに、ブ
ロック状でない原材料を使用する場合でも加工残り部位
を正確なものにすることにある。 【解決手段】 CAMシステムの一部をなすNC工作機
械の使用工具の寸法および工具径路を表すNCデータ
と、目標とする加工形状を表す目標加工形状データとを
入力するデータ入力手段1と、前記目標加工形状データ
が表す目標加工形状上に所定配置で複数設定した検査点
の各々と前記NCデータの工具径路との間の最短距離を
求める最短距離演算手段2と、前記求めた最短距離が所
定の許容範囲内にあるか否かを判別する最短距離判定手
段3と、前記求めた最短距離が前記許容範囲内にない場
合に、その最短距離を求めた検査点が位置する前記目標
加工形状上の部位を加工残り部位として、その加工残り
部位に関するデータを出力する加工残り部位データ出力
手段4と、を具えてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CAM(コンピ
ュータ支援加工)システム用の加工残り部位検査装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述の如き装置としては従来、例えば特
開平07-64616号公報にて開示されたものが知られてお
り、この装置は、図13(a)に示すように、CAMシス
テムの一部をなすNC(数値制御)工作機械の使用工具
Tの寸法および工具径路CPを表すNCデータと、原材
料の初期形状MFを表す初期形状データと、目標とする
加工形状EFを表す目標加工形状データとを入力し、次
いで、図13(b)に示すように、初期形状データが示す
原材料の初期形状MFから、NCデータが示す使用工具
Tの寸法および工具径路CPから求めた使用工具Tでの
削り取り部分を引くことで、そのNCデータでの加工形
状CFを求め、その後、図13(c)に示すように、目標
加工形状データの目標加工形状EFからその加工形状C
Fを引くことで、実際の加工を行わずして加工残り部位
RPを求める。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の装置では、複数の形状データを持つ必要があるた
め持つべきデータ量が多量になってしまうという問題が
あり、またプレス型の原材料の鋳物のようにブロック状
でなく目標加工形状に一定の厚さを加えた形状の原材料
を使用する場合でも原材料の初期形状としてブロック状
の形状を定義しなければならないためNCデータでの加
工形状ひいては加工残り部位が必ずしも正確なものにな
らないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は上記課題を有利に解決した加工残り部位検査装
置を提供することを目的とするものであり、この発明の
CAMシステム用加工残り部位検査装置は、図1の概念
図に示すように、CAMシステムの一部をなすNC工作
機械の使用工具の寸法および工具径路を表すNCデータ
と、目標とする加工形状を表す目標加工形状データとを
入力するデータ入力手段1と、前記目標加工形状データ
が表す目標加工形状上に所定配置で複数設定した検査点
の各々と前記NCデータの工具径路との間の最短距離を
求める最短距離演算手段2と、前記求めた最短距離が所
定の許容範囲内にあるか否かを判定する最短距離判定手
段3と、前記求めた最短距離が前記許容範囲内にない場
合に、その最短距離を求めた検査点が位置する前記目標
加工形状上の部位を加工残り部位として、その加工残り
部位に関するデータを出力する加工残り部位データ出力
手段4と、を具えてなるものである。
【0005】かかる装置にあっては、データ入力手段1
が、CAMシステムの一部をなすNC工作機械の使用工
具の寸法および工具径路を表すNCデータと、目標とす
る加工形状を表す目標加工形状データとを入力し、最短
距離演算手段2が、前記目標加工形状データが表す目標
加工形状上に所定配置で複数設定した検査点の各々と前
記NCデータの工具径路との間の最短距離を求め、最短
距離判定手段3が、前記求めた最短距離が所定の許容範
囲内にあるか否かを判定し、そして加工残り部位データ
出力手段4が、前記求めた最短距離が前記許容範囲内に
ない場合に、その最短距離を求めた検査点が位置する前
記目標加工形状上の部位を加工残り部位として、その加
工残り部位に関するデータを出力する。
【0006】従ってこの発明の装置によれば、目標とす
る加工形状を表す目標加工形状データのみを持つだけで
済むので、持つべきデータ量を少量にすることができ、
また原材料の初期形状にかかわりなく処理を行うので、
プレス型の原材料の鋳物のようにブロック状でなく目標
加工形状に一定の厚さを加えた形状の原材料を使用する
場合でも加工残り部位を正確に求めることができる。
【0007】なお、この発明の装置は、前記加工残り部
位における前記検査点に前記使用工具が接する際に前記
目標加工形状に対し前記使用工具の工具中心が所定の最
小距離を超えて離間しているか否かを判定することで、
前記加工残り部位を前記使用工具で加工可能か否かを判
定する加工可否判定手段をさらに具えていても良く、か
かる加工可否判定手段を具えていれば、加工残り部位に
ついて、現状の使用工具でも加工し得るのに工具径路の
設定が不適当で加工残りとなったのか、形状が細か過ぎ
て現状の使用工具では加工できないのかを判別できるの
で、加工残り部位についてその結果に基づき、工具径路
を修正したり、目標加工形状を修正したり、使用工具径
をさらに小さくしたりする等、以後の対応をより容易か
つ適正に決定することができる。
【0008】また、この発明の装置においては、前記最
短距離演算手段2は、前記目標加工形状上の前記検査点
の各々に前記使用工具よりも大径の工具が接する際に前
記目標加工形状に対し前記大径工具の工具中心が所定の
最小距離を超えて離間しているか否かを判別すること
で、その大径工具で加工できない凹部を抽出し、その抽
出した凹部に位置する前記検査点のみについて前記最短
距離を演算するものであっても良く、かかる最短距離演
算手段2によれば、大径工具での前加工で加工残りとな
る凹部に位置する検査点のみについて最短距離を演算す
るので、演算処理ひいては加工残り部位の検査をより短
時間で行うことができる。
【0009】さらに、この発明の装置においては、前記
最短距離演算手段2は、前記検査点における、前記目標
加工形状の凹凸の程度に対応する前記目標加工形状デー
タの粗さを表すデータを参照し、その目標加工形状デー
タの粗さが所定未満の前記検査点のみについて前記最短
距離を演算するものであっても良く、かかる最短距離演
算手段2によれば、目標加工形状の凹凸が大きいため目
標加工形状データの粗さが細かい(目標加工形状を形成
する構成点の間隔が小さい)部位の検査点のみについて
最短距離を演算するので、演算処理ひいては加工残り部
位の検査をより短時間で行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図2は、この発明のCAMシステム用加工残り部位
検査装置の一実施例の構成を機能的に示すブロック線図
であり、この実施例の装置は、図示のように、データ入
力手段1に対応するデータ入力部5と、最短距離演算手
段2および最短距離判定手段3に対応する形状データ分
割部6および加工残り部位検査部7と、加工可否判定手
段に対応する凹部抽出部8と、加工残り部位データ出力
手段4に対応する加工残り部位データ出力部9とを具え
ている。なお、具体的にはこの実施例の装置は、通常の
CAMシステムの一部をなす通常のコンピュータの作動
プログラムを改変することにて構成される。
【0011】図3は、上記コンピュータが上記実施例の
加工残り部位検査装置として実行する処理手順を示すフ
ローチャートであり、図3中ステップ11では、あらかじ
め当該装置のユーザーにより各々設定された後述する加
工残り検査ピッチrpit、形状データ分割区画内の検査点
数 nbten、軸方向凹部判定データ点数ピッチhpit、大径
工具としての最小表面仕上げ工具(最小径の荒加工工
具)での事前凹部抽出指示の有無、その事前凹部抽出の
ための最小表面仕上げ工具の寸法、微少凹部抽出指示の
有無、シック(削り残し代)、加工残り判定距離rkndi
s、削り込み判定距離rkkdis等の処理条件と、上記CA
Mシステムの一部をなすNC(数値制御)工作機械の使
用工具としての、上記最小表面仕上げ工具よりも小径の
最小仕上げ工具(最小径の仕上げ加工工具)FTの寸法
および工具径路CPを表すNCデータと、目標加工形状
データとしての、目標とする加工形状EFを点の集合で
表すCAMデータの形式の形状データとを入力する。
【0012】続くステップ12では、形状データ分割処理
を行う。図4は、この形状データ分割処理の処理手順を
示すフローチャートであり、図4中ステップ21では、上
記入力した加工残り検査ピッチrpitおよび形状データ分
割区画内の検査点数 nbtenをセットし、さらに上記入力
した形状データから、図5(a)に示すように、その形
状データのx方向の大きさxdisおよびy方向の大きさyd
isを求めてそれらの大きさをセットする。
【0013】次のステップ22では、形状データのx,y
方向分割ピッチxypit を以下の式で算出する。
【数1】xypit =rpit×( nbten−1) そして続くステップ23では、図5(b)の上部に示すよ
うに、その分割ピッチxypit でx,y方向について上記
形状データを分割し、最後のステップ24では、図5
(b)の下部に示すように、その分割した形状データ区
画毎に、上記加工残り検査ピッチrpitのピッチで検査点
EP(目標とする加工形状上に3次元的に乗った点)を
作成し、各検査点EPについて、その検査点のZ値(形
状データのZ軸方向における座標値)を保存するととも
に、後述する加工残り状況フラグ、工具径路に対する最
短距離および工具中心座標値とのデータを保存し得るよ
うにする。なお、検査点EPの数は、この実施例では例
えば一区画につき 200×200 点としているが、検査の精
度や形状データの大きさ等により所要に応じて適宜変更
することができる。
【0014】上記ステップ12の形状データ分割処理後
は、それらの分割した区画について順次に以後の処理を
行うこととし、先ず、図3のステップ13で、加工残りデ
ータの初期値を、上記各検査点EPの加工残り状況フラ
グにセットする。この加工残り状況フラグの値としては
例えば、「凹部の削り残し」を「2」、「削り残ってい
る」を「1」、「削りきった」を「0」、「削り過ぎ
た」を「−1」、「検査対象外」を「−99」でそれぞれ
表すこととし、上記初期値は、「削り残っている」を示
す「1」とする。
【0015】ところで、上記CAMデータの形式の形状
データを3次元CAD(コンピュータ支援設計)データ
から作成する際に、目標加工形状の凹凸の程度に対応し
た大きさのピッチ(PLACE ピッチ)で形状データを複数
区画に分割して、各区画毎にその区画の大きさに応じた
大きさのピッチで構成点を配置している(従って、目標
加工形状の凹凸が小さい部分では区画の大きさが大きく
なるとともに構成点間隔も大きくなって形状データが粗
くなり、目標加工形状の凹凸が大きい部分では区画の大
きさが小さくなるとともに構成点間隔が小さくなって形
状データが細かくなる)。そこで、この実施例では、後
述する加工残り部位検査処理を行う検査点の数を減らし
て検査処理時間を短縮するために、先ず、上記各検査点
の位置での形状データの上記PLACE ピッチを参照して、
そのPLACE ピッチが所定値以上の検査点EPについて
は、目標加工形状の凹凸が小さい部分ゆえ削り残しも生
じないことから上記加工残りデータの初期値として、
「検査対象外」を示す「−99」を上記加工残り状況フラ
グにセットする。
【0016】次いでここでは図3のステップ14で、大径
工具での事前凹部抽出指示があったか否かを判断し、な
かった場合には後述するステップ16へ進むが、事前凹部
抽出指示があった場合にはステップ15で、上記最小表面
仕上げ工具(最小径の荒加工工具)での凹部抽出処理を
実行する。図6は、この凹部抽出処理の処理手順を示す
フローチャート、また図7は、この凹部抽出処理の概要
を示す説明図であり、この凹部抽出処理は、後述するス
テップ18での凹部抽出処理と同一の手順のもので、対象
とする検査点EPと凹部判定工具径とが異なっているだ
けである。
【0017】すなわち、この凹部抽出処理は、図7
(a)に示すように、上記形状データの凹部DFの底B
Pまで凹部判定工具Tの先端がその形状データの削り込
みなしに接することができるか、それとも図7(b)に
示すように、削り込みなしでは凹部DFの底まで凹部判
定工具Tの先端が接することができず凹部DFの底BP
に加工残りが生ずるかを判断するものであり、具体的に
は、先ず、図6中ステップ31で、凹部判定工具径rkogu
(上記ステップ15の最小表面仕上げ工具での凹部抽出処
理の場合は先にステップ11で入力した最小表面仕上げ工
具を凹部判定工具Tとするので、その最小表面仕上げ工
具の工具直径)と、これも先にステップ11で入力した軸
方向凹部判定データ点数ピッチhpitとをセットする。
【0018】次のステップ32では、上記形状データの全
ての検査点EPのなかから一点の検査点EPを読み込
み、続くステップ33では、図8に示すように、その読み
込んだ検査点EPを中心として一辺が凹部判定工具径rk
ogu の2倍の正方形領域を作成し、続くステップ34で
は、その正方形領域を上記軸方向凹部判定データ点数ピ
ッチhpitのピッチでx,y方向に分割してその格子点上
に凹部判定データ点(目標とする加工形状上に3次元的
に乗った点)DPを作成する。なお、この凹部判定デー
タ点DPは、位置的には検査点EPと一致するものもあ
るが、検査点EPとは意義が異なり、検査点の周囲をさ
らに細かく検査するためのものである。
【0019】次のステップ35では、図8に示すように、
上記の検査点EPを中心とした対象工具径(凹部判定工
具径rkogu )の円CEに含まれる凹部判定データ点DP
を求め、続くステップ36では、その求めた凹部判定デー
タ点DPのなかから対象となる凹部判定データ点DPを
一点読み込み、続くステップ37では、もう対象となる凹
部判定データ点DPが残っていなかったか否かを判断し
て、残っていればステップ38へ進む。
【0020】ステップ38では、図9(a)〜(d)に示
すように、凹部判定データ点DPの位置に凹部判定工具
Tを下ろして、その凹部判定工具Tと上記の検査点EP
とが接する時の凹部判定工具Tの工具中心の位置(先端
球面部の中心点の位置)を求め、続くステップ39では、
その凹部判定データ点DPと上記工具中心の位置との距
離distを求めて、その距離distが条件dist<rkogu/2 を
満たすか否か、すなわち凹部判定工具Tがその凹部判定
データ点DPの位置で加工形状EFを削り込んでいるか
否かを判定し、距離distが条件dist<rkogu/2 を満たし
ていず凹部判定工具Tがその凹部判定データ点DPの位
置で加工形状EFを削り込んでいる凹部判定データ点D
Pでない(凹部判定工具Tがその凹部判定データ点DP
の位置で加工形状EFに接するかまたは加工形状EFか
ら離間している)場合には、続くステップ40からステッ
プ41へ進むが、距離distが条件dist<rkogu/2 を満たし
ていて凹部判定工具Tがその凹部判定データ点DPの位
置で加工形状EFを削り込んでいる凹部判定データ点D
Pである場合には、ステップ36へ戻り、次の凹部判定デ
ータ点DPを読み込む。
【0021】しかして、ステップ41へ進まない限り上記
ステップ36〜ステップ40の処理を凹部判定データ点DP
の点数分繰り返すが、読み込んだ凹部判定データ点DP
のうちの一点でも、図9(b)に示す如く、凹部判定工
具Tがその凹部判定データ点DPの位置で加工形状EF
に接するかまたは加工形状EFから離間している凹部判
定データ点DPである場合には、上記のステップ40から
ステップ41に進み、そのステップ41では、対象検査点E
Pは削り残らないと判定して、その対象検査点EPの加
工残り状況フラグの値を、「削りきった」を示す「0」
にセットする。その一方、上記読み込んだ凹部判定デー
タ点DPが全て、図9(a),(c),(d)に示すよ
うに、凹部判定工具Tがその凹部判定データ点DPの位
置で加工形状EFを削り込んでいる凹部判定データ点D
Pである場合には、上記ステップ37でデータ終了(もう
対象となる凹部判定データ点DPが残っていなかった)
と判断してそこからステップ42へ進み、ステップ42で、
対象検査点は削り残ると判定し、その対象検査点EPの
加工残り状況フラグの値を、「削り残っている」を示す
「1」のままとする。そして、かかるステップ31〜ステ
ップ41またはステップ42の処理を、検査点EPの点数分
繰り返す。
【0022】次いでここでは図3のステップ16へ進み、
加工残り部位検査処理を実行する。図10は、この加工残
り部位検査処理の処理手順を示すフローチャート、また
図11は、この加工残り部位検査処理の概要を示す説明図
であり、この加工残り部位検査処理では、先ず、図10の
ステップ51で、図11に示すように、ステップ11で入力し
た上記NCデータ中の工具径路CPよりその工具径路C
Pの構成点2点、例えばp1, p2を取り出し、続くス
テップ52で、そのNCデータ中の最小仕上げ工具(最小
径の仕上げ加工工具)FTの工具半径に上記ステップ11
で入力したシック(削り残し代)を加えた計算半径rhan
kei と、上記ステップ11で入力した、最大限度の許容加
工残り量に対応する加工残り判定距離rkndis(rkndis>
0)および、その加工残り判定距離rkndisより小さい、
最大限度の許容削り込み量に対応する削り込み判定距離
rkkdis(rkkdis>0)とをセットする。
【0023】続くステップ53では、図11に示すように、
上記の2点p1, p2の各々を中心に半径rhankei の円
CLを作成し、その2つの円CLが内接する矩形CBを
作成して、その矩形CB内に含まれる上記検査点EPを
求め、それらを対象検査点とする。
【0024】そして次のステップ54では、上記対象検査
点のなかから一点の検査点EPを取り出し、続くステッ
プ55では、その検査点EPの加工残り状況フラグを調べ
て、その加工残り状況フラグが「削り残っている」を示
す「1」でない場合には、ステップ54へ戻って次の検査
点EPを取り出すが、その加工残り状況フラグが「削り
残っている」を示す「1」である場合には、そのステッ
プ55からステップ56へ進んで、次にその検査点EPのZ
値が、上記2点p1, p2のZ値のうち小さい方のZ値
から上記半径rhankei と所定の許容誤差値とを引いた値
よりも小さいか否かを判定し、検査点EPのZ値が、上
記2点p1, p2のZ値のうち小さい方のZ値から上記
半径rhankei と所定の許容誤差値とを引いた値よりも小
さくない場合は、その2点p1, p2間の工具径路CP
上では検査点EPが最小仕上げ工具FTから離れ過ぎて
いて明らかに削り残しとなるので、その検査点EPの加
工残り状況フラグが「削り残っている」を示す「1」と
なったままで、そのステップ56からステップ54へ戻って
次の検査点EPを取り出す。従ってこのステップ56によ
れば、形状のラフチェックを行って、明らかに削り残し
となる検査点を後述する最短距離の計算対象から除くこ
とができる。
【0025】上記ステップ56で、検査点EPのZ値が、
上記2点p1, p2のZ値のうち小さい方のZ値から上
記半径rhankei と所定の許容誤差値とを引いた値よりも
小さい場合には、ステップ57で、検査点EPに対する、
上記2点p1, p2を繋ぐ線分上の最近点と、その検査
点EPとの間の距離、すなわち検査点EPとその線分と
の間の最短距離mdist を求め、続くステップ58で、その
最短距離mdist から上記半径rhankei と上記許容誤差値
とを引いた値が上記加工残り判定距離rkndisより大きい
か否かを判断し、大きくない場合は、加工残り量が最大
限度の許容加工残り量以下であるので、さらにステップ
59へ進んで、次にその最短距離mdist から上記半径rhan
kei を引いて上記許容誤差値を加えた値が上記削り込み
判定距離rkkdisより小さいか否かを判断し、小さくない
場合には削り込み量が最大限度の許容削り込み量以下で
あるので、ステップ60で、その検査点EPは正常に加工
されたと判定して、その検査点EPの加工残り状況フラ
グを、「削りきった」を示す「0」に書き換える。
【0026】この一方、上記ステップ58で、上記最短距
離mdist から上記半径rhankei と上記許容誤差値とを引
いた値が上記加工残り判定距離rkndisより大きいと判断
した場合には、加工残り量が最大限度の許容加工残り量
を超えているので、ステップ61へ進んでその検査点EP
は加工残り有りと判定して、その検査点EPの加工残り
状況フラグが「削り残っている」を示す「1」となった
ままで処理を終了し、また、上記ステップ59で、上記最
短距離mdist から上記半径rhankei を引いて上記許容誤
差値を加えた値が上記削り込み判定距離rkkdisより小さ
いと判断した場合には、削り込み量が最大限度の許容削
り込み量を超えているので、ステップ62で、その検査点
EPは削り込み有りと判定して、その検査点EPの加工
残り状況フラグを、「削り過ぎた」を示す「−1」に書
き換える。かかるステップ54〜ステップ60乃至ステップ
62の処理を、検査点EPの点数分繰り返し、さらに上記
ステップ51〜ステップ60乃至ステップ62の処理を、上記
NCデータの構成点数分繰り返す。そしてこの加工残り
部位検査処理を、NCデータの数分繰り返す。
【0027】次いでここでは図3のステップ17で、微少
凹部抽出指示があったか否かを判断し、なかった場合に
は後述するステップ19へ進むが、微少凹部抽出指示があ
った場合にはステップ18で、上記最小仕上げ工具(最小
径の仕上げ加工工具)での凹部抽出処理を、ステップ15
におけると同様、図6に示す手順で実行する。但し、こ
のステップ18での凹部抽出処理の場合には、対象とする
検査点EPは、上記加工残り部位検査処理後に加工残り
状況フラグが「削り残っている」を示す「1」となって
いる検査点EPのみであり、凹部判定工具径は、上記最
小仕上げ工具の工具外径とする。
【0028】そして上記ステップ18での凹部抽出処理に
おいて、図6のステップ41で対象検査点EPは削り残ら
ないと判定した場合には、その対象検査点EPの加工残
り状況フラグの値を、「削り残っている」を示す「1」
のままとし、図6のステップ37でデータ終了(もう対象
となる凹部判定データ点DPが残っていなかった)と判
断してステップ42で対象検査点は削り残ると判定した場
合には、その対象検査点EPの加工残り状況フラグの値
を、「凹部の削り残し」を示す「2」に書き換える。
【0029】しかる後ここでは、図3のステップ19で、
全ての対象検査点EPの加工残り状況フラグの値を纏め
て加工残りデータを作成して、その加工残りデータを所
定のファイルに出力し、次いで、ステップ20で、その加
工残りデータを用いて、図12(a)の平面図および図12
(b)の斜視図に示すような、形状データが示す形状E
F上の全ての対象検査点EPの位置に、それぞれ、加工
残り状況フラグの値が「削り残っている」の「1」の場
合は例えば□印を表示し、加工残り状況フラグの値が加
工残りの部位のうちの最小仕上げ工具でも削りきれない
部位である「凹部の削り残し」の「2」の場合は例えば
◇印を表示し、加工残り状況フラグの値が「削り過ぎ
た」の「−1」の場合は例えば×印を表示し、加工残り
状況フラグの値が「削りきった」の「0」の場合は特に
印を表示をしない加工残り部位描画データを作成し、そ
の加工残り部位描画データを用いて上記コンピュータの
画面表示装置でその種々の印を描いた形状EFを表示す
る。
【0030】従って、上記ステップ11はデータ入力部5
に相当し、上記ステップ12は形状データ分割部6に相当
し、上記ステップ13,16は加工残り部位検査部7に相当
し、上記ステップ14,15,17,18は凹部抽出部8に相当
し、上記ステップ19,20は加工残り部位データ出力部に
相当する。
【0031】かくしてこの実施例の装置によれば、目標
とする加工形状EFを表す形状データのみを持つだけで
済むので、持つべきデータ量を少量にすることができ、
また原材料の初期形状にかかわりなく処理を行うので、
プレス型の原材料の鋳物のようにブロック状でなく目標
加工形状に一定の厚さを加えた形状の原材料を使用する
場合でも加工残り部位を正確に求めることができる。
【0032】またこの実施例の装置によれば、加工残り
部位における検査点に使用工具が接する際に目標加工形
状に対し使用工具の工具中心が所定の最小距離を超えて
離間しているか否かを判定することで、加工残り部位を
使用工具で加工可能か否かを判定する、加工可否判定手
段としての凹部抽出部8を具えていることから、加工残
り部位について、現状の使用工具でも加工し得るのに工
具径路の設定が不適当で加工残りとなったのか、形状が
細か過ぎて現状の使用工具では加工できないのかを判別
できるので、加工残り部位についてその結果に基づき、
工具径路を修正したり、目標加工形状を修正したり、使
用工具径をさらに小さくしたりする等、以後の対応をよ
り容易かつ適正に決定することができる。
【0033】さらにこの実施例の装置によれば、加工残
り部位検査部7が、目標加工形状上の検査点の各々に仕
上げ加工工具よりも大径の大径工具が接する際に目標加
工形状に対しその大径工具の工具中心が所定の最小距離
を超えて離間しているか否かを判別することで、その大
径工具で加工できない凹部を抽出し、その抽出した凹部
に位置する検査点のみについて最短距離を演算すること
から、大径工具での荒加工で加工残りとなる凹部に位置
する検査点のみについて最短距離を演算するので、演算
処理ひいては加工残り部位の検査をより短時間で行うこ
とができる。
【0034】さらにこの実施例の装置によれば、加工残
り部位検査部7が、検査点における目標加工形状の凹凸
の程度に対応する目標加工形状データの粗さを表すPLAC
E ピッチのデータを参照し、その目標加工形状データの
粗さが所定未満の検査点のみについて最短距離を演算す
ることから、目標加工形状の凹凸が大きいため目標加工
形状データの粗さが細かい(目標加工形状を形成する構
成点の間隔が小さい)部位の検査点のみについて最短距
離を演算するので、演算処理ひいては加工残り部位の検
査をより短時間で行うことができる。
【0035】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、加工残
り状況を示す印を適宜色分けしても良く、また印の種類
を変えずに色分けのみで加工残り状況を表示しても良
く、さらには、同一の加工残り状況の範囲を色分けする
ようにしても良い。そして、所要に応じて、削り込みの
判断を行わず、削り残しの位置および削り切った位置
(削り込みの位置を含む)だけを判定することとしても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のCAMシステム用加工残り部位検査
装置の概略構成を示す概念図である。
【図2】この発明のCAMシステム用加工残り部位検査
装置の一実施例の構成を機能的に示すブロック線図であ
る。
【図3】CAMシステムのコンピュータが上記実施例の
加工残り部位検査装置として実行する処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】図3における形状データ分割処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【図5】上記形状データ分割処理の内容を示す説明図で
ある。
【図6】図3における凹部抽出処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】上記凹部抽出処理の内容を示す説明図である。
【図8】上記凹部抽出処理の内容を示す説明図である。
【図9】上記凹部抽出処理の内容を示す説明図である。
【図10】図3での加工残り部位検査処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【図11】上記加工残り部位検査処理の内容を示す説明
図である。
【図12】上記実施例の装置による加工残り部位描画表
示の例を示す説明図である。
【図13】従来装置による加工残り部位検査方法を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 データ入力手段 2 最短距離演算手段 3 最短距離判定手段 4 加工残り部位データ出力手段 5 データ入力部 6 形状データ分割部 7 加工残り部位検査部 8 凹部抽出部 9 加工残り部位データ出力部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CAMシステムの一部をなすNC工作機
    械の使用工具の寸法および工具径路を表すNCデータ
    と、目標とする加工形状を表す目標加工形状データとを
    入力するデータ入力手段(1)と、 前記目標加工形状データが表す目標加工形状上に所定配
    置で複数設定した検査点の各々と前記NCデータの工具
    径路との間の最短距離を求める最短距離演算手段(2)
    と、 前記求めた最短距離が所定の許容範囲内にあるか否かを
    判別する最短距離判定手段(3)と、 前記求めた最短距離が前記許容範囲内にない場合に、そ
    の最短距離を求めた検査点が位置する前記目標加工形状
    上の部位を加工残り部位として、その加工残り部位に関
    するデータを出力する加工残り部位データ出力手段
    (4)と、 を具えてなる、CAMシステム用加工残り部位検査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記加工残り部位における前記検査点に
    前記使用工具が接する際に前記目標加工形状に対し前記
    使用工具の工具中心が所定の最小距離を超えて離間して
    いるか否かを判定することで、前記加工残り部位を前記
    使用工具で加工可能か否かを判定する加工可否判定手段
    (8)をさらに具えることを特徴とする、請求項1記載
    のCAMシステム用加工残り部位検査装置
  3. 【請求項3】 前記最短距離演算手段(2)は、前記目
    標加工形状上の前記検査点の各々に前記使用工具よりも
    大径の工具が接する際に前記目標加工形状に対し前記大
    径工具の工具中心が所定の最小距離を超えて離間してい
    るか否かを判別することで、その大径工具で加工できな
    い凹部を抽出し、その抽出した凹部に位置する前記検査
    点のみについて前記最短距離を演算することを特徴とす
    る、請求項1または請求項2記載のCAMシステム用加
    工残り部位検査装置。
  4. 【請求項4】 前記最短距離演算手段(2)は、前記検
    査点における、前記目標加工形状の凹凸の程度に対応す
    る前記目標加工形状データの粗さを表すデータを参照
    し、その目標加工形状データの粗さが所定未満の前記検
    査点のみについて前記最短距離を演算することを特徴と
    する、請求項1から請求項3までの何れか記載のCAM
    システム用加工残り部位検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6316513B1 (ja) * 2016-12-27 2018-04-25 三菱電機株式会社 加工プログラム分析装置

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