JP2000147904A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2000147904A
JP2000147904A JP33338998A JP33338998A JP2000147904A JP 2000147904 A JP2000147904 A JP 2000147904A JP 33338998 A JP33338998 A JP 33338998A JP 33338998 A JP33338998 A JP 33338998A JP 2000147904 A JP2000147904 A JP 2000147904A
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toner
developing device
bearing
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discharge port
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JP33338998A
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Junichi Terai
純一 寺井
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 現像装置の回転部材にトナー、キャリア及び
現像剤が侵入し、現像装置外部に飛散するのを防止し、
また、現像装置の回転部材に侵入したトナー等が摩擦熱
で溶融し、回転部材を固着させてロックするのを防止す
る現像装置を提供する。 【解決手段】 シール部材から軸受部材100に侵入す
るトナーを排出するトナー排出口104を軸受ハウジン
グ103に具備し、さらに、ブラシ状の掃出部材105
を具備する現像装置である。軸受ハウジング103内に
侵入するトナーを容易に排出することにより、トナーが
現像装置外へ飛散したり、回転部材4を固着、ロックす
る等の不具合を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の乾式トナーを使用した電子写真方式の現像装置に関
する、さらに詳細には、回転部材保持軸受部材にトナー
等の侵入を防ぐ手段を備えた現像装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電
子写真方式の画像形成装置では、現像装置に磁性又は非
磁性のトナーによる一成分現像剤か顔料を含むトナーと
前記トナーを表面に付着させて搬送する磁性キャリアと
による二成分現像剤が用いられている。一般に、二成分
現像剤を用いる現像装置は、内部に複数の磁極を有する
磁石体からなる磁石ロールを備え回転可能に支持された
円筒状の現像スリーブを有し、この現像スリーブ表面に
トナーを付着させた磁性キャリアを保持し現像領域に搬
送して対向する静電潜像担持体上の静電潜像をトナーに
より現像して可視化像を形成するものである。現像を行
うたびにトナーは次第に消費され現像装置内のトナー量
は減少するため、適宜トナー収納装置からトナーが補給
されて現像装置内のキャリアと混合・攪拌され、新たな
現像に備えるようになっている。一般に平均粒径が数1
0〜100μm の磁性キャリアと平均粒径が10μm 前後
の非磁性トナーとからなる現像剤が用いられているが、
近年の画質の向上の要求からキャリアとトナーの平均粒
径は次第に小径化する傾向にある。
【0003】現像装置内には搬送パドルや攪拌ローラな
どの回転部材、回転軸端部を軸支する軸受部材、現像剤
を均一に混合及び搬送するための搬送パドルや攪拌ロー
ラなどが収納されている。収納されている回転部材がス
ムーズに回転し且つ軸のガタツキがあまり大きくならな
いように、回転部材の軸径と軸受の内径との間には適度
な隙間(回転隙間)が設けられている。しかし、トナー
やキャリアといった微小な粉体が介在する中での回転な
ので、これらのキャリア等の粉体は回転隙間に容易に入
り込んでしまう。キャリアの芯材成分は鉄粉又はフェラ
イトで硬度が高いので、回転隙間の中で研磨材の役目を
してしまい回転部材の径が細ったり、逆に軸受の内径が
大きくなって回転のガタツキが大きくなる等の問題が生
じる。
【0004】一方、トナーが回転隙間に侵入すると軸受
部を通してトナーの現像装置外への飛散が発生したり、
回転部材中でトナーの主成分であるアクリル系樹脂等が
溶融し固着して回転部材の回転トルクが上昇(トルクア
ップ)し、駆動源の負荷が過負荷状態となったり、最悪
の場合には回転部材の回転が阻止(ローラロック)され
たりするなどの不具合が発生する。これらの問題が放置
されて進行すると、回転部材の回転停止や記録装置の動
作不能状態に至ることもある。以上のような理由から、
回転隙間に粉体が入らないような構造が必要となる。こ
のようなトナーや現像剤の所定の部位以外への侵入を防
止する技術として、現像装置内に配設されている回転部
材(ここでは、搬送パドル4や撹拌ローラ5をいう)の
回転軸端部4a、5aを軸支する軸受部材20と回転部
材4、5との間に、図8(a)に示すVリング17aや
図8(b)に示すGシール17bなどのシール部材17
を配設して、現像装置内に収納されているトナーや現像
剤の軸受部材20の内部空間@への侵入を防止してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな現像装置では、シール部材17が正常に機能してい
ても少しづつトナー等が内部空間に侵入する。上述した
従来技術のVリングの場合はリテナ102表面が完全に
平滑ではなく微視的には凹凸があるためトナーの侵入を
防止することができない。Gシールの場合は回転軸は完
全にその場だけで回転しているのではなく、微視的には
少なからず偏心して回転しており、Gシールと回転軸と
の接離が周期的に繰り返されるため、乖離しているとき
に生ずる空間にトナー等が侵入した状態で長期的に使用
していると最終的にはトナー等が内部空間に到達する。
このように、内部空間にキャリアが満たされることによ
り回転部材が研磨されたり、また、トナーで満たされる
ことにより内圧が上昇し、現像装置外にトナーが飛散し
たり、摩擦熱により温度が上昇しトナーが溶解、固着し
て回転部材等をロックする等の問題点を防止することは
困難である。
【0006】そこで、本発明は、上記のような問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、現像装置の回
転部材にトナー、キャリア及び現像剤が侵入し、現像装
置外部に飛散するのを防止し、また、現像装置の回転部
材に侵入したトナー等が摩擦熱で溶融し、回転部材を固
着させて回転部材をロックするのを防止する現像装置を
提供することである。さらに、キャリアによって軸受、
回転軸が研磨され、ガタツキが発生するのを防止する現
像装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、 現像装置内に配設さ
れている回転部材の回転軸端部を軸支する軸受部材と回
転部材との間に、現像装置内に収納されているトナーや
現像剤の軸受部材の軸受部への侵入を防止するためのシ
ール部材を配設する現像装置において、シール部材から
軸受部材に侵入するトナーを排出するトナー排出口を軸
受ハウジングに具備する現像装置である。請求項2に記
載の発明は、請求項1に記載の現像装置において、 シ
ール部材から軸受部材に侵入するトナーを掃出する掃出
部材をトナー排出口に対向する回転部材に具備する現像
装置である。請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の現像装置において、 トナー排出口の部分を除く軸受
ハウジングの内壁に、シール部材から軸受部材に侵入す
るトナーを掃出する掃出部材を具備する現像装置であ
る。請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の現像装
置において、 トナー排出口と軸受との間に第2のシー
ル部材を具備する現像装置である。請求項5に記載の発
明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置に
おいて、 軸受部材のトナー排出口から、現像装置側板
の内部を通して外部にトナーを導く通路を具備する現像
装置である。請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の現像装置において、 現像装置の
内部に、軸受部材のトナー排出口から排出されるトナー
を収納する容器を具備する現像装置である。
【0008】本発明の現像装置を用いる画像形成装置は
原稿の複製物を作成する複写機、情報記録媒体中の記録
を可視化して画像を作成するプリンタ、伝送された情報
を可視化して画像を作成するファクシミリ等の装置を含
むものである。現像装置は、電子写真方式であれば、潜
像形成手段がいわゆるデジタル方式あるいはアナログ方
式のいずれの画像形成装置に用いられるものであっても
よい。また、現像装置に使用される現像剤としては、キ
ャリアとトナーとによる二成分方式の現像剤、磁性体を
含む一成分方式の現像剤、さらに磁性体を含まない非磁
性一成分現像剤のいずれであってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】(一)請求項1の発明 以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図
1は、本発明が実施される2成分現像剤を用いた小径2
段スリーブ方式の現像装置の構成を示す概略図である。
図1では、現像装置1内の現像剤は、搬送パドル4によ
り、第1スリーブ2へ供給される。この第1スリーブ2
に供給された現像剤は、ドクタブレード7により、一定
の厚さの薄層状に形成され、感光体ドラム15に対して
順方向に回転駆動される第1スリーブ2及び第2スリー
ブ3により感光体ドラム15の表面に搬送されて、感光
体ドラム15上に形成されている静電潜像を可視像化
(現像)する。ここで、現像に寄与しない現像剤は、搬
送パドル4及び攪拌ローラ5により、再度、現像装置1
内に搬送されて攪拌される。一方、ドクタブレード7に
より感光体ドラム15への搬出を規制された余剰現像剤
は、セパレータ6及び搬送スクリュー8へ送られて横攪
拌される。また、現像後の現像剤には、アジテータ9に
より送られてきた新しいトナーが補給される。この新し
いトナーは、攪拌ローラ5により横攪拌されて現像剤と
混合され、セパレータ6により戻された余剰現像剤と共
に搬送パドル4へと供給される。
【0010】現像装置1内の現像剤のトナー濃度は、感
光体ドラム15上に形成されたトナー濃度検知用の画像
パターンのトナー付着量を光学センサ16で検知し、こ
の光学センサ16の検知結果に基づいてコントローラ
(図示せず)により判断される。ここで、現像装置1内
のトナー濃度が基準値よりも低いと判断されると、トナ
ー供給モータ(図示せず)が駆動され、トナーボトル1
4からトナーホッパ12内に予め補給されている新しい
トナーが、トナー搬送パドル13及び第2アジテータ1
0を介して、トナー補給ローラ11により現像装置1内
に補給される。このトナー補給動作は、現像装置1内の
トナー濃度が基準値に達した時点で停止される。
【0011】図2は、請求項1に記載の発明の一実施態
様である現像装置の軸受部の構成を示す概略断面図であ
る。現像装置1内の回転部材(ここでは搬送パドル4、
但し攪拌ローラ5でも同じである。)は樹脂による成型
品であるが、その両端には耐摩耗性を考慮して、ステン
レス、化学ニッケルメッキを施した鋼棒等の回転軸4a
が圧入されている。搬送パドル4は現像装置側板19に
挿入し、回転しないように保持された軸受部材100に
より両端を支持されている。回転軸4a端は軸受101
に回転自在に支持され、回転軸4aの他端側は図示しな
い画像形成装置のメインモータとギヤ又はチェーン等で
連結されて駆動される。回転軸4a端部には、シール部
材17としてVリング17aを配置している。Vリング
17aは、ニトリル、アクリル、シリコン、フッ素等の
弾性ゴム材料からなる。このVリング17aは搬送パド
ル4とともに回転する。ここで、Vリング17aの他に
シール部材としてGシール17bを配置することができ
る。Gシール17bは、ウレタンゴム、シリコンゴム等
のゴム材料、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂材料からな
る。その他に、スポンジ、ウレタンフォームでシールし
てもよい。軸受部材100は、軸受ハウジング103内
に配設され、軸受101、リテナ102により構成され
ている。
【0012】軸受ハウジング103は、軸受101、リ
テナ102を保持するための部材である。軸受101は
軸受ハウジング103に圧入されている。軸受ハウジン
グ103は、コスト的有利性からポリスチレン、ポリカ
ーボネイト等の樹脂材料からなる。コスト的有利だから
である。放熱を重視する場合には、アルミニウム、亜鉛
等の金属のダイキャストも使用可能である。また、負荷
の低い部位に使用する場合はポリアセタール等を軸受材
料とし、軸受101と一体とすることも可能である。軸
受101は、回転軸4aの加重を支え、駆動をスムーズ
に伝える。玉軸受を使用する場合には、開放型よりも密
閉型が、さらには接触ゴムシート型がトナーの進入を防
止するのには望ましい。本実施例では玉軸受を使用する
が、負荷が低い部位にはスベリ軸受を使用することも可
能である。リテナ102は、軸受ハウジング103表面
にあって、シール部材17としっかりと接触し内部空間
@へのトナーの進入を防止する。ステンレス、真鍮等の
表面平滑性に優れ、硬度の高い金属材料が使用される。
【0013】その他に現像装置1内の撹拌ローラ5とし
て、回転軸5aに形成された螺旋溝に螺旋体を螺合し
て、この螺旋溝に半田付けや弾性接着剤による接着を施
し、螺旋体と回転軸5aとを固定している。また、撹拌
ローラ5は、現像装置1の外側に設けられた駆動伝達ギ
アにより、撹拌ローラ5が、駆動を与えられて回転し、
トナーの撹拌を行なっている。搬送パドル4は、同様に
水車型の羽を回転軸4aに固定する。但し、本発明の攪
拌ローラ5、搬送パドル4はこれらに限定されるもので
はない。
【0014】トナー排出口104は軸受部材100の軸
受ハウジング103に設けられている。トナー排出口1
04は排出するトナーを自然に落下させるため軸受ハウ
ジング103に矩形状又は円形状の孔を設けるものであ
る。現像装置1は前述したように長期にわたる使用にお
いて、シール部材17からトナーが内部空間@に進入す
るが、トナー排出口104を通して下部に落下するた
め、内部空間@がトナーに満たされ、内圧が高まり現像
装置外へ飛散したり、温度の上昇によるトナーの溶解、
固着、ロック等の不具合を防止することができる。トナ
ー排出口104はトナーの排出を促進するためと、ここ
からのトナーや現像剤の進入を防止するために軸受ハウ
ジング103の下部に設けるのが望ましい。
【0015】(二)請求項2の発明 図3は、請求項2に記載の発明の一実施態様である現像
装置の軸受部の構成を示す概略断面図である。請求項1
に記載の発明と同様にトナー排出口104は、軸受ハウ
ジング103の下部に設けられている。さらに、このト
ナー排出口104に対向する搬送パドル回転軸4aの周
囲の部位に掃出部材105が設けられている。掃出部材
105は毛ブラシと掃出部材基体と掃出部材105を回
転軸に接着するための接着剤によって構成されている。
毛ブラシは、ステンレス、銅等の金属の繊維、カーボ
ン、グラスファイバー等の非金属又は金属酸化物等の繊
維、ポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂の繊維、動
物の繊維等のいずれでもよく、特に、熱に強く、強度も
大きいことから金属、非金属繊維が好ましい。また、こ
れは、毛ブラシの長さは回転軸4aから軸受ハウジング
103までの距離より長い方がよい。毛ブラシに付着し
たトナーをトナー排出口104から排出しやすくするた
めである。掃出部材基体の材料としては回転軸4a周囲
に巻き付けやすいことから、ポエチレンテレフタレート
(PET)の樹脂フィルム、ポリエチレン(PE)ゴム
等の弾性を用いることが好ましい。上記現像装置によれ
ば、前述したように長期にわたる使用において、シール
部材17から内部空間@に少しづつ進入するトナーを掃
出部材105により積極的に掃出される。これにより、
内部空間@がトナーで満たされるため、回転部材の摩擦
熱により温度が上昇して発生するトナーが溶解、固着、
ロックする等の不具合をより安定して防止することがで
きる。
【0016】(三)請求項3の発明 図4は、請求項3に記載の発明の一実施態様である現像
装置の軸受部の構成を示す概略断面図である。請求項1
に記載の発明と同様にトナー排出口104が、軸受ハウ
ジング103の下部に設けられている。さらに、搬送パ
ドル回転軸4aに対向する軸受ハウジング103の内壁
の周囲の部位に掃出部材105が設けられている。掃出
部材105の構成は前述の通りである。これにより、シ
ール部材17から内部空間@に少しづつ進入するトナー
が掃出部材105により積極的に掃出される。とくに、
回転部材間の内部空間@に侵入したトナーは、内部空間
@内では回転部材間の摩擦熱で溶融状態にあり、一部は
回転軸4aに付着している。このトナーを高速回転の毛
ブラシに衝突させて、回転軸4aよりはぎ取り長い毛ブ
ラシの先に付着させて、順次トナー排出口104に送り
出して排出することができる。
【0017】(四)請求項4の発明 図5は、請求項4に記載の発明の一実施態様である現像
装置の軸受部の構成を示す概略断面図である。この現像
装置では、請求項1に記載の発明と同様にトナー排出口
104が、軸受部材100の下部に設けられている。さ
らに、軸受部材100内に、第2のシール部材106が
トナー排出口105と軸受部材100との間に設けられ
ている。第2のシール部材106としては、Gシール、
Vリング等のシール部材を用いることができる。現像装
置1内にある現像剤は、撹拌ローラ5等で混合、撹拌さ
れるために現像装置1内を大きい圧力の下で激しく移動
している。このため、シール部材17であるVリング1
7aに対しても同様に大きい圧力で現像剤が押しつけら
れており、Vリング17aと回転軸4aの間にある小さ
な空間にトナー、現像剤が押し込めれる。そして、長期
にわたる使用においてはVリング17aから内部空間@
にトナー、現像剤が侵入する。しかしながら、内部空間
@では、トナー、現像剤が存在しても大きな圧力で第2
のシール部材106に押しつけられることがない。その
ために、次にある軸受101へトナー、現像剤が侵入す
るのを完全に遮断することができ、さらに、トナー排出
口104を通して下部に落下するため内部空間@にトナ
ーが満たされることがない。
【0018】(五)請求項5の発明 図6は、請求項5に記載の発明の一実施態様である現像
装置の軸受部の構成を示す概略断面図である。請求項1
に記載の発明と同様にトナー排出口104が、軸受部材
100の下部に設けられている。また、このトナー排出
口104から現像装置側板19の内部を抜けて現像装置
1の外部に通じるトナー排出通路107を設けている。
さらに、トナー排出通路107の下に排出されるトナー
を収納するトナー収納容器109を設けることができ
る。現像装置1内にある現像剤は、撹拌ローラ5等で混
合、撹拌されるために現像装置1内を大きい圧力の下で
激しく移動している。このために、現像剤がトナー排出
口104から内部空間@に逆流して侵入する可能性があ
る。また、排出するトナーがトナー排出口104から排
出されない場合がある。そこで、トナー排出通路107
により内部空間@に侵入するトナーの排出を容易にする
ことができる。その上、排出されるトナーを収納するト
ナー収納容器109により画像形成装置内の汚染を防止
することができる。なお、トナー収納容器109は、回
転することもないので強度が大きい必要がなく、またト
ナーで満たされたときのために容易に取りはずすことが
できるものであってもよい。
【0019】(六)請求項6の発明 図7は、請求項6に記載の発明の一実施態様である現像
装置の軸受部の構成を示す概略断面図である。請求項1
に記載の発明と同様にトナー排出口104が、軸受部材
100の下部に設けられている。さらに、現像装置1内
へ現像剤の侵入を防止し、トナーの排出を容易にするた
め、現像装置1内の、トナー排出口104の下にトナー
収納容器109が設けられている。また、トナー収納容
器109と現像装置側板19との間に空間が生ずるのを
防止するためにモルトプレーン等の弾性部材の封入部材
110を設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
現像装置では、軸受部材にはトナー排出口を設けてお
り、シール部材から内部空間に侵入したトナーはトナー
排出口を通して、下部に落下させて排出することができ
る。請求項2に記載の現像装置では、回転軸のトナー排
出口に対向する部位には掃出部材を設けており、シール
部材から内部空間に侵入したトナーは掃出部材により積
極的に掃出する。請求項3に記載の現像装置では、回転
軸に対向する軸受部材の内壁に掃出部材を設けているの
で、シール部材から内部空間に侵入して回転軸に強固に
付着するトナーを掃出部材により積極的に掃出すること
ができる。請求項4に記載の現像装置では、第2のシー
ル部材を軸受部材内のトナー排出口と軸受との間に設け
ているので、第1のシール部材から内部空間に侵入する
トナーの軸受への侵入を完全に遮断し、トナー排出口を
通して、下部に落下させて排出することができる。さら
に、上記の構成により、内部空間がトナーで満たされる
ことにより内圧が高まり、トナーが現像装置外へ飛散し
たり、温度の上昇による、トナーが溶解、固着、ロック
等の不具合をより安定して防止することができる。
【0021】請求項5に記載の現像装置では、現像装置
側板にトナー排出用のトナー排出通路を設けているの
で、トナーを現像装置の外部に排出することができる。
請求項6に記載の現像装置では、現像装置内部にトナー
排出容器を設けているので、内部空間に侵入するトナー
をトナー排出口を通して、下部に落下させて容易に収納
することができる。これらにより、トナー排出口を通し
て現像剤、トナーが内部空間に逆流して侵入するのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される二成分現像剤を用いた小径
2段スリーブ方式の現像装置の構成を示す概略図であ
る。
【図2】請求項1に記載の発明の一実施態様である現像
装置の軸受部の構成を示す概略断面図である。
【図3】請求項2に記載の発明の一実施態様である現像
装置の軸受部の構成を示す概略断面図である。
【図4】請求項3に記載の発明の一実施態様である現像
装置の軸受部の構成を示す概略断面図である。
【図5】請求項4に記載の発明の一実施態様である現像
装置の軸受部の構成を示す概略断面図である。
【図6】請求項5に記載の発明の一実施態様である現像
装置の軸受部の構成を示す概略断面図である。
【図7】請求項6に記載の発明の一実施態様である現像
装置の軸受部の構成を示す概略断面図である。
【図8】(a)は、従来の技術のVリングによる現像装
置を示す概略断面図である。(b)は、従来の技術のG
シールによる現像装置を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 現像装置 2 第1スリー
ブ 3 第2スリーブ 4 搬送パドル 4a 搬送パド
ル回転軸 5 撹拌ローラ 5a 撹拌ロー
ラ回転軸 6 セパレータ 7 ドクタブレ
ード 8 搬送スクリュー 9 第1アジテータ 10 第2アジ
テータ 11 トナー補給ローラ 12 トナーホ
ッパー 13 トナー搬送パドル 14 トナーボ
トル 15 感光体ドラム 16 光学セン
サ 17 106 シール部材 17a Vリング 17b Gシー
ル 19 現像装置側板 20 軸受部材 21 Eリング 100 軸受部材 101 軸受 102 リテナ 103 軸受ハ
ウジング 104 トナー排出口 105 掃出部
材 107 トナー排出通路 108 109
トナー収納容器 110 封入部材 @ 内部空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像装置内に配設されている回転部材の
    回転軸端部を軸支する軸受部材と回転部材との間に、現
    像装置内に収納されているトナーや現像剤の軸受部材の
    軸受部への侵入を防止するためのシール部材を配設する
    現像装置において、 シール部材から軸受部材に侵入するトナーを排出するト
    ナー排出口を軸受ハウジングに具備することを特徴とす
    る現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現像装置において、 シール部材から軸受部材に侵入するトナーを掃出する掃
    出部材をトナー排出口に対向する回転部材に具備するこ
    とを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の現像装置において、 トナー排出口の部分を除く軸受ハウジングの内壁に、シ
    ール部材から軸受部材に侵入するトナーを掃出する掃出
    部材を具備することを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の現像装置において、 トナー排出口と軸受との間に第2のシール部材を具備す
    ることを特徴とした現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の現
    像装置において、 軸受部材のトナー排出口から、現像装置側板の内部を通
    して外部にトナーを導く通路を具備することを特徴とす
    る現像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の現
    像装置において、 現像装置の内部に、軸受部材のトナー排出口から排出さ
    れるトナーを収納する容器を具備することを特徴とする
    現像装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164144A (ja) * 2006-12-29 2008-07-17 Sanwa Techno Kk 容器と回転軸間のシール方法及びそのシール部材
JP2009031421A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Kyocera Mita Corp シール構造及びこれを備えた画像形成装置
JP2011203390A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Sanwa Techno Kk 電子写真のトナーなどの粉体の漏れ防止シール材
JP2012048135A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Sharp Corp 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2018159808A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 富士ゼロックス株式会社 現像剤搬送部材の封止構造、現像装置及び画像形成装置

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