JP2000147858A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2000147858A
JP2000147858A JP10317091A JP31709198A JP2000147858A JP 2000147858 A JP2000147858 A JP 2000147858A JP 10317091 A JP10317091 A JP 10317091A JP 31709198 A JP31709198 A JP 31709198A JP 2000147858 A JP2000147858 A JP 2000147858A
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color
toner
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Tomohiro Miura
友宏 三浦
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙の搬送方向長さSとともに、画像形成
間隔bの値を必要最小限の長さとすることで、マシーン
スピードを向上する多色電子写真装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 本発明は、各色毎のトナー層を担持した
複数のトナー担持体を感光体回転方向に沿って対峙さ
せ、露光により潜像が形成される感光体に対応する各色
毎の担持体のトナー層を順次接触させながら、該感光体
を介して無端状中間転写体に多色トナー画像の転写形成
を行なう多色電子写真装置において、各色毎の潜像形成
可能領域終端より次位の潜像形成可能領域始端までの感
光体における潜像間通過時間を0.3秒以上に設定する
とともに、使用する記録媒体の搬送方向最大長さをS、
前記無端状転写体の周長をLとしたとき、1<L/S≦
1.2に設定したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各色毎のトナー層
を担持した複数のトナー担持体を感光体回転方向に沿っ
て対峙させ、露光により潜像が形成される感光体に対応
する各色毎の担持体のトナー層を順次接触させながら、
該感光体を介して無端状中間転写体に多色トナー画像の
転写形成を行なう多色電子写真装置に係り、特に4色よ
りなるフルカラー画像形成装置に適用される多色電子写
真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より記録媒体を転写体に巻き付けて
感光体上に現像された画像を一旦円筒状若しくは無端ベ
ルト状の中間転写体上で色重ねして記録媒体に一括転写
する中間転写方式が存在するが、かかる方式において、
各色毎のトナー層を担持した現像ローラを夫々有する現
像装置を感光体回転方向に沿って対峙させ、露光により
潜像が形成される感光体に対応する各色毎の現像ローラ
のトナー層を順次接触させながら、該感光体を介して前
記中間転写体に順次各色のトナー画像の色重ねを行なっ
た後、該中間転写体を介して記録媒体に4色画像を一括
転写する中間転写方式が存在するが、このような中間転
写体方式においては、記録媒体にカット記録紙を用い、
該記録紙の長手方向に前記記録紙を搬送しているため前
記中間転写体は記録紙の長手方向に形成される画像が必
要とする周長を有した径を具備する中間転写体が用いら
れる。
【0003】そして、1分間における画像転写が完了す
る記録紙の枚数をマシーンスピードMS(PPM)と定
義すると、一転写体による4色カラー画像形成の場合、 S:記録紙の搬送方向の長さ(mm)、 b:画像形成間隔(現像器の切り換えに必要とする時
間、転写体クリーニング時間、記録紙の転写ローラへの
着脱時間等のうち長いほうの時間を周長上の距離にした
もの(mm))、 v:転写体の外周の線速(mm/s)、 t:画像形成時間(s)、とすると、 前記MSは、 t={(S+b)×4/v} MS=[60s/t(s)]・・・・(1) で表わすことができる。
【0004】従ってマシーンスピードMS(PPM)が
前記(1)式に示されるように、記録紙の搬送方向長さ
Sとともに、画像形成間隔bの値が大きければ大きいほ
ど、同線速(プロセススピード)において、PPM(出
力枚数)が少なくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、マシーンスピ
ードMSを上げるためには、先ず前記線速vを可能な限
り大きくする事が必要であるが、前記中間転写体に担持
させた多色トナー像を記録媒体に転写させるにはモノク
ロの場合と異なり、四色の厚みを有するために、転写熱
エネルギーが大きく、このため転写品質効率を下げる事
なく前記線速vを可能な限り大きくする事は中々困難で
あり、結果としてマシンの高速化を達成するのが難しく
なってしまっていた。
【0006】また、マシーンスピードMSを上げるため
には、前記記録紙の搬送方向の長さSを可能な限り小さ
くする事が必要であり、このため特願平10−8491
6号において、本出願人は、前記転写体の回転線速を通
常より遅い高品質モードに選択可能に構成するために、
記録紙の短手方向に記録紙を搬送することにより、現存
の転写体の回転線速であってもマシーンスピードは早
く、又その回転線速を現存の回転線速より遅くしても現
存の画像形成装置のマシーンスピードより早い状態に設
定することができ、その状態では定着時間を長くでき高
品質の画質を得ることができる技術を提案している。
【0007】更に、マシーンスピードMSを上げるため
には、前記画像形成間隔bを可能な限り小さくする事が
必要であるが、前記画像形成間隔b、より具体的には潜
像形成可能領域終端より次位の潜像形成可能領域始端ま
での感光体における潜像端間距離、言換えれば、現位の
トナー色現像後の次のトナー色が現像されるまでの画像
形成間隔bは、システムの都合により、例えば、ロータ
リー現像制御方式を用いた場合、その切換時間や中間転
写体のクリーニング装置の脱着切換時間、中間転写体上
で色重ねしたトナー像を記録媒体に一括転写する第2転
写ローラの切換制御時間が必要であり、この為前記画像
形成間隔bが0になることはない。
【0008】尚、前記したロータリー現像制御方式は、
図1に示すように、現像ローラの現像位置下流側の容器
内に、内部にロータリ磁石体が収納されているスリーブ
クラッチが配設されており、該クラッチに内蔵されてい
るロータリ磁石体を現像ローラ側に揺動させることによ
り、トナーの供給が停止され、又現像ローラの反対側に
揺動させることにより、現像ローラの回転にしたがって
トナーの供給が開始されるように構成されているもので
ある。
【0009】本発明はかかる点に着目し、記録紙の搬送
方向長さSとともに、画像形成間隔bの値を必要最小限
の長さとすることで、マシーンスピードを向上する多色
電子写真装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、各色毎のトナー層を担持した複数のトナ
ー担持体を感光体回転方向に沿って対峙させ、露光によ
り潜像が形成される感光体に対応する各色毎の担持体の
トナー層を順次接触させながら、該感光体を介して無端
状中間転写体に多色トナー画像の転写形成を行なう多色
電子写真装置において、各色毎の潜像形成可能領域終端
より次位の潜像形成可能領域始端までの感光体における
潜像間通過時間を0.3秒以上に設定するとともに、使
用する記録媒体の搬送方向最大長さをS、前記無端状転
写体の周長をLとしたとき、1<L/S≦1.2に設定
したことを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の発明は、各色毎のト
ナー層を担持した複数のトナー担持体を感光体回転方向
に沿って対峙させ、露光により潜像が形成される感光体
に対応する各色毎の担持体のトナー層を順次接触させな
がら、該感光体を介して無端状中間転写体に多色トナー
画像の転写形成を行なう多色電子写真装置において、前
記無端状中間転写体の周長の1/2以下の搬送方向の長
さを有する用紙を用い、前記感光体から前記無端状中間
転写体の周長方向に並んで2枚分のトナー像を転写可能
に構成するとともに、各色毎の潜像形成可能領域終端よ
り次位の潜像形成可能領域始端までの感光体における潜
像間通過時間を0.3秒以上に設定するとともに、仕様
する記録媒体の搬送方向最大長さをS、前記無端状転写
体の周長をLとしたとき、1<L/2S≦1.2に設定
したことを特徴とする。
【0012】本発明を具体的に説明する。一般にA4機
を作る場合、マシン幅方向を狭くして作る為、A4縦送
りが普通であるが、カラー電子写真装置の場合、A4縦
でマシンを構成すると、中間転写体上にA4縦の画像を
重ね合わせなければならないため、中間転写ドラム2の
周長はA4縦サイズの297mmより長く必要になって
しまう。その時の画像端間隔を30mmと考えて中間転
写ドラム2の直径(周長)を算出すると104mm(3
27mm)以上必要になることが分かる。前記したよう
にカラー電子写真装置の場合、マシンの線速(記録紙の
搬送速度)は中間転写ドラムの直径で決まり、この10
4mmの場合、A4サイズの8PPMのマシンを実現し
ようとすると線速は174.4mm/s必要になってし
まう。現在の技術でカラー定着が達成できている線速は
150mm/s前後が技術的に限界になっていることか
ら、現時点ではA4縦送り8PPMは非常に難しい技術
であることが分かる。
【0013】そこでA4サイズの8PPMを達成する為
にはA4横送りを採用する事で中間転写ドラムの直径を
小さくすることができる。例えば、レターサイズやA4
サイズの横送りが可能という事で216mmや210m
mの8PPMを達成する為に、感光体ドラム径にφ78
を使い、中間転写ドラムにもφ78を使って1:1の比
で構成した。この時の画像形成間隔は29mmや35m
mになり8PPMを達成する為の線速は略131mm/
sや158mm/sになりA4縦に比べ、約25%線速
をダウンすることができ、定着等の線速に対して現実味
のある数値に近くなっている。
【0014】更に感光体ドラム径にφ80を使い、中間
転写ドラムにもφ80を使って1:1の比で構成した。
この時の画像形成間隔は略36mmになり8PPMを達
成する為の線速は略135mm/s程度であり、現在の
技術でカラー定着が達成できている線速は150mm/
sに比べ、約10%程度線速をダウンすることができ、
高品質の定着が実現できる。36mmは記録紙の搬送方
向の長さの0.2倍以内の範囲である。
【0015】従って記録媒体の搬送サイズをA4横送り
とした場合に、A4の短手長さS1が210mmであ
り、前記中間転写体の周長L1が246mmであるか
ら、1<(L1/S1)≦1.2の範囲に設定すればよ
い。
【0016】一方、A3サイズの記録紙に画像転写を行
なう事を可能にした多色電子写真装置において、A3サ
イズの長手長さは420mmであり、一方A4サイズの
短手長さは210mmとこの幅でA4サイズの場合は二
枚転写させる事が出来るが、この場合は、画像端間隔も
A4サイズの記録紙の前後に二倍必要となる。従ってA
3サイズの記録紙を印刷可能な中間転写体を形成する場
合、前記画像形成間隔は略36mmの2倍の72mm必
要である。
【0017】従って記録紙の搬送サイズをA3縦送りと
した場合に、A3長手長さS2が420mmであり、前
記中間転写体の周長L2が492mmであるから、この
場合も1<(L2/S2)≦1.2の範囲に設定すればよ
いまたA4サイズを2枚転写させる場合には、A4長手
長さS3が210mmであり、前記中間転写体の周長L2
が492mmであるから、この場合は1<L2/2S3
1.2の範囲に設定すれば良い。
【0018】画像形成間隔bは、システムの都合によ
り、例えば、ロータリー現像制御方式を用いた場合その
切換時間や、中間転写体のクリーニング装置の脱着切換
時間、中間転写体上で色重ねしたトナー像を記録媒体に
一括転写する第2転写ローラーの切換制御時間が必要で
あり、そこで各色毎の潜像形成可能領域終端より次位の
潜像形成可能領域始端までの感光体における潜像間通過
時間を0.3秒以上に設定する事により後記に詳説する
ように現実的に問題ない切り換えが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。
【0020】図1は、本発明の実施形態に係る画像形成
装置の概略構成図、図2は、本実施形態に用いられる記
録紙と中間転写体の長さの説明図で(A)はA4対応の
もの、(B)はA3対応のもの、(C)はA4・2枚対
応のものを示す。図1において、1は本発明の多色電子
写真装置が組込まれた画像形成装置本体で、該本体1の
下方には図示しない記録紙(記録媒体)収納カセット等
が配設され、その給紙カセット等から記録紙が搬送路1
7を通ってレジストローラ対14に搬送可能に構成され
ている。
【0021】レジストローラ対14の下流側搬送路に
は、表面を継ぎ目なしのシームレス状に形成された円筒
ドラム状中間転写体3及び、それに対面して第2転写ロ
ーラ11が配置され、該転写ローラ11は中間転写体3
上で色重ねしている間は中間転写体3から離間し、該中
間転写体3に4色のトナー像が色重ねされた後、該中間
転写体3に接触させてトナー像を記録紙に一括転写させ
る為にクラッチ機構が付設されている。中間転写体3の
周囲には回転方向にそって、一括転写後の残留トナーを
除去するクリーニング機構12、感光体ドラム2、及び
該感光体ドラム2に担持されたトナー像を順次中間転写
体3に転写させる第1中間ローラ20が配設されてい
る。
【0022】一方、感光体ドラム2には前記中間転写体
3が接触している中間転写位置より、ドラム回転方向に
沿って残留トナーを除去するクリーナ手段10(ローラ
又は/及びエッジクリーナ)、残留電荷を除去するイレ
ーサ(不図示)、ドラムに電荷を帯電させる帯電器9
(スコロトロン、帯電ローラ等)、変調レーザとポリゴ
ンミラーを利用して感光体ドラム2に潜像を形成するレ
ーザ光学系8、該光学系8の下流側にイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの順に各色のトナー現像器4が配
置されている。そして前記夫々の現像器4には現像ロー
ラ5とともに、該現像ローラ5の現像位置へのトナー供
給/停止制御を行なう為に、内部にロータリ磁石体6が
収納されているスリーブクラッチ7が配設されており、
該クラッチ7に内蔵されているロータリ磁石体6を現像
ローラ5側に揺動させることにより、トナーの供給が停
止され、又現像ローラ5の反対側に揺動させることによ
り、現像ローラ5の回転にしたがってトナーの供給が開
始されるように構成されている。
【0023】また、前記中間転写体3の下流側には定着
器13が配置され、記録紙は転写終了後、定着器13を
経て上部のトレイ18に集積されるように構成されてい
る。
【0024】ここで記録紙の最大搬送長さをS1、画像
形成間距離をb1とした場合に、A4サイズ横送りのマ
シーンを形成する場合の中間転写体3の周長L1 は、図
2(A)に示すように「S1+b1」、又A3サイズ縦送
りのマシーンを形成し、該A3サイズの中間転写体3を
用いて、記録紙の最大搬送長さをS2 、画像形成間距離
をb2 とした場合に、A3サイズ横送りのマシーンを形
成する場合の中間転写体3の周長L2 は、図2(B)に
示すように「S2+b2」、A4(レターサイズも含む)
横送り2ページ連写モードにて行なう場合に、記録紙の
最大搬送長さをS 3 とすると、中間転写体3の周長L2
は、図2(C)に示すように、「2S3+b2」となる。
【0025】ここでvをプロセススピード(mm/se
c)、tを潜像間通過時間(sec)、MSを1分間の
出力枚数(PPM)とした場合、図2(A)、(B)に
示すように、A4サイズやA3サイズの中間転写体を用
いて、A4横送りやA3縦送りにて行なう場合、あるい
は図2(C)に示すように、A3サイズの中間転写体3
を用いて、A4(レター)横送り2ページ連写モードに
て行なう場合は、 MS=60/((S1+b1)×4/v)=60/((S2+b2)×4/v) =60/((S3+b2/2)×4/v) または、 MS=60/((S1×4/v)+t)=60/((S2×4/v)+t) =60/((S3×4/v)+2t) であり、上記MSの値のいずれか小さい方が機械のスペ
ックとなる。
【0026】ここで記録紙の最大搬送長さS1〜S3は用
紙スペックにより決まるため、中間転写体3の周長
1,L2は画像形成間距離b1,b2及び潜像間通過時間
tに比例することが解る。そこで本発明は下記の実証デ
ータに基づいて、潜像間通過時間を0.3秒以上に設定
するとともに、使用する記録媒体の搬送方向最大長さを
1,S2、前記無端状転写体の周長をL1,L2としたと
き、1<L1/S1≦1.2,1<L2/S2≦1.2に設
定している。また、A4横送り2頁連写モードにて行な
う場合は、記録紙の最大搬送長さをS3、無端状転写体
の周長をL2としたとき、1<L2/2S3≦1.2に設
定している。
【0027】実施例として、A4用紙横送りの場合につ
いて説明する。 給紙系;記録紙が給紙カセットから排紙トレイに行く過
程において、線速を変化させてレジストレーション、転
写性、定着性の品質維持する手法は公知であるが、その
速度差として3%程度生ずる。ゆえに、 210mm(A4用紙)×0.03=6.3mm …(1) レジストローラにおけるレジストレーション(用紙先端合わせ)の為の撓み量 として:5mm …(2) 給紙ローラやレジストローラに用いるクラッチ等のロスが、 50msec(0.05sec) …(3) ゆえに上記bの値は給紙系にて、 b≧(1)+(2)+(3)=11.3(mm)+v×
0.05(sec) となる。
【0028】クリーニング系;中間転写体3におけるク
リーニング機構12は一般的にフアーブラシクリーニン
グかブレードクリーニングが公知であるが、いずれも中
間転写体3で色重ねを行なう画像合わせの際は、中間転
写体3より離脱しており、4色合わせ終了と同時に中間
転写体3に接触してクリーニング機能を果たす。その脱
着機構として様々な方式があるが、最短時間にて切り替
える為には定位置型クラッチの採用がある。しかしなが
ら、そのシステムのロスは0ではなく、 50msec(0.05sec) …(4)程度生ず
る。
【0029】また、クリーニング中は中間転写体3との
ニップが必要で、退避時はソリ等を考慮する必要がある
為、3mm程度の最小ストロークが発生する。また中間
転写体3のクリーニングには適度な圧力が必要な為、3
mmの距離を一定の圧力荷重を伴って短時間で処理する
には転写体3への衝撃が問題となり、実験値では、 250msec(0.25sec) …(5) 必要である。ゆえに、 t≧(4)+(5)=0.30sec となる。
【0030】そしてt≧0.30secに設定する事に
より現像系、第2転写ローラ系、中間転写体系のいずれ
も所定の制御が可能となる。現像系においては前記4つ
の現像器4による現像切換時間を最小にするため、穂切
りローラ(ロータリ磁石体6)を採用しその切換手段と
して、定位置型クラッチを採用することで、0.30s
ec以内の時間にて、振動や衝撃なく、切換を行なう。
【0031】又、第2転写ローラ11においても定位置
型クラッチを採用し、一定方向にカムを回転させること
により、0.30sec以内の時間にて、振動や衝撃な
く、切換を行なう。中間転写体3についてもシームレス
シートの採用と円筒タイプの形状にすることにより、衝
撃やシートのズレがなく、またハイスピードで、且つ、
他ユニットの急激な速度変動に対応すべく、円筒の慣性
量を生かすことが可能となる。
【0032】かかる点を図3に基づいて説明する。図3
は現像器の切り換え時間を設定するもので、第2転写ロ
ーラ、中間転写体3のいずれの切り換え時間も現像器の
切り換え時間より小である為に、現像器の切り換え時間
が0.30sec以内の時間にて行なうことが実証でき
れば本発明の効果が容易に理解できる。
【0033】図3において、図中右方は現位(1色目)
の現像器4の現像終了サイクルを、又図上左方は次位
(2色目)の現像器4の現像開始サイクルを示す。そし
て本実施例においては、潜像間通過時間をを短縮するた
めに、現位(1色目)の現像器4の現像終了サイクルに
おいて、1色目の潜像終端時期以前に穂切り切り換えク
ラッチをONしているが、その際1色目の潜像終端まで
有効穂溜まりが状態が継続するように制御している。
【0034】即ち、1色目の潜像終端タイミングの略
0.1s前にスリーブ内の穂切り切り換えパルスをON
(クラッチ応答時間20ms)すると、穂切りマグネッ
トが現像ローラの反対位置から対面位置まで所定角度回
転して42±10msで穂切り位置に切り換わる。そし
て潜像終端タイミングで現像用AC電源をOFFに落と
す。このAC電源立ち下がり時間が30msで、この立
ち下がり時間まで有効穂たまり状態が継続し、その時間
は60msである。
【0035】その後、現像ローラの回転にしたがって現
像位置にある残現像剤が回収される。(残現像剤回収時
間:78.5ms) そして、前記したように現位の現像器4の磁気ブラシ回
収時間は、 (AC電源立ち下がり時間+残現像剤回収時間+クラッ
チ応答バラツキ)=30ms+78.5ms+(±10
ms)=108.5±10ms となる。
【0036】一方、次位(2色目)の現像器4の現像開
始サイクルにおいても、潜像間通過時間を潜像間通過時
間を短縮するために、2色目の潜像始端時期以前に穂切
り切り換えクラッチをONしているが、その際2色目の
潜像始端までに有効穂溜まりが開始するように制御して
いる。即ち、1色目の潜像終端タイミングとほぼ同期し
てスリーブ内の穂切り切換えパルスをON(クラッチ応
答時間20ms)すると、穂切りマグネットが現像ロー
ラの対面位置から反対位置まで所定角度回転して、42
±10msで現像供給位置に切換わる。その後、現像ロ
ーラの回転にしたがって穂切りマグネット対面位置にあ
る現像剤が現像位置に導かれる。(現像剤移動時間:7
8.5ms)
【0037】その後、円滑な現像を行なうための穂つぶ
れ形成時間が78.5ms経過した後、現像用AC電源
をONする。このAC電源立ち上がり時間が30msで
ある。そして、前記したように次位の現像器4の磁気ブ
ラシ形成時間は、 (スリーブクラッチ応答バラツキ+穂つぶれ形成時間+
AC電源立ち上がり時間)=(+15〜−5ms)+7
8.5ms+30ms=103.5〜123.5ms となる。従って潜像間通過時間は、(磁気ブラシ回収時
間+磁気ブラシ形成時間)=(108.5±10ms)
+(103.5〜123.5ms)となり、従って潜像
間通過時間を0.3s以上に設定すれば全く問題ない。
【0038】現在のカラー画像形成装置では、v(線
速)は100〜150[mm/sec]前後が技術的に
限界で、この範囲内ではb≧11.3+v×0.05よ
りもv×t≧v×0.30の方が大なる値となるため
に、画像形成間隔としてv×t≧v×0.30の値を用
いると、(L1/S1)は次のようになる。 L1/S1=(210+v×t)/210 t≧0.3を代入すると、(L1/S1)=1.2のと
き、v≧140となり、限界に近い値となることが分か
る。よって、(L1/S1)≦1.2に設定することが好
ましい。尚、本実施例では、A4用紙の場合を説明した
が、A3用紙の場合、A4用紙を並べて2枚転写した場
合でも同様のことがいえる。
【0039】
【発明の効果】以上記載のごとくカラープリンタ等の多
色電子写真装置において、出力枚数がモノクロに比較す
ると格段に落ちるが、安価で品質の良いものが市場で望
まれている中、出力枚数の少なさがユーザの不満となっ
ている。また、プロセススピード(線速)を上げると出
力枚数は多くなるが、各システムで使用するモーター、
クラッチ、をはじめ、システムのポテンシャルを上げる
必要が有るため、コストを始め、機械サイズにも影響す
る。このような場合、本発明を採用することにより、最
小のスピード(プロセス線速)にて最大の出力枚数(P
PM)を、限界まで引き上げることが可能となる。その
結果、早くて、安価で、品質がよく、コンパクトなカラ
ープリンタ等の多色電子写真装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略
構成図を示す。
【図2】 本実施形態に用いられる記録紙と中間転写体
の長さの説明図であり、(A)はA4対応のもの、
(B)はA3対応のもの、(C)はA4・2枚対応のも
のを示す。
【図3】 現像器の切り換え時間を設定する作用図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2 感光体ドラム 3 中間転写体 4 トナー現像器 5 現像ローラ 6 ロータリ磁石体 8 光学系 10 クリーナ手段 11 第2転写ローラ 12 クリーニング機構 14 レジストローラ対
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA20 DC10 EA06 EA20 EB04 EC02 ED02 ED06 ED09 ED16 ED22 ED24 ED26 ED27 EE01 EE03 EF09 EF17 EF18 FA02 FA03 FA05 FA28 2H030 AD02 AD05 BB02 BB23 BB33 BB42 BB44

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各色毎のトナー層を担持した複数のトナ
    ー担持体を感光体回転方向に沿って対峙させ、露光によ
    り潜像が形成される感光体に対応する各色毎の担持体の
    トナー層を順次接触させながら、該感光体を介して無端
    状中間転写体に多色トナー画像の転写形成を行なう多色
    電子写真装置において、 各色毎の潜像形成可能領域終端より次位の潜像形成可能
    領域始端までの感光体における潜像間通過時間を0.3
    秒以上に設定するとともに、使用する記録媒体の搬送方
    向最大長さをS、前記無端状転写体の周長をLとしたと
    き、1<L/S≦1.2に設定したことを特徴とするカ
    ラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 各色毎のトナー層を担持した複数のトナ
    ー担持体を感光体回転方向に沿って対峙させ、露光によ
    り潜像が形成される感光体に対応する各色毎の担持体の
    トナー層を順次接触させながら、該感光体を介して無端
    状中間転写体に多色トナー画像の転写形成を行なう多色
    電子写真装置において、 前記無端状中間転写体の周長の1/2以下の搬送方向の
    長さを有する用紙を用い、前記感光体から前記無端状中
    間転写体の周長方向に並んで2枚分のトナー像を転写可
    能に構成するとともに、 各色毎の潜像形成可能領域終端より次位の潜像形成可能
    領域始端までの感光体における潜像間通過時間を0.3
    秒以上に設定するとともに、使用する記録媒体の搬送方
    向最大長さをS、前記無端状転写体の周長をLとしたと
    き、1<L/2S≦1.2に設定したことを特徴とする
    カラー画像形成装置。
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