JP2000145555A - ブローバイガス還元装置 - Google Patents
ブローバイガス還元装置Info
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- JP2000145555A JP2000145555A JP10328840A JP32884098A JP2000145555A JP 2000145555 A JP2000145555 A JP 2000145555A JP 10328840 A JP10328840 A JP 10328840A JP 32884098 A JP32884098 A JP 32884098A JP 2000145555 A JP2000145555 A JP 2000145555A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- gas
- clean side
- air cleaner
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/06—Combinations of engines with mechanical gearing
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ブローバイガス還元装置におけるドレイン用配
管を省略する。 【解決手段】エンジンのブリーザー室から延出する還元
通路３５の一端を還元室３６の下端に設けられたジョイ
ント部５０へ接続する。還元室３６はエアクリーナケー
ス１３のケース本体部４０のクリーンサイド４３内へ一
体に形成され、その還元室用蓋４６の上部に形成された
連通口５１によりクリーンサイド４３と連通し、かつ連
通口５１とジョイント部５０の間には、リブ５３を設け
た屈曲通路５４による気液分離部をなし、ここで分離さ
れたブローバイガスのガス分は連通口５１からクリーン
サイド４３へ送られ、水分はジョイント部５０から再び
還元通路３５内を逆に流れてクランクケースのブリーザ
ー室へ戻る。これによりドレイン用の配管が不要にな
り、配管構造が簡単化し、部品点数を削減する。
管を省略する。 【解決手段】エンジンのブリーザー室から延出する還元
通路３５の一端を還元室３６の下端に設けられたジョイ
ント部５０へ接続する。還元室３６はエアクリーナケー
ス１３のケース本体部４０のクリーンサイド４３内へ一
体に形成され、その還元室用蓋４６の上部に形成された
連通口５１によりクリーンサイド４３と連通し、かつ連
通口５１とジョイント部５０の間には、リブ５３を設け
た屈曲通路５４による気液分離部をなし、ここで分離さ
れたブローバイガスのガス分は連通口５１からクリーン
サイド４３へ送られ、水分はジョイント部５０から再び
還元通路３５内を逆に流れてクランクケースのブリーザ
ー室へ戻る。これによりドレイン用の配管が不要にな
り、配管構造が簡単化し、部品点数を削減する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、構造を簡単にし
てコストダウンを可能にした自動２輪車等の内燃機関用
ブローバイガス還元装置に関する。
てコストダウンを可能にした自動２輪車等の内燃機関用
ブローバイガス還元装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】実公昭５６−２４２５８号には、エアク
リーナケースの頂部壁から背面壁に沿って長い通路状を
なすブローバイガスの還元室を一体に形成し、この還元
室の上端部をチューブ等の還元通路を介してエンジンの
ブローバイガス発生部と通じ、下端をドレインチューブ
ヘ接続したブローバイガス還元装置が示されている。こ
の装置内へ導入されたブローバイガスは、上部から下部
へ向って流れる間に気液分離され、ガス状成分はエアク
リーナケースの頂部壁内側に取付けられた案内管を通し
てコンチューブの入口近傍へ供給され、クリーンサイド
内の清浄空気と共に気化器へ送られるようになってい
る。
リーナケースの頂部壁から背面壁に沿って長い通路状を
なすブローバイガスの還元室を一体に形成し、この還元
室の上端部をチューブ等の還元通路を介してエンジンの
ブローバイガス発生部と通じ、下端をドレインチューブ
ヘ接続したブローバイガス還元装置が示されている。こ
の装置内へ導入されたブローバイガスは、上部から下部
へ向って流れる間に気液分離され、ガス状成分はエアク
リーナケースの頂部壁内側に取付けられた案内管を通し
てコンチューブの入口近傍へ供給され、クリーンサイド
内の清浄空気と共に気化器へ送られるようになってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に還元室をエアクリーナケースと一体に形成しても、還
元通路用の配管とドレイン用の配管が必要であり、配管
構造が比較的複雑になるため、配管構造の簡素化が望ま
れている。また、ブローバイガスはフィルタへ付着して
目詰まりを生じることのないように、できるだけコンチ
ューブの入口近傍へ供給することが望ましいが、このた
めには上記のような案内管等が必要になるので、この点
でも部品点数が多くなる。そこで、本願発明はこのよう
な問題点を解決して、より構造を簡単化しかつ部品点数
を削減できるたブローバイガス還元装置の提供を目的と
する。
に還元室をエアクリーナケースと一体に形成しても、還
元通路用の配管とドレイン用の配管が必要であり、配管
構造が比較的複雑になるため、配管構造の簡素化が望ま
れている。また、ブローバイガスはフィルタへ付着して
目詰まりを生じることのないように、できるだけコンチ
ューブの入口近傍へ供給することが望ましいが、このた
めには上記のような案内管等が必要になるので、この点
でも部品点数が多くなる。そこで、本願発明はこのよう
な問題点を解決して、より構造を簡単化しかつ部品点数
を削減できるたブローバイガス還元装置の提供を目的と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明に係るブローバイガス還元装置は、ブロー
バイガスをエンジンからエアクリーナケースのクリーン
サイドへ還元するための内燃機関用ブローバイガス還元
装置において、還元室をエアクリーナケースと一体にそ
のクリーンサイド内へ形成し、この還元室の下部にエン
ジン側から延出する還元通路の一端を接続し、かつ還元
室の上部にクリーンサイドへ通じる連通口を設けるとと
もに、前記還元通路の接続部と連通口の間に屈曲通路か
らなる気液分離部を設けたことを特徴とする。
め、本願発明に係るブローバイガス還元装置は、ブロー
バイガスをエンジンからエアクリーナケースのクリーン
サイドへ還元するための内燃機関用ブローバイガス還元
装置において、還元室をエアクリーナケースと一体にそ
のクリーンサイド内へ形成し、この還元室の下部にエン
ジン側から延出する還元通路の一端を接続し、かつ還元
室の上部にクリーンサイドへ通じる連通口を設けるとと
もに、前記還元通路の接続部と連通口の間に屈曲通路か
らなる気液分離部を設けたことを特徴とする。
【０００５】
【発明の効果】エンジンのブリーザー室内に集まったブ
ローバイガスは、吸気負圧によりエアクリーナケース側
へ吸引されるため、還元通路を通って還元室内の下部へ
入り、気液分離部の屈曲通路を通って上方へ移動する間
に気液分離され、油分を含むガス状成分は連通口からク
リーンサイドへ入って気化器へ供給され、水分等の液状
成分は屈曲通路を下方へ流れ落ちて還元通路へ入り、エ
ンジン側のブリーザー室へ戻される。
ローバイガスは、吸気負圧によりエアクリーナケース側
へ吸引されるため、還元通路を通って還元室内の下部へ
入り、気液分離部の屈曲通路を通って上方へ移動する間
に気液分離され、油分を含むガス状成分は連通口からク
リーンサイドへ入って気化器へ供給され、水分等の液状
成分は屈曲通路を下方へ流れ落ちて還元通路へ入り、エ
ンジン側のブリーザー室へ戻される。
【０００６】このため、従来必要であったドレイン用配
管が不要になり、それだけ配管構造が簡単になる。その
うえエアクリーナケースと一体にクリーンサイド内へ還
元室を形成したので、還元室を容易に形成できるととも
に、案内管を必要とせずにクリーンサイド内へ直接連通
できる。したがって、還元装置全体の構造を簡単にで
き、かつ部品点数を削減できるためコストダウンも可能
になる。
管が不要になり、それだけ配管構造が簡単になる。その
うえエアクリーナケースと一体にクリーンサイド内へ還
元室を形成したので、還元室を容易に形成できるととも
に、案内管を必要とせずにクリーンサイド内へ直接連通
できる。したがって、還元装置全体の構造を簡単にで
き、かつ部品点数を削減できるためコストダウンも可能
になる。
【０００７】
【発明の実施の形態】図面にもとづいて自動２輪車に適
用された本願発明の一実施例を説明する。図１は自動２
輪車の外観における進行方向左側面図、図２はそのエン
ジン回り要部側面を拡大して示す図、図３はエアクリー
ナケース部分をさらに拡大して示す側面図、図４はその
横断面図、図５は蓋を取って内部を示すケース本体部の
側面図、図６は還元室の一部を破断して示す部分拡大図
である。
用された本願発明の一実施例を説明する。図１は自動２
輪車の外観における進行方向左側面図、図２はそのエン
ジン回り要部側面を拡大して示す図、図３はエアクリー
ナケース部分をさらに拡大して示す側面図、図４はその
横断面図、図５は蓋を取って内部を示すケース本体部の
側面図、図６は還元室の一部を破断して示す部分拡大図
である。
【０００８】まず、この自動２輪車の全体構造を概説す
る。図１に示すように、この自動２輪車はアメリカンタ
イプとして構成され、ロングホイールベースをなす前輪
１及び後輪２、キャスター角の大きなフロントフォーク
３、ドロップハンドル４、涙滴型燃料タンク５並びに比
較的取付位置の低いタンデムシート６、その後部に設け
られた背もたれ７等の特徴的な構造を備えている。
る。図１に示すように、この自動２輪車はアメリカンタ
イプとして構成され、ロングホイールベースをなす前輪
１及び後輪２、キャスター角の大きなフロントフォーク
３、ドロップハンドル４、涙滴型燃料タンク５並びに比
較的取付位置の低いタンデムシート６、その後部に設け
られた背もたれ７等の特徴的な構造を備えている。
【０００９】前後輪間に配置されたエンジン８は、例え
ば１００ｃｃ程度の小型空冷式エンジンであり、シリン
ダヘッド９は、前後方向へ略水平に寝かされ、上方の気
化器１０から混合気を吸気し、排気口から後方へ延出す
る排気管１１及びマフラー１２を介して排気するように
なっている。
ば１００ｃｃ程度の小型空冷式エンジンであり、シリン
ダヘッド９は、前後方向へ略水平に寝かされ、上方の気
化器１０から混合気を吸気し、排気口から後方へ延出す
る排気管１１及びマフラー１２を介して排気するように
なっている。
【００１０】気化器１０は燃料タンク５から燃料を供給
され、後方のエアクリーナケース１３より新気を供給さ
れる。また気化器１０は、燃料タンク５の下方に左右一
対で設けられるフロントサイドカバー１４で挟まれた空
間内へ配設されている。エアクリーナケース１３は気化
器１０の後方に配設され、左右両側をセンターサイドカ
バー１５により覆われている。
され、後方のエアクリーナケース１３より新気を供給さ
れる。また気化器１０は、燃料タンク５の下方に左右一
対で設けられるフロントサイドカバー１４で挟まれた空
間内へ配設されている。エアクリーナケース１３は気化
器１０の後方に配設され、左右両側をセンターサイドカ
バー１５により覆われている。
【００１１】エンジン８は車体フレームのうち側面視
（図１）で略ループ状をなす車体フレームの前部に支持
され、この部分はヘッドパイプ１６、上部パイプ１７、
ダウンパイプ１８、下部パイプ１９及びピボットプレー
ト２０で構成され、上部パイプ１７は車体中心に沿って
ヘッドパイプ１６から後方へ延びて燃料タンク５を支持
するとともに、車体略中央部で屈曲し、下方へ延びてピ
ボットプレート２０へ接続している。
（図１）で略ループ状をなす車体フレームの前部に支持
され、この部分はヘッドパイプ１６、上部パイプ１７、
ダウンパイプ１８、下部パイプ１９及びピボットプレー
ト２０で構成され、上部パイプ１７は車体中心に沿って
ヘッドパイプ１６から後方へ延びて燃料タンク５を支持
するとともに、車体略中央部で屈曲し、下方へ延びてピ
ボットプレート２０へ接続している。
【００１２】車体フレームの後部は、上部パイプ１７の
屈曲部から左右一対で略水平に後方へ延出してタンデム
シート６を支持するシートレール２２と、下部パイプ１
９の後端部から連続してピボットプレート２０の側方を
斜め上がりに後方へ延びてシートレール２２の中間部へ
接続するサイドフレーム２３とで略トラス状に構成さ
れ、この側面視略三角形状の空間内にエアクリーナケー
ス１３が配置され、さらにこの空間は前記センターサイ
ドカバー１５で覆われている。
屈曲部から左右一対で略水平に後方へ延出してタンデム
シート６を支持するシートレール２２と、下部パイプ１
９の後端部から連続してピボットプレート２０の側方を
斜め上がりに後方へ延びてシートレール２２の中間部へ
接続するサイドフレーム２３とで略トラス状に構成さ
れ、この側面視略三角形状の空間内にエアクリーナケー
ス１３が配置され、さらにこの空間は前記センターサイ
ドカバー１５で覆われている。
【００１３】ピボットプレート２０にはリヤフォーク２
４の前端部が揺動自在に支持され、その後端部に後輪２
が支持されている。図中の符号２５緩衝器である。
４の前端部が揺動自在に支持され、その後端部に後輪２
が支持されている。図中の符号２５緩衝器である。
【００１４】次に、図２によりエンジン回りの構造をよ
り詳細に説明する。気化器１０はコンチーブ３０を介し
てエアクリーナケース１３と接続され、インテークパイ
プ３１を介してシリンダヘッド９の吸気口へ接続されて
いる。さらに気化器１０のフロート室３２に一端を接続
されたエアベントチューブ３３がコンチューブ３０に沿
って配設され、他端部がエアクリーナケース１３近傍で
開放されている。
り詳細に説明する。気化器１０はコンチーブ３０を介し
てエアクリーナケース１３と接続され、インテークパイ
プ３１を介してシリンダヘッド９の吸気口へ接続されて
いる。さらに気化器１０のフロート室３２に一端を接続
されたエアベントチューブ３３がコンチューブ３０に沿
って配設され、他端部がエアクリーナケース１３近傍で
開放されている。
【００１５】エンジン８のクランクケース３４内に設け
られたブリーザー室には、チューブ等で構成された還元
通路３５の一端が接続され、その他端はクランクケース
３４の上方を後方へ延びてエアクリーナケース１３内に
設けられた還元室３６へ接続されている。
られたブリーザー室には、チューブ等で構成された還元
通路３５の一端が接続され、その他端はクランクケース
３４の上方を後方へ延びてエアクリーナケース１３内に
設けられた還元室３６へ接続されている。
【００１６】図３及び図４に示すように、エアクリーナ
ケース１３は、車体左側へ向って開放されたケース本体
部４０と、この開口部を覆う蓋４１及びこれらケース本
体部４０と蓋４１の間に介在されるフィルタ４２で構成
され、フィルタ４２を挟んでケース本体部４０の内側が
クリーンサイド４３、蓋４１の内側がダーテイサイド４
４をなしている。
ケース１３は、車体左側へ向って開放されたケース本体
部４０と、この開口部を覆う蓋４１及びこれらケース本
体部４０と蓋４１の間に介在されるフィルタ４２で構成
され、フィルタ４２を挟んでケース本体部４０の内側が
クリーンサイド４３、蓋４１の内側がダーテイサイド４
４をなしている。
【００１７】さらに、クリーンサイド４３内の一部は、
ケース本体部４０の底部を部分的に車体右側へ張り出す
ことにより一体の小室として形成された還元室３６が設
けられ、その開口部４５は還元室用蓋４６で閉じられ、
クリーンサイド４３と区画されている。
ケース本体部４０の底部を部分的に車体右側へ張り出す
ことにより一体の小室として形成された還元室３６が設
けられ、その開口部４５は還元室用蓋４６で閉じられ、
クリーンサイド４３と区画されている。
【００１８】蓋４１の後部側にはダクト４７が設けら
れ、このダクト４７の一端はダーテイサイド４４内に開
口し、他端はエアクリーナケース１３の後方へ延出して
開口している。このため、エアクリーナケース１３の後
方からダーテイサイド４４内へ吸入された外気は、フィ
ルタ４２で濾過された後、クリーンサイド４３へ入り、
ケース本体部４０の前面からコンチューブ３０へ送り出
される。
れ、このダクト４７の一端はダーテイサイド４４内に開
口し、他端はエアクリーナケース１３の後方へ延出して
開口している。このため、エアクリーナケース１３の後
方からダーテイサイド４４内へ吸入された外気は、フィ
ルタ４２で濾過された後、クリーンサイド４３へ入り、
ケース本体部４０の前面からコンチューブ３０へ送り出
される。
【００１９】図４に示すように、エアベントチューブ３
３の中間部は、ケース本体部４０近傍のコンチューブ３
０外周部に一体形成されたガイド部３７に支持されてい
る。また、このガイド部３７が設けられている部分から
エアベントチューブ３３の開放端４９までの範囲は車体
右側のセンターサイドカバー１５の前端被覆部４８によ
って覆われ、外観を遮られている。
３の中間部は、ケース本体部４０近傍のコンチューブ３
０外周部に一体形成されたガイド部３７に支持されてい
る。また、このガイド部３７が設けられている部分から
エアベントチューブ３３の開放端４９までの範囲は車体
右側のセンターサイドカバー１５の前端被覆部４８によ
って覆われ、外観を遮られている。
【００２０】図４中の符号３８はケース本体部４０と一
体に形成されたツールボックス、３９はダーテイサイド
４４内に連通するドレインパイプである。
体に形成されたツールボックス、３９はダーテイサイド
４４内に連通するドレインパイプである。
【００２１】図４乃至図６により、還元室３６の詳細構
造を説明する。還元室３６はクリーンサイド４３に開口
するコンチューブ３０の入口近傍に位置し、その下部に
設けられたジョイント５０がケース本体部４０から一体
に突出形成され、ここで還元通路３５と連通している。
造を説明する。還元室３６はクリーンサイド４３に開口
するコンチューブ３０の入口近傍に位置し、その下部に
設けられたジョイント５０がケース本体部４０から一体
に突出形成され、ここで還元通路３５と連通している。
【００２２】還元室３６の上部は、還元室用蓋４６の上
部に形成された連通口５１によりクリーンサイド４３と
連通している（図６）。還元室用蓋４６は対角に配置さ
れた上下の固着部５２でヒートカシメにより開口部４５
を覆って一体的に取付けられている。
部に形成された連通口５１によりクリーンサイド４３と
連通している（図６）。還元室用蓋４６は対角に配置さ
れた上下の固着部５２でヒートカシメにより開口部４５
を覆って一体的に取付けられている。
【００２３】下端部のジョイント５０と上端部の連通口
５１との間には、還元室３６の内壁面と一体に形成され
水平方向へ互い違いに突出するリブ５３により屈曲通
路５４が形成され、この部分が気液分離部になってい
る。
５１との間には、還元室３６の内壁面と一体に形成され
水平方向へ互い違いに突出するリブ５３により屈曲通
路５４が形成され、この部分が気液分離部になってい
る。
【００２４】次に、本実施例の作用を説明する。図２、
４及び５に示すように、クランクケース３４のブリーザ
ー室に集められたブローバイガスは、気化器１０側から
エアクリーナケース１３へかかる吸気負圧により吸引さ
れ、還元通路３５を通ってジョイント部５０から還元室
３６の下部へ入り、気液分離部をなす屈曲通路５４を通
って上方へ移動する間に気液分離される。
４及び５に示すように、クランクケース３４のブリーザ
ー室に集められたブローバイガスは、気化器１０側から
エアクリーナケース１３へかかる吸気負圧により吸引さ
れ、還元通路３５を通ってジョイント部５０から還元室
３６の下部へ入り、気液分離部をなす屈曲通路５４を通
って上方へ移動する間に気液分離される。
【００２５】油分等のガス成分は連通口５０からクリー
ンサイド４３へ入り、ここでフィルタ４２により濾過さ
れた清浄空気と一緒になってコンチューブ３０から気化
器１０へ供給される。
ンサイド４３へ入り、ここでフィルタ４２により濾過さ
れた清浄空気と一緒になってコンチューブ３０から気化
器１０へ供給される。
【００２６】一方、水分等の液状成分は屈曲通路５４を
下方へ流れ落ちてジョイント部５０から還元通路３５を
通って、クランクケース３４のブリーザー室へ戻され、
この内部に溜まっている液化した油分と水分の混合液中
へ回収される。
下方へ流れ落ちてジョイント部５０から還元通路３５を
通って、クランクケース３４のブリーザー室へ戻され、
この内部に溜まっている液化した油分と水分の混合液中
へ回収される。
【００２７】したがって、気液分離された液状成分は還
元処理を反復するので、飛散燃料等の捕集効率が高くな
るとともに、クランクケース３４内のブリーザー室は十
分な容量を確保できるので、ここへ液状成分を回収して
も問題がない。このため、従来のようにドレイン用配管
を介して車外へ直接排出しないので独立のドレイン用配
管が不用になり、それだけ配管構造が簡単になる。
元処理を反復するので、飛散燃料等の捕集効率が高くな
るとともに、クランクケース３４内のブリーザー室は十
分な容量を確保できるので、ここへ液状成分を回収して
も問題がない。このため、従来のようにドレイン用配管
を介して車外へ直接排出しないので独立のドレイン用配
管が不用になり、それだけ配管構造が簡単になる。
【００２８】特に、ブローバイガス中における水分の絶
対量が少ない小型エンジンにおいては、戻される水分等
の液状成分量が少なくなるので、クランクケース３４の
比較的容量の小さなブリーザー室へ液状成分を回収して
も全く問題がなく、その結果、ブローバイガスの少ない
エンジン用に好適なものになる。
対量が少ない小型エンジンにおいては、戻される水分等
の液状成分量が少なくなるので、クランクケース３４の
比較的容量の小さなブリーザー室へ液状成分を回収して
も全く問題がなく、その結果、ブローバイガスの少ない
エンジン用に好適なものになる。
【００２９】また、還元室３６をクリーンサイド４３内
へエアクリーナケース１３と一体に形成し、かつ直接連
通口５０を開口することにより容易に形成できるととも
に、コンチューブ３０の入口近傍に連通口５０を開口さ
せれば、従来のような案内管を設ける必要がなくなる。
このため、部品点数を削減して構造を簡単にできるとと
もに、フィルタ４２への付着量を可及的に少なくでき
る。
へエアクリーナケース１３と一体に形成し、かつ直接連
通口５０を開口することにより容易に形成できるととも
に、コンチューブ３０の入口近傍に連通口５０を開口さ
せれば、従来のような案内管を設ける必要がなくなる。
このため、部品点数を削減して構造を簡単にできるとと
もに、フィルタ４２への付着量を可及的に少なくでき
る。
【００３０】そのうえ、エアクリーナケース１３を車幅
方向へ拡幅することにより還元室３６を形成できるの
で、エアクリーナケース１３に対する車体の上下方向に
おける配設スペースに制約が大きい場合であっても、還
元室３６及びクリーンサイド４３の各容量をそれぞれ必
要十分なだけ容易に確保できる。
方向へ拡幅することにより還元室３６を形成できるの
で、エアクリーナケース１３に対する車体の上下方向に
おける配設スペースに制約が大きい場合であっても、還
元室３６及びクリーンサイド４３の各容量をそれぞれ必
要十分なだけ容易に確保できる。
【００３１】なお、本願発明は上記実施例に限定されず
種々応用可能であり、例えば、自動２輪車以外の各種車
両における内燃機関に適用できる。また、還元室用蓋４
６をクリーンサイド４３内部で取付けず、還元室用蓋４
６をケース本体部４０の外側方へ開放させ、外部にて取
付けるようもできる。さらに、エンジンのブリーザ室は
クランクケース３４に限らず他の適所に設けることがで
きる。
種々応用可能であり、例えば、自動２輪車以外の各種車
両における内燃機関に適用できる。また、還元室用蓋４
６をクリーンサイド４３内部で取付けず、還元室用蓋４
６をケース本体部４０の外側方へ開放させ、外部にて取
付けるようもできる。さらに、エンジンのブリーザ室は
クランクケース３４に限らず他の適所に設けることがで
きる。
【図１】実施例の適用された自動２輪車の左側面図
【図２】そのエンジン回り要部側面を拡大して示す図
【図３】エアクリーナケース部分をさらに拡大して示す
側面図
側面図
【図４】その横断面図
【図５】蓋を取って内部を示すケース本体部の側面図
【図６】還元室の一部を破断して示す部分拡大図
１０：気化器、１３：エアクリーナケース、３０：コン
チューブ、３３：エアベントチューブ、３５：還元チュ
ーブ、３６：還元室、４０：ケース本体部、４１：蓋、
４２：フィルタ、４３：クリーンサイド、４４：ダーテ
イサイド、４６：還元室用蓋、５０：ジョイント部、５
１：連通口、５４：屈曲通路
チューブ、３３：エアベントチューブ、３５：還元チュ
ーブ、３６：還元室、４０：ケース本体部、４１：蓋、
４２：フィルタ、４３：クリーンサイド、４４：ダーテ
イサイド、４６：還元室用蓋、５０：ジョイント部、５
１：連通口、５４：屈曲通路
Claims (1)
- 【請求項１】ブローバイガスをエンジンからエアクリー
ナケースのクリーンサイドへ還元するための内燃機関用
ブローバイガス還元装置において、還元室をエアクリー
ナケースと一体にそのクリーンサイド内へ形成し、この
還元室の下部にエンジン側から延出する還元通路の一端
を接続し、かつ還元室の上部にクリーンサイドへ通じる
連通口を設けるとともに、前記還元通路の接続部と連通
口の間に屈曲通路からなる気液分離部を設けたことを特
徴とするブローバイガス還元装置。
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