JP2000142802A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2000142802A
JP2000142802A JP10325058A JP32505898A JP2000142802A JP 2000142802 A JP2000142802 A JP 2000142802A JP 10325058 A JP10325058 A JP 10325058A JP 32505898 A JP32505898 A JP 32505898A JP 2000142802 A JP2000142802 A JP 2000142802A
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Tetsunori Okada
鉄則 岡田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送や保管に際して取扱いに注意を促し、落
下等を未然に防止するとともに、圧縮荷重等に対する緩
衝保護機能の優れた包装装置を得る。 【解決手段】 平面部7の周囲に立上り部9により周側
壁を立上げた段ボール紙よりなる箱体10に、箱体10
と相似形状の箱構造体11を収め込んで重畳構造の箱体
とした二組の包装容器体を、レンジフードファン1の左
右にレンジフードファン1の側部を収納する形態に装着
し、レンジフードファン1の一部が呈出し目視可能の状
態で左右の包装容器体とともに全体を結束材12で結束
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を六面体状の
包装形態に段ボール紙等による包装材により包装する包
装装置に関し、特に、非六面体の多面体形状をしたレン
ジフードファンの包装に適した包装装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】レンジフードファンのような多面体形状
の嵩のある物品の包装は、従来においては例えば図23
に示すような包装形態が採られている。図23に示すよ
うにレンジフードファン1は、下面の開放したフードに
排気送風機を組込んだ構成で、フードによりその外殻形
状がほぼ決定される。フードは、レンジ等から立昇る油
煙等を効果的に捕集する容器構造に構成されている。
【0003】このレンジフードファン1の外形は、正面
2と背面3と上面と両側面と開放した下面とからなる多
面体形状をしていて、その正面2は鈍角をなす上下の二
面で構成されている。正面2を構成する上下の二面の境
界には出隅部6が正面2の下部寄りに形成されている。
包装装置は、このレンジフードファン1を背面3を下に
してほぼ六面体の包装形態に段ボール紙により構成され
た箱体50と緩衝部材により包装するものである。
【0004】箱体50は、図23に示すようにレンジフ
ードファン1の背面3を受容するものと、正面2を受容
する二つからなる。緩衝部材はレンジフードファン1の
上下面及び両側面を被覆し緩衝保護機能を果たす四角筒
状のホルダー51と下部緩衝材52,53から構成され
ている。箱体50の構造は、周側面と天面とからなるJ
IS―C式箱と称される箱体構造であり、下部の箱体5
0に、両側に二重の立上りを持つ凹状の下部緩衝材52
を底面上に重ね、その上に二枚の下部緩衝材53を重畳
した構成である。包装装置の下部構造がこのように複雑
な構成を採っているのは、中空で薄肉なフードを中核と
して構成されているレンジフードファン1を落下等の衝
撃から十分に保護するためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の包装装
置においては、圧縮荷重や衝撃力に対する緩衝保護機能
は、段ボール紙のホルダー51や下部緩衝材52,53
が担っており、特に積層時にかかる圧縮荷重はホルダー
51のみで受ける構成となっている。従って、ホルダー
51は、受け寸法を大きくし、強化段ボール紙等を適用
しなければならず、高い包装コストとなっている。ま
た、レンジフードファン1等の非六面体の多面体形状を
した物品を六面体状の包装形態に包装する場合には、必
ず物品と包装材の内面との間に空間ができる。そして、
空間の間に物品の出隅部6が位置し包装材に近接するこ
とになり、出隅部6に圧縮荷重や衝撃力がかかり易く出
隅部6が損傷を受け易い。
【0006】本発明は、上記した従来の問題点を解消す
るためになされたもので、その課題とするところは、輸
送や保管に際して取扱いに注意を促し、落下等を未然に
防止するとともに、圧縮荷重等に対する緩衝保護機能の
優れた包装装置を得ることであり、圧縮荷重等に対する
緩衝保護機能が優れ、コストを低減させうる包装装置を
得ることであり、非六面体の多面体をした物品を六面体
状の包装形態に段ボール紙による包装材により包装する
構成の包装装置の、緩衝保護機能の向上と包装コストの
低減を推進することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、平面部の周囲に周側壁を立上げた
段ボール紙よりなる箱体に、箱体と相似形状の箱構造体
を収め込んで重畳構造の箱体とした二組の包装容器体
を、物品の左右に物品の側部を収納する形態に装着し、
物品の一部が呈出し目視可能の状態で左右の包装容器体
とともに全体を結束材で結束する手段を採用する。
【0008】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、請求項1に係る前記手段における各包装容器体の箱
構造体の縦方向になる立上りの内面に、段ボール紙より
なる補強パッドを設ける手段を採用する。
【0009】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、平面部の周囲に周側壁を立上げた段ボール紙よりな
る箱体に、平面部の両側に対向する立上り部を有する段
ボール紙よりなるコ状のホルダーを重なるように嵌装し
て箱体の要所を重畳構造とした二組の包装容器体を、物
品の左右に物品の側部を収納する形態に装着し、物品の
一部が呈出し目視可能の状態で左右の包装容器体ととも
に全体を結束材で結束する手段を採用する。
【0010】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項3に係る前記手段における各包装容器体を、
箱体と複数のコ状のホルダーとにより構成し、その複数
個のコ状のホルダーを、立上り部を異なる方向に向けて
重ねた構成とする手段を採用する。
【0011】前記課題を達成するために請求項5の発明
は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記手段
における物品を、非六面体の多面体形状をした形状のも
のとし、その物品の二面で形成される出隅部を上にした
状態で、二組の包装容器体を装着する手段を採用する。
【0012】前記課題を達成するために請求項6の発明
は、請求項5に係る前記手段における物品の二面で形成
される出隅部側と包装容器体の内面とにより画成される
空間に、この空間を詰める段ボール紙より形成した角筒
緩衝部材を収める手段を採用する。
【0013】前記課題を達成するために請求項7の発明
は、請求項5又は請求項6のいずれかに係る前記手段
に、物品の出隅部を保護する保護部材を備える手段を採
用する。
【0014】前記課題を達成するために請求項8の発明
は、請求項1〜請求項7のいずれかに係る前記手段にお
ける物品に組付けた二組の包装容器体の周囲を、その物
品とともに段ボール紙よりなる角筒状のスリーブで覆う
手段を採用する。
【0015】前記課題を達成するために請求項9の発明
は、請求項1〜請求項7のいずれかに係る前記手段に、
二組の包装容器体に跨がって物品とともにその各包装容
器体の一部を覆う段ボール紙よりなる容器状のカバーを
設ける手段を採用する。
【0016】前記課題を達成するために請求項10の発
明は、請求項3〜請求項9までのいずれかに係る前記手
段におけるコ状のホルダーの縦方向になる立上り部の内
面に段ボール紙よりなる補強パッドを設ける手段を採用
する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 実施の形態1.図1〜図4によって示すこの実施の形態
1は、比較的嵩の大きな物品を六面体状の包装形態に段
ボール紙による包装材により包装する構成の包装装置に
関するものである。この実施の形態1では被包装物とし
ての物品の具体例として、レンジフードファン1を挙げ
て説明する。レンジフードファン1は、図1に示すよう
に下面の開放したフードに排気送風機を組込んだ構成
で、フードによりその外殻形状がほぼ決定される。フー
ドは、レンジ等から立昇る油煙等を効果的に捕集する容
器構造に構成され、そのうえで外観性能を考慮して種々
の意匠が凝らされている。
【0018】この実施の形態1で示すレンジフードファ
ン1は、正面2と背面3と上面4と両側面5と開放した
下面とからなる多面体形状をしていて、その正面2は鈍
角をなす上下の二面で構成されている。正面2を構成す
る上下の二面は、上側の面が広く下側の面が狭くなって
いて、両面の境界となる出隅部6が正面2の下部寄りに
形成されている。包装装置は、このレンジフードファン
1を背面3を下にし、正面2を上にしてほぼ六面体の包
装形態に段ボール紙により構成された二組の包装容器体
により包装するものである。
【0019】二組の包装容器体は同じ構成であり、図2
に示すように平面部7の周囲に周側壁となる立上り部9
を設けた段ボール紙よりなる箱体10に、この箱体10
と相似形状の図3に示すような箱構造体11を収め込ん
で重畳構造の箱体に構成されている。この二組の包装容
器体を、レンジフードファン1の二側面5側を収納する
形態に装着し、レンジフードファン1の中間部が呈出し
目視可能の状態のまま左右の包装容器体とともに全体を
PPバンド等の結束材12で結束して包装が完成する。
包装容器体に収められる前にレンジフードファン1には
埃等の付着を防止するポリバック等が被着されている。
【0020】包装容器体を構成する外側の箱体10は、
平面部7の周囲に立上り部9が曲げ罫線を介して画成さ
れた方形の段ボールシートを曲げ罫線で折曲げて、立上
り部9同士をその一部で結合することによって組立てら
れる、JIS―C式箱と称される簡易な構成のものであ
る。また、この箱体10に内装される箱構造体11は、
図4に示すように、方形の平面部13の四辺に立上り部
14を曲げ罫線15を介して画成した略十字形に形成さ
れた段ボールシートを曲げ罫線15で折曲げて図3に示
すような箱形に組立てられる。四面の立上り部14は中
央の曲げ罫線15により折曲げられ接合されて二重構造
になっている。箱体10も箱構造体11もその段ボール
紙の目の方向(コルゲートの波目の方向、図2,3の矢
印方向)が縦方向になるようにして組合わされ、箱構造
体11の対向する縦方向の二面の立上り部14の内面に
は、全長(下部側等部分的でもよい)にわたり段ボール
紙よりなる補強パッド16が装着されている。
【0021】この包装装置によれば、レンジフードファ
ン1の両側面5の全面が包装容器体に覆われ、背面3、
正面2、上面4、下面の一部が各包装容器体の立上り部
9,14により覆われることになり、レンジフードファ
ン1の中間部は視認できる状態で呈出することになる。
そして、落下等の衝撃で損傷し易いレンジフードファン
1の下側となる四隅角部は、三重の段ボール構造により
緩衝保護される。輸送や保管に際してかかる圧縮荷重に
対しては、圧縮荷重に対して高強度を呈する目の方向に
ある箱体10と箱構造体11の二重の平面部7,13と
縦方向の三重の立上り部9,14で受けて緩衝保護機能
を果たす。さらに、この実施の形態1では補強パッド1
6も装着され、当該部は四重の重畳構造となっているた
め、圧縮荷重に対しては十分な緩衝保護機能を果たしう
る。レンジフードファン1の正面2及び背面3は両側に
おいて三重の段ボール紙によって装架状に保護される。
【0022】このような、二組の重畳構造の包装容器体
によってレンジフードファン1の両側を抱き込み、中間
の被覆を排除することにより包装材料を緩衝保護機能を
損なうことなく削減することができ、しかも強化段ボー
ル紙を採用する必要もないので包装コストの低減を推進
することができる。そして、包装形態でレンジフードフ
ァン1の一部が見えているため、全く内容物が見えない
包装形態よりも取扱いは慎重になり、不用意な落下等を
未然に回避することができる。包装装置全体は、全て段
ボール紙で構成されているためリサイクルが利き、環境
問題の原因になることもない。なお、レンジフードファ
ン1以外にも嵩のある類似した形態の物品の包装にも広
く適用することができる。
【0023】実施の形態2.図5〜図10によって示す
この実施の形態2は、実施の形態1で示した包装装置の
箱構造体11の簡素化に関する工夫を講じたものであ
り、それ以外の構成は実施の形態1のものと同じであ
る。従って、実施の形態1のものと同じ部分については
実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについて
の説明は省略する。
【0024】この実施の形態2の包装装置の二組の包装
容器体は、外側の箱体10の内側に平面部17の両側に
対向する立上り部18を有する段ボール紙よりなるコ状
のホルダー19を重なるように嵌装した構成である。ホ
ルダー19は小型で軽量なレンジフードファン1の場合
には一つでもよいが、通常は図5に示すように二つを組
合わせて箱体10内に重ねて嵌合される。内側に嵌合さ
れるホルダー19は、図6,7に示すように箱体10の
縦方向の立上り部9の内面に密接する左右の立上り部1
8と、箱体10の平面部7の内面に密着する平面部17
からなり、展開形状は単純な方形である。このホルダー
19の目の向きは縦方向におかれ、立上り部18の内面
には図6に示すように下側の一部、又は図7に示すよう
に全面にわたって補強パッド16が装着されている。外
側に重ねられるホルダー20も、図8に示すように箱体
10の上下の立上り部9の内面に密接する上下の立上り
部21と、内側のホルダー19の平面部17の内面に密
着する平面部22からなり、展開形状は単純な方形であ
る。下側の立上り部21については曲げ罫線による折曲
げによって二重構造23に構成されている。このホルダ
ー20の目の向きは縦方向におかれている。
【0025】上記構成の包装容器体(図5参照)を実施
の形態1で示した包装容器体と同様にレンジフードファ
ン1の両側に装着してPPバンド等の結束材12で結束
することによりほぼ六面体の包装形態が得られる。この
包装装置では、圧縮荷重を箱体10の平面部7と内側の
ホルダー19の平面部17及び立上り部18と、外側の
ホルダー20の平面部22と補強パッド16で受けるこ
とができ、圧縮荷重に対して高い緩衝保護機能を果たし
うる。落下衝撃に対しては、ホルダー20の二重の立上
り部21と箱体10の立上り部9の三重の構造により緩
衝される。この包装装置のホルダー19,20は曲げ罫
線を備えた段ボールシートで容易に構成でき、箱構造に
構成するよりも、その構成は簡素になりコストも低減す
る。なお、横方向の荷重に対する緩衝保護機能も重視す
る必要がある場合には、二個のホルダー19,20の目
の方向を直交させるようにすればよく、ホルダー19,
20の数を増加させてもよい。また、外側のホルダー2
0を実施の形態1で示した箱構造体11に換えて嵌め装
着する包装装置も圧縮荷重に対する機能に関しては有効
性が高い。これ以外の機能は実施の形態1のものと同じ
である。
【0026】実施の形態3.図11,12,13によっ
て示すこの実施の形態3は、実施の形態1や実施の形態
2で示した包装装置の緩衝保護機能の拡充を講じたもの
であり、それ以外の構成は実施の形態1,2のものと同
じである。従って、実施の形態1,2のものと同じ部分
については実施の形態1のものと同じ符号を用い、それ
らについての説明は省略する。
【0027】前述の実施の形態1,2の包装装置の下部
構造が積層構造を採っているのは、中空で薄肉なフード
を中核として構成されているレンジフードファン1を落
下等の衝撃から十分に保護するためであるが、正面2が
二面で構成され中間に出隅部6を有する非六面体形状の
レンジフードファン1では、出隅部6が損傷を受け易
い。特に、出隅部6の中間部分が呈出した包装形態とな
る実施の形態1,2で示した包装装置では、時として出
隅部6の保護も必要となる。
【0028】この実施の形態3の包装装置は、レンジフ
ードファン1の正面2と包装容器体の内面とにより画成
される空間に、この空間を詰める段ボール紙より形成し
た図11に示すような角筒緩衝部材24を収めたもので
ある。包装容器体を装着したレンジフードファン1の正
面2側にできる空間は、レンジフードファン1の出隅部
6の両側に側面形状が三角形の空間として形出される。
この両空間に、単一又は分割構成した段ボール紙の図1
2に展開形状を示すシート25を折曲げにより組立てた
二連の三角筒部26を備えた角筒緩衝部材24を収めて
補完することによりこの包装装置が完成する。レンジフ
ードファン1の出隅部6に嵌まる山形状部の頂部の内部
には段ボール紙の積層材又は木材板等による緩衝板27
が装着され、これにより圧縮荷重等により損傷を受け易
いレンジフードファン1の出隅部6が緩衝保護される。
積重ね等による圧縮荷重は、角筒緩衝部材24の中空部
により空気緩衝され、包装容器体に沿う直壁部分を介し
て斜面に接しているレンジフードファン1の正面2を構
成している二面と、上面4とが分担して担うことにな
る。
【0029】従って、この角筒緩衝部材24を介在させ
ることで、圧縮荷重に対する保護緩衝機能も向上し、損
傷を受け易い出隅部6も保護することができる。角筒緩
衝部材24は、包装容器体に差し渡すようにしてもよい
が、分割構成として包装容器体部分に対してのみ設けて
もよい。なお、出隅部6に対する保護機能の向上だけ図
るのであれば、図13に示すように段ボール紙の積層材
又は木材板等による緩衝板27を出隅部6を覆う状態に
テープ類でレンジフードファン1の正面2に固定しても
よい。また、この包装装置は損傷を受け易い出隅部6を
持つレンジフードファン1に適したものであるが、こう
した形状を持つ他の物品の包装にもレンジフードファン
1の包装と同様に有効である。これ以外の機能は実施の
形態1,2のものと同じである。
【0030】実施の形態4.図14〜図18によって示
すこの実施の形態4は、前述した実施の形態3における
角筒緩衝部材24に関するもので、これに係る構成以外
は実施の形態3のものと同じである。従って、実施の形
態3のものと同じ部分については、実施の形態3のもの
と同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0031】この実施の形態4の包装装置は、包装容器
体とレンジフードファン1の正面2とによりできる空間
の容積の大きい方にのみ角筒緩衝部材24を収め込み、
かつ角筒緩衝部材24を付属部品28の収納箱としても
機能させたものである。角筒緩衝部材24は、図17に
示すような展開形状に打ち抜きされた段ボール紙のシー
ト29を折曲げて端面が直角三角形状の筒型に組立てら
れ、包装容器体とレンジフードファン1の正面2とによ
りできる空間の容積の大きい方に包装容器体間を差し渡
す形態に装着される。この角筒緩衝部材24には端面を
開閉可能に塞ぐ蓋30が設けられ、ダクト接続口やフィ
ルターや幕板等の付属部品28が段ボールシートに保持
されて収納されている。こうした構成により、包装装置
がコンパクトにまとまり、隙間を有効に利用して付属部
品28を収納することができる。角筒緩衝部材24は、
図18に示すように分割構成としてもよい。これ以外の
基本的な機能は実施の形態3のものと同じである。
【0032】実施の形態5.図19,20によって示す
この実施の形態5は、前述した各実施の形態1〜4に示
した包装装置を四角筒形の図20に示す段ボールスリー
ブ31でくるんだ構成であり、段ボールスリーブ31が
付加する以外の構成は実施の形態1〜4のものと同じで
ある。従って、実施の形態1〜4のものと同じ部分につ
いては、実施の形態1〜4のものと同じ符号を用い、そ
れらについての説明は省略する。
【0033】この包装装置は、前述の各実施の形態で示
した包装装置における、レンジフードファン1に組付け
た二組の包装容器体の周囲を、レンジフードファン1と
ともに段ボール紙よりなる図20に示すような四角筒形
の段ボールスリーブ31で覆ったものである。前述の各
実施の形態で示した包装装置では、二組の包装容器体に
差し渡すように結束材12を掛けることが必要である
が、段ボールスリーブ31を巻装することにより段ボー
ルスリーブ31の外側から結束すれば、各包装容器体部
分での結束も可能になる。正面2から背面3までの寸法
が長い大型のレンジフード1では、製造ライン上でこの
長い方向において結束材12を自動機等により掛回すの
は困難になるが、こうした構成を採ることにより短い方
向で結束材12を掛回すことが可能になり、取扱いがし
易くなる。これ以外の機能は前述の各実施の形態で示し
た包装装置と同じである。
【0034】実施の形態6.図21,22によって示す
この実施の形態6は、前述した各実施の形態1〜4で示
した包装装置に図21に示すようにカバー32を装着し
た構成であり、それ以外の構成は実施の形態1〜4のも
のと同じである。従って、実施の形態1〜4のものと同
じ部分については、実施の形態1〜4のものと同じ符号
を用い、それらについての説明は省略する。
【0035】この実施の形態6の包装装置は、前述の実
施の形態1〜4によって示した包装装置における、レン
ジフードファン1に組付けた二組の包装容器体に跨がっ
てレンジフードファン1の正面2や背面3を段ボール紙
よりなる箱容器状のカバー32で覆ったものである。カ
バー32は、レンジフードファン1の正面2側に設けれ
ばよいが、背面3側に設けてもよい。正面2側をカバー
32で覆うことによりレンジフードファン1の傷付き易
い正面2部分の上方からの落下衝撃に対する緩衝保護機
能が増し、積重ねもし易くなる。この場合、正面2の出
隅部6に対応する部分に段ボール紙の積層材による保護
パッド33をカバー32の背面に装着することにより、
上方からの落下衝撃に対する緩衝保護機能が一段と向上
する。これ以外の機能は実施の形態1〜4のものと同じ
である。
【0036】
【発明の効果】以上実施の形態での説明からも明らかな
ように、請求項1の発明によれば、輸送や保管に際して
取扱いに注意を促し、落下等を未然に防止するととも
に、圧縮荷重等に対する緩衝保護機能の優れた低コスト
の包装装置が得られる。
【0037】請求項2の発明によれば、請求項1に係る
前記効果とともに落下衝撃や圧縮荷重に対する緩衝保護
機能が増す。
【0038】請求項3の発明によれば、輸送や保管に際
して取扱いに注意を促し、落下等を未然に防止するとと
もに、圧縮荷重等に対する緩衝保護機能の優れた低コス
トの包装装置が得られる。
【0039】請求項4の発明によれば、請求項3に係る
前記効果とともに落下衝撃や圧縮荷重に対する緩衝保護
機能が増す。
【0040】請求項5の発明によれば、請求項1〜請求
項4までのいずれかに係る前記効果とともに非六面体の
多面体をした物品の緩衝保護機能が向上し包装コストも
低減する。
【0041】請求項6の発明によれば、請求項5に係る
前記効果とともに、物品の緩衝保護機能が一層向上す
る。
【0042】請求項7の発明によれば、請求項5又は請
求項6のいずれかに係る前記効果とともに物品の出隅部
の保護機能が向上する。
【0043】請求項8の発明によれば、請求項1〜請求
項7までのいずれかに係る前記効果とともに結束する方
向の制限を解消できる。
【0044】請求項9の発明によれば、請求項1〜請求
項7までのいずれかに係る前記効果とともに、上方から
の落下衝撃に対する緩衝保護機能が向上する。
【0045】請求項10の発明によれば、請求項3〜請
求項9までのいずれかに係る前記効果とともに落下衝撃
や圧縮荷重に対する緩衝保護機能が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の包装装置を示す分解斜視図で
ある。
【図2】 実施の形態1の包装装置の箱体を示す斜視図
である。
【図3】 実施の形態1の包装装置の箱構造体の斜視図
である。
【図4】 実施の形態1の包装装置の箱構造体の展開図
である。
【図5】 実施の形態2の包装装置の包装容器体の分解
斜視図である。
【図6】 実施の形態2の包装装置のスリーブの斜視図
である。
【図7】 実施の形態2の包装装置の他のスリーブの斜
視図である。
【図8】 実施の形態2の包装装置のスリーブの斜視図
である。
【図9】 実施の形態2の包装装置を示す側断面図であ
る。
【図10】 実施の形態2の包装装置を示す平断面図で
ある。
【図11】 実施の形態3の包装装置の角筒緩衝部材を
示す斜視図である。
【図12】 実施の形態3の包装装置の角筒緩衝部材を
示す展開図である。
【図13】 実施の形態3の包装装置の他の形態を示す
断面図である。
【図14】 実施の形態4の包装装置を示す断面図であ
る。
【図15】 実施の形態4の包装装置の角筒緩衝部材を
示す斜視図である。
【図16】 同じく実施の形態4の包装装置の角筒緩衝
部材を示す斜視図である。
【図17】 実施の形態4の包装装置の角筒緩衝部材の
展開図である。
【図18】 実施の形態4の包装装置の角筒緩衝部材の
他の形態を示す平断面図である。
【図19】 実施の形態5の包装装置を示す平断面図で
ある。
【図20】 実施の形態5の包装装置のスリーブを示す
斜視図である。
【図21】 実施の形態6の包装装置を示す平面図であ
る。
【図22】 実施の形態6の包装装置を示す側断面図で
ある。
【図23】 従来の包装装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 レンジフードファン、 2 正面、 6 出隅部、
7 平面部、 9立上り部、 10 箱体、 11
箱構造体、 12 結束材、 13 平面部、 14
立上り部、 16 補強パッド、 17 平面部、 1
8 立上り部、 19 ホルダー、 20 ホルダー、
21 立上り部、 22 平面部、24 角筒緩衝部
材、 27 緩衝板、 28 付属部品、 31 段ボ
ールスリーブ、 32 カバー、 33 保護パッド。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面部の周囲に周側壁を立上げた段ボー
    ル紙よりなる箱体に、この箱体と相似形状の箱構造体を
    収め込んで重畳構造の箱体とした二組の包装容器体を、
    物品の左右に当該物品の側部を収納する形態に装着し、
    前記物品の一部が呈出し目視可能の状態で左右の包装容
    器体とともに全体を結束材で結束した包装装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の包装装置であって、各
    包装容器体の箱構造体の縦方向になる立上りの内面に段
    ボール紙よりなる補強パッドを設けた包装装置。
  3. 【請求項3】 平面部の周囲に周側壁を立上げた段ボー
    ル紙よりなる箱体に、平面部の両側に対向する立上り部
    を有する段ボール紙よりなるコ状のホルダーを重なるよ
    うに嵌装して前記箱体の要所を重畳構造とした二組の包
    装容器体を、物品の左右に当該物品の側部を収納する形
    態に装着し、前記物品の一部が呈出し目視可能の状態で
    左右の包装容器体とともに全体を結束材で結束した包装
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の包装装置であって、各
    包装容器体を箱体と複数のコ状のホルダーとにより構成
    し、その複数個のコ状のホルダーを、その立上り部を異
    なる方向に向けて重ねた構成の包装装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4までのいずれかに記
    載の包装装置であって、物品が非六面体の多面体形状を
    した形状で、その物品の二面で形成される出隅部を上に
    した状態で、二組の包装容器体を装着した包装装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の包装装置であって、物
    品の二面で形成される出隅部側と包装容器体の内面とに
    より画成される空間に、この空間を詰める段ボール紙よ
    り形成した角筒緩衝部材を収めた包装装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6のいずれかに記載
    の包装装置であって、物品の出隅部を保護する保護部材
    を備えた包装装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
    包装装置であって、物品に組付けた二組の包装容器体の
    周囲を、その物品とともに段ボール紙よりなる角筒状の
    スリーブで覆った包装装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
    包装装置であって、二組の包装容器体に跨がって物品と
    ともにその各包装容器体の一部を覆う段ボール紙よりな
    る容器状のカバーを装着した包装装置。
  10. 【請求項10】 請求項3〜請求項9までのいずれかに
    記載の包装装置であって、コ状のホルダーの縦方向にな
    る立上り部の内面に段ボール紙よりなる補強パッドを設
    けた包装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103029911A (zh) * 2012-12-05 2013-04-10 深圳市美盈森环保科技股份有限公司 用于包装箱的纸质内衬垫
CN109775135A (zh) * 2019-03-19 2019-05-21 珠海格力电器股份有限公司 包装结构

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