JP2000140759A - 圧電アクチュエータ及び圧電バイブレータ - Google Patents

圧電アクチュエータ及び圧電バイブレータ

Info

Publication number
JP2000140759A
JP2000140759A JP10317712A JP31771298A JP2000140759A JP 2000140759 A JP2000140759 A JP 2000140759A JP 10317712 A JP10317712 A JP 10317712A JP 31771298 A JP31771298 A JP 31771298A JP 2000140759 A JP2000140759 A JP 2000140759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
vibrating body
vibrating
vibrator
resonance frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10317712A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsu Takeda
克 武田
Katsunori Moritoki
克典 守時
Katsumi Imada
勝巳 今田
Osamu Kawasaki
修 川崎
Nobuhiro Takimoto
修宏 滝本
Kunihiko Minami
邦彦 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10317712A priority Critical patent/JP2000140759A/ja
Publication of JP2000140759A publication Critical patent/JP2000140759A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化、小型化、薄型化しても動作が安定し
て駆動効率が高い構造で、圧電体の破壊限界内で移動体
の変位を大きくする。 【解決手段】 圧電体と弾性体とで構成される振動体
を、圧電体に交流電圧を印加することで弾性振動させる
ことにより、振動体、或いは振動体上に設置された移動
体を駆動する圧電アクチュエータであって、振動体の周
縁部をバネ構造物によって支持固定し、かつバネ構造物
の共振周波数を、振動体の共振周波数の近傍に設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電体により励振
した弾性振動を駆動力とする圧電アクチュエータ、及び
当該圧電アクチュエータの機能を利用して、使用してい
る機器の動作状態を振動により通知する圧電バイブレー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧電体の励振を利用し、かかる
振動を駆動力として取り出す装置全般を圧電アクチュエ
ータと呼ぶ。圧電アクチュエータの典型的な構造として
は、図47に示したように円板の撓み振動を用いたもの
が一般的である。図47においては、弾性体101と圧
電体102とで構成される振動体103の周縁部を筐体
104で支持固定し、圧電体102に交流電圧を印加す
ると振動体103の中心部の振幅が最大となるような撓
み振動が励振される。
【0003】かかる原理を適用する分野の一つとして良
く用いられているのが、例えば携帯電話の着信等、機器
の動作状態を使用者に振動によって知らせる機能の実現
である。従来は、かかる機能の実現のためには電磁モー
タが多く用いられており、電磁モータの回転運動エネル
ギーにより機器全体、或いは機器の一部を振動させてい
るものが殆どである。
【0004】電磁モータを用いたバイブレータの概略図
を図48に示す。図48に示すように、電磁モータ10
5の軸に回転方向の対称性を崩した偏心重り106を設
置することで、偏心重りによる遠心力により電磁モータ
自体を振動させ、電磁モータ自体の振動によって、当該
電磁モータが設置されている機器を振動させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】圧電アクチュエータの
性能を向上すべく、一定の電圧で大きな振動を得るため
には、一般に振動体を共振駆動させることが有効であ
る。しかしながら、大きな振動を得るために印加する電
圧を大きくし過ぎると、振動体にかかる歪みが大きくな
り、圧電体自体の破壊限界を越えて、圧電体自体が破壊
されてしまうという問題点がある。さらに、圧電アクチ
ュエータの振動を大きくするために別の機構を設置する
ことも考えられるが、構造が複雑になり、圧電アクチュ
エータ自体の小型化、薄型化が困難になるという問題点
もある。
【0006】本発明は、上記課題を解決するために、別
の機構を設置することなく、簡易な構造で圧電アクチュ
エータの振動変位の拡大を実現し、かつ小型化・薄型化
に対応することができる圧電アクチュエータを実現する
ことを目的としている。
【0007】一方、従来から用いられている電磁モータ
を用いたバイブレータにおいて、バイブレータによる機
器の振動を大きくするためには、偏心重りの重さを重く
するか、偏心重りの回転数を増やすことで電磁モータの
回転運動エネルギーを大きくすれば良い。
【0008】しかしながら、バイブレータが用いられる
携帯電話等の機器の軽量化、小型化、薄型化、動作時間
の長期化によって、バイブレータ自体の軽量化、小型
化、薄型化、低消費電力化が要望されている。そのため
に例えば、偏心重りを重く、或いは大きくすることで電
磁モータの回転運動エネルギーは大きくすることができ
るが、偏心重りを重くすれば軽量化が、大きくすれば小
型化、薄型化が困難になり、また重い重りを回転させる
ためには、電磁モータに多くの電流を流さなければなら
ないので消費電力が大きくなってしまう。また、電磁モ
ータ内での磁束密度を大きくするために、コアの体積を
大きくしたり、コアに巻く巻き線数を多くすれば、電磁
モータの軽量化、小型化、薄型化が困難になるという問
題点がある。
【0009】本発明は、上記課題を解決すべく、圧電ア
クチュエータを活用して、軽量化、小型化、薄型化して
も動作が安定して駆動効率が高い圧電バイブレータを実
現することも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる圧電アクチュエータは、圧電体と弾性
体とで構成される振動体を、圧電体に交流電圧を印加す
ることで弾性振動させることにより、振動体、或いは振
動体上に設置された移動体を駆動する圧電アクチュエー
タであって、振動体の周縁部をバネ構造物によって支持
固定し、かつバネ構造物の共振周波数を、前記振動体の
共振周波数の近傍に設定することを特徴とする。
【0011】かかる構成により、振動体の撓み振動に共
振してバネ構造物も上下方向に伸縮運動を行うため、一
定の交流電圧に対して、移動体の変位をより大きくする
ことが可能となる。
【0012】次に、本発明にかかる圧電アクチュエータ
は、圧電体と弾性体とで構成される振動体を、圧電体に
交流電圧を印加することで弾性振動させることにより、
振動体、或いは振動体に設置された移動体を駆動する圧
電アクチュエータであって、振動体を支持固定するため
の筐体自体がバネ構造部分を有し、かつ筐体のバネ構造
部分の共振周波数を、振動体の共振周波数の近傍に設定
することを特徴とする。
【0013】かかる構成により、筐体自体にバネ構造を
有しているので、より少ない部品点数で構成することが
でき、さらに振動体の周縁部を円周方向に一様に支持固
定できるため、振動体がより安定した振動を行うことが
でき、移動体の動作の安定性を増すことが可能となる。
【0014】次に、本発明にかかる圧電アクチュエータ
は、圧電体と弾性体とで構成される振動体を、圧電体に
交流電圧を印加することで弾性振動させることにより、
振動体、或いは振動体に設置された移動体を駆動する圧
電アクチュエータであって、振動体が、振動体の中心部
から周縁部にかけて放射状に梁部を構成し、梁部を介し
て振動体を支持固定し、かつ梁部の共振周波数を、振動
体の共振周波数の近傍に設定することを特徴とする。
【0015】かかる構成により、振動体を構成する弾性
体と、梁部、及び枠部を一つの部品として形成すること
ができるため、振動体の共振周波数と梁部の共振周波数
を合わせることが比較的容易であり、かつ厚さ方向には
振動体の厚さと振動体の変位分だけの厚さがあれば構成
できるので、圧電アクチュエータの薄型化が可能とな
る。
【0016】また、本発明にかかる圧電アクチュエータ
は、振動体を構成する圧電体のうち、少なくとも1枚は
穴が開いた形状とすることが好ましい。最も変位の大き
い振動体の中央部に圧電体がないために、振動体が振動
したときに圧電体にかかる歪みは小さくできるので、円
板形状の圧電体を使用した場合に比べて動作寿命が長く
なることが期待できるからである。
【0017】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる圧電バイブレータは、圧電体と弾性体とで構成さ
れる振動体を、圧電体に交流電圧を印加することで弾性
振動させ、振動体上に設置された重りを駆動することに
より振動を発生させる圧電バイブレータであって、振動
体の周縁部をバネ構造物によって支持固定し、かつバネ
構造物の共振周波数を、振動体の共振周波数の近傍に設
定することを特徴とする。
【0018】かかる構成により、振動体の撓み振動に共
振してバネ構造物も上下方向に伸縮運動を行うため、一
定の交流電圧に対して、移動体の変位をより大きくする
ことが可能となる。
【0019】次に、本発明にかかる圧電バイブレータ
は、圧電体と弾性体とで構成される振動体を、圧電体に
交流電圧を印加することで弾性振動させることにより、
振動体上に設置された重りを駆動することにより振動を
発生させる圧電バイブレータであって、振動体を支持固
定するための筐体がバネ構造を有し、かつ筐体のバネ構
造部分の共振周波数を、振動体の共振周波数の近傍に設
定することを特徴とする。
【0020】かかる構成により、筐体自体にバネ構造を
有しているので、より少ない部品点数で構成することが
でき、さらに振動体の周縁部を円周方向に一様に支持固
定できるため、振動体がより安定した振動を行うことが
でき、重りの振動の安定性、すなわちバイブレータの振
動の安定性を増すことが可能となる。
【0021】次に、本発明にかかる圧電バイブレータ
は、圧電体と弾性体とで構成される振動体を、圧電体に
交流電圧を印加することで弾性振動させることにより、
振動体上に設置された重りを駆動することにより振動を
発生させる圧電バイブレータであって、振動体が、振動
体の中心部から周縁部にかけて放射状に梁部を構成し、
梁部を介して振動体を支持固定し、かつ梁部の共振周波
数を、振動体の共振周波数の近傍に設定することを特徴
とする。
【0022】かかる構成により、振動体を構成する弾性
体と、梁部、及び枠部を一つの部品として形成すること
ができるため、振動体の共振周波数と梁部の共振周波数
を合わせることが比較的容易であり、かつ厚さ方向には
振動体の厚さと振動体の変位分だけの厚さがあれば構成
できるので、圧電バイブレータの薄型化が可能となる。
【0023】また、本発明にかかる圧電バイブレータ
は、振動体を構成する圧電体のうち、少なくとも1枚は
穴が開いた形状であることが好ましい。最も変位の大き
い振動体の中央部に圧電体がないために、振動体が振動
したときに圧電体にかかる歪みは小さくできるので、円
板形状の圧電体を使用した場合に比べて動作寿命が長く
なることが期待できるからである。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態1にかかる圧電アクチュエータについて、図
1から図4を参照しながら説明する。図1は本発明の実
施の形態1における圧電アクチュエータの一部を切り欠
いた分解斜視図であり、図2は図1で示した圧電アクチ
ュエータの切り欠き断面図、図3と図4は本実施の形態
1に関する他の実施例を示した切り欠き断面図である。
図1から図4において、1は弾性体、2は圧電体、3は
弾性体1と圧電体2とで構成される振動体、4は移動
体、5はバネ、6は筐体、6aは筐体6の上蓋、6bは
筐体6の下蓋を示す。
【0025】図1及び図2において、弾性体1の厚さ方
向上側の主面には圧電体2が接着されて振動部3を構成
しており、振動部3のほぼ中央部には移動体4、外周部
に複数のバネ5が設置され、バネ5を介して上蓋6a、
下蓋6bで構成される筐体6によって振動体3を支持固
定している。圧電体2は厚さ方向の両主面に電極が設置
され、厚さ方向に分極されている。振動体3の撓み振動
の共振周波数は、弾性体1と圧電体2の材質、厚さ、直
径等によって決まり、バネ5の上下方向に伸縮運動を行
う共振周波数は、バネ5の材質、線径、バネ形状等によ
って決まる。
【0026】振動体3の撓み振動の共振周波数を有する
交流電圧を圧電体2の厚さ方向に印加すると、振動体3
は中心近傍の変位が最も大きくなるよう厚さ方向に振動
をする。この時、バネ5における上下方向のに伸縮運動
の共振周波数を、振動体3の撓み振動の共振周波数にほ
ぼ一致させると、振動体3の撓み振動に共振してバネ5
も上下方向に伸縮運動を行うため、振動体3に設置され
た移動体4の上下方向の変位は、振動体3の撓み振動の
変位にバネ5の伸縮運動による変位が重畳されること
で、さらに大きくなる。よって、従来の圧電アクチュエ
ータに印加した電圧と同じ強さの電圧を印加したとして
も、移動体4の変位をより大きくすることが可能とな
る。
【0027】図3は本実施の形態1にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示し、圧電体2を弾性体1の厚
さ方向下側の主面に接着して振動体3を構成している。
図3においても、図1及び図2に示した場合と同様に、
振動体3の中心近傍における厚さ方向の振動とバネ5の
上下方向の振動とが共振することにより、同じ電気エネ
ルギーを加えても、移動体4の変位をより大きくするこ
とが可能となる。
【0028】さらに、移動体4が外部に対して何らかの
仕事をする場合、図1及び図2の例においては移動体4
の振動等によって圧電体2に過大な外力がかかり、弾性
体1に比べて脆い圧電体2が割れたり、欠けたりする可
能性もある。本実施例においては、圧電体2と移動体4
とが直接接触する機会がないため、圧電体2が移動体4
の振動・衝撃等によって割れたり、欠けたりする可能性
が小さく、動作寿命が長くなることが期待できる。
【0029】図4は本実施の形態1にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す。図4においては、圧電体
2を弾性体1の厚さ方向両主面に接着して振動体3を構
成している。この場合、振動の駆動源である圧電体の体
積が図1、図2、及び図3の場合に比べて2倍になって
いるので、同じ強さの電圧が印加されてもより大きな駆
動力を移動体4を介して出力することができる。
【0030】なお、本実施の形態1では、弾性体1、圧
電体2が円板形状の場合について説明したが、正方形等
の矩形形状でも同様な効果が期待できる。また、図1か
ら図4において、振動体3を3組のバネ5で支持固定し
た場合について説明したが、必要な出力に応じてバネ5
の組数を設定することができる。その上、振動体3の外
周部に穴を開ければ上下方向に1本のバネで構成するこ
ともできる。さらに、バネ5について、形状は弦巻バネ
で説明したが、バネ構造を有していればどのような形状
であっても良い。例えば、皿バネを用いれば1組のバネ
で構成することも可能である。
【0031】以上のように、本実施の形態1によれば、
振動体3の撓み振動に共振してバネ5も上下方向に伸縮
運動を行うため、移動体4の変位をより大きくすること
が可能となる。
【0032】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2にかかる圧電アクチュエータについて、図5から図
8を参照しながら説明する。図5は本発明の実施の形態
2にかかる圧電アクチュエータの一部を切り欠いた分解
斜視図であり、図6は図5で示した圧電アクチュエータ
の切り欠き断面図、図7と図8は本実施の形態2にかか
る圧電アクチュエータの他の実施例を示した切り欠き断
面図である。図5から図8において、1は弾性体、2は
圧電体、3は弾性体1と圧電体2とで構成される振動
体、4は移動体、7は筐体、7aは筐体7の上蓋、7b
は筐体7の下蓋を示す。
【0033】図5及び図6において、弾性体1の厚さ方
向上側の主面には圧電体2が接着されて振動部3を構成
しており、振動部3のほぼ中央部には移動体4が設置さ
れている。筐体7は上蓋7a、下蓋7bとで構成され、
振動体3との接触部分近傍は厚さ方向にバネ構造を有し
ており、振動体3を筐体7の上蓋7aと下蓋7bとで挟
み込んで支持固定している。圧電体2は厚さ方向の両主
面に電極が設置され、厚さ方向に分極されている。
【0034】振動体3の撓み振動の共振周波数を有する
交流電圧を圧電体2の厚さ方向に印加すると、振動体3
は中心近傍の変位が最も大きくなるよう厚さ方向に振動
をする。この時、筐体7の上蓋7aと下蓋7bのバネ構
造部分が上下方向に運動する共振周波数を、振動体3の
撓み振動の共振周波数にほぼ一致させると、振動体3の
撓み振動と共に筐体7の上蓋7aと下蓋7bのバネ構造
部分も上下方向に運動するため、振動体3に設置された
移動体4の上下方向の変位は、振動体3の撓み振動の変
位に筐体7におけるバネ構造部分の上下運動の変位が重
畳されることで、さらに大きくなる。よって、従来の圧
電アクチュエータに印加した電圧と同じ強さの電圧を印
加したとしても、移動体4の変位をより大きくすること
が可能となる。
【0035】また、筐体7自体にバネ構造を有している
ので、より少ない部品点数で構成することができ、さら
に振動体3の周縁部を円周方向に一様に支持固定できる
ため、振動体3がより安定した振動を行うことができ、
移動体4の動作の安定性を増すことが可能となる。
【0036】図7は本実施の形態2にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示し、圧電体2を弾性体1の厚
さ方向下側の主面に接着して振動体3を構成している。
図7において、圧電体2と移動体4とは振動体3が振動
しても直接には接触しないので、圧電体2が移動体4の
振動・衝撃等で割れたり、欠けたりする可能性が小さ
く、動作寿命が長くなることが期待できる。
【0037】図8は本実施の形態2にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す。図8においては、圧電体
2を弾性体1の厚さ方向両主面に接着して振動体3を構
成している。この場合、振動の駆動源である圧電体2の
体積が図5、図6、及び図7の場合に比べて2倍になっ
ているので、同じ強さの電圧が印加されてもより大きな
駆動力を移動体4を介して出力することができる。
【0038】なお、本実施の形態2においても、弾性体
1、圧電体2が円板形状の場合について説明したが、正
方形等の矩形形状でも同様な効果が期待できる。以上の
ように、本実施の形態2によれば、筐体7自体にバネ構
造を有しているので、より少ない部品点数で構成するこ
とができ、さらに振動体3の周縁部を円周方向に一様に
支持固定できるため、振動体3がより安定した振動を行
うことができ、移動体4の動作の安定性を増すことが可
能となる。
【0039】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3にかかる圧電アクチュエータについて、図9から図
14を参照しながら説明する。図9は本発明の実施の形
態3にかかる圧電アクチュエータの一部を切り欠いた分
解斜視図であり、図10は図9で示した圧電アクチュエ
ータの切り欠き断面図、図11、図12、図13、及び
図14は本実施の形態3にかかる圧電アクチュエータの
他の実施例を示した切り欠き断面図である。図9から図
14において、1は弾性体、2は圧電体、3は弾性体1
と圧電体2とで構成される振動体、4は移動体、8は梁
部、9は枠部、10は筐体、10aは筐体10の上蓋、
10bは筐体10の下蓋を示す。
【0040】図9及び図10において、弾性体1の厚さ
方向上側の主面には圧電体2が接着されて振動部3を構
成しており、振動部3のほぼ中央部には移動体4が設置
されている。振動体3には中央部から周縁部にかけて放
射状に梁部8が設置され、梁部8の振動体3と反対側の
端部で枠部9に接続されている。振動体3は、梁部8、
枠部9を介して筐体10の上蓋10a、下蓋10bによ
り挟まれて支持固定している。圧電体2は厚さ方向の両
主面に電極が設置され、厚さ方向に分極されている。
【0041】振動体3の撓み振動の共振周波数を有する
交流電圧を圧電体2の厚さ方向に印加すると、振動体3
は中心近傍の変位が最も大きくなるよう厚さ方向に振動
をする。この時、梁部8の曲げ振動の共振周波数を、振
動体3の撓み振動の共振周波数にほぼ一致させると、振
動体3の撓み振動に共振して梁部8も上下方向に振動す
るため、振動体3に設置された移動体4の上下方向の変
位は、振動体3の撓み振動の変位に梁部8の曲げ振動に
よる変位が重畳されることで、さらに大きくなる。よっ
て、従来の圧電アクチュエータに印加した電圧と同じ強
さの電圧を印加したとしても、移動体4の変位をより大
きくすることが可能となる。
【0042】さらに、振動体3を構成する弾性体2と、
梁部8、及び枠部9が一つの部品として、例えば金属薄
板をエッチング等の方法により形成することができるた
め、振動体3の共振周波数と梁部8の共振周波数を合わ
せることが容易であり、かつ厚さ方向には振動体3の厚
さと振動体3の変位分だけの厚さがあれば構成できるの
で、圧電アクチュエータの薄型化が可能となる。
【0043】図11は本実施の形態3にかかる圧電アク
チュエータの他の実施例を示し、圧電体2を弾性体1の
厚さ方向下側の主面に接着して振動体3を構成してい
る。図11において、圧電体2と移動体4とは振動体3
が振動しても直接には接触しないので、圧電体2が移動
体4の振動・衝撃等で割れたり、欠けたりする可能性が
小さく、動作寿命が長くなることが期待できる。
【0044】図12は本実施の形態3にかかる圧電アク
チュエータの他の実施例を示し、圧電体2を弾性体1の
厚さ方向両主面に接着して振動体3を構成している。こ
の場合、振動の駆動源である圧電体2の体積が図9、図
10、及び図11の場合に比べて2倍になっているの
で、同じ強さの電圧が印加されてもより大きな駆動力を
移動体4を介して出力することができる。
【0045】また、図13は本実施の形態3にかかる圧
電アクチュエータの他の実施例を示す。図13において
は、梁部8を厚さ方向に曲げることによりバネ性を持た
せ、梁部8にバネ性を加えることで曲げ振動の変位を拡
大することができる。図14は本実施の形態3にかかる
圧電アクチュエータの他の実施例として、梁部8を面方
向に曲げることによりバネ性を持たせた場合を示してお
り、図13の場合と同様な効果が得られ、さらに梁部8
を図14の形状で図13の場合のように厚さ方向に曲げ
バネ性を持たせることも可能である。
【0046】なお、本実施の形態3においても、弾性体
1、圧電体2を円板形状の場合について説明したが、正
方形等の矩形形状でも同様な効果が期待できる。また、
梁部8の数、曲げ形状、及び位置関係については、移動
体4の変位、及び移動体4を介した出力に応じて設定す
ることができる。
【0047】以上のように、本実施の形態3によれば、
振動体3を構成する弾性体2と、梁部8、及び枠部9を
一つの部品として形成することができるため、振動体3
の共振周波数と梁部8の共振周波数を合わせることが容
易であり、かつ厚さ方向には振動体3の厚さと振動体3
の変位分だけの厚さがあれば構成できるので、圧電アク
チュエータの薄型化が可能となる。
【0048】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4にかかる圧電アクチュエータについて、図15から
図23を参照しながら説明する。図15は本発明の実施
の形態4にかかる圧電アクチュエータの一部を切り欠い
た分解斜視図であり、図16は図15で示した圧電アク
チュエータの切り欠き断面図、図17と図18は本実施
の形態4に関して別の例を示した切り欠き断面図、図1
9は本実施の形態4にかかる圧電アクチュエータの他の
実施例を示した一部を切り欠いた分解斜視図、図20は
図19で示した圧電アクチュエータの切り欠き断面図、
図21は図19で示した圧電アクチュエータの他の実施
例の切り欠き断面図、図22と図23は本実施の形態4
にかかる圧電アクチュエータの他の実施例を示した一部
を切り欠いた分解斜視図である。図15から図23にお
いて、1は弾性体、2は圧電体、3は弾性体1と圧電体
2とで構成される振動体、4は移動体を示す。また、図
15から図21において、5はバネ、6は筐体、6aは
筐体6の上蓋、6bは筐体6の下蓋を示し、図22にお
いて、7は筐体、7aは筐体7の上蓋、7bは筐体7の
下蓋を示し、図23において、8は梁部、9は枠部、1
0は筐体、10aは筐体10の上蓋、10bは筐体10
の下蓋を示す。
【0049】図15及び図16において、弾性体1の厚
さ方向上側の主面には円環形状の圧電体2が接着されて
振動部3を構成しており、振動部3のほぼ中央部には移
動体4が圧電体2を介さず弾性体1に直接設置され、ま
た振動体3の外周部には複数のバネ5が設置され、バネ
5を介して上蓋6a、下蓋6bからなる筐体6で振動体
3を支持固定している。圧電体2は厚さ方向の両主面に
電極が設置され、厚さ方向に分極されている。
【0050】振動体3の撓み振動の共振周波数を有する
交流電圧を圧電体2の厚さ方向に印加すると、振動体3
は中心近傍の変位が最も大きくなるよう厚さ方向に振動
をする。この時、バネ5の上下方向に伸縮運動を行う共
振周波数を、振動体3の撓み振動の共振周波数にほぼ一
致させると、振動体3の撓み振動に共振してバネ5も上
下方向に伸縮運動を行うため、振動体3に設置された移
動体4の上下方向の変位は、振動体3の撓み振動の変位
にバネ5の伸縮運動による変位が重畳されることで、さ
らに大きくなる。よって、従来の圧電アクチュエータに
印加した電圧と同じ強さの電圧を印加したとしても、移
動体4の変位をより大きくすることが可能となる。
【0051】また、最も変位の大きい振動体3の中央部
に圧電体2がないために、振動体3が振動したときに圧
電体2にかかる歪みは小さくできるので、円板形状の圧
電体を使用した場合に比べて動作寿命が長くなることが
期待できる。さらに、移動体4を振動体3の弾性体1に
直接設置することができるので、円板形状の圧電体を使
用した場合に比べて、移動体4を介した出力を大きくす
ることができる。
【0052】図17から図21は本実施の形態4にかか
る圧電アクチュエータの他の実施例である。図17は円
環形状の圧電体2を弾性体1の厚さ方向両主面に接着し
て振動体3を構成し、図18は弾性体1の上側の主面に
円環形状の圧電体2を、弾性体1の下側の主面に円板形
状の圧電体2を接着して振動体3を構成している。これ
らの場合、円環形状の圧電体を用いた効果を減ずること
なく振動の駆動源である圧電体の総体積を増やしている
ので、図15及び図16の場合に比べて移動体4を介し
て大きな駆動力を出力することができる。図19、図2
0、及び図21は、弾性体1について移動体4との接続
部分に穴をあけて弾性体1と移動体4とを接合させた実
施例を示す。これらの場合、図15及び図16の場合に
比べて移動体4と弾性体1とが強く接合でき、移動体4
を介した出力をより大きくでき、図21に示すように弾
性体1の両主面に圧電体2を接着して振動体3を構成
し、圧電体の体積を増やすことで出力を大きくすること
も可能である。
【0053】図22と図23は本実施の形態4にかかる
圧電アクチュエータの他の実施例を示す。図22はバネ
構造を有する筐体7で振動体3を支持固定した場合を示
しており、図23は振動体3の外周部を放射状に設置さ
れた梁部8を介して枠部9により筐体10で振動体3を
支持固定した場合を示している。図22及び図23の場
合とも円環型の圧電体2を用いて振動体3を構成するこ
とで、弾性体1と移動体4とを直接接合することによ
り、同様の効果を得ることができる。
【0054】以上のように、本実施の形態4によれば、
最も変位の大きい振動体3の中央部に圧電体2がないた
めに、振動体3が振動したときに圧電体2にかかる歪み
は小さくできるので、円板形状の圧電体を使用した場合
に比べて動作寿命が長くなることが期待できる。さら
に、移動体4を振動体3の弾性体1に直接設置すること
ができるので、円板形状の圧電体を使用した場合に比べ
て、移動体4を介した出力を大きくすることができる。
【0055】(実施の形態5)以下、本発明の実施の形
態5にかかる圧電バイブレータについて、図24から図
27を参照しながら説明する。図24は本発明の実施の
形態5にかかる圧電バイブレータの一部を切り欠いた分
解斜視図であり、図25は図24で示した圧電バイブレ
ータの切り欠き断面図、図26と図27は本実施の形態
5にかかる圧電バイブレータの他の実施例を示した切り
欠き断面図である。図24から図27において、21は
弾性体、22は圧電体、23は弾性体21と圧電体22
とで構成される振動体、24は重り、25はバネ、26
は筐体、26aは筐体26の上蓋、26bは筐体26の
下蓋を示す。
【0056】図24及び図25において、弾性体21の
厚さ方向上側の主面には圧電体22が接着されて振動部
23を構成しており、振動部23のほぼ中央部には重り
24、外周部に複数のバネ25が設置され、バネ25を
介して上蓋26a、下蓋26bからなる筐体26で振動
体23を支持固定している。圧電体22は厚さ方向の両
主面に電極が設置され、厚さ方向に分極されている。
【0057】振動体23の撓み振動の共振周波数を有す
る交流電圧を圧電体22の厚さ方向に印加すると、振動
体23は中心近傍の変位が最も大きくなるよう厚さ方向
に振動をする。この時、バネ25の上下方向に伸縮運動
を行う共振周波数を、振動体23の撓み振動の共振周波
数にほぼ一致させると、振動体23の撓み振動に共振し
てバネ25も上下方向に伸縮運動を行うため、振動体2
3上に設置された重り24の上下方向の変位が、振動体
23の撓み振動の変位にバネ25の伸縮運動による変位
が重畳されることで大きくなり、圧電バイブレータによ
る振動も大きくすることが可能となる。
【0058】図26は本実施の形態5にかかる圧電バイ
ブレータの他の実施例を示し、圧電体22を弾性体21
の厚さ方向下側の主面に接着され振動体23を構成して
いる。図26においても、図24及び図25に示した場
合と同様に、振動体23の中心近傍における厚さ方向の
振動とバネ25の上下方向の振動とが共振することによ
り、同じ電気エネルギーを加えても、重り24の変位を
より大きくすることが可能となる。
【0059】さらに、図24及び図25では、重り24
が圧電体22に直接接合されているため、振動量を大き
くするために振動体23を大きく変位させると、弾性体
21に比べて脆い圧電体22が割れたり、欠けたりする
可能性もある。本実施例においては、圧電体22と重り
24とが直接接触する機会がないため、圧電体22が重
り24の振動・衝撃等によって割れたり、欠けたりする
可能性が小さく、動作寿命が長くなることが期待でき
る。
【0060】図27は本実施の形態5にかかる圧電バイ
ブレータの他の実施例を示す。図27においては、圧電
体22を弾性体21の厚さ方向両主面に接着して振動体
23を構成している。この場合、振動の駆動源である圧
電体の体積が図24、図25、及び図26の場合に比べ
て2倍になっているので、同じ強さの電圧が印加されて
もより大きな力で重り24を駆動することができる。
【0061】なお、本実施の形態5では、弾性体21、
圧電体22を円板形状の場合について説明したが、正方
形等の矩形形状でも同様な効果が期待できる。また、図
24から図26において、振動体23を3組のバネ25
で支持固定した場合について説明したが、必要な振動量
に応じてバネ25の組数を設定することができる。その
上、振動体23の外周部に穴を開ければ上下方向に1本
のバネで構成することもできる。さらに、バネ25につ
いて、形状は弦巻バネで説明したが、バネ構造を有して
いればどのような形状であっても良い。例えば、皿バネ
を用いれば1組のバネで構成することも可能である。
【0062】以上のように、本実施の形態1によれば、
振動体3の撓み振動に共振してバネ5も上下方向に伸縮
運動を行うため、重り24の変位をより大きくすること
ができ、バイブレータの振動を大きくすることが可能と
なる。
【0063】(実施の形態6)以下、本発明の実施の形
態6にかかる圧電バイブレータについて、図28から図
31を参照しながら説明する。図28は本発明の実施の
形態6にかかる圧電バイブレータの一部を切り欠いた分
解斜視図であり、図28は図29で示した圧電バイブレ
ータの切り欠き断面図、図30と図31は本実施の形態
6にかかる圧電バイブレータの他の実施例を示した切り
欠き断面図である。図28から図31において、21は
弾性体、22は圧電体、23は弾性体21と圧電体22
とで構成される振動体、24は重り、27は筐体、27
aは筐体27の上蓋、27bは筐体27の下蓋を示す。
【0064】図28及び図29において、弾性体21の
厚さ方向上側の主面には圧電体22が接着されて振動部
23を構成しており、振動部23のほぼ中央部には重り
24が設置されている。筐体27は上蓋27a、下蓋2
7bとで構成され、振動体23との接触部分近傍は厚さ
方向にバネ構造を有しており、振動体23を筐体27の
上蓋27aと下蓋27bとで挟み込んで支持固定してい
る。圧電体22は厚さ方向の両主面に電極が設置され、
厚さ方向に分極されている。
【0065】振動体23の撓み振動の共振周波数を有す
る交流電圧を圧電体22の厚さ方向に印加すると、振動
体23は中心近傍の変位が最も大きくなるよう厚さ方向
に振動をする。この時、筐体27の上蓋27aと下蓋2
7bのバネ構造部分が上下方向に運動する共振周波数
を、振動体23の撓み振動の共振周波数にほぼ一致させ
ると、振動体23の撓み振動と共に筐体27の上蓋27
aと下蓋27bのバネ構造部分も上下方向に運動するた
め、振動体23に設置された重り24の上下方向の変位
は、振動体23の撓み振動の変位に筐体27におけるバ
ネ構造部分の上下運動の変位が重畳されることでより大
きくなり、重り24を上下方向に大きく駆動することが
可能となる。
【0066】また、筐体27自体にバネ構造を有してい
るので、より少ない部品点数で圧電バイブレータを構成
することができ、さらに振動体23の周縁部を円周方向
に一様に支持固定できるため、振動体23がより安定し
た振動を行うことができ、重り24の動作の安定性、す
なわちバイブレータの振動の安定性を増すことが可能と
なる。
【0067】図30は本実施の形態6にかかる圧電バイ
ブレータの他の実施例を示し、圧電体22を弾性体21
の厚さ方向下側の主面に接着され振動体23を構成して
いる。図30において、圧電体22と重り24とは振動
体23振動しても直接には接触しないので、圧電体22
が重り24の振動・衝撃等で割れたり、欠けたりする可
能性が小さく、動作寿命が長くなることが期待できる。
【0068】図31は本実施の形態6にかかる圧電バイ
ブレータの他の実施例を示す。図31においては、圧電
体22を弾性体21の厚さ方向両主面に接着して振動体
23を構成している。この場合、振動の駆動源である圧
電体22の体積が図28、図29、及び図30の場合に
比べて2倍になっているので、同じ強さの電圧が印加さ
れてもより大きな力で重り24を駆動することができ
る。
【0069】なお、本実施の形態6においても、弾性体
21、圧電体22を円板形状の場合について説明した
が、正方形等の矩形形状でも同様な効果が期待できる。
以上のように、本実施の形態6によれば、筐体27自体
にバネ構造を有しているので、より少ない部品点数で構
成することができ、さらに振動体23の周縁部を円周方
向に一様に支持固定できるため、振動体23がより安定
した振動を行うことができ、重り24の動作の安定性を
増すことが可能となり、振動が安定している圧電バイブ
レータを実現できる。
【0070】(実施の形態7)以下、本発明の実施の形
態7にかかる圧電バイブレータについて、図32から図
37を参照しながら説明する。図32は本発明の実施の
形態7にかかる圧電バイブレータの一部を切り欠いた分
解斜視図であり、図33は図32で示した圧電バイブレ
ータの切り欠き断面図、図34、図35、図36、及び
図37は本実施の形態7にかかる圧電バイブレータの他
の実施例を示した切り欠き断面図である。図32から図
37において、21は弾性体、22は圧電体、23は弾
性体21と圧電体22とで構成される振動体、24は重
り、28は梁部、29は枠部、30は筐体、30aは筐
体30の上蓋、30bは筐体30の下蓋を示す。
【0071】図32及び図33において、弾性体21の
厚さ方向上側の主面には圧電体22が接着されて振動部
23を構成しており、振動部23のほぼ中央部には重り
24が設置されている。振動体23には中央部から周縁
部にかけて放射状に梁部28が設置され、梁部28の振
動体23と反対側の端部で枠部29に接続されている。
振動体23は、梁部28、枠部29を介して筐体30の
上蓋30a、下蓋30bにより挟まれて支持固定してい
る。圧電体22は厚さ方向の両主面に電極が設置され、
厚さ方向に分極されている。
【0072】振動体23の撓み振動の共振周波数を有す
る交流電圧を圧電体22の厚さ方向に印加すると、振動
体23は中心近傍の変位が最も大きくなるよう厚さ方向
に振動をする。この時、梁部28の曲げ振動の共振周波
数を、振動体23の撓み振動の共振周波数にほぼ一致さ
せると、振動体23の撓み振動に共振して梁部28も上
下方向に振動するため、振動体23上に設置された重り
24の上下方向の変位は、振動体23の撓み振動の変位
に梁部28の曲げ振動による変位が重畳されることで、
さらに大きくなる。よって、重り24の変位をより大き
くすることができるので、バイブレータの振動をより大
きくすることが可能となる。
【0073】さらに、振動体23を構成する弾性体22
と、梁部28、及び枠部29が一つの部品として、例え
ば金属薄板をエッチング等の方法により形成することが
できるため、振動体23の共振周波数と梁部28の共振
周波数を合わせることが容易であり、かつ厚さ方向には
振動体23の厚さと振動体23の変位分だけの厚さがあ
れば構成できるので、圧電バイブレータの薄型化が可能
となる。
【0074】図34は本実施の形態7にかかる圧電バイ
ブレータの他の実施例を示し、圧電体22を弾性体21
の厚さ方向下側の主面に接着して振動体23を構成して
いる。図34において、圧電体22と重り24とは振動
体23が振動しても直接には接触しないので、圧電体2
2が重り24の振動・衝撃等で割れたり、欠けたりする
可能性が小さく、動作寿命が長くなることが期待でき
る。図35は本実施の形態7にかかる圧電バイブレータ
の他の実施例を示し、圧電体22を弾性体21の厚さ方
向両主面に接着して振動体23を構成している。この場
合、振動の駆動源である圧電体22の体積が図32、図
33、及び図34の場合に比べて2倍になっているの
で、同じ強さの電圧が印加されてもより大きな力で重り
24を駆動することができる。
【0075】また、図36は本実施の形態7にかかる圧
電バイブレータの他の実施例を示す。図36において
は、梁部28を厚さ方向に曲げることによりバネ性を持
たせ、梁部28にバネ性を加えることで曲げ振動の変位
を拡大することができる。図37は本実施の形態7にか
かる圧電バイブレータの他の実施例として、梁部8を面
方向に曲げることによりバネ性を持たせた場合を示して
おり、図36の場合と同様な効果が得られ、さらに梁部
28を図37の形状で図36の場合のように厚さ方向に
曲げバネ性を持たせることも可能である。
【0076】なお、本実施の形態7においても、弾性体
21、圧電体22を円板形状の場合について説明した
が、正方形等の矩形形状でも同様な効果が期待できる。
また、梁部28の数、曲げ形状、及び位置関係について
は、重り24の変位に応じて設定することができる。
【0077】以上のように、本実施の形態7によれば、
振動体23を構成する弾性体22と、梁部28、及び枠
部29を一つの部品として形成することができるため、
振動体23の共振周波数と梁部28の共振周波数を合わ
せることが容易であり、かつ厚さ方向には振動体23の
厚さと振動体23の変位分だけの厚さがあれば構成でき
るので、圧電バイブレータ本体の薄型化が可能となる。
【0078】(実施の形態8)以下、本発明の実施の形
態8にかかる圧電バイブレータについて、図38から図
46を参照しながら説明する。図38は本発明の実施の
形態8にかかる圧電バイブレータの一部を切り欠いた分
解斜視図であり、図39は図38で示した圧電バイブレ
ータの切り欠き断面図、図40と図41は本実施の形態
8に関して別の例を示した切り欠き断面図、図42は本
実施の形態8にかかる圧電バイブレータの他の実施例を
示した一部を切り欠いた分解斜視図、図43は図42で
示した圧電バイブレータの切り欠き断面図、図44は図
42で示した別の例を示した圧電バイブレータの切り欠
き断面図、図45と図46は本実施の形態8に関して更
に別の例を示した一部を切り欠いた分解斜視図である。
図38から図46において、21は弾性体、22は圧電
体、23は弾性体21と圧電体22とで構成される振動
体、24は重りを示す。また、図38から図44におい
て、25はバネ、26は筐体、26aは筐体26の上
蓋、26bは筐体26の下蓋を示し、図45において、
27は筐体、27aは筐体27の上蓋、27bは筐体2
7の下蓋を示し、図46において、28は梁部、29は
枠部、30は筐体、30aは筐体30の上蓋、30bは
筐体30の下蓋を示す。
【0079】図38及び図39において、弾性体21の
厚さ方向上側の主面には円環形状の圧電体22が接着さ
れて振動部23を構成しており、振動部23のほぼ中央
部には重り24が圧電体22を介さず弾性体21に直接
設置され、また振動体23の外周部には複数のバネ25
が設置され、バネ25を介して上蓋26a、下蓋26b
からなる筐体26で振動体23を支持固定している。圧
電体22は厚さ方向の両主面に電極が設置され、厚さ方
向に分極されている。
【0080】振動体23の撓み振動の共振周波数を有す
る交流電圧を圧電体22の厚さ方向に印加すると、振動
体23は中心近傍の変位が最も大きくなるよう厚さ方向
に振動をする。この時、バネ25の上下方向に伸縮運動
を行う共振周波数を、振動体23の撓み振動の共振周波
数にほぼ一致させると、振動体23の撓み振動と共にバ
ネ25も上下方向に伸縮運動を行うため、振動体23上
に設置された重り24の上下方向の変位は、振動体23
の撓み振動の変位にバネ25の伸縮運動による変位が重
畳されることで、さらに大きくなる。よって、重り24
の変位をより大きくすることができるので、バイブレー
タの振動をより大きくすることが可能となる。
【0081】また、最も変位の大きい振動体23の中央
部に圧電体22がないために、振動体23が振動したと
きに圧電体2にかかる歪みは小さくでき、また重り24
を振動体23の弾性体21に直接設置することができる
ので、円板形状の圧電体を使用した場合に比べて動作寿
命を長くすることが期待できる。
【0082】図40及び図41は本実施の形態8にかか
る圧電バイブレータの他の実施例である。図40は振動
体23の厚さ方向下側主面中央部にも重り24を設置す
ることで、重りの重さを大きくすることができ、圧電バ
イブレータの振動を大きくすることが可能となる。図4
1は円環形状の圧電体22を弾性体21の厚さ方向両主
面に接着して振動体23を構成することで、図38、図
39、及び図40の場合に比べて圧電体22の体積が2
倍になるので、大きな駆動力で重り24を駆動でき、大
きな振動を得ることが可能となる。
【0083】図42、図43、及び図44は、本実施の
形態8にかかる圧電バイブレータの他の実施例を示し、
重り24の重さをできるだけ変えないで、弾性体21と
重り24との接触面積を小さくさせ、かつ圧電体22の
体積を大きくすることができる。したがって、重り24
の重さと変位が大きくとれることにより、圧電バイブレ
ータの振動を大きくすることが可能となる。
【0084】図45と図46は本実施の形態8にかかる
圧電バイブレータの他の実施例である。図45はバネ構
造を有する筐体27で振動体23を支持固定した場合を
示しており、図46は振動体23の外周部を放射状に設
置された梁部28を介して枠部29により筐体30で振
動体23を支持固定した場合を示している。図45、及
び図46の場合とも円環型の圧電体22を用いて振動体
23を構成することで、重り24の重さと変位が大きく
とれることにより、圧電バイブレータの振動を大きくで
きる効果がある。
【0085】
【発明の効果】以上のように本発明にかかる圧電アクチ
ュエータによれば、振動体とバネ構造物の共振周波数を
ほぼ一致させることで、同じ強さの電圧を印加しても大
きく移動体を駆動することができ、また筐体にバネ構造
を有することで部品点数を少なくでき、更に振動体から
梁部構成することにより、薄型化による小型化が可能な
となる。
【0086】また、本発明にかかる圧電バイブレータに
より、振動体とバネ構造物の共振周波数をほぼ一致させ
ることで、同じ強さの電圧を印加しても重りを大きく駆
動することで振動を大きくすることができ、また筐体に
バネ構造を有することで部品点数を少なくでき、更に振
動体から梁部構成することにより、薄型化による小型化
が可能となる。本発明にかかる圧電バイブレータは、例
えば、機器に組み込んで、機器全体、或いは一部を振動
させて、その機器の動作状態を通知するために使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる圧電アクチュ
エータを示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図2】 本発明の実施の形態1にかかる圧電アクチュ
エータを示す切り欠き断面図
【図3】 本発明の実施の形態1にかかる圧電アクチュ
エータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図4】 本発明の実施の形態1にかかる圧電アクチュ
エータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図5】 本発明の実施の形態2にかかる圧電アクチュ
エータを示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図6】 本発明の実施の形態2にかかる圧電アクチュ
エータを示す切り欠き断面図
【図7】 本発明の実施の形態2にかかる圧電アクチュ
エータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図8】 本発明の実施の形態2にかかる圧電アクチュ
エータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図9】 本発明の実施の形態3にかかる圧電アクチュ
エータを示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図10】 本発明の実施の形態3にかかる圧電アクチ
ュエータを示す切り欠き断面図
【図11】 本発明の実施の形態3にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図12】 本発明の実施の形態3にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図13】 本発明の実施の形態3にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す一部を切り欠いた分解斜視
【図14】 本発明の実施の形態3にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す一部を切り欠いた分解斜視
【図15】 本発明の実施の形態4にかかる圧電アクチ
ュエータを示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図16】 本発明の実施の形態4にかかる圧電アクチ
ュエータを示す切り欠き断面図
【図17】 本発明の実施の形態4にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図18】 本発明の実施の形態4にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図19】 本発明の実施の形態4にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す一部を切り欠いた分解斜視
【図20】 本発明の実施の形態4にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図21】 本発明の実施の形態4にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図22】 本発明の実施の形態4にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す一部を切り欠いた分解斜視
【図23】 本発明の実施の形態4にかかる圧電アクチ
ュエータの他の実施例を示す一部を切り欠いた分解斜視
【図24】 本発明の実施の形態5にかかる圧電バイブ
レータを示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図25】 本発明の実施の形態5にかかる圧電バイブ
レータを示す切り欠き断面図
【図26】 本発明の実施の形態5にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図27】 本発明の実施の形態5にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図28】 本発明の実施の形態6にかかる圧電バイブ
レータを示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図29】 本発明の実施の形態6にかかる圧電バイブ
レータを示す切り欠き断面図
【図30】 本発明の実施の形態6にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図31】 本発明の実施の形態6にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図32】 本発明の実施の形態7にかかる圧電バイブ
レータを示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図33】 本発明の実施の形態7にかかる圧電バイブ
レータを示す切り欠き断面図
【図34】 本発明の実施の形態7にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図35】 本発明の実施の形態7にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図36】 本発明の実施の形態7にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図37】 本発明の実施の形態7にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図38】 本発明の実施の形態8にかかる圧電バイブ
レータを示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図39】 本発明の実施の形態8にかかる圧電バイブ
レータを示す切り欠き断面図
【図40】 本発明の実施の形態8にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図41】 本発明の実施の形態8にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図42】 本発明の実施の形態8にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図43】 本発明の実施の形態8にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図44】 本発明の実施の形態8にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す切り欠き断面図
【図45】 本発明の実施の形態8にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図46】 本発明の実施の形態8にかかる圧電バイブ
レータの他の実施例を示す一部を切り欠いた分解斜視図
【図47】 円板の撓み振動を利用した圧電アクチュエ
ータの一例を示した概略斜視図
【図48】 電磁モータを使用したバイブレータの一例
を示した概略斜視図
【符号の説明】
1、21、101 弾性体 2、22、102 圧電体 3、23、103 振動体 4 移動体 5、25 バネ 6、7、10、26、27、30 筐体 6a、7a、10a、26a、27a、30a 上蓋 6b、7b、10b、26b、27b、30b 下蓋 8、28 梁部 9、29 枠部 24 重り 104 支持体 105 電磁モータ 106 偏心重り
フロントページの続き (72)発明者 今田 勝巳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川崎 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 滝本 修宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 南 邦彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D107 AA03 AA09 AA13 BB08 CC02 CC03 FF05 FF10 5H680 AA06 AA12 AA19 BC00 DD23 DD24 DD27 DD44 DD53 EE10 FF08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体と弾性体とで構成される振動体
    を、前記圧電体に交流電圧を印加することで弾性振動さ
    せることにより、前記振動体、或いは前記振動体上に設
    置された移動体を駆動する圧電アクチュエータであっ
    て、 前記振動体の周縁部をバネ構造物によって支持固定し、
    かつ前記バネ構造物の共振周波数を、前記振動体の共振
    周波数の近傍に設定することを特徴とした圧電アクチュ
    エータ。
  2. 【請求項2】 圧電体と弾性体とで構成される振動体
    を、前記圧電体に交流電圧を印加することで弾性振動さ
    せることにより、前記振動体、或いは前記振動体に設置
    された移動体を駆動する圧電アクチュエータであって、 前記振動体を支持固定するための筐体自体がバネ構造部
    分を有し、かつ前記筐体の前記バネ構造部分の共振周波
    数を、前記振動体の共振周波数の近傍に設定することを
    特徴とした圧電アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 圧電体と弾性体とで構成される振動体
    を、前記圧電体に交流電圧を印加することで弾性振動さ
    せることにより、前記振動体、或いは前記振動体に設置
    された移動体を駆動する圧電アクチュエータであって、 前記振動体が、前記振動体の中心部から周縁部にかけて
    放射状に梁部を構成し、前記梁部を介して前記振動体を
    支持固定し、かつ前記梁部の共振周波数を、前記振動体
    の共振周波数の近傍に設定することを特徴とした圧電ア
    クチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記振動体を構成する前記圧電体のう
    ち、少なくとも1枚は穴が開いた形状とする請求項1か
    ら3のいずれか一項に記載の圧電アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 圧電体と弾性体とで構成される振動体
    を、前記圧電体に交流電圧を印加することで弾性振動さ
    せ、前記振動体上に設置された重りを駆動することによ
    り振動を発生させる圧電バイブレータであって、 前記振動体の周縁部をバネ構造物によって支持固定し、
    かつ前記バネ構造物の共振周波数を、前記振動体の共振
    周波数の近傍に設定することを特徴とした圧電バイブレ
    ータ。
  6. 【請求項6】 圧電体と弾性体とで構成される振動体
    を、前記圧電体に交流電圧を印加することで弾性振動さ
    せることにより、前記振動体上に設置された重りを駆動
    することにより振動を発生させる圧電バイブレータであ
    って、 振動体を支持固定するための筐体がバネ構造を有し、か
    つ前記筐体のバネ構造部分の共振周波数を、前記振動体
    の共振周波数の近傍に設定することを特徴とした圧電バ
    イブレータ。
  7. 【請求項7】 圧電体と弾性体とで構成される振動体
    を、前記圧電体に交流電圧を印加することで弾性振動さ
    せることにより、前記振動体上に設置された重りを駆動
    することにより振動を発生させる圧電バイブレータであ
    って、 前記振動体が、前記振動体の中心部から周縁部にかけて
    放射状に梁部を構成し、前記梁部を介して前記振動体を
    支持固定し、かつ前記梁部の共振周波数を、前記振動体
    の共振周波数の近傍に設定することを特徴とした圧電バ
    イブレータ。
  8. 【請求項8】 前記振動体を構成する前記圧電体のう
    ち、少なくとも1枚は穴が開いた形状とした請求項5か
    ら7のいずれか一項に記載の圧電バイブレータ。
JP10317712A 1998-11-09 1998-11-09 圧電アクチュエータ及び圧電バイブレータ Pending JP2000140759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10317712A JP2000140759A (ja) 1998-11-09 1998-11-09 圧電アクチュエータ及び圧電バイブレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10317712A JP2000140759A (ja) 1998-11-09 1998-11-09 圧電アクチュエータ及び圧電バイブレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000140759A true JP2000140759A (ja) 2000-05-23

Family

ID=18091198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10317712A Pending JP2000140759A (ja) 1998-11-09 1998-11-09 圧電アクチュエータ及び圧電バイブレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000140759A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007080851A1 (ja) * 2006-01-12 2007-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 超音波アクチュエータ
WO2009008135A1 (ja) * 2007-07-12 2009-01-15 Panasonic Corporation 振動型アクチュエータ及びそれを備えた駆動装置
US7701119B2 (en) 2003-12-26 2010-04-20 Nec Corporation Piezoelectric actuator
WO2010131540A1 (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 日本電気株式会社 圧電アクチュエータおよび音響部品
US20110002485A1 (en) * 2008-03-07 2011-01-06 Nec Corporation Piezoelectric actuator and electronic device
JP2011136322A (ja) * 2010-01-04 2011-07-14 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 圧電アクチュエータモジュール
US8148876B2 (en) 2007-01-12 2012-04-03 Nec Corporation Piezoelectric actuator and electronic apparatus
US8319396B2 (en) 2005-12-27 2012-11-27 Nec Corporation Piezo-electric actuator and electronic device
US8385578B2 (en) 2007-11-12 2013-02-26 Nec Corporation Piezoelectric acoustic device and electronic apparatus
JP2013233545A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 圧電振動モジュール
CN103444206A (zh) * 2011-03-31 2013-12-11 Nec卡西欧移动通信株式会社 振荡器
US20140101905A1 (en) * 2010-03-23 2014-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Vibration actuator and method for manufacturing the same
JP2014512255A (ja) * 2011-10-06 2014-05-22 ハイソニック.カンパニー,リミテッド 圧電素子が装着されたバイブレータ
JP2014104377A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Nec Tokin Corp 加振装置
KR20140103878A (ko) * 2014-05-20 2014-08-27 김정훈 이동단말용 캔타입 압전소자 진동장치
CN104056769A (zh) * 2013-03-20 2014-09-24 三星电机株式会社 振动产生装置
KR20140115235A (ko) * 2013-03-20 2014-09-30 삼성전기주식회사 진동발생장치
JP2015029406A (ja) * 2013-06-24 2015-02-12 豊田合成株式会社 携帯用機器
KR101515136B1 (ko) 2012-12-17 2015-05-04 (주)테라다인 피에조 엑츄에이터
KR20150080145A (ko) * 2013-12-30 2015-07-09 삼성전기주식회사 진동발생장치
JP2015159610A (ja) * 2009-10-16 2015-09-03 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation 複数の共振周波数で触覚フィードバックを提供するシステム及び方法
JP2017035699A (ja) * 2016-11-22 2017-02-16 ミネベア株式会社 振動発生器
WO2018016630A1 (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 北陸電気工業株式会社 圧電振動発生デバイス及び圧電振動発生デバイスを備えた機器
CN110830893A (zh) * 2019-09-30 2020-02-21 成都泰声科技有限公司 一种透明式屏幕定向超声波扬声器
US10770991B2 (en) 2010-04-06 2020-09-08 Canon Kabushiki Kaisha Vibrator manufacturing method
WO2023139928A1 (ja) * 2022-01-18 2023-07-27 太陽誘電株式会社 触覚発生装置、触覚発生システム及び触覚発生装置の駆動方法

Cited By (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7701119B2 (en) 2003-12-26 2010-04-20 Nec Corporation Piezoelectric actuator
US8319396B2 (en) 2005-12-27 2012-11-27 Nec Corporation Piezo-electric actuator and electronic device
WO2007080851A1 (ja) * 2006-01-12 2007-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 超音波アクチュエータ
US7663292B2 (en) 2006-01-12 2010-02-16 Panasonic Corporation Ultrasonic actuator
US8148876B2 (en) 2007-01-12 2012-04-03 Nec Corporation Piezoelectric actuator and electronic apparatus
US7944119B2 (en) 2007-07-12 2011-05-17 Panasonic Corporation Vibratory actuator and drive unit including the same
WO2009008135A1 (ja) * 2007-07-12 2009-01-15 Panasonic Corporation 振動型アクチュエータ及びそれを備えた駆動装置
US8385578B2 (en) 2007-11-12 2013-02-26 Nec Corporation Piezoelectric acoustic device and electronic apparatus
US8670578B2 (en) * 2008-03-07 2014-03-11 Nec Corporation Piezoelectric actuator and electronic device
US20110002485A1 (en) * 2008-03-07 2011-01-06 Nec Corporation Piezoelectric actuator and electronic device
CN102460938A (zh) * 2009-05-11 2012-05-16 日本电气株式会社 压电致动器和音频部件
WO2010131540A1 (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 日本電気株式会社 圧電アクチュエータおよび音響部品
US8569930B2 (en) 2009-05-11 2013-10-29 Nec Corporation Piezoelectric actuator and audio components
JP5327317B2 (ja) * 2009-05-11 2013-10-30 日本電気株式会社 圧電アクチュエータおよび音響部品
JP2015159610A (ja) * 2009-10-16 2015-09-03 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation 複数の共振周波数で触覚フィードバックを提供するシステム及び方法
JP2011136322A (ja) * 2010-01-04 2011-07-14 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 圧電アクチュエータモジュール
US8476806B2 (en) 2010-01-04 2013-07-02 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Piezoelectric actuator module
US20140101905A1 (en) * 2010-03-23 2014-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Vibration actuator and method for manufacturing the same
US10580963B2 (en) * 2010-03-23 2020-03-03 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing a vibration actuator
US10770991B2 (en) 2010-04-06 2020-09-08 Canon Kabushiki Kaisha Vibrator manufacturing method
CN103444206A (zh) * 2011-03-31 2013-12-11 Nec卡西欧移动通信株式会社 振荡器
EP2693772A4 (en) * 2011-03-31 2014-09-17 Nec Casio Mobile Comm Ltd OSCILLATOR
CN103444206B (zh) * 2011-03-31 2016-03-30 日本电气株式会社 振荡器
EP2693772A1 (en) * 2011-03-31 2014-02-05 NEC CASIO Mobile Communications, Ltd. Oscillator
US9093953B2 (en) 2011-03-31 2015-07-28 Nec Casio Mobile Communications, Ltd. Oscillator
JP2014512255A (ja) * 2011-10-06 2014-05-22 ハイソニック.カンパニー,リミテッド 圧電素子が装着されたバイブレータ
JP2013233545A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 圧電振動モジュール
US9118299B2 (en) 2012-05-08 2015-08-25 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Piezoelectric vibration module
JP2014104377A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Nec Tokin Corp 加振装置
KR101515136B1 (ko) 2012-12-17 2015-05-04 (주)테라다인 피에조 엑츄에이터
KR101580720B1 (ko) 2013-03-20 2015-12-28 삼성전기주식회사 진동발생장치
US9475094B2 (en) 2013-03-20 2016-10-25 Mplus Co., Ltd. Vibration generating apparatus
KR20140115235A (ko) * 2013-03-20 2014-09-30 삼성전기주식회사 진동발생장치
CN104056769A (zh) * 2013-03-20 2014-09-24 三星电机株式会社 振动产生装置
JP2014180663A (ja) * 2013-03-20 2014-09-29 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 振動発生装置
CN104056769B (zh) * 2013-03-20 2016-09-28 Mplus株式会社 振动产生装置
JP2015029406A (ja) * 2013-06-24 2015-02-12 豊田合成株式会社 携帯用機器
KR101598584B1 (ko) 2013-12-30 2016-03-02 주식회사 엠플러스 진동발생장치
US9660173B2 (en) 2013-12-30 2017-05-23 Mplus Co., Ltd. Vibration generating apparatus
KR20150080145A (ko) * 2013-12-30 2015-07-09 삼성전기주식회사 진동발생장치
KR101670897B1 (ko) * 2014-05-20 2016-11-02 김정훈 이동단말용 캔타입 압전소자 진동장치
KR20140103878A (ko) * 2014-05-20 2014-08-27 김정훈 이동단말용 캔타입 압전소자 진동장치
WO2018016630A1 (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 北陸電気工業株式会社 圧電振動発生デバイス及び圧電振動発生デバイスを備えた機器
JP2017035699A (ja) * 2016-11-22 2017-02-16 ミネベア株式会社 振動発生器
CN110830893A (zh) * 2019-09-30 2020-02-21 成都泰声科技有限公司 一种透明式屏幕定向超声波扬声器
WO2023139928A1 (ja) * 2022-01-18 2023-07-27 太陽誘電株式会社 触覚発生装置、触覚発生システム及び触覚発生装置の駆動方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000140759A (ja) 圧電アクチュエータ及び圧電バイブレータ
JP5428861B2 (ja) 圧電音響素子及び電子機器
KR101090428B1 (ko) 선형 진동자
JP5012512B2 (ja) 圧電アクチュエータおよび電子機器
US7701119B2 (en) Piezoelectric actuator
WO2017203890A1 (ja) 振動アクチュエータ
JP5923798B2 (ja) 振動発生装置
WO2010061508A1 (ja) 圧電振動子及び超音波モータ
WO2017057314A1 (ja) リニア振動モータ
JP2001017917A (ja) 圧電アクチュエータ、圧電バイブレータおよび携帯端末
KR20110004562A (ko) 수평형 진동모터
JP2002159916A (ja) 多機能型音響装置
JP7022617B2 (ja) 振動アクチュエータ
WO2017057315A1 (ja) リニア振動モータ
JP2003154314A (ja) 振動リニアアクチュエータ
JP4422354B2 (ja) 電気−機械−音響変換器
JP2017175761A (ja) リニア振動モータ
JP5359818B2 (ja) 圧電アクチュエータ及び電子機器
JPH10165892A (ja) ペイジャー用振動アクチュエータ
JPS63262069A (ja) 圧電振動モ−タ
JP4676395B2 (ja) 圧電振動子とそれを有する超音波モータ
JP2003125474A (ja) 多機能型音響装置
JP2004082030A (ja) 薄型電磁音響変換振動発生器と同器を備えた移動体通信装置
JPH09308209A (ja) ペイジャー用振動アクチュエータ
JPH10108443A (ja) ペイジャー用振動アクチュエータ