JP2000139985A - 冷加熱用袋体 - Google Patents

冷加熱用袋体

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JP2000139985A
JP2000139985A JP10317465A JP31746598A JP2000139985A JP 2000139985 A JP2000139985 A JP 2000139985A JP 10317465 A JP10317465 A JP 10317465A JP 31746598 A JP31746598 A JP 31746598A JP 2000139985 A JP2000139985 A JP 2000139985A
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Japan
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cooling
heating
bag
heat
flow path
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JP10317465A
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Shigenobu Kobayashi
茂信 小林
Toichi Tanaka
東一 田中
Tsutomu Tago
努 多胡
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MAC EIGHT KK
Mac Eight Co Ltd
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MAC EIGHT KK
Mac Eight Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来における水枕や氷嚢にあっては、頭部か
ら発する熱によって暖められ、所定時間毎に氷を追加し
たり、冷却水を交換したりするなどの面倒、かつ、手間
が掛かるといった問題があった。 【解決手段】 四角形状、葉っぱ形状、王冠形状等の種
々の形状の2枚の防水性薄膜フィルム1,2の周囲を溶
着等の手段によって一体化し、かつ、流路形成部4によ
って曲がりくねった流路5を形成し、さらに、前記周囲
の前記流路の入口と出口部分にパイプ8,9を接続し、
前記入口パイプより熱移動媒体を供給し前記流路を通過
した前記出口パイプより排出することにより冷加熱する
ようにした冷加熱用袋体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は膝、肘、腰、頭部等
の患部に当てて、加熱あるいは冷却することにより前記
患部を治療するものであって、冷却あるいは加熱装置に
よって熱交換した熱移動媒体(例えば、冷却水)を循環
させる冷加熱用袋体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、膝、肘あるいは腰が痛い
場合には、冷却した方が良い場合には塗り薬を塗るか、
冷湿布シートを貼るかであり、また、暖めた方が良い場
合には温湿布シートを貼るかしていた。さらに、高熱な
どによる頭痛等の場合には、水枕や氷嚢を利用してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した塗
り薬や湿布シートを使用する場合において、効能を発揮
する時間が短いために、時折塗りなおしたり、交換する
必要があり面倒、かつ、手間が掛かるといった問題があ
った。
【0004】また、水枕や氷嚢にあっても、頭部から発
する熱によって暖められ、所定時間毎に氷を追加した
り、冷却水を交換したりするなどの面倒、かつ、手間が
掛かるといった問題があった。
【0005】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、シートを2枚重ねし
て流入路と流出路とを形成し、該流路に熱移動媒体を循
環させることにより、必要な冷却や加熱時間だけ患部を
冷却したり加熱することができる冷加熱用袋体を提供せ
んとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の冷加熱用袋体は
前記した目的を達成せんとするもので、その手段は、四
角形状、葉っぱ形状、王冠形状等の種々の形状の2枚の
防水性薄膜フィルムの周囲を溶着等の手段によって一体
化し、かつ、流路形成部によって曲がりくねった流路を
形成し、さらに、前記周囲の前記流路の入口と出口部分
にパイプを接続し、前記入口パイプより熱移動媒体を供
給し前記流路を通過した前記出口パイプより排出するこ
とにより冷加熱するようにしたものである。
【0007】また、前記流路に多数の溶着部を形成し前
記流路が膨らみ過ぎないようにすることが望ましく、さ
らに、前記2枚の何れかの薄膜フィルムの外側面に空気
袋を溶着等の手段によって一体化すると共に、該空気袋
と前記薄膜フィルムとの間に空気流通孔を有するブリッ
ジ片を取付けたものであってもよい。
【0008】また、前記2枚の薄膜フィルムの一方の外
側面に熱伝導が良好な蓄熱材を重ね一体化し、さらに、
前記2枚の薄膜フィルムの一方の外側面に断熱性カバー
を一体的に重ねると共に、他方の外側面に熱伝導が良好
な蓄熱材を重ね一体化することが望ましい。
【0009】また、前記葉っぱの形状に形成された2枚
の防水性薄膜フィルムは、頭部に被った状態において、
頭部の頂頭に位置する頂頭部から延長された前頭に位置
する前頭部、側頭に位置する一対の側頭部および後頭に
位置する後頭部とから構成され、かつ、側頭部には耳と
対応する部分に凹部が切欠され、また、前記前頭部、後
頭部および側頭部の周縁にはフック紐が一体的に形成さ
れ、該フック紐に弾性紐を挿通して帽子状に形成したも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は肘、膝、腰等の患部に装着
して温湿布あるいは冷湿布するための冷加熱用袋体Aの
実施の形態を示し、2枚の合成樹脂フィルムやゴムの薄
膜フィルムからなるフィルム1,2を略長方形に裁断し
たものを、周縁部3と交互に入り込む櫛歯状の流路形成
部4を熱溶着等の手段によって一体化して流路5を形成
し、かつ、前記流路5に沿って多数の円状溶着部6を形
成したものである。
【0011】また、前記フィルム1,2の一部には凸状
部7が形成され、この凸状部7には2本のパイプ8,9
が同じく熱溶着等の手段によって取付けられ、該パイプ
8,9の出口側は流入路と流出路とを分離する分離部1
0を挟んで流路5に開口されている。
【0012】このように構成した本発明の冷加熱用袋体
Aを、例えば、図4に示すように肘の部分に巻き付けた
状態において、パイプ8から冷却水あるいは温水である
熱移動媒体を供給すると、前記分離部10、流路形成部
4によって形成された流路5を流れてパイプ9から排水
されるので、肘などの患部を冷却あるいは加熱すること
ができるものである。
【0013】なお、前記流路5に円状溶着部6を形成し
たのは、前記熱移動媒体が流路5を流れる際に、該流路
5が熱移動媒体の圧力によって膨らみ過ぎないようにす
るために形成したものである。また、前記熱移動媒体を
パイプ8,9の間に接続される後述の冷加熱装置を循環
させることにより、常時、冷却あるいは加熱された熱移
動媒体となり、患部を長時間にわたって冷却あるいは加
熱することができる。
【0014】次に、図5に示す頭部に装着して温湿布あ
るいは冷湿布するための冷加熱用袋体Bの実施の形態に
ついて説明する。なお、前記した第1の実施の形態とと
同一符号は同一部分を示し説明は省略する。
【0015】この実施の形態のものは、前記実施の形態
と同様に2枚の合成樹脂フィルムやゴムの薄膜フィルム
からなるフィルム1,2を周縁部3、流路形成部4およ
び分離部10を熱溶着等の手段に接着して流路5を形成
すると共に、該流路5に円状溶着部6を形成し、かつ、
凸状部7にパイプ8,9を取付けたものである。
【0016】そして、全体の平面形状としては、葉っぱ
の形状に形成され頭部に被った状態において、頭部の頂
頭に位置する頂頭部11から延長された前頭に位置する
前頭部12、側頭に位置する一対の側頭部13および後
頭に位置する後頭部14とから構成されている。なお、
側頭部13には耳と対応する部分に凹部13aが切欠さ
れている。
【0017】このように構成した本発明の冷加熱用袋体
Bを図6に示すように頭部に被り、パイプ8から冷却水
あるいは温水である熱移動媒体を供給すると、前記分離
部10、流路形成部4によって形成された流路5を流れ
てパイプ9から排水されるので、頭部を冷却あるいは加
熱することができるものである。
【0018】次に、図7に示す頭の側頭部に巻き付けて
温湿布あるいは冷湿布するための冷加熱用袋体Cの実施
の形態について説明する。なお、この実施の形態にあっ
ても前記した第1の実施の形態と同一符号は同一部分を
示し説明は省略する。
【0019】全体の形状を王冠形状(図示のものは山部
15が6個のものを示しているが、この山部15は6個
に限定されるものではない)に形成し、両端の平面部1
6に凸状部7を形成し、この凸状部7のそれぞれにパイ
プ8,9を取付け、かつ、平面部16から山部15の中
心部に向かって流路形成部4で流路5を形成したもので
ある。なお、この実施の形態にあっても、流路5には円
状溶着部6が形成されている。
【0020】このように構成した本発明の冷加熱用袋体
Cは図8に示すように、例えば、子供の頭における側頭
部に巻き付けると共に山部15を頭頂部側に折り曲げ、
かつ保温性の帽子17(毛糸の帽子等)を被り、この状
態においてパイプ8から冷却水あるいは温水である熱移
動媒体を供給すると、前記分離部10、流路形成部4に
よって形成された流路5を流れてパイプ9から排水され
るので、頭部を冷却あるいは加熱することができるもの
である。
【0021】次に、前記した各冷加熱用袋体A〜Cのパ
イプ8から熱移動媒体を供給し、かつ、パイプ9から排
出される熱移動媒体を再度加熱あるいは冷却して循環さ
せるための冷加熱装置の概要を図9と共に説明する。
【0022】この冷加熱装置は本発明の出願人会社が既
に出願した特願平9−39015号に開示されているも
ので、図において、Dは冷加熱本体にして、電源スイッ
チ21を閉じると交流電圧を直流電圧に変換する直流電
源22と、該直流電源22よりの直流電圧によって一面
で熱放出し、他面で熱吸収を行なうペルチェ素子等の電
子熱変換素子23と、該電子熱交換素子23への電源の
供給を制御する制御スイッチ21aと、前記電子熱変換
素子23の吸熱面と放熱面を挟んだ状態で取付けられた
冷却側熱交換器24aと加熱側熱交換器24bからなる
熱交換器24と、前記加熱側熱交換器24bの表面側に
は放熱器25が取付けられ、この放熱器25はモータ2
6aによって回転するファン26bによって冷却され、
これによって加熱側交換器24bの温度を制御するよう
になっている。
【0023】27は冷却側交換器24aに環状に接続さ
れたプラスチック製のパイプにして、途中にポンプ28
と前記した冷加熱用袋体A〜Cが接続されている。一
方、29は加熱側交換器24bに環状に接続されたプラ
スチック製のパイプにして、途中にポンプ21と冷加熱
用袋体A〜Cが接続されている。
【0024】また、前記パイプ29にはヒーター31に
よって加熱される補助交換器32が接続され、この補助
交換器32には放熱器33と、該放熱器33を冷却する
モータ34aによって回転するファン34bが取付けら
れている。
【0025】35は前記冷却側熱交換器24aの温度を
検出する感温素子にして、該感温素子35よりの出力は
冷却温度制御装置36に送出される。そして、該冷却温
度制御装置36は、予め設定した温度以下に冷却側熱交
換器24aが冷やされると、出力を送出して制御スイッ
チ21aをオフ状態となし、電子熱変換素子23への通
電を遮断して、パイプ27内を流通する冷却媒体の温度
の下がりすぎを停止させる。
【0026】37は前記加熱側熱交換器24bの温度を
検出する感温素子、38は前記補助熱交換器32の温度
を検出する感温素子にして、該感温素子37,38より
の出力は加熱温度制御装置39に送出される。そして、
該加熱温度制御装置39は、予め設定した温度以上に加
熱側熱交換器24bおよび補助熱交換器32が加熱され
ると、温度に応じてモータ26a,34aの速度を可変
してファン26b,34bを回転させ、放熱器25,3
3を介して加熱側熱交換器24bおよび補助熱交換器3
2を冷却し、設定温度となるようにパイプ29内の加熱
媒体を冷やす。
【0027】また、加熱温度制御装置39は、予め設定
した温度以下に加熱側熱交換器24bが低下すると、ヒ
ーター31に通電して補助熱交換器32を加熱して、パ
イプ29内の加熱媒体の温度を上昇させる。
【0028】さらに、前記ヒーター31による加熱によ
ってパイプ29内を流れる加熱媒体の温度が、予め設定
した温度に対して加熱側熱交換器24bのみによる温度
より高く、かつ、補助熱交換器32による加熱温度より
も低い場合には、モータ34aの速度を変化させファン
34bを回転させ、放熱器33を介して補助熱交換器3
2を冷却して設定温度に制御する。
【0029】次に、前記した構成に基づいて動作を説明
するに、電子熱交換素子23に対して直流電圧を加える
と、冷却側熱交換器24a側が冷却され、加熱側熱交換
器24bが加熱され、従って、それぞれの熱交換器24
a,24b内を流れる冷却媒体は冷却され、また、加熱
媒体は加熱される。これにより、冷加熱用袋体A〜Cは
冷却され、冷加熱用袋体A〜Cは加熱される。
【0030】そして、冷加熱用袋体A〜C内を流れる冷
却媒体の温度、すなわち、冷却用熱交換器24aの温度
が冷却温度制御装置36によって予め設定した温度より
低くなると、該冷却温度制御装置36は出力を送出し、
制御スイッチ21aをオフ状態となし、電子熱交換素子
23への通電を遮断して、冷加熱用袋体A〜Cの冷えす
ぎを防止する。
【0031】また、冷加熱用袋体A〜C内を流れる加熱
媒体の温度、すなわち、加熱用熱交換器24bの温度が
加熱温度制御装置39によって予め設定した温度より高
くなると、温度に応じてモータ36aを回転速度を変化
させ加熱側熱交換器24bを冷却して、冷加熱用袋体A
〜Cの加熱され過ぎを防止する。
【0032】一方、加熱用熱交換器24bの温度が加熱
温度制御装置39によって予め設定した温度より低くな
ると、ヒーター31に通電して補助熱交換器32を加熱
して加熱媒体を加熱して冷加熱用袋体A〜Cを加熱し、
また、この加熱によって温度が加熱側熱交換器24bの
みによる温度より高く、かつ、補助熱交換器32による
加熱温度よりも低い場合には、モータ34aの回転速度
を可変して加熱媒体の温度を設定温度に制御し、冷加熱
用袋体A〜Cの加熱し過ぎを防止する。
【0033】なお、前記した冷加熱用袋体A〜Cの実施
の形態は、フィルム1,2のみによって構成したものを
示したが、人体に装着した状態において表面側は外気に
触れているので、冷却時に外気温度が高いと熱移動媒体
の温度が高くなりやすく、また、加熱時に外気温度が低
いと熱移動媒体の温度が低くなりやすくなる。
【0034】そこで、図10に示すように、冷加熱袋体
A〜Cの片面に空気を注入すると膨らむ空気袋41を一
体的に取付けると共に、該空気袋41のフィルム1,2
の内面間を接続するブリッジ片42を所望間隔毎に溶着
し、かつ、各ブリッジ片42に空気が流通する孔42a
を形成する。なお、43は空気注入口である。
【0035】このように冷加熱用袋体A〜Cと一体に空
気袋41を形成することにより、空気袋41とは反対側
の面を人体の肘や頭部等の患部に装着した後、図11に
示すように前記空気袋41に空気を注入することによ
り、冷加熱用袋体A〜Cの外気に触れる面に空気層が形
成されるので、冷加熱用袋体A〜C内を循環する熱移動
媒体の熱放出を防止でき、従って、効率よく人体の患部
を冷却あるいは加熱でき、しかも、冷加熱装置の効率も
向上するものである。
【0036】また、前記した第1〜第3の実施の形態に
あっては、パイプ8から流路5を通ってパイプ9に流れ
る熱移動媒体は、入口側のパイプ8に近い部分の流路5
を流れる熱移動媒体の温度変化は小さいが、出口側のパ
イプに近い部分の流路5をに流れる熱移動媒体の温度変
化は大きくする。すなわち、冷媒の場合は出口側で温度
が高くなり、また、熱媒体の場合は出口側で温度が低く
なる。
【0037】これを解決する手段として図11に示すよ
うに、冷加熱用袋体A〜Cの一面に断熱性のカバー44
を、他面に蓄熱性のよいゲル状の物質や熱伝導がよい金
属あるいは生地等の蓄熱材45を貼着し、該蓄熱材45
の表面に吸湿性のよい生地等の吸湿材46を貼着するこ
とにより、冷加熱用袋体A〜Cを装着した患部を均一な
温度の下に冷却あるいは加熱することができる。
【0038】また、前記した第2および第3の実施の形
態における冷加熱用袋体B,Cにあっては、頭部に載置
あるいは巻き付けのみでは頭部から外れやすい。そこ
で、図12に示すような、空気を注入することで膨らん
でヘルメット状となる帽子47を、前記冷加熱用袋体
B,Cを装着した後に被ることにより断熱効果が得られ
ると共に脱落を防止することができる。図中、47aは
空気注入口、47bは帽子47を頭部に固定するための
顎紐である。
【0039】なお、前記した図11に示す断熱カバー4
4を前記図12に示す帽子47の内面とすることによ
り、断熱効果と熱の均一性が図れる。また、図11にお
ける吸湿材46は必ずしも必要ではない。
【0040】また、前記した冷加熱用袋体Bの実施の形
態にあっては、帽子47を被ることにより、冷加熱用袋
体Bを頭部に固定するものを示したが、図13に示すよ
うに前頭部12、側頭部13および後頭部14のそれぞ
れ互いに隣接する周縁にゴム紐等の弾性紐18を挿通す
るためのフック紐12a,13b,14aを前記円状溶
着部6の成形時において同時に溶着して形成する。
【0041】そして、図14,図15に示すように予
め、前記フック紐12a,13b,14aに交互に弾性
紐18を挿通しながら編み込みキャップ状に形成し、前
記弾性紐18の締め付けを調整することにより、頭部の
大きさに関係なく被った時にフィット感が得られる。
【0042】なお、前記した実施の形態は冷加熱用袋体
Bの場合について説明したが、冷加熱用袋体Cにおける
歯部15の互いに隣接する部分に前記したと同様なフッ
ク紐を形成し、あるいは、歯部15の先端部分における
周縁部3に小孔を形成し、前記フック紐あるいは前記周
縁部3の小孔に弾性紐を挿通して歯部15が互いに近づ
くように絞りキャップ状とすることにより、前記冷加熱
用袋体Bと同様に帽子17が不要になると共に頭部の大
きさにフィットした状態で被ることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は前記したように、膝、肘、腰、
頭部等の患部に巻付けあるいは載せるのに適した形状の
2枚の防水性薄膜フィルムの周囲および流路を形成する
ための流路形成部を溶着等の手段で接着し、前記流路に
熱移動媒体を循環させるようにしたので、患部のみを冷
却したり加熱したりすることができ、従来のように水や
温水の交換の必要がないものである。
【0044】また、前記流路に多数の溶着部を形成する
ことにより、流路が大きく膨らむのを防止でき患部への
密着度が良好となり、さらに、患部と接しない面に空気
袋を形成することにより、熱移動媒体が循環する袋体の
放熱を防止することができると共に空気袋内にブリッジ
片を形成することにより、空気袋が大きく膨らむのを防
止して装着感の向上が図れるものである。
【0045】また、袋体の患部に接触する面に熱伝導率
の高い蓄熱材を重ねることにより、患部が平均的に冷却
あるいは加熱されて部分的に片寄るのを防止でき、ま
た、前記蓄熱材の表面に吸湿材を形成することにより、
患部の水分を吸収して湿気による不快感を防止できるも
のである。
【0046】さらに、袋体を葉っぱ状となし、頭部に被
った状態において、頭部の頂頭に位置する頂頭部から延
長された前頭に位置する前頭部、側頭に位置する一対の
側頭部および後頭に位置する後頭部とから構成され、か
つ、側頭部には耳と対応する部分に凹部が切欠され、ま
た、前記前頭部、後頭部および側頭部の周縁にはフック
紐が一体的に形成され、該フック紐に弾性紐を挿通して
帽子状とすることにより、この袋体のみで頭部に安定し
た状態で被ることができる等の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷加熱用袋体の第1の実施の形態を示
す正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】第1の実施の形態の袋体の使用状態を示す斜視
図である。
【図5】第2の実施の形態を示す正面図である。
【図6】同上の使用状態を示す斜視図である。
【図7】第3の実施の形態を示す正面図である。
【図8】同上の使用状態を示す斜視図である。
【図9】熱移動媒体の冷加熱装置を示すブロック図であ
る。
【図10】冷加熱用袋体に空気袋を一体化した一部断面
図ある。
【図11】冷加熱用袋体に蓄熱材、吸湿材を一体化した
一部断面図である。
【図12】第2、第3の実施の形態の冷加熱用袋体の上
から被る帽子の斜視図である。
【図13】第4の実施の形態を示す正面図である。
【図14】同上の使用状態を示す正面側から見た斜視図
である。
【図15】同上の背面側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1,2 防水性薄膜フィルム 4 流路形成部 5 流路 6 熱溶着部 8,9 パイプ 12a,13b,14a フック紐 18 弾性紐 41 空気袋 42 ブリッジ片 42a 孔 45 蓄熱材 46 吸湿材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多胡 努 神奈川県横浜市港北区樽町一丁目21番12号 株式会社マックエイト内 Fターム(参考) 4C099 AA10 CA01 EA08 GA01 GA02 GA30 JA01 JA20 LA05 NA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形状、葉っぱ形状、王冠形状等の種
    々の形状の2枚の防水性薄膜フィルムの周囲を溶着等の
    手段によって一体化し、かつ、流路形成部によって曲が
    りくねった流路を形成し、さらに、前記周囲の前記流路
    の入口と出口部分にパイプを接続し、前記入口パイプよ
    り熱移動媒体を供給し前記流路を通過した前記出口パイ
    プより排出することにより冷加熱するようにしたことを
    特徴とする冷加熱用袋体。
  2. 【請求項2】 前記流路に多数の溶着部を形成し前記流
    路が膨らみ過ぎないようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の冷加熱用袋体。
  3. 【請求項3】 前記2枚の何れかの薄膜フィルムの外側
    面に空気袋を溶着等の手段によって一体化すると共に、
    該空気袋と前記薄膜フィルムとの間に空気流通孔を有す
    るブリッジ片を取付けたことを特徴とする請求項1記載
    の冷加熱用袋体。
  4. 【請求項4】 前記2枚の薄膜フィルムの一方の外側面
    に熱伝導が良好な蓄熱材を重ね一体化したことを特徴す
    とる請求項1記載の冷加熱用袋体。
  5. 【請求項5】 前記2枚の薄膜フィルムの一方の外側面
    に断熱性カバーを一体的に重ねると共に、他方の外側面
    に熱伝導が良好な蓄熱材を重ね一体化したことを特徴す
    とる請求項1記載の冷加熱用袋体。
  6. 【請求項6】 前記葉っぱの形状に形成された2枚の防
    水性薄膜フィルムは、頭部に被った状態において、頭部
    の頂頭に位置する頂頭部から延長された前頭に位置する
    前頭部、側頭に位置する一対の側頭部および後頭に位置
    する後頭部とから構成され、かつ、側頭部には耳と対応
    する部分に凹部が切欠され、また、前記前頭部、後頭部
    および側頭部の周縁にはフック紐が一体的に形成され、
    該フック紐に弾性紐を挿通して帽子状に形成したことを
    特徴とする請求項1記載の冷加熱用袋体。
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Cited By (9)

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