JP2000139063A - 永久磁石形同期回転電機 - Google Patents

永久磁石形同期回転電機

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JP2000139063A
JP2000139063A JP10312036A JP31203698A JP2000139063A JP 2000139063 A JP2000139063 A JP 2000139063A JP 10312036 A JP10312036 A JP 10312036A JP 31203698 A JP31203698 A JP 31203698A JP 2000139063 A JP2000139063 A JP 2000139063A
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permanent magnet
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Yasuhiro Yamamoto
康弘 山本
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/06Magnetic cores, or permanent magnets characterised by their skew

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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 界磁側(永久磁石側)をスキューさせ且つ組
立性を向上させることができる永久磁石形同期回転電機
を提供する。 【解決手段】 それぞれのけい素鋼板11には、永久磁
石用スリット12を形成するとともに、磁石間スリット
13と鉄心間スリット14とを、成層鉄心16の積み厚
方向に応じたスキュー相当角だけ周方向の相対位置をず
らして形成し、これらのけい素鋼板11を、永久磁石用
スリットが構成する永久磁石用スロット18の形状は軸
方向に平行となり、磁石間スリットが構成する磁石間ス
ロット19の形状も軸方向に平行となり、鉄心間スリッ
トが構成する鉄心間スロット17の形状はスキュースロ
ットとなるように積層した構成とする。更に、それぞれ
のけい素鋼板には、制動巻線用スリット31も磁石間ス
リットに対して成層鉄心の積み厚方向に応じたスキュー
相当角だけ周方向の相対位置をずらして形成し、これら
のけい素鋼板を、制動巻線用スリットが構成する制動巻
線用スロット32もスキュースロットとなるように積層
した構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は永久磁石形同期回転
電機に関し、具体的には永久磁石形同期回転電機の組立
性を改善したものである。
【0002】
【従来の技術】現在、永久磁石を界磁源とする同期電動
機が、誘導電動機に比べて省エネルギ効果があることか
ら注目を浴びている。しかし、同期電動機に巻線用のス
ロットがあると、鉄心エッジ部分に発生する磁気吸引力
によってトルクリップルが発生してしまう。
【0003】そこで、従来の永久磁石形同期電動機では
トルク特性を改善するためにステータ側の巻線のスロッ
トを、1スロットピッチ分だけ捻るようにしながら傾斜
させて、即ち、スキューさせてスキュースロット(斜め
スロット)としていた。この場合、ステータ側(電機子
側)とロータ側(界磁側)とが相対的に傾斜していれば
よいため、ステータ側かロータ側の何れか一方にだけス
キューを施せばよいが、従来は次のような理由からステ
ータ側のスロットをスキューさせていた。
【0004】図6に示すように、誘導電動機では、ロー
タ側の鉄心2のスロット3内に挿入する二次導体1を撓
み性のよいアルミニウムや銅で構成していたため、スロ
ット3を1スロットピッチ分スキューさせも、このスロ
ット3内に二次導体1を簡単に挿入することができる。
【0005】これに対して、図7に示すように、界磁源
となる永久磁石6をロータ側の鉄心4に磁石間スロット
7を介して埋め込んだ永久磁石形同期電動機では、ロー
タ側のスロット5をスキューさせて、このスキュースロ
ット5に永久磁石6を埋め込もうとすると、永久磁石6
自体も捻った複雑な形状にしなければならない。ところ
が、永久磁石6自体を捻った複雑な形状にする場合に
は、永久磁石6を研磨するのに複雑な治具が必要となる
ほか、研磨時間も増加するため、コストが増加してしま
う。また、このような複雑な形状の永久磁石6をスキュ
ースロット5に挿入するのは困難である。
【0006】そこで、従来の永久磁石形同期電動機では
上記のようにステータ側の巻線のスロットをスキューさ
せていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにステータ側の巻線のスロットをスキューさせた場
合には、巻線の占積率が低下するほか、スロット内に巻
線を挿入する際に巻線挿入機を使用することができない
ため、人手によって巻線挿入作業を行わなくてはなら
ず、電動機の組み立てに時間がかかる。
【0008】従って本発明は上記従来技術に鑑み、界磁
側(永久磁石側)をスキューさせ且つ組立性を向上させ
ることができる永久磁石形同期回転電機を提供すること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明の永久磁石形同期回転電機は、界磁側の成層鉄心を
構成するそれぞれの鉄板には、界磁源となる永久磁石を
挿入するための永久磁石用スリットを形成するととも
に、前記永久磁石部分の磁極間を磁気絶縁するための磁
石間スリットと、界磁側と電機子側とのギャップに面し
た鉄心部分の磁極間を分離するための鉄心間スリットと
を、前記成層鉄心の積み厚方向に応じたスキュー相当角
だけ周方向の相対位置をずらして形成し、これらの鉄板
を、前記永久磁石用スリットが構成する永久磁石用スロ
ットの形状は軸方向にほぼ平行となり、また、前記磁石
間スリットが構成する磁石間スロットの形状も軸方向に
ほぼ平行となり、前記鉄心間スリットが構成する鉄心間
スロットの形状はスキュースロットとなるように積層し
た構成であることを特徴とする。
【0010】また、第2発明の永久磁石形同期回転電機
は、第1発明の永久磁石形同期回転電機において、それ
ぞれの鉄板には、制動巻線を設けるための制動巻線用ス
リットも前記磁石間スリットに対して前記成層鉄心の積
み厚方向に応じたスキュー相当角だけ周方向の相対位置
をずらして形成し、これらの鉄板を、前記制動巻線用ス
リットが構成する制動巻線用スロットの形状もスキュー
スロットとなるように積層した構成であることを特徴と
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0012】[実施の形態1]図1は本発明の実施の形
態1に係る永久磁石形同期電動機におけるロータ側の成
層鉄心を構成するけい素鋼板の説明図、図2は前記成層
鉄心の説明図である。
【0013】<構成>図1(a)、(b)に示すよう
に、けい素鋼板11には、永久磁石15を挿入するため
の永久磁石用スリット12と、永久磁石部分の磁極間を
磁気絶縁するための磁石間スリット13と、界磁側(ロ
ータ側)と電機子側(ステータ側)とのギャップに面し
た鉄心部分の磁極間を分離するための鉄心間スリット1
4とが、けい素鋼板周方向(以下、単に周方向という)
に所定の間隔で4極の電動機の場合は4箇所形成されて
いる(図1では1箇所のみを示す)。
【0014】磁石間スリット13は周方向の幅が図示し
ないステータ側の巻線の1スロットピッチp以上の幅と
なるように形成されている。具体的には、磁石間スリッ
ト13は、磁石間スリット13の周方向両端が、けい素
鋼板11の中心oから図示しないステータ側の隣接する
2つの巻線用スロットへと引いた2本の直線a,bより
も、周方向外側に位置するように形成されている。
【0015】永久磁石用スリット12は磁石間スリット
13の周方向両側に形成されている。また、これらの永
久磁石用スリット12は軸方向に対して平行な形状の永
久磁石15を挿入可能な形状となっている。鉄心間スリ
ット14は磁石間スリット13付近からけい素鋼板11
の外周面へと向かって延びている。
【0016】そして、図2に示すように、多数のけい素
鋼板11をロータの回転軸方向(以下、単に軸方向とい
う)に積層してロータ側の成層鉄心16が構成される
が、このとき、それぞれのけい素鋼板11には、磁石間
スリット13と鉄心間スリット14とを、成層鉄心16
の積み厚方向に応じたスキュー相当角だけ周方向の相対
位置をずらして形成しており、これらのけい素鋼板11
を、永久磁石用スリット12が構成する永久磁石用スロ
ット18の形状は軸方向に平行となり、磁石間スリット
13が構成する磁石間スロット19の形状も軸方向に平
行となり、鉄心間スリット14が構成する鉄心間スロッ
ト17の形状はスキュースロットとなるように積層して
いる。
【0017】即ち、図2中に3箇所例示したように、成
層鉄心16の軸方向一端に位置するけい素鋼板11では
磁石間スリット13の周方向左端に鉄心間スリット14
が位置し、成層鉄心16の軸方向中央部に位置するけい
素鋼板11では磁石間スリット13の周方向中央部に鉄
心間スリット14が位置し、成層鉄心16の軸方向他端
に位置するけい素鋼板11では磁石間スリット13の周
方向右端に鉄心間スリット14が位置している。従っ
て、磁石間スリット13によって構成される磁石間スロ
ット19が軸方向に平行な磁石間スロット19となるよ
うにけい素鋼板11を積層すれば、鉄心間スリット14
によって形成される鉄心間スロット17は捻じれながら
傾斜してスキュースロットとなる。また、磁石間スロッ
ト19と鉄心間スロット17とは常につながっている。
【0018】なお、それぞれのけい素鋼板11ごとに磁
石間スリット13と鉄心間スリット14とを成層鉄心1
6の積み厚方向に応じたスキュー相当角だけ周方向の相
対位置をずらして形成するには、けい素鋼板11をプレ
スしてスリット12,13,14を形成するための抜型
を、図1(c)中に一点鎖線で示す鉄心間スリット用の
抜型21と、二点鎖線で示す磁石間スリット用及び永久
磁石用スリット用の抜型22とに分離し、それぞれのけ
い素鋼板11ごとに、抜型21によるプレス位置と抜型
22によるプレス位置とを、成層鉄心16の積み厚方向
に応じたスキュー相当角だけ周方向の相対位置をずらし
てプレスすればよい。
【0019】また、このけい素鋼板11を積層する場
合、実際には、けい素鋼板11を抜きっぱなしのままで
は(即ちスリット12,13,14を形成しただけで
は)けい素鋼板11を整列させにくいため、それぞれの
けい素鋼板11に位置決め用の溝(スリット)を設けた
り、カシメ型などを用いてけい素鋼板11がばらばらに
ならないようすれば、けい素鋼板11の積層が容易にな
る。
【0020】<作用・効果>上記のように、本実施の形
態1に係る永久磁石形同期電動機によれば、ロータ側
(界磁側)の成層鉄心16を構成するそれぞれのけい素
鋼板11には、界磁源となる永久磁石15を挿入するた
めの永久磁石用スリット12を形成するとともに、永久
磁石部分の磁極間を磁気絶縁するための磁石間スリット
13と、ロータ側(界磁側)とステータ側(電機子側)
とのギャップに面した鉄心部分の磁極間を分離するため
の鉄心間スリット14とを、成層鉄心16の積み厚方向
に応じたスキュー相当角だけ周方向の相対位置をずらし
て形成し、これらのけい素鋼板11を、永久磁石用スリ
ット12が構成する永久磁石用スロット18の形状は軸
方向に平行となり、また、磁石間スリット13が構成す
る磁石間スロット19の形状も軸方向に平行となり、鉄
心間スリット14が構成する鉄心間スロット17の形状
はスキュースロットとなるように積層した構成であるた
め、永久磁石用スロット12をスキューさせることな
く、界磁側の磁極をスキューさせることができて、トル
ク特性を改善することができる。
【0021】そして、永久磁石用スロット12に挿入さ
れる永久磁石15は軸方向と平行な単純な形状とするこ
とができるため、短時間で容易に研磨することができ、
また、容易に永久磁石用スロット12に挿入することが
できる。即ち、組立性が向上する。しかも、ロータ側
(界磁側)に容易にスキューを施すことができるため、
ステータ側(電機子側)にスキューを施す必要がない。
このため、ステータ側の巻線作業を巻線挿入機などの機
械を用いて容易に行うことができるようになり、ひいて
はコスト低減が可能となる。
【0022】なお、上記の永久磁石15は瓦状である
が、これに限定するものではなく、永久磁石15の形状
は直方体状など軸方向に平行な形状であればどのような
形状であってもよい。この場合、勿論、この永久磁石用
スリット12の形状も永久磁石15の形状に応じた形状
とする。
【0023】また、磁石間スリット13の形状も図3及
び図4に例示するように適宜変更してもよい。図3で
は、磁石間スリット13の形状を丸形としている。これ
は、磁石間スリット13(即ち磁石間スロット19)に
成層鉄心締め付け用の棒材を挿入し易いように考慮した
例である。図4では、磁石間スリット13のけい素鋼板
径方向(以下、単に径方向という)の幅を永久磁石用ス
リット12の径方向の幅よりも小さくすることによっ
て、永久磁石15の周方向の位置決めを容易にしてい
る。
【0024】また、これらの例では、鉄心間スリット1
4が、図3(c)、図4(c)に示すように抜型21に
よりけい素鋼板11をギャップ部分まで打ち抜いて形成
されている。勿論、図1に示す鉄心間スリット14も、
これらと同様に、ギャップ部分まで打ち抜いて形成して
もよい。但し、永久磁石14の内周側部分と外周側部分
とをつなぐブリッジ部分23は確保しておく必要があ
る。このブリッジ部分23を省略してしまうと、けい素
鋼板11が永久磁石14の内周側部分と外周側部分とに
分離してしまう。
【0025】[実施の形態2]制動巻線を施す場合に
は、制動巻線についてもスキュー効果があるほうがよ
い。従って、ここでは、図5に基づき、制動巻線をスキ
ューさせた場合について説明する。なお、図5は本発明
の実施の形態2に係る永久磁石形同期電動機におけるロ
ータ側の成層鉄心の説明図である。
【0026】<構成>図5に示すように、本実施の形態
2では、それぞれのけい素鋼板11の周縁部に、制動巻
線33を設けるために、丸形の制動巻線用スリット31
が形成されている。これらの制動巻線用スリット31
も、磁石間スリット13に対して成層鉄心16の積み厚
方向に応じたスキュー相当角だけ周方向の相対位置をず
らして形成されており、けい素鋼板11は、制動巻線用
スリット31が構成する制動巻線用スロット32の形状
もスキュースロットとなるように積層されている。な
お、制動巻線用スロット32は図示しないステータ側の
巻線の1スロットピッチp(図4参照)以上スキューさ
せている。
【0027】制動巻線用スロット32内に設けられた制
動巻線33の軸方向両端部は図示しない短絡環によって
結合されている。制動巻線33は、アルミニウムや銅な
どの撓み性のよい材料からなる導体を制動巻線用スロッ
ト32内に挿入したり、アルミニウムなどを制動巻線用
スロット32内にダイスキャストすることによって作成
される。
【0028】なお、その他の構成は上記実施の形態1と
同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0029】<作用・効果>上記のように、本実施の形
態2に係る永久磁石形同期電動機によれば、それぞれの
けい素鋼板11には、制動巻線31を設けるための制動
巻線用スリット31も磁石間スリット13に対して成層
鉄心16の積み厚方向に応じたスキュー相当角だけ周方
向の相対位置をずらして形成し、これらのけい素鋼板1
1を、制動巻線用スリット31が構成する制動巻線用ス
ロット32の形状もスキュースロットとなるように積層
した構成であるため、制動巻線31におけるトルク特性
も改善される。
【0030】しかも、制動巻線33はアルミニウムや銅
などの撓み性のよい材料からなる導体を制動巻線用スロ
ット32内に挿入したり、アルミニウムなどを制動巻線
用スロット32内にダイスキャストすることによって作
成することができるため、制動巻線用スロット32をス
キューさせても作業上の支障は少ない。
【0031】なお、上記から明らかなように、ここにい
うスリットとは細長い形状のものに限らず、丸形や正方
形などの適宜の形状の穴や切れ目などであり、また、ス
ロットとはスリットによって構成される穴や溝などであ
る。
【0032】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、第1発明の永久磁石形同期回転電機に
よれば、界磁側の成層鉄心を構成するそれぞれの鉄板に
は、界磁源となる永久磁石を挿入するための永久磁石用
スリットを形成するとともに、前記永久磁石部分の磁極
間を磁気絶縁するための磁石間スリットと、界磁側と電
機子側とのギャップに面した鉄心部分の磁極間を分離す
るための鉄心間スリットとを、前記成層鉄心の積み厚方
向に応じたスキュー相当角だけ周方向の相対位置をずら
して形成し、これらの鉄板を、前記永久磁石用スリット
が構成する永久磁石用スロットの形状は軸方向にほぼ平
行となり、また、前記磁石間スリットが構成する磁石間
スロットの形状も軸方向にほぼ平行となり、前記鉄心間
スリットが構成する鉄心間スロットの形状はスキュース
ロットとなるように積層した構成であるため、永久磁石
用スロットをスキューさせることなく、界磁側の磁極を
スキューさせることができて、トルク特性を改善するこ
とができる。
【0033】そして、永久磁石用スロットに挿入される
永久磁石は軸方向とほぼ平行な単純な形状とすることが
できるため、短時間で容易に研磨することができ、ま
た、容易に永久磁石用スロットに挿入することができ
る。即ち、組立性が向上する。しかも、界磁側に容易に
スキューを施すことができるため、電機子側にスキュー
を施す必要がない。このため、電機子側の巻線作業を巻
線挿入機などの機械を用いて容易に行うことができるよ
うになり、ひいてはコスト低減が可能となる。
【0034】また、第2発明の永久磁石形同期回転電機
によれば、第1発明の永久磁石形同期回転電機におい
て、それぞれの鉄板には、制動巻線を設けるための制動
巻線用スリットも前記磁石間スリットに対して前記成層
鉄心の積み厚方向に応じたスキュー相当角だけ周方向の
相対位置をずらして形成し、これらの鉄板を、前記制動
巻線用スリットが構成する制動巻線用スロットの形状も
スキュースロットとなるように積層した構成であるた
め、制動巻線におけるトルク特性も改善される。
【0035】しかも、制動巻線はアルミニウムや銅など
の撓み性のよい材料からなる導体を制動巻線用スロット
内に挿入したり、アルミニウムなどを制動巻線用スロッ
ト内にダイスキャストすることによって作成することが
できるため、制動巻線用スロットをスキューさせても作
業上の支障は少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る永久磁石形同期電
動機におけるロータ側の成層鉄心を構成するけい素鋼板
の説明図である。
【図2】前記成層鉄心の説明図である。
【図3】前記けい素鋼板に形成する磁石間スリットの他
の例を示す説明図である。
【図4】前記けい素鋼板に形成する磁石間スリットの他
の例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る永久磁石形同期電
動機におけるロータ側の成層鉄心の説明図である。
【図6】誘導電動機におけるスキュースロットの説明図
である。
【図7】従来の永久磁石形同期電動機におけるスキュー
スロットの説明図である。
【符号の説明】
11 けい素鋼板 12 永久磁石用スリット 13 磁石間スリット 14 鉄心間スリット 15 永久磁石 16 成層鉄心 17 鉄心間スロット 18 永久磁石用スロット 19 磁石間スロット 31 制動巻線用スリット 32 制動巻線用スロット 33 制動巻線
フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA04 AB05 AB07 AC06 AD04 AE06 AE08 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 BB16 PP03 PP09 SS05 SS19 SS44 SS51 TT05 5H621 AA02 BB07 GA01 GA04 HH10 JK02 JK05 5H622 AA02 AA03 CA02 CA07 CA10 CA14 CB04 CB05 PP03 PP10 PP11 QB03 QB05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界磁側の成層鉄心を構成するそれぞれの
    鉄板には、界磁源となる永久磁石を挿入するための永久
    磁石用スリットを形成するとともに、前記永久磁石部分
    の磁極間を磁気絶縁するための磁石間スリットと、界磁
    側と電機子側とのギャップに面した鉄心部分の磁極間を
    分離するための鉄心間スリットとを、前記成層鉄心の積
    み厚方向に応じたスキュー相当角だけ周方向の相対位置
    をずらして形成し、 これらの鉄板を、前記永久磁石用スリットが構成する永
    久磁石用スロットの形状は軸方向にほぼ平行となり、ま
    た、前記磁石間スリットが構成する磁石間スロットの形
    状も軸方向にほぼ平行となり、前記鉄心間スリットが構
    成する鉄心間スロットの形状はスキュースロットとなる
    ように積層した構成であることを特徴とする永久磁石形
    同期回転電機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する永久磁石形同期回転
    電機において、 それぞれの鉄板には、制動巻線を設けるための制動巻線
    用スリットも前記磁石間スリットに対して前記成層鉄心
    の積み厚方向に応じたスキュー相当角だけ周方向の相対
    位置をずらして形成し、 これらの鉄板を、前記制動巻線用スリットが構成する制
    動巻線用スロットの形状もスキュースロットとなるよう
    に積層した構成であることを特徴とする永久磁石形同期
    回転電機。
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