JP2000138605A - マルチユーザ受信装置 - Google Patents

マルチユーザ受信装置

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JP2000138605A
JP2000138605A JP30928698A JP30928698A JP2000138605A JP 2000138605 A JP2000138605 A JP 2000138605A JP 30928698 A JP30928698 A JP 30928698A JP 30928698 A JP30928698 A JP 30928698A JP 2000138605 A JP2000138605 A JP 2000138605A
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antenna
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interference
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JP30928698A
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Naomasa Yoshida
尚正 吉田
Naoto Ishii
直人 石井
Akihisa Atokawa
彰久 後川
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NEC Corp
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NEC Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/10Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
    • H04B1/12Neutralising, balancing, or compensation arrangements
    • H04B1/123Neutralising, balancing, or compensation arrangements using adaptive balancing or compensation means
    • H04B1/126Neutralising, balancing, or compensation arrangements using adaptive balancing or compensation means having multiple inputs, e.g. auxiliary antenna for receiving interfering signal

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的少ない装置規模で大きな干渉除去効果
が得られるマルチユーザ受信装置を提供する。 【解決手段】 アンテナ1−1〜1−NはCDMA信号
を受信すると、高速レートのユーザ信号を初段の干渉除
去処理部2−1へ出力する。高速レートのユーザ信号の
各段の干渉除去処理部2−1〜2−Mは高速レートのユ
ーザ信号に対してアンテナ指向性制御及びマルチユーザ
干渉キャンセラで干渉除去を行う。低速レートのユーザ
信号の復調部4−1〜4−KL は高速レートのユーザ信
号のM−1段の干渉除去処理で得られたアンテナ毎の干
渉除去残差信号を入力し、各ユーザ信号固有のアンテナ
指向性で受信して復調し、低速レートの各ユーザ信号の
復調信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチユーザ受信装
置に関し、特に信号電力の異なるユーザの符号分割多重
アクセス(CDMA:Code Division M
ultipleAccess)信号を受信して各ユーザ
信号の復調及び相互に干渉除去を行うマルチユーザ受信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】符号分割多重アクセス(CDMA)方式
は加入者容量を増大できる可能性があり、移動通信セル
ラーシステムへの適用が期待されている。しかしなが
ら、受信側では同時にアクセスする他のユーザ信号の干
渉が問題となる。
【0003】これらの干渉を除去する方法としては適応
アンテナを用いてアンテナ指向性制御によって干渉を除
去する方法と、マルチユーザ干渉キャンセラによって干
渉を除去する方法とがある。
【0004】マルチユーザ干渉キャンセラを用いる方法
には、例えば並列多段構成で干渉重み制御を用いるマル
チユーザ受信装置が提案されており、このマルチユーザ
受信装置は簡易で特性に優れている。
【0005】一方、CDMA方式では同一周波数帯域に
複数のメディアの信号を多重することが可能である。こ
の複数のメディアの信号としては、例えば音声、ビデ
オ、データ等の信号がある。このような信号は各々の情
報伝送レートが異なり、要求受信品質も異なる。伝送レ
ートの異なる各ユーザ信号で同一要求受信品質を仮定す
ると、伝送レートが高いユーザ信号は大きな送信電力を
必要とする。また、同一伝送レートでも要求受信品質の
高いユーザ信号はより大きな送信電力を必要とする。
【0006】このように、伝送レートあるいは要求受信
品質が高いユーザ信号は、伝送レートあるいは要求受信
品質が低いユーザ信号にとって大きな干渉となる。特
に、伝送レートが異なる場合には各ユーザ信号の送信電
力が伝送レートに比例して大きくなるため、重要な問題
である。
【0007】適応アンテナを用いてアンテナ指向性制御
のみで他のユーザ信号の干渉を除去する場合、一つの伝
送レートのCDMAシステムではユーザ信号数が多く、
それらがセル内に均一に分布していれば、各ユーザ信号
がその位置関係によらずほぼ同様な受信品質が得られ
る。
【0008】しかしながら、複数の伝送レートのユーザ
信号を多重するCDMAシステムでは伝送レートの異な
るユーザ信号が基地局から同一方向に位置する場合、伝
送レートの低いユーザ信号へ向けたアンテナ指向性で伝
送レートの高いユーザ信号も受信され、低速レートのユ
ーザ信号にとって高速レートのユーザ信号が大きな干渉
となる。すなわち、各ユーザ信号はその位置関係で受信
品質が大きく変動し、総合的なシステム特性が劣化す
る。
【0009】適応アンテナとマルチユーザ干渉キャンセ
ラとを有機的に結合したマルチユーザ時空間干渉除去装
置が提案されている。この技術については、「CDMA
マルチユーザ時空間干渉除去方式」(石井・吉田・後川
著、1998年電子情報通信学会総合大会、B−5−1
26、pp.489)で述べられている。
【0010】この装置では各ユーザ信号の干渉推定値を
受信アンテナ重みを用いてアンテナ素子毎の干渉推定値
に変換し、指向性制御前の各アンテナ素子入力で干渉除
去を行っている。この結合装置は優れた干渉除去特性を
有しており、装置規模は比較的少ない。
【0011】マルチユーザ時空間干渉除去装置を用いる
と、複数の伝送レートのユーザ信号を多重するCDMA
システムにおいても、アンテナ指向性制御で除去できな
い同一方向の高速レートのユーザ信号の干渉がマルチユ
ーザ干渉キャンセラによって除去することができ、各ユ
ーザ信号の位置関係によって生じる低速レートに対する
高速レートのユーザ信号の干渉を抑えることができる。
【0012】マルチユーザ時空間干渉除去装置を用いて
複数の伝送レートのユーザ信号を受信する構成を図5に
示す。この構成では異なる伝送レートのユーザ信号の干
渉除去処理に区別はなく、相互に時空間干渉除去を行
う。説明を簡単にするため、複数の伝送レートのユーザ
信号を高速レートのユーザ信号及び低速レートのユーザ
信号とし、各ユーザ信号の数を夫々KH 、KL とする。
【0013】アンテナ数をN(Nは1以上の整数)とす
ると、アンテナ101−1〜101−NはCDMA信号
を受信し、高速レート及び低速レートのユーザ信号の初
段の干渉除去処理部102−1の干渉推定部(IEU:
InterferenceEstimation Un
it)103−1−1〜103−1−KH ,104−1
−1〜104−1−KL へ出力する。
【0014】M(Mは2以上の整数)段の干渉除去処理
部102−1〜102−Mを形成した場合、各段の干渉
除去処理部102−1〜102−Mの干渉推定部103
−1−1〜103−1−KH ,……,103−M−1〜
103−M−KH ,104−1−1〜104−1−
L ,……,104−M−1〜104−M−KL は前段
の干渉除去処理で得られたアンテナ毎の干渉除去残差信
号と前段の同一ユーザ信号に対応するシンボルレプリカ
とを入力し、各段で各ユーザ信号固有のアンテナ指向性
で受信して復調するとともに、現段のシンボルレプリカ
を生成し、次段へ伝送する。
【0015】同時に、干渉推定部103−1−1〜10
3−1−KH ,……,103−M−1〜103−M−K
H ,104−1−1〜104−1−KL ,……,104
−M−1〜104−M−KL は現段のシンボルレプリカ
と前段のシンボルレプリカとの差に関する拡散信号をア
ンテナ毎に変換して出力する。
【0016】遅延器105−1−1〜105−1−N,
……,105−(M−1)−1〜105−(M−1)−
Nは受信信号あるいはアンテナ毎の干渉除去残差信号
を、干渉推定部103−1−1〜103−1−KH ,…
…,103−M−1〜103−M−KH ,104−1−
1〜104−1−KL ,……,104−M−1〜104
−M−KL の処理結果が出力されるまで遅延させる。
【0017】減算器106−1−1〜106−1−N,
……,106−(M−1)−1〜106−(M−1)−
Nは各ユーザ信号の各段の干渉推定部103−1−1〜
103−1−KH ,……,103−M−1〜103−M
−KH ,104−1−1〜104−1−KL ,……,1
04−M−1〜104−M−KL の出力をアンテナ毎に
減じて現段のアンテナ毎の干渉除去残差信号を得る。最
終段の干渉推定部103−M−1〜103−M−KH
104−M−1〜104−M−KL は高速レート及び低
速レートの各ユーザ信号の復調信号を出力する。
【0018】各段の干渉推定部103−1−1〜103
−1−KH ,……,103−M−1〜103−M−
H ,104−1−1〜104−1−KL ,……,10
4−M−1〜104−M−KL の構成を図2に示す。
【0019】複数のパス(#1〜#L)からなるマルチ
パス伝搬路に対応して複数のパス単位処理部を備えてい
る。逆拡散手段11−1〜11−Nは前段のアンテナ毎
の干渉除去残差信号を入力し、アンテナ毎に逆拡散を行
う。乗算器12−1〜12−Nは逆拡散手段11−1〜
11−Nの出力に重みw1 〜wN を乗じてアンテナ重み
付けを行う。
【0020】加算器13は乗算器12−1〜12−Nの
出力を合成する。乗算器14は前段の同一ユーザ信号に
対応するシンボルレプリカに重み付けを行う。加算器1
5は加算器13の出力と乗算器14の出力とを加算す
る。
【0021】検波器16は加算器15の出力をパス(#
1〜#L)単位の伝送路推定値を用いて復調する。検波
器16は伝送路推定手段17と複素共役手段18と乗算
器19とからなり、同期検波復調を行うとともに、複数
のパス(#1〜#L)の最大比合成を実現するための重
み付けを行う役割を有している。
【0022】加算器20はパス(#1〜#L)毎の検波
器16の出力を合成する。判定器21は加算器20の出
力を判定する。乗算器22は判定器21の出力に伝送路
推定値をパス(#1〜#L)毎に乗じて現段のシンボル
レプリカを生成し、そのシンボルレプリカを次段へ出力
する。
【0023】減算器23は乗算器22の出力から乗算器
14の出力を減じる。乗算器24は減算器23の出力に
重み付けを行う。乗算器25−1〜25−Nは乗算器2
4の出力にアンテナ重み付けで用いた重みをアンテナ数
で正規化した複素共役重みw1 /N〜wN /Nを乗
じる。
【0024】拡散手段26−1〜26−Nは乗算器25
−1〜25−Nの出力をアンテナ毎に拡散する。加算器
27−1〜27−Nは拡散手段26−1〜26−Nの各
パス(#1〜#L)の出力をアンテナ毎に加算する。
【0025】ここで、初段の干渉推定部103−1−1
〜103−1−KH ,104−1−1〜104−1−K
L は前段のアンテナ毎の干渉除去残差信号としてアンテ
ナ受信信号を入力し、前段の同一ユーザ信号に対応する
シンボルレプリカとして0を用いる。
【0026】最終段の干渉推定部103−M−1〜10
3−M−KH ,104−M−1〜104−M−KL は加
算器20の出力である復調信号のみを出力し、以降の干
渉推定処理は行わない。また、最終段では干渉除去残差
信号の更新処理は行わない。
【0027】アンテナ指向性制御を行うために乗じる重
みw1 〜wN は、別途、ユーザ信号の到来方向推定に基
づいて決定するステアリングアンテナ重みや適応制御重
みを用いる。また、乗算器14及び乗算器24で乗じる
重み係数は、例えば1−(1−α)m-1 (αは1以下の
実数、mは段数で2以上でM以下の整数)及びαであ
る。これらの係数は干渉除去動作を緩和させる働きがあ
り、初段で干渉成分を全て除去するのではなく、複数段
で徐々に干渉成分を除去するようにする。
【0028】つまり、伝送路推定誤差や判定シンボル誤
りが大きい初段では干渉除去動作を緩和させて干渉除去
誤りを抑え、伝送路推定誤差や判定シンボル誤りが改善
する後段に干渉除去能力を振り分けることで、最終段で
の干渉除去特性を最適化することができる。特に、並列
型のマルチユーザ受信装置ではこの干渉重み制御が非常
に有効であり、この干渉重み制御の重み付けについては
各種の方法が考えられる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマルチ
ユーザ受信装置では、伝送レートの異なる各ユーザ信号
で区別なく時空間干渉除去を行っており、各ユーザ信号
で均一の優れた受信品質を実現することができるが、そ
れによって干渉推定部における処理量の大部分を占める
逆拡散手段及び拡散手段の数がアンテナ数に比例して増
加するため、装置規模が膨大となる。
【0030】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、比較的少ない装置規模で大きな干渉除去効果を得
ることができるマルチユーザ受信装置を提供することに
ある。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明による第1のマル
チユーザ受信装置は、複数の符号分割多重アクセス信号
を受信する複数のアンテナを備え、前記複数のアンテナ
で受信した前記複数の符号分割多重アクセス信号を復調
するとともに前記複数の符号分割多重アクセス信号相互
に対して干渉除去を行うマルチユーザ受信装置であっ
て、前記複数の符号分割多重アクセス信号のうちの予め
設定された条件を満足する第1の信号群に対してアンテ
ナ指向性制御及びマルチユーザ干渉キャンセラで干渉除
去を行い、前記複数の符号分割多重アクセス信号のうち
の前記条件を満足しない第2の信号群に対してアンテナ
指向性制御のみで干渉除去を行うように構成している。
【0032】本発明による第2のマルチユーザ受信装置
は、複数の符号分割多重アクセス信号を受信する複数の
アンテナを備え、前記複数のアンテナで受信した前記複
数の符号分割多重アクセス信号を復調するとともに前記
複数の符号分割多重アクセス信号相互に対して干渉除去
を行うマルチユーザ受信装置であって、前記複数の符号
分割多重アクセス信号のうちの予め設定された条件を満
足する第1の信号群に対してアンテナ指向性制御及びマ
ルチユーザ干渉キャンセラで干渉除去を行う手段と、前
記複数の符号分割多重アクセス信号のうちの前記条件を
満足しない第2の信号群に対してアンテナ指向性制御の
みで干渉除去を行う手段とを備えている。
【0033】本発明による第3のマルチユーザ受信装置
は、複数の符号分割多重アクセス信号を受信する複数の
アンテナを備え、前記複数のアンテナで受信した前記複
数の符号分割多重アクセス信号を復調するとともに前記
複数の符号分割多重アクセス信号相互に対して複数段の
干渉除去処理を施して干渉除去を行うマルチユーザ受信
装置であって、前記複数の符号分割多重アクセス信号の
うちの予め設定された条件を満足する第1の信号群に対
して前段の干渉除去処理で得られたアンテナ毎の干渉除
去残差信号と前段の同一ユーザ信号に対応するシンボル
レプリカとを入力し、前記干渉除去処理の各段で各ユー
ザ信号に固有のアンテナ指向性で受信して復調するとと
もに現段のシンボルレプリカを生成して次段へ伝送し、
前記現段のシンボルレプリカと前記前段のシンボルレプ
リカとの差に関する拡散信号をアンテナ毎に変換して出
力し、その出力信号を前記前段のアンテナ毎の干渉除去
残差信号から減じて現段のアンテナ毎の干渉除去残差信
号を更新することで干渉除去を行い、前記複数の符号分
割多重アクセス信号のうちの前記条件を満足しない第2
の信号群に対して前記第1の信号群の各信号が少なくと
も一回除去されたアンテナ毎の干渉除去残差信号を入力
し、各ユーザ信号に固有のアンテナ指向性で受信して復
調することで干渉除去を行うよう構成している。
【0034】本発明による第4のマルチユーザ受信装置
は、複数の符号分割多重アクセス信号を受信する複数の
アンテナを備え、前記複数のアンテナで受信した前記複
数の符号分割多重アクセス信号を復調するとともに前記
複数の符号分割多重アクセス信号相互に対して複数段の
干渉除去処理を施して干渉除去を行うマルチユーザ受信
装置であって、前記複数の符号分割多重アクセス信号の
うちの予め設定された条件を満足する第1の信号群に対
して前段の干渉除去処理で得られたアンテナ毎の干渉除
去残差信号と前段の同一ユーザ信号に対応するシンボル
レプリカとを入力して前記干渉除去処理の各段で各ユー
ザ信号に固有のアンテナ指向性で受信して復調する手段
と、現段のシンボルレプリカを生成して次段へ伝送する
手段と、前記現段のシンボルレプリカと前記前段のシン
ボルレプリカとの差に関する拡散信号をアンテナ毎に変
換して出力しかつその出力信号を前記前段のアンテナ毎
の干渉除去残差信号から減じて現段のアンテナ毎の干渉
除去残差信号を更新することで前記干渉除去を行う手段
と、前記複数の符号分割多重アクセス信号のうちの前記
条件を満足しない第2の信号群に対して前記第1の信号
群の各信号が少なくとも一回除去されたアンテナ毎の干
渉除去残差信号を入力して各ユーザ信号に固有のアンテ
ナ指向性で受信して復調することで前記干渉除去を行う
手段とを備えている。
【0035】本発明による第5のマルチユーザ受信装置
は、複数の符号分割多重アクセス信号を受信する複数の
アンテナを備え、前記複数のアンテナで受信した前記複
数の符号分割多重アクセス信号を復調するとともに前記
複数の符号分割多重アクセス信号相互に対して複数段で
干渉除去を行うマルチユーザ受信装置であって、前段の
干渉除去処理で得られたアンテナ毎の干渉除去残差信号
と前段の同一ユーザ信号に対応するシンボルレプリカと
を入力し、前記干渉除去処理の各段で各ユーザ信号に固
有のアンテナ指向性で受信して復調するとともに現段の
シンボルレプリカを生成して次段へ伝送し、前記現段の
シンボルレプリカと前記前段のシンボルレプリカとの差
に関する拡散信号をアンテナ毎に変換して出力する干渉
推定部と、前記前段のアンテナ毎の干渉除去残差信号を
遅延器によって所定値だけ遅延させた信号から前記第1
の信号群の各信号の各段の干渉推定部の出力をアンテナ
毎に減じて現段のアンテナ毎の干渉除去残差信号を更新
する第1の減算器とを前記複数の符号分割多重アクセス
信号のうちの予め設定された条件を満足する第1の信号
群の各信号の各段に対応して備え、前記第1の信号群の
各信号が少なくとも一回除去されたアンテナ毎の干渉除
去残差信号を入力し、各ユーザ信号に固有のアンテナ指
向性で受信復調して出力する復調部を前記条件を満足し
ない第2の信号群の各信号に対応して備えている。
【0036】すなわち、信号電力の異なるユーザ信号を
多重したCDMAシステムにおいて、信号電力の大きい
ユーザ信号に対してアンテナ指向性制御及びマルチユー
ザ干渉キャンセラで干渉除去を行い、信号電力の小さい
ユーザ信号に対してアンテナ指向性制御のみで干渉除去
を行うことで、比較的少ない装置規模で大きな干渉除去
効果を得ることが可能となる。
【0037】特に、複数の伝送レートのユーザ信号を多
重するCDMAシステムにおいて、アンテナ指向性制御
で除去できない同一方向の高速レートのユーザ信号の干
渉をマルチユーザ干渉キャンセラで除去することによっ
て、低速レートのユーザ信号に対する高速レートのユー
ザ信号の干渉を優先して抑えることで、簡易に優れた干
渉除去性能を実現することが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
マルチユーザ受信装置の構成を示すブロック図である。
図において、本発明の一実施例によるマルチユーザ受信
装置は高速レートのユーザ信号に対して従来のマルチユ
ーザ時空間干渉除去を行い、低速レートのユーザ信号に
対して高速レートのユーザ信号の最終段への干渉除去残
差信号を入力として、すなわち受信信号から高速レート
のユーザ信号が除去された信号を用いてアンテナ指向性
制御のみを行っている。
【0039】複数の伝送レートのユーザ信号を多重する
CDMAシステムでは高速レートのユーザ信号の数は少
ないが、その干渉の影響は大きい。逆に、低速レートの
各ユーザ信号の干渉の影響は小さいが、その数が多い。
したがって、本発明の一実施例によるマルチユーザ受信
装置では低速レートの各ユーザ信号のマルチユーザ干渉
キャンセラの動作を省略することで、干渉除去性能の低
下を小さく抑えることができるので、処理量を大幅に削
減することができる。
【0040】本発明の一実施例によるマルチユーザ受信
装置ではアンテナ数をN(Nは1以上の整数)とした場
合、アンテナ1−1〜1−NはCDMA信号を受信する
と、高速レートのユーザ信号を初段の干渉除去処理部2
−1の干渉推定部(IEU:Interference
Estimation Unit)3−1−1〜3−
1−KH へ出力する。
【0041】M(Mは2以上の整数)段の干渉除去処理
部2−1〜2−Mを形成した場合、高速レートのユーザ
信号の各段の干渉推定部3−1−1〜3−1−KH ,…
…,3−M−1〜3−M−KH は前段の干渉除去処理で
得られたアンテナ毎の干渉除去残差信号と前段の同一ユ
ーザ信号に対応するシンボルレプリカとを入力し、干渉
除去処理の各段で各ユーザ信号固有のアンテナ指向性で
受信して復調するとともに、現段のシンボルレプリカを
生成して次段へ伝送する。
【0042】同時に、干渉推定部3−1−1〜3−1−
H ,……,3−M−1〜3−M−KH は現段のシンボ
ルレプリカと前段のシンボルレプリカとの差に関する拡
散信号をアンテナ毎に変換して出力する。
【0043】遅延器5−1−1〜5−1−N,……,5
−(M−1)−1〜5−(M−1)−Nは受信信号ある
いはアンテナ毎の干渉除去残差信号を、干渉推定部3−
1−1〜3−1−KH ,……,3−M−1〜3−M−K
H の処理結果が出力されるまで遅延させる。減算器6−
1−1〜6−1−N,……,6−(M−1)−1〜6−
(M−1)−Nは各ユーザ信号の各信号の干渉推定部3
−1−1〜3−1−KH ,……,3−M−1〜3−M−
H の出力をアンテナ毎に減じて現段のアンテナ毎の干
渉除去残差信号を得る。最終段の干渉推定部3−M−1
〜3−M−KHが高速レートの各ユーザ信号の復調信号
を出力する。
【0044】また、低速レートのユーザ信号の復調部
(DEM:DemodulationUnit)4−1
〜4−KL は高速レートのユーザ信号のM−1段の干渉
除去処理で得られたアンテナ毎の干渉除去残差信号を入
力し、各ユーザ信号固有のアンテナ指向性で受信して復
調し、低速レートの各ユーザ信号の復調信号を出力す
る。
【0045】図2は図1の高速レートのユーザ信号の各
段の干渉推定部3−1−1〜3−1−KH ,……,3−
M−1〜3−M−KH の構成を示すブロック図である。
図において、高速レートのユーザ信号の各段の干渉推定
部3−1−1〜3−1−KH,……,3−M−1〜3−
M−KH は従来のマルチユーザ受信装置における高速レ
ート及び低速レートのユーザ信号の干渉推定部103−
1−1〜103−1−KH ,……,103−M−1〜1
03−M−KH ,104−1−1〜104−1−KL
……,104−M−1〜104−M−KL と同様の構成
となっており、複数のパス(#1〜#L)からなるマル
チパス伝搬路に対応して複数のパス単位処理部を備えて
いる。
【0046】逆拡散手段11−1〜11−Nは前段のア
ンテナ毎の干渉除去残差信号を入力し、アンテナ毎に逆
拡散を行う。乗算器12−1〜12−Nは逆拡散手段1
1−1〜11−Nの出力に重みw1 〜wN を乗じてアン
テナ重み付けを行う。
【0047】加算器13は乗算器12−1〜12−Nの
出力を合成する。乗算器14は前段の同一ユーザ信号に
対応するシンボルレプリカに重み付けを行う。加算器1
5は加算器13の出力と乗算器14の出力とを加算す
る。
【0048】検波器16は加算器15の出力をパス(#
1〜#L)単位の伝送路推定値を用いて復調する。検波
器16は伝送路推定手段17と複素共役手段18と乗算
器19とからなり、同期検波復調を行うとともに、複数
のパス(#1〜#L)の最大比合成を実現するための重
み付けを行う役割を有している。
【0049】加算器20はパス(#1〜#L)毎の検波
器16の出力を合成する。判定器21は加算器20の出
力を判定する。乗算器22は判定器21の出力に伝送路
推定値をパス(#1〜#L)毎に乗じて現段のシンボル
レプリカを生成し、そのシンボルレプリカを次段へ出力
する。
【0050】減算器23は乗算器22の出力から乗算器
14の出力を減じる。乗算器24は減算器23の出力に
重み付けを行う。乗算器25−1〜25−Nは乗算器2
4の出力にアンテナ重み付けで用いた重みをアンテナ数
で正規化した複素共役重みw1 /N〜wN /Nを乗
じる。
【0051】拡散手段26−1〜26−Nは乗算器25
−1〜25−Nの出力をアンテナ毎に拡散する。加算器
27−1〜27−Nは拡散手段26−1〜26−Nの各
パス(#1〜#L)の出力をアンテナ毎に加算する。
【0052】ここで、初段の干渉推定部3−1−1〜3
−1−KH は前段のアンテナ毎の干渉除去残差信号とし
てアンテナ受信信号を入力し、前段の同一ユーザ信号に
対応するシンボルレプリカとして0を用いる。最終段の
干渉推定部3−M−1〜3−M−KH は加算器20の出
力である復調信号のみを出力し、以降の干渉推定処理は
行わない。また、最終段では干渉除去残差信号の更新処
理は行わない。
【0053】アンテナ指向性制御を行うために乗じる重
みw1 〜wN は、別途、ユーザ信号の到来方向推定に基
づいて決定するステアリングアンテナ重みや適応制御重
みを用いる。また、乗算器14及び乗算器24で乗じる
重み係数は、例えば1−(1−α)m-1 (αは1以下の
実数、mは段数で2以上でM以下の整数)及びαであ
る。
【0054】図3は図1の低速レートのユーザ信号の復
調部4−1〜4−KL の構成を示すブロック図である。
図において、複数のパス(#1〜#L)からなるマルチ
パス伝搬路に対応して複数のパス単位処理部を備えてい
る。
【0055】逆拡散手段51−1〜51−Nは高速レー
トのユーザ信号のM−1段の干渉除去処理で得られたア
ンテナ毎の干渉除去残差信号を入力し、アンテナ毎に逆
拡散を行う。乗算器52−1〜52−Nは逆拡散手段5
1−1〜51−Nの出力にアンテナ重み付けを行う。
【0056】加算器53は乗算器52−1〜52−Nの
出力を合成する。検波器54は加算器53の出力をパス
単位の伝送路推定値を用いて復調する。加算器58はパ
ス毎の検波器54の出力を合成して復調信号を出力す
る。
【0057】アンテナ指向性制御を行うために乗じる重
みw1 〜wN は、別途、ユーザ信号の到来方向推定に基
づいて決定するステアリングアンテナ重みや適応制御重
みを用いる。
【0058】図4は本発明の他の実施例によるマルチユ
ーザ受信装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、本発明の他の実施例によるマルチユーザ受信装置は
低速レートのユーザ信号の復調部(DEM:Demod
ulation Unit)4−1〜4−KL が高速レ
ートのユーザ信号の初段の干渉除去処理で得られたアン
テナ毎の干渉除去残差信号を入力し、各ユーザ信号固有
のアンテナ指向性で受信して復調し、低速レートの各ユ
ーザ信号の復調信号を出力するようにした以外は本発明
の一実施例によるマルチユーザ受信装置と同様の構成と
なっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
また、同一構成要素の動作は本発明の一実施例と同様で
ある。
【0059】本発明の一実施例によるマルチユーザ受信
装置では低速レートのユーザ信号の復調が高速レートの
ユーザ信号のM−1段の干渉除去処理で得られたアンテ
ナ毎の干渉除去残差信号を入力としているため、高速レ
ートのユーザ信号のM−1段の干渉除去処理に要する時
間だけ遅延が生じる。この遅延量は検波方式や装置実装
方法等に依存し、一般に無視できない大きさである。C
DMA方式では高速な閉ループ送信電力制御を用いてい
るため、復調遅延があるとその特性が大きく劣化する。
【0060】したがって、この遅延をできるだけ小さく
抑える必要がある。本発明の他の実施例では本発明の一
実施例と同様に、高速レートのユーザ信号に対してマル
チユーザ時空間干渉除去を行い、低速レートのユーザ信
号に対してアンテナ指向性制御のみを行うが、その入力
には高速レートのユーザ信号の初段の干渉除去処理で得
られたアンテナ毎の干渉除去残差信号を用いる。
【0061】この構成では高速レートのユーザ信号の除
去が不十分な干渉除去残差信号から低速レートのユーザ
信号の復調を行うため、低速レートのユーザ信号の受信
品質が若干劣化するが、復調遅延を最小に抑えることが
できる。送信電力制御を併用するシステムでは総合特性
はむしろ向上する可能性がある。
【0062】尚、上述した本発明の一実施例及び他の実
施例の構成の他にも、低速レートのユーザ信号の復調の
ための入力としては高速レートのユーザ信号の任意の段
の干渉除去処理で得られたアンテナ毎の干渉除去残差信
号を用いる構成が考えられ、これらも本発明に含まれ
る。また、各ユーザ信号の要求受信品質の違い、あるい
は他の理由で各ユーザ信号の信号電力が異なる場合にお
いても、本発明のマルチユーザ受信装置は有効である。
【0063】このように、信号電力の異なるユーザ信号
を多重したCDMAシステムにおいて、信号電力の大き
いユーザ信号に対してアンテナ指向性制御及びマルチユ
ーザ干渉キャンセラで干渉除去を行い、信号電力の小さ
いユーザ信号に対してアンテナ指向性制御のみで干渉除
去を行うことによって、比較的少ない装置規模で、大き
な干渉除去の効果が得られる。
【0064】特に、複数の伝送レートのユーザ信号を多
重するCDMAシステムにおいて、アンテナ指向性制御
で除去できない同一方向の高速レートのユーザ信号の干
渉をマルチユーザ干渉キャンセラで除去することによっ
て、低速レートのユーザ信号に対する高速レートのユー
ザ信号の干渉を優先して抑えることができ、簡易に優れ
た干渉除去性能を実現することができる。
【0065】また、高速レートのユーザ信号の初段の干
渉除去処理で得られた干渉除去残差信号を入力として、
低速レートのユーザ信号の復調を行うことによって、そ
の復調遅延を小さく抑えることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の符号分割多重アクセス信号を受信する複数のアンテ
ナを備え、複数のアンテナで受信した複数の符号分割多
重アクセス信号を復調するとともに複数の符号分割多重
アクセス信号相互に対して複数段で干渉除去を行うマル
チユーザ受信装置において、複数の符号分割多重アクセ
ス信号のうちの予め設定された条件を満足する第1の信
号群に対してアンテナ指向性制御及びマルチユーザ干渉
キャンセラで干渉除去を行い、複数の符号分割多重アク
セス信号のうちの条件を満足しない第2の信号群に対し
てアンテナ指向性制御のみで干渉除去を行うことによっ
て、比較的少ない装置規模で大きな干渉除去効果を得る
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるマルチユーザ受信装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の高速レートのユーザ信号の各段の干渉推
定部の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の低速レートのユーザ信号の復調部の構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の他の実施例によるマルチユーザ受信装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】従来例によるマルチユーザ受信装置の構成例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1−1〜1−N アンテナ 2−1〜2−M 干渉除去処理部 3−1−1〜3−1−KH ,……,3−M−1〜3−M
−KH 干渉推定部 4−1〜4−KL 復調部 5−1−1〜5−1−N,5−2−1〜5−2−N 遅
延器 6−1−1〜6−1−N,6−2−1〜6−2−N,2
3 減算器 11−1〜11−N 逆拡散手段 12−1〜12−N,14,19,22,24,25−
1〜25−N,52−1〜52−N 乗算器 13,15,20,27−1〜27−N,53 加算器 16 検波器 17 伝送路推定手段 18 複素共役手段 21 判定器 26−1〜26−N 拡散手段 51−1〜51−N 逆拡散手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後川 彰久 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 DB01 EA02 FA00 FA09 FA14 FA15 FA16 FA25 FA32 HA05 HA10 JA07 5K022 EE02 EE32 EE35 5K052 AA02 BB02 CC06 DD03 EE17 FF31 GG19 GG31 GG42

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の符号分割多重アクセス信号を受信
    する複数のアンテナを備え、前記複数のアンテナで受信
    した前記複数の符号分割多重アクセス信号を復調すると
    ともに前記複数の符号分割多重アクセス信号相互に対し
    て干渉除去を行うマルチユーザ受信装置であって、前記
    複数の符号分割多重アクセス信号のうちの予め設定され
    た条件を満足する第1の信号群に対してアンテナ指向性
    制御及びマルチユーザ干渉キャンセラで干渉除去を行
    い、前記複数の符号分割多重アクセス信号のうちの前記
    条件を満足しない第2の信号群に対してアンテナ指向性
    制御のみで干渉除去を行うように構成したことを特徴と
    するマルチユーザ受信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の信号群は、信号電力と伝送レ
    ートと要求受信品質とのうちの少なくとも一つが高い信
    号群であり、 前記第2の信号群は、前記信号電力と前記伝送レートと
    前記要求受信品質とのうちの少なくとも一つが低い信号
    群であることを特徴とする請求項1記載のマルチユーザ
    受信装置。
  3. 【請求項3】 複数の符号分割多重アクセス信号を受信
    する複数のアンテナを備え、前記複数のアンテナで受信
    した前記複数の符号分割多重アクセス信号を復調すると
    ともに前記複数の符号分割多重アクセス信号相互に対し
    て干渉除去を行うマルチユーザ受信装置であって、前記
    複数の符号分割多重アクセス信号のうちの予め設定され
    た条件を満足する第1の信号群に対してアンテナ指向性
    制御及びマルチユーザ干渉キャンセラで干渉除去を行う
    手段と、前記複数の符号分割多重アクセス信号のうちの
    前記条件を満足しない第2の信号群に対してアンテナ指
    向性制御のみで干渉除去を行う手段とを有することを特
    徴とするマルチユーザ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の信号群は、信号電力と伝送レ
    ートと要求受信品質とのうちの少なくとも一つが高い信
    号群であり、 前記第2の信号群は、前記信号電力と前記伝送レートと
    前記要求受信品質とのうちの少なくとも一つが低い信号
    群であることを特徴とする請求項3記載のマルチユーザ
    受信装置。
  5. 【請求項5】 複数の符号分割多重アクセス信号を受信
    する複数のアンテナを備え、前記複数のアンテナで受信
    した前記複数の符号分割多重アクセス信号を復調すると
    ともに前記複数の符号分割多重アクセス信号相互に対し
    て複数段の干渉除去処理を施して干渉除去を行うマルチ
    ユーザ受信装置であって、前記複数の符号分割多重アク
    セス信号のうちの予め設定された条件を満足する第1の
    信号群に対して前段の干渉除去処理で得られたアンテナ
    毎の干渉除去残差信号と前段の同一ユーザ信号に対応す
    るシンボルレプリカとを入力し、前記干渉除去処理の各
    段で各ユーザ信号に固有のアンテナ指向性で受信して復
    調するとともに現段のシンボルレプリカを生成して次段
    へ伝送し、前記現段のシンボルレプリカと前記前段のシ
    ンボルレプリカとの差に関する拡散信号をアンテナ毎に
    変換して出力し、その出力信号を前記前段のアンテナ毎
    の干渉除去残差信号から減じて現段のアンテナ毎の干渉
    除去残差信号を更新することで干渉除去を行い、前記複
    数の符号分割多重アクセス信号のうちの前記条件を満足
    しない第2の信号群に対して前記第1の信号群の各信号
    が少なくとも一回除去されたアンテナ毎の干渉除去残差
    信号を入力し、各ユーザ信号に固有のアンテナ指向性で
    受信して復調することで干渉除去を行うよう構成したこ
    とを特徴とするマルチユーザ受信装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の信号群は、信号電力と伝送レ
    ートと要求受信品質とのうちの少なくとも一つが高い信
    号群であり、 前記第2の信号群は、前記信号電力と前記伝送レートと
    前記要求受信品質とのうちの少なくとも一つが低い信号
    群であることを特徴とする請求項5記載のマルチユーザ
    受信装置。
  7. 【請求項7】 複数の符号分割多重アクセス信号を受信
    する複数のアンテナを備え、前記複数のアンテナで受信
    した前記複数の符号分割多重アクセス信号を復調すると
    ともに前記複数の符号分割多重アクセス信号相互に対し
    て複数段の干渉除去処理を施して干渉除去を行うマルチ
    ユーザ受信装置であって、前記複数の符号分割多重アク
    セス信号のうちの予め設定された条件を満足する第1の
    信号群に対して前段の干渉除去処理で得られたアンテナ
    毎の干渉除去残差信号と前段の同一ユーザ信号に対応す
    るシンボルレプリカとを入力して前記干渉除去処理の各
    段で各ユーザ信号に固有のアンテナ指向性で受信して復
    調する手段と、現段のシンボルレプリカを生成して次段
    へ伝送する手段と、前記現段のシンボルレプリカと前記
    前段のシンボルレプリカとの差に関する拡散信号をアン
    テナ毎に変換して出力しかつその出力信号を前記前段の
    アンテナ毎の干渉除去残差信号から減じて現段のアンテ
    ナ毎の干渉除去残差信号を更新することで前記干渉除去
    を行う手段と、前記複数の符号分割多重アクセス信号の
    うちの前記条件を満足しない第2の信号群に対して前記
    第1の信号群の各信号が少なくとも一回除去されたアン
    テナ毎の干渉除去残差信号を入力して各ユーザ信号に固
    有のアンテナ指向性で受信して復調することで前記干渉
    除去を行う手段とを有することを特徴とするマルチユー
    ザ受信装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の信号群は、信号電力と伝送レ
    ートと要求受信品質とのうちの少なくとも一つが高い信
    号群であり、 前記第2の信号群は、前記信号電力と前記伝送レートと
    前記要求受信品質とのうちの少なくとも一つが低い信号
    群であることを特徴とする請求項8記載のマルチユーザ
    受信装置。
  9. 【請求項9】 複数の符号分割多重アクセス信号を受信
    する複数のアンテナを備え、前記複数のアンテナで受信
    した前記複数の符号分割多重アクセス信号を復調すると
    ともに前記複数の符号分割多重アクセス信号相互に対し
    て複数段で干渉除去を行うマルチユーザ受信装置であっ
    て、 前段の干渉除去処理で得られたアンテナ毎の干渉除去残
    差信号と前段の同一ユーザ信号に対応するシンボルレプ
    リカとを入力し、前記干渉除去処理の各段で各ユーザ信
    号に固有のアンテナ指向性で受信して復調するとともに
    現段のシンボルレプリカを生成して次段へ伝送し、前記
    現段のシンボルレプリカと前記前段のシンボルレプリカ
    との差に関する拡散信号をアンテナ毎に変換して出力す
    る干渉推定部と、 前記前段のアンテナ毎の干渉除去残差信号を遅延器によ
    って所定値だけ遅延させた信号から前記第1の信号群の
    各信号の各段の干渉推定部の出力をアンテナ毎に減じて
    現段のアンテナ毎の干渉除去残差信号を更新する第1の
    減算器とを前記複数の符号分割多重アクセス信号のうち
    の予め設定された条件を満足する第1の信号群の各信号
    の各段に対応して有し、 前記第1の信号群の各信号が少なくとも一回除去された
    アンテナ毎の干渉除去残差信号を入力し、各ユーザ信号
    に固有のアンテナ指向性で受信復調して出力する復調部
    を前記条件を満足しない第2の信号群の各信号に対応し
    て有することを特徴とするマルチユーザ受信装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の信号群は、信号電力と伝送
    レートと要求受信品質とのうちの少なくとも一つが高い
    信号群であり、 前記第2の信号群は、前記信号電力と前記伝送レートと
    前記要求受信品質とのうちの少なくとも一つが低い信号
    群であることを特徴とする請求項9記載のマルチユーザ
    受信装置。
  11. 【請求項11】 前記干渉推定部は、複数のパスからな
    るマルチパス伝搬路に対応して複数のパス単位処理部を
    含み、 前記前段のアンテナ毎の干渉除去残差信号を入力してア
    ンテナ毎に逆拡散を行う第1の逆拡散手段と、前記第1
    の逆拡散手段の出力にアンテナ重み付けを行う第1の乗
    算器と、前記第1の乗算器の出力を合成する第1の加算
    器と、前記前段の同一ユーザ信号に対応するシンボルレ
    プリカに重み付けを行う第2の乗算器と、記第1の加算
    器の出力と前記第2の乗算器の出力とを加算する第2の
    加算器と、記第2の加算器の出力をパス単位の伝送路推
    定値を用いて復調する第1の検波器とを前記複数のパス
    単位処理部各々に配設し、 パス毎の前記第1の検波器の出力を合成する第3の加算
    器と、前記第3の加算器の出力を判定する判定器とを前
    記複数のパス単位処理部共通に配設し、 前記判定器の出力に前記伝送路推定値をパス毎に乗じて
    現段のシンボルレプリカを生成して次段へ出力する第3
    の乗算器と、前記第3の乗算器の出力から前記第2の乗
    算器の出力を減じる第2の減算器と、前記第2の減算器
    の出力に重み付けを行う第4の乗算器と、前記第4の乗
    算器の出力に前記アンテナ重み付けで用いた重みの正規
    化複素共役を乗じる第5の乗算器と、前記第5の乗算器
    の出力をアンテナ毎に拡散する拡散手段と、前記拡散手
    段の各パスの出力をアンテナ毎に加算する第4の加算器
    とを前記複数のパス単位処理部各々に配設したことを特
    徴とする請求項9または請求項10記載のマルチユーザ
    受信装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の信号群の各信号の初段に対
    応する干渉推定部は、前記前段のアンテナ毎の干渉除去
    残差信号としてアンテナ受信信号を入力し、前記前段の
    同一ユーザ信号に対応するシンボルレプリカとして0を
    用い、 前記第1の信号群の各信号の最終段に対応する干渉推定
    部は、前記第3の加算器の出力である復調信号のみを出
    力し、以降の干渉推定処理を行わないよう構成したこと
    を特徴とする請求項11記載のマルチユーザ受信装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の信号群の各信号に対応する
    復調部は、複数のパスからなるマルチパス伝搬路に対応
    して複数のパス単位処理部を含み、 前記第1の信号群の各信号が少なくとも一回除去された
    アンテナ毎の干渉除去残差信号を入力してアンテナ毎に
    逆拡散を行う第2の逆拡散手段と、前記第2の逆拡散手
    段の出力にアンテナ重み付けを行う第6の乗算器と、前
    記第6の乗算器の出力を合成する第5の加算器と、前記
    第5の加算器の出力をパス単位の伝送路推定値を用いて
    復調する第2の検波器とを前記複数のパス単位処理部各
    々に配設し、 パス毎の前記第2の検波器の出力を合成する第6の加算
    器を前記複数のパス単位処理部共通に配設したことを特
    徴とする請求項9から請求項12のいずれか記載のマル
    チユーザ受信装置。
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WO2000027062A1 (fr) 2000-05-11

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