JP2000134560A - ライトバルブの位置決め方法、表示ユニットおよび投射型表示装置 - Google Patents

ライトバルブの位置決め方法、表示ユニットおよび投射型表示装置

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JP2000134560A
JP2000134560A JP10304634A JP30463498A JP2000134560A JP 2000134560 A JP2000134560 A JP 2000134560A JP 10304634 A JP10304634 A JP 10304634A JP 30463498 A JP30463498 A JP 30463498A JP 2000134560 A JP2000134560 A JP 2000134560A
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light valve
image
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axis direction
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JP10304634A
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English (en)
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Kazuhiko Furuya
和彦 古屋
Koichi Kojima
広一 小島
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】投射型表示装置のライトバルブの位置決めを容
易、迅速、確実かつ精度良く行うことができるライトバ
ルブの位置決め方法、表示ユニットおよび投射型表示装
置を提供する。 【解決手段】本発明のライトバルブの位置決め方法で
は、まず、フォーカス調整を行い、次いで、位置調整
(アライメント調整)を行う。フォーカス調整では、ま
ず、粗調整により粗く調整し、次いで、微調整により密
に調整する。位置調整では、まず、粗調整により粗く調
整し、次いで、微調整により密に調整する。位置調整に
おける粗調整では、パターンマッチングにより特定位置
を検出し、その特定位置が予め設定された目的位置に近
づくように、3軸テーブル9により液晶ライトバルブ2
5を変位させ、微調整では、エッジ処理により特定位置
を検出し、その特定位置が予め設定された目的位置にさ
らに近づくように、3軸テーブル9により液晶ライトバ
ルブ25を変位させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型表示装置の
ライトバルブの位置決め方法、表示ユニットおよび投射
型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ライトバルブ(液晶光シャッター)
を用いた投射型表示装置が知られている。
【0003】図18は、従来の投射型表示装置の光学系
を模式的に示す図である。
【0004】同図に示すように、この投射型表示装置3
00は、光源301と、インテグレータレンズ302お
よび303で構成された照明光学系と、ミラー304、
306、309、赤色光および緑色光を反射する(青色
光のみを透過する)ダイクロイックミラー305、緑色
光のみを反射するダイクロイックミラー307、赤色光
のみを反射するダイクロイックミラー308、集光レン
ズ310、311、312、313および314で構成
された色分離光学系(導光光学系)と、青色、緑色およ
び赤色に対応した3つの液晶ライトバルブ316、31
7および318と、ダイクロイックプリズム(色合成光
学系)315と、投射レンズ(投射光学系)319とを
有している。
【0005】光源301から出射された白色光(白色光
束)は、インテグレータレンズ302および303を透
過する。この白色光の光強度(輝度分布)は、インテグ
レータレンズ302および303により均一にされる。
【0006】インテグレータレンズ302および303
を透過した白色光は、ミラー304で図18中左側に反
射し、その反射光のうちの赤色光(R)および緑色光
(G)は、それぞれダイクロイックミラー305で図1
8中下側に反射し、青色光(B)は、ダイクロイックミ
ラー305を透過する。
【0007】ダイクロイックミラー305を透過した青
色光は、ミラー306で図18中下側に反射し、その反
射光は、集光レンズ310により平行光とされ、青色用
の液晶ライトバルブ316に入射する。
【0008】ダイクロイックミラー305で反射した赤
色光および緑色光のうちの緑色光は、ダイクロイックミ
ラー307で図18中左側に反射し、赤色光は、ダイク
ロイックミラー307を透過する。
【0009】ダイクロイックミラー307で反射した緑
色光は、集光レンズ311により平行光とされ、緑色用
の液晶ライトバルブ317に入射する。
【0010】また、ダイクロイックミラー307を透過
した赤色光は、ダイクロイックミラー308で図18中
左側に反射し、その反射光は、ミラー309で図18中
上側に反射する。前記赤色光は、集光レンズ312、3
13および314により平行光とされ、赤色用の液晶ラ
イトバルブ318に入射する。
【0011】このように、光源301から出射された白
色光は、色分離光学系により、赤色、緑色および青色の
三原色に色分離され、それぞれ、対応する液晶ライトバ
ルブに導かれ、入射する。
【0012】これらの青色光、緑色光および赤色光は、
それぞれ、液晶ライトバルブ316、317および31
8で変調され、これにより、青色用の画像、緑色用の画
像および赤色用の画像がそれぞれ形成される。
【0013】前記液晶ライトバルブ316、317およ
び318からの各色の光、すなわち液晶ライトバルブ3
16、317および318により形成された各画像は、
ダイクロイックプリズム315により合成され、これに
よりカラーの画像が形成される。この画像は、投射レン
ズ319により、所定の位置に設置されているスクリー
ン320上に投影(拡大投射)される。
【0014】前述した投射型表示装置300の組み立て
の際は、コントラスト(画像の鮮明さ)が高く、色ずれ
(画素ずれ)のない画像をスクリーン320上に表示し
得るように、3つの液晶ライトバルブ316、317お
よび318の位置決め、すなわち、3つの液晶ライトバ
ルブ316、317および318のフォーカス調整およ
び位置調整が、それぞれ行われる。
【0015】フォーカス調整では、コントラストの認識
しやすい調整用画像を投影して、作業者が、肉眼でコン
トラストを確認しつつ、調整器具を用いて、コントラス
トが最も高くなるように液晶ライトバルブを変位させ、
固定するという方法が採られている。
【0016】また、位置調整では、色ずれの認識しやす
い調整用画像を投影して、作業者が、肉眼で画素のずれ
を確認しつつ、調整器具を用いて、色ずれが最も少なく
なるように液晶ライトバルブを変位させ、固定するとい
う方法が採られている。
【0017】しかしながら、従来は、液晶ライトバルブ
の位置決めを手作業で行うので、非常に手間がかかり、
また、熟練者が行っても作業に長時間かかっていた。
【0018】また、コントラストや色ずれを肉眼で観察
するので、位置決めの精度が悪いという欠点がある。
【0019】また、画像が投影されるスクリーンと、位
置決めされる液晶ライトバルブの位置とが離れているの
で、1人で位置決めを行う場合には、スクリーンと液晶
ライトバルブとの間を何度も行き来する必要があり、作
業に非常に時間がかかる。
【0020】また、2人で位置決めを行う場合には、一
方の作業者がスクリーンの近傍に位置し、投影された画
像を観察し、その情報を他方の作業者に伝え、その情報
を受けた作業者が液晶ライトバルブを変位させるので、
作業人員が増えるばかりでなく、作業者間で情報が正確
に伝わらないことがあり、確実性に欠ける。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、投射
型表示装置のライトバルブの位置決めを容易、迅速、確
実かつ精度良く行うことができるライトバルブの位置決
め方法と、該位置決め方法により位置決めされたライト
バルブを有する表示ユニットおよび投射型表示装置とを
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(19)の本発明により達成される。
【0023】(1) ライトバルブにより形成された画
像を投射光学系により投影する投射型表示装置の前記ラ
イトバルブの位置決めを行う位置決め方法であって、ス
クリーン上に投影された投影領域の角部を撮像して電子
画像を得、前記電子画像中の特定位置を検出し、該特定
位置が予め設定された目的位置に近づくように、前記ラ
イトバルブを変位させる第1の位置調整を行い、その
後、前記角部を撮像して電子画像を得、前記第1の位置
調整における方法と異なる方法で、前記電子画像中の特
定位置を検出し、該特定位置が予め設定された目的位置
にさらに近づくように、前記ライトバルブを変位させる
第2の位置調整を行うことを特徴とするライトバルブの
位置決め方法。
【0024】(2) 前記第1の位置調整では、予め設
定された前記角部に対応したパターンとの一致を検索す
るパターンマッチング法により前記特定位置を検出する
上記(1)に記載のライトバルブの位置決め方法。
【0025】(3) 前記第2の位置調整では、前記電
子画像中の前記角部のうちの少なくとも一部を含む所定
領域の輝度を画素単位で求め、互いに直交するX軸方向
およびY軸方向の各々の方向に積算し、前記電子画像に
対してX−Y座標を想定したときの前記X軸方向の輝度
の積算値のY軸方向における変化を示す第1の波形と、
前記Y軸方向の輝度の積算値のX軸方向における変化を
示す第2の波形とに基づいて前記特定位置を検出する上
記(1)または(2)に記載のライトバルブの位置決め
方法。
【0026】(4) ライトバルブにより形成された画
像を投射光学系により投影する投射型表示装置の前記ラ
イトバルブの位置決めを行う位置決め方法であって、ス
クリーン上に投影された投影領域の角部を撮像して電子
画像を得、前記電子画像中の前記角部のうちの少なくと
も一部を含む所定領域の輝度を画素単位で求め、互いに
直交するX軸方向およびY軸方向の各々の方向に積算
し、前記電子画像に対してX−Y座標を想定したときの
前記X軸方向の輝度の積算値のY軸方向における変化を
示す第1の波形と、前記Y軸方向の輝度の積算値のX軸
方向における変化を示す第2の波形とに基づいて前記電
子画像中の特定位置を検出し、該特定位置が予め設定さ
れた目的位置に近づくように、前記ライトバルブを変位
させる位置調整を行うことを特徴とするライトバルブの
位置決め方法。
【0027】(5) 前記第1の波形のピークまたはボ
トムのY軸方向の位置を前記特定位置のY座標とし、前
記第2の波形のピークまたはボトムのX軸方向の位置を
前記特定位置のX座標とする上記(3)または(4)に
記載のライトバルブの位置決め方法。
【0028】(6) 前記撮像された投影領域の端部側
から、前記第1の波形のピークおよびボトムのNy 番目
のY軸方向の位置を前記特定位置のY座標とし、前記撮
像された投影領域の端部側から、前記第2の波形のピー
クおよびボトムのNx 番目のX軸方向の位置を前記特定
位置のX座標とする上記(3)または(4)に記載のラ
イトバルブの位置決め方法。
【0029】(7) 前記Ny および前記Nx は、それ
ぞれ、偶数である上記(6)に記載のライトバルブの位
置決め方法。
【0030】(8) 前記Ny および前記Nx は、それ
ぞれ、2以上である上記(6)または(7)に記載のラ
イトバルブの位置決め方法。
【0031】(9) 前記Ny と前記Nx とが等しい上
記(6)ないし(8)のいずれかに記載のライトバルブ
の位置決め方法。
【0032】(10) 前記ライトバルブの位置調整にお
ける該ライトバルブの変位は、X軸方向の移動と、Y軸
方向の移動と、X軸およびY軸のそれぞれに直交するZ
軸の回りの回転である上記(3)ないし(9)のいずれ
かに記載のライトバルブの位置決め方法。
【0033】(11) 前記ライトバルブは、液晶ライト
バルブである上記(1)ないし(10)のいずれかに記載
のライトバルブの位置決め方法。
【0034】(12) 前記投射型表示装置は、赤色、緑
色および青色に対応した3つのライトバルブを有してい
る上記(1)ないし(11)のいずれかに記載のライトバ
ルブの位置決め方法。
【0035】(13) 前記3つのライトバルブのそれぞ
れについて前記位置決めを行う上記(12)に記載のライ
トバルブの位置決め方法。
【0036】(14) 前記3つのライトバルブにより形
成された画像が重なるように前記位置決めを行う上記
(12)または(13)に記載のライトバルブの位置決め方
法。
【0037】(15) 前記緑色に対応したライトバルブ
の位置調整を行い、そのライトバルブにより形成された
画像に、前記赤色に対応したライトバルブにより形成さ
れた画像と、前記青色に対応したライトバルブにより形
成された画像とが重なるように、前記赤色に対応したラ
イトバルブおよび前記青色に対応したライトバルブの位
置調整を行う上記(12)ないし(14)のいずれかに記載
のライトバルブの位置決め方法。
【0038】(16) 前記ライトバルブの位置調整は、
該ライトバルブのフォーカス調整を行った後に行われる
上記(1)ないし(15)のいずれかに記載のライトバル
ブの位置決め方法。
【0039】(17) 前記ライトバルブのフォーカス調
整では、投影領域のうちの所定領域を撮像して電子画像
を得、前記電子画像の輝度を集計して輝度の分散を求
め、その分散が最も大きくなるように前記ライトバルブ
を変位させる上記(16)に記載のライトバルブの位置決
め方法。
【0040】(18) 上記(1)ないし(17)のいずれ
かに記載のライトバルブの位置決め方法により位置決め
され、画像を形成する赤色、緑色および青色に対応した
3つのライトバルブと、前記各画像を合成する色合成光
学系とを有することを特徴とする表示ユニット。
【0041】(19) 上記(1)ないし(17)のいずれ
かに記載のライトバルブの位置決め方法により位置決め
され、画像を形成する赤色、緑色および青色に対応した
3つのライトバルブと、光源と、該光源からの光を赤
色、緑色および青色の光に分離し、前記各光を対応する
前記ライトバルブに導く色分離光学系と、前記各画像を
合成する色合成光学系と、前記合成された画像を投影す
る投射光学系とを有することを特徴とする投射型表示装
置。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明のライトバルブの位
置決め方法、表示ユニットおよび投射型表示装置を添付
図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0043】図1は、本発明のライトバルブの位置決め
方法に用いる位置決め装置の構成例を模式的に示す側面
図、図2は、図1に示す位置決め装置の回路構成を示す
ブロック図である。
【0044】これらの図に示す位置決め装置1は、投射
型表示装置(例えば、液晶プロジェクター)のライトバ
ルブ(光シャッターアレイ)の位置決め、すなわち、赤
色、緑色および青色に対応した3つのライトバルブのフ
ォーカス調整(コントラスト調整)および位置調整(ア
ライメント調整)をそれぞれ自動的に行う装置である。
【0045】まず、投射型表示装置を説明する。
【0046】図3は、投射型表示装置の光学ヘッド部
(各液晶ライトバルブおよび光学系の一部)を示す断面
図、図4は、ダイクロイックプリズムと、緑色に対応し
た液晶ライトバルブと、支持部材とを示す分解斜視図で
ある。
【0047】図1および図3に示すように、投射型表示
装置は、図示しない光源と、図示しない複数のダイクロ
イックミラーを備えた色分離光学系(導光光学系)と、
赤色に対応した(赤色用の)液晶ライトバルブ(液晶光
シャッターアレイ)24と、緑色に対応した(緑色用
の)液晶ライトバルブ(液晶光シャッターアレイ)25
と、青色に対応した(青色用の)液晶ライトバルブ(液
晶光シャッターアレイ)26と、赤色光のみを反射する
ダイクロイックミラー面211および青色光のみを反射
するダイクロイックミラー面212が形成されたダイク
ロイックプリズム(色合成光学系)21と、投射レンズ
(投射光学系)22と、L字状の支持体23とを有して
いる。
【0048】ダイクロイックプリズム21および投射レ
ンズ22は、それぞれ、支持体23に固定的に設置され
ている。
【0049】また、3つの液晶ライトバルブ24、25
および26は、それぞれ、支持部材27を介して、ダイ
クロイックプリズム21の図3中上側の面213、図3
中右側の面214および図3中下側の面215に設置さ
れている。
【0050】前記各支持部材27の構造は、同様である
ので、代表的に、緑色用の液晶ライトバルブ25を支持
(固定)している支持部材27を説明する。
【0051】図4に示すように、支持部材27は、ダイ
クロイックプリズム21側に位置する固定板28と、液
晶ライトバルブ25側に位置する固定板29と、これら
の固定板28、29を固定する4つのネジ31とで構成
されている。
【0052】固定板28の中央部には、光通過用の矩形
の開口281が形成されている。そして、固定板28の
4隅には、前記ネジ31と螺合するネジ孔282が形成
されている。
【0053】また、固定板29の中央部には、光通過用
の矩形の開口291が形成されている。そして、固定板
29の4隅の前記ネジ孔282に対応する位置には、前
記ネジ31の頭部より小径で、そのネジ31が挿入され
る貫通孔292が形成されている。さらに、固定板29
の開口291の各角部の近傍には、ダイクロイックプリ
ズム21の反対側に突出する突起293が立設されてい
る。
【0054】固定板28と固定板29とは、4つのネジ
31で固定された状態で、接着剤33により、プリズム
21の面214に接着されている。
【0055】液晶ライトバルブ25の枠部材251の4
隅の前記突起293に対応する位置には、前記突起29
3が挿入される貫通孔252が形成されている。この貫
通孔252の内径は、後述する位置決めの際、液晶ライ
トバルブ25を変位し得るように設定されている。
【0056】そして、枠部材251の図4中左側および
右側の端面には、それぞれ、後述する楔32を差し込む
ための切り欠き部253が設けられている。
【0057】この液晶ライトバルブ25は、固定板29
の各突起293が対応する貫通孔252に挿入された状
態で、後述する位置決め装置1により位置決めされる。
【0058】位置決めが終了すると、予め枠部材251
の各貫通孔252に注入されている接着剤を硬化させる
ことにより、液晶ライトバルブ25が仮固定される。こ
の仮固定用の接着剤としては、例えば、紫外線硬化型接
着剤等を用いることができる。
【0059】この仮固定の後、支持部材27の固定板2
9と液晶ライトバルブ25の枠部材251との間に、切
り欠き部253から2つの楔32が差し込まれる。そし
て、これらの楔32を介し、支持部材27と液晶ライト
バルブ25とが接着剤で固定(本固定)される。この固
定用の接着剤としては、例えば、紫外線硬化型接着剤等
を用いることができる。
【0060】赤色用の液晶ライトバルブ24および青色
用の液晶ライトバルブ26についても前述した緑色用の
液晶ライトバルブ25と同様に、それぞれ、後述する位
置決め装置1により位置決めされ、仮固定された後、固
定される。
【0061】なお、各液晶ライトバルブ24、25およ
び26の位置決めは、それぞれ、3つの支持部材27が
設置されたダイクロイックプリズム21、投射レンズ2
2および支持体23で構成される図1に示す光学ブロッ
ク20を所定の姿勢で所定の位置に設置(セット)して
行う。
【0062】この光学ブロック20と、ダイクロイック
プリズム21に対して固定的に設置された液晶ライトバ
ルブ24、25および26とで、投射型表示装置の表示
ユニットが構成される。
【0063】次に、前記投射型表示装置の作用を説明す
る。
【0064】光源から出射された白色光(白色光束)
は、色分離光学系により、赤色、緑色および青色の三原
色に色分離され、図3に示すように、赤色光、緑色光お
よび青色光は、それぞれ、赤色用の液晶ライトバルブ2
4、緑色用の液晶ライトバルブ25および青色用の液晶
ライトバルブ26に導かれる。
【0065】赤色光は、液晶ライトバルブ24に入射
し、液晶ライトバルブ24で変調され、これにより赤色
用の画像が形成される。この際、液晶ライトバルブ24
の各画素は、赤色用の画像信号に基づいて作動する図示
しない駆動回路(駆動手段)により、スイッチング制御
(オン/オフ)される。
【0066】同様に、緑色光および青色光は、それぞ
れ、液晶ライトバルブ25および26に入射し、液晶ラ
イトバルブ25および26で変調され、これにより緑色
用の画像および青色用の画像が形成される。この際、液
晶ライトバルブ25の各画素は、緑色用の画像信号に基
づいて作動する図示しない駆動回路により、スイッチン
グ制御され、液晶ライトバルブ26の各画素は、青色用
の画像信号に基づいて作動する図示しない駆動回路によ
り、スイッチング制御される。
【0067】図3に示すように、前記液晶ライトバルブ
24により形成された赤色用の画像、すなわち液晶ライ
トバルブ24からの赤色光は、面213からダイクロイ
ックプリズム21に入射し、ダイクロイックミラー面2
11で図3中左側に反射し、ダイクロイックミラー面2
12を透過して、出射面216から出射する。
【0068】また、前記液晶ライトバルブ25により形
成された緑色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ25
からの緑色光は、面214からダイクロイックプリズム
21に入射し、ダイクロイックミラー面211および2
12をそれぞれ透過して、出射面216から出射する。
【0069】また、前記液晶ライトバルブ26により形
成された青色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ26
からの青色光は、面215からダイクロイックプリズム
21に入射し、ダイクロイックミラー面212で図3中
左側に反射し、ダイクロイックミラー面211を透過し
て、出射面216から出射する。
【0070】このように、前記液晶ライトバルブ24、
25および26からの各色の光、すなわち液晶ライトバ
ルブ24、25および26により形成された各画像は、
ダイクロイックプリズム21により合成され、これによ
りカラーの画像が形成される。この画像は、投射レンズ
22により、所定の位置に設置されている図示しないス
クリーン上に投影(拡大投射)される。
【0071】次に、本発明のライトバルブの位置決め方
法に用いる位置決め装置1を説明する。なお、位置決め
装置1の構造の説明においては、代表的に、緑色用の液
晶ライトバルブ25を用いて説明する。
【0072】図1および図2に示すように、位置決め装
置1は、液晶ライトバルブ24、25、26を挟持する
チャック11と、チャック11を支持する支持部材12
と、フォーカス調整用の3軸テーブル(変位手段)8
と、位置調整用(アライメント調整用)の3軸テーブル
(変位手段)9と、電子画像(画像データ)を形成し得
るフォーカス調整用の4台のカメラ(ビデオカメラ)5
1、52、53および54と、電子画像(画像データ)
を形成し得る位置調整用の4台のカメラ(ビデオカメ
ラ)61、62、63および64と、4台の照明装置7
1、72、73および74とを有している。
【0073】図1に示すように、3軸テーブル8に3軸
テーブル9が支持され、この3軸テーブル9に支持部材
12が支持され、この支持部材12の先端部にチャック
11が設置されている。
【0074】図5は、位置決め装置1のチャック11で
挟持された液晶ライトバルブ25を模式的に示す図であ
る。
【0075】同図に示すように、互いに直交するX軸、
Y軸およびZ軸(X−Y−Z座標)を想定する。
【0076】フォーカス調整用の3軸テーブル8は、Z
軸方向に移動し、H方向(Y軸の回り)に両方向に回転
し、かつ、V方向(X軸の回り)に両方向に回転し得る
ように構成されている。
【0077】3軸テーブル8がZ軸方向に移動すると、
液晶ライトバルブ25は3軸テーブル8とともにZ軸方
向に移動する。また、3軸テーブル8がH方向に回転す
ると、液晶ライトバルブ25は3軸テーブル8とともに
H方向に回転する。また、3軸テーブル8がV方向に回
転すると、液晶ライトバルブ25は3軸テーブル8とと
もにV方向に回転する。
【0078】この3軸テーブル8の変位、すなわち、Z
軸方向の移動と、H方向およびV方向の回転は、それぞ
れ、後述する3軸テーブル駆動機構81を介し、制御手
段3により制御される。
【0079】また、位置調整用の3軸テーブル9は、X
軸方向およびY軸方向に移動し、かつ、W方向(Z軸の
回り)に両方向に回転し得るように構成されている。
【0080】3軸テーブル9がX軸方向に移動すると、
液晶ライトバルブ25は3軸テーブル9とともにX軸方
向に移動する。また、3軸テーブル9がY軸方向に移動
すると、液晶ライトバルブ25は3軸テーブル9ととも
にY軸方向に移動する。また、3軸テーブル9がW方向
に回転すると、液晶ライトバルブ25は3軸テーブル8
とともにW方向に回転する。
【0081】この3軸テーブル9の変位、すなわち、X
軸方向およびY軸方向の移動と、W方向の回転は、それ
ぞれ、後述する3軸テーブル駆動機構91を介し、制御
手段3により制御される。
【0082】また、図1に示すように、4台の照明装置
71、72、73および74は、それぞれ、チャック1
1で挟持された液晶ライトバルブ25の背面側(図1中
右側)に位置するように設置されている。各照明装置7
1〜74の照明範囲は、それぞれ、少なくともカメラ5
1〜54およびカメラ61〜64の後述する撮像領域を
カバーし得るように設定されている。
【0083】また、位置決め装置1に設置された光学ブ
ロック20から所定距離離間した位置には、スクリーン
2が設置されている。
【0084】そして、カメラ51〜54およびカメラ6
1〜64は、それぞれ、スクリーン2の表面側(図1中
右側)に設置されている。
【0085】図6は、液晶ライトバルブ25によるスク
リーン2上の投影領域と、カメラ51〜54および61
〜64の撮像領域とを模式的に示す図である。
【0086】同図に示すように、カメラ51、52、5
3および54は、それぞれ、液晶ライトバルブ25によ
るスクリーン2上の投影領域(投影された画像の範囲)
110の4隅であって、かつ、投影領域110の内側を
撮像し得るように、すなわち、カメラ51の撮像領域
(撮像された画像の範囲)511、カメラ52の撮像領
域521、カメラ53の撮像領域531およびカメラ5
4の撮像領域541が、それぞれ、図6に示すようにな
るように配置されている。
【0087】本実施例では、フォーカス調整において、
図6中左上を撮像するカメラ51を「カメラNo.
1」、図6中右上を撮像するカメラ52を「カメラN
o.2」、図6中左下を撮像するカメラ53を「カメラ
No.3」、図6中右下を撮像するカメラ54を「カメ
ラNo.4」とする。
【0088】また、カメラ61、62、63および64
は、それぞれ、液晶ライトバルブ25によるスクリーン
2上の投影領域110の4隅であって、かつ、投影領域
110の角部111を撮像し得るように、すなわち、カ
メラ61の撮像領域611、カメラ62の撮像領域62
1、カメラ63の撮像領域631およびカメラ64の撮
像領域641が、それぞれ、図6に示すようになるよう
に配置されている。
【0089】本実施例では、位置調整(アライメント調
整)において、図6中左上を撮像するカメラ61を「カ
メラNo.1」、図6中右上を撮像するカメラ62を
「カメラNo.2」、図6中左下を撮像するカメラ63
を「カメラNo.3」、図6中右下を撮像するカメラ6
4を「カメラNo.4」とする。
【0090】また、図2に示すように、位置決め装置1
は、制御手段3、メモリー4、3軸テーブル駆動機構8
1および91を有している。
【0091】制御手段3は、通常、マイクロコンピュー
タ(CPU)で構成され、メモリー4と、カメラ51、
52、53、54、61、62、63および64と、照
明装置71、72、73および74と、3軸テーブル駆
動機構81および91等、位置決め装置1全体の制御を
行う。なお、この制御手段3は、必要に応じて、液晶ラ
イトバルブ24、25および26の駆動回路の制御も行
う。
【0092】次に、本発明のライトバルブの位置決め方
法(位置決め装置1の作用)を説明する。
【0093】光学ブロック20を位置決め装置1の所定
の位置に設置し、位置決め装置1を作動させると、位置
決め装置1により、自動的に、各液晶ライトバルブ2
4、25および26の位置決めが行われ、それらが光学
ブロック20に仮固定される。
【0094】本実施例では、各液晶ライトバルブ24、
25および26の位置決めを行う場合、初めに、緑色用
の液晶ライトバルブ25の位置決めを行い、この後、赤
色用の液晶ライトバルブ24および青色用の液晶ライト
バルブ26の位置決めをそれぞれ行う。
【0095】すなわち、初めに、液晶ライトバルブ25
を予め設定された位置に位置決めし、この後、液晶ライ
トバルブ25の位置を検出し、この検出された位置に相
当する位置に液晶ライトバルブ24および26をそれぞ
れ位置決めする。
【0096】また、各液晶ライトバルブ24、25およ
び26の位置決めの際は、それぞれ初めに、フォーカス
調整(コントラスト調整)を行い、次いで、位置調整
(アライメント調整)を行う。
【0097】フォーカス調整では、まず、粗調整(第1
のフォーカス調整)により、粗く調整し、次いで、微調
整(第2のフォーカス調整)により密に調整する。以
下、代表的に緑色用の液晶ライトバルブ25のフォーカ
ス調整を説明する。
【0098】図7は、フォーカス調整における位置決め
装置1の制御手段3の制御動作を示すフローチャートで
ある。以下、このフローチャートに基づいて説明する。
【0099】フォーカス調整では、まず、4台の照明装
置71〜74を点灯させる(ステップS101)。な
お、液晶ライトバルブ25は、駆動させない。
【0100】このステップS101により、図1に示す
ように、照明装置71〜74から出射し、液晶ライトバ
ルブ25の各画素を透過した光がスクリーン2上に投影
される。
【0101】次いで、3軸テーブル8により、液晶ライ
トバルブ25をZ軸に沿ってZ軸方向基準位置(粗調整
における画像データ取得開始位置)へ移動させる(ステ
ップS102)。
【0102】前記Z軸方向基準位置は、フォーカスが合
うと予想される位置から、ダイクロイックプリズム21
に接近する方向に所定量(所定距離)離間した位置、ま
たは、ダイクロイックプリズム21から離間する方向に
所定量離間した位置に予め設定されている。
【0103】次いで、カメラNo.1(カメラ51)で
撮像し、撮像領域511の輝度に関する画像データ(以
下、単に「画像データ」と言う)を求め、これをメモリ
ー4に記憶する(ステップS103)。
【0104】次いで、カメラNo.2(カメラ52)で
撮像し、撮像領域521の画像データをメモリー4に記
憶する(ステップS104)。
【0105】次いで、カメラNo.3(カメラ53)で
撮像し、撮像領域531の画像データをメモリー4に記
憶する(ステップS105)。
【0106】次いで、カメラNo.4(カメラ54)で
撮像し、撮像領域541の画像データをメモリー4に記
憶する(ステップS106)。
【0107】次いで、図8に示すように、3軸テーブル
8により、液晶ライトバルブ25をZ軸方向に一定量
(一定距離)(例えば、50μm )移動させる(ステッ
プS107)。
【0108】前記Z軸方向基準位置がフォーカスが合う
と予想される位置よりダイクロイックプリズム21に近
い側の所定位置に設定されている場合には、ステップS
107では、液晶ライトバルブ25をダイクロイックプ
リズム21から離間する方向(図8中右側)に移動させ
る。
【0109】また、前記Z軸方向基準位置がフォーカス
が合うと予想される位置よりダイクロイックプリズム2
1に遠い側の所定位置に設定されている場合には、ステ
ップS107では、液晶ライトバルブ25をダイクロイ
ックプリズム21に接近する方向(図8中左側)に移動
させる。
【0110】また、ステップS107は、粗調整におけ
る画像データ取得のための液晶ライトバルブ25の移動
制御であるので、その移動量(移動距離)は、後述する
ステップ117の微調整における画像データ取得のため
の液晶ライトバルブ25の移動制御での液晶ライトバル
ブ25の移動量より大きく設定されている。
【0111】前記ステップS107での液晶ライトバル
ブ25の移動量をL1、後述するステップS117での
液晶ライトバルブ25の移動量をL2としたとき、これ
らの比L1/L2は、2〜10程度が好ましく、3〜7
程度がより好ましい。
【0112】また、ステップS107での液晶ライトバ
ルブ25の移動量L1は、20〜240μm 程度が好ま
しく、30〜100μm 程度がより好ましい。
【0113】また、後述するステップS117での液晶
ライトバルブ25の移動量L2は、3〜30μm 程度が
好ましく、5〜20μm 程度がより好ましい。
【0114】次いで、液晶ライトバルブ25のZ軸方向
基準位置からの移動量(Z軸方向基準位置と液晶ライト
バルブ25の現在の位置との間の距離)が、粗調整にお
けるZ軸方向設定移動量に達したか否かを判断する(ス
テップS108)。
【0115】前記Z軸方向設定移動量は、前記Z軸方向
基準位置とフォーカスが合うと予想される位置との間の
距離より大きく設定されている。
【0116】前記ステップS108において、液晶ライ
トバルブ25のZ軸方向基準位置からの移動量がZ軸方
向設定移動量に達していないと判断した場合には、ステ
ップS103に戻り、再度、ステップS103〜ステッ
プS108を実行する。
【0117】また、前記ステップS108において、液
晶ライトバルブ25のZ軸方向基準位置からの移動量が
Z軸方向設定移動量に達したと判断した場合には、粗調
整におけるフォーカス計算を行う(ステップS10
9)。
【0118】図9は、スクリーン2上に投影された画像
と、その画像を撮像したときの輝度のヒストグラムとを
示す図である。
【0119】同図に示すように、フォーカスが合った状
態(合焦状態)では、スクリーン2上に投影された画像
は、コントラストが高い(画像が鮮明である)。この画
像を撮像したときの輝度と、その輝度の画素数(カメラ
上の画素数)との関係を表わすグラフ(輝度のヒストグ
ラム)は、図9に示す通りであり、輝度のバラツキ、す
なわち、輝度の分散(σ2)が大きい。
【0120】そして、フォーカスがずれるほど、コント
ラストが低下し(画像が不鮮明になり)、輝度のバラツ
キ、すなわち、輝度の分散(σ2)が小さくなる。
【0121】前記ステップS109では、カメラNo.
1で撮像したすべての画像(電子画像)について、画像
毎に、メモリー4から画像データを読み出して、輝度を
集計し、輝度の分散を求め、その分散が最も大きい画
像、すなわち、図9中最も上側の状態(合焦状態)また
はそれに最も近い状態の画像を撮像したときの液晶ライ
トバルブ25のZ軸方向の位置を求める。得られた前記
位置に液晶ライトバルブ25が位置しているときにカメ
ラNo.1で撮像した画像を粗調整における目標画像N
o.1とする。
【0122】同様に、カメラNo.2、カメラNo.3
およびカメラNo.4で撮像した画像について、それぞ
れ、輝度の分散が最も大きい画像、すなわち、図9中最
も上側の状態またはそれに最も近い状態の画像を撮像し
たときの液晶ライトバルブ25のZ軸方向の位置を求め
る。得られた前記位置に液晶ライトバルブ25が位置し
ているときにカメラNo.2、カメラNo.3およびカ
メラNo.4で撮像した画像をそれぞれ粗調整における
目標画像No.2、目標画像No.3および目標画像N
o.4とする。
【0123】そして、得られた前記4つの位置から、粗
調整における液晶ライトバルブ25の目標の状態(姿勢
およびZ軸方向の位置)からの液晶ライトバルブのH方
向(Y軸回り)の角度、V方向(X軸の回り)の角度お
よびZ軸方向の位置のずれ量をそれぞれ求める。
【0124】前記目標の状態とは、得られた前記4つの
位置に液晶ライトバルブ25が位置しているときの対応
する画像、すなわち、前記目標画像No.1、目標画像
No.2、目標画像No.3および目標画像No.4
が、同時に得られる状態のことである。
【0125】次いで、得られた前記Z軸方向の位置、H
方向の角度およびV方向の角度のずれ量がそれぞれ0に
なるように、3軸テーブル8を変位させる(ステップS
110)。
【0126】すなわち、このステップS110では、3
軸テーブル8により、前記目標の状態が得られるよう
に、液晶ライトバルブ25をZ軸方向に移動させ、ま
た、H方向、V方向に回転させる。これにより粗く4隅
のフォーカスが合う。
【0127】なお、前記ステップS110では、必要に
応じて、液晶ライトバルブ25をX軸方向、Y軸方向に
所定量移動させる。
【0128】このステップS110で粗調整が終了す
る。
【0129】次いで、微調整における画像データ取得の
ための液晶ライトバルブ25のZ軸方向移動範囲を設定
する(ステップS111)。
【0130】このステップS111では、粗調整終了時
の液晶ライトバルブ25の位置(現在の位置)から、ダ
イクロイックプリズム21に接近する方向に所定量離間
した位置と、前記粗調整終了時の位置から、ダイクロイ
ックプリズム21から離間する方向に所定量離間した位
置とのうちの一方を後述するステップS112のZ軸方
向設定位置(微調整における画像データ取得開始位置)
として設定する。
【0131】そして、前記ダイクロイックプリズム21
に接近する方向に所定量離間した位置と、前記ダイクロ
イックプリズム21から離間する方向に所定量離間した
位置との間の距離を後述するステップS118の微調整
におけるZ軸方向設定移動量として設定する。
【0132】すなわち、微調整における画像データ取得
のための液晶ライトバルブ25のZ軸方向移動範囲は、
前記ダイクロイックプリズム21に接近する方向に所定
量離間した位置と、前記ダイクロイックプリズム21か
ら離間する方向に所定量離間した位置とのうちの一方か
ら他方までの範囲に設定される。
【0133】次いで、3軸テーブル8により、液晶ライ
トバルブ25をZ軸に沿って前記Z軸方向設定位置(微
調整における画像データ取得開始位置)へ移動させる
(ステップS112)。
【0134】次いで、カメラNo.1で撮像し、撮像領
域511の画像データをメモリー4に記憶する(ステッ
プS113)。
【0135】次いで、カメラNo.2で撮像し、撮像領
域521の画像データをメモリー4に記憶する(ステッ
プS114)。
【0136】次いで、カメラNo.3で撮像し、撮像領
域531の画像データをメモリー4に記憶する(ステッ
プS115)。
【0137】次いで、カメラNo.4で撮像し、撮像領
域541の画像データをメモリー4に記憶する(ステッ
プS116)。
【0138】次いで、図8に示すように、3軸テーブル
8により、液晶ライトバルブ25をZ軸方向に一定量
(例えば、10μm )移動させる(ステップS11
7)。
【0139】前記Z軸方向設定位置が粗調整終了時の液
晶ライトバルブ25の位置よりダイクロイックプリズム
21に近い側の所定位置に設定されている場合には、ス
テップS117では、液晶ライトバルブ25をダイクロ
イックプリズム21から離間する方向(図8中右側)に
移動させる。
【0140】また、前記Z軸方向設定位置が粗調整終了
時の液晶ライトバルブ25の位置よりダイクロイックプ
リズム21に遠い側の所定位置に設定されている場合に
は、ステップS117では、液晶ライトバルブ25をダ
イクロイックプリズム21に接近する方向(図8中左
側)に移動させる。
【0141】次いで、液晶ライトバルブ25のZ軸方向
設定位置からの移動量(Z軸方向設定位置と液晶ライト
バルブ25の現在の位置との間の距離)が、微調整にお
ける前記Z軸方向設定移動量に達したか否かを判断する
(ステップS118)。
【0142】前記ステップS118において、液晶ライ
トバルブ25のZ軸方向設定位置からの移動量がZ軸方
向設定移動量に達していないと判断した場合には、ステ
ップS113に戻り、再度、ステップS113〜ステッ
プS118を実行する。
【0143】また、前記ステップS118において、液
晶ライトバルブ25のZ軸方向設定位置からの移動量が
Z軸方向設定移動量に達したと判断した場合には、微調
整におけるフォーカス計算を行う(ステップS11
9)。
【0144】このステップS119では、カメラNo.
1で撮像したすべての画像について、画像毎に、メモリ
ー4から画像データを読み出して、輝度を集計し、輝度
の分散を求め、その分散が最も大きい画像、すなわち、
図9中最も上側の状態またはそれに最も近い状態の画像
を撮像したときの液晶ライトバルブ25のZ軸方向の位
置を求める。得られた前記位置に液晶ライトバルブ25
が位置しているときにカメラNo.1で撮像した画像を
微調整における目標画像No.1とする。
【0145】同様に、カメラNo.2、カメラNo.3
およびカメラNo.4で撮像した画像について、それぞ
れ、輝度の分散が最も大きい画像、すなわち、図9中最
も上側の状態またはそれに最も近い状態の画像を撮像し
たときの液晶ライトバルブ25のZ軸方向の位置を求め
る。得られた前記位置に液晶ライトバルブ25が位置し
ているときにカメラNo.2、カメラNo.3およびカ
メラNo.4で撮像した画像をそれぞれ微調整における
目標画像No.2、目標画像No.3および目標画像N
o.4とする。
【0146】そして、得られた前記4つの位置から、微
調整における液晶ライトバルブ25の目標の状態(姿勢
およびZ軸方向の位置)からの液晶ライトバルブ25の
H方向の角度、V方向の角度およびZ軸方向の位置のず
れ量をそれぞれ求める。
【0147】前記目標の状態とは、得られた前記4つの
位置に液晶ライトバルブ25が位置しているときの対応
する画像、すなわち、前記目標画像No.1、目標画像
No.2、目標画像No.3および目標画像No.4
が、同時に得られる状態のことである。
【0148】前述したように、このステップS117の
微調整における移動量L2は、前記ステップS107の
微調整における移動量L1より小さく設定されているの
で、微調整では、細かい間隔で撮像され、これにより、
前記目標画像No.1〜No.4は、それぞれ、前記粗
調整における目標画像No.1〜No.4に比べ、図9
中最も上側の状態またはそれにより近い状態の画像とな
る。
【0149】次いで、得られた前記Z軸方向の位置、H
方向の角度およびV方向の角度のずれ量がそれぞれ0に
なるように、3軸テーブル8を変位させる(ステップS
120)。
【0150】すなわち、このステップS120では、3
軸テーブル8により、前記目標の状態が得られるよう
に、液晶ライトバルブ25をZ軸方向に移動させ、ま
た、H方向、V方向に回転させる。これにより4隅のフ
ォーカスが合う。
【0151】なお、前記ステップS120では、必要に
応じて、液晶ライトバルブ25をX軸方向、Y軸方向に
所定量移動させる。
【0152】このステップS120で微調整が終了、す
なわち、フォーカス調整が終了する。
【0153】フォーカス調整終了後、フォーカス調整用
のカメラ51〜54から位置調整用のカメラ61〜64
へ切り替え(ステップS201)、この後、位置調整
(アライメント調整)へ移行する。以下、代表的に緑色
用の液晶ライトバルブ25の位置調整(アライメント調
整)を説明する。
【0154】図10は、位置調整(アライメント調整)
における位置決め装置1の制御手段3の制御動作を示す
フローチャートである。以下、このフローチャートに基
づいて説明する。
【0155】位置調整(アライメント調整)では、ま
ず、粗調整(第1の位置調整)を行い(ステップS30
1)、次いで、微調整(第2の位置調整)を行う(ステ
ップS302)。
【0156】次に、前記ステップS301の粗調整を説
明する。
【0157】メモリー4には、予め、投影領域110の
各角部111に対応した図11に示す4つのパターン
A、B、CおよびDの画像データ(輝度データ)が記憶
(記録)されている。
【0158】各パターンA、B、CおよびDには、それ
ぞれ、位置121、122、123および124が予め
設定されている。なお、本実施例では、位置121、1
22、123および124は、それぞれ、投影領域11
0の対応するエッジ112に相当する位置に設定されて
いる。
【0159】粗調整では、まず、カメラNo.3(カメ
ラ63)で撮像し、撮像領域631の画像データをメモ
リー4に記憶する。
【0160】そして、パターンマッチング法により、前
記カメラNo.3で撮像された画像のうちの特定位置を
検出する。すなわち、メモリー4から前記カメラNo.
3で撮像された画像の画像データと、パターンCの画像
データとを読み出し、前記画像に対してパターンCでパ
ターンマッチング(パターンマッチング処理)を行う。
【0161】このパターンマッチングでは、前記カメラ
No.3で撮像された画像(被検索画像)の画像データ
(被検索データ)中に、パターンC(検索パターン)の
画像データ(検索データ)が存在するか否かを検索する
(パターンCとの一致を検索する)。
【0162】そして、検索パターンが存在しない場合に
は、検索パターンは被検索画像中に存在しないと判別さ
れる。
【0163】一方、検索パターンが存在する場合には、
検索パターンは被検索画像中に存在すると判別される。
また、この場合、検索パターンを被検索画像に対応させ
たときの位置123の座標(X座標、Y座標)を得る。
【0164】前記パターンマッチングにおいて、「検索
パターンが存在する」とは、検索データと完全に合致す
る画像データが、被検索データ中に存在するという意味
ではなく、検索データとの一致度(認識率)が一定値以
上の画像データが、被検索データ中に存在することをい
う。
【0165】本実施例では、例えば、一致度を80%以
上に設定するのが好ましく、90%以上に設定するのが
より好ましい。
【0166】これを具体的に説明すると、まず、前記カ
メラNo.3で撮像された画像のほぼ全域を探索領域
(探索範囲)として設定するとともに、前記カメラN
o.3で撮像された画像のうちの所定領域(パターンC
と同一形状、同一面積)を比較対象領域として設定し、
この比較対象領域内の画像の画像データとパターンCの
画像データとの一致度を計算する。
【0167】次いで、前記比較対象領域を1画素(カメ
ラNo.3上の画素で1画素)ずらし、この比較対象領
域内の画像の画像データとパターンCの画像データとの
一致度を計算する。
【0168】以下、前記探索領域のすべてについて、前
記と同様にして、前記比較対象領域を1画素づつずらし
つつ、この比較対象領域内の画像の画像データとパター
ンCの画像データとの一致度を計算していく。
【0169】そして、一致度が、前記一定値以上であ
り、かつ最大のときにおいて、パターンCをカメラN
o.3で撮像された画像に対応させたときの位置123
の座標(X座標、Y座標)を前記特定位置の座標(X座
標、Y座標)とする。
【0170】なお、カメラNo.1で撮像された画像に
対してパターンマッチングを行う場合には、検索パター
ンとしてパターンAを使用し、一致度が、前記一定値以
上であり、かつ最大のときにおいて、パターンAをカメ
ラNo.1で撮像された画像に対応させたときの位置1
21の座標を特定位置の座標とする。
【0171】また、カメラNo.2で撮像された画像に
対してパターンマッチングを行う場合には、検索パター
ンとしてパターンBを使用し、一致度が、前記一定値以
上であり、かつ最大のときにおいて、パターンBをカメ
ラNo.2で撮像された画像に対応させたときの位置1
22の座標を特定位置の座標とする。
【0172】また、カメラNo.4で撮像された画像に
対してパターンマッチングを行う場合には、検索パター
ンとしてパターンDを使用し、一致度が、前記一定値以
上であり、かつ最大のときにおいて、パターンDをカメ
ラNo.4で撮像された画像に対応させたときの位置1
24の座標を特定位置の座標とする。
【0173】前記パターンマッチングにより特定位置の
X座標およびY座標が検出されると、特定位置が目的位
置に位置するように、3軸テーブル9により、液晶ライ
トバルブ25を変位させる。すなわち、特定位置が目的
位置に位置するように、液晶ライトバルブ25をX軸方
向およびY軸方向に移動させる。
【0174】図12に示すように、本実施例では、カメ
ラNo.1(カメラ61)、カメラNo.2(カメラ6
2)、カメラNo.3(カメラ63)およびカメラN
o.4(カメラ64)における目的位置は、それぞれ、
撮像領域611、621、631および641の中心1
25に予め設定されている。
【0175】従って、前記調整により、液晶ライトバル
ブ25の投影領域110の図12中左下のエッジ112
は、図12(a)に示す撮像領域631の中心125か
らずれた位置から、図12(b)に示す撮像領域631
の中心125に移動する。
【0176】次いで、カメラNo.3およびカメラN
o.4でそれぞれ撮像し、撮像領域631および641
の各画像データをメモリー4に記憶する。
【0177】そして、前述したように、メモリー4から
カメラNo.3で撮像された画像の画像データと、パタ
ーンCの画像データとを読み出し、前記画像に対してパ
ターンCでパターンマッチングを行い、特定位置のX座
標およびY座標を求める。
【0178】同様に、メモリー4からカメラNo.4で
撮像された画像の画像データと、パターンDの画像デー
タとを読み出し、前記画像に対してパターンDでパター
ンマッチングを行い、特定位置のX座標およびY座標を
求める。
【0179】そして、得られた前記両特定位置のX座標
およびY座標と、両目的位置のX座標およびY座標とか
ら、図12(c)に示す前記両目的位置を通る直線12
6と、前記両特定位置を通る直線127とのなす角の角
度θ1(ずれ量)を求める。
【0180】そして、図12(d)に示すように、前記
角度θ1が0に近づくように、3軸テーブル9により、
液晶ライトバルブ25を変位させる。すなわち、前記角
度θ1が0に近づくように、液晶ライトバルブ25をW
方向(Z軸の回り)に回転させる。
【0181】従って、前記調整により、液晶ライトバル
ブ25の投影領域110の各エッジ112、すなわち特
定位置は、それぞれ、対応する撮像領域の中心125、
すなわち目的位置に近づく。
【0182】以上で、粗調整が終了する。
【0183】次に、前記ステップS302の微調整を説
明する。
【0184】微調整では、まず、カメラNo.1、カメ
ラNo.2、カメラNo.3およびカメラNo.4でそ
れぞれ撮像し、撮像領域611、621、631および
641の各画像データをメモリー4に記憶する。
【0185】次いで、メモリー4からカメラNo.1、
カメラNo.2、カメラNo.3およびカメラNo.4
で撮像された画像の各画像データをそれぞれ読み出し、
エッジ処理(エッジ処理法)により、図12(e)に示
す各特定位置128を検出する(特定位置128のX座
標およびY座標を求める)。なお、このエッジ処理につ
いては後に詳述する。
【0186】そして、図12(f)に示すように、各特
定位置128がそれぞれ対応する目的位置にさらに近づ
くように(一致する場合も含む)、3軸テーブル9によ
り、液晶ライトバルブ25を変位させる。すなわち、各
特定位置128がそれぞれ対応する目的位置にさらに近
づくように(一致する場合も含む)、液晶ライトバルブ
25をW方向に回転させ、X軸方向およびY軸方向に移
動させる。
【0187】この微調整でのカメラNo.1、カメラN
o.2、カメラNo.3およびカメラNo.4における
目的位置は、それぞれ、前述した粗調整でのカメラN
o.1、カメラNo.2、カメラNo.3およびカメラ
No.4における目的位置から投影領域110の中心側
に少しずれた位置、すなわち、撮像領域611、62
1、631および641の中心125から投影領域11
0の中心側に少しずれた位置に予め設定されている。
【0188】次に、エッジ処理について説明する。な
お、代表的に、カメラNo.4で撮像した画像の特定位
置のY座標を求める場合を説明する。
【0189】図13は、エッジ処理における位置決め装
置1の制御手段3の制御動作を示すフローチャートであ
る。以下、このフローチャートに基づいて説明する。
【0190】エッジ処理では、まず、カメラNo.4
(本実施例では、画素:400行×600列)で撮像
し、画像領域641の画像データをメモリー4に記憶す
る(ステップS401)。
【0191】前記カメラNo.4で撮像された画像、す
なわち、メモリー4に記憶された画像は、例えば、図1
4に示す通りである。
【0192】図14に示すように、X−Y座標を想定す
る。このX−Y座標は、電子画像の面に対応している。
すなわち、カメラNo.4の各画素の列(第1列〜第6
00列)および行(第1行〜第400行)は、それぞ
れ、その画素のX軸方向の座標(X座標)およびY軸方
向の座標(Y座標)に対応する。本実施例では、カメラ
No.4の第j行(j行目)、第i列(i列目)の画素
の座標は、(i,j)である。
【0193】次いで、各画素における輝度をY軸方向に
積算し、Y軸方向の輝度の積算値Iy[i]=Σ f(i,j )
を求める(ステップS402)。
【0194】前記積算値Iy[i]のグラフを図14に示
す。なお、グラフの縦軸に、積算値Iy[i]、横軸に、画
素のX座標iをとる。
【0195】次いで、前記積算値Iy[i]の最大値Iymax
と、最小値Iyminとをそれぞれ求める(ステップS40
3)。
【0196】次いで、しきい値Ty を設定する(ステッ
プS404)。
【0197】このステップS404では、前記ステップ
S403で求めた最大値Iymaxおよび最小値Iyminを下
記式に代入することにより、しきい値Ty を求める。
【0198】 Ty =(Iymax+Iymin)*α(但し、0<α<1) 次いで、図14に示すように、しきい値Ty と積算値I
y[i]とのクロス点のX座標Xc を求める(ステップS4
05)。
【0199】次いで、図15に示すように、座標(0,
0)、座標(Xc ,0)、座標(Xc ,400)および
座標(0,400)の4点で囲まれる四角形の領域を設
定する(ステップS406)。
【0200】次いで、前記設定された領域内において、
各画素における輝度をX軸方向に積算し、X軸方向の輝
度の積算値Iax[j] =Σ f(i,j )を求める(ステップ
S407)。
【0201】前記積算値Iax[j] (第1の波形)のグラ
フを図15に示す。なお、グラフの横軸に、積算値Iax
[j] 、縦軸に、画素のY座標jをとる。この積算値Iax
[j]をX軸方向の輝度の積算値のY軸方向における変化
を示す第1の波形とする。
【0202】次いで、前記積算値Iax[j] の最大値Iax
max と、最小値Iaxmin とをそれぞれ求める(ステップ
S408)。
【0203】次いで、しきい値Taxを設定する(ステッ
プS409)。
【0204】このステップS409では、前記ステップ
S408で求めた最大値Iaxmax および最小値Iaxmin
を下記式に代入することにより、しきい値Taxを求め
る。
【0205】Tax=(Iaxmax +Iaxmin )*α(但
し、0<α<1) 次いで、図15に示すように、しきい値Taxと積算値I
ax[j] とのクロス点のY座標Yacを求める(ステップS
410)。
【0206】次いで、図15に示すように、積算値Iax
[j] のグラフの各ピーク(正ピーク)におけるY座標P
py[P] と、各ボトム(負ピーク)におけるY座標Pmy
[q] とをそれぞれ求める(ステップS411)。
【0207】なお、図15の場合には、正ピークの数が
4、負ピークの数が3であるので、前記4つの正ピーク
におけるY座標Ppy[1] 、Ppy[2] 、Ppy[3] およびP
py[4] と、前記3つの負ピークにおけるY座標Pmy[1]
、Pmy[2] およびPmy[3] とがそれぞれ検出される。
【0208】次いで、下記式から、隣接する正ピークの
縦軸方向の間隔の平均値Ppyavr を求める(ステップS
412)。
【0209】Ppyavr ={Σ(Ppy[p+1] −Ppy[p]
)}/(n−1) (但し、nは、正ピークの数である)次いで、図15に
示すように、Y座標がYac−1.2*Ppyavr 未満の範
囲で、Yac−1.2*Ppyavr −Pmy[q] が最小となる
負のピークにおけるY座標Pmpymaxを検出する(ステッ
プS413)。
【0210】なお、換言すれば、前記Pmpymaxは、Yac
−1.2*Ppyavr より小さく、かつ、Yac−1.2*
Ppyavr に最も近いPmy[q] である。
【0211】次いで、下記式から、積算値Iax[j] の差
分値Diax[j]を計算する(ステップS414)。
【0212】Diax[j]=Iax[j+1] −Iax[j−1] なお、換言すれば、j行目の差分値Diax[j]は、j+1
行目の積算値Iax[j+1] からj−1行目の積算値Iax
[j−1] を引いた値である。
【0213】前記差分値Diax[j]のグラフと、積算値I
ax[j] のグラフとを図16に示す。なお、差分値Diax
[j]のグラフでは、その横軸に、差分値Diax[j]、縦軸
に、画素のY座標jをとる。
【0214】次いで、図16に示すように、Pmpymax付
近(図16中丸で示す)で、Diax[j]を用いてゼロクロ
ス点(Diax[j]=0のときのY座標)を計算し(ゼロク
ロス処理を行い)、得られたゼロクロス点を特定位置の
Y座標とする(ステップS415)。
【0215】すなわち、このステップS415により、
カメラNo.4で撮像した画像の特定位置のY座標が求
まる。
【0216】以上で、エッジ処理を終了する。
【0217】なお、カメラNo.4で撮像された画像の
特定位置のX座標を求めるには、前述した特定位置のY
座標を求めるエッジ処理において、xをyに、yをxに
変えて同様に行えばよい。
【0218】この場合、設定された領域内において、各
画素における輝度をY軸方向に積算したY軸方向の輝度
の積算値と、画素のX座標との関係(Y軸方向の輝度の
積算値のX軸方向における変化)を示す図示しないグラ
フにおける波形が、第2の波形であり、前述した特定位
置のY座標を求めるエッジ処理と同様に、この第2の波
形に基づいて特定位置のX座標を求める。
【0219】図17は、第1の波形および第2の波形を
示す図である。
【0220】同図に示すように、本実施例では、図17
中下側(撮像された投影領域の端部側)から、第1の波
形のピークおよびボトムの4番目のY軸方向の位置が特
定位置128のY座標とされ、図17中右側(撮像され
た投影領域の端部側)から、第2の波形のピークおよび
ボトムの4番目のX軸方向の位置が特定位置128のX
座標とされる。
【0221】また、カメラNo.1、カメラNo.2お
よびカメラNo.3で撮像された各画像の特定位置のX
座標およびY座標を求めるには、それぞれ、前述したよ
うに行えばよい。
【0222】以上で、緑色用の液晶ライトバルブ25の
位置決めが終了し、前述したように、この液晶ライトバ
ルブ25は、光学ブロック20に仮固定され、この後、
本固定される。
【0223】次いで、前述したように、赤色用の液晶ラ
イトバルブ24および青色用の液晶ライトバルブ26の
位置決めが行われる。
【0224】この場合、液晶ライトバルブ24および2
6の位置決めに先立って、カメラ61〜64でそれぞれ
撮像し、各画像データをメモリー4に記憶する。
【0225】そして、メモリー4から前記各画像データ
をそれぞれ読み出し、前述したパターンマッチングによ
り、各特定位置のX座標およびY座標を求める。得られ
た各特定位置のX座標およびY座標を、それぞれ、位置
調整のうちの粗調整における各目的位置のX座標および
Y座標として設定する。
【0226】また、メモリー4から前記各画像データを
それぞれ読み出し、前述したエッジ処理により、各特定
位置のX座標およびY座標を求める。得られた各特定位
置のX座標およびY座標を、それぞれ、位置調整のうち
の微調整における各目的位置のX座標およびY座標とし
て設定する。
【0227】なお、赤色用の液晶ライトバルブ24およ
び青色用の液晶ライトバルブ26の位置決めも前述した
緑色用の液晶ライトバルブ25の位置決めと同様に行え
ばよい。
【0228】液晶ライトバルブ24の位置決めが終了す
ると、前述したように、この液晶ライトバルブ24は、
光学ブロック20に仮固定され、この後、本固定され
る。
【0229】同様に、液晶ライトバルブ26の位置決め
が終了すると、前述したように、この液晶ライトバルブ
26は、光学ブロック20に仮固定され、この後、本固
定される。
【0230】以上のようなエッジ処理のフローチャート
から判るように、本発明では、エッジ処理において、図
17に示す第1の波形のピークまたはボトムのY軸方向
の位置を特定位置のY座標とし、第2の波形のピークま
たはボトムのX軸方向の位置を特定位置のX座標とする
のが好ましい。
【0231】また、図17中下側(撮像された投影領域
の端部側)から、第1の波形のピークおよびボトム(1
次微分係数が0となる点)のNy 番目のY軸方向の位置
を特定位置のY座標とし、図17中右側(撮像された投
影領域の端部側)から、第2の波形のピークおよびボト
ム(1次微分係数が0となる点)のNx 番目のX軸方向
の位置を特定位置のX座標とするのが好ましい。
【0232】この場合、Ny とNx は、異なっていても
よいが、等しいのが好ましい。NyとNx とを等しくす
ることにより、位置調整の精度をより高くすることがで
きる。
【0233】また、Ny およびNx は、それぞれ、偶数
であるのが好ましい。すなわち、第1の波形のボトムの
Y軸方向の位置を特定位置のY座標とするのが好まし
く、また、第2の波形のボトムのX軸方向の位置を特定
位置のX座標とするのが好ましい。
【0234】Ny 、Nx が偶数であると、より正確に特
定位置のY座標、X座標を求めることができ、これによ
り位置調整の精度を向上させることができる。
【0235】また、Ny およびNx は、それぞれ、2以
上であるのが好ましく、4以上であるのがより好まし
く、4〜8程度がさらに好ましい。
【0236】Ny 、Nx が2以上であると、より正確に
特定位置のY座標、X座標を求めることができ、これに
より位置調整の精度を向上させることができる。
【0237】以上説明したように、本発明のライトバル
ブの位置決め方法によれば、各液晶ライトバルブ24〜
26の位置決めが自動的に行われるので、それを手作業
で行う場合に比べ、容易、迅速かつ確実に位置決めする
ことができる。
【0238】また、位置決めを手作業で行う場合に比
べ、精度良く、位置決めすることができる。
【0239】また、フォーカス調整では、粗調整と微調
整とを行うので、短時間で、精度良くフォーカス調整す
ることができる。
【0240】また、位置調整では、粗調整と微調整とを
行うので、短時間で、精度良く位置調整を行うことがで
きる。
【0241】また、位置調整のうちの微調整において、
輝度の積算値を利用する前述したエッジ処理により特定
位置のX座標およびY座標を求めるので、正確に特定位
置のX座標およびY座標を求めることができ、これによ
り位置調整の精度をさらに向上させることができる。
【0242】例えば、位置調整において、液晶ライトバ
ルブの画素の投影像にフレアー等が生じている場合に
は、パターンマッチングにより特定位置を検出すると、
その精度が低下してしまうことがあるが、本発明では、
エッジ処理により特定位置を検出するので、正確に特定
位置のX座標およびY座標を求めることができる。
【0243】そして、本発明の表示ユニットおよび投射
型表示装置によれば、前述した位置決め方法により、液
晶ライトバルブ24、25および26が精度良く位置決
めされているので、コントラスト(画像の鮮明さ)が高
く、色ずれ(画素ずれ)のないカラー画像をスクリーン
上に投影することができる。
【0244】以上、本発明のライトバルブの位置決め方
法、表示ユニットおよび投射型表示装置を、図示の実施
例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0245】例えば、本発明では、用いる位置決め装置
の構造は、図示のものに限定されない。
【0246】前記実施例では、フォーカス調整専用のカ
メラと、位置調整専用のカメラとを用いて位置決めを行
っているが、本発明では、フォーカス調整と位置調整と
に、共通のカメラを用いて位置決めを行ってもよい。
【0247】また、前記実施例では、ライトバルブを作
動させずにスクリーン上に画像を投影して位置決めを行
っているが、本発明では、ライトバルブを作動させてス
クリーン上に画像を投影して位置決めを行ってもよい。
【0248】また、位置調整において、前記実施例で
は、微調整の場合のみエッジ処理により特定位置を検出
しているが、本発明では、粗調整と微調整とのそれぞれ
でエッジ処理により特定位置を検出してもよい。
【0249】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のライトバ
ルブの位置決め方法によれば、容易、迅速、確実に、か
つ精度良く位置決めすることができる。
【0250】また、位置調整では、粗調整と微調整とを
行うので、短時間で、精度良く位置調整を行うことがで
きる。
【0251】また、位置調整において、電子画像に対し
てX−Y座標を想定したときのX軸方向の輝度の積算値
のY軸方向における変化を示す第1の波形と、Y軸方向
の輝度の積算値のX軸方向における変化を示す第2の波
形とに基づいて特定位置を検出するので、特に、ライト
バルブの画素の投影像にフレアー等があっても正確かつ
確実に特定位置を検出することができ、これにより位置
調整の精度をさらに向上させることができる。
【0252】そして、本発明の表示ユニットおよび投射
型表示装置によれば、赤色、緑色および青色に対応した
3つのライトバルブが精度良く位置決めされているの
で、コントラストが高く、色ずれのないカラー画像をス
クリーン上に投影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のライトバルブの位置決め方法に用いる
位置決め装置の構成例を模式的に示す側面図である。
【図2】図1に示す位置決め装置の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明における投射型表示装置の光学ヘッド部
(各液晶ライトバルブおよび光学系の一部)を示す断面
図である。
【図4】本発明におけるダイクロイックプリズムと、緑
色に対応した液晶ライトバルブと、支持部材とを示す分
解斜視図である。
【図5】図1に示す位置決め装置のチャックで挟持され
た液晶ライトバルブを模式的に示す図である。
【図6】本発明における液晶ライトバルブによるスクリ
ーン上の投影領域と、各カメラの撮像領域とを模式的に
示す図である。
【図7】本発明におけるフォーカス調整の際の位置決め
装置の制御手段の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明におけるフォーカス調整の際の液晶ライ
トバルブの移動を説明するための模式図である。
【図9】本発明におけるスクリーン上に投影された画像
と、その画像を撮像したときの輝度のヒストグラムとを
示す図である。
【図10】本発明における位置調整(アライメント調
整)の際の位置決め装置の制御手段の制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】本発明における4つのパターンを模式的に示
す図である。
【図12】本発明における位置調整(アライメント調
整)を説明するための図である。
【図13】本発明におけるエッジ処理における位置決め
装置の制御手段の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】本発明におけるエッジ処理を説明するための
図である。
【図15】本発明におけるエッジ処理を説明するための
図である。
【図16】本発明におけるエッジ処理を説明するための
図である。
【図17】本発明における第1の波形および第2の波形
を示す図である。
【図18】従来の投射型表示装置の光学系を模式的に示
す図である。
【符号の説明】
1 位置決め装置 2 スクリーン 3 制御手段 4 メモリー 51〜54 カメラ 511、521 撮像領域 531、541 撮像領域 61〜64 カメラ 611、621 撮像領域 631、641 撮像領域 71〜74 照明装置 8 3軸テーブル 81 3軸テーブル駆動機構 9 3軸テーブル 91 3軸テーブル駆動機構 11 チャック 12 支持部材 20 光学ブロック 21 ダイクロイックプリズム 211、212 ダイクロイックミラー面 213〜215 面 216 出射面 22 投射レンズ 23 支持体 24〜26 液晶ライトバルブ 251 枠部材 252 貫通孔 253 切り欠き部 27 支持部材 28 固定板 281 開口 282 ネジ孔 29 固定板 291 開口 292 貫通孔 293 突起 31 ネジ 32 楔 33 接着剤 110 投影領域 111 角部 112 エッジ 121〜124 位置 125 中心 126、127 直線 128 特定位置 300 投射型表示装置 301 光源 302、303 インテグレータレンズ 304、306、309 ミラー 305、307、308 ダイクロイックミラー 310〜314 集光レンズ 315 ダイクロイックプリズム 316〜318 液晶ライトバルブ 319 投射レンズ 320 スクリーン S101〜S120 ステップ S201 ステップ S301、S302 ステップ S401〜S415 ステップ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA12 AA20 AA31 BB02 CC25 DD06 EE00 EE05 FF04 GG24 JJ03 JJ05 JJ14 JJ19 LL04 LL20 LL30 LL47 NN02 NN08 NN20 PP12 PP13 PP23 QQ03 QQ13 QQ23 QQ24 QQ25 QQ27 QQ29 QQ30 QQ38 QQ41 QQ42 QQ43 TT02 2H091 FA05Z FC23 FD12 FD13 GA17 LA12 MA07 5C058 AB06 BA35 BB25 EA26

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライトバルブにより形成された画像を投
    射光学系により投影する投射型表示装置の前記ライトバ
    ルブの位置決めを行う位置決め方法であって、 スクリーン上に投影された投影領域の角部を撮像して電
    子画像を得、前記電子画像中の特定位置を検出し、該特
    定位置が予め設定された目的位置に近づくように、前記
    ライトバルブを変位させる第1の位置調整を行い、 その後、前記角部を撮像して電子画像を得、前記第1の
    位置調整における方法と異なる方法で、前記電子画像中
    の特定位置を検出し、該特定位置が予め設定された目的
    位置にさらに近づくように、前記ライトバルブを変位さ
    せる第2の位置調整を行うことを特徴とするライトバル
    ブの位置決め方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の位置調整では、予め設定され
    た前記角部に対応したパターンとの一致を検索するパタ
    ーンマッチング法により前記特定位置を検出する請求項
    1に記載のライトバルブの位置決め方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の位置調整では、前記電子画像
    中の前記角部のうちの少なくとも一部を含む所定領域の
    輝度を画素単位で求め、互いに直交するX軸方向および
    Y軸方向の各々の方向に積算し、前記電子画像に対して
    X−Y座標を想定したときの前記X軸方向の輝度の積算
    値のY軸方向における変化を示す第1の波形と、前記Y
    軸方向の輝度の積算値のX軸方向における変化を示す第
    2の波形とに基づいて前記特定位置を検出する請求項1
    または2に記載のライトバルブの位置決め方法。
  4. 【請求項4】 ライトバルブにより形成された画像を投
    射光学系により投影する投射型表示装置の前記ライトバ
    ルブの位置決めを行う位置決め方法であって、 スクリーン上に投影された投影領域の角部を撮像して電
    子画像を得、前記電子画像中の前記角部のうちの少なく
    とも一部を含む所定領域の輝度を画素単位で求め、互い
    に直交するX軸方向およびY軸方向の各々の方向に積算
    し、前記電子画像に対してX−Y座標を想定したときの
    前記X軸方向の輝度の積算値のY軸方向における変化を
    示す第1の波形と、前記Y軸方向の輝度の積算値のX軸
    方向における変化を示す第2の波形とに基づいて前記電
    子画像中の特定位置を検出し、該特定位置が予め設定さ
    れた目的位置に近づくように、前記ライトバルブを変位
    させる位置調整を行うことを特徴とするライトバルブの
    位置決め方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の波形のピークまたはボトムの
    Y軸方向の位置を前記特定位置のY座標とし、前記第2
    の波形のピークまたはボトムのX軸方向の位置を前記特
    定位置のX座標とする請求項3または4に記載のライト
    バルブの位置決め方法。
  6. 【請求項6】 前記撮像された投影領域の端部側から、
    前記第1の波形のピークおよびボトムのNy 番目のY軸
    方向の位置を前記特定位置のY座標とし、前記撮像され
    た投影領域の端部側から、前記第2の波形のピークおよ
    びボトムのNx 番目のX軸方向の位置を前記特定位置の
    X座標とする請求項3または4に記載のライトバルブの
    位置決め方法。
  7. 【請求項7】 前記Ny および前記Nx は、それぞれ、
    偶数である請求項6に記載のライトバルブの位置決め方
    法。
  8. 【請求項8】 前記Ny および前記Nx は、それぞれ、
    2以上である請求項6または7に記載のライトバルブの
    位置決め方法。
  9. 【請求項9】 前記Ny と前記Nx とが等しい請求項6
    ないし8のいずれかに記載のライトバルブの位置決め方
    法。
  10. 【請求項10】 前記ライトバルブの位置調整における
    該ライトバルブの変位は、X軸方向の移動と、Y軸方向
    の移動と、X軸およびY軸のそれぞれに直交するZ軸の
    回りの回転である請求項3ないし9のいずれかに記載の
    ライトバルブの位置決め方法。
  11. 【請求項11】 前記ライトバルブは、液晶ライトバル
    ブである請求項1ないし10のいずれかに記載のライト
    バルブの位置決め方法。
  12. 【請求項12】 前記投射型表示装置は、赤色、緑色お
    よび青色に対応した3つのライトバルブを有している請
    求項1ないし11のいずれかに記載のライトバルブの位
    置決め方法。
  13. 【請求項13】 前記3つのライトバルブのそれぞれに
    ついて前記位置決めを行う請求項12に記載のライトバ
    ルブの位置決め方法。
  14. 【請求項14】 前記3つのライトバルブにより形成さ
    れた画像が重なるように前記位置決めを行う請求項12
    または13に記載のライトバルブの位置決め方法。
  15. 【請求項15】 前記緑色に対応したライトバルブの位
    置調整を行い、そのライトバルブにより形成された画像
    に、前記赤色に対応したライトバルブにより形成された
    画像と、前記青色に対応したライトバルブにより形成さ
    れた画像とが重なるように、前記赤色に対応したライト
    バルブおよび前記青色に対応したライトバルブの位置調
    整を行う請求項12ないし14のいずれかに記載のライ
    トバルブの位置決め方法。
  16. 【請求項16】 前記ライトバルブの位置調整は、該ラ
    イトバルブのフォーカス調整を行った後に行われる請求
    項1ないし15のいずれかに記載のライトバルブの位置
    決め方法。
  17. 【請求項17】 前記ライトバルブのフォーカス調整で
    は、投影領域のうちの所定領域を撮像して電子画像を
    得、前記電子画像の輝度を集計して輝度の分散を求め、
    その分散が最も大きくなるように前記ライトバルブを変
    位させる請求項16に記載のライトバルブの位置決め方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし17のいずれかに記載
    のライトバルブの位置決め方法により位置決めされ、画
    像を形成する赤色、緑色および青色に対応した3つのラ
    イトバルブと、前記各画像を合成する色合成光学系とを
    有することを特徴とする表示ユニット。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし17のいずれかに記載
    のライトバルブの位置決め方法により位置決めされ、画
    像を形成する赤色、緑色および青色に対応した3つのラ
    イトバルブと、光源と、該光源からの光を赤色、緑色お
    よび青色の光に分離し、前記各光を対応する前記ライト
    バルブに導く色分離光学系と、前記各画像を合成する色
    合成光学系と、前記合成された画像を投影する投射光学
    系とを有することを特徴とする投射型表示装置。
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