JP2000133720A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2000133720A
JP2000133720A JP10303023A JP30302398A JP2000133720A JP 2000133720 A JP2000133720 A JP 2000133720A JP 10303023 A JP10303023 A JP 10303023A JP 30302398 A JP30302398 A JP 30302398A JP 2000133720 A JP2000133720 A JP 2000133720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
metal silicide
semiconductor device
refractory metal
regions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10303023A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Suenaga
淳 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10303023A priority Critical patent/JP2000133720A/ja
Publication of JP2000133720A publication Critical patent/JP2000133720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリー回路やロジック回路が混載された半
導体装置において、コンタクトに低抵抗高融点金属シリ
サイドが存在する領域と存在しない領域を形成する。 【解決手段】 高融点金属を全面に堆積した後、必要な
領域のみフォトレジストで覆い、その他の部分を選択的
に除去し、熱処理してソース/ドレイン領域107等に
低抵抗高融点金属シリサイド110を形成することによ
り、低抵抗高融点金属シリサイド110が存在する領域
と存在しない領域を回路特性の要求に応じて形成する。 【効果】 MOSトランジスタの接合リークを減らすこ
とができ、保護回路などに応用すると静電破壊の耐圧を
劣化させることなく他の回路素子の特性を向上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOSトランジス
タの半導体装置およびその製造方法に関し、さらに詳し
くは、半導体装置内を少なくとも2つの領域に形成し、
その一方の領域に存在するMOSトランジスタのソース
/ドレイン領域の表面が高融点金属シリサイドで構成さ
れた半導体装置およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近の素子の微細化、高速化の要求に伴
い、ゲート電極及びソース/ドレイン領域などの不純物
領域の寄生抵抗を低減する手段として自己整合的に高融
点金属シリサイドを形成するサリサイドSalicid
e( Self Aligned Silicide )が広く提案され既に製品
化されている。
【0003】高融点金属シリサイドにより従来に比べて
不純物領域のシート抵抗は約1/20に低抵抗化され
る。従来は約100Ω/□程度であったが、高融点金属
シリサイドの形成により約5Ω/□になった。また、C
MOS(相補型MOS)トランジスタで構成する半導体
装置においては、特に外部からの静電気による静電破壊
( ESD:Electro Static Discharge )から半導体装
置を保護するために、保護回路を用いていることも知ら
れている。
【0004】Salicideを特に拡散層(不純物領
域とも記載する)に用いた場合、拡散層の抵抗が数Ω/
□まで低抵抗化されているために、保護回路の本来の能
力が失われてしまい、様々な破壊をもたらす。この原因
は保護回路中のMOSトランジスタ(Tr)のソース/
ドレイン領域の拡散層の抵抗が低いために、外部から印
加される静電気の高電圧に対して、従来は拡散層の抵抗
(〜100Ω/□)によってある程度”なまらせる”こ
とを目的としていた機能が作用しないことに起因してい
る。
【0005】この問題点を解決するため様々な保護回路
が提案されているが、設計手法が煩雑となる問題があっ
た。また図5、図6と図7にその製造方法を示すよう
に、保護回路部分のみSalicideを行わない製造
方法も提案されている。
【0006】以下、上述した従来技術、例えばMOSト
ランジスタの半導体装置の製造方法について図を参照し
ながら説明する。図5(a)に示すように、Si基板2
01上に素子分離領域202、MOSトランジスタのゲ
ート絶縁膜(酸化膜)203,ゲート電極204,LD
D( Lightly Doped Drain )領域205,ゲート電極側
壁絶縁膜(サイドウォール)206,高濃度の不純物領
域(ソース/ドレイン領域)207が形成されている。
ここで図5中の左側が上述した高融点金属シリサイドを
形成しないシリサイド無し領域、右側が高融点金属シリ
サイドを形成するシリサイド領域である。
【0007】また図5(b)に示すように、高融点金属
シリサイドを形成しない領域(シリサイド無し領域とも
記載する)を形成するため絶縁膜208を成膜する。こ
の後の製造工程でフッ酸処理が入ることを考慮すると、
上述した絶縁膜208はシリコン窒化膜等のフッ酸耐性
が強い膜種の方が有利である。この状態で高融点金属シ
リサイド無し領域上にフォトレジスト209のパターン
を形成する。
【0008】続いて図5(c)に示すように、ドライエ
ッチングで高融点金属シリサイドを形成する領域(シリ
サイド領域とも記載する)に形成された絶縁膜208を
除去し、レジストパターン(209)を後処理工程で除
去する。
【0009】次に図6(d)に示すように、フッ酸の溶
液で自然酸化膜を完全に除去した状態で高融点金属21
0を全面に形成する。ここで高融点金属210で形成さ
れる膜は、例えばTiを30nm程度堆積したものであ
ったり、あるいはCoやCoとTiの複合膜等であって
もよい。
【0010】また図6(e)に示すように、この状態で
熱処理を行うことでシリコンと上述の高融点金属210
との境界でシリサイド化反応が生じ、高融点金属シリサ
イド211a〜211cが形成される。シリコン酸化膜
やフィールド酸化膜202等の上には未反応の高融点金
属210(及び窒素雰囲気の熱処理では窒素化した高融
点金属)が残る。
【0011】図6(f)に示すように、次に未反応の高
融点金属210をアンモニア過水等を用いて除去し、再
度熱処理を施すことで低抵抗高融点金属シリサイド21
1d〜211fを形成する。ここでは一般的な2ステッ
プのサリサイドプロセスで説明する。
【0012】また図7(g)に示すように、その後層間
絶縁膜212をCVD+CMP等のプロセスで形成す
る。
【0013】図7(h)と図8(i)に示すように、上
層配線とソース/ドレイン領域207を接続するための
接続孔213を、フォトリソグラフィー工程+ドライエ
ッチング工程を用いて形成する。このようにしてMOS
トランジスタとその配線が形成される。
【0014】しかしながら、問題点として、図6に示し
た高融点金属シリサイドを形成する領域(シリサイド領
域)にドライエッチングを追加するような場合、高融点
金属シリサイド領域上に存在する多結晶シリコン表面部
にエッチングダメージやC(カーボン)等が混入し低抵
抗な高融点金属シリサイドの形成が困難になる。このエ
ッチングダメージやコンタミネーションの混入による影
響は広く報告されており、極力避ける必要がある。
【0015】また別の問題点として、高融点金属シリサ
イドを形成する領域上に存在する絶縁膜例えばシリコン
窒化膜等を除去する際、当然ながらオーバーエッチング
を行う必要がある。これは段差部分で絶縁膜を完全に除
去することを目的としている。その際、図9に示すよう
に、ゲート電極側壁絶縁膜(サイドウォール)306も
同時にエッチングされ、極端な場合はこれが原因でソー
ス/ドレイン領域307とゲート電極305のショート
を招くおそれがある(図9(b)参照)。これも上記と
同様に高融点金属シリサイドを形成する領域にドライエ
ッチングを追加したために生じる問題点である。
【0016】さらに別の問題点として、図7(h)と図
8(i)に示した接続孔213形成のドライエッチング
の際にシリサイド領域とシリサイド無し領域を同時に加
工するが、シリサイド無しの領域ではシリコン窒化膜が
存在しているため、ここで一度ドライエッチングのスピ
ードが遅くなる(極端な場合はエッチングが止まってし
まう)。
【0017】この現象はSelf Aligned Contact(SA
C)等の製造工程(プロセス)でエッチングストップに
シリコン窒化膜を用いていることからも明らかである。
ここでシリコン窒化膜をエッチングすると、高融点金属
シリサイドを形成している領域では高融点金属シリサイ
ドに対してエッチングが過剰になり、例えば図10
(a)に示すように接続孔が高融点金属シリサイド中で
止まらずに完全に突き抜けてしまう。この様な構造にな
ると、もはや低抵抗なコンタクトの形成が困難になり、
高融点金属シリサイドを形成した効果が薄れる。
【0018】以上の様に、高融点金属シリサイドが存在
する領域と存在しない領域を同一基板内に形成する場
合、低抵抗な高融点金属シリサイドと、良好なコンタク
トを形成する技術が必要とされていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであり、高融点金属シリサイドが存在
する領域と高融点金属シリサイドが存在しない領域が同
一基板内に形成された半導体装置に関し、それぞれの領
域に存在するMOSトランジスタの性能を落とさずに形
成された半導体装置およびその製造方法を提供すること
である。
【0020】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、第1と第
2の領域にそれぞれ形成されたMOSトランジスタを有
する半導体装置において、第1の領域に形成されたMO
Sトランジスタのソース/ドレイン領域の表面の高さが
第2の領域に形成されたMOSトランジスタのソース/
ドレイン領域の表面の高さと異なる半導体装置である。
【0021】第2の発明は、不純物領域上に自己整合的
に形成された高融点金属シリサイドを有する半導体装置
の製造方法において、高融点金属シリサイド形成後に第
1の領域の高融点金属シリサイドを除去し、高融点金属
シリサイドを有する第2の領域の第2の不純物領域と高
融点金属シリサイドを除去した第1の領域の第1の不純
物領域を形成する半導体装置の製造方法である。
【0022】第3の発明は、第1と第2の領域にそれぞ
れ構成されたMOSトランジスタを有する半導体装置に
おいて、第1と第2の領域が素子分離され、LDD領域
が基板内に構成されると共にこの基板上に構成されたゲ
ート絶縁膜とこのゲート絶縁膜上に構成されたゲート電
極と、ゲート電極の側壁に構成されたサイドウォール
と、基板内に構成されたソース/ドレイン領域と、第1
と第2の領域の少なくともどちらか一方の領域のMOS
トランジスタのソース/ドレイン領域に構成された高融
点金属シリサイドと、第1と第2の領域のMOSトラン
ジスタのソース/ドレイン領域に接続された電極とを備
えた半導体装置である。
【0023】第4の発明は、第1と第2の領域にそれぞ
れ構成されたMOSトランジスタを有する半導体装置の
製造方法において、第1と第2の領域を素子分離し、基
板上にゲート絶縁膜とこのゲート絶縁膜の上部にゲート
電極を形成する工程と、ゲート電極をマスクとして基板
内に第1の不純物を導入してLDD領域を形成する工程
と、ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成しこのサ
イドウォールをマスクとして基板内のソース/ドレイン
領域に第2の不純物を導入する工程と、第1と第2の領
域の全面に高融点金属を堆積する工程と、高融点金属を
熱処理して高融点金属シリサイドを形成する工程と、高
融点金属を除去し、第2の領域をマスクで覆い第1の領
域のMOSトランジスタの高融点金属シリサイドを除去
する工程と、第1と第2の領域のMOSトランジスタの
ソース/ドレイン領域にコンタクトを形成し、電極を形
成する工程とを備えた半導体装置の製造方法である。
【0024】第5の発明は、第1と第2の領域にそれぞ
れ構成されたMOSトランジスタを有する半導体装置の
製造方法において、第1と第2の領域を素子分離し、基
板上にゲート絶縁膜とゲート電極を形成する工程と、ゲ
ート電極をマスクとして基板内に第1の不純物を導入し
てLDD領域を形成する工程と、ゲート電極の側壁にサ
イドウォールを形成し、このサイドウォールをマスクと
して基板内のソース/ドレイン領域に第2の不純物を導
入する工程と、第1と第2の領域の全面に高融点金属を
堆積する工程と、高融点金属を熱処理してゲート電極の
上部に高融点金属シリサイドを形成する工程と、高融点
金属を除去し、高融点金属シリサイドを熱処理する工程
と、第2の領域をマスクで覆い第1の領域のMOSトラ
ンジスタの高融点金属シリサイドを除去する工程と、第
1と第2の領域のMOSトランジスタのソース/ドレイ
ン領域にコンタクトを形成し、電極を形成する工程とを
備えた半導体装置の製造方法である。
【0025】したがって、本発明の半導体装置およびそ
の製造方法は、高融点金属シリサイドを形成する際に先
ず全ての領域に高融点金属シリサイドを形成し、その後
高融点金属シリサイドを必要としない領域のみ除去する
ことを特徴とする。
【0026】また、高融点金属シリサイドを一部分だけ
除去する際に、高融点金属シリサイドが必要な領域のみ
フォトリソグラフィーによるパターンで覆った状態でフ
ッ酸を含む溶液を用いて高融点金属シリサイドが不要な
領域に存在する高融点金属シリサイドを選択的に除去
(ウエットエッチング)することを特徴とする。
【0027】さらに、前記高融点金属シリサイドが不要
な領域(シリサイド無し領域)として半導体装置内の保
護回路であることを特徴とする。
【0028】従って、前述したように高融点金属シリサ
イドを形成する領域(シリサイド領域)の多結晶シリコ
ン及びシリコン基板上に追加のドライエッチングによる
エッチングダメージやコンタミネーション(重金属汚染
等)の混入が抑制されるため、低抵抗でシリコンの線幅
に依存しない高融点金属シリサイドの形成が可能にな
る。また高融点金属シリサイドの上部に接続孔を形成す
る際に、高融点金属シリサイド無し領域にのみシリコン
窒化膜等のシリコン酸化膜に比べてエッチングレートが
低い絶縁膜が存在しないため、高融点金属シリサイドで
形成される接続孔(コンタクト)について良好な特性が
得られる。
【0029】また、高融点金属シリサイドを除去する際
フッ酸を含む溶液を用いる為に、高融点金属シリサイド
だけを選択的に除去できる。この高融点金属シリサイド
の選択エッチングについては Silicide for VLSI Appli
cations ( S.P.Murarkaya著 ,Academic Press,INC)
pp.66−67に明記してある通りである。
【0030】さらに、半導体装置内の保護回路に上述し
た技術を用いることで、高融点金属シリサイドの”低抵
抗”の特性により生じる”ESD耐性の劣化”が抑制で
き且つ低抵抗な特性を必要とする領域(例えばロジック
回路等)ではコンタクト特性等を良好に形成できる。
【0031】これらの技術を例えば、ロジック回路とメ
モリー回路を混載する半導体装置に用いると、高融点金
属シリサイド無し領域をメモリー回路とすることで、良
好なリテンション特性等を得ることが可能となる。これ
は高融点金属シリサイドを不純物領域(ソース/ドレイ
ン領域)に形成すると、基本的に接合リーク特性が劣化
することが要因となっている。この劣化の原因は、ソー
ス/ドレイン領域に高融点金属シリサイドを形成する
と、実質的な接合との距離が短くなり、また実際は部分
的に高融点金属に(高融点金属)シリサイドが厚く形成
されるために接合リークが増大することによる。この接
合リークの増大により例えばメモリー(DRAMやSR
AM)回路等のリテンション特性が気になるデバイスで
は上述した技術を用いると、リークは減少する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0033】図1に示すように、実施の形態に示す例
は、本発明をMOSトランジスタの半導体装置のゲート
電極に適用したものである。第1の領域(シリサイド無
し領域)は高融点金属シリサイドが存在しないMOSト
ランジスタで構成され、第2の領域(シリサイド領域)
は高融点金属シリサイドが存在するMOSトランジスタ
で構成される領域とする。このように構成されたMOS
トランジスタを有する半導体装置において、第1の領域
に形成されたMOSトランジスタにLDD領域105と
ソース/ドレイン領域107が構成され、チャンネル領
域の上部にゲート絶縁膜103たとえばシリコン酸化
膜、さらにその上にゲート電極104が構成されてい
る。このソース/ドレイン領域107に接続孔とこれに
堆積したW−plug113を介して配線層が接続され
ている。
【0034】一方、第2の領域に形成されたMOSトラ
ンジスタは、LDD領域105とソース/ドレイン領域
107が構成され、チャンネル領域の上部にゲート絶縁
膜103たとえばシリコン酸化膜、さらにその上にゲー
ト電極104が構成されている。またソース/ドレイン
領域107とゲート電極104の上部が低抵抗高融点金
属シリサイド110で構成されている。また上述したソ
ース/ドレイン領域107は接続孔113を介して配線
層が接続されている。
【0035】このように、第1の領域または第2の領域
のどちらか一方の領域に形成されたMOSトランジスタ
のゲート電極104とソース/ドレイン領域107の表
面が低抵抗高融点金属シリサイド110で構成されてい
る。ソース/ドレイン領域107の表面の高融点金属シ
リサイド(110)は、例えばチタンシリサイドTiS
2で構成されて、熱処理を複数回、例えば2回行うこ
とにより、C49相からC54相に相転移し低抵抗高融
点金属シリサイド110が形成される。この結果、相転
移されたチタンシリサイドTiSi2の抵抗は下がり、
高速動作が必要なロジック回路などに用いられるMOS
トランジスタのソース/ドレイン領域107のコンタク
ト抵抗を大幅に減らすことができる。一方、相転移され
たチタンシリサイドTiSi2の低抵抗高融点金属シリ
サイド110が形成されていない領域では、MOSトラ
ンジスタのソース/ドレイン領域107のリーク電流を
減らすことができ、且つ静電破壊の耐圧劣化を防止でき
る。
【0036】実施例1 次に、本発明の実施例1について図を参照しながら説明
する。図2(a)から図2(c)、図3(d)から図3
(f)、図4(g)と図4(h)にMOSトランジスタ
の半導体装置の製造工程を示す。ここでは図1で示した
ソース/ドレイン領域とゲート電極(構造)を有するM
OSトランジスタの主要部を形成するための製造工程
(プロセス)を順追って説明する。
【0037】図2(a)に示すように、シリコン(S
i)基板101上に素子分離領域102を従来のLOC
OS( Local Oxidation of Silicon )法例えば950
℃、ウェット酸化やトレンチ法により形成し、well
領域(図示せず)を形成し、MOSトランジスタのパン
チスルー抑制を目的とした埋め込み層の形成や、しきい
値電圧Vth調整のためのイオンインプランテーション
などを行う。その後、MOSトランジスタのゲート絶縁
膜(ゲート酸化膜)103を例えばPyrogenic
酸化850℃、H2/O2により5nm程度に形成し、ゲ
ート電極104となる多結晶シリコン膜を、例えばSi
4を原料として、堆積温度620℃の条件で約200
〜250nm程度成膜する。
【0038】従来知られているフォトリソグラフィー及
び異方性ドライエッチングを用いて多結晶シリコン膜を
加工し、ゲート電極104を形成する。その後、ゲート
電極104をマスクにしてイオン注入し(例えばNチャ
ンネルの場合、砒素As+、20kev、6×1012
cm2で、pチャンネルの場合はフッ化ボロンBF2 +
20kev、2×1013/cm2)、LDD領域105
を形成する。
【0039】次に、常圧CVD法によってSiO2を、
あるいは減圧CVD法により熱分解TEOS(Si(O
234)によるSiO2、O3−TEOSによるNS
G(Non-doped Silicate Glass )、またはSiNなど
をゲート電極側壁絶縁膜(106)として100〜20
0nm程度堆積し、異方性エッチングの通常のエッチバ
ックプロセスを用いてサイドウォール106を形成す
る。
【0040】上述したサイドウォール106をマスクと
して、MOSトランジスタのソース/ドレイン領域10
7となる不純物領域をイオン注入を用いて形成する。例
えばn型であれば砒素As+を60kev、3〜5×1
15/cm2、p型であればフッ化ボロンBF2 +を40
kev、3×1015/cm2程度とする。このイオン注
入後には活性化の熱処理を、例えば1000℃、10秒
のRTA( Rapid thermal anneal )プロセス等で行
う。
【0041】次に図2(b)に示すように、高融点金属
108をスパッタ法等を用いて成膜する。ここではTi
の場合を例にとって説明する。Tiの場合の膜厚は30
nm程度である。高融点金属としてはTiの他にMoや
Ptなどを用い、高融点金属シリサイド(109)を形
成してもよい。
【0042】また図2(c)に示すように、1回目の熱
処理を施すことで、Siと前記Tiとの界面でシリサイ
ド化反応を生じさせ、高抵抗層(C49相)のTiSi
2(109)を形成する。
【0043】さらに図3(d)に示すように、フィール
ド酸化膜(102)等の絶縁膜上に未反応の状態で残存
したTiと、窒素雰囲気中の熱処理で形成した窒化チタ
ン(TiN)をアンモニウム過水で除去する。これによ
りC49相のTiSi2(109)がゲート電極104
及び不純物領域(ソース/ドレイン領域107)上にの
み残る。これに引き続き2回目の熱処理を施すことで高
抵抗層(C49相)のTiSi2(109)を低抵抗層
(C54相)のTiSi2(低抵抗高融点金属シリサイ
ド110)へ相転移させる。この熱処理は例えば窒素雰
囲気中で800℃、10〜30秒のRTAである。
【0044】この熱処理において、フィールド酸化膜1
02の絶縁膜、サイドウォール(106)絶縁膜等のシ
リコン層上にない高融点金属、この場合Tiはシリサイ
ド化反応をしないためそのまま残る。
【0045】図3(e)に示すように、ここで低抵抗高
融点金属シリサイド110を形成する領域(図3中右側
に示すシリサイド領域)のみをフォトレジスト111で
覆っておく。低抵抗高融点金属シリサイド110を覆い
残しておく領域は、例えば高速ロジック回路とし、低抵
抗高融点金属シリサイド110を除去する領域(図3中
左側に示すシリサイド無し領域)は保護回路やメモリー
回路等で構成される。
【0046】続いて図3(f)に示すように、この状態
でフッ酸を含む溶液を用いて低抵抗高融点金属シリサイ
ド110を形成しない領域に存在する低抵抗高融点金属
シリサイド110をエッチングする。ここで用いるフッ
酸溶液は、HF、H2O、H22、NH4F(フッ化アン
モニウム)、HCl等を、低抵抗高融点金属シリサイド
110がエッチングできる範囲で任意に選べる。基本的
にHFを含む溶液であれば低抵抗高融点金属シリサイド
110のエッチングが可能である。またHFを含む溶液
は同時にシリコン酸化膜(SiO2)もエッチングする
特性もあるが、この低抵抗高融点金属シリサイド110
のエッチングレートがシリコン酸化膜と比べて10倍以
上早いため、シリコン酸化膜との選択性を確保すること
は容易である。一般的に半導体プロセスで用いる10
0:1の希フッ酸溶液であれば、30nmのTiから形
成されたTiSi2を除去するには15秒程度で除去可
能である。
【0047】その後、図4(g)に示すように、層間絶
縁膜112をCVD+CMP等のプロセスで形成する。
この層間絶縁膜112は例えばBPSG( Boron-doped
Phospho Silicate Glass )をCVD( Chemical Vapo
r Deposition )法を用いて堆積し、CMP(Chemical
Mechanical Polishing )研磨、リフローまたはエッチ
バックして平坦化し、形成する。上述したCMP研磨の
条件は例えば、 研磨用スラリー シリカ粒子をアルカリ性溶媒に溶解させたもの テーブル回転数 10〜200rpm 研磨ヘッド回転数 10〜200rpm 研磨圧力 5k〜100kPa である。
【0048】次に図4(h)に示すように、上層配線と
ソース/ドレイン領域107の不純物領域を接続するた
めの接続孔を、フォトリソグラフィー工程+ドライエッ
チング工程を用いて形成する。その後、W−plug
(113)等を用いて上述した接続孔を埋め込み、上層
配線を形成する。
【0049】実施例2 IC内に保護回路等の比較的高抵抗領域(〜100Ω/
□)を形成する必要がある場合は上述した実施例1に従
って形成すればよい。この場合、低抵抗高融点金属シリ
サイド110を形成してそれを剥離するための当初のシ
リコン基板(101)表面付近に、比較的不純物が高濃
度の領域が同時に形成されてしまい、高抵抗の領域が露
出する可能性がある。接合リークだけを抑制する目的で
あれば、図3(f)の状態で、低抵抗高融点金属シリサ
イド110を除去した領域のみイオン注入を行ってもよ
い。
【0050】実施例3 また、上述した実施例1ではソース/ドレイン領域10
7の不純物領域とゲート電極104の両方に同時に低抵
抗高融点金属シリサイド110を形成するFull S
alicide製造方法を用いて説明したが、ゲート電
極104は多結晶シリコンと金属若しくは金属化合物、
若しくは非結晶シリコンと金属若しくは金属化合物の積
層構造でも構わない。さらに、この構造は不純物領域の
み低抵抗高融点金属シリサイド110を形成するMOS
トランジスタ等の構造にも適用できる。
【0051】実施例4 さらに、実施例1では、低抵抗高融点金属シリサイド1
10の除去の際フッ酸を含む溶液を用いて選択的に除去
を行ったが、ドライエッチングを用いても除去すること
ができる。この製造方法を図2、図3と図4を参照しな
がら説明する。図2から図3(e)までは実施例1と同
じ工程であり、図3(d)の製造工程が異なる。例え
ば、ここでドライエッチングを用いて低抵抗高融点金属
シリサイド110の不要なシリサイド無し領域の低抵抗
高融点金属シリサイド110を除去する。エッチング条
件は例えば、 sccm; standard cc per minute とした。この条件ではシリコン領域も若干エッチングさ
れるが、例えば保護回路のようなものであれば、問題無
い。またシリコン基板101が掘れても、エッチング直
後に補償のためのイオン注入を行えば良い。その後図3
(e)から図4の工程は実施例1と同じである。
【0052】以上述べたように、本発明の半導体装置お
よびその製造方法は、低抵抗高融点金属シリサイドを形
成する際に先ず全ての領域に低抵抗高融点金属シリサイ
ドを形成し、その後低抵抗高融点金属シリサイドを必要
としないシリサイド無し領域のみを除去する。また低抵
抗高融点金属シリサイドを一部分だけ除去する際に、低
抵抗高融点金属シリサイドを有するシリサイド領域のみ
をフォトリソグラフィー工程を用いてレジストパターン
で覆った状態にし、フッ酸を含む溶液を用いて低抵抗高
融点金属シリサイドが不要な領域に存在する低抵抗高融
点金属シリサイドを選択的に除去する。
【0053】
【発明の効果】従って、本発明によると、過剰なエッチ
ングダメージ、コンタミネーション(重金属汚染等)の
混入が制御されるため、低抵抗で安定した低抵抗高融点
金属シリサイドの形成ができる。また、低抵抗高融点金
属シリサイド上に安定した接続孔の形成が可能となり、
プロセスマージンが広がる。さらに保護回路部分の低抵
抗化が回避できるため、複雑な回路技術を用いなくて
も、従来の保護回路を用いて静電破壊などの対策ができ
る。さらに、ロジック回路の高速化のために低抵抗高融
点金属シリサイドを拡散層(不純物領域)に形成して
も、メモリー回路に使用されるMOSトランジスタの接
合リークが制御されるため、ロジック回路と混載するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体装置の概略断
面構造図である。
【図2】本発明の実施例に係るMOSトランジスタの半
導体装置の製造方法を示す概略断面構造図である。
【図3】本発明の実施例に係るMOSトランジスタの半
導体装置の製造方法を示す概略断面構造図である。
【図4】本発明の実施例に係るMOSトランジスタの半
導体装置の製造方法を示す概略断面構造図である。
【図5】従来例のMOSトランジスタの半導体装置の製
造方法を示す概略断面構造図である。
【図6】従来例のMOSトランジスタの半導体装置の製
造方法を示す概略断面構造図である。
【図7】従来例のMOSトランジスタの半導体装置の製
造方法を示す概略断面構造図である。
【図8】従来例のMOSトランジスタの半導体装置の製
造方法を示す概略断面構造図である。
【図9】従来例のMOSトランジスタの半導体装置の主
要部の概略断面構造図である。
【図10】従来例のMOSトランジスタの半導体装置の
主要部の概略断面構造図である。
【符号の説明】
101,201,301…シリコン(Si)基板、10
2,202,302…フィールド酸化膜(素子分離領
域)、103,203,303…ゲート絶縁膜、10
4,204,305…ゲート電極、105,205,3
04…LDD領域、106,206,306…ゲート電
極側壁絶縁膜(サイドウォール)、107,207,3
07…ソース/ドレイン領域(不純物領域)、108…
高融点金属、109,110,211a〜211f,3
08…(低抵抗)高融点金属シリサイド、111,20
9…フォトレジスト、112,212…層間絶縁膜、1
13,213…W−plug(接続孔)、208…絶縁
膜(シリコン窒化膜)、210…(未反応)高融点金属
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 Fターム(参考) 4M104 AA01 BB14 BB25 CC01 CC05 DD02 DD11 DD43 DD65 DD80 FF14 GG10 HH04 HH05 5F038 BH07 BH12 CD19 DF04 DF05 EZ15 EZ20 5F040 DA20 DA23 DA24 DB03 DC01 EA08 EA09 EC01 EC02 EC09 EC12 EE05 EF02 EF14 EH02 EK01 EL03 EL04 FA07 FB02 FC21 5F048 AA02 AA07 AB01 AB03 AC03 BB05 BB08 BB09 BB12 BB13 BC06 BC18 BD04 BF06 BF07 BF11 BF16 BG12 BG13 CC08 CC19 DA27

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1と第2の領域にそれぞれ形成された
    MOSトランジスタを有する半導体装置において、 前記第1の領域に形成されたMOSトランジスタのソー
    ス/ドレイン領域の表面の高さが前記第2の領域に形成
    されたMOSトランジスタのソース/ドレイン領域の表
    面の高さと異なることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の領域または前記第2の領域の
    どちらか一方の領域に形成された前記MOSトランジス
    タのソース/ドレイン領域の表面が高融点金属シリサイ
    ドで構成されたことを特徴とする請求1項記載の半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ソース/ドレイン領域の表面が高融
    点金属シリサイドで構成された前記MOSトランジスタ
    のゲートの一部が高融点金属シリサイドで構成されたこ
    とを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1と第2の領域のどちらか一方に
    メモリー回路用MOSトランジスタが構成され、他方の
    領域にロジック回路用MOSトランジスタが構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記ロジック回路用MOSトランジスタ
    の前記ソース/ドレイン領域の表面が高融点金属シリサ
    イドで構成されたことを特徴とする請求項4記載の半導
    体装置。
  6. 【請求項6】 不純物領域上に自己整合的に形成された
    高融点金属シリサイドを有する半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記高融点金属シリサイド形成後に第1の領域の前記高
    融点金属シリサイドを除去し、前記高融点金属シリサイ
    ドを有する第2の領域の第2の不純物領域と前記高融点
    金属シリサイドを除去した第1の領域の第1の不純物領
    域を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記高融点金属シリサイドを除去する方
    法として、前記第2の領域をフォトレジストで覆い前記
    第1の領域をフッ酸を含む溶液を用いて除去することを
    特徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の領域が高融点金属シリサイド
    を除去して保護回路が形成されたことを特徴とする請求
    項6記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の領域が前記高融点金属シリサ
    イドを除去してメモリー回路が形成されたことを特徴と
    する請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 第1と第2の領域にそれぞれ構成され
    たMOSトランジスタを有する半導体装置において、 前記第1と第2の領域が素子分離され、LDD領域が基
    板内に構成されると共に該基板上に構成されたゲート絶
    縁膜と該ゲート絶縁膜上に構成されたゲート電極と、 前記ゲート電極の側壁に構成されたサイドウォールと、 前記基板内に構成されたソース/ドレイン領域と、 前記第1と第2の領域の少なくともどちらか一方の領域
    の前記MOSトランジスタのソース/ドレイン領域に構
    成された高融点金属シリサイドと、 前記第1と第2の領域の前記MOSトランジスタのソー
    ス/ドレイン領域に接続された電極とを備えたことを特
    徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記高融点金属シリサイドは相転移し
    た高融点金属シリサイドで構成されたことを特徴とする
    請求項10記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記高融点金属をチタンTiとしたこ
    とを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 第1と第2の領域にそれぞれ構成され
    たMOSトランジスタを有する半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第1と第2の領域を素子分離し、基板上にゲート絶
    縁膜と該ゲート絶縁膜の上部にゲート電極を形成する工
    程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記基板内に第1の不純
    物を導入してLDD領域を形成する工程と、 前記ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成し、該サ
    イドウォールをマスクとして前記基板内のソース/ドレ
    イン領域に第2の不純物を導入する工程と、 前記第1と第2の領域の全面に高融点金属を堆積する工
    程と、 前記高融点金属を熱処理して高融点金属シリサイドを形
    成する工程と、 前記高融点金属を除去し、前記第2の領域をマスクで覆
    い前記第1の領域のMOSトランジスタの高融点金属シ
    リサイドを除去する工程と、 前記第1と第2の領域の前記MOSトランジスタのソー
    ス/ドレイン領域にコンタクトを形成し、電極を形成す
    る工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記高融点金属シリサイドを除去する
    際、フッ酸を含む溶液でウエットエッチングを行うこと
    を特徴とする請求項13記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第2の領域をマスクで覆い前記第
    1の領域のMOSトランジスタの前記高融点金属シリサ
    イドを除去する工程において、アンモニア過水を用いて
    除去したことを特徴とする請求項13記載の半導体装置
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記高融点金属シリサイドを熱処理し
    て相転移させたことを特徴とする請求項13記載の半導
    体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記高融点金属をチタンTiとしたこ
    とを特徴とする請求項13記載の半導体装置の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 前記高融点金属を窒素雰囲気中で熱処
    理することを特徴とする請求項13記載の半導体装置の
    製造方法。
  19. 【請求項19】 第1と第2の領域にそれぞれ構成され
    たMOSトランジスタを有する半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第1と第2の領域を素子分離し、基板上にゲート絶
    縁膜とゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記基板内に第1の不純
    物を導入してLDD領域を形成する工程と、 前記ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成し、該サ
    イドウォールをマスクとして前記基板内のソース/ドレ
    イン領域に第2の不純物を導入する工程と、 前記第1と第2の領域の全面に高融点金属を堆積する工
    程と、 前記高融点金属を熱処理して前記ゲート電極の上部に高
    融点金属シリサイドを形成する工程と、 前記高融点金属を除去し、前記高融点金属シリサイドを
    熱処理する工程と、 前記第2の領域をマスクで覆い前記第1の領域のMOS
    トランジスタの前記高融点金属シリサイドを除去する工
    程と、 前記第1と第2の領域のMOSトランジスタの前記ソー
    ス/ドレイン領域にコンタクトを形成し、電極を形成す
    る工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  20. 【請求項20】 前記高融点金属の熱処理を窒素雰囲気
    中で行うことを特徴とする請求項19記載の半導体装置
    の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記高融点金属シリサイドを熱処理す
    る際、窒素雰囲気中でRTAを用いて熱処理することを
    特徴とする請求項19記載の半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記高融点金属シリサイドを除去する
    際、フッ酸を含む溶液を用いてウエットエッチングを行
    うことを特徴とする請求項19記載の半導体装置の製造
    方法。
  23. 【請求項23】 前記高融点金属を除去し、前記第2の
    領域をマスクで覆い前記第1の領域のMOSトランジス
    タの前記高融点金属シリサイドを除去する工程におい
    て、アンモニア過水を用いて除去したことを特徴とする
    請求項19記載の半導体装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記高融点金属シリサイドを熱処理し
    て相転移させたことを特徴とする請求項19記載の半導
    体装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記高融点金属をチタンTiとしたこ
    とを特徴とする請求項19記載の半導体装置の製造方
    法。
JP10303023A 1998-10-23 1998-10-23 半導体装置およびその製造方法 Pending JP2000133720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10303023A JP2000133720A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 半導体装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10303023A JP2000133720A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 半導体装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000133720A true JP2000133720A (ja) 2000-05-12

Family

ID=17916013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10303023A Pending JP2000133720A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 半導体装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000133720A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070490A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 半導体装置およびその製造方法
KR100763680B1 (ko) 2006-08-23 2007-10-04 동부일렉트로닉스 주식회사 이미지 센서 소자의 콘택 구조 및 그 제조 방법
WO2008038237A3 (en) * 2006-09-29 2008-06-26 Nxp Bv Silicide formation on a wafer

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070490A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 半導体装置およびその製造方法
KR100763680B1 (ko) 2006-08-23 2007-10-04 동부일렉트로닉스 주식회사 이미지 센서 소자의 콘택 구조 및 그 제조 방법
WO2008038237A3 (en) * 2006-09-29 2008-06-26 Nxp Bv Silicide formation on a wafer
US9379020B2 (en) 2006-09-29 2016-06-28 Nxp B.V. Silicide formation on a wafer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7396767B2 (en) Semiconductor structure including silicide regions and method of making same
US6326270B1 (en) Methods of forming integrated circuit memory devices using masking layers to inhibit overetching of impurity regions and conductive lines
US5464782A (en) Method to ensure isolation between source-drain and gate electrode using self aligned silicidation
US5744395A (en) Low resistance, self-aligned, titanium silicide structures, using a single rapid thermal anneal procedure
US6720630B2 (en) Structure and method for MOSFET with metallic gate electrode
JP3389075B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6180501B1 (en) Method to fabricate a double-polysilicon gate structure for a sub-quarter micron self-aligned-titanium silicide process
US6093590A (en) Method of fabricating transistor having a metal gate and a gate dielectric layer with a high dielectric constant
JP3466874B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US6140192A (en) Method for fabricating semiconductor device
JP2001036072A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
US6169017B1 (en) Method to increase contact area
US6228722B1 (en) Method for fabricating self-aligned metal silcide
US7375025B2 (en) Method for forming a metal silicide layer in a semiconductor device
US6667204B2 (en) Semiconductor device and method of forming the same
US7176096B1 (en) Transistor gate and local interconnect
US6025241A (en) Method of fabricating semiconductor devices with self-aligned silicide
US20050253204A1 (en) Method of forming silicided gate structure
US7427796B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing a semiconductor device
JP2000133720A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH11204492A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10303141A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2004140208A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
US7521767B2 (en) MOS transistor in a semiconductor device
US7572719B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof