JP2000133488A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2000133488A
JP2000133488A JP10306102A JP30610298A JP2000133488A JP 2000133488 A JP2000133488 A JP 2000133488A JP 10306102 A JP10306102 A JP 10306102A JP 30610298 A JP30610298 A JP 30610298A JP 2000133488 A JP2000133488 A JP 2000133488A
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voltage
output voltage
chopper circuit
discharge lamp
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JP10306102A
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Jun Kumagai
潤 熊谷
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路効率を向上させるとともに、制御回路に動
作電源を安定して供給することのできる放電灯点灯装置
を提供することにある。 【解決手段】電圧検出回路7は、昇圧チョッパ回路1の
出力電圧V1を所定の分圧比で分圧した電圧V2を過電
圧保護回路8に出力する。過電圧保護回路8は電圧V2
をさらに分圧した電圧V3と基準電圧Vrefとの高低
を比較しており、出力電圧V1が所定のしきい値電圧以
上になると昇圧チョッパ回路1の動作を停止させる動作
停止信号を発生する。制御回路10は、放電灯DLの点
灯時における昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1の設定
値を、無負荷時における設定値に比べて低下させるとと
もに、電圧検出回路7の分圧比を変化させることによ
り、過電圧保護回路8が動作するしきい値電圧を段階的
に低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯点灯装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の放電灯点灯装置としては、図8
に示すように、交流電源Vsを整流する整流器DBと、
整流器DBの出力電圧をスイッチング素子Q1でスイッ
チングすることにより電源電圧よりも高い直流電圧を発
生する昇圧チョッパ回路1と、昇圧チョッパ回路1の出
力電圧をスイッチング素子Q2でスイッチングすること
により入力電圧を降圧して所望の直流電圧を発生させる
降圧チョッパ回路2と、降圧チョッパ回路2の出力電圧
をスイッチング素子Q3〜Q6でスイッチングすること
により数百Hzの矩形波の交流電圧に変換し、例えばメ
タルハライドランプなどの高圧放電灯よりなる放電灯D
Lに供給する極性反転回路3と、後述の制御回路10か
ら入力される始動信号に応じて放電灯DLに高圧パルス
を印加し、放電灯DLを始動させるイグナイタ回路Ig
と、各部の動作を制御する制御回路10とで構成される
ものがあった。なお、降圧チョッパ回路2を構成する限
流素子としてのトランスT2の1次巻線およびコンデン
サC2から、放電灯DLに流れる電流の高調波成分を低
減するローパスフィルタが構成される。
【0003】ここで、制御回路10は、昇圧チョッパ回
路1のスイッチング素子Q1のオンオフを制御する昇圧
チョッパ制御部4と、降圧チョッパ回路2のスイッチン
グ素子Q2のオンオフを制御する降圧チョッパ制御部5
と、極性反転回路3のスイッチング素子Q3〜Q6のオ
ンオフを制御するインバータ制御部6とで構成される。
【0004】昇圧チョッパ制御部4には、昇圧チョッパ
回路1の出力電圧(すなわち、平滑コンデンサC1の両
端電圧)が入力されており、出力電圧を略一定の設定電
圧とするようにスイッチング素子Q1のオンオフを制御
している。
【0005】また降圧チョッパ制御部5は、トランスT
3の2次巻線に接続された抵抗R4を介して、トランス
T3の1次側に流れる電流を検出し、スイッチング素子
Q2のオンデューティを制御している。
【0006】インバータ制御部6はスイッチング素子Q
3〜Q6に制御信号a〜dを出力し、ローサイドのスイ
ッチング素子Q5,Q6を低周波で交互にオンオフさ
せ、且つ、スイッチング素子Q5のオン時に、ハイサイ
ドのスイッチング素子Q4を高周波でオンオフするとと
もに、スイッチング素子Q3をオフさせ、スイッチング
素子Q6のオン時に、スイッチング素子Q3を高周波で
オンオフするとともに、スイッチング素子Q4をオフさ
せ、放電灯DLに矩形状の交流電圧を供給する。
【0007】ところで、昇圧チョッパ回路1の出力電圧
が所定のしきい値電圧以上に昇圧するのを防止するた
め、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1を所望の電圧レ
ベルに変換して出力する電圧検出回路7(図9参照)
と、電圧検出回路7の出力電圧V2を分圧した電圧と所
定の基準電圧との高低を比較し、電圧V2が基準電圧以
上になると(すなわち昇圧チョッパ回路1の出力電圧V
1がしきい値電圧以上になると)昇圧チョッパ回路1の
動作を停止させる動作停止信号を昇圧チョッパ制御部4
に出力する過電圧保護回路とを制御回路10に設けたも
のもあった。
【0008】ここで、電圧検出回路7は、抵抗R3,R
4,R5の直列回路と、抵抗R5に並列接続され制御回
路10から入力される制御信号によってオンオフされる
スイッチSW1とで構成され、抵抗R3およびR4の接
続点の電位が、出力電圧V2として過電圧保護回路に出
力される。尚、制御回路10は、昇圧チョッパ回路1が
動作することにより電力を得る電源回路(図示せず)か
ら電源供給されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の放電灯点灯
装置では、放電灯DLがアーク放電の状態に達する前の
無負荷時には、放電灯DLが絶縁破壊するのに必要なエ
ネルギを供給するために、昇圧チョッパ回路1の出力電
圧V1を高い値に設定する必要があった。一方、放電灯
DLがアーク放電の状態に達した点灯時には、無負荷時
に比べて放電灯DLに供給するエネルギが少なくてすむ
から、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1を無負荷時と
点灯時とで同じ値に設定すると、点灯時に昇圧チョッパ
回路1の回路効率が悪化するという問題があった。そこ
で、昇圧チョッパ回路1の回路効率を向上させるため
に、昇圧チョッパ制御部4は、点灯前の無負荷時におけ
る出力電圧V1の設定値VNLよりも、点灯時における
出力電圧V1の設定値VLを低い値に設定している。図
10に、放電灯DLがアーク放電の状態に達する前の無
負荷時から、アーク放電の状態に達した点灯時までの各
部の電圧波形を示している。
【0010】放電灯DLがアーク放電の状態に達する前
の無負荷時(時刻t0〜t1)には、制御回路10はス
イッチSW1をオンしており、昇圧チョッパ回路1の出
力電圧V1を抵抗R3と抵抗R4とで分圧した電圧V2
が過電圧保護回路に入力される。過電圧保護回路では、
電圧V2をさらに分圧した電圧と基準電圧との大小関係
を比較しており、電圧V2を分圧した電圧が基準電圧以
上になると(すなわち、昇圧チョッパ回路1の出力電圧
が所定のしきい値電圧Vth1以上になると)、昇圧チ
ョッパ制御部4に動作停止信号を出力し、昇圧チョッパ
制御部4は昇圧チョッパ回路1の動作を停止させる。
【0011】一方、放電灯DLがアーク放電の状態に達
した点灯時(時刻t1以降)には、昇圧チョッパ回路1
の回路効率を向上させるために、昇圧チョッパ制御部4
が、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1の設定値を、無
負荷時における設定値VNLよりも低い値VLに切り換
えているので、過電圧保護回路が昇圧チョッパ回路1の
動作を停止させる時のしきい値電圧も、無負荷時に比べ
て低い値に設定する必要がある。
【0012】そこで、時刻t1において放電灯DLがア
ーク放電の状態に達すると、制御回路10がスイッチS
W1をオンからオフに切り換えており、電圧検出回路7
の分圧比を無負荷時に比べて高い値に切り換えている。
したがって、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1が同じ
であっても、点灯時は電圧検出回路7の分圧比が無負荷
時に比べて高くなるので、出力電圧V2が無負荷時に比
べて高い値になる。そのため、過電圧保護回路が動作停
止信号を発生する際の昇圧チョッパ回路1の出力電圧V
1が無負荷時に比べて低くなり、点灯時におけるしきい
値電圧Vth2が無負荷時におけるしきい値電圧Vth
1よりも低い値に設定される(Vth2>Vth1)。
このように、制御回路10はスイッチSW1をオンオフ
して、電圧検出回路7の分圧比を切り換えることによ
り、過電圧保護回路が動作する際のしきい値電圧をVt
h1からVth2に切り換えているので、過電圧保護回
路の基準電圧は略一定の値に設定することができる。
【0013】しかしながら、時刻t1において昇圧チョ
ッパ制御部4が昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1の設
定値をVNLからVLに低下させたとしても、平滑コン
デンサC1は電圧VNLに充電されており、平滑コンデ
ンサC1が放電して、平滑コンデンサC1の両端電圧
(すなわち昇圧チョッパ回路1の出力電圧)V1が低下
するまでには時間がかかる。この時、電圧検出回路7で
はスイッチSW1がオフされて、電圧検出回路7の分圧
比が高い値に切り換えられ、過電圧保護回路が動作する
際のしきい値電圧がVth1からVth2に引き下げら
れるため、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1がしきい
値電圧Vth2よりも高くなり、過電圧保護回路が昇圧
チョッパ制御部4に動作停止信号を出力して、昇圧チョ
ッパ制御部4が昇圧チョッパ回路1の動作を停止させて
いた。その後、平滑コンデンサC1が放電して、昇圧チ
ョッパ回路1の出力電圧V1が電圧VLに低下するまで
の間(時刻t1〜t2)、過電圧保護回路の動作停止信
号により昇圧チョッパ制御部4が昇圧チョッパ回路1の
動作を停止させているので、電源回路は昇圧チョッパ回
路1から電力を得ることができず、電源回路から制御回
路10への電源供給が停止するという問題があった。
【0014】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、回路効率を向上させ
るとともに、制御回路に動作電源を安定して供給するこ
とのできる放電灯点灯装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、交流電源を整流する整流器
と、整流器の出力電圧を第1のスイッチング手段でスイ
ッチングすることにより所定の直流電圧を生成するチョ
ッパ回路と、チョッパ回路の出力電圧を第2のスイッチ
ング手段でスイッチングすることにより所望の電力を生
成して放電灯に供給し、放電灯を点灯させる点灯回路
と、第1および第2のスイッチング手段のオンオフを制
御する制御回路と、チョッパ回路が動作することにより
電力を得て制御回路に電源供給する電源回路と、チョッ
パ回路の出力電圧が所定のしきい値電圧以上になるとチ
ョッパ回路の動作を停止させる過電圧保護回路とを備
え、制御回路が、放電灯がアーク放電の状態に達する前
の無負荷時におけるチョッパ回路の出力電圧よりも、放
電灯がアーク放電の状態に達した点灯時におけるチョッ
パ回路の出力電圧を低くする際に、チョッパ回路の動作
が停止する期間を短くするように上記しきい値電圧を変
化させるしきい値設定手段を設けたことを特徴とし、点
灯時のチョッパ回路の出力電圧を無負荷時に比べて低く
しているので、チョッパ回路の回路効率が向上させるこ
とができ、しかも無負荷時におけるチョッパ回路の出力
電圧を点灯時におけるチョッパ回路の出力電圧よりも低
下させると、チョッパ回路の出力電圧がしきい値電圧以
上となり、過電圧保護回路がチョッパ回路の動作を停止
させるため、電源回路から制御回路に電源供給されなく
なるが、チョッパ回路の出力電圧を低下させる際にしき
い値設定手段がしきい値電圧を変化させることにより、
過電圧保護回路がチョッパ回路の動作を停止させる期間
を短くすることができ、電源回路から制御回路に電源供
給されない期間を短くできる。
【0016】請求項1の発明において、請求項2の発明
では、上記しきい値設定手段は上記しきい値電圧を段階
的に低下させることを特徴とし、請求項3の発明では、
上記しきい値設定手段は上記しきい値電圧を連続的に低
下させることを特徴とし、請求項1の発明と同様に、過
電圧保護回路がチョッパ回路の動作を停止させる期間を
短くすることができる。
【0017】請求項4の発明では、請求項1乃至3の発
明において、上記チョッパ回路は平滑コンデンサを有し
てなり、チョッパ回路の出力電圧を低下させる際に平滑
コンデンサに充電された電荷を放電させる放電手段を設
けたことを特徴とし、放電手段が平滑コンデンサに充電
された電荷を放電させることにより、チョッパ回路の出
力電圧を短時間で低下させることができるから、チョッ
パ回路の出力電圧がしきい値電圧よりも低くなるまでに
要する時間が短くなり、過電圧保護回路がチョッパ回路
の動作を停止させる期間を短くすることができる。
【0018】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、上記放電手段は、制御回路がチョッパ回路の出力
電圧を無負荷時における出力電圧から点灯時における出
力電圧に切り換えるタイミングで動作することを特徴と
し、請求項4の発明と同様、チョッパ回路の出力電圧の
切換時に放電手段が平滑コンデンサに充電された電荷を
放電させることにより、チョッパ回路の出力電圧を短時
間で低下させることができるから、チョッパ回路の出力
電圧がしきい値電圧よりも低くなるまでに要する時間が
短くなり、過電圧保護回路がチョッパ回路の動作を停止
させる期間を短くすることができる。
【0019】請求項6の発明では、請求項1乃至5の発
明において、上記電源回路以外に上記制御回路へ電源供
給する電源供給手段を設けたことを特徴とし、制御回路
はチョッパ回路以外に電源供給手段からも電源供給され
ているので、チョッパ回路の動作が停止したことによ
り、電源が供給されなくなるのを防止することができ
る。
【0020】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、上記電源供給手段は、制御回路がチョッパ回路の
出力電圧を無負荷時における出力電圧から点灯時におけ
る出力電圧に切り換えた時点から所定時間だけ、上記制
御回路へ動作電源を供給することを特徴とし、請求項6
の発明と同様に、制御回路はチョッパ回路以外に電源供
給手段からも電源供給されているので、チョッパ回路の
動作が停止したことにより、電源が供給されなくなるの
を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】(実施形態1)図1に本実施形態の放電灯
点灯装置の回路図を示す。本回路は、交流電源ACを整
流する整流器DBと、整流器DBの出力電圧を第1のス
イッチング手段たるスイッチング素子Q1でスイッチン
グすることにより電源電圧よりも高い直流電圧を発生す
る昇圧チョッパ回路1と、昇圧チョッパ回路1の出力電
圧を第2のスイッチング手段たるスイッチング素子Q3
〜Q6でスイッチングすることにより数百Hzの矩形波
の交流電圧に変換し、例えばメタルハライドランプなど
の高圧放電灯よりなる放電灯DLに供給する点灯回路た
る極性反転回路3と、制御回路10から入力された始動
信号に応じて放電灯DLに高圧パルスを印加し、放電灯
DLを始動させるイグナイタ回路Igと、各部の動作を
制御する制御回路10とで構成される。
【0023】昇圧チョッパ回路1は、整流器DBの高電
位側の直流出力端子に1次巻線の一端が接続されたトラ
ンスT1と、トランスT1の1次巻線の他端にドレイン
が接続されるとともに、整流器DBの低電位側の直流出
力端子にソースが接続された電界効果トランジスタから
なるスイッチング素子Q1と、トランスT1およびスイ
ッチング素子Q1の接続点にアノードが接続されたダイ
オードD1と、ダイオードD1のカソードと整流器DB
の低電位側の直流出力端子との間に接続された平滑コン
デンサC1とで構成される。ここで、トランスT1の2
次巻線にはコンデンサC3が接続されており、コンデン
サC3はトランスT1の2次側に流れる電流によって充
電され、コンデンサC3の両端電圧が制御電圧Vccとし
て制御回路10に供給される。ここに、トランスT1お
よびコンデンサC3から、昇圧チョッパ回路1が動作す
ることにより電力を得て、制御回路10に電源供給する
電源回路が供給される。
【0024】極性反転回路3は、平滑コンデンサC1の
両端間にそれぞれ接続されたスイッチング素子Q3,Q
5の直列回路およびスイッチング素子Q4,Q6の直列
回路から構成される。スイッチング素子Q3,Q5の接
続点とスイッチング素子Q4,Q6の接続点との間に
は、トランスT2の1次巻線を介して放電灯DLが接続
されており、トランスT2の2次巻線と並列にイグナイ
タ回路Igが接続されている。なお、スイッチング素子
Q3〜Q6は、それぞれ、制御信号a〜dによりオンオ
フされるスイッチと、各スイッチに逆並列接続されたダ
イオードとで構成される。
【0025】制御回路10は、昇圧チョッパ回路1のス
イッチング素子Q1のオンオフを制御する昇圧チョッパ
制御部4と、極性反転回路3のスイッチング素子Q3〜
Q6のオンオフを制御するインバータ制御部6と、昇圧
チョッパ回路1の出力電圧V1を検出し、この出力電圧
V1を後述する過電圧保護回路8の電圧レベルに変換し
て出力する電圧検出回路7と、電圧検出回路7の出力電
圧V2を抵抗R1,R2で分圧した電圧V3と基準電圧
Vrefとの高低を比較するコンパレータCP1を有
し、電圧V3が基準電圧Vref以上になると(すなわ
ち昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1が所定のしきい値
電圧以上になると)昇圧チョッパ回路1の動作を停止さ
せる動作停止信号を昇圧チョッパ制御部4に出力する過
電圧保護回路8とで構成される。
【0026】昇圧チョッパ制御部4は、図示しない電圧
検出手段により昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1を検
出しており、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1が所望
の電圧となるように、スイッチング素子Q1のオンデュ
ーティやスイッチング周波数を制御している。またイン
バータ制御部6はスイッチング素子Q3〜Q6に制御信
号a〜dを出力して、スイッチング素子Q5,Q6を低
周波で交互にオンオフさせ、且つ、スイッチング素子Q
5のオン時に、スイッチング素子Q4を高周波でオンオ
フするとともに、スイッチング素子Q3をオフさせ、ス
イッチング素子Q6のオン時に、スイッチング素子Q3
を高周波でオンオフするとともに、スイッチング素子Q
4をオフさせており、放電灯DLに矩形波の交流電圧を
供給している。
【0027】以下に本回路の動作について簡単に説明す
る。なお、図2は本回路の各部の波形図を示す。
【0028】昇圧チョッパ回路1では、スイッチング素
子Q1のオン時は、交流電源Vs→整流器DB→トラン
スT1の1次巻線→スイッチング素子Q1→整流器DB
→交流電源Vsの径路で電流が流れて、トランスT1の
1次巻線にエネルギが蓄積される。一方、スイッチング
素子Q1がオフすると、交流電源Vs→整流器DB→ト
ランスT1の1次巻線→ダイオードD1→平滑コンデン
サC1→整流器DB→交流電源Vsの径路で電流が流れ
るとともに、スイッチング素子Q1のオン時にトランス
T1の1次巻線に蓄積されたエネルギが放出され、電源
電圧を昇圧した電圧が平滑コンデンサC1の両端間に発
生する。
【0029】放電灯DLがアーク放電の状態に達する前
の無負荷時(時刻t0〜t1)において、昇圧チョッパ
制御部4は、放電灯DLの絶縁破壊に必要なエネルギを
供給するために昇圧チョッパ回路1の出力電圧をVNL
に設定する。極性反転回路3では、インバータ制御部6
から入力された制御信号によって、ローサイドのスイッ
チング素子Q5,Q6が数百Hzの低周波で交互にオン
オフされており、スイッチング素子Q5のオン期間に、
スイッチング素子Q4が数十kHzの高周波でオンオフ
されるとともに、スイッチング素子Q3がオフされ、且
つ、スイッチング素子Q6のオン期間に、スイッチング
素子Q3が数十kHzの高周波でオンオフされるととも
に、スイッチング素子q4がオフされる。而してスイッ
チング素子Q3〜Q6のオンオフ動作により、低周波で
極性が反転する矩形波の交流電流が放電灯DLに印加さ
れる。
【0030】その後、時刻t1において制御回路10が
イグナイタ回路Igに始動信号を出力すると、イグナイ
タ回路Igは放電灯DLを絶縁破壊させるために高圧パ
ルス電圧を発生して、放電灯DLに高圧パルスを印加
し、放電灯DLの始動後は動作を停止する。
【0031】時刻t1において放電灯DLがアーク放電
の状態に達し、放電灯DLが点灯すると、昇圧チョッパ
制御部4は、昇圧チョッパ回路1の回路効率を向上させ
るために、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1の設定値
を、無負荷時における設定値VNLよりも低い値VLに
切り換えて、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1を低下
させる。
【0032】放電灯DLが始動状態から点灯状態に移行
すると、交流電源Vsの電源供給が遮断されるまでの
間、制御回路10は各部の動作を制御して、放電灯DL
を安定点灯させる。
【0033】制御回路10では、昇圧チョッパ制御部4
が昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1の設定値をVNL
からVLに低下させるとともに、電圧検出回路7の分圧
比を変化させて、過電圧保護回路8が動作するしきい値
電圧を切り換えている。ここで、電圧検出回路7は上述
した回路と同様に複数の抵抗が直列接続された回路から
なり、制御回路10から入力された制御信号に応じて分
圧比を複数段階に切り換えて、出力電圧V2を複数段階
に切り換えている。
【0034】従来の回路では、無負荷時と点灯時とで電
圧検出回路7の分圧比を2段階に切り換えることによっ
て、過電圧保護回路8が動作するしきい値電圧をVth
1からVth2に切り換えていたが、昇圧チョッパ回路
1の出力電圧V1が切換後のしきい値電圧Vth2より
も低くなるまでに時間がかかるため、その間に過電圧保
護回路8が動作停止信号を発生し、昇圧チョッパ回路1
の動作が停止されるため、制御回路10への電源供給が
停止されるという問題があった。
【0035】そこで、本実施形態の回路では、図2に示
すように、放電灯DLの点灯時にしきい値設定手段たる
制御回路10が電圧検出回路7の分圧比を複数段階に切
り換えることによって、過電圧保護回路8が動作するし
きい値電圧をVth1、Vth2、Vth3……Vth
Xのように段階的に切り換えている。
【0036】例えば、放電灯DLがアーク放電の状態に
達した時刻t1において制御回路10が電圧検出回路7
の分圧比を変化させ、しきい値電圧をVth1からVt
h2に変化させると、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V
1が切換後のしきい値電圧Vth2以上になり、過電圧
保護回路8が動作停止信号を昇圧チョッパ制御部4に出
力して、昇圧チョッパ制御部4が昇圧チョッパ回路1の
動作を停止させる。昇圧チョッパ回路1の動作が停止す
ると、平滑コンデンサC1が放電して、両端電圧V1が
徐々に低下するとともに、制御回路10への電源供給が
停止する。そして、平滑コンデンサC1の両端電圧V1
がしきい値電圧Vth2よりも低くなると、過電圧保護
回路8が動作停止信号の出力を停止するので、昇圧チョ
ッパ制御部4が昇圧チョッパ回路1の動作を再開させ、
制御回路10に制御電圧Vccが供給される。
【0037】その後、時刻t11において制御回路10
が電圧検出回路7の分圧比を変化させ、しきい値電圧を
Vth2からVth3に低下させると、昇圧チョッパ回
路1の出力電圧V1がしきい値電圧Vth3以上にな
り、過電圧保護回路8が動作停止信号を昇圧チョッパ制
御部4に出力して、昇圧チョッパ制御部4が昇圧チョッ
パ回路1の動作を停止させる。この時、上述と同様に平
滑コンデンサC1が放電し、平滑コンデンサC1の両端
電圧V1がしきい値電圧Vth3よりも低くなると、過
電圧保護回路8が動作停止信号の出力を停止して、昇圧
チョッパ制御部4が昇圧チョッパ回路1の動作を再開さ
せる。以下、上述の動作を繰り返して、昇圧チョッパ回
路1の出力電圧がVNLからVLまで徐々に低下する。
【0038】このように、本実施形態では電圧検出回路
7の分圧比を段階的に切り換えて、しきい値電圧を段階
的に低下させることにより、昇圧チョッパ回路1の出力
電圧V1が切換後のしきい値電圧よりも低くなるまでの
時間を短くすることができ、昇圧チョッパ回路1の出力
電圧V1がVNLからVLに低下するまでの間に、昇圧
チョッパ回路1が動作を再開する期間を複数設けること
ができる。したがって、しきい値電圧を切り換える段階
を十分細かく設定することにより、昇圧チョッパ回路1
の動作が停止する期間を短くして、制御電圧Vccが低下
する前に昇圧チョッパ回路1の動作を再開させることが
できるから、制御回路10へ略連続的に制御電圧Vccを
供給することができる。
【0039】(実施形態2)図3に本実施形態の放電灯
点灯装置の回路図を示す。本実施形態では、実施形態1
の回路において、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1を
スイッチング素子Q2でスイッチングすることにより、
出力電圧V1を降圧して所望の直流電圧を発生させる降
圧チョッパ回路2と、降圧チョッパ回路2のスイッチン
グ素子Q2を数十kHzの高周波でオンオフさせる降圧
チョッパ制御部5とを設けている。ここで、極性反転回
路3は、降圧チョッパ回路2の出力電圧をスイッチング
素子Q3〜Q6でスイッチングすることにより、降圧チ
ョッパ回路2の出力電圧を矩形波の交流電圧に変換して
放電灯DLに供給する。なお、降圧チョッパ回路2およ
び降圧チョッパ制御部5以外の構成は実施形態1と同様
であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、
その説明を省略する。
【0040】降圧チョッパ回路2は、ダイオードD1お
よび平滑コンデンサC1の接続点にドレインが接続され
た電界効果トランジスタからなるスイッチング素子Q2
と、カソードがスイッチング素子Q2のソースに接続さ
れるとともにアノードが平滑コンデンサC1の低電位側
の端子に接続されたダイオードD2と、スイッチング素
子Q2およびダイオードD2の接続点に一端が接続され
たインダクタL2と、インダクタL2の他端とダイオー
ドD2のアノードとの間に接続されたコンデンサC2と
で構成される。
【0041】実施形態1では、放電灯DLの点灯後に制
御回路10が電圧検出回路7の分圧比を複数段階に切り
換えることにより、しきい値電圧を段階的に低下させて
いるが、本実施形態では、図4に示すように、時刻t1
から時刻t2にかけて、制御回路10が、電圧検出回路
7の分圧比を略連続的に変化させることによって、過電
圧保護回路8の動作するしきい値電圧を略連続的(線
形)に変化させている。
【0042】このように、制御回路10がしきい値電圧
を略連続的に変化させることによって、昇圧チョッパ回
路1の出力電圧V1が切換後のしきい値電圧よりも低く
なるまでの時間を短くすることができ、昇圧チョッパ回
路1の出力電圧V1がVNLからVLに低下するまでの
間に、昇圧チョッパ回路1を略連続的に動作させること
ができる。したがって、昇圧チョッパ回路1の動作が停
止する期間を短くして、制御電圧Vccが低下する前に昇
圧チョッパ回路1の動作を再開させることができるか
ら、制御回路10へ略連続的に制御電圧Vccを供給する
ことができる。
【0043】(実施形態3)図5に本実施形態の放電灯
点灯装置の回路図を示す。本実施形態では、実施形態2
の回路において、電圧検出回路7から入力された放電開
始信号に基づいて、平滑コンデンサC1に充電された電
荷を放電させる放電手段たる放電回路9を設けている。
なお、放電回路8以外の構成は実施形態2の回路と同様
であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、
その説明を省略する。
【0044】本回路では、放電灯DLの点灯時に、制御
回路10が電圧検出回路7の分圧比を変化させる制御信
号を電圧検出回路7に出力すると、電圧検出回路7は分
圧比を連続的に変化させて、図4に示すように過電圧保
護回路8の動作するしきい値電圧を連続的に変化させる
とともに、平滑コンデンサC1に充電された電荷の放電
動作を開始させる放電開始信号を放電回路9に出力す
る。放電回路9は、電圧検出回路7から放電開始信号が
入力されると、平滑コンデンサC1に充電された電荷を
放電させるので、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1を
無負荷時における設定値VNLから点灯時における設定
値VLまで短時間で低下させることができる。したがっ
て、昇圧チョッパ回路1の出力電圧V1が切換後のしき
い値電圧以上となる期間を短くすることができ、その結
果昇圧チョッパ回路1の動作が停止する期間を短くする
ことができるから、制御回路10への電源供給が停止さ
れる期間を短くできる。
【0045】なお本実施形態の放電回路9を実施形態1
の回路に付加しても良く、同様の効果を得ることができ
る。
【0046】(実施形態4)図6に本実施形態の放電灯
点灯装置の回路図を示す。本実施形態では、実施形態1
の回路において、平滑コンデンサC1の出力電圧により
コンデンサC3を充電して、制御回路10の制御電圧V
ccを発生させる電源供給手段11を設けている。尚、電
源供給手段11以外の構成は実施形態1と同様であるの
で、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0047】放電灯DLの点灯時に、制御回路10が電
圧変換回路7の分圧比を変化させて、過電圧保護回路8
の動作するしきい値電圧を低下させると、昇圧チョッパ
回路1の出力電圧V1がしきい値電圧を上回るため、過
電圧保護回路8が動作停止信号を昇圧チョッパ制御部4
に出力して、昇圧チョッパ制御部4が昇圧チョッパ回路
1の動作を停止させ、平滑コンデンサC1が放電して昇
圧チョッパ回路1の出力電圧V1が徐々に低下する。
【0048】この時、トランスT1の1次側に電流が流
れなくなるため、トランスT1の2次側に電流が発生し
なくなるが、本実施形態では、電源供給手段11が平滑
コンデンサC1の放電電流をコンデンサC3に流して、
コンデンサC3を充電しているので、昇圧チョッパ回路
1の停止時にも制御回路10の制御電圧Vccを発生させ
ることができ、制御回路10に動作電源を供給すること
ができる。
【0049】なお、本実施形態では、電源供給手段11
は常時コンデンサC3に電源供給しているが、図7に示
すように、電源供給手段11を、電圧検出回路7から給
電信号が入力されると、所定時間だけコンデンサC3に
電源供給するように構成して、昇圧チョッパ回路1の出
力電圧V1が無負荷時における設定値VNLから点灯時
における設定値VLに低下するまでの期間だけ、電源供
給手段11がコンデンサC3に電源供給するようにして
も良い。
【0050】放電灯DLがアーク放電の状態に達した点
灯時に、制御回路10が電圧検出回路7の分圧比を変化
させる制御信号を電圧検出回路7に出力すると、電圧検
出回路7は分圧比を連続的に変化させて、図2に示すよ
うに過電圧保護回路8の動作するしきい値電圧を段階的
に変化させるとともに、コンデンサC3への給電を開始
させる給電信号を電源供給手段11に出力する。電源供
給手段11は、電圧検出回路7から給電信号が入力され
ると、平滑コンデンサC1の放電電流をコンデンサC3
に流して、コンデンサC3を充電しているので、昇圧チ
ョッパ回路1の停止時にも制御回路10の制御電圧Vcc
を発生させることができ、制御回路10に動作電源を連
続的に供給することができる。
【0051】なお本実施形態の放電回路9を実施形態2
の回路に付加しても良く、同様の効果を得ることができ
る。
【0052】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、交流
電源を整流する整流器と、整流器の出力電圧を第1のス
イッチング手段でスイッチングすることにより所定の直
流電圧を生成するチョッパ回路と、チョッパ回路の出力
電圧を第2のスイッチング手段でスイッチングすること
により所望の電力を生成して放電灯に供給し、放電灯を
点灯させる点灯回路と、第1および第2のスイッチング
手段のオンオフを制御する制御回路と、チョッパ回路が
動作することにより電力を得て制御回路に電源供給する
電源回路と、チョッパ回路の出力電圧が所定のしきい値
電圧以上になるとチョッパ回路の動作を停止させる過電
圧保護回路とを備え、制御回路が、放電灯がアーク放電
の状態に達する前の無負荷時におけるチョッパ回路の出
力電圧よりも、放電灯がアーク放電の状態に達した点灯
時におけるチョッパ回路の出力電圧を低くする際に、チ
ョッパ回路の動作が停止する期間を短くするように上記
しきい値電圧を変化させるしきい値設定手段を設けたこ
とを特徴とし、点灯時のチョッパ回路の出力電圧を無負
荷時に比べて低くしているので、チョッパ回路の回路効
率が向上させることができ、しかも無負荷時におけるチ
ョッパ回路の出力電圧を点灯時におけるチョッパ回路の
出力電圧よりも低下させると、チョッパ回路の出力電圧
がしきい値電圧以上となり、過電圧保護回路がチョッパ
回路の動作を停止させるため、電源回路から制御回路に
電源供給されなくなるが、チョッパ回路の出力電圧を低
下させる際にしきい値設定手段がしきい値電圧を変化さ
せることにより、過電圧保護回路がチョッパ回路の動作
を停止させる期間を短くすることができ、電源回路から
制御回路に電源供給されない期間を短くできるという効
果がある。
【0053】請求項1の発明において、請求項2の発明
は、上記しきい値設定手段は上記しきい値電圧を段階的
に低下させることを特徴とし、請求項3の発明は、上記
しきい値設定手段は上記しきい値電圧を連続的に低下さ
せることを特徴とし、請求項1の発明と同様に、過電圧
保護回路がチョッパ回路の動作を停止させる期間を短く
することができ、電源回路から制御回路に動作電源が供
給されなくなる期間を短くできるという効果がある。
【0054】請求項4の発明は、請求項1乃至3の発明
において、上記チョッパ回路は平滑コンデンサを有して
なり、チョッパ回路の出力電圧を低下させる際に平滑コ
ンデンサに充電された電荷を放電させる放電手段を設け
たことを特徴とし、放電手段が平滑コンデンサに充電さ
れた電荷を放電させることにより、チョッパ回路の出力
電圧を短時間で低下させることができるから、チョッパ
回路の出力電圧がしきい値電圧よりも低くなるまでに要
する時間が短くなり、過電圧保護回路がチョッパ回路の
動作を停止させる期間を短くすることができ、制御回路
に動作電源が供給されなくなる期間を短くできるという
効果がある。
【0055】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記放電手段は、制御回路がチョッパ回路の出力電
圧を無負荷時における出力電圧から点灯時における出力
電圧に切り換えるタイミングで動作することを特徴と
し、請求項4の発明と同様、チョッパ回路の出力電圧の
切換時に放電手段が平滑コンデンサに充電された電荷を
放電させることにより、チョッパ回路の出力電圧を短時
間で低下させることができるから、チョッパ回路の出力
電圧がしきい値電圧よりも低くなるまでに要する時間が
短くなり、過電圧保護回路がチョッパ回路の動作を停止
させる期間を短くすることができ、制御回路に動作電源
が供給されなくなる期間を短くできるという効果があ
る。
【0056】請求項6の発明は、請求項1乃至5の発明
において、少なくともチョッパ回路の動作が停止する期
間に上記制御回路へ動作電源を供給する電源供給手段を
設けたことを特徴とし、制御回路はチョッパ回路以外に
電源供給手段からも電源供給されているので、チョッパ
回路の動作が停止したことにより、電源が供給されなく
なるのを防止することができ、制御回路に動作電源が供
給されなくなる期間を短くできるという効果がある。
【0057】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、上記電源供給手段は、制御回路がチョッパ回路の出
力電圧を無負荷時における出力電圧から点灯時における
出力電圧に切り換えた時点から所定時間だけ、上記制御
回路へ動作電源を供給することを特徴とし、請求項6の
発明と同様に、チョッパ回路の動作が停止したことによ
り、電源が供給されなくなるのを防止することができ、
制御回路に動作電源が供給されなくなる期間を短くでき
るという効果がある。
【0058】請求項6の発明は、請求項1乃至5の発明
において、上記電源回路以外に上記制御回路へ電源供給
する電源供給手段を設けたことを特徴とし、制御回路は
チョッパ回路以外に電源供給手段からも電源供給されて
いるので、チョッパ回路の動作が停止したことにより、
電源が供給されなくなるのを防止することができ、制御
回路に動作電源が供給されなくなる期間を短くできると
いう効果がある。
【0059】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、上記電源供給手段は、制御回路がチョッパ回路の出
力電圧を無負荷時における出力電圧から点灯時における
出力電圧に切り換えた時点から所定時間だけ、上記制御
回路へ動作電源を供給することを特徴とし、請求項6の
発明と同様に、制御回路はチョッパ回路以外に電源供給
手段からも電源供給されているので、チョッパ回路の動
作が停止したことにより、電源が供給されなくなるのを
防止することができ、制御回路に動作電源が供給されな
くなる期間を短くできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の放電灯点灯装置を示す回路図であ
る。
【図2】同上の各部の波形図である。
【図3】実施形態2の放電灯点灯装置を示す回路図であ
る。
【図4】同上の各部の波形図である。
【図5】実施形態3の放電灯点灯装置を示す回路図であ
る。
【図6】実施形態4の放電灯点灯装置を示す回路図であ
る。
【図7】同上の別の放電灯点灯装置を示す回路図であ
る。
【図8】従来の放電灯点灯装置を示す回路図である。
【図9】従来の別の放電灯点灯装置の要部回路図であ
る。
【図10】同上の各部の波形図である。
【符号の説明】
1 昇圧チョッパ回路 7 電圧検出回路 8 過電圧保護回路 10 制御回路 DL 放電灯 V1〜V3 電圧 Vref 基準電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA11 BA03 BA05 BB01 BB10 DD07 DD08 EB05 GA01 GB18 GC04 HB03 5H007 AA17 BB03 CB05 CC12 DC05 FA01 FA12 FA17 5H730 AA14 AA20 AS11 BB13 BB14 BB57 BB86 CC01 DD04 FD01 FG03 FG07 VV01 XX03 XX12 XX23 XX32 XX42

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源を整流する整流器と、整流器の出
    力電圧を第1のスイッチング手段でスイッチングするこ
    とにより所定の直流電圧を生成するチョッパ回路と、チ
    ョッパ回路の出力電圧を第2のスイッチング手段でスイ
    ッチングすることにより所望の電力を生成して放電灯に
    供給し、放電灯を点灯させる点灯回路と、第1および第
    2のスイッチング手段のオンオフを制御する制御回路
    と、チョッパ回路が動作することにより電力を得て制御
    回路に電源供給する電源回路と、チョッパ回路の出力電
    圧が所定のしきい値電圧以上になるとチョッパ回路の動
    作を停止させる過電圧保護回路とを備え、制御回路が、
    放電灯がアーク放電の状態に達する前の無負荷時におけ
    るチョッパ回路の出力電圧よりも、放電灯がアーク放電
    の状態に達した点灯時におけるチョッパ回路の出力電圧
    を低くする際に、チョッパ回路の動作が停止する期間を
    短くするように上記しきい値電圧を変化させるしきい値
    設定手段を設けたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】上記しきい値設定手段は上記しきい値電圧
    を段階的に低下させることを特徴とする請求項1記載の
    放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】上記しきい値設定手段は上記しきい値電圧
    を連続的に低下させることを特徴とする請求項1記載の
    放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】上記チョッパ回路は平滑コンデンサを有し
    てなり、チョッパ回路の出力電圧を低下させる際に平滑
    コンデンサに充電された電荷を放電させる放電手段を設
    けたことを特徴とする請求項1乃至3記載の放電灯点灯
    装置。
  5. 【請求項5】上記放電手段は、制御回路がチョッパ回路
    の出力電圧を無負荷時における出力電圧から点灯時にお
    ける出力電圧に切り換えるタイミングで動作することを
    特徴とする請求項4記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】上記電源回路以外に上記制御回路へ電源供
    給する電源供給手段を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至5記載の放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】上記電源供給手段は、制御回路がチョッパ
    回路の出力電圧を無負荷時における出力電圧から点灯時
    における出力電圧に切り換えた時点から所定時間だけ、
    上記制御回路へ動作電源を供給することを特徴とする請
    求項6記載の放電灯点灯装置。
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